JP5195263B2 - 情報伝達媒体管理システム - Google Patents

情報伝達媒体管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5195263B2
JP5195263B2 JP2008265221A JP2008265221A JP5195263B2 JP 5195263 B2 JP5195263 B2 JP 5195263B2 JP 2008265221 A JP2008265221 A JP 2008265221A JP 2008265221 A JP2008265221 A JP 2008265221A JP 5195263 B2 JP5195263 B2 JP 5195263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reader
antenna coil
antenna
rfid tag
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008265221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010098361A (ja
Inventor
国雄 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2008265221A priority Critical patent/JP5195263B2/ja
Publication of JP2010098361A publication Critical patent/JP2010098361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5195263B2 publication Critical patent/JP5195263B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、情報伝達媒体管理システムに関するものである。
周知のように、RFIDタグは、ID情報を有するICメモリと、リーダライタ装置の通信周波数と同一の共振周波数に設定された共振回路とを備えて、リーダライタ装置との間で無線通信を行うものである。このRFIDタグを利用したシステムとして、複数物品にRFIDタグを設けて、これら各RFIDタグのID情報に基づいて、当該複数物品の管理を行うものが知られている。
例えば、図書館や公的機関等におけるCD/DVDメディアの管理に用いられるRFIDシステムは、CD/DVDメディアに貼付されたRFIDタグに対して、リーダライタ装置をかざして各RFIDタグのID情報を読み取り、CD/DVDメディアの貸出状況を把握したり、複数のRFIDタグに対して一斉に貸出履歴の書込処理をしたりして、CD/DVDメディアの管理を行っている。
ところで、上記のRFIDシステムにおいては、IDタグが各CD/DVDメディアの内周縁に統一して貼付されて、無線通信の作業効率化が図られている。ところが、CD/DVDメディアが複数積層されると、隣接するRFIDタグが相互に電気的に結合してしまい、RFIDタグの共振周波数が変化してしまうため、リーダライタ装置との通信可能距離が短くなったり、通信不能となったりしてしまう。
このようなRFIDタグの電気的結合を回避する技術として、隣接するRFIDタグの間に磁界遮蔽板を設ける技術がある(例えば、下記特許文献1)。
特開2004−246816号公報
しかしながら、従来の技術では、RFIDタグのアンテナコイルに密着する磁界遮蔽板に渦電流が発生し、この渦電流により生じる反磁界によってアンテナコイル内に流れる磁界電流が著しく減衰してしまうという問題があった。
また、CD/DVDメディアを複数積層していくと各CD/DVDメディアが有する金属薄膜が積層されて、全体的に円筒状金属物体を構成することとなり、RFIDタグとの通信経路が限定的なものとなってリーダライタ装置との通信が困難となるという問題がある。従来の技術では、この問題を解決するには至っていない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、以下のことを目的とする。
(1)ディスク状の情報伝達媒体が複数積層された状態で、情報伝達媒体に設けられたRFIDタグに対する通信を安定的に行う。
(2)情報伝達媒体の管理の安定性と容易性とを高める。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の情報伝達媒体管理システムは、ディスク状の情報記録媒体に沿って配置され、該情報記録媒体の径方向内方に設けられた第一のRFIDタグと前記径方向外方に位置するRFIDリーダライタ装置との無線通信を介在するアンテナ構造、前記情報伝達媒体を固定する固定ケース、および、該固定ケースに設けられた蓋ケースを備える収容ケースと、前記収容ケースを複数個積層させた状態、かつ、前記各収容ケースを直立させた状態で載置可能な載置台、前記載置台に設けられ、前記第二のアンテナコイルと電磁結合可能なリーダアンテナコイル、該リーダアンテナコイルを制御するリーダライタ本体を備え、前記リーダアンテナコイルは、コイル中心軸が前記収容ケースの積層方向に延在するように構成されているRFIDリーダライタ装置と、を備える情報伝達媒体管理システムにおいて、前記アンテナ構造は、一平面上に設けられ、前記第一のRFIDタグが有するRFIDアンテナコイルと電磁結合可能な第一のアンテナコイルと、前記一平面上に設けられ、前記第一のアンテナコイルと接続されると共に前記RFIDリーダライタ装置のリーダアンテナコイルと電磁結合可能な第二のアンテナコイルと、第一の磁性材料層と金属材料層と第二の磁性材料層とを順に重ねてなり、前記第一のアンテナコイルを介して前記RFIDアンテナコイルと対向する相互干渉抑制部と、を備え、前記固定ケースは、前記第二のアンテナコイルと電磁結合可能な第二のRFIDタグ、および、ランプである発光表示部を有するピッキング回路部を備え、前記リーダライタ本体は、前記第一のRFIDタグに記憶されたID情報と前記第二のRFIDタグに記憶された固有番号情報とを対応付ける対応付け情報を有し、前記リーダライタ本体が前記リーダアンテナコイルに通電させることで、前記リーダアンテナコイルと前記第二のアンテナコイル、前記第一のアンテナコイルと前記第一のRFIDタグが電磁結合し、前記第一のRFIDタグが記憶する前記ID情報を前記リーダライタ本体が受信し、前記リーダライタ本体は、受信した前記ID情報が目的のID情報である目的ID情報か否かを判定し、前記リーダライタ本体は、受信した前記ID情報が前記目的ID情報である場合に、前記対応付け情報に基づいて、受信した前記ID情報と対応付けられた前記固有番号情報に対応した信号を前記リーダアンテナコイルから発信し、前記第二のRFIDタグは、前記リーダアンテナコイルから発信された前記信号が指し示す前記固有番号情報と、自身に記憶された前記固有番号情報との照合を行い、照合が一致した場合に前記発光表示部を点灯させることを特徴としている。
