JP6925393B2 - 空気調和装置の室外機及び空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置の室外機及び空気調和装置 Download PDF

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本発明は、複数の扁平管を有する熱交換体を複数設けて熱交換器を構成した空気調和装置の室外機及び空気調和装置に関する。
伝熱管に扁平管を用いた熱交換器では、円管を用いる場合と比べて扁平管が細径であり、冷媒の分岐数が増大する。熱交換器の性能が効率良く発揮されるためには、ヘッダなどの集合管内を流れる気液二相冷媒が熱交換器での熱交換量に合わせて各扁平管に適性に分配される必要がある。
従来、扁平管を用いた熱交換器としては、複数のフィンと複数の扁平管とを有する熱交換体を組み合わせて矩形状に形成し、冷媒の分岐数を削減した構成が知られている(たとえば、特許文献1参照)。複数のフィンは、間隔を空けて並べられて間に空気が流れる。複数の扁平管は、複数のフィンの並び方向に沿って冷媒が集合管内を流れるように集合管に挿入されている。
国際公開第2016/174830号
特許文献1の技術の熱交換器では、熱交換器に着霜が発生する低温環境下にて、各扁平管の除霜によって生じる水は、プレートフィンを下方に伝って排水される。ここで、熱交換器では、除霜運転時に上部に位置する主熱交換領域と下方に位置する補助熱交換領域とに対し、主熱交換領域から先の順にホットガス冷媒を流して除霜が行われる。このため、各扁平管の除霜によって生じる水の排水経路の下流側となる下側のプレートフィンの霜の融解に時間がかかり、排水が妨げられる。これにより、除霜に時間がかかったり、熱交換器の下部で根氷が発生したりして除霜能性の低下が引き起こされる。
また、ファンが上方に配置され、高さ方向の風速分布が大きいトップフロー型の空気調和装置の室外機では、各扁平管に均一に冷媒が分配される場合でも、ファンに近い上方の風速が大きく、上下方向に変化する風速分布が生じる。これにより、上下方向に並列に配置された各扁平管の熱負荷に差異が生じ、熱交換性能の低下が引き起こされる。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、熱交換器の下部の霜が優先的に除霜されて排水が促進されて除霜能性が向上し、かつ、各扁平管での熱交換量の差異が低減されて熱交換性能が向上する空気調和装置の室外機及び空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置の室外機は、筐体の内部に、鉛直方向を管延伸方向とし、水平方向に間隔を空けて配列された複数の扁平管を有し、冷房運転と暖房運転とで流れる冷媒の流れ方向が逆とされる熱交換体を備え、前記熱交換体の表面の霜を溶かす除霜運転を行うときに、前記熱交換体を流れる冷媒の状態を前記冷房運転の状態とする、空気調和装置の室外機において、前記熱交換体は、空気の流れ方向に複数設けられて熱交換器を構成し、複数の前記熱交換体のうち最も風上側の前記熱交換体の下部には、冷媒回路からホットガス冷媒を流入させる第1ヘッダが設けられ、複数の前記熱交換体のうち最も風下側の前記熱交換体の下部には、複数の前記扁平管に冷媒を分配する冷媒分配器が設けられ、前記第1ヘッダと前記冷媒分配器とは間隔をあけて並列され、それぞれの下方の断面形状がU字状となった管から構成されており、前記第1ヘッダと前記冷媒分配器とは前記筐体の底部よりも高い位置に設置され、前記熱交換器には、前記熱交換器が蒸発器として機能する前記暖房運転の場合に、前記冷媒分配器を経て複数の前記熱交換体のうち最も風下側の前記熱交換体に冷媒が流入して最も風上側の前記熱交換体から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成され、前記冷媒分配器は、外管と、前記外管の内側に配置され、前記外管と冷媒流通孔を介して冷媒が流通される内管とを有し、前記暖房運転の場合に、冷媒が前記内管を流れて前記冷媒流通孔を通過して前記外管から複数の前記熱交換体のうち最も風下側の前記熱交換体に流入し、記除霜運転を行うときに、前記ホットガス冷媒を複数の前記熱交換体のうち最も風上側の前記熱交換体の下部の前記第1ヘッダから流入させる冷媒流路が構成されるものである。
本発明に係る空気調和装置は、上記の空気調和装置の室外機を備えるものである。
本発明に係る空気調和装置の室外機及び空気調和装置によれば、室外機が鉛直方向を管延伸方向とし、水平方向に間隔を空けて配列された複数の扁平管を有する熱交換体を備える。複数の熱交換体のうち最も風上側の熱交換体の下部には、冷媒回路からホットガス冷媒を流入させる第1ヘッダが設けられる。これにより、最も風上側の熱交換体の下部から第1ヘッダによってホットガス冷媒が流入し、熱交換器の下部の霜が優先的に除霜されて排水が促進される。また、複数の扁平管が鉛直方向を管延伸方向として水平方向に間隔を空けて配列され、上下方向に変化する風速分布に対して水平方向に並列に配置された各扁平管の熱負荷に差異が生じない。したがって、熱交換器の下部の霜が優先的に除霜されて排水が促進されて除霜能性が向上でき、かつ、各扁平管での熱交換量の差異が低減されて熱交換性能が向上できる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室外機を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る室外熱交換器の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る冷媒分配器を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷媒分配器を図4のA部の断面にて示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の室外機を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3に係る熱交換器の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の室外機を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態3に係る熱交換器が蒸発器として機能する場合における空気と冷媒との温度変化を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る熱交換器が凝縮器として機能する場合における空気と冷媒との温度変化を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の室外機を示す冷媒回路図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、断面図の図面においては、視認性に鑑みて適宜ハッチングを省略している。さらに、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
