JP5185863B2 - コンセント - Google Patents

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Description

本発明は、コンセントに関するものである。
従来から、図10に示すように、差込プラグ(図示せず)の2つの接極子である丸ピン(図示せず)を挟持する2つの刃受ばね21c’,21c’が設けられたコンセント本体20’と、平面視における中央部に凹所41b’が設けられ且つ凹所41b’の底部41d’に凹所41b’の内側に挿入される前記差込プラグの前記各丸ピンそれぞれが挿通する接極子挿通孔10c’が設けられるとともにコンセント本体20’における両刃受ばね21c’,21c’が設けられた一面側に覆着されるカバー41’とを備えるコンセントが提案されている(特許文献1参照)。
また、図10に示す構成のコンセントは、厚み方向の一表面側にコンセント本体20’を保持するとともにコンセント本体20’が造営材(図示せず)に貫設された貫通孔(図示せず)の内側に位置する形でコンセント本体20’を前記造営材に取り付けるための取付枠30’と、コンセント本体20’とカバー41’の凹所41b’の底部41d’との間に配置され、前記差込プラグがコンセント本体20’に接続されていないときに底部41d’に貫設された2つの接極子挿通孔10c’,10c’を各別に閉塞する2つの扉体81’,81’を有する扉ブロック80’とを備える。
ここで、カバー41’は、中央部に平面視円形の第1の開口部40b’を有する矩形板状のプレート部40a’とプレート部40a’の第1の開口部40b’の周部と連続一体に形成された有底円筒部40c’とを有し取付枠30’の厚み方向の他表面側に覆着されるカバー本体40’と、カバー本体40’の外周を囲む形で配設される化粧プレート42’とを備える。ここに、有底円筒部40c’がカバー41’の凹所41b’に対応し、有底円筒部41b’の底壁41d’が凹所41b’の底部41d’に対応する。
ここで、有底円筒部40c’の底壁40d’には、前記差込プラグの前記丸ピンが挿通される2つの接極子挿通孔10c’と、カバー40’をコンセント本体20’に取着するための組立ねじ2’が挿通されるねじ挿通孔10b’とが貫設されている。また、カバー41’は、カバー本体40’の有底円筒部40c’の底壁40d’に貫設されたねじ挿通孔10b’に挿通された組立ねじ2’をコンセント本体20’のカバー41’側とは反対側からコンセント本体20’の厚み方向に貫通する貫通孔(図示せず)に嵌合されたナット3’に螺合させることにより、コンセント本体20’に取着される。
なお、化粧プレート42’には、内周縁全体に亘って係止段部42a’が設けられており、カバー本体40’がコンセント本体20’に取着されると、カバー本体40’の外周部下端が係止段部42a’に係止する。しかして、化粧プレート42’は、カバー本体40’の外周部下端と取付枠30’の前記他表面側とで挟持する形で、コンセント本体20’に取着される。
ここにおいて、カバー本体40’は、前記差込プラグがコンセント本体20’に電気的に接続された状態で、トラッキングの発生を抑制するために、電気絶縁性の良い熱硬化性樹脂で形成されている。
特開2003−249298号公報
しかしながら、図10に示す構成のコンセントでは、前記差込プラグをカバー41’の凹所41b’の内側に差し込む際に、カバー41’の凹所41b’以外の部位に前記差込プラグの一部が接触する可能性が高く、カバー41’を構成するカバー本体40’が熱可塑性樹脂に比べて機械的強度が低い熱硬化性樹脂で形成されていることにより、カバー本体40’が熱可塑性樹脂で形成されている場合に比べて、前記差込プラグの接触によるカバー本体40’の破損が生じ易い。
また、使用者の目に触れ易いカバー41’の凹所41b’以外の部位の一部を構成するカバー本体40’が、熱可塑性樹脂に比べて加工性の悪い熱硬化性樹脂で形成されるため、カバー本体40’のデザイン性を損なうものであった。
一方、カバー本体40’の全体を熱可塑性樹脂で形成すると、前記差込プラグが当接するカバー41’の凹所41b’の底部41d’の電気絶縁性が低下し、トラッキングが発生し易くなるおそれがあった。
本願発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、トラッキングの発生を抑制しつつ、カバーの凹所以外の部位の機械的強度が高く、且つデザイン性の損なうことのないコンセントを提供することにある。
