JP5194697B2 - 水位検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に設けられる貯水槽の水位を検出する水位検出装置に関する。
従来の除湿機などの空気調和機には除湿したドレン水を貯える貯水槽を備えており、貯水槽の水位を検出する水位検出装置は、貯水槽の水位によって上下移動するフロートにマグネット(永久磁石)を取り付け、本体側にマグネットセンサーを配置することで、水位検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その水位検出装置について図17を参照しながら説明する。
図に示すように、空気調和機の本体101に設けられる貯水槽102と、この貯水槽102の長手方向に軸部103を有し、その軸部103を回動中心として回動可能に軸支されるフロート104と、このフロート104の天面に設けたマグネット105と、本体101に設けたマグネットセンサー106から電気回路を制御するスイッチ手段を構成し、フロート104は下面を開口した逆椀状とするとともに、フロート104の下面を、フロート104の軸支方向と交差する方向に斜めにカットしたカット面107を形成し、貯水槽102の水位の上昇に伴って、フロート104が回動する方向にカット面107の最下端部を設け、貯水槽102の水位が上昇すると、フロート104のカット面107の最下端部が押し上げられ、フロート104は軸支点を中心として一方向に回動し、この回動位置が所定位置となったとき、マグネットセンサー106が働いて本体101の電気回路を制御することができる。
また、本体101の幅の狭い前後方向の転倒時には、フロート104が軸部103を中心に回動し、マグネット105がマグネットセンサー106から遠ざかるので、本体101の通電を停止することにより、水位検出装置が転倒スイッチを兼ねることができるものである。
特許第3952969号公報(図1)
このような従来の水位検出装置では、本体の転倒時に電気回路をオフする転倒スイッチとしての機能を兼ねており、フロートの回動軸に対して垂直方向の転倒に対しては転倒スイッチとして機能するが、フロートの回動軸に対して同一方向の転倒に対しては転倒スイッチとして機能せず、本体の運転が停止しないという課題があり、前後左右4方向の転倒に対して動作することが要求されている。
また、水位検出装置は本体の転倒時に電気回路をオフして安全性を確保しているが、転倒した本体を起立させたときに、フロートが自動的に回動して元の位置に戻るため、本体が不用意に再起動することになり、本体内が浸水している場合は、漏電や感電の危険性があるという課題があり、本体を起立させた際に不用意に再起動しないことが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、本体が前後左右のいずれの方向に転倒しても運転を停止するように動作し、また本体を起立させた際に不用意に再起動しない安全性の高い転倒スイッチを兼ねた水位検出装置を提供することを目的としている。
本発明の水位検出装置は上記目的を達成するために、設置面形状が略矩形状の空気調和機の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に水平方向の回動軸により回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの前記貯水槽の水位、または前記本体の転倒による回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段を有し、前記フロートの回動軸を、前記本体の長手方向と同一水平面上で交差する方向に設置し、転倒スイッチを兼ねたものである。
また他の手段は、フロートの回動軸の軸方向と本体の長手方向との交差角度を45度以内としたものである。
また他の手段は、フロート天面に設けたマグネットと、本体に設けたマグネットセンサーからスイッチ手段を構成し、前記マグネットを前記マグネットセンサーの直下に配置し、前記スイッチ手段を中心として、前記フロートの回動軸を本体の長手方向と交差する方向に設けたものである。
また他の手段は、設置面形状が略矩形状の空気調和機の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの前記貯水槽の水位、または前記本体の転倒による回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段を有し、前記フロートの回動軸の方向を前記本体の長手方向に合致させ、前記フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を有し、前記フロートの回動軸が傾いたとき、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に沿う方向に回動可能とし、転倒スイッチを兼ねたものである。
