JP5189821B2 - 製品抑えベルト装置 - Google Patents

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本発明は、包装機に用いられる製品抑えベルト装置に関するものである。
包装機の一形態であるピロー包装機は、以下のような構成を備えている。まず、原反ロールに巻き取られた帯状フィルムを連続して製袋器に供給し、その製袋器を通過させる際に筒状に製袋された筒状フィルムを形成する。また、この製袋器の上流側には被包装物搬送供給装置を配置し、その被包装物搬送供給装置から所定間隔毎に搬送される被包装物が、製袋器内に供給される。これにより、被包装物が製袋器内を通過すると、筒状フィルム内に所定間隔毎に収納されることになり、その被包装物は筒状フィルムとともに搬送される。そして、その搬送方向に沿って、センターシール装置並びにエンドシール装置が配置されている。センターシール装置は、筒状フィルムのフィルム重合端をシールするものである。エンドシール装置は、筒状フィルムを進行方向横方向(前後の被包装物が存在していない部分)にシールするとともに、カットすることで、先端の被包装物が収納された筒状フィルムの部分を後続の筒状フィルムから分離し、包装体を製造するようになる。
ところで、エンドシール装置の上流側近傍等において、搬送路の上方に製品抑えベルト装置を配置し、筒状フィルムに内包した被包装物が持ち上がるのを抑制するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2007−62823 特許第3523329号
ピロー包装機のエンドシール時に被包装物を噛み込んでしまった場合には、例えば特許文献2にあるようにトップシーラを基準位置に移動させる原点復帰作業を行う必要があり、その際に製袋器からエンドシール装置にある被包装物の位置がずれてしまう。そのままの状態ではエンドシールにて被包装物を噛み込んでしまうため、被包装物を取り除く必要がある。しかし、製品抑えベルト装置と、下方の搬送面との間には、被包装物の高さ想到の空間が形成されているだけであるので、被包装物を取り外す作業が繁雑となる。
同様に、被包装物の変更に伴い、包装フィルムを掛けなおす時にも、被包装物の高さが低い場合には、製品抑えベルト装置にフィルムを通す為のスペースがなく、その作業が繁雑となる。
また、特許文献1に開示された従来の製品抑えベルト装置おいて、ネジ軸によって製品抑え装置を上下移動させることが可能であるが、係る機構を利用してフィルムを通すための充分なスペースを確保するためには手間がかかる。また当然のことながら、フィルムを通した後、定位置に製品抑えベルト装置を戻す必要があり、係る作業も繁雑となる。
本発明は、簡単に被包装物を取り除くことができ、またフィルムを通すことのできる製品抑えベルト装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る製品抑えベルト装置は、(1)包装機の搬送路の上方に配置され、製品を抑える抑えベルトを駆動する製品抑えベルト装置であって、前記抑えベルトを上下移動させるための昇降装置と、その抑えベルトを回転駆動させるための駆動装置とを備える。そして、前記昇降装置は、上下方向に延びるように配置されたネジ軸に装着され、そのネジ軸の正逆回転に伴い昇降移動する移動台と、その移動台に、下方に向けて延びるように取り付けられた支持ロッドと、その支持ロッドに昇降移動可能に装着された作動ブロックと、その作動ブロックに連携され、前記抑えベルトを取り付けるためのベルト支持部材(実施形態の”ベルト支持ブラケット60”に対応)と、を備える。さらに、前記作動ブロックが前記移動台に対して固定され前記移動台に対して、上下方向への相対移動が抑止される第1状態と、前記固定が解除されて前記移動台に対して前記作動ブロックが相対的に昇降移動可能となる第2状態と、を切り替え可能とし、前記第1状態では前記作動ブロックは前記ネジ軸の正逆回転に伴い昇降移動する前記移動台とともに昇降移動し、その第1状態から前記第2状態に切り替わると前記作動ブロックは前記移動台から独立してその切り替わった際の位置よりも上昇移動可能に構成された。
