JP5189544B2 - 開閉器の操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、受配電設備に使用される開閉器の操作装置に関するものである。
従来の多回路開閉器において、例えば、遮断器(一方の開閉器)の固定接点を接地する接地開閉器(他方の開閉器)が閉路しているときに、遮断器(一方の開閉器)を誤って閉路操作すると短絡事故を発生させてしまう場合がある。このため、開閉器の操作装置において、機械的な鎖錠機構として、接地開閉器(他方の開閉器)と遮断器(一方の開閉器)をそれぞれ駆動する駆動ロッドの間の上方に水平に延在された軸と、この軸に回転自在に軸支された2つのレバーと、各レバーの一端を遮断器と接地開閉器の各駆動ロッドに連動する部材にそれぞれ連結する2つのピンと、各レバーの他端部に遮断器と接地開閉器の投入位置において他方のレバーの投入方向の回動を規制する規制部材とを設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−59557号公報(図11)
上述した開閉器の操作装置には、いずれか一方の開閉器を閉路しているときは他方の開閉器は閉路操作ができないようにする誤操作防止の規制部材が、両レバー間にわたって設けられている。具体的には、レバーとピン連結されたリンク部材と、このリンク部材の他端に設けられたインタロックピンと、インタロックピンが下方向に移動可能な楕円穴を設けたガイドとを備え、一方の開閉器が投入された状態にあっては、下方向に移動したインタロックピンが干渉してレバーの動作を不能とするものであり、鎖錠機構の構成が複雑になる。このため、さらに構成部品数を低減し、より簡易な鎖錠機構を備えた開閉器の操作装置が要望されている。
本発明は、上述の事項に基づいてなされたもので、その目的は、一方の開閉器と他方の開閉器の開閉操作における鎖錠機構の構造を簡易にすることができる開閉器の操作装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、開閉器の接点を開閉操作する開閉器の操作装置であって、間隔を持って並設した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第1の連結体とからなる第1の操作レバー部材と、前記第1の操作レバー部材の前記軸筒部間に配置した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第2の連結体とからなる第2の操作レバー部材と、前記第1又は第2の操作レバー部材に設けられ、前記第1又は第2の操作レバー部材におけるレバー部の回動に応働して前記第2又は第1の操作レバー部材の回動を阻止する回動阻止部材と、前記第1及び第2の操作レバー部材の前記軸筒部に挿入した共通の支持軸とを備えたものとする。
(2)上記目的を達成するために、本発明は、開閉器の接点を開閉操作する開閉器の操作装置であって、間隔を持って並設した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第1の連結体とからなる第1の操作レバー部材と、前記第1の操作レバー部材の前記軸筒部間に配置した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第2の連結体とからなる第2の操作レバー部材と、前記第1及び第2の操作レバー部材に設けられ、前記第1及び第2の操作レバー部材におけるレバー部の回動に応働して前記第2及び第1の操作レバー部材の回動を阻止する回動阻止部材と、前記第1及び第2の操作レバー部材の前記軸筒部に挿入した共通の支持軸とを備えたものとする。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記回動阻止部材は、一方端のレバー部の側面に設けたものとする。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、好ましくは、前記回動阻止部材は、前記連結体の軸線方向に延伸して設けられる直立部と、この直立部の下方に設けられる突起部とを備えているものとする。
(5)上記(4)において、好ましくは、前記回動阻止部材は、軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、前記操作レバー部材が所定角度回動した際に、対向する前記軸筒部の外周に当接する突起部を備えているものとする。
(6)上記(4)又は(5)において、好ましくは、前記回動阻止部材の前記突起部は、軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、断面形状が前記支持軸の軸心と同芯状の曲率を有した円弧状の板部材からなるものとする。
(7)上記(4)又は(5)において、好ましくは、前記回動阻止部材の前記突起部は、軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、前記上方の直立部と対向する前記軸筒部の下方に間隙を有する角度で、略L字状に連結された平板部材からなるものとする。
(8)上記(1)乃至(7)のいずれかにおいて、好ましくは、前記第1の操作レバー部材は、操作ロッドを介して開閉器の可動接点に、前記第2の操作レバー部材は、操作ロッドを介して接地開閉器の可動接点に連結したものとする。
