JP5193842B2 - インダクタンス式回転角度検出装置とその製造方法、及びそれを備えたモータ駆動式の絞り弁制御装置 - Google Patents

インダクタンス式回転角度検出装置とその製造方法、及びそれを備えたモータ駆動式の絞り弁制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、回転体の回転軸(被回転検出体)に取付けられた導体(励起導体)とこれに対面する固定子に取付けたコイル導体(受信導体)との間のインダクタンスが両者の位置関係に応じて変化することを利用して、被回転検出体の回転位置を検出する回転角度検出装置に関する。
また、モータによって駆動される絞り弁で内燃機関の空気通路の開口面積を電気的に制御するモータ駆動式の絞り弁制御装置であって、絞り弁の回転角度を検出するために上記した回転角度検出装置を備えたものに関する。
インダクタンスの変化によって回転体の位置あるいは回転角度を検出するいわゆる非接触式の回転角度検出装置としては、特開2008−96231号公報に記載したものが知られている。
この回転角度検出装置は、被回転検出体の先端にカップ状のホルダが取付けられている。ホルダの先端面には絶縁材製の円板が固定され、円板の表面に励起導体が印刷されている。
ホルダの筒状部の周囲には軸方向に延びる溝と、軸方向に延びる凸条が交互に形成されており、回転体の内周面にはホルダの周囲の溝と凸条に対して嵌合部を構成するように凹凸部が形成されている。かくして、嵌合部はホルダの周り止めとなり、また位置決めとしても機能するように構成されている。その励起導体に近接して設けられた固定基板に取付けられ、上記励起導体と電磁的に協働して励起導体に電流を励起させる励磁導体と、この励磁導体と共に固定基板に取付けられ、上記励起導体に発生した電流によって、交流信号が誘起される信号発生導体(受信導体とも呼ぶ)とを備え、上記励起導体の回転によるインダクタンスの変化によって変化する上記交流信号の変化から上記励起導体の回転位置を検出するよう構成されている。
また、モータ駆動式の絞り弁制御装置の回転角度検出装置としてこの種回転角度検出装置を用いることが提案されている。
特開2008−96231号公報
従来の非接触式の回転角度検出装置はスロットルシャフトにスロットルギアがナットにより固定され、スロットルギアはスロットルシャフトと一体に回転する。このスロットルギアにはカップ状のホルダが取付けられており、このホルダの先端に励起導体が印刷された絶縁材製の円盤が固定されている。
この励起導体に近接して設けられた固定基板に取付けられ、上記励起導体と電磁的に協働して励起導体に電流を励起させる励磁導体と、この励磁導体と共に固定基板に取付けられ、上記励起導体に発生した電流によって、交流信号が誘起される信号発生導体とを備え、上記励起導体の回転によるインダクタンスの変化によって変化する上記交流信号の変化から上記励起導体の回転位置を検出するよう構成されている。
このインダクタンスの変化によって変化する上記交流信号の変化から検出された上記励起導体の回転位置の特性は、被回転検出体としての絶縁材製の円盤(励起導体が印刷されている)と、この絶縁材製の円盤に近接して設けられた固定基板(上記励起導体と電磁的に協働して励起導体に電流を励起させる励磁導体と、この励磁導体と共に固定基板に取付けられ、上記励起導体に発生した電流によって、交流信号が誘起される信号発生導体(受信導体とも呼ぶ)とを有する)との軸方向の隙間(エアギャップ)、及び両者の中心軸線の芯ずれによって変化する。このため、エアギャップや芯ずれを一定の範囲内に納まるように両者を構成する必要がある。
例えば、インダクタンス式回転角度検出装置がモータ駆動式の絞弁制御装置に用いられる場合、火回転検出体としての絞弁軸の先端に固定されるスロットルギア,励起導体のホルダ,励起導体が印刷された絶縁材製の円盤の軸方向厚さ、これらの組立て公差および同軸精度を厳しく管理する必要がある。
また、従来技術のようにモータ駆動式の絞り弁制御装置に採用するに際しては、被回転検出体としての絞弁軸(スロットルシャフトとも呼ぶ)とこの絞弁軸の先端に取付けられた励起導体の回転方向の位置が変化しないようにするための、いわゆる廻り止め(回転防止機構)を設ける必要がある。
本発明の目的はインダクタンス式回転角度検出装置の励起導体部を被回転検出体に簡単に装着できるようにすることである。
具体的には、簡単な構成で励起導体部と被回転検出体との固定と廻り止め(回転防止機構)とを構成することである。
また具体的には、励起導体と受信導体との間のギャップを簡単に調整できるようにすることである。
