JP5195161B2 - 共振型インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高効率な電力変換器が求められている太陽光発電用系統連系インバータや燃料電池用系統連系インバータ等の共振型インバータ装置に関する。
電力変換器の効率を向上させる手段としてソフトスイッチングが有効である。このソフトスイッチング方式として、図10に示すような共振型インバータ装置が知られている。
この共振型インバータ装置は、直列に接続されたMOSFETからなるスイッチQ1とスイッチQ2との接続点と直流電源VDCの電源電圧VDCの1/2の電圧を生成するための2つのコンデンサC5,C6の中点との間に、共振用のリアクトルL1と双方向スイッチを構成するMOSFETからなるスイッチQ3,Q4とで構成された直列回路が接続されている。
この共振型インバータ装置によれば、スイッチQ3,Q4を同時にオン/オフすることによって、ハーフブリッジ構成やフルブリッジ構成のインバータ回路の1アームを構成するスイッチQ1,Q2に並列に接続されたコンデンサC1,C2とリアクトルL1とによって共振動作が行なわれる。このソフトスイッチング方式では、インバータ回路のスイッチQ1,Q2のターンオン時及びターンオフ時にサージ電圧が発生しないため、損失及びノイズを低減することができる。
また、前述した従来技術に関連する技術として、特許文献1に記載された電力変換装置が知られている。
特開平7−337022号公報
しかしながら、共振動作を行うための2つのスイッチQ3,Q4(又はIGBT(絶縁ゲートバイパーラトランジスタ)、トランジスタ)で構成される双方向スイッチにおいては、スイッチQ3,Q4のターンオフ時に、図11に示すように、リアクトルL1とスイッチQ3,Q4の出力容量とによってスイッチQ3のドレイン−ソース間電圧Q3Vdsに共振によるサージ電圧(リンギング電圧)が発生する。このため、高耐圧のスイッチQ3,Q4を使用しなければならない上にノイズが発生してしまう。
また、2つのスイッチQ3,Q4とリアクトルL1との直列回路の配置は、図12に示す6通りの配置がある。図12(a)(b)の例では、スイッチQ3の一端が安定電位に接続されているが、スイッチQ4は両端が安定電位に接続されておらず不安定となる。
図12(c)(d)の例では、スイッチQ3の両端の電位が不安定でスイッチQ4の一端はスイッチQ1,Q2のスイッチングモードによって電源電圧VDCか0Vとなる。
図12(e)(f)の例では、スイッチQ3の一端が安定電位となり、スイッチQ4がスイッチQ1,Q2のスイッチングモードによって電源電圧VDCが0Vとなる。共振動作に影響がない回路構成であるが、スイッチQ3,Q4を電源電圧VDCの1/2程度にサージ電圧を抑えるのが困難である。
スイッチQ3,Q4とリアクトルL1との直列回路には、理想的には電源電圧VDCの1/2の電圧しか印加されないにも拘わらず、サージ電圧のためにスイッチQ3,Q4の耐圧をスイッチQ1,Q2と同等以上の耐圧とする必要があり、効率が悪化する。また、オン抵抗の高いスイッチを使用しなければならないため、コストが上昇してしまう。
本発明は、ノイズ及びサージ電圧を低減することにより、低耐圧で低コストのスイッチを使用できる共振型インバータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、直流電源の正極と負極との間に接続され、第1コンデンサとこの第1コンデンサと同一容量の第2コンデンサとからなる第1直列回路と、前記直流電源の正極と負極との間に接続され、第1スイッチと第2スイッチとからなる第2直列回路と、前記第1スイッチに並列に接続された第3コンデンサと、前記第2スイッチに並列に接続された第4コンデンサと、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に第1主電極が接続され、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフしている時にオンする第3スイッチと、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点に一端が接続されたリアクトルと、第1主電極が前記リアクトルの他端に接続され、第2主電極が前記第3スイッチの第2主電極に接続され、前記第3スイッチと同時にオンする第4スイッチと、前記第3スイッチに並列に接続される第5コンデンサと、前記第4スイッチに並列に接続される第6コンデンサと、前記第3スイッチの第2主電極にアノードが接続された第1ダイオード、一端が前記第1ダイオードのカソードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第7コンデンサ、一端が前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのカソードとに接続され他端が前記直流電源の正極に接続された第1抵抗を有する第1サージ抑制回路と、前記第4スイッチの第1主電極にカソードが接続された第2ダイオード、一端が前記第2ダイオードのアノードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第8コンデンサ、一端が前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのアノードに接続され他端が前記直流電源の負極に接続された第2抵抗を有する第2サージ抑制回路とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の共振型インバータ装置において、前記第1抵抗に代えて、アノードが前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのカソードとに接続されカソードが前記直流電源の正極に接続された第3ダイオードを設け、前記第2抵抗に代えて、カソードが前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのアノードに接続されアノードが前記直流電源の負極に接続された第4ダイオードを設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、直流電源の正極と負極との間に接続され、第1コンデンサとこの第1コンデンサと同一容量の第2コンデンサとからなる第1直列回路と、前記直流電源の正極と負極との間に接続され、第1スイッチと第2スイッチとからなる第2直列回路と、前記第1スイッチに並列に接続された第3コンデンサと、前記第2スイッチに並列に接続された第4コンデンサと、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に第2主電極が接続され、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフしている時にオンする第3スイッチと、前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点に一端が接続されたリアクトルと、第2主電極が前記リアクトルの他端に接続され、第1主電極が前記第3スイッチの第1主電極に接続され、前記第3スイッチと同時にオンする第4スイッチと、前記第3スイッチに並列に接続される第5コンデンサと、前記第4スイッチに並列に接続される第6コンデンサと、前記第3スイッチの第1主電極にカソードが接続された第1ダイオード、一端が前記第1ダイオードのアノードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第7コンデンサ、一端が前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのアノードとに接続され他端が前記直流電源の負極に接続された第1抵抗を有する第1サージ抑制回路と、前記第4スイッチの第2主電極にアノードが接続された第2ダイオード、一端が前記第2ダイオードのカソードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第8コンデンサ、一端が前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのカソードに接続され他端が前記直流電源の正極に接続された第2抵抗を有する第2サージ抑制回路とを有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の共振型インバータ装置において、前記第1抵抗に代えて、カソードが前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのアノードとに接続されアノードが前記直流電源の負極に接続された第3ダイオードを設け、前記第2抵抗に代えて、アノードが前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのカソードに接続されカソードが前記直流電源の正極に接続された第4ダイオードを設けたことを特徴とする。
請求項1,3の発明によれば、第1コンデンサと第2コンデンサとの接続点に第3スイッチを接続し、第1スイッチと第2スイッチとの接続点にリアクトルを接続し、第3スイッチとリアクトルとの間に第4スイッチを接続したので、第3スイッチ及び第4スイッチのターンオフが共振電流がゼロとなる前後で行われ、リアクトルのエネルギーによるサージ電圧が発生する場合でも、第3スイッチ及び第4スイッチに印加される電圧が第1サージ抑制回路及び第2サージ抑制回路により直流電源の電源電圧の略1/2で抑制される。即ち、第3スイッチ及び第4スイッチのターンオフのタイミングにバラツキがあっても第3スイッチ及び第4スイッチに過大なサージ電圧を発生させることがなくノイズを低減できる。また、サージ電圧が抑制されることにより、低耐圧で低コストで低オン抵抗のスイッチを使用できる。
