JP5185711B2 - 鉄筋コンクリート梁 - Google Patents
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Description
鉄筋コンクリート梁100は、幅に比べてせいが大きいロングスパン系の鉄筋コンクリート梁であり、コンクリート102と、軸方向に配筋した上下の主筋103,104と、上下の主筋103,104に巻回されてそれらを拘束する拘束筋(せん断補強筋)105で構成されている。
例えば特許文献1には、組立鉄筋体の開口部設置対応箇所に開口部の口径よりも大きな径のスパイラル筋を開口部と同軸に配置して補強した鉄筋コンクリート梁が開示されている。
また、鉄筋コンクリート梁100の幅方向に貫通する開口部を設ける際には、上下の主筋103,104の間に所定間隔で巻回する拘束筋105の一部を省略しなければならず、拘束筋105を省略した分について、開口部の周囲に特許文献1に記載のような複雑な補強を行わなければならず、材料費や施工手間の増加を招いていた。
図1は、第1実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の斜視図である。図2は、第1実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の構造図であり、(a)は、鉄筋コンクリート梁の縦断面図、(b)は(a)のI−I矢視断面図である。
なお、図1においては、コンクリートを仮想線(2点鎖線)で描いている。
鉄筋コンクリート梁1は、コンクリート2と、コンクリート2内の上端側に配置される複数の上端主筋3と、コンクリート2内の下端側に配置される複数の下端主筋4と、複数の上端主筋3に巻回される上端拘束筋5と、複数の下端主筋4に巻回される下端拘束筋6と、から構成されている。
第1実施形態に係る鉄筋コンクリート梁1のうち上端側の部分は、4本の上端主筋3と複数の上端拘束筋5とによって、上端側仮想梁7として機能する。また、鉄筋コンクリート梁1のうち下端側の部分は、4本の下端主筋4と複数の下端拘束筋6とによって、下端側仮想梁8として機能する。
そして、上端側仮想梁7及び下端側仮想梁8は、上端側仮想梁7のせん断耐力と下端側仮想梁8のせん断耐力の和が鉄筋コンクリート梁1に作用するせん断力(設計せん断力)よりも大きくなるように構成されているので、中間部9を含めた鉄筋コンクリート梁1の全体で、せん断力に抵抗する必要がない。そのため、中間部9にせん断補強筋を配筋する必要がなく、換言すれば、上端主筋3と下端主筋4との間に拘束筋を巻き回す必要がなく、中間部9を無筋化することができる。
なお、鉄筋コンクリート梁1は、中間部9が無筋で構成されており、かつ、開口部11を形成した際に補強が不要であるので、鉄筋コンクリート梁1を形成した後に、中間部9を切削して開口部11を形成することもできる。
図3は、第2実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の構造図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)のII−II矢視断面図、(c)は(a)のIII−III矢視断面図である。なお、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
また、開口部11のあき寸法Lは、上端側仮想梁7と下端側仮想梁8の一体性を考慮して、開口部11の直径Dの1倍以上とするのが好ましい。
図4は、第3実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の構造図であって、(a)は縦断面図、(b)は(a)のIV−IV矢視断面図、(c)は(a)のV−V矢視断面図である。
また、第1補強筋22a及び第2補強筋22bは、図4(c)に示すように、左右に離間して配置された上端主筋3同士の間及び下端主筋4同士の間を通るように配置されている。そのため、中間部9の幅寸法を小さくすることができる。
また、第2及び第3実施形態では、開口部11を円形状に形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば四角形状や楕円形状など、他の形状に形成しても良い。
また、必要に応じて、同様の方法で、上端主筋3にもプレストレスを導入してもよい。
図5は、ポストテンション方式でプレストレスを導入した鉄筋コンクリート梁の断面図である。
図5に示すように、複数の下端主筋4の間に、鉄筋コンクリート梁1の軸方向に沿ってシース管31を配置し、コンクリート2の硬化後に、シース管31の内部に配置したPC鋼線32を緊張し、シース管31とPC鋼線32との隙間にグラウト材33を充填することにより、鉄筋コンクリート梁1にプレストレスを導入することができる。
また、必要に応じて、同様の方法で、複数の上端主筋3の間(上端側仮想梁7側)にプレストレスを導入してもよい。
2 コンクリート
3 上端主筋
4 下端主筋
5 上端拘束筋
6 下端拘束筋
7 上端側仮想梁
8 下端側仮想梁
9 中間部
Claims (2)
- 幅に比べてせいが大きい鉄筋コンクリート梁であって、
コンクリートと、
当該コンクリート内の上端側に複数段に配筋された複数の上端主筋と、
当該コンクリート内の下端側に複数段に配筋された複数の下端主筋と、
前記複数の上端主筋に互いに間隔を空けて巻回され、前記複数の上端主筋を拘束する閉鎖型に加工された複数の上端拘束筋と、
前記複数の下端主筋に互いに間隔を空けて巻回され、前記複数の下端主筋を拘束する閉鎖型に加工された複数の下端拘束筋と、を備え、
前記上端主筋と前記下端主筋の間に、梁の幅方向に貫通する開口部が形成され、
前記開口部の両脇に、前記上端主筋と前記下端主筋を繋ぐ棒状の鉄筋の両端をそれぞれ鉤状に折り曲げて成る補強筋が配され、
前記補強筋は、前記複数段の上端主筋のうちの上段に梁の幅方向に離間して配置された2本の上端主筋と前記複数段の下端主筋のうちの上段に梁の幅方向に離間して配置された2本の下端主筋とをそれぞれ繋ぐ1対の第1補強筋と、前記複数段の上端主筋のうちの下段に梁の幅方向に離間して配置された2本の上端主筋と前記複数段の下端主筋のうちの下段に梁の幅方向に離間して配置された2本の下端主筋とをそれぞれ繋ぐ1対の第2補強筋と、を1組として構成され、
前記1組の補強筋は、前記2本の上端主筋同士及び前記2本の下端主筋同士の間を通るように配置されていることを特徴とする鉄筋コンクリート梁。 - 前記上端側のコンクリートと前記複数の上端主筋と前記複数の上端拘束筋とによって上端側仮想梁が形成され、
前記下端側のコンクリートと前記複数の下端主筋と前記複数の下端拘束筋とによって下端側仮想梁が形成され、
前記複数の上端主筋及び前記複数の上端拘束筋、並びに、前記複数の下端主筋及び前記複数の下端拘束筋の鉄筋径、本数及び配置は、前記上端側仮想梁のせん断耐力と前記下端側仮想梁のせん断耐力の和が、鉄筋コンクリート梁に作用する設計せん断力よりも大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート梁。
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