JP5195709B2 - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、伝熱フィンと伝熱管とによって構成される熱交換器に関する。
従来、蒸気圧縮式冷凍サイクルの蒸発器または凝縮器として利用される熱交換器において、過冷却部(又は過熱部)の伝熱管は他の部分より温度が低く(又は高く)、隣接する管同士で熱交換し易く、熱交換器の性能低下の原因の1つであった。
そこで、特許文献1(特開平10−160378号公報)に開示されている熱交換器では、伝熱フィンに切り込みが入れられ、伝熱管同士の熱伝導が防止されている。
また、特許文献2(特開2001−82755号公報)に開示されている熱交換器では、除湿運転時、冷媒を過冷却状態にするための補助熱交換器が主熱交換器とは別個に備えられており、主熱交換器と補助熱交器とが熱的に分離されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている熱交換器では、切り込みが入れられていない部分を介して熱伝導が起こるので十分な断熱効果が得られない。また、特許文献2に開示されている熱交換器では、補助熱交換器を組み合わせるための工数がかかり、コスト増を招き、さらには、熱交換器も大型化する。
本発明の課題は、過冷却部または過熱部となる部分が、他の部分から熱的に分離された熱交換器を提供することにある。
第1発明に係る熱交換器は、所定の間隔で層状に重ねられた複数の伝熱フィンと、その伝熱フィンを貫通する複数の伝熱管と、層状に重ねられた複数の伝熱フィンの両端に配置される一対の管板とを備え、伝熱管の拡管加工によって伝熱フィンと伝熱管とが密着している熱交換器である。伝熱フィンは、第1切り込みと、その第1切り込みと交わる第2切り込みとによってほぼ又は完全に第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとに分割されている。第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとは、少なくとも、それぞれの長手方向に平行な端面同士が接触することを防止する隙間を有するように離されている。また、管板は、伝熱フィンの第1切り込みおよび第2切り込みに対応する位置で分割されている。分割された管板は、第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとが離されるときに、追従して離される。さらに、分割された管板は、第1部分と第2部分とを含んでいる。第1部分及び第2部分それぞれにはネジ穴が設けられている。第1部分および第2部分それぞれのネジ穴が合わせられネジ止めされることによって、分割された領域同士が固定される。
この熱交換器では、分割された部分同士は熱の移動が遮断されるので、熱交換性能の低下が抑制される。また、第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとが離されるとき、管板が伝熱フィンの引き離しを阻害しない。さらに、分割された部分同士がネジ止めされるだけで、第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとが位置決めされるので、特別な位置決め治具が不要である。
第2発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、伝熱フィンには、複数の第2切り込みが、1つの第1切り込みと交わるように入れられる。この熱交換器では、例えば、伝熱管の段方向の熱伝導を防止する場合、任意の隣接する伝熱管の間の伝熱フィンを切り離すように分離することが可能となる。
第3発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、伝熱フィンには、第2切り込みが入れられる前に、第1切り込みと第2切り込みとが交わる予定位置に所定サイズの穴があけられている。この熱交換器では、第1切り込みと第2切り込みとの交点範囲が広がるので、切り込み不足による位置ずれが防止される。
第4発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、伝熱フィンには、複数の第1切り込みが隙間を保って部分的に重なるように入れられている。第2切り込みは、その隙間を切断するように入れられる。
長い切り込みが入れられた伝熱フィンにプレス加工が行われるとき、伝熱フィンに伸び及びズレが生じ易い。しかし、この熱交換器のように、短い切り込みが隙間を保って部分的に重なるように入れられた伝熱フィンならば、切り込み間の隙間によって伝熱フィンの伸び及びズレが防止される。
第5発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、第1切り込みが拡管加工前に入れられ、第2切り込みは拡管加工後に入れられる。
この熱交換器では、拡管加工後の第2切り込みによって熱交換器が分割されて熱交換器群を成すので、別個の熱交換器を組み合わせて熱交換器群を成すよりも、小型で低コストである。