また具体的には、モータ駆動式の絞り弁装置に搭載しても十分な信頼性が得られ、絞弁軸の軸方向のガタつきがあっても励起導体と受信導体との間のギャップを簡単に調整できるようにすることにある。
また具体的には、励起導体と受信導体との芯ずれに対して高い精度を確保し、高精度な回転角度検出を得ることにある。
本発明は上記課題を解決するために、励起導体部を被回転検出体に固定するための固定部を励起導体部自身に一体に形成した。
具体的には、励起導体部に円筒状圧入部と平面状嵌合部を軸方向に連続的に一体で構成し、回転軸の先端には円筒状部と平面部を連続的に一体で配置し、励起導体の平面状嵌合部と回転軸の平面部とを嵌合させて、励起導体の円筒状圧入部を回転軸先端の円筒状部に直接固定した。
本発明に拠れば、被回転検出体の端部にインダクタンス式の非接触式回転角度検出装置の励起導体をコンパクトに装着でき回転角度検出装置を小型にできる。
具体的には、従来のような樹脂材製の取付けホルダが必要なくなった。
また、具体的には励起導体の直径を小さくできるので、回転軸に対する直角な面内での平板度が向上し、励起導体と受信導体との間のギャップを小さくでき、その分検出性能が向上する。
さらに具体的には、励起導体部の加工が簡単になり、安価な装置が得られる。
さらに具体的には、廻り止め(回転防止軸機構)の構成が簡単になり、組立性が向上する。
さらに具体的には、励起導体部が軽くなるので、励起導体部を被回転検出体の端部に圧入するだけで両者の固定と廻り止め(回転防止)効果が得られる。
また、具体的には、励起導体部を被回転検出体の端部に圧入する圧入代(差込み量)を調整するだけで励起導体と受信導体との間のギャップを調整でき、ギャップ調整が簡単になるという効果が得られる。
以下図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1,図2,図10,図11に基づき本発明になる回転角度検出装置の一実施例を説明する。
図10に示すように、導電体ロータ1には先端面に励起導体部1Dが配置されており、円筒状圧入部1Aと一体で構成され、円筒状圧入部1Aと平面状嵌合部1B,1Cが一体で構成されている。また、回転軸4の先端には円筒状部4Aが配置され、さらに平面部4B,4Cが配置されている。
図1に示すように、導電体ロータ1の円筒状圧入部1Aに対して励磁導体3A側の先端面には励起導体部1D、回転軸側には平面状嵌合部1B,1Cが一体で構成,配置されている。
回転軸4の先端円筒状部4Aには導電体ロータ1の円筒状圧入部1Aが直接圧入により固定され、回転軸の平面部4B,4Cにはそれぞれに対して導電体ロータ1の平面状嵌合部1B,1Cが嵌合している。
回転軸4の先端円筒状部4Aには導電体ロータ1の円筒状圧入部1Aは直接溶接や接着により固定されてもよく、また回転軸の平面部4B,4Cにはそれぞれに対して導電体ロータ1の平面状嵌合部1B,1Cが溶接や接着されてもよい。
これにより、回転軸4と導電体ロータ1は芯ずれが小さく、回転方向に対して2つの周り止め構造を備える。
また、図11により導電体ロータ1および回転軸4の寸法関係について説明する。
導電体ロータ1の平面状嵌合部1B,1Cの長さbは回転軸4の円筒状部4Aの長さaよりも長くなっている。これにより導電体ロータ1の平面状嵌合部1B,1Cと回転軸の平面部4B,4Cが嵌合状態となったあとに導電体ロータ1と回転軸4圧入することができるので、圧入前に角度位置決めが可能となる。
励起導体1Dは放射状に延びる直線部分1D1と、互いに隣接する直線部分1D1の内周側と外周側を接続するように設けられた弧状部分1D2,1D3とから構成されている。直線部分1D1は互いに60度の間隔を置いて6箇所配置されている。
センサ2のセンサハウジング2Aには励起導体部1Dの直径より少し大きい直径の円形の窓孔2Bが設けられている。窓孔2Bの周囲には小さな環状突起2Cが形成されている。センサハウジング2Aには窓孔2Bの周囲に検出部を収納する空間を形成する壁部2Dが樹脂成形により形成されている。
環状突起2Cと壁部2Dによって形成される凹部には接着剤2Eが流し込まれる。環状の窓孔2Bを閉塞するようにして、この接着剤2Eの上に、図3に示すような樹脂フィルム2Gが設置される。樹脂フィルム2Gの周囲にはいくつかの切込み2Gが設けてあり、この部分では接着剤が露出している。
この樹脂フィルム2Fの上に、後述する励磁導体部3A,3a及び受信導体部としての信号検出導体部3B,3bが印刷されたセンサ用回路基板3が設置され、樹脂フィルム2Fの周囲に露出した接着剤2Eによって、その周囲が樹脂フィルム2Fと共にセンサハウジング2Aの底面部に固定される。
