JP5190278B2 - 端子接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、正極端子同士を接続し、負極端子同士を接続する端子接続構造に関する。
従来、バッテリの正極端子と負荷側の正極端子とを接続し、バッテリの負極端子と負荷側の負極端子とを接続する端子接続構造が用いられている(特許文献1参照)。
図7は、従来の端子接続構造の構成を略示する縦断面図であり、図8は、この端子接続構造における正極端子同士及び負極端子同士の接続手順を説明する斜視図である。以下では、図中の上下方向を端子接続構造の上下方向とする。
図示しないバッテリの正極端子921及び負極端子922、並びに図示しない負荷側の正極端子931及び負極端子932は、夫々金属製の矩形板状である。
この端子接続構造は、絶縁材料からなる端子台91を備える。端子台91には、隔壁910と、隔壁910を介在させて隣接する夫々矩形状の第1の端子積層部911及び第2の端子積層部912と、隔壁910に平行に、第1及び第2の端子積層部911,912夫々の端部に配されている側壁913,914とが一体に形成されている。また、第1及び第2の端子積層部911,912夫々には、第1及び第2の貫通孔915,916が形成されている。更に、第1及び第2の貫通孔915,916夫々には、第1及び第2のナット943,944が内嵌固定されている。この第1及び第2のナット943,944夫々は、第1及び第2のボルト941,942に螺合するものである。
以下では、正極端子921,931の接続について説明するが、負極端子922,932の接続も同様である。
まず、バッテリの正極端子921が、第1の端子積層部911に沿う一方向から隔壁910と側壁913との間に挿入されて、第1の端子積層部911に積層される(図8参照)。
次いで、負荷側の正極端子931が、第1の端子積層部911に沿う他方向(図中白抜矢符方向)から隔壁910と側壁913との間に挿入されて、バッテリの正極端子921に積層される。
最後に、第1のボルト941が、正極端子921,931夫々に形成されている貫通孔と第1のナット943とを積層方向に貫通し、第1のボルト941と第1のナット943とが締結されることによって、第1の端子積層部911及び正極端子921,931同士が圧接される(図7参照)。
以上の結果、正極端子921と正極端子931とが接続される。このとき、第1のボルト941の頭部と、正極端子931,921同士と、第1の端子積層部911とはこの順に配されている。
また、第1の端子積層部911に積層されている正極端子921,931同士と、第2の端子積層部912に積層されている負極端子922,932同士とは、隔壁910によって互いに離隔されている。
ところが、バッテリの電圧が高い場合、端子台91の表面に沿って漏電し、正極端子921,931と負極端子922,932との間で短絡するという不具合が生じる可能性がある。
このような不具合を抑制するために、端子接続構造を設計する際には、沿面距離L91,L92夫々がバッテリの電圧に応じた十分な長さを有するように、端子台91の寸法が定められる。
従来の端子接続構造の場合、図7に示すように、沿面距離L91は、正極端子931から隔壁910の上面を通って負極端子932へ至るまでの最短距離である。
また、一般に、第1及び第2のボルト941,942並びに第1及び第2のナット943,944夫々は、導電性を有する金属製であるため、沿面距離L92は、第1のナット943から、第1の端子積層部911、隔壁910及び第2の端子積層部912夫々の下面を通って、第2のナット944へ至るまでの最短距離である。
ただし、沿面距離L92は沿面距離L91に比べて十分に長いことが多い。何故ならば、隔壁910と第1及び第2のナット943,944との間には、絶縁性を有する第1及び第2の端子積層部911,912が存在するが、隔壁910と正極端子931及び負極端子932との間には、絶縁性を有するものが存在しないからである。従って、少なくとも沿面距離L91がバッテリの電圧に応じた十分な長さを有するように端子台91の寸法が定められる。
ところで、特許文献1に開示されている端子接続構造は、バッテリの正極端子及び負極端子が、バッテリパックケースの外表面に形成されている個別の穴の内部に設置されている。この穴に、負荷側の正極端子及び負極端子が挿入されると、正極端子同士及び負極端子同士が夫々接続される。
特開2000−149891号公報
バッテリの電圧が、例えば12Vから42Vに増大した場合、絶縁距離を十分に確保するため、沿面距離L91を延長する必要がある。
沿面距離L91を延長するためには、隔壁910の厚みを厚くすることが考えられる。しかしながら、端子台91が横方向に長くなるため、端子接続構造が大型化するという問題がある。
また、沿面距離L91を延長するために、隔壁910の第1及び第2の端子積層部911,912からの高さを高くして、隔壁910の上面と正極端子931及び負極端子932夫々の上面との離隔距離を長くすることが考えられる。つまり、隔壁910が正極端子931及び負極端子932夫々の上面の位置から更に突出するよう端子台91の寸法が定められる。
