JP5195614B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射制御を行う内燃機関の制御装置に関する。
従来から、燃料を高圧にして畜圧する蓄圧室を備えた内燃機関の制御装置が知られている。例えば、特許文献1には、高圧燃料を畜圧する蓄圧室より気筒ごとに設けられた燃料噴射弁へ燃料を供給する内燃機関の制御装置が開示されている。また、特許文献1には、気筒ごとの燃料噴射量のばらつきを補正するため、燃料温度センサの検出値等に基づき燃料噴射弁ごとの燃料噴射量を補正する技術が開示されている。その他、本発明に関連ある技術が特許文献2乃至特許文献4にそれぞれ開示されている。
特許第4221570号公報 特開2007−303395号公報 特開2002−332900号公報 特開2008−280851号公報
一般に、畜圧室などの高圧系に燃温センサを設置するのは技術的に困難である。従って、噴射される燃料温度を計測する場合、リターン配管などの低圧部に燃温センサが設置され、その検出値に基づき燃料温度が推定される。しかし、低圧部に設置された燃温センサの検出値と実際に噴射される燃料温度とは、燃温センサの設定位置や燃温センサの経年による精度の低下等に起因して、必ずしも一致しない場合がある。従って、内燃機関の制御装置は、燃温センサの検出値を適切に補正する必要がある。特許文献1乃至特許文献4には、上記の問題は、何ら検討されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、燃料噴射制御の精度を向上させることが可能な内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関の制御装置は、エンジンと、燃料タンクと、前記燃料タンクの燃料を加圧する高圧ポンプと、前記高圧ポンプにより加圧された燃料を蓄圧する蓄圧室と、前記畜圧室から供給された燃料を前記エンジンの各気筒内へ供給する燃料噴射弁と、前記燃料タンクから前記高圧ポンプへ供給される燃料の温度、または、前記畜圧室から前記高圧ポンプ若しくは前記燃料タンクへ戻される燃料の温度の少なくとも一方の温度を計測する燃温センサと、当該燃温センサの検出値と、前記畜圧室内の燃料が有する圧力振動の振動周期相関値と、に基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射指令値、または、前記高圧ポンプの圧送量指令値を算出する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記振動周期相関値に基づき前記検出値を補正する。
上記の内燃機関の制御装置は、エンジン(内燃機関)と、燃料タンクと、高圧ポンプと、畜圧室と、燃料噴射弁と、燃温センサと、制御手段と、を備える。燃温センサは、高圧ポンプによる加圧前の燃料温度または畜圧室等から燃料タンクへ戻された燃料温度を計測する。制御手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、燃温センサの検出値と、畜圧室内の燃料が有する圧力振動の振動周期相関値と、に基づき、燃料噴射弁の燃料噴射指令値、または、高圧ポンプの圧送量指令値を算出する。ここで、「振動周期相関値」とは、圧力振動(脈動)の周期またはこれに相関がある値を指す。例えば、振動周期相関値は、圧力脈動の周期の他に、周波数やクランク角に対する圧力脈動の繰り返し幅であってもよい。このように、内燃機関の制御装置は、燃温センサの検出値と畜圧室内の燃料圧力の振動周期相関値とに基づき燃料噴射指令値や圧送量指令値を適切に設定し、燃料噴射制御の精度を向上させることができる。
上記構成に加え、前記制御手段は、前記振動周期相関値に基づき前記検出値を補正する。即ち、内燃機関の制御装置は、振動周期相関値から燃料温度を推定可能なことを利用し、燃温センサの検出値を補正する。このようにすることで、内燃機関の制御装置は、燃料温度をより正確に把握することができ、燃料噴射制御の精度を向上させることができる。
上記の内燃機関の制御装置の他の一態様では、前記制御手段は、1燃焼サイクル内にパイロット噴射とメイン噴射とを少なくとも含む複数回の燃料噴射を実行し、前記エンジンを定常回転数にすると共に前記パイロット噴射と前記メイン噴射とのインターバルを所定範囲で徐々に変化をさせ、当該変化時の前記エンジンのトルクの挙動に基づき前記振動周期相関値を算出する。この態様では、内燃機関の制御装置は、メイン噴射に先立って実行される燃料噴射(パイロット噴射)とエンジン出力を得るための燃料噴射(メイン噴射)とを含む多段噴射を実行する。さらに、内燃機関の制御装置は、定常運転時にメイン噴射とパイロット噴射とのインターバル(パイロットインターバル)をスイープさせることで、畜圧室内の圧力脈動をエンジントルクの変動に反映させる。従って、内燃機関の制御装置は、エンジントルクに基づき適切に振動周期相関値を算出することができる。