フィルム2Fに設けた2つの角型の窓孔2Hは接着剤2Eと樹脂フィルム2F及びセンサ用回路基板3との間にたまった気泡を抜くためのものである。樹脂フィルム2Fは少なくとも固定基板の裏面に印刷された励磁導体部3a,信号検出導体部3bを覆い隠す面積を持ち、さらに、接着剤がセンサ用回路基板3と樹脂フィルム2Fの間から励磁導体部3a,信号検出導体部3bに流れ込まないようにその距離が管理されている。また、センサ用回路基板3に励磁導体部3aの周囲を囲うように溝を設け、この溝が樹脂フィルム2Fで覆われるように構成してもよい。このように構成すれば、仮に接着剤がセンサ用回路基板3と樹脂フィルム2Fの間から進入しても、励磁導体部3aまで到達できなくなる。
センサハウジング2Aの収納空間はセンサカバー2Jで覆われており、センサカバー2Jを接着剤でセンサハウジング2Aに接着することで外気と遮断する。
センサ用回路基板3にはセンサハウジング2Aにモールド成型された端子3K1−3K4が電気的に接続されている。
図1に示すように絶縁基板であるセンサ用回路基板3には、環状の励磁導体3Aが4本印刷されている。またその内側には放射状に延びる信号検出導体3Bが複数本印刷されている。センサ用回路基板3の裏側にもこれと同様の励磁導体3Aおよび信号検出導体3Bが印刷されており、表裏の励磁導体3Aおよび信号検出導体3Bがスルーホール3C−3Fによって繋がっている。
この実施例では、120度位相がずれた3相の交流信号が信号検出導体3Bから得られるように構成されている。
また、同じ非接触型のインダクタンス式回転角度検出装置が2組形成され、相互の信号を比較することで、センサ2の異常を検出したり、異常時には相互にバックアップするよう構成されている。
3L,3Mはマイクロコンピュータで、それぞれの非接触型の回転角度検出装置の駆動制御と信号処理機能を有する。
端子3K1−3K4は1本が電源端子(例えば3K1)で、1本がグランド端子(例えば3K3)、残りの2本3K2,3K4がそれぞれの角度検出装置の信号出力端子として機能する。信号端子の間にグランド端子を配置することで信号端子同士がショートして両方の信号が同時に異常状態になるのを防ぐことができる。
マイクロコンピュータ3L,3Mは電源端子3K1から励磁導体3Aに電流を供給し、信号検出導体3Bに発生する3相の交流電流波形を処理して、励起導体1Dが取付けられた円板1Cの回転位置を検出し、結果的に回転軸1Aの回転角度を検出する。
以下実施例の非接触型のインダクタンス式回転角度検出装置の動作について説明する。
マイクロコンピュータ3Mは基本的に図1の表裏に形成された第1回転角度検出装置を構成する導体パターン群3A,3Bを制御するものと考えてよい。
一方マイクロコンピュータ3Lは基本的に図1の表裏に形成された第2回転角度検出装置を構成する導体パターン群3A,3Bを制御するものと考えてよい。それぞれのコンピュータ3L,3Mは電源端子3K1から励磁導体3Aに直流電流Iaを供給する。
励磁導体3Aに直流電流Iaが流れると、この励磁導体3Aに対面する円板1Cの励起導体1Dの外周弧状導体1D3に電流Iaと逆向きの電流IAが励起される。この励起された電流IAは、励起導体1D全体に矢印の方向に流れる。放射方向導体1D1に流れる電流IRはこの部分に対面する信号検出導体3Bの放射状導体部に電流IRに対して逆向きの電流Irを誘起する。この電流Irは交流電流となる。
放射状に等間隔で配置された表36本,裏36本の信号検出導体3Bによって第1回転角度検出装置用の3組の相(U,V,W層)パターンと、第2回転角度検出装置の3組の相(U,V,W層)パターンとが形成される。
交流電流Irは励起導体1Dが特定の回転位置、例えばスタート位置(回転角度がゼロの位置)のときU,V,W層のそれぞれの層で120度位相がずれた交流電流となる。
円板が回転するとこれら3相の交流電流の位相が相互にずれる。マイクロコンピュータ3L,3Mがこの位相のずれを検出し、位相のずれから、円板1Cがどれだけ回転したかを検出する。
信号検出導体3Bからマイクロコンピュータ3L,3Mに入力される第1,第2回転角度検出装置信号の2つの信号電流は基本的には同じ値を示す。マイクロコンピュータ3L,3Mはその同じ信号電流を処理して、信号端子3K1−3K4からは互いに傾きが逆で変化量が等しい信号電圧を出力する。この信号は円板の回転角度に比例する信号である。この信号を受け取った外部装置は両信号を監視し、第1,第2回転角度検出装置が正常かどうかを判断する。どちらかが異常を示す場合には、残余の検出装置の信号を制御信号として用いる。
次に上記非接触式の回転角度検出装置をディーゼルエンジン用のモータ駆動式絞り弁(スロットル弁)制御装置に適用した例を図4〜図9を参照して具体的に説明する。