しかしながら、この場合、端子台91が縦方向に長くなるため、端子接続構造が大型化するという問題がある。しかも、第1及び第2のボルト941,942夫々の頭部を正極端子931及び負極端子932夫々の上面に接触させる必要があるため、正極端子931及び負極端子932夫々の上面の位置から高く突出する隔壁910が、第1及び第2のボルト941,942夫々の締結作業を阻害する可能性がある。
一方、特許文献1には、沿面距離L91を延長させるための技術的要素は開示されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、隔壁によって離隔されている正極端子及び負極端子を、第1及び第2の絶縁層と第1及び第2の端子積層部との間に配する構成とすることにより、端子台の大型化を抑制しつつ沿面距離を延長することができる端子接続構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、隔壁によって離隔されている正極端子及び負極端子を、第1及び第2の端子積層部と第1及び第2の絶縁部との間に配する構成とすることにより、端子台の大型化を抑制しつつ沿面距離を延長することができる端子接続構造を提供することにある。
本発明に係る端子接続構造は、板状の正極端子同士及び負極端子同士が夫々積層される第1及び第2の端子積層部と、該第1及び第2の端子積層部に積層されている正極端子同士及び負極端子同士を互いに離隔する隔壁とが一体に形成されており、絶縁性を有する端子台を備え、前記正極端子同士及び負極端子同士と前記第1及び第2の端子積層部とを、第1及び第2のボルトで積層方向に貫通して、該第1及び第2のボルト並びに該第1及び第2のボルトに螺合する第1及び第2のナットを用いて圧接することによって、前記正極端子同士及び負極端子同士を夫々接続する端子接続構造において、前記第1及び第2のボルトの頭部、前記正極端子同士及び負極端子同士、並びに前記第1及び第2の端子積層部の順に配されており、前記正極端子同士及び負極端子同士の前記第1及び第2のボルトの頭部に近接する一面と、該一面を有する前記正極端子及び負極端子の前記隔壁に近接する側の端面とに連続して第1及び第2の絶縁層が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る端子接続構造は、前記第1及び第2のナットが、前記第1及び第2の端子積層部に形成されている第1及び第2の貫通孔に内嵌固定されていることを特徴とする。
本発明に係る端子接続構造は、板状の正極端子同士及び負極端子同士が夫々積層される第1及び第2の端子積層部と、該第1及び第2の端子積層部に積層されている正極端子同士及び負極端子同士を互いに離隔する隔壁とが一体に形成されており、絶縁性を有する端子台を備え、前記正極端子同士及び負極端子同士と前記第1及び第2の端子積層部とを、第1及び第2のボルトで積層方向に貫通して、該第1及び第2のボルト並びに該第1及び第2のボルトに螺合する第1及び第2のナットを用いて圧接することによって、前記正極端子同士及び負極端子同士を夫々接続する端子接続構造において、前記正極端子同士及び負極端子同士に対面するようにして、前記隔壁に一体に突設されている第1及び第2の絶縁部を有し、前記第1及び第2のボルトの頭部、前記第1及び第2の端子積層部、前記正極端子同士及び負極端子同士、並びに前記第1及び第2の絶縁部の順に配されていることを特徴とする。
本発明に係る端子接続構造は、前記第1及び第2のナットが、該第1及び第2のナットに近接する側の正極端子及び負極端子に一体的に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る端子接続構造は、前記第1及び第2のボルトが夫々絶縁性を有することを特徴とする。
本発明にあっては、第1及び第2の端子積層部並びに第1及び第2の絶縁層によって十分な沿面距離を得る。
端子台は絶縁性を有し、また、端子台には、第1の端子積層部及び第2の端子積層部と、隔壁とが一体に形成されている。
第1の端子積層部には板状の正極端子同士が積層され、第2の端子積層部には板状の負極端子同士が積層され、第1の端子積層部に積層されている正極端子同士と第2の端子積層部に積層されている負極端子同士とは隔壁によって互いに離隔されている。
第1の絶縁層は、第1の端子積層部に積層されている正極端子同士の第1のボルトの頭部に近接する一面と、この一面を有する正極端子の隔壁に近接する側の端面とに連続して形成されている。第2の絶縁層は、第2の端子積層部に積層されている負極端子同士の第2のボルトの頭部に近接する一面と、この一面を有する負極端子の隔壁に近接する側の端面とに連続して形成されている。
