JP5188772B2 - 汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車 - Google Patents

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Description

本発明は、浄化槽から汚泥を吸引して濃縮する汚泥濃縮装置およびこの汚泥濃縮装置を備える汚泥濃縮車に関する。
一般家庭等の浄化槽から汚泥を収集して汚泥処理場へ運搬するために汚泥濃縮車が使用されている。汚泥濃縮車によれば、汚泥を濃縮して運搬することができるので、汚泥処理場への汚泥の運搬量を低減することができる。
汚泥濃縮車が汚泥を収集して濃縮する場合、汚泥濃縮車のタンクに通じる吸引ホースが浄化槽に挿入され、汚泥濃縮車のタンク内がポンプにより減圧されて、汚泥が浄化槽から同タンク内に吸引される。次いで、タンク内に吸引された汚泥に凝集剤が混入され、汚泥と凝集剤とを攪拌する凝集反応処理によって、汚泥からゲル状に凝集した凝集汚泥が生成される。凝集反応処理の後、ポンプにより上記タンク内が加圧され、凝集反応処理後の汚泥がタンク内から汚泥分離機(ろ過装置)へ圧送され、汚泥分離機にて汚泥は凝集汚泥と凝集せずに残った汚水とに分離される。分離された汚水は排出ホースから浄化槽へ排出され張り水として還元される一方、凝集汚泥は汚泥濃縮車に収容されて処理場まで運搬される(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第2503097号公報
従来の汚泥濃縮車は、汚泥分離機などの機器を搭載しているため、製造コストが高価である。また、汚泥分離機を通して凝集汚泥と汚水との分離を行うため、汚泥濃縮処理が完了するまでに多くの作業時間を要する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造コストの低下を図り、併せて、汚泥濃縮作業時間の短縮を図ることを可能とした汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車は、以下のように構成されている。すなわち、本発明の汚泥濃縮装置は、汚泥が吸引されて凝集反応処理が施される反応槽と、前記反応槽を加減圧するポンプと、凝集反応処理が施されて凝集した凝集汚泥が前記反応槽から圧送されて蓄積される汚泥槽と、前記反応槽を前記汚泥槽又は浄化槽用ホースの何れか一方に切換可能に連通する切換連通手段と、を備える汚泥濃縮装置であって、前記凝集汚泥が汚泥分離機を介することなく前記反応槽から前記汚泥槽へ圧送されるように構成されており、前記切換連通手段は、前記反応槽に一端側が接続された第1配管と、前記汚泥槽に一端側が接続された第2配管と、浄化槽用ホースに一端側が接続された第3配管と、これら第1〜第3配管の他端側に接続され、第1配管を第2配管又は第3配管の何れか一方に切換可能に連通する切換弁と、を有するものであり、前記第1配管の少なくとも一部が透明部材で構成されていることを特徴としている。
かかる構成によれば、凝集反応処理後、反応槽を加圧するとともに、透明部材を透し視て把握される第1配管内を流れる凝集汚泥の量に応じ、切換弁を切換えることで、凝集汚泥と汚水とを分別し、凝集汚泥は汚泥槽へ圧送し、汚水は浄化槽に張り水として還元することができる。しかも、上記分別を汚泥分離機を使用することなく行うことができる。また、汚泥分離機を使用することなく、凝集汚泥と汚水とを分別するので、汚泥濃縮作業時間の短縮化が図られる。さらに、汚泥分離機を搭載する必要がないので、汚泥濃縮装置の製造コストの低下が図られる。
また、本発明の汚泥濃縮装置は、次のように構成されてもよい。すなわち、汚泥が吸引されて凝集反応処理が施される反応槽と、前記反応槽を加減圧するポンプと、凝集反応処理が施されて凝集した凝集汚泥が前記反応槽から圧送されて蓄積される汚泥槽と、前記反応槽を前記汚泥槽又は浄化槽用ホースの何れか一方に切換可能に連通する切換連通手段と、を備える汚泥濃縮装置であって、前記凝集汚泥が汚泥分離機を介することなく前記反応槽から前記汚泥槽へ圧送されるように構成されており、前記切換連通手段は、前記反応槽に一端側が接続された第1配管と、前記汚泥槽に一端側が接続された第2配管と、浄化槽用ホースに一端側が接続された第3配管と、これら第1〜第3配管の他端側に接続され、第1配管を第2配管又は第3配管の何れか一方に切換可能に連通する切換弁と、を有するものであり、前記第2配管および前記第3配管の少なくとも一部が透明部材で構成されていることを特徴としている。