請求項1の発明は、差込プラグの複数の接極子を挟持する複数の刃受ばねが設けられたコンセント本体と、平面視における中央部に凹所が設けられ且つ凹所の底部に凹所の内側に挿入される差込プラグの各接極子が各別に挿通する複数の接極子挿通孔が貫設されるとともにコンセント本体における刃受ばねが設けられた一面側に覆着されるカバーとを備え、カバーにおける凹所の底部は、熱硬化性樹脂で形成され、カバーにおける凹所の底部以外の部位は、熱可塑性樹脂で形成されており、カバーにおける凹所の底部がカバーに対して着脱自在であり、カバーにおける凹所の底部以外の部位に、底部が回動するのを規制する回動規制用リブを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、カバーにおける複数の接極子挿通孔が形成された凹所の底部が電気絶縁性の高い熱硬化性樹脂により形成されていることにより、トラッキングの発生を抑制することができる。また、差込プラグをカバーの凹所の内側に差し込む際に差込プラグの一部が接触する可能性が高いカバーにおける凹所以外の部位が熱可塑性樹脂で形成されていることにより、カバーにおける凹所以外の部位が熱硬化性樹脂で形成されている場合に比べて、差込プラグの一部が接触し易い部位であるカバーの凹所以外の部位の機械的強度を高くすることができる。また、使用者の目に触れ易いカバーにおける凹所の底部以外の部位が、表面に多様な質感を持たせることができる熱可塑性樹脂で形成されていることにより、当該部位が熱硬化性樹脂で形成されている場合に比べて、カバーのデザイン性を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記カバーにおける前記凹所の前記底部が、熱硬化性樹脂により形成され且つ前記カバーに対して着脱自在である底板から構成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記カバーにおける前記凹所の前記底部を構成する底板と前記カバーの前記底部以外の部位とを各別に作製することができるので、前記カバーの製造が容易になる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記カバーは、前記凹所の周部全体に亘って、前記凹所に近づくほど前記凹所の前記底部側に近づく形で傾斜した傾斜面が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記カバーにおける前記凹所の周部全体に亘って、前記凹所に近づくほど前記凹所の前記底部側に近づく形で傾斜した傾斜面が形成されていることにより、前記差込プラグを前記カバーの前記凹所の内側に差し込む際に、前記差込プラグが傾斜面によって前記カバーにおける前記凹部に案内され、前記差込プラグを前記カバーの前記凹所の内側にスムーズに差し込むことができるので、使い勝手が向上する。
本発明によれば、接極子挿通孔が形成された凹所の底部が電気絶縁性の高い熱硬化性樹脂により形成されていることにより、トラッキングの発生を抑制することができる。また、差込プラグの一部が接触する可能性が高いカバーにおける凹所以外の部位が熱可塑性樹脂で形成されていることにより、カバーにおける凹所以外の部位が熱硬化性樹脂で形成されている場合に比べて、差込プラグの一部が接触することによるカバーの破損を抑制することができる。また、使用者の目に触れ易いカバーにおける凹所の底部以外の部位が、熱硬化性樹脂に比べて加工性が良い熱可塑成樹脂で形成されていることにより、当該部位が熱硬化性樹脂で形成されている場合に比べて、カバーのデザイン性を向上させることができる。
実施形態のコンセントを示し、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A’断面図である。 同上のコンセントの分解斜視図である。 同上のコンセントの一部の斜視図である。 同上のコンセントの一部の斜視図である。 同上のコンセントの一部の斜視図である。 同上のコンセントの一部の斜視図である。 同上のコンセントの一部の斜視図である。 同上のコンセントに接続される差込プラグの概略斜視図である。 同上のコンセントの差込プラグが接続された状態を示す図である。 従来例のコンセントの分解斜視図である。
以下、実施形態のコンセントについて図1乃至図8に基づいて説明する。