第1のボルトは、第1のボルトの頭部と第1の端子積層部に積層されている正極端子同士と第1の端子積層部とがこの順に配されるように、正極端子同士と第1の端子積層部とを積層方向に貫通する。また、第1のボルト、及びこのボルトに螺合する第1のナットを用いて、正極端子同士と第1の端子積層部とが圧接されることによって、正極端子同士が接続される。第2のボルトは、第2のボルトの頭部と第2の端子積層部に積層されている負極端子同士と第2の端子積層部とがこの順に配されるように、負極端子同士と第2の端子積層部とを積層方向に貫通する。また、第2のボルト、及びこのボルトに螺合する第2のナットを用いて、負極端子同士と第2の端子積層部とが圧接されることによって、負極端子同士が接続される。
以上のような構成の端子接続構造では、第1のボルトの頭部側に関しては、隔壁と正極端子又は第1のボルトとの間に第1の絶縁層が形成されており、第1のナット側に関しては、隔壁と正極端子又は第1のナットとの間に第1の端子積層部が設けられている。また、第2のボルトの頭部側に関しては、隔壁と負極端子又は第2のボルトとの間に第2の絶縁層が形成されており、第2のナット側に関しては、隔壁と負極端子又は第2のナットとの間に第2の端子積層部が設けられている。
つまり、第1及び第2のボルト頭部側に第1及び第2の絶縁層が形成されている分、従来の構成の端子接続構造に比べて、ボルト頭部側の沿面距離が延長されている。しかも、第1及び第2のナットの側に第1及び第2の端子積層部が設けられている分、ナット側の沿面距離は従来と同様に十分に長い。
本発明にあっては、第1のナットが、第1の端子積層部に形成されている第1の貫通孔に内嵌固定されており、第2のナットが、第2の端子積層部に形成されている第2の貫通孔に内嵌固定されている。このため、端子接続構造の積層方向の寸法が短縮される。しかも、ボルト締結時にナットが脱落することが抑制される。以上の結果、端子台の大型化を抑制しつつボルト締結作業の作業性を向上させることができる。
仮に、第1のナットと第1の端子積層部に積層されている正極端子との間に第1の端子積層部が挟まれる構成であると、第1の端子積層部の外側に第1のナットが配されることになるため、第1のナットの厚みの分、端子台の積層方向の寸法が長くなり、端子接続構造の大型化に繋がる。また、第1のナットを第1の端子積層部に予め固定していない限り、第1のボルトの締結時に第1のナットが脱落し易い。以上のような不都合は、第2のナットを第2の端子積層部の外側又は内側に配する構成でも同様である。
本発明にあっては、第1及び第2の端子積層部並びに第1及び第2の絶縁部によって十分な沿面距離を得る。
端子台は絶縁性を有し、また、端子台には、第1の端子積層部及び第2の端子積層部と、隔壁とが一体に形成されている。
第1の端子積層部には板状の正極端子同士が積層され、第2の端子積層部には板状の負極端子同士が積層され、第1の端子積層部に積層されている正極端子同士と第2の端子積層部に積層されている負極端子同士とは隔壁によって互いに離隔されている。
第1の絶縁部は、第1の端子積層部に積層されている正極端子同士に対面するようにして、隔壁に一体に突設されている。第2の絶縁部は、第2の端子積層部に積層されている負極端子同士に対面するようにして、隔壁に一体に突設されている。
第1のボルトは、第1のボルトの頭部と第1の端子積層部と第1の端子積層部に積層されている正極端子同士と第1の絶縁部とがこの順に配されるように、正極端子同士と第1の端子積層部とを積層方向に貫通する。また、第1のボルト、及びこのボルトに螺合する第1のナットを用いて、正極端子同士と第1の端子積層部とが圧接されることによって、正極端子同士が接続される。第2のボルトは、第2のボルトの頭部と第2の端子積層部と第2の端子積層部に積層されている負極端子同士と第2の絶縁部とがこの順に配されるように、負極端子同士と第2の端子積層部とを積層方向に貫通する。また、第2のボルト、及びこのボルトに螺合する第2のナットを用いて、負極端子同士と第2の端子積層部とが圧接されることによって、負極端子同士が接続される。
以上のような構成の端子接続構造では、第1のボルトの頭部側に関しては、隔壁と正極端子又は第1のボルトとの間に第1の端子積層部が設けられており、第1のナット側に関しては、隔壁と正極端子又は第1のナットとの間に第1の絶縁部が設けられている。また、第2のボルトの頭部側に関しては、隔壁と負極端子又は第2のボルトとの間に第2の端子積層部が設けられており、第2のナット側に関しては、隔壁と負極端子又は第2のナットとの間に第2の絶縁部が設けられている。
つまり、第1及び第2のボルト頭部側に第1及び第2の端子積層部が設けられている分、従来の構成の端子接続構造に比べて、ボルト頭部側の沿面距離が延長されている。
しかも、第1及び第2のナットの側に第1及び第2の端子積層部が設けられていない代わりに、第1及び第2の絶縁部が設けられているため、ナット側の沿面距離が短縮されることはない。
本発明にあっては、第1のナットが、第1のナットに近接する側の正極端子に、溶接、接着等によって一体的に設けられており、第2のナットが、第2のナットに近接する側の負極端子に一体的に設けられている。
つまり、第1のナットと正極端子との間に第1の絶縁部が挟まれる構成ではなく、第2のナットと負極端子との間に第2の絶縁部が挟まれる構成でもない。このため、端子接続構造の積層方向の寸法が短縮される。しかも、ボルト締結時にナットが脱落することが抑制される。以上の結果、端子台の大型化を抑制しつつボルト締結作業の作業性を向上させることができる。
