JP5189052B2 - 芯材及びその製造方法と製造装置並びに押出成形品及びその製造方法 - Google Patents

芯材及びその製造方法と製造装置並びに押出成形品及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポリマー材料製の押出成形品に埋設される長尺な芯材及びその芯材の製造方法と製造装置並びに押出成形品及びその押出成形品の製造方法に関する発明である。
一般に、自動車等の車両のドア開口縁や窓開口縁のフランジには、該フランジに沿って長尺なトリム材が装着される。このトリム材は、ゴムや熱可塑性合成樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)等のポリマー材料によって横断面が略U字形状の取付部を有する形状に押出成形され、その略U字形状の取付部で開口縁のフランジを両側から挟むことでフランジに固定されるようになっている。このようなトリム材は、横断面が略U字形状の長尺な補強用の芯材(例えば冷間圧延鋼板等の金属板、JIS表示でSPCC)を取付部に埋設して一体化することで、取付部を芯材で補強して開口縁のフランジに取付部を安定して固定できるようにしている。
ところで、車両のドア開口縁や窓開口縁のフランジは、長手方向で二次元的又は三次元的に曲がっているため、トリム材は、押出成形で略直線状に成形されたものが開口縁のフランジの曲がり形状に合わせて曲げられて装着される。このため、トリム材に埋設される芯材は、トリム材の曲がりに追随して自在に曲げられるように、長手方向に所定間隔で複数の空間部が形成された芯材(魚骨芯材や竜骨芯材ということもある)が用いられる。
このような芯材の製造方法としては、例えば、帯板状の芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工の1つであるプレス加工(打ち抜き加工)により形成することで長手方向に芯材片部と空間部とを交互に設けた形状の芯材を形成するようにしたものがある。
また、特許文献1(特開昭58−76343号公報)に記載されているように、帯板状の芯材素材の長手方向に所定間隔で複数のスリットを剪断加工の1つであるスリッターロール加工により形成し、スリットが形成されていない部分を長手方向に圧延してスリットを長手方向に拡大して空間部を形成することで長手方向に芯材片部と空間部とを交互に設けた形状の芯材を形成するようにしたものもある。
特開昭58−76343号公報
一般に、芯材素材に空間部を打ち抜き加工により形成する際に用いるプレス型のパンチとダイのクリアランス(ダイの内形寸法とパンチの外形寸法との差)は、芯材素材の厚さ寸法を基準にした値(例えば厚さ寸法の5%)に設定されるが、このようなパンチとダイを用いて芯材素材に空間部を形成したときに、空間部の隣に残される芯材片部のうちのパンチ側の縁には、芯材片部の表面よりも凹んだ「ダレ」が発生し、芯材片部のうちのダイ側の縁には、芯材片部の表面よりも突出する「バリ(「反り」ともいう)」が発生する。
パンチとダイのクリアランスが一定の場合、芯材素材の厚さ寸法が小さくなるほど芯材片部の縁に発生するバリの突出量(高さ寸法)が大きくなる傾向がある。尚、JISによると公称厚さ寸法が0.5mmの冷間圧延鋼板帯板の許容公差は±10%(±0.05mm)と規定されている。従って、入荷してくる冷間圧延鋼板帯板のロットによって芯材素材の厚さ寸法が変動すると、芯材片部の縁に発生するバリの突出量が変動する。
また、所定のクリアランスで作られたパンチとダイであっても、長期間の使用による摩耗によって、パンチの外形寸法が小さくなると共にダイの内形寸法が大きくなって、パンチとダイのクリアランスが大きくなるため、仮に芯材素材の厚さ寸法が一定であっても、パンチとダイのクリアランスが大きくなると、芯材片部の縁に発生するバリの突出量が大きくなる。
これらの要因が重なると(特に芯材素材の厚さ寸法に対してパンチとダイのクリアランスが相対的に大きくなると)、芯材片部の縁に発生するバリの突出量が大きくなる。
尚、芯材片部の縁にバリが発生するのは、プレス型のパンチとダイを用いた打ち抜き加工により芯材素材に空間部を形成する場合に限らず、スリッターロールを用いたスリット加工により芯材素材にスリットを形成し、スリットが形成されていない部分を圧延してスリットを長手方向に拡大して空間部を形成する場合にも、同様に芯材片部の縁にバリが発生する。
このように芯材片部の縁にバリが生じた芯材を用いて、芯材が埋設されたポリマー材料製の押出成形品を製造すると、次のような不具合の少なくとも1つが発生する可能性がある。
(1) 芯材のバリが押出成形品のポリマー材料部分を突き破って押出成形品の外部に露出する可能性があり、芯材として発錆性の鉄系鋼板等を使用すると、バリの露出に起因する錆が発生する可能性がある。
(2) バリの露出を防止するために押出成形品のポリマー材料部分を従来よりも厚くすると、その分、ポリマー材料の使用量が増大して、押出成形品の重量が増大する。
(3) 押出成形品を製造する際に、押出成形ラインの中で芯材のバリが周辺部材(例えば、押出成形型の内部構成部材等)に引っ掛かって、この部分で芯材が切断したり芯材の連続した供給が不能になり不測のライン停止に至ってしまう可能性がある。
(4) 押出成形品を製造する際に、押出成形型のガイド溝(ガイド孔)に芯材が連続して供給される際に、芯材のバリがガイド溝に擦れるため、長期間の使用によりガイド溝が摩耗して、ガイド溝と芯材との間の遊び(隙間)が拡大し、その結果、押出成形中にガイド溝に対する芯材の位置ずれが発生して芯材が所定の位置から位置ずれし、これにより、押出成形品のポリマー材料部分から芯材が露出する可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、芯材に空間部が形成された際に芯材片部の縁に生じたバリに起因する不具合を防止できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、請求項1,14に係る発明は、ポリマー材料製の押出成形品に埋設される長尺な芯材又はその芯材が埋設されたポリマー材料製の押出成形品であって、芯材は、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状で、空間部が形成された際に芯材片部の縁に沿って芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工を施すようにしたものである。
