JP5200188B1 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】ファスニングテープの見た目の違和感を低減した使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】使い捨ておむつに備えられるファスニングテープ90は、サイドフラップ70から延在する基材シート91と、基材シート91の肌当接面の一部に備えられ、複数の係合フックが設けられたフックシート92とを含む。複数の係合フックが設けられるファスニングテープ90の係合面には、係合面側から非係合面側に向けて圧搾されたエンボス120が形成され、エンボス120は、フックシート92の製品幅方向における中央から内側端または外側端までの少なくとも何れかまで延在するとともに、視認可能な模様を形成し、模様は、吸収体に形成された模様と同一または相似である。
【選択図】図4

Description

本発明は、前胴回り域または後胴回り域の一方にファスニングテープを備える使い捨ておむつに関する。
オープンタイプの使い捨ておむつは、前胴回り域と、股下域と、後胴回り域とから構成され、前胴回り域と後胴回り域とを着脱可能に止着するファスニングテープが備えられる。このようなファスニングテープが備えられる使い捨ておむつにおいて、ファスニングテープの製品幅方向の外側部分の剛性を、内側部分の剛性よりも低くすることによって、ファスニングテープがターゲット部から外れ難くした構造が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−7159号公報(第6頁、第2図)
ところで、近年、使い捨ておむつのユーザ(購買者)の要求は高まっており、特に、乳幼児に着用する場合には、乳幼児の肌への負担を皆無にしたい、或いはできるだけ負担を減らしたいとの意識が高まっている。
上述したような従来のファスニングテープは、不織布などで形成される使い捨ておむつの他の部分と比較して、特に、風合いや見た目において大きな違和感があり、使い捨ておむつに対する要求が高まった近年のユーザの不安感を完全には払拭できないことが懸念されている。特に、ファスニングテープは、多数のピン状の係合フックから構成されているため、見た目の違和感を持ち易い問題がある。また、ファスニングテープは、少なくとも、使い捨ておむつの装着時、及び使用後の取り外し時に必ず視認されるため、ファスニングテープの見た目の違和感を低減することが求められていた。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ファスニングテープの見た目の違和感を低減した使い捨ておむつの提供を目的とする。
本発明の特徴は、前胴回り域(前胴回り域20)、後胴回り域(後胴回り域30)及び股下域(股下域25)とから構成され、液保持性の吸収体を含む縦長の吸収体(吸収体40)と、前記吸収体の幅方向における側縁部の少なくとも一部に設けられるサイドフラップ(サイドフラップ70)と、前記サイドフラップに取り付けられ、前記前胴回り域または前記後胴回り域の一方から前記吸収体の製品幅方向(製品幅方向W)外側に延出し、前記前胴回り域または前記後胴回り域の他方に止着されるように構成された一対のファスニングテープ(ファスニングテープ90)とを備える使い捨ておむつ(使い捨ておむつ10)であって、前記ファスニングテープは、前記サイドフラップから延在する基材シート(基材シート91)と、前記基材シートの肌当接面の一部に備えられ、複数の係合フックが設けられたフックシート(フックシート92)とを含み、前記複数の係合フックが設けられる前記ファスニングテープの係合面には、前記係合面側から非係合面側に向けて圧搾されたエンボス(エンボス120)が形成され、前記エンボスは、前記フックシートの製品幅方向における中央から内側端または外側端の少なくとも何れかに向けて延在するとともに、視認可能な模様(例えば、格子状)を形成し、前記模様は、前記使い捨ておむつの非肌当接面または肌当接面に形成された模様と同一または相似であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、ファスニングテープの見た目の違和感を低減した使い捨ておむつを提供することができる。
本実施形態に係る使い捨ておむつの展開平面図である。 図1に示したF1-F1線に沿った使い捨ておむつの断面図である。 図1に示したF2-F2線に沿った使い捨ておむつの断面図である。 本発明の実施形態に係るファスニングテープ90の拡大平面図である。 本発明の変更例に係るファスニングテープ90Aの拡大平面図である。 本発明の変更例に係るファスニングテープ90Bを備えた使い捨ておむつ10Aの一部拡大平面図である。
次に、本発明に係る使い捨ておむつの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)使い捨ておむつの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る使い捨ておむつ10の展開平面図である。図2は、図1に示したF1-F1線に沿った使い捨ておむつ10の断面図である。図3は、図1に示したF2-F2線に沿った使い捨ておむつ10の断面図である。図1に示す展開平面図は、使い捨ておむつを構成するトップシート50、サイドフラップ70等の皺が形成されない状態まで、レッグ伸縮部75及びレッグサイドギャザー80の弾性部材81を伸長させた状態の図である。また、図4は、ファスニングテープ90の拡大平面図である。
使い捨ておむつ10は、前胴回り域20と、股下域25と、後胴回り域30とを有する。前胴回り域20は、着用者の前胴回り部(腹部分)と接する部分である。また、後胴回り域30は、着用者の後胴回り部(背部分)と接する部分である。股下域25は、前胴回り域20と後胴回り域30との間に位置する。
また、使い捨ておむつ10には、一対の脚回り開口部35が形成される。脚回り開口部35は、使い捨ておむつの製品幅方向の側端部に設けられており、使い捨ておむつが着用者に着用された状態で、着用者の脚回りに沿って配置される部分である。
なお、本実施形態では、前胴回り域20から後胴回り域30に向かう方向を製品長手方向Lと呼び、製品長手方向Lと直交する方向を製品幅方向Wと呼ぶ。
使い捨ておむつ10は、股下域25を跨ぎ、かつ股下域25から前胴回り域20及び後胴回り域30のうち少なくともいずれか一方に向かって延びる吸収体40を備える。吸収体40は、吸収性コア40aとコアラップ40bとによって構成される。
吸収性コア40aは、従来の使い捨ておむつと同様であり、粉砕パルプや高吸収ポリマーなど、公知の部材や材料を用いて適宜構成することができる。吸収性コア40aは、シート状のコアラップ40bによって包まれている。
コアラップ40bは、吸収性コア40aを被覆するシートである。コアラップ40bの少なくとも肌面側の一部は、透液性を有する各種の繊維不織布もしくはティッシュシートによって構成される。例えば、質量約10〜30g/m2のエアースルー繊維不織布、スパンボンド不織布、SMS(スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド)不織布、または質量約10〜30g/m2のティッシュシートを用いることができる。