本発明にあっては、第1及び第2のボルト夫々が絶縁性を有する。このために端子接続構造は、例えば、表面に絶縁膜が形成されている非絶縁材料製のボルトを備えるか、又は、絶縁材料製のボルトを備える。従って、ボルトを介した正極端子と負極端子との短絡が抑制されるため、沿面距離を延長することができる。
仮に、端子接続構造が、非絶縁性を有するボルトを備える場合、ボルトを介して正極端子と負極端子とが短絡し易くなり、実質的に沿面距離を短縮する可能性がある。
本発明の端子接続構造による場合、第1及び第2の絶縁層が形成されている分、ボルトの頭部側の沿面距離が延長されており、しかも、第1及び第2の端子積層部が設けられている分、ナット側の沿面距離は従来と同様に十分な長さを有するため、正極端子及び負極端子間の短絡を抑制することができる。
更に、端子台の形状及び寸法を変更する必要がないため、従来の端子台を流用することができる。また、一般に、正極端子及び負極端子夫々に形成される第1及び第2の絶縁層は、正極端子及び負極端子夫々の寸法に比べて非常に薄い。つまり、端子台の大型化を抑制することができる。
以上の結果、端子台の大型化を抑制しつつ沿面距離を延長することができる。
本発明の端子接続構造による場合、第1及び第2の端子積層部が設けられている分、ボルトの頭部側の沿面距離が延長されており、しかも、第1及び第2の絶縁部が設けられている分、ナット側の沿面距離は従来と同様に十分な長さを有するため、正極端子及び負極端子間の短絡を抑制することができる。
更に、正極端子及び負極端子夫々に例えば絶縁層を形成する必要がないため、従来の正極端子及び負極端子を流用することができる。
また、隔壁の厚みを厚くする必要がないため、端子台の横方向の大型化を抑制することができる。更に、隔壁が正極端子及び負極端子夫々の位置から高く突出していたとしても、第1及び第2のボルトの頭部を正極端子及び負極端子に接触させる必要がないため、隔壁が第1及び第2のボルトの締結作業を阻害することはない。
以上の結果、端子台の大型化を抑制しつつ沿面距離を延長することができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る端子接続構造の構成を略示する縦断面図であり、図2は、この端子接続構造における正極端子同士及び負極端子同士の接続手順を説明する斜視図である。
また、図3は、この端子接続構造を用いたバッテリモジュールとジャンクションボックスとの接続を説明するブロック図であり、図4は、この端子接続構造が備える端子台が配されているバッテリモジュールを略示する斜視図である。
図中1は端子接続構造であり、端子接続構造1は、図1及び図3に示すように、バッテリモジュール2の正極端子21とジャンクションボックス(J/B)3の正極端子31とを接続し、バッテリモジュール2の負極端子22とJ/B3の負極端子32とを接続する。
以下では、図1及び図2の上下方向を端子接続構造1の上下方向とし、図1の左右方向を端子接続構造1の左右方向とする。
図2〜図4に示すように、バッテリモジュール2には複数のバッテリセル20,20,…が直列に接続されており、バッテリセル20,20,…の正極201及び負極202から夫々L字状の平板を折り曲げてなる2本のバスパーが延設されている。この2本のバスパーの端部が正極端子21及び負極端子22であり、正極端子21及び負極端子22夫々は、導電材料製の矩形平板状である。
一方、図2及び図3に示すように、J/B3には、例えば図示しない複数の車載機器に夫々接続するリレーが内蔵されており、これらのリレーから2本のバスパーが延設されている。この2本のバスパーの端部が正極端子31及び負極端子32であり、正極端子31及び負極端子32夫々は導電材料製の矩形平板状であって、横幅は正極端子21及び負極端子22夫々の横幅に等しい。
端子接続構造1は、絶縁材料からなる端子台4を備える。図3及び図4に示すように、端子接続構造1の端子台4はバッテリモジュール2及びJ/B3の外部に配されており、図1及び図2に示すように、端子台4には、隔壁40によって隔てられている2本の矩形溝が平行に形成されている。
2本の矩形溝は、夫々底面として第1の端子積層部41及び第2の端子積層部42を有し、また、隔壁40に平行に対面する側壁43,44を有する。
第1の端子積層部41は矩形状であり、正極端子21,31夫々の横幅に等しい横幅を有する。また、本発明の特徴の一つとして、第1の端子積層部41の中央部には貫通孔41aが形成されており、貫通孔41aには、第1のボルト51に螺合する第1のナット53が内嵌固定されている。
同様に、第2の端子積層部42は矩形状であり、負極端子22,32夫々の横幅に等しい横幅を有する。また、第2の端子積層部42の中央部には貫通孔42aが形成されており、貫通孔42aには、第2のボルト52に螺合する第2のナット54が内嵌固定されている。
隔壁40と、第1及び第2の端子積層部41,42と、側壁43,44とは、一体に形成されている。