第6発明に係る熱交換器は、第5発明に係る熱交換器であって、伝熱フィンには、拡管加工前に第1切り込みの側方から第1切り込みに近接する切り抜きが形成されている。そして、拡管加工後に切り抜きと第1切り込みとの間に第2切り込みが入れられる。
この熱交換器では、第2切り込みが切り抜きから第1切り込みに向かって入れられるので、切り込み長さが短くなり、切り込み時の抵抗による伝熱フィンの倒れ及び潰れが抑制される。
第7発明に係る熱交換器は、第1発明に係る熱交換器であって、第1熱交換部用の伝熱フィンおよび第2熱交換部用の伝熱フィンの少なくとも1つが傾くように引き離される。この熱交換器では、第1切り込みと第2切り込みとが完全に交わらず、第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとが完全分割されていなくても、いずれか1つが傾くことによって、フィンの切り込み後の端面同士が接触することは防止される。
第8発明に係る熱交換器は、第1発明から第6発明のいずれか1つに係る熱交換器であって、伝熱フィンには、拡管加工前に、空気との熱交換を促進するためのスリットが、第2切り込みが入れられる予定の場所を避けて設けられる。この熱交換器では、切り込みが入れられる部分にスリットがある場合、切り込みが入れられたときにスリットが潰れて製造不良となる可能性があるので、予めスリットを省いておくことによって製造不良が防止される。
第9発明に係る熱交換器は、第1発明から第6発明のいずれか1つに係る熱交換器であって、第1切り込みが、切り抜きで代替される。
10発明に係る熱交換器は、第発明に係る熱交換器であって、回転防止部が第1部分および第2部分のいずれか一方に設けられている。回転防止部は、第1部分と第2部分とがネジ止めされるときにネジ締め方向へ所定角度以上回転することを防止する。
2つの部材をネジで固定する場合、位置決め用も含めて複数のネジが必要となるが、この熱交換器では、1つのネジと回転防止部とによって第1部分および第2部分の位置決めが行われるので、材料費および工数が低減される。
11発明に係る熱交換器の製造方法は、第1発明に係る熱交換器、の製造方法である。伝熱フィンは、第1切り込みと、その第1切り込みと交わる第2切り込みとによってほぼ又は完全に分割されている。第1切り込みは拡管加工前に入れられ、第2切り込みは拡管加工後に入れられる。
この熱交換器の製造方法では、拡管加工後の第2切り込みによって熱交換器が分割されて熱交換器群を成すので、別個の熱交換器を組み合わせて熱交換器群を成すよりも、小型で低コストである。
第1発明に係る熱交換器では、別個の熱交換器を組み合わせて熱交換器群を成すよりも、小型で低コストである。また、分割された部分同士は熱の移動が遮断されるので、熱交換性能の低下が抑制される。また、第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとが離されるとき、管板が伝熱フィンの引き離しを阻害しない。さらに、分割された部分同士がネジ止めされるだけで、第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとが位置決めされるので、特別な位置決め治具が不要である。
第2発明に係る熱交換器では、例えば、伝熱管の段方向の熱伝導を防止する場合、任意の隣接する伝熱管の間のフィンを切り離すように分離することが可能となる。
第3発明に係る熱交換器では、第1切り込みと第2切り込みとの交点範囲が広がるので、切り込み不足による位置ずれが防止される。
第4発明に係る熱交換器では、短い切り込みが隙間を保って部分的に重なるように入れられたフィンならば、切り込み間の隙間によってフィンの伸び及びズレが防止される。
第5発明に係る熱交換器では、拡管加工後の第2切り込みによって熱交換器が分割されて熱交換器群を成すので、別個の熱交換器を組み合わせて熱交換器群を成すよりも、小型で低コストである。
第6発明に係る熱交換器では、第2切り込みが切り抜きから第1切り込みに向かって入れられるので、切り込み長さが短くなり、切り込み時の抵抗によるフィンの倒れ及び潰れが抑制される。
第7発明に係る熱交換器では、第1切り込みと第2切り込みとが完全に交わらず、第1熱交換部用の伝熱フィンと第2熱交換部用の伝熱フィンとが完全分割されていなくても、いずれか1つが傾くことによって、フィンの切り込み後の端面同士が接触することは防止される。
第8発明に係る熱交換器では、切り込みが入れられる部分にスリットがある場合、切り込みが入れられたときにスリットが潰れて製造不良となる可能性があるので、予めスリットを省いておくことによって製造不良が防止される。
第9発明に係る熱交換器では、第1発明から第5発明のいずれか1つと同様の効果が得られる。
10発明に係る熱交換器では、1つのネジと回転防止部とによって第1部分および第2部分の位置決めが行われるので、材料費および工数が低減される。
11発明に係る熱交換器の製造方法では、拡管加工後の第2切り込みによって熱交換器が分割されて熱交換器群を成すので、別個の熱交換器を組み合わせて熱交換器群を成すよりも、小型で低コストである。
