JP5185774B2 - 火災警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の火災警報器が連動して火災警報を報知する火災警報システムに関するものである。
近年、住宅への火災警報器の設置義務が法制化されたため、既存住宅への施工性の観点から無線信号を利用して複数の火災警報器を連動させる火災警報システムが提供されている。かかる火災警報システムは、住戸内の多箇所に設置された複数台の火災警報器がそれぞれに火災を感知する機能と警報音を鳴動する機能を有し、何れかの火災警報器が火災を感知すると、当該火災警報器が警報音を鳴動するとともに火災感知を知らせる情報(火災感知情報)を無線信号で他の火災警報器に伝送することにより、火元の火災警報器だけでなく複数台の火災警報器が連動して一斉に警報音を鳴動することにより、火災の発生を迅速且つ確実に知らせることができる(特許文献1参照)。
また、火災を感知する複数台の火災感知器と、火災を感知した火災感知器から伝送される無線信号を受信して警報音を鳴動する受信機とを備え、隣接する住戸に設置されている受信機同士が連携し、何れかの住戸の火災感知器で火災が感知された場合、当該住戸に設置されている受信機が自ら警報音を鳴動すると同時に隣接する他の住戸の受信機へ火災発生を移報し、当該他の住戸に設置されている受信機でも火災警報を発するようにした火災警報システムも提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−33428号公報 特開平9−212777号公報
ところで、特許文献2に記載されている従来例のように隣接する住戸に設置された各火災警報システムが連携して火災警報を報知する場合、例えば、火元の住戸における火災が消火されて火災要因がなくなっても、他の住戸に設置された火災警報器からは火災警報の報知が継続されている。そして、当該他の住戸に設置された火災警報器の火災警報を停止するためには火災警報を停止するための操作(例えば、警報停止スイッチの操作など)が必要であったため、火災警報の停止作業に多くの手間と時間を要するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、火災警報を停止させるための作業が簡素化できる火災警報システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、親機となる1台の火災警報器、並びに子機となる1乃至複数台の火災警報器で構成され、これら複数台の火災警報器の間で信号を伝送する火災警報システムであって、各火災警報器は、火災を感知する火災感知手段と、火災警報を報知する警報手段と、信号を送信する送信手段と、信号を受信する受信手段と、火災感知手段で火災を感知したときに警報手段に火災警報を報知させるとともに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段により信号を受信して前記火災警報メッセージを受け取ったときに警報手段に火災警報を報知させる制御手段と、親機並びに子機に共通に割り当てられる固有の自システムコードを記憶する記憶手段とを具備し、各火災警報器の制御手段は、火災感知手段で火災を感知したとき、記憶手段に記憶している自システムコードと火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、子機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致する場合にのみ当該信号に含まれる火災警報メッセージを受け取り、親機となる火災警報器は、別の火災警報システムを含む複数の火災警報システムに共通に割り当てられる共通システムコードを前記記憶手段に記憶し、親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコード並びに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させる火災警報システムにおいて、各火災警報器の制御手段は、火災感知手段で火災を感知しなくなったときに警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、且つ受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させ、親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードに一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、例えば、隣接する複数の住戸にそれぞれ火災警報システムが設置されており、何れかの住戸で火災が発生したことによって全住戸の全ての火災警報器で火災警報が報知されている状況において、火元の火災警報器の火災感知手段が火災を感知しなくなったときに、当該火元の火災警報器が属する火災警報システムだけでなく、火元の火災警報器が属さない別の火災警報システムに属する全ての火災警報器において警報手段による火災警報の報知が停止されるから、火災警報を停止させるための作業が簡素化できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各火災警報器は、警報手段による火災警報の報知を停止させるための操作入力を受け付ける操作入力受付手段を備え、自らの火災感