実施形態のコンセントは、埋込コンセントであって、造営材(図示せず)に貫設された埋込孔(図示せず)に一部が挿入される形で前記造営材に取り付けられる。実施形態のコンセントは、差込プラグ100(図8参照)の2つの接極子である丸ピン100b,100bを挟持する2つの刃受ばね21c,21cが設けられたコンセント本体20と、平面視における中央部に凹所41bが設けられ且つ凹所41bの底部41dに凹所41bの内側に挿入される差込プラグ100の2つの丸ピン100b,100bが各別に挿通される2つの接極子挿通孔(接極子挿通孔)10c,10cが設けられるとともにコンセント本体20における両刃受ばね21c,21cが設けられた一面側に覆着されるカバー41とを備える。
また、実施形態のコンセントは、厚み方向の一表面側にコンセント本体20を保持するとともにコンセント本体20が前記造営材の前記埋込孔の内側に位置する形でコンセント本体20を前記造営材に取り付けるための取付枠30と、コンセント本体20とカバー41の凹所41bの底部41dとの間に配置され、差込プラグ100がコンセント本体20に接続されていないときに底部41dに設けられた2つの接極子挿通孔10cを各別に閉塞する2つの扉体81,81を有する扉ブロック80とを備える。
コンセント本体20は、熱硬化性樹脂で形成され、図3に示すように、基台20aの一表面側に基台20aの第1の方向における両端部に基台20aの当該第1の方向とは直交する方向に沿って2つ側壁20b,20bが突設されるとともに基台20aの前記第1の方向における2つの側壁20b,20bの間に基台20aの前記第1の方向に離間する形で2つの隔壁20c,20cが基台20aの前記第2の方向に沿って突設されている。ここに、基台20aの前記第1の方向の両側における側壁20bと隔壁20cとの間に第1の収納部20dが形成されている。また、2つの隔壁20c,20cの間に第2の収納部20eが形成される。第1の収納部20dには、差込プラグ100の丸ピン100bが挿入される刃受ばね21cを有する端子金具21が第1の収納部20dの底部20fに固定された形で収納される。第2の収納部20eには、差込プラグ100の側面に設けられた接地用端子100c(図8参照)と電気的に接続される2つの接地用端子受部22a,22aを有する接地用金具22が第2の収納部20eの底部20gに固定された形で収納される。第2の収納部20eの底部20gには、底部20gから基台20aの他表面側に貫通する貫通孔(図示せず)が貫設されており、ナット3が、当該貫通孔に基台20aの前記他表面側から挿入されている。また、基台20aの前記第1の方向の両端側それぞれには、コンセント本体20を取付枠30に取り付けるための取付金具23が設置される設置台20hが前記第1の方向に突設されている。
端子金具21は、金属で形成され、矩形板状の第1の主片21aと、第1の主片21aの両端から第1の主片21aの厚み方向の片側に第1の主片21aに直交する形で突出する2つの第1の突出片21b,21bを有する。第1の突出片21bは、一端部で第1の主片21aに連続し他端部が第1の主片21aの表面に平行な一方向に延出している。2つの第1の突出片21b,21bの前記他端部が、刃受ばね21cを構成している。また、2つの第1の突出片21b,21bの前記他端部では、第1の突出片21b,21b同士の間隔が丸ピン100bの外径寸法に比べて狭くなるように形成されている。コンセント本体20に接続される差込プラグ100の丸ピン100bが、刃受ばね21cに挿入されると、2つの第1の突出片21b,21bの他端部間に生じる付勢力により丸ピン100bが挟持される。また、第1の主片21aには、端子金具21を基台20aの第1の収納部20dの底部20fに固定するための第1の固定用ねじ24が挿通される第1のねじ孔(図示せず)が貫設されており、端子金具21は、第1の固定用ねじ24を前記第1のねじ挿通孔に挿通するとともに第1の収納部20dの底部20fに穿設された前記第1のねじ孔に第1の固定用ねじ24を螺合させることで第1の収納部20dの底部20fに固定される。また、図3に示すように、端子金具21の主片21aと第1の固定用ねじ24との間に、電線(図示せず)の被覆(図示せず)を剥離した部位(図示せず)が挟持されることで、前記電線が端子金具21に電気的に接続される。