かかる構成によれば、凝集反応処理後、反応槽を加圧するとともに、透明部材を透し視て把握される第2配管又は第3配管内を流れる凝集汚泥の量に応じ、切換弁を切換えることで、凝集汚泥と汚水とを分別し、凝集汚泥は汚泥槽へ圧送し、汚水は浄化槽に張り水として還元することができる。しかも、上記分別を汚泥分離機を使用することなく行うことができる。また、汚泥分離機を使用することなく、凝集汚泥と汚水とを分別するので、汚泥濃縮作業時間の短縮化が図られる。さらに、汚泥分離機を搭載する必要がないので、汚泥濃縮装置の製造コストの低下が図られる。
また、本発明の汚泥濃縮装置は、次のように構成されてもよい。すなわち、汚泥が吸引されて凝集反応処理が施される反応槽と、前記反応槽を加減圧するポンプと、凝集反応処理が施されて凝集した凝集汚泥が前記反応槽から圧送されて蓄積される汚泥槽と、前記反応槽を前記汚泥槽又は浄化槽用ホースの何れか一方に切換可能に連通する切換連通手段と、を備える汚泥濃縮装置であって、前記凝集汚泥が汚泥分離機を介することなく前記反応槽から前記汚泥槽へ圧送されるように構成されており、前記切換連通手段は、前記反応槽に一端側が接続された第1配管と、前記汚泥槽に一端側が接続された第2配管と、浄化槽用ホースに一端側が接続された第3配管と、これら第1〜第3配管の他端側に接続され、第1配管を第2配管又は第3配管の何れか一方に切換可能に連通する切換弁と、を有するものであり、前記第1配管には、その管内を流れる凝集汚泥を検出する凝集汚泥検出手段が設けられ、この凝集汚泥検出手段が凝集汚泥を検出しているとき、第1配管と第2配管とを連通し、同手段が凝集汚泥を検出していないとき、第1配管と第3配管とを連通するように前記切換弁を切換える切換弁駆動手段が設けられたことを特徴としている。
かかる構成によれば、既述した構成の効果と同様の効果が奏されるとともに、作業者の作業負担が軽減される。
また、本発明の汚泥濃縮装置は、次のように構成されてもよい。すなわち、上記構成において、前記凝集汚泥検出手段は、投光器と、投光器からの光を第1配管を通して受光して受光レベル信号を送出する受光器と、前記受光レベル信号に基づいて、第1配管内を流れる凝集汚泥を検出する検出器と、投光器が受光器に向けて発した光を透過させるために第1配管に設けられた光透過部材と、を有するものであり、前記切換弁駆動手段は、前記検出器により凝集汚泥が第1配管内を流れていることが検出されているとき、第1配管と第2配管とを連通し、前記検出器により凝集汚泥が第1配管内を流れていることが検出されていないとき、第1配管と第3配管とを連通するように前記切換弁を切換えることを特徴としている。
本発明の汚泥濃縮車は、上記何れかの汚泥濃縮装置を備えることを特徴している。かかる汚泥濃縮車によれば、上記の汚泥濃縮装置と同様の効果が奏される。
本発明によれば、汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車の製造コストの低下が図られる。また、汚泥濃縮作業の時間の短縮化が図られる。
[汚泥濃縮車の外観説明]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。最初に、本発明の実施の形態に係る汚泥濃縮装置を備える汚泥濃縮車の外観構成を簡単に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る汚泥濃縮車1を示す左側面図、図2は汚泥濃縮車1を示す平面図、図3は汚泥濃縮車1を示す背面図である。
汚泥濃縮車1においては、車両2のシャーシフレーム3上にサブフレーム4が設置されており、そのサブフレーム4上にタンク5が搭載されている。タンク5内は隔壁6によって2槽に隔離されており、隔壁6の前方が反応槽7、隔壁6の後方が汚泥槽8になっている。なお、凝集反応処理が施された汚泥を凝集汚泥と汚水とに分離する汚泥分離機は、この汚泥濃縮車1(汚泥濃縮装置20)には搭載されていない。つまり、後に詳述するが、汚泥濃縮車1(汚泥濃縮装置20)は、凝集汚泥を汚泥分離機を介することなく反応槽7から汚泥槽8へ圧送するように構成されている。
タンク5の上部にはホースリール9が設置されている。このホースリール9は長尺(例えば60m)の浄化槽用ホースである吸引・排出ホース50を巻出し巻取り可能に収容している。ホースリール9の前方のタンク5上部には、反応槽7内の水位のオーバフローに反応して管路を閉鎖するフロート弁10(図2参照、図1では図示省略。)が設けられている。