このようにすれば、空間部が形成された際に芯材片部の縁に沿って生じたバリを矯正加工によって空間部内に曲げ入れることができ、芯材の表面にバリが突出しないようにできる。
これにより、芯材が埋設されたポリマー材料製の押出成形品を製造した場合に、芯材のバリが押出成形品のポリマー材料部分を突き破って外部に露出することを未然に防止することができる。このため、押出成形品の製造作業者、組付作業者、使用者(例えば押出成形品を組み付けた自動車の乗員)等の人体や衣服にバリが接触したり、引っ掛かったりしない。また、芯材として発錆性の鉄系鋼板等を使用しても、バリの露出に起因する錆の発生を防止できる。
更に、バリの露出を防止するために押出成形品のポリマー材料部分を厚くする必要がないため、押出成形品のポリマー材料部分を薄くすることができ、その分、ポリマー材料の使用量を削減して、押出成形品を軽量化することができる。
また、押出成形品を製造する際に、押出成形ラインの中で芯材のバリが周辺部材(例えば、押出成形型の内部構成部材等)に引っ掛かることを未然に防止することができる。このため、バリの引っ掛かりに起因する芯材の供給不能が発生せず、押出成形品を安定して製造することができる。
更に、押出成形型のガイド溝に芯材が連続して供給される際に、芯材のバリがガイド溝に擦れることを回避して、バリによるガイド溝の摩耗を防止できるため、ガイド溝と芯材との位置関係を長期に亘って正確に保つことができ、その結果、芯材の位置のばらつきが少ない安定した品質の押出成形品を製造することができる。
また、押出成形型に導入される前にロール成形装置で芯材が所定の中間又は最終横断面形状に成形されるときに、芯材のバリが成形ローラの表面に強く接触しないため、成形ローラの表面にバリが付着せず、また、芯材からバリが剥がれ落ちることがない。このため、芯材の横断面成形工程の際に支障を来たすことなく、芯材を正確に所定の中間又は最終横断面形状に成形することができる。
尚、芯材がアルミニウム合金の帯板で形成され、成形ローラが焼入れされた鋼で形成されている場合、従来の矯正加工が施されていない芯材(バリが突出した芯材)を用いると、芯材のバリが剥がれて成形ローラの表面に付着し易いが、本発明の矯正加工を施した芯材(バリが突出していない芯材)を用いることで、成形ローラの表面に付着するバリを大幅に減少させるか又は無くすことができる。
また、本発明の芯材を製造する場合には、請求項3のように、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状の芯材を入手して、空間部が形成された際に芯材片部の縁に沿って芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを空間部内に曲げ入れてバリが芯材の表面に突出しないように矯正加工を芯材に対して行う矯正工程を実行するようにしても良い。
或は、請求項5のように、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状の芯材を形成する芯材形成工程を実行した後に、引き続き矯正工程を実行するようにしても良い。いずれの方法を用いても、本発明の芯材を容易に製造することができる。
また、請求項7のように、矯正工程において、芯材を表裏両側から挟むように配置された一対の矯正ローラを用い、この矯正ローラを回転駆動して該矯正ローラの間に芯材を挟んで加圧しながら長手方向に連続して移動させることで矯正加工を行うようにしても良い。このようにすれば、矯正ローラに芯材を連続的に供給して、芯材片部の縁に沿って生じたバリを空間部内に曲げ入れてバリが芯材の表面に突出しないように矯正加工を矯正ローラにより連続的に行うことができ、本発明の芯材を効率良く製造することができる。
この場合、請求項8のように、矯正工程において、バリが外周側となるように芯材を長手方向で湾曲させた状態で矯正ローラの間に挟むようにすると良い。このようにすれば、矯正ローラによりバリを空間部内へ向けて効果的に変形させる(より大きく変位させる)ことができるため、バリを確実に空間部内に曲げ入れてバリが芯材の表面に突出しないように塑性変形させることができる。
更に、請求項9のように、矯正工程において、芯材を湾曲させた状態で矯正ローラにより矯正加工を行った後に該芯材を長手方向で略直線状に延ばすようにすると良い。このようにすれば、矯正加工を行う際に湾曲させた芯材を略直線状に延ばした状態で後工程(例えば、横断面成形工程等)に供給することができ、後工程で芯材を加工し易くすることができる。
また、本発明の芯材を製造する装置は、請求項10のように、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状の芯材を入手して、空間部が形成された際に芯材片部の縁に沿って芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを空間部内に曲げ入れてバリが芯材の表面に突出しないように矯正加工を芯材に対して行う矯正手段を備えた構成としても良い。
或は、請求項12のように、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状の芯材を形成する芯材形成手段と、矯正手段とを備えた構成としても良い。いずれの装置を用いても、本発明の芯材を容易に製造することができる。
また、本発明の押出成形品を製造する場合には、請求項16のように、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状で、空間部が形成された際に芯材片部の縁に沿って芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを空間部内に曲げ入れてバリが芯材の表面に突出しないように矯正加工が施された芯材を入手して、押出成形品を成形する押出成形型に矯正加工が施された芯材を長手方向に連続して供給しながら押出成形型にポリマー材料を供給して押出成形品を成形すると共に該押出成形品に芯材を埋設する押出成形工程と、押出成形品のポリマー材料を硬化又は固化させる処理工程とを実行するようにしても良い。尚、処理工程では、ポリマー材料がゴムの場合には加硫によって硬化させ、ポリマー材料が熱可塑性合成樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)の場合には冷却によって固化させることができる。
