JP5193245B2 - 光変調器 - Google Patents

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Description

本発明は、光変調器に関し、より詳細には、LN変調器その他のマッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子がパッケージに収納された光変調器に関する。
ニオブ酸リチウム(LN)基板上にチタン(Ti)拡散を用いて光導波路を形成したLN変調器は、光通信システムの重要なデバイスであり、例えば40Gbit/s用のDQPSK変調器や100Gbit/s用偏波多重QPSK変調器等の開発が進められている。
特許文献1には、LN変調器を備えるマッハツェンダ型光変調器が開示されている。マッハツェンダ型光変調器20は、LN基板上に形成されたマッハツェンダ型光導波路デバイス1がパッケージ13に収納されたものである(特許文献1の図1に対応する図1(a)参照)。マッハツェンダ型光導波路デバイス1の光導波路4には進行波電極2及び接地電極3が形成され、これらの電極は、パッケージ13のコネクタを介して外部素子11、12と接続されている。マッハツェンダ型光変調器20は、マッハツェンダ型光導波路デバイス1の出射側の端面付近に光検知器(PD)5をさらに備え(特許文献1の図3に対応する図1(b)参照)、その端子T1は図1(a)の信号制御回路10に接続され、もう1つの端子T2は接地されている。光検知器(PD)5はマッハツェンダ型光導波路デバイス1が出力する干渉光をモニタするためのものであり、モニタ結果に応じて、進行波電極2に印加される入力電気信号の直流バイアスを信号制御回路10が変化させる。
特許文献2には、LN基板上にマッハツェンダ型光導波路が2段形成され、それぞれのマッハツェンダ型光導波路に対してモニタ用のPDが設けられたRZ(Return to Zero)光変調器が開示されている(特許文献2の図12に対応する図2参照)。
特開平10−228006号公報 特開2003−233047号公報 特開2009−204753号公報
こうした光変調器は通常、マッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子を筐体(パッケージ)に搭載することによって作製される。従来は、顕微鏡等を介して目視でLN変調器をパッケージに搭載していたため、実装時に位置ずれが生じていた。図3(a)に、位置ずれの様子を模式的に示す。高周波電極311、312と高周波(RF)コネクタ321、322との間の位置ずれは高周波特性の劣化を招き、受光素子341、342とモニタ用の導波路313、314との間の位置ずれは受光素子341、342に入射する光量の低減を招く。また、図3(b)に示すように、実装時にLN変調器310が傾いてしまい、受光素子341、342とモニタ用の導波路313、314との間の位置ずれ、LN変調器310に接続されるファイバ331、332のたわみ、LN変調器310とパッケージ320の接触、LN変調器310とパッケージ320との間の接着剤350に生じる応力分布によるLN変調器310の光学特性変化等、種々の問題が発生する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子をパッケージに収納した光変調器において、導波路型光素子の設計位置からの位置ずれを低減することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、マッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子と、前記導波路型光素子を収納するパッケージと、前記導波路型光素子の入力ポート及び出力ポートにそれぞれ接続された入力ファイバ及び出力ファイバとを備える光変調器であって、前記導波路型光素子は、それぞれ前記マッハツェンダ干渉部を構成する合分波回路のアームである第1及び第2のモニタ用導波路を有し、前記第1のモニタ用導波路は、前記導波路型光素子の前記入力ポートが配置された第1の端面の近傍で露