JP5187211B2 - 過熱検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、過熱検出回路に関するものである。
従来、被検出体(例えば、パワーMOSトランジスタなど)の過熱状態を検出する過熱検出回路の一例として、特許文献1に示されるものがあった。特許文献1に示される過熱検出回路は、過熱検出用の二つのダイオードをトランジスタの辺に近接して配置して、その二つのダイオードの出力電圧がともに基準電圧よりも低下した場合に過熱検出信号を出力するものである。
特開2004−236435号公報
上述のような過熱検出回路においては、ノイズなどによってダイオードの特性が変化する可能性がある。ダイオードの特性が変化した場合、上述の過熱検出回路は、同じ特性(負特性)のダイオードを用いているため、二つのダイオードが同様な特性変化となるため誤判定しやすくなる可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、誤判定を抑制することができる過熱検出回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の過熱検出回路は、
被検出体の過熱状態を検出する過熱検出回路であって、
被検出体の温度に応じた温度検出信号を出力する第1温度検出部と、
第1温度検出部が出力する温度検出信号と閾値とを比較する第1比較部と、
被検出体の温度に応じた温度検出信号を出力するものであり、第1温度検出部とは温度特性が異なる第2温度検出部と、
第2温度検出部が出力する温度検出信号と閾値とを比較する第2比較部と、
第1比較部及び第2比較部における比較において、第1温度検出部が出力する温度検出信号及び第2温度検出部が出力する温度検出信号が共に閾値に達した場合のみ被検出体が過熱状態であると判定する過熱判定部と、
を備えることを特徴とするものである。
このようにすると、ノイズなどによって第1温度検出部、及び第2温度検出部の特性が変化した場合であっても、一方では閾値に達しやすい方に特性が変化するのに対して、他方では閾値に達しにくい方に特性が変化するので誤判定を抑制することができる。
また、請求項2に示すように、第1温度検出部と第1比較部、もしくは、第2温度検出部と第2比較部の一方の異常を検出する異常検出部を備え、過熱判定部は、異常検出部にて異常が検出された場合は、他方の温度検出信号のみが閾値に達したことによって、被検出体が過熱状態であると判定するようにしてもよい。
上述のように第1温度検出部及び第2温度検出部から出力された温度検出信号が共に閾値に達した場合のみ過熱状態であると判定すると、一方の温度検出部と比較部に異常が生じた場合、過熱と判定すべき状態でありながら過熱と判定しないという誤判定をしてしまう可能性がある。しかしながら、請求項2に示すようにすることによって、このような誤判定を抑制することができる。
また、請求項3に示すように、第1温度検出部及び第2温度検出部には、同一の温度検出素子を備えるようにしてもよい。
このようにすることによって、製造バラツキを抑えることができるので、製造バラツキによる検出精度の低下を抑制することができる。
しかしながら、請求項4に示すように、第1温度検出部及び第2温度検出部には、異なる温度検出素子を備えるようにしてもよい。
また、請求項5に示すように、二つの被検出体が隣り合って配置される場合、二つの被検出体それぞれに温度特性が異なる第1温度検出部及び第2温度検出部を設けるようにしてもよい。また、請求項6に示すように、第1温度検出部及び前記第2温度検出部において、同じ温度特性である一方に設けられる温度検出素子は、二つの被検出体の間に配置されるようにしてもよい。

このようにすることによって、二つの被検出体の間に配置された一つの温度検出素子を共通に用いやすくすることができる。
本実施の形態における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。 本実施の形態における過熱検出回路の温度検出素子の配置を示すイメージ図である。 (a)、(b)は、本実施の形態における過熱検出回路の温度検出回路の温度特性を示すグラフである。 変形例1における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。 (a)、(b)は、変形例1における過熱検出回路の温度検出回路の温度特性を示すグラフである。 変形例2における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。 変形例3における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。 変形例4における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。 変形例4における低電圧検出回路の概略構成を示す回路図である。 変形例4における低電圧検出回路の特性を示すグラフである。 変形例4における温度検出回路20の特性を示すグラフである。 (a)〜(c)は、変形例5における過熱検出回路の温度検出素子の配置を示すイメージ図及び温度特性を示すグラフである。 (a)〜(c)は、変形例6における過熱検出回路の温度検出素子の配置を示すイメージ図及び温度特性を示すグラフである。