第1状態の時は、作動ブロックと移動台とが一体化されるので、ネジ軸を正逆回転させて移動台を任意の高さ位置に移動させると、作動ブロックひいてはそれに連携されたベルト支持部材も昇降移動する。これにより、ベルト支持部材に取り付けられる抑えベルトを任意の高さ位置に設定し、包装作業を開始することができる。この状態から第2状態に移行すると、作動ブロックが移動台から独立して昇降移動可能となるので、作動ブロックを支持ロッドに沿って上昇させる。これにより、移動台は停止した状態のままベルト支持部材を上昇させ、ひいては、それに連携される抑えベルトを上昇させることができ、搬送路から抑えベルトまでの距離を、製品高さよりも大きく離すことができる。
よって、本発明の製品抑えベルト装置によると、製品抑えベルト装置へのフィルムを通す作業が容易に行えるとともに、エンドシール時に被包装物を噛み込んでしまった場合、抑えベルトを上昇移動させ、下方の搬送路との間の空間を大きく開けることができ、従来に比べて短時間にて被包装物の取り除くことができる。
(2)前記固定とその解除は、作動ブロック側に取り付けたピンを、前記移動台に設けた孔部に挿入/離脱することで行なうようにするとよい。この孔部は、実施形態では、第2位置決め用孔部27bに対応する。ピンの抜き差しといった簡単な操作で、第1状態と第2状態との切り替えを行える。
(3)前記孔部は、上下に複数設けるとより好ましい。この孔部は、実施形態では、第1,第2位置決め用孔部27a,27bに対応する。複数設けることで、抑えベルトを上昇移動させた状態で、その位置で固定することができる。なお、実施形態では、孔部(位置決め用孔部)は2個としたが、3個以上とするのを妨げない。
(4)前記第1状態にある作動ブロックに対して、上方に付勢する付勢手段を設けるとよい。付勢手段は、実施形態では、コイルスプリング50により実現される。付勢手段は、実施形態のようにコイルスプリングや、板バネその他のバネや、ゴム等、各種の弾性部材(弾性復元力を利用)を用いることができる。弾性部材とすることで、簡単な構成で実現できる。バネにすることで、付勢力を大きくすることができ、さらに、コイルスプリングを用いることで、より大きな付勢力並びに移動ストロークを簡単に実現できる。もちろん、弾性部材に限ることはなく、シリンダ,アクチュエータ等であってもよい。この付勢手段を設けることで、作動ブロックひいては抑えベルトをワンタッチで上昇させることができる。
(5)前記駆動装置は、リンク機構を構成する複数のアームの所定位置に、ベルト,チェーンその他の無端の索条を複数装着し、その複数の索条を連携することで、動力を伝達するようにするとよい。このようにすると、複数の索条が連携して回転することで、回転力を伝達し、抑えベルトを回転駆動することができる。そして、リンク機構を設けることで、複数の索条における駆動モータへ連携される基点側位置と、抑えベルトの駆動モータに接続される位置の相対位置関係を比較的広い範囲で任意の状態にすることができる。よって、たとえば、包装機の調整段階において、製品抑えベルト装置を被包装物の流れ方向に対し移動させた場合でも、索条の長さを変えることなく対応できる。換言すると、本発明によれば、異なるタイプ(寸法形状)の抑えベルトに対応することができる。なお、無端の索条同士の連携部位(実施形態では、第2,第3プーリ73,77を取り付ける第2回転軸91の設置部位)は、実施形態では、リンク機構の関節部分に設定しているが、必ずしもその部位にする必要はない。
本発明は、抑えベルトを簡単に上昇移動させることかできるので、製品抑えベルト装置と搬送路との間に存在する被包装物を簡単に取り除くことができ、また当該位置にフィルムを通すことができる。
図1に示すように、本実施の形態のエンドシール装置が実装されるピロー包装機10は、包装機本体11と、その包装機本体11に対して帯状の包装フィルムを連続して供給するフィルム供給装置12と、包装機本体11の上流側に配置され、その包装機本体11に対して被包装物13を所定間隔毎に供給する被包装物搬送供給装置14とを備えている。