請求項2,4の発明によれば、抵抗の代わりにダイオードを接続することによって、第7コンデンサ及び第8コンデンサの電圧が直流電源の電源電圧にクランプされるため、サージ電圧が抑制される。
以下、本発明の共振型インバータ装置の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の共振型インバータ装置は、共振回路を構成する2つのスイッチのターンオフ時に発生する各スイッチのドレイン−ソース間の電圧上昇を電源電圧の略1/2に抑制するための最適なスイッチの配置を導き出し、サージ抑制回路によりサージ電圧を抑制することでノイズ及びサージ電圧を低減して、低耐圧で低コストで低オン抵抗のスイッチを使用することを特徴とする。
図1は本発明の実施例1の共振型インバータ装置を示す回路図である。図1において、直流電源VDCの正極と負極との間には、コンデンサC5(第1コンデンサ)とこのコンデンサC5と同一容量のコンデンサC6(第2コンデンサ)とからなる直列回路が接続されている。直流電源VDCの正極と負極との間には、還流ダイオードを備えたMOSFET等の半導体スイッチング素子からなるスイッチQ1(第1スイッチ)と還流ダイオードを備えたMOSFET等の半導体スイッチング素子からなるスイッチQ2(第2スイッチ)とからなる直列回路が接続されている。スイッチQ1には並列にコンデンサC1(第3コンデンサ)が接続され、スイッチQ2には並列にコンデンサC2(第4コンデンサ)が接続されている。
コンデンサC5とコンデンサC6との接続点Bには還流ダイオードを備えたMOSFET等の半導体スイッチング素子からなるスイッチQ3(第3スイッチ)のソース(第1主電極)が接続されている。スイッチQ1とスイッチQ2との接続点AにはリアクトルL1の一端が接続されている。還流ダイオードを備えたMOSFET等の半導体スイッチング素子からなるスイッチQ4(第4スイッチ)は、ソース(第1主電極)がリアクトルL1の他端に接続され、ドレイン(第2主電極)がスイッチQ3のドレイン(第2主電極)に接続されている。スイッチQ3には並列にコンデンサC3(第5コンデンサ)が接続されている。スイッチQ4には並列にコンデンサC4(第6コンデンサ)が接続されている。スイッチQ3,Q4で双方向スイッチ(交流スイッチともいう)を構成している。
スイッチQ3のドレインにはダイオードD1(第1ダイオード)のアノードが接続されている。コンデンサC7(第7コンデンサ)は、一端がダイオードD1のカソードに接続され他端がコンデンサC5とコンデンサC6との接続点Bに接続されている。第1抵抗R1は、一端がコンデンサC7の一端とダイオードD1のカソードとに接続され他端が直流電源VDCの正極に接続されている。ダイオードD1とコンデンサC7と第1抵抗R1とは第1サージ抑制回路を構成する。
スイッチQ4のソースにはダイオードD2(第2ダイオード)のカソードが接続されている。コンデンサC8(第8コンデンサ)は、一端がダイオードD2のアノードに接続され他端がコンデンサC5とコンデンサC6との接続点Bに接続されている。第2抵抗R2は、一端がコンデンサC8の一端とダイオードD2のアノードに接続され他端が直流電源VDCの負極に接続されている。ダイオードD2とコンデンサC8と第2抵抗R2とは第2サージ抑制回路を構成する。
制御部(不図示)は、スイッチQ1とスイッチQ2とは所定のデットタイム(スイッチQ1,Q2が共にオフである期間)を設けて交互にオン/オフさせると共にスイッチQ1とスイッチQ2とがオフしている所定のデットタイム期間中にスイッチQ3とスイッチQ4とを同時にオンさせる。
次に、実施例1の共振型インバータ装置のスイッチQ3,Q4に発生するサージ電圧の抑制について説明する。図1では、共振動作を理解し易くするため、ハーフブリッジ構成のインバータ回路の1アーム(スイッチQ1,Q2)に電流源CC1が接続されているとして説明する。
まず、スイッチQ1及びスイッチQ2がオフしている時に、インバータ回路から出力電流が図1の向きに流れているモードにおいて、スイッチQ3及びスイッチQ4がオンする。
この時、直流電源VDCの負極側の電位を基準にすると、A点の電位はスイッチQ2の還流ダイオードがオンしているため、0Vとなっている。B点の電位は電源電圧VDCのVDC/2であるため、B点からA点に電流が流れる。この時、電流はスイッチQ3の還流ダイオードを通り、スイッチQ4はリアクトルL1によりゼロ電流スイッチング(ソフトスイッチング)となる。このため、スイッチQ4のターンオン時のスイッチングロスはほとんど発生しない。