本発明の一実施形態に係る熱交換器の正面図。 (a)拡管加工前の熱交換器の断面図、(b)拡管加工後の熱交換器の断面図、(c)部分的に分割された熱交換器の断面図。 (a)主熱交換部と補助熱交換部とが引き離される前の熱交換器の部分側面図、(b)主熱交換部と補助熱交換部とが引き離された後の熱交換器の部分側面図。 空調室内機の断面図。 室内熱交換器の側面図。 切り込みによって分割されている室内熱交換器を使用した空調機の暖房能力と分割されていない室内熱交換器を使用した空調機の暖房能力とを示すグラフ。 (a)第1変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図、(b)拡管加工後の熱交換器の断面図、(c)部分的に分割された熱交換器の断面図。 (a)第2変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図、(b)拡管加工後の熱交換器の断面図、(c)部分的に分割された熱交換器の断面図。 (a)第3変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図、(b)拡管加工後の熱交換器の断面図、(c)部分的に分割された熱交換器の断面図。 (a)第4変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図、(b)拡管加工後の熱交換器の断面図、(c)部分的に分割された熱交換器の断面図。 (a)第5変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図、(b)拡管加工後の熱交換器の断面図、(c)部分的に分割された熱交換器の断面図。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<熱交換器の構造>
図1は、本発明の一実施形態に係る熱交換器の正面図である。図1において、熱交換器10は、クロスフィンタイプの熱交換器であり、伝熱フィン20と伝熱管30とを備えている。伝熱フィン20は、薄いアルミニウム製の平板であり、一枚の伝熱フィン20には複数の貫通孔が形成されている。伝熱管30は、伝熱フィン20の貫通孔に挿入される直管30aと、隣り合う直管30aの端部同士を連結する第1U字管30b及び第2U字管30cとから成る。
直管30aは、伝熱フィン20の貫通孔に挿入された後、拡管機によって拡管加工され、伝熱フィン20と密着する。直管30aと第1U字管30bとは一体に形成されており、第2U字管30cは、直管30aが伝熱フィン20の貫通孔に挿入され拡管加工された後、溶接などによって直管30aの端部に連結される。
熱交換器10は、拡管加工の後、伝熱フィン20の一部が分割されており、その分割された部分は、補助熱交換部として利用される。以下に、伝熱フィン20の分割方法について図面を参照しながら説明する。
図2(a)は、拡管加工前の熱交換器の断面図であり、(b)は拡管加工後の熱交換器の断面図であり、(c)は部分的に分割された熱交換器の断面図である。先ず、図2(a)において、伝熱フィン20には、予め第1切り込み21が入れられている。伝熱管30は、層状に重ねられた伝熱フィン20を貫通するように挿入されているが、この段階では、伝熱フィン20と伝熱管30とは密着していない。
図2(b)において、伝熱管30は、拡管加工によって伝熱フィン20と密着する。なお、拡管加工とは、伝熱管30内にその内径よりも少し大きい径の棒状部材を挿入して伝熱管30の内外径を拡大する加工である。この拡管加工の後、伝熱フィン20には、第2切り込み22が入れられる。
第2切り込み22は、第1切り込みの終端と交差するように入れられており、第1切り込み21と第2切り込み22とを挟んで対峙する領域同士は分割され、熱交換器10は、主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとを有するようになる。
図2(c)において、補助熱交換部10b,10cは主熱交換部10aから僅かに引き離される。なぜなら、図2(b)に示す状態のままでは、主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとが接近し過ぎており、主熱交換部10a及び補助熱交換部10b,20cの伝熱フィン20の端面同士が接触するからである。補助熱交換部10b,10cは主熱交換部10aから僅かに引き離されるだけで、両者間の熱移動が確実に遮断される。
なお、本実施形態では、第1切り込み21と第2切り込み22という2個の切り込みで説明されているが、2個の切り込みに限定されるものではなく、3個以上の複数個でも同様の効果が得られる。
(熱遮断の原理)
例えば、補助熱交換部10bで冷媒が過冷却状態となるとき、補助熱交換部10bの温度は主熱交換部10aより低いので、従来のように熱遮断が行われない場合、伝熱フィン20を通じて冷媒同士の熱交換が生じる。その結果、温度の高い領域にある冷媒は早くエンタルピーを失って、早く過冷却状態になる。また、過冷却域の冷媒は、温度の高い領域から熱を受け取るため、なかなか温度が下がらない。したがって、熱交換器10に占める過冷却の領域(温度の低い領域)が広くなり、熱交換器10の温度が低下し、性能も低下する。しかし、本実施形態の熱交換器10では、主熱交換部10aと補助熱交換部10bと分離されているので、確実な熱遮断が行われ、熱交換器10の性能が向上する。