フィルム供給装置12は、帯状フィルム15をロール状に巻き取った原反ロール16に対し、図示省略する駆動モータ(サーボモータ等の速度制御可能なモータ)の出力を連係し、原反ロール16の回転速度を適宜制御しながら一定速度で包装機本体11に供給する。また、図示省略しているが、原反ロール16から包装機本体11に至る所定位置に各種のローラを配置し、原反ロール16から送り出された帯状フィルム15は、そのローラに掛け渡されることで、所定の経路を通って包装機本体11に導かれる。もちろん、本発明では、必ずしも原反ロール16に駆動モータを連係する必要はなく、包装フィルムの搬送経路上にフィードローラを設け、引き出すようにしても良い。
被包装物搬送供給装置14は、前後に配置されたスプロケット17(図では、進行方向前方のみ記載)と、その複数のスプロケット17に掛け渡されたエンドレスチェーン18と、そのエンドレスチェーン18に所定ピッチ毎に取り付けられた複数の押送フィンガー19とにより構成される。これにより、被包装物13の後面に押送フィンガー19が突き当たると、押送フィンガー19の移動に伴い、被包装物13も前進移動する。
包装機本体11は、供給される帯状フィルム15を筒状フィルム21に整袋する製袋器20と、その製袋器20の下流側に配置されたセンターシール装置24と、そのセンターシール装置24の下流側に配置され、筒状フィルム21を搬送するベルトコンベア23と、ベルトコンベア23の上方に配置された製品抑えベルト25と、ベルトコンベア23の下流側に配置されたエンドシール装置30と、エンドシール装置30の下流側に配置された搬出コンベア26と、を備えている。
製袋器20は、フィルム供給装置12から連続して供給される帯状フィルム15を通過させることで、帯状フィルム15の両側端縁部15a同士を接触(重合)させるとともに、筒状となった筒状フィルム21に整袋するものである。また、被包装物搬送供給装置14から包装機本体11に対して順次供給される被包装物13は、製袋器20内に挿入される。これにより、製袋器20に供給された被包装物13は、筒状フィルム21内に所定間隔ごとに配置されることになる。
センターシール装置24は、重合された帯状フィルム15の両側端縁部15aをシールする。このセンターシール装置24は、帯状フィルム15の両側端縁部15aを両側から挟み込んで熱シールする。
抑えベルト25を所定位置で駆動させる製品抑えベルト装置35は、エンドシール装置30の上流側の直近に配置されており、抑えベルト25が筒状フィルム21内の被包装物13が上方に持ち上がるのを抑制し、筒状フィルム21(被包装物13)が水平状態を保持しながら搬送されるようにしている。
エンドシール装置30は、筒状フィルム21に対し、進行方向と直交する方向、つまり、横断する方向にシールすると共にカットするものである。そのシール・カットするフィルム部位は、前後の被包装物13の間の所定位置である。これにより、エンドシール装置30を通過することで、筒状フィルム21の先頭部分は、後続から分離され、包装体27が製造される。
次に、製品抑えベルト装置35の具体的な構成を説明する。図2以降に示すように、製品抑えベルト装置35は、抑えベルト25を上下移動させるための昇降装置36と、抑えベルト25を回転駆動させるための駆動装置38とを備えている。
昇降装置36は、図8から図16にも示すように、包装機本体の機枠に取り付けられるベース板40の上端に天板41の一端を取り付け、ベース板40の下端に底板42の一端を取り付ける。この天板41と底板42の先端側近傍に渡るようにしてネジ軸43を軸受け支持させる。ネジ軸43の上端には、ハンドル44が連結される。このハンドル44は、天板41の上面側に配置する。
ベース板40には、上下方向に延びるガイドレール45を連結し、そのガイドレール45にスライダ46を連係する。これにより、スライダ46は、ガイドレール45に沿って上下移動可能となる。