接地用金具22は、金属で形成され、細長板状の第2の主片22bと、第2の主片22bの長手方向の両端から第2の主片22bの厚み方向の片側に第2の主片22bに交差する形で突出する2つの第2の突出片22cを有し、第2の主片22bには、長手方向の略中央部に基台20aの他表面側から挿入されたナット3の先端部が挿入されるナット挿通孔(図示せず)が貫設されている。ここに、ナット3は、前記先端部とは反対側の後端部が拡径しており、基台20aの他表面側における前記ナット挿通孔の周部にナット3の前記後端部が当接することで、ナット3の基台20aの一表面側への移動を規制している。ここで、ナット3の前記後端部と前記ナット挿通孔との間に、接地用電線(図示せず)の被覆(図示せず)を剥離した部位(図示せず)が挟持されることで、前記接地用電線が接地用金具22に電気的に接続される。また、第2の突出片22cの先端部には、差込プラグ100の接地用端子100cに当接して接地用端子100cと電気的に接続される細長の接地用端子受部22aが設けられている。また、第2の主片22bには、前記ナット挿通孔に対して第2の主片22bの長手方向における両側に接地用金具22を基台20aの第2の収納部20eの底部20gに固定するための第2の固定用ねじ25が挿通される第2のねじ挿通孔(図示せず)が貫設されており、接地用金具22は、第2の固定用ねじ25を前記第2のねじ挿通孔に挿通するとともに第2の収納部20eの底部20gに穿設された第2のねじ孔(図示せず)に第2の固定用ねじ25を螺合させることで第2の収納部20eの底部20gに固定される。
取付金具23は、金属で形成され、細長板状の第3の主片23aと、第3の主片23aの長手方向の両端から第3の主片23aの厚み方向の片側に第3の主片23aに略直交する形で突出する2つの第3の突出片23b,23bを有し、第3の主片23aには、取付枠30が備える後述の第4の突出片30cに貫設された係合孔30dに係合する係合片23cが第3の主片23aの短手方向の片側に突出する形で設けられている。第3の主片23aの長手方向における略中央部には、取付金具23を基台20aの長手方向の両端側に設けられた設置台20hに固定するための第3の固定用ねじ26が挿通される第3のねじ挿通孔(図示せず)が貫設されており、取付金具23は、設置台20hに載置した状態で、第3の固定用ねじ26を前記第3のねじ挿通孔に挿通するとともに設置台20hに穿設された第3のねじ孔(図示せず)に第3の固定用ねじ26を螺合させることで設置台20hに固定される。ここにおいて、係合片23cは、設置台20hの突出する側に突出している。つまり、2つの設置台20hそれぞれに設置される取付金具23は、それぞれの係合片23cが基台20aの長手方向の両側方向に突出する形で設置台20hに設置される。
取付枠30は、図4に示すように、金属により矩形板状に形成され且つ平面視における中央部に平面視円形状の開口窓30bを有する取付枠本体30aと、取付枠本体30aの開口窓30bの周部から開口窓30bの中心を挟んで対向する形で取付枠本体30aの厚み方向の一表面側に突出する形で設けられた2つの第4の突出片30cとを備えている。ここに、第4の突出片30cは、一端側が取付枠本体30aの開口窓30bの周部に連続し取付金具23の第3の主片23aに設けられた係合片23cが係合する係合孔30dが貫設された基片30eと、基片30eの他端側を基片30eに直交する形に折曲して形成された折曲片30fと、折曲片30fにおける基片30eと連続する一辺とは直交する2辺から基片30eが突出する方向に延長されコンセント本体20に取付枠30を係止するための2つの腕片30gとから構成される。コンセント本体20は、取付金具23の係合片23cが第4の突出片30cの係合孔30dに係合した形で、取付枠30の厚み方向の一表面側に保持される。ここで、取付枠30は、開口窓30bの投影領域にコンセント本体20の2つの刃受ばね21c,21cが位置する。また、取付枠30は、コンセント本体20が造営材に貫設された前記埋込孔の内側に位置する形で造営材に取り付けられる。ここに、矩形板状の取付枠本体30aの4つの角部それぞれには、取付枠本体30aを造営材に取り付けるための取付ねじ(図示せず)が挿通される第4のねじ挿通孔30hが貫設されている。ここで、取付枠本体30aは、取付枠本体30aを造営材の造営面に当接させた状態で、前記取付ねじを第4のねじ挿通孔30hそれぞれに挿通するとともに造営材に穿設された第4のねじ孔(図示せず)に前記取付ねじを螺合させることで造営材に固定される。また、取付枠本体30aにおける4つの辺の略中央部それぞれには、取付枠30を円形の大径部30iと大径部30iよりも幅狭で一端において大径部30iに連続する弧状の小径部30jとからなり、例えば、取付枠30を合成樹脂製の埋込ボックス(図示せず)に取り付ける際に、取付ねじ(図示せず)が挿入されるボックスねじ挿通孔30kが設けられている。
