JP5199030B2 - 情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラム - Google Patents

情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5199030B2
JP5199030B2 JP2008281324A JP2008281324A JP5199030B2 JP 5199030 B2 JP5199030 B2 JP 5199030B2 JP 2008281324 A JP2008281324 A JP 2008281324A JP 2008281324 A JP2008281324 A JP 2008281324A JP 5199030 B2 JP5199030 B2 JP 5199030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
moving body
imaging
external
collecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008281324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010108354A (ja
Inventor
幸人 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP2008281324A priority Critical patent/JP5199030B2/ja
Publication of JP2010108354A publication Critical patent/JP2010108354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5199030B2 publication Critical patent/JP5199030B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本願は、情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラムの技術分野に属し、より詳細には、例えば車両、船舶又は航空機等の移動体に搭載される情報収集装置、当該移動体における情報収集方法及び当該情報収集装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年、車両運行上の安全対策が特に要求されている。その一貫として、車両が後進する際に当該後進方向の外部の画像を撮像して車内のディスプレイ上に表示するバックカメラが知られている。このバックカメラからの画像に、例えば車両後端からの距離は車両の左右端の位置等を示すマーカが重畳されることで、当該後進時における障害物への衝突等を回避して安全に資することが広く行われている。
ここで、当該バックカメラに関する特許文献としては、例えば下記特許文献1がある。この特許文献1には、後進時に後方の画像を確実にディスプレイ上に表示するための工夫が開示されている。
このとき、上記バックカメラにおける撮像範囲は、上述した如くその車両の後進時に通過するであろう範囲に限られており、それよりも広い範囲を撮像することはできない。これは、広い範囲を一度に撮像すべく例えば広角のバックカメラを用いると、肝心の後進時に通過する範囲の画像が歪み、正確な距離感等が把握し難くなってしまう等の理由によるものである。
特開2003−323113公報
しかしながら、例えば図1に例示するように子供Cやペットなどが車両100の後方近辺で遊んでいるような場合、予期しないタイミングで当該子供等がバックカメラの撮像範囲Rの外から車両の直後に走り込んでくる場合が多々ある。そしてこの場合には、当該子供等が撮像範囲内に入ってから急いでブレーキをかけても間に合わず、その結果当該子供C等と衝突してしまうことが避けられない場合がある。
そこで、本願は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、バックカメラのみでは認識できない範囲の危険を事前に察知して車両の安全運行に資することが可能な情報収集装置、当該車両における情報収集方法及び当該情報収集装置用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体に搭載され、当該移動体の外部を撮像するバックカメラ等の撮像手段と、前記移動体に搭載され、当該移動体の外部の音を集音するバックマイク等の集音手段と、前記移動体に搭載された表示制御手段であって、前記撮像された外部に相当する外部画像を当該移動体内に搭載されたディスプレイ等の表示手段に表示する制御部等の表示制御手段と、前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音をスピーカ等の放音手段を用いて前記移動体内に放音する制御部等の放音制御手段と、を備え、前記集音手段における集音可能範囲が、前記撮像手段における撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも広い集音可能範囲とされている。