リアクトルL1に流れる電流は、(VDC/2)/L1の傾きで電流源CC1の電流まで上昇していき、電流源CC1の電流に達した時にリアクトルL1(インダクタンス値をL1とする)とコンデンサC1,C2(コンデンサC1,C2の容量をC1とする)とで共振する。この時、コンデンサC1が放電してコンデンサC2が充電する経路となり、π√(L1×2C1)の周期でコンデンサC1の電圧が0Vとなり、コンデンサC2の電圧が電源電圧VDCとなる。コンデンサC1の電圧が0VでスイッチQ1をオンし、スイッチQ1がゼロ電圧スイッチング(ソフトスイッチング)となる。
共振動作後には、A点の電位が0Vから電源電圧VDCとなっているため、リアクトルL1には共振が始まった時とは逆の向きにVDC/2の電圧が印加されている。このため、(VDC/2)/L1の傾きでリアクトルL1に流れる共振電流が減少する。
共振電流が0となった時、スイッチQ3及びスイッチQ4を同時にオフする。この時、スイッチQ3,Q4の出力容量を考慮すると、リアクトルL1とスイッチQ4の還流ダイオードとスイッチQ3の出力容量とで直列共振回路が生成される。従って、スイッチQ3及びスイッチQ4をターンオフした後、A点からB点へ引き続き電流が流れ、リアクトルL1とスイッチQ3の出力容量により傾きの鋭い電圧上昇が発生してこれがサージ電圧となる。
即ち、スイッチQ3の電圧が上昇した時、ダイオードD1を通してコンデンサC7に電流が流れる。コンデンサC7に電流が流れ込むことにより、コンデンサC7の電圧が上昇していき、電源電圧VDC以上となると第1抵抗R1を介して直流電源VDCに電流が流れる。これにより、電流は、A点→L1→Q4の還流ダイオード→D1→R1→Q1→A点の経路で流れて、経路のインピーダンスで減少していく。このため、スイッチQ3の電圧上昇はVDC/2程度に抑制することができる。
次に、図2では、電流源CC2がスイッチQ1のドレイン−ソース間に接続されているとして説明する。
電流源CC2の電流はスイッチQ1の還流ダイオードを流れているため、A点の電位は電源電圧VDCとなっている。この時、スイッチQ3及びスイッチQ4をオンすると、A点からB点へ(VDC/2)/L1の傾きで電流が増加する。
リアクトルL1の電流が電流源CC2の電流に達した時、リアクトルL1とコンデンサC1とコンデンサC2とで共振が発生し、π√(L1×2C1)の周期でコンデンサC1が電源電圧VDCまで充電され、コンデンサC2が0Vまで放電される。この時、スイッチQ2をオンすると、スイッチQ2はゼロ電圧スイッチングとなり、損失が発生しない。
共振動作後には、A点の電位が0Vとなっているため、共振電流は(VDC/2)/L1の傾きで減少する。共振電流が0となった時、スイッチQ3及びスイッチQ4をオフすると、リアクトルL1とスイッチQ3の還流ダイオードとスイッチQ4の出力容量で直列共振回路が生成される。このため、スイッチQ3及びスイッチQ4をターンオフした後、B点からA点へ引き続き電流が流れ、リアクトルL1とスイッチQ4の出力容量により傾きの鋭い電圧上昇が発生しこれがサージ電圧となる。このサージ電圧は第2サージ抑制回路D2,C8,R2により抑制される。
ところで、スイッチQ4はスイッチQ3のドレインとリアクトルL1に接続されているため、回路上、スイッチQ4のドレインとソースとは安定電位には接続されていない。しかし、図2に示すような、スイッチQ3及びスイッチQ4の配置としておけば、スイッチQ4の電圧が上昇するモードは、B点の電位がVDC/2で、A点の電位は0Vとなる時のみでサージ電圧発生時はB点の電位がA点の電位よりも高い。
これは、スイッチQ4の電圧が上昇する時には、スイッチQ3の還流ダイオードが必ず導通していることを意味する。即ち、スイッチQ4のドレインは等価的にB点に接続されていると考えることができる。仮に、スイッチQ4がスイッチQ3の隣に配置されず、図12(e)のように接続された場合には、スイッチQ4のドレインは、リアクトルLに接続されているため、サージ電圧の発生するモードにおいては不安定となってしまう。
スイッチQ4のドレインが安定電位となっている時、サージ電圧はスイッチQ4のソースが不安定電位となっているために発生する。このため、スイッチQ4のソースにサージ電圧を抑制させる第2サージ抑制回路D2,C8,R2を接続している。
また、スイッチQ4にサージ電圧が発生する時には、スイッチQ4のドレインがB点に接続されていると考えることができるので、図2に示すようにサージ抑制回路のコンデンサC8の一端をB点に接続することで、スイッチQ4の電圧上昇をVDC/2程度に抑制することができる。
スイッチQ4の電圧がVDC/2以上に上昇すると、D点の電位はC点の電位よりも低くなるため、ダイオードD2が導通して、L1→Q2→R2→D2→L1の経路で電流が流れて、回路インピーダンスで減少していく。この時、スイッチQ4の電圧は、コンデンサC8の電圧にクランプされるため、電圧は上昇しない。
