JP6028666B2 - 過昇温検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体素子の過昇温を検出する過昇温検出装置に関するものである。
従来、半導体素子の過昇温を検出する過昇温検出装置の一例として特許文献1に開示された半導体装置がある。
特許文献1の半導体装置は、半導体素子(パワー素子としてのIGBTチップ)と、駆動回路(制御素子としてのICチップ)とを含む。駆動回路は、半導体素子の作動を制御するもので、ワイヤにより半導体素子に接続されている。一方、半導体素子は、感温ダイオードを内蔵している。この感温ダイオードは、半導体素子の温度を検出し、それに対応する電圧を、ワイヤを介して駆動回路(コンパレータ)に送る。そして、駆動回路は、感温ダイオードに発生する電圧の温度特性から半導体素子の過昇温を検出する。
特開2006−19700号公報
ところで、感温ダイオードと駆動回路とを接続しているワイヤは、ノイズが重畳しやすい。ワイヤにノイズが重畳した場合、ワイヤを介して感温ダイオードから駆動回路に送られる電圧値が変動することになる。このように電圧値が変動した場合、駆動回路が電圧値に基づいて算出した半導体素子の温度と、実際の半導体素子の温度とにズレが生じる。このため、上述の半導体装置は、駆動回路による、半導体素子の過昇温検出の検出精度が低下する可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、半導体素子の過昇温を検出する際の検出精度が低下することを抑制できる過昇温検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
半導体素子(10)と、半導体素子を駆動するものであり半導体素子と隣り合って設けられた駆動回路(20)とを備えた半導体装置における半導体素子の過昇温を検出する過昇温検出装置であって、
半導体素子に設けられており、ワイヤ(30)を介して半導体素子の温度に対応する第1温度信号を駆動回路に出力する第1感温素子(11)と、
駆動回路に設けられており、半導体素子から熱が伝達された駆動回路の温度に対応する第2温度信号を出力する第2感温素子(21)と、
駆動回路に設けられており、ワイヤにノイズが重畳しているか否かを判定するノイズ判定部(26a〜26d)と、
駆動回路に設けられており、ノイズ判定部によってノイズが重畳していないと判定されている場合は、第1温度信号に基づいて半導体素子が過昇温であるか否かを判定し、ノイズ判定部によってノイズが重畳していると判定されている場合は、第2温度信号に基づいて半導体素子が過昇温であるか否かを判定する過昇温判定部(24,25,28)と、を備えることを特徴とするものである。
このように、本発明は、ノイズ判定部を設けることによって、第1感温素子から出力された第1温度信号がノイズの影響を受けているのか否かを検出することができる。
そこで、本発明は、ノイズ判定部によって、ワイヤにノイズが重畳していないと判定されている場合、第1温度信号に基づいて半導体素子の過昇温を検出する。この第1温度信号は、半導体素子に設けられている第1感温素子が出力する信号である。このため、過昇温検出装置は、精度良く半導体素子の過昇温を検出することができる。
また、本発明は、ノイズ判定部によって、ワイヤにノイズが重畳していると判定されている場合、第2温度信号に基づいて半導体素子の過昇温を検出する。この第2温度信号は、駆動回路に設けられている第2感温素子が出力する信号である。駆動回路は、半導体素子と隣り合って設けられているため、半導体素子が発した熱が伝達される。よって、第2感温素子は、半導体素子から熱が伝達された駆動回路の温度に対応する第2温度信号を出力することになる。また、第2感温素子は、過昇温判定部と共に、駆動回路に設けられているものである。このため、第2温度信号は、ワイヤにノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響を受けにくい。
よって、本発明は、ワイヤにノイズが重畳した場合であっても、第2温度信号に基づいて半導体素子の過昇温を検出するので、半導体素子の過昇温を検出する際の検出精度が低下することを抑制できる。つまり、本発明は、ワイヤにノイズが重畳した場合、ノイズによって変動した第1温度信号ではなく、ノイズの影響を受けにくい第2温度信号に基づいて半導体素子の過昇温を検出するので、検出精度が低下することを抑制できる。
なお、第1温度信号は、ワイヤを介して半導体素子から駆動回路に送信される。一方、第2温度信号は、駆動回路に設けられている第2感温素子が出力する信号である。よって、ワイヤにノイズが重畳した場合、第1温度信号はノイズによって変動するが、第2温度信号は変動しない。このため、ワイヤにノイズが重畳することによって、第1温度信号と第2温度信号との差分が変動することになる。
そこで、ノイズ判定部(26a,26d)は、第1温度信号と第2温度信号との差分が所定値以上である場合、ワイヤにノイズが重畳していると判定するようにしてもよい。このようにすることで、ワイヤにノイズが重畳しているか否かを判定することができる。
実施形態における半導体装置の概略構成を示す断面図である。 実施形態における半導体装置の概略構成を示す回路図である。 第1感温素子と第2感温素子で検出した温度と時間との関係を示すグラフである。 ワイヤにノイズが重畳した場合の温度と時間との関係を示すグラフである。 変形例1における半導体装置の概略構成を示す回路図である。 変形例2における半導体装置の概略構成を示す回路図である。 第1感温素子と第2感温素子で検出した温度の差分と時間との関係を示すグラフである。 差分の傾きと時間との関係を示すグラフである。 変形例3における半導体装置の概略構成を示す回路図である。 変形例4における半導体装置の概略構成を示す断面図である。 変形例5における半導体装置の概略構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図1〜図4を用いて説明する。本発明は、半導体素子10と、半導体素子10を駆動するものであり半導体素子10と隣り合って設けられた駆動回路20とを備えた半導体装置における半導体素子10の過昇温を検出する過昇温検出装置である。