また他の手段は、設置面形状が略矩形状の空気調和機の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの前記貯水槽の水位、または前記本体の転倒による回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段と、前記フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を有し、前記フロートの回動軸が傾いたとき、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に沿う方向に回動可能としたものであり、前記フロートの回動軸を前記本体を横断する長手方向に交差させ、転倒スイッチを兼ねたものである。
また他の手段は、フロートの回動軸をスラスト方向に遊びを設けて軸支する支持脚部と、前記回動軸が傾いたとき微小移動可能としたものである。
また他の手段は、フロート天面に設けたマグネットと、本体に設けたマグネットセンサーからスイッチ手段を構成し、前記マグネットを前記フロートの回動軸中心より偏心して配置するとともに、前記フロートの下端部を前記マグネットと反対方向に突出して設けたものである。
また他の手段は、フロートの胴体形状を楕円形状とするとともに、楕円の短径を回動軸方向に設けたものである。
また他の手段は、本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する係止手段を設けたものである。
また他の手段は、本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する第1の係止具を支持脚部に設けたものである。
また他の手段は、貯水槽の開口する上面を覆うカバーを備え、本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する第2の係止具を前記カバーに設けたものである。
これらの手段により、本体が前後左右のいずれの方向に転倒しても運転を停止するように動作し、また本体を起立させた際に不用意に再起動しない安全性の高い転倒スイッチを兼ねた水位検出装置が得られる。
本発明によれば、フロートを支持する水平方向の回動軸を、本体を横断する長手方向と同一水平面上で交差する方向に設置したことにより、部品点数を増やすことなく、前後左右4方向で動作する転倒スイッチを兼ねた水位検出装置を提供できる。
また、フロートの回動軸の軸方向と本体の長手方向との交差角度を45度以内とすることにより、本体の転倒しやすい方向への応答性を比較的高めに設定することができるとともに、本体の断面形状に起因する転倒可能性の違いに対応した交差角度を45度以内の適正角度に設定することができる。
また、マグネットをマグネットセンサーの直下に配置し、スイッチ手段を中心として、フロートの回動軸を本体の長手方向と交差する方向に設けたことで、マグネットおよびマグネットセンサーの位置関係が従来と同じになるため、センサー感度を損ねることなく前後左右4方向で動作することができる。
また、フロートの回動軸を、本体を横断する長手方向に合致させ、前記フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を設けたことで、本体の長手方向の転倒時に前記フロートの回動軸が傾き、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に沿うように回動を始めることによりフロートを回動させ、本体の長手方向の転倒を検出することができる。
また、フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を設けたことで、本体の転倒時に、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接し、前記フロートの回動軸が傾斜面に従ってスムーズに回動する力、およびフロートの傾斜による回動力との合力によりフロートが回動し、本体の転倒を確実に検出できる。
また、フロートの回動軸をスラスト方向に遊びを設けて軸支する支持脚部と、回動軸が傾いたとき微小移動可能としたことで、本体の転倒時に、その遊び分の微小移動によるフロート自重力が働くことで、当板部の傾斜面が支持脚部の突起片に当接して、フロートの回動軸が傾斜面に従ってスムーズに回動することで、本体の転倒を検出することができる。
また、フロート天面に設けたマグネットと、本体に設けたマグネットセンサーからスイッチ手段を構成し、前記マグネットを前記フロートの回動軸中心より偏心して配置するとともに、フロートの下端部を前記マグネットと反対方向に突出して設けたことで、水位上昇時に回動する方向に対する回動モーメントが大きくなり、敏感に反応することができる。
また、フロートの胴体形状を楕円形状とするとともに、楕円の短径を回動軸方向に設けたことで、フロートの小型化および省スペース設置が可能で、かつ回動抵抗が少なく応答性を良好にして、本体の転倒時に運転を即座に停止することができる。
また、本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する係止手段を設けたことで、転倒した後に本体を起立させた際、フロートは転倒した時の位置で固定されるため、不用意な再起動を防いで、安全性を保つことができる。