上記の内燃機関の制御装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記振動周期相関値に
基づき前記畜圧室内の燃料の音速を算出し、当該音速に基づき燃料温度を算出する。一般
に、液体温度とその音速とは所定の関係を有する。また、畜圧室内の燃料の音速は、振動
周期相関値と噴射系システム内の設計によって一意に定まる。以上を考慮し、この態様で
は、内燃機関の制御装置は、振動周期相関値に基づき音速を算出することで、燃料温度を
適切に算出することができる。
上記内燃機関の制御装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記燃温センサの検出値が示す温度と、前記振動周期相関値に基づき推定した温度との差が所定値より大きい場合、前記検出値を補正する。
上記内燃機関の制御装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記検出値が示す温度と、前記振動周期相関値に基づき推定した温度との差が、前記所定値より大きい値に設定された所定の閾値以上場合、前記燃温センサに異常があると判定する。
内燃機関の制御装置が搭載される車両の概略構成の一例を示す図である。 内燃機関の制御装置の概略構成の一例を示す図である。 1燃焼サイクルにわたる燃料噴射量の変化を模式的に示した図の一例である。 圧力Pfの時間変化のグラフの一例である。 パイロットインターバルTwの変化に伴う燃料噴射量の変動幅の変化を示すグラフの一例である。 音速Vsと燃料温度Tfpとの関係を表すグラフの一例である。 本実施形態における処理手順を示すフローチャートの一例である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[車両の構成]
まず、本発明の各実施形態に係る内燃機関の制御装置を適用したハイブリッド車両について説明する。
図1は、車両100の概略構成を示す図である。車両100は、主に、エンジン1と、車軸2と、車輪3と、モータ(モータジェネレータ)MG1、MG2と、動力分割機構4と、インバータ5と、バッテリ6と、ECU50と、を備える。
エンジン1は、供給される燃料と空気との混合気を燃焼させることによって動力を発生する装置である。例えば、エンジン1は、ディーゼルエンジンによって構成される。エンジン1は、車両100の主たる推進力を出力する動力源として機能する。エンジン1は、吸気通路(不図示)より供給される吸気と燃料との混合気を燃焼室内で燃焼することによって、動力を発生する。エンジン1内の燃焼により発生した排気ガスは、排気通路(不図示)に排出される。エンジン1は、ECU50によって種々の制御が行われる。
車軸2は、エンジン1及びモータMG2の動力を車輪3に伝達する動力伝達系の一部である。車輪3は、車両100の車輪であり、説明の簡略化のため、図1では特に左右前輪のみが表示されている。
モータMG1は、主としてバッテリ6を充電するための発電機、或いはモータMG2に電力を供給するための発電機として機能するように構成されている。また、モータMG2は、主としてエンジン1の出力をアシスト(補助)する電動機として機能するように構成され、車軸2に動力を伝達することができるように構成されている。モータMG2の回転数は、ECU50によって制御される。
これらのモータMG1及びモータMG2は、例えば同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。
動力分割機構4は、サンギヤやリングギヤなどを有して構成されるプラネタリギヤ(遊星歯車機構)に相当し、エンジン1の出力を第1のモータジェネレータMG1及び車軸2へ分配することが可能に構成されている。
インバータ5は、バッテリ6と、モータMG1及びモータMG2との間の電力の入出力を制御する直流交流変換機である。例えば、インバータ5は、バッテリ6から取り出した直流電力を交流電力に変換して、或いはモータMG1によって発電された交流電力をそれぞれモータMG2に供給すると共に、モータMG1によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ6に供給することが可能に構成されている。
バッテリ6は、モータMG1及びモータMG2を駆動するための電源として機能することが可能に構成された充電可能な蓄電池である。