この半導体素子10と駆動回路20とは、図1に示すように、積層されて上下に隣り合って設けられている。つまり、半導体装置は、半導体素子10と駆動回路20とが積層されたスタック構造をなすものである。この半導体素子10と駆動回路20とは、例えば接着シート40を介して接続されている。さらに、駆動回路20は、例えば接続部材60を介して台座50上に配置されている。なお、台座50は、例えばリードフレーム等を採用することができる。このように、本実施形態の過昇温検出装置は、半導体素子10と駆動回路20とが積層された半導体装置における半導体素子10の過昇温を検出するものである。
なお、本実施形態では、半導体素子10上に駆動回路20を配置した例を採用している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。駆動回路20上に半導体素子10が配置されていてもよい。つまり、半導体素子10と駆動回路20とは、体格が大きい方を下側に配置すると好ましい。
まず、半導体素子10の構成に関して説明する。半導体素子10は、IGBTやパワーMOSなどのパワー素子を含むものである。この半導体素子10は、例えばスイッチング動作等によりアクチュエータを駆動するものである。ただし、本発明は、これに限定されるものではない。
この半導体素子10は、図1に示すように、第1感温素子11が設けられている。言い換えると、半導体素子10は、第1感温素子11が内蔵されている。ここでは、第1感温素子11として、感温ダイオードを採用している。この第1感温素子11は、ワイヤ30を介して、駆動回路20と電気的に接続されている。また、第1感温素子11は、ワイヤ30を介して、駆動回路20に設けられた第1定電流源23から定電流が供給される構成となっている。
第1感温素子11は、定電流が供給されると、半導体素子10の温度に対応する第1温度信号(電圧値)を、ワイヤ30を介して駆動回路20に出力する。つまり、第1感温素子11は、定電流が供給されると、半導体素子10の温度に応じた電圧を発生するので、この電圧値を第1温度信号として駆動回路20に出力することになる。より具体的には、第1感温素子11は、駆動回路20に設けられた第2コンパレータ25及び第3コンパレータ26aに第1温度信号を出力する。このように、半導体素子10には、半導体素子10の温度を検知するための第1感温素子11が設けられている。
なお、このワイヤ30は、通常、半導体基板内に設けられた配線などに比べてノイズが重畳しやすい。また、以下の説明においては、ワイヤ30にノイズが重畳している状態をノイズ発生時、ワイヤ30にノイズが重畳していない状態を通常時と称することもある。
次に、駆動回路20の構成及び処理動作に関して説明する。駆動回路20は、例えば外部からの信号により半導体素子10を駆動する(オンさせたり、オフさせたりする)回路である。つまり、駆動回路20は、例えば制御ICチップと言い換えることもできる。
この駆動回路20は、図1に示すように、第2感温素子21、第2定電流源22、第1定電流源23が設けられている。言い換えると、駆動回路20は、第2感温素子21、第2定電流源22、第1定電流源23が内蔵されている。また、図2に示すように、駆動回路20は、第1コンパレータ24、第2コンパレータ25、第3コンパレータ26a、第1抵抗27a、第2抵抗27b、判定回路28などの回路部を備えて構成されている。さらに、駆動回路20は、ワイヤ30にノイズが重畳しているか否かを判定するノイズ判定機能(ノイズ判定部)と、半導体素子10が過昇温であるか否かを判定する過昇温判定機能(過昇温判定部)と、を備えていると言い換えることもできる。
第2感温素子21は、駆動回路20に設けられた第2定電流源22から定電流が供給される構成となっている。そして、第2感温素子21は、定電流が供給されると、駆動回路20の温度に対応する第2温度信号(電圧値)を出力する。つまり、第2感温素子21は、定電流が供給されると、駆動回路20の温度に応じた電圧を発生するので、この電圧値を第2温度信号として出力することになる。より具体的には、第2感温素子21は、駆動回路20に設けられた第1コンパレータ24に第2温度信号を出力する。
ところで、駆動回路20は、上述のように、半導体素子10と隣り合って設けられている。よって、駆動回路20には、半導体素子10が発した熱が伝達される。また、半導体素子10の発熱部(パワー素子)と第1感温素子11とは、半導体素子10の内部における異なる位置に設けられている。このため、半導体素子10が発熱した時の温度分布は、図3に示すように、半導体素子10の発熱部>半導体素子10の第1感温素子11>駆動回路20の第2感温素子21の関係にある。言い換えると、半導体素子10が発熱したある時間における各部の温度の関係は、半導体素子10の発熱部>半導体素子10の第1感温素子11が設けられている部位>駆動回路20の第2感温素子21が設けられている部位となる。なお、図3は、過渡時(半導体素子10の温度が瞬間的に上昇した時)の各部における温度変化の関係を示すグラフである。
第1感温素子11と第2感温素子21がこのような温度分布になるのは、半導体素子10と駆動回路20とが接着シート40を介して接続されているためである。つまり、半導体素子10から駆動回路20への熱伝達は、接着シート40によって抑えられている。
このように、半導体素子10の発熱部と、第1感温素子11が設けられている部位と、第2感温素子21が設けられている部位とでは、多少の温度差はあるものの、同じ傾向で温度変化する。従って、第2感温素子21は、半導体素子10から熱が伝達された状態の駆動回路20の温度に対応する第2温度信号を出力することになる。つまり、駆動回路20には、半導体素子10の温度を間接的に検知するための第2感温素子21が設けられていると言い換えることができる。
半導体素子10と駆動回路20は、共に半導体素子10の温度を検知するための感温素子(11,21)が設けられている。また、第1感温素子11は、ワイヤ30を介して、第1温度信号を駆動回路20に出力する。つまり、駆動回路20は、自身に設けられた第2感温素子21からの第2温度信号に基づいて駆動回路20の温度を検知すると共に、半導体素子10に設けられた第1感温素子11からの第1温度信号に基づいて半導体素子10の温度を検知する。言い換えると、駆動回路20は、第2温度信号に基づいて半導体素子10の温度を間接的に検知すると共に、第1温度信号に基づいて半導体素子10の温度を検知する。