また、補助熱交換部10cで冷媒が過熱状態となるとき、補助熱交換部10cの温度は主熱交換部10aより高いので、従来のように熱遮断が行われない場合、伝熱フィン20を通じて冷媒同士の熱交換が生じる。その結果、過熱領域にある冷媒は早くエンタルピーを失って、早く2相状態になる。したがって、熱交換器10に占める過熱領域(温度の高い領域)が小さくなり、熱交換器の温度が低下し、性能も低下する。しかし、本実施形態の熱交換器10では、主熱交換部10aと補助熱交換部10cと分離されているので、確実な熱遮断が行われ、熱交換器10の性能が向上する。
(管板)
通常、熱交換器の両端には、積み重ねられた伝熱フィン群を挟むように管板が配置されており、本実施形態も同様に管板が配置されている。図3(a)は主熱交換部と補助熱交換部とが引き離される前の熱交換器の部分側面図であり、(b)は主熱交換部と補助熱交換部とが引き離された後の熱交換器の部分側面図である。図3(a)において、管板40は、熱交換器10の主熱交換部10aと補助熱交換部10bとに対応するように、予め、第1管板41と第2管板42とに分割されており、主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとが引き離されるときに、第1管板41及び第2管板42も引き離される。
また、伝熱フィン20の第2切り込み22は、第1管板41と第2管板42とが配置されている状態で伝熱フィン20に入れられるので、切り込み用の刃が進入できるように、第1管板41及び第2管板42の双方にスリット40aが設けられている。
第1管板41には、第2管板42の外面と重なるように固定部41aと回転防止部41cとが設けられている。固定部41aの中央には穴41bがあけられている。回転防止部41cは、第2管板42を横断するように延びており、その先端は第2管板42の端を超えた位置で折れ曲がっている。
第2管板42の外面のうち固定部41aと対峙する面に、ネジ穴42aがあけられている。図3(b)に示すように、主熱交換部10aと補助熱交換部10bとが引き離されたとき、第1管板41の穴41bと第2管板42のネジ穴42aとが一致するので、この状態で穴41b及びネジ穴42aにネジが螺合することによって、第1管板41と第2管板42とが固定される。つまり、主熱交換部10aと補助熱交換部10bとは第1管板41と第2管板42とのネジ止めによって位置決めされる。第1管板41と第2管板42とがネジ止めされるときに、第2管板42がネジを中心に回転しようとするが、回転防止部41cが第2管板42の端面に当たるので、回転は防止される。一般に、管板などを固定するためには、位置決め用も含めて複数のネジが必要であるが、ここでは、回転防止部41cと1つのネジだけで位置決め及び固定が行われる。
<空調室内機の室内熱交換器への応用>
図4は、空調室内機の断面図である。図4において、本体100の外郭は、グリル100aと前面パネル100bと背面板100cとで構成されている。本体100の内部には、フレーム11、室内熱交換器110、クロスフローファン13、及びフィルタ102が配置されている。
フレーム11の前面下部には、吹出口15が設けられており、その吹出口15には、吹出空気を案内する水平フラップ17が取り付けられている。水平フラップ17は、空気の吹出方向を変更したり、吹出口15を開閉したりすることができる。
フィルタ102は、グリル100aと室内熱交換器110との間に配置されており、室内熱交換器110に向って流入してくる空気に含まれる塵埃を除去する。クロスフローファン13は、グリル100aから吸い込んだ空気を、室内熱交換器110に当てて通過させた後、吹出口15から室内に吹き出す。
(室内熱交換器)
室内熱交換器110は、クロスフローファン13の円周面に対向して配置されており、クロスフローファン13の前方、上方および後方を取り囲むように取り付けられている。また、室内熱交換器110は、前方主熱交換部110a、前方補助熱交換部110b、後方主熱交換部110c、後方補助熱交換部110dの4つの部分に分割されている。
前方主熱交換部110a及び前方補助熱交換部110bの伝熱フィンは共通の伝熱フィン120から製作される。先ず、略円弧状の伝熱フィン120には、予め第1切り込み121が折れ線状に入れられている。伝熱管31,32は、層状に重ねられた伝熱フィン120を貫通するように挿入されている。伝熱管31,32は、拡管加工によって伝熱フィン120と密着する。その拡管加工の後、伝熱フィン120には、第2切り込み122が入れられる。
第2切り込み122は、第1切り込み121の終端と交差するように入れられており、第1切り込み121と第2切り込み122とを挟んで対峙する領域同士は分割されることによって、前方主熱交換部110aと前方補助熱交換部110bとが形成される。前方主熱交換部110aと前方補助熱交換部110bとの間の熱移動が確実に遮断されるように、両者は僅かに引き離される。