ECU50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、車両100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。ECU50についての詳細な説明は後述する。
[内燃機関の制御装置の構成]
図2は、車両100に搭載される内燃機関の制御装置75の概略構成図の一例を示す。
図2に示すように、内燃機関の制御装置75は、燃料噴射弁11a乃至11dと、コモンレール12と、高圧ポンプ13と、電磁弁14と、燃料タンク15と、圧力センサ16と、燃温センサ17と、リリーフ弁19と、高圧燃料経路21a乃至21dと、燃料配管22、23と、リターン配管24a乃至24eと、ECU50と、EDU(Electrical actuator Drive Unit)51を有する。
燃料噴射弁11a乃至11dは、コモンレール12より分岐する分岐管に連結された高圧燃料経路21a乃至21dとそれぞれ接続され、コモンレール12内に蓄圧された高圧燃料をエンジン1の各気筒の燃焼室内に噴射供給する。なお、図2では、一例として、エンジン1は、4気筒エンジンであるものとする。燃料噴射弁11a乃至11dは、噴孔を開閉するノズルニードル(弁体)と、ノズルニードルを閉弁方向に付勢するスプリング等よりなる燃料噴射ノズルと、燃料噴射ノズルのノズルニードルの背圧制御を行なうアクチュエータとしての噴射量制御用の電磁弁とを備える。電磁弁は、ECU50の制御信号に基づき通電及び通電停止が制御される。
また、燃料噴射弁11a乃至11d間には、コモンレール12から供給された高圧燃料の一部を燃料タンク15へ戻すためのリターン配管24cがそれぞれ配置されている。さらに、リターン配管24cとリターン配管24dとの接続部分には、リターン配管24c内の圧力を一定に保つための逆止弁18が設置されている。
コモンレール12は、図示しないインテークマニホールド等に設置され、高圧ポンプ13から供給される高圧燃料を、高圧燃料経路21a乃至21dを介して燃料噴射弁11a乃至11dにそれぞれ分配する。コモンレール12は、本発明における畜圧室の一例である。
コモンレール12には、コモンレール12内の燃料圧力を測定する燃料圧力センサ16が設置されている。燃料圧力センサ16は、検出した燃料圧力に相当する検出信号S16をECU50に供給する。また、コモンレール12とリターン配管24aとの接続部付近には、リリーフ弁19が設置されている。リリーフ弁19は、コモンレール12からリターン配管24aを介して燃料タンク15内へ戻す燃料量を制御するための弁である。リリーフ弁19は、ECU50からの制御信号に基づきその開閉が制御される。
高圧ポンプ13は、図示しないフィードポンプ(低圧供給ポンプ)を内蔵し、このフィードポンプにより吸い出された燃料を加圧し、燃料配管22を介してコモンレール12内に高圧燃料を圧送する。フィードポンプは、エンジン1のクランク軸の回転に伴ってポンプ駆動軸が回転することで、燃料タンク15内の燃料を、燃料配管23を介して汲み上げる。
高圧ポンプ13には、アクチュエータとしての電磁弁14が取り付けられている。電磁弁14は、燃料配管22を介してコモンレール12へ供給される高圧燃料の圧送量を調整する。これにより、燃料噴射弁11a乃至11dからエンジン1の各気筒内に噴射される燃料圧力(燃圧)が変更される。電磁弁14は、ECU50からの制御信号S14により制御される。
また、高圧ポンプ13と連通するリターン配管24b上には、燃温センサ17が設置されている。燃温センサ17は、例えばサーミスタであり、リターン配管24bを通過する燃料温度を検出する。燃温センサ17は、検出値を信号S17によりECU50へ供給する。以後、ECU50が燃温センサ17から取得した燃料温度を「燃温センサ出力温度Tfs」と呼ぶ。
アクセル開度センサ40は、図示しないアクセルペダルの踏込み量、即ちアクセル開度を検出する。アクセル開度センサ40は、検出値を検出信号S40によりECU50へ供給する。
回転数センサ41は、エンジン回転数を示す出力パルスを発生する。回転数センサ41は、出力パルスを検出信号S41によりECU50へ供給する。
水温センサ42は、例えばサーミスタであり、エンジン1の冷却水温を検出する。水温センサ42は、検出値を検出信号S42によりECU50へ供給する。
ECU50は、ROMに記憶したマップ等を参照することで、アクセル開度センサ40より得られたアクセル開度、回転数センサ4により得られたエンジン回転数、水温センサ42より得られた冷却水温、及び燃温センサ17より得られた燃温センサ出力温度Tfsに基づき燃料噴射量を決定する。また、ECU50は、燃料噴射弁11a乃至11dを制御することにより、燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する。