なお、ワイヤ30にノイズが重畳したことによって、発熱部の温度や第2感温素子21から出力される第2温度信号は変動しないが、ワイヤ30を介して第1感温素子11から駆動回路20に送られる第1温度信号は変動する(正側と負側に振れる)。よって、ワイヤ30にノイズが重畳した場合、図4に示すように、発熱部の温度や第2温度信号が示す温度は変動しないが、第1温度信号が示す温度は変動することになる。
このように、ワイヤ30にノイズが重畳した場合、第1温度信号は、半導体素子10の実際の温度は高温時保護温度に達していないにもかかわらず、高温時保護温度を超えた温度を示すことがありうる。言い換えると、ワイヤ30にノイズが重畳した場合、第1温度信号と第2温度信号との差分は、通常時における第1温度信号と第2温度信号との差分と異なる可能性がある。
ここで、図2を用いて、駆動回路20の回路部に関して説明する。まず、第1コンパレータ24は、第1感温素子11の所定温度を検出するものである。第1コンパレータ24は、一方の入力端子に基準電圧V1が印加されており、他方の入力端子に第1感温素子11が接続されている。そして、第1コンパレータ24は、出力端子が判定回路28に接続されている。
この基準電圧V1は、半導体素子10の高温時保護温度に対応する値である。よって、第1温度信号が基準電圧V1に達していない場合は、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達しておらず、半導体素子10が正常に動作可能とみなすことができる。一方、第1温度信号が基準電圧V1に達した場合は、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達しており、半導体素子10が正常に動作できない可能性があるとみなすことができる。また、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達した場合、半導体素子10が過昇温であるとみなすことができる。
そして、第1コンパレータ24は、第1温度信号が基準電圧V1に達した場合、半導体素子10が高温保護温度に達したことを示す過昇温感知信号を判定回路28に出力し、第1温度信号が基準電圧V1に達していない場合、過昇温感知信号を出力しない。言い換えると、第1コンパレータ24は、第1温度信号が基準電圧V1に達していない状態から第1温度信号が基準電圧V1に達した場合に出力信号が切替わる。同様に、第1コンパレータ24は、第1温度信号が基準電圧V1に達している状態から第1温度信号が基準電圧V1に達しなくなった場合に出力信号が切替わる。なお、基準電圧V1には、ヒステリシスを持たせてもよい。このようにすることによって、僅かな(誤差程度の)ノイズなどによって出力が頻繁に切替わることを抑制することができる。
よって、第1コンパレータ24の出力によって、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達しているか否かを判定することができる。言い換えると、第1コンパレータ24の出力によって、半導体素子10が過昇温(半導体素子10の温度が過昇温)であるか否かを判定することができる。
第2コンパレータ25は、第2感温素子21の所定温度を検出するものである。第2コンパレータ25は、一方の入力端子に基準電圧V2が印加されており、他方の入力端子に第2感温素子21が接続されている。そして、第2コンパレータ25は、出力端子が判定回路28に接続されている。
この基準電圧V2は、図3や図4に示すような半導体素子10と駆動回路20との温度差を見越して設定された、半導体素子10の高温時保護温度に対応する値である。基準電圧V2は、駆動回路20の温度が、基準電圧V2が示す温度に達すると、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達しているとみなすことができる値である。よって、基準電圧V2は、基準電圧V1よりも小さい値である。つまり、基準電圧V2が示す温度は、基準電圧V1が示す温度よりも低い。
よって、第2温度信号が基準電圧V2に達していない場合は、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達しておらず、半導体素子10が正常に動作可能とみなすことができる。一方、第2温度信号が基準電圧V2に達した場合は、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達しており、半導体素子10が正常に動作できない可能性があるとみなすことができる。
そして、第2コンパレータ25は、第2温度信号が基準電圧V2に達した場合、半導体素子10が高温保護温度に達したことを示す過昇温感知信号を判定回路28に出力し、第2温度信号が基準電圧V2に達していない場合、過昇温感知信号を出力しない。言い換えると、第2コンパレータ25は、第2温度信号が基準電圧V2に達していない状態から第2温度信号が基準電圧V2に達した場合に出力信号が切替わる。同様に、第2コンパレータ25は、第2温度信号が基準電圧V2に達している状態から第2温度信号が基準電圧V2に達しなくなった場合に出力信号が切替わる。なお、基準電圧V2には、ヒステリシスを持たせてもよい。このようにすることによって、僅かな(誤差程度の)ノイズなどによって出力が頻繁に切替わることを抑制することができる。
よって、第2コンパレータ25の出力によって、半導体素子10の温度が高温時保護温度に達しているか否かを判定することができる。言い換えると、第2コンパレータ25の出力によって、半導体素子10が過昇温であるか否かを判定することができる。
第3コンパレータ26aは、ワイヤ30にノイズが重畳しているか否かを判定するためのものである(ノイズ判定部)。第3コンパレータ26aは、一方の入力端子に第1温度信号を抵抗分割した抵抗分割値が入力され、他方の入力端子に第2温度信号が入力される。このように、第3コンパレータ26aは、第1温度信号の抵抗分割値と、第2温度信号とを比較するものである。なお、第3コンパレータ26aは、他方の入力端子に第2温度信号を抵抗分割した抵抗分割値が入力されるようにしてもよい。つまり、第3コンパレータ26aは、第1温度信号の抵抗分割値と、第2温度信号の抵抗分割値とを比較するものであっても採用することができる。