このように実施例1によれば、スイッチQ3及びスイッチQ4のターンオフが共振電流がゼロとなる前後で行われ、リアクトルL1のエネルギーによるサージ電圧が発生する場合でも、スイッチQ3及びスイッチQ4に印加される電圧が第1サージ抑制回路D1,C7,R1及び第2サージ抑制回路D2,C8,R2により直流電源VDCの電源電圧VDCの略1/2で抑制される。即ち、スイッチQ3及びスイッチQ4のターンオフのタイミングにバラツキがあってもスイッチQ3及びスイッチQ4に過大なサージ電圧を発生させることがなくノイズを低減できる。また、サージ電圧が抑制されることにより、低耐圧で低コストで低オン抵抗のスイッチを使用できる。
なお、図1及び図2において、第1抵抗R1に代えて、アノードがコンデンサC7の一端とダイオードD1のカソードとに接続されカソードが直流電源VDCの正極に接続されたダイオードD3(第3ダイオード)を設けても良い。また、第2抵抗R2に代えて、カソードがコンデンサC8の一端とダイオードD2のアノードに接続されアノードが直流電源VDCの負極に接続されたダイオードD4(第4ダイオード)を設けても良い。このような構成でも実施例1の効果と同様な効果が得られる。
図3は本発明の実施例2の共振型インバータ装置を示す回路図である。図3では、コンデンサC5とコンデンサC6との接続点BにはスイッチQ3のドレインが接続されている。スイッチQ4は、ドレインがリアクトルL1に接続され、ソースがスイッチQ3のソースに接続されている。
スイッチQ3のソースにはダイオードD1のカソードが接続されている。コンデンサC7は、一端がダイオードD1のアノードに接続され他端がコンデンサC5とコンデンサC6との接続点Bに接続されている。第1抵抗R1は、一端がコンデンサC7の一端とダイオードD1のアノードとに接続され他端が直流電源VDCの負極に接続されている。ダイオードD1とコンデンサC7と第1抵抗R1とは第1サージ抑制回路を構成する。
スイッチQ4のドレインにはダイオードD2のアノードが接続されている。コンデンサC8は、一端がダイオードD2のカソードに接続され他端がコンデンサC5とコンデンサC6との接続点Bに接続されている。第2抵抗R2は、一端がコンデンサC8の一端とダイオードD2のカソードに接続され他端が直流電源VDCの正極に接続されている。ダイオードD2とコンデンサC8と第2抵抗R2とは第2サージ抑制回路を構成する。
次に、実施例2の共振型インバータ装置のスイッチQ3,Q4に発生するサージ電圧の抑制について説明する。図3では、電流源CC1がスイッチQ2のドレイン−ソース間に接続されているとして説明する。
スイッチQ1及びスイッチQ2がオフしている時に、インバータ回路から出力電流が図3の向きに流れているモードにおいて、スイッチQ3及びスイッチQ4を同時にオンする。この時、A点の電位はスイッチQ2の還流ダイオードがオンしているため、0Vとなっている。
スイッチQ3及びスイッチQ4をオンすると、B点からA点の向きにリアクトルL1に流れる電流は、(VDC/2)/L1の傾きで電流源CC1の電流まで上昇していき、電流源CC1の電流に達した時にリアクトルL1とコンデンサC1とコンデンサC2とで共振する。この時、コンデンサC1が放電してコンデンサC2が充電する経路となり、π√(L1×2C1)の周期でコンデンサC1の電圧が0Vとなり、コンデンサC2の電圧が電源電圧VDCとなる。コンデンサC1の電圧が0Vで、スイッチQ1がオンして、ゼロ電圧スイッチングとなる。
共振動作後には、A点の電位が0Vから電源電圧VDCとなっているため、リアクトルL1は共振が始まった時とは逆の向きにVDC/2の電圧が印加されているため、(VDC/2)/L1の傾きでリアクトルL1に流れる共振電流が減少する。
共振電流が0となった時、スイッチQ3及びスイッチQ4を同時にオフする。この時、スイッチQ3,Q4の出力容量を考慮すると、リアクトルL1とスイッチQ4の出力容量とスイッチQ3の還流ダイオードとで直列共振回路が生成される。このため、スイッチQ3及びスイッチQ4をターンオフした後、A点からB点へ引き続き電流が流れ、リアクトルL1とスイッチQ4の出力容量により傾きの鋭い電圧上昇が発生しこれがサージ電圧となる。
ところで、スイッチQ4はスイッチQ3のソースとリアクトルL1に接続されているため、回路上スイッチQ4のドレインとソースが安定電位には接続されていない。しかし、図3に示すスイッチQ3,Q4の配置では、スイッチQ4の電圧が上昇する時はB点がVDC/2でA点は電源電圧VDCとなる時のみで、サージ電圧発生時はA点の電位がB点の電位よりも高い。
これは、スイッチQ3の還流ダイオードがスイッチQ4の電圧が上昇する時は必ず導通していることを意味する。即ち、スイッチQ4のソースは等価的にB点に接続されていると考えることができる。仮に、スイッチQ4がスイッチQ3の隣に配置されず、図12(f)のように接続された場合には、サージ電圧の発生するモードにおいては、スイッチQ4のソースはリアクトルL1に接続されているため、不安定となってしまう。