カバー41は、図5に示すように、取付枠30の取付枠本体30aの平面視における外周形状の面積よりも平面視形状の面積が大きくなるように形成され平面視における中央部に第1の開口部40bを有するプレート部40aと、プレート部40aの第1の開口部40bの周部と連続一体に形成され且つ底壁40dに第2の開口部40eが形成された有底円筒部40cとからなるカバー本体40と、板状に形成され且つカバー本体40の有底円筒部40cの内側に挿入される差込プラグ100の2つの丸ピン100b,100bが挿通される2つの接極子挿通孔10c,10cが貫設されてなり有底円筒部40cの第2の開口部40eを覆う形で配設される底板10とから構成される。ここに、有底円筒部40cと底板10とからカバー41の凹所41bが構成され、底板10が凹所41bの底部41dを構成している。
また、有底円筒部40cの側壁40bには、有底円筒部40cの中心軸方向に沿った方向に、接地用金具22の第2の突出片22cの先端部に設けられた細長の接地用端子受部22aが挿入される2つの端子受部挿入用溝部40f,40fが形成されている。有底円筒部40cの内側において、有底円筒部40cの中心軸を挟んで2つの溝部40f,40fの並び方向とは直交する方向で対向する2つの部位には、後述の底板10が有底円筒部40cの底壁40dで有底円筒部40cの内周方向に回動するのを規制するために、中心軸に向かって突出し且つ中心軸に沿った方向における底壁40d側からプレート部40a側に延長された形で形成された回動規制用リブ40gが設けられている。
また、底板10は、図6に示すように、平面視における外周形状が、仮想円形において中心を挟んで平行する2つの直線に沿って切欠してなる2辺を有する形状に形成され、カバー本体40の有底円筒部40cの底壁40dに貫設された第2の開口部40eを覆う形で配設される。底板10の中央部には、組立ねじ2を挿通するための第5のねじ挿通孔10bが貫設されており、第5のねじ挿通孔10bを挟んだ両側に、カバー41の凹所41bに挿入される差込プラグ100の丸ピン100bを挿通するための2つの接極子挿通孔10c,10cが貫設されている。底板10の外周部におけるカバー40の有底円筒部40cの側壁40bに形成された2つの端子受部挿入用溝部40f,40fに対応する位置に、2つの接地用端子受部40f,40fそれぞれが挿入される2つの平面視矩形状の切欠部10d,10dが形成されている。また、底板10における前記2辺に対応する2つの端面10e,10eに、カバー本体40の有底円筒部40cに設けられた回動規制用リブ40gが当接する形で底板10が有底円筒部40cの底壁40dで有底円筒部40cの内周方向に回動するのを規制している。従って、使用中に底板10がカバー40の有底円筒部40cの底壁40dで有底円筒部40cの内周方向に回動して、底板10の2つの接極子挿通孔10cの位置とコンセント本体20に設けられた2つの刃受ばね21c,21cの位置とが丸ピン100b,100bの挿入方向においてずれるのを防ぐことができる。また、底板10をカバー本体40の第1の開口部40bから挿入し有底円筒部40cの底部40dに配置する際、底板10が有底円筒部40cの内周形状と略同じ大きさに形成されていることにより、有底円筒部40cの内側に形成された回動規制用リブ40gに摺接する形で移動するので、底板10に貫設された接極子挿通孔10cとコンセント本体20に設けられた刃受ばね21cの位置とが差込プラグ100の丸ピン100bの挿入方向において一致するように調整する必要がないから、組立作業が容易になる。
ここで、カバー本体40は、有底円筒部40cが取付枠30の開口窓30bの内側に挿入される形で取付枠本体30aに覆着される。しかして、カバー本体40と底板10とからなるカバー41は、取付枠30を介して、コンセント本体20における刃受ばね21c,21cが設けられた一面側に覆着される。