吸収体40の表面側(肌当接面側)には、液透過性のトップシート50が備えられる。また、吸収体40の裏面側(非肌当接面側)には、液不透過性のバックシート60aが備えられる。本実施形態では、後述するエンボス120が形成されるトップシート50またはバックシート60aは、捲縮繊維によって構成されることが好ましい。捲縮繊維としては、例えば、熱収縮捲縮法を用いた繊維を用いることができる。熱収縮捲縮法を用いる場合には、融点の異なる2種類以上の原材料ポリマー、例えば、ポリプロピレンとポリエチレンとからなるサイドバイサイド型や芯鞘型に係る複合繊維を紡糸し、当該融点の差による熱収縮差によって捲縮を発現させることができる。特に、ポリプロピレンを芯、エチレン・プロピレンのコポリマーを鞘とする偏芯鞘型に係る熱収縮捲縮法によって得られる複合繊維を用いることが、所望の捲縮数、捲縮率、捲縮伸長率、捲縮復元率などを調整できることから好ましい。
このような捲縮繊維を用いることによって、繊維の嵩高が発現し易く、より布地(特に、本実施形態ではキルティング状の布地)に近いイメージを醸し出すことができる。また、後述するエンボス120と相俟って、さらに布地(キルティング状の布地)に近いイメージを醸し出すことができる。
吸収体40の製品幅方向Wにおける側縁部には、サイドフラップ70がそれぞれ備えられる。サイドフラップ70は、1枚または2枚以上の複数枚重ねた不織布によって構成されている。なお、図1に示すように、サイドフラップ70にもトップシート50またはバックシート60aと同様のエンボス120が形成されてもよい。また、一対のサイドフラップ70には、ファスニングテープ90がそれぞれ備えられる。
ファスニングテープ90は、後胴回り域30において、製品幅方向Wに沿って延び、前胴回り域20の非肌当接面に止着されることにより、使い捨ておむつ10を着用者の身体に保持する。
ターゲット部95は、前胴回り域内の非肌当接面に配置され、一対のファスニングテープ90がそれぞれ止着するように構成されている。
本実施形態において、前胴回り域20、後胴回り域30、及びファスニングテープ90によって胴回り保持部が構成される。後胴回り域30の胴回り保持部は、ファスニングテープ90の係合部材が設けられた領域から幅方向に延びる範囲である。前胴回り域20の胴回り保持部は、ターゲット部95が設けられた領域から幅方向に延びる範囲である。
また、使い捨ておむつ10は、股下域25の吸収体に重なる領域に配置されたクロッチ伸縮部200を備えている。なお、クロッチ伸縮部200の構成については、後述にて詳細に説明する。
吸収体40の表面側(トップシート50側)は、吸収体40の製品幅方向Wにおける中心に向かって凹んだ脚回り開口部35に沿って形成され、製品長手方向Lに伸縮可能な一対のレッグ伸縮部75が備えられる。
レッグ伸縮部75は、製品長手方向Lにおいて、クロッチ伸縮部200よりも長いと共に、製品幅方向Wにおいて、クロッチ伸縮部200よりも外側に備えられている。
レッグ伸縮部75は、脚回り開口部35を製品長手方向に伸縮できるように構成されていればよく、脚回り開口部35に沿って配置されていてもよいし、一部が脚回り開口部35に対して傾斜した状態で配置されていてもよい。
また、レッグ伸縮部75は、伸縮性シート等によって実質的に製品長手方向に収縮する部分であり、収縮力が発揮されない状態で伸縮性シートが配置された部分を除く概念である。なお、レッグ伸縮部75の構成については、後述にて詳細に説明する。
<レッグサイドギャザー>
また、一対のレッグ伸縮部75の内側(製品幅方向Wにおける中央寄り)には、製品長手方向Lに沿って延びる一対のレッグサイドギャザー80が備えられる。レッグサイドギャザー80は、サイドフラップ70の製品幅方向の内側端部に設けられており、レッグ伸縮部75よりも製品幅方向内側に配置される起立性の伸縮ギャザーである。レッグサイドギャザー80は、レッグ伸縮部75よりも製品幅方向内側に配置されている。レッグサイドギャザー80は、従来において周知の構成を採用することができ、具体的には、サイドフラップ70と別のシート材によって構成されていてもよい。
サイドフラップ70は、製品幅方向における内側端部において表面シート側に折り返されており、2層積層されている。この2層のサイドフラップ70間に、長手方向に伸長された状態で弾性部材71(図2参照)が設けられている。このサイドフラップ70と弾性部材71とでレッグサイドギャザー80が形成される。
レッグサイドギャザー80は、トップシート50又はバックシート60aに接合される接合部分81と、弾性部材が配置された自由端部分82とを有する。自由端部分82のうち、股下域25を含む長手方向中央部分は、弾性部材71によって製品長手方向に収縮し、収縮部84を構成する。レッグサイドギャザー80は、着用時には接合部分81を基端部として立ち上がり、自由端部分82の収縮部84が頂点部として着用者の肌と接触する。すなわち、接合部分は、レッグサイド伸縮部の立ち上がりの基端部となる。
なお、収縮部84は、弾性部材71によって実質的に製品長手方向に収縮した部分であり、収縮力が発揮されない状態で弾性部材71が配置された部分を除く概念である。また、図2に、レッグサイドギャザーにおいて、サイドフラップ70とトップシート50(又はバックシート60a等)とが接合された接合部分81に斜線を付して示す。
接合部分81は、複数設けられており、第1接合部分81Aは、収縮部84よりも製品長手方向外側に配置され、第2接合部分81Bは、収縮部84よりも製品幅方向外側に配置されている。よって、レッグサイドギャザー80は、股下域25を含む製品長手方向の中央部分が着用者側に立ち上がるように構成される。
レッグサイドギャザー80の接合部分81のうち、収縮部84よりも製品長手方向外側に配置されている第1接合部分81Aは、トップシート50に接合される。
レッグサイドギャザー80の接合部分81のうち、収縮部84よりも製品幅方向外側に配置されている第2接合部分81Bは、製品幅方向Wにおいて、クロッチ伸縮部200とレッグ伸縮部75との間に配置される。第2接合部分81Bは、製品長手方向の全長にてバックシート60a(及び一部において外装シート60)に接合される。なお、バックシート60aは、吸収体40と外装シート60との間に配置されており、防漏シートとして機能する。
なお、レッグサイドギャザー80の接合部分81は、種々の構成を採用できる。接合部分は、例えば、製品長手方向に股下部から前胴回り域及び後胴回り域に延び、トップシートに接合される部分であってもよいし、吸収性コア40aよりも幅方向外側において液不透過性のバックシートや外装シートに接合される部分であってもよく、起立の基端部となるように構成される。
また、レッグサイドギャザーは、レッグ伸縮部よりも製品幅方向内側に配置される起立性のギャザーであればよく、上記構成に限定されず、従来において周知のレッグサイドギャザーの構成を採用できることは勿論である。