出し、前記第2のモニタ用導波路は、前記第1の端面に対向する第2の端面の近傍で露出し、前記パッケージは、前記第1及び第2のモニタ用導波路が露出する設計位置の近傍にそれぞれ第1及び第2の受光素子が固定され、前記出力ポートは前記第2の端面に配置され、前記導波路型光素子は、一方のアームが前記入力ポートに接続された第1の合分波回路と、前記第1の合分波回路により分波された光信号を合波する第2の合分波回路であって、一方のアームが前記出力ポートに接続された第2の合分波回路とを備え、前記第1の合分波回路の他方のアームが前記第1のモニタ用導波路であり、前記第2の合分波回路の他方のアームが前記第2のモニタ用導波路であることを特徴とする。
また、本発明の第の態様は、マッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子と、前記導波路型光素子を収納するパッケージと、前記導波路型光素子の入力ポート及び出力ポートにそれぞれ接続された入力ファイバ及び出力ファイバとを備える光変調器であって、前記導波路型光素子は、それぞれ前記マッハツェンダ干渉部を構成する合分波回路のアームである第1及び第2のモニタ用導波路を有し、前記第1のモニタ用導波路は、前記導波路型光素子の前記入力ポートが配置された第1の端面の近傍で露出し、前記第2のモニタ用導波路は、前記第1の端面に対向する第2の端面の近傍で露出し、前記パッケージは、前記第1及び第2のモニタ用導波路が露出する設計位置の近傍にそれぞれ第1及び第2の受光素子が固定され、前記出力ポートが前記第1の端面に配置され、前記導波路型光素子は、前記入力ポートに接続された第1の合分波回路と、前記第1の合分波回路により分波された光信号を合波する第2の合分波回路であって、一方のアームが折返し回路に接続された第2の合分波回路と、前記折返し回路に接続された第3の合分波回路と、前記第3の合分波回路により分波された光信号を合波する第4の合分波回路であって、一方のアームが前記出力ポートに接続された第4の合分波回路とを備え、前記第2の合分波回路の他方のアームが前記第2のモニタ用導波路であり、前記第4の合分波回路の他方のアームが前記第1のモニタ用導波路であり、前記導波路型光素子は、LN導波路の両端に第1及び第2のPLCが突き合わせ接続されたPLC−LN変調器であり、前記第1及び第4の合分波回路は、前記第1のPLC上に形成され、前記第2及び第3の合分波回路並びに前記折返し回路は前記第2のPLC上に形成されることを特徴とする。
また、本発明の第の態様は、第の態様において、前記第3及び第4の合分波回路並びに前記第3の合分波回路と前記第4の合分波回路との間の1組の光導波路が、強度変調部を構成することを特徴とする。
また、本発明の第の態様は、第の態様において、前記第3及び第4の合分波回路並びに前記第3の合分波回路と前記第4の合分波回路との間の複数の組の光導波路が、多値位相変調部を構成することを特徴とする。
また、本発明の第の態様は、第の態様において、前記第1及び第2の合分波回路並びに前記第1の合分波回路と前記第2の合分波回路との間の複数の組の光導波路が、多値位相変調部を構成することを特徴とする。
本発明によれば、動作時には干渉光のモニタに使用する、予めパッケージに固定された第1及び第2の受光素子を、導波路型素子のパッケージへの精確な搭載のために利用することにより、マッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子をパッケージに収納した光変調器において、導波路型光素子の設計位置からの位置ずれを低減することができる。