図4はその主要断面図であり、図5〜図9は詳細構造を説明する為の分解斜視図である。
以下モータ駆動式の絞り弁制御装置の構成について説明する。
アルミダイキャスト製の絞り弁組体(以下スロットルボディと呼ぶ)6には吸気通路1(以下ボアと呼ぶ)とモータ20収納用のモータハウジング20Aが一緒に成型されている。
スロットルボディ6にはボア101の一つの直径線に沿って金属製の回転軸(以下スロットルシャフトと呼ぶ)3が配置されている。スロットルシャフト103の両端はボールベアリング9,10の内輪に嵌合固定されている。ボールベアリング9,10の外輪はスロットルボディ6に設けた軸受ボス部7,8に圧入固定されている。
かくしてスロットルシャフト103はスロットルボディ6に対して回転可能に支持されている。スロットルシャフト103には金属材製の円板で構成される絞り弁(以下スロットル弁と呼ぶ)2がスロットルシャフト103に設けたスリットに差し込まれ、ねじ104,105でスロットルシャフト103に固定されている。
かくして、スロットルシャフト103が回転するとスロットル弁102が回転し、結果的に吸気通路の断面積が変化してエンジンへの吸入空気流量が制御される。
モータハウジング20Aはスロットルシャフト103とほぼ並行に形成されており、ブラシ式直流モータで構成されるモータ20がモータハウジング20A内に差込まれ、スロットルボディ6の側壁6Aにモータ20のブラケット20Bのフランジ部をねじ21でねじ止めすることで固定されている。
軸受ボス部8の開口はキャップ11で封止されており、軸受ボス部7側はスロットルシャフト103と軸受ボス部7の内壁との間にシールリング12を配置して、シャフトシール部を構成し、機密を保つよう構成されている。
これにより、軸受部からの空気の漏れ、あるいは軸受の潤滑用のグリースが外気中や、後述するセンサ室に漏れ出すのを防止している。
モータ20の回転軸端部には歯数の最も少ない金属製のギアのモータギア22が固定されている。このモータギア22が設けられた側のスロットルボディ側面部にはスロットルシャフト103を回転駆動するための減速歯車機構やばね機構が纏めて配置されている。そして、これら機構部は、スロットルボディ6の側面部に固定される樹脂材製のカバー(以下ギアカバーと呼ぶ)で覆われている。そして、このギアカバーで覆われた、いわゆるギア収納室30に図1乃至図3で説明したインダクタンス式の非接触型回転角度検出装置(以下スロットルセンサと呼ぶ)が設けられ、スロットルシャフト103の回転角度、結果的にはスロットル弁102の開度が検出される。
上記した回転角度検出装置を適用したモータ駆動式の絞り弁制御装置では、シールリング12からギア収納室30に漏れる窒素や、水分のような化学物質や、グリースやギアの摩耗粉などの付着からスロットルセンサの特に信号検出導体や励磁導体を保護できる。
ギア収納室30側のスロットルシャフト103の端部にはスロットルギア13が固定されている。スロットルギア13は金属プレート14と、この金属プレート14に樹脂成形された樹脂材製ギア部15とから構成されている。金属プレート14の中心部にはカップ状の凹部を備えられ、凹部の開放側端部にギア成型用のフランジ部を有する。このフランジ部に樹脂成形によって樹脂材製ギア部15がモールド成型されている。
金属プレート14は凹部の中央に孔を有する。スロットルシャフト103の先端部の周囲にはねじ溝が刻まれている。金属プレート14の凹部の孔にスロットルシャフト103の先端を差込み、ねじ部にナット17を螺合することでスロットルシャフト103に金属プレート14を固定する。かくして、金属プレート14及び、そこに成形された樹脂材製ギア部15はスロットルシャフト103と一体に回転する。
スロットルギア13の背面とスロットルボディ6の側面との間に弦巻ばねで形成されたリターンスプリング16が軸方向に圧縮された状態で挟持されている。その結果、スロットルシャフト103は常時、図4の右方向に予荷重が作用し、これにより、ボールベアリングのギャップによる軸方向のがたつきが抑制されている。
リターンスプリング16の片側は軸受ボス部7の周囲を取巻き、その先端がスロットルボディ6に形成された切欠きに係止され、端部は回転方向には回転できないように構成されている。他端は金属プレート14のカップ状部を取巻き、その先端が金属プレート14に形成された孔に係止され、こちらの端部も回転方向には回転できないように構成されている。
本実施例はディーゼルの絞り弁制御装置に関するため、スロットル弁102のイニシャル位置、つまりモータ20の電源が切断されているときにスロットル弁102が初期位置として、与えられている開度位置は全開位置である。