或は、請求項17のように、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状の芯材を入手して、矯正工程と押出成形工程と処理工程とを実行するようにしても良い。
或は、請求項19のように、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に芯材片部と空間部とが交互に設けられた形状の芯材を形成する芯材形成工程を実行した後に、矯正工程と押出成形工程と処理工程とを実行するようにしても良い。いずれの方法を用いても、本発明の押出成形品を容易に製造することができる。
また、請求項21のように、押出成形工程前に矯正加工が施された芯材を長手方向に連続して横断面形状が略U字形状になるようにロール成形する横断面成形工程を実行するようにしても良い。このようにすれば、芯材の横断面形状を略U字形状に支障なく成形でき、成形した芯材を押出成形型に支障なく供給して、横断面形状が略U字形状の芯材を押出成形品に埋設することができる。
この場合、請求項22のように、横断面成形工程において、矯正加工が施された芯材を該矯正加工が施された側が略U字形状の内側となるようにロール成形するようにすると良い。このようにすれば、芯材のバリの矯正加工が施された側を押出成形品の内側で、ダレが生じている側を外側に位置させた状態で芯材を押出成形品に埋設することができるため、仮に多少の突出バリが残っていても押出成形品の外表面側に露出することがなく、押出成形品の外観性を損なうことを防止できる。
また、芯材は、芯材片部に芯材の幅方向に延びる突条を形成するようにしても良い。このようにすれば、芯材片部に形成された突条によって芯材の剛性を確保しながら、芯材の板厚を薄くして芯材を軽量化することができると共に、芯材が埋設された押出成形品を軽量化することができる。尚、芯材片部に突条を形成する場合には、芯材片部が形成される前に該芯材片部になる部分に突条を形成するようにしても良い。或は、芯材片部と突条とを同時に形成するようにしても良い。或は、芯材片部が形成された後に該芯材片部に突条を形成するようにしても良い。
図1は本発明の実施例1におけるウェザーストリップの断面図である。 図2は実施例1の芯材の平面図である。 図3は図2のA−A断面図で芯材の矯正加工前の状態を示す図である。 図4は図2のA−A断面図で芯材の矯正加工後の状態を示す図である。 図5はウェザーストリップの製造装置の前半部分の概略構成図である。 図6はウェザーストリップの製造装置の後半部分の概略構成図である。 図7は矯正装置の概略構成図である。 図8は実施例1の矯正加工部の断面図である。 図9は図8のB−B断面図である。 図10は芯材冷間ロール成形装置の最下流部の成形ローラを出口側から見た断面図である。 図11は押出成形装置を側方から見た断面図である。 図12は押出成形装置を出口側から見た図である。 図13は実施例2の芯材の製造方法を説明する断面図である。 図14は実施例2の矯正加工部の断面図である。 図15は図14のC−C断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図12に基づいて説明する。
図1に示すように、車体パネルの側部や後部又はルーフのドア開口縁11のフランジ12には、該フランジ12に沿って長尺なウェザーストリップ13(押出成形品)が装着される。このウェザーストリップ13は、ゴム又は熱可塑性合成樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)等の弾性ポリマー材料の押出成形により、横断面略U字形状の取付部14と、スポンジ材料製の筒状中空シール部15とが一体的に形成され、取付部14には、後述する長尺な芯材16が押出成形と同時にインサート押出成形(複合押出成形ともいう)により埋設されている。
また、取付部14の車外側側壁17の内周面及び車内側側壁18の内周面には、それぞれ内側に向けて突出する保持リップ19が一体的に形成されている。車体パネルのドア開口縁11のフランジ12にウェザーストリップ13の取付部14を被せたときに、保持リップ19が弾性変形してフランジ12を車内側と車外側の両側から挟むことで、ウェザーストリップ13がフランジ12に装着される。このようにウェザーストリップ13の取付部14でフランジ12を両側から挟むことでウェザーストリップ13をフランジ12に安定して固定することができ、その際、保持リップ19を弾性変形させてフランジ12に当接させることで保持リップ19の弾性力によってウェザーストリップ13をフランジ12に固定することができる。
更に、取付部14の車内側側壁18の外周面には、車内側に向けて突出する遮蔽リップ20が一体的に形成されている。ウェザーストリップ13がフランジ12に装着されたときに、遮蔽リップ20と取付部14(車内側側壁18)との間に、車内の内装部材(図示せず)の端末が差し込み状に覆われるようになっている。
このウェザーストリップ13は、該ウェザーストリップ13を押出成形する際にポリマー材料で補強用の芯材16を被覆することで該芯材16を取付部14に埋設して一体化することによって、取付部14を芯材16で補強してフランジ12に取付部14を安定して固定できるようにしている。
ところで、車体パネルのドア開口縁11のフランジ12は、長手方向で二次元的又は三次元的に曲がっている(ねじれを含む)ため、ウェザーストリップ13は、押出成形で略直線状に成形されたものがフランジ12の曲がり形状に合わせて曲げられて装着される。このため、ウェザーストリップ13に埋設される芯材16は、ウェザーストリップ13の曲がりに追随して自在に曲げられるように、長手方向に所定間隔で後述する空間部24(図2参照)が形成されている。
次に、図2乃至図4を用いて、ウェザーストリップ13に埋設される芯材16の構成について説明する。尚、図3及び図4では、説明の便宜上、芯材16の厚さ方向を誇張して拡大して図示している。
図2乃至図4に示すように、芯材16には、長尺な一定厚さの略帯板状の塑性変形可能な芯材素材21(図5参照)を剪断加工の1つである打ち抜き加工(プレス加工)により、長手方向に沿って所定間隔で配置された複数の芯材片部22と、これら複数の芯材片部22同士を長手方向に連結する連結部23とが一体的に形成されていると共に、隣り合う芯材片部22の間に空間部24が形成されている。本実施例1では、芯材片部22同士を連結する連結部23が1列で設けられ、隣り合う芯材片部22の間の空間部24が1列の連結部23によって2つの領域に分割されている。尚、連結部23を2列以上で設けるようにしても良い。