同様に、後方主熱交換部110c及び後方補助熱交換部110dの伝熱フィンは共通の伝熱フィン220から製作される。先ず、略長方形状の伝熱フィン220には、予め第1切り込み221が折れ線状に入れられている。伝熱管31,32は、層状に重ねられた伝熱フィン220を貫通するように挿入されている。伝熱管31,32は、拡管加工によって伝熱フィン120と密着する。その拡管加工の後、伝熱フィン220には、第2切り込み222が入れられる。
第2切り込み222は、第1切り込み221の終端と交差するように入れられており、第1切り込み221と第2切り込み222とを挟んで対峙する領域同士は分割されることによって、後方主熱交換部110cと後方補助熱交換部110dとが形成される。後方主熱交換部110cと後方補助熱交換部110dとの間の熱移動が確実に遮断されるように、両者は僅かに引き離される。
(管板)
図5は、室内熱交換器の側面図である。図5において、前方管板140は、前方主熱交換部110aに対応する第1前方管板141と、前方補助熱交換部110bに対応する第2前方管板142との分割されている。また、伝熱フィン120の第2切り込み122は、第1前方管板141と第2前方管板142とが配置されている状態で伝熱フィン120に入れられるので、切り込み用の刃が進入できるように、第1前方管板141及び第2前方管板142の双方またはいずれか一方にスリット140aが設けられている。
第1前方管板141には、第2前方管板142の外面と重なるように固定部141aと回転防止部141cとが設けられている。固定部141aの中央には穴141bがあけられている。回転防止部141cは、第2前方管板142を横断するように延びており、その先端は第2前方管板142の端を超えた位置で折れ曲がっている。
第2前方管板142の外面のうち固定部141aと対峙する面に、ネジ穴142aがあけられている。図5に示すように、第1前方管板141の穴141bと第2前方管板142のネジ穴142aとが一致した状態で穴141b及びネジ穴142aにネジが螺合することによって、第1前方管板141と第2前方管板142とが固定される。つまり、前方主熱交換部110aと前方補助熱交換部110bとは、第1前方管板141と第2前方管板142とのネジ止めによって位置決めされる。
また、第1前方管板141と第2前方管板142とがネジ止めされるときに、第2前方管板142がネジを中心に回転しようとするが、回転防止部141cが第2前方管板142の端面に当たるので、回転は防止される。一般に、管板などを固定するためには、位置決め用も含めて複数のネジが必要であるが、ここでは、回転防止部141cと1つのネジだけで位置決め及び固定が行われる。
同様に、後方管板240は、後方主熱交換部110cに対応する第1後方管板241と、後方補助熱交換部110dに対応する第2後方管板242との分割されている。また、伝熱フィン220の第2切り込み222は、第1後方管板241と後方第2管板242とが配置されている状態で伝熱フィン220に入れられるので、切り込み用の刃が進入できるように、第1後方管板241及び第2後方管板242の双方またはいずれか一方にスリット240aが設けられている。
第1後方管板241には、第2後方管板242の外面と重なるように固定部241aと回転防止部241cとが設けられている。固定部241aの中央には穴241bがあけられている。回転防止部241cは、第2後方管板242を横断するように延びており、その先端は第2後方管板242の端を超えた位置で折れ曲がっている。
第2後方管板242の外面のうち固定部241aと対峙する面に、ネジ穴242aがあけられている。図5に示すように、第1後方管板241の穴241bと第2後方管板242のネジ穴242aとが一致した状態で穴241b及びネジ穴242aにネジが螺合することによって、第1後方管板241と第2後方管板242とが固定される。つまり、後方主熱交換部110cと後方補助熱交換部110dとは、第1後方管板241と第2後方管板242とのネジ止めによって位置決めされる。第1後方管板241と第2後方管板242とがネジ止めされるときに、第2後方管板242がネジを中心に回転しようとするが、回転防止部241cが第2後方管板242の端面に当たるので、回転は防止される。一般に、管板などを固定するためには、位置決めも含めて複数のネジが必要であるが、ここでは、回転防止部241cと1つのネジだけで位置決め及び固定が行われる。
<室内熱交換器の性能>
図6は、切り込みによって分割されている室内熱交換器を使用した空調機の暖房能力と分割されていない室内熱交換器を使用した空調機の暖房能力とを示すグラフである。図6において、縦軸は暖房能力を示し、横軸は熱交換器出口温度を示す。図6に示すように、切り込みによって分割されている室内熱交換器を使用した空調機は、熱交換器出口温度が低い領域で、暖房能力が向上している。
<製法上のメリット>