また、上記の情報伝達媒体管理システムにおいて、前記リーダアンテナコイルは、前記収容ケースの積層方向に複数個区分された単位リーダアンテナコイルから構成され、該単位リーダアンテナコイルを切替選択可能なアンテナ切替部を備えることがより好ましい。
本発明に係る情報伝達媒体管理システムによれば、該情報記録媒体の径方向内方に設けられたRFIDアンテナコイルと電磁結合可能な第一のアンテナコイルと、径方向外方に位置するリーダアンテナコイルと電磁結合可能な第二のアンテナコイルとを備えるので、第一のアンテナコイルと第二のアンテナコイルとを介在して、RFIDアンテナコイルとリーダアンテナコイルとが電磁的に結合する。これにより、情報伝達媒体が複数積層されて全体的に円筒状金属物体を構成したとしても、第一のRFIDタグとRFIDリーダライタ装置との通信経路を確保することができる。
また、金属材料層を備えるので、情報伝達媒体が複数積層されて第一のRFIDタグが隣接しても第一のRFIDタグの電気的結合を防止することができ、第一のRFIDタグに設定された共振周波数が変化することを防止することができる。
さらに、金属材料層と第一のアンテナコイルとの間に第一の磁性材料層を備えるので、RFIDアンテナコイルと第一のアンテナコイルとの電磁結合で発生した磁界を第一の磁性材料層の中に通すことで、隣接する金属材料層の渦電流の発生を抑え、アンテナ構造内における磁界電流の減衰を軽減することができる。
また、金属材料層の外方側に第二の磁性材料層を備えるので、隣接する他のアンテナ構造における磁界電流の減衰を防止することができる。
従って、ディスク状の情報伝達媒体を複数積層させた状態であっても、各情報伝達媒体の間に本アンテナ構造を挟むことにより、情報伝達媒体に設けられた第一のRFIDタグとRFIDリーダライタ装置との通信を安定的に行うことができる。
た、収容ケースを直立させた状態で複数個重ねて載置可能な載置台と、第二のアンテナコイルと電磁結合可能、かつ、リーダコイル中心軸が収容ケースの積層方向に延在するリーダアンテナコイルとを備えるので、情報伝達媒体及び収容ケースを載置台から移動させることなく第一のRFIDタグとRFIDリーダとを電磁結合させることが可能となる。従って、収容ケースを載置台に載置させたままで第一のRFIDタグと無線通信を行うことができ、情報伝達媒体の管理が容易なものとなる。
た、上記アンテナ構造を有する情報伝達媒体の収容ケースと、上記RFIDリーダライタ装置とを備えるので、ディスク状の情報伝達媒体を複数積層させた状態であっても、情報伝達媒体に設けられた第一のRFIDタグとRFIDリーダライタ装置との通信を安定的に行うことができ、情報伝達媒体及び収容ケースを載置台から移動させることなく情報伝達媒体の管理を行うことができる。従って、情報伝達媒体についての管理の安定性と容易性を両立させた情報伝達媒体管理システムを提供することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るCD/DVDメディア管理システム(情報伝達媒体管理システム)Aの外観斜視図であり、図2は、CD/DVDメディア管理システムAの内部構成斜視図である。図1及び図2に示すように、このCD/DVDメディア管理システムAは、収容ケース1と、この収容ケース1に収容されたCD/DVDメディア(情報伝達媒体)2と、このCD/DVDメディア2に貼付されたRFIDタグ(第一のRFIDタグ)3と、収容ケース1に固定されたアンテナシート10と、CD/DVDメディア2が載置されたRFIDリーダライタ(RFIDリーダライタ装置)20とを備えている。
収容ケース1は、図2に示すCD/DVDメディア2を収容するものであり、比較的に薄型に構成されたものである。具体的には、CD/DVDメディア2の中心孔2aに挿入可能なスリットボスが形成された固定ケースと、この固定ケースに対してヒンジを介して開閉可能に構成された蓋ケース1aとを備えている。
このような収容ケース1は、図1に示すように、複数個が各厚さ方向を水平方向に向けて積層された状態で、RFIDリーダライタ20上に載置されている。
CD/DVDメディア2は、図2に示すように、中心孔2aと、金属(アルミニウム)蒸着膜からなるデータ記録層2bが形成されたものである。このCD/DVDメディア2は、各収容ケース1に一枚ずつ収容されており、収容ケース1が積層されることで全体的に円筒状金属物体を構成している。
RFIDタグ3は、中心孔2aを囲繞するようにCD/DVDメディア2の盤面の内周縁に貼付されており、ID情報が記憶されたICメモリ(不図示)と、RFIDアンテナコイルを有する共振回路(不図示)とを有している。なお、共振回路の共振周波数は、RFIDリーダライタ20から出カされる搬送波と同一の周波数に調整されており、例えば、13.56MHz(ISO15693)に設定されている。
図3は、アンテナシート10の背面図であり、図4は、図3におけるI−I線断面図である。アンテナシート10は、シート11と、このシート11上に形成された共振回路部12と、相互干渉抑制部13とを備えている。
シート11は、透明のフィルムシート(例えば、PET等)からなり、収容ケース1の蓋ケース1aの背面と略同じ大きさで方形に裁断されており、蓋ケース1aの背面のほぼ全面に貼付されている。
共振回路部12は、図4に示すように、シート11の正面(一平面)11aに形成された導電パターンからなり、インダクタンスに相当する第一のアンテナコイル14及び第二のアンテナコイル15と、キャパシタンスに相当するコンデンサ16とを備える直列共振回路である。この共振回路部12の共振周波数は、RFIDリーダライタ20から出カされる搬送波及びRFIDタグ3の共振回路と同一の周波数に調整されており、例えば、13.56MHzに調整されている。
第一のアンテナコイル14は、図3に示すように、シート11の中心部に形成されており、収容ケース1の蓋ケース1aを閉じた場合にCD/DVDメディア2の中心部に貼られたRFIDタグ3とほぼ密着状態で対向して、両者が最も電磁結合しやすい状態となる(図2参照)。
第二のアンテナコイル15は、第一のアンテナコイル14と接続されており、シート11の四辺の縁に沿うようにして形成されている。この第二のアンテナコイル15は、収容ケース1をRFIDリーダライタ20に直立させて載置させた場合に、四辺のうちいずれか一辺がRFIDリーダライタ20と近接するようになっている。すなわち、第二のアンテナコイル15は、図1に示す位置関係で、RFIDリーダライタ20のリーダアンテナコイル23と近接させた状態で電磁結合させることを目的としたアンテナコイルであり、磁気的な結合状態を強くするために収容ケース1の辺の長さを最大限に利用している。
