JP5192956B2 - 端末有無判別装置、これを用いたコンテンツ視聴制限システムおよび端末有無判別方法 - Google Patents

端末有無判別装置、これを用いたコンテンツ視聴制限システムおよび端末有無判別方法 Download PDF

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Description

本発明は、特定の携帯端末の位置状況を判別する端末有無判別装置、これを用いたコンテンツ視聴制限システムおよび端末有無判別方法に関する。
近年、Set-top Box(以下、STB)等の映像表示機器が家庭に普及し家族で共有されることも多い。そのような状況において、家族揃って視聴する場合には問題ないが、親の不在時に、子供が親の目の届かないところで不適切な番組を自由に視聴することは、問題がある。これに対しては、子供に不適切な番組を見せないようにするためユーザの認証を前提とした視聴制限機能が導入されつつある。また、近年ではユーザのニーズ志向を背景に、ユーザ個々の好みに応じた番組を番組選択画面において提示(“レコメンド”)するなど、ユーザ個々の制御を前提とした高度化が進められている。このような視聴制限やレコメンドにおいては、パスワード/ログインによりユーザを認証するのが一般的である(たとえば、特許文献1、非特許文献1参照)。
特開2006−140678号公報 KDDI株式会社、"視聴年齢制限付きコンテンツについて | ひかりone(光ファイバー・FTTHサービス)"、[online]、[2008年7月10日検索]、インターネット<http://www.hikari-one.com/tv/channel/limited.html>
しかしながら、パスワードにより視聴制限されている状態では、視聴を制限されないユーザが制限付きコンテンツを見たいときに、その都度、映像表示機器にパスワードを入力しなければならない。また、ユーザ個々の視聴履歴に応じた番組のレコメンドを受ける場合にも、ユーザ個々のIDを用いてログインする必要がある。USBキー等の専用デバイスを認証用に用いる方法も考えられるが、TVを見る度にデバイスを接続しなければならないため不便が解消するとは言い難い。したがって、このような不便を解消するためには、ユーザに特段の操作を強いること無く、現在どのユーザが在宅しているかを自動的に判別できることが望ましい。一方、近年、携帯電話機の普及は目覚ましく、家族がそれぞれ自分の携帯電話機を所有していることも珍しくない。特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを自動的に判別できれば、現在どのユーザが所定範囲内にいるかを自動的に判別することが可能になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを自動的に判別する端末有無判別装置、これを用いたコンテンツ視聴制限システムおよび端末有無判別方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の端末有無判別装置は、特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを判別する端末有無判別装置であって、コンテンツ配信設備において、端末有無の判別を行う、ネットワーク型の構成であることを特徴とする。ネットワーク型の構成とすることで、端末有無の判別に必要となる電話番号の通知を、接続管理設備と端末有無判別装置だけに留めることが可能となる。
(1)さらに、本発明の端末有無判別装置は、特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを判別する端末有無判別装置であって、判別を要求するリクエスト情報の受信に応じて、前記リクエスト情報により特定された携帯端末の接続情報を取得する接続情報取得部と、前記取得された接続情報の一部を、前記リクエスト情報の一部に基づく情報と照合し、ネットワーク上の位置を示す位置情報が一致する場合に前記特定された携帯端末が所定範囲内にあると判別する判別部と、を備えることを特徴としている。なお、リクエスト情報の一部に基づく情報には、リクエスト情報の一部だけではなく、リクエスト情報の一部に基づいてデータベース等から取得した情報も含まれる。
このように本発明の端末有無判別装置は、リクエスト情報により特定された携帯端末の接続情報を取得し、取得された接続情報の一部を、リクエスト情報の一部に基づく情報と照合することで、特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを判別する。これにより、携帯端末の接続が変われば、自動的に所定範囲内にあるか否かの判別結果が変わる。したがって、たとえばこのような仕組みを利用して、自動で視聴制限を行うことが可能となる。なお、所定範囲内とは、たとえば自宅の無線LANのアクセスポイントがカバーできる範囲を指す。また、ネットワーク上の位置を示す位置情報とは、たとえば機器のグローバルアドレスである。STBのリクエスト情報の一部と、携帯端末の登録された接続情報の一部にグローバルアドレスが含まれている場合を想定している。