本実施形態では、拡管加工後の第2切り込み22によって熱交換器10が主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとに分割される。これが、仮に、第2切り込み22も第1切り込み21と同様に、拡管加工前の伝熱フィン20単体の段階で入れられたならば、分割された伝熱フィン20の取り扱いが煩雑になり、別個の熱交換器を組み合わせて熱交換器群を成すことと同様の製造コストとなる。
したがって、拡管加工後の第2切り込み22によって熱交換器10が主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cと分割される製法は、熱交換器10の製造コストを低減する効果を奏している。
<特徴>
(1)
熱交換器10では、伝熱フィン20は、第1切り込み21と、その第1切り込み21と交わる第2切り込み22とによって完全に分割されている。第1切り込み21は拡管加工前に入れられ、第2切り込み22は拡管加工後に入れられる。拡管加工後の第2切り込み22によって、熱交換器10が主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとに分割されるので、両者間の熱の移動が遮断され熱交換性能の低下が抑制される。また、別個の熱交換器を組み合わせて主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cを成すよりも、小型で低コストである。
(2)
また、第2切り込み22が入れられた後、主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとが引き離されるので、両者の端面同士が接触することは防止される。
(3)
また、管板40は、伝熱フィン20の第1切り込み21および第2切り込み22に対応する位置で分割されているので、主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとが引き離されるときに追従して引き離される。つまり、管板40は、主熱交換部10aと補助熱交換部10b,10cとの引き離しを阻害しない。
<第1変形例>
図7(a)は、第1変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図であり、(b)は拡管加工後の熱交換器の断面図であり、(c)は部分的に分割された熱交換器の断面図である。先ず、図7(a)において、伝熱フィン20には、予め第1切り込み21が入れられている。伝熱管30は、層状に重ねられた伝熱フィン20を貫通するように挿入されている。
図7(b)において、伝熱管30は、拡管加工によって伝熱フィン20と密着する。この拡管加工の後、伝熱フィン20には、複数の第2切り込み22が入れられる。第2切り込み22は、少なくとも第1切り込みの中間部、および終端と交差するように入れられており、第1切り込み21と第2切り込み22とを挟んで対峙する領域同士は分割され、熱交換器10は、主熱交換部10aと補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbとを有するようになる。
図7(c)において、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbは主熱交換部10aから僅かに引き離され、両者間の熱移動が確実に遮断される。この第1変形例に係る熱交換器10は、伝熱管30の段方向の熱伝導を防止する場合に適している。
<第2変形例>
図8(a)は、第2変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図であり、(b)は拡管加工後の熱交換器の断面図であり、(c)は部分的に分割された熱交換器の断面図である。先ず、図8(a)において、伝熱フィン20には、予め第1切り込み21が入れられている。第1切り込み21は、中間部、および終端から分岐するように短い切り込みを伴っており、先端には穴23があけられている。伝熱管30は、層状に重ねられた伝熱フィン20を貫通するように挿入されている。
図8(b)において、伝熱管30は、拡管加工によって伝熱フィン20と密着する。この拡管加工の後、伝熱フィン20には、複数の第2切り込み22が入れられる。第2切り込み22は、第1切り込みの中間部、および終端と交差するように入れられるが、その際、穴23に向かって入れられるので、第1切り込み21の中間部、および終端から分岐する短い切り込みとは、穴23で合流する。その結果、第1切り込み21と第2切り込み22との交点範囲が広がるので、切り込み不足による位置ずれが防止される。
第1切り込み21と第2切り込み22とを挟んで対峙する領域同士は分割され、熱交換器10は、主熱交換部10aと補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbとを有するようになる。
図8(c)において、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbは主熱交換部10aから僅かに引き離され、両者間の熱移動が確実に遮断される。
<第3変形例>