<空気調和装置100の構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100を示す冷媒回路図である。図1に示すように、空気調和装置100は、室外機10及び複数の室内機11、12、13を備える。室外機10には、複数の室内機11、12、13が接続され、室外機10と複数の室内機11、12、13との内部を冷媒が循環する。空気調和装置100は、マルチ型空気調和装置である。なお、本実施の形態では、室外機10に3台の室内機11、12、13が接続されている。しかし、本発明では室外機10に接続される室内機の接続台数を限定するものではない。
空気調和装置100は、圧縮機1と、四方弁2と、室外熱交換器3と、膨張弁5と、室内熱交換器6と、アキュムレータ8と、が冷媒配管で接続された冷媒回路を有する。室外熱交換器3及び室内熱交換器6のそれぞれは、ファン4、7によって発生する風によって内部に流れる冷媒と空気とが熱交換される。
<空気調和装置100の室外機10の構成>
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の室外機10を示す斜視図である。図2に示すように、空気調和装置100の室外機10は、圧縮機1と、ファン4と、室外熱交換器3と、を備える。ファン4は、室外熱交換器3の上方に配置され、上向きに空気を吹き出す。すなわち、空気調和装置100の室外機10は、上向きに空気を吹き出すファン4が複数の熱交換体20で構成される室外熱交換器3の上方に配置されるトップフロー型である。室外熱交換器3は、ファン4の下方投影領域を囲う複数の面部に構成されている。複数の熱交換体20で構成される室外熱交換器3は、ファン4に近い、空気調和装置100の室外機10の上部に配置されている。圧縮機1は、室外機10の筐体9の内部の下部に配置されている。室外熱交換器3の下端は、圧縮機1の上端よりも高く位置している。室外熱交換器3は、ファン4の吸気効率が高い室外機10の筐体9のファン4側の上部に配置されている。
<室外熱交換器3の構成>
図3は、本発明の実施の形態1に係る室外熱交換器3の一部を拡大して示す斜視図である。図中の白抜き矢印は、ファン4によって発生する風の流れを示す。図3に示すように、室外熱交換器3は、空気の流れ方向に複数の熱交換体20を有する。熱交換体20は、鉛直方向を管延伸方向とし、水平方向に間隔を空けて配列された複数の扁平管21を有する。熱交換体20は、扁平管21に接合されたフィン22を有する。図3では、2つの熱交換体20が同じ大きさで空気の流れ方向に順に並んで配置されている。
複数の扁平管21は、ファン4によって発生した風が流れるように、間隔を空けて水平方向に並列して配置され、上下方向に延びる管内に上下方向に冷媒が流れる。フィン22は、隣り合う扁平管21の間にわたって接続され、扁平管21に伝熱する。なお、フィン22は、空気と冷媒との熱交換効率を向上させるものであり、たとえばコルゲートフィンが用いられる。しかし、これに限定されるものではない。扁平管21の表面で空気と冷媒との熱交換が行われるため、フィン22がなくてもよい。
複数の熱交換体20のうち最も風上側の熱交換体20の下部には、第1ヘッダ23が設けられている。第1ヘッダ23には、最も風上側に配置される熱交換体20の扁平管21の下端部が直接挿入されている。第1ヘッダ23は、空気調和装置100の冷媒回路に冷媒配管26を介して接続され、冷媒回路からホットガス冷媒を流入させる。第1ヘッダ23は、ガスヘッダとも呼ばれる。第1ヘッダ23は、冷房運転時に圧縮機1からの高温高圧のガス冷媒を室外熱交換器3に流入させ、暖房運転時に室外熱交換器3で熱交換された後のガス冷媒を冷媒回路に流出させる。
複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20の下部には、冷媒分配器24が設けられている。冷媒分配器24は、第1ヘッダ23に並列して配置されている。冷媒分配器24は、空気調和装置100の冷媒回路に冷媒配管27を介して接続されている。
複数の熱交換体20の上部には、第1ヘッダ23及び冷媒分配器24に挿入された複数の扁平管21の上端部が挿入される折り返しヘッダ25が設けられている。
複数の扁平管21、フィン22、第1ヘッダ23、冷媒分配器24、折り返しヘッダ25及び冷媒配管26、27は、いずれもアルミニウム製であり、ロウ付けによって接合されている。
<冷媒分配器24>
図4は、本発明の実施の形態1に係る冷媒分配器24を示す構成図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る冷媒分配器24を図4のA部の断面にて示す断面図である。図4、図5に示すように、冷媒分配器24は、複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20の下部に設けられている。冷媒分配器24は、内管24aと外管24bとを有する2重管構造である。
内管24aは、円管である。内管24aには、冷媒が流通する複数の冷媒流通孔24cが間隔を空けて形成されている。複数の冷媒流通孔24cは、全て内管24aの下部に下方に向けて開口している。外管24bには、内管24aが内部に挿入されている。内管24aには、冷媒配管27を介して室外熱交換器3が蒸発器として機能する場合に、冷媒が冷媒回路から流入する。
外管24bは、下方を円弧状に形成された断面U字状の管である。断面U字状の外管24bは、下方に向けて開口した冷媒流通孔24cからの冷媒を円弧に沿って上方に向きに滑らかに変化させる。内管24a及び外管24bは、管延伸方向に真っ直ぐに延びている。内管24aと外管24bとは、ロウ付けによって接合されている。
室外熱交換器3には、室外熱交換器3が蒸発器として機能する場合に、冷媒分配器24を経て複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20に冷媒が流入して最も風上側の熱交換体20から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成されている。
<冷媒回路の動作>