一方、ネジ軸43には、上下に貫通する貫通孔の内面に雌ネジを設けた移動台47を連係させ、この移動台47は、ハンドル44を操作してネジ軸43を正逆回転させると、それに追従してネジ軸43に沿って昇降する。この移動台47には、下方に向けて延びる支持ロッド48が取り付けられる。支持ロッド48は、その上端は、ネジを利用して移動台47に締結して固定される。そして、支持ロッド48の移動台47に対する非固定側の先端には、支持ロッド48の外径よりも大きい外形寸法の頭部を有するネジ48aを装着する。
支持ロッド48には、矩形状の作動ブロック49を昇降可能に装着する。また、スライダ46と作動ブロック49とは、平板状の連結ブラケット51により連結される。作動ブロック49の支持ロッド48に沿っての昇降移動は、ガイドレール45により安定して行なわれる。
連結ブラケット51に対向する移動台47の表面には、上下2カ所に位置決め孔47a,47bが形成されている。ここでは、上側が第1位置決め孔47aとし、下側が第2位置決め孔47bとしている。一方、連結ブラケット51の中央部には貫通孔51aが設けられ、その貫通孔51a内に表面側から係止ピン53が挿入され、その係止ピン53が、第1,第2位置決め孔47a,47bのいずれかに挿入される。このように係止ピン53が挿入された状態では、連結ブラケット51と移動台47の相対移動が抑止されるので、移動台47に対する作動ブロック49の相対位置が固定される。つまり、作動ブロック49は、支持ロッド48における所定位置に固定され、昇降移動できない状態になる。そして、係止ピン53を位置決め孔から離脱させた状態では、作動ブロック49(連結ブラケット51,スライダ46)は支持ロッド48に沿って昇降移動可能になる。
さらに、その支持ロッド48の下方側の支持ロッド48の軸部にコイルスプリング50を装着する。コイルスプリング50は、その両端が作動ブロック49と、支持ロッド48の先端に設けたネジ48aの頭部とに接触する。そして、係止ピン53を下側の第2位置決め孔47bに挿入した状態では、作動ブロック49は、移動台47の上面から所定距離だけ下降した位置で固定され、その状態では、コイルスプリング50は圧縮状態で保持されることになる。つまり、作動ブロック49は、コイルスプリング50から上方への付勢力を受けていることになる。従って、その状態から係止ピン53を第2位置決め孔47bより外すと、上記の上方への付勢力を受けて作動ブロック49は支持ロッド48に沿って上方へ移動する。
また、連結ブラケット51の表面側には、T字ブラケット56が取り付けられ、そのT字ブラケット56の先端にレバー55が所定角度範囲内で正逆回転可能に取り付けられている。このレバー55の一端には、係止ピン53が連係される。また、図17,図18等に示すように、レバー55の他端にはワイヤ57の一端が連結される。そして、このワイヤ57の一端側には、スプリング58が装着される。このスプリング58は、レバー55の他端と、連結ブラケット51との間に介在され、レバー55の他端を連結ブラケット51から離反する方向に付勢する。このスプリング58の弾性復元力に抗してワイヤ57の一端を図17,図18中矢印A方向、つまり、レバー55の他端を連結ブラケット51側に引き寄せる方向に引くことで、レバー55の一端は、同図中矢印B方向に移動し、係止ピン53が位置決め孔47a,47bから離脱する。なお、ワイヤ57の矢印A方向に引く力を解除すると、スプリング58の弾性復元力によってレバー55の他端は連結ブラケット51から離反する方向に移動するので、それに伴いレバー55の一端は連結ブラケット51に接近する方向に移動する。そこで、係止ピン53がいずれかの位置決め孔47a,47bに対向している場合には、その対向している位置決め孔47a,47b内に係止ピン53が挿入される。
一方、連結ブラケット51の先端側裏面には、ベルト支持ブラケット60の一端が連結されている。また、ネジ軸43の外側には、それと平行にガイド棒61が配置される。このガイド棒61の両端は、天板41,底板42に固定される。そして、ベルト支持ブラケット60の所定位置に上下に貫通するように設けた貫通孔内を、ガイド棒61が貫通するように設定される。