コンデンサ16は、図4に示すように、第一のアンテナコイル14と、第二のアンテナコイル15との間に設けられている。
相互干渉抑制部13は、図3に示すように、シート11の背面11b側から見て第一のアンテナコイル14を覆うように、シート11の背面11bに設けられている。この相互干渉抑制部13は、図4に示すように、背面11bから順番に第一の磁性材料層13aと、金属材料層13bと、第二の磁性材料層13cとが接着層13dを介して積層された構成とされている。
第一の磁性材料層13a及び第二の磁性材料層13cは、Cr,Fe,Ni,Cuなどからなる合金の粒子を、樹脂などの基材に充填してシート状に成形した磁性層である。
また、金属材料層13bは、アルミニウム、銅などの薄膜からなる金属層である。
RFIDリーダライタ20は、図1及び図2に示すように、リーダライタ本体21と、載置台22と、リーダアンテナコイル23とを備えている。
リーダライタ本体21は、リーダアンテナコイル23を介して、RFIDタグ3を稼働させると共に、このRFIDタグ3のICメモリに対して情報を読み書きする。
載置台22は、収容ケース1を複数個積層させた状態で各収容ケース1を直立させて載置可能な載置面22aを備えるものである。換言すれば、図2に示すように、各CD/DVDメディア2の中心軸Pを水平方向に向けた状態で収容ケース1を載置する。
リーダアンテナコイル23は、リーダライタ本体21に接続されており、上部が平面状となるように構成された長方体状に巻かれたコイル型フラットアンテナである。このリーダアンテナコイル23は、載置台22の内部において載置面22aの直下に平面上に構成された上部が位置するように配設されており、コイル中心軸Qの延在方向が水平方向を向くように設定されている。
すなわち、載置面22aに収容ケース1を載置すると各CD/DVDメディア2の中心軸Pとコイル中心軸Qが平行な状態となるようになっており、このようにすることで収容ケース1及びCD/DVDメディア2の自重を利用し、リーダアンテナコイル23と載置面22aとの密着性を高めて、第二のアンテナコイル15(の一辺)とリーダアンテナコイル23との位置関係が常に近接するように、かつ、一定の位置関係となるようになっている。
リーダアンテナコイル23は、13.56MHzに共振するアンテナであり、その原理は直列共振回路でありインダクタンスとキャパシタンスでその周波数が決定される。
次に、CD/DVDメディア管理システムAの動作について説明する。
初期状態において、複数の収容ケース1が、積層状態かつ直立状態で載置台22に載置されている。これら複数の収容ケース1は、それぞれCD/DVDメディア2を収容している。
この状態において、図2に示すように、リーダライタ本体21がリーダアンテナコイル23に通電して電波を発信する。すると、このリーダアンテナコイル23の上部に、載置面22a(図1参照)を介して近接する第二のアンテナコイル15の一部(一辺)がリーダアンテナコイル23と電磁結合e1をし、第二のアンテナコイル15に磁界電流が発生する。
電磁結合e1で発生した磁界電流は、第二のアンテナコイル15と接続された第一のアンテナコイル14にも流れる。そして、この第一のアンテナコイル14と、ほぼ密着状態で対向するCD/DVDメディア2のRFIDタグ3と電磁結合e2で結合され、RFIDタグ3が稼働する。
この際、各収容ケース1内にアンテナシート10を備えるので、各CD/DVDメディア2に貼付されたRFIDタグ3が隣接していても安定的に稼働する。すなわち、金属材料層13bが隣接するRFIDタグ3の各アンテナコイルの磁界結合を遮断して、RFIDタグ3の共振周波数がずれることを抑止する。このように、CD/DVDメディア2を積層させて各RFIDタグ3が隣接しても、これに起因してRFIDタグ3の共振周波数がずれることがなく、RFIDリーダライタ20との通信可能距離が短くなったり、通信不能となったりすることがない。すなわち、無線通信が安定的なものとなる。
また、一般に、アンテナコイルでは、そのコイル部分に金属板が面的に密着して置かれた状態でコイル電流を流した場合、コイル部分に密着した金属板上には渦電流が発生し、この渦電流により生じる反磁界によってアンテナコイル内に流れる磁界電流が著しく減衰してしまう。
本第一の実施形態に係るCD/DVDメディア管理システムAにおいては、金属材料層13bに接着剤を介して新たに第一の磁性材料層13aを設けたので、電磁結合e2で発生した磁界を第一の磁性材料層13aの中に通すことで、隣接する金属材料層13bによる渦電流の発生を抑え、共振回路部12内における磁界電流の減衰を軽減する。
一方、第二の磁性材料層13cは、CD/DVDメディア2が積層されると、同一のアンテナシート10の第一のアンテナコイル14の他に、背面11b側で他のアンテナシート10の第一のアンテナコイル14と隣接するので、この他のアンテナシート10の共振回路部12内における磁界電流の減衰を軽減する。このように、共振回路部12内における磁界電流が減衰することなく、各RFIDタグ3とRFIDリーダライタ20との無線通信が安定的になされる。
このような作用により、リーダアンテナコイル23とRFIDタグ3が共振回路部12を介して間接的に磁束結合する。これにより、リーダアンテナコイル23の電波により、RFIDに電源が供給されると共に、RFIDタグ3への書込処理をなし、RFIDタグ3の反射波を受信してID情報を判別する。
以上、説明したように、本発明に係るCD/DVDメディア管理システムAにおいては、アンテナシート10と、RFIDリーダライタ20とを備えるので、CD/DVDメディア2についての管理の安定性と容易性を両立させることができる。
すなわち、アンテナシート10によれば、シート11の面方向内方側に設けられてRFIDアンテナコイルと電磁結合可能な第一のアンテナコイル14と、シート11の外周縁側に設けられ第一のアンテナコイル14と接続されると共に外部のRFIDリーダライタ20のリーダアンテナコイル23と電磁結合可能な第二のアンテナコイルと14を備えるので、第一のアンテナコイル14と第二のアンテナコイル15とを介在して、RFIDタグ3のRFIDアンテナコイルとRFIDリーダのリーダアンテナコイル23とが電磁的に結合する。これにより、CD/DVDメディア2が複数積層されて円筒状金属物体を構成したとしても、RFIDリーダライタ20をCD/DVDメディア2の径方向外方側に配置させることにより、CD/DVDメディア2の径方向内方側に位置するRFIDタグ3との通信経路を確保することができる。