このため、リターンスプリング16はモータ20が通電されていないときスロットル弁102が全開位置を維持するよう回転方向に予荷重が与えられている。
モータ20の回転軸に取付けられたモータギア22とスロットルシャフト103に固定されたスロットルギア13との間にはスロットルボディ6の側面に圧入固定された金属材製の中間ギアシャフト24に回転可能に支持された中間ギア23が噛み合っている。中間ギア23はモータギア22と噛み合う大径ギア23Aとスロットルギア13と噛み合う小径ギア23Bとから構成されている。両ギアは樹脂成形により一体に成型される。これらモータギア22,中間ギア23(大径ギア23A,小径ギア23B),樹脂材製ギア部15は2段の減速歯車機構を構成している。
かくして、モータ20の回転はこの減速歯車機構を介してスロットルシャフト103に伝達される。
これら減速機構やばね機構は樹脂材製のギアカバー25によって覆われている。ギアカバー25の開口端側周縁にはシール部材32を挿入する溝が形成されており、シール部材32がこの溝に装着された状態で、ギアカバー25をスロットルボディ6に被せると、シール部材32がスロットルボディ6の側面に形成されているギア収納室30の周囲のフレームの端面に密着してギア収納室30内を外気から遮蔽する。この状態でギアカバー25をスロットルボディ6に6本のねじ26で固定する。
このように構成された減速歯車機構とこれを覆うギアカバー25との間に形成された回転角度検出装置すなわちスロットルセンサについて以下具体的に説明する。
スロットルシャフト103の先端の円筒部にはロータの導電体18の円筒部が圧入により固定され、またスロットルシャフト103の平面部とロータの導電体18の平面部が嵌合している。
したがって、モータ20が回転してスロットル弁102が回転すると、ロータの導電体18も一体に回転する。
ギアカバー25にはスロットルセンサのセンサ用回路基板27がロータの導電体18に対面する位置にフィルム(以下薄肉樹脂板と呼ぶ)28を挟んで固定されている。
図9にはギア収納室30の平面図が示されている。樹脂材製ギアカバー25が固定されるフレーム6Fによってギア収納室30は区画されている。フレーム6Fの内側には樹脂材製ギアカバー25をねじ止めするためのねじ孔が6箇所見える。6P1−6P3は樹脂材製ギアカバー25の位置決め用の壁で、この3箇所の壁に樹脂材製ギアカバー25の位置決め突起が係止することでセンサ用回路基板27の導体が回転側の導体と位置決めされ、要求される許容範囲内の信号を出力することができる。
全開ストッパ13Aはスロットルギア13のイニシャル位置(つまり、全開位置)を機械的に決めるもので、スロットルボディの側壁に一体に形成された突起で構成されている。
この突起にスロットルギア13の切欠き終端部が当接することで、スロットルシャフト103は全開位置を越えて回転できない。
全閉ストッパ13Bはスロットルシャフト103の全閉位置を規制するもので、スロットルギア13の反対側の終端13Cが全閉位置において、全閉ストッパ13Bに衝突し、全閉位置以上にスロットルシャフト103が回転するのを阻止する。これにより、スロットルシャフト103の端部に固定したロータの導電体18の回転方向の位置の最大値が決定される。
これらストッパの位置における、信号検出導体(図2の符号3Bで示されたものに対応する)の出力が全閉、全開値を示す。20Bはモータブラケットを、20Fはモータブラケット20Bのフランジ部を示す。
次に図12によりロータの導電体18とセンサ用回路基板27とのギャップの管理方法について説明する。
ギャップ寸法はボールベアリング9が圧入固定されている軸受ボス部7の平面部から樹脂材製ギアカバー25が固定される平面までの寸法Aと、樹脂材製ギアカバー25が固定される平面からセンサ用回路基板27取付け面までの寸法Bと、ボールベアリング9の寸法aと、スロットルシャフト103がボールベアリング9に固定される寸法bと、スロットルシャフト103にロータの導電体18が固定される寸法cにより決定され下式となる。
ギャップ=(A+B)−(a+b+c)
従って、寸法Aはスロットルボディ6の寸法、寸法Bは樹脂材製ギアカバー25の寸法、寸法aはボールベアリング9の寸法、寸法bはスロットルシャフト103の組付寸法、寸法cはロータの導電体18の組付寸法を管理することによりギャップを所定の範囲内とすることができる。
図13には別のロータの導電体18とセンサ用回路基板27とのギャップの管理方法について説明する。
ギャップ寸法は樹脂材製ギアカバー25が固定される平面からセンサ用回路基板27取付け面までの寸法Bと、樹脂材製ギアカバー25が固定される平面からスロットルシャフト103がボールベアリング9に固定された後の寸法eとスロットルシャフト103にロータの導電体18が固定される寸法cにより決定され下式となる。