本発明によれば、3相の開閉器の可動接点を一括操作する操作レバー部材と、接地開閉器の可動接点を一括操作する操作レバー部材との基端部を交互に並設し、各操作レバー部材の基端部を1つの共通の支持軸に回動可能に支持し、一方の操作レバー部材に、他方の操作レバー部材の回動を阻止する回動阻止部材を設けたので、開閉器の鎖錠機構の構成を簡易化することができる。この結果、構成部品数を低減化した開閉器の操作装置を提供することができる。
本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態を備えた開閉器の平面図である。 本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態を拡大して示す平面図である。 図2に示す本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態をIII−III矢視から見た断面図である。 図2に示す本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態をIV−IV矢視から見た断面図である。 本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の組立状態を示す斜視図である。 本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の組立状態を示す斜視図である。 本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の組立状態を示す斜視図である。 本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の動作状態(開閉器すべてが開)を示す斜視図である。 本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の動作状態(一方の開閉器が閉)を示す斜視図である。 本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態における回動阻止部材の動作を説明する側面図である。 本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態を拡大して示す平面図である。 図11に示す本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態をXII−XII矢視から見た断面図である。 図11に示す本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態をXIII−XIII矢視から見た断面図ある。 本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態の組立状態を示す斜視図である。 本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態の組立状態を示す斜視図である。
以下に、本発明の開閉器の操作装置の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1乃至図7は、本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態を示すもので、図1は本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態を備えた開閉器の平面図、図2は本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態を拡大して示す平面図、図3は図2に示す本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態をIII−III矢視から見た断面図、図4は図2に示す本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態をIV−IV矢視から見た断面図、図5から図7は本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の組立状態を示す斜視図である。
図1において、開閉器1の筐体2内には、図1上、上下方向に並設した3相の主回路用の開閉器4と、これらの開閉器4に対応して図1上、上下方向並設した接地開閉器5とが、この例では、図1上、左右方向に3組並設されている。
上述した3相の主回路用の開閉器4には、この3相の主回路用の開閉器4を一括操作する第1の操作レバー部材6が、3相の接地開閉器5には、この3相の接地開閉器5を一括操作する第2の操作レバー部材7が、同軸上に並設されている。
上述した第1の操作レバー部材6、及び第2の操作レバー部材7の詳細な構成を、図1乃至図6を用いて説明する。
