JP5191155B2 - カルボスチリル化合物からなる医薬 - Google Patents

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Description

本発明は、カルボスチリル化合物からなる医薬に関する。
トレフォイルファクターファミリー(Trefoil factors family、TFF)は、6個のシステイン残基により三つ葉のクローバー様構造を有する非常に安定なぺプチドである。これまでヒトで3種類(TFF1、TFF2及びTFF3)のペプチドが同定されている。これらTFFは、消化管等の粘液と関連した組織に分布しており、主に粘液産生細胞によって分泌されている。また、傷害粘膜周囲及び再生腺管でTFFの発現亢進がみられる。TFFペプチドの主な機能は細胞の遊走作用(motogenic effect)、細胞保護作用及び抗アポトーシス作用であることが報告されている(非特許文献1)。
TFF2はブタ膵臓から最初に単離された106アミノ酸残基を有するペプチドである。TFF2は、胃粘膜の頸細胞、胃幽門部、潰瘍辺縁粘膜及び再生粘膜、被覆粘液層及びブルンネル腺等に豊富に含有されている。
TFF2は、ラットにおける実験において、胃潰瘍及び大腸炎の発症阻止並びに治癒促進作用を有していることが報告されている(非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4、非特許文献5、非特許文献6及び非特許文献7)。
TFF2のノックアウトマウスを用いた実験では、インドメタシン潰瘍が増悪化することが報告されている(非特許文献8)。
非特許文献9は、TFF2が粘液の安定化作用を有していることを開示している。
更に、非特許文献10は、TFF2が気道上皮傷害の修復に関連している可能性を報告している。
以上のことから、TFF2は、粘膜傷害の保護及び修復に大きな役割を演じていることが考えられる。内因性のTFF2産生を亢進させることは、TFF2による治療効果が期待される疾患に対して有効であると考えられる。
非特許文献11は、TFF3が、制癌剤等によって惹起される口内炎をはじめ消化管全体の粘膜炎の治療に有効であることを開示している。非特許文献12及び非特許文献13は、TFF1のノックアウトマウスで胃癌が発生した事実から、TFF1が癌抑制遺伝子として機能すると結論づけている。非特許文献1及び非特許文献14は、TFF2もTFF1及びTFF3と同様に作用するであろうことを報告している。
今日までに、TFF2を産生誘導(up-regulation)する物質として、PPARγ(peroxisome proliferator-activated receptor-γ)のリガンド活性を有する化合物(例えば、インドメタシン、アスピリン、プロスタグランジンJ2及びトログリタゾン)が知られている(非特許文献15、非特許文献16、非特許文献17及び非特許文献18)。
蛋白質ではケラチノサイト成長因子(Keratinocyte growth factor、KGF)が、ラット下部消化管でTFF2及びTFF3の発現を増加することが報告されている(非特許文献19)。
TFFペプチド自身の薬理活性及び臨床応用の可能性を示唆した報告はいくつかある(特許文献1、特許文献2及び特許文献3)。
特許文献4及び特許文献5は、キノリンのようなヘテロアリール骨格に、2,4−ジオキソ−チアゾリジニル又は4−オキソ−2−チオオキソ−チアゾリジニル部分を含む置換基を有する種々の化合物を開示している。これらの文献は、またこのような化合物がテロメラーゼ(telomerase)抑制活性を有していることも開示している。
WO第92/14837号公報 WO第02/102403号公報 WO第02/46226号公報 WO第01/002377号公報 WO第02/051409号公報 Nature Reviews, Molecular Cell Biology, 2003, Vol.4, 721-732 Gastroenterology, 1995, 108, 108-116 Gastroenterology, 1996, 110, 489-497 Alim. Pharmacol. Ther., 2000, 14, 1033-1040 Gut, 1999, 45, 516-522 Gut, 1999, 44, 636-642 J. Leukoc. Biol., 2004, Vol.75, 214-223 J. Clin. Invest., 2002, Vol.109, 193-204 Eur. J. Clin. Invest., 2002, 32, 519-527 Am. J. Respir. Cell Mol. Biol., 2003, Vol.29, 458-464 Gastroenterology, 2004, 126, 796-808 Science, 1996, Vol.274, 259-262 Gastroenterology, 2000, 119, 691-698 Int. J. Mol. Med., 2003, 12, 3-9 FEBS Lett., 2001, 488, 206-210 Alim. Pharmacol. Ther., 2003, 18(suppl. 1), 119-125 FEBS Lett., 2004, 558, 33-38 Can. Res., 2001, 61, 2424-2428 Am. J. Physiol. Regul. Integr. Comp. Physiol., 2003, 284, R564-R573
本発明は、TFFを産生誘導する新規な化合物を提供すること、及びTFFの産生を誘導することにより、消化管疾患、口腔疾患、上気道疾患、気道疾患、眼疾患、癌又は創傷を予防及び/又は治療するための薬剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、内因性のTFFを産生誘導し得る新規な化合物を開発すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、下記一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物が、内因性のTFF、特にTFF2を産生誘導し得ることを見い出した。本発明は、斯かる知見に基づき完成されたものである。
本発明は、下記項1〜31に示すカルボスチリル化合物からなる医薬を提供する。
項1. 一般式(1)
Figure 0005191155
[式中、Aは、直接結合、低級アルキレン基又は低級アルキリデン基を示す。
Xは、酸素原子又は硫黄原子を示す。
カルボスチリル骨格の3,4位の結合は一重結合又は二重結合を示す。
4及びR5は、それぞれ水素原子を示す。
カルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合を示す場合、R4及びR5は互いに結合して基−CH=CH−CH=CH−を形成してもよい。
1は、下記(1-1)〜(1-30)で示されるいずれかの基を示す。
(1-1) 水素原子
(1-2) 低級アルキル基
(1-3) フェニル環上に置換基としてフェニル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、基−(B)lNR67、ニトロ基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、フェニル低級アルコキシ基、フェノキシ基、ピペリジニル低級アルコキシカルボニル基、1個以上のシクロアルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシカルボニル基、2−イミダゾリン環上に置換基として1個以上の低級アルキルチオ基を有することのある2−イミダゾリニルカルボニル基、3−ピロリン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのある3−ピロリニルカルボニル基、チアゾリン環上にフェニル基を有することのあるチアゾリジニルカルボニル基、3−アザビシクロ[3.2.2]ノニルカルボニル基、ピペリジニル低級アルキル基、アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ低級アルキル基、フェニルチオ低級アルキル基、インドリニル低級アルキル基及びピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニルカルボニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
(1-4) シクロアルキル低級アルキル基
(1-5) フェノキシ低級アルキル基
(1-6) ナフチル低級アルキル基
(1-7) 低級アルコキシ低級アルキル基
(1-8) カルボキシ低級アルキル基
(1-9) 低級アルコキシカルボニル低級アルキル基
(1-10)ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子;ピペリジニル基;モルホリノ基;ピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペラジニル基;チエニル基;フェニル基;ピリジル基;ピペリジニル低級アルキル基;フェニルチオ低級アルキル基;ビフェニル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;ピリジルアミノ基;ピリジルカルボニルアミノ基;低級アルコキシ基;アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ低級アルキル基;及びアミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル低級アルキル基
(1-11) シアノ低級アルキル基
(1-12) 基−A1−CONR89
(1-13) 基
Figure 0005191155
(1-14) フェニル基
(1-15) キノリル低級アルキル基
(1-16) 低級アルコキシ低級アルコキシ置換低級アルキル基
(1-17) 水酸基置換低級アルキル基
(1-18) チアゾール環上に置換基としてハロゲン原子、フェニル基、チエニル基及びピリジル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルキル基
(1-19) 1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基
(1-20) 低級アルキルシリルオキシ低級アルキル基
(1-21) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルコキシ基;ハロゲン原子;低級アルケニル基;シクロアルキル基;ニトロ基;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシ低級アルキル基
(1-22) フェニル環上に1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニルチオ低級アルキル基
(1-23) ピペリジン環上に置換基としてフェニル低級アルキル基及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニル低級アルキル基
(1-24) ピペラジン環上に置換基として1個以上のフェニル基を有することのあるピペラジニル低級アルキル基
(1-25) 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル低級アルキル基
(1-26) ナフチルオキシ低級アルキル基
(1-27) ベンゾチアゾール環上に1個以上のアルキル基を有することのあるベンゾチアゾリルオキシ低級アルキル基
(1-28) キノリルオキシ基及びイソキノリルオキシ基なる群から選ばれた置換基を1個以上有する低級アルキル基
(1-29) ピリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピリジルオキシ低級アルキル基
(1-30) 低級アルケニル基;
2は、下記(2-1)〜(2-33)で示されるいずれかの基を示す。
(2-1) 水素原子
(2-2) 低級アルコキシ基
(2-3) 低級アルキル基
(2-4) カルボキシ低級アルコキシ基
(2-5) 低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基
(2-6) 水酸基
(2-7) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキルチオ基;低級アルコキシ基;ニトロ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルコキシカルボニル基;フェニル低級アルケニル基;低級アルカノイルオキシ基;及び1,2,3−チアジアゾリル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルコキシ基
(2-8) ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルコキシ基
(2-9) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルコキシ基
(2-10) 低級アルケニルオキシ基
(2-11) ピリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基(低級アルキル基上に1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのあるピリジル低級アルコキシ基
(2-12) 低級アルキニルオキシ基
(2-13) フェニル低級アルキニルオキシ基
(2-14) フェニル低級アルケニルオキシ基
(2-15) フラン環上に置換基として1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフリル低級アルコキシ基
(2-16) テトラゾール環上に置換基としてフェニル基、フェニル低級アルキル基及びシクロアルキル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるテトラゾリル低級アルコキシ基
(2-17) 1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基としてフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルコキシ基
(2-18) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリル低級アルコキシ基
(2-19) 1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルコキシ基
(2-20) 低級アルカノイル低級アルコキシ基
(2-21) チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルコキシ基
(2-22) ピペリジン環上に置換基として1個以上のベンゾイル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)を有することのあるピペリジニルオキシ基
(2-23) チエニル低級アルコキシ基
(2-24) フェニルチオ低級アルコキシ基
(2-25) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル置換低級アルコキシ基
(2-26) ベンゾイル低級アルコキシ基
(2-27) ピリジルカルボニル低級アルコキシ基
(2-28) イミダゾール環上に置換基として1個以上のフェニル低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルコキシ基
(2-29) フェノキシ低級アルコキシ基
(2-30) フェニル低級アルコキシ置換低級アルコキシ基
(2-31) 2,3−ジヒドロ−1H−インデニルオキシ基
(2-32) イソインドリン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるイソインドリニル低級アルコキシ基
(2-33)フェニル基;
3は、下記(3-1)〜(3-19)で示されるいずれかの基を示す。
(3-1) 水素原子
(3-2) 低級アルキル基
(3-3) 水酸基置換低級アルキル基
(3-4) シクロアルキル低級アルキル基
(3-5) カルボキシ低級アルキル基
(3-6) 低級アルコキシカルボニル低級アルキル基
(3-7) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;フェニル基;低級アルコキシカルボニル基;フェノキシ基;低級アルキルチオ基;低級アルキルスルホニル基;フェニル低級アルコキシ基;及び1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
(3-8) ナフチル低級アルキル基
(3-9) フラン環上に置換基として1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフリル低級アルキル基
(3-10) チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基(低級アルキル基上にハロゲン原子が置換していてもよい)を有することのあるフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルキル基
(3-11) テトラゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるテトラゾリル低級アルキル基
(3-12) ベンゾチオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチエニル低級アルキル基
(3-13) 低級アルキニル基
(3-14) 低級アルケニル基
(3-15) フェニル低級アルケニル基
(3-16) ベンゾイミダゾリル低級アルキル基
(3-17) ピリジル低級アルキル基
(3-18) イミダゾール環上に置換基として1個以上のフェニル低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルキル基
(3-19) キノリル低級アルキル基;
Bは、カルボニル基又は基−NHCO−を示す。
lは、0又は1を示す。
6及びR7は、各々下記(4-1)〜(4-79)で示されるいずれかの基を示す。
(4-1) 水素原子
(4-2) 低級アルキル基
(4-3) 低級アルカノイル基
(4-4) 1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキルスルホニル基
(4-5) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるアルコキシカルボニル基
(4-6) 水酸基置換低級アルキル基
(4-7) ピリジン環上に置換基としてピロリル基及びハロゲン原子からなる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピリジルカルボニル基
(4-8) ピリジン環上に置換基として低級アルキル基及び低級アルコキシ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル基
(4-9) ピリジル低級アルキル基
(4-10) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;フェノキシ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;低級アルキルチオ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基;低級アルケニル基;アミノスルホニル基;水酸基;1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル基;フェニル低級アルコキシ基;及びシアノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基
(4-11) シクロアルキル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるシクロアルキル基
(4-12) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;フェノキシ基;フェニル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルコキシ基;低級アルカノイル基;ニトロ基;シアノ基;フェニル基及び低級アルキル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;ピロリル基;ピラゾリル基;1,2,4−トリアゾリル基;及びイミダゾリル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基
(4-13) フェニル環上に1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有するベンゾイル基
(4-14) シクロアルキルカルボニル基
(4-15) フリルカルボニル基
(4-16) ナフチルカルボニル基
(4-17) フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、低級アルキル基、ハロゲン原子及びニトロ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシカルボニル基
(4-18) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及びニトロ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルコキシカルボニル基
(4-19) ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基;低級アルカノイル基;ベンゾイル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい);及びフェニル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニル基
(4-20) テトラヒドロピラニル低級アルキル基
(4-21) シクロアルキル低級アルキル基
(4-22) 低級アルケニル基
(4-23) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び水酸基なる群から選ばれた基を1個以上有することがあり、低級アルキル基上に1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフェニル低級アルキル基
(4-24) 低級アルキレンジオキシ基置換フェニル低級アルキル基
(4-25) フリル低級アルキル基
(4-26) 低級アルキル基及びフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるカルバモイル低級アルキル基
(4-27) 低級アルコキシ低級アルキル基
(4-28) 低級アルキル基上にカルバモイル基及び低級アルコキシカルボニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるイミダゾリル低級アルキル基
(4-29) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基
(4-30) 2,3,4,5−テトラヒドロフラン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのある2,3,4,5−テトラヒドロフリル基
(4-31) 低級アルコキシカルボニル低級アルキル基
(4-32) ピロリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピロリジニル低級アルキル基
(4-33) フェノキシ低級アルカノイル基
(4-34) モルホリノ低級アルキル基
(4-35) インドリル基
(4-36) チアゾリル基
(4-37) 1,2,4−トリアゾリル基
(4-38) ピリジル低級アルカノイル基
(4-39) チエニルカルボニル基
(4-40) チエニル低級アルカノイル基
(4-41) シクロアルキル低級アルカノイル基
(4-42) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリルカルボニル基
(4-43) ピラジルカルボニル基
(4-44) ピペリジン環上に置換基としてベンゾイル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニルカルボニル基
(4-45) クロマニルカルボニル基
(4-46) イソインドリン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるイソインドリニル低級アルカノイル基
(4-47) チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基及びチオオキソ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリジニル低級アルカノイル基
(4-48) ピペリジニル低級アルカノイル基
(4-49) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルケニルカルボニル基
(4-50) フェニル環上に置換基として1個以上のアルキレンジオキシ基を有するフェニル低級アルケニルカルボニル基
(4-51) ピリジル低級アルケニルカルボニル基
(4-52) ピリジルチオ低級アルカノイル基
(4-53) インドリルカルボニル基
(4-54) ピロリルカルボニル基
(4-55) ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニルカルボニル基
(4-56) ベンゾフリルカルボニル基
(4-57) インドリル低級アルカノイル基
(4-58) ベンゾチエニルカルボニル基
(4-59) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルカノイル基
(4-60) フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基;シアノ基;ニトロ基;1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基;水酸基;カルボキシ基;低級アルコキシカルボニル低級アルキル基;ハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニルスルホニル基
(4-61) チオフェン環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルコキシカルボニル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチエニルスルホニル基
(4-62) キノリルスルホニル基
(4-63) イミダゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイミダゾリルスルホニル基
(4-64) フェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニルスルホニル基
(4-65) 低級アルケニルスルホニル基
(4-66) シクロアルキル低級アルキルスルホニル基
(4-67) 3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのある3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニルスルホニル基
(4-68) ピラゾール環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルキル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピラゾリルスルホニル基
(4-69) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリルスルホニル基
(4-70) チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及び1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリルスルホニル基、
(4-71) フェニル低級アルキルスルホニル基
(4-72) フェニル低級アルケニルスルホニル基
(4-73) ナフチルオキシカルボニル基
(4-74) 低級アルキニルオキシカルボニル基
(4-75) 低級アルケニルオキシカルボニル基
(4-76) フェニル低級アルコキシ置換低級アルコキシカルボニル基
(4-77) シクロアルキル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるシクロアルキルオキシカルボニル基
(4-78) テトラゾリル基
(4-79) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリル基;
6及びR7は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基又はイソインドリニル基を形成してもよい。
該複素環上には、下記(5-1)〜(5-28)で示される基なる群から選ばれた置換基が1〜3個置換していてもよい。
(5-1) 低級アルキル基
(5-2) 低級アルコキシ基
(5-3) オキソ基
(5-4) 水酸基
(5-5) ピリジル低級アルキル基
(5-6) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;シアノ基;及び水酸基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基
(5-7) 低級アルキレンジオキシ基置換フェニル低級アルキル基
(5-8) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキル基
(5-9) ピリミジル基
(5-10) ピラジル基
(5-11) シクロアルキル基
(5-12) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシ基
(5-13) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾイル基
(5-14) フェニル環上に1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有するベンゾイル基
(5-15) フェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるカルバモイル低級アルキル基
(5-16) ベンゾオキサゾリル基
(5-17) 低級アルコキシカルボニル基
(5-18) カルバモイル基
(5-19) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキリデン基
(5-20) フェニル低級アルコキシカルボニル基
(5-21) ピリジン環上に置換基としてシアノ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル基
(5-22) フリル低級アルキル基
(5-23) テトラヒドロピラニル基
(5-24) イミダゾリル低級アルキル基
(5-25) ナフチル基
(5-26) 2,3−ジヒドロ−1H−インデニル基
(5-27) 1,3−ジオキソラニル低級アルキル基
(5-28) 基−(A3mNR1112
1は、低級アルキレン基を示す。
8及びR9は、各々下記(6-1)〜(6-25)で示されるいずれかの基を示す。
(6-1) 水素原子、
(6-2) 低級アルキル基、
(6-3) フェニル環上に置換基として、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルキルチオ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;フェニル基;低級アルキルアミノ基;シアノ基;フェノキシ基;シクロアルキル基;1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル基;1個以上の低級アルキル基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基;1個以上の低級アルキル基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニルカルボニル基;1個以上のフェニル基を有することのあるチアゾリル基;カルバモイル基;フェニル低級アルコキシ基;低級アルキルスルホニルアミノ基;1個以上のハロゲン原子を有することのあるアニリノ基;フェニル低級アルキル基;及び水酸基置換低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基
(6-4) シクロアルキル基
(6-5) シクロアルキル低級アルキル基
(6-6) カルバモイル低級アルキル基
(6-7) フェニル環上に置換基として、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
(6-8) 低級アルキル置換アミノ低級アルキル基
(6-9) ナフチル基
(6-10) ナフチル低級アルキル基
(6-11) テトラヒドロナフチル低級アルキル基
(6-12) フルオレニル基
(6-13) ピリジル基
(6-14) ピリジル低級アルキル基
(6-15) ピリミジニル基
(6-16) ピラジン環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるピラジニル低級アルキル基
(6-17) チアゾリル基
(6-18) ピラゾール環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるピラゾリル低級アルキル基
(6-19) チエニル低級アルキル基
(6-20) ピペリジン環上に置換基として、低級アルキル基;ベンゾイル基;並びにフェニル環上にハロゲン原子及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有していてもよいピペリジニル基
(6-21) インドリル基
(6-22) インダゾリル基
(6-23) 1個以上の低級アルキル基を有することのある3,4−ジヒドロカルボスチリル基
(6-24) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるキノリル基
(6-25) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバゾリル基;
8及びR9は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5〜8員の飽和複素環を形成してもよい。
該複素環上には、下記(6-28-1)〜(6-28-24)で示される基なる群から選ばれた置換基が1個以上置換していてもよい。
(6-28-1) 低級アルキル基
(6-28-2) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
(6-28-3) ナフチル低級アルキル基
(6-28-4) フェニル低級アルキルカルバモイル低級アルキル基
(6-28-5) フェニルカルバモイル低級アルキル基
(6-28-6) フェニル低級アルコキシカルボニル基
(6-28-7) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシ低級アルキル基
(6-28-8) ビフェニル基
(6-28-9) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル基
(6-28-10) 1個以上のハロゲン原子を有することのある2,3−ジヒドロインデニル基
(6-28-11) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチアゾリル基
(6-28-12) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるピリジル基
(6-28-13) ベンゾチエニル基
(6-28-14) ベンゾイソチアゾリル基
(6-28-15) チエノピリジル基
(6-28-16) カルバモイル基
(6-28-17) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシ基
(6-28-18) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェノキシ基
(6-28-19) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基
(6-28-20) フェニル環上に1個以上の低級アルキル基(置換基として1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのあるアニリノ基
(6-28-21) アミノ基上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有し、フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるアニリノ基
(6-28-22) ベンゾフリル基
(6-28-23) ナフチル基
(6-28-24) オキソ基;
8及びR9は、これらが結合する窒素原子と共に互いに結合して5又は6員の不飽和複素環を形成してもよい。
該不飽和複素環上には、下記(6-29-1)〜(6-29-3)で示される基なる群から選ばれた置換基が1個以上置換していてもよい。
(6-29-1) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル基
(6-29-2) 2,3−ジヒドロインデニル基
(6-29-3) ベンゾチエニル基;
8及びR9は、これらが結合する窒素原子と共に、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基、1,3−ジヒドロイソインドリル基、ピラジン環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル基、又は8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基上に1個以上のフェノキシ基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのある8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基を形成してもよい。
2は、低級アルキレン基を示す。
10は、下記(7-1)〜(7-44)で示されるいずれかの基を示す。
(7-1) 水素原子
(7-2) 低級アルキル基
(7-3) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるアルコキシカルボニル基
(7-4) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;フェニル基;ハロゲン原子;シアノ基;フェノキシ基;低級アルコキシカルボニル基;ピラゾリル基;及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基
(7-5) アルカノイル基
(7-6) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルカノイル基
(7-7) シクロアルキル低級アルカノイル基
(7-8) フェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるフェニル基
(7-9) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェノキシ低級アルカノイル基
(7-10) フェニル低級アルケニルカルボニル基
(7-11) ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジルカルボニル基
(7-12) フリルカルボニル基
(7-13) チエニルカルボニル基
(7-14) ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるピペリジニルカルボニル基
(7-15) ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニルカルボニル基
(7-16) テトラヒドロピラニルカルボニル基
(7-17) ナフチルカルボニル基
(7-18) インドリルカルボニル基
(7-19) ベンゾフリルカルボニル基
(7-20) ベンゾチオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチエニルカルボニル基
(7-21) フリル低級アルキル基
(7-22) ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル低級アルキル基
(7-23) チオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるチエニル低級アルキル基
(7-24) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;シアノ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ハロゲン原子;低級アルコキシカルボニル基;低級アルカノイルオキシ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルキルチオ基;及びピロリジニル基なる群から選ばれた基を1個以上の有することのあるフェニル低級アルキル基
(7-25) チアゾリル低級アルキル基
(7-26) イミダゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルキル基
(7-27) ピロール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピロリル低級アルキル基
(7-28) シクロアルキル低級アルキル基
(7-29) 低級アルキルチオ低級アルキル基
(7-30) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシカルボニル基
(7-31) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシカルボニル基
(7-32) ナフチルオキシカルボニル基
(7-33) 低級アルキニルオキシカルボニル基
(7-34) シクロアルキルカルボニル基
(7-35) キノキサリニルカルボニル基
(7-36) 基−CO−NR1314
(7-37) ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基、
(7-38) シクロアルキル基
(7-39) テトラヒドロピラニル基
(7-40) 低級アルコキシ低級アルキル基
(7-41) テトラヒドロ−2H−チオピラニル基
(7-42) ナフチル基
(7-43) ビフェニル基
(7-44) 低級アルキルシリル低級アルコキシカルボニル基;
3は、低級アルキレン基を示す。
mは、0又は1を示す。
11及びR12は、各々下記(8-1)〜(8-5)で示されるいずれかの基を示す。
(8-1) 水素原子
(8-2) 低級アルキル基
(8-3) 低級アルカノイル基
(8-4) フェニル低級アルカノイル基;
(8-5) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル基
11及びR12は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5又は6員の飽和複素環を形成してもよい。
該複素環上には、下記(9-1)及び(9-2)で示される基なる群から選ばれた置換基が1〜3個置換していてもよい。
(9-1) 低級アルキル基
(9-2) フェニル基;
13及びR14は、各々下記(10-1)〜(10-3)で示されるいずれかの基を示す。
(10-1) 水素原子
(10-2) 低級アルキル基
(10-3) フェニル基;
13及びR14は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5又は6員の飽和複素環を形成してもよい。]
で表されるカルボスチリル化合物又はその塩からなる医薬。
項2. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合又は二重結合であり、R4及びR5が共に水素原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項1に記載の医薬。
項3. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)において
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、項1で定義されているものと同じ。]
で示される基が、カルボスチリル骨格の3位、4位、5位、6位、7位及び8位のいずれかに結合しているカルボスチリル化合物又はその塩である項2に記載の医薬。
項4. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合であり、
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の5位及び6位のいずれかに結合しているカルボスチリル化合物又はその塩である項3に記載の医薬。
項5. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項3又は4に記載の医薬。
項6. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1が項1で定義された(1-2)、(1-3)、(1-4)、(1-6)、(1-10)、(1-12)、(1-13)、(1-18)及び(1-21)のいずれかの基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項5に記載の医薬。
項7. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)において
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の5位に結合しているカルボスチリル化合物又はその塩である項6に記載の医薬。
項8. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1がフェニル環上に置換基としてフェニル基、ハロゲン原子、基−(B)lNR67(ここで、B、l、R6及びR7は、項1で定義されているものと同じ。)、低級アルコキシカルボニル基及びフェニル低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項7に記載の医薬。
項9. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項8に記載の医薬。
項10. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R1が低級アルキル基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項7に記載の医薬。
項11. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R1がナフチル低級アルキル基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項7に記載の医薬。
項12. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R1
Figure 0005191155
[式中、R10及びA2は、項1で定義されているものと同じ。]
で示される基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項7に記載の医薬。
項13. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の3位、4位及び5位のいずれかに結合しているカルボスチリル化合物又はその塩である項3に記載の医薬。
項14. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1が項1で定義された(1-2)及び(1-3)のいずれかの基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項13に記載の医薬。
項15. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項14に記載の医薬。
項16. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、R4及びR5が互いに結合して基−CH=CH−CH=CH−を形成しているカルボスチリル化合物又はその塩である項1に記載の医薬。
項17. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)において
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の7位に結合しているカルボスチリル化合物又はその塩である項16に記載の医薬。
項18. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1が項1で定義された(1-2)及び(1-3)のいずれかの基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項17に記載の医薬。
項19. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基、R2及びR3が共に水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項18に記載の医薬。
項20. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが直接結合を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項1に記載の医薬。
項21. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項1に記載の医薬。
項22. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキリデン基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項1に記載の医薬。
項23. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合又は二重結合であり、R4及びR5が共に水素原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である項20〜項22のいずれかに記載の医薬。
項24. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、R4及びR5が互いに結合して基−CH=CH−CH=CH−を形成しているカルボスチリル化合物又はその塩である項20〜項22のいずれかに記載の医薬。
項25. カルボスチリル化合物又はその塩が、下記に示す化合物から選択されるカルボスチリル化合物又はそれらの塩である項1に記載の医薬。
5−[1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(4−クロロベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(4−ブロモベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(2−ナフチルメチル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{1−[4−(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(1−ビフェニル−4−イルピペリジン−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{1−[1−(4−メチルフェニル)ピペリジン−4−イルメチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{1−[4−(2−クロロベンジルオキシカルボニルアミノ)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
8−メトキシ−1−メチル−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
8−メトキシ−1−(3−メチルブチル)−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
1−プロピル−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
1−イソブチル−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
8−メトキシ−1−フェネチル−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、及び
1−(4−フェニルチオメチル)ベンジル−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン
項26. 項1に記載のカルボスチリル化合物又はその塩を有効成分として含有する、TFF産生亢進により予防又は治療効果が得られる疾患の予防及び/又は治療剤。
項27. TFF産生亢進により予防又は治療効果が得られる疾患が、消化管疾患、口腔疾患、上気道疾患、気道疾患、眼疾患、癌又は創傷である項26に記載の予防及び/又は治療剤。
項28. TFF産生亢進により予防又は治療効果が得られる疾患が、薬剤性潰瘍、消化性胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、薬剤性腸炎、虚血性大腸炎、過敏性腸症候群、内視鏡的粘膜切除術後潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、逆流性食道炎、食道潰瘍、バレット食道、消化管粘膜炎、痔疾患、口内炎、シェーグレン症候群、口腔乾燥症、鼻炎、咽頭炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、ドライアイ又は角結膜炎である項26に記載の予防及び/又は治療剤。
項29. TFFがTFF2である項28に記載の予防及び/又は治療剤。
項30. TFFを産生誘導する化合物を有効成分として含有する、消化管疾患、口腔疾患、上気道疾患、気道疾患、眼疾患、癌又は創傷の予防及び/又は治療剤。
項31. TFFがTFF2である項30に記載の予防及び/又は治療剤。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、カルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合又は二重結合であり、R4及びR5が共に水素原子であるカルボスチリル化合物が好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、上記項1で定義されているものと同じ。]
で示される基が、カルボスチリル骨格の3位、4位、5位、6位、7位又は8位に結合しているカルボスチリル化合物が好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、カルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合であり、
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、上記項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の5位又は6位に結合している化合物が好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、Aが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基である化合物が好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、R1が上記項1に定義されている(1-2)、(1-3)、(1-4)、(1-6)、(1-10)、(1-12)、(1-13)、(1-18)及び(1-21)のいずれかであるカルボスチリル化合物が好ましい。
これらの好ましいカルボスチリル化合物の中でも、
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、上記項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の5位に結合しているカルボスチリル化合物がより好ましい。
また、R1がフェニル環上に置換基としてフェニル基、ハロゲン原子、基−(B)lNR67(ここで、B、l、R6及びR7は、上記項1で定義されているものと同じ。)、低級アルコキシカルボニル基及びフェニル低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を有することのあるフェニル低級アルキル基である化合物がより好ましい。
このようなカルボスチリル化合物の中でも、Aが低級アルキレン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子である化合物が特に好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、R1が低級アルキル基である化合物が好ましく、更にAが低級アルキレン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子である化合物がより好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、R1がナフチル低級アルキル基である化合物が好ましく、更にAが低級アルキレン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子である化合物がより好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、R1
Figure 0005191155
[式中、R10及びA2は、上記項1で定義されているものと同じ。]
で示される基である化合物が好ましく、更にAが低級アルキレン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子である化合物がより好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、カルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、上記項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の3位、4位又は5位に結合している化合物が好ましく、更にR1が上記項1に定義されている(1-2)又は(1-3)である化合物がより好ましい。これらの中でも、Aが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基である化合物が特に好ましい。
一般式(1)で表されるカルボスチリル化合物のうち、カルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、R4及びR5が互いに結合して基−CH=CH−CH=CH−を形成している化合物が好ましい。これらのカルボスチリル化合物のうち、
Figure 0005191155
[式中、R3、A及びXは、上記項1で定義されているものと同じ。]
で示される基がカルボスチリル骨格の7位に結合している化合物がより好ましく、R1が上記項1に定義されている(1-2)又は(1-3)である化合物がより好ましい。このようなカルボスチリル化合物の中でも、Aが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基、R2及びR3が共に水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子である化合物が特に好ましい。
本発明の特に好ましい化合物を以下に示す。
5−[1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(4−クロロベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(4−ブロモベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(2−ナフチルメチル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{1−[4−(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−[1−(1−ビフェニル−4−イルピペリジン−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{1−[1−(4−メチルフェニル)ピペリジン−4−イルメチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
5−{1−[4−(2−クロロベンジルオキシカルボニルアミノ)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
8−メトキシ−1−メチル−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
8−メトキシ−1−(3−メチルブチル)−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
1−プロピル−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
1−イソブチル−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
8−メトキシ−1−フェネチル−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、及び
1−(4−フェニルチオメチル)ベンジル−5−(4−オキソ−2−チオオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン。
上記一般式(1)において示される各基は、より具体的にはそれぞれ次の通りである。
低級アルキレン基としては、例えば、メチレン、エチレン、トリメチレン、2−メチルトリメチレン、2,2−ジメチルエチレン、2,2−ジメチルトリメチレン、1−メチルトリメチレン、メチルメチレン、エチルメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基等の直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキレン基を例示できる。
低級アルキリデン基としては、例えば、メチリデン、エチリデン、プロピリデン、ブチリデン、ペンチリデン、ヘキシリデン等の直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキリデン基を例示できる。
低級アルキル基としては、直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であって、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、sec−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、3−メチルペンチル基等を挙げることができる。
低級アルコキシ基としては、直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であって、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ、イソヘキシルオキシ、3−メチルペンチルオキシ基等を挙げることができる。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子を示す。
低級アルコキシカルボニル基としては、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニル基であって、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、n−ペンチルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル、n−ヘキシルオキシカルボニル、イソヘキシルオキシカルボニル、3−メチルペンチルオキシカルボニル基等を挙げることができる。
フェニル低級アルコキシ基としては、例えば、ベンジルオキシ、2−フェニルエトキシ、1−フェニルエトキシ、3−フェニルプロポキシ、4−フェニルブトキシ、5−フェニルペンチルオキシ、6−フェニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシ、2−メチル−3−フェニルプロポキシ基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基を挙げることができる。
ピペリジニル低級アルコキシカルボニル基としては、例えば、[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]メトキシカルボニル、2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エトキシカルボニル、1−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エトキシカルボニル、3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロポキシカルボニル、4−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ブトキシカルボニル、5−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ペンチルオキシカルボニル、6−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ヘキシルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エトキシカルボニル、2−メチル−3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロポキシカルボニル基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるピペリジニルアルコキシカルボニル基を挙げることができる。
シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル基等のC3-8シクロアルキル基を挙げることができる。
1個以上のシクロアルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシカルボニル基としては、例えば、アミノメトキシカルボニル、2−アミノエトキシカルボニル、シクロプロピルアミノメトキシカルボニル、2−シクロヘキシルアミノエトキシカルボニル、1−シクロブチルアミノエトキシカルボニル、3−シクロペンチルアミノプロポキシカルボニル、4−シクロヘプチルアミノブトキシカルボニル、5−シクロオクチルアミノペンチルオキシカルボニル、6−シクロヘキシルアミノヘキシルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−シクロヘキシルアミノエトキシカルボニル、2−メチル−3−シクロプロピルアミノプロポキシカルボニル、2−(N−シクロプロピル−N−シクロヘキシルアミノ)エトキシカルボニル基等のC3-8シクロアルキル基を1〜2個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアミノ置換アルコキシカルボニル基を挙げることができる。
低級アルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、tert−ブチルチオ、n−ペンチルチオ、n−ヘキシルチオ基等の直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルチオ基を挙げることができる。
2−イミダゾリン環上に置換基として1個以上のアルキルチオ基を有することのある2−イミダゾリニルカルボニル基としては、例えば、(1−、2−、4−又は5−)2−イミダゾリニルカルボニル、2−メチルチオ−(1−、4−又は5−)−2−イミダゾリニルカルボニル、2−エチルチオ−(1−、4−又は5−)−2−イミダゾリニルカルボニル、4−プロピルチオ−(1−、2−又は5−)−2−イミダゾリニルカルボニル、5−イソプロピルチオ−(1−、2−又は4−)−2−イミダゾリニルカルボニル、2−n−ブチルチオ−(1−、4−又は5−)−2−イミダゾリニルカルボニル、2−n−ペンチルチオ−(1−、4−又は5−)−2−イミダゾリニルカルボニル、2−n−ヘキシルチオ−(1−、4−又は5−)−2−イミダゾリニルカルボニル、2,4−ジメチルチオ−(1−又は5−)−2−イミダゾリニルカルボニル、2,4,5−トリメチルチオ−(1−)−2−イミダゾリニルカルボニル基等の2−イミダゾリン環上に置換基として低級アルキルチオ基を1〜3個有することのある2−イミダゾリニルカルボニル基を挙げることができる。
3−ピロリン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのある3−ピロリニルカルボニル基としては、例えば、(1−、2−又は3−)3−ピロリニルカルボニル、2−メチル−(1−、2−、3−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、2−エチル−(1−、2−、3−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、3−プロピル−(1−、2−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、4−イソプロピル−(1−、2−、3−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、5−n−ブチル−(1−、2−、3−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、2−n−ペンチル−(1−、2−、3−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、2−n−ヘキシル−(1−、2−、3−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、2,5−ジメチル−(1−、2−、3−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、2,4−ジメチル−(1−、2−、3−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、2,3−ジメチル−(1−、2−、4−又は5−)3−ピロリニルカルボニル、2,4,5−トリメチルチオ−(1−、2−、3−又は5−)3−ピロリニルカルボニル基等の3−ピロリン環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのある3−ピロリニルカルボニル基を挙げることができる。
チアゾリジン環上にフェニル基を有することのあるチアゾリジニルカルボニル基としては、例えば、(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニルカルボニル、2−フェニル−(3−、4−又は5−)チアゾリジニルカルボニル、3−フェニル−(2−、4−又は5−)チアゾリジニルカルボニル、4−フェニル−(2−、3−又は5−)チアゾリジニルカルボニル、5−フェニル−(2−、3−又は4−)チアゾリジニルカルボニル基等を挙げることができる。
ピペリジニル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]メチル、2−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]エチル、1−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]エチル、3−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]プロピル、4−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]ブチル、5−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]ペンチル、6−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]エチル、2−メチル−3−[(1−、2−、3−、又は4−)ピペリジニル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピペリジニルアルキル基を挙げることができる。
アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ低級アルキル基としては、アニリノメチル、N−メチルアニリノメチル、N−エチルアニリノメチル、N−n−プロピルアニリノメチル、N−イソプロピルアニリノメチル、N−n−ブチルアニリノメチル、N−sec−ブチルアニリノメチル、N−tert−ブチルアニリノメチル、N−n−ペンチルアニリノメチル、N−n−ヘキシルアニリノメチル、2−アニリノエチル、2−(N−メチルアニリノ)エチル、2−(N−エチルアニリノ)エチル、2−(N−n−プロピルアニリノ)エチル、2−(N−イソプロピルアニリノ)エチル、2−(N−n−ブチルアニリノ)エチル、2−(N−sec−ブチルアニリノ)エチル、2−(N−tert−ブチルアニリノ)エチル、2−(N−n−ペンチルアニリノ)エチル、2−(N−n−ヘキシルアニリノ)エチル、3−アニリノプロピル、3−(N−メチルアニリノ)プロピル、4−(N−エチルアニリノ)ブチル、4−(N−n−プロピルアニリノ)ブチル、5−(N−イソプロピルアニリノ)ペンチル、5−(N−n−ブチルアニリノ)ペンチル、6−(N−sec−ブチルアニリノ)ヘキシル、6−(N−tert−ブチルアニリノ)ヘキシル、6−(N−n−ペンチルアニリノ)ヘキシル、6−(N−n−ヘキシルアニリノ)ヘキシル基等のアミノ基上に1個以上の直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を有することのあるアニリノアルキル基を例示できる。
フェニルチオ低級アルキル基としては、例えば、フェニルチオメチル、2−フェニルチオエチル、1−フェニルチオエチル、3−フェニルチオプロピル、4−フェニルチオブチル、5−フェニルチオペンチル、6−フェニルチオヘキシル、1,1−ジメチル−2−フェニルチオエチル、2−メチル−3−フェニルチオプロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルチオアルキル基を挙げることができる。
インドリニル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]メチル、2−[(1−、2−、3−、4−又は5−)インドリニル]エチル、1−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]エチル、3−[(1−、2−、3―、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]プロピル、4−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]ブチル、5−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]ペンチル、6−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]エチル、2−メチル−3−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリニル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるインドリニルアルキル基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニルカルボニル基としては、例えば、(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−メチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−エチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−n−プロピル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−n−ブチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−n−ペンチル−(2−、3−又は4−)−ピペリジニルカルボニル、1−n−ヘキシル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1,2−ジメチル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、1,2,3−トリメチル−(4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、2−n−プロピル−(1−、3−、4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、3−エチル−(1−、2−、4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、2−メチル−4−イソプロピル−(1−、3−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル基等のピペリジン環上に置換基として直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるピペリジニルカルボニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてフェニル基;低級アルキル基;低級アルコキシ基;ハロゲン原子;基−(B)lNR67;ニトロ基;カルボキシ基;低級アルコキシカルボニル;シアノ基;フェニル低級アルコキシ基;フェノキシ基;ピペリジニル低級アルコキシカルボニル基;1個以上のシクロアルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシカルボニル基;2−イミダゾリン環上に置換基として1個以上の低級アルキルチオ基を有することのある2−イミダゾリニルカルボニル基;ピロリン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのある3−ピロリニルカルボニル基;チアゾリン環上にフェニル基を有することのあるチアゾリジニルカルボニル基;3−アザビシクロ[3.2.2]ノニルカルボニル基;ピペリジニル低級アルキル基;アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ低級アルキル基;フェニルチオ低級アルキル基;インドリニル低級アルキル基;及びピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニルカルボニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、4−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−フェニルプロピル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、1,1−ジフェニルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3,3−ジフェニルプロピル、1,2−ジフェニルエチル、4−[N−(3−ピリジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(2−メトキシフェニル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[2−(2−ピペリジニル)エトキシカルボニル]ベンジル、4−[2−(シクロヘキシルアミノ)エトキシカルボニル]ベンジル、4−[4−(3−ピリジルメチル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(4−ピリジルメチル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(2−ピリジルメチル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(3−クロロフェニル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(2−フルオロフェニル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(2−ピリミジル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−(4−シクロペンチル−1−ピペラジニルカルボニル)ベンジル、4−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(4−フルオロフェニル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノカルボニル)ベンジル、4−(N,N−ジ−n−ブチルアミノカルボニル)ベンジル、4−[4−(1−ピペリジニル)−1−ピペリジニルカルボニル]ベンジル、4−(1−ホモピペリジニルカルボニル)ベンジル、4−[2−メチルチオ−1−(2−イミダゾリニル)カルボニル]ベンジル、4−{N−[2−(2−ピリジル)エチル]−N−メチルアミノカルボニル}ベンジル、4−[N−(1−メチル−4−ピペリジニル)−N−メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−(N,N−ジイソブチルアミノカルボニル)ベンジル、4−[N−(2−テトラヒドロピラニル)メチル−N−エチルアミノカルボニル]ベンジル、4−(4−チオモルホリノカルボニル)ベンジル、4−[2,5−ジメチル−1−(3−ピロニル)カルボニル]ベンジル、4−(3−チアゾリジニルカルボニル)ベンジル、4−(N−シクロプロピルメチル−N−n−プロピルアミノカルボニル)ベンジル、4−[1−(3−アザビシクロ[3.2.2]ノニルカルボニル)ベンジル、4−(N−シクロペンチル−N−アリルアミノカルボニル)ベンジル、4−[4−(4−ピリジル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(2−フェニルエチル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[4−(2−ピラジル)−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−(N−n−ブチルアミノカルボニル)ベンジル、4−(N−シクロプロピルアミノカルボニル)ベンジル、4−[N−(1−メチル−1−フェニルエチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−(N−ベンジルアミノカルボニル)ベンジル、4−[N−(2−クロロベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(3−クロロベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(4−クロロベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(2−ピリジル)メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(3−ピリジル)メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−[(4−ピリジル)メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−[3,5−ジメチル−1−ピペリジニルカルボニル]ベンジル、4−[N−(2−フリル)メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−[4−(2−フルオロベンジルオキシ)−1−ピペリジニルカルボニル]ベンジル、4−{4−[N−(2−フェニルアセチル)−N−メチルアミノ]−1−ピペリジニルカルボニル}ベンジル、4−[(4−メトキシ−1−ピペリジニル)カルボニル]ベンジル、4−{[4−(3,4−ジメチル−1−ピペラジニル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(4−クロロベンゾイル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(4−クロロベンジル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−[(4−エチルカルバモイルメチル−1−ピペリジニル)カルボニル]ベンジル、4−[(4−シクロヘキシル−1−ピペリジニル)カルボニル]ベンジル、4−{[4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(2−ベンゾオキサゾリル)−1−ピペラジニル]カルボニル}ベンジル、4−[(4−アニリノカルボニルメチル−1−ピペラジニル)カルボニル]ベンジル、4−[(4−メチル−2−ベンジル−1−ピペラジニル)カルボニル]ベンジル、4−[(4−フェニル−3−オキソ−1−ピペラジニル)カルボニル]ベンジル、4−[(4−tert−ブチル−3−オキソ−1−ピペラジニル)カルボニル]ベンジル、4−[N−(1−ベンゾイル−4−ピペリジニル)−N−メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(1−アセチル−4−ピペリジニル)−N−メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−{[4−(4−シアノフェニル)−1−ピペラジニル]カルボニル}ベンジル、4−[N−メチルカルバモイルメチル−N−ベンジルアミノカルボニル]ベンジル、4−[N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノカルボニル]ベンジル、4−[2−(N−メチル−N−フェニルカルバモイル)エチル−N−メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−{[4−(3−フェニル−1−ピロリジニル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−[(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)カルボニル]ベンジル、4−[(4−ベンジル−1−ピペリジニル)カルボニル]ベンジル、4−{[4−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−1−ピペラジニル]カルボニル}ベンジル、4−[N−メチル−N−(4−メチルベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−メチル−N−(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−メチル−N−(2−メトキシベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[(4−フェニル−1−ピペラジニル)カルボニル]ベンジル、4−[(4−フェニル−4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)カルボニル]ベンジル、4−(N−イソプロピル−N−ベンジルアミノカルボニル)ベンジル、4−(N−エチル−N−シクロヘキシルアミノカルボニル)ベンジル、4−[N−エチル−N−(4−ピリジル)メチルアミノカルボニル]ベンジル、4−(N−n−プロピルアミノカルボニル)ベンジル、4−[N−エチル−N−(4−エトキシベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−(N−エチル−N−シクロヘキシルメチルアミノカルボニル)ベンジル、4−[N−(2−エトキシエチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(1,1−ジメチル−2−フェニルエチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[{4−[N−メチル−N−(4−クロロフェニル)アミノ]−1−ピペリジニル}カルボニル]ベンジル、4−[N−(1−メチル−1−シクロペンチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(1−メチル−1−シクロヘキシル)アミノカルボニル]ベンジル、4−{N−[2−(3−メトキシフェニル)エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−[N−(4−トリフルオロメトキシベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−{N−[2−(4−クロロフェニル)エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−[N−(3,4−メチレンジオキシベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−(N−シクロヘキシルメチルアミノカルボニル)ベンジル、4−[N−(4−フルオロベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(1−フェニルエチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(3−フェニルプロピル)アミノカルボニル]ベンジル、4−{N−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]アミノカルボニル}ベンジル、4−[N−(2−フェニルエチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[2−(N,N−ジイソプロピルアミノ)エチルアミノカルボニル]ベンジル、4−{N−[1−メトキシカルボニル−2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−[N−(カルバモイルメチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−{N−[1−カルバモイル−2−(5−イミダゾリル)エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−{N−[1−メトキシカルボニル−2−(5−イミダゾリル)エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−[N−(2−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロフラン−3−イル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[(2−エトキシカルボニル−1−ピペリジニル)カルボニル]ベンジル、4−(N−メトキシカルボニルメチル−N−メチルアミノカルボニル)ベンジル、4−