<腰回り伸縮部>
また、製品幅方向における一対のファスニングテープ間には、製品幅方向に伸縮可能な腰回り伸縮部85が設けられている。腰回り伸縮部85は、ファスニングテープ間を幅方向に収縮する。
本実施形態において、腰回り伸縮部85は、伸縮性シートによって構成されている。腰回り伸縮部85を構成する部材については、特に限定されないが、出来る限り薄くて曲げ剛性が低く、幅入り率が小さいものを用いることが好ましい。曲げ剛性を低い材料によって腰回り伸縮部85を構成することにより、腰回り伸縮部85が身体に沿って曲がりやすくなり、着用者の身体に負荷をかけずに腰回り伸縮部85を身体に沿わせてフィットさせることができる。また、幅入りが小さい材料によって腰回り伸縮部85を構成することにより、使い捨ておむつが製品幅方向に伸長した場合における使い捨ておむつの製品長手方向の収縮を抑制し、着用者の腰回りにおいて使い捨ておむつが股下側に引き下がることを抑制できる。
本実施形態では、腰回り伸縮部85として、目付けが20〜45g/mの伸縮性フィルムを用いた。
腰回り伸縮部85は、非伸長状態(自然状態)における長さの1.5〜2.5倍に引き延ばされた後、ホットメルト接着剤又は加熱処理等によって外装シート60に接着される。
本実施の形態では、腰回り伸縮部85は、外装シート60とバックシート60aとの間に配置されている。しかし、コアラップ40bが吸収性コア40aよりも製品長手方向外側に延出する構成にあっては、腰回り伸縮部85は、コアラップ40bと、バックシート60a又は外装シート60と、の間に配置されていてもよい。腰回り伸縮部の位置は、特に限定されない。また、吸収体が配置されない領域にあっては、サイドフラップ70と、バックシート60a又は外装シート60と、の間に配置されていてもよい。
なお、本実施の形態に係る腰回り伸縮部は、製品幅方向に伸縮するように構成されているが、腰回り伸縮部が製品幅方向と製品長手方向に伸縮するように構成されていてもよい。
<吸収体の切り欠き>
後胴回り域の吸収体40には、吸収体の他の部位よりも目付けが低い、または吸収性コア40aが存在しない低剛性領域としての切欠き110が設けられている。切欠き110は、吸収体40の後胴回り域側の端部の製品幅方向中央から前胴回り域側に向かって徐々に製品幅方向の長さが短くなる形状である。より具体的には、使い捨ておむつの平面視においてくさび形状である。また、吸収性コア40aの切欠き110との境界は、製品幅方向Wの中心に向けて凸となるような円弧で形成される。切欠き110よりも製品幅方向外側の吸収体40は、後胴回り域側の端部に向けて凸となる台形形状である。
切欠き110の一部は、使い捨ておむつの平面視において、腰回り伸縮部85と重なって配置されている。なお、本実施形態では、腰回り伸縮部85は、切欠き110の一部と重なって配置されているが、腰回り伸縮部85の全てと切欠き110が重なって配置されていてもよい。
このような切欠き110が形成されていることにより、腰回り伸縮部85の伸縮を阻害せず、腰回り伸縮部85が収縮しても、切欠き110が狭まり、切欠き110よりも製品幅方向両側の吸収体間の間隔が狭くなるため、吸収体40が意図しない形状で隆起し難くなる。なお、切欠き110は、排泄物の漏れ防止を考慮すると、腰回り伸縮部85の幅より狭いことが好ましい。
また、腰回り伸縮部85によって吸収体40が製品幅方向Wにおいて収縮させられて、切欠き110よりも製品幅方向両側の吸収体間の間隔が狭くなると、切欠き110の後胴回り域30側の端部寄りの部位が股下域25寄りの部位よりも大きく製品幅方向W中央に寄せられるため、後胴回り域30側の部位と股下域25寄りの部位とでは製品幅方向Wにおける収縮量の差が発生し、後胴回り域30が起立するようになる。
すなわち、製品幅方向Wに伸縮可能な腰回り伸縮部85とくさび状の切欠き110とを有するため、使い捨ておむつ10の装着時に、非肌面側に使い捨ておむつ10が膨らむカップ形状が形成され易い。
また、本実施形態では、切欠き110には、吸収性コア40aが存在せず、切欠き110と重なるように腰回り伸縮部85が存在するため、製品長手方向Lにおける後胴回り域30側の端部寄りの部位が吸収性コア40aの端部位置よりも大きく製品幅方向W中央に寄せられ、後胴回り域30の立ち上がりがより顕著になるため、カップ形状をより安定して形成し得る。
本実施形態では、腰回り伸縮部85は、吸収性コア40aの製品幅方向Wにおける側縁を超えて存在するため、使い捨ておむつ10をカップ形状に形成しつつ、製品長手方向Lにおける後胴回り域30側の端部側より位置の吸収性コア40aについては着用者の体に積極的に沿わせることができる。さらには、腰回り伸縮部85及び低剛性領域110の少なくとも一部は、一対のファスニングテープ90から幅方向に延びる領域に存在する。よって、使い捨ておむつ10を下に敷いて着用者を寝かせた状態で使い捨ておむつ10を装着する際でも、吸収性コア40aの製品幅方向Wにおける側縁を超えて存在する腰回り伸縮部85が着用者の身体の下に敷かれない。したがって、ファスニングテープ90を引っ張ることによって腰回り伸縮部85の側縁が伸長し、カップ形状のウエスト側より位置をより確実に体に沿わせることが容易となる。
本実施形態では、切欠き110よりも製品幅方向外側の吸収性コア40aが、後胴回り域側に向かって凸形状である。このため、上述したように非肌面側に使い捨ておむつ10が膨らむカップ形状が形成され易くすることに加え、吸収性コア40aの表面面積が維持されるため、吸収性コア40a端部からの排泄物の漏れを防止し得る。
本実施形態では、切欠き110はくさび状であり、吸収性コア40aの切欠き110との境界は、股下域25に向けて凸となるような円弧である。なお、円弧の半径は50mm〜200mmである。このため、切欠き110の製品幅方向Wにおける幅は、製品長手方向Lにおける後胴回り域30側の端部に行くに連れて非線形に大きくなり、後胴回り域30の立ち上がりがより顕著になるため、カップ形状をより安定して形成し易い。さらに、吸収性コア40aの切欠き110との境界が股下域25に向けて凸となるような円弧であるため、切欠き110の収縮によって後胴回り域30が丸みのあるカップ形状となり、着用者の丸みのある臀部に沿い易い形状となる。
また、切欠き110が形成されていることで、吸収体40の後胴回り域側の端部には、左右それぞれに後回り域側に向かう凸形状が形成されている。この吸収体形状は、おしりを載せることを想起させるため、より使用者がおむつを着用者にとって正しい位置に合わせやすくなるという効果がある。
<吸収体の曲げ剛性>
本実施の形態における曲げ剛性は、テーバー法(JISP8125)に準拠した剛性値に基づいており、以下の方法によって測定される。まず、使い捨ておむつを展開状態にて、曲げ剛性の測定対象部分のサンプル(例えば、吸収体)を採取する。サンプルは、測定対象部分について、製品幅方向の長さ70mm×製品長手方向38mmの寸法とする。サンプル中に伸縮弾性部材が含まれる場合には、弾性部材を取り除いておく。なお、剛性値の測定の試験器は、(株)安田精機製作所製のテーバースティフネステスターを使用する。また、サンプル数は、10であり、各サンプルについて測定し、その平均値を剛性値とする。