図9(a)は、第3変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図であり、(b)は拡管加工後の熱交換器の断面図であり、(c)は部分的に分割された熱交換器の断面図である。先ず、図9(a)において、伝熱フィン20には、予め複数の第1切り込み21が、それぞれ隙間21aを保って部分的に重なるように入れられている。伝熱管30は、層状に重ねられた伝熱フィン20を貫通するように挿入されている。
図9(b)において、伝熱管30は、拡管加工によって伝熱フィン20と密着する。この拡管加工の後、伝熱フィン20には、複数の第2切り込み22が入れられる。その際、第2切り込み22は、複数の第1切り込み21が形成する隙間21aを切断する。例えば、長い切り込みが入れられた伝熱フィン20にプレス加工が行われるとき、伝熱フィン20に伸び及びズレが生じ易い。しかし、この熱交換器10のように、短い第1切り込み21が隙間21aを保って部分的に重なるように入れられた伝熱フィン20ならば、第1切り込み21間の隙間21aによって伝熱フィン20の伸び及びズレが防止される。
第1切り込み21と第2切り込み22とを挟んで対峙する領域同士は分割され、熱交換器10は、主熱交換部10aと補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbとを有するようになる。
図9(c)において、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbは主熱交換部10aから僅かに引き離され、両者間の熱移動が確実に遮断される。
<第4変形例>
図10(a)は、第4変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図であり、(b)は拡管加工後の熱交換器の断面図であり、(c)は部分的に分割された熱交換器の断面図である。先ず、図10(a)において、伝熱フィン20には、予め第1切り込み21が入れられている。また、第1切り込み21の側方から第1切り込み21に近接する切り抜き24が形成されている。伝熱管30は、層状に重ねられた伝熱フィン20を貫通するように挿入されている。
図10(b)において、伝熱管30は、拡管加工によって伝熱フィン20と密着する。この拡管加工の後、伝熱フィン20には、複数の第2切り込み22が入れられる。第2切り込み22は、切り抜き24と第1切り込み21との間に入れられるので、切り込み長さが短くなり、切り込み時の抵抗による伝熱フィン20の倒れ及び潰れが抑制される。第1切り込み21と第2切り込み22とを挟んで対峙する領域同士は分割され、熱交換器10は、主熱交換部10aと補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbとを有するようになる。
図10(c)において、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbは主熱交換部10aから僅かに引き離され、両者間の熱移動が確実に遮断される。また、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbが傾くように引き離されてもよい。なぜなら、第1切り込み21と第2切り込み22とが完全に交わらず、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbが主熱交換部10aから完全分割されていなくても、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbが傾くことによって、伝熱フィン20の切り込み部の端面同士が接触することは防止される。
<第5変形例>
図11(a)は、第5変形例に係る、拡管加工前の熱交換器の断面図であり、(b)は拡管加工後の熱交換器の断面図であり、(c)は部分的に分割された熱交換器の断面図である。先ず、図11(a)において、伝熱フィン20には、予め複数の第1切り込み21が、それぞれ隙間を保って部分的に重なるように入れられている。また、伝熱フィン20には、空気との熱交換を促進するためのスリット25が、第2切り込み22が入れられる予定の場所を避けるように設けられている。伝熱管30は、層状に重ねられた伝熱フィン20を貫通するように挿入されている。
図11(b)において、伝熱管30は、拡管加工によって伝熱フィン20と密着する。この拡管加工の後、伝熱フィン20には、複数の第2切り込み22が入れられる。その際、第2切り込み22は、複数の第1切り込み21が形成する隙間を切断する。例えば、第2切り込み22が入れられる部分にスリット25がある場合、第2切り込み22が入れられたときにスリット25が潰れて製造不良となる可能性があるが、第5変形例では、予めスリット25が省かれているので製造不良は防止される。
第1切り込み21と第2切り込み22とを挟んで対峙する領域同士は分割され、熱交換器10は、主熱交換部10aと補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbとを有するようになる。
図11(c)において、補助熱交換部10ba,10bb,10ca,10cbは主熱交換部10aから僅かに引き離され、両者間の熱移動が確実に遮断される。