抵抗分割値は、第1温度信号を第1抵抗27aと第2抵抗27bとで抵抗分割した値である。抵抗分割値は、一例として、通常時に第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときに、通常時に第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの第2温度信号が示す温度を目安に設定することができる。つまり、抵抗分割値は、通常時に第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときに、通常時に第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの第2温度信号が示す温度に基づいて設定された値を採用することができる。以下、通常時に、第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの第2温度信号に基づいた値を設定値とも称する。
この設定値は、詳述すると、通常時に、第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの第2温度信号が示す温度(値)を採用することができる。しかしながら、設定値は、通常時に、第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの第2温度信号が示す温度(値)に限定されるものではない。設定値は、例えば、通常時に、第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの第2温度信号が示す温度から少し下側に設定し、通常時に第2温度信号が示す温度を超えない値とすると好ましい。
このように抵抗値を設定する際には、予め設定値を確認しておく。そして、通常時に第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときに、抵抗分割値が設定値となるにように、第1抵抗27aの抵抗値と第2抵抗27bの抵抗値とを設定しておく。また、この抵抗分割値は、通常時、第2温度信号よりも小さい値である。
また、第1温度信号は、ワイヤ30を介して半導体素子10から駆動回路20に送信される。更に、抵抗分割値は、第1温度信号を第1抵抗27aと第2抵抗27bとで抵抗分割した値である。このため、抵抗分割値は、半導体素子10の温度に伴って変化するとともに、ワイヤ30にノイズが重畳することでも変化する。つまり、抵抗分割値は、ワイヤ30に重畳したノイズによって第1温度信号が変化すると、通常時とは異なる値になる。
一方、第2温度信号は、駆動回路20に設けられている第2感温素子21が出力する信号である。よって、ワイヤ30にノイズが重畳した場合、第1温度信号はノイズによって変動するが、第2温度信号は変動しない。このため、ワイヤ30にノイズが重畳することによって、第1温度信号と第2温度信号との差分が変動することになる。
よって、抵抗分割値が第2温度信号よりも小さい場合、第1温度信号と第2温度信号との差分は所定値以上ではなく、ワイヤ30にノイズは重畳していないとみなすことができる。一方、抵抗分割値が第2温度信号よりも大きい場合、第1温度信号と第2温度信号との差分が所定値以上であり、ワイヤ30にノイズが重畳しているとみなすことができる。つまり、抵抗分割値が第2温度信号よりも大きい場合、第1温度信号と第2温度信号との差分は、通常時の第1温度信号と第2温度信号との差分よりも大きく、ワイヤ30にノイズが重畳しているとみなすことができる。
なお、所定値とは、通常時の第1温度信号と第2温度信号との差分よりも大きい値であり、ノイズ発生時に温度が正側に振れた際の第1温度信号と第2温度信号との差分に相当する値である。よって、所定値は、ワイヤ30にノイズが重畳したこととみなせる程度の値である。
そして、第3コンパレータ26aは、抵抗分割値が第2温度信号に達した場合、ワイヤ30にノイズが重畳したことを示すノイズ感知信号を判定回路28に出力する。また、第3コンパレータ26aは、抵抗分割値が第2温度信号に達していない場合、ノイズ感知信号を出力しない。言い換えると、第3コンパレータ26aは、抵抗分割値が第2温度信号に達していない状態から抵抗分割値が第2温度信号に達した場合に出力信号が切替わる。同様に、第3コンパレータ26aは、抵抗分割値が第2温度信号に達している状態から抵抗分割値が第2温度信号に達しなくなった場合に出力信号が切替わる。
更に、第3コンパレータ26aは、抵抗分割値が第2温度信号よりも小さい場合、第1温度信号と第2温度信号との差分は所定値以上ではなく、ワイヤ30にノイズは重畳していないと判定すると言い換えることができる。同様に、第3コンパレータ26aは、抵抗分割値が第2温度信号よりも大きい場合、第1温度信号と第2温度信号との差分が所定値以上であり、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定すると言い換えることができる。このように、本実施形態の第3コンパレータ26aは、第1温度信号と第2温度信号との差分が所定値以上である場合、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定する(ノイズ判定部)。
判定回路28は、3つのコンパレータ24,25,26aの出力を判定するものである。ここで、判定回路28の処理に関して説明する。判定回路28は、第3コンパレータ26aの出力に応じて、温度検出するルート、すなわち半導体素子10が過昇温に達しているか否かを判定するルートを切替える。つまり、判定回路28は、ワイヤ30にノイズが重畳しているか否かによって、半導体素子10が過昇温に達しているか否かを判定するルートを切替える。