測定の手順は、以下の(a)〜(e)の通りである。
(a)採取したサンプルの厚み(A)を測定する。
(b)次いで、試験機のチャック(下側)の中心に触れる程度にサンプルを挟み込む。
(c)支持ローラとサンプルとの左右隙間の合計を(A)×0.80(mm)に調節する。
(d)指示荷重目盛が最大目盛りの15〜85%の範囲に入るように、補助おもりを適切に選択する。
(e)サンプルを左右両方向に回転させ、15度支持刻線と振り子の中心刻とが一致した点で停止させ、試験機の目盛りを読み取る。目盛りの左側の数値を(B)とし、目盛りの右側の数値を(C)とする。
剛性値は、以下の式によって求められる。
式: 剛性値(mN・m)=(((B)+(C))/2)×(補助おもり係数)×9.81×10-2
なお、試験片の幅が38mmを採取できない場合には、38mm幅の曲げモーメントへ換算を行う。
このように測定した剛性値が高いほど、曲げ剛性が高く、剛性値が低い程、曲げ剛性が低くなる。
<ファスニングテープ及びターゲット部の構成>
ファスニングテープ90は、後胴回り域30に対応するサイドフラップ70の領域に取り付けられている。ファスニングテープ90は、サイドフラップ70に連結され、サイドフラップ70から延在する基材シート91と、複数の係合部材としての係合フック(図示せず)が設けられ、基材シート91に固定されたフックシート92と、を備える。ファスニングテープ90は、製品幅方向W外側に向かうに連れて製品長手方向Lにおける幅が狭くなる先細り状である。
フックシート92は、基材シート91の係合面の一部に備えられ、複数の係合フックが設けられた領域であり、上述の胴回り保持部は、フックシート92から幅方向に延びる領域である。
複数の係合フックが設けられるファスニングテープ90の係合面には、係合面側から非係合面側に向けて圧搾されたエンボス120が形成される。本実施形態では、エンボス120は、フックシート92の製品幅方向Wにおける中央から外側端92bまで延在する。なお、本実施形態では、エンボス120は、フックシート92の製品幅方向Wにおける内側端92aまでは延在していないが、内側端92aを越えて延在するようにしても構わない。或いは、エンボス120は、フックシート92の製品幅方向Wにおける中央から内側端92aまたは製品幅方向Wにおける外側端92bの少なくとも何れかに向けて延在していればよく、必ずしも内側端92aまたは外側端92bまで延在していなくても構わない。
エンボス120は、複数の細かいドット状(幅0.25mm程度、深さ1.0mm程度)の圧搾された部分の集合であり、当該ドット状の圧搾部分が連続することによって、使い捨ておむつ10のユーザ(乳幼児の母親など)が使い捨ておむつ10の装着時などに目視で視認可能な模様を形成している。具体的には、本実施形態では、エンボス120は、格子状の模様を形成している。すなわち、当該模様は、エンボス120が連続することによって形成されている。
このため、連続した一定の模様を形成することができ、フックシート92や使い捨ておむつ10本体に同様のエンボス120を施すことによって、使い捨ておむつ10全体として統一された一体感を醸し出すことができる。さらに、このような格子状のエンボス120によって、キルティング状の布地と近い見た目や風合いを醸し出すことができる。なお、エンボス120が連続するとは、エンボスの構成要素(例えば、上述したようなドット状の圧搾部分)が互いに隣接して形成されることによって所定の模様を形成することを意味する。
このような格子状の模様は、使い捨ておむつ10の非肌当接面または肌当接面に形成された格子状の模様(図1参照)と同一または相似である。なお、図1では、他の構成要素を明確に図示する観点から一部にのみ格子状の模様が示されているが、当該格子状の模様は、具体的には、吸収体40の非肌当接面側に設けられるバックシート60a全体、或いは吸収体の肌当接面側に設けられるトップシート50に形成されてもよい。この場合、基材シート91に形成される模様は、バックシート60aまたはトップシート50に形成される模様と同一または相似であることが好ましい。
なお、模様が同一とは、エンボス120によって形成される模様や当該模様を構成する形状(例えば、各格子の面積など)の寸法が同一であることを意味し、模様が相似とは、エンボス120によって形成される模様は同一であるが、当該模様を構成する形状の寸法が異なること、或いは当該形状(例えば、三角形や四角形)を維持しつつ、幅または高さの何れかを引き延ばしたり、縮めたりしたものを意味する。
また、ファスニングテープ90の製品幅方向W外側の端部には、フックシート92が設けられてない摘み部93が設けられている。摘み部93は、ファスニングテープ90をターゲット部95に着脱する際にユーザによって摘まれる部分である。本実施形態では、摘み部93にも同様の模様が設けられている。この模様は、フックシート92が設けられた領域から連続して同じ形状でもよいし、連続せずに相似な形状でもよい。
フックシート92は、基材シート91に固定、具体的には接合されている。フックシート92と基材シート91との接合は、ファスニングテープ90の剛性が必要以上に高くなることがないようされていることが好ましい。具体的には、フックシート92と基材シート91とは、点状、線状或いはスパイラル状のような間欠的に塗布されたホットメルト接着剤によって接合されていることが好ましい。なお、フックシート92と基材シート91とは、熱シールなどで接合されてもよい。また、基材シート91は、2枚以上の不織布からなり、当該不織布のそれぞれは、他方の不織布と接合される接合部と、当該他方の不織布と接合されない非接合部とを有することが好ましい。つまり、複数枚の不織布によって構成される基材シート91は、互いの不織布が接合された領域(接合部)と、互いの不織布が接合されていない領域(非接合部)とが、間欠的に形成されることが好ましい。
このような基材シート91の構成によれば、同一のファスニングテープ90の強度とした場合、1枚の不織布で構成するよりも複数枚の不織布で構成した方が、ファスニングテープ90の柔軟性を高められ、視覚的な見た目の向上及び触感的な風合いが向上し、使い捨ておむつ10の他の部分に対して異物感や違和感の少ないファスニングテープ90とすることができる。
基材シート91は、1枚または2枚以上の複数枚重ねた不織布によって構成されている。基材シート91としては、スパンボンド(SB)またはスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)などの製法によって製造された不織布を用いることができる。基材シート91を構成する不織布の目付け(複数枚の場合は合計目付け)は、30〜120g/m2であり、好ましくは40〜90g/m2である。