[(2−カルバモイル−1−ピロリジニル)カルボニル]ベンジル、4−{[N−(2,6−ジメチルベンジル)−N−エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−{N−[(4−メチルフェニル)カルバモイルメチル]−N−メチルアミノカルボニル}ベンジル、4−[N−(4−クロロベンジル)−N−エチルアミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−N−エチルアミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(3−ブロモベンジル)−N−エチルアミノカルボニル]ベンジル、4−{[4−(2−クロロベンジル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(3−クロロベンジル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(2−クロロベンジリデン)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−[N−(2−メトキシベンジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−{N−[2−(2−フルオロフェニル)エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−{N−[2−(3−フルオロフェニル)エチル]アミノカルボニル}ベンジル、4−[(4−ベンジルオキシカルボニル−1−ピペラジニル)カルボニル]ベンジル、4−{[4−(3−シアノ−2−ピリジル)−1−ピペラジニル]カルボニル}ベンジル、4−[(4−フェニル−1−ピペリジニル)カルボニル]ベンジル、4−[{4−[(3−フリル)メチル]−1−ピペラジニル}カルボニル]ベンジル、4−{[4−(3−ピリジル)−1−ピペラジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(4−テトラヒドロピラニル)−1−ピペラジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(2−フルオロベンジル)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−{[4−(4−モルホリノ)−1−ピペリジニル]カルボニル}ベンジル、4−{4−[2−(1,3−ジオキソラン−2−イル)エチル]−1−ピペラジニル]カルボニル}ベンジル、4−フェニルベンジル、2−フェニルベンジル、3−フェニルベンジル、4−tert−ブチルベンジル、4−アミノベンジル、4−ニトロベンジル、4−メトキシカルボニルベンジル、4−カルボキシベンジル、3−メトキシー4−クロロベンジル、4−メトキシベンジル、2,4,6−トリメトキシベンジル、3,4−ジクロロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、2,4,6−トリフルオロベンジル、4−フルオロベンジル、4−シアノベンジル、4−ピペリジニルカルボニルベンジル、4−アニリノカルボニルベンジル、4−(N−シクロヘキシルアミノカルボニル)ベンジル、4−(N−ベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(N−シクロヘキシルアミノ)ベンジル、4−フェニルカルバモイルアミノベンジル、4−メチルベンジル、3,4−ジメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−ベンジルオキシベンジル、4−エチルカルバモイルアミノベンジル、4−エチルアミノカルボニルベンジル、4−イソプロピルアミノカルボニルベンジル、4−[N−(2−ヒドロキシエチル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(3−ピリジル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(4−クロロフェニル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(4−イソプロピルフェニル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(4−フェノキシフェニル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(3−フェノキシフェニル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(3−フェノキシベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−[N−(4−フェノキシベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−[N−(4−クロロベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−[N−(2−クロロベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−[N−(2,6−ジクロロベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−[N−(4−メトキシフェニル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−(2−フリルカルボニル)アミノ]ベンジル、4−[N−(4−メトキシベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−[N−(3−メトキシベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−[N−(2−メトキシベンゾイル)アミノ]ベンジル、4−フェノキシベンジル、4−n−ペンチルオキシカルボニルアミノベンジル、4−[N−(4−メトキシフェノキシカルボニル)アミノ]ベンジル、4−[N−(4−メチルフェノキシカルボニル)アミノ]ベンジル、4−ベンジルオキシカルボニルアミノベンジル、4−エタノイルアミノベンジル、4−(N−アセチルアミノ)ベンジル、4−メチルスルホニルアミノベンジル、メトキシカルボニルアミノベンジル、4−[N−(4−イソプロピルフェニル)アミノカルボニル]ベンジル、4−[4−{2−[(1−,2−又は3−)イミダゾリル]エチル}−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−{4−[3−メチル−(2−、3−又は4−)ピリジル]−1−ピペラジニルカルボニル}ベンジル、4−{4−[4−メチル−(2−、3−又は4−)ピリジル]−1−ピペラジニルカルボニル}ベンジル、4−[4−{2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル}−1−ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−{4−4−[(1−又は2−)ナフチル]−(1−、2−又は3−)ピペラジニルカルボニル}ベンジル、4−[(1−、2−、3−又は4−)ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−[2−メチル−(1−、3−、4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル]ベンジル、4−[3−エトキシカルボニル−(1−、2−、4−、5−又は6−)ピペリジニル]ベンジル、4−[4−(3−ヒドロキシフェニル)−(1−、2−、4−、5−又は6−)ピペリジニル]ベンジル、4−[4−ヒドロキシ−4−ベンジル−(1−、2−又は3−)ピペリジニルカルボニル]ベンジル、4−[3−アセチルアミノ−(1−、2−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニル]ベンジル、4−[N−{2−[1−エチル−(2−又は3−)ピロリジニル]エチル}アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−{2−[(2−又は3−)ピロリジニル]エチル}アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−{2−([2−、3−又は4−]モルホリノ)エチル}アミノカルボニル]ベンジル、4−[N−{3−([2−、3−又は4−]モルホリノ)プロピル}アミノカルボニル]ベンジル、4−[2,6−ジメチル−(3−、4−又は5−)モルホリノカルボニル]ベンジル、4−[4−(4−トリフルオロメチルアニリノ)−(1−、2−、又は3−)ピペラジニルカルボニル]ベンジル、4−{2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニルメチル]−(3−、4−、5−又は6−)モルホリノカルボニル}ベンジル、4−(N−メチル−N−n−ペンチルアミノカルボニル)ベンジル、4−{4−[(1−、2−、4−又は5−)2,3−ジヒドロ−1H−インデニル]−(1−、2−又は3−)ピペリジニルカルボニル}ベンジル、4−[N−(2−メチルシクロヘキシル)アミノカルボニル]ベンジル、4−イソインドリニルカルボニルベンジル、4−[2−フェニル−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニル]ベンジル、4−{2−[(1−、2−、3−又は4−モルホリノメチル)−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニル]ベンジル、4−[2−ジメチルアミノメチル−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニル]ベンジル、4−{N−[1−(4−フルオロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]−N−メチルアミノカルボニル}ベンジル、4−[2−フェニル−(3−、4−又は5−)チアゾリジニルカルボニル]ベンジル、4−[N−メチル−(2−メトキシアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−(3−メチルチオアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2−メチルチオアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3,4−ジクロロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−トリフルオロメトキシ−4−アニリノカルボニル)ベンジル、4−アニリノカルボニルベンジル、4−(4−クロロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−メトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−メトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2−クロロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−メチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2,4−ジメトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−メトキシ−5−クロロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2−メトキシ−5−アセチルアミノアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3,4−ジメトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−[2−(1−メチルアリル)アニリノカルボニル]ベンジル、4−(3−トリフルオロメトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2−メチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2−フルオロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−フルオロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−フルオロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−ジメチルアミノアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−エトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−トリフルオロメチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−トリフルオロメチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−アセチルアミノアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−アセチルアミノアニリノカルボニル)ベンジル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジルアミノカルボニル]ベンジル、4−[N−メチル−(3−メチルアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−[3−メトキシ−(2−、4−、5−又は6−)ピリジルアミノカルボニル]ベンジル、4−(2−フェノキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−フェノキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−フェノキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3,5−ジクロロアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2,3−ジメチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2,4−ジメチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3,5−ジメチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3,5−ジフルオロアニリノカルボニル)ベンジル、4−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリルアミノカルボニル]ベンジル、4−(3−フルオロ−4−メトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−アミノスルホニルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−メチル−3−メトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−クロロ−4−メトキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−クロロ−4−メチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−メトキシ−5−トリフルオロメチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−クロロ−4−フルオロアニリノカルボニル)ベンジル、4−[3−メチル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジルアミノカルボニル]ベンジル、4−[(2−、4−又は5−)チアゾリルアミノカルボニル]ベンジル、4−(3−クロロ−4−ヒドロキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(2−クロロ−5−アセチルアミノアニリノカルボニル)ベンジル、
4−(4−メチルチオアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−イソプロピルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−tert−ブチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−[(2−又は4−)1,2,4−トリアゾリルアミノカルボニル]ベンジル、4−{4−[2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル]アニリノカルボニル}ベンジル、4−(4−メチルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−メチルカルバモイルアニリノカルボニル)ベンジル、アニリノカルボニルベンジル、4−(2−ベンジルオキシアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−ビニルアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−アセチルアミノアニリノカルボニル)ベンジル、4−(3−アセチルアミノアニリノカルボニル)ベンジル、4−(4−トリフルオロメチルアニリノカルボニル)ベンジル、4−{3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロピオニルアミノ}ベンジル、4−(3−フェノキシプロピオニルアミノ)ベンジル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニルアミノ]ベンジル、4−{2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]アセチルアミノ}ベンジル、4−[(2−又は3−)フリルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[(2−又は3−)チエニルカルボニルアミノ]ベンジル、4−{2−[(2−又は3−)チエニル]アセチルアミノ}ベンジル、4−{2−[(1−、2−又は3−)ピロリル]−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニルアミノ}ベンジル、4−シクロペンチルカルボニルアミノベンジル、4−シクロヘキシルカルボニルアミノベンジル、4−(2−シクロペンチルアセチルアミノ)ベンジル、4−(2−シクロヘキシルカルボニルアミノ)ベンジル、4−[1−ベンゾイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[1−アセチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)クロマニル]ベンジル、4−(2−ニトロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(3−ニトロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(4−ニトロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−フェニルベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−ジメチルアミノベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−アニリノベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2,6−ジクロロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−シアノベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(3−フェノキシベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−フェノキシベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(4−フェノキシベンゾイルアミノ)ベンジル、4−[(1−又は2−)ナフチルカルボニルアミノ]ベンジル、4−(2−メチル−3−フルオロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(3,4−メチレンジオキシベンゾイルアミノ)ベンジル、4−{2−[1,3−ジオキソ−(2−、4−又は5−)イソインドリニル]アセチルアミノ}ベンジル、4−{2−[2−チオオキソ−4−オキソチアゾリジニル]アセチルアミノ}ベンジル、4−{3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロピオニルアミノ}ベンジル、4−(4−アセチルベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(3−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ベンジル、4−[2−(2−クロロフェニル)アセチルアミノ]ベンジル、4−(2−クロロー4−フルオロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−クロロシンナモイルアミノ)ベンジル、4−(3,4−メチレンジオキシシンナモイルアミノ)ベンジル、4−[3−(2−、3−又は4−)ピリジルビニルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[2−クロロ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニルアミノ]ベンジル、4−{2−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]アセチルアミノ}ベンジル、4−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[(1−、2−又は3−)ピロリルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾフリルカルボニルアミノ]ベンジル、4−[2,6−ジクロロ−(3−、4−又は5−)ピリジルカルボニルアミノ]ベンジル、4−{2−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]アセチルアミノ}ベンジル、4−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニルカルボニルアミノ]ベンジル、4−{4−[2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル]ベンゾイルアミノ}ベンジル、4−{4−[(1−、2−又は3−)ピロリル]ベンゾイルアミノ}ベンジル、4−{4−[(1−、3−、4−又は5−)ピラゾリル]ベンゾイルアミノ}ベンジル、4−{4−[(1−、3−又は5−)1,2,4−トリアゾリル]ベンゾイルアミノ}ベンジル、4−{4−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ベンゾイルアミノ}ベンジル、4−[4−(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル)ベンゾイルアミノ]ベンジル、4−[(2−又は3−)ピラジルカルボニルアミノ]ベンジル、4−(2−メトキシベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−メトキシ−5−クロロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(4−クロロベンゾイルアミノ)ベンジル、4−(2−フェノキシアセチルアミノ)ベンジル、4−(3−フェニルプロピオニル)ベンジル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニルアミノ]ベンジル、4−ベンゾイルアミノベンジル、4−シンナモイルアミノベンジル、4−(4−メトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−メトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−メチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−メチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−フルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−フルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−フルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メトキシ−5−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−トリフルオロメチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−トリフルオロメチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−トリフルオロメチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−[(2−又は3−)チエニルスルホニルアミノ]ベンジル、4−(2−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−トリフルオロメトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−トリフルオロメトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−トリフルオロメトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メトキシカルボニルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−シアノフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−シアノフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−シアノフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3,4−ジメトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,5−ジメトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−ニトロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−ニトロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−ニトロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−ブロモフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−ブロモフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−ブロモフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−n−ブチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メトキシ−5−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,6−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリルスルホニルアミノ]ベンジル、4−[1−メチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリルスルホニルアミノ]ベンジル、4−(2,3−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,5−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,4−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−ニトロ−4−メチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,4−ジクロロ−5−メチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メチル−5−ニトロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−クロロ−5−ニトロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−クロロ−4−シアノフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,4,6−トリメチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−アセチルアミノフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3,5−ジクロロ−2−ヒドロキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−メトキシ−2−ニトロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3,4−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−tert−ブチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−カルボキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−ブロモ−5−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−エチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,5−ジメチルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−n−ブトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,5−ジフルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−クロロー4−アセチルアミノフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,4−ジフルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メトキシ−4−メチルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メチル−3−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,6−ジフルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3,4−ジフルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メチル−5−フルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3−メチル−4−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−メチル−6−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−イソプロピルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(3,4−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−フルオロ−4−ブロモフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(4−メチル−3−クロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−ビニルスルホニルアミノベンジル、
4−(3−クロロプロピルフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−シクロヘキシルメチルスルホニルアミノベンジル、4−[2−クロロ−(3−、4−又は5−)チエニルスルホニルアミノ]ベンジル、4−(3,5−ジクロロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−{4−[2−(4−メトキシカルボニル)エチル]フェニルスルホニルアミノ}ベンジル、4−[4−メチル−(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジニルスルホニルアミノ]ベンジル、4−(2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2,3,5−トリメチル−4−メトキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−[(1,3−ジメチル−5−クロロ−4−ピラゾリル)スルホニルアミノ]ベンジル、4−[(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル)スルホニルアミノ]ベンジル、4−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−{[2,3−ジクロロ−(4−又は5−)チエニル]スルホニルアミノ}ベンジル、4−{[2,5−ジクロロ−(3−又は4−)チエニル]スルホニルアミノ}ベンジル、4−{[2−ブロモ−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニルアミノ}ベンジル、4−(4−カルボキシフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−(2−アセチルアミノ−4−メチル−5−チアゾリルスルホニルアミノ)ベンジル、4−{[2−メトキシカルボニル−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニルアミノ}ベンジル、4−ベンジルスルホニルアミノベンジル、4−スチリルスルホニルアミノベンジル、4−(2,4,5−トリフルオロフェニルスルホニルアミノ)ベンジル、4−フェニルスルホニルアミノベンジル、4−フェノキシカルボニルアミノベンジル、4−[(4−クロロフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−[(4−ブロモフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−ベンジルオキシカルボニルアミノベンジル、4−メトキシカルボニルアミノベンジル、4−n−ブトキシカルボニルアミノベンジル、4−[(4−メトキシフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−[(3−メトキシフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−[(2−メトキシフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−[(1−又は2−)ナフチルオキシカルボニルアミノ]ベンジル、4−[(4−フルオロフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−[(4−メチルフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−[(2−クロロベンジルオキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−[2−プロピニルオキシカルボニルアミノ]ベンジル、4−[(4−ニトロフェノキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−(2−フルオロエトキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−(3−ブテニルオキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−(4−クロロブトキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−(2−クロロエトキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−[2−(ベンジルオキシ)エトキシカルボニルアミノ]ベンジル、4−プロポキシカルボニルアミノベンジル、4−n−ブトキシカルボニルアミノベンジル、4−(2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキシルオキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−[(4−ニトロベンジルオキシ)カルボニルアミノ]ベンジル、4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニルアミノ)ベンジル、4−[N−メチル−(4−クロロアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−[(2−クロロアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−[(3−シアノアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−[(4−シアノアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−[(2−シアノアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−[(2−クロロ−4−フルオロアニリノ)カルボニル]ベンジル、4−[(1−又は5−)テトラゾリルアミノカルボニル]ベンジル、4−[5−メチル−(3−又は4−)イソオキサゾリルアミノカルボニル]ベンジル、4−{4−[4−メチル−(1−、2−、3−又は4−)ピペラジニル]アニリノカルボニル}ベンジル、(2−、3−又は4−)(1−ピペリジニルメチル)ベンジル、(2−、3−又は4−)(N−メチルアニリノメチル)ベンジル、(2−、3−又は4−)(フェニルチオメチル)ベンジル、(2−、3−又は4−)(1−インドリルメチル)ベンジル基等のフェニル環上に置換基としてフェニル基;前記した直鎖又は分子鎖状のC1-6アルキル基;前記した直鎖又は分子鎖状のC1-6アルコキシ基;ハロゲン原子;後記の基−(B)lNR67;ニトロ基;カルボキシ基;前記した直鎖又は分子鎖状のC1-6アルコキシカルボニル基;シアノ基;前記したアルコキシ部分が直鎖又は分子鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基;フェノキシ基;前記したアルコキシ部分が直鎖又は分子鎖状のC1-6アルコキシ基であるピペリジニルアルコキシカルボニル基;前記したC3-8シクロアルキル基を1〜2個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分子鎖状のC1-6アルコキシ基であるアミノアルコキシカルボニル基;前記した2−イミダゾリン環上に置換基として直鎖又は分子鎖状のC1-6アルキルチオ基を1〜3個有することのある2−イミダゾリニルカルボニル基;前記した3−ピロリン環上に置換基として直鎖又は分子鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのある3−ピロリニルカルボニル基;チアゾリン環上にフェニル基を有することのあるチアゾリジニルカルボニル基;3−アザビシクロ[3.2.2]ノニルカルボニル基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピペリジニルアルキル基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、アミノ基上に直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるアニリノアルキル基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルチオアルキル基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるインドリニルアルキル基;及び前記したピペリジン環上に置換基として直鎖又は分子鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるピペリジニルカルボニル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニルを1〜2個有する直鎖又は分子鎖状のC1-6アルキル基を例示できる。
シクロアルキル低級アルキル基としては、例えば、シクロプロピルメチル、シクロヘキシルメチル、2−シクロプロピルエチル、1−シクロブチルエチル、シクロペンチルメチル、3−シクロペンチルプロピル、4−シクロヘキシルブチル、5−シクロヘプチルペンチル、6−シクロオクチルヘキシル、1,1−ジメチル−2−シクロヘキシルエチル、2−メチル−3−シクロプロピルプロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるC3-8シクロアルキルアルキル基を挙げることができる。
フェノキシ低級アルキル基としては、例えば、フェノキシメチル、2−フェノキシエチル、1−フェノキシエチル、3−フェノキシプロピル、4−フェノキシブチル、1,1−ジメチル−2−フェノキシエチル、5−フェノキシペンチル、6−フェノキシヘキシル、1−フェノキシイソプロピル、2−メチル−3−フェノキシプロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェノキシアルキル基を例示できる。
ナフチル低級アルキル基としては、例えば、(1又は2−)ナフチルメチル、2−[(1又は2−)ナフチル]エチル、1−[(1又は2−)ナフチル]エチル、3−[(1又は2−)ナフチル]プロピル、4−[(1又は2−)ナフチル]ブチル、5−[(1又は2−)ナフチル]ペンチル、6−[(1又は2−)ナフチル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1又は2−)ナフチル]エチル、2−メチル−3−[(1又は2−)ナフチル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるナフチルアルキル基を例示できる。
低級アルコキシ低級アルキル基としては、例えば、メトキシメチル、2−メトキシエチル、1−エトキシエチル、2−エトキシエチル、3−n−ブトキシプロピル、4−n−プロポキシブチル、1−メチル−3−イソブトキシプロピル、1,1−ジメチル−2−n−ペンチルオキシエチル、5−n−ヘキシルオキシペンチル、6−メトキシヘキシル、1−エトキシイソプロピル、2−メチル−3−メトキシプロピル基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるアルコキシアルキル基を例示できる。
カルボキシ低級アルキル基としては、例えば、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、1−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキシヘキシル、1,1−ジメチル−2−カルボキシエチル、2−メチル−3−カルボキシプロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるカルボキシアルキル基を例示できる。
低級アルコキシカルボニル低級アルキル基としては、例えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、1−エトキシカルボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−エトキシカルボニルブチル、5−イソプロポキシカルボニルペンチル、6−n−プロポキシカルボニルヘキシル、1,1−ジメチル−2−n−ブトキシカルボニルエチル、2−メチル−3−tert−ブトキシカルボニルプロピル、2−n−ペンチルオキシカルボニルエチル、n−ヘキシルオキシカルボニルメチル基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるアルコキシカルボニルアルキル基を例示できる。
ピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペラジニル基としては、例えば、(1−又は2−)ピペラジニル、4−メチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−エチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−プロピル−1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−tert−ブチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−sec−ブチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−ブチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−ペンチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−ヘキシル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、3,4−ジメチル−(1−、2−、5−又は6−)ピペラジニル、3,4,5−トリメチル−(1−又は2−)ピペラジニル、4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、2,4−ジフェニル−(1−、3−、5−又は6−)ピペラジニル、2,3,4−トリフェニル−(1−、5−又は6−)ピペラジニル、4−フェニル−2−メチル−(1−、3−、5−又は6−)ピペラジニル基等のピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル基を例示できる。
ピリジルアミノ基としては、(2−、3−又は4−)ピリジルアミノ基を挙げることができる。
ピリジルカルボニルアミノ基としては、(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニルアミノ基を挙げることができる。
アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ基としては、アニリノ、N−メチルアニリノ、N−エチルアニリノ、N−n−プロピルアニリノ、N−イソプロピルアニリノ、N−n−ブチルアニリノ、N−sec−ブチルアニリノ、N−tert−ブチルアニリノ、N−n−ペンチルアニリノ、N−n−ヘキシルアニリノ基等のアミノ基上に1個以上の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を有することのあるアニリノ基を例示できる。
ピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペラジニル基としては、例えば、(1−又は2−)ピペラジニル、4−メチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−エチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−プロピル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−tert−ブチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−sec−ブチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−ブチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−ペンチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−n−ヘキシル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、3,4−ジメチル−(1−、2−、5−又は6−)ピペラジニル、3,4,5−トリメチル−(1−又は2−)ピペラジニル、4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル、2,4−ジフェニル−(1−、3−、5−又は6−)ピペラジニル、2,3,4−トリフェニル−(1−、5−又は6−)ピペラジニル、4−フェニル−2−メチル−(1−、3−、5−又は6−)ピペラジニル基等のピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル基を例示できる。
ピリジルアミノ基としては、(2−、3−又は4−)ピリジルアミノ基を挙げることができる。
ピリジルカルボニルアミノ基としては、(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニルアミノ基を挙げることができる。
アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ基としては、例えば、アニリノ、N−メチルアニリノ、N−エチルアニリノ、N−n−プロピルアニリノ、N−イソプロピルアニリノ、N−n−ブチルアニリノ、N−sec−ブチルアニリノ、N−tert−ブチルアニリノ、N−n−ペンチルアニリノ、N−n−ヘキシルアニリノ等のアミノ基上に1個以上の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を有することのあるアニリノ基を例示できる。
ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子;ピペリジニル基;モルホリノ基;ピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペラジニル基;チエニル基;フェニル基;ピリジル基;ピペリジニル低級アルキル基;フェニルチオ低級アルキル基;ビフェニル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;ピリジルアミノ基;ピリジルカルボニルアミノ基;低級アルコキシ基;アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ低級アルキル基;及びアミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル低級アルキル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピリジルメチル、2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、1−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、5−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ヘキシル、1−[(2−、3−又は4−)ピリジル]イソプロピル、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロピル、(2−クロロ−3−ピリジル)メチル、[2−クロロ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2,3−ジクロロ−(4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−ブロモ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2,4,6−トリフルオロ−(3−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−(1−ピペリジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−(4−モルホリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、2−[2−(4−エチル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]エチル、3−[2−(4−イソプロピル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]プロピル、4−[2−(4−sec−ブチル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ブチル、5−[2−(4−n−ペンチル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ペンチル、6−[2−(4−n−ヘキシル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ヘキシル、[2−(4−フェニル−2−メチル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−(4−フェニル−1−ピペラジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−(3−チエニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−フェニル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、2−[2,4−ジフェニル−(3−、5−又は6−)ピリジル]エチル、3−[2−(2−ピリジル)−6−(3−チエニル)−(3−、4−又は5−)ピリジル]プロピル、4−(3−アニリノ−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル)ブチル、5−[2−(4−モルホリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ペンチル、6−[2−(1−ピペリジニル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ヘキシル、[2−(2−ピリジル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、(3−、4−、5−又は6−)(1−ピペリジニルメチル)−2−ピリジルメチル、(3−、4−、5−又は6−)フェニルチオメチル−2−ピリジルメチル、(4−、5−又は6−)ビフェニル−3−ピリジルメチル、(4−、5−又は6−)トリフルオロメチル−3−ピリジルメチル、(4−、5−又は6−)(2−ピリジルアミノ)−3−ピリジルメチル、(4−、5−又は6−)[(2−又は3−)ピリジルカルボニルアミノ]−3−ピリジルメチル、3、5−ジメチル−4−メトキシ−2−ピリジルメチル、(3−、4−、5−又は6−)(N−メチルアニリノメチル)−2−ピリジルメチル、[2−(N−メチルアニリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、2−[2−(N−エチルアニリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]エチル、3−[2−(N−n−プロピルアニリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]プロピル、4−[2−(N−n−ブチルアニリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]エチル、5−[2−(N−n−ペンチルアニリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ペンチル、6−[2−(N−n−ヘキシルアニリノ)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ヘキシル基等のピリジン環上に置換基として前記したハロゲン原子;ピペリジニル基;モルホリノ基;前記したピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル基;チエニル基;フェニル基;ピリジル基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピペリジニルアルキル基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルチオアルキル基;ビフェニル基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、ハロゲン原子を1〜3個有することのある低級アルキル基;ピリジルアミノ基;ピリジルカルボニルアミノ基;直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、アミノ基上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるアニリノアルキル基;及び前記したアミノ基上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1個以上有することのあるアニリノ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピリジルアルキル基を例示できる。
シアノ低級アルキル基としては、例えば、シアノメチル、2−シアノエチル、1−シアノエチル、3−シアノプロピル、4−シアノブチル、1,1−ジメチル−2−シアノエチル、5−シアノペンチル、6−シアノヘキシル、1−シアノイソプロピル、2−メチル−3−シアノプロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるシアノアルキル基を例示できる。
キノリル低級アルキル基としては、例えば、[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]メチル、2−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]エチル、1−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]エチル、3−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]プロピル、4−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]エチル、5−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]ペンチル、6−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]ヘキシル、1−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]イソプロピル、2−メチル−3−[(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるキノリルアルキル基を例示できる。
低級アルコキシ低級アルコキシ置換低級アルキル基としては、例えば、メトキシメトキシメチル、2−(メトキシメトキシ)エチル、1−(エトキシメトキシ)エチル、3−(2−n−ブトキシエトキシ)プロピル、4−(3−n−プロポキシプロポキシ)ブチル、1,1−ジメチル−2−(4−n−ペンチルオキシブトキシ)エチル、5−(5−n−ヘキシルオキシペンチルオキシ)ペンチル、6−(6−メトキシヘキシルオキシ)ヘキシル、1−エトキシメトキシイソプロピル、2−メチル−3−(2−メトキシエトキシ)プロピル、3,3−ジメチル−3−(メトキシメトキシ)プロピル基等の2つのアルコキシ部分が各々直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるアルコキシアルコキシ置換アルキル基を例示できる。
水酸基置換低級アルキル基としては、例えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、3,4−ジヒドロキシブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、3,3−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル、2−メチル−3−ヒドロキシプロピル、2,3,4−トリヒドロキシブチル基等の水酸基を1〜3個有する直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を挙げることができる。
チアゾール環上に置換基としてハロゲン原子、フェニル基、チエニル基及びピリジル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(2−、4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、3−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、[2−メチル−3−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]プロピル、[2−クロロ−(4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[2−クロロ−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[2−フルオロ−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、3−[2−ブロモ−(4−又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[2−ヨード−(4−又は5−)チアゾリル]ブチル、[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、3−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、[2−メチル−3−[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]プロピル、[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、3−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、[2−メチル−3−[2−(2−又は3−)チエニル−(4−又は5−)チアゾリル]プロピル、[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、3−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]エチル、[2−メチル−3−[2−(2−、3−又は4−)ピリジル−(4−又は5−)チアゾリル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、チアゾール環上に置換基としてハロゲン原子、フェニル基、チエニル基及びピリジル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるチアゾリルアルキル基を挙げることができる。
低級アルキルシリルオキシ低級アルキル基としては、例えば、トリメチルシリルオキシメチル、(1−又は2−)(トリエチルシリルオキシ)エチル、3−(トリメチルシリルオキシ)プロピル、ジメチル−tert−ブチルシリルオキシメチル、2−(ジメチル−tert−ブチルシリルオキシ)エチル、3−(ジメチル−tert−ブチルシリルオキシ)プロピル、4−(ジメチル−tert−ブチルシリルオキシ)ブチル、5−(ジメチル−tert−ブチルシリルオキシ)ペンチル、6−(ジメチル−tert−ブチルシリルオキシ)ヘキシル基等の2つのアルキル部分が各々直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるアルキルシリルオキシアルキル基を挙げることができる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルコキシ基;ハロゲン原子;低級アルケニル基;シクロアルキル基;ニトロ基;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシ低級アルキル基としては、例えば、3−[(2−、3−又は4−)メチルフェノキシ]プロピル、3−[(2−、3−又は4−)プロピルフェノキシ]プロピル、3−[(2−、3−又は4−)メトキシフェノキシ]プロピル、3−[(2,3−又は3,4−)ジクロロフェノキシ]プロピル、3−[(2,3−又は3,4−)ジフルオロフェノキシ]プロピル、3−[3−フルオロ−4−クロロフェノキシ]プロピル、3−[(2−、3−又は4−)トリフルオロメチルフェノキシ]プロピル、3−[2−メトキシ−4−プロペニルフェノキシ]プロピル、3−[2−クロロ−4−メトキシフェノキシ]プロピル、(2−、3−又は4−)シクロペンチルフェノキシプロピル、3−[(2−、3−又は4−)ニトロフェノキシ]プロピル、3−[(2,3−又は3,4−)ジメチルフェノキシ]プロピル、3−[(2−、3−又は4−)フェニルフェノキシ]プロピル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;ハロゲン原子;直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基;C3-8シクロアルキル基;ニトロ基;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェノキシアルキル基を挙げることができる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニルチオ低級アルキル基としては、例えば、フェニルチオメチル、2−フェニルチオエチル、1−フェニルチオエチル、3−フェニルチオプロピル、4−フェニルチオブチル、5−フェニルチオペンチル、6−フェニルチオヘキシル、1,1−ジメチル−2−フェニルチオエチル、2−メチル−3−フェニルチオプロピル、(2−、3−又は4−)クロロフェニルチオメチル、2−[(2−、3−又は4−)クロロフェニルチオ]エチル、3−[(2−、3−又は4−)クロロフェニルチオ]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)フルオロフェニルチオ]ブチル、5−[(2−、3−又は4−)ブロモフェニルチオ]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)ヨードフェニルチオ]ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのあるフェニルチオアルキル基を挙げることができる。
ピペリジン環上に置換基としてフェニル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]メチル、2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エチル、1−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エチル、3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロピル、4−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ブチル、5−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ペンチル、6−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エチル、2−メチル−3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロピル、[4−フェニル−1−ピペリジニル]メチル、3−[4−フェニル−1−ピペリジニル]プロピル、[4−フェニルメチル−1−ピペリジニル]メチル、3−[4−フェニルメチル−1−ピペリジニル]プロピル、2−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペリジニル]エチル、3−[4−フェニルメチル−(1−、2−又は3−)ピペリジニル]プロピル、4−[4−フェニルエチル−(1−、2−又は3−)ピペリジニル]ブチル、5−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペリジニル]ペンチル、6−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペリジニル]ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、ピペリジン環上に置換基としてフェニル基及びアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルアルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペリジニルアルキル基を挙げることができる。
ピペラジン環上に置換基として1個以上のフェニル基を有することのあるピペラジニル低級アルキル基としては、例えば、(1−又は2−)ピペラジニルメチル、2−[(1−又は2−)ピペラジニル]エチル、[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]メチル、2−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]エチル、3−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]プロピル、4−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]ブチル、5−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]ペンチル基、6−[4−フェニル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、ピペラジン環上に置換基としてフェニル基を1〜3個有することのあるピペラジニルアルキル基を挙げることができる。
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル低級アルキル基としては、例えば、(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)メチル、2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)エチル、3−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)プロピル、4−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)ブチル、5−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)ペンチル、6−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル)ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基である1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルアルキル基を挙げることができる。
ナフチルオキシ低級アルキル基としては、例えば、1−ナフチルオキシメチル、2−(2−ナフチルオキシ)エチル、3−(1−ナフチルオキシ)プロピル、3−(2−ナフチルオキシ)プロピル、4−(1−ナフチルオキシ)ブチル、5−(2−ナフチルオキシ)ペンチル、6−(1−ナフチルオキシ)ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるナフチルオキシアルキル基を挙げることができる。
ベンゾチアゾール環上に1個以上のアルキル基を有することのあるベンゾチアゾリルオキシ低級アルキル基としては、例えば、1−[ベンゾチアゾール−(2−、4−、5−、6−又は7−)イルオキシ]メチル、2−[ベンゾチアゾール−(2−、4−、5−、6−又は7−)イルオキシ]エチル、3−[ベンゾチアゾール−(2−、4−、5−、6−又は7−)イルオキシ]プロピル、3−[ベンゾチアゾール−(2−、4−、5−、6−又は7−)イルオキシ]プロピル、4−[ベンゾチアゾール−(2−、4−、5−、6−又は7−)イルオキシ]ブチル、5−[ベンゾチアゾール−(2−、4−、5−、6−又は7−)イルオキシ]ペンチル、6−[ベンゾチアゾール−(2−、4−、5−、6−又は7−)イルオキシ]ヘキシル、2−メチルベンゾチアゾール−5−イルオキシメチル、2−(2−メチルベンゾチアゾール−5−イルオキシ)エチル、3−(2−メチルベンゾチアゾール−5−イルオキシ)プロピル、4−(2−エチルベンゾチアゾール−5−イルオキシ)ブチル、5−(2−エチルベンゾチアゾール−5−イルオキシ)ペンチル、6−(2−エチルベンゾチアゾール−5−イルオキシ)ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、ベンゾチアゾリン環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基が1〜3個置換していてもよいベンゾチアゾリルオキシアルキル基を挙げることができる。
キノリルオキシ基及びイソキノリルオキシ基なる群から選ばれた置換基を1個以上有する低級アルキル基としては、例えば、(5−キノリルオキシ)メチル、2−(5−キノリルオキシ)エチル、3−(5−キノリルオキシ)プロピル、4−(5−キノリルオキシ)ブチル、5−(5−キノリルオキシ)ペンチル、6−(5−キノリルオキシ)ヘキシル、(5−イソキノリルオキシ)メチル、2−(5−イソキノリルオキシ)エチル、3−(5−イソキノリルオキシ)プロピル、4−(5−イソキノリルオキシ)ブチル、5−(5−イソキノリルオキシ)ペンチル、6−(5−イソキノリルオキシ)ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、キノリルオキシ基及びイソキノリルオキシ基なる群から選ばれた置換基を1〜3個有するアルキル基が挙げられる。
ピリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピリジルオキシ低級アルキル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピリジルオキシメチル、2−[(2−、3−又は4−)ピリジルオキシ]エチル、1−[(2−、3−又は4−)ピリジルオキシ]エチル、3−[(2−、3−又は4−)ピリジルオキシ]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジルオキシ]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)ピリジルオキシ]エチル、5−[(2−、3−又は4−)ピリジルオキシ]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジルオキシ]ヘキシル、[6−メチル−(2−、3−、4−又は5−)ピリジルオキシ]メチル、2−[6−エチル−(2−、3−、4−又は5−)ピリジルオキシ]エチル、3−[6−メチル−(2−、3−、4−又は5−)ピリジルオキシ]プロピル、4−[6−メチル−(2−、3−、4−又は5−)ピリジルオキシ]ブチル、5−[6−メチル−(2−、3−、4−又は5−)ピリジルオキシ]ペンチル、6−[6−メチル−(2−、3−、4−又は5−)ピリジルオキシ]ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、ピリジン環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるピリジルオキシアルキル基を挙げることができる。
カルボキシ低級アルコキシ基としては、例えば、カルボキシメトキシ、2−カルボキシエトキシ、1−カルボキシエトキシ、3−カルボキシプロポキシ、4−カルボキシブトキシ、5−カルボキシペンチルオキシ、6−カルボキシヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−カルボキシエトキシ、2−メチル−3−カルボキシプロポキシ基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるカルボキシアルコキシ基を例示できる。
低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシカルボニルメトキシ、エトキシカルボニルメトキシ、2−メトキシカルボニルエトキシ、2−エトキシカルボニルエトキシ、1−エトキシカルボニルエトキシ、3−メトキシカルボニルプロポキシ、3−エトキシカルボニルプロポキシ、4−エトキシカルボニルブトキシ、5−イソプロポキシカルボニルペンチルオキシ、6−n−プロポキシカルボニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−n−ブトキシカルボニルエトキシ、2−メチル−3−tert−ブトキシカルボニルプロポキシ、2−n−ペンチルオキシカルボニルエトキシ、n−ヘキシルオキシカルボニルメトキシ基等の2つのアルコキシ部分が各々直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニルアルコキシ基を例示できる。
1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基としては、前記低級アルキル基に加えて、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨードメチル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、2−クロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、3−クロロプロピル、2,3−ジクロロプロピル、4,4,4−トリクロロブチル、4−フルオロブチル、5−クロロペンチル、3−クロロ−2−メチルプロピル、5−ブロモヘキシル、5,6−ジブロモヘキシル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を例示できる。
1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキルチオ基としては、例えば、前記低級アルキルチオ基に加えて、トリフルオロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、クロロメチルチオ、ブロモメチルチオ、フルオロメチルチオ、ヨードメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、ジブロモメチルチオ、2−クロロエチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ、3−クロロプロピルチオ、2,3−ジクロロプロピルチオ、4,4,4−トリクロロブチルチオ、4−フルオロブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、5−クロロペンチルチオ、3−クロロ−2−メチルプロピルチオ、5−ブロモヘキシルチオ、5,6−ジブロモヘキシルチオ基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルチオ基を例示できる。