扉ブロック80は、図7に示すように、熱硬化性樹脂により矩形箱状に形成され且つ底壁80dの略中央部に組立ねじ2が挿通される平面視円形状の第6のねじ挿通孔80e(図1(b)参照)が形成されるとともに底壁80dの長手方向における第6のねじ挿通孔80eの両側に差込プラグ100の2つの丸ピン100b,100bが挿入される平面視円形状の2つの窓孔80bが貫設された扉ブロック本体80aと、合成樹脂により細長の板状に形成され幅寸法が窓孔80b,80bの内径よりも大きくなるように形成されるとともに長手方向の中央部を中心として2つの窓孔80b,80bを塞ぐ位置と塞がない位置との間で回動自在に設けられた扉体81とを備える。ここに、扉体81は、扉ブロック本体80aの底壁80dと扉体81との間に配設された復帰ばね82(図1(b)参照)により、窓孔80b,80bを塞がない位置から窓孔80b,80bを塞ぐ位置へ回動する方向に付勢されている。また、扉体81の両端部には、幅方向の一端側から他端側に向かうほど突出量が大きくなる形で傾斜した傾斜面81aを有するリブ81bが形成されている。そして、扉体81の長手方向の両端部に形成されたリブ81bの傾斜面81aは、それぞれが互いに交差する形に設定されている。ここで、扉体81が窓孔80b,80bを塞ぐ位置にある状態で、差込プラグ100の丸ピン100bを底板10の接極子挿通孔10c,10cに挿入すると、丸ピン100bの先端部が傾斜面10aに当接し、更に、丸ピン100bをコンセント本体20側へ挿入すると、丸ピン100bが傾斜面81aに摺接した形で幅方向の一端側に移動するとともに扉体81が窓孔80b,80bを塞がない位置へ回動する。そして、2つの丸ピン100bがコンセント本体20の2つの刃受ばね21c,21cに挟持されると同時に扉体81が窓孔80b,80bを塞がない位置まで移動する。一方、丸ピン100b,100bをコンセント本体20の刃受ばね21cから抜脱すると、扉体81は、復帰ばね82の付勢力により窓孔80bを塞ぐ位置まで回動する。
また、実施形態のコンセントに差し込まれる差込プラグ100は、図8に示すように、カバー40の有底円筒部40cの内径よりも外径が小さく設定された円柱状の差込プラグ本体100aと、差込プラグ本体100aに突設された2つの丸ピン100b,100bと、差込プラグ本体100aの側面において差込プラグ100の中心軸を挟んで当該中心軸に直交し且つ2つの丸ピン100b,100bの並び方向に直交する方向で対向する位置に設けられた接地用端子100c,100cとを備える。ここで、差込プラグ100の2つの丸ピン100b,100bがコンセント本体20に設けられた2つの刃受ばね21c,21cに挿入されるとともに2つの接地用端子100c,100cそれぞれがコンセント本体20に設けられた接地用金具22が有する2つの接地用端子受部22a,22aに当接する。
ところで、実施形態のコンセントでは、カバー41の凹所41bの底部41dを構成する底板10が、熱硬化性樹脂で形成され、カバー41における凹所41b以外の部位を構成するカバー本体40が、熱可塑性樹脂で形成されている。
従って、電気絶縁性が求められる接極子挿通孔10c,10cが形成された凹所41bの底部41dを構成する底板10が電気絶縁性の高い熱硬化性樹脂により形成されていることにより、トラッキングの発生を抑制することができるとともに、差込プラグ100をカバー41の凹所41bの内側に差し込む際に差込プラグ100の一部が接触する可能性が高いカバー41における凹所41b以外の部位が熱硬化性樹脂に比べて機械的強度が高い熱可塑性樹脂で形成されていることにより、カバー本体40が熱硬化性樹脂で形成されているコンセントに比べて、差込プラグ100の一部が接触することによるカバー本体40の破損を抑制することができる。また、使用者の目に触れ易いカバー本体40が、熱可塑性樹脂で形成されていることにより、カバー本体40が熱硬化性樹脂で形成されている場合に比べて、カバー41の凹所41b以外の部位の質感(例えば、光沢度)が異なる多くの種類のカバー41の実現することができ、カバー41のデザイン性を向上させることができる。
また、実施形態のコンセントでは、前述のように、カバー41が、平面視における中央部に第1の開口部40bを有するプレート部40aとプレート部40aの第1の開口部40bの周部と連続一体に形成され且つ底壁40dに第2の開口部40eが形成された有底円筒部40cとからなるカバー本体40と、接極子挿通孔10c,10cが貫設されてなり有底円筒部40cの底壁40dに貫設された第2の開口部40eを覆う形で配設される底板10とからなり、カバー41の凹所41bが、有底円筒部40cと底板10とから構成され底板10がカバー41における凹所41bの底部41dを構成する。つまり、カバー41における凹所41bの底部41dが、熱硬化性樹脂により形成され且つカバー41に対して着脱自在である底板10から構成されている。
