JP5188176B2 - 接地開閉器 - Google Patents

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Description

本発明はガス絶縁開閉装置に組み込まれる接地開閉器に関する。
ガス絶縁開閉装置(GIS)には、機器点検時の主回路の接地用として、或いは各種測定のための接地端子として利用するために接地開閉器が組み込まれる。主回路を接地する場合、一般的には接地側の可動接触子を接地開閉器の中心軸線に沿って移動させ、高圧側の固定側電極に挿入する。しかし、万が一、主回路に運転電圧が印加されている状態で誤動作により可動接触子が接地開閉器の軸方向に移動し、固定側電極に挿入してしまった場合にも確実に接地を取り、かつ電極間の溶着がなくその後に接地開閉器を開放出来る誤投入容量付の機能を求められる場合がある。すなわち、このような場合、誤って、運転電圧が印加されている状態において可動接触子を固定側電極に挿入しようとすると、電極間の絶縁破壊によりアークが発生し、周囲のガスが高熱となって急激にガス圧力が上昇する。急激に圧力上昇したガスは動作中の可動接触子への反力として作用する。可動接触子が動作を続け、固定側アーク接点と可動側アーク接点が接触すると、電極間に摩擦抵抗が発生し、可動接触子への更なる反力となる。特許文献1では、複数個配置した接触子片(固定側主接触子)のうち1つを中心軸線の方向に延伸し、その先端を集弧接触子片(固定側アーク接点)として構成している。
実開昭50−46947号公報
上記のように、可動側アーク接点と固定側アーク接点との間に発生するアークにより、周囲のガスは高熱となって膨張するが、アークが消弧された直後は高温になったガスが瞬時には冷却されず、急激に上昇したガスの圧力も瞬時には元通りに収束しない。この段階において、可動接触子はアークに起因する熱ガスによる反力と摩擦抵抗による反力の2つを同時に受けることになり、駆動機構の動作に対して大きな機械的負荷が生じるという問題がある。
特許文献1の第1図に示す構造においては、集弧接触子片の先端から主接点部に至るまでの間が一定の角度を有するテーパとなっているため、可動接触子が接触した直後、接触子同士の大きな摩擦抵抗により可動接触子は挿入方向へ持続的に大きな反力を受け続ける。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、主回路に運転電圧が印加されて、可動接触子が誤投入して固定側アーク接点と可動側アーク接点との間にアークが発生する場合においても、固定側アーク接点に可動側アーク接点が接触した直後の接点間の摩擦抵抗を軽減することにより、熱ガスによる反力と摩擦抵抗による反力の和を減少させ、駆動機構の機械的負荷を軽減し、ひいては誤投入動作の完遂に必要な駆動機構の操作エネルギーを低減することが可能な接地開閉器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る接地開閉器は、絶縁ガスが封入されたタンク内において同一の中心軸線に沿って互いに対向するように配置された固定側電極および可動側電極と、この可動側電極に電気的に接続されると共に、前記中心軸線に沿って往復駆動可能な可動接触子と、この可動接触子における前記固定側電極の側の先端部に設けられた可動側アーク接点と、閉路状態では前記可動接触子と接触する固定側主接点をそれぞれ有し、前記固定側電極に電気的に接続されると共に、前記中心軸線を中心とする円周方向に沿って複数配置された固定接触子と、前記複数の固定接触子のうちの少なくとも一つに設けられ、前記固定接触子の先端部における前記固定側主接点の位置よりも前記可動側電極の側に設けられた固定側アーク接点と、前記可動接触子を前記中心軸線方向に往復駆動させるための駆動機構と、を備え、前記固定接触子における前記固定側アーク接点と前記固定側主接点との間に谷部を設け、前記可動側アーク接点が前記谷部と接触しない構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、固定側アーク接点と固定側主接点との間に谷部を設け、可動接触子の動作途中に可動側アーク接点が谷部に接触しない構造とすることにより、可動側アーク接点が固定側アーク接点に接触してから固定側主接点に接触するまでの間における可動接触子と固定接触子との間に生じる摩擦抵抗を減少させることができる。