また、係止手段として第1の係止具を支持脚部に設けたことで、転倒した後に本体を起立させた際、フロートは転倒した時の位置で固定されるため、簡単な構成で不用意な再起動を防いで、安全性を保つことができる。
また、係止手段として第2の係止具を前記カバーに設けたことで、転倒した後に本体を起立させた際、フロートは転倒した時の位置で固定されるため、簡単な構成で不用意な再起動を防いで、安全性を保つことができる。
本発明の請求項1記載の発明は、設置面形状が略矩形状の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に水平方向の回動軸により回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段を有し、前記フロートの回動軸を、前記本体の長手方向と同一水平面上で交差する方向に設置したものであり、本体の転倒時に前後2方向の転倒検出に加えて、本体の左右2方向の転倒も検出できるので、フロートの取付け方向を変えるだけで、部品点数を増やすことなく前後左右の4方向の転倒を検出できるという作用を有する。
また、フロートの回動軸の軸方向と本体の長手方向との交差角度を45度以内としたものであり、フロートの回動軸の軸方向と本体の長手方向との交差角度が小さいと本体の長手方向の転倒感度が鈍く、反対に交差角度が大きくなれば本体の長手方向の転倒感度が敏感になるので、本体の転倒しやすい方向への応答性を比較的高めに設定することができるとともに、本体の断面形状に起因する転倒可能性の違いに対応した交差角度を、45度以内の適正な角度で設定することができるという作用を有する。
また、フロート天面に設けたマグネットと、本体に設けたマグネットセンサーからスイッチ手段を構成し、前記マグネットを前記マグネットセンサーの直下に配置し、前記スイッチ手段を中心として、前記フロートの回動軸を本体の長手方向と交差する方向に設けたものであり、従来とマグネットおよびマグネットセンサーの位置関係が同じ配置となるため、センサー感度を損なわずにフロートの設定ができるという作用を有する。
また、設置面形状が略矩形状の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段を有し、前記フロートの回動軸の方向を前記本体の長手方向に合致させ、前記フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を有し、前記フロートの回動軸が傾いたとき、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に沿う方向に回動可能としたものであり、本体の長手方向の転倒時に、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、さらに前記フロートの回動軸が傾斜面に従ってスムーズに回動することで、本体の長手方向の転倒を感知できるという作用を有する。
また、設置面形状が略矩形状の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段と、前記フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を有し、前記フロートの回動軸が傾いたとき、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に沿う方向に回動可能とするとともに、前記フロートの回動軸を前記本体を横断する長手方向に交差させたたものであり、本体の転倒時に、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接し、前記フロートの回動軸が傾斜面に従ってスムーズに回動する力、およびフロートの傾斜による回動力との合力によりフロートが回動し、本体の転倒を感知できるという作用を有する。
また、フロートの回動軸をスラスト方向に遊びを設けて軸支する支持脚部と、前記回動軸が傾いたとき微小移動可能としたものであり、本体の転倒時に、その遊び分の微小移動によるフロート自重力が働くことで、より確実に前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に従ってスムーズに回動することで、本体の転倒を感知できるという作用を有する。
また、フロート天面に設けたマグネットと、本体に設けたマグネットセンサーからスイッチ手段を構成し、前記マグネットを前記フロートの回動軸中心より偏心して配置するとともに、前記フロートの下端部を前記マグネットと反対方向に突出して設けたものであり、水位上昇時に回動する方向に対する回動モーメントが大きくなり、敏感に反応するという作用を有する。
また、フロートの胴体形状を楕円形状とするとともに、楕円の短径を回動軸方向に設けたものであり、フロートの小型化および省スペース設置が可能で、かつ回動抵抗が少なく応答性が良好であるという作用を有する。