第1の操作レバー部材6は、間隔を持って並設され、後述する支持軸が挿入される孔6aを有する複数(この例では3つ)の軸筒部6Aと、各軸筒部6Aの軸線と直交するように各軸筒部6Aに設けられ、先端側に連結孔6Bを有するレバー部6Cと、レバー部6Cを連結するようにレバー部6Cの側部間に設けた第1の連結体6Dと、一方端のレバー部6Cの側面に設けた回動阻止部材6Eとからなっている。つまり、3個の軸筒部6Aが軸線に直交する方向に突出する3個の凸部6gを形成し、2個の第1の連結体6Dと3個の軸筒部6Aとが軸線に直交する方向に窪む2個の凹部6fを形成している。また、1個の回動阻止部材6Eは、一方端のレバー部6Cの側面に設けられ、図5に示すように、第1の連結体6D,6Dの軸線方向に延伸して設けられる直立部6hと、この直立部6hの下方に設けられる舌状の突起部6iとを備えている。突起部6iは、後述する嵌め合わされる軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、断面形状が支持軸の軸心と同芯状の曲率を有した円弧状の板部材で形成されている。
第2の操作レバー部材7は、前述した第1の操作レバー部材6と同様な構造であり、第1の操作レバー部材6の軸筒部6Aの端面間に配置され、後述する支持軸が挿入される孔7aを有する複数(この例では3つ)の軸筒部7Aと、各軸筒部7Aの軸線と直交するように各軸筒部7Aに設けられ、先端側に連結孔7Bを有するレバー部7Cと、レバー部7Cを連結するようにレバー部7Cの側部間に設けた第2の連結体7Dと、一方端のレバー部7Cの側面に設けた回動阻止部材7Eとからなっている。つまり、3個の軸筒部7Aが軸線に直交する方向に突出する3個の凸部7gを形成し、2個の第1の連結体7Dと3個の軸筒部7Aとが軸線に直交する方向に窪む2個の凹部7fを形成している。また、1個の回動阻止部材7Eは、一方端のレバー部7Cの側面に設けられ、図5に示すように、第1の連結体7D,7Dの軸線方向に延伸して設けられる直立部7hと、この直立部7hの下方に設けられる舌状の突起部7iとを備えている。突起部7iは、後述する嵌め合わされる軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、断面形状が支持軸の軸心と同芯状の曲率を有した円弧状の板部材で形成されている。
第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7とは、その基端部となる各軸筒部6Aと各軸筒部7Aとが交互に嵌り込んでおり、各軸筒部6Aの孔6aと各軸筒部7Aの孔7aに共通の支持軸8が挿入されている。
第1の操作レバー部材6の各レバー部6Cは、図1に示すように、ピン軸11によって主回路用の開閉器4の操作ロッド4Aにそれぞれ連結されている。また、第2の操作レバー部材7の各レバー部7Cは、図1に示すように、ピン軸12によって接地開閉器5の操作ロッド5Aにそれぞれ連結されている。また、第1の操作レバー部材6、及び第2の操作レバー部材7は、操作器(図示せず)に連結されている。第1の操作レバー部材6及び第2の操作レバー部材7を、鋳物による一体成形することができる。この場合、第1の操作レバー部材6及び第2の操作レバー部材7における各軸筒部6A、軸筒部7Aの孔には、支持軸8が挿入されるため、孔内面が機械加工される。
次に、上述した本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の組立手順を、図5乃至図7を用いて説明する。
図5に示すように、例えば、同様な構造である第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7を、各軸筒部6Aと各軸筒部7Aとが対向するように配置し、この状態で図5に示すように、第2の操作レバー部材7を、第1の操作レバー部材6に対して、反転させる。
次に、第2の操作レバー部材7を、第1の操作レバー部材6側に移動させて、第1の操作レバー部材6の凸部6gと第2の操作レバー部材7の凹部7fを図5の矢印方向に嵌め合わせる。この際、第2の操作レバー部材7における各軸筒部7Aの孔7aが第1の操作レバー部材6の各軸筒部6Aの孔6aに一致するように、第2の操作レバー部材7における各軸筒部7Aを、第1の操作レバー部材6の各軸筒部6A嵌め合わせる。この後、図6に示すように、第1の操作レバー部材6の軸筒部6A及び第2の操作レバー部材7の軸筒部7Aの各孔6a,7aに、支持軸8を挿入する。これにより、第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7は、支持軸8回りに回動可能に支持軸8に連結することができる。
次に、図7に示すように、支持軸8の各両端に軸支持部9を取り付けて、開閉器1の筐体2内に配置した後、軸支持部9を図1に示すように、筐体2の外側からボルト10によって筐体2に固定すれば、第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7を、筐体2内に装設することができる。
次に、上述した本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の動作を、図1乃至図9を用いて説明する。
図8は本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の動作状態(開閉器すべてが開)を示す斜視図、図9は本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の動作状態(一方の開閉器が閉)を示す斜視図、図10は本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態における回動阻止部材の動作を説明する側面図である。これらの図において、図1乃至図7に示す符号と同符号のものは、同一又は相当する部分であるので、その詳細な説明は省略する。