知手段が火災を感知しているときに操作入力受付手段が前記操作入力を受け付けた場合、制御手段が警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、制御手段が警報手段による火災警報の報知を停止させ、親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、火災感知手段で火災を感知している火元の火災警報器の操作入力受付手段で操作入力が受け付けられたときに、当該火元の火災警報器が属する火災警報システムだけでなく、火元の火災警報器が属さない別の火災警報システムに属する全ての火災警報器において警報手段による火災警報の報知が停止されるから、火災警報を停止させるための作業が簡素化できる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、親機となる火災警報器の制御手段が、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、警報手段に火災警報を報知させるとともに、記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、前記親機が属する火災警報システムとは別の火災警報システムに属する親機の制御手段が、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、警報手段に火災警報を報知させるとともに、記憶手段に記憶している自システムコードと火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させることにより、前記複数の火災警報システムに属する各火災警報器の警報手段が火災警報を報知している状況において、各火災警報器の制御手段は、操作入力受付手段が前記操作入力を受け付けた場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させ、火元の火災警報器が属する火災警報システムと異なる他の火災警報システムに属し且つ親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含み且つ記憶手段に記憶している共通システムコードを含まない信号を送信手段から送信させることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、他の住戸で発生した火災に伴って各火災警報器が火災警報を報知している状況においては、操作入力受付手段で警報停止の操作入力が受け付けられた場合に自システムに属する火災警報器の火災警報の報知のみが停止されることになるから、火災が発生している火元の火災警報システムを含む他の火災警報システムにおいて、当該他の火災警報システムに属する火災警報器の火災警報の報知を不用意に停止させてしまうことを防ぐことができる。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、自らの火災感知手段で火災を感知している火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれていても警報手段による火災警報の報知を停止させないことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、火災感知手段で火災を感知している火災警報器の警報手段のみから火災警報が報知されるため、火元の確認が容易に行える。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、各火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に試験実行メッセージが含まれていたときに、火災感知手段又は警報手段の少なくとも何れか一方の動作を試験し、親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に試験実行メッセージが含まれている場合、前記動作試験を行うとともに記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに試験実行メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードと一致する場合、前記動作試験を行うとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに試験実行メッセージを含む信号を送信手段から送信させることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、全ての火災警報器において一斉に試験を行わせることができる。
請求項6の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、各火災警報器は、試験を行わせるための操作入力を受け付ける操作入力受付手段を具備し、各火災警報器の制御手段は、前記操作入力受付手段で試験を行わせるための操作入力が受け付けられたときに、自らの火災感知手段又は警報手段の少なくとも何れか一方の動作を試験するとともに、記憶手段に記憶している自システムコード及び試験実行メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に試験実行メッセージが含まれている場合、前記動作試験を行うとともに記憶手段に記憶している自システムコードと試験実行メッセージを含み且つ記憶手段に記憶している共通システムコードを含まない信号を送信手段から送信させることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、同一の火災警報システムに属する火災警報器においてのみ、一斉に試験を行わせることができる。