以下、本発明に係る過熱検出回路について図1乃至図3を参照しながら説明する。
本実施の形態における過熱検出回路は、例えば、パワーMOSトランジスタなどの被検出体の過熱状態を検出するものである。なお、本実施の形態においては、被検出体としてパワーMOSトランジスタ(以下、MOSとも称する)を採用した例を用いて説明する。
この過熱検出回路は、図1に示すように、MOS100の温度を検出する二つの温度検出回路10、20と、二つの温度検出回路10、20による検出結果に基づいてMOS100が過熱状態であることを判定するAND回路30(過熱判定部)とを備える。
温度検出回路10は、図1に示すように、電源とグランドとの間に直列に接続された基準電圧(閾値、例えば約0.4V)を生成するための抵抗11、12と、本発明の第1温度検出部に相当するものであり電源とグランドとの間に直列に接続された定電流源13とダイオード(温度検出素子)14(電源側から定電流源13、ダイオード14の順で配置)と、本発明の第1比較部に相当するものであり基準電圧とダイオード14の順方向電圧(温度検出信号)とを比較するコンパレータ15(第1比較部)とを備える。なお、基準電圧は、被検出体であるMOS100の許容温度に基づいて設定されるものである。
この温度検出回路10におけるダイオード14は、図3(a)に示すように、例えば、−2mV/℃の負の温度特性(負特性)を有するものである。そして、温度検出回路10においては、MOS100の温度が上がるとダイオード14の順方向電圧が下がってきて、その順方向電圧が基準電圧に達すると(閾値以下になると)、順方向電圧が基準電圧に達したことを示す信号をコンパレータ15が出力する。換言すると、温度検出信号が閾値に達すると、MOS100が過熱状態であることを示す信号を出力する。
温度検出回路20は、図1に示すように、電源とグランドとの間に直列に接続された基準電圧(閾値、例えば約0.8V)を生成するための抵抗21、22と、本発明の第2温度検出部に相当するものであり電源とグランドとの間に直列に接続された定電流源23とツェナーダイオード(温度検出素子)24(電源側から定電流源23、ツェナーダイオード24の順で配置)と、本発明の第2比較部に相当するものであり基準電圧とツェナーダイオード24の逆方向電圧(温度検出信号)とを比較するコンパレータ25(第2比較部)とを備える。なお、基準電圧は、被検出体であるMOS100の許容温度に基づいて設定されるものである。
この温度検出回路20におけるツェナーダイオード24は、図3(b)に示すように、例えば、4mV/℃の正の温度特性(正特性)を有するものである。そして、温度検出回路20においては、MOS100の温度が上がるとツェナーダイオード24の逆方向電圧が上がってきて、その逆方向電圧が基準電圧に達すると(閾値以上になると)、逆方向電圧が基準電圧に達したことを示す信号をコンパレータ25が出力する。換言すると、温度検出信号が閾値に達すると、MOS100が過熱状態であることを示す信号を出力する。
また、図2に示すように、温度検出回路10及び温度検出回路20に設けられるダイオード14及びツェナーダイオード24は、MOS100に隣り合う位置に配置される。さらに、ダイオード14及びツェナーダイオード24は、MOS100の近く(例えば、MOS100の端子間)に配置すると温度検出の精度がいいので望ましい。
そして、AND回路30は、コンパレータ15及びコンパレータ25における比較において、ダイオード14の温度特性に基づいて出力された温度検出信号及びツェナーダイオード24の温度特性に基づいて出力された温度検出信号が共(同時)に閾値に達した場合のみMOS100が過熱状態であることを示す信号を出力する。
このようにすると、ノイズなどによってダイオード14及びツェナーダイオード24の特性が変化した場合であっても、一方では閾値に達しやすい方に特性が変化するのに対して、他方では閾値に達しにくい方に特性が変化するので誤判定を抑制することができる。