暖房運転の場合には、冷媒が圧縮機1により圧縮され、高温高圧ガスとなった冷媒が四方弁2を介して室内熱交換器6に流入する。室内熱交換器6に流入した冷媒は、ファン7によって発生される風によって放熱して凝縮し、液化する。液化した冷媒は、膨張弁5によって減圧され、低温低圧の気液二相状態となって冷媒分配器24を介して室外熱交換器3に流入する。室外熱交換器3に流入した冷媒は、ファン4によって発生される風に乗る空気と熱交換して蒸発してガス化し、第1ヘッダ23を介して流出する。第1ヘッダ23を介して流出した冷媒は、アキュムレータ8を介して再び圧縮機1に吸入され、冷媒回路を循環する。また、冷媒回路内には、冷媒の他に、圧縮機1の駆動に必要な冷凍機油も循環する。一方、冷房運転の場合には、冷媒及び冷凍機油の流れが冷媒回路内を逆回転する。
<室外熱交換器3の動作>
暖房運転の場合には、室外熱交換器3が蒸発器として機能する。冷媒回路から室外熱交換器3に流入する気液二相冷媒は、まず外管24b内に挿入された内管24aに流入する。内管24a内に流入した冷媒は冷媒流通孔24cから流出し、各扁平管21に分配される。扁平管21を流れる冷媒は、ファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換して蒸発する。ファン4によって発生した風は、ファン4を囲うように配置された室外熱交換器3を通過し、上方に向かって流れる。扁平管21内で蒸発した冷媒は、第1ヘッダ23に流入して合流し、冷媒配管26を介して室外熱交換器3から流出する。このとき、室外熱交換器3を流れる冷媒は、風下側の熱交換体20の扁平管21から風上側の熱交換体20の扁平管21の順に流れ、空気と冷媒との流れ方向は対向する対向流となる。一方、冷房運転の場合、すなわち室外熱交換器3が凝縮器として機能する場合には、冷媒が上述の蒸発器の場合の冷媒流れ方向と逆流する。
<除霜運転>
扁平管21及びフィン22の表面温度が0℃以下となる低温環境において、暖房運転を行う場合には、室外熱交換器3には着霜が生じる。室外熱交換器3への着霜量が一定以上になると、ファン4によって発生する風が通過する室外熱交換器3の風路が閉塞され、室外熱交換器3の性能が低下し、暖房性能が低下する。暖房性能が低下した場合には、室外熱交換器3の表面の霜を溶かす除霜運転を行う。
除霜運転では、ファン4が停止され、冷媒回路が冷房運転状態に切り替えるなどされて高温のホットガス冷媒が室外熱交換器3に流入する。これにより、扁平管21及びフィン22に付着した霜が融解する。室外熱交換器3では、除霜運転の場合に、高温のホットガス冷媒は、最も風上側の熱交換体20の下部に設けられた第1ヘッダ23を介して各扁平管21に流入する。扁平管21に流入した高温の冷媒によって、扁平管21及びフィン22に付着した霜は、下側から順に融解して水に変化する。霜が融解して生じた水は、扁平管21あるいはフィン22に沿って室外熱交換器3の下方へ排水される。付着した霜が融解したら除霜運転が終了され、暖房運転が再開される。
<実施の形態1の作用>
室外機10では、図2に示すようにファン4が室外熱交換器3の上方に配置され、上に向かって風を吹き出す。室外熱交換器3は、ファン4あるいはファン4の下方投影領域を囲うように配置されている。このため、室外熱交換器3を通過する風は、上下方向に風速分布が生じる。すなわち、ファン4に近い室外熱交換器3の上部に風が流れやすく、風速が大きい。一方、ファン4から遠い室外熱交換器3の下部に近づくにつれて風速が小さくなる。風速が大きい部分では、熱交換効率が高くなる。室外熱交換器3は、この上下風速分布に対して、冷媒も上下方向に流れるように扁平管21が鉛直方向に延びて水平方向に配列される。これにより、各扁平管21の熱交換効率が等しくなる。したがって、冷媒が各扁平管21に均等に分配されることにより、高い熱交換性能が得られる。また、室外熱交換器3がファン4の吸気効率が高い室外機10の筐体9の上部に配置されることにより、更に室外熱交換器3の性能が向上する。これに対し、冷媒が水平方向に流れるように扁平管が配列される場合には、ファンに距離が近い室外熱交換器の上部ほど、熱交換効率が高く、熱交換量が大きくなる。このため、冷媒が各伝熱管に均一に分配されても熱交換性能が低下する。また、室外熱交換器3が筐体9の上部に配置されることにより、筐体9の下部に配置する圧縮機1などの要素機器のメンテナンススペースが設けられ、なお良い。具体的には、圧縮機1が室外機10の筐体9の底部などの内部に設置され、いずれか1面の室外熱交換器3の下端の位置が圧縮機1の最上端よりも高くされると良い。このようにすると、室外熱交換器3がそのままの状態を維持しつつ、圧縮機1の交換などのメンテナンスが容易にできる。また、圧縮機1へのアクセスを容易にするために筐体9の側面の一部の板、又は筐体9の側面の下部の部分だけを取り外し可能としておけばさらに良い。
室外熱交換器3が蒸発器として機能する暖房運転の場合には、図4、図5に示すように、室外熱交換器3には気液二相冷媒が冷媒分配器24の外管24b内に挿入された内管24aから流入する。気液二相冷媒は、内管24aに形成された複数の冷媒流通孔24cを通過し、内管24aと外管24bとの間に構成される空間で攪拌され、均質流に近い流動状態で流動する。冷媒の流動状態が均質化した冷媒が扁平管21に流入することにより、各扁平管21に均等に冷媒が分配され、室外熱交換器3の性能が向上できる。図4では、冷媒流通孔24cが鉛直下向きに開口した構造を示している。しかし、冷媒流通孔24cの内管24aからの開口の向きは変更されても良い。
室外熱交換器3に着霜が生じ、除霜運転が行われる場合には、室外熱交換器3では冷媒の流れ方向が冷房運転時と同じになり、図3に示すように、高温のホットガス冷媒が最も風上側の熱交換体20の下部に設けられた第1ヘッダ23を介して、各扁平管21に流入する。扁平管21に流入した高温の冷媒によって、扁平管21及びフィン22に付着した霜は、下側から優先的に融解する。このため、融解した水が扁平管21あるいはフィン22に沿って室外熱交換器3の下方に円滑に排水され、付着した霜が全て融解する除霜運転終了時の室外熱交換器3の表面への残水が低減される。この効果は、風の吹き出し方向に依らず、図示しない、たとえば横方向に向いて設置されるサイドフロー型の室外機の構成であっても同様の効果が得られる。
仮に、ホットガス冷媒が室外熱交換器3の上側から流入する場合には、下側に付着している霜が排水を阻害し、付着した霜が全て融解しても、排水が完了しておらず、暖房運転再開時に室外熱交換器3の表面に水が残水する。滞留した水は、暖房運転の再開後、再び凝固して霜となるため、室外熱交換器3を通過する風路閉塞の要因となり、室外熱交換器3の性能が低下する。また、次回の除霜運転に必要な熱量が多くなり、除霜効率が低下する。