LN変調器を備える従来のマッハツェンダ型光変調器を示す図である。 LN変調器を備える従来のマッハツェンダ型光変調器を示す図である。 従来のマッハツェンダ型光変調器の実装時に生じる位置ずれを説明するための図である((a)は平面図、(b)は断面図)。 実施形態1に係る光変調器を示す図である。 実施形態2に係る光変調器を示す図である。 実施形態3に係る光変調器を示す図である。 実施形態4に係る光変調器を示す図である。 実施形態5に係る光変調器を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図4に、実施形態1に係る光変調器を示す。光変調器400は、導波路型光素子410と、導波路型光素子410を収納するパッケージ420と、パッケージのパイプ部420A、420Bと保持部431A、431Bを介して導波路型素子410の入力ポート410A及び出力ポート410Bにそれぞれ接続された入力ファイバ430A及び出力ファイバ430Bとを備える。導波路型光素子410はマッハツェンダ干渉部440を有し、マッハツェンダ干渉部440を構成する第1の光導波路441及び第2の光導波路442には、高周波(RF)電極443及び接地電極444がそれぞれ形成されている。RF電極443は、パッケージ420のRFコネクタ420Cに接続される。
マッハツェンダ干渉部440は、第1の方向性結合器445により分波を行い、第2の方向性結合器446により合波を行う。第1の方向性結合器445の一方のアームは、入力ポート410Aに接続された主信号用であり、他方のアームは第1の受光素子450Aへの出射に使用されるモニタ用である。同様に、第2の方向性結合器446の一方のアームは、入力ポート410Bに接続された主信号用であり、他方のアームは第2の受光素子450Bへの出射に使用されるモニタ用である。
実施形態1に係る光変調器400は、動作時には干渉光のモニタに使用する第1及び第2の受光素子450A、450Bを、導波路型素子410のパッケージ420への精確な搭載のために利用する。第1及び第2の受光素子450A、450Bを予めパッケージ420に固定し、第1及び第2の受光素子450A、450Bの受光電流を見ながら搭載することにより、導波路型素子410の設計位置からの位置ずれを低減することができる。図1に示した従来技術でもパッケージ13に固定されているのであればPD5を利用することが可能だが、受光素子が出力側に1個設けられているだけなので、導波路型光素子の長手方向の位置ずれや傾きを抑えることができない。また、図2に示した従来技術ではPDが2個あるが、やはり出力方向に配置されているので、パッケージに固定されている場合でも入力側周辺での位置ずれや傾きを充分に抑制できない。本実施形態では、導波路型光素子410は、それぞれマッハツェンダ干渉部440を構成する合分波回路のアームである第1及び第2のモニタ用導波路を有する。第1のモニタ用導波路は、導波路型光素子410の入力ポート410Aが配置された第1の端面の近傍で露出し、第2のモニタ用導波路は、第1の端面に対向する第2の端面の近傍で露出する。パッケージ420に、第1及び第2のモニタ用導波路が露出する設計位置の近傍においてそれぞれ第1及び第2の受光素子450A、450Bが固定されているため、位置ずれ及び傾きを大きく低減することが可能である。
導波路型素子410のパッケージ420への搭載方法としては、以下のようなものが挙げられる。まず、光入力切替型である。導波路型光素子410の搭載時に、入力ファイバ430Aから光入力して第2の受光素子450Bで受光し、今度は出力ファイバ430Bから光入力して第1の受光素子450Aで受光する。これを間欠的に繰り返しつつ実装する。第2の方法は、サーキュレータ利用型である。入力ファイバ430A、出力ファイバ430Bのそれぞれの外側にサーキュレータを接続し、両側から同時に光入力して、第1及び第2の受光素子450A、450Bの受光電流を見ながら実装する。第3の方法は、WDM型である。入力ファイバ430A、出力ファイバ430Bのそれぞれの外側にWDMフィルタ(1.5μm/1.3μm分離等)を接続し、両側から同時に光入力(1.5μmと1.3μmの光)して、第1及び第2の受光素子450A、450Bの受光電流を見ながら実装する。
なお、本実施形態に係る光変調器400では、パッケージ420に2つの受光素子450A、450Bが実装され、導波路型光素子410の搭載時にこれらの受光素子が利用されるが、光変調器400の動作時に両方の受光素子を使用する必要はないことに留意されたい。たとえば、第1の受光素子450Aは動作時には使用されず、第2の受光素子450Bのみを使用することが考えられる。