つまり、ダイオード14及びツェナーダイオード24の特性が下側に振れた場合、温度検出回路10側では誤検出しやすい方向に働くが、温度検出回路20側では誤検出しにくい方向に働くために、過熱状態であると判定しにくくなる。したがって、外部からのノイズに対しての対策となる。一方、ダイオード14及びツェナーダイオード24の特性が上側に振れた場合は、温度検出回路20側では誤検出しやすい方向に働くが、温度検出回路10側では誤検出しにくい方向に働くために、過熱状態であると判定しにくくなる。したがって、上記と同様に外部からのノイズに対しての対策となる。
なお、本実施の形態においては、異なる温度検出素子(ダイオード14とツェナーダイオード24)を用いているためバラツキが異なる。従って、基準電圧は、ダイオード14とツェナーダイオード24のワースト温度を考慮して決定してもよい。例えば、温度検出回路10の方では170±10℃、温度検出回路20の方では150±30℃を考慮して基準電圧を決定する。なお、180℃は、被検出体(ここではMOS100)の許容温度によって決定しているものである。
例えば、温度検出回路10においては、MOS100の温度が180℃になったときにダイオード14の順方向電圧が基準電圧に達するように設定し、温度検出回路20においては、MOS100の温度が150℃になったときにツェナーダイオード24の逆方向電圧が基準電圧に達するように設定する。このような場合、MOS100の温度が上がっていくと、温度検出回路20側において温度検出信号が閾値に達する。その後、MOS100の温度がさらに上昇すると、温度検出回路10側において温度検出信号が閾値に達することとなる。つまり、温度検出回路20は、MOS100の温度を検出する温度検出回路10の検出結果を有効にするか否かを許可する許可回路とみなすこともできる。
(変形例1)
また、上述の実施の形態においては、異なる温度検出素子(ダイオード14とツェナーダイオード24)を用いる例を採用して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく同一の温度検出素子を用いてもよい。変形例1においては、同一の温度検出素子を用いた例を採用して説明する。図4は、変形例1における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。図5(a)、(b)は、変形例1における過熱検出回路の温度検出回路の温度特性を示すグラフである。なお、変形例1においては、上述の実施の形態と同等な箇所に関しての説明は省略し、異なる点を重点的に説明する。
図4に示すように、温度検出回路20aは、本発明の第2温度検出部に相当するものであり電源とグランドとの間に直列に接続されたダイオード(温度検出素子)24aと定電流源23a(電源側からダイオード24a、定電流源23aの順で配置)とを備える。
この温度検出回路20aにおけるダイオード24aは、図5(b)に示すように、例えば、2mV/℃の正の温度特性(正特性)を有するものである。そして、温度検出回路20aにおいては、MOS100の温度が上がるとダイオード24aの逆方向電圧が上がってきて、その逆方向電圧が基準電圧に達すると(閾値以上になると)、逆方向電圧が基準電圧に達したことを示す信号を出力する。換言すると、温度検出信号が閾値に達すると、MOS100が過熱状態であることを示す信号を出力する。なお、図5(a)は、温度検出回路10における温度特性を示すグラフである。
このようにすることによって、製造バラツキを抑えることができるので、製造バラツキによる検出精度の低下を抑制することができる。
(変形例2)
次に、他の温度検出素子を採用した変形例2について説明する。図6は、変形例2における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。なお、変形例2においては、上述の実施の形態と同等な箇所に関しての説明は省略し、異なる点を重点的に説明する。
図6に示すように、温度検出回路20bは、本発明の第2温度検出部に相当するものであり電源とグランドとの間に直列に接続された定電流源23bと抵抗(温度検出素子)24b(電源側から定電流源23b、抵抗24bの順で配置)とを備える。このように温度検出素子として抵抗24bを用いた場合であっても本発明の目的は達成できるものである。
(変形例3)
次に、他の温度検出素子を採用した変形例3について説明する。図7は、変形例3における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。なお、変形例3においては、上述の実施の形態と同等な箇所に関しての説明は省略し、異なる点を重点的に説明する。
図7に示すように、温度検出回路20cは、本発明の第2温度検出部に相当するものであり電源とグランドとの間に直列に接続された定電流源23cとMOSトランジスタ(温度検出素子)24c(電源側から定電流源23c、MOSトランジスタ24cの順で配置)とを備える。このように温度検出素子としてMOSトランジスタ24cを用いた場合であっても本発明の目的は達成できるものである。