また、本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する係止手段を設けたものであり、転倒した後に本体を起立させた際、フロートは転倒した時の位置で固定されるため不用意な再起動を防ぐことができ、安全性が高くなるという作用を有する。
また、本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する係止手段として、第1の係止具を支持脚部に設けることにより、転倒した後に本体を起立させた際、フロートは転倒した時の位置で固定されるため不用意な再起動ができず、安全性を高めるという作用を有する。
貯水槽の開口する上面を覆うカバーを備え、本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する係止手段として、第2の係止具を前記カバーに設けたものであり、転倒した後に本体を起立させた際、フロートは転倒した時の位置で固定されるため不用意な再起動ができず、安全性を高めるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、除湿機からなる本体1は、その横断面の縦横寸法が異なる矩形状に形成され、本体1の長手方向に貯水槽2を着脱自在に設けている。貯水槽2にはフロート3が水平方向の回動軸6と一体に回動可能に軸支され、フロート3の天面にはマグネット4を設けている。本体1に設けたマグネットセンサー5をフロート3のマグネット4の上方に近接して配置し、マグネットセンサー5とマグネット4とでスイッチ手段を構成している。すなわち、フロート3の回動や水平移動により、マグネット4とマグネットセンサー5との距離が大きくなると、本体1の電気回路をオンオフ制御するようになっている。
また、マグネット4をマグネットセンサー5の直下に配置したスイッチ手段を中心として、フロート3の回動軸6の方向と本体1の長手方向とが同一平面状で交差するように、水平方向の回動軸6を貯水槽2内で斜め方向に配置することにより、断面矩形状の本体1が前後左右のいずれの方向に転倒しても、フロート3が回動してスイッチ手段が働くようにしている。このとき、回動軸6方向と本体1の長手方向との交差角度を45度以内に設け、本体1が転倒し易い方向に対応して、長手方向との交差角度が小さくなるようにしている。なお、本実施例では交差角度を20度に設定している。
そして、貯水槽2に貯まる水位の上昇に伴って、フロート3が回動する方向にカット面7の最下端部をやや突出して形成している。マグネット4はフロート3の回動軸6中心よりやや偏心して配置するとともに、フロート3の突出した下端部と反対方向に設け、回動軸6まわりの回転モーメントが発生しやすい構成としている。なお、貯水槽2には開口する上面を覆うカバー9を設けている。
上記構成において、除湿機の本体1の運転により貯水槽2に水滴が流入して水位が上がると、フロート3のカット面7の突出した下端部が押し上げられ、図5に示すようにフロート3は回動軸6を中心に時計方向に回動して大きく傾く。このときマグネット4がマグネットセンサー5より遠ざかり、貯水槽2が満水状態になればスイッチ手段として機能するので、本体1の電気回路をオフとして安全に停止することができる。
また、貯水槽2を本体1より引き出した場合には、貯水槽2とともにフロート3も引き出されることとなり、本体1のマグネットセンサー5とフロート3のマグネット4との距離が大きくなり、本体1の電気回路はオフ状態となる。
また、本体1が何らかの原因で転倒した場合について説明すると、図4に示すように、まず本体1が前方向または左方向に転倒したときは、回動軸6と本体1の長手方向の交差角度を20度としているので、フロート3は回動軸6を中心として、水位上昇時と同一方向に大きく回動するので、マグネット4がマグネットセンサー5より遠ざかり、本体1の運転を停止することができる。このとき、本体の転倒方向が前方向のときは、本体の長手方向を中心として転倒するので、転倒方向が左方向のときに比べて、フロート3の回動軸6との交差角度が浅くなり、フロート3の感応性は大となる。
次に本体1が後方向または右方向に転倒したときは、フロート3は回動軸6を中心にして上記とは反対方向に大きく回動するので、マグネット4がマグネットセンサー5より遠ざかり、本体1の運転を緊急に停止することができる。このときも、前述と同様に本体の転倒方向が後方向のときは、本体の長手方向を中心として転倒するので、転倒方向が右方向のときに比べて、フロート3の回動軸6との交差角度が浅くなり、フロート3の感応性は大となる。
このように、本体1の前後左右4方向の転倒に対して、フロート3が回動し、本体1に設けたマグネットセンサー5を介して通電を停止させる構成としたので、本体1の転倒時に水位検出装置が転倒スイッチを兼ねることができ、転倒スイッチを個別に設ける必要がなく、構造の簡素化ならびにコストの低減を図ることができる。
なお、実施例1ではフロート3の回動方向を時計方向としたが、カット面7の方向を変えて反時計方向に回動するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、本体の断面形状を矩形状としたが、長円形状または楕円形状などの断面が横長形状の場合も、同様の効果を奏するものである。