(2)また、本発明の端末有無判別装置は、前記接続情報取得部が、前記特定された携帯端末の接続情報として、IP電話のレジスタ情報を取得し、前記判別部は、この携帯端末のレジスタ情報の一部であるIPアドレスを前記リクエスト情報の一部に基づく情報と照合することを特徴としている。これにより、携帯電話のレジスタ情報を用いれば、簡易に携帯端末が所定の範囲にあることを判別することができる。なお、レジスタ情報とは、IP電話システムのロケーションサーバに蓄積される情報であり、IPアドレスを含む。また、リクエスト情報の一部に基づく情報としては、リクエスト情報の送出元のIPアドレスを利用してもよいし、リクエスト情報の中に、契約家族のIDを含めることで、その契約家族のIDに基づいて視聴登録情報データベースから検索して取得したコンテンツ視聴装置のアドレスを利用してもよい。なお、後者の場合にはSTB等のコンテンツ視聴装置のアドレスは視聴登録情報データベースに予め格納されている。
(3)すなわち、本発明の端末有無判別装置は、前記判別部が、前記リクエスト情報に含まれるリクエスト送出元のIDを用いて、ユーザの情報が格納された視聴登録情報データベースに照会し、前記リクエスト送出元のIDに対応するコンテンツ視聴装置が現在使用しているIPアドレスを前記リクエスト情報の送出元のIPアドレスとして取得し、前記リクエスト情報の一部に基づく情報として照合に利用することを特徴としている。これにより、リクエスト情報の送出元のIPアドレスを容易に取得し照合することができる。
(4)また、本発明の端末有無判別装置は、前記特定された携帯端末が所定範囲内にあるか否かの判別結果を、ネットワークを通じて前記リクエスト情報の送出元に通知する判別情報通知部を更に備えることを特徴としている。これにより、リクエスト情報の送出元は、特定された携帯端末が所定範囲内にあるか否かを自動的に判別する仕組みを利用することができる。たとえば、視聴制限を自動的に判断可能なシステムを構築することができる。
(5)また、本発明の端末有無判別装置は、前記特定された携帯端末が所定範囲内にないと判別された場合に、前記特定された携帯端末にメールを送信するメール送信部を更に備え、前記判別情報通知部は、前記送信されたメールに基づく情報を前記特定された携帯端末から受信した場合には、前記特定された携帯端末が所定範囲内にある場合と同等の情報を前記リクエスト情報の送出元に通知することを特徴としている。これにより、携帯端末が所定範囲内に無くても、メールにより携帯端末のユーザに確認をとることができる。そして、メールに基づく情報を受信したときには、携帯端末が所定範囲内にあるのと同等の効果を得ることができる。なお、特定された携帯端末が所定範囲内にある場合と同等の情報とは、コンテンツ視聴制限システムにおいては、視聴の許可について肯定的な情報である。
(6)また、本発明の端末有無判別装置は、前記特定された携帯端末が所定範囲内にあると判別された場合に、前記特定された携帯端末に対応してレコメンドするコンテンツを決定するレコメンド情報決定部と、前記決定されたコンテンツに関するレコメンド情報を前記リクエスト情報の送出元に配信するレコメンド情報配信部と、を備えることを特徴としている。これにより、携帯端末が所定範囲内にあると判別されたとき、その携帯端末のユーザに対応したコンテンツをレコメンドするシステムを構築することができる。その結果、パスワードやIDでログインする必要がなく、自動の認証によりレコメンドが可能となる。
(7)また、本発明のコンテンツ視聴制限システムは、前記の端末有無判別装置と、前記特定された携帯端末が所定範囲内にあるか否かに対応付けて視聴の制限情報を記憶する制限情報記憶部、および前記リクエスト情報を発信し、受信した前記判別結果に基づいて、視聴の制限を決定する制限制御部を有し、制限に応じて受信したコンテンツを再生可能または再生不可にするコンテンツ視聴装置と、を備えることを特徴としている。これにより、コンテンツ視聴装置は、携帯端末の所定範囲内の有無を判別し、判別結果に応じて自動的にコンテンツの視聴を制限することができる。
(8)また、本発明の端末有無判別方法は、特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを判別する端末有無判別方法であって、判別を要求するリクエスト情報の受信に応じて、前記リクエスト情報により特定された携帯端末の接続情報を取得する接続情報取得ステップと、前記取得された接続情報の一部を、前記リクエスト情報の一部に基づく情報と照合し、ネットワーク上の位置を示す位置情報が一致する場合に前記特定された携帯端末が所定範囲内にあると判別する判別ステップと、を有することを特徴としている。これにより、携帯端末の接続が変われば、自動的に所定範囲内にあるか否かの判別結果が変わる。したがって、たとえば、このような方法を利用して、自動で視聴制限を行うことが可能となる。
本発明によれば、特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを自動的に判別できる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態1]
(システム全体の構成)
図1は、コンテンツ視聴制限システム100の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、コンテンツ視聴制限システム100は、ユーザ用設備200、コンテンツ配信設備300、接続管理設備400および電気通信網Nにより構成されている。電気通信網Nは、たとえばインターネットである。ユーザ用設備200は、たとえばユーザの自宅に設けられた設備であり、電気通信網Nによりコンテンツ配信設備300および接続管理設備400に接続されている。コンテンツ配信設備300は、ユーザ用設備200からの要求に応じてコンテンツを配信する設備であり、たとえばVOD配信設備である。一方、接続管理設備400は、携帯端末Xnの接続状況を管理する設備であり、たとえばSIPのレジストラサーバである。たとえば、ユーザはIP網を介して映像配信を受けられ、携帯端末Xn(デュアル端末)が、無線LAN等の家庭内無線を経由して、事業者の携帯電話IP接続設備に接続されている場面を想定している。