各芯材片部22は、それぞれ芯材16の幅方向における両端部が半円状に面取り又は両端部の角部が所定角度(例えば45°)で面取りされ、芯材片部22の端部がウェザーストリップ13を突き破って外部に露出することを防止するようにしている。
図3に示すように、後述する芯材形成工程で、打ち抜き加工により芯材素材21に空間部24を形成したときに、空間部24の隣に残される芯材片部22のうちのパンチ31a側の縁には、芯材片部22の縁に沿って芯材片部22の板厚方向に凹んだダレ25が発生し、芯材片部22のうちのダイ31b側の縁には、芯材片部22の縁に沿って芯材片部22の板厚方向に突出したバリ26が発生する。
このバリ26に起因する不具合を防止するために、本実施例1では、図4に示すように、後述する矯正工程で、空間部24が形成された際に芯材片部22の縁に沿って生じたバリ26を空間部24内に曲げ入れてバリ26が芯材16の表面に突出しないように矯正加工を芯材16に対して行って、芯材16の表面にバリ26が突出しないようにしている。
次に、図5乃至図12を用いて、ウェザーストリップ13の製造装置及び製造方法(芯材16の製造装置及び製造方法を含む)を説明する。尚、図8及び図9では、説明の便宜上、芯材16の厚さ方向を誇張して拡大して図示している。また、図8では、矯正ローラ38の断面部分のハッチングを省略している。
まず、図5,図7乃至図9を用いて芯材16の製造装置及び製造方法を説明する。
図5に示すように、略帯板状の芯材素材21が巻き付けられたアンコイラ27から供給される芯材素材21を送出ローラ29で長手方向に連続して送り出してプレス装置30(芯材形成手段)に供給する。アンコイラ27と送出ローラ29との間には、抵抗溶接機又は接合接着テープ貼着機等の芯材接合機28が配置され、アンコイラ27に巻き付けられた芯材素材21を全て供給し終えて次のアンコイラ27に交換する場合に、芯材接合機28により、先のアンコイラ27から供給した芯材素材21の長手方向の終端部と、次のアンコイラ27から供給される芯材素材21の長手方向の始端部とを溶接又は接合接着テープ等で接続して連続させる。
プレス装置30には、芯材素材21のうちの芯材片部22になる部分と連結部23になる部分とを残して空間部24に相当する部分を除去するプレス型31(パンチ31aとダイ31b)が設けられている。このプレス型31で芯材素材21を打ち抜き加工して芯材片部22になる部分と連結部23になる部分とを残して空間部24に相当する部分を除去する。これににより、長手方向に所定間隔(本実施例1では同一ピッチ)で複数の空間部24を形成して隣り合う空間部24の間に芯材片部22を残すことで長手方向に芯材片部22と空間部24とが交互にそれぞれ同一ピッチで設けられると共に、芯材片部22が連結部23で連結された形状の芯材16を形成する芯材形成工程を実行する。この芯材形成工程で、打ち抜き加工により芯材素材21に空間部24を形成したときに、芯材片部22のうちのパンチ31a側の縁にはダレ25が発生し、芯材片部22のうちのダイ31b側の縁にはバリ26が発生する(図3参照)。
この後、プレス装置30から芯材16を引取ローラ32で引き取って貯溜部33に供給し、この貯溜部33に芯材16が弛んで湾曲した状態で一時的に溜められる。貯溜部33には、溜められている芯材16の長さ(貯溜量)が所定範囲内であることを確認するための二組の位置センサ34(例えば、発光素子34a1 ,34a2 と受光素子34b1 ,34b2 とからなる光センサ)が上下位置に配置され、この位置センサ34の出力に基づいて送出ローラ29、プレス装置30や引取ローラ32を駆動制御することで、貯溜部33に溜められている芯材16の長さを所定範囲内に維持するようになっている。
この貯溜部33に溜められた芯材16を送出ローラ35で長手方向に一定速度で連続して送り出して矯正装置36(矯正手段)に供給する。この矯正装置36により、空間部24が形成された際に芯材片部22の縁に沿って生じたバリ26を空間部24内に曲げ入れてバリ26が芯材16の表面に突出しないように矯正加工を芯材16に対して行う矯正工程を実行する。
図7に示すように、矯正装置36の上流側(芯材16の送り出し方向の上流側)には、矯正加工部37が配置されている。この矯正加工部37には、一対の矯正ローラ38が芯材16を表裏両側から挟むように配置されている。本実施例1では、この矯正ローラ38が、その上流側のローラ39及び下流側のローラ43に対して低い位置に配置されることで、図8に示すように、芯材片部22の縁に生じたバリ26が外周側となるように芯材16を長手方向で湾曲させた状態(つまり芯材形成工程でプレス型31のダイ31b側になっていた面が外周側となるように芯材16を長手方向で湾曲させた状態)で矯正ローラ38の間に芯材16を挟むようになっている。
図8及び図9に示すように、上側の矯正受けローラ38aの外周面には、芯材16の同一ピッチの空間部24に入り込むか嵌まり込む(以下「嵌まり込む」という)突部40が前記ピッチと同一ピッチで周方向に沿って形成されている。矯正ローラ38を回転駆動して該矯正ローラ38の間に芯材16を挟み、芯材16のバリ26を塑性変形させるのに十分な力を付加した状態で長手方向に連続して移動させることで、芯材片部22の縁に沿って生じたバリ26を空間部24内に曲げ入れる矯正加工を連続的に行って、芯材16の表面にバリ26が突出しないようにする。下側の矯正押圧ローラ38bの外周側には、矯正押圧ローラ38bの外周面に付着することがあるバリ26の破片等を掻き落とすナイフの刃状のバリ落とし41が配置されている。
尚、本実施例1では、上側の矯正受けローラ38aの外周面に突部40を形成したものを好ましい例として説明したが、空間部24のピッチと突部40のピッチとの間に長手方向で累積誤差が生じるおそれがあるときには、矯正受けローラ38aの外周を突部40のない円柱状にしておくか、矯正押圧ローラ38bを回転駆動して、矯正受けローラ38aを無駆動のアイドル状態にする。
また、図7に示すように、矯正加工部37の下流側には、直線加工部42が配置されている。この直線加工部42には、芯材16を上下方向に挟んで回動駆動される複数対(例えば3対)の直線化ローラ43〜45が、矯正加工部37とは逆方向(つまり矯正加工が施された側が内周側となる方向)に芯材16を長手方向で湾曲させるように配置されている。矯正ローラ38により芯材16を長手方向で湾曲させた状態で矯正加工を行った後に、これらの直線化ローラ43〜45により芯材16を逆方向に湾曲させることで、直線化ローラ43〜45を通過した芯材16が長手方向で略直線状に延ばされるようになっている。これにより、矯正加工が施された芯材16の製造が完了する。