請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において、各火災警報器の制御手段は、前記試験によって火災感知手段又は警報手段の動作に異常が認められた場合に前記警報手段に異常警報を報知させるとともに、他の火災警報器に異常警報を報知させるための異常警報メッセージ及び記憶手段に記憶している自システムコードを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に前記異常警報メッセージが含まれている場合に警報手段に異常警報を報知させることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、何れかの火災警報器において試験により異常が認められたときに当該火災警報器の警報手段で異常警報が報知されるだけでなく、当該火災警報器と同じ火災警報システムに属する他の火災警報器の警報手段でも異常警報が報知されるため、火災警報器の火災感知手段又は警報手段の動作の異常を確実に報知することができる。
請求項8の発明は、請求項5〜7の何れか1項の発明において、試験実行メッセージを含む信号を送信する主制御装置を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明によれば、主制御装置から試験実行メッセージを含む信号を送信することで全ての火災警報器において一斉に試験を行わせることができる。
本発明によれば、火災警報を停止させるための作業が簡素化できる。
以下、従来例と同様に各火災警報器の間で電波を媒体とする無線信号を伝送する火災警報システムに本発明の技術思想を適用した実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。但し、各火災警報器の間の信号伝送方式は電波を媒体とする無線式に限定されるものではなく、例えば、メタル線や光ファイバなどを媒体とした有線伝送であっても構わない。
図1は本実施形態のシステム構成図であり、一つの住戸H1に設置された複数台(図示は2台のみ)の火災警報器TRで火災警報システムが構成されている。また、近隣の別の住戸H2に設置された複数台(図示は3台のみ)の火災警報器TRでも火災警報システムが構成されている。なお、以下の説明では、火災警報器TRを個別に示す場合は火災警報器TR1,TR2,…,TRnと表記し、総括して示す場合は火災警報器TRと表記する。
火災警報器TRは、アンテナ3から電波を媒体とした無線信号を送信するとともに他の火災警報器TRが送信した無線信号をアンテナ3で受信する無線送受信部2と、音(ブザー音や音声メッセージなど)による火災警報(以下、「警報音」と呼ぶ。)を報知(スピーカから鳴動)する警報部5と、マイコンを主構成要素とし火災感知部4で火災を感知したときに警報部5に警報音を鳴動させるとともに他の火災警報器TRに対して火災警報を報知させるための火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる制御部1と、後述するように警報音の鳴動を停止するための操作入力などを受け付ける操作入力受付部6と、乾電池等の電池を電源として各部に動作電源を供給する電池電源部7とを具備している。操作入力受付部6は1乃至複数のスイッチ(例えば、押釦スイッチ)を有しており、スイッチが操作されることで各スイッチに対応した操作入力を受け付けるとともに当該操作入力に対応した操作信号を制御部1に出力する。
無線送受信部2は、電波法施行規則第6条第4項第3号に規定される「小電力セキュリティシステムの無線局」に準拠して電波を媒体とする無線信号を送受信するものである。また火災感知部4は、例えば、火災に伴って発生する煙や熱、炎などを検出することで火災を感知するものである。但し、無線送受信部2並びに火災感知部4の詳細な構成については、従来周知であるから詳細な説明は省略する。
制御部1は、メモリに格納されたプログラムをマイコンで実行することによって以下のような機能を実現している。すなわち、火災感知部4で火災の発生が感知されると、制御部1は警報部5が備えるブザーを駆動して警報音を鳴動させたり、あるいは予めメモリ等に格納されている警報用の音声メッセージ(例えば、「火事です」など)をスピーカに鳴動させることで火災警報を報知するとともに、他の火災警報器TRにおいても火災警報を報知させるため、火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる。また、他の火災警報器TRから送信された無線信号を無線送受信部2で受信することにより火災警報メッセージを受け取ったときも、制御部1が警報部5を制御して警報音を鳴動させる。つまり、制御部1では火災感知部4が火災を感知したときに警報部5から警報音を鳴動させて火災警報を報知するとともに火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる機能を有している。尚、このように少なくとも1台の火災警報器TRで火災が感知されることで全ての火災警報器TRが火災警報を報知(警報音を鳴動)することを、以下では「火災連動」と呼ぶ。