シャーシフレーム3の前寄り両側部には、液体の凝集剤を収容した凝集液タンク12が設置されている。左側の凝集液タンク12の後方には、エアーセパレータ15、オイルセパレータ13、オーバーフローセフティ弁14などが設置されている。なお、オーバーフローセフティ弁14は、反応槽7内の水位のオーバフローに反応して管路を閉鎖するものであり、前述のフロート弁10とともに、反応槽7内のオーバフローを二重に防止する機能を果たす。
反応槽7は部分的に透明部材で構成されている。すなわち、タンク5の側面には、反応槽7内の様子、特に後述する凝集反応処理が施された汚泥(汚水と凝集汚泥)の状態を確認するために、透明部材からなる反応槽のぞき窓16が設けられている。さらに、タンク5の側面には、反応槽7の底位置から頂位置に亘って反応槽7内の様子を確認できるように、透明縦長部材からなるのぞき窓兼レベル計18が設置されている。こののぞき窓兼レベル計18では、凝集反応処理が施されて凝集した凝集汚泥をタンク5外から作業者が目視できる程度の寸法サイズで作製されている。
タンク5の後面には、汚泥槽8の水位(汚泥の液面高さ)を確認するためのレベル計19が設置されている。また、タンク5の後部にはホースハンガ21が設置されている。このホースハンガ21には、近距離での作業で使用する短尺(例えば10m)の浄化槽用ホースである吸引・排出ホース22等が巻き掛けて格納される。前記長尺の吸引・排出ホース50と短尺の吸引・排出ホース22とは、汚泥濃縮車1の駐車位置から浄化槽までの距離に応じて使い分けられる。
[配管図の説明]
つぎに、汚泥濃縮車1に搭載された汚泥濃縮装置20の配管構成について図4の配管図に基づいて説明する。
51は走行用エンジンEの動力を取り出す動力取出装置(PTO)、52は動力取出装置(PTO)51によって駆動されるポンプである。
ポンプ52の吐出側には、吐出側配管53が接続されており、ポンプ52の吸込側には、吸込側配管54が接続されている。吸込側配管54の途中位置には、上流側から順にエアセパレータ15、逆流防止用のチェック弁55が設けられている。さらに吸込側配管54のエアセパレータ15より上流側には、分岐管を介してメンテナンス用の排出弁56が設けられている。
タンク5の反応槽7には、反応槽吸引加圧管60が接続されている。反応槽吸引加圧管60の途中位置には、タンク5側から順に、タンク5内の水位のオーバーフローを防止するためのフロート弁10、オーバーフローセフティ弁14、連成計67、上記吸込側配管54に通じるリリーフ管68が設けられている。また、リリーフ管68の途中位置には、リリーフ弁69が設けられている。反応槽吸引加圧管60の反タンク5側の端部は、後述する吸引加圧切換弁66の所定ポートに接続されている。
64は大気吸排気管であり、後述する吸引加圧切換弁66の所定ポートに接続されている。大気吸排気管64の途中位置には、大気63側から吸引加圧切換弁66側(ポンプ52の吸込側)への流路を調整可能に絞る、一方向可変絞り弁61が設けられている。一方向可変絞り弁61は、例えば図示するように、可変絞り弁61aと逆止弁61bとが並列配置されてなるものである。大気吸排気管64においては、さらに、一方向可変絞り弁61と吸引加圧切換弁66の間にバイパス管65が分岐して設けられており、このバイパス管65に大気開放弁62が設けられている。
上述した、吐出側配管53、吸込側配管54、反応槽吸引加圧管60、および大気吸排気管64は、互いに吸引加圧切換弁66の切換操作によって、連通可能に配管されている。すなわち、吸引加圧切換弁66は、図示するように4ポート3位置切換弁からなり、吸引加圧切換弁66が左位置aに切換えられているときには、吐出側配管53と大気吸排気管64とが連通され、更に、吸込側配管54と反応槽吸引加圧管60とが連通される。その結果、ポンプ52の吐出側は、大気63と通じ、ポンプ52の吸込側は、タンク5内の反応槽7と連通する。
吸引加圧切換弁66が中立位置bに切換えられているときには、吐出側配管53と吸込側配管54とが連通され、更に、大気吸排気管64とタンク反応槽吸引加圧管60とが連通される。その結果、ポンプ52の吐出側は、ポンプ52の吸込側と連通し、更に、タンク5内の反応槽7と大気63とが通じる。
吸引加圧切換弁66が右位置cに切換えられているときには、吐出側配管53と反応槽吸引加圧管60とが連通され、更に、大気吸排気管64と吸込側配管54とが連通される。その結果、ポンプ52の吐出側は、タンク5内の反応槽7と連通し、ポンプ52の吸込側は、大気63と通じる。