ターゲット部95は、前胴回り域の外装シート60の非肌当接側の面に設けられている。ターゲット部95は、ファスニングテープの係合フックが引っ掛かるように構成されており、フックとループの係止システムのループとして機能する。ターゲット部としては、例えば、エアースルー不織布を用いることができる。
ターゲット部95は、例えばポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂繊維から作られた繊維不織布またはポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂フィルムを用いることができる。また、ターゲット部に取り付けられたループは、ポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂によって形成できる。
更に、ターゲット部95として、嵩高の不織布であって、その一部をエンボスすることで不織布表面の毛羽立ちを防止した不織布を用いてもよい。
また、使い捨ておむつの外装シート60を不織布によって形成し、ファスニングテープ90の取り付け位置を示す図柄をバックシート60a又は外装シート60の非肌当接側の面に印刷する、若しくは図柄のシートをバックシート60a又は外装シート60の非肌当接側に配置することによってもターゲット部とすることができる。
(2)レッグ伸縮部
レッグ伸縮部75は、吸収体40よりも製品幅方向外側に設けられた脚回り開口部35に沿って配置され、製品長手方向Lに伸縮可能に構成されている。レッグ伸縮部75は、幅方向における位置が股下域において最も内側に位置する幅方向内端領域75Iを有している。脚回り開口部35及びレッグ伸縮部75は、特に後胴回り域において、股下域25から製品長手方向外側に向かうにつれて製品幅方向外側に向かって延びている。なお、レッグ伸縮部75の幅方向内端領域75Iは、製品長手方向に連続して配置されていてもよいし、製品長手方向に連続していなくてもよい。本実施の形態では、脚回り開口部35の幅方向における位置が股下域において最も内側に位置する領域は、レッグ伸縮部75の幅方向内端領域75Iと一致しているが、必ずしも一致していなくてもよい。
本実施の形態のレッグ伸縮部75は、伸縮性シートによって構成されている。例えば、かかる伸縮性シートとしては、ウレタンやスチレンのような熱可塑性エラストマ樹脂を溶融しフィルム状とした伸縮性フィルムや、伸縮繊維からなる伸縮性不織布や、伸縮性フィルムや伸縮性不織布に部分的に切断され又は脆弱化された非伸張性シートを張り合わせた複合シート等を用いることができる。
また、かかる伸縮性シートの代わりに、ポリウレタン弾性繊維や天然ゴムからなる糸状・帯状の弾性部材を、1本又は複数本配置することによってレッグ伸縮部75を構成してもよい。
レッグ伸縮部75は、サイドフラップ70と外装シート60との間に配置されている。或いは、吸収体40と外装シート60との間に配置されるバックシート60aが備えられる領域では、レッグ伸縮部75は、バックシート60aとサイドフラップ70との間に配置されている。
レッグ伸縮部75を構成する伸縮性シートは、少なくとも股下域25において、幅5mm(使い捨ておむつ10の自然状態における製品幅方向Wにおける幅)以上45mm以下、より好ましくは、12.5mm以上35mm以下であることが好ましい。5mm未満では、実質的に面で着用者の脚回りに沿うことで、部分的に締め付ける力が集中せずに、弾性要素による肌への負荷を下げるという効果が発現せず、45mmを超えると、使い捨ておむつ全体の製品幅方向の長さと比較して脚回りに沿う領域が広くなり過ぎてしまい、伸縮性シートが着用者の身体側に巻き込んだり、めくれたりし易くなってしまう。
レッグ伸縮部75の伸長率は、1.5〜2.2倍であることが好ましい。本実施形態では、レッグ伸縮部75の伸長率は、1.8〜2.0倍に設定される。なお、伸長率とは、レッグ伸縮部の伸長の程度を意味し、以下のように規定される。
伸長率=(伸長状態のレッグ伸縮部の長さ)÷(自然状態のレッグ伸縮部の長さ)
なお、本明細書において、かかる伸長率は、例えば、次のように測定されるものとする。
第1に、使い捨ておむつ10がパッケージ等に封入されている場合には、パッケージから使い捨ておむつ10を取り出す。次いで、レッグ伸縮部の配置領域を切り出す。このとき、レッグ伸縮部に接合される外装シートも含めて切り出す。切り出した後のレッグ伸縮部のサンプルの伸長率を測定して、レッグ伸縮部の伸長率を計測する。
各サンプルについて、20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において60分間放置し、伸縮方向に沿ってレッグ伸縮部の長さを測定する。この長さを、「自然状態のレッグ伸縮部の長さ」とする。
第2に、かかる状態(すなわち、自然状態)における所望領域の伸縮方向における長さ、及び、自然状態から弾性部材による皺が非伸縮性シート上に目視にて確認できない状態まで延伸した時の所望領域の伸縮方向における長さを測定する。この長さを、「伸長状態におけるレッグ伸縮部の長さ」とする。
これら測定結果を用い、上述の式にて算出することで伸長率が測定される。
また、左右一対のレッグ伸縮部75の製品幅方向Wにおける内側端の間隔は、股下域25から前胴回り域20に向かうに連れて広くなるとともに、股下域25から後胴回り域30に向かうに連れて広くなる。着用者の体におむつを装着する場合、股下部にて狭く、前後の胴回りに向かって広がる形状にレッグ伸縮部を配置することで、よりレッグ伸縮部が身体のラインに沿うことが可能となり、着用者の脚回りに好適にレッグ伸縮部が伸長配置されることとなる。
さらに、左右一対のレッグ伸縮部75の前胴回り域20の端部における当該間隔(図中のD1)は、左右一対のレッグ伸縮部75の後胴回り域30の端部における間隔(図中のD2)よりも狭い。なお、当該間隔は、使い捨ておむつ10を自然状態からしわがない状態に製品長手方向L及び製品幅方向Wに拡幅して保持した後、左右一対のレッグ伸縮部75の製品幅方向Wにおける内側端間の距離を測定したものである。
着用者の身体の皮膚表面の伸びは、臀部において特に大きく、その幅方向外側寄りの位置にて顕著である。また、レッグ伸縮部75は、着用者の身体に密着している。そこで、D2>D1とすることで、着用者の動きが使い捨ておむつ10に加わった場合でも、臀部側でのレッグ伸縮部75が密着したまま伸びることができ、伸びの変化量が大きくてもレッグ伸縮部75が突っ張ることがない。従って、レッグ伸縮部75による使い捨ておむつ10のズレを抑制し得る。
また、着用者の両脚の間隔は、股下域が最も狭く、股下域から腹側や背側に向かって広がる形状である。脚回り開口部及びレッグ伸縮部75は、股下域から長手方向外側に向かって幅方向外側に向かって延びる形状であるため、着用者の脚繰りに沿って脚回り開口部及びレッグ伸縮部75を配置でき、局所的な応力集中を抑制できるため、比較的低い伸長率にて着用者に密着でき、肌への負担を減らすことが可能となる。