ギャップ=(B)−(e+c)
従って、寸法Bは樹脂材製ギアカバー25の寸法、寸法eはスロットルシャフト103の組付後の寸法となり,寸法eに応じてロータの導電体18の組付寸法cを調整することによりギャップを容易に所定の範囲内とすることができる。
ギアカバー25にセンサ用回路基板27を取付けた後、基板搭載空間31を外側から樹脂カバー29によって塞ぐ。このように構成することによって、センサでスロットルシャフト103の回転角度を検出可能な状態にした後センサを密閉することができる。
その結果、スロットルシャフト103を操作して、実際にセンサロータの導体18を回転させ、センサ用回路基板27の出力信号を出力しながら、結合インダクタンスの調整や、基板上に設けたセンサの特性を調整するための抵抗導体のトリミングや、出力信号の測定・調整が可能となる。
本発明の実施の態様をまとめると以下の通りである。
〔実施の態様1〕
電流が流れることによって磁界を発生する励磁導体部(3A,3a)
被回転検出体(4,103)に取付けられ、前記励磁導体部の磁界の作用によって電流が流れる励起導体部(1D,ロータの導電体18)
前記励起導体部に近接して配置された受信導体部(信号検出導体部3A,3b)
を備え、
前記受信導体部に流れる電流によって、前記励起導体部と前記受信導体部との回転方向の相対位置に応じて変化するインダクタンスの変化を検出することで、前記被回転検出体の回転位置を検出するインダクタンス式回転角度検出装置であって、
前記励起導体部には当該励起導体部を前記被回転検出体に固定するための固定部(1A)が前記励起導体部(1,18)自身に一体に形成されている
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様2〕
実施の態様1に記載のものにおいて、
前記被回転検出体が円柱若しくは円筒体で構成され、
当該励起導体部と前記被回転検出体との間の廻り止め部(1B,1C)が前記励起導体と同一部材で前記励起導体部(1,18)に一体に形成されている
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様3〕
実施の態様2に記載のものにおいて、
前記廻り止め部は前記固定部に形成された少なくとも一つの第一平面部(1A,1B)と、前記被回転検出体の前記円柱若しくは円筒体の一部に形成された第二平面部(4A,4B)とを含み、前記両平面部が前記被回転検出体の回転軸線に沿った方向に形成され、前記両平面部が当接している
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様4〕
実施の態様3に記載のものにおいて、
前記第一平面部は前記第二平面部に圧入または溶接または接着によって固定されている
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様5〕
実施の態様1に記載のものにおいて、
前記励起導体部(1,18)は非磁性の金属材料製である
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様6〕
実施の態様1に記載のものにおいて、
前記固定部(1A)は前記被回転検出体の回転軸線に沿った方向に差込み構造に構成され、当差込み構造部は、差込み量が調節可能に形成されている
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様7〕
実施の態様1に記載のものにおいて、
前記励起導体部には前記固定部(1A)のほかに前記被回転検出体とのあいだの回転を防止する回転防止部(1B,1C)を備える
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様8〕
実施の態様7に記載のものにおいて、
前記回転防止部は前記励起導体部と前記被回転検出体(4,103)との圧入部,溶接部または接着部により形成される
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様9〕
実施の態様7に記載のものにおいて、
前記回転防止部は前記被回転検出体に形成された第一平面部(1B,1C)と、これに平行状態で嵌合される前記励起導体部に設けられた第二平面部(4B,4C)とで構成される
インダクタンス式回転角度検出装置。
〔実施の態様10〕
実施の態様1に記載されたインダクタンス式回転角度検出装置の製造方法において、
前記励起導体部の製造工程はプレス絞り工程を含んでいる