ここで、一つの火災警報システムは親機となる1台の火災警報器TR1と、子機となる1乃至複数台の火災警報器TR2,TR3,…とで構成されており、無線信号による各種メッセージ(火災警報メッセージや後述する警報停止メッセージなど)の授受については、親機TR1と各子機TR2,…との間でのみ行われる。また、親機TR1並びに各子機TR2,…の制御部1が有するメモリ(図示せず)には、当該親機TR1並びに各子機TR2,…が属する唯一の火災警報システムに割り当てられる固有の識別符号(自システムコード)と、各火災警報器(親機TR1並びに子機TR2,…)を識別するための固有の識別符号(以下、機器IDと呼ぶ。)が記憶(登録)されている。そして、制御部1はメモリに記憶している自システムコードと送信元アドレス(メモリに記憶している機器ID)を含めた無線信号を無線送受信部2から送信させている。無線送受信部2で受信する無線信号に含まれているシステムコードがメモリに記憶している自システムコードに一致しない場合は当該無線信号に含まれるメッセージを破棄する。但し、親機TR1においては、火災連動の対象とする複数の火災警報システムに共通に割り当てられるシステムコード(以下、共通システムコードと呼ぶ。)が制御部1のメモリに予め記憶(登録)されており、無線信号に共通システムコードが含まれている場合、例え自システムコードが含まれていなくても当該無線信号に含まれるメッセージを破棄せずに取得するようになっている。
次に、図2に示すように複数(例えば、3つ)の住戸H1,H2,H3にそれぞれ1台の親機TR1と2台の子機TR2,TR3で構成される火災警報システムが設置されている場合を例示して、本実施形態の動作を説明する。尚、各火災警報システムに属する親機TR1にはそれぞれ自システムコードと共通システムコードが登録され、各火災警報システムに属する子機TR2,TR3にもそれぞれ自システムコードが登録されているものとする。また、以下の説明では住戸H1に設置されている火災警報システムの火災警報器(親機TR1及び子機TR2,TR3)には「<H1>」の添え字を付し、住戸H2に設置されている火災警報システムの火災警報器(親機TR1及び子機TR2,TR3)には「<H2>」の添え字を付し、住戸H3に設置されている火災警報システムの火災警報器(親機TR1及び子機TR2,TR3)には「<H3>」の添え字を付している。
例えば、住戸H1に設置されている子機TR2<H1>において火災感知部4が火災を感知すると、子機TR2<H1>の制御部1は警報部5より警報音を鳴動させるとともに、メモリに記憶している自システムコードと火災警報メッセージを含むフレームを生成する。そして、制御部1で生成されたフレームは、無線送受信部2から無線信号として送信される。
子機TR2<H1>から送信された無線信号は、親機TR1<H1>並びに他の子機TR3<H1>の無線送受信部2で受信される。親機TR1<H1>並びに他の子機TR3<H1>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれるシステムコードがメモリに記憶している自システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる火災警報メッセージを取得し、火災警報メッセージに応じて警報部5より警報音を鳴動させる。故に、火災が発生した住戸H1において、住戸H1内に設置されている全ての火災警報器TR<H1>から火災警報が鳴動(火災連動)されることになる。但し、住戸内に設置されている全ての火災警報器TRの間で無線信号の受信が可能であるとは限らず、例えば、子機TR2と子機TR3との間では無線信号が届かない状況となる場合もある。そのために本実施形態では、全ての子機TR2,TR3と無線信号の送受信が可能である場所に親機TR1を設置し、何れかの子機TR2,TR3から送信された火災警報メッセージを含む無線信号を受信した場合、親機TR1から同一の無線信号(火災警報メッセージを含む無線信号)を送信することで全ての子機TR2,TR3に火災警報メッセージが届くようにしている。
さらに親機TR1<H1>の制御部1は、隣の住戸H2,H3に設置されている火災警報システムでも火災連動を行わせる為に、メモリに記憶している自システムコードと共通システムコード及び火災警報メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
住戸H1の親機TR1<H1>から送信された無線信号は、隣の住戸H2、H3に設置されている親機TR1<H2>,TR<H3>の無線送受信部2で受信される。親機TR1<H2>,TR<H3>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれる共通システムコードがメモリに記憶している共通システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる火災警報メッセージを取得し、火災警報メッセージに応じて警報部5より警報音を鳴動させ、さらにメモリに記憶している自システムコードと火災警報メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