(ユーザ用設備の構成)
ユーザ用設備200は、コンテンツ視聴装置210、ブロードバンド回線接続装置220および無線接続機230から構成されている。コンテンツ視聴装置210は、たとえばSTBであり、コンテンツ配信設備300から配信される映画やテレビドラマなどのコンテンツを受信し、再生する。コンテンツ視聴装置210は、コンテンツに応じて視聴制限が可能となっている。
ブロードバンド回線接続装置220(ブロードバンドルータ等)は、電気通信網Nとコンテンツ視聴装置210または無線接続機230とのインタフェースである。また、ブロードバンド回線接続装置220はNAPT機能を備え、ユーザ用設備200内の機器にローカルアドレスを割り当て、グローバルIPアドレスとローカルアドレスの変換を行なう。
無線接続機230は、たとえば無線LANのアクセスポイントであり、デュアル端末である携帯端末X1が所定範囲内にある場合には自動的に接続する。デュアル端末とは、家庭の無線LANエリア内においては、無線LANと接続された固定回線を経由して通話可能な携帯電話機である。デュアル端末は、無線LANのエリアでは、ユーザの特別な操作無しに、自動的にアクセスポイントを経由して接続される。たとえば、ユーザが家庭内にいる時は無線LAN経由で接続され、ユーザが外出すると自動的に通常の携帯網で接続される。このようなシステムを用いれば自動的にユーザの在宅状況を把握できる。なお、本実施形態では無線接続機230を無線LAN機器として説明するが、これに限定されず、無線接続機230はFemtoCell等の基地局の一種であってもよい。また、本実施形態では携帯電話機を携帯端末Xnの例として説明するが、携帯端末Xnは必ずしもこれに限定されるものではなく、携帯用PC、PDA等であってもよい。携帯端末Xnが携帯電話機でない場合には、電話番号に代えて機器固有のID等を用いることができる。なお、図1に示される携帯端末X2は自宅のアクセスポイントがカバーしていない位置で電気通信網Nに接続されている。
コンテンツ視聴装置210は、制限情報記憶部211、制限制御部212、コンテンツ受信部215および出力部216を備えている。制限情報記憶部211は、特定された携帯端末Xnが所定範囲内にあるか否かに対応付けて視聴の制限情報を記憶する。視聴制限情報とは、「視聴を制限されたユーザ(子)の電話番号」、「視聴を許可する権限を持つユーザ(親)の電話番号」等の対応付けを有する一覧情報である。また、制限制御部212は、リクエスト情報を発信し、得られた判別結果、すなわち携帯端末が所定範囲内にあるか否かに基づいて、視聴の制限を決定する。たとえば、コンテンツ視聴装置210は、リクエスト情報に親の携帯端末X1の電話番号を含めて送出することで、その携帯端末X1が所定範囲内(自宅内)にあるか否かについての判別を要求する。
制限制御部212は、受信した在宅または不在の結果に基づき、在宅であれば(親の目が行き届いているという解釈のもと)、視聴制限つきコンテンツの閲覧を許可する。一方、不在であれば、閲覧は許可されない旨、出力部216に出力する。その結果、コンテンツ視聴装置210は、制限に応じて受信したコンテンツを再生許可または再生不可とする。コンテンツ受信部215は、コンテンツ配信設備300から配信されたコンテンツを受信する。出力部216は、再生を許可された受信コンテンツを再生し、映像や音声を出力する。
この携帯端末X1が所定範囲内(自宅内)にあるか否かの判別を要求するリクエスト(リクエスト情報)は、ユーザが視聴制限付コンテンツの要求を出したときだけでなく、ユーザが番組表や、コンテンツのメニュー一覧を取得する際に、コンテンツ視聴装置210が、自動的に判別要求リクエストを送出しても良い。この場合、コンテンツ視聴装置210では、制限付コンテンツを予めメニュー上で選択不可にするといった処理が可能となる。
(コンテンツ配信設備の構成)
コンテンツ配信設備300は、端末有無判別装置310、コンテンツ配信装置320および視聴登録情報データベース330から構成されている。そのうちの端末有無判別装置310は、特定の携帯端末Xnが所定範囲内にあるか否かを判別する装置であり、接続情報取得部311、判別部312、判別情報通知部316およびメール送信部315を備えている。
接続情報取得部311は、判別を要求するリクエスト情報の受信に応じて、リクエスト情報により特定された携帯端末Xnの接続情報を取得する。判別部312は、取得された接続情報の一部を、リクエスト情報の一部に基づく情報と照合し、ネットワーク上の位置を示す位置情報が一致する場合に特定された携帯端末Xnが所定範囲内にあると判別する。なお、コンテンツ視聴装置210と同一のホームネットワークを利用して接続される携帯端末Xn(デュアル端末)の電話番号は、ユーザが契約時やコンテンツ視聴装置210からの登録操作等により、あらかじめコンテンツ配信設備300側に格納されている。なお、判別部312は、リクエスト情報に含まれるリクエスト送出元のIDを用いて、ユーザの情報が格納された視聴登録情報データベース330に照会し、コンテンツ視聴装置210(リクエスト送出元)のIDに対応するIPアドレスを取得し、リクエスト情報の一部に基づく情報として照合に利用してもよい。このように、コンテンツ視聴装置210が現在使用しているIPアドレスをリクエスト情報の送出元のIPアドレスとして取得することができる。これにより、リクエスト情報の送出元のIPアドレスを容易に取得し照合することができる。