従来の場合においては、CD/DVDメディアの中心部に貼られたRFIDタグのアンテナ面に対する垂直方向(中心軸Pの延在方向)とRFIDタグのアンテナ面に対する同一平面方向(CD/DVDメディアの盤面方向)との通信経路を用いて無線通信を行うしかなかった。
しかしながら、CD/DVDメディア2の中心部に貼られたRFIDタグのアンテナ面に対する垂直方向(中心軸Pの延在方向)は、中心孔2aが直径35mm程度しかなく、さらにRFIDタグが重なり合っていることから、この方向でのRFIDリーダライタとの無線通信は困難であった。
また、RFIDタグのアンテナ面に対する同一平面方向(CD/DVDメディアの盤面方向)は、RFIDタグのアンテナとRFIDリーダライタとの間に金属蒸着膜部分があるため、反磁界によって金属蒸着膜面に生じる渦電流の影響で、RFIDリーダライタとの通信が困難であった。
上記の理由により、複数積層状態でのデータの読み取りができないという状況にあったが、本アンテナシート10では、RFIDタグ3のアンテナ面に対する同一平面方向に新たに共振回路部12を設けることで、RFIDタグ3のアンテナとリーダアンテナコイル23との通信経路を確保することができる。
また、従来の場合においては、RFIDタグ3が積層状態になった場合、隣接するRFIDタグ3の各アンテナコイルが電気的に結合することで共振周波数がずれてしまう。この結果、共振作用によって稼動電カを得ているRFIDタグ3のICチップにおいて、その影響を強く受けたRFIDタグ3のICチップでは稼動電カが得られない状態となる。なお、ここでいう積層状態とは、RFIDタグ3のアンテナコイル同士が同位置に重なるようして置かれる場合であり、この場合には、電気的結合が最も強くなる。
本アンテナシート10によれば、金属材料層13bを備えるので、隣接するRFIDタグ3の各アンテナコイルの磁界結合を遮断して、RFIDタグ3の共振周波数がずれることを抑止する。このように、CD/DVDメディア2を積層させて各RFIDタグ3が隣接しても、このことに起因してRFIDタグ3の共振周波数がずれることがなく、RFIDリーダライタ20との通信可能距離が短くなったり、通信不能となったりすることがない。すなわち、無線通信が安定的なものとなる。
また、一般に、アンテナコイルでは、そのコイル部分に金属板が面的に密着して置かれた状態でコイル電流を流した場合、コイル部分に密着した金属板上には渦電流が発生し、この渦電流により生じる反磁界によってアンテナコイル内に流れる磁界電流が著しく減衰してしまう。
本アンテナシート10においては、金属材料層13bに接着剤を介して第一の磁性材料層13aを設けたので、電磁結合e2で発生した磁界を第一の磁性材料層13aの中に通すことで、隣接する金属材料層13bによる渦電流の発生を抑え、共振回路部12内における磁界電流の減衰を軽減することができる。
また、第二の磁性材料層13cを設けたので、背面11b側で隣接する他のアンテナシート10の共振回路部12内における磁界電流の減衰を軽減することができる。
また、本発明に係るRFIDリーダライタ20によれば、収容ケース1を直立させた状態で複数個重ねて載置可能な載置台22と、第二のアンテナコイル15と電磁結合可能、かつ、リーダアンテナコイル23のコイル中心軸Qが収容ケース1の積層方向に延在するように構成されたリーダアンテナコイル23とを備えるので、CD/DVDメディア2及び収容ケース1を載置台22から移動させることなくCD/DVDメディア2のRFIDタグ3とRFIDリーダライタ20とを電磁結合させることが可能となる。従って、載置台22に直立された複数の収容ケース1を移動させたり、また、収容ケース1に対してリーダライタをかざしたりすることなく、CD/DVDメディア2と無線通信を行うことができる。
図5は、CD/DVDメディア管理システムAに係るアンテナシート10の変形例であるアンテナシート40を示す背面図である。なお、図1〜4と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
CD/DVDメディア2を積層すると、前述のRFIDタグ3と同様に、CD/DVDメディア2を介して隣接する各共振回路部12が電磁結合し、そのことで直列共振回路としての共振周波数がずれてしまう恐れがある。この共振周波数のずれによって、第一のアンテナコイル14とRFIDタグ3との電磁結合e2の結合状態が弱まり、RFIDリーダライタ20との無線通信がやや不安定になる場合が想定される。
この対策として、アンテナシート10Aにおいては、シート11の四辺縁に沿って形成された第二のアンテナ部のうち、三辺を相互干渉抑制部17で覆ったものである。
この相互干渉抑制部17は、背面11b上に接着されたものであり、相互干渉抑制部13と同じ部材、層構成で形成されている。これにより、前述の相互干渉抑制部13と同様の効果を奏し、隣接する共振回路部12同士の電磁結合を遮断し、無線通信の安定性を万全なものとすることができる。
図6は、CD/DVDメディア管理システムAに係るRFIDリーダライタ20の変形例であるRFIDリーダライタ50を示す内部構成斜視図である。なお、以下の説明において、図1〜図5の構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、図6中にはRFIDリーダライタ50とアンテナシート10との位置関係を表すために、一のアンテナシート10を例示する。
このRFIDリーダライタ50は、上記RFIDリーダライタ20の構成を変更したものであって、リーダライタ本体21と、載置台22と(図1参照)、リーダアンテナコイル53と、アンテナ切替器54とを備えている。
リーダアンテナコイル53は、コイル軸Qの延在方向に複数区分された単位アンテナコイル53a〜53dから構成される
単位アンテナコイル53a〜53dは、それぞれ単体で13.56MHzの共振周波数を持つアンテナコイルであり、それぞれ上部が平面状に構成された長方体状のコイル型フラットアンテナである。これら単位アンテナコイル53a〜53dは、それぞれのコイル中心軸qを互いに水平方向に重ねて、直列状に並設されており、載置台22の内部において載置面22a(図1参照)の直下にそれぞれ上部が位置するように配設されている。すなわち、CD/DVDメディア2の積層方向に各コイル中心軸qが延在するように構成されている。
このような構成の単位アンテナコイル53a〜53dは、それぞれアンテナ切替器54に接続されている。
アンテナ切替器54は、単位アンテナコイル53a〜53dへの通電を切り替え可能に構成されたものであり、リーダライタ本体21に接続されている。このアンテナ切替器54は、リーダライタ本体21の指示に基づいて、単位アンテナコイル53a〜53dに対して順番に一つずつ通電を行って、各単位アンテナコイル53a〜53dの上(載置台22上)のアンテナシート10を介して、このアンテナシート10に対応するRFIDタグ3と無線通信を行うようになっている。