隣の住戸H2,H3に設置されている子機TR2<H2>,TR3<H2>、TR2<H3>,TR3<H3>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれるシステムコードがメモリに記憶している自システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる火災警報メッセージを取得し、火災警報メッセージに応じて警報部5より警報音を鳴動させる。故に、火災が発生した住戸H1だけでなく、隣の住戸H2,H3内に設置されている全ての火災警報器TR<H2>、TR<H3>からも火災警報が鳴動(火災連動)されることになる。
そして、火災が消火されるなどして火元の子機TR2<H1>の火災感知部4が火災を感知しなくなる(火災復旧する)と、子機TR2<H1>の制御部1は警報部5による警報音の鳴動を停止させるとともに、メモリに記憶している自システムコードと警報停止メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
子機TR2<H1>から送信された無線信号は、親機TR1<H1>並びに他の子機TR3<H1>の無線送受信部2で受信される。親機TR1<H1>並びに他の子機TR3<H1>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれるシステムコードがメモリに記憶している自システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる警報停止メッセージを取得し、警報停止メッセージに応じて警報部5による警報音の鳴動を停止させる。尚、警報停止メッセージを受け取った親機TR1<H1>の制御部1は、火災警報メッセージを受け取った場合と同様に、自システムコードと警報停止メッセージを含むフレームを生成して無線送受信部2から無線信号として送信させる。故に、住戸H1内に設置されている全ての火災警報器TR<H1>において火災警報の鳴動(火災連動)が停止されることになる。
さらに親機TR1<H1>の制御部1は、隣の住戸H2,H3に設置されている火災警報システムでも火災連動を停止させる為に、メモリに記憶している自システムコードと共通システムコード及び警報停止メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
住戸H1の親機TR1<H1>から送信された無線信号は、隣の住戸H2、H3に設置されている親機TR1<H2>,TR<H3>の無線送受信部2で受信される。親機TR1<H2>,TR<H3>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれる共通システムコードがメモリに記憶している共通システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる警報停止メッセージを取得し、警報停止メッセージに応じて警報部5による警報音の鳴動を停止させ、さらにメモリに記憶している自システムコードと警報停止メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
隣の住戸H2,H3に設置されている子機TR2<H2>,TR3<H2>、TR2<H3>,TR3<H3>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれるシステムコードがメモリに記憶している自システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる警報停止メッセージを取得し、警報停止メッセージに応じて警報部5による警報音の鳴動を停止させる。故に、火災が発生した住戸H1だけでなく、隣の住戸H2,H3内に設置されている全ての火災警報器TR<H2>、TR<H3>においても火災警報の鳴動(火災連動)が停止されることになる。
一方、火災警報器TRの操作入力受付部6には、手動で警報音の鳴動を停止させるための警報停止スイッチ(図示せず)が設けられている。上述の例で説明すると、火元である子機TR2<H1>の操作入力受付部6の警報停止スイッチが操作されて操作入力受付部6から制御部1へ警報停止の操作信号が出力されると、子機TR2<H1>の制御部1は、警報部5による警報音の鳴動を停止させるとともに、メモリに記憶している自システムコードと警報停止メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。その結果、上述した手順と同様にして、火災が発生した住戸H1だけでなく、隣の住戸H2,H3内に設置されている全ての火災警報器TR<H2>、TR<H3>においても火災警報の鳴動(火災連動)が停止される。
但し、火災が発生した住戸H1において、火元の火災警報器(子機TR2<H1>)以外の火災警報器、例えば、子機TR3<H1>の操作入力受付部6の警報停止スイッチが操作された場合、火元の火災警報器(子機TR2<H1>)では警報音の鳴動が停止されない。つまり、火元の子機TR2<H1>の制御部1は、警報停止メッセージを受け取った場合においても、火災感知部4が火災を感知しているときは警報部5による警報音の鳴動を継続させるのである。これにより、火災を感知している火災警報器(子機TR2<H1>)のみから警報音が鳴動されることで火元を容易に確認することができる。