さらに、本実施形態では、ECU50は、1燃焼サイクルで要求される燃料を複数回に分割して噴射する多段噴射を実行する。また、ECU50は、定常運転時に、例えば第1のモータジェネレータMG1からの検出値に基づきエンジン1のトルク(以後、単に「エンジントルク」と呼ぶ。)を測定する。そして、ECU50は、エンジン1の定常運転時に噴射燃料の温度の推定値(以後、「推定燃料温度Tfp」と呼ぶ。)を算出することで、燃温センサ出力温度Tfsにフィードバックすべき補正量(以後、「燃温センサ補正量dTs」と呼ぶ。)を決定する。これについては、以下の[制御方法]で詳しく説明する。このように、ECU50は、本発明における制御手段の一例である。
なお、以後の説明において、「パイロット噴射」とは、多段噴射のうち、エンジン1の出力を得るための主となる燃料噴射(メイン噴射)に先立って実行される微量の燃料噴射を指す。また、パイロット噴射時期とメイン噴射時期との時間差を「パイロットインターバルTw」と呼ぶ。また、「高圧系配管」とは、コモンレール12、高圧燃料経路21a乃至21d、及び燃料噴射弁11a乃至11d内の高圧な燃料経路を指す。
[制御方法]
次に、本実施形態でECU50が実行する制御について具体的に説明する。ECU50は、定常運転時にパイロットインターバルTwを変化させることで、エンジントルクの変動に基づき高圧系配管内の燃料圧力(以後、「圧力Pf」と呼ぶ。)の脈動(圧力脈動)の周期(以後、「周期Cp」と呼ぶ。)を推定する。さらに、ECU50は、圧力脈動の周期Cpに基づき推定燃料温度Tfpを算出する。そして、ECU50は、燃温センサ補正量dTsを推定燃料温度Tfpに基づき適切に算出する。このように、ECU50は、燃料温度を正確に把握することを可能にし、燃料噴射制御の精度を向上させる。
以下では、圧力脈動の周期Cpを算出する方法について説明した後、圧力脈動の周期Cpから燃温センサ補正量dTsを算出する方法について説明する。
(圧力脈動の周期Cpの算出)
以下、ECU50が圧力脈動の周期Cpを算出する方法について具体的に説明する。まず、ECU50は、圧力脈動の周期Cpを算出するにあたり、推定燃料温度Tfpを算出可能な運転状態であるか否か判定する。具体的には、ECU50は、エンジン1が定常回転数であるか否か判定し、エンジン1が定常回転数の場合に圧力脈動の周期Cpを算出する。これにより、ECU50は、エンジントルクの変化に基づき圧力脈動の周期Cpを高精度で算出することができる。
次に、エンジン1が定常運転の場合、ECU50は、パイロットインターバルTwを、現在のパイロットインターバルTwの設定値(以後、「基準インターバルTw0」と呼ぶ。)から所定幅(以後、「スイープ幅Sw」と呼ぶ。)にわたりスイープさせる。スイープ幅Swは、後述の処理を考慮し、周期Cpが算出可能な幅に実験等に基づき適切に定められる。
ここで、パイロットインターバルTwについて図3を用いて補足説明する。図3は、1燃焼サイクルにわたる燃料噴射のタイミングを模式的に示した図の一例である。図3では、「Qp」は、パイロット噴射の噴射量を示し、「Qmain」は、メイン噴射の噴射量を示す。なお、図3では、説明の簡略化のため、噴射量をパルス波により示している。
図3に示すように、所定時刻「t1」から所定時刻「t1α」までの期間に、ECU50は、メイン噴射に先立ってパイロット噴射により噴射量Qpだけ燃料を噴射する。これにより、後述するように、高圧系配管に圧力脈動が発生する。
そして、時刻t1からパイロットインターバルTw経過後の時刻「t2」から所定時刻「t2α」まで、ECU50は、メイン噴射を開始する。これにより、ECU50は、噴射量Qmainだけ燃料を噴射する。このとき、噴射量Qmainは、圧力脈動に起因して噴射開始時刻t2の設定、即ちパイロットインターバルTwの設定により変動する。即ち、ECU50がパイロットインターバルTwを基準インターバルTw0からスイープさせることで、噴射量Qmainは変動する。また、この結果、エンジントルクが変動する。これについての詳細な説明は、図4及び図5の説明で後述する。
次に、ECU50は、パイロットインターバルTwのスイープ中に検出したエンジントルクに基づき高圧系配管の圧力脈動の周期Cpを算出する。具体的には、ECU50は、パイロットインターバルTwを所定幅(以後、「所定幅dSw」と呼ぶ。)だけ変化させるごとにエンジントルクをサンプリングする。ここで、所定幅dSwは、例えばナイキスト間隔を考慮し、周期Cpを算出可能な値に実験又は理論的に設定される。そして、ECU50は、パイロットインターバルTwを所定幅dSwごとに変動させたときに取得したエンジントルクの変動周期を算出することで、圧力脈動の周期Cpを決定する。