判別情報通知部316は、特定された携帯端末Xnが所定範囲内にあるか否かの判別結果を、ネットワークを通じてリクエスト情報の送出元、すなわちコンテンツ視聴装置210に通知する。また、判別情報通知部316は、送信されたメールに基づく情報を特定された携帯端末Xnから受信した場合には、特定された携帯端末Xnが所定範囲内にある場合と同等の情報をリクエスト情報の送出元であるコンテンツ視聴装置210に通知する。メール送信部315は、特定された携帯端末Xnが所定範囲内にないと判別された場合に、特定された携帯端末Xnにメールを送信する。
コンテンツ配信装置320は、配信制御部321および配信部322を備えている。配信制御部321は、コンテンツ視聴装置210から要求を受信したときに、要求に応じたコンテンツの配信を準備する。配信部322は、準備されたコンテンツをコンテンツ視聴装置210へ配信する。視聴登録情報データベース330は、コンテンツ視聴装置210の登録情報を格納している。図2(a)は、視聴登録情報データベース330に格納されているコンテンツ視聴装置210の登録情報および携帯端末Xn(デュアル端末)の番号の例を示している。コンテンツ視聴装置210の視聴登録情報とは、たとえば契約した家庭に割り当てられるIDと、その家庭のコンテンツ視聴装置210にアクセスするために紐付けられたIPアドレスである。これらの視聴登録情報は、コンテンツ視聴装置210の電源起動時に、コンテンツ視聴装置210からコンテンツ配信設備300への端末登録処理によって登録される。なお、上記のコンテンツ配信設備300の構成は、一例であり、コンテンツ配信装置320や視聴登録情報データベース330の各要素が端末有無判別装置310内に設けられていてもよい。
(接続管理設備の構成)
接続管理設備400には、接続情報登録装置410および接続情報データベース420が設けられている。接続情報登録装置410は、携帯端末X1が無線接続機230により電気通信網Nに接続されたときに、携帯端末X1の接続情報を接続情報データベース420に登録する。そして、端末有無判別装置310から携帯端末X1の接続情報の問合せがあったときには、登録されている携帯端末X1の接続情報を端末有無判別装置310に返信する。携帯端末X1は、無線接続機230、ブロードバンド回線接続装置220を経由して、接続情報登録装置410に接続する。接続情報登録装置410では、携帯端末X1の認証を行うと共に、携帯端末X1に割り当てられているIPアドレス等、ネットワークの情報を登録する。SIPを用いる場合、接続情報登録装置410はSIPレジストラサーバ、接続情報は、IP電話のレジスタ情報、すなわちContactアドレス(端末のIPアドレス)に該当する。携帯端末Xnが家庭内の無線LANへの接続または切断を行うたびに、接続情報データベース420が格納している情報は自動的に更新される。図2(b)は、接続情報登録装置410に格納されている携帯端末の情報の例を示す図である。図2(b)に示すように、接続情報データベース420は、携帯端末Xnの電話番号とそのIPアドレスとを対応付けて記憶している。
(コンテンツ視聴制限システムの動作)
次に、上記のように構成されるコンテンツ視聴制限システム100の動作の一例を説明する。図3は、コンテンツ視聴制限システム100の動作を示すシーケンスチャートである。まず、コンテンツ視聴装置210は、ユーザへの番組表提示等のタイミングで、コンテンツ情報をコンテンツ配信設備300から取得する(ステップS1)、コンテンツ情報には、そのコンテンツが年齢制限等の制限付きか否かの情報も含まれている。
ユーザからの入力操作により、コンテンツの視聴要求が行なわれた場合(ステップS2)、コンテンツ視聴装置210は、視聴制限付きか否かの判定を行う(ステップS3)。この事例では、コンテンツが視聴制限付きであると判定されたものとする。その場合には、コンテンツ視聴装置210は、リクエスト情報を端末有無判別装置310に送信する(ステップS4)。つまり、コンテンツ視聴装置210は、自身の制限情報記憶部211を参照して、登録されている電話番号の在宅有無(例えば親の電話番号の在宅有無)を問い合わせる。端末有無判別装置310は、リクエスト情報に含まれる携帯端末X1を特定する情報に基づいて、その特定された携帯端末X1の接続情報を接続情報登録装置410に問い合わせる(ステップS5)。なお、上記の動作例では、コンテンツの視聴要求が行なわれた場合に、特定の携帯端末X1が所定範囲内(自宅内)にあるか否かの判別を要求するが、年齢制限に応じて、表示するメニューを変更するような場合、コンテンツ視聴装置210の起動時に一律に判別を要求することとしてもよい。
問合せを受けた接続情報登録装置410は、特定された携帯端末X1の接続情報を返信する(ステップS6)。接続情報を取得した端末有無判別装置310は、取得した接続情報の一部と、リクエスト情報の一部に基づく情報とを照合し、一致する場合には、特定された携帯端末X1が所定範囲内にあるものと判別する(ステップS7)。これにより、その携帯端末X1がユーザ宅内のコンテンツ視聴装置210と同一のネットワークに存在するかを判別することが可能となる。この事例では、特定された携帯端末X1が所定範囲内にあると判定された場合を説明する。その場合、端末有無判別装置310は、特定された携帯端末X1が所定範囲内にあるという結果情報をコンテンツ視聴装置210に通知する(ステップS8)。そして、コンテンツ視聴装置210は、特定された携帯端末X1が所定範囲内にあるという結果から、視聴制限を解除して、視聴要求のあったコンテンツを再生する(ステップS9)。このようにして、親が在宅時は、パスワード等のわずらわしい入力や、USBキー等の専用デバイスを用いることなく、制限付きコンテンツを視聴することが出来る。この際、親は特別な操作は一切必要なく、携帯電話が宅内にあれば良いため、従来方式に比べ著しく簡便である。