上述のように本実施形態によれば、上記例の如く、隣接する複数の住戸にそれぞれ火災警報システムが設置されており、何れかの住戸で火災が発生したことによって全住戸の全ての火災警報器で火災警報が報知されている状況において、火元の火災警報器の火災感知部4が火災を感知しなくなったとき、あるいは火元の火災警報器の操作入力受付部6で警報停止の操作入力が受け付けられたときに、当該火元の火災警報器が属する火災警報システムだけでなく、火元の火災警報器が属さない別の火災警報システムに属する全ての火災警報器において警報部5による火災警報の報知が停止されるから、各住戸毎に火災警報を停止する作業が不要となって火災警報を停止させるための作業が簡素化でき、しかも、火災警報の停止に要する作業時間が短くなることによって警報音による騒音被害を抑えることができる。
また、上述のように一つの住戸H1で発生した火災によって3つの住戸H1,H2,H3の火災警報システムが火災連動している状況において、火災が発生していない住戸(例えば、住戸H2)に設置されている火災警報器(例えば、子機TR2<H2>)で警報停止スイッチが操作された場合、当該住戸H2の火災警報システムでのみ、火災連動が停止する。つまり、当該住戸H2に設置されている親機TR1<H2>の制御部1は、子機TR2<H2>から送信された無線信号を受信して警報停止メッセージを受け取った場合、自システムコードと警報停止メッセージのみを含み、共通システムコードを含まないフレームを生成して無線送受信部2から無線信号として送信させる。故に、親機TR1<H2>から送信される無線信号は隣の住戸H1,H3に設置されている火災警報システムの親機TR1<H1>,TR1<H3>では受信されず、住戸H1,H3の火災警報システムでは以前として火災連動が継続されることになる。
すなわち、火災が発生していない住戸の火災警報器で警報停止スイッチが操作されたことによって、火災が発生している住戸を含む他の全ての住戸の火災警報システムの火災連動を停止してしまうと火災の発見が遅れるなどの支障の生じる虞があるが、上述のように火災警報器で警報停止スイッチが操作された火災警報システムのみで火災連動を停止させることにより、上述のような支障が生じることを回避しつつ火災連動を停止させることができる。
ところで、火災警報器には定期的な作動試験の実施が消防法で義務づけられている。そのため、本実施形態の火災警報器TRにおいても、操作入力受付部6に設けられた試験開始用の操作スイッチが操作されて操作入力受付部6から出力される試験開始の操作信号を受け取ると、制御部1が火災感知部4や警報部5の動作を試験するようになっている。さらに本実施形態では、何れかの火災警報器(例えば、住戸H1内に設置されている子機TR2<H1>)で試験開始用の操作スイッチを操作すれば、当該子機TR2<H1>だけでなく、子機TR2<H1>が属する火災警報システムの親機TR1<H1>及び他の子機TR3<H1>と、隣接する住戸H2,H3に設置されている火災警報システムに属する全ての火災警報器でも試験が行われるようになっている。
すなわち、住戸H1内に設置されている子機TR2<H1>の制御部1は、試験開始用の操作スイッチが操作されて操作入力受付部6から出力される試験開始の操作信号を受け取ると、火災感知部4や警報部5の動作を試験するとともに、メモリに記憶している自システムコードと試験実行メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
子機TR2<H1>から送信された無線信号は、親機TR1<H1>並びに他の子機TR3<H1>の無線送受信部2で受信される。親機TR1<H1>並びに他の子機TR3<H1>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれるシステムコードがメモリに記憶している自システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる試験実行メッセージを取得し、試験実行メッセージに応じて火災感知部4や警報部5の動作試験を行う。さらに親機TR1<H1>の制御部1は、隣の住戸H2,H3に設置されている火災警報システムでも試験動作を行わせる為に、メモリに記憶している自システムコードと共通システムコード及び試験実行メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
住戸H1の親機TR1<H1>から送信された無線信号は、隣の住戸H2、H3に設置されている親機TR1<H2>,TR<H3>の無線送受信部2で受信される。親機TR1<H2>,TR<H3>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれる共通システムコードがメモリに記憶している共通システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる試験実行メッセージを取得し、試験実行メッセージに応じて火災感知部4や警報部5の動作試験を行い、さらにメモリに記憶している自システムコードと試験実行メッセージを含むフレームを生成し、当該フレームを無線送受信部2から無線信号として送信させる。