これにより、作動ブロック49が昇降移動するにつれて、連結ブラケット51を介して一体となったベルト支持ブラケット60も昇降移動する。ベルト支持ブラケット60は、ガイド棒61に連係されているため、この昇降移動の際に、ベルト支持ブラケット60が回転するのが抑制され、安定した姿勢で昇降移動する。
さらに、図17,図18に示すように、ベルト支持ブラケット60の上面側には、L字プレート62が取り付けられる。このL字プレート62の水平面には、前後方向に延びる長穴状のガイド孔62aが形成され、そのガイド孔62内に帯板状のバー63が前後方向に移動可能に配置される。また、このL字プレート62の垂直面には、ワイヤ57の他端側が、そのワイヤ軸の軸方向に移動可能に連係され、そのワイヤ57の他端は、バー63の上端に連結される。
バー63の下端は、水平方向に延びる連結棒64の一端が連結され、その連結棒64の他端には、操作部65が連結される。これにより、図17,図18に示すように、ユーザが操作部65を握ると共に、手前側(矢印C方向)に引っ張ることで、連結棒64,バー63がその方向に移動し、それに伴い、バー63に連結されたワイヤ57の他端が矢印D方向に引き出される。すると、ワイヤ57全体が引き出されるので、そのワイヤ57の一端が連結されたレバー55の一端が矢印A方向に移動し、係止ピン53が位置決め孔47a,47bから離脱する。
更に、図17,図18に示すように、抑えベルト25は、側板66の前後方向両端に配置された駆動プーリ67,従動プーリ68に掛け渡されるように配置され、その側板を、図示省略の連結部材によりベルト支持ブラケット60に連結する。これにより、抑えベルト25は、ベルト支持ブラケット60ひいては作動ブロック49の高さに応じた高さ位置に保持される。なお、手前側の側壁66には、取っ手69が設けられており、ユーザは、その取っ手69を持って側壁66ひいてはそれに支持される抑えベルト25を上下方向に付勢することができる。
次に、昇降装置36の作用について説明する。図19から図21に示すように、係止ピン53を、移動台47の下側の第2位置決め孔47bに挿入した状態にする。この状態では、移動台47と、作動ブロック49と、スライダ45と、ベルト支持ブラケット60とが、連結ブラケット51を介して一体化される。この状態でハンドル44を正逆回転すると、移動台47が昇降移動するので、それに追従して、ベルト支持ブラケット60も昇降移動し、被包装物の高さに合わせて所望の高さ位置でベルト支持ブラケット60ひいては抑えベルト25を設定する。
この状態から、操作部65を手前側に引くと、上述したごとく、連結棒64,バー63が手前側に移動し、ワイヤ57が引き出されることによりレバー55が図19において時計方向に回転し、係止ピン53が第2位置決め孔47bから離脱する。すると、作動ブロック49は、移動台47への連係が解除されてフリー状態となるので、コイルスプリング50の弾性復元力により、作動ブロック49は上昇移動する。すると、それに追従してベルト支持ブラケット60も上昇移動するので、図22〜図24に示すように、抑えベルト25が上昇し、ベルトコンベア23との間に大きな空間が形成される。これにより、そのベルトコンベア23にある被包装物等を簡単に取り除くことができ、また、筒状フィルムのセットが簡単に行える。
また、このように、抑えベルト25を上方に移動させた状態において、係止ピン53を第1位置決め孔47aへ挿入することで、その上方位置で安定して固定できる。よって、取っ手69から手を離しても抑えベルト25が落ちてこないので、所定の作業をより効率よく行える。もちろん、通常であればコイルスプリング50の弾性復元力によって抑えベルト25が上昇移動するため、抑えベルト25はある程度の高さ位置で維持されることになるが、係止ピン53を第1位置決め孔47aに挿入することで確実に固定できるので安心できる。また、仮に抑えベルト25側の重量が重くてコイルスプリング50の弾性復元力では適切に上昇させることができないおそれもある。その場合には、係止ピン53を取り外した状態で取っ手69を持って上方へ持ち上げることになる。この場合には、適宜位置までもあげた状態で係止ピン53を第1位置決め孔47aに挿入するとよい。