(端末有無判別装置の動作)
端末有無判別装置310は、プログラムにより動作される。端末有無判別装置310の動作を説明する。図4は、端末有無判別装置310の動作を示すフローチャートである。まず、端末有無判別装置310は、コンテンツ視聴装置210からリクエスト情報を受信する(ステップT1)。次いで、受信したリクエスト情報に基づいて、特定される接続情報を接続情報登録装置410に問い合わせる(ステップT2)。そして、問合せに対して返信された接続情報を取得する(ステップT3)。
次に、端末有無判別装置310は、取得した接続情報とリクエスト情報とを対比して、位置情報を照合し(ステップT4)、位置情報が一致しているか否かを判別する(ステップT5)。位置情報が一致していない場合には特定された携帯端末Xnに視聴制限を解除してよいかの確認メールを送信する(ステップT6)。送信後、端末有無判別装置310は、確認メールに対するユーザからの確認情報を待機し、確認情報を受信したか否かを判別する(ステップT7)。
所定時間内に確認情報を受信しない場合または視聴を許可しない旨の要求を受けた場合には、コンテンツ視聴装置210に否定的な結果を返信する(ステップT8)。この場合にはコンテンツ視聴装置210は、コンテンツの再生を許可しない。一方、ステップT5で位置情報が一致した場合、またはステップT7で確認情報を受信した場合には、肯定的な結果を返信する(ステップT9)。この場合には、コンテンツ視聴装置210はコンテンツの再生を許可する。
なお、上記の例では、コンテンツ視聴装置210が制限情報記憶部211および制限制御部212を有し、ユーザ用設備200側で視聴制限情報を管理するが、コンテンツ配信設備300側が視聴制限情報を記憶するとともに制限を制御し、視聴制限情報を管理してもよい。
(照合方法)
次に、接続情報の一部とリクエスト情報の一部に基づく情報との照合について一例を挙げて説明する。図5(a)は、リクエスト情報の一部をなすアドレス、図5(b)は接続情報の一部をなすアドレスを示す図である。携帯電話が取得しているローカルアドレスは、ブロードバンド回線接続装置220のNAPT機能によって、「グローバルアドレス+ポート番号」に変換され、接続情報管理設備400に登録される。また、コンテンツ視聴装置についても、同様に「グローバルアドレス+ポート番号」が、コンテンツ配信設備に登録される。判別部312は、この携帯端末Xnのグローバルアドレス、コンテンツ視聴装置210のアドレスと比較し、一致すれば携帯端末が所定範囲内にある(在宅)と判断する。
図5(a)に示すように、リクエスト情報にはコンテンツ視聴装置210のアドレスが含まれている。アドレスは、コンテンツ配信設備300等の外部からみたときには、グローバルアドレス(図中太枠)として認識される。図5(a)に示す例では、ブロードバンド回線接続装置220のグローバルアドレスは20.2.2.254というIPアドレスで認識される。また、コンテンツ視聴装置210のグローバルアドレスは、20.2.2.254のIPアドレスおよび2022のポート番号で認識される。
一方、リクエスト情報には携帯端末X1を特定する情報(たとえばID情報)が含まれており、それをもとに端末有無判別装置310は、その携帯端末X1のアドレスを取得することが可能になっている。図5(b)に示す例では、携帯端末X1のグローバルアドレスは20.2.2.254のIPアドレスおよび2022のポート番号で認識される。
照合の際にはこれらのグローバルアドレスの情報(位置情報)において、両者のIPアドレスが一致するか否かを判定する。図5(a)、(b)に示す例では、IPアドレスが両者とも20.2.2.254で一致するため、特定された携帯端末X1が所定範囲内にあることが判別される。このようにして、グローバルアドレスを比較することで特定された携帯端末X1が所定範囲内にあることを判別できる。
なお、ブロードバンド回線接続装置220がSIP Proxy機能を備える場合には、携帯端末X1は、ブロードバンド回線接続装置220に位置登録し、ブロードバンド回線接続装置220は、自身のIPアドレスで接続情報登録装置410に位置登録する。したがって、上記の例と同様に、端末有無判別装置310は、接続情報登録装置410に登録されたアドレスと、コンテンツ視聴装置210が取得しているグローバルアドレスと比較し、特定の携帯端末Xnが所定範囲内にあるか否かを判断することも可能となる。
(メールによる確認)
次に、特定の携帯端末X2が所定範囲内に無いと判別されたときに、さらにメールにより視聴を制限するか否かを確認する動作について一例を挙げて説明する。図6は、コンテンツ視聴制限システム100のメールによる確認の動作を示すシーケンスチャートである。図6に示すように、まず、端末有無判別装置310が情報を照合し、携帯端末X2の有無を判別し(ステップP1)、無いと判別されたものとする。このとき、端末有無判別装置310は、確認メールを特定された携帯端末X2に送信する(ステップP2)。そして、携帯端末X2はユーザからの操作を受け付ける(ステップP3)。ユーザは、視聴を制限するか否かを判断して指示する。ここで、ユーザは、そのコンテンツの視聴を許可したものとする。
その場合、携帯端末X2は確認情報を端末有無判別装置310に送信し(ステップP4)、端末有無判別装置310は、肯定的な結果情報をコンテンツ視聴装置210に送信する(ステップP5)。肯定的な結果情報を受信したコンテンツ視聴装置210は、制限を解除し、視聴要求のあったコンテンツを再生する(ステップP6)。このように、親の不在時に子供が制限付きコンテンツの視聴を試みようとしたとき、親の携帯電話に自動で問い合わせメールを送ることで、遠隔から柔軟に視聴制限を行うことが可能となる。