隣の住戸H2,H3に設置されている子機TR2<H2>,TR3<H2>、TR2<H3>,TR3<H3>の制御部1は、受信した無線信号(フレーム)に含まれるシステムコードがメモリに記憶している自システムコードに一致するので、当該フレームに含まれる試験実行メッセージを取得し、試験実行メッセージに応じて火災感知部4や警報部5の動作試験を行う。故に、試験開始の操作が行われた住戸H1だけでなく、隣の住戸H2,H3内に設置されている全ての火災警報器TR<H2>、TR<H3>においても火災感知部4や警報部5の動作試験が行われることになる。尚、動作試験については、親機TR1から送信する送信するフレームに自システムコードと試験実行メッセージのみを含み且つ共通システムコードを含まないようにすることで住戸H1,H2,H3に設置されている複数の火災警報システム間で連動させずに、各火災警報システム内での連動のみに限定してもよい。すなわち、警報部5の作動試験においては試験用の警報音を鳴動させる場合があるため、システム間で連動させた場合に当該試験用の警報音が鳴動するタイミングによっては騒音となる虞があるが、自システム内のみの連動とすることで、このような騒音を防ぐことができる。
また、動作試験において火災感知部4又は警報部5の動作に異常(例えば、火災感知のレベルが低下したり、警報部5から警報音が鳴動しないなどの故障)が認められた場合、制御部1は警報部5に異常警報を報知させる(但し、警報部5の動作に異常がない場合)とともに、他の火災警報器TRに異常警報を報知させるための異常警報メッセージ及び自システムコードを含むフレームを生成して無線送受信部2から無線信号として送信させる。当該無線信号に含まれる異常警報メッセージは、同じ火災警報システムに属する他の火災警報器TRの制御部1のみで取得される。そして、制御部1は当該異常警報メッセージに応じて警報部5から異常警報を報知させることにより、同じ住戸内に設置されている他の火災警報器TRの火災感知部4又は警報部5に異常が発生したことを報知することができる。特に、警報部5に異常が発生した場合に別の火災警報器TRの警報部5から異常警報を報知することで警報部5の異常が看過されることを回避できる。
ここで、マンションなどの集合住宅においては、管理人室などに設置される主制御装置(図示せず)から何れかの住戸に設置されている火災警報器TRに試験実行メッセージを含む無線信号を送信して各住戸に設置されている全ての火災警報器TRに動作試験を行わせるようにしても構わない。
尚、本実施形態では隣接する住戸に設置された各火災警報システムの親機同士が電波を媒体とする無線信号を伝送して連動しているが、住戸間の距離によっては無線信号が届かない虞があるので、異なる火災警報システムに属する親機同士の信号伝送方式のみを有線伝送方式としても構わない。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 同上の動作説明図である。
符号の説明
TR1 火災警報器(親機)
TR2 火災警報器(子機)
1 制御部(制御手段)
2 無線送受信部(送信手段,受信手段)
4 火災感知部(火災感知手段)
5 警報部(警報手段)

Claims (8)

  1. 親機となる1台の火災警報器、並びに子機となる1乃至複数台の火災警報器で構成され、これら複数台の火災警報器の間で信号を伝送する火災警報システムであって、
    各火災警報器は、火災を感知する火災感知手段と、火災警報を報知する警報手段と、信号を送信する送信手段と、信号を受信する受信手段と、火災感知手段で火災を感知したときに警報手段に火災警報を報知させるとともに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段により信号を受信して前記火災警報メッセージを受け取ったときに警報手段に火災警報を報知させる制御手段と、親機並びに子機に共通に割り当てられる固有の自システムコードを記憶する記憶手段とを具備し、
    各火災警報器の制御手段は、火災感知手段で火災を感知したとき、記憶手段に記憶している自システムコードと火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、
    子機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致する場合にのみ当該信号に含まれる火災警報メッセージを受け取り、
    親機となる火災警報器は、別の火災警報システムを含む複数の火災警報システムに共通に割り当てられる共通システムコードを前記記憶手段に記憶し、
    親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコード並びに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させる火災警報システムにおいて、
    各火災警報器の制御手段は、火災感知手段で火災を感知しなくなったときに警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、且つ受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させ、
    親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードに一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させることを特徴とする火災警報システム。
  2. 各火災警報器は、警報手段による火災警報の報知を停止させるための操作入力を受け付ける操作入力受付手段を備え、自らの火災感知手段が火災を感知しているときに操作入力受付手段が前記操作入力を受け付けた場合、制御手段が警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、制御手段が警報手段による火災警報の報知を停止させ、