本実施の形態における端子台4は正面視が左右対称形状であり、正極端子21と負極端子22とは同寸法同形状であり、正極端子31と負極端子32とは同寸法同形状である。なお、正極と負極との接続を間違えないように、端子台4が非対称形状であり、正負の各端子の形状が互いに異なるようにしてもよい。
本発明の特徴の一つとして、第1及び第2のボルト51,52夫々は絶縁性を有する。具体的には、第1のボルト51は、金属製の頭部51a及び脚部51bを一体に有し、且つ、頭部51a及び脚部51b夫々の表面が、絶縁材料を用いてなる絶縁膜51cに被覆されている。同様に、第2のボルト52は、金属製の頭部52a及び脚部52bを一体に有し、且つ、頭部52a及び脚部52b夫々の表面が、絶縁材料を用いてなる絶縁膜52cに被覆されている。
ここで、絶縁膜51cの厚さは頭部51a及び脚部51b夫々の寸法に比べて十分に薄く、絶縁膜52cの厚さは頭部52a及び脚部52b夫々の寸法に比べて十分に薄いため、絶縁膜51c,52cが形成されていることによって、第1及び第2のボルト51,52の寸法及び形状が、絶縁膜51c,52cが形成されていない従来のボルトの寸法及び形状と大きく異なることはない。
正極端子21,31には、第1のボルト51の脚部51bが遊貫する貫通孔21a,31aが形成されており、負極端子22,32には、第2のボルト52の脚部52bが遊貫する貫通孔22a,32aが形成されている。
更に、本発明の特徴の一つとして、正極端子21,31の何れか一方と、負極端子22,32の何れか一方とに、夫々絶縁層が形成されている。本実施の形態では、第1及び第2の端子積層部41,42に近接する側に正極端子21及び負極端子22が配され、第1及び第2の端子積層部41,42から離隔する側に正極端子31及び負極端子32が配されるため、正極端子31及び負極端子32に第1及び第2の絶縁層311,321が形成されている。
第1の絶縁層311は、正極端子31の一面31bと、右側及び左側の側端面31c,31dとに連続して形成されており、一面31bの裏側の他面31eには形成されていない。また、正極端子31の貫通孔31aの周縁部にも第1の絶縁層311は形成されていないが、この周縁部の直径は、第1のボルト51の頭部51aの外径よりも小さい。即ち、この周縁部は、後述するように正極端子21,31と第1の端子積層部41とが第1のボルト51を用いて圧接されることによって、第1のボルト51の絶縁膜51cが被覆する。
ここで、第1の絶縁層311の厚さは正極端子31の寸法に比べて十分に薄いため、第1の絶縁層311が形成されていることによって、正極端子31の寸法及び形状が、第1の絶縁層311が形成されていない従来の正極端子の寸法及び形状と大きく異なることはない。なお、隔壁40から離隔している左側の側端面31dには第1の絶縁層311が形成されていなくてもよい。
同様に、第2の絶縁層321は、負極端子32の一面32bと、左側及び右側の側端面32c,32dとに連続して形成されており、一面32bの裏側の他面32eには形成されていない。また、負極端子32の貫通孔32aの周縁部にも第2の絶縁層321は形成されていないが、この周縁部の直径は、第2のボルト52の頭部52aの外径よりも小さい。即ち、この周縁部は、後述するように負極端子22,32と第2の端子積層部42とが第2のボルト52を用いて圧接されることによって、第2のボルト52の絶縁膜52cが被覆する。
ここで、第2の絶縁層321の厚さは負極端子32の寸法に比べて十分に薄いため、第2の絶縁層321が形成されていることによって、負極端子32の寸法及び形状が、第2の絶縁層321が形成されていない従来の負極端子の寸法及び形状と大きく異なることはない。なお、隔壁40から離隔している右側の側端面32dには第2の絶縁層321が形成されていなくてもよい。
以上のような第1及び第2の絶縁層311,321は、適宜の合成樹脂を用いて正極端子31及び負極端子32に対し樹脂コーティングすることによって形成される。樹脂コーティングによって形成された第1及び第2の絶縁層311,321は、正極端子31及び負極端子32に密着するため、例えば水分が第1及び第2の絶縁層311,321と正極端子31及び負極端子32との間に浸入して短絡の原因となることが抑制される。なお、正極端子31及び負極端子32に密着することが可能であるならば、第1及び第2の絶縁層311,321は正極端子31及び負極端子32を覆う絶縁材料製のカバーであってもよい。
以下では、正極端子21,31の接続について説明するが、負極端子22,32の接続も同様である。
まず、図2及び図4に示すように、バッテリモジュール2の正極端子21が、第1の端子積層部41に沿ってバッテリモジュール2の内側から外側へ向かう方向に、隔壁40と側壁43との間の矩形溝へ挿入されて、第1の端子積層部41に積層される。
次いで、図1及び図2に示すように、J/B3の正極端子31が、一面31bが上方を向き、他面31eが下方を向くようにして第1の端子積層部41に沿ってバッテリモジュール2の外側から内側へ向かう方向(図2中白抜矢符方向)に、隔壁40と側壁43との間の矩形溝へ挿入されて、バッテリの正極端子21に積層される。