そのため、主回路に運転電圧が印加されて、可動接触子が誤投入して固定側アーク接点と可動側アーク接点との間にアークが発生する場合においても、可動側アーク接点が固定側アーク接点に接触してから固定側主接点に接触するまでの間、すなわち、アークが冷却されて周囲のガス圧力が減少するまでの間、熱ガスによる反力と摩擦抵抗による反力との和を減少させ、駆動機構の機械的負荷を軽減し、ひいては誤投入動作の完遂に必要な駆動機構の操作エネルギーを低減することができる。
以下に、本発明に係る接地開閉器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の接地開閉器の開路状態を示す断面図、図2は、図1の接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、固定側アーク接点と可動側アーク接点との間にアークが発生している様子を示す断面図、図3は、図1の接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、可動側アーク接点と固定側アーク接点とが接触している様子を示す断面図、図4は、図1の接地開閉器が閉路位置にある状態を示す断面図である。図1〜図4において、実施の形態1の接地開閉器は、六フッ化硫黄(SF)ガスなどの電気的な絶縁性能及び消弧性能に優れた絶縁ガスが数気圧程度のガス圧力で封入されたタンク1aおよびタンク1bに、それぞれ固定側電極15、可動側電極8が収納され、互いに対向して同一の中心軸線上に配置されて構成されている。
回動軸5がタンク1b内の絶縁ガスを気密した状態でタンク外に延伸(紙面に対して垂直方向)し、接地開閉器を動作させるための駆動機構(図示せず)に大気中で連結している。回動軸5を中心に回動するレバー2の一端がリンク3の一端にピン4bを介して連結している。可動接触子9の一端にはリンク3の他端がピン4aを介して連結している。可動接触子9を支持する軸受6a、6bの間における可動側電極8上には可動側主接点7が設けられており、この可動側主接点7は可動接触子9と互いに摺動可能な関係となっており、可動接触子9と可動側電極8とを電気的に接続する。可動側電極8はタンク1bに固定され電気的に接続されており、可動接触子9と共に接地電位が保たれている。更に、可動接触子9は軸受6a、6bにより摺動関係を保つように支持されており、中心軸線に沿って往復動作可能とされている。
固定側電極15は主回路に電気的に接続され、通常の場合、運転電圧が印加されている。固定接触子16は、固定側電極15の内部に中心軸線の円周方向(詳細には、中心軸線を中心とし、中心軸線に垂直な面内の円周方向)に沿って互いに等間隔で複数配列され、外部から電気的に遮蔽されている。固定接触子16は一端が固定側電極15に固定され、他端に可動接触子9と接離する固定側主接点13が設けられている。更に、円周方向に配列する複数の固定接触子16のうちのいずれか複数には、それぞれ、可動接触子9と接触する側の先端部に固定側アーク接点11が設けられている。また、これらの複数の固定側アーク接点11は円周方向に沿って互いに等間隔に設けられている。また、可動接触子9には、固定接触子16と接触する側の先端部に可動側アーク接点10が設けられている。固定側主接点13と固定側アーク接点11は二山の形状を成しており、間に谷部12が設けられている。また、固定側アーク接点11は固定側主接点13よりも中心軸線に対して半径方向に遠い位置(中心軸からより離れる位置)となるように構成されている。更に、可動接触子9が固定側アーク接点11に接触しているとき、谷部12の底部は可動接触子9の外径よりも中心軸線に対して外側に位置し、谷部12と可動接触子9との間に隙間が生じる構造となっている。円周方向に配列された固定接触子16は、ガータスプリング17により周囲から巻き付けられて可動接触子9に対する接触圧力を維持し、安定的な接地ないしは通電を可能としている。固定側アーク接点11の近傍の固定側電極15には、固定側アーク接点11を覆うように耐弧シールド14が設置され、万が一アークが当該部に飛散しても固定側電極15の著しい損傷を抑制し、耐電圧性能が低下することのない構造としている。