低級アルキルスルホニル基としては、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル,イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、n−ペンチルスルホニル、イソペンチルスルホニル、ネオペンチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、イソヘキシルスルホニル、3−メチルペンチルスルホニル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルスルホニル基を例示できる。
フェニル低級アルケニル基としては、例えば、スチリル、3−フェニル−2−プロペニル基(慣用名:シンナミル基)、4−フェニル−2−ブテニル基、4−フェニル−3−ブテニル基、5−フェニル−4−ペンテニル基、5−フェニル−3−ペンテニル基、6−フェニル−5−ヘキセニル基、6−フェニル−4−ヘキセニル基、6−フェニル−3−ヘキセニル基、4−フェニル−1,3−ブタジエニル基、6−フェニル−1,3,5−ヘキサトリエニル基等のアルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニル基を例示できる。
低級アルカノイルオキシ基としては、例えば、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ、ヘキサノイルオキシ基等の直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイルオキシ基が挙げられる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキルチオ基;低級アルコキシ基;ニトロ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルコキシカルボニル基;フェニル低級アルケニル基;低級アルカノイルオキシ基;及び1,2,3−チアジアゾリル基なる群から選ばれた基を有することのあるフェニル低級アルコキシ基としては、例えば、ベンジルオキシ、2−フェニルエトキシ、1−フェニルエトキシ、3−フェニルプロポキシ、4−フェニルブトキシ、5−フェニルペンチルオキシ、6−フェニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシ、2−メチル−3−フェニルプロポキシ、4−クロロベンジルオキシ、2−クロロベンジルオキシ、3−クロロベンジルオキシ、3−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2,4−ジブロモベンジルオキシ、2,4,6−トリフルオロベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−メチルベンジルオキシ、3−メチルベンジルオキシ、2,4−ジメチルベンジルオキシ、2,4,6−トリメチルベンジルオキシ、4−メトキシカルボニルベンジルオキシ、3−メトキシベンジルオキシ、2−メトキシベンジルオキシ、3−メトキシカルボニルベンジルオキシ、2,3−ジメトキシベンジルオキシ、2,4,5−トリメトキシベンジルオキシ、3−ニトロベンジルオキシ、2−(2,3−ジニトロフェニル)エトキシ、3−(2,4,6−トリニトロフェニル)エトキシ、2−ニトロ−4−メチルベンジルオキシ、4−メチルスルホニルベンジルオキシ、4−(4−エチルスルホニルフェニル)ブトキシ、5−(4−プロピルスルホニルフェニル)ペンチルオキシ、4−アセチルオキシベンジルオキシ、6−(4−プロピオニルオキシフェニル)ヘキシルオキシ、4−スチリルベンジルオキシ、4−(1,2,3−チアジアゾ−ル−4−イル)ベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルチオベンジルオキシ、3−メチルチオベンジルオキシ、2,4−ジメチルチオベンジルオキシ、2,4,6−トリメチルチオベンジルオキシ基等のフェニル環上に置換基として前記したハロゲン原子;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルチオ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;ニトロ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルスルホニル基:前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシカルボニル基;前記したアルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニル基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイルオキシ基;及び1,2,3−チアジアゾリル基なる群から選ばれた基1〜3個を有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルコキシ基としては、例えば、[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]メトキシ、2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エトキシ、1−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エトキシ、3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロポキシ、4−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ブトキシ、5−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ペンチルオキシ、6−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]エトキシ、2−メチル−3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロポキシ、[1−メチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]メトキシ、2−[1−エチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]エトキシ、3−[1−n−プロピル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロポキシ、4−[1−n−ブチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]ブトキシ、5−[1−n−ペンチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]ペンチルオキシ、6−[1−n−ヘキシル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]ヘキシルオキシ、[1,2−ジメチル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル]メトキシ、[1,2,3−トリメチル−(4−、5−又は6−)ピペリジニル]メトキシ、2−[2−n−プロピル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル]エトキシ、2−[3−エチル−(2−、4−、5−又は6−)ピペリジニル]エトキシ、[2−メチル−4−イソプロピル−(3−、5−又は6−)ピペリジニル]メトキシ基等のピペリジン環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるピペリジニルアルコキシ基を例示できる。
アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルコキシ基としては、例えば、アミノメトキシ、2−アミノメトキシ、1−アミノエトキシ、3−アミノプロポキシ、4−アミノブトキシ、5−アミノペンチルオキシ、6−アミノヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−アミノエトキシ、2−メチル−3−アミノプロポキシ、メチルアミノメトキシ、1−エチルアミノエトキシ、2−n−プロピルアミノエトキシ、3−イソプロピルアミノプロポキシ、4−n−ブチルアミノブトキシ、5−n−ペンチルアミノペンチルオキシ、6−n−ヘキシルアミノヘキシルオキシ、ジメチルアミノメトキシ、3−ジメチルアミノプロポキシ、2−ジイソプロピルアミノエトキシ、(N−エチル−N−n−プロピルアミノ)メトキシ、2−(N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ)エトキシ基等のアミノ基上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるアミノ基を有する直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基を例示できる。
低級アルケニルオキシ基としては、例えばビニルオキシ、1−プロペニルオキシ、1−メチル−1−プロぺニルオキシ、2−メチル−1−プロペニルオキシ、2−プロペニルオキシ、2−ブテニルオキシ、1−ブテニルオキシ、3−ブテニルオキシ、2−ペンテニルオキシ、1−ペンテニルオキシ、3−ペンテニルオキシ、4−ペンテニルオキシ、1,3−ブタジエニルオキシ、1,3−ペンタジエニルオキシ、2−ペンテン−4−イルオキシ、2−ヘキセニルオキシ、1−ヘキセニルオキシ、5−へキセニルオキシ、3−ヘキセニルオキシ、4−へキセニルオキシ、3,3−ジメチル−1−プロペニルオキシ、2−エチル−1−プロペニルオキシ、1,3,5−ヘキサトリエニルオキシ、1,3−ヘキサジエニルオキシ、1,4−ヘキサジエニルオキシ基等の二重結合を1〜3個有する直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニルオキシ基を例示できる。
ピリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基(低級アルキル基上に1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのあるピリジル低級アルコキシ基としては、例えば、[(2−、3−又は4−)ピリジル]メトキシ、2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エトキシ、1−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エトキシ、3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロポキシ、4−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ブトキシ、5−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ペンチルオキシ、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エトキシ、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロポキシ、[2−トリフルオロメチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メトキシ、[2−メチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メトキシ、[2,4−ジメチル−(3−、5−又は6−)ピリジル]メトキシ、[2,4,6−トリメチル−(3−又は5−)ピリジル]メトキシ)、[2−トリフルオロメチル−4−メチル−(3−、5−又は6−)ピリジル]メトキシ、2−[3−エチル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル]エトキシ、3−[4−n−プロピル−(2−又は3−)ピリジル]プロポキシ、4−[3−n−ブチル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル]ブチル、5−[3−トリフルオロメチル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル]ペンチルオキシ、6−[2−n−ペンチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ヘキシルオキシ、[2−n−ヘキシル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メトキシ基等のピリジン環上に置換基として前記したハロゲン原子1〜3個を有することのある直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるピリジルアルコキシ基を例示できる。
低級アルキニルオキシ基としては、例えば、エチニルオキシ、2−プロピニルオキシ、2−ブチニルオキシ、3−ブチニルオキシ、1−メチル−2−プロピニルオキシ、2−ペンチニルオキシ、2−ヘキシニルオキシ基等の直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルキニルオキシ基を例示できる。
フェニル低級アルキニルオキシ基としては、例えば、2−フェニルエチニルオキシ、3−フェニル−2−プロピニルオキシ、4−フェニル−2−ブチニルオキシ、4−フェニル−3−ブチニルオキシ、3−フェニル−1−メチル−2−プロピニルオキシ、5−フェニル−2−ペンチニルオキシ、6−フェニル−2−ヘキシニルオキシ基等のアルキニルオキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルキニルオキシであるフェニルアルキニルオキシ基を例示できる。
フェニル低級アルケニルオキシ基としては、例えば、スチリルオキシ、3−フェニル−1−プロペニルオキシ、3−フェニル−1−メチル−1−プロぺニルオキシ、3−フェニル−2−メチル−1−プロペニルオキシ、3−フェニル−2−プロペニルオキシ、4−フェニル−2−ブテニルオキシ、4−フェニル−1−ブテニルオキシ、4−フェニル−3−ブテニルオキシ、4−フェニル−2−ペンテニルオキシ、5−フェニル−1−ペンテニルオキシ、5−フェニル−3−ペンテニルオキシ、5−フェニル−4−ペンテニルオキシ、4−フェニル−1,3−ブタジエニルオキシ、5−フェニル−1,3−ペンタジエニルオキシ、5−フェニル−2−ペンテン−4−イルオキシ、6−フェニル−2−ヘキセニルオキシ、6−フェニル−5−へキセニルオキシ、6−フェニル−3−ヘキセニルオキシ、6−フェニル−4−へキセニルオキシ、3−フェニル−3,3−ジメチル−1−プロペニルオキシ、3−フェニル−2−エチル−1−プロペニルオキシ、6−フェニル−1,3,5−ヘキサトリエニルオキシ、6−フェニル−1,3−ヘキサジエニルオキシ、6−フェニル−1,4−ヘキサジエニルオキシ基等のアルケニルオキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニルオキシ基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニルオキシ基を例示できる。
フラン環上に置換基として1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフリル低級アルコキシ基としては、例えば、[(2−又は3−)フリル]メトキシ、2−[(2−又は3−)フリル]エトキシ、1−[(2−又は3−)フリル]エトキシ、3−[(2−又は3−)フリル]プロポキシ、4−[(2−又は3−)フリル]ブトキシ、5−[(2−又は3−)フリル]ペンチルオキシ、6−[(2−又は3−)フリル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(2−又は3−)フリル]エトキシ、2−メチル−3−[(2−又は3−)フリル]プロポキシ、[2−エトキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]メトキシ、[2−メトキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]メトキシ、[3−n−プロポキシカルボニル−(2−、4−又は5−)フリル]メトキシ、[2−n−ブトキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]メトキシ、[3−n−ペンチルオキシカルボニル−(2−、4−又は5−)フリル]メトキシ、[2−n−ヘキシルオキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]メトキシ、[2,3−ジエトキシカルボニル−(4−又は5−)フリル]メトキシ、2,3,4−トリメトキシカルボニル−5−フリル)メトキシ、2−[3−n−プロポキシカルボニル−(2−、4−又は5−)フリル]エトキシ、3−[2−n−ブトキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]プロポキシ、4−[3−n−ペンチルオキシカルボニル−(2−、4−又は5−)フリル]ブトキシ、5−[2−n−ヘキシルオキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]ペンチルオキシ、6−[2−n−ヘキシルオキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]ヘキシルオキシ基等のフラン環上に置換基として前記したアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシであるアルコキシカルボニル基を1〜3個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシであるフリルアルコキシ基を例示できる。
テトラゾール環上に置換基としてフェニル基、フェニル低級アルキル基及びシクロアルキル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるテトラゾリル低級アルコキシ基としては、例えば、[(1−又は5−)テトラゾリル]メトキシ、2−[(1−又は5−)テトラゾリル]エトキシ、1−[(1−又は5−)テトラゾリル]エトキシ、3−[(1−又は5−)テトラゾリル]プロポキシ、4−[(1−又は5−)テトラゾリル]ブトキシ、5−[(1−又は5−)テトラゾリル]ペンチルオキシ、6−[(1−又は5−)テトラゾリル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(1−又は5−)テトラゾリル]エトキシ、2−メチル−3−[(1−又は5−)テトラゾリル]プロポキシ、(1−ベンジル−5−テトラゾリル)メトキシ、(1−フェニル−5−テトラゾリル)メトキシ、(1−シクロヘキシルメチル−5−テトラゾリル)メトキシ、[5−(2−フェニルエチル)−1−テトラゾリル]メトキシ、[1−(1−フェニルエチル)−5−テトラゾリル]メトキシ、[1−(3−フェニルプロピル)−5−テトラゾリル]メトキシ、[5−(4−フェニルブチル)−1−テトラゾリル]メトキシ、[1−(5−フェニルペンチル)−5−テトラゾリル]メトキシ、[1−(6−フェニルヘキシル)−5−テトラゾリル]メトキシ、[5−(2−シクロヘキシルエチル)−1−テトラゾリル]メトキシ、[1−(1−シクロプロピルエチル)−5−テトラゾリル]メトキシ、[1−(3−シクロブチルプロピル)−5−テトラゾリル]メトキシ、[5−(4−シクロペンチルブチル)−1−テトラゾリル]メトキシ、[1−(5−シクロヘプチルペンチル)−5−テトラゾリル]メトキシ、[1−(6−シクロオクチルヘキシル)−5−テトラゾリル]メトキシ、2−(1−フェニル−5−テトラゾリル)エトキシ、3−(1−シクロヘキシルメチル−5−テトラゾリル)プロポキシ、4−[5−(2−フェニルエチル)−1−テトラゾリル]ブトキシ、5−(1−ベンジル−5−テトラゾリル)ペンチルオキシ、6−(1−フェニル−5−テトラゾリル)ヘキシルオキシ、1−(1−シクロヘキシルメチル−5−テトラゾリル)エトキシ等のテトラゾール環上に置換基として、フェニル基、前記したアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルアルキル基及び前記したアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるC3-8シクロアルキルアルキル基なる群から選ばれた基を1個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシであるテトラゾリルアルコキシ基を例示できる。
フェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)としては、例えば、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−n−ブチルフェニル、4−n−ペンチルフェニル、4−n−ヘキシルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル基等のフェニル環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるフェニル基を例示できる。
1,2,4−オキサジアゾール環上にフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルコキシ基としては、例えば、[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、2−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]エトキシ、1−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]エトキシ、3−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]プロポキシ、4−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]ブトキシ、5−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]ペンチルオキシ、6−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]エトキシ、2−メチル−3−[(3−又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]プロポキシ、[3−(4−tert−ブチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[3−(3−メチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[5−(2−エチルフェニル)−3−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[3−(4−n−プロピルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[5−(3−n−ペンチルフェニル)−3−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[3−(2−n−ヘキシルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[3−(2,4−ジメチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[3−(2,3,5−トリメチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]メトキシ、2−[3−(4−tert−ブチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]エトキシ、1−[3−(3−メチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]エトキシ、3−[5−(2−エチルフェニル)−3−1,2,4−オキサジアゾリル]プロポキシ、4−[3−(4−n−プロピルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]ブトキシ、5−[5−(3−n−ペンチルフェニル)−3−1,2,4−オキサジアゾリル]ペンチルオキシ、6−[3−(2−n−ヘキシルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]ヘキシルオキシ、2−[3−(2,4−ジメチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]エトキシ、1−[3−(2,3,5−トリメチルフェニル)−5−1,2,4−オキサジアゾリル]エトキシ基等の1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として前記したフェニル基(フェニル環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基が1〜3個置換していてもよい)を1個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシである1,2,4−オキサジアゾリルアルコキシ基を例示できる。
イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリル低級アルコキシ基としては、例えば、[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]メトキシ、2−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]エトキシ、1−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]エトキシ、3−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]プロポキシ、4−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]ブトキシ、5−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]ペンチルオキシ、6−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]エトキシ、2−メチル−3−[(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル]プロポキシ、(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル)メトキシ、[3−メチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]メトキシ、[3−エチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]メトキシ、[4−n−プロピル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]メトキシ、[5−n−ブチル−(3−又は4−)イソオキサゾリル]メトキシ、[3−n−ペンチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]メトキシ、[4−n−ヘキシル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]メトキシ、2−[3−メチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]エトキシ、1−[3−エチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]エトキシ、3−[4−n−プロピル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]プロポキシ、4−[5−n−ブチル−(3−又は4−)イソオキサゾリル]ブトキシ、5−[3−n−ペンチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]ペンチルオキシ、6−[4−n−ヘキシル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]ヘキシルオキシ基等のイソオキサゾール環上に置換基として前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシであるイソオキサゾリルアルコキシ基を例示できる。
1,3,4−オキサジアゾール環上にフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルコキシ基としては、例えば、[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、2−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]エトキシ、1−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]エトキシ、3−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]プロポキシ、4−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ブトキシ、5−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ペンチルオキシ、6−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]エトキシ、2−メチル−3−[(2−又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]プロポキシ、[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[2−(4−メチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[5−(2−エチルフェニル)−2−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[2−(4−n−プロピルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[5−(3−n−ペンチルフェニル)−2−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[2−(2−n−ヘキシルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[2−(2,4−ジメチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、[2−(2,3,5−トリメチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]メトキシ、2−[2−(4−tert−ブチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]エトキシ、1−[2−(3−メチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]エトキシ、3−[5−(2−エチルフェニル)−2−1,3,4−オキサジアゾリル]プロポキシ、4−[2−(4−n−プロピルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]ブトキシ、5−[5−(3−n−ペンチルフェニル)−2−1,3,4−オキサジアゾリル]ペンチルオキシ、6−[2−(2−n−ヘキシルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]ヘキシルオキシ、2−[2−(2,4−ジメチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]エトキシ、1−[2−(2,3,5−トリメチルフェニル)−5−1,3,4−オキサジアゾリル]エトキシ基等の1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基として前記したフェニル基(フェニル環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基が1〜3個置換していてもよい)を1個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシである1,3,4−オキサジアゾリルアルコキシ基を例示できる。
低級アルカノイル低級アルコキシ基としては、例えば、アセチルメトキシ、プロピオニルメトキシ、2−アセチルエトキシ、2−プロピオニルエトキシ、1−アセチルエトキシ、3−アセチルプロポキシ、3−プロピオニルプロポキシ、4−アセチルブトキシ、5−ブチリルペンチルオキシ、6−ペンタノイルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−ヘキサノイルエトキシ、2−メチル−3−アセチルプロポキシ、2−ペンタノイルエトキシ、ヘキサノイルメトキシ基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルカノイルアルコキシ基を例示できる。
フェニル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)としては、例えば、フェニル、4−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3−フルオロフェニル、2−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、4−ヨードフェニル、2−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2−ヨードフェニル、3−ヨードフェニル、4−ヨードフェニル、2,3−ジブロモフェニル、2,4−ジヨードフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子1〜3個を有することのあるフェニル基を例示できる。
チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルコキシ基としては、例えば、[(2−、4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エトキシ、1−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エトキシ、3−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]プロポキシ、4−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ブトキシ、5−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ペンチルオキシ、6−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エトキシ、2−メチル−3−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]プロポキシ、[2−フェニル−(4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、[2−(4−クロロフェニル)−4−メチル−5−チアゾリル]メトキシ、[2−(3−ブロモフェニル)−(4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、[2−(2−フルオロフェニル)−(4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、[2−(3,4−ジクロロフェニル)−(4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、[2−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−(4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、[2−メチル−(4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、2−[2−エチル−(4−又は5−)チアゾリル]メトキシ、2−[4−フェニル−(2−又は5−)チアゾリル]エトキシ、3−[5−n−プロピル−(2−又は4−)チアゾリル]プロポキシ、4−[4−n−ブチル−(2−又は5−)チアゾリル]ブトキシ、5−[2−n−ペンチル−(4−又は5−)チアゾリル]ペンチルオキシ、6−[5−n−ヘキシル−(2−又は4−)チアゾリル]ヘキシルオキシ、[2,4−ジメチル−5−チアゾリル]メトキシ、[2,4−ジフェニル−5−チアゾリル]メトキシ基等のチアゾール環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及びフェニル基(フェニル環上にハロゲン原子が1〜3個置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1〜2個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるチアゾリルアルコキシ基を例示できる。
ベンゾイル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)としては、例えば、ベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、2,5−ジフルオロベンゾイル、2,4−ジフルオロベンゾイル、3,4−ジフルオロベンゾイル、3,5−ジフルオロベンゾイル、2,6−ジフルオロベンゾイル、2−クロロベンゾイル、3−クロロベンゾイル、4−クロロベンゾイル、2,3−ジクロロベンゾイル、2,4−ジクロロベンゾイル、2,5−ジクロロベンゾイル、3,4−ジクロロベンゾイル、2,6−ジクロロベンゾイル、3−フルオロベンゾイル、2−フルオロベンゾイル、3−ブロモベンゾイル、4−ヨードベンゾイル、2−ブロモベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、3,5−ジクロロベンゾイル、2,4,6−トリフルオロベンゾイル、2−ヨードベンゾイル、3−ヨードベンゾイル、4−ヨードベンゾイル、2,3−ジブロモベンゾイル、2,4−ジヨードベンゾイル、2,4,6−トリクロロベンゾイル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子1〜3個を有することのあるベンゾイル基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として1個以上のベンゾイル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)を有することのあるピペリジニルオキシ基としては、例えば、(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニルオキシ、1−(4−クロロベンゾイル)−(2−、3−又は4−ピペリジニルオキシ、1−(3−ブロモベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニルオキシ、1−ベンゾイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルオキシ、1−(2−フルオロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニルオキシ、1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニルオキシ、1−(2,4,6−トリフルオロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニルオキシ、2−(3−クロロベンゾイル)−(1−、3−又は4−)ピペリジニルオキシ、3−(2−クロロベンゾイル)−(1−、2−又は4−)ピペリジニルオキシ、4−(2,3−ジブロモベンゾイル)−(1−、2−又は3−)ピペリジニルオキシ、1,2−ジベンゾイル−(3−又は4−)ピペリジニルオキシ、1,2,4−トリベンゾイル−3−ピペリジニルオキシ基等のピペリジン環上に置換基として前記例示のベンゾイル基(フェニル環上にハロゲン原子が1〜3個置換していてもよい)を1〜3個有することのあるピペリジニルオキシ基を例示できる。
チエニル低級アルコキシ基としては、例えば、[(2−又は3−)チエニル]メトキシ、2−[(2−又は3−)チエニル]エトキシ、1−[(2−又は3−)チエニル]エトキシ、3−[(2−又は3−)チエニル]プロポキシ、4−[(2−又は3−)チエニル]ブトキシ、5−[(2−又は3−)チエニル]ペンチルオキシ、6−[(2−又は3−)チエニル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(2−又は3−)チエニル]エトキシ、2−メチル−3−[(2−又は3−)チエニル]プロポキシ基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるチエニルアルコキシ基を例示できる。
フェニルチオ低級アルコキシ基としては、例えば、フェニルチオメトキシ、2−フェニルチオエトキシ、1−フェニルチオエトキシ、3−フェニルチオプロポキシ、4−フェニルチオブトキシ、5−フェニルチオペンチルオキシ、6−フェニルチオヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−フェニルチオエトキシ、2−メチル−3−フェニルチオプロポキシ基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルチオアルコキシ基を挙げることができる。
1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル置換低級アルコキシ基としては、例えば、カルバモイルメトキシ、2−カルバモイルエトキシ、1−カルバモイルエトキシ、3−カルバモイルプロポキシ、4−カルバモイルブトキシ、5−カルバモイルペンチルオキシ、6−カルバモイルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−カルバモイルエトキシ、2−メチル−3−カルバモイルプロポキシ、メチルカルバモイルメトキシ、1−エチルカルバモイルエトキシ、2−n−プロピルカルバモイルエトキシ、3−イソプロピルカルバモイルプロポキシ、4−n−ブチルカルバモイルブトキシ、5−n−ペンチルカルバモイルペンチルオキシ、6−n−ヘキシルカルバモイルヘキシルオキシ、ジメチルカルバモイルメトキシ、3−ジメチルカルバモイルプロポキシ、2−ジイソプロピルカルバモイルエトキシ、(N−エチル−N−n−プロピルカルバモイル)メトキシ、2−(N−メチル−N−n−ヘキシルカルバモイル)エトキシ基等のカルバモイル基上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるカルバモイル基が置換した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基を例示できる。
ベンゾイル低級アルコキシ基としては、例えば、ベンゾイルメトキシ、2−ベンゾイルエトキシ、1−ベンゾイルエトキシ、3−ベンゾイルプロポキシ、4−ベンゾイルブトキシ、5−ベンゾイルペンチルオキシ、6−ベンゾイルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−ベンゾイルエトキシ、2−メチル−3−ベンゾイルプロポキシ基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるベンゾイルアルコキシ基を挙げることができる。
ピリジルカルボニル低級アルコキシ基としては、例えば、[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]メトキシ、2−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]エトキシ、1−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]エトキシ、3−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]プロポキシ、4−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]ブトキシ、5−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]ペンチルオキシ、6−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]エトキシ、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル]プロポキシ基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるピリジルカルボニルアルコキシ基を挙げることができる。
イミダゾール環上に置換基として1個以上のフェニル低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルコキシ基としては、例えば、[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]メトキシ、2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エトキシ、1−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エトキシ、3−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]プロポキシ、4−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ブトキシ、5−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ペンチルオキシ、6−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エトキシ、2−メチル−3−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]プロポキシ、[1−ベンジル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メトキシ、[1−(2−フェニルエチル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メトキシ、2−[2−(3−フェニルプロピル)−(1−、4−又は5−)イミダゾリル]エトキシ、3−[4−(4−フェニルブチル)−(1−、2−又は5−)イミダゾリル)プロポキシ、5−[4−(5−フェニルペンチル)−(1−、2−又は4−)イミダゾリル]ペンチルオキシ、6−[1−(6−フェニルヘキシルオキシ)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]ヘキシルオキシ、[1,2−ジベンジル−(4−又は5−)イミダゾリル]メトキシ、[1,2,4−トリベンジル−5−イミダゾリル]メトキシ基等のイミダゾール環上に置換基として、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルアルキル基を1〜3個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるイミダゾリルアルコキシ基を挙げることができる。
フェノキシ低級アルコキシ基としては、例えば、フェノキシメトキシ、2−フェノキシエトキシ、1−フェノキシエトキシ、3−フェノキシプロポキシ、4−フェノキシブトキシ、5−フェノキシペンチルオキシ、6−フェノキシヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−フェノキシエトキシ、2−メチル−3−フェノキシプロポキシ基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェノキシアルコキシ基を挙げることができる。
フェニル低級アルコキシ置換低級アルコキシ基としては、例えば、フェニルメトキシメトキシ、2−(フェニルメトキシ)エトキシ、1−(フェニルメトキシ)エトキシ、3−(フェニルメトキシ)プロポキシ、4−(フェニルメトキシ)ブトキシ、5−(フェニルメトキシ)ペンチルオキシ、6−(フェニルメトキシ)ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−(フェニルメトキシ)エトキシ、2−メチル−3−(フェニルメトキシ)プロポキシ、1−(2−フェニルエトキシ)エトキシ、2−(1−フェニルエトキシ)エトキシ、3−(3−フェニルプロポキシ)プロポキシ、4−(4−フェニルブトキシ)ブトキシ、5−(5−フェニルペンチルオキシ)ペンチルオキシ、6−(6−フェニルヘキシルオキシ)ヘキシルオキシ、(1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシ)メトキシ、3−(2−メチル−3−フェニルプロポキシ)プロポキシ基等の2つのアルコキシ部分が各々直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ置換アルコキシ基を例示できる。
イソインドリン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるイソインドリニル低級アルコキシ基としては、例えば、[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]メトキシ、2−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]エトキシ、1−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]エトキシ、3−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]プロポキシ、4−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]ブトキシ、5−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]ペンチルオキシ、6−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]エトキシ、2−メチル−3−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]プロポキシ、3−[1,3−ジオキソ−(2−、4−又は5−)イソインドリニル]プロポキシ、[1−オキソ−(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)イソインドリニル]メトキシ、2−[1,3−ジオキソ−(1−、4−又は5−)イソインドリニル]エトキシ、4−[1−オキソ−(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)イソインドリニル]ブトキシ、5−[1,3−ジオキソ−(1−、4−又は5−)イソインドリニル]ペンチルオキシ、6−[1−オキソ−(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)イソインドリニル]ヘキシルオキシ基等のイソインドリン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるイソインドリニルアルコキシ基を例示できる。
1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基としては、前記低級アルコキシ基に加えて、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、フルオロメトキシ、ヨードメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジブロモメトキシ、2−クロロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、3−クロロプロポキシ、2,3−ジクロロプロポキシ、4,4,4−トリクロロブトキシ、4−フルオロブトキシ、5−クロロペンチルオキシ、3−クロロ−2−メチルプロポキシ、5−ブロモヘキシルオキシ、5,6−ジブロモヘキシルオキシ基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基を例示できる。
低級アルカノイル基としては、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニル、ヘキサノイル基等の直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基が挙げられる。
1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、ヘキサノイルアミノ、N,N−ジアセチルアミノ、N−アセチル−N−プロピオニルアミノ基等の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基を1〜2個有することのあるアミノ基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;フェニル基;低級アルコキシカルボニル基;フェノキシ基;低級アルキルチオ基;低級アルキルスルホニル基;フェニル低級アルコキシ基;及び1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、4−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−フェニルプロピル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、1,1−ジフェニルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3,3−ジフェニルプロピル、1,2−ジフェニルエチル、4−クロロベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベンジル、2,3−ジクロロベンジル、2,4,6−トリフルオロベンジル、3−トリフルオロメチルベンジル、4−トリフルオロメチルベンジル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、4−tert−ブチルベンジル、2,4−ジメチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、2−フェニルベンジル、4−フェニルベンジル、2,4−ジフェニルベンジル、2,4,6−トリフェニルベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、3−トリフルオロメトキシベンジル、4−トリフルオロメトキシベンジル、2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、4−メトキシカルボニルベンジル、3−エトキシカルボニルベンジル、2−n−プロポキシカルボニルベンジル、2,4−ジメトキシカルボニルベンジル、2,4,6−トリメトキシカルボニルベンジル、4−tert−ブトキシカルボニルベンジル、3−フェノキシベンジル、2−フェノキシベンジル、4−フェノキシベンジル、3,4−ジフェノキシベンジル、3,4,5−トリフェノキシベンジル、4−メチルチオベンジル、3−メチルチオベンジル、2−メチルチオベンジル、2,4−ジメチルチオベンジル、2,4,6−トリメチルチオベンジル、4−メチルスルホニルベンジル、3−メチルスルホニルベンジル、2−メチルスルホニルベンジル、3,4−ジメチルスルホニルベンジル、3,4,5−トリメチルスルホニルベンジル、4−ベンジルオキシベンジル、3−ベンジルオキシベンジル、2−ベンジルオキシベンジル、2,4−ジベンジルオキシベンジル、2,4,6−トリベンジルオキシベンジル、4−メトキシ−3−クロロベンジル、4−(N−アセチルアミノ)ベンジル、3−アミノベンジル、2−アミノベンジル、4−アミノベンジル、2,3−ジアミノベンジル、3,4,5−トリアミノベンジル、4−メチル−3−フルオロベンジル基等のフェニル環上に置換基として前記したハロゲン原子;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;フェニル基;前記したアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニル基;フェノキシ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルチオ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルスルホニル基;前記したアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基;及び前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基を1〜2個有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるモノ−及びジ−フェニルアルキル基を例示できる。
ナフチル低級アルキル基としては、例えば、[(1−又は2−)ナフチル]メチル、1−[(1−又は2−)ナフチル]エチル、2−[(1−又は2−)ナフチル]エチル、3−[(1−又は2−)ナフチル]プロピル、2−[(1−又は2−)ナフチル]プロピル、4−[(1−又は2−)ナフチル]ブチル、5−[(1−又は2−)ナフチル]ペンチル、4−[(1−又は2−)ナフチル]ペンチル、6−[(1−又は2−)ナフチル]ヘキシル、2−メチル−3−[(1−又は2−)ナフチル]プロピル、1,1−ジメチル−2−[(1−又は2−)ナフチル]エチル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるナフチルアルキル基を例示できる。
フラン環上に置換基として1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフリル低級アルキル基としては、例えば、[(2−又は3−)フリル]メチル、2−[(2−又は3−)フリル]エチル、1−[(2−又は3−)フリル]エチル、3−[(2−又は3−)フリル]プロピル、4−[(2−又は3−)フリル]ブチル、5−[(2−又は3−)フリル]ペンチル、6−[(2−又は3−)フリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−又は3−)フリル]エチル、2−メチル−3−[(2−又は3−)フリル]プロピル、[5−エトキシカルボニル−(2−、3−又は4−)フリル]メチル、[5−メトキシカルボニル−(2−、3−又は4−)フリル]メチル、[2−n−プロポキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]メチル、[3−tert−ブトキシカルボニル−(2−、4−又は5−)フリル]メチル、[4−n−ペンチルオキシカルボニル−(2−、3−又は5−)フリル]メチル、[2−n−ヘキシルオキシカルボニル−(3−、4−又は5−)フリル]メチル、[2,5−ジエトキシカルボニル−(3−又は4−)フリル]メチル、[2,4,5−トリエトキシカルボニル−3−フリル]メチル等のフラン環上に置換基としてアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニル基を1〜3個を有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフリルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基(低級アルキル基上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)を有することのあるフェニル基としては、例えば、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−n−ブチルフェニル、4−n−ペンチルフェニル、4−n−ヘキシルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3,5−ジフルオロメチルフェニル、2,4,6−トリ(トリフルオロメチル)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメチルフェニル基等のフェニル環上に置換基として前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個置換していてもよいフェニル基を例示できる。
チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基(低級アルキル基上にハロゲン原子が置換していてもよい)を有することのあるフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルキル基としては、例えば、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるチアゾリルアルキル基を挙げることができる。このようなチアゾリルアルキル基は、チアゾール環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び前記したフェニル環上に置換基としてハロゲン原子1〜3個を有することのある直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基が1〜3個置換していてもよいフェニル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することがあるチアゾリルアルキル基を包含する。チアゾリルアルキル基の具体例としては、[(2−、4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、3−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、[2−メチル−(4−又は5−)チアゾリル]メチル、[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−[(4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[4−エチル−(2−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[5−(3−メチルフェニル)−(2−又は4−)チアゾリル]エチル、3−[5−イソプロピル−(2−又は4−)チアゾリル]プロピル、4−[2−(2,4−ジメチルフェニル)−(4−又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[2−n−ブチル−(4−又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[4−(2,4,6−トリメチルフェニル)−(2−又は5−)チアゾリル]ヘキシル、(2,4−ジメチル−5−チアゾリル)メチル、[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−フェニル−5−チアゾリル]メチル、(2−フェニル−4−チアゾリル)メチル基等が挙げられる。
テトラゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるテトラゾリル低級アルキル基としては、[(1−又は5−)テトラゾリル]メチル、2−[(1−又は5−)テトラゾリル]エチル、1−[(1−又は5−)テトラゾリル]エチル、3−[(1−又は5−)テトラゾリル]プロピル、4−[(1−又は5−)テトラゾリル]ブチル、5−[(1−又は5−)テトラゾリル]ペンチル、6−[(1−又は5−)テトラゾリル]ブチル、5−(1−メチル−5−テトラゾリル)ペンチル、6−(1−メチル−5−テトラゾリル)ヘキシル、(5−メチル−1−テトラゾリル)メチル、2−(5−エチル−1−テトラゾリル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−又は5−)テトラゾリル]エチル、2−メチル−3−[(1−又は5−)テトラゾリル]プロピル、(1−メチル−5−テトラゾリル)メチル、(1−エチル−5−テトラゾリル)メチル、2−(1−n−プロピル−5−テトラゾリル)エチル、1−(1−n−ブチル−5−テトラゾリル)エチル、3−(1−n−ペンチル−5−テトラゾリル)プロピル、4−(1−n−ヘキシル−4−テトラゾリル)ブチル、3−(5−イソプロピル−1−テトラゾリル)プロピル、4−(5−sec−ブチル−1−テトラゾリル)ブチル、5−(5−イソペンチル−1−テトラゾリル)ペンチル、6−(5−n−ヘキシル−1−テトラゾリル)ヘキシル基等のテトラゾール環上に置換基として1個以上の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるテトラゾリルアルキル基を例示できる。
ベンゾチオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチエニル低級アルキル基としては、[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]メチル、2−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]エチル、1−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]エチル、3−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]プロピル、4−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]ブチル、5−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]ペンチル、6−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]エチル、2−メチル−3−[(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]プロピル、[5−クロロ−(2−、3−、4−、6−又は7−)ベンゾチエニル]メチル、[4−ブロモ−(2−、3−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]メチル、[6−フルオロ−(2−、3−、4−、5−又は7−)ベンゾチエニル]メチル、[7−ヨード−(2−、3−、4−、5−又は6−)ベンゾチエニル]メチル、[2−クロロ−(3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]メチル、[4,5−ジクロロ−(2−、3−、6−又は7−)ベンゾチエニル]メチル、[2,4,5−クロロ−(3−、6−又は7−)ベンゾチエニル]メチル、2−[6−フルオロ−(2−、3−、4−、5−又は7−)ベンゾチエニル]エチル、1−[7−ヨード−(2−、3−、4−、5−又は6−)ベンゾチエニル]エチル、3−[2−クロロ−(3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]プロピル、4−[4,5−ジクロロ−(2−、3−、6−又は7−)ベンゾチエニル]ブチル、5−[2,4,5−トリクロロ−(3−、6−又は7−)ベンゾチエニル]ペンチル、6−[5−クロロ−(2−、3−、4−、6−又は7−)ベンゾチエニル]ヘキシル基等のベンゾチオフェン環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるベンゾチエニルアルキル基を例示できる。
低級アルキニル基としては、例えば、エチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、2−ヘキシニル基等の直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルキニル基を例示できる。
低級アルケニル基としては、例えば、ビニル、1−プロペニル、1−メチル−1−プロぺニル、2−メチル−1−プロペニル、2−プロペニル、2−ブテニル、1−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテニル、1−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1,3−ブタジエニル、1,3−ペンタジエニル、2−ペンテン−4−イル、2−ヘキセニル、1−ヘキセニル、5−へキセニル、3−ヘキセニル、4−へキセニル、3,3−ジメチル−1−プロペニル、2−エチル−1−プロペニル、1,3,5−ヘキサトリエニル、1,3−ヘキサジエニル、1,4−ヘキサジエニル基等の二重結合を1〜3個有する直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基を例示できる。
ベンゾイミダゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]メチル、2−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]エチル、1−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]エチル、3−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]プロピル、4−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]ブチル、5−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]ペンチル、6−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]エチル、2−メチル−3−[(1−、2−、4−又は5−)ベンゾイミダゾリル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるベンゾイミダゾリルアルキル基を例示できる。
ピリジル低級アルキル基としては、例えば、[(2−、3−又は4−)ピリジル]メチル、2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、1−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、5−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ヘキシル、1−[(2−、3−又は4−)ピリジル]イソプロピル、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピリジルアルキル基を例示できる。
イミダゾール環上に置換基として1個以上のフェニル低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、1−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、3−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]プロピル、4−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、5−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ペンチル、6−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ヘキシル、1−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]イソプロピル、2−メチル−3−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]プロピル、[1−ベンジル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−(2−フェニルエチル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−(1−フェニルエチル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−(3−フェニルプロピル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−(4−フェニルブチル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−(5−フェニルペンチル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−(6−フェニルヘキシル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、2−[2−ベンジル−(1−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、1−[4−(4−フェニルエチル)−(1−又は2−)イミダゾリル]エチル、3−[2−(2−フェニルエチル)−(1−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、4−[1−(3−フェニルプロピル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]ブチル、5−[1−(4−フェニルブチル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]ペンチル、6−[1−(5−フェニルペンチル)−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]ヘキシル、[1,2−ジベンジル−(4−又は5−)イミダゾリル]メチル、(1,2,4−トリベンジル−5−イミダゾリル)メチル基等のイミダゾール環上に置換基として、前記したアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルアルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるイミダゾリルアルキル基を例示できる。
1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキルスルホニル基としては、例えば、前記した低級アルキルスルホニル基に加えて、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホニル、クロロメチルスルホニル、ブロモメチルスルホニル、フルオロメチルスルホニル、ヨードメチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホニル、ジブロモメチルスルホニル、2−クロロエチルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、2,2,2−トリクロロエチルスルホニル、3−クロロプロピルスルホニル、2,3−ジクロロプロピルスルホニル、4,4,4−トリクロロブチルスルホニル、4−フルオロブチルスルホニル、5−クロロペンチルスルホニル、3−クロロ−2−メチルプロピルスルホニル、5−ブロモヘキシルスルホニル、5,6−ジブロモヘキシルスルホニル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルスルホニル基を例示できる。
1個以上のハロゲン原子を有することのあるアルコキシカルボニル基としては、例えば、前記した低級アルコキシカルボニル基に加えて、n−ヘプチルオキシカルボニル、n−オクチルオキシカルボニル、n−ノニルオキシカルボニル、n−デシルオキシカルボニル、2−エチルヘキシルオキシカルボニル、トリフルオロメトキシカルボニル、トリクロロメトキシカルボニル、クロロメトキシカルボニル、ブロモメトキシカルボニル、フルオロメトキシカルボニル、ヨードメトキシカルボニル、ジフルオロメトキシカルボニル、ジブロモメトキシカルボニル、2−クロロエトキシカルボニル、2−フルオロエトキシカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、3−クロロプロポキシカルボニル、2,3−ジクロロプロポキシカルボニル、4,4,4−トリクロロブトキシカルボニル、4−フルオロブトキシカルボニル、4−クロロブトキシカルボニル、5−クロロペンチルオキシカルボニル、3−クロロ−2−メチルプロポキシカルボニル、5−ブロモヘキシルオキシカルボニル、5,6−ジブロモヘキシルオキシカルボニル、7,7,6−トリクロロヘプチルオキシカルボニル、8−ブロモオクチルオキシカルボニル、9,9,9−トリフルオロノニルオキシカルボニル、10,10,10−トリクロロデシルオキシカルボニル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-10アルコキシであるアルコキシカルボニル基を例示できる。
ピリジン環上に置換基としてピロリル基及びハロゲン原子からなる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピリジルカルボニル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル、2−クロロ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,6−ジクロロ−(3−、4−又は5−)ピリジルカルボニル、2−(1−ピロリル)−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2−ブロモ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,6−ジフルオロ−(3−、4−又は5−)ピリジルカルボニル、4−(1−ピロリル)−(2−又は3−)ピリジルカルボニル、3−クロロ−(2−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,5−ジブロモ−(3−、4−又は6−)ピリジルカルボニル、2−(1−ピロリル)−4−クロロ−(3−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,4,6−トリフルオロ−(3−又は5−)ピリジルカルボニル、2,4−ジ(1−ピロリル)−(3−、5−又は6−)ピリジルカルボニル基等のピリジン環上に置換基としてピロリル基及びハロゲン原子からなる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジルカルボニル基を例示できる。
ピリジン環上に置換基として低級アルキル基及び低級アルコキシ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピリジル、2−メチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、3−メチル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル、2−メトキシ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、4−エチル−(2−又は3−)ピリジル、3−n−プロピル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル、2−tert−ブチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、2−n−ペンチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、3−n−ヘキシル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル、2,4−ジメチル−(3−、5−又は6−)ピリジル、2,4,6−トリメチル−(3−又は5−)ピリジル、3−エトキシ−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル、2−イソプロポキシ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、2−n−ブトキシ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、4−n−ペンチルオキシ−(2−又は3−)ピリジル、2−n−ヘキシルオキシ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、2,3−ジメトキシ−(4−、5−又は6−)ピリジル、3−メチル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル、3,4,5−トリメトキシ−(2−又は6−)ピリジル、2−メチル−3−メトキシ−(4−、5−又は6−)ピリジル基等のピリジン環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基なる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル基を例示できる。
低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノ、ジ−n−ヘキシルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−エチル−N−n−プロピルアミノ、N−メチル−N−n−ブチルアミノ、N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、ヘキサノイルアミノ、N,N−ジアセチルアミノ、N−アセチル−N−プロピオニルアミノ、N−メチル−N−アセチルアミノ、N−エチル−N−プロピオニルアミノ基等の置換基として直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基を例示できる。
ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基としては、例えば、(1−、2−又は3−)ピロリジニル、2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル、2,5−ジオキソ−(1−又は3−)ピロリジニル基等のピロリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個を有することのあるピロリジニル基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基としては、例えば、(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−メチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−エチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−n−プロピル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−イソプロピル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−n−ブチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−n−ペンチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−n−ヘキシル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1,2−ジメチル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、1,2,3−トリメチル−(4−、5−又は6−)ピペリジニル、2−n−プロピル−(1−、3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、3−エチル−(1−、2−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、2−メチル−4−イソプロピル−(1−、3−、5−又は6−)ピペリジニル基等のピペリジン環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるピペリジニル基を例示できる。