まず、筐体2内に装設した第1の操作レバー部材6のレバー部6Cは、図1に示すように、ピン軸11によって主回路用の開閉器4の操作ロッド4Aにそれぞれ連結されている。また、第2の操作レバー部材7のレバー部7Cは、ピン軸12によって接地開閉器5の操作ロッド5Aにそれぞれ連結される。これにより、操作器の操作によって、各相の第1の操作レバー部材6、及び各相の第2の操作レバー部材7は、それぞれ連動し、各相の主回路用の開閉器4、及び接地開閉器5を3相一括して開閉動作させることができる。
図8は、各相の主回路用の開閉器4、及び接地開閉器5が共に開状態である場合を示す。この状態にあっては、図2のIV−IV矢視から見た断面である図4に示すように、第1の操作レバー部材6のレバー部6Cと第2の操作レバー部材7のレバー部7Cがなす角度は、大略180度である。第1の操作レバー部材6の回動阻止部材6Eの突起部6iは、第2の操作レバー部材7の軸筒部7Aの外周に間隙を持って位置している。また、同様に、第2の操作レバー部材7の回動阻止部材7Eの突起部7iは、第1の操作レバー部材6の軸筒部6Aの外周に間隙を持って位置している。
図9は、各相の主回路用の開閉器4が閉状態、接地開閉器5が開状態である場合を示す。この状態にあっては、第1の操作レバー部材6のレバー部6Cと第2の操作レバー部材7のレバー部7Cがなす角度は、180度以上となる。第1の操作レバー部材6のレバー部6Cと操作ロッド4Aを押し下げて、主回路用の開閉器4における可動接点と固定接点を接続させる必要があるからである。つまり、この角度は、主回路用の開閉器4を構成する可動接点と固定接点のギャップに応じて定まり、具体的には、以下の構成で実現している。
図9に示すように、第1の操作レバー部材6のレバー部6Cが反時計方向に回動すると、第1の操作レバー部材6の回動阻止部材6Eの突起部6ibの先端が、第2の操作レバー部材7の軸筒部7Aの外周に当接する。この結果、回動阻止部材6Eは、接地開閉器5を駆動する第2の操作レバー部材7の時計方向への回動を阻止する。また、同様に、第2の操作レバー部材7の回動阻止部材7Eの突起部7iの先端は、第1の操作レバー部材6の軸筒部6Aの外周に当接し、接地開閉器5を駆動する第2の操作レバー部材7の時計方向への回動を阻止する。この結果、この状態から、接地開閉器5の投入操作はロックされる。
また、各相の主回路用の開閉器4が開状態、接地開閉器5が閉状態である場合にあっても、第1の操作レバー部材6の回動阻止部材6Eの突起部6iの先端が、第2の操作レバー部材7の軸筒部7Aの外周に当接する。この結果、回動阻止部材6Eは、主回路用の開閉器4を駆動する第1の操作レバー部材6の回動を阻止する。また、同様に、第2の操作レバー部材7の回動阻止部材7Eの突起部7iの先端は、第1の操作レバー部材6の軸筒部6Aの外周に当接し、主回路用の開閉器4を駆動する第1の操作レバー部材6の反時計方向への回動を阻止する。この結果、この状態から、主回路用の開閉器4の投入操作はロックされる。
ここで、回動阻止部材6Eの突起部6iの長さと第1の操作レバー部材6の回動角度との関係を図10を用いて詳細に説明する。
図10は、図8の開閉器の操作装置の軸方向側面視を実線で示し、図9の開閉器の操作装置の軸方向側面視を一点鎖線で示している。図10において、lは、レバー部6Cの長さであって、連結孔6B中心と孔6a間の長さを示す。θは、第1操作レバー部材6の回動角度であって、突起部6iの先端が第2の操作レバー部材7の軸筒部7Aの外周に当接するときの孔6aの中心垂線からの回動角度を示す。xは、第1操作レバー部材6の上下方向移動距離であって、開閉器4を構成する可動接点と固定接点のギャップに相当する長さを示す。
図10に示す回動阻止部材の動作において、回動角度θとレバー部材6の上下方向移動距離xとは、下記関係式に従って回動阻止部材が形成されている。
x=l×tanθ・・・・(1)
つまり、使用している開閉器4の可動接点と固定接点のギャップによって、xが決定され、第1操作レバー部材6のレバー部6Cの長さlから、回動角度θが決定される。したがって、第1操作レバー部材6がこの回動角度θだけ回動したときに、回動阻止部材6Eの突起部6iの先端が第2の操作レバー部材7の軸筒部7Aの外周に当接する長さに形成すればよい。なお、図10には、第1の操作レバー部材6の回動阻止部材6Eのみを示しているが、第2の操作レバー部材7の回動阻止部材7Eについても、同様の関係で形成されている。
上述したように、各開閉器4,5を構成する可動接点と固定接点のギャップに応じて、各操作レバー部材6,7のレバー部6C,7Cの回動角度を変更する必要があるが、本実施の形態によれば、各回動阻止部材6E,7Eにおける突起部6i,7iの長さを調整することで、容易にレバー部6C,7Cの回動角度を変更することができる。
上述した本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態によれば、3相の主回路用の開閉器4の可動接点を一括操作する第1の操作レバー部材6と、接地開閉器5の可動接点を一括操作する第2の操作レバー部材7との基端部を交互に並設し、各操作レバー部材6,7の基端部を1つの共通の支持軸8に回動可能に支持し、一方の操作レバー部材に、他方の操作レバー部材の回動を阻止する回動阻止部材6E,7Eを設けたので、開閉器の鎖錠機構の構成を簡易化することができる。この結果、構成部品数を低減化した開閉器の操作装置を提供することができる。