従って、底板10は、カバー41に対して着脱自在であるため、底板10とカバー本体40とを各別に作製することができる。つまり、カバー本体40が熱可塑性樹脂で形成されるとともに底板10が熱硬化性樹脂で形成されるものであるが、カバー41における凹所41bの底部41dを構成する底板10と、カバー41の底部41d以外の部位であるカバー本体40とを各別に作製することができるので、カバー41の製造が容易になるという利点がある。
ところで、実施形態のコンセントは、カバー41の凹所41bの周部に、凹所41bに近づくほど凹所41bの底部41dに近づく形で傾斜した傾斜面40hが形成されている。
従って、図9に示すように、差込プラグ100をカバー41の凹所41bの内側に差し込む際に、差込プラグ100が傾斜面40hによってカバー41における凹部41bに案内されることにより、差込プラグ100をカバー41の凹所41bの内側にスムーズに差し込むことができるので、使い勝手が向上する。
なお、実施形態のコンセントでは、カバー41がカバー本体40と底板10とから構成される例について説明したが、これに限定されるものではなく、カバー41が、熱可塑性樹脂からなるカバー本体40に対応する部位と熱硬化性樹脂からなる底板10に対応する部位とからなる二重成形品であってもよい。この場合、トラッキングの発生を抑制することができるとともに、カバー41におけるカバー本体40に対応する部位が熱硬化性樹脂で形成されているコンセントに比べて、差込プラグ100の一部が接触することによるカバー41の破損を抑制することができる。また、使用者の目に触れ易いカバー本体40に対応する部位が、熱可塑性樹脂で形成されていることにより、カバー41のデザイン性を向上させることができる。
また、実施形態では、前記造営材に取り付けられるコンセントについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、電気機器(図示せず)の筐体(図示せず)の周壁(図示せず)に貫設された埋込孔(図示せず)の内側に取り付けられるものであってもよい。また、実施形態のカバー41の構造は、実施形態で説明した埋込コンセントに限らず、例えば、テーブルタップ型のコンセントに適用してもよい。
10 底板
10c 接極子挿通孔
20 コンセント本体
21c 刃受ばね
30b 開口窓
40 カバー本体
40a プレート部
40b 第1の開口部
40c 有底円筒部
40d 底壁
40e 第2の開口部
40h 傾斜面
41 カバー
41b 凹所
41d 底部
100 差込プラグ
100b 丸ピン(接極子)



































Claims (3)

  1. 差込プラグの複数の接極子を挟持する複数の刃受ばねが設けられたコンセント本体と、平面視における中央部に凹所が設けられ且つ凹所の底部に凹所の内側に挿入される差込プラグの各接極子が各別に挿通する複数の接極子挿通孔が貫設されるとともにコンセント本体における刃受ばねが設けられた一面側に覆着されるカバーとを備え、カバーにおける凹所の底部は、熱硬化性樹脂で形成され、カバーにおける凹所の底部以外の部位は、熱可塑性樹脂で形成されており、カバーにおける凹所の底部がカバーに対して着脱自在であり、カバーにおける凹所の底部以外の部位に、底部が回動するのを規制する回動規制用リブを備えていることを特徴とするコンセント。
  2. 前記カバーにおける前記凹所の前記底部が、熱硬化性樹脂により形成され且つ前記カバーに対して着脱自在である底板から構成されてなることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
  3. 前記カバーは、前記凹所の周部全体に亘って、前記凹所に近づくほど前記凹所の底部側に近づく形で傾斜した傾斜面が形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンセント。
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