判定回路28は、第3コンパレータ26aからノイズ感知信号が出力されていない場合はワイヤ30にノイズが重畳していないとみなして、第1温度信号に基づいて半導体素子10が過昇温であるか否かを判定する。つまり、判定回路28は、通常時は第1コンパレータ24の出力に基づいて、半導体素子10が過昇温であるか否かを判定する。このとき、判定回路28は、第2コンパレータ25の出力をマスクして、第1コンパレータ24の出力を有効とする。そして、判定回路28は、第1コンパレータ24から過昇温感知信号が出力されていない場合、半導体素子10の温度は過昇温ではないと判定し、第1コンパレータ24から過昇温感知信号が出力されている場合、半導体素子10の温度は過昇温であると判定する。
一方、判定回路28は、第3コンパレータ26aからノイズ感知信号が出力されている場合はワイヤ30にノイズが重畳しているとみなして、第2温度信号に基づいて半導体素子10が過昇温であるか否かを判定する。つまり、判定回路28は、ノイズ発生時は第2コンパレータ25の出力に基づいて、半導体素子10が過昇温であるか否かを判定する。このとき、判定回路28は、第1コンパレータ24の出力をマスクして、第2コンパレータ25の出力を有効とする。そして、判定回路28は、第2コンパレータ25から過昇温感知信号が出力されていない場合、半導体素子10の温度は過昇温ではないと判定し、第2コンパレータ25から過昇温感知信号が出力されている場合、半導体素子10の温度は過昇温であると判定する。
なお、判定回路28は、第1温度信号又は第2温度信号に基づいて半導体素子10が過昇温であるか否かを判定し、半導体素子10が過昇温であると判定した場合は過昇温判定信号を出力する。判定回路28は、第1温度信号又は第2温度信号に基づいて半導体素子10が過昇温であるか否かを判定し、半導体素子10が過昇温でないと判定した場合は過昇温判定信号を出力しない。また、駆動回路20は、判定回路28が過昇温判定信号を出力すると、半導体素子10の出力を制御して、半導体素子10の温度を下げる制御を行う。つまり、駆動回路20は、半導体素子10が発熱して、半導体素子10の温度が所定温度(保護温度)を超えた場合、半導体素子10の駆動を制御して、半導体素子10の温度を下げる制御を行う。具体的には、半導体素子10をオンからオフに切替えて、半導体素子10の温度を下げる。
このように、駆動回路20は、ワイヤ30にノイズが重畳していないと判定されている場合、判定回路28が第1コンパレータ24の出力に基づいて半導体素子10が過昇温であるか否かを判定する(過昇温判定部)。また、駆動回路20は、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定されている場合、判定回路28が第2コンパレータ25の出力に基づいて半導体素子10が過昇温であるか否かを判定する(過昇温判定部)。よって、第1コンパレータ24、第2コンパレータ25、判定回路28は、本発明の特許請求の範囲における過昇温判定部に相当するものである。
ここまで説明したように、過昇温検出装置は、第3コンパレータ26a(ノイズ判定部)を設けることによって、第1感温素子11から出力された第1温度信号がノイズの影響を受けているのか否かを検出することができる。
そこで、駆動回路20は、第3コンパレータ26aによって、ワイヤ30にノイズが重畳していないと判定されている場合、第1温度信号に基づいて半導体素子10の過昇温を検出する。この第1温度信号は、半導体素子10に設けられている第1感温素子11が出力する信号である。このため、駆動回路20は、精度良く半導体素子10の過昇温を検出することができる。
また、駆動回路20は、第3コンパレータ26aによって、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定されている場合、第2温度信号に基づいて半導体素子10の過昇温を検出する。この第2温度信号は、駆動回路20に設けられている第2感温素子21が出力する信号である。駆動回路20は、半導体素子10と隣り合って設けられているため、半導体素子10が発した熱が伝達される。よって、第2感温素子21は、半導体素子10から熱が伝達された駆動回路20の温度に対応する第2温度信号を出力することになる。また、第2感温素子21は、過昇温検出部と共に、駆動回路20に設けられているものである。このため、第2温度信号は、ワイヤ30にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響を受けにくい。
よって、駆動回路20は、ワイヤ30にノイズが重畳した場合であっても、第2温度信号に基づいて半導体素子10の過昇温を検出するので、半導体素子10の過昇温を検出する際の検出精度が低下することを抑制できる。つまり、駆動回路20は、ワイヤ30にノイズが重畳した場合、ノイズによって変動した第1温度信号ではなく、ノイズの影響を受けにくい第2温度信号に基づいて半導体素子10の過昇温を検出するので、検出精度が低下することを抑制できる。
また、本実施形態で採用したように、半導体素子10と駆動回路20とを積層して設けることによって、半導体素子10と駆動回路20とを離れさせて配置する場合よりも、半導体素子10が発した熱を駆動回路20に伝達しやすくすることができる。つまり、半導体素子10が発した熱は、半導体素子10と駆動回路20とを離れさせて配置するよりも、半導体素子10と駆動回路20とを積層して設ける方が、駆動回路20に伝達されやすい。よって、第1感温素子11が出力する第1温度信号と、第2感温素子21が出力する第2温度信号との誤差を小さくすることができる。
また、本実施形態における設定値は、上述のように第2温度信号が示す温度から少し下側に設定する場合、適宜設定することができる。例えば、設定値は、第1温度信号の僅かな変化にも反応可能、つまり、第1温度信号の僅かな変化でもワイヤ30にノイズが重畳したと判定可能な値に設定することができる。また、設定値は、第1温度信号の僅かな変化には反応しない、つまり、第1温度信号の僅かな変化ではワイヤ30にノイズが重畳したと判定しないような値に設定することができる。よって、本実施形態では、設定値の値に応じて、第1温度信号の僅かな変化でもワイヤ30にノイズが重畳したと判定するようにもできるし、第1温度信号の僅かな変化ではワイヤ30にノイズが重畳したと判定しないようにもできる。
しかしながら、抵抗分割値は、例えば、通常時に第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの第2温度信号の値を採用することもできる。このようにすることによって、第1温度信号がわずかに変化した程度の第1温度信号と第2温度信号との差分であっても、ワイヤ30にノイズが重畳したと判定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