1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル基としては、例えば、カルバモイル、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、n−プロピルカルバモイル、イソプロピルカルバモイル、n−ブチルカルバモイル、tert−ブチルカルバモイル、n−ペンチルカルバモイル、n−ヘキシルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジ−n−プロピルカルバモイル、ジ−n−ブチルカルバモイル、ジ−n−ペンチルカルバモイル、ジ−n−ヘキシルカルバモイル、N−メチル−N−エチルカルバモイル、N−エチル−N−n−プロピルカルバモイル、N−メチル−N−n−ブチルカルバモイル、N−メチル−N−n−ヘキシルカルバモイル基等の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるカルバモイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;フェノキシ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;低級アルキルチオ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基;低級アルケニル基;アミノスルホニル基;水酸基;1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル基;フェニル低級アルコキシ基;及びシアノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基としては、例えば、フェニル、4−フェノキシフェニル、3−フェノキシフェニル、2−フェノキシフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−イソプロピルフェニル、2−イソプロピルフェニル、4−tert−ブチルフェニル、4−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−メチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、4−メチル−3−メトキシフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、4−メチル−3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4,5−トリクロロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、2−クロロ−5−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル、4−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、2−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、2,4,6−トリメトキシフェニル、2−メトキシ−5−クロロフェニル、2−メトキシ−5−アセチルアミノフェニル、2−クロロ−5−アセチルアミノフェニル、4−エトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、3−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル、4−メチルチオフェニル、3−メチルチオフェニル、2−メチルチオフェニル、2−(1−メチル−1−ビニル)フェニル、4−ビニルフェニル、3−ジメチルアミノフェニル、4−メチルアミノフェニル、2−(N−メチル−N−アセチルアミノ)フェニル、3−アセチルアミノフェニル、4−プロピオニルアミノフェニル、4−アセチルアミノフェニル、2−アセチルアミノフェニル、4−アミノスルホニルフェニル、3−アミノスルホニルフェニル、2−アミノスルホニルフェニル、4−メチルチオフェニル、3−メチルチオフェニル、2−メチルチオフェニル、4−メチルスルホニルフェニル、3−メチルスルホニルフェニル、2−メチルスルホニルフェニル、4−メチルカルバモイルフェニル、3−カルバモイルフェニル、2−エチルカルバモイルフェニル、2−ベンジルオキシフェニル、3−ベンジルオキシフェニル、4−ベンジルオキシフェニル、2−フェニルフェニル、3−フェニルフェニル、4−フェニルフェニル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、4−[2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル]フェニル、3−[2,5−ジオキソ−(1−又は3−)ピロリジニル]フェニル、4−[4−メチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]フェニル、3−[4−エチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]フェニル、2−[4−イソプロピル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]フェニル基等のフェニル環上に置換基として前記したハロゲン原子;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;フェノキシ基;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルチオ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルスルホニル基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基;前記したピロリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することのあるピロリジニル基;前記したピペリジン環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるピペリジニル基;前記した二重結合を1〜3個有する直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基;アミノスルホニル基;水酸基;前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるカルバモイル基;前記したアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基;及びシアノ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニル基を例示できる。
シクロアルキル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるシクロアルキル基としては、例えば、前記したシクロアルキル基に加えて、1−メチルシクロプロピル、1−メチルシクロペンチル、1−メチルシクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、1−メチルシクロブチル、1−エチルシクロオクチル、1−n−プロピルシクロヘプチル、1,2−ジメチルシクロヘキシル、1,4,5−トリメチルシクロオクチル、1−n−ブチルシクロプロピル、1−n−ペンチルシクロペンチル、1−n−ヘキシルシクロヘキシル基等のシクロアルキル環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるC3-8シクロアルキル基を例示できる。
フェニル基及び低級アルキル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノ、ジ−n−ヘキシルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−エチル−N−n−プロピルアミノ、N−メチル−N−n−ブチルアミノ、N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ、フェニルアミノ、N,N−ジフェニルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−エチル−N−フェニルアミノ、N−n−プロピル−N−フェニルアミノ基等のフェニル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群より選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;フェノキシ基;フェニル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルコキシ基;低級アルカノイル基;ニトロ基;シアノ基;フェニル基及び低級アルキル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;ピロリル基;ピラゾリル基;1,2,4−トリアゾリル基;及びイミダゾリル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基としては、例えば、ベンゾイル、4−メトキシベンゾイル、3−メトキシベンゾイル、2−メトキシベンゾイル、2,4−ジメトキシベンゾイル、3,4,5−トリメトキシベンゾイル、2−メトキシ−5−クロロベンゾイル、4−フェノキシベンゾイル、2−フェノキシベンゾイル、3−フェノキシベンゾイル、4−クロロベンゾイル、3−クロロベンゾイル、2−クロロベンゾイル、2,6−ジクロロベンゾイル、2−クロロ−4−フルオロベンゾイル、2,4,6−トリフルオロベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、3−フルオロベンゾイル、4−トリフルオロメチルベンゾイル、3−トリフルオロメチルベンゾイル、2−トリフルオロメチルベンゾイル、3−フルオロ−2−メチルベンゾイル、4−メチルベンゾイル、3−メチルベンゾイル、2−メチルベンゾイル、3,4−ジメチルベンゾイル、2,4,5−トリメチルベンゾイル、2−フェニルベンゾイル、3−フェニルベンゾイル、4−フェニルベンゾイル、4−ニトロベンゾイル、3−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイル、2−ジメチルアミノベンゾイル、3−メチルアミノベンゾイル、4−(N−メチルアニリノ)ベンゾイル、2−アニリノベンゾイル、3−シアノベンゾイル、4−シアノベンゾイル、2−シアノベンゾイル、4−アセチルベンゾイル、2−プロピオニルベンゾイル、3−ブチリルベンゾイル、4−[(1−、2−又は3−)ピロリル]ベンゾイル、4−[(1−、3−、4−又は5−)ピラゾリル]ベンゾイル、4−[(1−、3−又は5−)1,2,4−トリアゾリル]ベンゾイル、4−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ベンゾイル、4−[2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル]ベンゾイル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子;フェノキシ基;フェニル基;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基;ニトロ基;シアノ基;前記したフェニル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群より選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基;前記したピロリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することのあるピロリジニル基;ピロリル基;ピラゾリル基;1,2,4−トリアゾリル基;及びイミダゾリル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるベンゾイル基を例示できる。
低級アルキレンジオキシ基としては、例えば、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、トリメチレンジオキシ、テトラメチレンジオキシ基等の炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状のアルキレン基を例示できる。
フェニル環上に1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有するベンゾイル基としては、例えば、3,4−メチレンジオキシベンゾイル、2,3−エチレンジオキシベンゾイル、3,4−トリメチレンジオキシベンゾイル、2,3−テトラメチレンジオキシベンゾイル基等のフェニル環上に前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-4アルキレンジオキシ基を1個以上有するベンゾイル基を例示できる。
シクロアルキルカルボニル基としては、例えばシクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘプチルカルボニル、シクロオクチルカルボニル基等のシクロアルキル部分がC3-8シクロアルキル基であるシクロアルキルカルボニル基を挙げることができる。
フリルカルボニル基としては、例えば、(2−又は3−)フリルカルボニル基を例示できる。
ナフチルカルボニル基としては、例えば、(1−又は2−)ナフチルカルボニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、低級アルキル基、ハロゲン原子及びニトロ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシカルボニル基としては、例えば、フェノキシカルボニル、4−クロロフェノキシカルボニル、3−クロロフェノキシカルボニル、2−クロロフェノキシカルボニル、3,4−ジクロロフェノキシカルボニル、2,4,6−トリクロロフェノキシカルボニル、4−フルオロフェノキシカルボニル、3−フルオロフェノキシカルボニル、2−フルオロフェノキシカルボニル、2,4−ジフルオロフェノキシカルボニル、3,4,5−トリフルオロフェノキシカルボニル、4−ブロモフェノキシカルボニル、2−クロロ−4−メトキシフェノキシカルボニル、3−フルオロ−5−メチルフェノキシカルボニル、4−メトキシフェノキシカルボニル、3−メトキシフェノキシカルボニル、2−メトキシフェノキシカルボニル、3,4−ジメトキシフェノキシカルボニル、2,4,5−トリメトキシフェノキシカルボニル、4−メチルフェノキシカルボニル、3−メチルフェノキシカルボニル、2−メチルフェノキシカルボニル、2,5−ジメチルフェノキシカルボニル、2,3,4−トリメチルフェノキシカルボニル、4−ニトロフェノキシカルボニル、3−ニトロフェノキシカルボニル、2−ニトロフェノキシカルボニル、2,4−ジニトロフェノキシカルボニル、2,4,6−トリニトロフェノキシカルボニル基等のフェニル環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基、前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基、ハロゲン原子及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシカルボニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及びニトロ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルコキシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、2−フェニルエトキシカルボニル、1−フェニルエトキシカルボニル、3−フェニルプロポキシカルボニル、4−フェニルブトキシカルボニル、5−フェニルペンチルオキシカルボニル、6−フェニルヘキシルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシカルボニル、2−メチル−3−フェニルプロポキシカルボニル、4−クロロベンジルオキシカルボニル、3−クロロベンジルオキシカルボニル、2−クロロベンジルオキシカルボニル、3,4−ジクロロベンジルオキシカルボニル、2,4,6−トリクロロベンジルオキシカルボニル、4−フルオロベンジルオキシカルボニル、3−フルオロベンジルオキシカルボニル、2−フルオロベンジルオキシカルボニル、2,4−ジフルオロベンジルオキシカルボニル、3,4,5−トリフルオロベンジルオキシカルボニル、4−ブロモベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、3−ニトロベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、2,4−ジニトロベンジルオキシカルボニル、2,4,6−トリニトロベンジルオキシカルボニル、2−ニトロ−4−クロロベンジルオキシカルボニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子及びニトロ基なる群より選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシカルボニル基を挙げることができる。
ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基;低級アルカノイル基;ベンゾイル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい);及びフェニル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニル基としては、例えば、(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−メチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−アセチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−ベンゾイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(4−クロロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(3−ブロモベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−ベンゾイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(4−フルオロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(2,4−ジクロロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(2,4,6−トリフルオロベンゾイル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、2−(3−クロロベンゾイル)−(1−、3−又は4−)ピペリジニル、3−(2−クロロベンゾイル)−(1−、2−又は4−)ピペリジニル、4−(2,3−ジブロモベンゾイル)−(1−、2−又は3−)ピペリジニル、1,2−ジベンゾイル−(3−又は4−)ピペリジニル、1,2,4−トリベンゾイル−3−ピペリジニル、1,4−ジメチル−(2−、3−、5−又は6−)ピペリジニル、1,2,4−トリメチル−(3−、5−又は6−)ピペリジニル、1−ベンゾイル−2−メチル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、1−フェニル−2−メチル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、1−アセチル−3−メチル−(2−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、1−フェニル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(4−クロロフェニル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(3−ブロモフェニル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(4−ヨードフェニル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(4−フルオロフェニル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(2,4−ジクロロフェニル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、2−(3−クロロフェニル)−(1−、3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、3−(2−クロロフェニル)−(1−、2−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、4−(2,3−ジブロモフェニル)−(1−、2−又は3−)ピペリジニル、1,2−ジフェニル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、1,2,4−トリフェニル−(3−、5−又は6−)ピペリジニル基等のピペリジン環上に置換基として、前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基;前記したベンゾイル基(フェニル環上にハロゲン原子が1〜3個置換していてもよい);及び前記したフェニル基(フェニル環上にハロゲン原子が1〜3個置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペリジニル基を例示できる。
テトラヒドロピラニル低級アルキル基としては、例えば、[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]メチル、2−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]エチル、1−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]エチル、3−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]エチル、5−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]ヘキシル、1−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]イソプロピル、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)テトラヒドロピラニル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるテトラヒドロピラニルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び水酸基なる群から選ばれた基を1個以上有することがあり、低級アルキル基上に1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフェニル低級アルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、4−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−フェニルプロピル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、1,1−ジメチル−1−フェニルメチル、1,1−ジフェニルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3,3−ジフェニルプロピル、1,2−ジフェニルエチル、4−クロロベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベンジル、3−ブロモベンジル、2,3−ジクロロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2,4,6−トリフルオロベンジル、2−(4−クロロフェニル)エチル、2−(2−フルオロフェニル)エチル、2−(3−フルオロフェニル)エチル、3−トリフルオロメチルベンジル、4−トリフルオロメチルベンジル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、4−tert−ブチルベンジル、2,4−ジメチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、3−トリフルオロメトキシベンジル、4−トリフルオロメトキシベンジル、2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4−メトキシベンジル、4−エトキシベンジル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、4−ヒドロキシベンジル、3−ヒドロキシベンジル、2−ヒドロキシベンジル、2,4−ジヒドロキシベンジル、3,4,5−トリヒドロキシベンジル、2−メトキシ−4−クロロベンジル、3−メチル−5−フルオロベンジル、2−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メトキシカルボニルエチル、2−(4−クロロフェニル)−1−エトキシカルボニルエチル基等の、アルキル基上にアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニル基を有することがあり、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基、前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基及び水酸基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるモノ−及びジ−フェニルアルキル基を例示できる。
低級アルキレンジオキシ基置換フェニル低級アルキル基としては、例えば、3,4−メチレンジオキシベンジル、3,4−トリメチレンジオキシベンジル、2−(2,3−エチレンジオキシフェニル)エチル、1−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)エチル、3−(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)プロピル、4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブチル、5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)ペンチル、6−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,3−メチレンジオキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(3,4−エチレンジオキシフェニル)プロピル基等のフェニル環上に置換基として1個以上の前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-4アルキレンジオキシ基を有し、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルアルキル基を例示できる。
フリル低級アルキル基としては、例えば、[(2−又は3−)フリル]メチル、2−[(2−又は3−)フリル]エチル、1−[(2−又は3−)フリル]エチル、3−[(2−又は3−)フリル]プロピル、4−[(2−又は3−)フリル]ブチル、5−[(2−又は3−)フリル]ペンチル、6−[(2−又は3−)フリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−又は3−)フリル]エチル、2−メチル−3−[(2−又は3−)フリル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフリルアルキル基を例示できる。
低級アルキル基及びフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるカルバモイル低級アルキル基としては、例えば、カルバモイルメチル、2−カルバモイルエチル、1−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル、4−カルバモイルブチル、5−カルバモイルペンチル、6−カルバモイルヘキシル、1,1−ジメチル−2−カルバモイルエチル、2−メチル−3−カルバモイルプロピル、2−(N−メチル−N−フェニルカルバモイル)エチル、N−(4−メチルフェニル)カルバモイルメチル、2−[N−メチル−N−(3−メチルフェニル)カルバモイル]エチル、N−(2−メチルフェニル)カルバモイルメチル、2−[N−エチル−N−(3,4−ジメチルフェニル)カルバモイル]エチル、N−(2,4,6−トリメチルフェニル)カルバモイルメチル、N,N−ジメチルカルバモイルメチル、N,N−ジフェニルカルバモイルメチル、N−メチル−N−エチルカルバモイルメチル、N−メチルカルバモイルメチル、2−(N−メチルカルバモイル)エチル基等の前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び前記したフェニル基(フェニル環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基が1〜3個置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1〜2個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるカルバモイルアルキル基を例示できる。
低級アルキル基上にカルバモイル基及び低級アルコキシカルボニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるイミダゾリル低級アルキル基としては、例えば、前記したイミダゾリル低級アルキル基に加えて、1−カルバモイル−2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、1−メトキシカルボニル−2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、1−カルバモイル−1−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、1−エトキシカルボニル−1−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、1−カルバモイル−3−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]プロピル、1−n−プロポキシカルボニル−4−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ブチル、1−カルバモイル−5−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ペンチル、1−tert−ブトキシカルボニル−6−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ヘキシル基等のアルキル基上にカルバモイル基及びアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるイミダゾリルアルキル基を例示できる。
1個以上の低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基としては、例えば、アミノメチル、2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミノプロピル、4−アミノブチル、5−アミノペンチル、6−アミノヘキシル、1,1−ジメチル−2−アミノエチル、2−メチル−3−アミノプロピル、メチルアミノメチル、2−エチルアミノエチル、3−n−プロピルアミノプロピル、3−イソプロピルアミノプロピル、4−n−ブチルアミノブチル、5−n−ペンチルアミノペンチル、6−n−ヘキシルアミノヘキシル、ジメチルアミノエチル、2−ジイソプロピルアミノプロピル、3−ジイソプロピルアミノプロピル、(N−エチル−N−n−プロピルアミノ)メチル、2−(N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ)メチル基等のアミノ基上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるアミノ基が置換した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を例示できる。
2,3,4,5−テトラヒドロフラン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのある2,3,4,5−テトラヒドロフリル基としては、例えば、(2−又は3−)2,3,4,5−テトラヒドロフリル、2−オキソ−(3−、4−、又は5−)2,3,4,5−テトラヒドロフリル、3−オキソ−(2−、4−、又は5−)2,3,4,5−テトラヒドロフリル、2,5−ジオキソ−(3−又は4−)2,3,4,5−テトラヒドロフリル基等の2,3,4,5−テトラヒドロフラン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することのある2,3,4,5−テトラヒドロフリル基を例示できる。
ピロリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピロリジニル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]メチル、2−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]エチル、1−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]エチル、3−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]プロピル、4−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]ブチル、5−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]ペンチル、6−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]エチル、2−メチル−3−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]プロピル、1−エチル−[(2−又は3−)ピロリジニル]メチル、1−エチル−[(2−又は3−)ピロリジニル]メチル、2−メチル−[(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル]メチル、3−n−プロピル−[(1−、2−、4−又は5−)ピロリジニル]メチル、1−n−ブチル−[(2−又は3−)ピロリジニル]メチル、2−n−ペンチル−[(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル]メチル、1−n−ヘキシル−[(2−又は3−)ピロリジニル]メチル、1,2−ジメチル−[(3−、4−又は5−)ピロリジニル]メチル、1,2,3−トリメチル−[(4−又は5−)ピロリジニル]メチル基等のピロリジン環上に置換基として前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピロリジニルアルキル基を例示できる。
フェノキシ低級アルカノイル基としては、例えば、2−フェノキシアセチル、3−フェノキシプロピオニル、2−フェノキシプロピオニル、4−フェノキシブチリル、5−フェノキシペンタノイル、6−フェノキシヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−フェノキシプロピオニル、2−メチル−3−フェノキシプロピオニル基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるフェノキシアルカノイル基を例示できる。
モルホリノ低級アルキル基としては、例えば、[(2−、3−又は4−)モルホリノ]メチル、2−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]エチル、1−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]エチル、3−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]ブチル、5−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]エチル、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるモルホリノアルキル基を例示できる。
ピリジル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(2−,3−又は4−)ピリジル]アセチル、3−[(2−,3−又は4−)ピリジル]プロピオニル、2−[(2−,3−又は4−)ピリジル]プロピオニル、4−[(2−,3−又は4−)ピリジル]ブチリル、5−[(2−,3−又は4−)ピリジル]ペンタノイル、6−[(2−,3−又は4−)ピリジル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(2−,3−又は4−)ピリジル]プロピオニル、2−メチル−3−[(2−,3−又は4−)ピリジル]プロピオニル基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるピリジルアルカノイル基を例示できる。
チエニルカルボニル基としては、例えば、2−チエニルカルボニル、3−チエニルカルボニル基等を例示できる。
チエニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(2−又は3−)チエニル]アセチル、3−[(2−又は3−)チエニル]プロピオニル、2−[(2−又は3−)チエニル]プロピオニル、4−[(2−又は3−)チエニル]ブチリル、5−[(2−又は3−)チエニル]ペンタノイル、6−[(2−又は3−)チエニル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(2−又は3−)チエニル]プロピオニル、2−メチル−3−[(2−又は3−)チエニル]プロピオニル基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるチエニルアルカノイル基を例示できる。
シクロアルキル低級アルカノイル基としては、例えば、2−シクロプロピルアセチル、2−シクロヘキシルアセチル、3−シクロプロピルプロピオニル、2−シクロブチルプロピオニル、2−シクロペンチルアセチル、3−シクロペンチルプロピオニル、4−シクロヘキシルブチリル、5−シクロヘプチルペンタノイル、6−シクロオクチルヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−シクロヘキシルプロピオニル、2−メチル−3−シクロプロピルプロピオニル基等のアルカノイル基部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるC3-8シクロアルキルアルカノイル基を挙げることができる。
イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリルカルボニル基としては、例えば、(3−、4−又は5−)イソオキサゾリルカルボニル、[3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル]カルボニル、[3−エチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]カルボニル、[4−n−プロピル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]カルボニル、[5−n−ブチル−(3−又は4−)イソオキサゾリル]カルボニル、[3−n−ペンチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]カルボニル、[4−n−ヘキシル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]カルボニル基等のイソオキサゾール環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるイソオキサゾリルカルボニル基を例示できる。
ピラジルカルボニル基としては、例えば、2−ピラジルカルボニル基等を例示できる。
ピペリジン環上に置換基としてベンゾイル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニルカルボニル基としては、例えば、(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、[1−アセチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]カルボニル、[1−ベンゾイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]カルボニル、[2−プロピオニル−(1−、3−、5−又は6−)ピペリジニル]カルボニル、[3−ブチリル−(1−、2−、5−又は6−)ピペリジニル]カルボニル、[4−ペンタノイル−(1−、2−又は3−)ピペリジニル]カルボニル、[1−ヘキサノイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル]カルボニル、[1−アセチル−4−ベンゾイル−(2−、3−、5−又は6−)ピペリジニル]カルボニル、[1,2,4−トリアセチル−(3−、5−又は6−)ピペリジニル]カルボニル基等のピペリジン環上に置換基としてベンゾイル基及び前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基なる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるピペリジニルカルボニル基を例示できる。
クロマニルカルボニル基としては、例えば、2−クロマニルカルボニル、3−クロマニルカルボニル、4−クロマニルカルボニル、5−クロマニルカルボニル、6−クロマニルカルボニル、7−クロマニルカルボニル、8−クロマニルカルボニル基等を例示できる。
イソインドリン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるイソインドリニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]アセチル、3−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]プロピオニル、2−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]プロピオニル、4−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]ブチリル、5−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]ペンタノイル、6−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]プロピオニル、2−メチル−3−[(1−、2−、4−又は5−)イソインドリニル]プロピオニル、[1,3−ジオキソ−2−(2−、4−又は5−)イソインドリニル]アセチル、[1−オキソ−2−(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)イソインドリニル]アセチル基等のイソインドリン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することがあり、アルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるイソインドリニルアルカノイル基を例示できる。
チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基及びチオオキソ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリジニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]アセチル、3−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、4−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]ブチリル、5−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]ペンタノイル、6−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[(2−、3−、4−又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、[2−チオオキソ−4−オキソ−2−(3−又は5−)チアゾリジニル]アセチル、[2−チオオキソ−2−(3−、4−又は5−)チアゾリジニル]アセチル、[2−オキソ−2−(3−、4−又は5−)チアゾリジニル]アセチル、[2,4−ジチオオキソ−2−(3−又は5−)チアゾリジニル]アセチル、[2,4−ジオキソ−2−(3−又は5−)チアゾリジニル]アセチル基等のチアゾリジン環上に置換基としてオキソ基及びチオオキソ基なる群より選ばれた基を1〜2個有することがあり、アルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるチアゾリジニルアルカノイル基を例示できる。
ピペリジニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]アセチル、3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロピオニル、2−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロピオニル、4−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ブチリル、5−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ペンタノイル、6−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[(1−、2−、3−又は4−)ピペリジニル]プロピオニル基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるピペリジニルアルカノイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルケニルカルボニル基としては、例えば、スチリルカルボニル(慣用名:シンナモイル基)、3−フェニル−2−プロペニルカルボニル、4−フェニル−2−ブテニルカルボニル、4−フェニル−3−ブテニルカルボニル、5−フェニル−4−ペンテニルカルボニル、5−フェニル−3−ペンテニルカルボニル、6−フェニル−5−ヘキセニルカルボニル、6−フェニル−4−ヘキセニルカルボニル、6−フェニル−3−ヘキセニルカルボニル、4−フェニル−1,3−ブタジエニルカルボニル、6−フェニル−1,3,5−ヘキサトリエニルカルボニル、2−クロロスチリルカルボニル、3−(4−ブロモフェニル)−2−プロペニルカルボニル、4−(3−フルオロフェニル)−2−ブテニルカルボニル、4−(2,4−ジクロロフェニル)−3−ブテニルカルボニル、5−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−4−ペンテニルカルボニル、5−(4−ヨードフェニル)−3−ペンテニルカルボニル、6−(3−クロロフェニル)−5−ヘキセニルカルボニル、6−(4−クロロフェニル)−4−ヘキセニルカルボニル、6−(3,4−ジクロロフェニル)−3−ヘキセニルカルボニル、4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,3−ブタジエニルカルボニル、6−(2,6−ジフルオロフェニル)−1,3,5−ヘキサトリエニルカルボニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニルカルボニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル低級アルケニルカルボニル基としては、例えば、3,4−メチレンジオキシスチリルカルボニル、3−(2,3−エチレンジオキシフェニル)−2−プロペニルカルボニル、4−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)−2−ブテニルカルボニル、4−(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)−3−ブテニルカルボニル、5−(2,3−メチレンジオキシフェニル)−4−ペンテニルカルボニル、5−(3,4−エチレンジオキシフェニル)−3−ペンテニルカルボニル、6−(2,3−トリメチレンジオキシフェニル)−5−ヘキセニルカルボニル、6−(3,4−テトラメチレンジオキシフェニル)−4−ヘキセニルカルボニル、6−(2,3−メチレンジオキシフェニル)−3−ヘキセニルカルボニル、4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1,3−ブタジエニルカルボニル、6−(2,3−メチレンジオキシフェニル)−1,3,5−ヘキサトリエニルカルボニル基等のフェニル環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-4アルキレンジオキシ基を1個以上有し、アルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニルカルボニル基を例示できる。
ピリジル低級アルケニルカルボニル基としては、例えば、2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ビニルカルボニル、3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−2−プロペニルカルボニル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−2−ブテニルカルボニル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−3−ブテニルカルボニル、5−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−4−ペンテニルカルボニル、5−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−3−ペンテニルカルボニル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−5−ヘキセニルカルボニル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−4−ヘキセニルカルボニル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−3−ヘキセニルカルボニル、4−フェニル−1,3−ブタジエニルカルボニル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]−1,3,5−ヘキサトリエニルカルボニル基等のアルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するピリジルアルケニルカルボニル基を例示できる。
ピリジルチオ低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]アセチル、3−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]プロピオニル、2−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]プロピオニル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]ブチリル、5−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]ペンタノイル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]プロピオニル、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)ピリジルチオ]プロピオニル基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるピリジルチオアルカノイル基を例示できる。
インドリルカルボニル基としては、例えば、1−インドリルカルボニル、2−インドリルカルボニル、3−インドリルカルボニル、4−インドリルカルボニル、5−インドリルカルボニル、6−インドリルカルボニル、7−インドリルカルボニル基を例示できる。
ピロリルカルボニル基としては、例えば、2−ピロリルカルボニル、3−ピロリルカルボニル基を例示できる。
ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニルカルボニル基としては、例えば、(1−、2−又は3−)ピロリジニルカルボニル、2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニル、3−オキソ−(1−、2−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニル、2,5−ジオキソ−(1−又は3−)ピロリジニルカルボニル、2,3−ジオキソ−(1−、4−又は5−)ピロリジニルカルボニル基等のピロリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することのあるピロリジニルカルボニル基を例示できる。
ベンゾフリルカルボニル基としては、例えば、2−ベンゾフリルカルボニル、3−ベンゾフリルカルボニル、4−ベンゾフリルカルボニル、5−ベンゾフリルカルボニル、6−ベンゾフリルカルボニル、7−ベンゾフリルカルボニル基等を例示できる。
インドリル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]アセチル、3−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]プロピオニル、2−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]プロピオニル、4−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]ブチリル、5−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]ペンタノイル、6−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]プロピオニル、2−メチル−3−[(1−、2−、3−、4−、5−、6−又は7−)インドリル]プロピオニル基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるインドリルアルカノイル基を例示できる。
ベンゾチエニルカルボニル基としては、例えば、2−ベンゾチエニルカルボニル、3−ベンゾチエニルカルボニル、4−ベンゾチエニルカルボニル、5−ベンゾチエニルカルボニル、6−ベンゾチエニルカルボニル、7−ベンゾチエニルカルボニル基等を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニル、2−フェニルプロピオニル、4−フェニルブチリル、5−フェニルペンタノイル、6−フェニルヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−フェニルプロピオニル、2−メチル−3−フェニルプロピオニル、2−(4−フルオロフェニル)アセチル、3−(2,5−ジフルオロフェニル)プロピオニル、2−(2,4−ジフルオロフェニル)プロピオニル、4−(3,4−ジフルオロフェニル)ブチリル、5−(3,5−ジフルオロフェニル)ペンタノイル、6−(2,6−ジフルオロフェニル)ヘキサノイル、2−(2−クロロフェニル)アセチル、3−(3−クロロフェニル)プロピオニル、2−(4−クロロフェニル)プロピオニル、4−(2,3−ジクロロフェニル)プロピオニル、5−(2,4−ジクロロフェニル)ペンタノイル、6−(2,5−ジクロロフェニル)ヘキサノイル、2−(3,4−ジクロロフェニル)アセチル、3−(2,6−ジクロロフェニル)プロピオニル、2−(3−フルオロフェニル)プロピオニル、4−(2−フルオロフェニル)ブチリル、5−(3−ブロモフェニル)ペンタノイル、6−(4−ヨードフェニル)ヘキサノイル、2−(2−ブロモフェニル)アセチル、3−(4−ブロモフェニル)プロピオニル、2−(3,5−ジクロロフェニル)プロピオニル、4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ブチリル、5−(3,4−ジフルオロフェニル)ペンタノイル、6−(2−ヨードフェニル)ヘキサノイル、2−(3−ヨードフェニル)アセチル、3−(4−ヨードフェニル)プロピオニル、2−(2,3−ジブロモフェニル)プロピオニル、4−(2,4−ジヨードフェニル)ブチリル、2−(2,4,6−トリクロロフェニル)アセチル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるフェニルアルカノイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基;シアノ基;ニトロ基;1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基;水酸基;カルボキシ基;低級アルコキシカルボニル低級アルキル基;ハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニルスルホニル基としては、例えば、フェニルスルホニル、4−メトキシフェニルスルホニル、3−メトキシフェニルスルホニル、2−メトキシフェニルスルホニル、2−トリフルオロメトキシフェニルスルホニル、3−トリフルオロメトキシフェニルスルホニル、4−トリフルオロメトキシフェニルスルホニル、3,4−ジメトキシフェニルスルホニル、2,5−ジメトキシフェニルスルホニル、2,4,6−トリメトキシフェニルスルホニル、4−n−ブトキシフェニルスルホニル、2−メトキシ−5−クロロフェニルスルホニル、2−メトキシ−5−メチルフェニルスルホニル、2−メトキシ−4−メチルフェニルスルホニル、4−クロロフェニルスルホニル、3−クロロフェニルスルホニル、2−クロロフェニルスルホニル、4−フルオロフェニルスルホニル、3−フルオロフェニルスルホニル、2−フルオロフェニルスルホニル、4−ブロモフェニルスルホニル、3−ブロモフェニルスルホニル、2−ブロモフェニルスルホニル、2,6−ジクロロフェニルスルホニル、2,3−ジクロロフェニルスルホニル、2,5−ジクロロフェニルスルホニル、2,4−ジクロロフェニルスルホニル、3,4−ジクロロフェニルスルホニル、3,5−ジクロロフェニルスルホニル、2−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル、2−ブロモ−5−クロロフェニルスルホニル、2,5−ジフルオロフェニルスルホニル、2,4−ジフルオロフェニルスルホニル、2,6−ジフルオロフェニルスルホニル、3,4−ジフルオロフェニルスルホニル、2,4−ジクロロ−5−メチルフェニルスルホニル、2,4,5−トリフルオロフェニルスルホニル、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニルスルホニル、3−クロロ−4−フルオロフェニルスルホニル、2−クロロ−6−メチルフェニルスルホニル、2,4−ジクロロ−6−メチルフェニルスルホニル、2−メチル−3−クロロフェニルスルホニル、2−メチル−3−クロロフェニルスルホニル、4−メチル−3−クロロフェニルスルホニル、2−メチル−5−フルオロフェニルスルホニル、2−メチル−4−ブロモフェニルスルホニル、2−フルオロ−4−ブロモフェニルスルホニル、2,5−ジメチル−4−クロロフェニルスルホニル、2−メチルフェニルスルホニル、3−メチルフェニルスルホニル、4−メチルフェニルスルホニル、2,5−ジメチルフェニルスルホニル、2,4,6−トリメチルフェニルスルホニル、2,3,6−トリメチル−4−メトキシフェニルスルホニル、4−tert−ブチルフェニルスルホニル、4−エチルフェニルスルホニル、4−イソプロピルフェニルスルホニル、2−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、3−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、4−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、2−メトキシカルボニルフェニルスルホニル、2−シアノフェニルスルホニル、3−シアノフェニルスルホニル、4−シアノフェニルスルホニル、3−ニトロフェニルスルホニル、2−ニトロフェニルスルホニル、4−ニトロフェニルスルホニル、3−ニトロ−4−メチルフェニルスルホニル、3−ニトロ−6−メチルフェニルスルホニル、3−ニトロ−6−クロロフェニルスルホニル、2−クロロ−4−シアノフェニルスルホニル、4−アセチルアミノフェニルスルホニル、3−クロロ−4−アセチルアミノフェニルスルホニル、2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニルスルホニル、2−ヒドロキシフェニルスルホニル、3−ヒドロキシフェニルスルホニル、4−ヒドロキシフェニルスルホニル、2−ニトロ−4−メトキシフェニルスルホニル、3−カルボキシフェニルスルホニル、4−カルボキシフェニルスルホニル、2−カルボキシフェニルスルホニル、4−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニルスルホニル、3−カルボキシ−4−ヒドロキシフェニルスルホニル、3−アミノフェニルスルホニル、2−アミノフェニルスルホニル、4−アミノフェニルスルホニル基等のフェニル環上に置換基として、前記したアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニル基;シアノ基;ニトロ基;前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基を1〜2個有することのあるアミノ基;水酸基;カルボキシ基;前記したアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるアルコキシカルボニルアルキル基;ハロゲン原子;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;及び前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基なる群から選ばれた基を1〜5個有することのあるフェニルスルホニル基を例示できる。
チオフェン環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルコキシカルボニル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチエニルスルホニル基としては、例えば、(2−又は3−)チエニルスルホニル、[2−クロロ−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[2,3−ジクロロ−(4−又は5−)チエニル]スルホニル、[2,5−ジクロロ−(3−又は4−)チエニル]スルホニル、[2−ブロモ−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[2−フルオロ−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、(2,3,4−トリクロロ−5−チエニル)スルホニル、[2−メトキシカルボニル−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[3−エトキシカルボニル−(2−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[3−n−プロポキシカルボニル−(2−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[2−tert−ブトキシカルボニル−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[2−n−ペンチルオキシカルボニル−(3−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[3−n−ヘキシルオキシカルボニル−(2−、4−又は5−)チエニル]スルホニル、[2,3−ジメトキシカルボニル−(4−又は5−)チエニル]スルホニル、[2−クロロ−3−メトキシカルボニル−(4−又は5−)チエニル]スルホニル基等のチオフェン環上に置換基としてハロゲン原子及び前記したアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるアルコキシカルボニル基なる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるチエニルスルホニル基を例示できる。
キノリルスルホニル基としては、例えば、2−キノリルスルホニル、3−キノリルスルホニル、4−キノリルスルホニル、5−キノリルスルホニル、6−キノリルスルホニル、7−キノリルスルホニル、8−キノリルスルホニル基等を例示できる。
イミダゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイミダゾリルスルホニル基としては、例えば、(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリルスルホニル、[1−メチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]スルホニル、[2−エチル−(1−、4−又は5−)イミダゾリル]スルホニル、[1−イソプロピル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]スルホニル、[4−n−ブチル−(1−、2−又は5−)イミダゾリル]スルホニル、[5−n−ペンチル−(1−、2−又は4−)イミダゾリル]スルホニル、[1−n−ヘキシル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]スルホニル、[1,2−ジメチル−(4−又は5−)イミダゾリル]スルホニル、(1,2,4−トリメチル−5−イミダゾリル)スルホニル基等のイミダゾール環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるイミダゾリルスルホニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有するフェニルスルホニル基としては、例えば、(3,4−エチレンジオキシフェニル)スルホニル、(2,3−メチレンジオキシフェニル)スルホニル、(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)スルホニル、(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)スルホニル基等のフェニル環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-4アルキレンジオキシ基を1〜3個有するフェニルスルホニル基を例示できる。
低級アルケニルスルホニル基としては、例えば、ビニルスルホニル、1−プロペニルスルホニル、1−メチル−1−プロぺニルスルホニル、2−メチル−1−プロペニルスルホニル、2−プロペニルスルホニル、2−ブテニルスルホニル、1−ブテニルスルホニル、3−ブテニルスルホニル、2−ペンテニルスルホニル、1−ペンテニルスルホニル、3−ペンテニルスルホニル、4−ペンテニルスルホニル、1,3−ブタジエニルスルホニル、1,3−ペンタジエニルスルホニル、2−ペンテン−4−イニルスルホニル、2−ヘキセニルスルホニル、1−ヘキセニルスルホニル、5−へキセニルスルホニル、3−ヘキセニルスルホニル、4−へキセニルスルホニル、3,3−ジメチル−1−プロペニルスルホニル、2−エチル−1−プロペニルスルホニル、1,3,5−ヘキサトリエニルスルホニル、1,3−ヘキサジエニルスルホニル、1,4−ヘキサジエニルスルホニル基等の二重結合を1〜3個有する直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニルスルホニル基を例示できる。
シクロアルキル低級アルキルスルホニル基としては、例えば、シクロプロピルメチルスルホニル、シクロヘキシルメチルスルホニル、2−シクロプロピルエチルスルホニル、1−シクロブチルエチルスルホニル、シクロペンチルメチルスルホニル、3−シクロペンチルプロピルスルホニル、4−シクロヘキシルブチルスルホニル、5−シクロヘプチルペンチルスルホニル、6−シクロオクチルヘキシルスルホニル、1,1−ジメチル−2−シクロヘキシルエチルスルホニル、2−メチル−3−シクロプロピルプロピルスルホニル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、C3-8シクロアルキル基が置換したアルキルスルホニル基を挙げることができる。
3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのある3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニルスルホニル基としては、例えば、(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニルスルホニル、[4−メチル−(2−、3−、5−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[5−エチル−(2−、3−、4−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[6−n−プロピル−(2−、3−、4−、5−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[7−n−ブチル−(2−、3−、5−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[8−n−ペンチル−(2−、3−、5−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[2−n−ヘキシル−(3−、4−、5−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[3−メチル−(2−、4−、5−、6−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[4,6−ジメチル−(2−、3−、5−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル、[4,5,6−トリメチル−(2−、3−、7−又は8−)3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニル]スルホニル基等の3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン環上に置換基として前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのある3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニルスルホニル基を例示できる。
ピラゾール環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルキル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピラゾリルスルホニル基としては、例えば、(1−、3−、4−又は5−)ピラゾリルスルホニル、(1,3−ジメチル−5−クロロ−4−ピラゾリル)スルホニル、[1−エチル−(3−、4−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、[3−n−プロピル−(1−、4−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、[4−n−ブチル−(3−、4−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、[5−n−ペンチル−(1−、3−又は4−)ピラゾリル]スルホニル、[1−n−ヘキシル−(3−、4−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、[1,3−ジメチル−(4−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、(1,3,5−トリメチル−4−ピラゾリル)スルホニル、[3−ブロモ−(1−、4−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、[4−フルオロ−(1−、3−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、[5−ヨード−(1−、3−又は4−)ピラゾリル]スルホニル、[3,4−ジクロロ−(1−又は5−)ピラゾリル]スルホニル、(3,4,5−トリクロロ−4−ピラゾリル)スルホニル基等のピラゾール環上に置換基としてハロゲン原子及び前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるピラゾリルスルホニル基を例示できる。
イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリルスルホニル基としては、例えば、(3−、4−又は5−)イソオキサゾリルスルホニル、(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル)スルホニル、[3−メチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]スルホニル、[3−エチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]スルホニル、[4−n−プロピル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]スルホニル、[5−n−ブチル−(3−又は4−)イソオキサゾリル]スルホニル、[3−n−ペンチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル]スルホニル、[4−n−ヘキシル−(3−又は5−)イソオキサゾリル]スルホニル基等のイソオキサゾール環上に置換基として前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるイソオキサゾリルスルホニル基を例示できる。
チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及び1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基を有することのあるチアゾリルスルホニル基としては、例えば、(2−、4−又は5−)チアゾリルスルホニル、(2−アセチルアミノ−4−メチル−5−チアゾリル)スルホニル、[2−エチル−(4−又は5−)チアゾリル]スルホニル、[4−n−プロピル−(2−又は5−)チアゾリル]スルホニル、[5−n−ブチル−(2−又は4−)チアゾリル]スルホニル、[2−n−ペンチル−(4−又は5−)チアゾリル]スルホニル、[4−n−ヘキシル−(2−又は5−)チアゾリル]スルホニル、(2,4−ジメチル−5−チアゾリル)スルホニル、[2−アミノ−(4−又は5−)チアゾリル]スルホニル、[2−ホルミルアミノ−(4−又は5−)チアゾリル]スルホニル、[4−n−プロピオニルアミノ−(2−又は5−)チアゾリル]スルホニル、[5−n−ブチリルアミノ−(2−又は4−)チアゾリル]スルホニル、[2−n−ペンタノイルアミノ−(4−又は5−)チアゾリル]スルホニル、[4−n−ヘキサノイルアミノ−(2−又は5−)チアゾリル]スルホニル、(2,4−ジアセチル−5−チアゾリル)スルホニル、[2−(N,N−ジアセチルアミノ)−(4−又は5−)チアゾリル]スルホニル基等のチアゾール環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基並びに前記した直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基を1〜2個有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1〜2個有することのあるチアゾリルスルホニル基を例示できる。
フェニル低級アルキルスルホニル基としては、例えば、ベンジルスルホニル、1−フェネチルスルホニル、2−フェネチルスルホニル、3−フェニルプロピルスルホニル、2−フェニルプロピルスルホニル、4−フェニルブチルスルホニル、5−フェニルペンチルスルホニル、4−フェニルペンチルスルホニル、6−フェニルヘキシルスルホニル、2−メチル−3−フェニルプロピルスルホニル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチルスルホニル、1,1−ジメチル−1−フェニルメチルスルホニル、1,1−ジフェニルメチルスルホニル、2,2−ジフェニルエチルスルホニル、3,3−ジフェニルプロピルスルホニル、1,2−ジフェニルエチルスルホニル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるモノ−及びジ−フェニルアルキル基を例示できる。
フェニル低級アルケニルスルホニル基としては、例えば、スチリルスルホニル、3−フェニル−2−プロペニルスルホニル、4−フェニル−2−ブテニルスルホニル、4−フェニル−3−ブテニルスルホニル、5−フェニル−4−ペンテニルスルホニル、5−フェニル−3−ペンテニルスルホニル、6−フェニル−5−ヘキセニルスルホニル、6−フェニル−4−ヘキセニルスルホニル、6−フェニル−3−ヘキセニルスルホニル、4−フェニル−1,3−ブタジエニルスルホニル、6−フェニル−1,3,5−ヘキサトリエニルスルホニル、2−クロロスチリルスルホニル、3−(4−ブロモフェニル)−2−プロペニルスルホニル、4−(3−フルオロフェニル)−2−ブテニルスルホニル、4−(2,4−ジクロロフェニル)−3−ブテニルスルホニル、5−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−4−ペンテニルスルホニル、5−(4−ヨードフェニル)−3−ペンテニルスルホニル、6−(3−クロロフェニル)−5−ヘキセニルスルホニル、6−(4−クロロフェニル)−4−ヘキセニルスルホニル、6−(3,4−ジクロロフェニル)−3−ヘキセニルスルホニル、4−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1,3−ブタジエニルスルホニル、6−(2,6−ジフルオロフェニル)−1,3,5−ヘキサトリエニルスルホニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニルスルホニル基を例示できる。
ナフチルオキシカルボニル基としては、例えば、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニル基等を例示できる。
低級アルキニルオキシカルボニル基としては、例えば、エチニルオキシカルボニル、2−プロピニルオキシカルボニル、2−ブチニルオキシカルボニル、3−ブチニルオキシカルボニル、1−メチル−2−プロピニルオキシカルボニル、2−ペンチニルオキシカルボニル、2−ヘキシニルオキシカルボニル基等のアルキニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルキニル基であるアルキニルオキシカルボニル基を例示できる。
低級アルケニルオキシカルボニル基としては、例えば、ビニルオキシカルボニル、1−プロペニルオキシカルボニル、1−メチル−1−プロぺニルオキシカルボニル、2−メチル−1−プロペニルオキシカルボニル、2−プロペニルオキシカルボニル、2−ブテニルオキシカルボニル、1−ブテニルオキシカルボニル、3−ブテニルオキシカルボニル、2−ペンテニルオキシカルボニル、1−ペンテニルオキシカルボニル、3−ペンテニルオキシカルボニル、4−ペンテニルオキシカルボニル、1,3−ブタジエニルオキシカルボニル、1,3−ペンタジエニルオキシカルボニル、2−ペンテン−4−イニルオキシカルボニル、2−ヘキセニルオキシカルボニル、1−ヘキセニルオキシカルボニル、5−へキセニルオキシカルボニル、3−ヘキセニルオキシカルボニル、4−へキセニルオキシカルボニル、3,3−ジメチル−1−プロペニルオキシカルボニル、2−エチル−1−プロペニルオキシカルボニル、1,3,5−ヘキサトリエニルオキシカルボニル、1,3−ヘキサジエニルオキシカルボニル、1,4−ヘキサジエニルオキシカルボニル基等の二重結合を1〜3個有し、アルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であるアルケニルオキシカルボニル基を例示できる。
フェニル低級アルコキシ置換低級アルコキシカルボニル基としては、例えば、フェニルメトキシメトキシカルボニル、2−(フェニルメトキシ)エトキシカルボニル、1−(フェニルメトキシ)エトキシカルボニル、3−(フェニルメトキシ)プロポキシカルボニル、4−(フェニルメトキシ)ブトキシカルボニル、5−(フェニルメトキシ)ペンチルオキシカルボニル、6−(フェニルメトキシ)ヘキシルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−(フェニルメトキシ)エトキシカルボニル、2−メチル−3−(フェニルメトキシ)プロポキシカルボニル、1−(2−フェニルエトキシ)エトキシカルボニル、2−(1−フェニルエトキシ)エトキシカルボニル、3−(3−フェニルプロポキシ)プロポキシカルボニル、4−(4−フェニルブトキシ)ブトキシカルボニル、5−(5−フェニルペンチルオキシ)ペンチルオキシカルボニル、6−(6−フェニルヘキシルオキシ)ヘキシルオキシカルボニル、(1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシ)メトキシカルボニル、3−(2−メチル−3−フェニルプロポキシ)プロポキシカルボニル基等の2つのアルコキシ部分が共に直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ置換アルコキシカルボニル基を例示できる。
シクロアルキル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるシクロアルキルオキシカルボニル基としては、例えば、シクロプロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカルボニル、シクロペンチルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル、シクロヘプチルオキシカルボニル、シクロオクチルオキシカルボニル、3−メチル−6−イソプロピルシクロヘキシルオキシカルボニル、2−エチルシクロプロピルオキシカルボニル、2−n−プロピルシクロブチルオキシカルボニル、3−n−ブチルシクロヘプチルオキシカルボニル、3−n−ペンチルシクロオクチルオキシカルボニル、2−メチルシクロペンチルオキシカルボニル、2,3、6−トリメチルシクロヘキシルオキシカルボニル基等のシクロアルキル環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することがあり、シクロアルキル部分がC3-8シクロアルキル基であるシクロアルキルオキシカルボニル基を挙げることができる。
イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリル基としては、例えば、(3−、4−又は5−)イソオキサゾリル、5−メチル−(3−又は4−)イソオキサゾリル、3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル、3−エチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル、4−n−プロピル−(3−又は5−)イソオキサゾリル、5−n−ブチル−(3−又は4−)イソオキサゾリル、3−n−ペンチル−(4−又は5−)イソオキサゾリル、4−n−ヘキシル−(3−又は5−)イソオキサゾリル基等のイソオキサゾール環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有することのあるイソオキサゾリル基を例示できる。