タンク5の反応槽7には、反応槽7内の底部に通じる第1配管71の一端側が接続されている。この第1配管71の途中位置であって、タンク5(反応槽7)の外側には、配管内を流れる汚泥(凝集汚泥、汚水)を目視確認することができるように、サイトグラス87が設けられている。なお、第1配管71内を流れる凝集汚泥および汚水を目視確認することができるように、同配管71の少なくとも一部が透明部材で構成されていればよく、必ずしも当該透明部材がサイトグラス87である必要はない。
タンク5の汚泥槽8には、第2配管72の一端側が接続されている。ホースリール9に収容されている吸引・排出ホース50の基端部には第3配管73の一端側が接続されている。この第3配管73の途中位置には、第3配管73と吸引・排出ホース50への管路を開閉する第1ホース開閉弁74が設けられている。第3配管73の途中位置の第1ホース開閉弁74よりタンク5側には、分岐管86の一端部が接続されており、その他端部には第2ホース開閉弁75が設けられている。この第2ホース開閉弁75には短尺の吸引・排出ホース22が接続される。
第1配管71、第2配管72および第3配管73の他端側は、互いに槽切換弁76の切換操作によって連通可能に槽切換弁76に配管(接続)されている。すなわち、槽切換弁76は、図示するように3ポート4位置切換弁からなり、槽切換弁76が第1位置dに切換えられているときには、第2配管72と第3配管73とが連通され、第1配管71は何れにも連通されずに閉塞される。その結果、第1ホース開閉弁74を開放することにより、吸引・排出ホース50の先端部と汚泥槽8とが連通される。なお、この場合において、第1ホース開閉弁74の代わりに第2ホース開閉弁75が開放されれば、汚泥槽8と短尺の吸引・排出ホース22の先端部とが連通される。
槽切換弁76が第2位置eに切換えられているときには、第1配管71と第3配管73とが連通され、第2配管72は何れにも連通されずに閉塞される。その結果、第1ホース開閉弁74を開放することにより、吸引・排出ホース50の先端部と反応槽7の底部とが連通される。なお、この場合においても、第1ホース開閉弁74の代わりに第2ホース開閉弁75が開放されれば、反応槽7の底部と短尺の吸引・排出ホース22の先端部とが連通される。
槽切換弁76が第3位置fに切換えられているときには、第1配管71と第2配管72とが連通され、第3配管73は何れにも連通されずに閉塞される。その結果、汚泥槽8と反応槽7の底部とが連通される。
槽切換弁76が第4位置gに切換えられているときには、第1配管71、第2配管72および第3配管73は相互に連通される。その結果、第1ホース開閉弁74を開放することにより、吸引・排出ホース50の先端部、汚泥槽8および反応槽7は互いに連通される。なお、この場合においても、第1ホース開閉弁74の代わりに第2ホース開閉弁75が開放されれば、短尺の吸引・排出ホース22の先端部、汚泥槽8および反応槽7は互いに連通される。
上記説明から明らかなように、第1配管71、第2配管72、第3配管73および槽切換弁76は、反応槽7を汚泥槽8又は浄化槽用ホース20の何れか一方に切換可能に連通する切換連通手段を構成している。
凝集液タンク12は、タンク5を貫通した凝集液注入管77を介して、反応槽7の底部に通じている。凝集液注入管77の途中位置には、凝集液注入管77の管路を開閉するための凝集液供給弁78が設けられている。さらに、凝集液注入管77の凝集液供給弁78より、大気63に通じる大気吸引管79が接続されている。この大気吸引管79の途中位置には、大気吸引管79の管路を開閉するための大気吸引弁80が設けられている。
タンク5の後底部には、汚泥槽8から凝集汚泥物を排出するための排出管81が設けられている。この排出管81には、その管路を開閉するための排出弁82が設けられている。さらに、タンク5の後上部には汚泥槽8内の空気を大気に開放するための汚泥槽排気弁84が設けられており、この汚泥槽排気弁84とタンク5との間に汚泥槽8内の圧力を表示する連成計83が設けられている。
[作業手順の説明]
以下、上記構成を備える汚泥濃縮車1により浄化槽Sの清掃処理を行う際の操作および汚泥濃縮処理について、主に図4の配管図に基づいて説明する。なお、汚泥濃縮車1における操作は、各種操作レバーおよび計器類が集約されている車両左後方の操作部100と、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18、サイトグラス87などが配設されたタンク5の側部(図2および図3参照)とにおいて行われる。
<原汚泥吸引>