また、図3に示すように、熱交換体20が空気の流れ方向に複数配列される場合には、風上側の熱交換体20ほど熱交換量が大きく、室外熱交換器3に付着する霜量も多くなる。このため、ホットガス冷媒を風上側の熱交換体20から優先して流すことにより、除霜効率が向上する。
扁平管21及びフィン22の表面温度が0℃以下となる低温環境において、暖房運転、すなわち室外熱交換器3が蒸発器となる運転を行う場合には、室外熱交換器3に着霜が生じる。室外熱交換器3を流れる冷媒は、気液二相冷媒が最も風下側の熱交換体20の下側に配置された冷媒分配器24によって、各扁平管21に均等に分配される。そして、分配された冷媒がファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換して蒸発し、最も風上側の熱交換体20の下部に設けられた第1ヘッダ23から流出する。したがって、室外熱交換器3の冷媒出口となる第1ヘッダ23近傍の扁平管21内にて、冷媒は、気液二相冷媒に比べて温度が高いガス冷媒となる。このため、着霜量が多く水が滞留し易い風上側の熱交換体20の下部への寝氷が抑制される。この効果は、風の吹き出し方向に依らず、図示しない、たとえば横方向に向いて設置されるサイドフロー型の室外機の構成であっても同様の効果が得られる。
<実施の形態1の効果>
実施の形態1によれば、空気調和装置100の室外機10は、鉛直方向を管延伸方向とし、水平方向に間隔を空けて配列された複数の扁平管21を有する熱交換体20を備える。熱交換体20は、空気の流れ方向に複数設けられて室外熱交換器3を構成する。複数の熱交換体20のうち最も風上側の熱交換体20の下部には、冷媒回路からホットガス冷媒を流入させる第1ヘッダ23が設けられている。
この構成によれば、各扁平管21の除霜によって生じる水は、扁平管21あるいはフィン22を下方に伝って排水される。ここで、複数の熱交換体20のうち最も風上側の熱交換体20の下部には、冷媒回路からホットガス冷媒を流入させる第1ヘッダ23が設けられている。これにより、除霜運転時に、着霜量が最も多くなる最も風上側の熱交換体20の扁平管21の下側から第1ヘッダ23によってホットガス冷媒が流入し、室外熱交換器3の下部の霜が優先的に除霜され、排水経路の下流側に水が流れ易くなり、排水経路が確保でき、排水が促進される。また、複数の扁平管21が鉛直方向を管延伸方向として水平方向に間隔を空けて配列され、トップフロー型あるいはサイフロー型などの空気調和装置100の室外機10での上下方向に変化する風速分布に対して水平方向に並列に配置された各扁平管21の熱負荷に差異が生じない。そして、各扁平管21に均一に冷媒が分配できる。また、複数の扁平管21が鉛直方向を管延伸方向として水平方向に間隔を空けて配列され、低温環境下では各扁平管21に付着する着霜量が均一化できる。このため、各扁平管21の除霜に要する時間が均一になる。したがって、室外熱交換器3の下部の霜が優先的に除霜されて排水が促進されて除霜能性が向上でき、かつ、各扁平管21での熱交換量の差異が低減されて熱交換性能が向上できる。
実施の形態1によれば、複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20の下部には、冷媒が流通する複数の冷媒流通孔24cが間隔を空けて形成された内管24aと、内管24aが内部に挿入された外管24bと、を有する2重管構造の冷媒分配器24が設けられている。室外熱交換器3には、室外熱交換器3が蒸発器として機能する場合に、冷媒分配器24を経て複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20に冷媒が流入して最も風上側の熱交換体20から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成される。
この構成によれば、室外熱交換器3が蒸発器として機能する暖房運転の場合には、室外熱交換器3に気液二相冷媒が冷媒分配器24内の内管24aから流入する。気液二相冷媒は、内管24aに形成された複数の冷媒流通孔24cを通過し、内管24aと外管24bとの間に構成される空間で攪拌され、均質流に近い流動状態で流動する。冷媒の流動状態が均質化した冷媒が複数の扁平管21に流入することにより、各扁平管21に均等に冷媒が分配され、室外熱交換器3の性能が向上できる。
実施の形態1によれば、空気調和装置100の室外機10は、上向きに空気を吹き出すファン4を備える。ファン4は、室外熱交換器3の上方に配置されている。室外熱交換器3は、ファン4の下方投影領域を囲う複数の面部に構成されている。
この構成によれば、室外熱交換器3を通過する風には、上下方向に風速分布が生じる。すなわち、ファン4に近い室外熱交換器3の上部は風が流れ易く、風速が大きい。一方、ファン4から遠い室外熱交換器3の下部に近づくにつれて風速が小さくなる。風速が大きい部分は、熱交換効率が高くなる。室外熱交換器3は、このような上下方向の風速分布に対して、冷媒が上下方向に流れるように複数の扁平管21が水平方向に並んで配列される。このため、各扁平管21の熱交換効率が等しくなる。したがって、冷媒が各扁平管21に均等に分配され、高い熱交換性能が得られる。
実施の形態1によれば、室外熱交換器3は、筐体9のファン4側の上部に設けられている。
この構成によれば、室外熱交換器3がファン4に近くファン4の吸気効率が高い室外機10の上部に配置されることにより、風が流れ易く、風速が大きい。このため、風速が大きいことにより、熱交換効率が高くなり、室外熱交換器3の性能が向上できる。
実施の形態1によれば、空気調和装置100の室外機10は、上向きに空気を吹き出すファン4が複数の熱交換体20の上方に配置されるトップフロー型である。複数の熱交換体20は、ファン4に近い、空気調和装置100の室外機10の上部に配置されている。
この構成によれば、筐体9の下部には、配置する圧縮機1などの要素機器のメンテナンススペースが設けられ、空気調和装置100の室外機10のメンテナンス効率が向上できる。
実施の形態1によれば、空気調和装置100の室外機10の筐体9の内部に圧縮機1が設置されている。室外熱交換器3の下端は、圧縮機1の上端よりも高く位置している。
この構成によれば、室外熱交換器3が設置状態を維持しつつ、圧縮機1の交換などのメンテナンスが容易にでき、メンテナンスの効率が向上できる。
実施の形態1によれば、空気調和装置100は、上記の空気調和装置100の室外機10を備える。
この構成によれば、空気調和装置100の室外機10を備える空気調和装置100では、室外熱交換器3の下部の霜が優先的に除霜されて排水が促進されて除霜能性が向上でき、かつ、各扁平管21での熱交換量の差異が低減されて熱交換性能が向上できる。
実施の形態2.