次に動作について図1〜図5を参照して説明する。図5−1は接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、固定側アーク接点と可動側アーク接点との間にアークが発生している様子を示す図2の要部断面図、図5−2は接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、可動側アーク接点と固定側アーク接点が接触している様子を示す図3の要部断面図、図5−3は可動側アーク接点が固定側アーク接点の先端と固定側主接点との間に位置している状態を示す要部断面図、図5−4は接地開閉器が閉路位置にある状態を示す図4の要部断面図である。図1において、可動側電極8は接地電位であり、固定側電極15には運転電圧が印加されている。まず、駆動機構から回動軸5を通じて駆動力を受けたレバー2が反時計回りに回動し、リンク3を介して可動接触子9が接地開閉器の中心軸線に沿って固定側電極15の方向へ移動する。
図2及び図5−1に示すように、接地電位である可動接触子9が、運転電圧が印加されている固定側電極15へ向かって動作を続けると、固定側アーク接点11に接触する幾分前において、電極間の距離が縮まったことによる電気的な絶縁破壊が生じ、アーク21が可動側アーク接点10と固定側アーク接点11或いは耐弧シールド14との間に発生する。このアーク21が周囲のガスを熱することで瞬時にアーク周辺のガス圧力が上昇する。
特に、可動接触子9が固定側アーク接点11に接触する幾分前においては、固定側電極15の内部ガス空間が可動接触子9によって半ば閉塞された状態となり、外部へのガスの流路が狭くなっている。その状態においてアーク21が発生すると、前記固定側電極15内のガス圧力は急激に上昇する。そして、急激なガス圧力の上昇は可動接触子9の挿入動作に対する反力となる。
さらに、図5−2に示すように、可動接触子9が挿入方向に直線運動を続けると、可動側アーク接点10と固定側アーク接点11とが中心軸線に対して0度よりも大きい任意の接触角度を成して接触し、アーク21は消滅する。アークが消滅した後、固定側電極15内のガス圧力が直ちに定常状態に回復することはなく、可動接触子9への反力は減衰しながらもしばらくの間持続する。可動側アーク接点10は、ガ−タスプリング17に巻き付けられた固定接触子16の固定側アーク接点11を中心とした部分を半径方向に押し広げて更に挿入される。
図5−3に示すように、可動側アーク接点10の先端部が固定側アーク接点の谷部12に到達すると、可動接触子9は固定側アーク接点11に完全に挿入されて、それ以上押し広げることなく、可動接触子9の側面への接触圧力に比例する摩擦抵抗のみが反力として作用する。そのため、固定接触子16のアーク接点が谷部12を有さない一定の角度のテーパ形状と比較して、アーク接点を摺動している間の挿入方向の反力が小さくなる。
図5−4では、接地開閉器が閉路状態にあり、固定側主接点13と可動接触子9とが接触している。また、上述のように、固定側アーク接点11は固定側主接点13よりも中心軸線に対して半径方向に遠い位置となるように構成したので、固定側アーク接点11は可動接触子9と接触していない状態であり、通電時の接触抵抗値が安定する。
接地開閉器が誤投入するときの固定側電極内のガス圧力上昇の変化について可動接触子9の変位―時間特性と共に説明する。図6は接地開閉器が開路状態から閉路状態へ変位する過程における、可動接触子9の位置及び固定側電極内のガス圧力と時間との関係を示すグラフである。図6に示すように、開路位置から閉路位置へ変位する途中において、アークが発生した後、固定側電極15内のガス圧力は急激に上昇する。可動接触子9への熱ガスによる反力は固定側電極15内のガス圧力上昇値に比例する。固定側電極15内のガス圧力および熱ガスによる反力は、可動側アーク接点10が固定側アーク接点11に接触した時点でピークに達し、その後減衰する。ガス圧力の減衰はガス流路面積や固定側電極15の容積などに依存し、固定側電極15の側面や底面にガス抜き穴(図示せず)を設けて、排気口面積を調整している。