上述したように、RFIDリーダライタのアンテナコイルは13.56MHzに共振するアンテナであるが、その原理は直列共振回路であり、インダクタンスとキャパシタンスとで共振周波数が決定される。ここで、例えば、膨大な数のCD/DVDメディア2を積層させた場合には全体的に積層方向の長さが大きくなり、この長さにリーダアンテナコイルを対応させるとコイル軸線方向の長さが大きくなってしまう。このような横長形状のアンテナコイルを一のアンテナコイルで作ると、インダクタンスが極端に増大してしまい、例えキャパシタンスをゼロにしたとしても目的の共振周波数(例えば、13.56MHz)を下回ってしまう。
上記RFIDリーダライタ50の構成によれば、リーダアンテナコイル53を単位アンテナコイル53a〜53dに分割し、単位アンテナコイル53a〜53dの各コイル中心軸方向の長さが短く構成されることとなるので、単位アンテナコイル53a〜53dのそれぞれの共振周波数を容易に目的の共振周波数(例えば、13.56MHz)にすることができる。
また、これら単位アンテナコイル53a〜53dを切替選択することができるように構成したので、単位アンテナコイル53a〜53dの相互干渉を抑止することができる。
これにより、RFIDリーダライタ20と同様の効果に加えて、リーダアンテナコイル53をコイル中心軸方向に長く構成したとしても、共振周波数の設定を容易に行うことができる。
なお、上述したRFIDリーダライタ50の構成では、単位アンテナコイルを四つ並設させる構成としたが、単位アンテナコイルの数に制限はない。
また、上述したRFIDリーダライタ50の構成では、アンテナ切替機を独立した構成としたが、リーダライタ本体21又は載置台22に内蔵させてもよい。
続いて、本発明に係る第二の実施形態であるCD/DVDメディア管理システムBについて説明する。このCD/DVDメディア管理システムBは、上述の優れた管理性を有しながらも、管理現場のピックアップ作業の労力低減を図っている。
このCD/DVDメディア管理システムBの概略について説明すると、上述したように、CD/DVDメディアに貼られたRFIDタグをRFIDリーダライタ装置でスキャンして目的の収容ケース(CD/DVDメディア)を探し出した後に、この探し出した収容ケースが備えるランプをRFIDリーダライタ装置の指示で点灯させて、ランプが点灯した収容ケースを管理現場の作業者に目視させて、ピッキング作業の労力を大幅に低減するものである。
このCD/DVDメディア管理システムBの構成要素は、CD/DVDメディア管理システムAの構成要素とほぼ同様であるが、収容ケースとRFIDリーダライタ20の内部構成とが異なっている。
図7は、CD/DVDメディア管理システムBに係る収容ケース101の構成を示す背面図であり、図8は、ピッキングランプ点灯回路部(ピッキング回路部)120の回路図である。なお、以下の説明において、図1〜図6の構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
収容ケース101は、収容ケース1と同様に、スリットボスが形成された固定ケース(不図示)と、この固定ケースのヒンジ部に取り付けられた蓋ケース1aとを有しており、この蓋ケース1aの背面にアンテナシート110が貼付されている。
この収容ケース101の側部101aには、ヒンジ部が配置される位置に直方体状のスペースがあり、このスペース内にピッキングランプ点灯回路部120が収容されている。
ピッキングランプ点灯回路部120においては、図8に示すように、制御回路部をデジタル入出力ポート付きのRFIDタグ用IC121が構成している。このRFIDタグ用IC収容ケース101が有する不図示のICメモリには、固有番号情報が記憶されている。
このRFIDタグ用IC(第二のRFIDタグ)121には、アンテナコイル122が送受信用のアンテナとして接続されている。このアンテナコイル122は、図7に示すように、共振回路部12の第二のアンテナコイル15に隣接して配置されており、両者は電磁結合e3で結合される。
このアンテナコイル122には、コンデンサ123が並列接続されており、アンテナコイル122とコンデンサ123とでLC共振回路が構成されている。なお、アンテナコイル122でインダクタンスLが調整されると共に、コンデンサ123でキャパシタンスCが調整されて、LC共振回路の共振周波数が例えば、13.56MHzに設定されている。
上記電磁結合e3(図7参照)により、LC共振回路から得られた磁界電流は、図8に示すように、一方がRFIDタグ用IC121に流れ、他方が定電流素子124で定電流化されLEDなどの素子を用いたピッキングランプ(発行表示部)125の発光電流として使われる。
ピッキングランプ125は、ゲート端子がRFIDタグ用IC121のデジタル出カポートに接続されたトランジスタなどのスイッチング素子126と接続されており、このスイッチング素子126がデジタル出力ポートをオンオフ制御することで、ゲート信号がオンオフし、ピッキングランプ125を点灯/消灯することができるようになっている。
リーダライタ本体21(図1、図2参照)は、上述したRFIDタグ3のID情報と、RFIDタグ用IC121が有するICメモリに記憶された固有番号情報との対応付け情報(紐付情報)を有している。このリーダライタ本体21は、目的のRFIDタグ3を探し出した場合に、上記対応付け情報に基づいて、探し出したRFIDタグ3が有するID情報に対応する固有番号情報を有するRFIDタグ用IC121に対して、ランプ点灯指令を出す。
なお、リーダアンテナコイル53のように、アンテナを複数に分割する構成としてもよい。
次に、CD/DVDメディア管理システムBの動作について説明する。
リーダライタ本体21によってリーダアンテナコイル23が通電して電波を発信させる。すると、第二のアンテナコイル15とリーダアンテナコイル23と電磁結合e1をし、第二のアンテナコイル15に磁界電流が発生する(図2参照)。
ここで発生した磁界電流が、第一のアンテナコイル14に流れて、第一のアンテナコイル14とRFIDタグ3とが電磁結合e2で結合し、RFIDタグ3が稼働する。
各RFIDタグ3が有するID情報を、共振回路部12、リーダアンテナコイル23を介して受信したリーダライタ本体21は、この受信した各ID情報が目的のID情報か否か判定する。
受信したID情報が目的のものではない場合には、リーダライタ本体21は何もしない。
受信したID情報が目的のものである場合には、リーダライタ本体21は、上記対応付け情報に基づいて、そのID情報と対応付けられた固有番号情報とランプ点灯指令とに対応した信号を、リーダアンテナコイル23から発信する。