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、移動体に搭載され、当該移動体の外部を撮像するバックカメラ等の撮像手段と、前記移動体に搭載され、当該移動体の外部の音を集音するバックマイク等の集音手段と、前記移動体に搭載された表示制御手段であって、前記撮像された外部に相当する外部画像を当該移動体内に搭載されたディスプレイ等の表示手段に表示する制御部等の表示制御手段と、前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音をスピーカ等の放音手段を用いて前記移動体内に放音する制御部等の放音制御手段と、を備え、前記集音手段における集音可能範囲が、少なくとも前記撮像手段における撮像可能範囲外であって且つ当該撮像可能範囲に近接した範囲を含むように構成されている。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、移動体に搭載され、当該移動体の外部を撮像するバックカメラ等の撮像手段と、前記移動体に搭載され、当該移動体の外部の音を集音するバックマイク等の集音手段と、前記移動体に搭載された表示制御手段であって、前記撮像された外部に相当する外部画像を当該移動体内に搭載されたディスプレイ等の表示手段に表示する制御部等の表示制御手段と、前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音をスピーカ等の放音手段を用いて前記移動体内に放音するピーカ等の放音手段を用いて前記移動体内に放音する制御部等の放音制御手段と、を備え、前記集音手段は、前記移動体における前記撮像手段の搭載位置と近接した位置に搭載されている。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、移動体に搭載されたバックカメラ等の撮像手段により当該移動体の外部を撮像する撮像工程と、前記移動体に搭載されたバックマイク等の集音手段により当該移動体の外部の音を集音する集音工程と、前記撮像された外部に相当する外部画像を前記移動体内に搭載されたディスプレイ等の表示手段に表示する表示制御工程と、前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音をスピーカ等の放音手段を用いて前記移動体内に放音する放音制御工程と、を含み、前記集音手段における集音可能範囲が、前記撮像手段における撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも広い集音可能範囲とされている。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、移動体外部の撮像を開始する撮像工程と、前記撮像の開始に応じて前記移動体外部の音の集音を開始する集音工程と、前記撮像された外部画像を表示する表示工程と、前記外部画像の表示と並行して集音された外部音から前記移動体のエンジン音を除去した音を放音する放音工程と、を含み、前記集音工程において集音可能とする音の集音可能範囲が、少なくとも前記撮像工程における撮像可能範囲外であってかつ当該撮像可能範囲に近接した範囲を含むように構成されている。
上記の課題を解決するために、請求項13に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の前記情報収集装置を構成する各前記手段であって、前記撮像手段、前記集音手段、前記表示手段及び前記放音手段以外の各前記手段として機能させる。
次に、本願を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、車両に搭載されて当該車両の移動を案内すると共に、例えば後部ナンバープレート脇等の車両の後部外側に搭載されたバックカメラを備えるナビゲーション装置に対して本願を適用した場合の実施の形態である。
(I)第1実施形態
始めに、本願に係る第1実施形態について、図2及び図3を用いて説明する。なお、図2は第1実施形態に係るナビゲーション装置の概要構成を示すブロック図等であり、図3は当該ナビゲーションの動作を示すフローチャートである。
図2(a)に示すように、第1実施形態に係るナビゲーション装置Sは、撮像手段としてのバックカメラ10と、バックカメラ10に撮像された映像を表示する液晶ディスプレイ等からなる表示手段としてのディスプレイ11と、表示制御手段及び放音制御手段としての制御部12と、ナビゲーション装置Sが搭載される車両1の外部の音を集音する第1実施形態に係る集音手段としてのバックマイク13と、ナビゲーション処理部14と、放音手段としてのスピーカ15と、により構成されている。
このとき、ナビゲーション処理部14は、本願とは直接には関連しないが、図示しない加速度センサ、距離センサ、リモコン等からなる操作部、GPS(Global Positioning System)位置検出部、経路探索部、地図データベース等を備え、上記車両1に対する案内処理を実行する。ここで、当該案内処理に必要な画像や音声は、制御部12の制御の下、夫々ディスプレイ11又はスピーカ15から出力される。