まず、清掃対象となる浄化槽Sの近所まで汚泥濃縮車1を移動して駐車し、ホースリール9から吸引・排出ホース50を巻き出し、吸引・排出ホース50の先端を浄化槽Sの嫌気槽S’の底へ挿入する。このとき、大気開放弁62、第1ホース開閉弁74、第2ホース開閉弁75、凝集液供給弁78、大気吸引弁80、排出弁82、汚泥槽排気弁84は閉鎖されている。なお、汚泥濃縮車1の駐車場所と浄化槽Sとの距離が短い場合は、長尺の吸引・排出ホース50に代えて短尺の吸引・排出ホース22を使用することができるが、本作業手順の説明では、長尺の吸引・排出ホース50を使用する場合を例に挙げる。
原汚泥吸引作業手順として、PTO51によりポンプ52を駆動し、吸引加圧切換弁66を左位置aに切換え、槽切換弁76を第2位置eに切換え、第1ホース開閉弁74を開放する。すると、ポンプ52の吸込側と反応槽7とが連通され、ポンプ52の吐出側が大気63へ通じるため、ポンプ52の吸引力によって反応槽7が減圧される。反応槽7は、第1配管71、第3配管73および吸引・排出ホース50を介して浄化槽Sと通じるので、浄化槽S内の原汚泥が減圧された反応槽7内に吸引される。
<凝集反応>
反応槽7内への原汚泥の吸引が完了した後、開放している第1ホース開閉弁74を閉鎖し、凝集液供給弁78および大気吸引弁80を開放する。すると、ポンプ52によって引き続き減圧されている反応槽7へ凝集液注入管77を通じて凝集液および空気が反応槽7の底部へ吸引され、凝集液と原汚泥とが攪拌される。この攪拌作用により凝集反応が均一に促進され、原汚泥の一部が凝集し、ゲル状の凝集汚泥が生成される。凝集反応処理は、約15分程度行われる。凝集反応処理が施された原汚泥は凝集した凝集汚泥と凝集せずに残った汚水とが混在した状態となる。凝集汚泥は、汚水に対して液面付近に浮遊する場合、汚水の底に沈殿する場合がある。或いは、凝集汚泥の一部が汚水の液面付近に浮遊するとともに、凝集汚泥の余部が汚水の底に沈殿する場合もある。凝集汚泥が浮遊するか沈殿するかは使用される凝集材の種類、吸引された汚泥の性質に左右される。
<タンク内圧復帰>
凝集反応処理が完了した後は、汚泥濃縮処理に先立って、タンク5内の負圧状態を大気圧状態に復帰させるための操作が行われる。
すなわち、凝集反応処理が完了した後、開放している凝集液供給弁78および大気吸引弁80を閉鎖し、吸引加圧切換弁66を中立位置bに切換え、槽切換弁76を第3位置fに切換え、大気開放弁62を開放する。すると、反応槽7が大気吸排気管64、反応槽吸引加圧管60を介して大気63に通じるとともに、汚泥槽8が第1配管71、第2配管72を介して反応槽7と連通されるため、タンク5内の圧力が負圧から大気圧へと戻される。
<汚泥濃縮>
タンク5内の負圧状態を大気圧状態に復帰した後、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18などから反応槽内の汚水に対する凝集汚泥の分布状態を確認する。すなわち、凝集汚泥が汚水の液面付近に浮遊しているのか、汚水の底に沈殿しているのか、或いは汚水の液面付近と汚水の底の両方に別れて分布しているのかが作業者によって確認される。
まず、凝集汚泥が汚水の底に沈殿しており、液面付近に浮遊していない場合に行われる操作・処理について説明する。
この場合、槽切換弁76を第3位置fに切換え、吸引加圧切換弁66を右位置cに切換え、汚泥槽排気弁84を開放する(以下この操作を「操作1」という。)。すると、ポンプ52の吐出側と反応槽7とが連通され、ポンプ52の吸込側が大気63に通じるため、反応槽7が加圧される。さらに、反応槽7は、第1配管71、第2配管72を介して汚泥槽8に連通しているため、反応槽7内で凝集反応処理が施された原汚泥は、上記配管71、72を通じて汚泥槽8へ圧送される。ここで、第1配管71は反応槽7の底に通じているため、まず最初に、汚水の底に沈殿した凝集汚泥が第1配管71、第2配管72を通じて汚泥槽8へ圧送される。
作業者は、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18などから反応槽内の凝集汚泥の残量を確認し、あるいは、サイトグラス87内を流れる凝集汚泥と汚水との割合を確認する。そして、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18などから反応槽内の凝集汚泥の残量が無くなったとき、あるいは、サイトグラス87内を汚水だけが流れるようになったとき、凝集汚泥の汚泥槽8への圧送が完了したものと判断して、槽切換弁76を第3位置fから、第2位置eに切換え、第1ホース開閉弁74を開放する(以下この操作を「操作2」という。)。すると、反応槽7は、第1配管71、第3配管73、吸引・排出ホース50を介して浄化槽Sに連通し、反応槽7内の汚水は、浄化槽Sへ圧送還元される。この圧送は、全ての汚水が反応槽7から浄化槽Sへ還元されるまで行われる。