本実施の形態では、ファン4を囲うように配置された室外熱交換器3が複数に分割されて配置されている。そして、隣接する室外熱交換器3の部分が互いに屈曲部30、31を用いて接続されている。本実施の形態で特に記述しない項目については、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
<室外熱交換器3の構成>
図6は、本発明の実施の形態2に係る室外熱交換器3の一部を拡大して示す斜視図である。図6に示す室外熱交換器3の全体は、室外熱交換器3の上方に配置され、上に向かって風が吹き出されるファン4を囲うように複数の面部に配置されている。
図6に示すように、第1ヘッダ23及び冷媒分配器24のそれぞれは、水平方向の途中にて屈曲部30、31を有している。屈曲部30、31には、屈曲管が用いられている。ファン4を囲うように複数の面部に配置された室外熱交換器3のうち隣り合う2つの面部における室外熱交換器3の一部の第1ヘッダ23及び冷媒分配器24は、屈曲部30、31によって接続されている。
冷媒分配器24の屈曲部30の外径は、第1ヘッダ23の屈曲部31の外径よりも小さい。すなわち、第1ヘッダ23の屈曲部30の外径は、冷媒分配器24の屈曲部31の外径よりも大きい。
冷媒分配器24の屈曲部30は、2重管構造の内側の内管24aを屈曲させて構成されている。すなわち、冷媒分配器24の屈曲部30の内管24aが屈曲管である。
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100の室外機10を示す冷媒回路図である。図7に示すように、室外熱交換器3は、ファン4の周りを囲うように、たとえば4面部に分割されて配置されている。室外熱交換器3は、それぞれ隣り合う2面部における第1ヘッダ23及び冷媒分配器24が屈曲部30、31によってL字状に屈折して接続されている。なお、図7では、L字状に屈折して接続される構成を示している。しかし、屈曲部30、31の形状は、L字状に限定するものではない。
空気調和装置100の室外機10は、室外熱交換器3に冷媒を流入させる又は室外熱交換器3から冷媒を流出させる冷媒入出管としての冷媒配管26、27を備えている。冷媒配管26、27は、第1ヘッダ23又は冷媒分配器24に接続されている。冷媒配管26、27は、ファン4の下方投影領域を囲う複数の面部の1か所の角部40にまとめて配置されている。すなわち、冷媒配管26、27は、4面部に配置された室外熱交換器3のいずれか1隅の角部40に集約されている。
<実施の形態2の作用>
室外機10では、隣り合う2つの面部の室外熱交換器3が、図6に示すように屈曲部30、31によって接続されている。そして、室外熱交換器3に冷媒が流入あるいは流出する冷媒配管26、27が4面部に配置された室外熱交換器3のいずれか1隅の角部40に集約させられる。これにより、各面部の室外熱交換器3に冷媒を流入させるために必要な冷媒配管26、27の設置スペースが削減でき、部品点数が削減できる。冷媒分配器24では、屈曲部30が二重管構造の内側に挿入された内管24aのみを屈曲して連通させることによって接続されても良い。この場合には、屈曲部30に別の屈曲管の部品が無くても良く、部品点数が更に削減できる。
ファン4を中心として外側に配置される第1ヘッダ23の屈曲部31の外径が冷媒分配器24の屈曲部30よりも大きいことにより、より小さい曲率で隣り合う2つの面部の室外熱交換器3を接続できる。このため、室外熱交換器3の実装効率が向上する。室外熱交換器3の実装面積が増やせられ、空気調和装置100の運転効率が向上する。
<実施の形態2の効果>
実施の形態2によれば、第1ヘッダ23及び冷媒分配器24のそれぞれは、水平方向の途中にて屈曲部30、31を有する。冷媒分配器24の屈曲部30の外径は、第1ヘッダ23の屈曲部31の外径よりも小さい。
この構成によれば、屈曲部30、31が筐体9の中心に近づくほどより小さい曲率で隣り合う2つの面部の熱交換体20を接続できる。このため、室外熱交換器3の実装効率が向上できる。このように、室外熱交換器3の実装面積が増やせられ、空気調和装置100の運転効率が向上できる。
実施の形態2によれば、冷媒分配器24の屈曲部30は、2重管構造の内側の内管24aを屈曲させて構成されている。
この構成によれば、屈曲部30に他の部品が必要なく、部品点数が削減できる。
実施の形態2によれば、空気調和装置100の室外機10は、室外熱交換器3に冷媒を流入させる又は室外熱交換器3から冷媒を流出させる冷媒入出管としての冷媒配管26、27を備える。冷媒配管26、27は、ファン4の下方投影領域を囲う複数の面部の1か所の角部40にまとめて配置されている。
この構成によれば、各面部の熱交換体20に冷媒が流入するために必要な冷媒配管26、27の設置スペースが削減でき、部品点数が削減できる。
実施の形態3.