一方、バックカメラ10及びバックマイク13は、図2(b)に示すように、例えば車両1の後部外側に備えられたナンバープレート20の中央上端部に、夫々撮像方向及び集音方向を車両1の後方に向けて配置されている。これらバックカメラ10及びバックマイク13は外部環境に晒されるものであるため、必要な防水加工及び防錆加工等が施されている。
更に、バックカメラ10における撮像可能範囲Rとバックマイク13における集音可能範囲ARとの関係は、図2(c)に示すように、当該集音可能範囲ARが撮像可能範囲Rを空間的に含み、且つ上下左右全ての方向について集音可能範囲ARが撮像可能範囲Rよりも広い範囲とされている。これにより、例えば子供Cが図2(c)に示す撮像可能範囲Rに入る前であっても、集音可能範囲ARに入った時点でその足音や声をバックマイク13により集音することができるのである。
次に、主として制御部12を中心として実行される、第1実施形態に係る動作について図3を用いて説明する。なお、図3に示す動作は、ナビゲーション装置Sにおける案内処理としてのメインルーチンの一部たるサブルーチンとして実行されるものである。
図3に示すように、第1実施形態に係る動作としては、先ず制御部12が車両1の図示しないシフトレバーの位置を常に監視しており(ステップS1)、その監視下において当該シフトレバーが後進の位置(通常は、「R」の位置)とされたか否か、すなわち、車両1が後進していることが検出されたか否かを判定する(ステップS2)。そして、後進の位置とされていないとき(ステップS2;NO)制御部12は、そのまま元のメインルーチンに戻る。一方、当該後進の位置とされたとき(ステップS2;YES)制御部12は、上記バックカメラ10及びバックマイク13を夫々起動し(ステップS3)、そのとき以降に撮像及び集音される映像及び音声を取り込んでディスプレイ11上にその映像を表示すると共にスピーカ15からその音声を放音する(ステップS4)。
次に制御部12は、バックマイク13により取得された音の特徴が予め設定されて制御部12内の図示しないメモリに不揮発性に記憶されている特徴と一致しているか否かを判定する(ステップS5)。このステップS5の判定処理としては、例えば子供の声やペットの鳴き声の特徴を表す特徴情報を上記メモリ内に不揮発性に記憶しておき、これとの一致関係を、例えば周波数帯域及び周期性等の観点から相互に比較して判定するのが好ましい。このとき、車両1自体が発するエンジン音等を例えば周波数帯域フィルタ等を用いることにより除去することがなお好ましい。
ステップS5の判定において予め記憶されている特徴と一致しない場合(ステップS5;NO)、制御部12は、次にシフトレバーの位置が後進の位置から変更されたか否かを確認する(ステップS7)。そして、当該位置が変更されていないとき(ステップS7;NO)、制御部12は再び上記ステップS4の処理に戻り、以降上述してきた処理を繰り返す。一方ステップS7の判定においてシフトレバーの位置が後進の位置以外に変更されたとき(ステップS7;YES)、制御部12は、起動していたバックカメラ10及びバックマイク13を停止し(ステップS8)、元のメインルーチンに戻る。
他方、上記ステップS5の判定において予め記憶されている特徴と一致した場合(ステップS5;YES)、制御部12は、次にバックマイク13により集音した音のスピーカ15からの放音レベルを予め設定されている増分だけ増大させ(ステップS6)、その後上記ステップS7以降の動作に移行する。
以上説明したように、第1実施形態に係るバックカメラ10、バックマイク13及び制御部12等の動作によれば、バックマイク13により集音した外部の音を車両1内に放音すると共に、集音可能範囲ARが撮像可能範囲Rを含み且つ当該撮像可能範囲Rよりも広いので、バックカメラ10によって撮像可能な範囲外の外部の状況を、車両1内において認識することができる。
従って、バックカメラ10のみでは認識できない範囲の危険を事前に察知して車両1の安全運行に資することができる。
また、バックカメラ10により撮像された外部の映像の表示と並行してバックマイク13により集音した外部の音を車両1内に放音させるので、対応関係にある映像と音を車両1内において的確に認識することができることで、より安全運行に資することができる。
更に、予め設定された種類の外部の音(例えば子供の声やペットの鳴き声等)が集音されたとき、それに対応する外部音の放音レベルを上昇させるので、使用者の意図を反映しつつ外部の状況を漏れなく確実に認識することができる。
更にまた、バックカメラ10が車両1の後方を撮像し、更に当該車両1が後進していることが検出されている間(すなわち、シフトレバーが後進の位置とされている間)、当該後方の撮像及び音の集音が行われるので、車両1の後進時における安全確保に資することができる。
(II)第2実施形態
次に、本願に係る他の実施形態である第2実施形態について、図4を用いて説明する。なお、図4は第2実施形態に係るナビゲーション装置ナビゲーションの動作を示すフローチャート等である。
また、第2実施形態に係るナビゲーション装置の構成は、以下に説明する相違点を除き基本的に第1実施形態に係るナビゲーション装置Sと同一であるので、同一の部分についての細部説明は省略する。更に以下の説明では、第1実施形態に係るナビゲーション装置Sに係る部材番号と同一の部材番号を用いて第2実施形態に係るナビゲーション装置を説明する。