また、光変調器400の具体例として、導波路型光素子410を、ZカットのLN基板上に形成されたLN変調器とし、パッケージ420を、LNと熱膨張係数が近いステンレス鋼で構成し、第1及び第2の受光素子450A、450Bの受光径をφ50μmとしたものが挙げられる。受光素子の受光径は通常φ300μm程度であるが、小径ほど実装精度が向上する。
(実施形態2)
図5に、実施形態2に係る光変調器を示す。実施形態1と同様に、パッケージに、第1及び第2のモニタ用導波路が露出する設計位置の近傍においてそれぞれ第1及び第2の受光素子が固定されているため、位置ずれ及び傾きを大きく低減することが可能である。
光変調器500は、導波路型光素子510と、導波路型光素子510を収納するパッケージ520と、保持部531を介して導波路型素子510の入力ポート510A及び出力ポート510Bにそれぞれ接続された入力ファイバ530A及び出力ファイバ530Bとを備える。入力ファイバ530A及び出力ファイバ530Bには、それぞれフェルール532A及び532Bが接続され、半田付けによりフェルール532A及び532Bがパッケージ520に固定される。導波路型光素子510は、LN導波路511の両端に第1及び第2のPLC512、513が突き合わせ接続(バットジョイント)されたPLC−LN変調器であり、RZ変調部である第1のマッハツェンダ干渉部540と、強度変調部である第2のマッハツェンダ干渉部550とが直列接続されている。ここで、「PLC」とは、Si基板上にSiO2系ガラスを主成分とする光導波路を形成した石英系光波回路(Planar Lightwave Circuit)を言う。入力ファイバ530Aから入力された例えば1.5μm帯のレーザ光は、RZ変調部540で波形整形(RZ化)された後、強度変調部550で変調された変調光となり、出力ファイバ530Bから出力される。
第1及び第2のマッハツェンダ干渉部540、550の合分波回路543、544、553、554ならびに折返し回路560は第1及び第2のPLC512、513上に形成される。LN変調器511上には、強度変調部を構成する1組の光導波路、RZ変調部を構成する1組の光導波路がTi拡散法によって作製されている。各組の導波路には高周波(RF)変調用のRF電極541、551と直流(DC)電圧印加用のDC電極542、552が設置されている。それぞれ、パッケージ520のRFコネクタ520A及びDCコネクタ520Bに接続されている(配線は図示せず)。折返し回路560をPLC上に形成することで、半径を2mm以下にすることができ(コアとクラッドの比屈折率差1.5%)、小型な折り返し回路を実現できる。LN基板上で折り返す場合、通常は10mm以上の曲げ半径となる。
RZ変調部である第1のマッハツェンダ干渉部540は、入力ファイバ530Aから入力された光信号を第1の方向性結合器543により分波して波形整形した後、第2の方向性結合器544により合波する。第2の方向性結合器544の一方のアーム545は、折返し回路560に接続された主信号用であり、他方のアーム546は第2の受光素子570Bへの出射に使用される第2のモニタ用導波路である。
強度変調部である第2のマッハツェンダ干渉部550は、折返し回路560から入力された光信号を第1の多モード干渉分岐素子(MMI)553により分波して変調した後、第2のMMI554により合波する。第2のMMI554の一方のアーム555は、出力ポート510Bに接続された主信号用であり、他方のアーム556は第1の受光素子570Aへの出射に使用される第1のモニタ用導波路である。
なお、第1のマッハツェンダ干渉部540の合分波をMMIによって行ってもよいし、第2のマッハツェンダ干渉部550の合分波を方向性結合器により行ってもよい。
一方、例えば第2の受光素子570Bを光軸方向に、他方、例えば第1の受光素子570Aを光軸と垂直に配置することにより、両方向での位置ずれ、傾きを低減することができる。
光変調器500の作製は、次のように行うことができる。まず、ファイバと入出力PLCを接続する。次いで、入出力PLCとLN変調器を接続し、その次に、LN変調器と折り返しPLCを接続してPLC−LN変調器を作製する。その後、第1及び第2の受光素子が予め固定されたパッケージにPLC−LN変調器を搭載する。