6及びR7が、これらが結合する窒素原子と共に他のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環としては、例えば、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ホモピペラジン、ホモピペリジン、イミダゾリジン、チアゾリジン、イソチアゾリジン、オキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソチアゾリジン、ピラゾリジン等の、R6及びR7が結合する窒素原子と共に酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を介しもしくは介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;シアノ基;及び水酸基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基としては、例えば、フェニル、4−イソプロピルフェニル、3−イソプロピルフェニル、2−イソプロピルフェニル、4−tert−ブチルフェニル、4−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−メチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、4−メチル−3−メトキシフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、4−メチル−3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,4,5−トリクロロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、2−クロロ−5−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル、4−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、2−メトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、2,4,6−トリメトキシフェニル、2−メトキシ−5−クロロフェニル、4−エトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、3−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、3−ヒドロキシフェニル、2−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;シアノ基;及び水酸基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、4−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−フェニルプロピル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、1,1−ジフェニルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3,3−ジフェニルプロピル、1,2−ジフェニルエチル、4−クロロベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、2−フルオロベンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベンジル、2,3−ジクロロベンジル、2,4,6−トリフルオロベンジル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるモノ−及びジ−フェニルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシ基としては、例えば、ベンジルオキシ、2−フェニルエトキシ、1−フェニルエトキシ、3−フェニルプロポキシ、4−フェニルブトキシ、5−フェニルペンチルオキシ、6−フェニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシ、2−メチル−3−フェニルプロポキシ、4−クロロベンジルオキシ、2−クロロベンジルオキシ、3−クロロベンジルオキシ、2−フルオロベンジルオキシ、3−フルオロベンジルオキシ、4−フルオロベンジルオキシ、2,4−ジブロモベンジルオキシ、2,4,6−トリフルオロベンジルオキシ基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基を例示できる。
フェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるカルバモイル低級アルキル基としては、例えば、カルバモイルメチル、2−カルバモイルエチル、1−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピル、4−カルバモイルブチル、5−カルバモイルペンチル、6−カルバモイルヘキシル、1,1−ジメチル−2−カルバモイルエチル、2−メチル−3−カルバモイルプロピル、2−(N−メチル−N−フェニルカルバモイル)エチル、N−フェニルカルバモイルメチル、2−(N,N−ジメチルカルバモイル)エチル、3−(N−フェニルカルバモイル)プロピル、2−(N−エチル−N−フェニルカルバモイル)エチル、N,N−ジメチルカルバモイルメチル、N−メチル−N−エチルカルバモイルメチル、N−メチルカルバモイルメチル、2−(N−メチルカルバモイル)エチル基等のフェニル基及び前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるカルバモイルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキリデン基としては、例えば、フェニルメチリデン、フェニルエチリデン、フェニルプロピリデン、フェニルイソプロピリデン、フェニルブチリデン、フェニルペンチリデン、フェニルヘキシリデン、2−クロロフェニルメチリデン、3−クロロフェニルメチリデン、4−クロロフェニルメチリデン、2−フルオロフェニルメチリデン、3−フルオロフェニルメチリデン、4−フルオロフェニルメチリデン、2−ブロモフェニルメチリデン、3−ブロモフェニルメチリデン、4−ブロモフェニルメチリデン、2−ヨードフェニルメチリデン、2,3−ジクロロフェニルメチリデン、2,4−ジフルオロフェニルメチリデン、2,4,6−トリクロロフェニルメチリデン、2,3,5−トリフルオロフェニルメチリデン、2−フルオロ−4−クロロフェニルメチリデン基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルキリデン部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキリデン基であるフェニルアルキリデン基を例示できる。
フェニル低級アルコキシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、2−フェニルエトキシカルボニル、1−フェニルエトキシカルボニル、3−フェニルプロポキシカルボニル、4−フェニルブトキシカルボニル、5−フェニルペンチルオキシカルボニル、6−フェニルヘキシルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシカルボニル、2−メチル−3−フェニルプロポキシカルボニル基等のアルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシカルボニル基を例示できる。
ピリジン環上に置換基としてシアノ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピリジル、2−メチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、3−メチル−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル、4−メチル−(2−又は3−)ピリジル、2−シアノ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル、3−シアノ−(2−、4−、5−又は6−)ピリジル、4−シアノ−(2−又は3−)ピリジル、2,3−ジメチル−(4−、5−又は6−)ピリジル、3,4,5−トリメチル−(2−又は6−)ピリジル、2,4−ジシアノ−(3−、5−又は6−)ピリジル、2,4,5−トリシアノ−(3−又は6−)ピリジル、2−メチル−4−シアノ−(3−、5−又は6−)ピリジル基等のピリジン環上に置換基としてシアノ基及び前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル基を例示できる。
1,3−ジオキソラニル低級アルキル基としては、例えば、[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]メチル、2−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]エチル、1−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]エチル、3−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]プロピル、4−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]エチル、5−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]ペンチル、6−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]ヘキシル、1−[(2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]イソプロピル、2−メチル−3−[(1−、2−又は4−)1,3−ジオキソラニル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基である1,3−ジオキソラニルアルキル基を例示できる。
8及びR9が、これらが結合する窒素原子と共に他のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して形成される5又は6員の飽和複素環としては、例えば、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、イミダゾリジン、チアゾリジン、イソチアゾリジン、オキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソチアゾリジン、ピラゾリジン、パーヒドロアゼピン、パーヒドロアゾシン等の、R8及びR9が結合する窒素原子と共に酸素原子、窒素原子及び硫黄原子なる群から選ばれたヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して形成される5又は6員の飽和複素環を例示できる。
ピラジン環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル基としては、例えば、ピラジン環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル基を挙げることができる。
8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基上に1個以上のフェノキシ基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのある8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基としては、例えば、8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基上に1〜3個のフェノキシ基(フェニル環上に1〜3個のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのある8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基を挙げることができる。
11及びR12又はR13及びR14が、これらが結合する窒素原子と共に他のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して形成される5又は6員の飽和複素環としては、例えば、ピロリジン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、イミダゾリジン、チアゾリジン、イソチアゾリジン、オキサゾリジン、イソオキサゾリジン、イソチアゾリジン、ピラゾリジン等の、R11及びR12又はR13及びR14が結合する窒素原子と共に酸素原子、窒素原子及び硫黄原子なる群から選ばれたヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して形成される5又は6員の飽和複素環を例示できる。
フェニル環上に置換基として、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルキルチオ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;フェニル基;低級アルキルアミノ基;シアノ基;フェノキシ基;シクロアルキル基;1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル基;1個以上の低級アルキル基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基;1個以上の低級アルキル基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニルカルボニル基;1個以上のフェニル基を有することのあるチアゾリル基;カルバモイル基;フェニル低級アルコキシ基;低級アルキルスルホニルアミノ基;1個以上のハロゲン原子を有することのあるアニリノ基;フェニル低級アルキル基;及び水酸基置換低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)トリフルオロメチルフェニル、(2−、3−又は4−)メチルチオフェニル、(2−、3−又は4−)トリフルオロメトキシフェニル、(2−、3−又は4−)エチルフェニル、(2−、3−又は4−)プロピルフェニル、(2−、3−又は4−)ブチルフェニル、(2−、3−又は4−)ペンチルフェニル、(2−、3−又は4−)ヘキシルフェニル、(2−、3−又は4−)イソプロピルフェニル、(2−、3−又は4−)クロロフェニル、(2−、3−又は4−)フルオロフェニル、(2−、3−又は4−)フェニルフェニル、(2−、3−又は4−)ジメチルアミノフェニル、(2−、3−又は4−)シアノフェニル、(2−、3−又は4−)フェニルオキシフェニル、(3,4−、2,3−、2,6−又は3,5−)ジメチルフェニル、(3,4−、2,3−、2,6−又は3,5−)ジフルオロフェニル、2−クロロ−4−メチルフェニル、(2−、3−又は4−)シクロヘキシルフェニル、(2−、3−又は4−)ベンジルオキシフェニル、(2−、3−又は4−)メチルスルホニルアミノフェニル、(2−、3−又は4−)アニリノフェニル、(3,4−、2,3−、2,6−又は3,5−)ジメトキシフェニル、3−クロロ−4−メトキシフェニル、3−クロロ−4−メチルフェニル、3−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル、2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル、2−クロロ−6−シアノフェニル、2−クロロ−5−カルバモイルフェニル、(2−、3−又は4−)フェニルメチルフェニル、(2−、3−又は4−)ピロリジニルフェニル、(2−、3−又は4−)[(1−、2−、3−又は4−)(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル)]フェニル、(2−、3−又は4−)[(1−、2−、3−又は4−)(6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル)]フェニル、(2−、3−又は4−)(4−フルオロアニリノ)フェニル、(2−、3−又は4−)[4−メチル−1−(1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニル)カルボニル]フェニル、(2−、3−又は4−)[(4−又は5−)フェニルチアゾリル−2−イル]フェニル基等のフェニル環上に置換基として、ハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルチオ基;ハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;ハロゲン原子;フェニル基;直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有するアミノ基;シアノ基;フェノキシ基;C3-8シクロアルキル基;オキソ基を1〜2個有することのあるピロリジニル基;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル基;直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基;直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニルカルボニル基;フェニル基を1〜3個有することのあるチアゾリル基;カルバモイル基;アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基;直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルスルホニルアミノ基;ハロゲン原子を1〜3個有することのあるアニリノ基;アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルアルキル基;及び水酸基を1〜3個有する直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニル基を挙げることができる。
フェニル環上に置換基として、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、4−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−フェニルプロピル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、1,1−ジフェニルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3,3−ジフェニルプロピル、1,2−ジフェニルエチル、4−クロロベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベンジル、(2−又は4−)ブロモベンジル、2,3−ジクロロベンジル、2,4−ジクロロベンジル、3−クロロー4−フルオロベンジル、2,4,6−トリフルオロベンジル、3−トリフルオロメチルベンジル、4−トリフルオロメチルベンジル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、4−tert−ブチルベンジル、2,4−ジメチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、2−フェニルベンジル、3−フェニルベンジル、4−フェニルベンジル、2,4−ジフェニルベンジル、2,4,6−トリフェニルベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、3−トリフルオロメトキシベンジル、4−トリフルオロメトキシベンジル、3−クロロ−4−ジフルオロメトキシベンジル、4−クロロ−3−トリフルオロメチルベンジル、2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、2−(4−メトキシフェニル)エチル、2−(2−メトキシフェニル)エチル、2−(4−クロロフェニル)エチル基等の、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、フェニル環上に置換基として、ハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;ハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;ハロゲン原子;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニルアルキル基を挙げることができる。
低級アルキル置換アミノ低級アルキル基としては、例えば、N−メチルアミノメチル、N,N−ジエチルアミノメチル、N,N−ジ−n−プロピルアミノエチル、N,N−ジイソプロピルアミノエチル、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル、4−(N,N−ジメチルアミノ)ブチル、5−(N,N−ジメチルアミノ)ペンチル、6−(N,N−ジメチルアミノ)ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、アミノ基上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜2個有するアミノアルキル基を例示できる。
ピラジン環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるピラジニル低級アルキル基としては、(2−又は3−)ピラジニルメチル、(1−又は2−)(2−又は3−)ピラジニルエチル、3−(2−又は3−)ピラジニルプロピル、4−(2−又は3−)ピラジニルブチル、5−(2−又は3−)ピラジニルペンチル、6−(2−又は3−)ピラジニルヘキシル、2−メチル−5−ピラジニルメチル、(1−又は2−)(2−メチル−5−ピラジニル)エチル、3−(2−メチル−5−ピラジニル)プロピル、4−(2−エチル−5−ピラジニル)ブチル、5−(2−エチル−5−ピラジニル)ペンチル、6−(2−メチル−5−ピラジニル)ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、ピラジン環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるピラジニルアルキル基を挙げることができる。
ピラゾール環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるピラゾリル低級アルキル基としては、例えば、(3−、4−又は5−)ピラゾリルメチル、(1−又は2−)(3−、4−又は5−)ピラゾリルエチル、3−(3−、4−又は5−)ピラゾリルプロピル、4−(3−、4−又は5−)ピラゾリルブチル、5−(3−、4−又は5−)ピラゾリルペンチル、6−(3−、4−又は5−)ピラゾリルヘキシル、[1−メチル−(3−、4−又は5−)ピラゾリル]メチル、[1,5−ジメチル−(3−又は4−)ピラゾリル]メチル、[1,5−ジメチル−(3−又は4−)ピラゾリル]エチル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、ピラゾール環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるピラゾリルアルキル基を挙げることができる。
ピペリジン環上に置換基として、低級アルキル基;ベンゾイル基;並びにフェニル環上にハロゲン原子及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有していてもよいピペリジニル基としては、例えば、N−メチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、N−エチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、N−n−プロピル−(2−、3−、又は4−)ピペリジニル、N−ベンゾイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニル、1−ベンジル−4−ピペリジニル、1−フェニルエチル−4−ピペリジニル、1−(2−、3−、又は4−)クロロフェニルメチル−4−ピペリジニル、1−(2−、3−、又は4−)メチルフェニルメチル−4−ピペリジニル、1,2,3−トリメチル−(4−、5−又は6−)ピペリジニル、1−ベンジル−3−メチル−(2−、4−、5−又は6−)ピペリジニル、1−ベンゾイル−2−ベンジル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニル基等のピペリジン環上に置換基として、直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;ベンゾイル基;並びにアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であり、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニルアルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有していてもよいピペリジニル基を挙げることができる。
1個以上の低級アルキル基を有することのある3,4−ジヒドロカルボスチリル基としては、例えば、3,4−ジヒドロ−(5−、6−、7−又は8−)カルボスチリル、(6−、7−又は8−)メチル−3,4−ジヒドロ−5−カルボスチリル基等の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのある3,4−ジヒドロカルボスチリル基を挙げることができる。
1個以上の低級アルキル基を有することのあるキノリル基としては、例えば、(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)キノリル基、2−メチル−4−キノリル基等の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるキノリル基を挙げることができる。
1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバゾリル基としては、N−メチル−(2−、3−、4−又は5−)カルバゾリル、N−エチル−(2−、3−、4−又は5−)カルバゾリル基等の直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することのあるカルバゾリル基を挙げることができる。
フェニル低級アルキルカルバモイル低級アルキル基としては、例えば、フェニルメチルカルバモイルメチル、(1−又は2−)フェニルエチルカルバモイルメチル、(1−又は2−)フェニルエチルカルバモイルエチル、3−(2−フェニルエチルカルバモイル)プロピル、4−(2−フェニルエチルカルバモイル)ブチル、5−(2−フェニルエチルカルバモイル)ペンチル、6−(2−フェニルエチルカルバモイル)ヘキシル基等の2つのアルキル部分がそれぞれ直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルアルキルカルバモイルアルキル基が挙げられる。
フェニルカルバモイル低級アルキル基としては、例えば、フェニルカルバモイルメチル、(1−又は2−)フェニルカルバモイルエチル、3−(フェニルカルバモイル)プロピル、
4−(フェニルカルバモイル)ブチル、5−(フェニルカルバモイル)ペンチル、6−(フェニルカルバモイル)ヘキシル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるフェニルカルバモイルアルキル基を挙げることができる。
フェニル環上に1個以上の低級アルコキシ基(置換基として1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのあるアニリノ基としては、例えば、(2−、3−又は4−)クロロメトキシアニリノ、(2−、3−又は4−)トリフルオロメトキシアニリノ基等のフェニル環上に直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基(置換基としてハロゲン原子を1〜3個有していてもよい)を1〜3個有することのあるアニリノ基を挙げることができる。
アミノ基上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有し、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有するアニリノ基としては、例えば、N−メチル−(2−、3−又は4−)クロロアニリノ、N−エチル−(2−、3−又は4−)クロロアニリノ、N−メチル−(2−、3−又は4−)ブロモアニリノ、N−メチル−(2−、3−又は4−)フルオロアニリノ、N−エチル−(2−、3−又は4−)ヨードアニリノ、N−n−プロピル−(2−、3−又は4−)クロロアニリノ基等のアミノ基上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有し、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有するアニリノ基を挙げることができる。
8及びR9が、これらが結合する窒素原子と共に互いに結合して形成される5又は6員の不飽和複素環としては、例えば、(2−又は3−)ピロリン、1、2−ジヒドロピリジン、2,3−ジヒドロピリジン、1、2,3,4−テトラヒドロピリジン、1、2,5,6−テトラヒドロピリジン等が挙げられる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;フェニル基;ハロゲン原子;シアノ基;フェノキシ基;低級アルコキシカルボニル基;ピラゾリル基;及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基としては、例えば、ベンゾイル、4−メチルベンゾイル、3−メチルベンゾイル、2−メチルベンゾイル、4−tert−ブチルベンゾイル、2,4−ジメチルベンゾイル、2,4,6−トリメチルベンゾイル、3−トリフルオロメチルベンゾイル、4−トリフルオロメチルベンゾイル、2−トリフルオロメチルベンゾイル、4−フェニルベンゾイル、4−クロロベンゾイル、3−クロロベンゾイル、2−クロロベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、3−フルオロベンゾイル、2−フルオロベンゾイル、3−ブロモベンゾイル、2−ブロモベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、3,4−ジクロロベンゾイル、2,3−ジクロロベンゾイル、2−クロロ−4−フルオロベンゾイル、2−メトキシ−5−クロロベンゾイル、4−メトキシベンゾイル、3−メトキシベンゾイル、2−メトキシベンゾイル、3,4−ジメトキシベンゾイル、3,4,5−トリメトキシベンゾイル、3−トリフルオロメトキシベンゾイル、4−トリフルオロメトキシベンゾイル、2−トリフルオロメトキシベンゾイル、3−シアノベンゾイル、4−シアノベンゾイル、2−シアノベンゾイル、3−フェノキシベンゾイル、2−フェノキシベンゾイル、4−フェノキシベンゾイル、4−メトキシカルボニルベンゾイル、3−エトキシカルボニルベンゾイル、2−tert−ブトキシカルボニルベンゾイル、4−(1−ピラゾリル)ベンゾイル基等のフェニル環上に置換基として前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;フェニル基;ハロゲン原子;シアノ基;フェノキシ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシカルボニル基;ピラゾリル基;及び前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるベンゾイル基を例示できる。
アルカノイル基としては、前記した低級アルカノイル基に加えて、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、2−エチル−ヘキサノイル基等の直鎖又は分枝鎖状のC1-10アルカノイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニル、2−フェニルプロピオニル、4−フェニルブチリル、5−フェニルペンタノイル、6−フェニルヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−フェニルプロピオニル、2−メチル−3−フェニルプロピオニル、2−(4−フルオロフェニル)アセチル、3−(2,5−ジフルオロフェニル)プロピオニル、2−(2,4−ジフルオロフェニル)プロピオニル、4−(3,4−ジフルオロフェニル)ブチリル、5−(3,5−ジフルオロフェニル)ペンタノイル、6−(2,6−ジフルオロフェニル)ヘキサノイル、2−(2−クロロフェニル)アセチル、3−(3−クロロフェニル)プロピオニル、2−(4−クロロフェニル)プロピオニル、4−(2,3−ジクロロフェニル)プロピオニル、5−(2,4−ジクロロフェニル)ペンタノイル、6−(2,5−ジクロロフェニル)ヘキサノイル、2−(3,4−ジクロロフェニル)アセチル、3−(2,6−ジクロロフェニル)プロピオニル、2−(3−フルオロフェニル)プロピオニル、4−(2−フルオロフェニル)ブチリル、5−(3−ブロモフェニル)ペンタノイル、6−(4−ヨードフェニル)ヘキサノイル、2−(2−ブロモフェニル)アセチル、3−(4−ブロモフェニル)プロピオニル、2−(3,5−ジクロロフェニル)プロピオニル、4−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ブチリル、5−(3,4−ジフルオロフェニル)ペンタノイル、6−(2−ヨードフェニル)ヘキサノイル、2−(3−ヨードフェニル)アセチル、3−(4−ヨードフェニル)プロピオニル、2−(2,3−ジブロモフェニル)プロピオニル、4−(2,4−ジヨードフェニル)ブチリル、2−(2,4,6−トリクロロフェニル)アセチル、2−(4−メチルフェニル)アセチル、3−(2,5−ジメチルフェニル)プロピオニル、2−(2,4−ジエチルフェニル)プロピオニル、4−(3,4−ジ−n−プロピルフェニル)ブチリル、2−(2−エチルフェニル)アセチル、3−(3−n−プロピルフェニル)プロピオニル、2−(4−tert−ブチルフェニル)プロピオニル、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)アセチル、2−(2,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)アセチル、2−(3−メチル−4−クロロフェニル)アセチル、4−(2−n−ブチルフェニル)ブチリル、5−(3−n−ペンチルフェニル)ペンタノイル、6−(4−n−ヘキシルフェニル)ヘキサノイル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるフェニルアルカノイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェノキシ低級アルカノイル基としては、前記したフェノキシ低級アルカノイル基に加えて、2−(4−クロロフェノキシ)アセチル、2−(4−フルオロフェノキシ)アセチル、3−(2,5−ジフルオロフェノキシ)プロピオニル、2−(2,4−ジフルオロフェノキシ)プロピオニル、4−(3,4−ジフルオロフェノキシ)ブチリル、5−(3,5−ジフルオロフェノキシ)ペンタノイル、6−(2,6−ジフルオロフェノキシ)ヘキサノイル、2−(2−クロロフェノキシ)アセチル、3−(3−クロロフェノキシ)プロピオニル、2−(4−クロロフェノキシ)プロピオニル、4−(2,3−ジクロロフェノキシ)プロピオニル、5−(2,4−ジクロロフェノキシ)ペンタノイル、6−(2,5−ジクロロフェノキシ)ヘキサノイル、2−(3,4−ジクロロフェノキシ)アセチル、3−(2,6−ジクロロフェノキシ)プロピオニル、2−(3−フルオロフェノキシ)プロピオニル、4−(2−フルオロフェノキシ)ブチリル、5−(3−ブロモフェノキシ)ペンタノイル、6−(4−ヨードフェノキシ)ヘキサノイル、2−(2−ブロモフェノキシ)アセチル、3−(4−ブロモフェノキシ)プロピオニル、2−(3,5−ジクロロフェノキシ)プロピオニル、4−(2,4,6−トリフルオロフェノキシ)ブチリル、5−(3,4−ジフルオロフェノキシ)ペンタノイル、6−(2−ヨードフェノキシ)ヘキサノイル、2−(3−ヨードフェノキシ)アセチル、3−(4−ヨードフェノキシ)プロピオニル、2−(2,3−ジブロモフェノキシ)プロピオニル、4−(2,4−ジヨードフェノキシ)ブチリル、2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)アセチル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイル基であるフェノキシアルカノイル基を例示できる。
フェニル低級アルケニルカルボニル基としては、例えば、スチリルカルボニル(慣用名:シンナモイル基)、3−フェニル−2−プロペニルカルボニル、4−フェニル−2−ブテニルカルボニル、4−フェニル−3−ブテニルカルボニル、5−フェニル−4−ペンテニルカルボニル、5−フェニル−3−ペンテニルカルボニル、6−フェニル−5−ヘキセニルカルボニル、6−フェニル−4−ヘキセニルカルボニル、6−フェニル−3−ヘキセニルカルボニル、4−フェニル−1,3−ブタジエニルカルボニル、6−フェニル−1,3,5−ヘキサトリエニルカルボニル基等のアルケニル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニルカルボニル基を例示できる。
ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジルカルボニル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピリジルカルボニル、2−クロロ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,6−ジクロロ−(3−、4−又は5−)ピリジルカルボニル、2,3−ジクロロ−(4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2−トリフルオロメチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2−ブロモ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,6−ジフルオロ−(3−、4−又は5−)ピリジルカルボニル、4−メチル−(2−、3−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、3−クロロ−(2−、4−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,5−ジブロモ−(3−、4−又は5−)ピリジルカルボニル、2−エチル−4−クロロ−(3−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,4,6−トリフルオロ−(3−又は5−)ピリジルカルボニル、2,4−ジメチル−(3−、5−又は6−)ピリジルカルボニル、2,4,6−トリメチル−(3−又は5−)ピリジルカルボニル、2−メチル−4−クロロ−(3−、5−又は6−)ピリジルカルボニル基等のピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジルカルボニル基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるピペリジニルカルボニル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−アセチル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−n−プロパノイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−イソプロパノイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−n−ブチリル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−n−ペンタノイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−n−ヘキサノイル−(2−、3−又は4−)ピペリジニルカルボニル、1,2−ジアセチル−(3−、4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、1,2,3−トリアセチル−(4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、2−アセチル−(1−、3−、4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、3−プロパノイル−(1−、2−、4−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル、2−ホルミル−4−プロパノイル−(1−、3−、5−又は6−)ピペリジニルカルボニル基等のピペリジン環上に置換基として直鎖及び/又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基を1〜3個有することのあるピペリジニルカルボニル基を例示できる。
テトラヒドロピラニルカルボニル基としては、例えば、2−テトラヒドロピラニルカルボニル、3−テトラヒドロピラニルカルボニル、4−テトラヒドロピラニルカルボニル基等を例示できる。
ベンゾチオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチエニルカルボニル基としては、例えば、(2−、3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニルカルボニル、[3−クロロ−(2−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]カルボニル、[4−ブロモ−(2−、3−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]カルボニル、[5−フルオロ−(2−、3−、4−、6−又は7−)ベンゾチエニル]カルボニル、[6−ヨード−(2−、3−、4−、5−又は7−)ベンゾチエニル]カルボニル、[7−クロロ−(2−、3−、4−、5−又は6−)ベンゾチエニル]カルボニル、[2−クロロ−(3−、4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]カルボニル、[2,3−ジクロロ−(4−、5−、6−又は7−)ベンゾチエニル]カルボニル、[3,4,6−トリクロロ−(2−、5−又は7−)ベンゾチエニル]カルボニル基等のベンゾチオフェン環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのあるベンゾチエニルカルボニル基を例示できる。
ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル低級アルキル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)ピリジルメチル、2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、1−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)ピリジル]エチル、5−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)ピリジル]ヘキシル、1−[(2−、3−又は4−)ピリジル]イソプロピル、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)ピリジル]プロピル、[2−クロロ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2,3−ジクロロ−(4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−ブロモ−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2,4,6−トリフルオロ−(3−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−トリフルオロメチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−メチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2−エチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、2−[2−n−プロピル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]エチル、3−[2−n−ブチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]プロピル、4−[2−n−ペンチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ブチル、5−[2−n−ヘキシル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ペンチル、6−[2−イソプロピル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]ヘキシル、[2−tert−ブチル−(3−、4−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2,4−ジメチル−(3−、5−又は6−)ピリジル]メチル、[2,4,6−トリメチル−(3−又は5−)ピリジル]メチル、[2,4−ジトリフルオロメチル−(3−、5−又は6−)ピリジル]メチル、2−(2,4−ビストリフルオロメチル)−(3−、5−又は6−)ピリジル)エチル、3−[2−メチル−6−クロロ−(3−、4−又は5−)ピリジル]プロピル基等のピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピリジルアルキル基を例示できる。
チオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるチエニル低級アルキル基としては、例えば、[(2−又は3−)チエニル]メチル、2−[(2−又は3−)チエニル]エチル、1−[(2−又は3−)チエニル]エチル、3−[(2−又は3−)チエニル]プロピル、4−[(2−又は3−)チエニル]ブチル、5−[(2−又は3−)チエニル]ペンチル、6−[(2−又は3−)チエニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−又は3−)チエニル]エチル、2−メチル−3−[(2−又は3−)チエニル]プロピル、[2−クロロ−(3−,4−又は5−)チエニル]メチル、[4−ブロモ−(2−、3−又は5−)チエニル]メチル、[5−フルオロ−(2−、3−又は4−)チエニル]メチル、[3−ヨード−(2−、4−又は5−)チエニル]メチル、[2,3−ジクロロ−(4−又は5−)チエニル]メチル、(2,4,5−トリクロロ−3−チエニル)メチル、2−[2−フルオロ−(3−、4−又は5−)チエニル]エチル、1−[4−ヨード−(2−,3−又は5−)チエニル]エチル、3−[3−クロロ−(2−、4−又は5−)チエニル]プロピル、4−[4,5−ジクロロ−(2−又は3−)チエニル]ブチル、5−(2,4,5−トリクロロ−3−チエニル)ペンチル、6−[2−クロロ−(3−、4−又は5−)チエニル]ヘキシル基等のチオフェン環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるチエニルアルキル基を例示できる。
低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、tert−ブチルカルボニルアミノ、ヘキサノイルアミノ、N,N−ジアセチルアミノ、N−アセチル−N−プロピオニルアミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、3−ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、N−エチル−N−n−プロピルアミノ、N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ、N−メチル−N−アセチルアミノ、N−エチル−N−アセチルアミノ基等の直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;シアノ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ハロゲン原子;低級アルコキシカルボニル基;低級アルカノイルオキシ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルキルチオ基;及びピロリジニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、3−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、4−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−フェニルプロピル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、1,1−ジフェニルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3,3−ジフェニルプロピル、1,2−ジフェニルエチル、4−クロロベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベンジル、2−フルオロベンジル、4−ブロモベンジル、3−ブロモベンジル、2−ブロモベンジル、1−(2−クロロフェニル)エチル、2,3−ジクロロベンジル、2,4,6−トリフルオロベンジル、2−トリフルオロメチルベンジル、3−トリフルオロメチルベンジル、4−トリフルオロメチルベンジル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、4−tert−ブチルベンジル、4−n−ブチルベンジル、2,4−ジメチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、2−フェニルベンジル、4−フェニルベンジル、2,4−ジフェニルベンジル、2,4,6−トリフェニルベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、3−トリフルオロメトキシベンジル、4−トリフルオロメトキシベンジル、4−ジフルオロメトキシベンジル、2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4−メトキシベンジル、4−n−ブトキシベンジル、4−tert−ブトキシベンジル、1−(3−メトキシフェニル)エチル、1−(4−メトキシフェニル)エチル、1−(2−メトキシフェニル)エチル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、4−メトキシカルボニルベンジル、3−エトキシカルボニルベンジル、2−n−プロポキシカルボニルベンジル、2,4−ジメトキシカルボニルベンジル、2,4,6−トリメトキシカルボニルベンジル、1−(4−n−ブトキシフェニル)エチル、4−tert−ブトキシカルボニルベンジル、4−メチルチオベンジル、3−メチルチオベンジル、2−メチルチオベンジル、4−エチルチオベンジル、2,4−ジメチルチオベンジル、2,4,6−トリメチルチオベンジル、4−メチルスルホニルベンジル、3−メチルスルホニルベンジル、2−メチルスルホニルベンジル、3,4−ジメチルスルホニルベンジル、3,4,5−トリメチルスルホニルベンジル、4−メトキシ−3−クロロベンジル、4−(N−アセチルアミノ)ベンジル、4−(N,N−ジエチルアミノ)ベンジル、4−(N,N−ジメチルアミノ)ベンジル、4−(N−メチルアミノ)ベンジル、3−アミノベンジル、2−アミノベンジル、4−アミノベンジル、4−アセチルオキシベンジル、2,3−ジアミノベンジル、3,4,5−トリアミノベンジル、4−メチル−3−フルオロベンジル、4−シアノベンジル、3−シアノベンジル、2−シアノベンジル、4−(1−ピロリジニル)ベンジル、4−メトキシ−2−クロロベンジル、3−クロロ−5−メチルベンジル基等のフェニル環上に置換基として前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基;シアノ基;前記したハロゲン原子を1〜3個有することのある直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルカノイル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基;ハロゲン原子;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシカルボニル基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイルオキシ基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルスルホニル基;前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキルチオ基;及びピロリジニル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニル基を1〜2個有する直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を例示できる。
チアゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(2−、4−又は5−)チアゾリル]メチル、2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、1−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、3−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]エチル、[2−メチル−3−[(2−、4−又は5−)チアゾリル]プロピル基等のアルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるチアゾリルアルキル基を例示できる。
イミダゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、1−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、3−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]プロピル、4−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、5−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ペンチル、6−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]ヘキシル、1−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]イソプロピル、2−メチル−3−[(1−、2−、4−又は5−)イミダゾリル]プロピル、[1−メチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−エチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−n−プロピル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−n−ブチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−n−ペンチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、[1−n−ヘキシル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、2−[2−メチル−(1−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、1−[1−エチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]エチル、3−[1−エチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]メチル、4−[1−n−プロピル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]ブチル、5−[1−n−ブチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]ペンチル、6−[1−n−ペンチル−(2−、4−又は5−)イミダゾリル]ヘキシル、[1,2−ジメチル−(4−又は5−)イミダゾリル]メチル、(1,2,4−トリメチル−5−イミダゾリル)メチル基等のイミダゾール環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるイミダゾリルアルキル基を例示できる。
ピロール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピロリル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−又は3−)ピロリル]メチル、2−[(1−、2−又は3−)ピロリル]エチル、1−[(1−、2−又は3−)ピロリル]エチル、3−[(1−、2−又は3−)ピロリル]プロピル、4−[(1−、2−又は3−)ピロリル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−又は3−)ピロリル]エチル、5−[(1−、2−又は3−)ピロリル]ペンチル、6−[(1−、2−又は3−)ピロリル]ヘキシル、1−[(1−、2−又は3−)ピロリル]イソプロピル、2−メチル−3−[(1−、2−又は3−)ピロリル]プロピル、[1−メチル−(2−又は3−)ピロリル]メチル、[1−エチル−(2−又は3−)ピロリル]メチル、[1−n−プロピル−(2−又は3−)ピロリル]メチル、[1−n−ブチル−(2−又は3−)ピロリル]メチル、[1−n−ペンチル−(2−又は3−)ピロリル]メチル、[1−n−ヘキシル−(2−又は3−)ピロリル]メチル、2−[2−メチル−(1−、3−、4−又は5−)ピロリル]エチル、1−[1−エチル−(2−又は3−)ピロリル]エチル、3−[1−エチル−(2−又は3−)ピロリル]メチル、4−[1−n−プロピル−(2−又は3−)ピロリル]ブチル、5−[1−n−ブチル−(2−又は3−)ピロリル]ペンチル、6−[1−n−ペンチル−(2−又は3−)ピロリル]ヘキシル、[1,2−ジメチル−(3−、4−又は5−)ピロリル]メチル、[1,2,4−トリメチル−(3−又は5−)ピロリル]メチル基等のピロール環上に置換基として前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるピロリルアルキル基を例示できる。
低級アルキルチオ低級アルキル基としては、例えば、メチルチオメチル、2−メチルチオエチル、1−エチルチオエチル、2−エチルチオエチル、3−n−ブチルチオプロピル、4−n−プロピルチオブチル、1,1−ジメチル−2−n−ペンチルチオエチル、5−n−ヘキシルチオペンチル、6−メチルチオヘキシル、1−エチルチオイソプロピル、2−メチル−3−メチルチオプロピル基等の2つのアルキル部分が共に直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基であるアルキルチオアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシカルボニル基としては、例えば、フェノキシカルボニル、4−クロロフェノキシカルボニル、3−クロロフェノキシカルボニル、2−クロロフェノキシカルボニル、3,4−ジクロロフェノキシカルボニル、2,4,6−トリクロロフェノキシカルボニル、4−フルオロフェノキシカルボニル、3−フルオロフェノキシカルボニル、2−フルオロフェノキシカルボニル、2,4−ジフルオロフェノキシカルボニル、3,4,5−トリフルオロフェノキシカルボニル、4−ブロモフェノキシカルボニル、2−クロロ−4−メトキシフェノキシカルボニル、3−フルオロ−5−メチルフェノキシカルボニル、4−メトキシフェノキシカルボニル、3−メトキシフェノキシカルボニル、2−メトキシフェノキシカルボニル、3,4−ジメトキシフェノキシカルボニル、2,4,5−トリメトキシフェノキシカルボニル、4−メチルフェノキシカルボニル、3−メチルフェノキシカルボニル、2−メチルフェノキシカルボニル、2,5−ジメチルフェノキシカルボニル、2,3,4−トリメチルフェノキシカルボニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子、前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルキル基及び前記した直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシカルボニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、2−フェニルエトキシカルボニル、1−フェニルエトキシカルボニル、3−フェニルプロポキシカルボニル、4−フェニルブトキシカルボニル、5−フェニルペンチルオキシカルボニル、6−フェニルヘキシルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシカルボニル、2−メチル−3−フェニルプロポキシカルボニル、2−クロロベンジルオキシカルボニル、3−クロロベンジルオキシカルボニル、2−クロロベンジルオキシカルボニル、3,4−ジクロロベンジルオキシカルボニル、2,4,6−トリクロロベンジルオキシカルボニル、4−フルオロベンジルオキシカルボニル、3−フルオロベンジルオキシカルボニル、2−フルオロベンジルオキシカルボニル、2,4−ジフルオロベンジルオキシカルボニル、3,4,5−トリフルオロベンジルオキシカルボニル、4−ブロモベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、3−ニトロベンジルオキシカルボニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲンを1〜3個有することがあり、アルコキシ部分が直鎖又は分枝鎖状のC1-6アルコキシ基であるフェニルアルコキシカルボニル基を挙げることができる。
キノキサリニルカルボニル基としては、例えば、2−キノキサリニルカルボニル、5−キノキサリニルカルボニル、6−キノキサリニルカルボニル基等を例示できる。
フェニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニル、2−フェニルプロピオニル、4−フェニルブチリル、5−フェニルペンタノイル、6−フェニルヘキサノイル、2,2−ジメチル−2−フェニルプロピオニル、2−メチル−3−フェニルプロピオニル基等のアルカノイル部分が直鎖又は分枝鎖状のC2-6アルカノイルであるフェニルアルカノイル基を例示できる。
本発明の化合物は、例えば、下記反応式−1〜反応式−16に示すようにして製造される。これらの反応式−1〜16に記載される全ての原料化合物及び目的化合物は、それらの適切な塩であってもよい。これらの塩は、下記に述べるカルボスチリル化合物(1)のところで例示されている塩と同じでよい。
反応式−1
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、X及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R15は、水素原子又は低級アルキル基を示す。A4は、直接結合又は低級アルキレン基を示す。ここで、カルボスチリル骨格上に置換している基−CH(R15)−A4−の総炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(2)と化合物(3)との反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物又は酸の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウム n−ブトキシド等の金属アルコラート類、ピペリジン、ピリジン、イミダゾール、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)等の有機塩基又はこれらの混合物を挙げることができる。
酸としては、例えば、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸等脂肪酸等の有機酸、塩酸、硫酸、臭化水素酸、燐酸等の無機酸又はこれらの混合物を挙げることができる。
本反応においては、塩基性化合物と酸とを併用してもよい。
塩基性化合物又は酸は、化合物(2)に対して、通常触媒量、好ましくは、0.01〜等モル量程度使用するのがよい。
化合物(3)は、化合物(2)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量程度使用するのがよい。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われ、一般に0.5〜20時間程度にて反応は終了する。
化合物(1a)を化合物(1b)に導く反応は、例えば、無溶媒又は適当な溶媒中、還元剤の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、アセトニトリル、蟻酸、酢酸等の脂肪酸、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド又はこれらの混合溶媒等を例示できる。
還元剤としては、例えば、ジエチル 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボキシレート等のピリジン化合物とシリコンジオキシドとの混合物、水素化硼素ナトリウム、水素化硼素リチウム、水素化シアノ硼素ナトリウム、水素化トリアセチルオキシ硼素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム等の水素化還元剤又はこれらの水素化還元剤の混合物、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、酸化白金、白金黒、ラネーニッケル等の接触水素還元剤等を例示できる。
還元剤としてピリジン化合物とシリコンジオキシドとの混合物を使用する場合、反応温度は、通常室温〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃程度付近が適当である。該反応は一般に0.5〜50時間程度にて終了する。ピリジン化合物は、化合物(1a)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜3倍モル量使用される。シリコンジオキシドは、化合物(1a)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量使用される。
水素化還元剤を使用する場合、反応温度は、通常−80〜100℃程度、好ましくは−80〜70℃程度が適当である。該反応は一般に30分〜60時間程度で終了する。水素化還元剤は、化合物(1b)に対して、通常0.1倍モル〜20倍モル量程度、好ましくは0.1倍モル〜6倍モル程度用いられる。特に水素化還元剤として水素化アルミニウムリチウムを使用する場合、溶媒はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類及びベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類を使用するのが好ましい。該反応の反応系内に、ピリジン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン等のアミン類、水酸化ナトリウム等の無機塩基又は/及びジメチルグリオキシム、2,2'−ビピリジル、1,10−フェナンスロリン等のリガンドの存在下、塩化第二コバルト、塩化第三コバルト、酢酸第二コバルト等のコバルト化合物を添加してもよい。
接触水素還元剤を使用する場合、通常常圧〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素雰囲気中で、又は蟻酸、蟻酸アンモニウム、シクロへキセン、包水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で、通常−30〜100℃程度、好ましくは0〜100℃程度の温度で反応を行うのがよい。該反応は、一般に1〜12時間程度で終了する。接触水素還元剤は、化合物(1a)に対して、通常0.01〜5倍重量、好ましくは1〜3倍重程度用いられる。
反応式−2
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R4、R5及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R16は、低級アルキル基を示す。]
化合物(1c)は、化合物(4)と化合物(5)とを、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下に反応させ、次いで得られる反応生成物を酸で処理することにより製造される。この酸処理を、以下「酸処理A」という。
ここで使用される溶媒としては、例えば、水、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−メトキシエタノール、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウム n−ブトキシド等の金属アルコラート類、酢酸ナトリウム、ピペリジン、ピリジン、イミダゾール、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、DBN、DBU、DABCO等の有機塩基又はこれらの混合物を挙げることができる。
塩基性化合物は、化合物(4)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜3倍モル程度使用される。
化合物(5)は、化合物(4)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜2倍モル程度使用される。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜10時間程度にて終了する。
得られる反応生成物を酸で処理する際に使用される酸としては、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の無機酸を例示できる。これらの酸は、処理すべき反応生成物に対して、通常大過剰量使用される。
酸処理の際に使用される溶媒としては、前記化合物(4)と化合物(5)の反応で使用される溶媒をいずれも使用することができる。
酸処理は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該酸処理は、一般に0.5〜30時間程度にて終了する。
化合物(4)と化合物(6)との反応は、前記化合物(4)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−3
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R4、R5、X、A及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。X1はハロゲン原子を示す。R3aは、水素原子以外の前記R3に定義されている基とと同じ。]
化合物(1e)と化合物(7)との反応は、適当な不活性溶媒中、塩基性化合物の存在下に行われる。
用いられる不活性溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−メトキシエタノール、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウム n−ブトキシド、ナトリウム tert−ブトキシド、カリウム tert−ブトキシド等の金属アルコラート類、ピリジン、イミダゾール、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、DBN、DBU、DABCO等の有機塩基又はこれらの混合物を挙げることができる。
塩基性化合物は、化合物(1e)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量使用される。
化合物(7)は、化合物(1e)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量用いられる。
該反応は、通常0〜200℃、好ましくは0〜150℃程度にて行われる。一般に5分〜80時間程度にて反応は終了する。
この反応の反応系内には、沃化ナトリウム、沃化カリウム等のアルカリ金属ハロゲン化合物等を添加してもよい。
化合物(1e)と化合物(7)との反応において、Xが硫黄原子を示す化合物(1e)を用いる場合、該反応によって一般式
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R4、R5、R3a、A及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。]
で表される化合物が生成することがある。該化合物は反応混合物から容易に単離され得る。
反応式−4
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R4、R5、A4、R15、R16、X1及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R17は低級アルキル基を示す。]
化合物(8)を化合物(9)に導く反応は、化合物(8)を加水分解することにより行われる。
この加水分解反応は、例えば、適当な溶媒中又は無溶媒で、酸又は塩基性化合物の存在下に行われる。
用いられる溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、酢酸、蟻酸等の脂肪酸類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸及び蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸等の有機酸を挙げることができる。これらの酸は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム等の金属水酸化物等を挙げることができる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
加水分解反応は、通常0〜200℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて好適に進行する。該反応は、一般に10分〜30時間程度で終了する。
化合物(1g)は、化合物(8)と化合物(5)とを、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下に反応させ、次いで得られる反応生成物を酸で処理することにより製造される。また、化合物(1g)は、化合物(9)と化合物(5)とを、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下に反応させ、次いで得られる反応生成物を酸で処理することにより製造される。
化合物(8)と化合物(5)との反応及び化合物(9)と化合物(5)との反応において、使用される溶媒としては、スルホランに加えて、前記反応式−2における化合物(4)と化合物(5)の反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
塩基性化合物としては、前記反応式−2における化合物(4)と化合物(5)で用いた塩基性化合物をいずれも使用することができる。
塩基性化合物は、化合物(5)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜2倍モル量使用される。化合物(8)又は化合物(9)は、化合物(5)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。一般に0.5〜10時間程度にて反応は終了する。
引続き行われる酸処理は、前記反応式−2における「酸処理A」の条件と同様の処理条件下に行われる。
反応式−5
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R3、R4、R5、X、A、X1及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R1aは、水素原子以外の前記R1に定義されている基と同じ。]
化合物(1h)と化合物(10)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−6
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A、R8、R9、A1及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。]
化合物(1j)と化合物(11)との反応には、通常のアミド結合生成反応の反応条件を広く適用することができる。具体的には、(a)混合酸無水物法、即ちカルボン酸(1j)にアルキルハロカルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これにアミン(11)を反応させる方法、(b)活性エステル法、即ちカルボン酸(1j)をフェニルエステル、p−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル等の活性エステル、又はベンズオキサゾリン−2−チオンとの活性アミドとし、これにアミン(11)を反応させる方法、(c)カルボジイミド法、即ちカルボン酸(1j)にアミン(11)をジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(WSC)、カルボニルジイミダゾール等の活性化剤の存在下に縮合反応させる方法、(d)その他の方法、例えばカルボン酸(1j)を無水酢酸等の脱水剤によりカルボン酸無水物とし、これにアミン(11)を反応させる方法、カルボン酸(1j)と低級アルコールとのエステルにアミン(11)を高圧高温下に反応させる方法、カルボン酸(1j)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハライドにアミン(11)を反応させる方法等を挙げることができる。
上記混合無水物法において用いられる混合酸無水物は、通常のショッテン−バウマン反応により得られ、これを通常単離することなくアミン(11)と反応させることにより一般式(1k)の化合物が製造される。
上記ショッテン−バウマン反応は、塩基性化合物の存在下に行われる。
用いられる塩基性化合物としては、ショッテン−バウマン反応に慣用の化合物、例えば、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、N−メチルモルホリン、DBN、DBU、DABCO等の有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、水素化カリウム、水素化ナトリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等の金属アルコラート類等の無機塩基が挙げられる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。該反応は、通常−20〜100℃程度、好ましくは0〜50℃程度において行われる。反応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜2時間程度である。
得られた混合酸無水物とアミン(11)との反応は、通常−20〜150℃程度、好ましくは10〜50℃程度にて行われる。反応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜5時間程度である。
混合酸無水物法は一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒としては混合酸無水物法に慣用されている溶媒がいずれも使用可能である。具体的には、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル燐酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。
混合酸無水物法において使用されるアルキルハロカルボン酸としては、例えば、クロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチル等が挙げられる。
混合酸無水物法において、カルボン酸(1j)とアルキルハロカルボン酸とアミン(11)の使用割合は、通常等モルずつとするのが好ましいが、カルボン酸(1j)に対してアルキルハロカルボン酸及びアミン(11)をそれぞれ等モル〜1.5倍モル量程度の範囲内で使用することができる。
前記活性化剤の存在下に縮合反応させる方法(c)においては、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下に行われる。ここで使用される溶媒及び塩基性化合物としては、下記その他の方法(d)のカルボン酸ハライドにアミン(1b)を反応させる方法で用いた溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することができる。活性化剤の使用量は、化合物(1j)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量である。活性化剤としてWSCを使用する場合は、反応系内に1−ヒドロキシベンゾトリアゾールを添加することにより、反応を有利に進行させることができる。該反応は、通常−20〜180℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて行われる。一般に5分〜90時間程度で反応は完結する。
また前記その他の方法(d)の内で、カルボン酸ハライドにアミン(11)を反応させる方法を採用する場合、該反応は塩基性化合物の存在下に、適当な溶媒中で行われる。用いられる塩基性化合物としては、公知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン−バウマン反応に用いられる塩基性化合物をいずれも使用することができる。溶媒としては、例えば上記混合酸無水物法に用いられる溶媒の他に、メタノール、エタノール、イソプロパノール、プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、アセトニトリル、ピリジン、アセトン、水等を挙げることができる。カルボン酸ハライドとアミン(11)との使用割合としては、特に限定がなく広い範囲内で適宜選択すればよいが、通常前者に対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量程度とするのがよい。該反応は通常−20〜180℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて行われる。一般に5分〜30時間程度で反応は完結する。
更に上記反応式−6に示すアミド結合生成反応は、カルボン酸(1j)とアミン(11)とを、トリフェニルホスフィン、ジフェニルホスフィニルクロリド、フェニル−N−フェニルホスホラミドクロリデート、ジエチルクロロホスフェート、シアノリン酸ジエチル、ジフェニルリン酸アジド、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロリド等の燐化合物の縮合剤の存在下に反応させる方法によっても行うことができる。前記縮合剤は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
該反応は、上記カルボン酸ハライドにアミン(11)を反応させる方法において用いられる溶媒及び塩基性化合物の存在下に、通常−20〜150℃程度、好ましくは0〜100℃程度付近にて行われる。該反応は、一般に5分〜30時間程度にて終了する。縮合剤及びアミン(11)は、カルボン酸(1j)に対してそれぞれ少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜2倍モル量程度使用される。
反応式−7
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R1bは、前記R1の(1-9)で定義されている基と同じ。R1cは、前記R1の(1-8)で定義されている基と同じ。]
化合物(1l)を化合物(1m)に導く反応は、前記反応式−4における化合物(8)を化合物(9)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1m)を化合物(1l)に導く反応は、化合物(1m)と一般式
23OH (50)
[式中、R23は、低級アルキル基を示す。]
で表される化合物と反応させることにより行われる。
この反応には、通常のエステル化反応条件をいずれも適用することができる。例えば、該反応は、塩酸、硫酸等の鉱酸、チオニルクロリド、オキシ塩化燐、五塩化燐、三塩化燐等のハロゲン化剤の存在下で行われる。化合物(50)は、化合物(1m)に対して、大過剰量使用される。該反応は、通常0〜150℃程度、好ましくは50〜100℃程度にて好適に進行する。該反応は、一般に1〜10時間程度で終了する。
反応式−8
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A,A2及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R10aは、前記R10の(7-3)及び(7-44)で定義されている基と同じ。]
化合物(1n)を化合物(1o)に導く反応は、前記反応式−4における化合物(8)を化合物(9)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
10aが(7-44)で定義された基を示す化合物(1n)の場合には、上記反応をフッ素化合物の存在下に行うことができる。フッ素化合物としては、例えば、アンモニウムテトラフルオライド、テトラ−N−ブチルアンモニウムフルオライド、ピリジンヒドロフルオライド等が挙げられる。これらの中では、テトラ−N−ブチルフルオライドが好ましい。フッ素化合物は、化合物(1n)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル使用される。
反応式−9
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A、A2、X1及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。
10bは、前記R10の(7-3)〜(7-7)、(7-9)〜(7-20)、(7-30)〜(7-35)及び(7-44)で定義されている基と同じ。
10cは前記R10の(7-2)、(7-8)、(7-21)〜(7-29)及び(7-37)〜(7-43)で定義されている基と同じ。