これについて図4及び図5を用いてさらに補足説明する。
図4は、時間経過に伴う圧力Pfの変化、即ち圧力脈動の波形を示すグラフの一例である。図4に示すように、時間変化に伴い圧力Pfは所定の周期で変動する。また、一般に、燃料噴射弁11a乃至11dの噴孔の開弁期間が同一である場合、これらの燃料噴射量は燃料圧力の1/2乗に比例する。即ち、開弁期間を一定にした場合、噴射量Qmainと圧力Pfとは、以下の式(1)を満たす。
Qmain∝(Pf)1/2 式(1)
従って、図4に示すように、ECU50は、所定時刻「t21」から所定時間幅経過後の所定時刻t22にメイン噴射の開始時期が変動するようにパイロットインターバルTwをスイープさせた場合、圧力Pfの上昇分に応じてメイン噴射量Qmainは増加する。また、一般に、燃料噴射量の増減とエンジントルクの増減とは正の相関を有する。従って、パイロット噴射による噴射量Qpを一定にした場合、ECU50は、エンジントルクの増減から燃料噴射量の増減を推定でき、さらにメイン噴射実行時の圧力Pfの増減を推定することができる。即ち、ECU50は、エンジントルクの挙動を監視することで、圧力脈動の周期Cpを算出することができる。以下、これについて図5を用いてさらに詳しく説明する。
図5は、パイロットインターバルTwを基準インターバルTw0から徐々に増加させた場合のエンジントルクの変動幅の推移を示すグラフの一例である。上述したように、図5に示されるエンジントルクの変動幅の推移は、燃料噴射量の変動幅の推移にも相当する。なお、ここで「エンジントルクの変動幅」は、パイロットインターバルTwが基準インターバルTw0の場合におけるエンジントルクを基準とした変動幅を指す。同様に、「燃料噴射量の変動幅」は、パイロットインターバルTwが基準インターバルTw0の場合における燃料噴射量を基準とした変動幅を指す。
図5に示すように、パイロットインターバルTwをスイープさせた場合、検出されるエンジントルクは、メイン噴射実行時の圧力Pfの増減に起因して変動する。即ち、圧力脈動が有する周波数が図5に示すエンジントルクの変動幅の周波数に反映され、図4に示す波形の周期と図5に示す波形の周期とはほぼ一致する。従って、ECU50は、図5に示すように、エンジントルクの変動周期を検出することで、圧力Pfの変動周期、即ち圧力脈動の周期Cpを適切に検出することができる。なお、圧力脈動の周期Cpは、例えば圧力脈動が有する最大成分の周波数に対応する周期、または圧力脈動が極大(極小)をとる間隔の平均、その他これらに相当する値を指すものとする。
ここで、図5を用いて圧力脈動の周期Cpを算出する具体例を示す。パイロットインターバルTwをスイープさせることにより、図5に示すようにエンジントルクが変化した場合、ECU50は、基準インターバルTw0から再びエンジントルクの変動幅がゼロになるパイロットインターバル「Tw1」を検出する。そして、ECU50は、パイロットインターバルTw1と基準インターバルTw0との差分を圧力脈動の周期Cpに設定する。このように、ECU50は、エンジントルクの挙動に基づき圧力脈動の周期Cpを算出することができる。
(燃温センサ補正量dTsの算出)
次に、算出した圧力脈動の周期Cpから燃温センサ補正量dTsを算出する方法について説明する。ECU50は、圧力脈動の周期Cpから高圧系配管内の燃料の音速、即ち高圧系配管の燃料内を圧力波が伝わる速度(以後、「音速Vs」と呼ぶ。)を算出し、さらに音速Vsから推定燃料温度Tfpを推定する。これにより、ECU50は、燃温センサ補正量dTsを適切に設定する。以下、この具体的な処理について説明する。
まず、ECU50は、マップ又は式を参照することで、圧力脈動の周期Cpから音速Vsを算出する。上述のマップ又は式は、実験等により予め作成され、ECU50のメモリに保持される。
具体的には、コモンレール12から高圧燃料経路21a乃至21dを介して燃料噴射弁11a乃至11dへ至る距離の平均値またはそれに相当する値(以後、「音速伝導距離H」と呼ぶ。)を予め計測し、ECU50のメモリ等に予め記録しておく。そして、ECU50は、音速伝導距離Hと圧力脈動の周期Cpとに基づき音速Vsを算出する。例えば、ECU50は、音速伝導距離Hの往復分を圧力脈動の周期Cpで除した値を音速Vsとして算出する。即ち、ECU50は、以下の式(2)により音速Vsを算出する。
Vs=2×H/Cp 式(2)
このように、ECU50は、所定の式又はマップを参照することで、圧力脈動の周期Cpから音速Vsを算出することができる。
次に、音速Vsから推定燃料温度Tfpを推定する方法について図6を用いて説明する。