(実施の形態2)
図6〜図12に示すように、除湿機の本体1は横断面の縦横寸法が異なる矩形状に形成され、本体1の長手方向に引出自在に貯水槽2を設け、貯水槽2に回動可能に軸支されるフロート3と、このフロート3天面に設けたマグネット4と、本体1に設けたマグネットセンサー5から電気回路を制御するスイッチ手段を構成している。
フロート3の回動軸6は、本体1の長手方向と同一方向または同一平面上で浅い角度で交差する方向に配置され、本実施の形態では、フロート3の回動軸6を本体1の長手方向と同一方向としている。本体1の前後2方向の転倒に対しては、フロート3の回動により転倒を検出して運転停止できるものであり、フロート3の回動軸6は支持脚部10に設けた支持穴11に回動可能に支持されている。
また、支持穴11に近接して支持脚部10に突起片12を設け、回動軸6の外周に当板部13を設け、当板部13の支持脚部10側に傾斜面14を形成している。フロート3の回動軸6は、本体1が左右方向に傾いたときに、当板部13の傾斜面14が支持脚部10の突起片12に当接して、フロート3の回動軸6が傾斜面14に沿う方向に回動可能となるように軸支されている。
また、支持脚部10は、フロート3の回動軸6をスラスト方向に遊び寸法を設けて軸支し、本体1が回動軸6方向に傾いたとき、回動軸6はスラスト方向に微小移動可能となっている。
また、合成樹脂製で逆椀状のフロート3の胴体形状を、楕円形状とするとともに、楕円の短径を回動軸6方向としている。
上記構成において、本体1が何らかの原因で、本体1の長手方向(左右方向)に転倒した場合には、フロート3の回動軸6が傾いて、フロート3の自重力が働くことで、回動軸6がスラスト方向に遊び分だけ微小移動して、当板部13の傾斜面14が支持脚部10の突起片12に当接するときに、回動軸6は当板部13の傾斜面14方向に回動する。すなわち、図10〜図12に示すように、フロート3の回動軸6が傾斜面14に沿うように回動することで、フロート3に設けたマグネット4がマグネットセンサー5より遠ざかり、本体1の電気回路がオフとなる。
また、支持脚部10がフロート3の回動軸6をスラスト方向に遊び寸法を設けて軸支する場合は、本体1の長手方向へ傾くときの勢いで、回動軸6がスラスト方向に微小移動して、フロート3の回動軸6が当板部13の傾斜面14に沿って素早く回動する。
このように、本体1の左右2方向の転倒に対しては、支持脚部10に設けた突起片12が、回動軸6の外周に設けた当板部13の傾斜面14に沿ってスライドすることにより、また回動軸6がスラスト方向に遊び寸法を有するときはスライド移動を加速することになり、フロート3が円滑に回動してスイッチ手段として機能することとなり、本体1の電気回路がオフとなるので、本体1の運転を安全に停止することができる。したがって、水位を検出するためのフロート3が、本体1の前後左右4方向の転倒スイッチを兼ねることができるものである。
また、フロート3の胴体形状を楕円形状とするとともに、楕円の短径を回動軸6方向に設けたことで、フロート3の小型化および省スペース設置が可能で、かつ回動抵抗が少なく応答性を良好とすることができる。
なお、フロート3の回動軸6が本体1の長手方向と同一平面上で交差する場合は、交差角度を45度以下に設定するのが好ましく、先の実施の形態のように交差角度を20度とすれば実用性が高い。
(実施の形態3)
図13〜図15で示すように、貯水槽2には開口する上面を覆うカバー9を備え、カバー9には本体1の転倒時に回動したフロート3を一時的に係止する係止具15aを設けている。また、図16に示すように、係止具15bを支持脚部10に設けて、本体1の転倒時に回動したフロート3を一時的に係止する構成としてもよいものである。
上記構成において、本体1が何らかの原因で転倒すると、フロート3が大きく回動することにより転倒スイッチの機能を発揮して、本体1の電気回路を遮断して運転が停止される。そのときフロート3はカバー9に設けた係止具15a、または支持脚部10に設けた係止具15bに端部が係止して保持される。次に本体1を起立させると、フロート3は転倒したときの状態、すなわち係止具15aまたは係止具15bに係止された状態であるため、運転スイッチの操作をしても本体1の電気回路は遮断されたままであり、再起動ができないようにしている。したがって本体1内に貯水槽2の貯水が浸入して漏電の可能性がある場合でも、不容易に通電されることを防いで、安全性を確保することができるものである。
そして本体1を再起動させるときは、貯水槽2のカバー9を外すことにより、フロート3を係止具15aまたは係止具15bから簡単に取り外すことができるので、フロート3を簡単に回動可能な状態に戻すことができる。
本発明は本体の転倒時に前後左右4方向で動作し、本体を起立させた際に再起動しない安全性の高い転倒スイッチを兼ねた水位検出装置であり、貯水槽を備えた空気調和機に適用できる。