    親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させることを特徴とする請求項1記載の火災警報システム。
  3. 親機となる火災警報器の制御手段が、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、警報手段に火災警報を報知させるとともに、記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、
    前記親機が属する火災警報システムとは別の火災警報システムに属する親機の制御手段が、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードに一致し且つ当該信号に火災警報メッセージが含まれている場合、警報手段に火災警報を報知させるとともに、記憶手段に記憶している自システムコードと火災警報メッセージを含む信号を送信手段から送信させることにより、前記複数の火災警報システムに属する各火災警報器の警報手段が火災警報を報知している状況において、
    各火災警報器の制御手段は、操作入力受付手段が前記操作入力を受け付けた場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させ、
    火元の火災警報器が属する火災警報システムと異なる他の火災警報システムに属し且つ親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれている場合、警報手段による火災警報の報知を停止させるとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに警報停止メッセージを含み且つ記憶手段に記憶している共通システムコードを含まない信号を送信手段から送信させることを特徴とする請求項2記載の火災警報システム。
  4. 自らの火災感知手段で火災を感知している火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に警報停止メッセージが含まれていても警報手段による火災警報の報知を停止させないことを特徴とする請求項2記載の火災警報システム。
  5. 各火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に試験実行メッセージが含まれていたときに、火災感知手段又は警報手段の少なくとも何れか一方の動作を試験し、
    親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に試験実行メッセージが含まれている場合、前記動作試験を行うとともに記憶手段に記憶している自システムコードと共通システムコード並びに試験実行メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、受信手段で受信する信号に含まれる共通システムコードが記憶手段に記憶している共通システムコードと一致する場合、前記動作試験を行うとともに記憶手段に記憶している自システムコード並びに試験実行メッセージを含む信号を送信手段から送信させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の火災警報システム。
  6. 各火災警報器は、試験を行わせるための操作入力を受け付ける操作入力受付手段を具備し、
    各火災警報器の制御手段は、前記操作入力受付手段で試験を行わせるための操作入力が受け付けられたときに、自らの火災感知手段又は警報手段の少なくとも何れか一方の動作を試験するとともに、記憶手段に記憶している自システムコード及び試験実行メッセージを含む信号を送信手段から送信させ、
    親機となる火災警報器の制御手段は、受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に試験実行メッセージが含まれている場合、前記動作試験を行うとともに記憶手段に記憶している自システムコードと試験実行メッセージを含み且つ記憶手段に記憶している共通システムコードを含まない信号を送信手段から送信させることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の火災警報システム。
  7. 各火災警報器の制御手段は、前記試験によって火災感知手段又は警報手段の動作に異常が認められた場合に前記警報手段に異常警報を報知させるとともに、他の火災警報器に異常警報を報知させるための異常警報メッセージ及び記憶手段に記憶している自システムコードを含む信号を送信手段から送信させ、さらに受信手段で受信する信号に含まれる自システムコードが記憶手段に記憶している自システムコードと一致し且つ当該信号に前記異常警報メッセージが含まれている場合に警報手段に異常警報を報知させることを特徴とする請求項5又は6記載の火災警報システム。
  8. 試験実行メッセージを含む信号を送信する主制御装置を備えたことを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の火災警報システム。
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