本実施形態の光変調器500では、実施形態1と異なり、両方の受光素子を動作時に使用する。第2の受光素子570BはRZ変調部540のモニタ、第1の受光素子570Aは強度変調部550のモニタとして使われる。
(実施形態3)
図6に、実施形態3に係る光変調器を示す。実施形態2に係る光変調器500と異なるのは、第2のマッハツェンダ干渉部550が、1組の光導波路で構成された強度変調部ではなく、複数の組の光導波路で構成された多値位相変調部である点である。入力ファイバ530Aから入力された1.5μm帯のレーザ光は、RZ変調部である第1のマッハツェンダ干渉部5540で波形整形(RZ化)された後、多値位相変調部である第2のマッハツェンダ干渉550で多値位相変調され、出力ファイバ530Bから出力される。
また、図6では、2つの受光素子がどちらも導波路型光素子の長手方向の端面に露出している。それにより短手方向の位置ずれは低減できないが、図5の構成に比べて変調器の寸法(特に長手寸法)を縮小することができる。さらに、図5では短手方向の受光素子は入出力ファイバの光軸に平行であることから、回路内の迷光が受光素子に入力され易いが、図6では迷光が入力しにくい配置であることから、より正確な位置あわせが可能である。
(実施形態4)
図7に、実施形態4に係る光変調器を示す。実施形態3に係る光変調器600と異なるのは、入力ファイバと出力ファイバが逆になっており、多値位相変調された後、RZ変調部で波形整形される点である。これに伴い、第1及び第2の受光素子の配置が異なる。
光変調器700は、導波路型光素子710と、導波路型光素子710を収納するパッケージ720と、保持部731を介して導波路型素子710の入力ポート710A及び出力ポート710Bにそれぞれ接続された入力ファイバ730A及び出力ファイバ730Bとを備える。入力ファイバ730A及び出力ファイバ730Bには、それぞれフェルール732A及び732Bが接続され、半田付けによりフェルール732A及び732Bがパッケージ720に固定される。導波路型光素子710は、LN導波路711の両端に第1及び第2のPLC712、713が突き合わせ接続(バットジョイント)されたPLC−LN変調器であり、多値位相変調部である第1のマッハツェンダ干渉部740と、RZ変調部である第2のマッハツェンダ干渉部750とが直列接続されている。
多値位相変調部である第1のマッハツェンダ干渉部740は、入力ポート710Aから入力された光信号を第1の方向性結合器743により分波して多値位相変調した後、第2の方向性結合器744により合波する。第2の方向性結合器744の一方のアーム745は、折返し回路760に接続された主信号用であり、他方のアーム746は第2の受光素子770Bへの出射に使用される第2のモニタ用導波路である。
RZ変調部である第2のマッハツェンダ干渉部750は、折返し回路760から入力された光信号を第3の方向性結合器753により分波して波形整形した後、第4の方向性結合器754により合波する。第4の方向性結合器754の一方のアーム755は、出力ポート710Bに接続された主信号用であり、他方のアーム756は第1の受光素子770Aへの出射に使用される第1のモニタ用導波路である。
図示の例では、第1の受光素子770Aに向かう第1のモニタ用導波路が主信号用導波路と交差するが、直角等、急峻な交差であればほとんど特性劣化しない。
(実施形態5)
図8に、実施形態5に係る光変調器を示す。光変調器800は、導波路型光素子810と、導波路型光素子810を収納するパッケージ820と、保持部831A、831Bを介して導波路型素子810の入力ポート810A及び出力ポート810Bにそれぞれ接続された入力ファイバ830A及び出力ファイバ830Bとを備える。入力ファイバ830A及び出力ファイバ830Bには、それぞれフェルール832A及び832Bが接続され、半田付けによりフェルール832A及び832Bがパッケージ820に固定される。導波路型光素子810は、LN導波路811の両端に第1及び第2のPLC812、813が突き合わせ接続(バットジョイント)されており、2つの多値位相変調部を偏波多重したDP−QPSK変調器である。PLC−LN変調器を用いたDP−QPSK変調器の詳細に関しては、特許文献3も参照されたい。