可動側アーク接点10が固定側主接点13に接触する時点においては固定側電極15内のガス圧力および可動接触子9への熱ガスによる反力がピーク時よりも大幅に減少している。この急激なガス圧力の上昇及び減衰が発生する時間はいずれも概ねmsecのオーダである。また、可動接触子9の動作速度はおよそ数m/sのオーダとし、アークが発生してから可動側アーク接点10が固定側アーク接点11に接触するまでの距離を数mmから十数mm程度としてこの間のアーク時間を極力短くすると共に、アークが消滅した後、十分ガス圧力が低下した時点で可動側アーク接点10が固定側主接点13に接触するための寸法として、固定側アーク接点11と固定側主接点13との間隔も同じく数mmから十数mm程度のオーダとしている。
以上のように、本実施の形態の接地開閉器は、主回路に運転電圧が印加されて、可動接触子9が誤投入したときの可動側アーク接点10と固定側アーク接点11との間のアーク21に起因する熱ガスによる反力と、可動接触子9が固定接触子16を押し広げて進むことによる挿入方向への反力との和を、固定接触子16に谷部12を設けることにより低減し、駆動機構への機械的負荷を小さくして操作エネルギーを低減するという効果がある。
また、固定側アーク接点11を複数配置することが好ましい。これにより、アークに対する耐久性を向上することができる。
更に、複数の固定側アーク接点11を前記円周方向に沿って互いに等間隔に配置することにより、可動接触子9が部品寸法のばらつきや組立誤差などにより偏心した場合においても可動接触子9がいずれかの固定側アーク接点と確実に接触することができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る接地開閉器を示す断面図であり、接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、可動側アーク接点10と固定アーク電極19との間にアークが発生している様子を示す断面図である。
本実施の形態の構成は、実施の形態1の構成に加えて、固定側電極15の中心部に中心軸線方向に延伸する固定アーク電極19を配置し、その先端に固定アーク電極19のアーク接点18を設置している。また、可動接触子9および可動側アーク接点10には、固定アーク電極19側に開口する穴20が設けられており、この穴20は可動接触子9の先端から中心軸線方向に沿って所定の深さまで形成されている。可動側アーク接点10と可動接触子9は、その中心に穴20を設けることにより、接地開閉器の閉路状態において、固定アーク電極19のアーク接点18および固定アーク電極19と接触しない構造となっている。また、可動側アーク接点10の先端において、固定アーク電極19と対向する内側の曲率半径(例えば、図7のBで示す部分の曲率半径)を固定側アーク接点11と対向する外側の曲率半径(例えば、図7のAで示す部分の曲率半径)よりも小さくし、固定アーク電極19のアーク接点18と対向する可動側アーク接点10の電界が、固定側アーク接点11と対向する可動側アーク接点10の電界よりも大きくなるようにしている。なお、固定アーク電極のアーク接点18と可動側アーク接点10との間の電界を、固定側アーク接点11と可動側アーク接点10との間の電界よりも大きくするものであれば、可動接触子9の先端部、固定アーク電極19の先端部の形状は図示例に限定されない。その他の構造は、実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。アークが発生する直前までは、実施の形態1と同様である。可動側アーク接点10と固定アーク電極19のアーク接点18との間にアーク21が発生し、ガス圧力が上昇する。さらに可動接触子9が挿入方向へ直線運動を続けると、可動側アーク接点10は固定側アーク接点11に接触し、アーク21は消滅する。その後の動作も実施の形態1と同様である。閉路状態において、固定アーク電極19と固定側アーク接点18は穴20の中に収納される。
以上のように、本発明に係る実施の形態2の接地開閉器においては、実施の形態1の効果に加えて、可動側アーク接点10と固定側アーク電極19のアーク接点18との間の電界を大きくして、アークを可動側アーク接点10と固定側アーク電極19のアーク接点18との間で発生させることにより、耐弧シールド14或いは固定側アーク接点11の近傍に位置する固定側主接点13へのアーク21の飛散をより確実に回避するという効果がある。