次に、凝集汚泥が汚水の液面付近に浮遊しており、汚水の底に沈殿していない場合に行われる操作・処理について説明する。
この場合、槽切換弁76を第2位置eに切換え、吸引加圧切換弁66を右位置cに切換え、第1ホース開閉弁74を開放する。すると、ポンプ52の吐出側と反応槽7とが連通され、ポンプ52の吸込側が大気63に通じるため、反応槽7が加圧される。さらに、反応槽7は、第1配管71、第3配管73、吸引・排出ホース50を介して浄化槽Sに連通するため、反応槽7内の汚水は、浄化槽Sへ圧送還元される。ここで、第1配管71は反応槽7の底に通じているため、汚水の液面付近に浮遊している凝集汚泥はしばらく反応槽7内に残される。
作業者は、しばらくして、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18などから反応槽内の汚水の液面付近に浮遊している凝集汚泥が第1配管71の入り口まで降下したことを確認したとき、あるいは、サイトグラス87内を凝集汚泥が流れ出したことを確認したとき、汚水の浄化槽Sへの圧送還元が完了したものと判断して、槽切換弁76を第2位置eから、第3位置fに切換え、汚泥槽排気弁84を開放する。すると、反応槽7は、第1配管71、第2配管72を介して汚泥槽8に連通するため、当初汚水の液面付近に浮遊し、汚水の圧送排出に伴って反応槽7の底に降下してきた凝集汚泥は、第1配管71の入口から吸入されて、第2配管72を通じて汚泥槽8へ圧送される。この圧送は、全ての凝集汚泥が汚泥槽8へ圧送されるまで行われる。
次に、凝集汚泥が液面付近に浮遊しており、なおかつ、凝集汚泥が汚水の底にも沈殿している場合に行われる操作・処理について説明する。
この場合、前記操作1を行うことにより、つまり、槽切換弁76を第3位置fに切換え、吸引加圧切換弁66を右位置cに切換え、汚泥槽排気弁84を開放することにより、汚水の底に沈殿した凝集汚泥が第1配管71、第2配管72を通じて汚泥槽8へ圧送される。
作業者は、しばらくして、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18などから反応槽内の汚水の底に沈殿した凝集汚泥の残量を確認し、あるいは、サイトグラス87内を流れる凝集汚泥と汚水との割合を確認する。そして、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18などから反応槽内の凝集汚泥の残量が無くなったことを確認したとき、あるいは、サイトグラス87内を汚水だけが流れるようになったことを確認したとき、前記操作2を行うことにより、汚水を上記配管71、73および吸引・排出ホース50を通じて浄化槽Sへ圧送還元する。
作業者は、更にしばらくして、反応槽のぞき窓16、のぞき窓兼レベル計18などから反応槽内の汚水の液面付近に浮遊している凝集汚泥が第1配管71の入り口まで降下したことを確認したとき、あるいは、サイトグラス87内を凝集汚泥が流れ出したことを確認したとき、汚水の浄化槽Sへの圧送還元が完了したものと判断して、槽切換弁76を第2位置eから第3位置fに切換える。すると、反応槽7は、第1配管71、第2配管72を介して汚泥槽8に再び連通するため、当初汚水の液面付近に浮遊していた凝集汚泥は、汚水の圧送排出に伴って反応槽7の底に降下して、第1配管71の入口から吸入されて、第2配管72を通じて汚泥槽8へ圧送される。この圧送は、全ての凝集汚泥が汚泥槽8へ圧送されるまで行われる。
凝集汚泥の汚泥槽8へ圧送および汚水の浄化槽Sへの圧送還元が完了した後は、PTO51によるポンプ52の駆動を停止し、開放した第1ホース開閉弁74および汚泥槽排気弁84を閉鎖して、汚泥濃縮車1を処分場110まで移動させる。
<濃縮汚泥排出>
処分場110では、排出弁82に短尺の吸引・排出ホース22の基端を接続し、そのホース22の先端を処分場110の所定場所へ配置する。
濃縮汚泥排出手順として、PTO51によりポンプ52を駆動し、吸引加圧切換弁66を右位置cに切換え、槽切換弁76を第3位置fに切換え、排出弁82および大気開放弁62を開放する。すると、ポンプ52の吐出側と反応槽7とが連通され、ポンプ5の吐出空気が反応槽7内へ送給されて反応槽7が加圧される。反応槽7は、第1配管71および第2配管72を介して、汚泥槽8に連通しているため、反応槽7内の空気は汚泥槽8に送給され、汚泥槽8内も加圧されて、汚泥槽8内に蓄積されている凝集汚泥(濃縮汚泥)が排出管81、短尺の吸引・排出ホース22を通じて処分場110へ圧送排出される。