第1及び第2のQPSK回路540、850は、それぞれ第1及び第2の受光素子870A、870Bを用いてバイアス制御される。ここで第2の受光素子870Bに向かうモニタ用の導波路は、第2のPLC813から第1のPLC812まで戻すように配線する。それにより、実装時の位置ずれを解決しつつ、変調器動作時にはバイアス制御できる。実施形態1の場合のように、動作時に使用されない受光素子は発生しない。
入力ポート810Aから入力さたれ単一偏波光は、光パワーを均等に分岐するY分岐により二手に分けられ、それぞれ第1及び第2のQPSK変調回路840、850へ接続される。第1及び第2のQPSK変調回路840、850は、それぞれ組になったマッハツェンダ干渉計からなり、各アームには、RF電極、DC電極が設けられている。例えば、入力偏波光をTM偏波とすることができる。第1及び第2のQPSK変調回路840、850からの出力導波路は、それぞれ偏波合成回路880の異なるポートに接続されるが、これら出力導波路のうちの一方に、偏波変換回路890が挿入されている。具体的には、導波路中の溝に挿入され、光学軸が基板面に対して45度傾いた1/2波長板を偏波変換回路890を用いることができる。出力導波路から入射された光の偏光軸は、1/2波長板の光学軸を対称軸として反転するので、偏波変換回路890を通過することにより、TM偏波の光はTE偏波に変換される。
400 光変調器
410 導波路型光素子
410A 入力ポート
410B 出力ポート
420 パッケージ
420A、420B パイプ部
420C RFコネクタ
430A 入力ファイバ
430B 出力ファイバ
431A、431B 保持部
440 マッハツェンダ干渉部
441 第1の光導波路
442 第2の光導波路
443 高周波電極
444 接地電極
445 第1の合分波回路
446 第2の合分波回路
450A 第1の受光素子
450B 第2の受光素子
500 光変調器
510 導波路型光素子
510A 入力ポート
510B 出力ポート
511 LN導波路
512 第1のPLC
513 第2のPLC
520 パッケージ
520A RFコネクタ
520B DCコネクタ
530A 入力ファイバ
530B 出力ファイバ
531 保持部
540 第1のマッハツェンダ干渉部
541 高周波電極
542 接地電極
543 第1の合分波回路
544 第2の合分波回路
545 主信号用導波路
546 第2のモニタ用導波路
550 第2のマッハツェンダ干渉部
551 高周波電極
552 接地電極
553 第3の合分波回路
554 第4の合分波回路
555 主信号用導波路
556 第1のモニタ用導波路
560 折返し導波路
570A 第1の受光素子
570B 第2の受光素子
600 光導波路
700 光変調器
710 導波路型光素子
710A 入力ポート
710B 出力ポート
711 LN導波路
712 第1のPLC
713 第2のPLC
720 パッケージ
730A 入力ファイバ
730B 出力ファイバ
731 保持部
740 第1のマッハツェンダ干渉部
743 第1の合分波回路
744 第2の合分波回路
745 主信号用導波路
746 第2のモニタ用導波路
750 第2のマッハツェンダ干渉部
753 第3の合分波回路
754 第4の合分波回路
755 主信号用導波路
756 第1のモニタ用導波路
760 折返し導波路
770A 第1の受光素子
770B 第2の受光素子
800 光変調器
810 導波路型光素子
810A 入力ポート
810B 出力ポート
811 LN導波路
812 第1のPLC
813 第2のPLC
820 パッケージ
830A 入力ファイバ
830B 出力ファイバ
831A、831B 保持部
840 第1のQPSK変調回路
850 第2のQPSK変調回路
870A 第1の受光素子
870B 第2の受光素子
880 偏波合成回路