本実施の形態では、室外熱交換器3が主熱交換部61と補助熱交換部62とに分割されている。本実施の形態で特に記述しない項目については、実施の形態1、2と同様であるので説明を省略する。
<室外熱交換器3の構成>
図8は、本発明の実施の形態3に係る室外熱交換器3の一部を拡大して示す斜視図である。図8に示すように、室外熱交換器3は、主熱交換部61と補助熱交換部62とを備える。主熱交換部61と補助熱交換部62とは、4面部に配置された室外熱交換器3のうち1面部にて隣接して構成されている。他の1面部の室外熱交換器3は、主熱交換部61と屈曲部30、31を介して主熱交換部61の更なる一部に構成されている。室外熱交換器3は、主熱交換部61と補助熱交換部62とを有する1面部と、主熱交換部61と屈曲部30、31を介して主熱交換部61に構成された他の1面部と、の2面部を2つ配置して4面部に構成されている。
<主熱交換部61>
主熱交換部61は、空気の流れ方向に複数設けられた熱交換体20と第1ヘッダ23とを有する。すなわち、主熱交換部61は、第1ヘッダ23と、冷媒分配器24と、を有する。第1ヘッダ23には、着除霜を伴う低温環境下における除霜運転時に最も風上側の熱交換体20の下側からホットガス冷媒が流入する。冷媒分配器24は、最も風下側の熱交換体20の下側に配置されている。第1ヘッダ23には、冷媒配管26が接続されている。
<補助熱交換部62>
補助熱交換部62は、主熱交換部61よりも少ない数の扁平管21を有して空気の流れ方向に複数設けられた熱交換体20と第2ヘッダ50とを有する。第2ヘッダ50は、液ヘッダとも呼ばれる。すなわち、補助熱交換部62は、第2ヘッダ50と、冷媒分配器24と、を有する。第2ヘッダ50は、第1ヘッダ23よりも少ない本数の扁平管21が挿入され、第1ヘッダ23と並列して最も風上側の熱交換体20の下側に配置されている。冷媒分配器24は、最も風下側の熱交換体20の下側に配置されている。主熱交換部61と補助熱交換部62とは、冷媒分配器24によって連通されている。第2ヘッダ50には、冷媒配管27が接続されている。
補助熱交換部62には、室外熱交換器3が凝縮器として機能する場合に、複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20に冷媒が流入して最も風上側の熱交換体20から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成される。
<室外熱交換器3の全体構成>
主熱交換部61と補助熱交換部62とは、風下に配置される冷媒分配器24によって連通されて互いを接続している。室外熱交換器3は、室外熱交換器3の上方に配置されて上に向かって風が吹き出されるファン4を囲うように複数の面部に配置されている。主熱交換部61は、第1ヘッダ23と冷媒分配器24との途中に屈曲部30、31を有する。これにより、主熱交換部61は、互いに隣り合う2つの面部に跨って構成されている。
第1ヘッダ23と、第2ヘッダ50と、は、内部に設けられ仕切り板51によって仕切られて、一体のヘッダ構造体で構成されている。なお、第1ヘッダ23と第2ヘッダ50とは、別々のヘッダ構造体で構成されて接続されても良い。
図9は、本発明の実施の形態3に係る空気調和装置100の室外機10を示す冷媒回路図である。図9に示すように、室外熱交換器3は、屈曲部30、31によってL字状に跨って構成される主熱交換部61と、補助熱交換部62と、で構成される熱交換器が2つ配置されている。これにより、室外熱交換器3は、ファン4の周りを囲うように、たとえば4面部に分割されて配置されている。室外熱交換器3の2枚の熱交換器は、主熱交換部61と補助熱交換部62とを4面部の内のいずれか1隅の角部40に対して対角線上において対称に配置されることにより、室外熱交換器3に冷媒が流入あるいは流出する冷媒配管26、27がいずれか1隅の角部40に集約され、部品点数が削減される。
<室外熱交換器3の動作>
<暖房運転>
暖房運転の場合には、室外熱交換器3は、蒸発器として機能する。冷媒回路から室外熱交換器3に流入する気液二相冷媒は、まず第2ヘッダ50に流入し、補助熱交換部62を流れて、ファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換し、乾き度が上昇する。その後、補助熱交換部62を流れた冷媒は、冷媒分配器24に流入し、主熱交換部61に流入する。主熱交換部61に流入した冷媒は、冷媒分配器24の外管24b内に挿入された内管24aを流れて冷媒流通孔24cを通過し、内管24aと外管24bとの間に構成される空間で攪拌され、均質流に近い流動状態で流動する。冷媒の流動状態が均質化した冷媒は、扁平管21に均一に分配され、ファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換し、蒸発する。熱交換後の冷媒は、第1ヘッダ23を介して室外熱交換器3から流出する。このとき、主熱交換部61を流れる冷媒は、風下側の熱交換体20の扁平管21から風上側の熱交換体20の扁平管21の順に流れ、空気と冷媒の流れ方向とが対向する対向流となる。
<除霜運転>
扁平管21及びフィン22の表面温度が0℃以下となる低温環境において、暖房運転を行う場合には、室外熱交換器3には着霜が生じる。このため、室外熱交換器3への着霜量が一定以上になると、室外熱交換器3の表面の霜を溶かす除霜運転に入る。