(変形例1)
本発明は、図5に示す変形例1のように、一方の入力端子に第1感温素子11が接続され、他方の入力端子に第2感温素子21が接続された第4コンパレータ26bを備えるものであってもよい。つまり、変形例1の過昇温検出装置は、第4コンパレータ26bを備えている。
なお、変形例1の過昇温検出装置は、駆動回路20が第4コンパレータ26bを備える点で、上述の実施形態の過昇温検出装置と異なる。この他の点に関しては、変形例1の過昇温検出装置と上述の実施形態の過昇温検出装置とは同じである。よって、変形例1の過昇温検出装置においては、上述の実施形態の過昇温検出装置と同じ構成要素に同じ符号を付与して、説明を省略する。また、変形例1の駆動回路は、上述の駆動回路20と異なる点がある。しかしながら、便宜上、変形例1の駆動回路にも、上述の実施形態と同じ符号20を付与している。
上述のように、通常時における第1温度信号が示す温度と第2温度信号が示す温度との関係は、第1温度信号が示す温度>第2温度信号が示す温度である。しかしながら、図4に示すように、ワイヤ30にノイズが重畳した場合、第1感温素子11が示す温度は正側だけではなく負側にも振れる。よって、ノイズ発生時における第1温度信号が示す温度と第2温度信号が示す温度との関係は、第1温度信号が示す温度<第2温度信号が示す温度となることがある。
そこで、変形例1の過昇温検出装置は、第1温度信号が示す温度<第2温度信号が示す温度であるか否かによって、ワイヤ30にノイズが重畳したか否かを判定する機能を含むものである。変形例1の過昇温検出装置は、ワイヤ30にノイズが重畳したか否かを判定するために、第4コンパレータ26bを備える(ノイズ判定部、正負判定部)。
図5に示すように、第4コンパレータ26bは、第1感温素子11から出力された第1温度信号と、第2感温素子21から出力された第2温度信号とを比較する。つまり、第4コンパレータ26bは、第1温度信号が示す温度と、第2温度信号が示す温度とを比較すると言い換えることができる。
そして、第4コンパレータ26bは、第1温度信号と第2温度信号との大小関係が変化することによって出力が変化(反転)する。上述のように、通常時は、第1温度信号が示す温度>第2温度信号が示す温度である。このため、第4コンパレータ26bは、第1温度信号が示す温度が、第2温度信号が示す温度よりも高い場合は、ワイヤ30にノイズは重畳していないとみなしてノイズ感知信号を出力しない。一方、ノイズ発生時は、第1温度信号が示す温度<第2温度信号が示す温度となることがある。このため、第4コンパレータ26bは、第1温度信号が示す温度が、第2温度信号が示す温度よりも低い場合、ワイヤ30にノイズが重畳しているとみなしてノイズ感知信号を出力する。
このように、変形例1の過昇温検出装置は、第1温度信号が示す温度>第2温度信号が示す温度の場合はワイヤ30にノイズは重畳していないと判定する(ノイズ判定部)。さらに、変形例1の過昇温検出装置は、第1温度信号が示す温度<第2温度信号が示す温度の場合はワイヤ30にノイズが重畳していると判定する(ノイズ判定部)。
言い換えると、第4コンパレータ26bは、第1温度信号が示す温度>第2温度信号が示す温度である状態から第1温度信号が示す温度<第2温度信号が示す温度である状態になると、抵抗分割値が第2温度信号に達した場合に出力信号が切替わる。第4コンパレータ26bは、第1温度信号が示す温度<第2温度信号が示す温度である状態から第1温度信号が示す温度>第2温度信号が示す温度である状態になると、抵抗分割値が第2温度信号に達した場合に出力信号が切替わる。
このように、第4コンパレータ26bを設けることによって、第1温度信号が示す温度が負側に振れた場合であっても、ワイヤ30にノイズが重畳したことを検出することができる。つまり、第1温度信号と第2温度信号との差分が所定値以上でない場合であっても、第1温度信号が示す温度が負側に振れたことで、ワイヤ30にノイズが重畳したことを検出することができる(負側ノイズ検出)。なお、第4コンパレータ26bは、上述の第3コンパレータ26aのように、第1温度信号の抵抗分割値が入力されるようにしてもよい。このようにすることによって、抵抗分割値の設定に応じて、負側ノイズ検出の検出精度を変更することができる。つまり、第1温度信号が示す温度が負側に振れたことで、ワイヤ30にノイズが重畳したことを検出する際の、検出精度を変更することができる。
また、ここでは、上述の実施形態における駆動回路20に第4コンパレータ26bを追加した構成を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、駆動回路20は、第1抵抗27a、抵抗値と第2抵抗27b、第3コンパレータ26aのかわりに、第4コンパレータ26bを備えたものであっても採用することができる。
(変形例2)
本発明は、図6に示す変形例2のように、第3抵抗27c,第4抵抗27d、AD変換回路29a、メモリ29b、ノイズ判定部26cを備えるものであってもよい。変形例2の過昇温検出装置は、上述の実施形態の第1抵抗27a、第2抵抗27b、第3コンパレータ26aは設けられておらず、第3抵抗27c,第4抵抗27d、AD変換回路29a、メモリ29b、ノイズ判定部26cを含む駆動回路20を備えている。この点で、変形例2の過昇温検出装置は、上述の実施形態の過昇温検出装置と異なる。
この他の点に関しては、変形例2の過昇温検出装置と上述の実施形態の過昇温検出装置とは同じである。よって、変形例2の過昇温検出装置においては、上述の実施形態の過昇温検出装置と同じ構成要素に同じ符号を付与して説明を省略する。また、変形例2の駆動回路は、上述の駆動回路20と異なる点がある。しかしながら、便宜上、変形例2の駆動回路にも、上述の実施形態と同じ符号20を付与している。なお、以下の説明及び図面においては、AD変換回路29aをADC29aとも称する。