890 偏波変換回路

Claims (5)

  1. マッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子と、
    前記導波路型光素子を収納するパッケージと、
    前記導波路型光素子の入力ポート及び出力ポートにそれぞれ接続された入力ファイバ及び出力ファイバと
    を備える光変調器であって、
    前記導波路型光素子は、それぞれ前記マッハツェンダ干渉部を構成する合分波回路のアームである第1及び第2のモニタ用導波路を有し、
    前記第1のモニタ用導波路は、前記導波路型光素子の前記入力ポートが配置された第1の端面の近傍で露出し、
    前記第2のモニタ用導波路は、前記第1の端面に対向する第2の端面の近傍で露出し、
    前記パッケージは、前記第1及び第2のモニタ用導波路が露出する設計位置の近傍にそれぞれ第1及び第2の受光素子が固定され
    前記出力ポートは前記第2の端面に配置され、
    前記導波路型光素子は、
    一方のアームが前記入力ポートに接続された第1の合分波回路と、
    前記第1の合分波回路により分波された光信号を合波する第2の合分波回路であって、一方のアームが前記出力ポートに接続された第2の合分波回路と
    を備え、
    前記第1の合分波回路の他方のアームが前記第1のモニタ用導波路であり、前記第2の合分波回路の他方のアームが前記第2のモニタ用導波路であることを特徴とする光変調器。
  2. マッハツェンダ干渉部を有する導波路型光素子と、
    前記導波路型光素子を収納するパッケージと、
    前記導波路型光素子の入力ポート及び出力ポートにそれぞれ接続された入力ファイバ及び出力ファイバと
    を備える光変調器であって、
    前記導波路型光素子は、それぞれ前記マッハツェンダ干渉部を構成する合分波回路のアームである第1及び第2のモニタ用導波路を有し、
    前記第1のモニタ用導波路は、前記導波路型光素子の前記入力ポートが配置された第1の端面の近傍で露出し、
    前記第2のモニタ用導波路は、前記第1の端面に対向する第2の端面の近傍で露出し、
    前記パッケージは、前記第1及び第2のモニタ用導波路が露出する設計位置の近傍にそれぞれ第1及び第2の受光素子が固定され、
    前記出力ポートは前記第1の端面に配置され、
    前記導波路型光素子は、
    前記入力ポートに接続された第1の合分波回路と、
    前記第1の合分波回路により分波された光信号を合波する第2の合分波回路であって、一方のアームが折返し回路に接続された第2の合分波回路と、
    前記折返し回路に接続された第3の合分波回路と、
    前記第3の合分波回路により分波された光信号を合波する第4の合分波回路であって、一方のアームが前記出力ポートに接続された第4の合分波回路と
    を備え、
    前記第2の合分波回路の他方のアームが前記第2のモニタ用導波路であり、前記第4の合分波回路の他方のアームが前記第1のモニタ用導波路であり、
    前記導波路型光素子は、LN導波路の両端に第1及び第2のPLCが突き合わせ接続されたPLC−LN変調器であり、
    前記第1及び第4の合分波回路は、前記第1のPLC上に形成され、
    前記第2及び第3の合分波回路並びに前記折返し回路は前記第2のPLC上に形成されることを特徴とする光変調器。
  3. 前記第3及び第4の合分波回路並びに前記第3の合分波回路と前記第4の合分波回路との間の1組の光導波路は、強度変調部を構成することを特徴とする請求項に記載の光変調器。
  4. 前記第3及び第4の合分波回路並びに前記第3の合分波回路と前記第4の合分波回路との間の複数の組の光導波路は、多値位相変調部を構成することを特徴とする請求項に記載の光変調器。
  5. 前記第1及び第2の合分波回路並びに前記第1の合分波回路と前記第2の合分波回路との間の複数の組の光導波路は、多値位相変調部を構成することを特徴とする請求項に記載の光変調器。
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