除霜運転では、ファン4が停止され、冷媒回路が冷房運転状態に切り替えるなどによって高温のホットガス冷媒が室外熱交換器3に流入する。これにより、扁平管21及びフィン22に付着した霜が融解する。室外熱交換器3では、除霜運転の場合に、高温のホットガス冷媒は、上の蒸発器として作用する場合と冷媒の流れが逆流する。すなわち、ホットガス冷媒は、主熱交換部61の最も風上側の熱交換体20の下部に設けられた第1ヘッダ23を介して、各扁平管21に流入する。扁平管21に流入した高温の冷媒によって、扁平管21及びフィン22に付着した霜は、下側から順に融解して水に変化する。霜が融解して生じた水が扁平管21あるいはフィン22に沿って室外熱交換器3の下方へ排水される。付着した霜が融解したら除霜運転が終了され、暖房運転が再開される。
<冷房運転>
冷房運転の場合、すなわち室外熱交換器3が凝縮器として作用する場合には、上述の蒸発器の場合の冷媒流れ方向とは逆回転する。室外熱交換器3が凝縮器として機能する場合には、冷媒回路から室外熱交換器3に流入する冷媒は、高温の過熱ガス状態で第1ヘッダ23に流入し、主熱交換部61にてファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換する。これにより、ガス冷媒は、気液二相冷媒となり、冷媒分配器24を介して補助熱交換部62に流入する。補助熱交換部62に流入した冷媒は、ファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換を行う。これにより、冷媒は、気液二相冷媒から凝縮して液冷媒となり、第2ヘッダ50を介して室外熱交換器3から流出する。このとき、補助熱交換部62を流れる冷媒は、風下側の熱交換体20の扁平管21から風上側の熱交換体20の扁平管21の順に流れ、空気と冷媒の流れ方向とが対向する対向流となる。
<実施の形態3の作用>
図10は、本発明の実施の形態3に係る室外熱交換器3が蒸発器として機能する場合における空気と冷媒との温度変化を示す図である。図11は、本発明の実施の形態3に係る室外熱交換器3が凝縮器として機能する場合における空気と冷媒との温度変化を示す図である。
室外熱交換器3は、蒸発器において熱交換器出口となる第1ヘッダ23に向かって流れる冷媒が空気と対向流となる主熱交換部61と、凝縮器において熱交換器出口となる第2ヘッダ50に向かって流れる冷媒が空気と対向流となる補助熱交換部62と、で構成されている。冷媒の流動状態は、蒸発器の出口ではガス冷媒となり、凝縮器の出口では液冷媒となり、双方とも単相の状態となる。このため、熱交換に伴って冷媒の温度が変化する。図10、図11は、それぞれ蒸発器又は凝縮器において、室外熱交換器3を通過する空気と冷媒との温度変化を示している。空気と冷媒とが対向するように流れることにより、図10、図11に示すように、熱交換の過程において、常に空気温度と冷媒温度との温度差が確保でき、熱交換性能が向上する。本実施の形態では、凝縮器において、冷媒が空気と対向流となる補助熱交換部62を有する。これにより、室外熱交換器3が蒸発器又は凝縮器として機能する場合に、空気と冷媒とが対向流となる部分を有し、暖房運転及び冷房運転ともに熱交換性能が向上できる。
<実施の形態3の効果>
実施の形態3によれば、空気調和装置100の室外機10は、空気の流れ方向に複数設けられた熱交換体20と第1ヘッダ23とを有する主熱交換部61を備える。空気調和装置100の室外機10は、主熱交換部61よりも少ない数の扁平管21を有して空気の流れ方向に複数設けられた熱交換体20と第2ヘッダ50とを有する補助熱交換部62を備える。補助熱交換部62には、室外熱交換器3が凝縮器として機能する場合に、複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20に冷媒が流入して最も風上側の熱交換体20から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成される。
この構成によれば、主熱交換部61が蒸発器として機能する場合に、複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20に冷媒が流入して最も風上側の熱交換体20から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成される。一方、補助熱交換部62が凝縮器として機能する場合に、複数の熱交換体20のうち最も風下側の熱交換体20に冷媒が流入して最も風上側の熱交換体20から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成される。これにより、熱交換の過程において、常に空気温度と冷媒温度との温度差が確保でき、熱交換性能が向上する。そのため、室外熱交換器3が蒸発器及び凝縮器として機能する双方の場合に、空気と冷媒とが対向流となる部分を有し、暖房運転及び冷房運転ともに熱交換性能が向上できる。
実施の形態3によれば、主熱交換部61と補助熱交換部62とは、冷媒分配器24によって連通されている。
この構成によれば、主熱交換部61と補助熱交換部62との接続に冷媒分配器24以外の他の部品が必要なく、部品点数が削減できる。
実施の形態4.