尚、前述した矯正工程で芯材16に長手方向に沿って湾曲した塑性変形が生じていないときには、前記直線状に延ばす工程は省略できる。
この後、図5に示すように、矯正加工が施された芯材16を芯材冷間ロール成形装置47に供給する。この芯材冷間ロール成形装置47により、矯正加工が施された芯材16を長手方向に連続して横断面形状が所定の中間横断面形状(図10参照)になるようにロール成形する中間横断面成形工程を実行して、中間横断面形状の芯材16を製造する。
この芯材冷間ロール成形装置47は、芯材16を上下方向に挟むように外周面が凹形状の複数の凹形成形ローラ48A〜48Nと外周面が凸形状の複数の凸形成形ローラ49A〜49Nが下流側に向けて並べて配置され、図10に示すように、最下流部の成形ローラ48N,49Nの外周面に、芯材16を中間横断面形状に折り曲げ加工するロール成形を行うための成形面が設けられている。芯材16の中間横断面形状は、最終横断面形状である略U字形状よりも幾分拡開した略U字形状であり、芯材16の幅方向2箇所の折り曲げ部16aが所定の曲げ角度及び所定の曲率半径で折り曲げられ、幅方向中央の仮折り曲げ部16bが折り曲げ部16aと逆方向に所定の曲げ角度及び所定の曲率半径で折り曲げられた形状である。芯材冷間ロール成形装置47は、各成形ローラ48A〜48N,49A〜49Nで、芯材16の横断面形状を徐々に変形させて中間横断面形状に折り曲げ加工するロール成形を行って、中間横断面形状に芯材16を連続して成形する。本実施例1では、矯正加工が施された芯材16を該矯正加工が施された側(バリ26が生じていた側)が略U字形状の内側となるようにロール成形する。
この後、芯材冷間ロール成形装置47から送り出される中間横断面形状の芯材16を押出成形装置50に供給する。この押出成形装置50で、所定の中間横断面形状(図12参照)のウェザーストリップ13を押出成形して、中間横断面形状のウェザーストリップ13の取付部14に中間横断面形状の芯材16を埋設する押出成形工程を実行する。
図11及び図12に示すように、押出成形装置50は、ウェザーストリップ13を中間横断面形状(取付部14の横断面形状が最終横断面形状である略U字形状よりも拡開した形状)で押出成形する押出成形型51を備え、この押出成形型51の入口側(上流側)に、中間横断面形状の芯材16を押出成形型51に案内するガイド溝52が形成された芯材ガイド53が設けられている。押出成形型51内に中間横断面形状の芯材16を長手方向に連続して供給しながら、押出成形型51内に取付部成形用ポリマー材料と筒状中空シール部成形用ポリマー材料をそれぞれ別々の供給口54,55から連続して供給して、中間横断面形状のウェザーストリップ13(取付部14、筒状中空シール部15等)を押出成形する。これにより、中間横断面形状の芯材16をポリマー材料で被覆して中間横断面形状のウェザーストリップ13の取付部14に中間横断面形状の芯材16を埋設する。
この後、図6に示すように、取付部成形用ポリマー材料と筒状中空シール部成形用ポリマー材料がゴムの場合には、押出成形装置50から送り出される中間横断面形状のウェザーストリップ13を硬化処理装置56に供給する。この硬化処理装置56は、加熱機57(例えば高周波加熱機と熱風加熱機)でウェザーストリップ13を加熱してウェザーストリップ13本体(押出成形装置50で押出成形された未加硫状態のゴム部分)を加硫させて硬化させる処理工程を実行して、ウェザーストリップ13本体を加硫させて硬化させた後、冷却水槽等の冷却機58でウェザーストリップ13を冷却する。
尚、取付部成形用ポリマー材料と筒状中空シール部成形用ポリマー材料が熱可塑性合成樹脂(熱可塑性エラストマーを含む)の場合には、加熱機57を省略して、押出成形装置50から送り出される中間横断面形状のウェザーストリップ13を冷却水槽等の冷却機58で冷却してウェザーストリップ13本体(押出成形装置50で押出成形された未固化状態の樹脂部分)を固化させる処理工程を実行して、ウェザーストリップ13本体を冷却固化させる。
この後、中間横断面形状のウェザーストリップ13をトリム材冷間ロール成形装置59に供給し、このトリム材冷間ロール成形装置59により、中間横断面形状のウェザーストリップ13の取付部14を最終横断面形状(図1参照)に成形する最終横断面成形工程を実行する。
このトリム材冷間ロール成形装置59は、ウェザーストリップ13を上下方向に挟む複数対(例えば3対)の成形ローラ60A〜60C,61A〜61Cが下流側に向かって並べて配置され、最下流部の成形ローラ60C,61Cの外周面に、ウェザーストリップ13の取付部14を最終横断面形状に成形するための成形面が設けられている。トリム材冷間ロール成形装置59は、各成形ローラ60A〜60C,61A〜61Cで、中間横断面形状のウェザーストリップ13を該ウェザーストリップ13に埋設された中間横断面形状の芯材16と共に徐々に変形させて最終横断面形状(取付部14と金属芯材16の横断面形状が共に略U字形状となる形状)に成形して、最終横断面形状にウェザーストリップ13を連続して成形する。これにより、最終横断面形状のウェザーストリップ13を効率良く形成することができる。
この後、トリム材冷間ロール成形装置59から連続して送り出される最終横断面形状のウェザーストリップ13を引取機62で引き取りながら切断機63に供給し、この切断機63から下流側に所定間隔だけ離れて配置された位置センサ64(例えば、発光素子64aと受光素子64bとからなる光センサ)でウェザーストリップ13の先端部を検出する毎に切断機63でウェザーストリップ13を切断することで、ウェザーストリップ13を所定の長さ寸法で切断する。これにより、芯材16が埋設されたウェザーストリップ13の製造が完了する。
以上説明した本実施例1では、プレス型31で芯材素材21を打ち抜き加工して長手方向に芯材片部22と空間部24とが交互に設けられた形状の芯材16を形成した後に、空間部24が形成された際に芯材片部22の縁に沿って生じたバリ26を空間部24内に曲げ入れてバリ26が芯材16の表面に突出しないように矯正加工を施すようにしたので、芯材16の表面にバリ26が突出しないようにできる。