なお、上記の例では、端末有無判別装置310が特定された携帯端末X2(たとえば親の携帯端末)にメールを送信しているが、コンテンツ視聴装置210側で、メールを送信することも可能である。また、親の携帯端末X2に、現在在宅の携帯端末X1の電話番号と、視聴許可を求めているコンテンツ情報をメールで送信し、視聴許可を遠隔で問い合わせるといった運用も可能である。
[実施形態2]
(システム全体の構成)
上記の実施形態では、携帯端末Xnの有無によりコンテンツの視聴の制限を制御するが、携帯端末Xnの有無によりその携帯端末Xnに対応するコンテンツのレコメンドを行ってもよい。図7は、レコメンドシステム500の機能的構成を示すブロック図である。図7に示すように、レコメンドシステム500は、ユーザ用設備600、コンテンツ配信設備700、接続管理設備400および電気通信網Nにより構成されている。
(ユーザ用設備の構成)
ユーザ用設備600は、コンテンツ視聴装置610、ブロードバンド回線接続装置220および無線接続機230から構成されている。コンテンツ視聴装置610は、たとえば一般的なSTBであり、コンテンツ配信設備700から配信される映画やテレビドラマなどのコンテンツをコンテンツ受信部615で受信し、出力部616で再生する。
(コンテンツ配信設備の構成)
コンテンツ配信設備700は、端末有無判別装置710およびコンテンツ配信装置720から構成されている。端末有無判別装置710は、特定の携帯端末Xnが所定範囲内にあるか否かを判別する装置であり、接続情報取得部711、判別部712、レコメンド情報決定部715およびレコメンド情報配信部716を備えている。
接続情報取得部711は、判別を要求するリクエスト情報の受信に応じて、リクエスト情報により特定された携帯端末Xnの接続情報を取得する。判別部712は、取得された接続情報の一部を、リクエスト情報の一部に基づく情報と照合し、ネットワーク上の位置を示す位置情報が一致する場合に特定された携帯端末Xnが所定範囲内にあると判別する。
レコメンド情報決定部715は、特定された携帯端末Xnが所定範囲内にあると判別された場合に、特定された携帯端末Xnに対応してレコメンドすべきコンテンツを選択し、レコメンド情報を決定する。具体的には、レコメンド情報配信部716は、取得した携帯端末Xnの一覧情報に基づき、視聴登録情報データベース330を参照し、その携帯端末Xnに対応するユーザプロファイルにアクセスする。そして、視聴登録情報データベース330を参照して取得した情報から、レコメンドすべきコンテンツを選択し、レコメンド情報を決定する。視聴登録情報データベース330には、たとえばこれまでのVODの視聴履歴や、ユーザの年齢・性別等が格納されている。レコメンド情報配信部716は、決定されたレコメンド情報をリクエスト情報の送出元、すなわちコンテンツ視聴装置610に配信する。
コンテンツ配信装置720は、配信制御部721、配信部722および視聴登録情報データベース330を備えている。配信制御部721は、コンテンツ視聴装置610から要求を受信したときに、要求に応じたコンテンツの配信を準備する。配信部722は、準備されたコンテンツを配信する。視聴登録情報データベース330は、ユーザごとの配信履歴や個人情報等のユーザ情報を記憶している。視聴登録情報データベース330は、たとえば、携帯電話に紐付けられた各ユーザのプロファイル情報(例えば、過去に購入したVODの履歴)を蓄積する。
このように構成されるレコメンドシステム500により、たとえば、宅内に父親と子供がいた場合、その2名の履歴から、共通的に楽しめるコンテンツをレコメンドするといった制御が想定される。なお、あらかじめコンテンツ配信設備700には、コンテンツ視聴装置610の情報とともに、携帯端末Xnの電話番号等が格納されており、携帯端末Xnごとのコンテンツの視聴履歴等を記録することが可能となっている。また、携帯端末Xnが、無線接続機230、ブロードバンド回線接続装置220を経由して、接続情報登録装置410に接続する点は、実施形態1と同様である。
(レコメンドシステムの動作)
次に、上記のように構成されるレコメンドシステム500の動作の一例を説明する。通常、ユーザによるコンテンツ視聴装置610(STB等)の操作によって、コンテンツ配信設備700から、必要となるメニュー一覧が配信される。TVをつけた時やVODのメニュー画面配信時などに、番組やVODのレコメンドが必要となると、コンテンツ配信設備700では、予め登録されているコンテンツ視聴装置610の登録情報、そのコンテンツ視聴装置610に紐付けられるべき携帯端末Xn(デュアル端末)の番号の一覧を取得する。そして、取得した番号の一覧に対して、接続情報登録装置410へ問い合わせ、現在所定範囲内(自宅内)に位置登録している携帯端末Xnの一覧情報を取得しレコメンドを行う。以下に動作の詳細を説明する。
図8は、レコメンドシステム500の動作を示すシーケンスチャートである。まず、コンテンツ視聴装置610は、番組表の表示や、コンテンツのメニュー一覧の取得する処理をトリガとして(ステップQ1)、自動的にリクエスト情報を端末有無判別装置710に送信する(ステップQ2)。リクエスト情報を受信した端末有無判別装置710は、リクエスト情報に含まれる携帯端末X1を特定する情報に基づいて、その特定された携帯端末X1の接続情報を接続情報登録装置410に問い合わせる(ステップQ3)。