凝集汚泥の排出が完了した後は、例えば、吸引加圧切換弁66を中立位置bに切換え、汚泥槽排気弁84を開放するなどして、加圧状態にあるタンク内の圧力が大気圧に戻される。
[他の実施形態1]
既述した実施の形態においては、作業者がサイトグラス87内の状態を監視するなどして第1配管71内に凝集汚泥が流れているか汚水が流れているかを判断し、凝集汚泥が流れているときに、槽切換弁76を第3位置fに切換えて汚泥槽8へ当該凝集汚泥を圧送し、第1配管71内に汚水のみが流れているとき(凝集汚泥が流れていないとき)に、槽切換弁76を第2位置eに切換えて浄化槽Sへ汚水を圧送還流しているが、以下のような構成を採用して、作業者の負担を軽減することもできる。
すなわち、図5に示すように、第1配管71に、その管内を流通する凝集汚泥を検出する凝集汚泥検出手段91〜93を設ける。さらに、この凝集汚泥検出手段が第1配管71内を凝集汚泥が流れていることを検出しているとき、第1配管71と第2配管72とを連通し、同手段が第1配管71内を凝集汚泥が流れていることを検出していないとき、第1配管71と第3配管73とを連通するように槽切換弁76を切替え駆動する切換弁駆動手段(不図示)を設ける。これにより、凝集反応処理後の汚泥(汚水、凝集汚泥)の汚泥槽8への圧送および浄化槽Sへの圧送還流が自動的に切換えられ作業者の作業負担が軽減される。
上記凝集汚泥検出手段は、例えば、投光器91と、投光器91からの光を受光し、受光レベル信号を送出する受光器92と、受光器92が受光した光の受光レベル(前記受光レベル信号)に基づいて、凝集汚泥が第1配管71内を流れているか否かを検出する検出器93と、投光器91が受光器92に向けて発した光を透過させるために第1配管71に設けられた光透過部材71aと、で構成することができる。なお、投光器91としてはLED(発光ダイオード)、受光器92としては光電管などを採用することができる。その他として、上記凝集汚泥検出手段には、超音波式の検出器や静電容量型の検出器などを採用することも可能である。
また、槽切換弁76にアクチュエータ付きの切換弁、例えば電磁切換弁、モータバルブなどを採用し、検出器93が第1配管71内に凝集汚泥が流れていることを検出しているか否かに応じて励磁電流、モータ駆動電流などの駆動電流を当該検出器93からアクチュエータに対して供給して既述した槽切換弁76の切換動作を行わせることにより、アクチュエータを上記切換弁駆動手段として機能させることができる。つまり、この場合、検出器93が第1配管71内に凝集汚泥が流れていることを検出している場合は、アクチュエータによって槽切換弁76は第1配管71と第2配管72とを連通し、検出器93が上記検出をしていない場合は、アクチュエータによって槽切換弁76は第1配管71と第3配管73とを連通するように切換えられる。
[他の実施形態2]
また、上記実施形態では、サイトグラス87は、第1配管71に設けられているが、第1配管71に代えて、第2配管72あるいは第3配管73に設けてもよい。この場合、作業者は、第2配管72あるいは第3配管73に設けられたサイトグラス内を流れる凝集汚泥と汚水との割合を確認しつつ、槽切換弁76の切換操作をすることができ、これによって、凝集汚泥は汚泥槽6へ、汚水は浄化槽Sへ振り分けて圧送することができる。勿論、第2配管72、第3配管73の少なくとも一部が透明部材で構成されていればよく、必ずしも当該透明部材がサイトグラス87である必要はない。
[他の実施形態3]
既述した実施の形態においては、汚泥濃縮装置20が車両2に搭載されている場合を例に挙げて説明したが、汚泥濃縮装置20を車両2に搭載せずに、汚泥濃縮装置20だけで既述の各種処理動作を行うことも可能である。この場合、汚泥濃縮装置20のエンジンとして、車両2のエンジンEではなく、例えば、車両2から独立したエンジンを使用すればよい。
本発明は、浄化槽から汚泥を吸引して濃縮する汚泥濃縮装置、および該汚泥濃縮装置を車両に搭載してなる汚泥濃縮車に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車を示す左側面図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車を示す背面図である。 本発明の実施の形態に係る汚泥濃縮車に搭載された汚泥濃縮装置の配管図である。 本発明の他の実施の形態に係る汚泥濃縮装置および汚泥濃縮車の凝集汚泥検出手段の構成例を示した図である。