上述した第1実施形態では、バックカメラ10により撮像された映像とバックマイク13により集音された音とを並行して車両1内に出力する構成について説明した。これに対して、以下に説明する第2実施形態では、上記第1実施形態に係る構成に加えて、バックマイク13に指向性を持たせて集音した音の発生源の方向を特定し、その特定結果をバックカメラ10により撮像された映像に重畳してディスプレイ11上に表示する。このとき、当該指向性としては、一つのバックマイク13として指向性を有するマイクを一つ用いる構成としても良いし、例えばナンバープレート20の上部両端に二つのマイクを設け、これらによりステレオのバックマイク13を構成することとしても良い。
次に、主として制御部12を中心として実行される、第2実施形態に係る動作について図4(a)を用いて説明する。なお、図4(a)に示す動作は、第2実施形態に係るナビゲーション装置における案内処理としてのメインルーチンの一部たるサブルーチンとして実行されるものである。また、図4(a)においては、第1実施形態に係る動作(図3参照)と同一の動作については同一のステップ番号を付して、細部の説明は省略する。
図4(a)に示すように、第2実施形態に係る動作としては、先ず制御部12が第1実施形態に係るステップS1乃至S6の動作を実行する。
そして、ステップS5の判定において予め記憶されている特徴と一致しない場合(ステップS5;NO)、又はステップS6の動作においてバックマイク13により集音した音のスピーカ15からの放音レベルを増大させた後、制御部12は次に、ステップS4において取得した音の発生源の方向をバックマイク13の指向性に基づいて検出すると共にその方向を示す方向指標をディスプレイ11上の映像に重畳して表示する(ステップS10)。この方向指標として具体的には、例えば集音された音が子供の声であった場合(ステップS5;YES)、図4(b)に例示するように、方向指標Mがその音(子供の声)の検出方向を示すようにディスプレイ11上に表示される。なおこの時には、バックカメラ10により撮像された映像に必要な距離等指示線Wを重畳した映像が方向指標Mと同時にディスプレイ11上に表示されていることとなる。この距離等指示線Wは、車両1が後進したときに通過する領域の幅や車両1の後端からのおおよその距離を示す距離等指示線Wが含まれている。
上記ステップS10の動作として必要な方向指標Mを表示した後、制御部12は、第1実施形態に係るステップS7及びS8の動作を実行して元のメインルーチンに戻る。
以上説明したように、第2実施形態に係るバックカメラ10、バックマイク13及び制御部12等の動作によれば、第1実施形態に係るバックカメラ10、バックマイク13及び制御部12等の動作による効果に加えて、指向性のあるバックマイク13を用いて、外部の音が集音された方向を示す方向指標Mを、対応する音の放音と並行して表示するので、当該音の原因となる外部の状況をより的確に認識することができる。
(III)変形形態
次に、本願に係る変形形態について説明する。
先ず第一の変形形態として、上述した各実施形態ではバックカメラ10と連動して動作するバックマイク13について説明したが、この他に、車両の前方に備えられ且つ当該前方を撮像するいわゆるフロントカメラと、これに連動して動作するフロントマイクを備えるように構成しても良い。このとき、当該フロントマイクにおける集音可能範囲はフロントカメラにおける撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも空間的に広い集音可能範囲とされている。
そして、実際の動作としては、例えば車両の停止直前において前進しつつ減速していることがシフトレバーの位置及びナビゲーション処理部14において検出された速度に基づいて検出されている間に、フロントカメラによる撮像及びフロントマイクによる集音を開始すればよい。
このように構成することで、フロントカメラが車両1の前方を撮像し、更に当該車両1が前進且つ減速していることが検出されている間に当該前方の撮像及び音の集音が行われるので、例えば車両1の停止時における前方の安全確保に資することができる。
更に第二の変形形態として、上述した各実施形態の他に、車両の右前方又は左前方(又は右ドアミラー下部又は左ドアミラー下部)に備えられ且つ当該右前方又は左前方を撮像するいわゆるフロントコーナーカメラと、これらに連動して動作するフロントコーナーマイクを備えるように構成しても良い。このとき、当該フロントコーナーマイクにおける集音可能範囲もまた、フロントコーナーカメラにおける撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも空間的に広い集音可能範囲とされている。
そして、実際の動作としては、例えば車両の前進しつつ右折又は左折していることがシフトレバーの位置及びナビゲーション処理部14において検出された進行方向に基づいて検出されている間に、フロントコーナーカメラによる撮像及びフロントコーナーマイクによる集音を開始すればよい。
このように構成することで、フロントコーナーカメラが車両1の左前方又は右前方を撮像し、更に当該車両1が前進しつつ右折又は左折していることが検出されている間に対応する方向の外部の撮像及び音の集音が行われるので、車両1の前進右左折時における安全確保に資することができる。