(変形例4)
上述のような過熱検出回路の場合、一方の温度検出回路(温度検出回路10もしくは温度検出回路20)に異常(例えば、供給される電源の電圧低下)が生じた場合、過熱と判定すべき状態でありながら過熱と判定しないという誤判定をしてしまう可能性がある。そこで、このような誤判定を抑制することを目的とした変形例4について説明する。図8は、変形例4における過熱検出回路の概略構成を示す回路図である。図9は、変形例4における低電圧検出回路の概略構成を示す回路図である。図10は、変形例4における低電圧検出回路の特性を示すグラフである。図11は、変形例4における温度検出回路20の特性を示すグラフである。
なお、図8においては、上述の実施の形態における図1と相当する回路であり、その図1に示される回路に対して低電圧検出回路40とロジック回路50とを追加したものである。つまり、図8に示される回路は、低電圧検出回路40とロジック回路50以外(例えば、温度検出回路10、温度検出回路20など)は図1に示される回路と同等である。
図8に示すように、変形例4における過熱検出回路は、温度検出回路10、温度検出回路20、AND回路に加えて、本発明の異常検出部に相当する低電圧検出回路40、ロジック回路50を備える。
低電圧検出回路40は、温度検出回路20の電源VBの電圧低下を検出するものである。換言すると、電源VBの電圧が低下して、温度検出回路20(ツェナーダイオード24、コンパレータ25など)に異常が生じているか否かを検出するものである。この低電圧検出回路40は、図9に示すように、電源VBとグランド間に直列に配置された抵抗51、ツェナーダイオード52、抵抗53(電源VB側からこの順番で配置)と、一方の端子が電源VCに接続され、他方の端子がトランジスタ55のコレクタに接続された抵抗54と、一方のコレクタが抵抗54の端子に接続される共に、エミッタがグランドに接続されたトランジスタ55とを備える。また、トランジスタ55のベースは、ツェナーダイオード52と抵抗53との間に接続される。
図11に示すように、電源VBの電圧の低下によって温度検出回路20のA点の電圧が低下する。そこで、図10に示すように、低電圧検出回路40にて電源VBの電圧が所定の電圧(例えば、10V)以下である場合(異常が検出された場合)は、温度検出回路20からの信号を無効化する。つまり、温度検出回路10からの信号のみでMOS100が過熱状態であると判定する。
ここで、電源VBが所定の電圧以下である場合の過熱検出回路の処理動作を説明する。低電圧検出回路40は、電源VBが所定の電圧以下であることを示す信号を出力する。温度検出回路10においては、MOS100の温度が上がってダイオード14の順方向電圧が基準電圧に達すると(閾値以下になると)、順方向電圧が基準電圧に達したことを示す信号をコンパレータ15が出力する。一方、温度検出回路20においては、MOS100の温度が許容温度まで上がっているにも関わらず、ツェナーダイオード24の逆方向電圧が基準電圧(閾値)に達しにくく、コンパレータ25から逆方向電圧が基準電圧に達したことを示す信号が出力されないことがある。
そして、低電圧検出回路40から電源VBが所定の電圧以下であることを示す信号が出力されている間は、ロジック回路50へは、コンパレータ15における比較において、ダイオード14の温度特性に基づいて出力された温度検出信号が閾値に達したことのみによってMOS100が過熱状態であることを示す信号が出力される。
このようにすることによって、一方の温度検出回路に異常が生じた場合に、MOS100が過熱状態であるにも関わらず、過熱状態でないと判定するような誤判定を抑制することができる。
(変形例5)
次に、過熱検出回路の変形例5について説明する。図12(a)〜(c)は、変形例5における過熱検出回路の温度検出素子の配置を示すイメージ図及び温度特性を示すグラフである。なお、図12(a)は、二つのMOS110、120を平面的に隣り合うように配置した場合の図面である。一方、図12(b)は、ソース、ドレインを共通にした二つのMOS110、120を平面的に隣り合うように配置した場合の図面である。
図12(a)、(b)に示すように、二つのMOS110、120が隣り合って配置される場合、一方の温度検出素子である一つのツェナーダイオード24をMOS110、120の間に配置する。つまり、各MOS110、120のそれぞれ対して過熱検出回路を設けた場合、各過熱検出回路のダイオード14、ツェナーダイオード24を含む第1温度検出部、第2温度検出部において、同じ温度特性である一方に設けられる温度検出素子(ここでは、ツェナーダイオード24)は、二つのMOS110、120の間に配置する。なお、他方の温度検出素子である二つのダイオード14は、ツェナーダイオード24とは異なる位置であり、MOS110、120に隣り合う位置に配置する。さらに、ダイオード14は、MOS110、120の近くに配置すると温度検出の精度がいいので望ましい。なお、図12(c)に示すように、図12(a)、(b)に示すようにダイオード14及びツェナーダイオード24を配置した場合であっても熱伝播遅れはほとんどない。