図3や図7に示すように、半導体素子10の発熱時における各部の温度の関係は、半導体素子10の発熱部>半導体素子10の第1感温素子11が設けられている部位>駆動回路20の第2感温素子21が設けられている部位の関係にある。また、半導体素子10の温度が瞬間的に上昇した場合、熱伝達の原理から、第1感温素子11が示す温度と第2感温素子21が示す温度との差分は広がっていく。
さらに、第1感温素子11が示す温度と第2感温素子21が示す温度との差分の傾きは、発熱部から第1感温素子11までの熱伝達経路の部材、及び発熱部から第2感温素子21までの熱伝達経路の部材から決まり、図8に示すように一定となる。つまり、第1温度信号と第2温度信号との差分の傾きは、図8に示すように一定となる。しかしながら、ワイヤ30にノイズが重畳した場合、第1感温素子11の出力のみが変動する。これによって、図8に示すように、傾きは一定にならず乱れることになる。
そこで、変形例2の過昇温検出装置は、傾きが所定値に達しているか否かによって、ワイヤ30にノイズが重畳したか否かを判定する機能を含むものである。変形例2の過昇温検出装置は、ワイヤ30にノイズが重畳したか否かを判定するために、第3抵抗27c,第4抵抗27d、AD変換回路29a、メモリ29b、ノイズ判定部26cを含む。
ADC29aは、第1感温素子11と第2感温素子21とを第3抵抗27cと第4抵抗27dとで接続した中点が接続されている。そして、ADC29aは、第1温度信号と第2温度信号との差分の値をデジタル値に変換して出力する。また、ADC29aでデジタル値に変換された差分の値は、所定時間毎にメモリ29bに格納される。つまり、メモリ29bは、差分の値のデジタル値であるADC29aの出力値を所定時間毎に記憶する。
なお、第3抵抗27cと第4抵抗27dの割合で、第1温度信号と第2温度信号との差分のレベルが確定する。言い換えると、第3抵抗27cと第4抵抗27dの割合で、第1感温素子11が示す温度と第2感温素子21が示す温度の差分のレベルが確定する。
ノイズ判定部26cは、メモリ29bに記憶された出力値を用いて、所定時間あたりの差分の値の変化量を計算して差分の傾きを算出する。そして、ノイズ判定部26cは、傾きが所定値を超えた場合は、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定して、傾きが所定値を超えていない場合は、ワイヤ30にノイズは重畳していないと判定する。また、ノイズ判定部26cは、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定すると、判定回路28に対してノイズ感知信号を出力し、ワイヤ30にノイズは重畳していないと判定すると、判定回路28に対してノイズ感知信号を出力しない。なお、変形例2における所定値とは、通常時における、第1感温素子11が示す温度と第2感温素子21が示す温度との差分の傾き(つまり、第1温度信号と第2温度信号との差分の傾き)に相当するものである。
この変形例2における過昇温検出装置であっても上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例3)
本発明は、図9に示す変形例3のように、ADC11a,21a、ノイズ判定部26dを備えるものであってもよい。つまり、変形例3の過昇温検出装置は、上述の実施形態における第1コンパレータ24、第2コンパレータ25、第1抵抗27a、第2抵抗27b、第3コンパレータ26aは設けられていない。そのかわりに、変形例3の過昇温検出装置は、ADC11a,21a、ノイズ判定部26cを含む駆動回路20を備えている。この点で、変形例3の過昇温検出装置は、上述の実施形態の過昇温検出装置と異なる。
この他の点に関しては、変形例3の過昇温検出装置と上述の実施形態の過昇温検出装置とは同じである。よって、変形例3の過昇温検出装置においては、上述の実施形態の過昇温検出装置とで同じ構成要素に同じ符号を付与して説明を省略する。また、変形例3の駆動回路は、上述の駆動回路20と異なる点がある。しかしながら、便宜上、変形例3の駆動回路にも、上述の実施形態と同じ符号20を付与している。
第1感温素子11は、ADC11aに接続されており、ADC11aに対して第1温度信号を出力する。そして、ADC11aは、第1温度信号をデジタル値に変換してノイズ判定部26dに出力する。一方、第2感温素子21は、ADC21aに接続されており、ADC21aに対して第2温度信号を出力する。そして、ADC21aは、第2温度信号をデジタル値に変換してノイズ判定部26dに出力する。
駆動回路20(ノイズ判定部26d)は、ADC11a,21aから得た電圧値を使って、そのままデジタル処理を行う。具体的には、ノイズ判定部26dは、第1温度信号と第2温度信号との差分を算出する。そして、ノイズ判定部26dは、第1温度信号と第2温度信号との差分が所定値以上でない場合、ワイヤ30にノイズは重畳していないと判定し、第1温度信号と第2温度信号との差分が所定値以上の場合、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定する(正側ノイズ判定)。さらに、ノイズ判定部26dは、第1温度信号の値と第2温度信号の値が逆転する場合、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定する(負側ノイズ判定)。
また、ノイズ判定部26dは、ワイヤ30にノイズが重畳していると判定すると、判定回路28に対してノイズ感知信号を出力し、ワイヤ30にノイズは重畳していないと判定すると、判定回路28に対してノイズ感知信号を出力しない。なお、変形例3における所定値とは、上述の実施形態における所定値と同様に、通常時の第1温度信号と第2温度信号との差分よりも大きい値であり、ノイズ発生時に温度が正側に振れた際の第1温度信号と第2温度信号との差分に相当する値である。
この変形例3における過昇温検出装置であっても上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。また、変形例3における過昇温検出装置は、上述の変形例2のように傾き判定を行うことも可能である。
(変形例4)