10dは、前記R10の(7-1)、(7-2)、(7-21)〜(7-29)及び(7-40)で定義されている基;フリル基;ピリジン環上に置換基として低級アルキル基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)及びハロゲン原子なる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することのあるピリジル基;チオフェン環上に置換基として1個又は2個以上のハロゲン原子を有することのあるチエニル基;フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)、シアノ基、低級アルキル基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)、アミノ基(低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基が1個又は2個以上置換していてもよい)、ハロゲン原子、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルチオ基及びピロリジニル基なる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することのあるフェニル基;チアゾリル基;イミダゾール環上に置換基として低級アルキル基を1個又は2個以上有することのあるイミダゾリル基;ピロール環上に置換基として低級アルキル基を1個又は2個以上有することのあるピロリル基又はシクロアルキル基を示す。
14aは、前記R14の(10-1)〜(10-3)で定義されている基と同じ。
18は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
但し、化合物(1r)における基CH(R10d)R18の総炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1o)と化合物(12)との反応は、前記反応式−6における化合物(1j)と化合物(11)との反応と同様の反応条件下に行われる。但し、化合物(1o)と化合物(12)との反応では、アルキルハロカルボン酸、カルボン酸(12)、活性化剤、縮合剤、カルボン酸ハライド等の化合物の使用量は、化合物(1o)に対してである。
化合物(1o)と化合物(13)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1o)と化合物(14)との反応は、例えば、無溶媒又は適当な溶媒中、還元剤の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、アセトニトリル、蟻酸、酢酸等の脂肪酸、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類又はこれらの混合溶媒等を例示できる。
還元剤としては、例えば、蟻酸等の脂肪酸、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等の脂肪酸アルカリ金属塩、水素化硼素ナトリウム、水素化シアノ硼素ナトリウム、水素化トリアセチルオキシ硼素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム等の水素化還元剤又はこれらの水素化還元剤の混合物、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、酸化白金、白金黒、ラネーニッケル等の接触水素還元剤等を例示できる。
還元剤として蟻酸等の脂肪酸、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等の脂肪酸アルカリ金属塩を使用する場合、反応温度は、通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜150℃程度付近が適当である。該反応は一般に10分〜10時間程度にて終了する。脂肪酸又は脂肪酸アルカリ金属塩は、化合物(1o)に対して大過剰量使用される。
水素化還元剤を使用する場合、反応温度は、通常−80〜100℃程度、好ましくは−80〜70℃程度が適当である。該反応は一般に30分〜60時間程度で終了する。水素化還元剤は、化合物(1o)に対して、通常等モル〜20倍モル量程度、好ましくは等モル〜6倍モル程度用いられる。特に水素化還元剤として水素化アルミニウムリチウムを使用する場合、溶媒はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類を使用するのが好ましい。該反応の反応系内に、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン等のアミン類、又はモレキュラーシーヴス 3A(MS−3A)、モレキュラーシーヴス 4A(MS−4A)等のモレキュラーシーヴスを添加してもよい。
接触水素還元剤を使用する場合、通常常圧〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素雰囲気中で、又は蟻酸、蟻酸アンモニウム、シクロへキセン、包水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で、通常−30〜100℃程度、好ましくは0〜60℃程度の温度で反応が行われる。該反応は、一般に1〜12時間程度で終了する。接触水素還元剤は、化合物(1o)に対して、通常0.1〜40重量%、好ましくは1〜20重量%程度用いられる。
化合物(1o)と化合物(14)との反応において、化合物(14)は、化合物(1o)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜大過剰量用いられる。
化合物(1o)と化合物(15)との反応は、塩基性化合物の存在下又は非存在下、好ましくは非存在下に、適当な不活性溶媒又は無溶媒下で行われる。
不活性溶媒及び塩基性化合物は、前記化合物(1o)と化合物(12)との反応(アミド結合生成反応)のうち、方法(d)のカルボン酸ハライドにアミン(11)を反応させる際に用いられる溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することができる。
化合物(15)の使用量は、化合物(1o)に対して、通常等モル〜5倍モル量程度、好ましくは等モル〜3倍モル量程度である。
該反応は、通常0〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃程度付近で好適に進行する。該反応は、通常5分〜30時間程度で終了する。
該反応の反応系内には、三弗化硼素ジエチルエーテル錯体等の硼素化合物を添加してもよい。
反応式−10
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A、A2、X1、R14a及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R14bは、前記R14の(10-2)又は(10-3)で定義されている基と同じ。]
化合物(1s)と化合物(16)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−11
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R1dは、フェニル環上に低級アルコキシカルボニル基を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。R1eは、フェニル環上にカルボキシ基を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。]
化合物(1u)を化合物(1v)に導く反応は、前記反応式−4における化合物(8)を化合物(9)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1v)を化合物(1u)に導く反応は、前記反応式−7における化合物(1m)を化合物(1l)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−12
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A、R6、R7、R1e及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R1fは、フェニル環上に基−CONR67を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。]
化合物(1v)と化合物(17)との反応は、前記反応式−6における化合物(1j)と化合物(11)との反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−13
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A、X1、R18及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。
1gは、フェニル環上に基−(B)lNHR7aを少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。ここでlは前記に同じ。
1hは、フェニル環上に基−(B)lN(R6a)R7aを少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。
1iは、フェニル環上に基−(B)lN(R6b)R7aを少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。
1jは、フェニル環上に基−(B)lN[CH(R6c)R18]R7aを少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。但し、基[CH(R6c)R18]の総炭素数は6を超えないものとする。
lは前記に同じ。
7aは、前記R7の(4-1)〜(4-79)で定義されている基と同じ。
6aは、前記R6の(4-2)、(4-4)、(4-6)、(4-8)〜(4-11)、(4-19)〜(4-32)、(4-34)〜(4-37)、(4-60)、(4-62)〜(4-72)、(4-78)又は(4-79)で定義されている基と同じ。
6bは、前記R6の(4-3)、(4-5)、(4-7)、(4-12)〜(4-18)、(4-33)、(4-38)〜(4-59)、(4-61)、(4-73)〜(4-77)で定義されている基と同じ。
6cは、前記R6の(4-1)、(4-2)、(4-6)、(4-9)、(4-20)、(4-21)、(4-23)〜(4-29)、(4-31)、(4-32)、(4-34)で定義されている基;ピリジル基;テトラヒドロピラニル基;シクロアルキル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)、低級アルコキシ基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)及び水酸基なる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することがあるフェニル基;低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル基;フリル基;イミダゾール環上に置換基としてカルバモイル基及び低級アルコキシカルボニル基からなる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することがあるイミダゾリル基;ピロリジン環上に置換基として1個又は2個以上の低級アルキル基を有することのあるピロリジニル基又はモルホリノ基を示す。]
化合物(1x)と化合物(18)との反応は、前記反応式−9における化合物(1o)と化合物(12)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1x)と化合物(19)との反応は、前記反応式−9における化合物(1o)と化合物(13)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1x)と化合物(20)との反応は、前記反応式−9における化合物(1o)と化合物(14)との反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−14
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R1kは、フェニル環上にニトロ基を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。R1lは、フェニル環上にアミノ基を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-3)で定義されている基と同じ。]
化合物(1bb)を化合物(1cc)に導く反応は、例えば、(1)適当な溶媒中、接触水素還元剤を用いて化合物(1bb)を還元するか、又は(2)適当な不活性溶媒中、金属もしくは金属塩と酸又は金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸化物、硫化物、アンモニウム塩等との混合物等を還元剤として用いて化合物(1bb)を還元することにより行われる。
上記(1)の方法を採用する場合、溶媒としては、例えば、水、酢酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等を使用できる。接触水素還元剤としては、例えば、パラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金−炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等を使用できる。これらの還元剤は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。還元剤は、化合物(1bb)に対して、一般に0.02〜1倍重量程度用いるのがよい。反応温度は、通常−20〜150℃付近、好ましくは0〜100℃付近である。水素圧は通常1〜10気圧である。該反応は一般に0.5〜100時間程度で終了する。該反応の反応系内には塩酸等の酸を添加してもよい。
(2)の方法を採用する場合、鉄、亜鉛、錫もしくは塩化第一錫と塩酸、硫酸等の鉱酸、又は鉄、硫酸第一鉄、亜鉛もしくは錫と水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、硫化アンモニウム等の硫化物、アンモニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との混合物が還元剤として用いられる。不活性溶媒としては、例えば、水、酢酸、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジオキサン等のエーテル類等又はこれらの混合溶媒等を例示できる。還元反応の条件としては、用いられる還元剤によって適宜選択すればよい。例えば、塩化第一錫と塩酸とを還元剤として用いる場合、0℃〜150℃付近で、0.5〜10時間程度反応を行なうのが有利である。上記還元剤は、化合物(1bb)に対して、少なくとも等モル量、通常は約等モル〜5倍モル量用いられる。
反応式−15
Figure 0005191155
[式中、R2、R3、R4、R5、X、A及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。
1mは、ピリジン環上にハロゲン原子を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-10)で定義されている基と同じ。
1nは、ピリジン環上にピペリジニル基;モルホリノ基;ピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することのあるピペラジニル基並びにアミノ基上に1個又は2個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ基からなる群から選ばれた基を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-10)で定義されている基と同じ。
1oは、チエニル基、フェニル基、ピリジル基及びビフェニル基からなる群から選ばれた基を少なくとも1個有している以外は、前記R1の(1-10)で定義されている基と同じ。
19は、ピペリジニル基、モルホリノ基、ピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することのあるピペラジニル基、アミノ基上に1個又は2個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ基、ピリジルアミノ基又はピリジルカルボニルアミノ基を示す。
20は、チエニル基、フェニル基、ピリジル基又はビフェニル基を示す。
Mは、リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、基−MgX1(X1は前記に同じ)、基−ZnX1(X1は前記に同じ)又は基−B(OH)2を示す。
Yは、低級アルキル基を示す。
qは、1〜4の整数を示す。
rは、1〜3の整数を示す。但し、qとrとの合計は4であるものとする。]
化合物(1dd)と化合物(21)との反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物及び触媒の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒及び塩基性化合物としては、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)の反応で用いられる溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することができる。
触媒としては、例えば、ビス(トリブチル錫)/ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、R−トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、S−トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、パラジウム(II)アセテート等のパラジウム化合物、R−2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル(R−BINAP),S−2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル(S−BINAP)、RAC−2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル(RAC−BINAP)、2,2−ビス(ジフェニルイミダゾリジニリデン)等の化合物、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン等のキサンテン化合物、tert−ブチルホスフィン、tert−ブチルホスフィンテトラフルオロホウ酸塩等のアルキルホスフィン又はそれらの塩等又はこれらの混合物等を挙げることができる。
塩基性化合物は、化合物(1dd)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量使用される。
触媒は、化合物(1dd)に対して、通常の触媒量で使用される。
化合物(21)は、化合物(1dd)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量使用される。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜20時間程度にて終了する。
化合物(1dd)と化合物(22a)又は(22b)との反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物及び触媒の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒としては、水に加えて、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
塩基性化合物としては、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応で用いられる塩基性化合物をいずれも使用することができる。
触媒としては、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等のパラジウム化合物を挙げることができる。
塩基性化合物は、化合物(1dd)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
触媒は、化合物(1dd)に対して、通常0.001〜等モル量、好ましくは0.01〜0.5倍モル量使用される。
化合物(21)は、化合物(1dd)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
該反応は、通常−30〜200℃、好ましくは0〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜20時間程度にて終了する。
該反応において、Mがアルカリ金属塩又はMgX1を示す場合は、塩基性化合物及び触媒の非存在下でも反応は進行する。
反応式−16
Figure 0005191155
[式中、R1、R3、R4、R5、X、A、X1及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。
2aは、前記R2の(2-2)、(2-4)、(2-5)又は(2-7)〜(2-32)で定義されている基と同じ。
21は、低級アルキル基;カルボキシ低級アルキル基;低級アルコキシカルボニル低級アルキル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)、低級アルキルチオ基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)、低級アルコキシ基、ニトロ基、低級アルキルスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルケニル基、低級アルカノイルオキシ基及び1,2,3−チオジアゾリル基なる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することのあるフェニル低級アルキル基;ピペリジン環上に置換基として1個又は2個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルキル基;1個又は2個以上の低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基;低級アルケニル基;ピリジン環上に置換基として低級アルキル基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)を1個又は2個以上有することのあるピリジル低級アルキル基;低級アルキニル基;フェニル低級アルキニル基;フェニル低級アルケニル基;フラン環上に置換基として1個又は2個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフリル低級アルキル基;テトラゾール環上に置換基としてフェニル低級アルキル基、フェニル基及びシクロアルキル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるテトラゾリル低級アルキル基;1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基としてフェニル基(1個又は2個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基;イソオキサゾール環上に置換基として1個又は2個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリル低級アルキル基;1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてフェニル基(1個又は2個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルキル基;低級アルカノイル低級アルキル基;チアゾール環上に置換基としてフェニル基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個又は2個以上有することのあるチアゾリル低級アルキル基;ピペリジン環上に置換基としてベンゾイル基(1個又は2個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)を1個又は2個以上有することのあるピペリジニル基;チエニル低級アルキル基;フェニルチオ低級アルキル基;1個又は2個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル置換低級アルキル基;ベンゾイル低級アルキル基;ピリジルカルボニル低級アルキル基;イミダゾール環上に置換基として1個又は2個以上のフェニル低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルキル基;フェノキシ低級アルキル基;フェニル低級アルコキシ置換低級アルキル基;2,3−ジヒドロ−1H−インデニル基又はイソインドリン環上に置換基として1個又は2個以上のオキソ基を有することのあるイソインドリニル低級アルキル基を示す。]
化合物(1gg)と化合物(23)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
上記反応式において、出発原料として用いられる化合物(2)、化合物(4)及び化合物(8)は、例えば、下記反応式に示すようにして製造される。
反応式−17
Figure 0005191155
[式中、R1a、R2、R4、R5、X1及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。R22は、少なくとも1個のハロゲン原子を有することのある低級アルキルスルホニル基を示す。X2は、ハロゲン原子を示す。mは1〜4を示す。]
化合物(24)と化合物(25)又は(26)との反応及び化合物(30)と化合物(25)又は(26)との反応は、前記反応式−6における化合物(1j)と化合物(11)の反応で、(d)カルボン酸(1j)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハライドにアミン(11)を反応させる方法と同様の反応条件下に行われる。
化合物(27)を化合物(28)に導く反応及び化合物(31)を化合物(32)に導く反応は、適当な溶媒中、触媒の存在下、化合物(27)又は化合物(31)とシアノ金属とを反応させることにより行われる。
シアン化金属としては、例えば、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン化銀、シアン化亜鉛、シアン化第一銅等が挙げられる。
これらの反応で使用される溶媒及び触媒としては、前記反応式−15における化合物(1dd)と化合物(22)との反応で用いられる溶媒及び触媒をいずれも使用することができる。
触媒は、化合物(27)又は化合物(31)に対して、通常0.01〜等モル、好ましくは0.01〜0.5倍モル使用される。
シアン化金属は、化合物(27)又は化合物(31)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜3倍モル使用される。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に1時間〜1週間程度にて終了する。
化合物(28)を化合物(2a)に導く反応及び化合物(32)を化合物(2b)に導く反応は、適当な溶媒中、還元剤の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒としては、例えば、蟻酸等の脂肪酸、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類等又はこれらの混合溶媒を挙げることができる。
還元剤としては、ジイソブチルアルミニウムハイドライド等のアルキルアルミニウムハイドライド類、ラネーニッケル等を例示できる。還元剤は、化合物(28)又は(32)に対して、通常少なくとも等重量、好ましくは等重量〜5倍重量使用される。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜20時間程度にて反応は終了する。
化合物(2a)及び化合物(2b)は、前記反応式−1の化合物(1a)を化合物(1b)に導く反応において接触水素還元剤を使用する場合の反応条件と同様の反応条件下に、化合物(28)又は化合物(32)を還元することにより製造される。該反応では、反応系内に塩酸、硫酸等の無機酸を、化合物(28)又は(32)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜2倍モル量添加するのが望ましい。
化合物(2a)を化合物(29)に導く反応及び化合物(2b)を化合物(33)に導く反応は、適当な溶媒中、酸の存在下、化合物(2a)又は化合物(2b)と一般式
HO−(CH2m−OH (51)
[式中、mは前記に同じ。]で表されるアルコール化合物とを反応させることにより行われる。
ここで使用される溶媒及び酸は、反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる溶媒及び酸をいずれも使用することができる。
酸は、通常触媒量使用するのが有利である。化合物(51)の使用量は、化合物(2a)又は(2b)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量である。
該反応は、室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜10時間程度にて反応は終了する。
化合物(24)と化合物(10)との反応、化合物(27)と化合物(10)との反応、化合物(28)と化合物(10)との反応、化合物(2a)と化合物(10)との反応及び化合物(29)と化合物(10)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(29)を化合物(2a)に導く反応及び化合物(33)を化合物(2b)に導く反応は、前記反応式−4における化合物(8)を化合物(9)に導く反応と同様の条件下に行われることができる。これらの反応では、酸として、ピリジニウムp−トルエンスルホネート等のスルホネート類を使用できる。
反応式−18
Figure 0005191155
[式中、R1a、R2、R4、R5、R15、X1及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。]
化合物(34)をR15が水素原子を示す化合物(2c)に導く反応及び化合物(35)をR15が水素原子を示す化合物(2d)に導く反応は、適当な溶媒中、触媒の存在下、化合物(34)又は(35)と一般式
1(X2)CHOR24 (52)
[式中、X1及びX2は前記に同じ。R24は、低級アルキル基を示す。]
で表される化合物と反応させることにより行われる。
ここで使用される溶媒としては、前記反応式−15における化合物(1dd)と化合物(22)の反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
触媒としては、例えば、四塩化チタン等のチタン化合物、塩化(IV)スズ等のスズ化合物、塩化アルミニウム等のアルミニウム化合物等を例示できる。触媒は、化合物(34)又は(35)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
化合物(52)は、化合物(34)又は(35)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
該反応は、通常0〜70℃、好ましくは0〜50℃付近にて行われる。一般に1分〜1時間程度で反応は終了する。
化合物(34)をR15が水素原子を示す化合物(2c)に導く反応及び化合物(35)をR15が水素原子を示す化合物(2d)に導く反応は、ハロゲン化剤及び酸の存在下、化合物(34)又は(35)をパラホルムアルデヒドと反応させ、次いでヘキサメチレンテトラミンを反応させることにより行われる。
ここで使用されるハロゲン化剤としては、例えば、塩酸、臭化水素酸等を挙げることができる。酸としては、例えば、硫酸、リン酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、蟻酸、酢酸等の有機酸又はこれらの混合物を例示できる。ハロゲン化剤及び酸は、それぞれ通常大過剰使用される。
パラホルムアルデヒドは、化合物(34)又は(35)に対して、通常少なくとも0.1倍重量、好ましくは0.1〜等重量使用される。
ヘキサメチルテトラミンは、化合物(34)又は(35)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
該反応は、通常室温〜150℃程度、好ましくは室温〜100℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜10時間程度にて終了する。
化合物(34)をR15が水素原子を示す化合物(2c)に導く反応及び化合物(35)をR15が水素原子を示す化合物(2d)に導く反応は、適当な溶媒中、酸の存在下、化合物(34)又は(35)をヘキサメチレンテトラミンと反応させることにより行うことができる。
該反応は、一般に、ダッフ(Duff)反応と呼ばれている。ここで使用される酸としては、一般に、ダッフ反応で用いられる酸を好ましく使用でき、例えば、酢酸、硼酸/無水グリセロール、トリフルオロ酢酸等が挙げられる。酸は、化合物(34)又は(35)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜大過剰量使用される。
溶媒としては、前記反応式−15における化合物(1dd)と化合物(22)との反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
該反応は、通常室温〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜10時間程度で終了する。
15が低級アルキル基を示す化合物(2c)及びR15が低級アルキル基を示す化合物(2d)は、適当な溶媒中、触媒の存在下、化合物(34)又は(35)と一般式
1COR15a (53)
[式中、X1は前記に同じ。R15aは低級アルキル基を示す。]
で表される化合物と反応させることにより製造される。
これらの反応は、一般にフリーデル−クラフツ反応(Friedel-Crafts Reaction)と呼ばれ、適当な溶媒中ルイス酸の存在下に行われる。
ここで使用されるルイス酸としては、一般にこの種フリーデルクラフツ反応で用いられるルイス酸をいずれも使用可能であり、例えば、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化スズ(IV)、三臭化硼素、三フッ化硼素、濃硫酸等が挙げられる。
使用される溶媒としては、例えば、二硫化炭素、ニトロベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ニトロエタン、ニトロメタン等の脂肪族ニトロ化合物又はこれらの混合溶媒等を例示できる。
ルイス酸は、化合物(34)又は(35)に対して、通常等モル〜6倍モル量使用される。
化合物(53)は、化合物(34)又は(35)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
該反応は、通常、0〜150℃程度、好ましくは0〜100℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜25時間程度にて反応は終了する。
化合物(34)と化合物(10)との反応及び化合物(2c)と化合物(10)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−19
Figure 0005191155
[式中、R1a、R2、R4、R5、X1、X2及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。]
化合物(36)を化合物(2e)に導く反応及び化合物(37)を化合物(2f)に導く反応は、適当な溶媒中、触媒及び酸アルカリ金属塩の存在下、化合物(36)又は(37)を一酸化炭素ガスと反応させることにより行われる。
ここで使用される溶媒及び触媒としては、前記反応式−15における化合物(1dd)と化合物(22)との反応で用いられる溶媒及び触媒をいずれも使用することができる。
酸アルカリ金属塩としては、例えば、蟻酸ナトリウム、蟻酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等が挙げられる。酸アルカリ金属塩は、化合物(36)又は(37)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
触媒は、化合物(36)又は(37)に対して、通常0.01〜等モル量使用される。
一酸化炭素ガスは、化合物(36)又は(37)に対して、通常大過剰量使用される。
該反応は、通常室温〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃付近にて行われる。該反応は、一般に0.5〜10時間程度にて終了する。
化合物(36)と化合物(10)との反応及び化合物(2e)と化合物(10)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
反応式−20
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R4、R5、X1、R16、X2及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。]
化合物(38)と化合物(39)との反応は、前記反応式−18における化合物(34)と化合物(53)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(40)を化合物(41)に導く反応は、前記反応式−1の化合物(1a)を化合物(1b)に導く反応において水素化還元剤を使用する場合の反応条件と同様の反応条件下に化合物(40)を還元することにより行われる。
化合物(41)を化合物(4a)に導く反応は、適当な溶媒中又は無溶媒下、化合物(41)にハロゲン化剤を反応させることにより行われる。
ハロゲン化剤としては、例えば、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸、N,N−ジエチル−1,2,2−トリクロロビニルアジド、五塩化燐、五臭化燐、オキシ塩化燐、チオニルクロリド、スルホニルハライド化合物(メシルクロリド、トシルクロリド等)と塩基性化合物との混合物等を例示できる。
塩基性化合物としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる塩基性化合物をいずれも使用することができる。
使用される溶媒としては、例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類等を例示できる。
ハロゲン化剤としてスルホニルハライド化合物と塩基性化合物の混合物を用いる場合、スルホニルハライド化合物は、化合物(41)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量使用される。塩基性化合物は、化合物(41)に対して、通常触媒量、好ましくは、触媒量〜等モル使用される。その他のハロゲン化剤を用いる場合には、該ハロゲン化剤は、化合物(41)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜10倍モル量される。
該反応は、通常室温〜150℃、好ましくは室温〜100℃にて好適に進行する。該反応は、一般に1〜10時間程度にて終了する。
反応式−21
Figure 0005191155
[式中、R1、R2、R4、R5、X1、R15、R16、R17、A4及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。]
化合物(42)と化合物(46)との反応は、前記反応式−3における化合物(1e)と化合物(7)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(43)を化合物(8)に導く反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下、ハロゲン化剤の存在下行われる。
ここで使用されるハロゲン化剤としては、例えば、Br2、Cl2等のハロゲン分子、塩化ヨウ素、スルフリルクロリド、臭化第一銅等の銅化合物、N−ブロモコハク酸イミド等のN−ハロゲン化コハク酸イミド等が挙げられる。
使用される溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−メトキシエタノール、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プロピオン酸等の脂肪酸、二硫化炭素等が挙げられる。
塩基性化合物としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる塩基性化合物をいずれも使用することができる。
ハロゲン化剤は、化合物(43)に対して、通常等モル〜10倍モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
塩基性基化合物は、化合物(43)に対して、通常等モル〜10倍モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用される。
該反応は、通常0〜200℃程度、好ましくは0〜100℃付近にて行われる。該反応は、通常5分〜20時間程度にて終了する。
化合物(44)と化合物(46)との反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下に行われる。
ここで使用される塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基性化合物、酢酸ナトリウム等の脂肪酸アルカリ金属塩、ピペリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、N−メチルモルホリン、DBN、DBU、DABCO等の有機塩基が挙げられる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
不活性溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであればいずれでもよいが、例えば、水、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
塩基性化合物は、化合物(45)に対して、通常0.1倍モル〜5倍モル量程度用いられる。
化合物(46)は、化合物(45)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量程度用いられる。
反応温度は、通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜150℃程度である。該反応は、一般に5分〜30時間程度で終了する。
化合物(46)を化合物(43)に導く反応は、前記反応式−1の化合物(1a)を化合物(1b)に導く反応において接触水素還元剤を使用する場合の反応条件と同様の反応条件下に化合物(46)を還元することにより行われる。
反応式−22
Figure 0005191155
[式中、R1m、R1n、R1o、R2、R4、R5、M、m及びカルボスチリル骨格の3,4位の結合は前記に同じ。]
化合物(47)と化合物(21)との反応は、前記反応式−15における化合物(1dd)と化合物(21)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(47)と化合物(22)との反応は、前記反応式−15における化合物(1dd)と化合物(22)との反応と同様の反応条件下に行われる。
出発原料の化合物(24)、(34)、(36)、(38)、(42)及び(47)において、これらのR2が水酸基を示す化合物と化合物(23)とを反応させることにより、対応するR2が前記R2の(2-2)、(2-4)、(2-5)、(2-7)〜(2-32)で定義されている基を示す化合物に導くことができる。これらの反応は、前記反応式−16における化合物(1gg)と化合物(23)との反応と同様の反応条件下に行われる。
出発原料の化合物(38)及び(42)において、これらのR1が水素原子を示す化合物と化合物(10)とを反応させることにより、対応するR1が前記R1の(1-2)〜(1-29)で定義されている基を示す化合物に導くことができる。これらの反応は、前記反応式−5における化合物(1h)と化合物(10)との反応と同様の反応条件下に行われる。
上記に示す各反応式で得られる各々の目的化合物は、反応混合物を、例えば、冷却した後、濾過、濃縮、抽出等の単離操作によって粗反応生成物を分離し、カラムクロマトグラフィー、再結晶等の通常の精製操作によって、反応混合物から単離精製することができる。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、立体異性体、光学異性体、水和物等の溶媒和物を包含する。
本発明化合物のうち塩基性基を有する化合物は、通常の薬理的に許容される酸と容易に塩を形成し得る。このような酸としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等の無機酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸等の有機酸等が挙げられる。
また本発明化合物のうち酸性基を有する化合物は、医薬的に許容される塩基性化合物を作用させることにより容易に塩を形成させることができる。このような塩基性化合物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等を挙げることができる。
次に、本発明化合物を有効成分として含有する医療製剤について説明する。
上記医療製剤は、本発明化合物を通常の医療製剤の形態に製剤したものであって、通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。
このような医療製剤としては、治療目的に応じて種々の形態の中から選択でき、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)等が挙げられる。
錠剤の形態に成形する際に用いられる担体としては、公知のものを広く使用でき、例えば、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、寒天末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等が挙げられる。
更に、錠剤は、必要に応じて通常の錠皮を施した錠剤、例えば、糖衣剤、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。
丸剤の形態に成形する際に用いられる担体としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、ラミナラン、寒天等の崩壊剤等が挙げられる。
坐剤の形態に成形する際に用いられる担体としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等が挙げられる。
注射剤として調製される場合は、液剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好ましい。これらの液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成形する際に用いられる希釈剤としては、公知のものを広く用いられているものを使用することができ、例えば、水、エタノール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルベタン脂肪酸エステル類等が挙げられる。なお、この場合、等張性の溶液を調製するのに十分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を、更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含有させてもよい。
医療製剤中に含有される本発明化合物の量は、特に限定されず広い範囲内から適宜選択することができるが、通常、医療製剤中に本発明化合物を1〜70重量%含有させるのが好ましい。
本発明に係る医療製剤の投与方法としては特に制限はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別、疾患の状態、その他の条件に応じた方法で投与される。例えば、錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場合には経口投与される。また、注射剤の場合には、単独であるいはブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内に投与したり、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内に投与することができる。坐剤の場合には、直腸内に投与される。
上記医療製剤の投与量は、用法、患者の年齢、性別、疾患の程度、その他の条件に応じて適宜選択すればよく、通常、1日あたり体重1kgに対して0.001〜100mg、好ましくは0.001〜50mgを1回〜数回に分けて投与される。
上記投与量は、種々の条件で変動するので、上記範囲より少ない投与量で充分な場合もあるし、また上記範囲を超えた投与量が必要な場合もある。
本発明のカルボスチリル化合物は、例えば、TFF2等のTFFを産生誘導するので、TFF誘導剤(up-regulator)、特にTFF2誘導剤の有効成分として有用である。
本発明化合物は、そのTFF産生誘導作用に基づいて、ヒト及び獣医学において、各種疾病の予防又は治療剤、例えば粘膜傷害の予防及び治療剤として使用できる。具体的には、TFF産生誘導作用、特にTFF2産生誘導作用に基づいて予防又は治療効果が得られる疾病として、様々な起源発生の急性及び慢性消化管疾患(例えば、薬剤性潰瘍、消化性胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、薬剤性腸炎、虚血性大腸炎、過敏性腸症候群、内視鏡的粘膜切除術後潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、逆流性食道炎、食道潰瘍、Barrett食道、消化管粘膜炎(例えば、化学療法、放射線療法等により惹起される消化管粘膜炎)、痔疾患等);口腔疾患(例えば、口内炎(例えば、化学療法又は放射線療法により惹起される口内炎、アフタ性口内炎等)、シェーグレン症候群、口腔乾燥症等);上気道疾患(例えば、鼻炎、咽頭炎等);気道疾患(例えば、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患等);眼疾患(例えば、ドライアイ、角結膜炎等);癌;及び創傷等を例示できる。
本発明の化合物は、副作用が少なく、安全性に優れている。
本発明に含まれるカルボスチリル化合物(1)及びその塩は、TFFペプチド(TFF1、TFF2、TFF3等)、TFFを産生誘導する他のタイプの化合物、及び/又は他の薬剤(例えば、抗炎症剤、抗潰瘍剤等)と組み合わせて投与され得る。
ここで記載された特許、特許出願及び文献は、参照として取り入れられる。
以下に実施例を掲げて、本発明をより一層明らかにする。
参考例1
8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
8−メトキシ−1−メチル−1H−キノリン−2−オン21.14g(0.11モル)及びパラホルムアルデヒド10.6gを濃塩酸105mlに懸濁し、濃硫酸4mlを加えて70−80℃で2.5時間撹拌した。室温まで冷却し、反応液に氷水を加えてジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去した。残渣をクロロホルム400mlに溶解し、ヘキサメチレンテトラミン4.25g(0.03モル)を加えて2.5時間加熱還流した。室温まで冷却し、減圧下に溶媒を留去した。残渣に50%酢酸110mlを加えて100℃で2時間撹拌した。室温まで冷却し、水を加えて不溶物を濾取し、乾燥して、淡黄色粉末の8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを13.81g(収率57%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
3.80(3H,s),4.01(3H,s),6.79(1H,d,J=9.9Hz),7.45(1H,d,J=8.4Hz),7.86(1H,d,J=8.4Hz),9.05(1H,d,J=9.9Hz),10.14(1H,s)。
参考例2
2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチレン)マロン酸ジエチルの合成
ピリジン90mlに8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド18.9g、マロン酸ジエチル26.5ml及びピペリジン2.7mlを加え、得られる混合物を90−100℃で6時間撹拌した。室温まで冷却し、反応液を冷濃塩酸に加え、析出した固体を濾取し、水洗し、乾燥して、黄色粉末の2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチレン)マロン酸ジエチルを16.62g(収率53%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.10(3H,t,J=7.2Hz),1.28(3H,t,J=7.2Hz),3.80(3H,s),3.92(3H,s),4.05−4.3(4H,m),6.69(1H,d,J=9.8Hz),7.18(1H,d,J=8.5Hz),7.30(1H,d,J=8.5Hz),7.84(1H,d,J=9.8Hz),8.14(1H,s)。
参考例3
2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)マロン酸ジエチルの合成
エタノール300mlに2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチレン)マロン酸ジエチル16.62g及び10%パラジウム炭素1.6gを加え、室温、常圧で6時間接触還元した。触媒を濾過して除き、濾液を減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)で精製し、淡黄色油状物の2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)マロン酸ジエチルを13.59g(収率81%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.15−1.3(6H,m),3.45(2H,d,J=7.6Hz),3.60(1H,t,J=7.6Hz),3.89(3H,s),3.95(3H,s),4.1−4.25(4H,m),6.75(1H,d,J=9.8Hz),6.96(1H,d,J=8.3Hz),7.04(1H,d,J=8.3Hz),7.86(1H,d,J=9.8Hz)。
参考例4
2−クロロ−2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)マロン酸ジエチルの合成
2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)マロン酸ジエチル13.59gのテトラヒドロフラン(THF)溶液(140ml)に氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性)1.0gを加えて水素の発生が止まるまで撹拌した。これにN−クロロスクシンイミド5.6gを加えて1時間撹拌した。反応液を冷塩酸に加え、ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、乾燥物を減圧下に濃縮し、残渣にジイソプロピルエーテルを加え、析出した固体を濾取し、乾燥して、淡黄色粉末の2−クロロ−2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)マロン酸ジエチルを12.77g(収率86%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.28(3H,t,J=7.2Hz),3.86(2H,s),3.89(3H,s),3.92(3H,s),4.2−4.3(4H,m),6.71(1H,d,J=9.8Hz),6.98(1H,d,J=8.4Hz),7.10(1H,d,J=8.4Hz),7.93(1H,d,J=9.8Hz)。
参考例5
2−クロロ−3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピオン酸の合成
2−クロロ−2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)マロン酸ジエチル5.1gを酢酸20ml及び6N塩酸15mlの混合液に加えて9時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応液に水を加え、氷冷した。析出した固体を濾取し、水洗し、乾燥して、淡黄色粉末の2−クロロ−3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピオン酸を3.1g得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
3.45−3.65(2H,m),3.77(3H,s),3.86(3H,s),4.5−4.65(1H,m),6.62(1H,d,J=9.8Hz),7.14(1H,d,J=8.3Hz),7.21(1H,d,J=8.3Hz),8.03(1H,d,J=9.8Hz),13.4(1H,brs)。
参考例6
2−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]マロン酸ジエチルの合成
マロン酸ジエチル2.2mlのテトラヒドロフラン(THF)溶液(30ml)に氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性)0.5gを加えて水素の発生が止まるまで撹拌した。これに5−(2−ヨードエチル)−8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン1.54gを加え、室温で一夜撹拌した。反応液を冷塩酸に加え、ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、乾燥物を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:メタノール=50:1→40:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮して、黄色油状の2−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]マロン酸ジエチルを1.73g(収率定量的)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.2−1.4(6H,m),2.1−2.25(2H,m),2.8−3.0(2H,m),3.3−3.5(1H,m),3.88(3H,s),3.93(3H,s),4.1−4.4(4H,m),6.75(1H,d,J=9.7Hz),6.9−7.1(2H,m),7.92(1H,d,J=9.7Hz)。
参考例7
2−クロロ−2−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]マロン酸ジエチルの合成
2−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]マロン酸ジエチル1.79gのTHF溶液(30ml)に氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性)0.21gを加えて水素の発生が止まるまで撹拌した。これにN−クロロスクシンイミド0.7gを加えて1.5時間撹拌した。反応液を冷塩酸に加え、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮し、黄色油状の2−クロロ−2−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]マロン酸ジエチルを2.38g(収率定量的)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.31(6H,t,J=7.1Hz),2.47(2H,t,J=8.7Hz),2.98(2H,t,J=8.7Hz),3.88(3H,s),3.93(3H,s),6.75(1H,d,J=9.7Hz),6.9−7.1(2H,m),7.87(1H,d,J=9.7Hz)。
参考例8
2−クロロ−4−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)酪酸の合成
2−クロロ−2−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]マロン酸ジエチル2.38gを、酢酸10ml及び6N塩酸15mlの混合液に加え、得られる混合物を一夜加熱還流した。室温まで冷却後、反応液に水及び少量のエタノールを加えて氷冷した。析出した固体を濾取し、水洗し、乾燥して、灰色粉末の2−クロロ−4−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)酪酸を0.99g(収率55%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.9−2.3(2H,m),2.8−3.1(2H,m),3.77(3H,s),3.85(3H,s),4.4−4.6(1H,m),6.61(1H,d,J=9.7Hz),7.05(1H,d,J=7.1Hz),7.18(1H,d,J=7.1Hz),7.98(1H,d,J=9.7Hz),13.4(1H,brs)。
参考例9
2−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]マロン酸ジエチルの合成
マロン酸ジエチル1.85mlのTHF溶液(30ml)に氷冷下水素化ナトリウム(60%油性)0.39gを加えて水素の発生が止まるまで撹拌した。これに5−(3−ヨードプロピル)−8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン2.89gを加え、室温で4.5時間撹拌した。反応液を冷塩酸に加え、ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、乾燥物を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製した。得られる精製物を減圧下に濃縮して、黄色油状の2−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]マロン酸ジエチルを2.94g(収率93%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.27(6H,t,J=7.1Hz),1.6−1.8(2H,m),1.95−2.1(2H,m),2.87(2H,t,J=7.7Hz),3.56(1H,t,J=7.5Hz),3.89(3H,s),3.95(3H,s),4.1−4.4(4H,m),6.73(1H,d,J=9.8Hz),7.00(2H,s),7.84(1H,d,J=9.8Hz)。
参考例10
2−クロロ−2−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]マロン酸ジエチルの合成
2−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]マロン酸ジエチル2.94gのTHF溶液(30ml)に氷冷下、水素化ナトリウム(60%油性)0.33gを加えて水素の発生が止まるまで撹拌した。これにN−クロロスクシンイミド1.2gを加えて2時間撹拌した。反応液を冷塩酸に加え、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮し、黄色油状の2−クロロ−2−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]マロン酸ジエチルを4.02g(収率定量的)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.26(6H,t,J=7.1Hz),1.6−1.9(2H,m),2.31(2H,t,J=8.0Hz),2.88(2H,t,J=7.7Hz),3.88(3H,s),3.94(3H,s),6.72(1H,d,J=9.8Hz),6.99(2H,s),7.79(1H,d,J=9.8Hz)。
参考例11
2−クロロ−5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)吉草酸の合成
2−クロロ−2−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]マロン酸ジエチル4.02gを、酢酸15ml及び6N塩酸20mlの混合液に加えて24時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応液に水を加えて氷冷した。析出した固体を濾取し、水洗し、乾燥して、淡黄色粉末の2−クロロ−5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)吉草酸を2.30g(収率75%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.6−2.2(4H,m),2.7−3.1(2H,m),3.77(3H,s),3.84(3H,s),4.5−4.65(1H,m),6.59(1H,d,J=9.7Hz),7.05(1H,d,J=8.1Hz),7.17(1H,d,J=8.1Hz),7.99(1H,d,J=9.7Hz),13.2(1H,brs)。
参考例12
8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン5gをジクロロメタン100mlに溶解し、室温でジクロロメチルメチルエーテル6.4mlを加え、氷水浴で冷却した。10℃以下で四塩化チタン85mlを滴下した。得られる混合物を室温で終夜攪拌した。反応液を氷水に注ぎ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、生じた固体を濾取し、乾燥して、8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド5.2g(収率90%)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.63(2H,t,J=7.4Hz),3.54(2H,t,J=7.4Hz),3.97(3H,s),6.92(1H,d,J=8.5Hz),7.50(1H,d,J=8.5Hz),7.84(1H,brs),10.02(1H,s)。
参考例13
8−メトキシ−1−エチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド2.0gをDMF20mlに溶かし、氷冷下水素化ナトリウム(60%油性)0.43gを加えた。添加後、水素の発生が終わるまで室温で攪拌した。得られる混合物を再び氷水浴で冷却し、ヨウ化エチル1.2mlを滴下し、室温で8時間攪拌した。反応液を氷塩酸水に注ぎ、メチレンクロリドで抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製し、8−メトキシ−1−エチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド2.1g(収率91%)を得た 。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.15(3H,t,J=7.1Hz),2.51(2H,t,J=7.0Hz),3.36(2H,t,J=7.0Hz),3.97(3H,s),4.01(2H,t,J=7.4Hz),6.98(1H,d,J=8.6Hz),7.60(1H,d,J=8.6Hz),10.06(1H,s)。
参考例14
8−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン15gをDMF150mlに溶かし、氷冷下水素化ナトリウム(60%油性)3.6gを加えた。添加後、水素の発生が止まるまで室温で攪拌した。得られる混合物を再び氷水で冷却し、ヨウ化メチル5.8mlを滴下し、室温で終夜攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製し、8−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを16.7g(収率96%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.5−2.6(2H,m),2.8−2.9(2H,m),3.39(3H,s),3.85(3H,s),6.75−6.9(2H,m),7.0−7.05(1H,m)。
参考例15
8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
8−メトキシ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン1.5gをジクロロメタン15mlに溶かし、室温でジクロロメチルメチルエーテル0.86mlを加え、氷水で冷却した。四塩化チタン10.5mlを滴下し、得られる混合物を室温で終夜攪拌した。更にジクロロメチルメチルエーテル1.29ml及び四塩化チタン15.8mlを加え、室温で5時間攪拌した。氷水に反応混合物をあけ、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣にヘキサンを加え、生成した不溶物を濾取し、乾燥し、8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを1.37g得た(収率80%)。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.5−2.55(2H,m),3.3−3.45(2H,m),3.96(3H,s),6.99(1H,d,J=8.6Hz),7.60(1H,d,J=8.6Hz),10.06(1H,s)。
参考例16
1−(4−ビフェニルメチル)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン2.54gのDMF溶液(20ml)に、0℃で水素化ナトリウム(60%油性)0.49gを加えて30分撹拌した。これに4−ブロモメチルビフェニル3.05gを加え、得られる混合物を室温で一夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:6→1:2)で精製した。精製物をクロロホルム−ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−(4−ビフェニルメチル)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを4.06g(収率92%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.65−2.78(2H,m),2.89−3.03(2H,m),5.17(2H,s),6.90(1H,d,J=8.7 Hz),7.23−7.39(4H,m),7.39−7.50(3H,m),7.50−7.71(4H,m)。
参考例17
1−(4−ビフェニルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−カルボキサルデヒドの合成
1−(4−ビフェニルメチル)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン2.80g、蟻酸ナトリウム0.171g及びビストリフェニルホスフィン塩化パラジウム0.25gのDMF溶液(30ml)を一酸化炭素雰囲気下100℃で4時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4→1:2)で精製した。精製物をクロロホルム−ジエチルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−(4−ビフェニルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−カルボキサルデヒドを1.95g(収率78%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.78(2H,t,J=8.0Hz),3.07(2H,t,J=8.0Hz),5.24(2H,s),7.15(1H,d,J=8.4Hz),7.25−7.49(5H,m),7.55−7.82(6H,m),9.84(1H,s)。
参考例18
1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−カルボキサルデヒドの合成
2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−カルボキサルデヒド5.13gのDMF溶液(50ml)に、0℃で水素化ナトリウム(60%油性)1.3gを加えて30分撹拌した。これに4−クロロベンジルブロミド7.0gを加え、得られる混合物を室温で一夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:10→1:4)で精製した。精製物をクロロホルム−ジイソプロピルエーテル−n−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−カルボキサルデヒドを4.13g(収率47%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.55(2H,s),7.24(2H,d,J=8.5Hz),7.28−7.39(4H,m),7.45(1H,d,J=8.4Hz),7.50−7.64(1H,m),8.68(1H,dd,J=1.3,8.1Hz),10.24(1H,s)。
参考例19
1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−カルボキサルデヒドの合成
2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−カルボキサルデヒド5.13gのDMF溶液(50ml)に、0℃で水素化ナトリウム(60%油性)1.3gを加えて30分撹拌した。これに4−クロロベンジルブロミド7.0gを加え、得られる混合物を室温で一夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:10→1:4)で精製した。精製物をクロロホルム−ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−カルボキサルデヒドを6.57g(収率72%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.56(2H,s),7.21−7.39(5H,m),7.44(1H,d,J=8.6Hz),7.61−7.72(1H,m),8.02(1H,dd,J=1.4,7.8Hz),8.59(1H,s),10.31(1H,s)。
参考例20
5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン15.9gの無水ジクロロメタン溶液(200ml)に、0℃撹拌下ピリジン30ml及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物25gを加えて2時間撹拌した。得られる混合物を減圧下に濃縮し、残渣に水を加えてジクロロメタンで抽出した。抽出物を水、硫酸水素カリウム水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に濃縮した後、残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して、淡褐色粉末の5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを28g(収率97%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.67(2H,dd,J=6.3Hz,J=8.8Hz),3.07(2H,t,J=7.2Hz),6.80−6.90(1H,m),6.90−7.02(1H,m),7.16−7.32(1H,m),8.95(1H,brs)。
参考例21
5−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン1.5g、青酸亜鉛1.3g及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.59gをDMF20mlに懸濁し、懸濁液を100℃で2時間撹拌した。不溶物を濾過して除き、濾液に酢酸エチルを加え、水洗した。得られる混合物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル−ジエチルエーテル混合溶媒から再結晶して、淡褐色粉末の5−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを0.71g(収率81%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.45−2.60(2H,m),3.05(2H,t,J=7.2Hz),7.08−7.18(1H,m),7.28−7.40(2H,m),10.37(1H,brs)。
参考例22
2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
5−シアノ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン100mg及びラネーニッケル100mgを蟻酸10mlに懸濁し、懸濁液を2時間加熱還流した。ラネーニッケル100mgを追加し、1時間加熱還流した。反応液を濾過して不溶物を除き、濾液を濃縮した。残渣に酢酸エチル及び水を加えて撹拌後、セライト濾過した。濾液を分液し、有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に濃縮した後、残渣を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、淡褐色粉末の2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを77mg(収率76%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.39−2.51(2H,m),3.35(2H,t,J=7.4Hz),7.10−7.17(1H,m),7.31−7.41(1H,m),7.44−7.50(1H,m),10.18(1H,s),10.26(1H,brs)。
参考例23
1−(4−ビフェニルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド1.0gのDMF溶液(10ml)に、0℃で水素化ナトリウム(60%油性)0.25gを加えて30分撹拌した。これに4−ブロモメチルビフェニル1.69gを加え、得られる混合物を室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出物を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4→1:2)で精製した。精製物をクロロホルム−ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して、無色板状晶の1−(4−ビフェニルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを1.11g(収率56%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.65−2.78(2H,m),3.45(2H,t,J=7.6Hz),5.24(2H,s),7.21−7.49(7H,m),7.49−7.57(1H,m),7.57−7.70(4H,m),10.24(1H,s)。
参考例24
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド42gをトルエン400mlに懸濁し、エチレングリコール33.7ml及びp−トルエンスルホン酸1水和物0.78gを加え、得られる混合物をディーン−スタークで4時間半加熱還流した。反応液を冷却し、重曹1.72gを含む水溶液10mlを加えた。しばらく攪拌し、生じた固体を濾過により集めた。集めた固体を水及びトルエンで洗浄し、60℃で乾燥して、5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン35.5gを白色結晶として得た(収率70%)。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.33−2.44(2H,m),2.85−2.98(2H,m),3.79(3H,s),3.86−4.08(4H,m),5.78(1H,s),6.86(1H,d,J=8.5Hz),7.07(1H,d,J=8.5Hz),8.97(1H,s)。
参考例25
1−(6−クロロピリジン−3−イルメチル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン10gのDMF溶液(70ml)に、氷冷下水素化ナトリウム(55%油性)2.1gを少量ずつ加え、水素の発生が止まるまで室温で撹拌した。得られる混合物を再度氷冷し、これに2−クロロ−5−クロロメチルピリジン9.74gのDMF溶液(30ml)を滴下して加えた。室温で4時間撹拌した後、反応液を氷水に注ぎ、生成した不溶物を濾過により集めた。集めた固体を水及びジエチルエーテルで洗浄し、乾燥して、淡黄色固体の1−(6−クロロピリジン−3−イルメチル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを11.84g(収率79%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.47−2.53(2H,m),2.88−2.94(2H,m),3.63(3H,s),3.91−4.04(4H,m),5.08(2H,s),5.80(1H,s),6.88(1H,d,J=8.6Hz),7.19(1H,d,J=8.6Hz),7.38(1H,d,J=8.3Hz),7.60(1H,dd,J1=2.3Hz,J2=8.3Hz),8.19(1H,d,J=2.3Hz)。
参考例26
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−1−[6−(N−メチル−N−フェニルアミノ)ピリジン−3−イルメチル]−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(6−クロロピリジン−3−イルメチル)−5−[1,3]ジオキソラン−2−イル−8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン0.4g、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム48.8mg、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン92.6mg及びナトリウムtert−ブトキシド0.15gをトルエン10.6mlに懸濁した。これにN−メチルアニリン0.17gを加え、得られる混合物をアルゴン雰囲気下13時間加熱還流した。減圧下に濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1→ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、無定形固体の5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−1−[6−(N−メチル−N−フェニルアミノ)ピリジン−3−イルメチル]−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを0.45g(収率95%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.52−2.58(2H,m),2.74−2.80(2H,m),3.40(3H,s),3.83(3H,s),3.98−4.12(4H,m),5.22(2H,s),5.81(1H,s),6.39(1H,d,J=8.7Hz),6.76(1H,d,J=8.7Hz),7.13−7.26(4H,m),7.33−7.39(3H,m),7.99(1H,d,J=2.0Hz)。
参考例27
8−メトキシ−1−[6−(N−メチル−N−フェニルアミノ)ピリジン−3−イルメチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−1−[6−(N−メチル−N−フェニルアミノ)ピリジン−3−イルメチル]−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン0.95gのアセトン(19ml)及び水(9.5ml)混合溶液に、ピリジニウムパラトルエンスルホナート(PPTS)0.54gを加えて2時間加熱還流した。反応混合物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水で2回洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、淡黄色無定形固体の8−メトキシ−1−[6−(N−メチル−N−フェニルアミノ)ピリジン−3−イルメチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを0.69g(収率81%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.53−2.59(2H,m),3.28−3.34(2H,m),3.39(3H,s),3.95(3H,s),5.23(2H,s),6.37(1H,d,J=8.8Hz),6.90(1H,d,J=8.6Hz),7.09(1H,dd,J1=2.4Hz,J2=8.8Hz),7.16−7.21(3H,m),7.33−7.39(2H,m),7.54(1H,d,J=8.6Hz),7.94(1H,d,J=2.4Hz),10.00(1H,s)。