スイッチQ4のソース電位が安定電位となっている時、サージ電圧はスイッチQ4のドレインが不安定電位となっているために発生する。即ち、スイッチQ4のドレインにサージ電圧を抑制させる第2サージ抑制回路D2,C8,R2を接続している。また、スイッチQ4にサージ電圧が発生する時は、スイッチQ4のソースがB点に接続されていると考えることができるので、図3に示すように、第2サージ抑制回路のコンデンサC8の一端をB点に接続すると、スイッチQ4の電圧上昇をVDC/2程度に抑制できる。
スイッチQ4の電圧が上昇した時、ダイオードD2を通してコンデンサC8に電流が流れる。コンデンサC8に電流が流れ込むことにより、コンデンサC8の電圧が上昇していき、電源電圧VDC以上となると、第2抵抗R2を介して電流が流れる。これにより、電流はA点→L1→D2→R2→Q1→A点の経路で流れて、経路のインピーダンスで減少していく。従って、スイッチQ4の電圧上昇は、VDC/2程度に抑制することができる。
次に、図4では、電流源CC2がスイッチQ1のドレイン−ソース間に接続されているとして説明する。
電流源CC2の電流はスイッチQ1の還流ダイオードを流れているため、A点の電位は電源電圧VDCとなっている。この時、スイッチQ3及びスイッチQ4をオンすると、A点からB点へ(VDC/2)/L1の傾きで電流が増加する。リアクトルL1の電流が電流源CC2の電流に達した時、リアクトルL1とコンデンサC1とコンデンサC2とで共振が発生し、π√(L1×2C1)の周期でコンデンサC1が電源電圧VDCまで充電され、コンデンサC2が0Vまで放電される。この時、スイッチQ2をオンするとスイッチQ2がゼロ電圧スイッチングとなり、損失が発生しない。
共振動作後には、A点の電位が0Vとなっているため、共振電流は(VDC/2)/L1の傾きで減少する。共振電流が0となった時、スイッチQ3及びスイッチQ4がオフすると、リアクトルL1とスイッチQ3の出力容量とスイッチQ4の還流ダイオードとで直列共振回路が生成される。従って、スイッチQ3及びスイッチQ4をターンオフした後、B点からA点へ引き続き電流が流れ、リアクトルL1とスイッチQ3の出力容量により傾きの鋭い電圧上昇が発生しこれがサージ電圧となる。
スイッチQ3のドレインはB点に接続されているため、スイッチQ3のソースが回路上不安定となっている。スイッチQ3の電圧が上昇した時、コンデンサC7はVDC/2に充電されているため、スイッチQ3のソース電位がC点電位よりも低くなった時にダイオードD1が導通する。その時の電流はA点→Q2→R1→D1→Q4の還流ダイオード→L1→A点の経路で流れて経路のインピーダンスで減少していく。従って、スイッチQ3の電圧上昇はVDC/2程度に抑制することができる。
即ち、スイッチQ3及びスイッチQ4のターンオフのタイミングにバラツキがあってもスイッチQ3及びスイッチQ4に過大なサージ電圧を発生させることがなくノイズを低減できる。また、サージ電圧が抑制されることにより、低耐圧で低コストで低オン抵抗のスイッチを使用できる。
なお、図3及び図4において、第1抵抗R1に代えて、カソードがコンデンサC7の一端とダイオードC1のアノードとに接続されアノードが直流電源VDCの負極に接続されたダイオードD3を設けても良い。また、第2抵抗R2に代えて、アノードがコンデンサC8の一端とダイオードD2のカソードに接続されカソードが直流電源VDCの正極に接続されたダイオードD4を設けても良い。このような構成でも実施例2の効果と同様な効果が得られる。
(共振電流が0になる前にスイッチQ3,Q4がターンオフした時の動作)
次に、各実施例1,2において、共振電流が0になる前にスイッチQ3,Q4がターンオフした時の動作について図5〜図7を用いて説明する。
まず、図5を用いて、スイッチQ3,Q4のターンオフが速く正常にサージ抑制回路が動作した場合を説明する。
図2の回路において、スイッチQ1及びスイッチQ2がオフしている時にスイッチQ3及びスイッチQ4がターンオンして、リアクトルL1とコンデンサC1とコンデンサC2とが共振を行った後、A点の電位が電源電圧VDCから0Vに低下し、共振電流が0に近づいていく。この共振電流L1iが0になる前にスイッチQ3及びスイッチQ4をターンオフすると、A点→L1→Q4の還流ダイオード→C3→B点の経路で電流が流れ、コンデンサC3の電圧が上昇する。
共振電流が0に達した後、B点→C3→C4→L1→A点の経路で電流が流れ、コンデンサC3の電圧が低下し、コンデンサC4の電圧が上昇する。コンデンサC3の電荷がなくなると、電流の経路はB点→Q3の還流ダイオード→C4→L1→A点となる。このため、コンデンサC4の電圧が上昇し続けるが、サージ抑制回路D1,R1,C7,D2,C8,R2によって、図5に示すように、スイッチQ3のドレイン−ソース間電圧Q3VdsとスイッチQ4のドレイン−ソース間電圧Q4Vdsとは、VDC/2程度に保たれる。