駆動装置38は、図示省略の駆動モータと、その駆動モータの回転出力を駆動プーリ67に伝える動力伝達機構とを備える。動力伝達機構は、図2,図4〜図7等に示すようになっている。すなわち、ギヤボックス70内に実装される歯車71aは、駆動モータの出力を受けて回転するものである。その歯車71aに噛み合った歯車71bと、第1プーリ72とが、同じ第1回転軸90に連結されている。第1回転軸90は、第1アーム74の一端に軸受け支持される。第1アーム74の他端には、第2プーリ73と第3プーリ77が取り付けられる第2回転軸91が軸受け支持されている。そして、第1,第2プーリ72,73間には、タイミングベルト75が掛け渡される。さらに、第2回転軸91には、第2アーム79の一端も軸受け支持される。この第2アーム79の他端には、第4プーリ78が軸受け支持される。第3,第4プーリ77,78間には、タイミングベルト80が掛け渡される。そして、第4プーリ78と同軸に連携される駆動軸82が、駆動プーリ67に連結される。
これにより、図示省略の駆動モータが回転すると、その回転力が、歯車71a→歯車71b→第1プーリ72→タイミングベルト75→第2プーリ73→第3プーリ77→タイミングベルト80→第4プーリ78→駆動軸82と伝達され、駆動プーリ67が回転する。よって、抑えベルト25が回転する。
また、この駆動装置38の動力伝達機構は、第1アーム74と第2アーム79との連結部分(第2回転軸91)が関節となるリンク機構を構成する。従って、第1プーリ72と、第2プーリ73(第3プーリ77)と、第4プーリ78の位置関係は、そのリンク機構の移動範囲内において適宜位置を採ることができる。よって、たとえば、抑えベルト25の前後方向の長さが変更されたり、抑えベルト25の高さが変更された場合でも、第1アーム74と第2アーム79とのなす角を変更することで対応できる。たとえば、図21の例では、第2アーム79はほぼ水平状態になっているが、図24の例では、第2アーム79は先端側が上方に位置する傾斜状態となっている。図示は省略するが、ネジ軸43の回転に伴い移動台47ひいてはベルト支持ブラケット60が大きく上下移動した場合には、両アーム74,49の姿勢は大きく変化して対応する。さらには、リンク機構による可動範囲内以上に抑えベルト25の高さを変更する場合には、たとえば図25と図26に示すように、包装機本体側に対するベース板40の取付位置を変更することで対応することができる。
このように、本実施形態では、動力伝達機構としてリンク機構を利用したため、たとえば包装機の調整段階において、製品抑え装置を流れ方向に対し移動させた場合、特許文献2のような構造の製品抑え装置では回転力を伝達するためのチェーンの長さ変更をする必要があったが、本実施形態では両アームの相対的な位置関係を変更するだけで対応でき、タイミングベルトの長さを変更する必要がなくなる。
なお、上述した実施形態では、ピロー包装機に適用した場合を示しているが、本発明はこれに限ることはなく、各種の包装機に適用できる。
本発明の製品抑えベルト装置が実装される包装機の一例を示す図である。 本発明に係る製品抑えベルト装置の好適な一実施形態を示す正面図である。 本発明に係る製品抑えベルト装置の好適な一実施形態を示す左側面図である。 本発明に係る製品抑えベルト装置の好適な一実施形態を示す平面図である。 本発明に係る製品抑えベルト装置の好適な一実施形態を示す背面図である。 本発明に係る製品抑えベルト装置の好適な一実施形態を示す斜視図(その1)である。 本発明に係る製品抑えベルト装置の好適な一実施形態を示す斜視図(その2)である。 本実施形態の製品抑えベルト装置を構成する昇降装置を示す分解斜視図である。 本実施形態の製品抑えベルト装置を構成する昇降装置を示す分解斜視図である。 本実施形態の製品抑えベルト装置を構成する昇降装置を示す分解斜視図である。 本実施形態の製品抑えベルト装置を構成する昇降装置を示す正面図である。 本実施形態の製品抑えベルト装置を構成する昇降装置を示す右側面図である。 