更にまた第三の変形形態として、上述した各実施形態の他に、車両の右後方又は左後方に備えられ且つ当該右後方又は左後方を撮像するいわゆるバックコーナーカメラと、これらに連動して動作するバックコーナーマイクを備えるように構成しても良い。このとき、当該バックコーナーマイクにおける集音可能範囲もまた、バックコーナーカメラにおける撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも空間的に広い集音可能範囲とされている。
そして、実際の動作としては、例えば車両の後進しつつ右折又は左折していることがシフトレバーの位置及びナビゲーション処理部14において検出された進行方向に基づいて検出されている間に、バックコーナーカメラによる撮像及びバックコーナーマイクによる集音を開始すればよい。
このように構成することで、バックコーナーカメラが車両1の左後方又は右後方を撮像し、更に当該車両1が後進しつつ右折又は左折していることが検出されている間に対応する方向の外部の撮像及び音の集音が行われるので、車両1の後進右左折時における安全確保に資することができる。
また、上述した各実施形態及び変形形態では、バックカメラ10等により撮像された映像とバックマイク13等により集音された音とを同時並行的に車両1内に出力する構成としたが、これ以外に、例えばディスプレイ11上の画像としてはナビゲーション用の地図画像等を表示している間であっても、バックマイク13等により例えば子供の声等が集音されたことが検出されたとき、取り急ぎその集音された音のみを車両1内に放音する構成としても良い。この場合、通常運転者は画像よりも音に注意する傾向があるので、不意の危険をより迅速に察知することができる。
更に、上述した各実施形態及び変形形態では、バックカメラ10等及びバックマイク13等を車両に搭載した場合について説明したが、これ以外に、例えば列車、船舶、地上滑走中の航空機等において、運転者又は操縦者の死角となる部分にカメラと共にマイクを設ける場合に本願を適用することも可能である。この場合でも、そのマイクにおける集音可能範囲がそのカメラにおける撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも空間的に広い集音可能範囲とされているのが好ましい。これらのカメラ及びマイクにより、上記バックカメラ10等及びバックマイク13等と同様に、夫々における上記死角について広く状況把握及び危険察知を行うことができる。
更にまた、上述した図3又は図4(a)に記載されたフローチャートに相当するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを各実施形態に係る制御部12として活用することも可能である。
従来技術の問題点を例示する図である。 第1実施形態に係る後方警戒装置の概要構成を示すブロック図等であり、(a)は当該ブロック図であり、(b)はバックカメラ等の配置位置を例示する外観図であり、(c)はバックカメラ等の撮像範囲を例示する図である。 第1実施形態に係る後方警戒装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る後方警戒装置の動作を示すフローチャート等であり、(a)は当該フローチャートであり、(b)はディスプレイにおける第2実施形態に係る表示例を示す図である。
符号の説明
1、100 車両
10 バックカメラ
11 ディスプレイ
12 制御部
13 バックマイク
15 スピーカ
20 ナンバープレート
C 子供
R 撮像可能範囲
AR 集音可能範囲
S ナビゲーション装置
W 距離等指示線
M 方向指標

Claims (13)

  1. 移動体に搭載され、当該移動体の外部を撮像する撮像手段と、
    前記移動体に搭載され、当該移動体の外部の音を集音する集音手段と、
    前記移動体に搭載された表示制御手段であって、前記撮像された外部に相当する外部画像を当該移動体内に搭載された表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音を放音手段を用いて前記移動体内に放音する放音制御手段と、
    を備え、
    前記集音手段における集音可能範囲が、前記撮像手段における撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも広い範囲とされていることを特徴とする情報収集装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記放音制御手段は、前記外部画像の表示と並行して前記外部音を前記移動体内に放音するように前記放音手段を制御することを特徴とする情報収集装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報収集装置において、
    前記集音手段により集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音の種類が、予め設定されている種類であるか否かを判別する種類判別手段を更に備え、
    前記放音制御手段は、前記予め設定されている種類の前記音が前記集音手段により集音されたとき、当該音に相当する前記外部音の放音レベルを上昇させることを特徴とする情報収集装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報収集装置において、