レッグ伸縮部75は、着用者の脚回りに沿って使い捨ておむつを湾曲させて収縮するように構成されている。レッグ伸縮部75の製品長手方向端部は、幅方向に広がるように配置されており、胴回り保持部の近傍に配置される。よって、レッグ伸縮部75の製品長手方向端部は、胴回り保持部と共に幅方向に収縮するように作用する。
(3)クロッチ伸縮部の形状
次に、クロッチ伸縮部200の形状について説明する。
吸収体40には、第1変曲部111及び第2変曲部112が形成される。第1変曲部111及び第2変曲部112は、製品幅方向Wに沿って延びる。第2変曲部112は、第1変曲部111よりも後胴回り域30寄りに位置する。第1変曲部111及び第2変曲部112は、使い捨ておむつ10の曲げ基点となる。
股下域25、具体的には第1変曲部111と第2変曲部112との間には、クロッチ伸縮部200が形成される。クロッチ伸縮部200は、吸収体40の他の部分よりも、使い捨ておむつの着用時において股下域の一部に平坦な形状を維持できるように構成されている。クロッチ伸縮部200は、少なくとも製品長手方向Lまたは製品幅方向Wに伸縮可能に構成されている。つまり、第1変曲部111及び第2変曲部112は、クロッチ伸縮部200aの収縮によって縮められた部位と、縮められた部位以外の部位との剛性差によって形成される。これにより、使い捨ておむつ10平坦な股下域25が形成される。
また、切欠き115及び切欠き125は、製品幅方向W外側に行くに連れて製品長手方向Lにおける長さが広くなっている。このような形状により、吸収性コア40aの製品幅方向W外側がより縮み易くなるため、使い捨ておむつ10の股下域25に平坦な股下域25が形成される。また、切欠き115よりも前胴回り域20寄りに位置する吸収性コア40a、及び切欠き125よりも後胴回り域30寄りに位置する吸収性コア40aは、平坦な股下域25から立ち上がり、着用者の体(腹部および臀部)の丸みに沿うように湾曲し易くなる。
クロッチ伸縮部200は、レッグ伸縮部75とは個別独立して設けられており、吸収性コア40aと重なる位置(本実施形態では、吸収性コア40aを包むコアラップ40bとバックシート60aとの間の位置)において、当該重なる位置における吸収性コア40aの幅方向の長さの60%以上を収縮させるように構成されている。このように、クロッチ伸縮部200によって吸収性コア40aが配置された部分を収縮させることにより、吸収性コア40aが縮み、吸収性コア40aが縮まない部分と比較して平坦な形状を維持し易くなる。
一方、クロッチ伸縮部200よりも製品長手方向外側に位置する前胴回り域や後胴回り域に位置する吸収性コア40aは、クロッチ伸縮部200によって収縮していない。したがって、ファスニングテープにより、着用者の腰・ウエスト周りに保持された状態において、使い捨ておむつの股下部に平坦な形状で維持されるクロッチ伸縮部200が過度に身体に密着することなく、結果、クロッチ伸縮部200が適度に身体に沿って配置される。
また、クロッチ伸縮部200が、製品長手方向Lに沿って伸縮可能である場合、前胴回り域20及び後胴回り域30が、クロッチ伸縮部200の収縮によって立ち上がり易くなり、着用時には、着用者の股部にて身体に沿って平坦な股下域を形成することができる。
その結果、クロッチ伸縮部200から前胴回り域20及び後胴回り域30が立ち上がるので、使い捨ておむつ10の着用者へのフィット性が向上する。
すなわち、クロッチ伸縮部200の収縮によって、使い捨ておむつ10の股下域25が、着用者の股下部に配置されるように、安定して使い捨ておむつ10を装着することができる。
クロッチ伸縮部200は、伸縮性シートによって構成されることが好ましい。
伸縮性シートによってクロッチ伸縮部200を構成することにより、伸縮性シートを配置した領域の吸収性コア40aが一様に縮められ、平坦な形状維持がより容易になる。なお、伸縮性シートは、例えば、レッグ伸縮部75と同様の伸縮性シートによって構成することができる。
また、かかる伸縮性シートの代わりに、ポリウレタン弾性繊維や天然ゴムからなる糸状・帯状の弾性部材を、複数本配置することによってクロッチ伸縮部200を構成してもよい。この場合、クロッチ伸縮部200によって吸収性コア40aを一様に縮めるためには、弾性部材同士の間隔を7mm以下、より好ましくは5mm以下であるとよい。また、吸収性コア40aを一様に縮めるために、隣り合う弾性部材の間隔の差は、2mm以下であることが望ましい。
また、クロッチ伸縮部200の伸長率は、具体的には、1.2倍以上、1.8倍以下であることが好ましい。本実施形態では、クロッチ伸縮部200の伸長率は、1.4倍に設定される。伸長率は、クロッチ伸縮部200の伸縮方向(製品長手方向L)における伸長の程度を意味し、以下のように規定される
伸長率は、伸縮方向(本実施形態では、製品長手方向L)におけるクロッチ伸縮部200の伸長の程度を意味し、以下のように規定される。
伸長率=(最大伸張状態におけるクロッチ伸縮部200の伸縮方向における長さ)/(自然状態におけるクロッチ伸縮部200の伸縮方向における長さ)
なお、本明細書において、かかる伸長率は、例えば、次のように測定されるものとする。
第1に、使い捨ておむつ10がパッケージ等に封入されている場合には、パッケージから使い捨ておむつ10を取り出し、その状態にて20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において60分間放置し、伸縮方向に沿ってクロッチ伸縮部の長さを測定する。この長さを、「自然状態におけるクロッチ伸縮部200の伸縮方向における長さ」とする。
第2に、かかる状態(すなわち、自然状態)における所望領域の伸縮方向における長さ、及び、自然状態から弾性部材による皺が目視にて確認できない状態まで延伸した時の所望領域の伸縮方向における長さを測定する。この長さを、「最大伸張状態におけるクロッチ伸縮部200の伸縮方向における長さ」とする。
これら測定結果を用い、上述の式にて算出することで伸長率が測定される。
このように、クロッチ伸縮部200の伸長率を、1.2倍以上1.8倍以下とすることによって、着用者の皮膚の伸縮に好適に追従することができる。
例えば、着用者が、身体前側が縮むような前屈みの姿勢をとると、着用者の臀部側の皮膚において、身体を伸ばした状態に対して30%程度伸びる部位が存在する。
つまり、クロッチ伸縮部200の伸長率を1.2倍以下とすると、自然状態におけるクロッチ伸縮部200の収縮が十分でなく、クロッチ伸縮部200が設けられていない場合と比較して、使い捨ておむつ10の股部における吸収体領域の収縮が小さく、着用者の股部において、身体に沿うように平坦な形状をとる事が不十分になってしまう。
一方、クロッチ伸縮部200の伸長率を1.8倍よりも大きくすると、クロッチ伸縮部200の収縮方向における収縮寸法が大きくなり過ぎるため、クロッチ伸縮部200が存在する領域が、身体に沿うよりも密着する状態となり易く、使い捨ておむつ10が、着用者の下方にズレ易くなってしまう。
また、クロッチ伸縮部200の製品長手方向Lにおける収縮量は、使い捨ておむつ10の製品長手方向Lにおける長さの2〜8%となるように構成されていてもよい。