ところで、コンデンサC3及びコンデンサC4の容量が小さい時、共振電流が0に達しない前にスイッチQ3及びスイッチQ4をターンオフさせると、コンデンサC3の電圧が上昇した後に電流の向きが変わり、コンデンサC3の電圧が低下せずにコンデンサC4の電圧が急激に上昇するモードが発生する。これは共振周期と電圧V=(∫idt)/Cの式で表されるように同じ電流量でもコンデンサ容量が小さいと電圧は大きくなるためである。
この状態は、図6に示すようにスイッチQ3,Q4のターンオフのタイミングが速く、スイッチQ3の電圧が低下する前にスイッチQ4電圧が上昇した時に発生することがある。この場合、コンデンサC3の電荷が抜けなくなり、スイッチQ3の電圧がVDC/2で保持され、スイッチQ4の電圧が電源電圧VDCまで上昇する。
VBE+VED=VBDの式が成り立つ。ここで、VBEは接続点Bの電位と接続点Eの電位との電位差(電圧)であり、VEDは接続点Eの電位と接続点Dの電位との電位差(電圧)であり、VBDは接続点Bの電位と接続点Dの電位との電位差(電圧)である。
このため、−VDC/2+VED=VDC/2となり、VED、即ち、スイッチQ4の電圧が電源電圧VDCに上昇しないと、第2サージ抑制回路のダイオードD2が導通しない。このため、VDC/2で第2サージ抑制回路が動作せず、低耐圧のスイッチQ4を使用すると、スイッチQ4が過電圧で破損してしまう。
このため、スイッチQ3及びスイッチQ4と並列にコンデンサC3,C4を接続する。これにより、図7に示すように、スイッチQ3及びスイッチQ4の急激な電圧上昇を抑制でき、第1及び第2サージ抑制回路がVDC/2で動作するようになる。
スイッチQ3及びスイッチQ4と並列のコンデンサは損失に影響が出ない程度の数百pFから千pF程度とし、スイッチQ3,Q4の出力容量が大きい時には接続しなくても良い。
なお、1kWの容量の共振型インバータ装置でスイッチング周波数が20kHz、直流リンク電圧が350V程度の時、コンデンサ1000pFを接続した時のエネルギーは1/2×1000pF×175×20kHz=0.3W程度となる。装置の容量に対して0.03%程度のエネルギーの充放電となるため、損失にはほとんど影響がない。
なお、共振電流が0になった後にスイッチQ3及びスイッチQ4がオフした時には、共振電流が0になる前にオフする時のコンデンサC3に電荷が蓄積されるモードがないため、問題なく第1及び第2サージ抑制回路が働く。
また、図8に各実施例の共振型インバータ装置のインバータ制御を行ったときの各部の波形図を示した。図9に各実施例の共振型インバータ装置の共振電流とスイッチQ4の電圧の波形図を示した。図8及び図9において、LiはリアクトルLに流れる電流である。Q3VdsはスイッチQ3のドレイン−ソース間の電圧であり、Q4VdsはスイッチQ4のドレイン−ソース間の電圧である。
本発明の実施例1の共振型インバータ装置の出力に等価的に電流源CC1が接続されている回路図である。 本発明の実施例1の共振型インバータ装置の出力に等価的に電流源CC2が接続されている回路図である。 本発明の実施例2の共振型インバータ装置の出力に等価的に電流源CC1が接続されている回路図である。 本発明の実施例2の共振型インバータ装置の出力に等価的に電流源CC2が接続されている回路図である。 各実施例のスイッチQ3,Q4のターンオフが速く正常にサージ抑制回路が動作した場合の各部の波形図である。 各実施例のスイッチQ3の電圧が低下する前にスイッチQ4電圧が上昇した時の各部の波形図である。 各実施例のスイッチQ3,Q4に並列にコンデンサを接続した時の各部の波形図である。 各実施例の共振型インバータ装置のインバータ制御を行ったときの各部の波形図である。 各実施例の共振型インバータ装置の共振電流とスイッチQ4の電圧の波形図である。 従来の共振型インバータ装置の1相分の共振回路のモデルを示す図である。 図10に示す従来の共振型インバータ装置の1相分の共振回路の動作を示す波形図である。 従来の共振型インバータ装置の双方向スイッチの組み合わせを示す図である。
符号の説明
VDC 直流電源
C1〜C8 コンデンサ
L1 リアクトル
Q1〜Q4 スイッチ
R1,R2 抵抗
D1,D2 ダイオード
CC1,CC2 電流源

Claims (4)

  1. 直流電源の正極と負極との間に接続され、第1コンデンサとこの第1コンデンサと同一容量の第2コンデンサとからなる第1直列回路と、
    前記直流電源の正極と負極との間に接続され、第1スイッチと第2スイッチとからなる第2直列回路と、
    前記第1スイッチに並列に接続された第3コンデンサと、
    前記第2スイッチに並列に接続された第4コンデンサと、
    前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に第1主電極が接続され、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフしている時にオンする第3スイッチと、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点に一端が接続されたリアクトルと、