このため、正極端子31の第1の絶縁層311が形成されていない他面31eが正極端子21に近接して配され、正極端子31の第1の絶縁層311が形成されている一面31bが正極端子21から離隔して配される。また、正極端子31の側端面31cが隔壁40に近接して配され、正極端子31の側端面31dが隔壁40から離隔して配される。
最後に、図1に示すように、第1のボルト51が、正極端子31,21夫々に形成されている貫通孔31a,21aと第1のナット53とをこの順に上側から積層方向に貫通し、第1のボルト51と第1のナット53とが締結されることによって、第1の端子積層部41と正極端子21,31同士とが圧接される。
以上の結果、正極端子21と正極端子31とが接続される。このとき、第1のボルト51の頭部51aと、正極端子31,21同士と、第1の端子積層部41とは、上側からこの順に配されている。
また、第1の端子積層部41に積層されている正極端子21,31同士と、第2の端子積層部42に積層されている負極端子22,32同士とは、隔壁40によって互いに離隔されている。
以上のような端子接続構造1においては、第1及び第2のボルト51,52の頭部51a,52a側の沿面距離L11は、正極端子21から隔壁40の上面を通って負極端子22へ至るまでの最短距離である。何故ならば、正極端子31の一面31bと側端面31cとを第1の絶縁層311が連続して被覆し、負極端子32の一面32bと側端面32cとを第2の絶縁層321が連続して被覆しており、しかも、第1及び第2のボルト51,52の表面が絶縁膜51c,52cに被覆されているからである。
第1及び第2の絶縁層311,321が形成されていない従来の端子接続構造の場合、頭部51a,52a側の沿面距離は、正極端子31から隔壁40の上面を通って負極端子32へ至るまでの最短距離である。従って、従来の沿面距離に比べて、沿面距離L11は、正極端子31の厚みと負極端子32の厚みとの合計分だけ延長されている。
一方、第1及び第2のナット53,54側の沿面距離L12は、第1のナット53から、第1の端子積層部41、隔壁40及び第2の端子積層部42夫々の下面を通って、第2のナット54へ至るまでの最短距離である。つまり、沿面距離L12の長さは、バッテリセル20,20,…の電圧に応じた十分な長さを有する従来の沿面距離の長さに等しい。
以上の結果、端子台4の寸法及び形状を変更することなく、従来の沿面距離よりも更に長い沿面距離L11と、従来の沿面距離に等しい沿面距離L12とを得ることができる。
なお、絶縁性を有する第1及び第2のナット53,54を用いることによって、沿面距離L12を更に延長する構成でもよい。
また、第1及び第2のボルト51,52が絶縁膜51c,52cを有する代わりに、絶縁材料製(例えばセラミックス製)の頭部51a,52a及び脚部51b,52bを一体に有する構成でもよい。
また、正極端子21,31及び負極端子22,32は、矩形状に限定されるものではなく、例えば丸端子のような円形状であってもよい。
ところで、図3に示すように、バッテリモジュール2は、バッテリセル20,20,…を監視するためのバッテリECU(Electronic Control Unit )7を備える。バッテリECU7には、各バッテリセル20の電圧を検出する電圧センサ71と、各バッテリセル20の温度を検出する温度センサ72と、バッテリセル20,20,…の電流を検出する電流センサ73とが備えられている。更に、バッテリECU7は、電圧センサ71、温度センサ72及び電流センサ73夫々の検出結果に基づいて、バッテリセル20,20,…の異常の有無を判定し、バッテリセル20,20,…に異常が生じている場合は、警報を出したりバッテリセル20,20,…からの出力を停止させたりする制御部70を備える。
実施の形態 2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る端子接続構造の構成を略示する縦断面図であり、図6は、この端子接続構造における正極端子同士及び負極端子同士の接続手順を説明する斜視図である。
本実施の形態の端子接続構造1は、実施の形態1の端子台4の代わりに端子台6を備え、バッテリモジュール2の正極端子23とJ/B3の正極端子33とを接続し、バッテリモジュール2の負極端子24とJ/B3の負極端子34とを接続する。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以下では、図5及び図6の上下方向を端子接続構造1の上下方向とし、図5の左右方向を端子接続構造1の左右方向とする。
正極端子33及び負極端子34は、実施の形態1の正極端子31及び負極端子32とは異なり、第1及び第2の絶縁層311,321が形成されていない。つまり、正極端子33及び負極端子34は、従来の正極端子及び負極端子と同様の構成である。
また、正極端子23,33には、実施の形態1の貫通孔21a,31aと同様の貫通孔23a,33aが形成されており、負極端子24,34には、実施の形態1の貫通孔22a,32aと同様の貫通孔24a,34aが形成されている。