なお、収縮量は、皺が十分に小さくなり、サンプルの表面が平滑に近くなるように伸長した状態での長さ「b(mm)」と、サンプルの伸縮方向に沿う向きにおける自然状態での長さ「a(mm)」との差であり、(b-a)によって算出されることができる。
本発明者は、クロッチ伸縮部200の製品長手方向Lにおける収縮量を、使い捨ておむつ10の製品長手方向Lにおける長さの2〜8%とすると、使い捨ておむつ10を着用者に対して装着する過程において、クロッチ伸縮部200が、好ましく着用者の身体に沿い易くなることを確認することができた。
ここで、クロッチ伸縮部200の製品長手方向Lにおける収縮量を、8%より大きくすると、クロッチ伸縮部200が、縮み過ぎてしまい、使い捨ておむつ10の製品長手方向Lにおける長さが足りず、使い捨ておむつ10を着用者の身体に付け難くなったり、使い捨ておむつ10及び着用者の身体が、股下域25において、過度に密着してズレ易くなったりしてしまう。
一方、クロッチ伸縮部200の製品長手方向Lにおける収縮量を、2%以下とすると、使い捨ておむつ10を着用者の身体に近付けるというクロッチ伸縮部200の効果そのものが発現し難くなってしまう。
また、製品長手方向Lにおけるクロッチ伸縮部200の中心は、製品長手方向Lにおける使い捨ておむつ10の中心よりも、前胴回り域20側に配置されている。また、クロッチ伸縮部200は、製品長手方向Lにおける使い捨ておむつ10の中心を跨ぐように配置されている。
かかる場合、吸収性コア40aの剛性及び使い捨ておむつ10を構成する他の部材の剛性を考慮して、用いる弾性部材の太さや配置するピッチを適宜選択できるが、使い捨ておむつ10本体を自然状態(非伸張状態)とした際に、吸収性コア40aの製品幅方向Wにおける側縁部全域が収縮した状態となるようにすることが好ましい。
また、吸収体40の股下域25には、切欠き115(切欠き125)が形成される。切欠き115及び切欠き125は、吸収体40を構成する吸収性コア40aが存在しない領域である。本実施形態において、切欠き115及び切欠き125は、吸収性コア40aの目付けが吸収性コア40aの他の部分よりも低い低剛性部に該当する。なお、切欠き115及び切欠き125を形成することに代えて、切欠き115及び切欠き125の領域を、吸収性コア40aの目付けが吸収性コア40aの他の部分よりも低くするようにしてもよい。
切欠き115及び切欠き125は、クロッチ伸縮部200の製品長手方向Lにおける縁部に沿って存在する。なお、切欠き115及び切欠き125が形成されていても、前胴回り域20及び後胴回り域30に位置する吸収性コア40aと、股下域25に位置する吸収性コア40aとは、完全に切り離されることなく特に幅方向において連続していることが好ましい。
切欠き115及び切欠き125は、製品幅方向W外側に行くに連れて製品長手方向Lにおける長さが広くなっている。このような形状により、吸収性コア40aの製品幅方向W外側がより縮み易くなるため、平坦な「底部」がより容易に形成される。更には、切欠き115よりも前胴回り域20寄りに位置する吸収性コア40a、及び切欠き125よりも後胴回り域30寄りに位置する吸収性コア40aが、「底部」から立ち上がり、着用者の体(腹部および臀部)の丸みに沿うように湾曲し易くなるため、使い捨ておむつそのものの形状が着用者の体の形により近づくことができる。
また、切欠き115(切欠き125)の前胴回り域20(後胴回り域30)寄りの縁部は、円弧状である。切欠き115(切欠き125)の縁部は、円弧の中心が当該縁部よりも後胴回り域30(前胴回り域20)に位置するような形状である。このような形状により、着用者の体の丸みに沿った変形がより容易かつ顕著に起き易い。
(4)使い捨ておむつの製造方法
次に、本実施形態に係る吸収性物品の製造方法の一例について説明する。なお、本実施の形態において説明しない方法については、既存の方法を用いることができる。また、以下に説明する製造方法は、一例であり、他の製造方法によって製造することもできる。吸収性物品の製造方法は、構成部品形成工程と、構成部品載置工程と、脚回り形成工程と、切断工程とを少なくとも含む。
構成部品形成工程では、吸収性物品を構成する構成部品を形成する。具体的には、例えば、吸収材料を積層して吸収体40を成型する。
構成部品載置工程では、バックシートを構成するウェブ上に、レッグ伸縮部75を構成する伸縮性シートや、トップシートを構成するウェブ等の他のウェブ、防漏シート、吸収体等の使い捨ておむつ10を構成する構成部品を載置する。
より具体的には、レッグ伸縮部75を構成する伸縮性シートを伸長させ、更に幅方向に変位させつつ間欠ドラム上に転写し、間欠ドラム上で個々の製品長さに伸縮性シートを切断する。間欠ドラムの回転に伴って伸縮性シート同士の間隔を設け、伸縮性シートを連続するウェブ上に転写する。このようにしてレッグ伸縮部を曲線状に配置できる。
脚回り形成工程は、レッグ伸縮部75の幅方向外側端部に沿って、トップシート50外装シート60、及びバックシート60aを切断する。これにより、着用者の脚回りに配置される脚回り開口部35が形成される。
切断工程では、トップシート50、バックシート60a、吸収体40等が配置された連続体を製品幅方向Wに沿って一製品の大きさに切断する。これにより、使い捨ておむつ10が製造される。
(5)作用・効果
使い捨ておむつ10によれば、複数の係合フックが設けられるファスニングテープ90の係合面には、係合面側から非係合面側に向けて圧搾されたエンボス120が形成される。また、エンボス120は、フックシート92の製品幅方向Wにおける中央から外側端(または内側端)まで延在するとともに、視認可能な模様を形成する。そして、当該模様は、吸収体40に形成された模様と同一または相似である。
このため、ファスニングテープ90がトップシート50、バックシート60a、吸収体40等の不織布によって構成されている他の部分と同様の風合いを有するようにユーザなどに視認され易くなり、多数のピン状の係合フックから構成されているファスニングテープ90の見た目の違和感を低減できる。
また、本実施形態では、格子状の模様は、エンボス120が連続することによって形成される。このため、係合フックを有するフックシート92の存在が希薄になり、ファスニングテープ90の見た目の違和感をさらに低減できる。
また、使い捨ておむつ10のユーザ(ここでは、使い捨ておむつ10を着用する乳幼児などと、乳幼児の母親などを含む)は、風合い(触覚)と見た目(視覚)とによって使い捨ておむつ10が柔らかいか否かを判別するが、風合い及び見た目ともユーザの経験によって培われるものである。使い捨ておむつ10によれば、上述したような模様が形成されるため、キルティング状の布地に近いイメージをユーザに抱かせることができ、風合い及び見た目の観点から、使い捨ておむつ10が柔らかく乳幼児などにも安心して用いることができると直感的な印象をユーザに与えることができる。