図6は、音速Vsと推定燃料温度Tfpとの関係を示すグラフの一例である。図6に示すように、音速Vsと推定燃料温度Tfpとは所定の従属関係があることが一般に知られている。従って、ECU50は、図6に示すような音速Vsから推定燃料温度Tfpを決定するためのマップ又は式を予めメモリ等に保持しておくことで、音速Vsに基づき推定燃料温度Tfpを推定することができる。
次に、推定燃料温度Tfpから燃温センサ補正量dTsを算出する方法の具体例を示す。
まず、ECU50は、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が所定の閾値(以後、「閾値Td1」と呼ぶ。)より大きい場合、燃温センサ出力温度Tfsを補正する必要があると判断する。即ち、ECU50は、以下の式(3)が成立した場合、燃温センサ補正量dTsを算出する。
|Tfp−Tfs|>Td1 式(3)
ここで、閾値Td1は、燃温センサ出力温度Tfsを補正すべきか否か判断するための閾値であり、実験等により適切な値に設定される。
そして、ECU50は、式(3)を満たす場合、燃温センサ補正量dTsを、推定燃料温度Tfpから燃温センサ出力温度Tfsを減じた値に設定する。即ち、ECU50は、燃温センサ補正量dTsを以下の式(4)に基づき設定する。
dTs=Tfp−Tfs 式(4)
そして、ECU50は、燃温センサ補正量dTsの算出後は、燃温センサ出力温度Tfsに燃温センサ補正量dTsを加えた値を燃料温度として燃料噴射制御に用いる。即ち、ECU50が燃料噴射制御に用いる燃料温度を「Ts」とすると、ECU50は、以下の式(5)により燃料温度Tsを算出する。
Ts=Tfs+dTs 式(5)
その後、ECU50は、燃料温度Tsに基づき燃料噴射弁11a乃至11dへの燃料噴射時期や燃料噴射量などの指令値(即ち、燃料噴射指令値)または/及び高圧ポンプ13への出力の指令値(即ち、圧送量指令値)を算出する。
このように、ECU50は、燃温センサ補正量dTsを算出することで、車両100が定常運転以外の場合にも、燃温センサ出力温度Tfsと燃温センサ補正量dTsとに基づき、燃料温度Tsを精度よく検出することができる。この結果、ECU50は、燃料噴射弁11a乃至11dへの指令値または/及び高圧ポンプ13への指令値をより適切な値に設定することができ、燃料噴射制御の精度を向上させることができる。従って、ECU50は、排気性能を向上させ、燃焼騒音を低減することが可能となる。
なお、ECU50は、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が所定の閾値(以下、「閾値Td2」と呼ぶ。)以上の場合、燃温センサ17に異常があると判断してもよい。即ち、ECU50は、以下の式(6)を満たす場合、燃温センサ17の検出値が異常値であると判定する。
|Tfp−Tfs|≧Td2 式(6)
ここで、閾値Td2は、燃温センサ17の出力値が異常であるか否かを判定するための閾値であり、実験等により適切に設定される。このようにすることで、ECU50は、燃温センサ17の故障を適切に検出することができる。
(処理フロー)
次に、本実施形態における処理手順について説明する。図7は、本実施形態においてECU50が実行する処理手順を示すフローチャートの一例である。ECU50は、図7に示すフローチャートの処理を、例えば所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、定常運転中であるか否か判定する(ステップS101)。具体的には、ECU50は、エンジン1の回転数が定常回転数であるか否か判定する。そして、定常運転中の場合(ステップS101;Yes)、ECU50は、ステップS102へ処理を進める。一方、定常運転中ではない場合(ステップS101;No)、ECU50は、燃温センサ補正量dTsを適切に計測できないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、エンジントルクを測定し、現在のパイロットインターバルTwと測定したエンジントルクをメモリに保存する(ステップS102)。
そして、ECU50は、パイロットインターバルTwのスイープが完了したか否か判定する(ステップS103)。具体的には、ECU50は、パイロットインターバルTwを基準インターバルTw0からスイープ幅Swだけスイープさせたか否か判定する。そして、パイロットインターバルTwのスイープが完了した場合(ステップS103;Yes)、ECU50は、ステップS105へ処理を進める。
一方、パイロットインターバルTwのスイープが完了していない場合(ステップS103;No)、ECU50は、パイロットインターバルTwを所定幅dSwだけ変化させる(ステップS104)。これにより、メイン噴射時の圧力Pfが圧力脈動の波形に応じて変化し、当該変化が燃料噴射量及びエンジントルクの変化となって現れる。その後、ECU50は、再びステップS102でエンジントルクを測定し、その結果をメモリに保存する。