正極端子23の一面には、第1のボルト55に螺合する第1のナット235が溶接されている。同様に、負極端子24の一面には、第2のボルト56に螺合する第2のナット245が溶接されている。
第1及び第2のボルト55,56夫々は絶縁性を有する。第1及び第2のボルト55,56と実施の形態1の第1及び第2のボルト51,52との差異は、脚部55b,56bの長さのみである。従って、第1のボルト55は、実施の形態1の頭部51a、脚部51b及び絶縁膜51cと同様の頭部55a、脚部55b及び絶縁膜55cを有し、第2のボルト56は、実施の形態1の頭部52a、脚部52b及び絶縁膜52cと同様の頭部56a、脚部56b及び絶縁膜56cを有する。
端子台6には、隔壁60によって隔てられている2本の矩形孔が平行に形成されている。
2本の矩形孔は、隔壁60に平行に対面する側壁63,64を有する。また、隔壁60と左側の側壁63との間に、第1の端子積層部61及び第1の絶縁部65を有し、隔壁60と右側の側壁64との間に、第2の端子積層部62及び第2の絶縁部66を有する。第1の端子積層部61と第1の絶縁部65とは平行に対面し、第2の端子積層部62と第2の絶縁部66とは平行に対面する。
第1及び第2の端子積層部61,62は、実施の形態1の第1及び第2の端子積層部41,42に対応する。このため、第1のボルト55の脚部55bの長さは、実施の形態1の脚部51bよりも、第1の絶縁部65の厚さの分だけ長く、第2のボルト56の脚部56bの長さは、実施の形態1の脚部52bよりも、第2の絶縁部66の厚さの分だけ長い。
ただし、第1及び第2の端子積層部61,62には、実施の形態1の貫通孔41a,42aよりも内径が小さい貫通孔61a,62aが形成されている。さらに詳細には、貫通孔61a,62aの内径は、第1及び第2のボルト55,56の脚部55b,56bが遊貫する長さである。
また、隔壁60及び側壁63,64は、実施の形態1の隔壁40及び側壁43,44に対応するが、夫々第1の絶縁部65又は第2の絶縁部66の厚さの分だけ縦方向に長い。
一方、第1の絶縁部65の中央部には貫通孔65aが形成されており、貫通孔65aの内径は、第1のナット235が遊嵌する長さである。同様に、第2の絶縁部66の中央部には貫通孔66aが形成されており、貫通孔66aの内径は、第2のナット245が遊嵌する長さである。
以下では、正極端子23,33の接続について説明するが、負極端子24,34の接続も同様である。
まず、図5及び図6に示すように、バッテリモジュール2の正極端子23が、第1の端子積層部61に沿ってバッテリモジュール2の内側から外側へ向かう方向に、隔壁60と第1の端子積層部61と側壁63とに囲繞された矩形孔へ挿入されて、第1の絶縁部65に積層される。このとき、第1の絶縁部65の貫通孔65aへ、正極端子23に溶接されている第1のナット235が挿入される。
次いで、J/B3の正極端子33が、第1の端子積層部61に沿ってバッテリモジュール2の外側から内側へ向かう方向(図6中白抜矢符方向)に、隔壁60と第1の端子積層部61と側壁63とに囲繞された矩形孔へ挿入されて、バッテリの正極端子23に積層される。
最後に、図5に示すように、第1のボルト55が、貫通孔61a,33a,23aと第1のナット235とをこの順に上側から積層方向に貫通し、第1のボルト55と第1のナット235とが締結されることによって、正極端子23,33が引き上げられて、第1の端子積層部61と正極端子23,33同士とが圧接される。換言すれば、第1の端子積層部61に正極端子23,33が積層される。
以上の結果、正極端子23と正極端子33とが接続される。このとき、第1のボルト55の頭部55aと、第1の端子積層部61と、正極端子33,23同士と、第1の絶縁部65とは上側からこの順に配されている。
また、第1の端子積層部61に積層されている正極端子23,33同士と、第2の端子積層部62に積層されている負極端子24,34同士とは、隔壁60によって互いに離隔されている。
以上のような端子接続構造1においては、第1及び第2のボルト55,56の頭部55a,56a側の沿面距離L13は、正極端子33から、第1の端子積層部61の上面、隔壁60の上面及び第2の端子積層部62の上面を通って、負極端子34へ至るまでの最短距離である。従って、従来の沿面距離に比べて、沿面距離L13は、第1の端子積層部61及び第2の端子積層部62を迂回する分だけ延長されている。
一方、第1及び第2のナット235,245側の沿面距離L14は、正極端子23から、第1の絶縁部65、隔壁60及び第2の絶縁部66夫々の下面を通って、負極端子24へ至るまでの最短距離である。第1及び第2のナット235,245は、第1及び第2の絶縁部65,66から離隔しているため、沿面距離L14の長さは、第1の絶縁部65の厚みと第2の絶縁部66の厚みとの合計分だけ延長されている。
以上の結果、正極端子33及び負極端子34に、実施の形態1の第1及び第2の絶縁層311,321のような絶縁層を形成することなく、且つ、端子台6を横方向に大型化させることなく、従来の沿面距離よりも更に長い沿面距離L13,L14を得ることができる。