また、各回動阻止部材6E,7Eにおける舌状の突起部6i,7iの長さを調整することで、容易にレバー部6C,7Cの回動角度を変更することができるので、様々な接点間隙を有する開閉器に対応することができる。この結果、製作コスト、及び部品点数を低減化した開閉器の操作装置を提供することができる。
更に、第1の操作レバー部材6と、第2の操作レバー部材7とは、同一構造で、それぞれ同一鋳型で製造することができるので、製作コスト、及び部品点数を削減することができる。
また、第1の操作レバー部材6及び第2の操作レバー部材7を、鋳物による一体成形とすることにより、変形が少ないので、組付け性が良好である。
図11乃至図14は、本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態を示すもので、図11は本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態を拡大して示す平面図、図12は図11に示す本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態をXII−XII矢視から見た断面図、図13は図11に示す本発明の開閉器の操作装置の他の実施の形態をXIII−XIII矢視から見た断面図、図14は本発明の開閉器の操作装置の一実施の形態の組立状態を示す斜視図である。これらの図において、図1乃至図10に示す符号と同符号のものは、同一又は相当する部分であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態は、第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7とにおける軸筒部6A,7Aと、レバー部6C,7Cを、2部材で構成するようにしたもので、具体的には、図13に示すように、内側レバー部60A,70Aと、内側レバー部60A,70Aの外側にそれぞれ嵌めこみ可能な外側レバー部61A,71Aとで構成されている。
内側レバー部60A,70Aは、各基端側に半円形の孔溝60A1,70A1を有する半円形の軸筒部60A2,70A2と、この半円形の軸筒部60A2,70A2にそれぞれ設けられ、先端側に半円形の孔溝60A3,70A3を有するレバー部60A4,70A4とを備えている。
外側レバー部61A,71Aは、内側レバー部60A,70Aの外側にそれぞれ嵌めこみ可能で、基端内側に半円形の孔溝61A1,71A1を有する半円形の軸筒部61A2,71A2とこの半円形の軸筒部61A2,71A2に設けられ、先端内側に半円形の孔溝61A3,71A3を有するレバー部61A4,71A4とを備えている。外側レバー部61A,71Aは、第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7と同様に鋳物で製作されている。
この実施の形態においては、図14(a)に示すように、第1の連結体7Dでそれぞれ連結された内側レバー部70Aに、位置決めし、図14(b)に示すように、外側レバー部61A,71Aを内側レバー部60A,70Aの外側にそれぞれ順次嵌め込み組付けることによって、操作レバーを構成することができる。なお、図14(a)及び図14(b)には、第2の操作レバー部材7のみを示してあるが、第1の操作レバー部材6についても、同様に組み立てることができる。
このように組み立てられた第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7は、前述した実施の形態と同様に、支持軸8で連結した後、支持軸8の各両端に軸支持部9を取り付けて、開閉器1の筐体2内に配置し、装設される。
この実施の形態においても、前述した実施の形態と同様な効果を得ることができる。また、この実施の形態においては、レバー部6C,7Cを、内側レバー部60A,70Aと、内側レバー部60A,70Aの外側にそれぞれ嵌めこみ可能な外側レバー部61A,71Aとで構成したことにより、内側レバー部60A,70Aにおける半円形の軸筒部60A2,70A2の半円形の孔溝60A1,70A1の内面と、レバー部60A4,70A4における先端側の半円形の孔溝60A3,70A3の内面との機械加工が容易となる。
また、第1の操作レバー部材6と第2の操作レバー部材7とにおける軸筒部6A,7Aと、レバー部6C,7Cを、2部材で構成する他の例として、図15に示すように、角形断面を有する内側レバー部61A,71Aと、この内側レバー部61A,71Aの外側に嵌めこみ可能で、基端内側に軸筒部とこの軸筒部に設けられ、先端側に連結孔を有するレバー部とからなる外側レバー部61A,71Aとで構成したものを用いることも可能である。
この例によれば、前述した実施の形態と同様な効果を得ることができる。また、この実施の形態によれば、内側レバー部61A,71Aの外側に嵌め込まれる外側レバー部61A,71Aにおける軸筒部の孔、及びレバー部の先端側の連結孔の内面加工を、更に容易に、且つ精度良くすることができる。