本発明は、ガス絶縁開閉装置に好適に利用することができる。
実施の形態1に係る接地開閉器の開路状態を示す断面図である。 図1の接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、固定側アーク接点と可動側アーク接点との間にアークが発生している様子を示す断面図である。 図1の接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、可動側アーク接点と固定側アーク接点が接触している様子を示す断面図である。 図1の接地開閉器が閉路位置にある状態を示す断面図である。 接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、固定側アーク接点と可動側アーク接点との間にアークが発生している様子を示す図2の要部断面図である。 接地開閉器が開路状態から閉路状態に変位する途中において、可動側アーク接点と固定側アーク接点が接触している様子を示す図3の要部断面図である。 可動側アーク接点が固定側アーク接点の先端と固定側主接点との間に位置している状態を示す要部断面図である。 接地開閉器が閉路位置にある状態を示す図4の要部断面図である。 本発明の実施の形態1または実施の形態2において、接地開閉器が開路状態から閉路状態へ動作する過程における、可動接触子の位置及び固定側電極内のガス圧力と時間の関係を示すグラフである。 実施の形態2に係る接地開閉器を示す断面図で、開路状態から閉路状態に変位する途中において、固定アーク電極19と可動側アーク接点10との間にアークが発生している様子を示す断面図である。
符号の説明
1 タンク
2 レバー
3 リンク
4 ピン
5 回動軸
6 軸受
7 可動側主接点
8 可動側電極
9 可動接触子
10 可動側アーク接点
11 固定側アーク接点
12 谷部
13 固定側主接点
14 耐弧シールド
15 固定側電極
16 固定接触子
17 ガータスプリング
18 固定アーク電極のアーク接点
19 固定アーク電極
20 穴
21 アーク

Claims (4)

  1. 絶縁ガスが封入されたタンク内において同一の中心軸線に沿って互いに対向するように配置された固定側電極および可動側電極と、
    この可動側電極に電気的に接続されると共に、前記中心軸線に沿って往復駆動可能な可動接触子と、
    この可動接触子における前記固定側電極の側の先端部に設けられた可動側アーク接点と、
    閉路状態では前記可動接触子と接触する固定側主接点をそれぞれ有し、前記固定側電極に電気的に接続されると共に、前記中心軸線を中心とする円周方向に沿って複数配置された固定接触子と、
    前記複数の固定接触子のうちの少なくとも一つに設けられ、前記固定接触子の先端部における前記固定側主接点の位置よりも前記可動側電極の側に設けられた固定側アーク接点と、
    前記可動接触子を前記中心軸線方向に往復駆動させるための駆動機構と、
    を備え、
    前記固定接触子における前記固定側アーク接点と前記固定側主接点との間に谷部を設け、前記可動側アーク接点が前記谷部と接触しない構成とし、前記固定側アーク接点の近傍の前記固定側電極には前記固定側アーク接点と非接触でかつ前記固定側アーク接点を覆うように耐弧シールドを設けたことを特徴とする接地開閉器。
  2. 前記固定側アーク接点を複数配置することを特徴とする請求項1に記載の接地開閉器。
  3. 前記複数の固定側アーク接点を、前記中心軸線を中心とする円周方向に沿って等間隔に配列することを特徴とする請求項2に記載の接地開閉器。
  4. 前記固定側電極の中心部に固定アーク電極を配置し、前記可動側アーク接点と前記固定アーク電極との間の電界が前記可動側アーク接点と前記固定側アーク接点との間の電界よりも大きくなるように前記固定アーク電極および前記可動接触子の先端部の形状を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接地開閉器。
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