上記と同様にして、電磁結合e1により、第二のアンテナコイル15に磁界電流が発生する。この磁界電流によって、第二のアンテナコイル15とアンテナコイル122とが電磁結合e3をし、この電磁結合e3によりLC共振回路に磁界電流が発生し、RFIDタグ用IC121に電流が流れる。
RFIDタグ用IC121は、リーダアンテナコイル23から発信された信号が指し示す固有番号情報と、自己のICメモリに記憶された固有番号情報との照合を行い、一致した場合には、ゲート信号をオンにすることにより、スイッチング素子126をオンとし、不一致の場合には、ゲート信号を出力せず、スイッチング素子126をオフとする。
なお、RFIDタグ用IC121は、この照合の結果を示す応答信号をアンテナコイル122から、共振回路部30とリーダアンテナコイル22とを介して、リーダライタ本体21に送信する。
一方、スイッチング素子126がオンとなった場合には、ドレインとソース間に点灯電流が流れてピッキングランプ125が点灯し、管理スペースの作業者がこの点灯を目視することにより、目的のCD/DVDメディア2をピッキングする。
以上説明したように、CD/DVDメディア管理システムBにおいては、メディアが入った複数の収容ケース101が相当数積層された状態でのピッキング作業においても、CD/DVDメディア2に貼られたRFIDタグ3をRFIDリーダライタ20でスキャンして目的の収容ケース101を探し、探し出した収容ケース101のピッキングランプ125をRFIDリーダライタ20からの指示で点灯することで、作業者が瞬時に目視して目的の収容ケース101を特定することができる。これにより、ピッキングの手間と時間を大幅に縮小することができる。
このCD/DVDメディア管理システムBにおいては、例えば、背表紙にタイトル表示することが難しいスリムケース(5mm厚)にCD/DVDメディアを入れてCD/DVDメディアが積層されて収容されていたとしても、従来のように、目的の収容ケースに対するピッキング作業において区画された収容棚における収容ケースを一枚一枚取り出して、CD/DVDメディア又は収容ケースに表示されたタイトルを目視確認しながら探すといったことを行う必要がなくなり、ピッキング作業の労力を低減させることが可能となる。
また、上記の構成においては、リーダライタ本体21が対応付け情報を有している構成としたが、RFIDリーダライタ20に接続されるホストPC又はネットワークサーバのデータべース上でID情報と固有識別番号とを事前に対応付けしておくことでも、ピッキングランプ125の点灯指示が可能である。
また、上記の構成においては、ピッキングランプ点灯回路部120が回路的に独立した構成としたが、アンテナコイル122を省略して共振回路部12の中に組み込む構成としても構わない。
また、アンテナコイル122の形状は、共振回路部12の第二のアンテナコイル15と電磁結合するものであれば、他の形状であってもよい。
また、上記の構成においては、ランプが点灯した収容ケース101を作業者が目視する構成としたが、スピーカやブザー等を設けて音が出るようにして聴覚で認識させる構成としてもよい。または、これらの組み合わせでもよい。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、この発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、アンテナシート10の基材を透明のフィルムシートで構成したが、不織布等を用いてもよい。
また、上述した実施の形態では、アンテナシート10を収容ケース1の蓋ケース1bの背面に貼付する構成としたが、蓋ケース1bの表面に貼付してもよいし、固定ケースの表面に貼付してもよい。
また、上述した実施の形態では、アンテナシート10を貼付する構成としたが、例えば、蓋ケース1bが備える収容スペース(通常、歌詞カードやCDジャケット等が挿し込まれて固定されるスペース)に挿し込んで固定する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、収容ケース1とアンテナシート10とを独立の構成としたが、アンテナシート10の基材を収容ケース1のケース部材とする構成、すなわち、アンテナシート10に係るアンテナ構造を収容ケース1の蓋ケース1b又は固定ケース1aに埋め込む構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、共振回路部12の形状を図3及び図7に示す構成としたが、第一のアンテナコイル14と第二のアンテナコイル15の要素を持つものであれば、どの様な形態、形状であってもよい、例えば、上述した実施の形態では、双方のアンテナコイルのコイルの巻き数を一ターンとしたが、複数巻きのコイルであってもよい。
また、上述した実施の形態では、装置アンテナ3上への置き方に制限がない収容ケースの四辺全ての辺縁に沿わして第二のアンテナコイル15を設けたが、収容ケース1の載置方法に制限を付けることを条件として、最低一辺の縁に設ければよい。
さらに、共振回路部12中のコンデンサ16は、積層チップコンデンサなどの専用デバイスの他、シート11の両面に対向電極を設けシート11の材質を誘電体とした形態のコンデンサであってもよい。
また、上述した実施の形態では、単位アンテナコイル53a〜53dの形状を直方体状のコイル型フラットアンテナとしたが、アンテナシート10と確実に電磁結合できればどのような形状であってもよい。
本発明の第一の実施形態に係るCD/DVDメディア管理システムAの外観斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係るCD/DVDメディア管理システムAの内部構成斜視図である。 本発明の第一の実施形態において、アンテナシート10の背面図である。 本発明の第一の実施形態において、図3におけるI−I線断面図である。 本発明の第一の実施形態において、アンテナシート10の変形例であるアンテナシート40を示す背面図である。 本発明の第一の実施形態において、RFIDリーダライタ20の変形例であるRFIDリーダライタ50の内部構成斜視図である。 本発明の第二の実施形態に係るCD/DVDメディア管理システムBに係る収容ケース101の構成を示す背面図である。 本発明の第二の実施形態において、ピッキングランプ点灯回路部120の回路図である。
符号の説明
1,101…収容ケース
1a…蓋ケース
2…CD/DVDメディア(情報伝達媒体)
3…RFIDタグ(第一のRFIDタグ)
10,40…アンテナシート
11b…背面(一平面)
13…相互干渉抑制部
13a…第一の磁性材料層
13b…金属材料層
13c…第二の磁性材料層
14…第一のアンテナコイル