参考例28
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−1−(6−チオフェン−3−イルピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(6−クロロピリジン−3−イルメチル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン0.4g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.12g及び2N炭酸ナトリウム水溶液2.5mlを1,2−ジメトキシエタン8mlに懸濁し、3−チオフェンボロン酸0.20gを加え、アルゴン雰囲気下4時間加熱還流した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水で2回洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、淡褐色無定形固体の5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−1−(6−チオフェン−3−イルピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを0.45g(収率95%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.49−2.51(2H,m),2.89−2.91(2H,m),3.71(3H,s),3.91−4.04(4H,m),5.19(2H,s),5.79(1H,s),6.87(1H,d,J=8.8Hz),7.16(1H,d,J=8.8Hz),7.51−7.74(4H,m),8.09−8.10(1H,m),8.32(1H,d,J=2.0Hz)。
参考例29
8−メトキシ−1−(6−チオフェン−3−イルピリジン−3−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−8−メトキシ−1−(6−チオフェン−3−イルピリジン−3−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン0.4gのアセトン(8ml)及び水(4ml)混合溶液に、ピリジニウムパラトルエンスルホナート(PPTS)0.24gを加えて1.5時間加熱還流した。得られる混合物を減圧下に濃縮し、ジクロロメタンで抽出し、水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮することにより、淡褐色無定形固体の8−メトキシ−1−(6−チオフェン−3−イルピリジン−3−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを0.4g(収率定量的)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.51−2.58(2H,m),3.34−3.41(2H,m),3.81(3H,s),5.19(2H,s),7.09(1H,d,J=8.8Hz),7.54−7.74(5H,m),8.09−8.10(1H,m),8.35(1H,d,J=1.8Hz),10.03(1H,s)。
参考例30
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン2.30g(10.5ミリモル)、ヨードベンゼン3.5ml(31.5ミリモル)、よう化銅(I)400mg(2.10ミリモル)、trans−1,2−ジアミノシクロヘキサン0.129ml(1.05ミリモル)及び炭酸セシウム6.84g(21.0 ミリモル)を1,4−ジオキサン30ml中で、還流下に3日間撹拌した。冷後、不溶物をセライトパットで濾別した。濾液に酢酸エチル及び水を加え、得られる混合物を洗浄し(水×2、飽和食塩水×1)、乾燥し(MgSO4)、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3→1:1)にて精製し、白色固体の5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを2.91g(収率92%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.75−2.90(2H,m),3.11−3.27(2H,m),3.98−4.25(4H,m),5.99(1H,s),6.39(1H,d,J=7.6Hz),7.05(1H,t,J=8.0Hz),7.16−7.30(3H,m),7.35−7.56(3H,m)。
参考例31
1−フェニル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン2.60gのTHF(30ml)溶液に2N塩酸5mlを加え、室温下一夜撹拌した。THFを減圧留去した後、酢酸エチル−水を加え、得られる混合物を洗浄し(水×2、飽和食塩水×1)、乾燥し(MgSO4)、減圧濃縮した。得られた固体をクロロホルム−ジエチルエーテルにて再結晶を行い、ベージュ粉末の1−フェニル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを1.93g(収率87%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.75−2.89(2H,m),3.53−3.68(2H,m),6.65(1H,dd,J=0.9Hz,J=8.2Hz),7.15−7.20(3H,m),7.39−7.61(4H,m),10.24(1H,s)。
参考例32
5−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−カルボキサルデヒドの合成
5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン5.00g(26ミリモル)をジクロロメタン100mlに溶解し、0℃でジクロロメチルメチルエーテル7.65ml(85ミリモル)を加えた。10℃以下で四塩化チタン12.4ml(113ミリモル)を滴下した。室温で2時間撹拌し、反応混合物を氷水に注ぎ、分液した。水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、これを水で2回洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣をジクロロメタンに溶解し、ジエチルエーテルを加え、生成した不溶物を濾取し、乾燥して、淡褐色粉末の5−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−カルボキサルデヒド5.32g(収率92%)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.55−2.67(2H,m),2.90−3.04(2H,m),3.94(3H,s),6.69(1H,d,J=8.6Hz),7.53(1H,d,J=8.6Hz),9.79(1H,s),10.60(1H,brs)。
参考例33
5−メトキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−カルボキサルデヒド1.00g及び10%パラジウム炭素100mgを、酢酸10ml及びエタノール10mlの混合溶媒に加え、50℃で1時間接触還元した。触媒を濾過して除き、濾液を減圧下に濃縮した。残渣を酢酸エチルで抽出し、抽出物を水で2回洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ジエチルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の5−メトキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを826mg(収率89%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.04(3H,s),2.54−2.65(2H,m),2.89−3.02(2H,m),3.81(3H,s),6.51(1H,d,J=8.4Hz),6.97(1H,d,J=8.4Hz),7.37(1H,brs)。
参考例34
5−ヒドロキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−メトキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン10.0gのジクロロメタン溶液(100ml)に−20℃で2N三臭化ホウ素のジクロロメタン溶液52mlを滴下して加えた。1時間撹拌した後、反応混合物を氷水に注ぎ、分液した。有機層を水で2回洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−ジエチルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の5−ヒドロキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを9.4g(収率定量的)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.14(3H,s),2.60−2.65(2H,m),2.94−2.99(2H,m),5.50(1H,brs),6.45(1H,d,J=8.2Hz),6.88(1H,d,J=8.2Hz),7.40(1H,brs)。
参考例35
8−メチル−5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−ヒドロキシ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン9.0gの無水ジクロロメタン溶液(30ml)に、0℃撹拌下、ピリジン6.2ml及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物10.3mlを加えて1時間撹拌した。得られる混合物を減圧下に濃縮し、残渣に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を水、硫酸水素カリウム水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。これを減圧下に濃縮した後、残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して、淡褐色粉末の8−メチル−5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを28g(収率97%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.26(3H,s),2.60−2.73(2H,m),2.99−3.12(2H,m),6.89(1H,d,J=8.5Hz),7.11(1H,d,J=8.5Hz),7.67(1H,brs)。
参考例36
5−シアノ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
8−メチル−5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン4.0g、青酸亜鉛3.34g及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.299gをDMF40mlに懸濁し、懸濁液を100℃で4時間撹拌した。不溶物を濾過して除き、濾液に酢酸エチルを加え、水洗した。無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、乾燥物を濃縮し、残渣をDMF−エタノール混合溶媒から再結晶して、淡褐色粉末の5−シアノ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを2.1g(収率87%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.31(3H,s),2.64−2.75(2H,m),3.15−3.27(2H,m),7.14(1H,d,J=7.9Hz),7.24(1H,d,J=7.9Hz),7.67(1H,brs)。
参考例37
8−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
5−シアノ−8−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン2.0g及びラネーニッケル10gを蟻酸40mlに懸濁し、懸濁液を6時間加熱還流した。反応混合物を濾過して不溶物を除き、濾液を濃縮した。残渣に酢酸エチル及び水を加え、撹拌後、セライト濾過した。濾液を分液し、有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に濃縮した後、残渣を酢酸エチル−ジエチルエーテル混合溶媒から再結晶して、淡褐色粉末の8−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを1.29g(収率62%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.30(3H,s),2.37−2.50(2H,m),3.28−3.43(2H,m),7.26(1H,d,J=7.8Hz),7.44(1H,d,J=7.8Hz),9.56(1H,s),10.15(1H,s)。
参考例38
5−メトキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
8−ブロモ−5−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン10.0g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.45g及び炭酸カリウム5.4gをジオキサン100mlに懸濁し、フェニルボロン酸5.24gを加え、アルゴン雰囲気下2時間加熱還流した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣に水を加え、得られる混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を水で2回洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、淡黄色粉末の5−メトキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを8.3g(収率84%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.57−2.64(2H,m),2.97−3.04(3H,m),3.88(2H,s),6.66(1H,d,J=8.5Hz),7.09(1H,d,J=8.5Hz),7.27−7.52(6H,m)。
参考例39
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−メトキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
5−メトキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン5.0gのDMF溶液(50ml)に0℃で水素化ナトリウム(60%油性)0.87gを加えて30分撹拌した。これに4−ブロモメチルビフェニル5.37gを加え、得られる混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:10→1:5)で精製した。精製物を酢酸エチル−n−ヘキサン−ジエチルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−メトキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを6.8g(収率82%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.64−2.70(2H,m),2.84−2.96(2H,m),3.86(3H,s),4.49(2H,s),6.73(1H,d,J=8.6Hz),6.91(2H,d,J=8.1Hz),7.13(1H,d,J=8.6Hz),7.24−7.55(12H,m)。
参考例40
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−ヒドロキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−メトキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン5.00gのジクロロメタン溶液(50ml)に−20℃で2N三臭化ホウ素のジクロロメタン溶液12mlを滴下して加えた。4時間撹拌した後、反応混合物を氷水に注ぎ、分液した。有機層を水で2回洗浄し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣をジクロロメタン−ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−ヒドロキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを5.01g(収率定量的)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.66−2.74(2H,m),2.84−2.90(2H,m),4.48(2H,s),5.84(1H,brs),6.61(1H,d,J=8.4Hz),6.92(2H,d,J=8.2Hz),7.01(1H,d,J=8.4Hz),7.22−7.54(12H,m)。
参考例41
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−フェニル−5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−ヒドロキシ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン4.0gの無水ジクロロメタン溶液(40ml)に0℃撹拌下に、ピリジン1.12ml及びトリフルオロメタンスルホン酸無水物1.99mlを加え、次いで1時間撹拌した。得られる混合物を減圧下に濃縮し、残渣に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を水、硫酸水素カリウム水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮して、白色無定形固体の1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−フェニル−5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを5.45g(収率定量的)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.67−2.81(2H,m),2.90−3.03(2H,m),4.48(2H,s),6.85(2H,d,J=8.2Hz),7.05−7.15(1H,m),7.20−7.58(13H,m)。
参考例42
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−シアノ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−フェニル−5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン5.2g、青酸亜鉛2.50g及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.224gをDMF50mlに懸濁し、100℃で4時間撹拌した。不溶物を濾過して除き、濾液に酢酸エチルを加え、得られる混合物を水洗した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、乾燥物を濃縮して白色無定形固体の1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−シアノ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを2.1g(収率90%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.75−2.82(2H,m),3.09−3.15(2H,m),4.48(2H,s),6.85(2H,d,J=8.3Hz),7.20−7.57(14H,m)。
参考例43
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−フェニル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−シアノ−8−フェニル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン3.0g及びラネーニッケル15gを蟻酸60mlに懸濁し、懸濁液を11時間加熱還流した。反応混合物を濾過して不溶物を除き、濾液を濃縮した。残渣に酢酸エチル及び水を加えて撹拌後、セライト濾過した。濾液を分液し、有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:10→1:3)で精製した。得られる精製物を濃縮して白色無定形固体の1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−フェニル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを0.44g(収率15%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.69−2.75(2H,m),2.37−2.43(2H,m),4.48(2H,s),6.87(2H,d,J=8.3Hz),7.25−7.55(13H,m),7.61(1H,d,J=8.0Hz),10.20(1H,s)。
参考例44
1−ベンジル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド5.0gのDMF溶液(50ml)に、0℃で水素化ナトリウム(60%油性)1.07gを加えて30分撹拌した。これに臭化ベンジル3.47mlを加え、得られる混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−ベンジル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを6.6g(収率92%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.60(2H,t,J=7.0Hz),3.38(2H,t,J=7.0Hz),3.82(3H,s),5.29(2H,s),6.82(1H,d,J=8.6Hz),7.0−7.3(5H,m),7.5(1H,d,J=8.6Hz),10.00(1H,s)。
参考例45
1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
1−ベンジル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド3.0g及びナトリウム4−メチルベンゼンチオラート3.27gをDMSO30mlに加え、100℃で40分撹拌した。反応混合物に水及び硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、淡褐色粉末の1−ベンジル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを6.6g(収率92%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.42−2.59(2H,m),3.19−3.40(2H,m),5.31(2H,s),6.85(1H,d,J=8.5Hz),7.05−7.27(5H,m),7.43(1H,d,J=8.5Hz),9.94(1H,s),11.12(1H,s)。
参考例46
1−(4−カルボメトキシベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド13.4gのDMF溶液(100ml)に、0℃で水素化ナトリウム(60%油性)2.87gを加えて30分撹拌した。これに4−ブロモメチル安息香酸メチル18.0gを加え、得られる混合物を室温で一夜撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4→1:2)で精製した。精製物をクロロホルム−ジイソプロピルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の1−(4−カルボメトキシベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドを14.43g(収率62%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.50−2.61(2H,m),3.29−3.41(2H,m),3.71(3H,s),3.79(3H,s),5.18(2H,s),7.06(1H,d,J=8.7Hz),7.25(2H,d,J=8.2Hz),7.60(1H,d,J=8.7Hz),7.81(2H,d,J=8.2Hz),10.02(1H,s)。
適当な出発原料を使用し、参考例41と同様にして、参考例47〜50の化合物を合成した。
参考例47
8−クロロ−5−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.63−2.75(2H,m),3.02−3.15(2H,m),6.94(1H,d,J=8.9Hz),7.34(1H,d,J=8.9Hz),7.85(1H,brs)。
参考例48
6−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.60−2.73(2H,m),3.01(2H,t,J=8.0Hz),6.81−6.92(1H,m),7.00−7.12(2H,m),9.09(1H,brs)。
参考例49
7−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.60−2.71(2H,m),3.00(2H,t,J=8.0Hz),6.70−6.77(1H,m),6.84−6.95(1H,m),7.16−7.30(1H,m),8.80(1H,brs)。
参考例50
8−トリフルオロメタンスルホニルオキシ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.63−2.75(2H,m),3.05(2H,t,J=7.9Hz),7.03(1H,t,J=7.9Hz),7.12−7.28(2H,m),7.78(1H,brs)。
参考例51
6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボニトリルの合成
2−(4,4−ジメチル−[1,3,2]ジオキサボロナン−2−イル)−安息香酸エチルエステル19.84g、2−ヨード−4−シアノアニリン18.47g、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム8.75g及びリン酸カリウム35.36gをジオキサン360mlに加え、得られる混合物を一夜加熱還流した。反応溶媒を冷却し、生じた固体を濾取し、水洗し、乾燥し、標記化合物17.3gを黄色固体として得た(収率定量的)。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
7.47(1H,d,J=8.5Hz),7.6−8.0(3H,m),8.1−8.2(1H,m),8.3−8.4(1H,m),8.98(1H,s),12.05(1H,brs)。
参考例52
5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボニトリルの合成
6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボニトリル1gをDMF20mlに懸濁させ、氷冷下60%水素化ナトリウム0.2gを加え水素の発生が止まるまで攪拌した。臭化ベンジル0.59mlを加え、室温で1時間攪拌した。水を加え、生じた固体を濾取し、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:1)で精製し、表題の化合物0.68gを無色結晶として得た(収率48%)。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.57(2H,s),7.1−7.5(6H,m),7.6−7.95(3H,m),8.27(1H,d,J=8.3Hz),8.58(1H,d,J=1.8Hz),8.63(1H,dd,J=8.3Hz,J=1.8Hz)。
適当な出発原料を使用し、参考例52と同様にして、参考例53〜54の化合物を合成した。
参考例53
5−エチル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボニトリル
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.43(3H,t,J=7.1Hz),4.47(2H,t,J=7.1Hz),7.35−7.9(4H,m),8.27(1H,d,J=8.3Hz),8.5−8.65(2H,m)。
参考例54
5−(1−ビフェニル−4−イルメチル)−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボニトリル
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.57(2H,s),7.1−7.5(6H,m),7.6−7.95(3H,m),8.27(1H,d,J=8.3Hz),8.58(1H,d,J=1.8Hz),8.63(1H,dd,J=8.3Hz,J=1.8Hz)。
参考例55
5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボキサルデヒドの合成
5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボニトリル1.24g及びラネーニッケル0.8gを75%蟻酸25mlに懸濁した。懸濁液を1時間40分加熱還流し、熱時濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(メチレンクロリド:メタノール=50:1)で精製し、表題の化合物1.08gを無色結晶として得た(収率80%)。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.69(2H,s),7.15−7.35(6H,m),7.5−8.05(3H,m),8.47(1H,d,J=7.9Hz),8.70(1H,d,J=8.1Hz),8.63(1H,d,J=1.4Hz),10.08(1H,s)。
適当な出発原料を使用し、参考例55と同様にして、参考例56の化合物を合成した。
参考例56
5−エチル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボキサルデヒド
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.45(3H,t,J=7.1Hz),4.50(2H,t,J=7.1Hz),7.15−7.35(6H,m),7.5−8.15(4H,m),8.39(1H,d,J=8.1Hz),8.56(1H,dd,J=8.1Hz,J=1.3Hz),8.81(1H,d,J=1.8Hz),10.11(1H,s)。
適当な出発原料を使用し、参考例13と同様にして、参考例104〜130、133〜134及び137〜141の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例19と同様にして、参考例147及び148の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例21と同様にして、参考例57〜63の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例23と同様にして、参考例144〜145及び152〜156の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例24と同様にして、参考例70、71及び81の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例25と同様にして、参考例64〜69、72、79、80、82及び83の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例26と同様にして、参考例75〜77の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例28と同様にして、参考例74及び78の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例29と同様にして、参考例98、99、100〜103、131、135、136及び146の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例31と同様にして、参考例84〜97及び142の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例37と同様にして、参考例149〜151の化合物を合成した。
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上記表において、Meはメチル基を、tBuはtert−ブチル基を、それぞれ意味する。
参考例158
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−{4−[(N−メチル−N−フェニルアミノ)メチル]ベンジル}−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(4−クロロメチルベンジル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(100mg、0.28ミリモル)、N−メチルアニリン(0.045ml、0.42ミリモル)及び炭酸カリウム(57.9mg、0.42ミリモル)をアセトニトリル(1ml)に加えて4時間加熱還流した。室温まで冷却した後、反応混合物に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。これを減圧下に濃縮し、残渣をプレパラティブシリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮乾固して、淡黄色無定形固体の5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−{4−[(N−メチル−N−フェニルアミノ)メチル]ベンジル}−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(80mg、収率67%)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.72−2.78(2H,m),2.98(3H,s),3.08−3.12(2H,m),4.06−4.16(4H,m),4.48(2H,s),5.15(2H,s),5.94(1H,s),6.67−6.74(3H,m),6.90(1H,d,J=8.1Hz),7.09−7.26(8H,m)。
参考例159
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−(6−ピペリジノメチルピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(6−クロロメチルピリジン−2−イルメチル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(1.0g、2.8ミリモル)をピペリジン(2ml)に加え、アルゴン雰囲気下100℃で2時間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物に水と少量の酢酸を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を合わせて水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥物を減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮乾固して淡黄色無定形固体の5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−(6−ピペリジノメチルピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(0.73g、収率64%)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.44−1.49(2H,m),1.56−1.65(4H,m),2.42−2.46(4H,m),2.74−2.80(2H,m),3.09−3.15(2H,m),3.64(2H,s),4.01−4.17(4H,m),5.27(2H,s),5.95(1H,s),6.95−7.02(2H,m),7.11(1H,t,J=7.9Hz),7.23−7.31(2H,m),7.54(1H,t,J=7.7Hz)。
参考例160
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−(4−フェニルスルファニルベンジル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(4−クロロメチルベンジル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(1.0g、2.79ミリモル)、チオフェノール(0.37ml、3.63ミリモル)及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)(0.84ml、5.59ミリモル)をTHF(30ml)に加えて7時間加熱還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮乾固して白色固体の5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−(4−フェニルスルファニルベンジル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(1.13g、収率94%)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.73−2.79(2H,m),3.06−3.12(2H,m),4.01−4.17(6H,m),5.14(2H,s),5.95(1H,s),6.85−6.88(1H,m),7.09−7.17(4H,m),7.19−7.32(7H,m)。
参考例161
1−[2−(1−ビフェニル−4−イルピペリジン−4−イル)エチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−1−(2−ピペリジン−4−イルエチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(500mg、1.52ミリモル)及び4−ブロモビフェニル(424mg、1.82ミリモル)のトルエン溶液(10ml)に酢酸パラジウム(34mg、0.15ミリモル)、トリtert−ブチルホスフィン テトラフルオロホウ酸塩(66mg、0.23ミリモル)及びナトリウムtert−ブトキシド(218mg、2.27ミリモル)を加え、アルゴン雰囲気下、100℃で7.5時間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮し、残渣を塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、残渣をアセトン(10ml)に溶解した。これにp−トルエンスルホン酸1水和物(104mg)及び水(2ml)を加えて15分間加熱還流した。得られた混合物を室温まで冷却し、減圧下に濃縮した。残渣に炭酸カリウム水溶液を加えて塩基性にし、10分間超音波洗浄機にかけた。生成した不溶物を濾取し、水で洗浄し、乾燥して無色固体の1−[2−(1−ビフェニル−4−イルピペリジン−4−イル)エチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド(213mg、収率32.1%)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.2−2.3(7H,m),2.6−2.7(2H,m),3.0−3.25(2H,m),3.4−3.55(2H,m),3.65−3.8(2H,m),3.95−4.1(2H,m),7.18(1H,d,J=8.0Hz),7.25−7.7(10H,m),7.84(1H,d,J=8.1Hz),10.22(1H,s)。
参考例162
1−[3−(4−クロロフェニルスルファニル)プロピル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
1−(3−ブロモプロピル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(797mg、2.34ミリモル)、4−クロロチオフェノール(407mg、2.81ミリモル)及び炭酸カリウム(421mg、3.05ミリモル)をアセトニトリル(16ml)に加え、5時間加熱還流した。室温まで冷却した後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1→2:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、残渣をアセトン(16ml)に溶解した。これにp−トルエンスルホン酸1水和物(53.5mg)及び水(3ml)を加え、室温で一夜撹拌した。反応混合物に炭酸カリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮して無色油状物の1−[3−(4−クロロフェニルスルファニル)プロピル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド(700mg、収率83%)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.9−2.05(2H,m),2.55−2.65(2H,m),2.9−3.05(4H,m),4.0−4.2(6H,m),5.94(1H,s),6.96(1H,d,J=7.9Hz),7.2−7.35(6H,m)。
参考例163
1−[3−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)プロピル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒドの合成
1−(3−ブロモプロピル)−5−(1,3−ジオキソラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(790mg、2.32ミリモル)、4−ベンジルピペリジン(0.49ml、2.79ミリモル)及び炭酸カリウム(142mg、1.03ミリモル)をアセトニトリル(15ml)に加え、1.5時間加熱還流した。室温まで冷却した後、反応混合物を濾過して不溶物を除去した。固体をアセトニトリルで洗浄し、濾液と洗液を合わせて減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1→酢酸エチル:メタノール=50:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、残渣をアセトン(15ml)に溶解した。これにp−トルエンスルホン酸1水和物(368mg)を加え、得られる混合物を2時間加熱還流した。反応液に炭酸カリウム水溶液を加え、減圧下に濃縮した。残渣に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮して無色油状物の1−[3−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)プロピル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド(672mg、収率定量的)を得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
1.2−1.95(9H,m),2.35(2H,t,J=7.0Hz),2.4−2.7(4H,m),2.8−3.1(4H,m),3.9−4.2(6H,m),5.94(1H,s),7.1−7.4(8H,m)。
適当な出発原料を使用し、参考例24と同様にして、下記参考例178及び185の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例25と同様にして、下記参考例164、165、167〜172、176、177、179、183及び184の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例26と同様にして、下記参考例186〜190、192、193、197、198、203及び206〜209の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例27と同様にして、下記参考例166及び180〜182の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例30と同様にして、下記参考例73、196、200〜201及び210の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例158と同様にして、下記参考例175の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例159と同様の方法にして、下記参考例173及び174の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例161と同様の方法にして、下記参考例202、204、205及び214の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例162と同様の方法にして、下記参考例191及び195の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例163と同様の方法にして、下記参考例194、199及び211〜213の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例32と同様にして、下記参考例132の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例41と同様にして、下記参考例143の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、参考例22と同様にして、下記参考例157の化合物を合成した。
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実施例1
5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
メトキシエタノール20mlに2−クロロ−3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピオン酸1.0g、チオ尿素0.45g及び酢酸ナトリウム0.4gを加え、110℃で7.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、析出した固体を濾取した。濾液をジクロロメタンで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。濃縮した残渣及び濾過により集めた固体をあわせ、これを10%塩酸とエタノールとの混合溶媒に加え、一夜加熱還流した。溶媒を減圧下に留去し、残渣を含水DMFから再結晶して黄色粉末の5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンを0.41g得た。
融点:254−255℃。
実施例2
5−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
メトキシエタノール20mlに2−クロロ−4−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)酪酸912mg、チオ尿素390mg及び酢酸ナトリウム394mgを加えて110℃で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮した。残渣に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣を10%塩酸10mlとエタノール10mlとの混合溶媒に加え、一夜加熱還流した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をDMF−エタノール混合溶媒から再結晶して、黄色粉末の5−[2−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを332mg(収率31%)得た。
融点:222−224℃。
実施例3
5−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
メトキシエタノール20mlに2−クロロ−5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)吉草酸1g、チオ尿素380mg及び酢酸ナトリウム380mgを加えて110℃で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮し、残渣に水及び少量のエタノールを加えて析出した固体を濾取した。固体を10%塩酸10mlとエタノール10mlとの混合溶媒に加え、一夜加熱還流した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をジクロロメタンで抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:メタノール=100:1→10:1)で精製し、エタノール−エーテル混合溶媒から再結晶して淡黄色粉末の5−[3−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)プロピル]チアゾリジン−2,4−ジオンを332mg(収率29%)得た。
融点:172−175℃。
実施例4
5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
メトキシエタノール50mlにクロロ−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)酢酸エチル3.02g、チオ尿素1.4g及び酢酸ナトリウム2gを加え、110℃で2.5時間撹拌した。反応混合物を減圧下に濃縮した。残渣に水を加え、析出した固体を濾過により集めた。集めた固体を10%塩酸30mlとエタノール30mlとの混合溶媒に加え、一夜加熱還流した。減圧下に半量になるまで濃縮した。これに水を加え、混合物を氷冷して固体を析出させた。析出した固体を濾過により集めた。この固体をDMF−エタノール混合溶媒から再結晶して、灰色粉末の5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)チアゾリジン−2,4−ジオンを1.68g(収率57%)得た。
融点:255℃(分解)。
実施例5
5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−カルボキサルデヒド1.50g及び2,4−チアゾリジンジオン0.826gをトルエン30mlに懸濁した。これにピペリジン5滴及び酢酸5滴を加え、6時間加熱還流した。反応液を放冷して固体を析出させ、析出した固体を濾取し、乾燥して、薄茶色粉末の5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンを1.01g(収率50%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.53(2H,s),6.76(1H,s),7.11−7.49(6H,m),7.53−7.64(1H,m),7.81(1H,d,J=8.1Hz),8.04(1H,s),12.21−13.32(1H,br)。
実施例6
5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−カルボキサルデヒド1.50g及び2,4−チアゾリジンジオン0.826gをトルエン30mlに懸濁し、ピペリジン5滴及び酢酸5滴を加えて6時間加熱還流した。反応液を放冷して固体を析出させた。析出した固体を濾取し、乾燥して、黄色粉末の5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンを1.36g(収率68%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.55(2H,s),7.18−7.45(6H,m),7.53−7.65(1H,m),7.88−8.00(2H,m),8.21(1H,s),12.59(1H,brs)。
適当な出発原料を使用し、実施例6と同様にして、下記実施例7〜13の化合物を製造した。
実施例7
5−[1−(1−ビフェニル−4−イルメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.59(2H,brs),6.78(1H,s),7.18−7.70(12H,m),7.82(1H,d,J=8.0Hz),8.05(1H,s),12.81(1H,brs)。
実施例8
5−[1−(1−ビフェニル−4−イルメチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.61(2H,brs),7.21−7.51(7H,m),7.51−7.68(5H,m),7.87−8.00(2H,m),8.22(1H,s),12.60(1H,brs)。
実施例9
5−[1−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
融点:300℃以上
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
3.80(3H,s),3.95(3H,s),6.70(1H,d,J=9.8Hz),7.35−7.45(2H,m),8.05(1H,d,J=9.8Hz),8.14(1H,s),12.63(1H,brs)。
実施例10
5−[1−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)メチリデン]−3−メチルチアゾリジン−2,4−ジオン
融点:270℃(分解)。
実施例11
5−{1−[8−メトキシ−1−(4−ブロモベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル]メチリデン}チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
3.65(3H,s),5.67(2H,s),6.80(1H,d,J=9.8Hz),7.03(2H,d,J=8.5Hz),7.25−7.40(2H,m),7.40−7.52(2H,m),8.16(2H,d,J=10.9Hz),12.64(1H,brs)。
実施例12
5−[1−(1−ビフェニル−4−イルメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.70−2.84(2H,m),2.97−3.09(2H,m),5.22(2H,brs),7.12(1H,s),7.15−7.25(1H,m),7.25−7.49(6H,m),7.56−7.71(5H,m),12.52(1H,brs)。
実施例13
5−[1−(1−ビフェニル−4−イルメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.55−2.68(2H,m),2.80−2.94(2H,m),4.98(2H,s),6.98−7.16(3H,m),7.22−7.63(9H,m),7.75(1H,s),12.57(1H,brs)。
実施例14
5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン0.96g、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジエチル0.735g及びシリカゲル0.96gをトルエン30mlに加え、一夜加熱還流した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:酢酸エチル=10:1→3:1)で精製した。精製物をクロロホルム−エーテル混合溶媒から再結晶して白色粉末の5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを0.87g(収率91%)得た。
融点:142.1−143.7℃。
実施例15
5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン1.207g、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジエチル0.924g及びシリカゲル1.2gをトルエン30mlに加え、一夜加熱還流した。さらに反応液に1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジエチル0.77gを加え、一夜加熱還流した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:酢酸エチル=10:1→3:1)で精製した。精製物をクロロホルム−エーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の5−[1−(4−クロロベンジル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−4−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを0.74g(収率61%)得た。
融点:230.7−231.9℃。
適当な出発原料を使用し、実施例15と同様にして、下記実施例16〜19の化合物を製造した。
実施例16
5−(2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.45−2.55(1H,m),3.35−3.5(1H,m),4.9−5.0(1H,m),7.15−7.7(4H,m),7.84(1H,s),11.91(1H,brs),12.08(1H,brs)。
実施例17
5−[(1−ビフェニル−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−3−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
融点:220.4−221.8℃。
実施例18
5−[(1−ビフェニル−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
融点:213.2−213.7℃。
実施例19
5−[(1−ビフェニル−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−8−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.40−2.53(2H,m),2.70−2.85(2H,m),3.09−3.25(1H,m),3.50−3.64(1H,m),4.79−4.90(1H,m),4.90−5.16(2H,m),7.02(1H,t,J=7.5Hz),7.08−7.21(4H,m),7.28−7.64(7H,m),12.04(1H,s)。
実施例20
5−[8−メトキシ−1−(4−ニトロベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[8−メトキシ−1−(4−ニトロベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン600mg、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジエチル415mg及びシリカゲル600mgをトルエン20mlに加え、14時間加熱還流した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製した。精製物を酢酸エチル−エーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の5−[8−メトキシ−1−(4−ニトロベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを585mg(収率97%)得た。
融点:246.5−246.6℃。
実施例21
5−[1−(4−アミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[8−メトキシ−1−(4−ニトロベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン10.0gのDMF溶液(100ml)に10%パラジウム炭素10gを加え、40℃で5時間接触還元した。触媒を濾過して除き、濾液を濃縮した。残渣に酢酸エチル及び水を加えてセライト濾過した。濾液を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:4)で精製し、精製物を酢酸エチルから再結晶して、白色粉末の5−[1−(4−アミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを7.98g(収率86%)得た。
融点:174.1−174.8℃。
実施例22
5−{8−メトキシ−1−[4−(2−ナフトイルアミノ)ベンジル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(4−アミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン0.7g及び2−ナフト酸0.59gのDMF溶液(14ml)に、氷冷下トリエチルアミン0.52g及びジエチルホスホロシアニデート(DEPC)0.42gを加えて16時間撹拌した。反応液に水及び酢酸エチルを加え、生成した不溶物を濾過により集めた。集めた不溶物をジクロロメタン−メタノール混合溶媒に溶解し、濃縮した。残渣をジエチルエーテル及びジイソプロピルエーテルで洗浄した。残渣を減圧下に乾燥して白色無定形固体の5−{8−メトキシ−1−[4−(2−ナフトイルアミノ)ベンジル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンを0.74g(収率77%)得た。
融点:202−208℃
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.44−2.52(2H,m),2.82−2.88(2H,m),3.03−3.13(1H,m),3.35−3.45(1H,m),3.73(3H,s),4.79(1H,dd,J1=4.1Hz,J2=9.9Hz),5.20(2H,s),6.83(1H,d,J=8.6Hz),6.91(1H,d,J=8.6Hz),7.05(2H,d,J=8.4Hz),7.58−7.66(4H,m),7.95−8.08(4H,m),8.52(1H,s),10.33(1H,s),12.06(1H,s)。
実施例23
5−[1−(4−ペンチルオキシカルボニルアミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(4−アミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン0.6gをジクロロメタン(6ml)に懸濁し、氷冷下ピリジン4mlを加え溶液とした。この溶液にクロロ蟻酸アミル0.26gを加えて1時間撹拌した。反応液に1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製し、ジイソプロピルエーテルから再結晶して、白色粉末の5−[1−(4−ペンチルオキシカルボニルアミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを3.75g(収率97%)得た。
融点:98−102℃。
実施例24
5−[8−メトキシ−1−(4−メトキシカルボニルベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
8−メトキシ−1−(4−メトキシカルボニルベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド7.0g及び2,4−チアゾリジンジオン3.25gをトルエン70mlに懸濁した。これにピペリジン10滴及び酢酸10滴を加えて4時間加熱還流した。反応液を放冷して固体を析出させた。析出した固体を濾取し、乾燥して、淡黄色粉末の5−[8−メトキシ−1−(4−メトキシカルボニルベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンを8.0g(収率90%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.52−2.66(2H,m),2.91−3.05(2H,m),3.65(3H,s),3.79(3H,s),5.17(2H,s),7.02(1H,d,J=8.7Hz),7.16(1H,d,J=8.7Hz),7.25(2H,d,J=8.3Hz),7.74−7.90(3H,m),12.55(1H,brs)。
実施例25
5−[8−メトキシ−1−(4−メトキシカルボニルベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[8−メトキシ−1−(4−メトキシカルボニルベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン7.0gのDMF溶液(70ml)に10%パラジウム炭素7.0gを加え、40℃で5時間接触還元した。触媒を濾過して除き、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製した。精製物を酢酸エチル−ジエチルエーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の5−[8−メトキシ−1−(4−メトキシカルボニルベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを5.23g(収率74%)得た。
融点:193.1−195.5℃。
実施例26
5−[8−メトキシ−1−(4−カルボキシベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[8−メトキシ−1−(4−メトキシカルボニルベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン4.0gのエタノール(200ml)及びTHF(200ml)混合溶液に、1N水酸化リチウム水溶液35mlを加え、室温で一夜撹拌した。溶媒を減圧下に留去し、残渣に塩酸を加え、生成した不溶物を濾過により集めた。集めた不溶物をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:3)で精製し、酢酸エチルから再結晶して、白色粉末の5−[8−メトキシ−1−(4−カルボキシベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンを3.75g(収率97%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.42−2.61(2H,m),2.70−2.94(2H,m),3.01−3.15(1H,m),3.34−3.48(1H,m),3.56(3H,s),4.78(1H,dd,J=4.4,9.8Hz),5.17(2H,brs),6.81(1H,d,J=8.6Hz),6.90(1H,d,J=8.6Hz),7.17(2H,d,J=8.2Hz),7.77(2H,d,J=8.2Hz),12.06(1H,brs),12.76(1H,brs)。
実施例27
5−{1−[4−(4−イソプロピルフェニルアミノカルボニル)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[8−メトキシ−1−(4−カルボキシベンジル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン0.5g及び4−イソプロピルアニリン0.23gのDMF溶液(10ml)に、氷冷下トリエチルアミン0.34g及びジエチルホスホロシアニデート(DEPC)0.28gを加え、0.5時間撹拌した。反応液に水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:メタノール=100:1→20:1)で精製し、酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、白色粉末の5−{1−[4−(4−イソプロピルフェニルアミノカルボニル)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンを0.57g(収率64%)得た。
融点:243−244℃。
適当な出発原料を使用し、実施例27と同様にして、下記実施例28及び29の化合物を製造した。
実施例28
5−{8−メトキシ−1−[4−(ピペリジン−1−カルボニル)ベンジル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.25−1.80(6H,m),2.39−2.62(2H,m),2.72−2.95(2H,m),2.95−3.72(9H,m),4.77(1H,dd,J=4.3,9.6Hz),5.16(2H,s),6.81(1H,d,J=8.6Hz),6.90(1H,d,J=8.6Hz),7.09(2H,d,J=8.0Hz),7.18(2H,d,J=8.0Hz),12.05(1H,brs)。
実施例29
5−[1−(4−シクロヘキシルアミノカルボニルベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
0.95−1.85(10H,m),2.39−2.60(2H,m),2.70−2.94(2H,m),3.00−3.19(1H,m),3.23−3.50(1H,m),3.63(3H,s),3.80−3.99(1H,m),4.64−4.88(1H,m),5.19(2H,s),6.80(1H,d,J=8.6Hz),6.89(1H,d,J=8.6Hz),7.11(2H,d,J=8.0Hz),7.65(2H,d,J=8.0Hz),8.03(1H,d,J=7.8Hz),12.06(1H,brs)。
実施例30
5−(1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチリデン)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド2.0g及び2,4−チアゾリジンジオン0.874gをトルエン20mlに懸濁した。これにピペリジン10滴及び酢酸10滴を加え、8時間加熱還流した。これを放冷して固体を析出させ、析出した固体を濾取し、乾燥して、黄色粉末の5−(1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチリデン)チアゾリジン−2,4−ジオンを2.7g(収率92%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.41−2.60(2H,m),2.75−2.98(2H,m),5.31(2H,s),6.84(1H,d,J=8.6Hz),7.00−7.30(6H,m),7.81(1H,s),10.72(1H,s),12.48(1H,brs)。
実施例31
5−(1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−(1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチリデン)チアゾリジン−2,4−ジオン2.2gのDMF溶液(20ml)に、10%パラジウム炭素2.2gを加え、室温で2時間接触還元した。触媒を濾過して除き、濾液を濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、水及び飽和食塩水で洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:メタノール=50:1)で精製した。精製物をジクロロメタン−エーテル混合溶媒から再結晶して、白色粉末の5−(1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンを1.9g(収率88%)得た。
融点:213.2−213.7℃。
実施例32
5−(1−ベンジル−8−ブトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−(1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン90mgのDMSO溶液(1ml)にカリウムtert−ブトキシド55.5mgを加え、室温で1時間撹拌した。これに4−ヨードブタン29.8μlを加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水を加え、硫酸水素カリウムを加え、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をプレパラティブシリカゲル薄層クロマト(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して、無色無定形固体の5−(1−ベンジル−8−ブトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンを42mg(収率41%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
0.93(3H,t,J=7.3Hz),1.35−1.50(2H,m),1.57−1.73(2H,m),2.52−2.67(2H,m),2.67−2.95(2H,m),3.05(1H,dd,J=10.1Hz,J=14.0Hz),3.51(1H,dd,J=4.0Hz,J=14.0Hz),3.89(2H,t,J=6.6Hz),4.39(1H,dd,J=4.0Hz,J=10.1Hz),5.32(2H,s),6.71(1H,d,J=8.6Hz),6.87(1H,d,J=8.6Hz),7.02−7.25(5H,m),9.15(1H,brs)。
実施例33
5−(1−ベンジル−8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−(1−ベンジル−8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン90mgのDMSO溶液(1ml)に、カリウムtert−ブトキシド55.5mgを加え、室温で1時間撹拌した。これに臭化ベンジル30μlを加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、硫酸水素カリウムを加え、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をプレパラティブシリカゲル薄層クロマト(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して、無色無定形固体の5−(1−ベンジル−8−ベンジルオキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンを84.5mg(収率76%)得た。
1H−NMR(CDCl3)δppm:
2.49−2.65(2H,m),2.65−2.94(2H,m),3.07(1H,dd,J=10.0Hz,J=14.5Hz),3.51(1H,dd,J=4.1Hz,J=14.5Hz),4.39(1H,dd,J=4.1Hz,J=10.0Hz),4.97(2H,s),5.32(2H,s),6.76(1H,d,J=8.6Hz),6.86(1H,d,J=8.6Hz),6.93−7.02(2H,m),7.03−7.19(3H,m),7.29−7.45(5H,m),9.07(1H,brs)。
実施例34
5−(1−カルボキシメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
1−tert−ブトキシカルボニルメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド4.16g及び2,4−チアゾリジンジオン1.66g(1.00当量)をトルエン40mlに懸濁し、酢酸及びピペリジンを二滴ずつ加え、ディーンスタークを用いて13時間加熱還流した。冷却後、結晶を濾別し、トルエンで洗浄した。得られる結晶をシリカゲル3.15g、ジヒドロピリジン2.09g及びトルエン60mlに懸濁し、一夜加熱還流した。シリカゲルを3.15g加え、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して白色粉末の5−(1−カルボキシメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンを2.13g得た(収率38%)。
融点:251−255℃。
実施例35
5−{1−[N−(3−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]カルボニルメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン カリウム塩の合成
5−(1−カルボキシメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン500mgをDMF5mlに溶解した。この溶液に、3−トリフルオロメチルアニリン0.35ml、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(WSC)0.32g及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)0.25gを加え、室温で終夜攪拌した。反応液に水を加え、生じた固体を濾別した。固体をメチレンクロリドに溶かし、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(メチレンクロリド:メタノール=50:1)で精製し、5−{1−[N−(3−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]カルボニルメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンを412mg得た。
斯くして得られる5−{1−[N−(3−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]カルボニルメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンをTHF4mlに溶かし、カリウムt−ブトキシド84.5mg加え、固体を溶解させた。ジエチルエーテルを加え、トリチレーションを行った。生じた結晶を濾別し、乾燥し、5−{1−[N−(3−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]カルボニルメチル−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン・カリウム塩を褐色粉末として340mg(収率49%)得た。
融点:135−139.5℃。
実施例36
5−(8−メトキシ−1−ピペリジン−4−イルメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[8−メトキシ−1−(1−tert−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン1.7gを4N−塩化水素酢酸エチル溶液50mlに加え、室温で6時間撹拌した。これを減圧下に濃縮し、残渣に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。生成した不溶物を濾取し、乾燥して、白色粉末の5−(8−メトキシ−1−ピペリジン−4−イルメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンを1.5g(収率定量的)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
1.05−1.3(2H,m),1.4−1.7(3H,m),2.3−2.9(6H,m),3.0−3.25(3H,m),3.82(3H,s),4.00(2H,d,J=6.8Hz),4.63(1H,dd,J=8.7Hz,J=4.2Hz),6.9−7.05(2H,m)。
実施例37
5−(1−{2−[1−(4−メチルベンゾイル)ピペリジン−4−イル]エチル}−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−{1−[2−(1−ピペリジン−4−イル)エチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン100mg、p−トルイル酸42.2mg、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(WSC)59.4mg及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)43.5mgにDMF2mlを加え、室温で2時間30分攪拌した。水を加え、混合物をしばらく攪拌し、生じた固体を濾取した。固体をメチレンクロリドに溶かし、シリカゲルクロマトグラフィー(メチレンクロリド:メタノール=20:1)で精製して、表題の化合物68.4mgを白色固体として得た(収率97%)。
融点:60−65℃。
実施例38
5−[1−(5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−カルボキサルデヒド592mg及び2,4−チアゾリジンジオン221mgをトルエン10mlに懸濁した。懸濁液に、酢酸及びピペリジンを2滴ずつ加え、一夜加熱還流した。反応液を冷却し、生じた固体を濾取した。集めた固体をトルエン−ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥し、5−[1−(5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンを黄色固体として620mg得た(収率80%)。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
5.67(2H,s),7.0−8.0(10H,m),8.45(1H,dd,J=8.0Hz,1.3Hz),8.60(1H,d,J=8.0Hz),8.80(1H,d,J=1.8Hz),12.6(1H,brs)。
実施例39
5−[1−(5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−イル)メチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−イル)メチリデン]チアゾリジン−2,4−ジオン620mgをTHF2.31mlに溶解した。この溶液に、ピリジン2.31ml及び2M水素化ホウ素リチウムTHF溶液2.31mlを加え、4時間加熱還流した。反応液を冷却し、希塩酸で酸性にし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を水洗し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、溶媒を減圧留去した残渣にジクロロメタンを用い結晶化させ、生じた固体を濾別した。濾別した固体を風乾して、5−[1−(5−ベンジル−6−オキソ−5,6−ジヒドロフェナントリジン−2−イル)メチル]チアゾリジン−2,4−ジオン232mgを白色結晶として得た(収率36%)。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
3.1−3.7(2H,m),5.04(1H,dd,J=13.8Hz,J=4.8Hz),5.76(2H,s),7.1−7.45(5H,m),7.6−8.0(2H,m),8.3−8.6(3H,m),12.0(1H,brs)。
実施例40