(6)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。図5は、本発明の変更例に係るファスニングテープ90Aの拡大平面図である。図5に示すように、ファスニングテープ90Aでは、摘み部93におけるエンボス120の面積、すなわち、摘み部93内に形成されるエンボス120の密度は、ファスニングテープ90の摘み部93以外の部分におけるエンボス120の面積(密度)よりも広い(高い)。このような構成とすることにより、係合フックを有するフックシート92の存在がより目立たなくなり、ファスニングテープ90の見た目の違和感をさらに低減できる。また、エンボス120の密度(面積率)高めることによって、摘み部93の剛性が高くなり、また、摘み部93のフックシート92側(内面側)の凹凸も増えるため、摘み部93をより掴み易い。さらに、摘み部93に形成される模様を、他の部分に形成されている模様を同一か相似とすることによって、使い捨ておむつ10本体及びファスニングテープ90の見た目上の違いをなくし、使い捨ておむつ10とファスニングテープ90とがより同様の風合いの印象となる。
図6は、本発明の他の変更例に係るファスニングテープ90Bを備える使い捨ておむつ10Aの一部拡大平面図である。図6に示すように、使い捨ておむつ10Aでは、エンボス120は、フックシート92と基材シート91との境界、具体的には、内側端92a及び外側端92bにおいて、フックシート92と基材シート91とに跨って形成される。つまり、エンボス120は、フックシート92と基材シート91とに跨って形成され、さらに、サイドフラップ70まで延在する。このような構成とすることにより、係合フックを有するフックシート92の存在がより目立たなくなるとともに、格子状の模様がファスニングテープ90を含む使い捨ておむつ10Aの広範囲に形成されることによって、使い捨ておむつ10がキルティング状の布地で形成されているような風合いを醸し出すことができ、見た目の違和感をさらに低減できる。
なお、基材シート91に形成される模様は、フックシート92と、バックシート60aまたはトップシート50とに形成される模様と相似であるとともに、基材シート91に形成されるエンボス120単体のサイズは、他の領域に形成されるエンボス120単体のサイズよりも小さくてもよい。このように他の領域よりも小さいエンボス120を用いることによって、基材シート91を構成する不織布と、多数の小径のフックから構成されるフックシート92との見た目や風合いをより近いものすることができる。
また、上述した実施形態では、エンボス120によって形成される模様は、格子状であったが、形成される模様は、格子状に限らず、吸収体40と同一または相似であれば、他の模様であっても構わない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10, 10A…使い捨ておむつ
20…前胴回り域
25…股下域
30…後胴回り域
35…脚回り開口部
40…吸収体
40a…吸収性コア
40b…コアラップ
50…トップシート
60…外装シート
60a…バックシート
70…サイドフラップ
71…弾性部材
75…レッグ伸縮部
75I…レッグ伸縮部の幅方向内端領域
80…レッグサイドギャザー
81…接合部分
81A…第1接合部分
81B…第2接合部分
82…自由端部分
84…収縮部
85…腰回り伸縮部
90, 90A, 90B…ファスニングテープ
91…基材シート
92…フックシート
92a…内側端
92b…外側端
93…摘み部
95…ターゲット部
110…切欠き
111…第1変曲部
112…第2変曲部
115…切欠き
120…エンボス
125…切欠き
200…クロッチ伸縮部

Claims (8)

  1. 前胴回り域、後胴回り域及び股下域とから構成され、液保持性の吸収体を含む縦長の吸収体と、
    前記吸収体の幅方向における側縁部の少なくとも一部に設けられるサイドフラップと、
    前記サイドフラップに取り付けられ、前記前胴回り域または前記後胴回り域の一方から前記吸収体の製品幅方向外側に延出し、前記前胴回り域または前記後胴回り域の他方に止着されるように構成された一対のファスニングテープと
    を備える使い捨ておむつであって、
    前記ファスニングテープは、
    前記サイドフラップから延在する基材シートと、前記基材シートの肌当接面の一部に備えられ、複数の係合フックが設けられたフックシートとを含み、
    前記複数の係合フックが設けられる前記ファスニングテープの係合面には、前記係合面側から非係合面側に向けて圧搾されたエンボスが形成され、
    前記エンボスは、前記フックシートの製品幅方向における中央から内側端または外側端の少なくとも何れかに向けて延在するとともに、視認可能な模様を形成し、
    前記模様は、前記使い捨ておむつの非肌当接面または肌当接面に形成された模様と同一または相似である使い捨ておむつ。
  2. 前記エンボスは、前記フックシートと前記基材シートとの境界において、前記フックシートと前記基材シートとに跨って形成される請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記エンボスは、前記フックシートの製品幅方向における中央から内側端または外側端まで延在する請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記模様は、前記エンボスが連続することによって形成される請求項1または2に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記ファスニングテープの製品幅方向外側の端部には、前記フックシートが設けられてない摘み部が設けられ、
    前記摘み部における前記エンボスの面積は、前記ファスニングテープの前記摘み部以外の部分における前記エンボスの面積よりも広い請求項1乃至4の何れか一項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記エンボスは、前記使い捨ておむつの非肌当接面側に設けられるバックシートまたは前記吸収体の肌当接面側に設けられるトップシートにさらに形成され、
    前記エンボスが形成される前記バックシートまたは前記トップシートは、捲縮繊維によって構成される請求項1乃至5の何れか一項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 前記エンボスは、前記基材シートにも形成され、
    前記基材シートに形成される前記模様は、前記フックシートと、前記バックシートまたは前記トップシートとに形成される前記模様と相似であるとともに、前記基材シートに形成される前記エンボス単体のサイズは、他のエンボス単体のサイズよりも小さい請求項6に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記基材シートは、2枚以上の不織布からなり、前記不織布のそれぞれは、他方の不織布と接合される接合部と、前記他方の不織布と接合されない非接合部とを有する請求項1乃至7の何れか一項に記載の使い捨ておむつ。
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