<第6変形例>
上記実施形態、第1〜第5変形例における第1切り込み21及び第2切り込み22は、細い切り抜きで代替されてもよい。
以上のように、本発明によれば、部分的に熱移動を防止した熱交換器に有用である。
10 熱交換器
20 伝熱フィン
21 第1切り込み
21a 隙間
22 第2切り込み
23 穴
24 切り抜き
25 スリット
30 伝熱管
40 管板
特開平10−160378号公報 特開2001−82755号公報

Claims (11)

  1. 所定の間隔で層状に重ねられた複数の伝熱フィン(20)と、前記伝熱フィン(20)を貫通する複数の伝熱管(30)と、層状に重ねられた複数の前記伝熱フィン(20)の両端に配置される一対の管板(40)とを備え、前記伝熱管(30)の拡管加工によって前記伝熱フィン(20)と前記伝熱管(30)とが密着している熱交換器であって、
    前記伝熱フィン(20)は、第1切り込み(21)と前記第1切り込み(21)と交わる第2切り込み(22)とによってほぼ又は完全に第1熱交換部(10a)用の伝熱フィンと第2熱交換部(10b)用の伝熱フィンとに分割されており、
    前記第1熱交換部(10a)用の伝熱フィンと前記第2熱交換部(10b)用の伝熱フィンとは、少なくとも、それぞれの長手方向に平行な端面同士が接触することを防止する隙間を有するように離され
    前記管板(40)は、前記伝熱フィン(20)の第1切り込み(21)及び第2切り込み(22)に対応する位置で分割されており、
    分割された前記管板(40)は、前記第1熱交換部(10a)用の伝熱フィンと前記第2熱交換部(10b)用の伝熱フィンとが離されるときに、追従して離され、
    分割された前記管板(40)は、第1部分(41)と第2部分(42)とを含み、
    前記第1部分(41)及び前記第2部分(42)それぞれにはネジ穴(41b,42a)が設けられ、
    前記第1部分(41)及び前記第2部分(42)それぞれの前記ネジ穴(41b,42a)が合わせられネジ止めされることによって、前記第1熱交換部(10a)用の伝熱フィンと前記第2熱交換部(10b)用の伝熱フィンとが固定される、
    熱交換器(10)。
  2. 前記伝熱フィン(20)には、複数の前記第2切り込み(22)が、1つの前記第1切り込み(21)と交わるように入れられる、
    請求項1に記載の熱交換器(10)。
  3. 前記伝熱フィン(20)には、前記第2切り込み(22)が入れられる前に、前記第1切り込み(21)と前記第2切り込み(22)とが交わる予定位置に所定サイズの穴(23)があけられている、
    請求項1に記載の熱交換器(10)。
  4. 前記伝熱フィン(20)には、複数の前記第1切り込み(21)が隙間(21a)を保って部分的に重なるように入れられており、
    前記第2切り込み(22)は、前記隙間(21a)を切断するように入れられる、
    請求項1に記載の熱交換器(10)。
  5. 前記第1切り込み(21)は前記拡管加工前に入れられ、前記第2切り込み(22)は前記拡管加工後に入れられる、
    請求項1に記載の熱交換器(10)。
  6. 前記伝熱フィン(20)には、前記拡管加工前に前記第1切り込み(21)の側方から前記第1切り込み(21)に近接する切り抜き(24)が形成されており、
    前記拡管加工後に前記切り抜き(24)と前記第1切り込み(21)との間に前記第2切り込み(22)が入れられる、
    請求項5に記載の熱交換器(10)。
  7. 前記第1熱交換部(10a)用の伝熱フィンおよび前記第2熱交換部(10b)用の伝熱フィンの少なくとも1つが傾くように離される、
    請求項1に記載の熱交換器(10)。
  8. 前記伝熱フィン(20)には、前記拡管加工前に、空気との熱交換を促進するためのスリット(25)が、前記第2切り込み(22)が入れられる予定の場所を避けて設けられている、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の熱交換器(10)。
  9. 前記第1切り込み(21)が、切り抜きで代替されている、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の熱交換器(10)。
  10. 前記第1部分(41)と前記第2部分(42)とがネジ止めされるときにネジ締め方向へ所定角度以上回転することを防止する回転防止部(41c)が、前記第1部分(41)及び前記第2部分(42)のいずれか一方に設けられている、
    請求項に記載の熱交換器(10)。
  11. 請求項1に記載の熱交換器、の製造方法であって、
    前記伝熱フィン(20)は、第1切り込み(21)と前記第1切り込み(21)と交わる第2切り込み(22)とによってほぼ又は完全に分割されており、
    前記第1切り込み(21)は前記拡管加工前に入れられ、前記第2切り込み(22)は前記拡管加工後に入れられる、
    熱交換器(10)の製造方法。
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