    前記集音手段は指向性を有する集音手段であり、
    前記表示制御手段は、当該指向性に基づき、前記外部の音が集音された方向を示す方向指標を、対応する前記外部音の放音と並行して表示するように前記表示手段を制御することを特徴とする情報収集装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報収集装置において、
    前記撮像手段は、前記移動体の後方を撮像する撮像手段であり、
    当該撮像手段及び前記集音手段は、前記移動体が後進していることが検出されている間、前記後方の撮像及び前記外部の音の集音を行うことを特徴とする情報収集装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報収集装置において、
    前記撮像手段は、前記移動体の前方を撮像する撮像手段であり、
    当該撮像手段及び前記集音手段は、前記移動体が前進且つ減速していることが検出されている間、前記前方の撮像及び前記外部の音の集音を行うことを特徴とする情報収集装置。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報収集装置において、
    前記撮像手段は、前記移動体の右前方又は左前方の少なくともいずれか一方向を撮像する撮像手段であり、
    当該撮像手段及び前記集音手段は、前記移動体が前進しつつ右折又は左折していることが検出されている間、対応する方向の前記外部の撮像及び前記外部の音の集音を行うことを特徴とする情報収集装置。
  8. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報収集装置において、
    前記撮像手段は、前記移動体の右後方又は左後方の少なくともいずれか一方向を撮像する撮像手段であり、
    当該撮像手段及び前記集音手段は、前記移動体が後進しつつ右折又は左折していることが検出されている間、対応する方向の前記外部の撮像及び前記外部の音の集音を行うことを特徴とする情報収集装置。
  9. 移動体に搭載され、当該移動体の外部を撮像する撮像手段と、
    前記移動体に搭載され、当該移動体の外部の音を集音する集音手段と、
    前記移動体に搭載された表示制御手段であって、前記撮像された外部に相当する外部画像を当該移動体内に搭載された表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音を放音手段を用いて前記移動体内に放音する放音制御手段と、
    を備え、
    前記集音手段における集音可能範囲が、少なくとも前記撮像手段における撮像可能範囲外であって且つ当該撮像可能範囲に近接した範囲を含むことを特徴とする情報収集装置。
  10. 移動体に搭載され、当該移動体の外部を撮像する撮像手段と、
    前記移動体に搭載され、当該移動体の外部の音を集音する集音手段と、
    前記移動体に搭載された表示制御手段であって、前記撮像された外部に相当する外部画像を当該移動体内に搭載された表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音を放音手段を用いて前記移動体内に放音する放音制御手段と、
    を備え、
    前記集音手段は、前記移動体における前記撮像手段の搭載位置と近接した位置に搭載されていることを特徴とする情報収集装置。
  11. 移動体に搭載された撮像手段により当該移動体の外部を撮像する撮像工程と、
    前記移動体に搭載された集音手段により当該移動体の外部の音を集音する集音工程と、
    前記撮像された外部に相当する外部画像を前記移動体内に搭載された表示手段に表示する表示制御工程と、
    前記集音された音から前記移動体のエンジン音を除去した音に相当する外部音を放音手段を用いて前記移動体内に放音する放音制御工程と、
    を含み、
    前記集音手段における集音可能範囲が、前記撮像手段における撮像可能範囲を含み且つ当該撮像可能範囲よりも広い範囲とされていることを特徴とする情報収集方法。
  12. 移動体外部の撮像を開始する撮像工程と、
    前記撮像の開始に応じて前記移動体外部の音の集音を開始する集音工程と、
    前記撮像された外部画像を表示する表示工程と、
    前記外部画像の表示と並行して集音された外部音から前記移動体のエンジン音を除去した音を放音する放音工程と、
    を含み、
    前記集音工程において集音可能とする音の集音可能範囲が、少なくとも前記撮像工程における撮像可能範囲外であってかつ当該撮像可能範囲に近接した範囲を含むことを特徴とする情報収集方法。
  13. コンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の前記情報収集装置を構成する各前記手段であって、前記撮像手段、前記集音手段、前記表示手段及び前記放音手段以外の各前記手段として機能させることを特徴とする情報収集用プログラム。