このようにすることによって、二つのMOS110、120の間に配置したツェナーダイオード24を二つの過熱検出回路で共通に用いやすくすることができるので好ましい。
(変形例6)
なお、変形例6に示すように、ツェナーダイオード24は、被検出体であるMOSの近くに配置しなくてもよい。図13(a)〜(c)は、変形例6における過熱検出回路の温度検出素子の配置を示すイメージ図及び温度特性を示すグラフである。
図13(a)に示すように、ダイオード14をMOS100の近く(例えば、MOS100の端子間)に配置し、ツェナーダイオード24をMOS100から離れた位置(例えば、MOS100の端子間以外)に配置してもよい。また、図13(b)に示すように、各MOS110、120のそれぞれ対して過熱検出回路を設けて、二つの過熱検出回路でツェナーダイオード24を共通に用いる場合であっても、ダイオード14はMOS110、120の近く(例えば、MOS110、MOS120の端子間)に配置し、ツェナーダイオード24は各MOS110、MOS120から離れた位置に配置してもよい。つまり、ツェナーダイオード24はMOS110とMOS120との間に配置しなくてもよい。
このように、ツェナーダイオード24をMOS100、110、120から離れた位置に配置した場合、図13(c)に示すように、熱伝播遅れが生じる。しかし、この熱伝播遅れを考慮した温度に設定すれば、ツェナーダイオード24は、被検出体であるMOSの近くに配置しなくてもよい。したがって、レイアウトの自由度が増すので好ましい。
なお、上述の変形例1〜変形例6は、適宜他の変形例と組み合わせて実施することも可能である。
10、20・・・温度検出回路
30・・・AND回路
11、12・・・抵抗
13・・・定電流源
14・・・ダイオード
15・・・コンパレータ
21、22・・・抵抗
23・・・定電流源
24・・・ツェナーダイオード
25・・・コンパレータ
100・・・MOS

Claims (6)

  1. 被検出体の過熱状態を検出する過熱検出回路であって、
    前記被検出体の温度に応じた温度検出信号を出力する第1温度検出部と、
    前記第1温度検出部が出力する温度検出信号と閾値とを比較する第1比較部と、
    前記被検出体の温度に応じた温度検出信号を出力するものであり、前記第1温度検出部とは温度特性が異なる第2温度検出部と、
    前記第2温度検出部が出力する温度検出信号と閾値とを比較する第2比較部と、
    前記第1比較部及び前記第2比較部における比較において、前記第1温度検出部が出力する温度検出信号及び前記第2温度検出部が出力する温度検出信号が共に閾値に達した場合のみ前記被検出体が過熱状態であると判定する過熱判定部と、
    を備えることを特徴とする過熱検出回路。
  2. 前記第1温度検出部と前記第1比較部、もしくは、前記第2温度検出部と前記第2比較部の一方の異常を検出する異常検出部を備え、
    前記過熱判定部は、前記異常検出部にて異常が検出された場合は、他方の温度検出信号のみが閾値に達したことによって、前記被検出体が過熱状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載の過熱検出回路。
  3. 前記第1温度検出部及び前記第2温度検出部には、同一の温度検出素子を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の過熱検出回路。
  4. 前記第1温度検出部及び前記第2温度検出部には、異なる温度検出素子を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の過熱検出回路。
  5. 二つの被検出体が隣り合って配置される場合、二つの前記被検出体それぞれに温度特性が異なる前記第1温度検出部及び前記第2温度検出部を設けることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の過熱検出回路。
  6. 二つの前記被検出体それぞれに設けられた前記第1温度検出部及び前記第2温度検出部において、同じ温度特性である一方に設けられる温度検出素子は、二つの前記被検出体の間に配置されることを特徴とする請求項に記載の過熱検出回路。
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