パイロットインターバルTwのスイープ完了後、ECU50は、メモリに保存したパイロットインターバルTwとエンジントルクとの関係から周期Cpを算出する(ステップS105)。例えば、ECU50は、サンプリングしたエンジントルクから図5に示す波形を算出することで圧力脈動の周期Cpを決定する。また、ECU50は、周期Cpから音速Vsを算出する(ステップS105)。例えば、ECU50は、上述の式(2)に基づき音速Vsを算出する。さらに、ECU50は、音速Vsから推定燃料温度Tfpを算出する(ステップS105)。例えば、ECU50は、図6に示すマップに基づき、音速Vsから推定燃料温度Tfpを算出する。
次に、ECU50は、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が閾値Td1より大きいか否か判定する(ステップS106)。これにより、ECU50は、燃温センサ出力温度Tfsを補正する必要があるか否か判定する。そして、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が閾値Td1より大きい場合(ステップS106;Yes)、即ち、式(3)を満たす場合、ECU50は、ステップS107へ処理を進める。一方、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が閾値Td1以下の場合(ステップS106;No)、即ち、式(3)を満たさない場合、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が閾値Td2より小さいか否か判定する(ステップS107)。これにより、ECU50は、燃温センサ17の検出値に異常があるか否か判定する。
そして、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が閾値Td2より小さい場合(ステップS107;Yes)、即ち、式(6)を満たさない場合、ECU50は、推定燃料温度Tfpから燃温センサ出力温度Tfsを減じた値を燃温センサ補正量dTsに設定する(ステップS108)。即ち、この場合、ECU50は、燃温センサ17に異常はないと判断し、燃温センサ補正量dTsを設定する。その後、ECU50は、燃料温度Tsに基づき燃料噴射弁11a乃至11dへの燃料噴射指令値または/及び高圧ポンプ13への圧送量指令値を算出する。これにより、ECU50は、燃温センサ出力温度Tfsと燃温センサ補正量dTsに基づき燃料温度を適切に把握することができ、燃料噴射制御の精度を向上させることができる。
一方、推定燃料温度Tfpと燃温センサ出力温度Tfsとの差分が閾値Td2以上の場合(ステップS107;No)、即ち、式(6)を満たす場合、ECU50は、燃温センサ17に異常があると判定する(ステップS109)。
以上のように、ECU50は、定常運転時に燃温センサ補正量dTsを求めることで、燃料温度を正確に把握することが可能となり、燃料噴射制御の精度を向上させ、排気性能の向上や燃焼騒音の抑制を実現することができる。
(変形例1)
図2に示す内燃機関の制御装置75の構成では、燃温センサ17は、リターン配管24b上に配置されていた。しかし、本発明が適用可能な内燃機関の制御装置75の構成はこれに限定されない。例えば、これに代えて、燃温センサ17は、リターン配管24a、24d、24eのいずれかに配置されてもよい。他の例として、燃温センサ17は、燃料配管23上に配置されてもよい。この場合、燃温センサ17は、燃料タンク15から高圧ポンプ13へ供給される燃料の温度を計測する。さらに他の例として、内燃機関の制御装置75はリターン配管24aと燃料配管23とに連通する配管をさらに有し、燃温センサ17は、当該配管上に設置されてもよい。この場合、燃温センサ17は、コモンレール12から高圧ポンプ13へ戻される燃料の温度を計測する。
(変形例2)
上述の説明では、ECU50は、圧力脈動(振動)の周期Cpを算出し、周期Cpに基づき推定燃料温度Tfpを算出した。しかし、本発明が適用可能な方法はこれに限定されない。これに代えて、ECU50は、圧力脈動の周期Cp又は周期Cpに相関がある値(「振動周期相関値」と呼ぶ。)を算出し、振動周期相関値に基づき推定燃料温度Tfpを算出してもよい。