符号の説明
1 汚泥濃縮車
7 反応槽
8 汚泥槽
16 反応槽のぞき窓(透明部材)
18 のぞき窓兼レベル計(透明部材)
20 汚泥濃縮装置
22 浄化槽用ホース
50 浄化槽用ホース
52 ポンプ
71 第1配管
71a 光透過部材
72 第2配管
73 第3配管
76 槽切換弁
87 サイトグラス(透明部材)
91 投光器(凝集汚泥検出手段)
92 受光器(凝集汚泥検出手段)
93 検出器(凝集汚泥検出手段)

Claims (5)

  1. 汚泥が吸引されて凝集反応処理が施される反応槽と、前記反応槽を加減圧するポンプと、凝集反応処理が施されて凝集した凝集汚泥が前記反応槽から圧送されて蓄積される汚泥槽と、前記反応槽を前記汚泥槽又は浄化槽用ホースの何れか一方に切換可能に連通する切換連通手段と、を備える汚泥濃縮装置であって、
    前記凝集汚泥が汚泥分離機を介することなく前記反応槽から前記汚泥槽へ圧送されるように構成されており、
    前記切換連通手段は、前記反応槽に一端側が接続された第1配管と、前記汚泥槽に一端側が接続された第2配管と、浄化槽用ホースに一端側が接続された第3配管と、これら第1〜第3配管の他端側に接続され、第1配管を第2配管又は第3配管の何れか一方に切換可能に連通する切換弁と、を有するものであり、
    前記第1配管の少なくとも一部が透明部材で構成されていることを特徴とする汚泥濃縮装置。
  2. 汚泥が吸引されて凝集反応処理が施される反応槽と、前記反応槽を加減圧するポンプと、凝集反応処理が施されて凝集した凝集汚泥が前記反応槽から圧送されて蓄積される汚泥槽と、前記反応槽を前記汚泥槽又は浄化槽用ホースの何れか一方に切換可能に連通する切換連通手段と、を備える汚泥濃縮装置であって、
    前記凝集汚泥が汚泥分離機を介することなく前記反応槽から前記汚泥槽へ圧送されるように構成されており、
    前記切換連通手段は、前記反応槽に一端側が接続された第1配管と、前記汚泥槽に一端側が接続された第2配管と、浄化槽用ホースに一端側が接続された第3配管と、これら第1〜第3配管の他端側に接続され、第1配管を第2配管又は第3配管の何れか一方に切換可能に連通する切換弁と、を有するものであり、
    前記第2配管および前記第3配管の少なくとも一部が透明部材で構成されていることを特徴とする汚泥濃縮装置。
  3. 汚泥が吸引されて凝集反応処理が施される反応槽と、前記反応槽を加減圧するポンプと、凝集反応処理が施されて凝集した凝集汚泥が前記反応槽から圧送されて蓄積される汚泥槽と、前記反応槽を前記汚泥槽又は浄化槽用ホースの何れか一方に切換可能に連通する切換連通手段と、を備える汚泥濃縮装置であって、
    前記凝集汚泥が汚泥分離機を介することなく前記反応槽から前記汚泥槽へ圧送されるように構成されており、
    前記切換連通手段は、前記反応槽に一端側が接続された第1配管と、前記汚泥槽に一端側が接続された第2配管と、浄化槽用ホースに一端側が接続された第3配管と、これら第1〜第3配管の他端側に接続され、第1配管を第2配管又は第3配管の何れか一方に切換可能に連通する切換弁と、を有するものであり、
    前記第1配管には、その管内を流れる凝集汚泥を検出する凝集汚泥検出手段が設けられ、この凝集汚泥検出手段が凝集汚泥を検出しているとき、第1配管と第2配管とを連通し、同手段が凝集汚泥を検出していないとき、第1配管と第3配管とを連通するように前記切換弁を切換える切換弁駆動手段が設けられたことを特徴とする汚泥濃縮装置。
  4. 請求項に記載の汚泥濃縮装置において、
    前記凝集汚泥検出手段は、投光器と、投光器からの光を第1配管を通して受光して受光レベル信号を送出する受光器と、前記受光レベル信号に基づいて、第1配管内を流れる凝集汚泥を検出する検出器と、投光器が受光器に向けて発した光を透過させるために第1配管に設けられた光透過部材と、を有するものであり、
    前記切換弁駆動手段は、前記検出器により凝集汚泥が第1配管内を流れていることが検出されているとき、第1配管と第2配管とを連通し、前記検出器により凝集汚泥が第1配管内を流れていることが検出されていないとき、第1配管と第3配管とを連通するように前記切換弁を切換えることを特徴とする汚泥濃縮装置。
  5. 請求項1〜の何れか1項に記載の汚泥濃縮装置を備えることを特徴とする汚泥濃縮車。
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