これにより、芯材16が埋設されたウェザーストリップ13を製造した場合に、芯材16のバリ26がウェザーストリップ13のポリマー材料部分を突き破って外部に露出することを未然に防止することができる。このため、ウェザーストリップ13の製造作業者、組付作業者、使用者(例えばウェザーストリップ13を組み付けた自動車の乗員)等の人体や衣服にバリ26が接触したり、引っ掛かったりしない。また、芯材16として発錆性の鉄系鋼板等を使用しても、バリ26の露出に起因する錆の発生を防止できる。
更に、バリ26の露出を防止するためにウェザーストリップ13のポリマー材料部分を厚くする必要がないため、ウェザーストリップ13のポリマー材料部分を薄くすることができ、その分、ポリマー材料の使用量を削減して、ウェザーストリップ13を軽量化することができる。
また、ウェザーストリップ13を製造する際に、押出成形ラインの中で芯材16のバリ26が周辺部材(例えば、押出成形型51の内部構成部材等)に引っ掛かることを未然に防止することができる。このため、バリ26の引っ掛かりに起因する芯材16の供給不能が発生せず、ウェザーストリップ13を安定して製造することができる。
更に、押出成形型51のガイド溝52に芯材16が連続して供給される際に、芯材16のバリ26がガイド溝52に擦れることを回避して、バリ26によるガイド溝52の摩耗を防止できるため、ガイド溝52と芯材16との位置関係を長期に亘って正確に保つことができ、その結果、ウェザーストリップ13内の芯材16の位置のばらつきが少ない安定した品質のウェザーストリップ13を製造することができる。
また、押出成形型51に導入される前に芯材冷間ロール成形装置47で芯材16が所定の中間横断面形状に成形されるときに、芯材16のバリ26が成形ローラ48,49の表面に強く接触しないため、成形ローラ48,49の表面にバリ26が付着せず、また、芯材16からバリ26が剥がれ落ちることがない。このため、芯材16の中間横断面成形工程の際に支障を来たすことなく、芯材16を正確に所定の中間横断面形状に成形することができる。
尚、芯材16がアルミニウム合金の帯板で形成され、成形ローラ48,49が焼入れされた鋼で形成されている場合、従来の矯正加工が施されていない芯材(バリが突出した芯材)を用いると、芯材のバリが成形ローラの表面に付着し易いが、本発明の矯正加工を施した芯材16(バリ26が突出していない芯材)を用いることで、成形ローラ48,49の表面に付着するバリ26を大幅に減少させるか又は無くすことができる。
また、本実施例1のように、矯正ローラ38を回転駆動して該矯正ローラ38の間に芯材16を挟んで加圧しながら長手方向に連続して移動させることで矯正加工を行うようにすると、矯正ローラ38に芯材16を連続的に供給して矯正加工を行うことができ、矯正加工が施された芯材16を効率良く製造することができる。
しかも、本実施例1では、バリ26が外周側となるように芯材16を長手方向で湾曲させた状態で矯正ローラ38の間に挟むようにしたので、矯正ローラ38によりバリ26を空間部24内へ向けて効果的に変形させる(より大きく変位させる)ことができ、バリ26を安定して空間部24内に曲げ入れてバリ26が芯材16の表面に突出しないように塑性変形させることができる。
更に、本実施例1では、矯正ローラ38により芯材16を湾曲させた状態で長手方向に塑性変形が生じたときには、矯正加工を行った後に、直線化ローラ43〜45により芯材16を長手方向で略直線状に延ばすようにしたので、矯正加工を行う際に湾曲させた芯材16を略直線状に延ばした状態で中間横断面成形工程に供給することができ、中間横断面成形工程で芯材16を直線状に加工することができ、芯材16を押出成形型にスムーズに供給できる。
また、本実施例1では、中間横断面成形工程において、矯正加工が施された芯材16を該矯正加工が施された側が略U字形状の内側となるようにロール成形するようにしたので、芯材16のバリ26の矯正加工が施された側をウェザーストリップ13の取付部14の内側に位置させた状態で芯材16をウェザーストリップ13の取付部14に埋設することができる。このため、仮に多少の突出バリ26が残っていてもウェザーストリップ13の外表面側に露出することがなく、ウェザーストリップ13の外観性を損なうことを防止できる。
次に、図13乃至図15を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
図14及び図15では、説明の便宜上、芯材66の厚さ方向を誇張して拡大して図示している。また、図14では、矯正ローラ38の断面部分のハッチングを省略している。
本実施例2では、図13に示すように、芯材66は、各芯材片部22に横断面形状が半円形でそれぞれ芯材66の幅方向に延びる突条67が形成されている。この突条67は、芯材66(芯材片部22)の幅方向の全体に亘って形成しても良いし、或は、芯材66(芯材片部22)の幅方向に部分的に形成しても良い。更に、突条67の横断面形状は、半円形に限らず、三角形、台形等であっても良い。その他の構成は、前記実施例1と同じである。
芯材66を製造する場合には、打ち抜き加工用のプレス型31(図5参照)の上流側に、絞り加工用のプレス型(図示せず)を配置する。そして、芯材形成工程において、芯材片部22を形成する前に、絞り加工用のプレス型で芯材素材21を絞り加工して芯材片部22になる部分に突条67を形成する。尚、突条67は、後述する打ち抜き加工の個所と同数だけ形成する。この後、芯材素材21を絞り加工した長さ分だけ下流側に搬送して、打ち抜き加工用のプレス型31で芯材素材21を打ち抜き加工して芯材片部22と空間部24と連結部23を形成する。これにより、芯材片部22に突条67が形成された芯材66を製造する。この芯材形成工程で、打ち抜き加工により芯材素材21に空間部24を形成したときに、芯材片部22のうちのダイ31b側(突条67と反対側)の縁にはバリ26が発生する(図3参照)。
この場合、打ち抜き加工用のプレス型31を昇降駆動するプレス装置30で絞り加工用のプレス型を昇降駆動して、絞り加工用のプレス型の昇降動作と打ち抜き加工用のプレス型31の昇降動作とを同期させるようにしても良い。或は、打ち抜き加工用のプレス型31を昇降駆動するプレス装置30の上流側に配置した別のプレス装置で絞り加工用のプレス型を昇降駆動して、絞り加工用のプレス型の昇降動作と打ち抜き加工用のプレス型31の昇降動作とを同期させるようにしても良い。