ところで、隔壁60及び側壁63,64は実施の形態1の隔壁40及び側壁43,44よりも縦方向に長いが、第1及び第2のボルト55,56の頭部55a,56aは、正極端子33及び負極端子34の上面ではなく、第1及び第2の端子積層部61,62の上面に接触させればよいため、隔壁60及び側壁63,64が第1及び第2のボルト55,56の締結作業を阻害することはない。
本発明の実施の形態1に係る端子接続構造の構成を略示する縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る端子接続構造における正極端子同士及び負極端子同士の接続手順を説明する斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る端子接続構造を用いたバッテリモジュールとジャンクションボックスとの接続を説明するブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る端子接続構造が備える端子台が配されているバッテリモジュールを略示する斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る端子接続構造の構成を略示する縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る端子接続構造における正極端子同士及び負極端子同士の接続手順を説明する斜視図である。 従来の端子接続構造の構成を略示する縦断面図である。 従来の端子接続構造における正極端子同士及び負極端子同士の接続手順を説明する斜視図である。
符号の説明
1 端子接続構造
21,23,31,33 正極端子
22,24,32,34 負極端子
235,245 第1及び第2のナット
311,321 第1及び第2の絶縁層
4 端子台
40 隔壁
41,42 第1及び第2の端子積層部
41a,42a 第1及び第2の貫通孔
51,52 第1及び第2のボルト
51a,52a 第1及び第2のボルトの頭部
53,54 第1及び第2のナット
55,56 第1及び第2のボルト
55a,56a 第1及び第2のボルトの頭部
6 端子台
60 隔壁
61,62 第1及び第2の端子積層部
65,66 第1及び第2の絶縁部

Claims (5)

  1. 板状の正極端子同士及び負極端子同士が夫々積層される第1及び第2の端子積層部と、該第1及び第2の端子積層部に積層されている正極端子同士及び負極端子同士を互いに離隔する隔壁とが一体に形成されており、絶縁性を有する端子台を備え、
    前記正極端子同士及び負極端子同士と前記第1及び第2の端子積層部とを、第1及び第2のボルトで積層方向に貫通して、該第1及び第2のボルト並びに該第1及び第2のボルトに螺合する第1及び第2のナットを用いて圧接することによって、前記正極端子同士及び負極端子同士を夫々接続する端子接続構造において、
    前記第1及び第2のボルトの頭部、前記正極端子同士及び負極端子同士、並びに前記第1及び第2の端子積層部の順に配されており、
    前記正極端子同士及び負極端子同士の前記第1及び第2のボルトの頭部に近接する一面と、該一面を有する前記正極端子及び負極端子の前記隔壁に近接する側の端面とに連続して第1及び第2の絶縁層が形成されていることを特徴とする端子接続構造。
  2. 前記第1及び第2のナットが、前記第1及び第2の端子積層部に形成されている第1及び第2の貫通孔に内嵌固定されていることを特徴とする請求項1に記載の端子接続構造。
  3. 板状の正極端子同士及び負極端子同士が夫々積層される第1及び第2の端子積層部と、該第1及び第2の端子積層部に積層されている正極端子同士及び負極端子同士を互いに離隔する隔壁とが一体に形成されており、絶縁性を有する端子台を備え、
    前記正極端子同士及び負極端子同士と前記第1及び第2の端子積層部とを、第1及び第2のボルトで積層方向に貫通して、該第1及び第2のボルト並びに該第1及び第2のボルトに螺合する第1及び第2のナットを用いて圧接することによって、前記正極端子同士及び負極端子同士を夫々接続する端子接続構造において、
    前記正極端子同士及び負極端子同士に対面するようにして、前記隔壁に一体に突設されている第1及び第2の絶縁部を有し、
    前記第1及び第2のボルトの頭部、前記第1及び第2の端子積層部、前記正極端子同士及び負極端子同士、並びに前記第1及び第2の絶縁部の順に配されていることを特徴とする端子接続構造。
  4. 前記第1及び第2のナットが、該第1及び第2のナットに近接する側の正極端子及び負極端子に一体的に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の端子接続構造。
  5. 前記第1及び第2のボルトが夫々絶縁性を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の端子接続構造。
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