上述の実施形態においては、半導体素子10と駆動回路20とが積層された半導体装置を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明は、図10に示す変形例4の半導体装置のように、半導体素子10と駆動回路20とが同一の台座50の同一面に搭載されているものであっても採用することができる。この場合、半導体素子10が発した熱は、一点鎖線で示すように、台座50を介して駆動回路20に伝達されることになる。よって、本発明は、このような半導体装置であっても採用することができ、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、変形例4と上述の実施形態とでは、半導体素子10と駆動回路20の配置は異なるが、その他に関しては同様である。よって、変形例4においては、各構成要素に対して、上述の実施形態と同じ符号を付与している。
(変形例5)
上述の実施形態においては、半導体素子10と駆動回路20とが積層された半導体装置を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明は、図11に示す変形例5の半導体装置のように、半導体素子10と駆動回路20とが異なる台座51,52に搭載されており、且つ、これらがモールド樹脂70によって封止されているものであっても採用することができる。この場合、半導体素子10が発した熱は、一点鎖線で示すように、台座51、52、及びモールド樹脂70を介して駆動回路20に伝達されることになる。よって、本発明は、このような半導体装置であっても採用することができ、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、変形例5と上述の実施形態とでは、半導体素子10と駆動回路20の配置や、半導体素子10と駆動回路20とが異なる台座51,52に搭載されている点、モールド樹脂70を備える点で異なるが、その他に関しては同様である。よって、変形例5においては、上述の実施形態と同じ構成要素に対して、上述の実施形態と同じ符号を付与している。
10 半導体素子、11 第1感温素子、20 駆動回路、21 第2感温素子、22 第2定電流源、23 第1定電流源、24 第1コンパレータ、25 第2コンパレータ、26a 第3コンパレータ、26b 第4コンパレータ、26c,26d ノイズ判定部、27a 第1抵抗、27b 第2抵抗、27c 第3抵抗、27d 第4抵抗、28 判定回路、29a AD変換回路、29b メモリ、30 ワイヤ、40 接着シート、50 台座、60 接続部材

Claims (6)

  1. 半導体素子(10)と、前記半導体素子を駆動するものであり前記半導体素子と隣り合って設けられた駆動回路(20)とを備えた半導体装置における前記半導体素子の過昇温を検出する過昇温検出装置であって、
    前記半導体素子に設けられており、ワイヤ(30)を介して前記半導体素子の温度に対応する第1温度信号を前記駆動回路に出力する第1感温素子(11)と、
    前記駆動回路に設けられており、前記半導体素子から熱が伝達された前記駆動回路の温度に対応する第2温度信号を出力する第2感温素子(21)と、
    前記駆動回路に設けられており、前記ワイヤにノイズが重畳しているか否かを判定するノイズ判定部(26a〜26d)と、
    前記駆動回路に設けられており、前記ノイズ判定部によってノイズが重畳していないと判定されている場合は、前記第1温度信号に基づいて前記半導体素子が過昇温であるか否かを判定し、前記ノイズ判定部によってノイズが重畳していると判定されている場合は、前記第2温度信号に基づいて前記半導体素子が過昇温であるか否かを判定する過昇温判定部(24,25,28)と、を備えることを特徴とする過昇温検出装置。
  2. 前記ノイズ判定部(26a,26d)は、前記第1温度信号と前記第2温度信号との差分が所定値以上である場合、前記ワイヤにノイズが重畳していると判定することを特徴とする請求項1に記載の過昇温検出装置。
  3. 前記ノイズ判定部は、前記第1温度信号を第1抵抗(27a)と第2抵抗(27b)とで抵抗分割した抵抗分割値と、前記第2温度信号とを比較するコンパレータ(26a)を含み、
    前記抵抗分割値は、前記ワイヤにノイズが重畳していない状態で前記第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときに、前記ワイヤにノイズが重畳していない状態で前記第1温度信号が示す温度が高温時保護温度に達したときの前記第2温度信号が示す温度に基づいて設定された値であり、
    前記コンパレータは、前記抵抗分割値が前記第2温度信号よりも小さい場合、前記第1温度信号と前記第2温度信号との差分は所定値以上ではなく、前記ワイヤにノイズは重畳していないと判定し、前記抵抗分割値が前記第2温度信号よりも大きい場合、前記第1温度信号と前記第2温度信号との差分が所定値以上であり、前記ワイヤにノイズが重畳していると判定することを特徴とする請求項2に記載の過昇温検出装置。
  4. 前記ノイズ判定部は、前記第1温度信号が示す温度と前記第2温度信号が示す温度とを比較する正負判定部(26b)を含み、
    前記正負判定部は、前記第1温度信号が示す温度が、前記第2温度信号が示す温度よりも低い場合、前記ワイヤにノイズが重畳していると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の過昇温検出装置。
  5. 前記第1温度信号と前記第2温度信号との差分の値をデジタル値に変換して出力するAD変換回路(29a)と、
    前記差分の値のデジタル値である前記AD変換回路の出力値を所定時間毎に記憶するメモリ(29b)と、を備え、
    前記ノイズ判定部(26c)は、
    前記メモリに記憶された出力値を用いて、所定時間あたりの前記差分の値の変化量を計算して前記差分の傾きを算出し、前記傾きが所定値を超えていない場合は、前記ワイヤにノイズは重畳していないと判定し、前記傾きが所定値を超えた場合は、前記ワイヤにノイズが重畳していると判定することを特徴とする請求項1に記載の過昇温検出装置。
  6. 前記半導体素子と前記駆動回路とは、積層されて上下に隣り合って設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の過昇温検出装置。
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