なお、上述した実施の形態において、回動阻止部材6E,7Eは、各操作レバー部材6,7の一方端のレバー部6C,7Cの側面の外側に設けられた場合について説明したが、レバー部6C,7Cの側面の内側に設けてもよい。また、回動阻止部材6E,7Eが、各操作レバー部材6,7にそれぞれ設けられている場合について説明したが、少なくとも1個の回動阻止部材がいずれか1個の操作レバー部材に設けられていればよい。
また、上述した実施の形態において、回動阻止部材6E,7Eの舌状の突起部6i,7iは、嵌め合わされる軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、断面形状が孔6aの曲率を有した円弧状の板部材からなっているが、円弧状の板部材に限らない。例えば、平板部材からなる突起部6i,7iを上方の直立部6h,7hと対向する軸筒部の下方に間隙を有する角度で、略L字状に連結してもよい。つまり、操作レバー部材が所定角度回動した際に突起部6i,7iの先端が、対向する軸筒部の外周に当接すれば、その形状は限定されない。
1 開閉器
2 筐体
4 主回路用の開閉器
5 接地開閉器
6 第1の操作レバー部材
7 第2の操作レバー部材
6A,7A 軸筒部
6a,7a 孔
6B,7B 連結孔
6C,7C レバー部
6D,7D 第1の連結体
6E,7E 回動阻止部材
6f,7f 凹部
6g,7g 凸部
6h,7h 直立部
6i,7i 突起部
8 支持軸

Claims (8)

  1. 開閉器の接点を開閉操作する開閉器の操作装置であって、
    間隔を持って並設した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第1の連結体とからなる第1の操作レバー部材と、
    前記第1の操作レバー部材の前記軸筒部間に配置した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第2の連結体とからなる第2の操作レバー部材と、
    前記第1又は第2の操作レバー部材に設けられ、前記第1又は第2の操作レバー部材におけるレバー部の回動に応働して前記第2又は第1の操作レバー部材の回動を阻止する回動阻止部材と、
    前記第1及び第2の操作レバー部材の前記軸筒部に挿入した共通の支持軸とを備えた
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
  2. 開閉器の接点を開閉操作する開閉器の操作装置であって、
    間隔を持って並設した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第1の連結体とからなる第1の操作レバー部材と、
    前記第1の操作レバー部材の前記軸筒部間に配置した複数の軸筒部と、前記各軸筒部に設けられ先端側に連結孔を有するレバー部と、前記レバー部間に設けた第2の連結体とからなる第2の操作レバー部材と、
    前記第1及び第2の操作レバー部材に設けられ、前記第1及び第2の操作レバー部材におけるレバー部の回動に応働して前記第2及び第1の操作レバー部材の回動を阻止する回動阻止部材と、
    前記第1及び第2の操作レバー部材の前記軸筒部に挿入した共通の支持軸とを備えた
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉器の操作装置において、
    前記回動阻止部材は、一方端のレバー部の側面に設けた
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の開閉器の操作装置において、
    前記回動阻止部材は、前記連結体の軸線方向に延伸して設けられる直立部と、この直立部の下方に設けられる突起部とを備えている
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
  5. 請求項4に記載の開閉器の操作装置において、
    前記回動阻止部材は、軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、前記操作レバー部材が所定角度回動した際に、対向する前記軸筒部の外周に当接する突起部を備えている
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
  6. 請求項4又は5に記載の開閉器の操作装置において、
    前記回動阻止部材の前記突起部は、軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、断面形状が前記支持軸の軸心と同芯状の曲率を有した円弧状の板部材からなる
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
  7. 請求項4又は5に記載の開閉器の操作装置において、
    前記回動阻止部材の前記突起部は、軸筒部の外周の一部を覆うように形成され、前記上方の直立部と対向する前記軸筒部の下方に間隙を有する角度で、略L字状に連結された平板部材からなる
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の開閉器の操作装置において、
    前記第1の操作レバー部材は、操作ロッドを介して開閉器の可動接点に、前記第2の操作レバー部材は、操作ロッドを介して接地開閉器の可動接点に連結した
    ことを特徴とする開閉器の操作装置。
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