更に、本実施例2では、図14及び図15に示すように、矯正ローラ38の上側の矯正受けローラ38aの外周面の各突部40間に、突条67の外形を下回らない大きさで芯材66の突条67が入り込む逃がし凹部68が突条67と同一ピッチで周方向に沿って形成されている。そして、矯正工程において、矯正ローラ38を回転駆動して該矯正ローラ38の間に芯材66を挟んで移動させながら芯材片部22の縁に沿って生じたバリ26を空間部24内に曲げ入れる矯正加工を行う際に、芯材66の突条67が矯正受けローラ38aの逃がし凹部68に入り込むことで、芯材66の突条67が矯正受けローラ38aと干渉することを防止して、芯材片部22のうちの突条67が形成されていない平面部22aが矯正受けローラ38aに当接するようになっている。その他の工程は、前記実施例1と同じである。
以上説明した本実施例2では、芯材66の芯材片部22に幅方向に延びる突条67を形成するようにしたので、芯材片部22に形成された突条67によって芯材66の剛性を確保しながら、芯材66の板厚を薄くして芯材66を軽量化することができると共に、芯材66が埋設されたウェザーストリップ13を軽量化することができる。
尚、上記実施例2では、芯材片部22が形成される前に該芯材片部22になる部分に突条67を形成するようにしたが、芯材片部22と突条67とを同時に形成するようにしても良い。或は、芯材片部22が形成された後に該芯材片部22に突条67を形成するようにしても良い。
また、上記各実施例1,2では、芯材形成工程、矯正工程、中間横断面成形工程、押出成形工程、処理工程、最終横断面成形工程等を全て行ってウェザーストリップ13を製造するようにしたが、長手方向に芯材片部22と空間部24とを交互に設けた形状の芯材16,66(矯正加工前の芯材16,66)を外部から入手して、芯材形成工程を省略し、矯正工程以降の工程を実行するようにしても良い。この場合、例えば、矯正加工前の芯材16,66が巻き付けられたアンコイラを配置し、このアンコイラから供給される矯正加工前の芯材16,66を送出ローラで長手方向に連続して送り出して矯正装置36に供給する。尚、この場合には、バリ26が矯正押圧ローラ38b側に向く方向で芯材16,66を送り出す必要がある。
或は、矯正加工が施された芯材16,66(矯正加工後の芯材16,66)を外部から入手して、芯材形成工程と矯正工程を省略し、中間横断面成形工程以降の工程を実行するするようにしても良い。この場合、例えば、矯正加工後の芯材16,66が巻き付けられたアンコイラを配置し、このアンコイラから供給される矯正加工後の芯材16,66を送出ローラで長手方向に連続して送り出して芯材冷間ロール成形装置47に供給する。尚、この場合には、バリ26が矯正された側が凸形成形ローラ49N側に向く方向で芯材16,66を送り出す必要がある。
尚、バリ26が上向きに突出している状態で芯材16,66を供給することも可能である。この場合、図7に二点鎖線で示すように、矯正ローラ381は、その上流側のローラ39及び下流側の直線化ローラ43よりも高い位置に配置し、直線化ローラ44は、他の直線化ローラ43,45よりも低い位置に配置する。
また、中間横断面成形工程の段階で、芯材16,66を最終横断面形状に成形しても良い。この場合、押出成形工程の後の最終横断面成形工程は不要となる。
また、矯正加工が施された芯材16,66の製造のみを行う場合には、芯材形成工程と矯正工程を実行した後、例えば、矯正加工後の芯材16,66をリコイラ(巻き取りリール)65(図5の二点鎖線参照)で巻き取るようにしても良い。或は、長手方向に芯材片部22と空間部24とを交互に設けた形状の芯材16,66(矯正加工前の芯材16,66)を外部から入手して、矯正工程のみを実行した後、矯正加工後の芯材16,66をリコイラ65で巻き取るようにしても良い。
また、上記各実施例1,2では、芯材形成工程において、プレス型31を用いた打ち抜き加工により芯材素材21の長手方向に所定間隔で複数の空間部24を形成することで長手方向に芯材片部22と空間部24とを交互に設けた形状の芯材16,66を形成するようにしたが、これに限定されず、スリッターロールを用いたスリット加工により芯材素材の長手方向に所定間隔で複数のスリットを形成し、スリットが形成されていない部分を長手方向に圧延してスリットを長手方向に拡大して空間部を形成することで長手方向に芯材片部と空間部とを交互に設けた形状の芯材を形成するようにしても良い。
その他、本発明の適用範囲は、中空シール部を備えた押出成形品(ウェザーストリップ)に限定されず、中空シール部を備えていない押出成形品に本発明を適用しても良い。更に、自動車のドア開口縁や窓開口縁に装着される押出成形品に限定されず、芯材が埋設された押出成形品や押出成形品に埋設される芯材に広く適用して実施できる。
13…ウェザーストリップ(押出成形品)、16…芯材、21…芯材素材、22…芯材片部、23…連結部、24…空間部、26…バリ、30…プレス装置(芯材形成手段)、36…矯正装置(矯正手段)、37…矯正加工部、38…矯正ローラ、42…直線加工部、47…芯材冷間ロール成形装置、50…押出成形装置、51…押出成形型、56…硬化処理装置、59…トリム材冷間ロール成形装置、66…芯材、67…突条、68…逃がし凹部

Claims (22)

  1. ポリマー材料製の押出成形品に埋設される長尺な芯材であって、
    前記芯材は、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状で、前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工が施されていることを特徴とする芯材。
  2. 前記芯材片部には、前記芯材の幅方向に延びる突条が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の芯材。
  3. ポリマー材料製の押出成形品に埋設される長尺な芯材を製造する方法であって、
    一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状の芯材を用い、
    前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工を前記芯材に対して行う矯正工程を含むことを特徴とする芯材の製造方法。
  4. 前記芯材片部に前記芯材の幅方向に延びる突条が形成されている芯材を用いることを特徴とする請求項3に記載の芯材の製造方法。
  5. ポリマー材料製の押出成形品に埋設される長尺な芯材を製造する方法であって、
    一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状の芯材を形成する芯材形成工程と、
    前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工を前記芯材に対して行う矯正工程と