インダクタンス式回転角度検出装置の製造方法。
〔実施の態様11〕
実施の態様1に記載されたインダクタンス式回転角度検出装置の組立て方法において、
前記励起導体部と前記被回転検出体との軸方向の相対位置を調整する工程を含む
インダクタンス式回転角度検出装置の組立て方法。
〔実施の態様12〕
実施の態様1に記載のインダクタンス式回転角度検出装置を備えた内燃機関のモータ駆動式絞弁組立て体において、
絞弁軸(103)が前記被回転検出体を構成し、
前記絞弁軸は軸受(9,10)で軸支されており、
前記絞弁軸の一端には前記励起導体部(18)が固定され、
前記絞弁組立て体(6)には前記励起導体部に対面する位置に前記インダクタンス式回転角度検出装置の受信導体部(3B)が取付けられており、
前記励起導体部と前記受信導体部との間の間隔は前記軸受(9,10)の内輪と外輪との間に設けられる最大ガタ量より大きく規定され、
前記絞弁軸への前記励起導体部の差込み量を調整することで、前記間隔が調整可能である内燃機関のモータ駆動式絞弁組立て体。
〔実施の態様13〕
実施の態様12に記載のものにおいて、
前記絞弁軸には減速ギアの終段ギア(13)が固定されており、
前記励起導体部は前記終段ギアの固定部から、軸方向に突出する前記絞弁軸の端部に固定され、
前記受信導体部が取付けられる前記カバーは、前記モータの回転軸の端部に設けられた第一ギアと前記終段ギアとを含む前記減速ギアを収容するスペースを形成している
内燃機関のモータ駆動式絞弁組立て体。
〔実施の態様14〕
電流が流れることによって磁界を発生する励磁導体部、
被回転検出体に取付けられ、前記励磁導体部の磁界の作用によって電流が流れる励起導体部、
前記励起導体部に近接して配置された受信導体部
を備え、
前記受信導体部に流れる電流によって、前記励起導体部と前記受信導体部との回転方向の相対位置に応じて変化するインダクタンスの変化を検出することで、前記被回転検出体の回転位置を検出するインダクタンス式回転角度検出装置であって、
前記励起導体部に円筒状圧入部と平面状嵌合部を軸方向に連続的に一体で構成し、
前記被回転検出体部の先端には円筒状部と平面部とを連続的に一体で配置し、
前記励起導体部の平面状嵌合部と前記被回転検出体の平面部とを嵌合させて、
前記励起導体部の円筒状圧入部を前記被回転検出体の円筒状部に直接固定した
インダクタンス式回転角度検出装置。
実施例は、ディーゼルエンジン車用モータ駆動式の絞り弁制御装置(モータ駆動式の絞り弁制御装置)にインダクタンス式の非接触型回転角度検出装置を搭載したものについて説明したが、ガソリンエンジン車用のモータ駆動式の絞り弁制御装置にも適用できる。
また、回転角度検出センサとして、例えば、アクセルの回転角度を検出するセンサにも適用できる。
ターボチャージャの可動翼制御用アクチュエータの回転角度検出装置にも適用できる。
自動変速機のギアシフトアクチュエータの回転角度検出装置にも適用できる。
2駆,4駆切替えアクチュエータの回転角度検出装置にも適用できる。
インダクタンス式の非接触型回転角度検出装置の要部拡大断面図。 インダクタンス式の非接触型回転角度検出装置の主要部分解斜視図。 インダクタンス式の非接触型回転角度検出装置の主要部品拡大平面図。 ディーゼルエンジン車に用いるモータ駆動式の絞り弁制御装置の断面図。 ディーゼルエンジン車に用いるモータ駆動式の絞り弁制御装置のギアカバーの分解斜視図。 ディーゼルエンジン車に用いるモータ駆動式の絞り弁制御装置の外観斜視図。 ディーゼルエンジン車に用いるモータ駆動式の絞り弁制御装置のギアカバーをはずした斜視図。 ディーゼルエンジン車に用いるモータ駆動式の絞り弁制御装置のスロットルボディ側分解斜視図。 ディーゼルエンジン車に用いるモータ駆動式の絞り弁制御装置のギア収納室の平面図。 インダクタンス式の非接触型回転角度検出装置の回転軸,ロータの分解斜視図。 インダクタンス式の非接触型回転角度検出装置の回転軸,ロータ部の寸法関係図。 モータ駆動式の絞り弁制御装置の一部断面でギャップ管理方法例1の図。 モータ駆動式の絞り弁制御装置の一部断面でギャップ管理方法例2の図。
符号の説明
1 導電体ロータ
2 センサ
2A センサハウジング
2J センサカバー
3 センサ回路用基板
4 回転軸
6 スロットルボディ
7,8 軸受ボス部
9,10 ボールベアリング
11 キャップ
12 シールリング
13 スロットルギア
14 金属プレート
15 樹脂材製ギア部
16 リターンスプリング
17 ナット
18 ロータの導電体
20 モータ
21,26,104,105 ねじ
22 モータギア
23 中間ギア
24 中間ギアシャフト
25 ギアカバー
25a 隔壁
27 センサ用回路基板