15…第二のアンテナコイル
20,50…RFIDリーダライタ
22…載置台
23,53…リーダアンテナコイル
53a〜53d…単位アンテナコイル
54…アンテナ切替部
e1〜e3…電磁結合
120…ピッキングランプ点灯回路部(ピッキング回路部)
121…RFIDタグ用IC(第二のRFIDタグ)
125…ピッキングランプ(発光表示部)
A,B…CD/DVDメディア管理システム(情報伝達媒体管理システム)
Q…コイル中心軸

Claims (2)

  1. ディスク状の情報記録媒体に沿って配置され、該情報記録媒体の径方向内方に設けられた第一のRFIDタグと前記径方向外方に位置するRFIDリーダライタ装置との無線通信を介在するアンテナ構造、前記情報伝達媒体を固定する固定ケース、および、該固定ケースに設けられた蓋ケースを備える収容ケースと、
    前記収容ケースを複数個積層させた状態、かつ、前記各収容ケースを直立させた状態で載置可能な載置台、前記載置台に設けられ、前記第二のアンテナコイルと電磁結合可能なリーダアンテナコイル、該リーダアンテナコイルを制御するリーダライタ本体を備え、前記リーダアンテナコイルは、コイル中心軸が前記収容ケースの積層方向に延在するように構成されているRFIDリーダライタ装置と、
    を備える情報伝達媒体管理システムにおいて、
    前記アンテナ構造は、
    一平面上に設けられ、前記第一のRFIDタグが有するRFIDアンテナコイルと電磁結合可能な第一のアンテナコイルと、
    前記一平面上に設けられ、前記第一のアンテナコイルと接続されると共に前記RFIDリーダライタ装置のリーダアンテナコイルと電磁結合可能な第二のアンテナコイルと、
    第一の磁性材料層と金属材料層と第二の磁性材料層とを順に重ねてなり、前記第一のアンテナコイルを介して前記RFIDアンテナコイルと対向する相互干渉抑制部と、
    を備え、
    前記固定ケースは、前記第二のアンテナコイルと電磁結合可能な第二のRFIDタグ、および、ランプである発光表示部を有するピッキング回路部を備え、
    前記リーダライタ本体は、前記第一のRFIDタグに記憶されたID情報と前記第二のRFIDタグに記憶された固有番号情報とを対応付ける対応付け情報を有し、
    前記リーダライタ本体が前記リーダアンテナコイルに通電させることで、前記リーダアンテナコイルと前記第二のアンテナコイル、前記第一のアンテナコイルと前記第一のRFIDタグが電磁結合し、
    前記第一のRFIDタグが記憶する前記ID情報を前記リーダライタ本体が受信し、
    前記リーダライタ本体は、受信した前記ID情報が目的のID情報である目的ID情報か否かを判定し、
    前記リーダライタ本体は、受信した前記ID情報が前記目的ID情報である場合に、前記対応付け情報に基づいて、受信した前記ID情報と対応付けられた前記固有番号情報に対応した信号を前記リーダアンテナコイルから発信し、
    前記第二のRFIDタグは、前記リーダアンテナコイルから発信された前記信号が指し示す前記固有番号情報と、自身に記憶された前記固有番号情報との照合を行い、照合が一致した場合に前記発光表示部を点灯させることを特徴とする情報伝達媒体管理システム。
  2. 前記リーダアンテナコイルは、前記収容ケースの積層方向に複数個区分された単位リーダアンテナコイルから構成され、
    該単位リーダアンテナコイルを切替選択可能なアンテナ切替部を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達媒体管理システム
JP2008265221A 2008-10-14 2008-10-14 情報伝達媒体管理システム Expired - Fee Related JP5195263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008265221A JP5195263B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 情報伝達媒体管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008265221A JP5195263B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 情報伝達媒体管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010098361A JP2010098361A (ja) 2010-04-30
JP5195263B2 true JP5195263B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=42259767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008265221A Expired - Fee Related JP5195263B2 (ja) 2008-10-14 2008-10-14 情報伝達媒体管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5195263B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012003318A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Teijin Fibers Ltd 紙媒体、電子媒体の管理システム
JP5720271B2 (ja) * 2011-01-25 2015-05-20 大日本印刷株式会社 光記録媒体用ケース、ブーストアンテナ、および、管理システム
JP2012162291A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Dainippon Printing Co Ltd 光記録媒体用ケース、ブーストアンテナ、および、管理システム
US20130162404A1 (en) 2011-12-27 2013-06-27 Grant Edward Striemer Apparatus and Method for Providing Product Information
US9551758B2 (en) 2012-12-27 2017-01-24 Duracell U.S. Operations, Inc. Remote sensing of remaining battery capacity using on-battery circuitry