本実施の形態では、室外熱交換器3は、主熱交換部61と補助熱交換部62とを分割して有する。室外熱交換器3では、ファン4を囲う複数の面部に配置されたうちの1面部に補助熱交換部62が集約されている。本実施の形態で特に記述しない項目については、実施の形態1〜3と同様であるので説明を省略する。
<室外熱交換器3の構成>
図12は、本発明の実施の形態4に係る空気調和装置100の室外機10を示す冷媒回路図である。図12に示すように、補助熱交換部62は、室外熱交換器3の複数の面部のうち1面部に配置されている。主熱交換部61は、室外熱交換器3の複数の面部のうち補助熱交換部62の配置されていない他の面部に配置されている。主熱交換部61と補助熱交換部62とは、別体で構成されている。
主熱交換部61は、着除霜を伴う低温環境下における除霜運転時に最も風上側の熱交換体20の下側からホットガスが流入する第1ヘッダ23と、最も風下側の熱交換体20の下側に配置された冷媒分配器24と、を有する。
補助熱交換部62は、扁平管21が挿入されて最も風上側の熱交換体20に配置された第2ヘッダ50と、最も風下側の熱交換体20の下側に配置された冷媒分配器52と、を有する。
補助熱交換部62の冷媒分配器52は、主熱交換部61の冷媒分配器24とは別体の部品でも良い。また、補助熱交換部62の冷媒分配器52は、主熱交換部61の冷媒分配器24と屈曲部33を介した一体の部品でも良い。
室外熱交換器3では、ファン4を囲うように4面部に配置された室外熱交換器3のうち1面部に補助熱交換部62が集約されている。室外熱交換器3では、屈曲部30、31を用いてU字状に接続された主熱交換部61が他の3面に跨って配置されている。
<実施の形態4の作用>
補助熱交換部62と主熱交換部61とは、凝縮器において互いに温度の異なる冷媒が扁平管21に流れる。主熱交換部61には、高温の過熱ガス状態の冷媒が第1ヘッダ23に流入する。流入した冷媒は、主熱交換部61において、ファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換し、気液二相冷媒となる。一方、補助熱交換部62では、気液二相冷媒がファン4によって発生した風に乗る空気と熱交換を行い、温度の低い液冷媒に凝縮する。室外熱交換器3では、補助熱交換部62と主熱交換部61との扁平管21が互いにフィン22あるいは第1ヘッダ23及び第2ヘッダ50を介して接続されない。このため、温度の異なる冷媒同士での熱交換が防止でき、室外熱交換器3の性能が向上する。
<実施の形態4の効果>
実施の形態4によれば、補助熱交換部62は、室外熱交換器3の複数の面部のうち1面部に配置されている。主熱交換部61は、室外熱交換器3の複数の面部のうち補助熱交換部62の配置されていない他の面部に配置されている。主熱交換部61と補助熱交換部62とは、別体で構成されている。
この構成によれば、主熱交換部61と補助熱交換部62とが1つの部品で接続されないため、温度の異なる冷媒同士での熱交換が防止でき、室外熱交換器3の性能が向上できる。
なお、本発明の実施の形態1〜4を組み合わせてもよいし、他の部分に適用してもよい。
1 圧縮機、2 四方弁、3 室外熱交換器、4 ファン、5 膨張弁、6 室内熱交換器、7 ファン、8 アキュムレータ、9 筐体、10 室外機、11、12、13 室内機、20 熱交換体、21 扁平管、22 フィン、23 第1ヘッダ、24 冷媒分配器、24a 内管、24b 外管、24c 冷媒流通孔、25 折り返しヘッダ、26、27 冷媒配管、30、31、33 屈曲部、40 角部、50 第2ヘッダ、51 仕切り板、52 冷媒分配器、61 主熱交換部、62 補助熱交換部、100 空気調和装置。

Claims (5)

  1. 筐体の内部に、鉛直方向を管延伸方向とし、水平方向に間隔を空けて配列された複数の扁平管を有し、冷房運転と暖房運転とで流れる冷媒の流れ方向が逆とされる熱交換体を備え、前記熱交換体の表面の霜を溶かす除霜運転を行うときに、前記熱交換体を流れる冷媒の状態を前記冷房運転の状態とする、空気調和装置の室外機において、
    前記熱交換体は、空気の流れ方向に複数設けられて熱交換器を構成し、
    複数の前記熱交換体のうち最も風上側の前記熱交換体の下部には、冷媒回路からホットガス冷媒を流入させる第1ヘッダが設けられ、
    複数の前記熱交換体のうち最も風下側の前記熱交換体の下部には、複数の前記扁平管に冷媒を分配する冷媒分配器が設けられ、
    前記第1ヘッダと前記冷媒分配器とは間隔をあけて並列され、それぞれの下方の断面形状がU字状となった管から構成されており、前記第1ヘッダと前記冷媒分配器とは前記筐体の底部よりも高い位置に設置され、
    前記熱交換器には、前記熱交換器が蒸発器として機能する前記暖房運転の場合に、前記冷媒分配器を経て複数の前記熱交換体のうち最も風下側の前記熱交換体に冷媒が流入して最も風上側の前記熱交換体から冷媒が流出し、冷媒と空気とが対向流となる冷媒流路が構成され、
    前記冷媒分配器は、外管と、前記外管の内側に配置され、前記外管と冷媒流通孔を介して冷媒が流通される内管とを有し、前記暖房運転の場合に、冷媒が前記内管を流れて前記冷媒流通孔を通過して前記外管から複数の前記熱交換体のうち最も風下側の前記熱交換体に流入し、
    前記除霜運転を行うときに、前記ホットガス冷媒を複数の前記熱交換体のうち最も風上側の前記熱交換体の下部の前記第1ヘッダから流入させる冷媒流路が構成される空気調和装置の室外機。
  2. 前記冷媒分配器は、複数の前記熱交換体のうち最も風下側の前記熱交換体の下部に冷媒が流通する複数の前記冷媒流通孔が間隔を空けて下方に向けて開口するように形成された前記内管と、前記内管が内部に挿入され下方が円弧状となった前記外管と、を有する2重管構造である請求項1に記載の空気調和装置の室外機。
  3. 上向きに空気を吹き出すファンを備え、
    前記ファンは、前記熱交換器の上方に配置され、
    前記熱交換器は、前記ファンの下方投影領域を囲う複数の面部に構成され、前記熱交換器を通過する風の風速は、上部よりも下部のほうが小さくなるように配置されている請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室外機。
  4. 前記第1ヘッダと前記冷媒分配器とは、それぞれの上面が前記鉛直方向に垂直な水平な面を有するように形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和装置の室外機。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和装置の室外機を備える空気調和装置。
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