    を含むことを特徴とする芯材の製造方法。
  6. 前記芯材形成工程において、前記芯材片部に前記芯材の幅方向に延びる突条を形成することを特徴とする請求項5に記載の芯材の製造方法。
  7. 前記矯正工程において、前記芯材を表裏両側から挟むように配置された一対の矯正ローラを用い、前記矯正ローラを回転駆動して該矯正ローラの間に前記芯材を挟んで加圧しながら長手方向に連続して移動させることで前記矯正加工を行うことを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の芯材の製造方法。
  8. 前記矯正工程において、前記バリが外周側となるように前記芯材を長手方向で湾曲させた状態で前記矯正ローラの間に挟むことを特徴とする請求項7に記載の芯材の製造方法。
  9. 前記矯正工程において、前記芯材を湾曲させた状態で前記矯正ローラにより前記矯正加工を行った後に該芯材を長手方向で略直線状に延ばすことを特徴とする請求項8に記載の芯材の製造方法。
  10. ポリマー材料製の押出成形品に埋設される長尺な芯材を製造する装置であって、
    一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状の芯材を用い、
    前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工を前記芯材に対して行う矯正手段を備えていることを特徴とする芯材の製造装置。
  11. 前記芯材片部に前記芯材の幅方向に延びる突条が形成されている芯材を用いることを特徴とする請求項10に記載の芯材の製造装置。
  12. ポリマー材料製の押出成形品に埋設される長尺な芯材を製造する装置であって、
    一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状の芯材を形成する芯材形成手段と、
    前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工を前記芯材に対して行う矯正手段と
    を備えていることを特徴とする芯材の製造装置。
  13. 前記芯材形成手段は、前記芯材片部に前記芯材の幅方向に延びる突条を形成する手段を有することを特徴とする請求項12に記載の芯材の製造装置。
  14. 長尺な芯材が埋設されたポリマー材料製の押出成形品であって、
    前記芯材は、一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられ、前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工が施されていることを特徴とする押出成形品。
  15. 前記芯材片部には、前記芯材の幅方向に延びる突条が形成されていることを特徴とする請求項14に記載の押出成形品。
  16. 長尺な芯材が埋設されたポリマー材料製の押出成形品を製造する方法であって、
    一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状で、前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工が施された芯材を用い、
    前記押出成形品を成形する押出成形型に前記矯正加工が施された芯材を長手方向に連続して供給しながら前記押出成形型にポリマー材料を供給して前記押出成形品を成形すると共に該押出成形品に前記芯材を埋設する押出成形工程と、
    前記押出成形品の前記ポリマー材料を硬化又は固化させる処理工程と
    を含むことを特徴とする押出成形品の製造方法。
  17. 長尺な芯材が埋設されたポリマー材料製の押出成形品を製造する方法であって、
    一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状の芯材を用い、
    前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工を前記芯材に対して行う矯正工程と、
    前記押出成形品を成形する押出成形型に前記矯正加工が施された芯材を長手方向に連続して供給しながら前記押出成形型にポリマー材料を供給して前記押出成形品を成形すると共に該押出成形品に前記芯材を埋設する押出成形工程と、
    前記押出成形品の前記ポリマー材料を硬化又は固化させる処理工程と
    を含むことを特徴とする押出成形品の製造方法。
  18. 前記芯材片部に前記芯材の幅方向に延びる突条が形成されている芯材を用いることを特徴とする請求項16又は17に記載の押出成形品の製造方法。
  19. 長尺な芯材が埋設されたポリマー材料製の押出成形品を製造する方法であって、
    一定厚さの帯板状の塑性変形可能な芯材素材の長手方向に所定間隔で複数の空間部を剪断加工により形成して隣り合う前記空間部の間に芯材片部を残すことで長手方向に前記芯材片部と前記空間部とが交互に設けられた形状の芯材を形成する芯材形成工程と、
    前記空間部が形成された際に前記芯材片部の縁に沿って前記芯材片部の板厚方向に突出して生じたバリを前記空間部内に曲げ入れて前記バリが前記芯材の表面に突出しないように矯正加工を前記芯材に対して行う矯正工程と、
    前記押出成形品を成形する押出成形型に前記矯正加工が施された芯材を長手方向に連続して供給しながら前記押出成形型にポリマー材料を供給して前記押出成形品を成形すると共に該押出成形品に前記芯材を埋設する押出成形工程と、
    前記押出成形品の前記ポリマー材料を硬化又は固化させる処理工程と
    を含むことを特徴とする押出成形品の製造方法。
  20. 前記芯材形成工程において、前記芯材片部に前記芯材の幅方向に延びる突条を形成することを特徴とする請求項19に記載の押出成形品の製造方法。
  21. 前記押出成形工程前に前記矯正加工が施された芯材を長手方向に連続して横断面形状が略U字形状になるようにロール成形する横断面成形工程を含むことを特徴とする請求項16乃至20のいずれかに記載の押出成形品の製造方法。
  22. 前記横断面成形工程において、前記矯正加工が施された芯材を該矯正加工が施された側が略U字形状の内側となるようにロール成形することを特徴とする請求項21に記載の押出成形品の製造方法。
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