本実施形態の製品抑えベルト装置を構成する昇降装置を示す平面図である。 本実施形態の製品抑えベルト装置を構成する昇降装置を示す左側面図である。 図12におけるA−A線矢視拡大断面図である。 図12におけるB−B線矢視拡大断面図である。 本発明に係る製品抑えベルト装置(抑えベルトを取り付けた状態)の好適な一実施形態を示す斜視図(その1)である。 本発明に係る製品抑えベルト装置(抑えベルトを取り付けた状態)の好適な一実施形態を示す斜視図(その1)である。 作用を説明する図である。 作用を説明する図である。 作用を説明する図である。 作用を説明する図である。 作用を説明する図である。 作用を説明する図である。 作用を説明する図である。 作用を説明する図である。
符号の説明
10 ピロー包装機
11 包装機本体
12 フィルム供給装置
13 被包装物
14 被包装物搬送供給装置
21 筒状フィルム
24 センターシール装置
25 抑えベルト
30 エンドシール装置
31a 上側のトップシーラ
31b 下側のトップシーラ
35 製品抑えベルト装置
36 昇降装置
38 駆動装置
40 ベース板
41 天板
42 底板
43 ネジ軸
44 ハンドル
45 ガイドレール
46 スライダ
47 移動台
47a 第1位置決め孔
47b 第2位置決め孔
48 支持ロッド
49 作動ブロック
50 コイルスプリング
51 連結ブラケット
51a 貫通孔
53 係止ピン
55 レバー
56 T字ブラケット
57 ワイヤ
58 スプリング
60 ベルト支持ブラケット
65 操作部
72 第1プーリ
73 第2プーリ
74 第1アーム
75 タイミングベルト
77 第3プーリ
78 第4プーリ
79 第2アーム
80 第2タイミングベルト

Claims (5)

  1. 包装機の搬送路の上方に配置され、製品を抑える抑えベルトを駆動する製品抑えベルト装置であって、
    前記抑えベルトを上下移動させるための昇降装置と、その抑えベルトを回転駆動させるための駆動装置とを備え、
    前記昇降装置は、上下方向に延びるように配置されたネジ軸に装着され、そのネジ軸の正逆回転に伴い昇降移動する移動台と、
    その移動台に、下方に向けて延びるように取り付けられた支持ロッドと、
    その支持ロッドに昇降移動可能に装着された作動ブロックと、
    その作動ブロックに連携され、前記抑えベルトを取り付けるためのベルト支持部材と、
    を備え、
    前記作動ブロックが前記移動台に対して固定され前記移動台に対して上下方向への相対移動が抑止される第1状態と、前記固定が解除されて前記移動台に対して前記作動ブロックが相対的に昇降移動可能となる第2状態と、を切り替え可能とし、
    前記第1状態では前記作動ブロックは前記ネジ軸の正逆回転に伴い昇降移動する前記移動台とともに昇降移動し、その第1状態から前記第2状態に切り替わると前記作動ブロックは前記移動台から独立してその切り替わった際の位置よりも上昇移動可能に構成されたことを特徴とする製品抑えベルト装置。
  2. 前記固定とその解除は、作動ブロック側に取り付けたピンを、前記移動台に設けた孔部に挿入/離脱することで行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載の製品抑えベルト装置。
  3. 前記孔部は、上下に複数設けたことを特徴とする請求項2に記載の製品抑えベルト装置。
  4. 前記第1状態にある作動ブロックに対して、上方に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の製品抑えベルト装置。
  5. 前記駆動装置は、リンク機構を構成する複数のアームの所定位置に、ベルト,チェーンその他の無端の索条を複数装着し、その複数の索条を連携することで、動力を伝達するようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の製品抑えベルト装置。
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