問合せを受けた接続情報登録装置410は、特定された携帯端末X1の接続情報を返信する(ステップQ4)。接続情報を取得した端末有無判別装置710は、取得した接続情報の一部と、リクエスト情報の一部に基づく情報とを照合し、一致する場合には、特定された携帯端末X1が所定範囲内にあるものと判別する(ステップQ5)。この事例では、特定された携帯端末X1が所定範囲内にあると判定された場合を説明する。その場合、端末有無判別装置710は、特定された携帯端末X1に対応するユーザ情報を参照してレコメンド情報を決定し(ステップQ6)、レコメンド情報をコンテンツ視聴装置610に送信する(ステップQ7)。そして、コンテンツ視聴装置610は、受信したレコメンド情報を出力する(ステップQ8)。
(端末有無判別装置の動作)
端末有無判別装置710は、プログラムにより動作される。端末有無判別装置710の動作を説明する。図9は、端末有無判別装置710の動作を示すフローチャートである。図9に示すように、まず、端末有無判別装置710は、コンテンツ視聴装置610からリクエスト情報およびそれに伴う携帯端末の一覧情報を受信する(ステップR1)。次いで、受信したリクエスト情報に基づいて、特定される接続情報を接続情報登録装置410に問い合わせる(ステップR2)。そして、問合せに対して返信された接続情報を取得する(ステップR3)。
次に、取得した接続情報とリクエスト情報とを対比して、位置情報を照合し(ステップR4)、位置情報が一致しているか否かを判別する(ステップR5)。位置情報が一致していない場合には電話番号とは無関係にレコメンド情報を決定する(ステップR6)。その場合には、レコメンド情報はユーザ特有のものとはならないが、たとえば新着情報からお薦めのコンテンツに関する情報をレコメンド情報とすることができる。そして、ステップR8に進む。
一方、位置情報が一致すると判別された場合には、予めコンテンツ配信装置720の視聴登録情報データベース330を参照して、特定の携帯端末Xnに対応するレコメンド情報を決定する(ステップR7)。そして、レコメンドすべきコンテンツに関するレコメンド情報を送信する(ステップR8)。このように、ログイン等の煩わしい操作なしで、適切なコンテンツのレコメンドを受けることが可能となる。また、所定範囲内に複数のユーザ(携帯端末)が存在しているとき、複数のユーザのプロファイルの共通点から、最適なレコメンドを行うことが可能となる。なお、現在TVを視聴していないユーザでも、在宅のユーザは潜在的にTVを見る機会のあるユーザであり、レコメンドすべき対象と考えてよい。
(レコメンド情報の決定方法)
次に、リクエスト情報とともに送信される携帯端末Xnの一覧情報を用いたレコメンド対象の決定方法を説明する。図2(a)に示すように、コンテンツ視聴装置610の登録情報は、視聴登録情報データベース330に格納されている。一方、図2(b)に示すように、携帯端末Xnが取得しているIPアドレスが接続情報として、接続情報データベース420に登録されている。
接続情報取得部711は、視聴登録情報データベース330に格納されている情報を用いて、レコメンド情報を提示するコンテンツ視聴装置610のアドレスから、対応する携帯端末Xnの番号一覧を取得し、接続情報登録装置410に接続情報の問い合わせを行なう。それにより、図2(b)に示す接続情報の例では、080-1111-111xを電話番号とする携帯端末X1は、在宅であり、家庭のブロードバンド接続装置を経由して接続していることが分かる。一方080-2222-222xを電話番号とする携帯端末X2は、一般の携帯網ネットワークを経由して接続しており、不在であることが分かる。また、080-3333-333xを電話番号とする携帯端末X3は、IP接続可能なエリアにいない、もしくは電源を切ってあるため、IPアドレスを現在取得していないことが分かる。
これらを対比することで、電話番号080-1111-111xにより特定される携帯端末X1が自宅の範囲内にあると判別することができ、この携帯端末X1に対応付けられたユーザ情報を参照してレコメンド情報を決定することができる。
なお、本発明に類似する技術として、GPSを用いて携帯端末Xnが所定範囲内にあるか否かを判別するシステムも考えられる。しかし、GPSを用いたシステムは自宅等の所定範囲の緯度・経度を予め把握している必要がある。本発明のシステムはその必要がない。また、携帯端末Xnが屋内にある場合には、GPSの精度が低下し不十分であるのに対し、本発明は携帯端末Xnが屋内にある場合でも有効である。また、GPSを用いると携帯端末Xnは本来の機能以外に更に電力を消費するのに対し、本発明のように、無線網に接続するという携帯端末Xnの必須機能を利用する場合には、携帯端末Xnは余計に電力を消費することがない。なお、以上の実施形態では、端末有無判別装置がコンテンツの配信に利用されているが、その他の様々な用途に応用可能である。
また、本発明に類似する技術として、携帯端末Xnが無線接続機230に接続した際に、自らが無線接続したことを、コンテンツ視聴装置610を含む周囲のデバイスにブロードキャストし、コンテンツ視聴装置610で直接その情報を受信するシステムが考えられる。しかし、携帯端末Xnが、自ら無線接続したことを知らせるためには、自身の電話番号等の携帯端末Xnに関する情報を周囲の機器に知らせる必要がある。このため、携帯端末が外出先等の無線LANネットワークに接続する場合、携帯端末Xnに関する情報を、不特定多数の機器に通知することになり、好ましくない。本発明は、コンテンツ配信設備700側で端末有無判別を行なうネットワーク型の装置であり、接続管理設備400を経由して携帯端末Xnに関する情報を取得するため、このような問題を回避することが出来る。