JP2008281324A 2008-10-31 2008-10-31 情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラム Active JP5199030B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008281324A JP5199030B2 (ja) 2008-10-31 2008-10-31 情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008281324A JP5199030B2 (ja) 2008-10-31 2008-10-31 情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010108354A JP2010108354A (ja) 2010-05-13
JP5199030B2 true JP5199030B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=42297727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008281324A Active JP5199030B2 (ja) 2008-10-31 2008-10-31 情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5199030B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5741173B2 (ja) * 2011-04-19 2015-07-01 トヨタ自動車株式会社 画像表示装置、及び、画像表示方法
JP7478052B2 (ja) 2020-07-20 2024-05-02 日立Astemo株式会社 車両用運転支援装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06227317A (ja) * 1993-02-08 1994-08-16 Toyota Motor Corp 車載用監視装置
JPH082339A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 車外音導入装置
JP2002200936A (ja) * 2000-11-06 2002-07-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及び車両
JP2008257323A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 運転支援装置、運転支援装置を搭載した自動車、および運転支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010108354A (ja) 2010-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3496069B1 (en) Travel assistance device and computer program
WO2012043184A1 (ja) 駐車支援装置
JP4687160B2 (ja) 周辺監視装置
JP2008221906A (ja) 車両損傷箇所報知システム
JP2009040272A (ja) 車両周辺監視装置
JP2007124097A (ja) 車両周辺視認装置
JP2008059178A (ja) 運転支援装置およびプログラム
JPWO2018150888A1 (ja) 情報記録装置、情報記録方法及び情報記録用プログラム
JP6136238B2 (ja) 走行支援システム、走行支援方法及びコンピュータプログラム
JP4930256B2 (ja) 隣接車両検出装置および隣接車両検出方法
CN114999205A (zh) 泊车辅助方法和泊车辅助装置
JP2018074286A (ja) 運転支援装置
JP5199030B2 (ja) 情報収集装置、情報収集方法及び情報収集用プログラム
JP6344105B2 (ja) 車両用警告システム
JP4785707B2 (ja) 障害物警告装置
JP2005196376A (ja) 周辺車両表示装置、ナビゲーション装置及び車両表示方法
JP2011003117A (ja) 後方視認支援システム
JP2018013915A (ja) 運転支援装置及び運転支援プログラム
JP2006273190A (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP2007233430A (ja) 運転支援方法及び運転支援装置
JP5149669B2 (ja) 運転支援装置
JP6136237B2 (ja) 走行支援システム、走行支援方法及びコンピュータプログラム
JP2017188761A (ja) 車両周辺表示装置及び車両周辺表示方法
JP7487460B2 (ja) 運転支援装置、運転支援方法、および運転支援プログラム
JP2019051811A (ja) 駐車支援装置および車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5199030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150