    第1主電極が前記リアクトルの他端に接続され、第2主電極が前記第3スイッチの第2主電極に接続され、前記第3スイッチと同時にオンする第4スイッチと、
    前記第3スイッチに並列に接続される第5コンデンサと、
    前記第4スイッチに並列に接続される第6コンデンサと、
    前記第3スイッチの第2主電極にアノードが接続された第1ダイオード、一端が前記第1ダイオードのカソードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第7コンデンサ、一端が前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのカソードとに接続され他端が前記直流電源の正極に接続された第1抵抗を有する第1サージ抑制回路と、
    前記第4スイッチの第1主電極にカソードが接続された第2ダイオード、一端が前記第2ダイオードのアノードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第8コンデンサ、一端が前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのアノードに接続され他端が前記直流電源の負極に接続された第2抵抗を有する第2サージ抑制回路と、
    を有することを特徴とする共振型インバータ装置。
  2. 前記第1抵抗に代えて、アノードが前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのカソードとに接続されカソードが前記直流電源の正極に接続された第3ダイオードを設け、前記第2抵抗に代えて、カソードが前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのアノードに接続されアノードが前記直流電源の負極に接続された第4ダイオードを設けたことを特徴とする請求項1記載の共振型インバータ装置。
  3. 直流電源の正極と負極との間に接続され、第1コンデンサとこの第1コンデンサと同一容量の第2コンデンサとからなる第1直列回路と、
    前記直流電源の正極と負極との間に接続され、第1スイッチと第2スイッチとからなる第2直列回路と、
    前記第1スイッチに並列に接続された第3コンデンサと、
    前記第2スイッチに並列に接続された第4コンデンサと、
    前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に第2主電極が接続され、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフしている時にオンする第3スイッチと、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチとの接続点に一端が接続されたリアクトルと、
    第2主電極が前記リアクトルの他端に接続され、第1主電極が前記第3スイッチの第1主電極に接続され、前記第3スイッチと同時にオンする第4スイッチと、
    前記第3スイッチに並列に接続される第5コンデンサと、
    前記第4スイッチに並列に接続される第6コンデンサと、
    前記第3スイッチの第1主電極にカソードが接続された第1ダイオード、一端が前記第1ダイオードのアノードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第7コンデンサ、一端が前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのアノードとに接続され他端が前記直流電源の負極に接続された第1抵抗を有する第1サージ抑制回路と、
    前記第4スイッチの第2主電極にアノードが接続された第2ダイオード、一端が前記第2ダイオードのカソードに接続され他端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点に接続された第8コンデンサ、一端が前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのカソードに接続され他端が前記直流電源の正極に接続された第2抵抗を有する第2サージ抑制回路と、
    を有することを特徴とする共振型インバータ装置。
  4. 前記第1抵抗に代えて、カソードが前記第7コンデンサの一端と前記第1ダイオードのアノードとに接続されアノードが前記直流電源の負極に接続された第3ダイオードを設け、前記第2抵抗に代えて、アノードが前記第8コンデンサの一端と前記第2ダイオードのカソードに接続されカソードが前記直流電源の正極に接続された第4ダイオードを設けたことを特徴とする請求項3記載の共振型インバータ装置。
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