28 薄肉樹脂板
29 樹脂カバー
30 ギア収納室
31 基板搭載部空間
32 シール部材
33 接着剤
35 コーティング剤
36 位置決めピン
37 すり割部
38 脱落防止ピン
101 ボア
102 スロットル弁
103 スロットルシャフト

Claims (9)

  1. 電流が流れることによって磁界を発生する励磁導体部、
    被回転検出体に取付けられ、前記励磁導体部の磁界の作用によって電流が流れる励起導体部、
    前記励起導体部に近接して配置された受信導体部を備え、
    前記受信導体部に流れる電流によって、前記励起導体部と前記受信導体部との回転方向の相対位置に応じて変化するインダクタンスの変化を検出することで、前記被回転検出体の回転位置を検出するインダクタンス式回転角度検出装置であって、
    前記励起導体部に固定部と平面状嵌合部を軸方向に連続的に一体で構成し、
    前記被回転検出体部の先端には先端部と平面部とを連続的に一体で配置し、
    前記励起導体部の平面状嵌合部と前記被回転検出体の平面部とを嵌合させて、前記前記被回転検出体の先端部を励起導体部の固定部に直接固定したインダクタンス式回転角度検出装置。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、
    前記平面部と前記平面嵌合部とは圧入または溶接または接着によって固定されているインダクタンス式回転角度検出装置。
  3. 請求項1に記載のものにおいて、
    前記励起導体部は非磁性の金属材料製であるインダクタンス式回転角度検出装置。
  4. 請求項1に記載のものにおいて、
    前記固定部は前記被回転検出体の回転軸線に沿った方向に差込み構造に構成され、当差込み構造部は、差込み量が調節可能に形成されているインダクタンス式回転角度検出装置。
  5. 請求項1に記載されたインダクタンス式回転角度検出装置の製造方法において、
    前記励起導体部の製造工程はプレス絞り工程を含んでいるインダクタンス式回転角度検出装置の製造方法。
  6. 請求項1に記載されたインダクタンス式回転角度検出装置の組立て方法において、
    前記励起導体部と前記被回転検出体との軸方向の相対位置を調整する工程を含むインダクタンス式回転角度検出装置の組立て方法。
  7. 請求項1に記載のインダクタンス式回転角度検出装置を備えた内燃機関のモータ駆動式絞弁組立て体において、
    絞弁軸(103)が前記被回転検出体(4)を構成し、
    前記絞弁軸の一端には前記励起導体部(18)が固定され、
    前記絞弁組立て体には前記励起導体部に対面する位置に前記インダクタンス式回転角度検出装置の受信導体部が取付けられており、
    前記絞弁軸には減速ギアの終段ギアが固定されており、
    前記励起導体部は前記終段ギアの固定部から、軸方向に突出する前記絞弁軸の端部に固定され、
    前記受信導体部が取付けられる前記カバーは、前記モータの回転軸の端部に設けられた第一ギア(22)と前記終段ギア(13)とを含む前記減速ギアを収容するスペース(30)を形成している内燃機関のモータ駆動式絞弁組立て体。
  8. 請求項に記載のものにおいて、
    前記絞弁軸は軸受(9,10)で軸支されており、
    前記励起導体部と前記受信導体部との間の間隔は前記軸受の内輪と外輪との間に設けられる最大ガタ量より大きく規定され、
    前記絞弁軸への前記励起導体部の差込み量を調整することで、前記間隔が調整可能である内燃機関のモータ駆動式絞弁組立て体。
  9. 電流が流れることによって磁界を発生する励磁導体部(3A)、
    被回転検出体(4)に取付けられ、前記励磁導体部の磁界の作用によって電流が流れる励起導体部(1D)、
    前記励起導体部に近接して配置された受信導体部(3B)を備え、
    前記受信導体部に流れる電流によって、前記励起導体部と前記受信導体部との回転方向の相対位置に応じて変化するインダクタンスの変化を検出することで、前記被回転検出体の回転位置を検出するインダクタンス式回転角度検出装置であって、
    前記励起導体部に円筒状圧入部(1A)と平面状嵌合部(1B,1C)を軸方向に連続的に一体で構成し、
    前記被回転検出体部の先端には円筒状部(4A)と平面部(4B,4C)とを連続的に一体で配置し、
    前記励起導体部の平面状嵌合部と前記被回転検出体の平面部とを嵌合させて、前記励起導体部の円筒状圧入部を前記被回転検出体の円筒状部に直接固定したインダクタンス式回転角度検出装置。
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