実施形態1に係るコンテンツ視聴制限システムの機能的構成を示すブロック図である。 (a)コンテンツ配信装置に格納されているコンテンツ視聴装置の登録情報、および携帯端末の番号の例(一覧情報の例)、(b)接続情報登録装置に格納されている接続情報の例である。 実施形態1に係るコンテンツ視聴制限システムの動作を示すシーケンスチャートである。 実施形態1に係る端末有無判別装置の動作を示すフローチャートである。 (a)リクエスト情報の一部をなすアドレス、(b)接続情報の一部となすアドレスを示す図である。 実施形態1に係るコンテンツ視聴制限システムのメールによる確認の動作を示すシーケンスチャートである。 実施形態2に係るレコメンドシステムの機能的構成を示すブロック図である。 実施形態2に係るレコメンドシステムの動作を示すシーケンスチャートである。 実施形態2に係る端末有無判別装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 コンテンツ視聴制限システム
200 ユーザ用設備
210 コンテンツ視聴装置
211 制限情報記憶部
212 制限制御部
215 コンテンツ受信部
216 出力部
220 ブロードバンド回線接続装置
230 無線接続機
300 コンテンツ配信設備
310 端末有無判別装置
311 接続情報取得部
312 判別部
315 メール送信部
316 判別情報通知部
320 コンテンツ配信装置
321 配信制御部
322 配信部
330 視聴登録情報データベース
400 接続管理設備
410 接続情報登録装置
420 接続情報データベース
500 レコメンドシステム
600 ユーザ用設備
610 コンテンツ視聴装置
615 コンテンツ受信部
616 出力部
700 コンテンツ配信設備
710 端末有無判別装置
711 接続情報取得部
712 判別部
715 レコメンド情報決定部
716 レコメンド情報配信部
720 コンテンツ配信装置
721 配信制御部
722 配信部
N 電気通信網
X1、X2、X3・・・Xn 携帯端末

Claims (8)

  1. 特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを判別する端末有無判別装置であって、
    判別を要求するリクエスト情報の受信に応じて、前記リクエスト情報により特定された携帯端末の接続情報を取得する接続情報取得部と、
    前記取得された接続情報の一部を、前記リクエスト情報の一部に基づく情報と照合し、ネットワーク上の位置を示す位置情報が一致する場合に前記特定された携帯端末が所定範囲内にあると判別する判別部と、を備えることを特徴とする端末有無判別装置。
  2. 前記接続情報取得部は、前記特定された携帯端末の接続情報として、携帯端末のレジスタ情報を取得し、前記判別部は、前記レジスタ情報の一部を、リクエスト情報の送出元のIPアドレスと照合することを特徴とする、請求項1記載の端末有無判別装置。
  3. 前記判別部は、前記リクエスト情報に含まれるリクエスト送出元のIDを用いて、ユーザの情報が格納された視聴登録情報データベースに照会し、前記リクエスト送出元のIDに対応するコンテンツ視聴装置が現在使用しているIPアドレスを前記リクエスト情報の送出元のIPアドレスとして取得し、前記リクエスト情報の一部に基づく情報として照合に利用することを特徴とする請求項1記載の端末有無判別装置。
  4. 前記特定された携帯端末が所定範囲内にあるか否かの判別結果を、ネットワークを通じて前記リクエスト情報の送出元に通知する判別情報通知部を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の端末有無判別装置。
  5. 前記特定された携帯端末が所定範囲内にないと判別された場合に、前記特定された携帯端末にメールを送信するメール送信部を更に備え、
    前記判別情報通知部は、前記送信されたメールに基づく情報を前記特定された携帯端末から受信した場合には、前記特定された携帯端末が所定範囲内にある場合と同等の情報を前記リクエスト情報の送出元に通知することを特徴とする請求項4記載の端末有無判別装置。
  6. 前記特定された携帯端末が所定範囲内にあると判別された場合に、前記特定された携帯端末に対応してレコメンドするコンテンツを決定するレコメンド情報決定部と、
    前記決定されたコンテンツに関するレコメンド情報を前記リクエスト情報の送出元に配信するレコメンド情報配信部と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の端末有無判別装置。
  7. 請求項4または請求項5記載の端末有無判別装置と、
    前記特定された携帯端末が所定範囲内にあるか否かに対応付けて視聴の制限情報を記憶する制限情報記憶部、および前記リクエスト情報を発信し、受信した前記判別結果に基づいて、視聴の制限を決定する制限制御部を有し、制限に応じて受信したコンテンツを再生可能または再生不可にするコンテンツ視聴装置と、を備えることを特徴とするコンテンツ視聴制限システム。


  8. 特定の携帯端末が所定範囲内にあるか否かを判別する端末有無判別方法であって、
    判別を要求するリクエスト情報の受信に応じて、前記リクエスト情報により特定された携帯端末の接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
    前記取得された接続情報の一部を、前記リクエスト情報の一部に基づくと照合し、ネットワーク上の位置を示す位置情報が一致する場合に前記特定された携帯端末が所定範囲内にあると判別する判別ステップと、を有することを特徴とする端末有無判別方法。
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