具体的には、ECU50は、例えば圧力脈動の有する周波数を振動周期相関値として算出してもよい。この場合、ECU50は、例えば圧力脈動の最大成分の周波数またはこれに相当する周波数を振動周期相関値として算出後、所定の式又はマップを参照することで、音速Vsを算出する。他の例として、ECU50は、クランク角の変化に伴う圧力Pfの挙動を解析し、クランク角に対する圧力Pfの繰り返し幅を算出してもよい。この場合、ECU50は、当該繰り返し幅に基づき、所定のマップ又は式を参照し、音速Vsを算出する。上述のマップ又は式は、実験等に基づき作成され、ECU50のメモリに保持される。
このように、ECU50は、圧力脈動の振動周期相関値に基づき推定燃料温度Tfpを算出することができる。
(変形例3)
図3では、ECU50は、1燃焼サイクルあたりにパイロット噴射とメイン噴射の2度燃料噴射を実行していたが、本発明が適用可能な燃料噴射回数はこれに限定されない。例えば、ECU50は、パイロット噴射とメイン噴射に加えて、パイロット噴射とメイン噴射との間に燃料噴射(いわゆるプレ噴射)を実行してもよく、また、メイン噴射後に複数回燃料噴射(いわゆるアフター噴射、ポスト噴射)を実行してもよい。この場合、ECU50は、例えば上述した実施形態の説明と同様に、燃料噴射のうち最初に実行される噴射(パイロット噴射)とメイン噴射との噴射間隔であるパイロットインターバルTwをスイープさせると共に、エンジントルクをサンプリングする。これにより、ECU50は、圧力脈動の周期Cpを算出することができる。
(変形例4)
上述の説明では、内燃機関の制御装置75は、ハイブリッド車両100に搭載されていた。しかし、本発明が適用可能な構成はこれに限定されない。例えば、これに代えて、内燃機関の制御装置75は、エンジン1を動力源とした通常の車両に搭載されてもよい。この場合、ECU50は、パイロットインターバルTwのスイープ中に、例えば図示しないトルクセンサからの検出値または各種センサからの検出値に基づきエンジントルクを推定し、そのエンジントルクの挙動に基づき圧力脈動の周期Cpを算出する。
1 エンジン
2 車軸
3 車輪
4 プラネタリギヤ
5 インバータ
6 バッテリ
11a〜11d 燃料噴射弁
12 コモンレール
13 高圧ポンプ
14 電磁弁
15 燃料タンク
16 圧力センサ
17 燃温センサ
19 リリーフ弁
21a〜21d 高圧燃料経路
22、23 燃料配管
24a〜24e リターン配管
50 ECU
51 EDU
75 内燃機関の制御装置
100 車両
MG1、MG2 モータ

Claims (5)

  1. エンジンと、
    燃料タンクと、
    前記燃料タンクの燃料を加圧する高圧ポンプと、
    前記高圧ポンプにより加圧された燃料を蓄圧する蓄圧室と、
    前記畜圧室から供給された燃料を前記エンジンの各気筒内へ供給する燃料噴射弁と、
    前記燃料タンクから前記高圧ポンプへ供給される燃料の温度、または、前記畜圧室から前記高圧ポンプ若しくは前記燃料タンクへ戻される燃料の温度の少なくとも一方の温度を計測する燃温センサと、
    当該燃温センサの検出値と、前記畜圧室内の燃料が有する圧力振動の振動周期相関値と、に基づき、前記燃料噴射弁の燃料噴射指令値、または、前記高圧ポンプの圧送量指令値を算出する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記振動周期相関値に基づき前記検出値を補正することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記制御手段は、1燃焼サイクル内にパイロット噴射とメイン噴射とを少なくとも含む複数回の燃料噴射を実行し、前記エンジンを定常回転数にすると共に前記パイロット噴射と前記メイン噴射とのインターバルを所定範囲で徐々に変化をさせ、当該変化時の前記エンジンのトルクの挙動に基づき前記振動周期相関値を算出する請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記振動周期相関値に基づき前記畜圧室内の燃料の音速を算出し、当該音速に基づき燃料温度を算出する請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記燃温センサの検出値が示す温度と、前記振動周期相関値に基づき推定した温度との差が所定値より大きい場合、前記検出値を補正する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出値が示す温度と、前記振動周期相関値に基づき推定した温度との差が、前記所定値より大きい値に設定された所定の閾値以上場合、前記燃温センサに異常があると判定する請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
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