本発明の実施の形態1の水位検出装置の構成を示す概略断面図 同、フロートの外観斜視図 同、貯水槽とフロートの位置関係を示す上面図 同、水位検出装置の構成を示す分解斜視図 同、フロートの回動状態を示す側面図((イ)水位が低いとき、(ロ)水位が上昇するとき、(ハ)貯水槽が満水時) 本発明の実施の形態2の水位検出装置を備えた本体の右側面図 同、フロートの回動軸を本体の長手方向に一致させたときの貯水槽の斜視図 同、フロートと突起片を備えた支持脚の関係を示す要部拡大図 同、当板部に傾斜面を備えたフロートの外観斜視図 同、当板部に傾斜面を備えたフロートの正面図 同、フロートの当板部の傾斜面を示す拡大斜視図 同、本体転倒時に突起片に対するフロートの状態を示す概略断面図((イ)フロート回動前の状態、(ロ)フロート回動後の状態) 本発明の実施の形態3の水位検出装置に関するカバー裏面の外観斜視図 同、カバーの係止具へのフロートの係止状態を示す要部拡大図 同、カバーの係止具へのフロートの他の係止状態を示す要部拡大図 同、貯水槽内の支持脚に設けた係止具を示す斜視図 従来の水位検出装置の構成を示す概略断面図
符号の説明
1 本体
2 貯水槽
3 フロート
4 マグネット
5 マグネットセンサー
6 回動軸
9 カバー
10 支持脚部
11 支持穴
12 突起片
13 当板部
14 傾斜面
15a 係止具
15b 係止具

Claims (11)

  1. 設置面形状が略矩形状の空気調和機の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に水平方向の回動軸により回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの前記貯水槽の水位、または前記本体の転倒による回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段を有し、前記フロートの回動軸を、前記本体の長手方向と同一水平面上で交差する方向に設置し、転倒スイッチを兼ねた水位検出装置。
  2. フロートの回動軸の軸方向と本体の長手方向との交差角度を45度以内とした請求項1記載の水位検出装置。
  3. スイッチ手段は、フロート天面に設けたマグネットと、本体に設けたマグネットセンサーからなり、前記マグネットを前記マグネットセンサーの直下に配置し、前記スイッチ手段を中心として、前記フロートの回動軸を本体の長手方向と交差する方向に設けた請求項1または2記載の水位検出装置。
  4. 設置面形状が略矩形状の空気調和機の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの前記貯水槽の水位、または前記本体の転倒による回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段を有し、前記フロートの回動軸の方向を前記本体の長手方向に合致させ、前記フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を有し、前記フロートの回動軸が傾いたとき、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に沿う方向に回動可能とし、転倒スイッチを兼ねた水位検出装置。
  5. 設置面形状が略矩形状の空気調和機の本体に設けられる貯水槽と、この貯水槽に回動可能に軸支されるフロートと、このフロートの前記貯水槽の水位、または前記本体の転倒による回動位置を検出して前記本体に設けた電気回路を制御するスイッチ手段と、前記フロートの回動軸を支持する支持脚部に設けた支持穴と、この支持穴に近接して前記支持脚部に設けた突起片と、前記回動軸の外周に付設した当板部と、この当板部の前記支持脚部側に形成した傾斜面を有し、前記フロートの回動軸が傾いたとき、前記当板部の傾斜面が前記支持脚部の突起片に当接して、前記フロートの回動軸が傾斜面に沿う方向に回動可能とし、転倒スイッチを兼ねた請求項1〜3のいずれかに記載の水位検出装置。
  6. 支持脚部は、フロートの回動軸をスラスト方向に遊びを設けて軸支し、前記回動軸が傾いたとき微小移動可能とした請求項1〜5のいずれかに記載の水位検出装置。
  7. スイッチ手段は、フロート天面に設けたマグネットと、本体に設けたマグネットセンサーからなり、前記マグネットを前記フロートの回動軸中心より偏心して配置するとともに、前記フロートの下端部を前記マグネットと反対方向に突出して設けた請求項1〜6のいずれかに記載の水位検出装置。
  8. フロートの胴体形状を楕円形状とするとともに、楕円の短径を回動軸方向に設けた請求項1〜7のいずれかに記載の水位検出装置。
  9. 本体の転倒時に回動したフロートを一時的に係止する係止手段を設けた請求項1〜8のいずれかに記載の水位検出装置。
  10. 係止手段として、回動したフロートを一時的に係止する第1の係止具を支持脚部に設けた請求項9記載の水位検出装置。
  11. 貯水槽の開口する上面を覆うカバーを備え、係止手段として、回動したフロートを一時的に係止する第2の係止具を前記カバーに設けた請求項9記載の水位検出装置。
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