5−{8−メトキシ−1−[1−(2−メチルベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−(8−メトキシ−1−ピペリジン−4−イルメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン(20μモル,1.0当量)に、2−メチルベンズアルデヒド(24μモル、1.2当量)及び酢酸(10μl)のDMF(200μl)溶液を加え、さらにSi−シアノ水素化ホウ素ナトリウムを加えた。この溶液を数分間振動し、ジイソプロピルエチルアミン(30μl)を加え、室温で終夜反応を行った。樹脂を濾過で除き、ジクロロメタンで洗浄した。窒素気流下に濾液から溶媒を留去し、残渣をHPLC(UV−トリガー、カラム:CAPCELL PAK C18,UG 120 S-5,20mm×50mm、0.05%トリフルオロ酢酸−H2O,0.05%トリフルオロ酢酸−CH3CN)で精製した。LC−MSで構造を確認し、凍結乾燥を行い、50.5%の収率で、5−{8−メトキシ−1−[1−(2−メチルベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンを得た。
MS:508(M+1)。
実施例41
5−{8−メトキシ−1−[1−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−(8−メトキシ−1−ピペリジン−4−イルメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン(20μモル,1.0当量)に、テトラヒドロピラン−4−オン(24μモル、1.2当量)及び酢酸(10μl)のDMF(200μl)溶液を加え、さらにMP−トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムを加えた。この溶液を数分間振動した後、DIEA(30μl)を加え、60℃で終夜反応を行った。樹脂を濾過で除き、メチレンクロリドで洗浄した。窒素ガスで溶媒を留去し、残渣をHPLC(UV−トリガー、カラム:CAPCELL PAK C18,UG 120 S-5,20mm×50mm、0.05%トリフルオロ酢酸−H2O,0.05%トリフルオロ酢酸−CH3CN)で精製した。LC−MSで構造を確認し、凍結乾燥を行い、30%の収率で、5−{8−メトキシ−1−[1−(テトラヒドロピラン−4−イル)ピペリジン−4−イル]メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンを得た。
MS:488(M+1)。
実施例42
5−[1−(4−メタンスルホニルアミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(4−アミノベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン1.00g(0.00243ミリモル)のジクロロメタン(20ml)溶液に、氷冷撹拌下、ピリジン(2.0ml)及びメタンスルホニルクロリド0.21ml(0.0027ミリモル)を順次加えた。この混合物を同温下で30分撹拌後、水を加えて反応を停止した。反応液を洗浄し(水×2,飽和食塩水×1)、乾燥し(硫酸マグネシウム)、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(ジクロロメタン:酢酸エチル=1:10→1:1)にて精製し、白色不定形固体の標記化合物1.1gを得た(収率92%)。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.39−2.54(2H,m),2.72−2.87(2H,m),2.88(3H,s),3.05(1H,dd,J=10.0Hz,J=14.4Hz),3.39(1H,dd,J=4.0Hz,J=14.4Hz),3.67(3H,s),4.76(1H,dd,J=4.0Hz,J=10.0Hz),5.13(2H,s),6.80(1H,d,J=8.6Hz),6.89(1H,d,J=8.6Hz),6.93−7.06(4H,m),9.57(1H,s),12.05(1H,s)。
実施例43
3−メトキシカルボニルメチル−5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン350mgをDMF5mlに溶解した。この溶液に、メチルブロモアセテート0.156ml及び炭酸カリウム0.25g加え、室温で終夜攪拌した。水を加え、メチレンクロリドで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、メタノール−アセトンで再結晶することにより、3−メトキシカルボニルメチル−5−(8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イルメチル)チアゾリジン−2,4−ジオン245mgを白色結晶として得た(収率57%)。
融点:182−184℃。
実施例44
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イリデンメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド1.50g及び2−チオキソ−1,3−チアゾリジン−4−オン0.761gをトルエン20mlに懸濁した。この懸濁液に、ピペリジン2滴及び酢酸2滴を加え、4時間加熱還流した。放冷後、析出した固体を濾取し、乾燥して、黄色粉末の1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イリデンメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを2.34g(収率91%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.76−2.81(2H,m),3.04−3.09(2H,m),5.23(2H,m),7.10−7.47(8H,m),7.54(1H,s),7.59−7.65(4H,m),13.78(1H,brs)。
適当な出発原料を用い、実施例44と同様にして、下記実施例45の化合物を製造した。
実施例45
1−(4−ブロモベンジル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イリデンメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.67−2.80(2H,m),2.93−3.09(2H,m),5.14(2H,s),7.04(1H,d,J=8.6Hz),7.10−7.25(2H,m),7.32−7.57(5H,m),13.77(1H,brs)。
実施例46
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イリデンメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン1.4g、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジエチル1.01g及びシリカゲル1.4gをトルエン20mlに加え、一夜加熱還流した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)で精製した。精製物をトルエンから再結晶して、白色粉末の1−(ビフェニル−4−イルメチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを0.84g(収率60%)得た。
融点:186.3−187.1℃。
実施例47
1−(4−ブロモベンジル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
1−(4−ブロモベンジル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イリデンメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン50mgをメタノール0.15ml、水0.1ml、1N−水酸化ナトリウム水溶液0.08ml及びTHF0.1mlの混合溶媒に懸濁した。この懸濁液に、塩化コバルト6水和物42mg及びジメチルグリオキシム250mgのDMF(5ml)溶液0.03mlを加え、得られる混合物を30〜40℃に加熱した。これに水素化ホウ素ナトリウム15mgの水溶液(0.1ml)を加え、30分撹拌した。飽和硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、抽出物を水で洗浄した。抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をプレパラティブシリカゲル薄層クロマト(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)で精製して、無色無定形固体の1−(4−ブロモベンジル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを44.7mg(収率89%)得た。さらに、酢酸エチル−ジエチルエーテルから再結晶して白色粉末を得た。
融点:191.3−192.1℃。
適当な出発原料を使用し、実施例47と同様にして、下記実施例48の化合物を製造した。
実施例48
1−(6−クロロピリジン−3−イルメチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン・塩酸塩
融点:70−80℃。
適当な出発原料を使用し、実施例6と同様にして、下記実施例49〜110の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例15と同様にして、実施例111〜119、121〜131、134〜138、140〜144、148、150〜153、156〜159、161〜165、173、177〜182、184〜188、859〜860、965〜969、975〜976及び986〜1001の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例21と同様にして、下記実施例120及び133の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例22と同様にして、下記実施例189〜225及び258〜291の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例23と同様にして、下記実施例228〜257、292〜309、656〜658、664、666〜667、681〜686及び690〜694の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例27と同様にして、下記実施例176、310〜545及び1034の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例32と同様にして、下記実施例546〜606の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例35と同様にして、下記実施例607〜613、614〜655、659〜663、665、668〜680及び687〜689の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例38と同様にして、下記実施例695〜699及び921〜959の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例39と同様にして、下記実施例139、145〜147、154〜155、166〜172、174〜175、700〜704、913〜920、960〜964、970〜972及び977〜985の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例40と同様にして、下記実施例705〜759の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例42と同様にして、下記実施例760〜855の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例43と同様にして、下記実施例857及び861〜912の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例6と同様にして、下記実施例1002〜1031の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例15と同様にして、下記実施例1032〜1033、1038、1041〜1045、1047、1050〜1055、1057〜1058、1069〜1070、1076〜1079及び1088の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例23と同様にして、下記実施例1059の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例35と同様にして、下記実施例1115〜1314の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例36と同様にして、下記実施例160及び1056の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例47と同様にして、下記実施例974、1035〜1037、1039〜1040、1048、1060〜1068、1071〜1075、1080〜1087及び1089〜1090の化合物を合成した。
実施例1と同様にして、下記実施例856の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例1317と同様にして、下記実施例1049及び1091〜1114の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例25と同様にして、下記実施例226、227及び1046の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例26と同様にして、下記実施例149、858及び973の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例31と同様にして、下記実施例183の化合物を合成した。
適当な出発原料を使用し、実施例34と同様にして、下記実施例132の化合物を合成した。
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実施例1315
8−メトキシ−1−(3−メチルブチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンの合成
8−メトキシ−1−(3−メチルブチル)−4−イルメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−カルボキサルデヒド3.0g及び2−チオキソ−1,3−チアゾリジン−4−オン1.53gをトルエン30mlに懸濁した。これにピペリジン5滴及び酢酸5滴を加えて一夜加熱還流した。放冷後、析出した固体を濾取し、乾燥し、これをトルエン16mlに懸濁した。得られる懸濁液に、1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3,5−ピリジンジカルボン酸ジエチル2.29g及びシリカゲル4.0gを加え、一夜加熱還流した。反応混合物から溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1→1:1)で精製した。精製物を酢酸エチル−n−ヘキサン混合溶媒から再結晶して、黄色粉末の8−メトキシ−1−(3−メチルブチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オンを2.11g(収率55.2%)得た。
融点:139.5−141℃。
実施例1316
5−[1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]−3−トリチルチアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン1.0g(2.99ミリモル)及び炭酸カリウム0.455g(3.29ミリモル)のDMF溶液(10ml)を氷冷し、これにトリフェニルメチルクロリド0.876g(3.04ミリモル)を加え、室温で一夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で2回、飽和食塩水で1回洗浄し、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1→酢酸エチル)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、乾固して無色無定形固体の5−[1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]−3−トリチルチアゾリジン−2,4−ジオンを700mg(収率40.6%)得た。
実施例1317
5−{1−[3−(4−メチルフェノキシ)プロピル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンの合成
5−[1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]−3−トリチルチアゾリジン−2,4−ジオン100mg(0.18ミリモル)、p−クレゾール0.0363ml(0.347ミリモル)及びトリフェニルホスフィン91.1mg(0.35ミリモル)のTHF溶液(2ml)を氷冷した。この溶液に、アルゴン雰囲気下アゾジカルボン酸ジエチル(2.2Mトルエン溶液)0.158mlを加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、反応液に酢酸エチルを加えた。これを水で洗浄し、有機層を減圧下に濃縮し、残渣をプレパラティブシリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、残渣に4N−塩化水素/酢酸エチル溶液2mlを加えた。混合物を室温で一夜撹拌し、更に70℃で1.5時間撹拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残渣をプレパラティブシリカゲル薄層クロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製した。精製物を減圧下に濃縮し、乾固して、無色無定形固体の5−{1−[3−(4−メチルフェノキシ)プロピル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオンを27.1mg(収率34.4%)得た。
1H−NMR(DMSO−d6)δppm:
2.0−2.2(2H,m),2.28(3H,s),2.55−3.25(5H,m),3.68(1H,dd,J1=3.7Hz,J2=14.4Hz),4.02(2H,t,J=5.9Hz),4.14(2H,t,J=7.0Hz),4.46(1H,dd,J1=3.7Hz,J2=10.5Hz),6.92(2H,d,J=7.5Hz),7.08(1H,d,J=8.0Hz),7.05−7.4(4H,m)。
実施例1318
適当な出発原料を用い、実施例15と同様にして下記に示す化合物を製造した。
Figure 0005191155
製剤例1
1−メチル−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソ−5−チアゾリジニル)メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン 5mg
デンプン 132mg
マグネシウムステアレート 18mg
乳糖 45mg
計 200mg
常法により、1錠中に上記組成を含有する錠剤を製造する。
製剤例2
1−(2−フェニルエチル)−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオオキソ−5−チアゾリジニル)メチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン 5g
ポリエチレングリコール(分子量:4000) 0.3g
塩化ナトリウム 0.9g
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート 0.4g
メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g
メチル−パラベン 0.18g
プロピル−パラベン 0.02g
注射用蒸留水 100ml
上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウム及び塩化ナトリウムを攪拌しながら80℃で上記の蒸留水に溶解する。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明の化合物、ポリエチレングリコール及びポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートを、上記溶液中に溶解させる。次にその溶液に注射用蒸留水を加えて最終の容量に調製する。得られる溶液を適当なフィルターペーパーを用いて滅菌濾過し、1mlずつアンプルに分注して、注射剤を調製する。
試験例1
試験化合物におけるヒトトレフォイルファクター2(hTFF2)遺伝子の転写亢進活性をhTFF2遺伝子レポーターアッセイにより評価した。
(1)hTFF2遺伝子レポーターベクターpGL3-hTFF2proの作製
HeLa細胞(CCL-2、大日本製薬株式会社)より、デオキシリボ核酸(DNA)抽出キット(DNeasy(トレードマーク)Tissue Kit、QIAGEN社製)を用い、DNAを抽出した。これを鋳型とし、ポリメラーゼチェーンリアクション(PCR)法により、hTFF2プロモーター領域を増幅した。ベックらの報告(Beck S, Sommer P, Blin N, Gott P. (1998), 5'-flanking motifs control cell-specific expression of trefoil factor genes (TFF), Int. J. Mol. Med. 2(3), 353-361)をベースとし、5'-CACGCGTCAGACTGGCAACCCCCTGTC-3'及び5'-GAAGCTTCTAGCTCAGCTGCACCCCAG-3'を増幅されるべきPCRプライマーとして選択した。DNAポリメラーゼとしてPlatinum(登録商標)Pfx DNAポリメラーゼを使用した。PCRは、変性95℃ 30秒、アニーリング55℃ 30秒及び伸長反応68℃ 75秒で行い、この操作を32回繰り返した。
PCR産物を1%アガロース電気泳動法により分離及び精製した後、クローニングキット(Zero Blunt(登録商標) TOPO(登録商標) PCR Cloning Kit、Invitrogen社製)に添付のpCR-BluntII-TOPOベクターにクローニングした。生産されたプラスミッドpCR-Blunt-TFF2proを形質転換用大腸菌(TOP 10 UltracompTM(トレードマーク)Cells、Invitrogen社製)に導入し、30μg/mlのゼオシン(Zeocin、Invitrogen社製)を含むLB寒天培地にて形質転換株pCR-Blunt-TFF2pro/TOP10を選択培養した。pCR-Blunt-TFF2pro/TOP10を30μg/mlのゼオシンを含むLB培地50mlにて37℃で一晩振盪培養し、プラスミッド調整用キット(Concert(トレードマーク)High Purity Midiprep System、GIBCO BRL社製)を用いてプラスミッドを調製した。
プラスミッドpCR-Blunt-TFF2proにクローニングされたPCR産物の塩基配列を決定した。その塩基配列を遺伝子バンク(GenBank accession AB038162)に報告されたhTFF2プロモーター領域の塩基配列と比較した。pCR-Blunt-TFF2 proにクローニングされたMluI-HindIII領域の塩基配列はGenBank accession AB038162に完全に一致した(図1)。
図1において、GenBank(accession AB038162)に報告されたhTFF2 プロモーター領域の塩基配列及び塩基番号を上段に示した。下段には、pCR-Blunt-TFF2pro プラスミッドにクローニングされたPCR産物の塩基配列を示した。下線部は制限酵素MluIの認識配列(ACGCGT)と制限酵素HindIIIの認識配列(AAGCTT)を示した。MluI−HindIII領域の塩基配列は、GenBank(accession AB038162)に報告されたhTFF2 プロモーター領域とpCR-Blunt-TFF2pro プラスミッドにクローニングされたPCR産物との間で完全に一致した。四角で囲んだATGは翻訳開始コドンを、矢印は転写開始位置を示した。
プラスミッドpCR-Blunt-hTFF2proを制限酵素MluI及びHindIIIにより切断し、1%アガロース電気泳動法により分画し、核酸精製キット(ConcertTM(トレードマーク) Matrix Gel Extraction System、GIBCO BRL社製)を用いてhTFF2プロモーター領域を精製した。市販のプラスミッドpGL-Basic(Promega社製)のMluI-HindIII領域にライゲーション試薬(Ligation high、東洋紡績株式会社製)を用いてhTFF2プロモーター領域を挿入し、pGL3-hTFF2 proを生産した。プラスミッドpGL3-hTFF2 proを形質転換用大腸菌(DH5α Competent Cell、東洋紡績株式会社製)に導入し、100μg/mlアンピシリンを含むLB寒天培地にて形質転換株pGL3-hTFF2pro/DH5αを選択培養した。
pGL3-hTFF2pro/DH5αを100μg/mlアンピシリンを含むLB培地400mlを入れた2リットル三角フラスコに接種し、ロータリーシェーカー(rotary shaker)にて一晩37℃で200rpm振盪培養した。培養菌液からプラスミッド調整用キット(EndoFree Plasmid Maxi Kit、QIAGEN社製)を用い、プラスミッドpGL3-hTFF2proを抽出し、精製した。
薬剤選択マーカーを含む市販のベクターpWLneo(Stratagene社製)を形質転換用大腸菌(DH5α Competent Cell、東洋紡績株式会社製)に導入し、100μg/mlアンピシリンを含むLB寒天培地にて形質転換株pWLneo/DH5αを選択培養した。pWLneo/DH5αを100μg/mlアンピシリンを含むLB培地150mlを入れた1リットル三角フラスコに接種し、ロータリーシェーカーにて一晩37℃で200rpm振盪培養した。培養菌液からプラスミッド調整用キット(EndoFree Plasmid Maxi Kit、QIAGEN社製)を用い、プラスミッドpWLneoを抽出し、精製した。
(2)hTFF2遺伝子レポーターアッセイ用細胞株pGL3-hTFF2pro・pWL-neo/MKN-45 #6-2の作製
ヒト胃癌細胞株MKN-45(JCRB0254、ヒューマンサイエンス研究資源バンク)は、培地(Iscove's Modified Dulbecco's Medium、SIGMA社製)500ml、56℃で30分間加温して非働化した牛胎児血清(SIGMA社製)50ml、ペニシリン−ストレプトマイシン液(SIGMA社製)5ml及び200mM L−グルタミン(SIGMA社製)20mlからなる培地(IMDM培地)にて10cm径培養ディッシュ(CORNING社製)を用いて37℃、5%CO2インキュベーターにて培養した。緩衝液(Dulbecco's Phosphate Buffered Saline、SIGMA社製)で細胞を洗浄し、懸濁のためのトリプシン(0.25% Tripsin−1mM EDTA・4Na、SIGMA社製)処理を行った。IMDM培地に細胞を懸濁し、トリパンブルー染色液0.4%(Invitrogen社製)を用いて染色し、血球計算盤にてトリパンブルーにより染色されない細胞を生細胞として計測した。緩衝液(Dulbecco's Phosphate Buffered Saline、SIGMA社製)で1回細胞を洗浄した後、106個の生細胞を遺伝子導入溶液(0.25M Mannitol−0.1 mM CaCl2−0.1mM MgCl2−0.2mM Tris−HCl、pH7.2〜7.4)に懸濁し、調製したプラスミッドpGL3-hTFF2pro 10μg及びプラスミッドpWLneo 2μgを添加した。プラスミッド添加細胞懸濁液を1mm幅のキュベット(Bio-Rad社製)に移し、細胞融合装置SSH-1(島津製作所製)を用いて電気穿孔法により細胞に遺伝子を導入した。細胞をIMDM培地に懸濁し、10cm径培養ディッシュ(CORNING社製)に播種し、37℃、5%CO2インキュベーターにて2日間培養した。次いでジェネティシン(Geneticin、Invitrogen社製)400μg/mlを含有するIMDM培地を用いて選択培養を行った。次に、まず、96ウェルプレート(FALCON社製)に100μl/ウェルにて播種し、増殖の見られた細胞は24ウェルプレート(FALCON社製)、6ウェルプレート(FALCON社製)へと継代培養を行い、pGL3-hTFF2pro・pWL-neo/MKN-45 #6細胞を得た。pGL3-hTFF2pro・pWL-neo/MKN-45 #6細胞を、ジェネティシン400μg/mlを含有するIMDM培地に懸濁し、96ウェルプレートに限界希釈法により播種し、クローニングを行い、これにより単一クローンpGL3-hTFF2pro・pWL-neo/MKN-45 #6-2 細胞を得た。pGL3-hTFF2pro・pWL-neo/MKN-45 #6-2細胞は、10cm径培養ディッシュで増殖させ、採取し、凍結保存した。
(3)pGL3-hTFF2pro・pWL-neo/MKN-45 #6-2細胞株を用いたhTFF2遺伝子レポーターアッセイ
pGL3-hTFF2pro・pWL-neo/MKN-45 #6-2細胞株は、凍結保存したものを融解し使用した。細胞はジェネティシン400μg/mlを含有するIMDM培地を用い、10cm径培養ディッシュに播種し、3〜5日毎に継代培養した。継代時に、緩衝液(Dulbecco's Phosphate Buffered Saline、SIGMA社製)で細胞を洗浄し、トリプシン(0.25% Tripsin−1mM EDTA・4Na、SIGMA社製)を添加し、37℃、5分間処理により細胞を分離した。IMDM培地を加えて細胞懸濁液を回収し、トリパンブルー染色液0.4%(Invitrogen社製)を用いて染色し、血球計算盤にてトリパンブルーにより染色されない細胞を生細胞として計測した。hTFF2遺伝子レポーターアッセイに使用するのに先立って、生存率が90%以上であることを確認した。
試験化合物添加の前日に96ウェルプレート(COSTAR社製)に約7.5×104セル/ウェルの細胞を含む懸濁液100μlを播種し、37℃、5%CO2インキュベーターで培養した。試験化合物は、ジメチルスルホキシド(和光純薬)で最終測定濃度の200倍に調製した。予め決められた濃度の各試験化合物をIMDM培地で100倍希釈し、96ウェルプレートに100μl/ウェル添加した。試験化合物非添加のウェルにはジメチルスルホキシドをIMDM培地で100倍希釈し、添加した。試験化合物添加後、37℃、5%CO2インキュベーターで24時間培養した。培養を完了した後、培養上清を除き、96ウェルプレートをディープフリーザー(SANYO製)に入れて解凍した。ルシフェラーゼ活性測定時に96ウェルプレートを室温に置いて融解し、ピッカジーン LT2.0(和光純薬製)を緩衝液(Dulbecco's Phosphate Buffered Saline、SIGMA社製)で2倍希釈した溶液100μlを各ウェルに添加した。各プレートを室温で30分以上静置し、ラボシステム ルミノスキャン(Labsystems Luminoskan, ICN Biomedicals Inc.社製)を用いてルシフェラーゼ活性を測定した。
プレート毎のジメチルスルホキシド添加群の平均値を100%とし、各試験化合物群のジメチルスルホキシド添加群に対する百分率(コントロール%)を算出した。
結果を次表に示す。
Figure 0005191155
Figure 0005191155
上記の表において、10-6Mの試験化合物濃度でTFF2産生亢進活性が1000%以上を示す場合に++、10-6Mの試験化合物濃度でTFF2産生亢進活性が300%以上を示す場合に+の記号を記した。
上記結果は、300%以上のTFF2産生亢進活性を示すための本発明化合物の濃度が、10-5Mより低く、より好ましくは10-6Mより低いことを示している。
試験例2
ラット酢酸胃潰瘍ラットモデルにおける治療効果
(1)酢酸胃潰瘍の作製
前日よりラットを絶食させておいた。各ラットをエーテル麻酔下にて開腹し、胃を露出させた。次に、胃体部と幽門部の境界粘膜下に30%酢酸水溶液20mlを、ディスポーザブルシリンジを用いて注入し、潰瘍を作製した。
(2)試験化合物及びビヒクルの投与
各試験化合物を0.5%カルボキシメチルセルロース(CMC)水溶液に0.75mg/ml又は2.5mg/ml濃度になるように懸濁した。手術後4日目から1日1回、8日間、3mg/kg又は10mg/kgの量で経口投与した。経口投与には、胃ゾンデ及びシリンジを用いた。各試験化合物及びビヒクルの投与容量は4ml/kgであった。
(3)解剖
ビヒクル及び試験化合物を最後に投与した翌日に、エーテル麻酔下でラット安楽死させ、胃を摘出した。摘出した胃を1%ホルマリン中で約15分間固定し、胃の大弯に沿って切開して潰瘍を露出させ、潰瘍面積を計測した。
(4)潰瘍面積の計測
実体顕微鏡下(倍率×10)に接眼マイクロメーター(1mm2/マス)を用いて潰瘍面積を測定し、治癒率を算出した。試験結果を表184に示した。治癒率は、次式により求めた。
Figure 0005191155
Figure 0005191155
表186は、本発明化合物が粘膜傷害の予防及び/又は治療に有効であることを示している。
図1は、プラスミッドpCR-Blunt-TFF2proにクローニングされたPCR産物の塩基配列(配列表の配列番号1)と、遺伝子バンク(GenBank accession AB038162)に報告されたhTFF2プロモーター領域の塩基配列とを対比した図面である。

Claims (27)

  1. 一般式(1)
    Figure 0005191155
    [式中、Aは、直接結合、低級アルキレン基又は低級アルキリデン基を示す。
    Xは、酸素原子又は硫黄原子を示す。
    カルボスチリル骨格の3,4位の結合は一重結合又は二重結合を示す。
    4及びR5は、それぞれ水素原子を示す。
    カルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合を示す場合、R4及びR5は互いに結合して基−CH=CH−CH=CH−を形成してもよい。
    1は、下記(1-1)〜(1-30)で示されるいずれかの基を示す。
    (1-1) 水素原子
    (1-2) 低級アルキル基
    (1-3) フェニル環上に置換基としてフェニル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、基−(B)lNR67、ニトロ基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、フェニル低級アルコキシ基、フェノキシ基、ピペリジニル低級アルコキシカルボニル基、1個以上のシクロアルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシカルボニル基、2−イミダゾリン環上に置換基として1個以上の低級アルキルチオ基を有することのある2−イミダゾリニルカルボニル基、3−ピロリン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのある3−ピロリニルカルボニル基、チアゾリン環上にフェニル基を有することのあるチアゾリジニルカルボニル基、3−アザビシクロ[3.2.2]ノニルカルボニル基、ピペリジニル低級アルキル基、アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ低級アルキル基、フェニルチオ低級アルキル基、インドリニル低級アルキル基及びピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニルカルボニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
    (1-4) シクロアルキル低級アルキル基
    (1-5) フェノキシ低級アルキル基
    (1-6) ナフチル低級アルキル基
    (1-7) 低級アルコキシ低級アルキル基
    (1-8) カルボキシ低級アルキル基
    (1-9) 低級アルコキシカルボニル低級アルキル基
    (1-10)ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子;ピペリジニル基;モルホリノ基;ピペラジン環上に置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペラジニル基;チエニル基;フェニル基;ピリジル基;ピペリジニル低級アルキル基;フェニルチオ低級アルキル基;ビフェニル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;ピリジルアミノ基;ピリジルカルボニルアミノ基;低級アルコキシ基;アミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ低級アルキル基;及びアミノ基上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるアニリノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル低級アルキル基
    (1-11) シアノ低級アルキル基
    (1-12) 基−A1−CONR89
    (1-13) 基
    Figure 0005191155
    (1-14) フェニル基
    (1-15) キノリル低級アルキル基
    (1-16) 低級アルコキシ低級アルコキシ置換低級アルキル基
    (1-17) 水酸基置換低級アルキル基
    (1-18) チアゾール環上に置換基としてハロゲン原子、フェニル基、チエニル基及びピリジル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルキル基
    (1-19) 1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基
    (1-20) 低級アルキルシリルオキシ低級アルキル基
    (1-21) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルコキシ基;ハロゲン原子;低級アルケニル基;シクロアルキル基;ニトロ基;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシ低級アルキル基
    (1-22) フェニル環上に1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニルチオ低級アルキル基
    (1-23) ピペリジン環上に置換基としてフェニル低級アルキル基及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニル低級アルキル基
    (1-24) ピペラジン環上に置換基として1個以上のフェニル基を有することのあるピペラジニル低級アルキル基
    (1-25) 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル低級アルキル基
    (1-26) ナフチルオキシ低級アルキル基
    (1-27) ベンゾチアゾール環上に1個以上のアルキル基を有することのあるベンゾチアゾリルオキシ低級アルキル基
    (1-28) キノリルオキシ基及びイソキノリルオキシ基なる群から選ばれた置換基を1個以上有する低級アルキル基
    (1-29) ピリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピリジルオキシ低級アルキル基
    (1-30) 低級アルケニル基;
    2は、下記(2-1)〜(2-33)で示されるいずれかの基を示す。
    (2-1) 水素原子
    (2-2) 低級アルコキシ基
    (2-3) 低級アルキル基
    (2-4) カルボキシ低級アルコキシ基
    (2-5) 低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基
    (2-6) 水酸基
    (2-7) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキルチオ基;低級アルコキシ基;ニトロ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルコキシカルボニル基;フェニル低級アルケニル基;低級アルカノイルオキシ基;及び1,2,3−チアジアゾリル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルコキシ基
    (2-8) ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルコキシ基
    (2-9) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルコキシ基
    (2-10) 低級アルケニルオキシ基
    (2-11) ピリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基(低級アルキル基上に1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのあるピリジル低級アルコキシ基
    (2-12) 低級アルキニルオキシ基
    (2-13) フェニル低級アルキニルオキシ基
    (2-14) フェニル低級アルケニルオキシ基
    (2-15) フラン環上に置換基として1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフリル低級アルコキシ基
    (2-16) テトラゾール環上に置換基としてフェニル基、フェニル低級アルキル基及びシクロアルキル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるテトラゾリル低級アルコキシ基
    (2-17) 1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基としてフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルコキシ基
    (2-18) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリル低級アルコキシ基
    (2-19) 1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルコキシ基
    (2-20) 低級アルカノイル低級アルコキシ基
    (2-21) チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルコキシ基
    (2-22) ピペリジン環上に置換基として1個以上のベンゾイル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)を有することのあるピペリジニルオキシ基
    (2-23) チエニル低級アルコキシ基
    (2-24) フェニルチオ低級アルコキシ基
    (2-25) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル置換低級アルコキシ基
    (2-26) ベンゾイル低級アルコキシ基
    (2-27) ピリジルカルボニル低級アルコキシ基
    (2-28) イミダゾール環上に置換基として1個以上のフェニル低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルコキシ基
    (2-29) フェノキシ低級アルコキシ基
    (2-30) フェニル低級アルコキシ置換低級アルコキシ基
    (2-31) 2,3−ジヒドロ−1H−インデニルオキシ基
    (2-32) イソインドリン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるイソインドリニル低級アルコキシ基
    (2-33)フェニル基;
    3は、下記(3-1)〜(3-19)で示されるいずれかの基を示す。
    (3-1) 水素原子
    (3-2) 低級アルキル基
    (3-3) 水酸基置換低級アルキル基
    (3-4) シクロアルキル低級アルキル基
    (3-5) カルボキシ低級アルキル基
    (3-6) 低級アルコキシカルボニル低級アルキル基
    (3-7) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;フェニル基;低級アルコキシカルボニル基;フェノキシ基;低級アルキルチオ基;低級アルキルスルホニル基;フェニル低級アルコキシ基;及び1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
    (3-8) ナフチル低級アルキル基
    (3-9) フラン環上に置換基として1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフリル低級アルキル基
    (3-10) チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基(低級アルキル基上にハロゲン原子が置換していてもよい)を有することのあるフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリル低級アルキル基
    (3-11) テトラゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるテトラゾリル低級アルキル基
    (3-12) ベンゾチオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチエニル低級アルキル基
    (3-13) 低級アルキニル基
    (3-14) 低級アルケニル基
    (3-15) フェニル低級アルケニル基
    (3-16) ベンゾイミダゾリル低級アルキル基
    (3-17) ピリジル低級アルキル基
    (3-18) イミダゾール環上に置換基として1個以上のフェニル低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルキル基
    (3-19) キノリル低級アルキル基;
    Bは、カルボニル基又は基−NHCO−を示す。
    lは、0又は1を示す。
    6及びR7は、各々下記(4-1)〜(4-79)で示されるいずれかの基を示す。
    (4-1) 水素原子
    (4-2) 低級アルキル基
    (4-3) 低級アルカノイル基
    (4-4) 1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキルスルホニル基
    (4-5) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるアルコキシカルボニル基
    (4-6) 水酸基置換低級アルキル基
    (4-7) ピリジン環上に置換基としてピロリル基及びハロゲン原子からなる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピリジルカルボニル基
    (4-8) ピリジン環上に置換基として低級アルキル基及び低級アルコキシ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル基
    (4-9) ピリジル低級アルキル基
    (4-10) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;フェノキシ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;低級アルキルチオ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基;低級アルケニル基;アミノスルホニル基;水酸基;1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバモイル基;フェニル低級アルコキシ基;及びシアノ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基
    (4-11) シクロアルキル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるシクロアルキル基
    (4-12) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;フェノキシ基;フェニル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルコキシ基;低級アルカノイル基;ニトロ基;シアノ基;フェニル基及び低級アルキル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;ピロリル基;ピラゾリル基;1,2,4−トリアゾリル基;及びイミダゾリル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基
    (4-13) フェニル環上に1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有するベンゾイル基
    (4-14) シクロアルキルカルボニル基
    (4-15) フリルカルボニル基
    (4-16) ナフチルカルボニル基
    (4-17) フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、低級アルキル基、ハロゲン原子及びニトロ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシカルボニル基
    (4-18) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及びニトロ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルコキシカルボニル基
    (4-19) ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基;低級アルカノイル基;ベンゾイル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい);及びフェニル基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニル基
    (4-20) テトラヒドロピラニル低級アルキル基
    (4-21) シクロアルキル低級アルキル基
    (4-22) 低級アルケニル基
    (4-23) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び水酸基なる群から選ばれた基を1個以上有することがあり、低級アルキル基上に1個以上の低級アルコキシカルボニル基を有することのあるフェニル低級アルキル基
    (4-24) 低級アルキレンジオキシ基置換フェニル低級アルキル基
    (4-25) フリル低級アルキル基
    (4-26) 低級アルキル基及びフェニル基(フェニル環上に1個以上の低級アルキル基が置換していてもよい)なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるカルバモイル低級アルキル基
    (4-27) 低級アルコキシ低級アルキル基
    (4-28) 低級アルキル基上にカルバモイル基及び低級アルコキシカルボニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるイミダゾリル低級アルキル基
    (4-29) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基
    (4-30) 2,3,4,5−テトラヒドロフラン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのある2,3,4,5−テトラヒドロフリル基
    (4-31) 低級アルコキシカルボニル低級アルキル基
    (4-32) ピロリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピロリジニル低級アルキル基
    (4-33) フェノキシ低級アルカノイル基
    (4-34) モルホリノ低級アルキル基
    (4-35) インドリル基
    (4-36) チアゾリル基
    (4-37) 1,2,4−トリアゾリル基
    (4-38) ピリジル低級アルカノイル基
    (4-39) チエニルカルボニル基
    (4-40) チエニル低級アルカノイル基
    (4-41) シクロアルキル低級アルカノイル基
    (4-42) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリルカルボニル基
    (4-43) ピラジルカルボニル基
    (4-44) ピペリジン環上に置換基としてベンゾイル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピペリジニルカルボニル基
    (4-45) クロマニルカルボニル基
    (4-46) イソインドリン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるイソインドリニル低級アルカノイル基
    (4-47) チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基及びチオキソ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリジニル低級アルカノイル基
    (4-48) ピペリジニル低級アルカノイル基
    (4-49) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルケニルカルボニル基
    (4-50) フェニル環上に置換基として1個以上のアルキレンジオキシ基を有するフェニル低級アルケニルカルボニル基
    (4-51) ピリジル低級アルケニルカルボニル基
    (4-52) ピリジルチオ低級アルカノイル基
    (4-53) インドリルカルボニル基
    (4-54) ピロリルカルボニル基
    (4-55) ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニルカルボニル基
    (4-56) ベンゾフリルカルボニル基
    (4-57) インドリル低級アルカノイル基
    (4-58) ベンゾチエニルカルボニル基
    (4-59) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルカノイル基
    (4-60) フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基;シアノ基;ニトロ基;1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基;水酸基;カルボキシ基;低級アルコキシカルボニル低級アルキル基;ハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニルスルホニル基
    (4-61) チオフェン環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルコキシカルボニル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチエニルスルホニル基
    (4-62) キノリルスルホニル基
    (4-63) イミダゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイミダゾリルスルホニル基
    (4-64) フェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニルスルホニル基
    (4-65) 低級アルケニルスルホニル基
    (4-66) シクロアルキル低級アルキルスルホニル基
    (4-67) 3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのある3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジニルスルホニル基
    (4-68) ピラゾール環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルキル基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるピラゾリルスルホニル基
    (4-69) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリルスルホニル基
    (4-70) チアゾール環上に置換基として低級アルキル基及び1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基なる群より選ばれた基を1個以上有することのあるチアゾリルスルホニル基、
    (4-71) フェニル低級アルキルスルホニル基
    (4-72) フェニル低級アルケニルスルホニル基
    (4-73) ナフチルオキシカルボニル基
    (4-74) 低級アルキニルオキシカルボニル基
    (4-75) 低級アルケニルオキシカルボニル基
    (4-76) フェニル低級アルコキシ置換低級アルコキシカルボニル基
    (4-77) シクロアルキル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるシクロアルキルオキシカルボニル基
    (4-78) テトラゾリル基
    (4-79) イソオキサゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイソオキサゾリル基;
    6及びR7は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基又はイソインドリニル基を形成してもよい。
    該複素環上には、下記(5-1)〜(5-28)で示される基なる群から選ばれた置換基が1〜3個置換していてもよい。
    (5-1) 低級アルキル基
    (5-2) 低級アルコキシ基
    (5-3) オキソ基
    (5-4) 水酸基
    (5-5) ピリジル低級アルキル基
    (5-6) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;シアノ基;及び水酸基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基
    (5-7) 低級アルキレンジオキシ基置換フェニル低級アルキル基
    (5-8) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキル基
    (5-9) ピリミジル基
    (5-10) ピラジル基
    (5-11) シクロアルキル基
    (5-12) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシ基
    (5-13) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾイル基
    (5-14) フェニル環上に1個以上の低級アルキレンジオキシ基を有するベンゾイル基
    (5-15) フェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるカルバモイル低級アルキル基
    (5-16) ベンゾオキサゾリル基
    (5-17) 低級アルコキシカルボニル基
    (5-18) カルバモイル基
    (5-19) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキリデン基
    (5-20) フェニル低級アルコキシカルボニル基
    (5-21) ピリジン環上に置換基としてシアノ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル基
    (5-22) フリル低級アルキル基
    (5-23) テトラヒドロピラニル基
    (5-24) イミダゾリル低級アルキル基
    (5-25) ナフチル基
    (5-26) 2,3−ジヒドロ−1H−インデニル基
    (5-27) 1,3−ジオキソラニル低級アルキル基
    (5-28) 基−(A3mNR1112
    1は、低級アルキレン基を示す。
    8及びR9は、各々下記(6-1)〜(6-25)で示されるいずれかの基を示す。
    (6-1) 水素原子、
    (6-2) 低級アルキル基、
    (6-3) フェニル環上に置換基として、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルキルチオ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;フェニル基;低級アルキルアミノ基;シアノ基;フェノキシ基;シクロアルキル基;1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニル基;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル基;1個以上の低級アルキル基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基;1個以上の低級アルキル基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニルカルボニル基;1個以上のフェニル基を有することのあるチアゾリル基;カルバモイル基;フェニル低級アルコキシ基;低級アルキルスルホニルアミノ基;1個以上のハロゲン原子を有することのあるアニリノ基;フェニル低級アルキル基;及び水酸基置換低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル基
    (6-4) シクロアルキル基
    (6-5) シクロアルキル低級アルキル基
    (6-6) カルバモイル低級アルキル基
    (6-7) フェニル環上に置換基として、1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;及びフェニル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
    (6-8) 低級アルキル置換アミノ低級アルキル基
    (6-9) ナフチル基
    (6-10) ナフチル低級アルキル基
    (6-11) テトラヒドロナフチル低級アルキル基
    (6-12) フルオレニル基
    (6-13) ピリジル基
    (6-14) ピリジル低級アルキル基
    (6-15) ピリミジニル基
    (6-16) ピラジン環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるピラジニル低級アルキル基
    (6-17) チアゾリル基
    (6-18) ピラゾール環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるピラゾリル低級アルキル基
    (6-19) チエニル低級アルキル基
    (6-20) ピペリジン環上に置換基として、低級アルキル基;ベンゾイル基;並びにフェニル環上にハロゲン原子及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有していてもよいピペリジニル基
    (6-21) インドリル基
    (6-22) インダゾリル基
    (6-23) 1個以上の低級アルキル基を有することのある3,4−ジヒドロカルボスチリル基
    (6-24) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるキノリル基
    (6-25) 1個以上の低級アルキル基を有することのあるカルバゾリル基;
    8及びR9は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5〜8員の飽和複素環を形成してもよい。
    該複素環上には、下記(6-28-1)〜(6-28-24)で示される基なる群から選ばれた置換基が1個以上置換していてもよい。
    (6-28-1) 低級アルキル基
    (6-28-2) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基
    (6-28-3) ナフチル低級アルキル基
    (6-28-4) フェニル低級アルキルカルバモイル低級アルキル基
    (6-28-5) フェニルカルバモイル低級アルキル基
    (6-28-6) フェニル低級アルコキシカルボニル基
    (6-28-7) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシ低級アルキル基
    (6-28-8) ビフェニル基
    (6-28-9) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル基
    (6-28-10) 1個以上のハロゲン原子を有することのある2,3−ジヒドロインデニル基
    (6-28-11) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチアゾリル基
    (6-28-12) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるピリジル基
    (6-28-13) ベンゾチエニル基
    (6-28-14) ベンゾイソチアゾリル基
    (6-28-15) チエノピリジル基
    (6-28-16) カルバモイル基
    (6-28-17) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシ基
    (6-28-18) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェノキシ基
    (6-28-19) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基
    (6-28-20) フェニル環上に1個以上の低級アルキル基(置換基として1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのあるアニリノ基
    (6-28-21) アミノ基上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有し、フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるアニリノ基
    (6-28-22) ベンゾフリル基
    (6-28-23) ナフチル基
    (6-28-24) オキソ基;
    8及びR9は、これらが結合する窒素原子と共に互いに結合して5又は6員の不飽和複素環を形成してもよい。
    該不飽和複素環上には、下記(6-29-1)〜(6-29-3)で示される基なる群から選ばれた置換基が1個以上置換していてもよい。
    (6-29-1) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル基
    (6-29-2) 2,3−ジヒドロインデニル基
    (6-29-3) ベンゾチエニル基;
    8及びR9は、これらが結合する窒素原子と共に、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基、1,3−ジヒドロイソインドリル基、ピラジン環上に1個以上の低級アルキル基を有することのあるオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジニル基、又は8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基上に1個以上のフェノキシ基(フェニル環上に1個以上のハロゲン原子を有していてもよい)を有することのある8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル基を形成してもよい。
    2は、低級アルキレン基を示す。
    10は、下記(7-1)〜(7-44)で示されるいずれかの基を示す。
    (7-1) 水素原子
    (7-2) 低級アルキル基
    (7-3) 1個以上のハロゲン原子を有することのあるアルコキシカルボニル基
    (7-4) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;フェニル基;ハロゲン原子;シアノ基;フェノキシ基;低級アルコキシカルボニル基;ピラゾリル基;及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるベンゾイル基
    (7-5) アルカノイル基
    (7-6) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルカノイル基
    (7-7) シクロアルキル低級アルカノイル基
    (7-8) フェニル環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるフェニル基
    (7-9) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェノキシ低級アルカノイル基
    (7-10) フェニル低級アルケニルカルボニル基
    (7-11) ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジルカルボニル基
    (7-12) フリルカルボニル基
    (7-13) チエニルカルボニル基
    (7-14) ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルカノイル基を有することのあるピペリジニルカルボニル基
    (7-15) ピロリジン環上に置換基として1個以上のオキソ基を有することのあるピロリジニルカルボニル基
    (7-16) テトラヒドロピラニルカルボニル基
    (7-17) ナフチルカルボニル基
    (7-18) インドリルカルボニル基
    (7-19) ベンゾフリルカルボニル基
    (7-20) ベンゾチオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるベンゾチエニルカルボニル基
    (7-21) フリル低級アルキル基
    (7-22) ピリジン環上に置換基としてハロゲン原子及び1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるピリジル低級アルキル基
    (7-23) チオフェン環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるチエニル低級アルキル基
    (7-24) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;シアノ基;1個以上のハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるアミノ基;ハロゲン原子;低級アルコキシカルボニル基;低級アルカノイルオキシ基;低級アルキルスルホニル基;低級アルキルチオ基;及びピロリジニル基なる群から選ばれた基を1個以上の有することのあるフェニル低級アルキル基
    (7-25) チアゾリル低級アルキル基
    (7-26) イミダゾール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるイミダゾリル低級アルキル基
    (7-27) ピロール環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピロリル低級アルキル基
    (7-28) シクロアルキル低級アルキル基
    (7-29) 低級アルキルチオ低級アルキル基
    (7-30) フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェノキシカルボニル基
    (7-31) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルコキシカルボニル基
    (7-32) ナフチルオキシカルボニル基
    (7-33) 低級アルキニルオキシカルボニル基
    (7-34) シクロアルキルカルボニル基
    (7-35) キノキサリニルカルボニル基
    (7-36) 基−CO−NR1314
    (7-37) ピペリジン環上に置換基として1個以上の低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基、
    (7-38) シクロアルキル基
    (7-39) テトラヒドロピラニル基
    (7-40) 低級アルコキシ低級アルキル基
    (7-41) テトラヒドロ−2H−チオピラニル基
    (7-42) ナフチル基
    (7-43) ビフェニル基
    (7-44) 低級アルキルシリル低級アルコキシカルボニル基;
    3は、低級アルキレン基を示す。
    mは、0又は1を示す。
    11及びR12は、各々下記(8-1)〜(8-5)で示されるいずれかの基を示す。
    (8-1) 水素原子
    (8-2) 低級アルキル基
    (8-3) 低級アルカノイル基
    (8-4) フェニル低級アルカノイル基;
    (8-5) フェニル環上に置換基として1個以上のハロゲン原子を有することのあるフェニル基
    11及びR12は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5又は6員の飽和複素環を形成してもよい。
    該複素環上には、下記(9-1)及び(9-2)で示される基なる群から選ばれた置換基が1〜3個置換していてもよい。
    (9-1) 低級アルキル基
    (9-2) フェニル基;
    13及びR14は、各々下記(10-1)〜(10-3)で示されるいずれかの基を示す。
    (10-1) 水素原子
    (10-2) 低級アルキル基
    (10-3) フェニル基;
    13及びR14は、これらが結合する窒素原子と共に他の1個以上のヘテロ原子を介しもしくは介することなく互いに結合して5又は6員の飽和複素環を形成してもよい。
    式中、
    Figure 0005191155
    [式中、R 3 、A及びXは、前記に同じ。]
    で示される基は、カルボスチリル骨格の5位及び6位のいずれかに結合している。
    で表されるカルボスチリル化合物又はその塩を含む医薬組成物
  2. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合又は二重結合であり、R4及びR5が共に水素原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項1に記載の医薬組成物
  3. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合であるカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  4. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項2又は3に記載の医薬組成物
  5. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1が請求項1で定義された(1-2)、(1-3)、(1-4)、(1-6)、(1-10)、(1-12)、(1-13)、(1-18)及び(1-21)のいずれかの基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  6. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)において
    Figure 0005191155
    [式中、R3、A及びXは、請求項1で定義されているものと同じ。]
    で示される基がカルボスチリル骨格の5位に結合しているカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  7. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1がフェニル環上に置換基としてフェニル基、ハロゲン原子、基−(B)lNR67(ここで、B、l、R6及びR7は、請求項1で定義されているものと同じ。)、低級アルコキシカルボニル基及びフェニル低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1個以上有することのあるフェニル低級アルキル基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  8. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  9. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R1が低級アルキル基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  10. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R1がナフチル低級アルキル基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  11. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基、R1
    Figure 0005191155
    [式中、R10及びA2は、請求項1で定義されているものと同じ。]
    で示される基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基、R3が水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  12. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、
    Figure 0005191155
    [式中、R3、A及びXは、請求項1で定義されているものと同じ。]
    で示される基がカルボスチリル骨格の5位に結合しているカルボスチリル化合物又はその塩である請求項に記載の医薬組成物
  13. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1が請求項1で定義された(1-2)及び(1-3)のいずれかの基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項12に記載の医薬組成物
  14. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基、R2が水素原子又は低級アルコキシ基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項13に記載の医薬組成物
  15. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、R4及びR5が互いに結合して基−CH=CH−CH=CH−を形成しているカルボスチリル化合物又はその塩である請求項1に記載の医薬組成物
  16. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてR1が請求項1で定義された(1-2)及び(1-3)のいずれかの基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項15に記載の医薬組成物
  17. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基又は低級アルキリデン基、R2及びR3が共に水素原子、及びXが酸素原子又は硫黄原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項16に記載の医薬組成物
  18. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが直接結合を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項1に記載の医薬組成物
  19. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキレン基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項1に記載の医薬組成物
  20. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてAが低級アルキリデン基を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項1に記載の医薬組成物
  21. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が一重結合又は二重結合であり、R4及びR5が共に水素原子を示すカルボスチリル化合物又はその塩である請求項18〜20のいずれかに記載の医薬組成物
  22. カルボスチリル化合物又はその塩が、一般式(1)においてカルボスチリル骨格の3,4位の結合が二重結合であり、R4及びR5が互いに結合して基−CH=CH−CH=CH−を形成しているカルボスチリル化合物又はその塩である請求項18〜20のいずれかに記載の医薬組成物
  23. カルボスチリル化合物又はその塩が、下記に示す化合物から選択されるカルボスチリル化合物又はそれらの塩である請求項1に記載の医薬組成物
    5−[1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
    5−[1−(4−クロロベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
    5−[1−(4−ブロモベンジル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
    5−[1−(2−ナフチルメチル)−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
    5−{1−[4−(ヘプチルオキシカルボニルアミノ)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
    5−[1−(1−ビフェニル−4−イルピペリジン−4−イルメチル)−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル]チアゾリジン−2,4−ジオン、
    5−{1−[1−(4−メチルフェニル)ピペリジン−4−イルメチル]−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
    5−{1−[4−(2−クロロベンジルオキシカルボニルアミノ)ベンジル]−8−メトキシ−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−5−イルメチル}チアゾリジン−2,4−ジオン、
    1−(ビフェニル−4−イルメチル)−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
    8−メトキシ−1−メチル−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
    8−メトキシ−1−(3−メチルブチル)−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
    1−プロピル−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
    1−イソブチル−8−メトキシ−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、
    8−メトキシ−1−フェネチル−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン、及び
    1−(4−フェニルチオメチル)ベンジル−5−(4−オキソ−2−チオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン
  24. TFF産生亢進により予防又は治療効果が得られる疾患の予防及び/又は治療剤に用いられる請求項1〜23のいずれかに記載の医薬組成物
  25. TFF産生亢進により予防又は治療効果が得られる疾患が、消化管疾患、口腔疾患、上気道疾患、気道疾患、眼疾患、癌又は創傷である請求項24に記載の医薬組成物
  26. TFF産生亢進により予防又は治療効果が得られる疾患が、薬剤性潰瘍、消化性胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、薬剤性腸炎、虚血性大腸炎、過敏性腸症候群、内視鏡的粘膜切除術後潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、逆流性食道炎、食道潰瘍、バレット食道、消化管粘膜炎、痔疾患、口内炎、シェーグレン症候群、口腔乾燥症、鼻炎、咽頭炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、ドライアイ又は角結膜炎である請求項24に記載の医薬組成物
  27. TFFがTFF2である請求項26に記載の医薬組成物
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