US9478850B2 (en) 2013-05-23 2016-10-25 Duracell U.S. Operations, Inc. Omni-directional antenna for a cylindrical body
US9726763B2 (en) 2013-06-21 2017-08-08 Duracell U.S. Operations, Inc. Systems and methods for remotely determining a battery characteristic
WO2015133051A1 (ja) 2014-03-07 2015-09-11 日本電気株式会社 物品管理システム
US9882250B2 (en) 2014-05-30 2018-01-30 Duracell U.S. Operations, Inc. Indicator circuit decoupled from a ground plane
US10297875B2 (en) 2015-09-01 2019-05-21 Duracell U.S. Operations, Inc. Battery including an on-cell indicator
US10608293B2 (en) 2016-11-01 2020-03-31 Duracell U.S. Operations, Inc. Dual sided reusable battery indicator
US10483634B2 (en) 2016-11-01 2019-11-19 Duracell U.S. Operations, Inc. Positive battery terminal antenna ground plane
US11024891B2 (en) 2016-11-01 2021-06-01 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with lock and key mechanism
US10818979B2 (en) 2016-11-01 2020-10-27 Duracell U.S. Operations, Inc. Single sided reusable battery indicator
US10151802B2 (en) 2016-11-01 2018-12-11 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with electrical lock and key
US11837754B2 (en) 2020-12-30 2023-12-05 Duracell U.S. Operations, Inc. Magnetic battery cell connection mechanism

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213582A (ja) * 2003-01-09 2004-07-29 Mitsubishi Materials Corp Rfidタグ及びリーダ/ライタ並びに該タグを備えたrfidシステム
JP2005339663A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Hitachi Maxell Ltd 情報記憶媒体ケース
JP4175336B2 (ja) * 2005-03-25 2008-11-05 セイコーエプソン株式会社 リーダライタ
JP2007004678A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Akiba:Kk Rfidを用いた検索管理システム
JP2008067057A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Fujita Denki Seisakusho:Kk Icタグ補助装置およびicタグ補助装置の使用方法
JP2008207875A (ja) * 2007-01-30 2008-09-11 Sony Corp 光ディスクケース、光ディスクトレイ、カード部材、および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010098361A (ja) 2010-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5195263B2 (ja) 情報伝達媒体管理システム
JP5610098B2 (ja) 通信端末装置
JP5043062B2 (ja) 異なる搬送周波数で動作するトランスポンダに適合するrfidリーダのアンテナアレイ
JP5735608B2 (ja) 無線周波数識別システムに対する用途
KR100992014B1 (ko) Rfid 태그 부착 물품 수용 케이스 및 rfid 시스템
KR100699755B1 (ko) 무선 주파수 식별 시스템 애플리케이션
KR20010072457A (ko) 고주파 식별 시스템용 어플리케이션
JP2008207875A (ja) 光ディスクケース、光ディスクトレイ、カード部材、および製造方法
JP2010154012A (ja) Rfidタグ用識別システム
US8181873B2 (en) Information reading apparatus and information reading method
ZA200507780B (en) Contactless reading system for chip cards placed on objects
JP2004320571A (ja) Rfid機能付き携帯機器
JP3956215B2 (ja) Rfidシステム並びにrfidタグの相互干渉抑制方法
JP5883904B2 (ja) 図書保管管理システム
JP4956152B2 (ja) センサ・タグの多面影像方式
JP2005032113A (ja) カードホルダー
JP5156609B2 (ja) 非接触情報媒体
JP4445362B2 (ja) 無線タグ読取装置
JP3866575B2 (ja) データキャリア構造
JP5711475B2 (ja) 図書保管管理システム
JP5421867B2 (ja) 情報カード管理装置
JP2006040028A (ja) Rf−idおよびrf−idのデータ読み出しおよび書き込み方法
JP2011166340A (ja) Rfidモジュール及びrfidタグ
JP2008251146A (ja) 光ディスクケース、カード部材、および光ディスクケースの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5195263

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees