JP2008081971A - 鉄筋コンクリート梁 - Google Patents

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晴彦 岡本
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秀樹 木村
Yuji Ishikawa
裕次 石川
Yoshihiro Ota
義弘 太田
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Abstract

【課題】部材の剪断強度から梁のウェブの幅を決めることができる剪断補強筋を有する鉄筋コンクリート梁を提供する。
【解決手段】上部梁主筋18A〜F及び下部梁主筋20A〜Fに緊結された剪断補強筋22、26が、鉄筋コンクリート梁10のI型断面Sを見たときに、このウェブ14内で交差するように配置されている。よって、フランジ12、16の幅方向における中心付近に位置する上部梁主筋18C、18D同士及び下部梁主筋20C、20D同士の空き寸法L、Lよりも、ウェブ14内における剪断補強筋22、26の間隔を小さくできる。これにより、コンクリートと剪断補強筋22、26の剪断強度によって鉄筋コンクリート梁10が構造上十分な強度を得ることができる必要最低限の寸法に近い薄肉ウェブ14を形成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、剪断補強筋を有する鉄筋コンクリート梁に関する。
鉄筋コンクリートの梁に高強度コンクリートや繊維補強コンクリート等の材料を用いて剪断強度を上げれば、その分、梁断面を小さくして梁の軽量化を図ることができる。
このような軽量化を図14に示すようなI型断面の鉄筋コンクリートの梁200に対して行う場合、梁200の上フランジ200A及び下フランジ200Cに設けられた複数の梁主筋202の配置間隔によって、閉塞型の剪断補強筋204の配置は自ずと限定される。すなわち、フランジの幅方向における中心付近の梁主筋202同士の空き寸法L、Lよりも大きな内幅の剪断補強筋204が配置されることになる。
よって、梁200のウェブ200Bの幅Wの最小長さも、この空き寸法L、Lや剪断補強筋204の加工寸法によって決まるが、しかし、このようにして決まったウェブ200Bの幅Wは、梁200が構造上十分な強度を得ることができる必要最低限の寸法よりもかなり大きくなってしまうことも考えられ、その場合には梁200の十分な軽量化や材料費のコストダウンが図られていないことになる。
また、プレストレストコンクリートの梁についても同様の問題があり、例えば図15に示すようなプレストレストコンクリートの梁208の場合、PCケーブル用のシース管210と干渉しないように、閉塞型の剪断補強筋204の配置が自ずと限定されてしまう。
図16に示すように、特許文献1のコンクリート梁212には、上部にスパイラル筋214、216が埋設されている。
よって、コンクリート梁212上部に圧縮力が働くと、この上部が断面方向に拡大してスパイラル筋214、216に引張力が働き、このスパイラル筋214、216の弾性復元力によってコンクリート梁212上部の圧縮強度が増す。
しかし、特許文献1のコンクリート梁212に剪断補強筋を設ける場合、十分な剪断強度を得るためには、下フランジ220に設けられたPC鋼材218に剪断補強筋を緊結させる必要がある。よって、このPC鋼材218の位置によって剪断補強筋の配置が限定されてしまうので、コンクリート梁212のウェブの幅を小さくすることは難しい。
図17に示すように、特許文献2のコンクリート部材222下部の引張領域には、繊維強化プラスチック224が配設され、上部の圧縮領域には円環スパイラル状の拘束鉄筋226が配設されている。
よって、繊維強化プラスチック224がコンクリート部材222下部の引張領域を高強度にし、拘束鉄筋226がコンクリート部材222上部の圧縮領域の靭性を向上させる。
しかし、特許文献2のコンクリート部材222に剪断補強筋を設ける場合、特許文献1と同様に、繊維強化プラスチック224によって剪断補強筋の配置が限定されてしまい、コンクリート部材222のウェブの幅を小さくすることは難しい。
特開平5−195599号公報 特開平5−311811号公報
本発明は係る事実を考慮し、部材の剪断強度から梁のウェブの幅を決めることができる剪断補強筋を有する鉄筋コンクリート梁を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、上フランジ、ウェブ、及び下フランジからなるI型断面の鉄筋コンクリート梁において、前記上フランジに設けられた上部梁主筋と、前記下フランジに設けられた下部梁主筋と、前記上部梁主筋及び前記下部梁主筋と緊結され、かつ前記I型断面を見たときに前記ウェブ内で交差するように配置された剪断補強筋と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、I型断面の鉄筋コンクリート梁の上フランジに上部梁主筋が設けられ、下フランジに下部梁主筋が設けられている。
そして、上部梁主筋及び下部梁主筋には、剪断補強筋が緊結されている。
また、剪断補強筋は、鉄筋コンクリート梁のI型断面を見たときに、このウェブ内で交差するように配置されている。
よって、フランジの幅方向における中心付近に位置する上部梁主筋同士及び下部梁主筋同士の空き寸法よりも、ウェブ内において剪断補強筋の間隔を狭くできる。
これにより、フランジの幅方向における中心付近に位置する上部梁主筋及び下部梁主筋を囲む従来の閉塞型(矩形環状)の剪断補強筋を配置する場合よりも、小さな幅のウェブにすることができる。すなわち、コンクリートと剪断補強筋の剪断強度によって鉄筋コンクリート梁が構造上十分な強度を得ることができる必要最低限の寸法に近い薄肉ウェブの形成が可能となる。
請求項2に記載の発明は、前記剪断補強筋は、頂部、傾斜部、及び底部からなるZ形状であり、前記頂部は前記上部梁主筋と緊結され、前記傾斜部は前記I型断面を見たときに前記ウェブ内で交差し、前記底部は前記下部梁主筋と緊結されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、剪断補強筋が、頂部、傾斜部、及び底部からなるZ形状になっている。
そして、上部梁主筋には剪断補強筋の頂部が緊結され、下部梁主筋には剪断補強筋の底部が緊結されている。
また、剪断補強筋の傾斜部は、鉄筋コンクリート梁のI型断面を見たときに、このウェブ内で交差するように配置されている。
よって、1種類の形状の剪断補強筋によって、上部梁主筋の座屈補強と鉄筋コンクリート梁の剪断補強の2つの効果を得ることができる。
これにより、上部梁主筋の座屈を防ぐ補強筋と剪断補強筋を別々に設ける必要がないので少ない数の補強筋で済み、施工手間や材料コストを低減することができる。
また、交差する2つの剪断補強筋でコンクリートをウェブの幅方向に取り囲む閉鎖型の補強構造なので、剪断補強筋とコンクリートが分離してしまって剪断強度が低下することを防止できる。
請求項3に記載の発明は、前記ウェブに開口部を有し、前記ウェブを側面から見たときに前記開口部の両側で前記傾斜部が交差するように前記剪断補強筋が配置され、前記開口部の上方で前記頂部は前記上部梁主筋と緊結され、前記開口部の下方で前記底部は前記下部梁主筋と緊結されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、ウェブに開口部を有している。
また、剪断補強筋は、鉄筋コンクリート梁のI型断面を見たときに、このウェブ内で傾斜部が交差するように配置されると共に、ウェブを側面から見たときに開口部の両側で傾斜部が交差するように配置されている。
そして、上部梁主筋は開口部の上方で剪断補強筋の頂部と緊結され、下部梁主筋は開口部の下方で剪断補強筋の底部と緊結されている。
ここで、梁断面全体に対してコンクリートが占める割合は、通常の梁断面(コンクリートが占める割合は100%)よりも開口部を有する梁断面の方が小さくなるので、ウェブに開口部が形成されている場合には、開口部の上方及び下方に剪断力が集中し、これによって開口部上方及び下方での梁主筋の座屈が問題となる。
しかし、請求項3の鉄筋コンクリート梁は、開口部の上方及び下方で剪断補強筋と梁主筋が緊結されているので、剪断補強筋が梁主筋の支点となりこの支点間の長さが座屈長よりも小さくなる。よって、梁主筋の座屈を防ぐことができる。
また、通常、梁のひび割れはウェブの鉛直方向に対して斜めに発生するが、剪断補強筋が鉛直方向に対して斜めに配置されているので、このひび割れを効果的に防ぐことができる。
これらにより、薄肉ウェブに開口部を有する鉄筋コンクリート梁を構築することができる。
請求項4に記載の発明は、前記上フランジ、前記ウェブ、及び前記下フランジは、プレストレスが導入されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、上フランジ、ウェブ、及び下フランジに、プレストレスが導入されている。これによって鉄筋コンクリート梁の剪断強度を上げ、薄肉ウェブの鉄筋コンクリート梁においても十分な剪断強度を得ることができる。
請求項5に記載の発明は、前記上フランジ、前記ウェブ、及び前記下フランジは、高強度コンクリート又は繊維補強コンクリートによって形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、上フランジ、ウェブ、及び下フランジに、高強度コンクリート又は繊維補強コンクリートを用いることによって鉄筋コンクリート梁の剪断強度を上げ、薄肉ウェブの鉄筋コンクリート梁においても十分な剪断強度を得ることができる。
本発明は上記構成としたので、部材の剪断強度から梁のウェブの幅を決めることができる。
図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁を説明する。
なお、本実施形態では、上下のフランジに各6本の梁主筋を横一列に配置したI型断面の鉄筋コンクリート梁に剪断補強筋を配置した例を示すが、これに限らず、I型断面の鉄筋コンクリート梁やプレストレストコンクリート梁等に設けられる梁主筋のさまざまな配置に対して本実施形態を適用することができる。
まず、本発明の第1の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁10について説明する。
図1は鉄筋コンクリート梁10の斜視図であり、図2は鉄筋コンクリート梁10の断面を見た正面図である。
図2に示すように、鉄筋コンクリート梁10は、高強度コンクリートUによって形成された上フランジ12、ウェブ14、下フランジ16によってI型断面Sを形成している。
上フランジ12には6本の上部梁主筋18A〜Fが等間隔で左から横一列に配置され、下フランジ16には6本の下部梁主筋20A〜Fが等間隔で左から横一列に配置されている。
上部梁主筋18A〜Dの上面は、頂部22A、傾斜部22B、及び底部22CからなるZ形状の剪断補強筋22の頂部22Aの下面と接し、下部梁主筋20C〜Fの下面は、剪断補強筋22の底部22Cの上面と接している。これらの上部梁主筋18A〜Dと剪断補強筋22の頂部22A、及び下部梁主筋20C〜Fと剪断補強筋22の底部22Cは、結束線により結束されている。そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋18A〜D及び下部梁主筋20C〜Fと剪断補強筋22は緊結されている。
頂部22A端部の屈曲部24Aは上部梁主筋18Aと接し、頂部22Aと傾斜部22Bの間の屈曲部24Bは上部梁主筋18Dと接し、傾斜部22Bと底部22Cとの間の屈曲部24Cは下部梁主筋20Cと接し、底部22C端部の屈曲部24Dは下部梁主筋20Fと接している。よって、剪断補強筋22は上部梁主筋及び下部梁主筋により図2の上下方向及び横方向に対して完全に移動が拘束されている。
また、剪断補強筋22と同形状の部材をI型断面Sの中心軸に対して反転させた剪断補強筋26が配置されている。剪断補強筋26は、頂部26A、傾斜部26B、及び底部26Cを有する。
上部梁主筋18C〜Fの上面は、Z形状の剪断補強筋26の頂部26Aの下面と接し、下部梁主筋20A〜Dの下面は、剪断補強筋26の底部26Cの上面と接している。これらの上部梁主筋18C〜Fと剪断補強筋26の頂部26A、及び下部梁主筋20A〜Dと剪断補強筋26の底部26Cは、結束線により結束されている。そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋18C〜F及び下部梁主筋20A〜Dと剪断補強筋26は緊結されている。
頂部26A端部の屈曲部28Aは上部梁主筋18Fと接し、頂部26Aと傾斜部26Bの間の屈曲部28Bは上部梁主筋18Cと接し、傾斜部26Bと底部26Cとの間の屈曲部28Cは下部梁主筋20Dと接し、底部26C端部の屈曲部28Dは下部梁主筋20Aと接している。よって、剪断補強筋26は上部梁主筋及び下部梁主筋により図2の上下方向及び横方向に対して完全に移動が拘束されている。
剪断補強筋22、26同士は、上部梁主筋18C、18Dの間、及び下部梁主筋20C、20Dの間でラップして接するように配置されている。また、剪断補強筋22の傾斜部22Bと剪断補強筋26の傾斜部26Bとは、I型断面Sを見たときにこのウェブ14内で交差するように配置されている。
そして、この剪断補強筋22、26の2つの剪断補強筋が1つの組になって、図1に示すように、上部梁主筋18A〜F及び下部梁主筋20A〜Fの長手方向に等間隔に配置されている。鉄筋コンクリート梁10を側面から見たときに、剪断補強筋22、26は、下フランジ16の底面に対して概ね垂直に立設されており、剪断補強筋22、26の傾斜部22B、26Bの長手方向の中心部付近で、この傾斜部22B、26B同士が接している。
次に、本発明の第1の実施形態に係る鉄筋コンクリート10の作用及び効果について説明する。
図2に示すように、I型断面Sを見たときにウェブ14内で傾斜部22B、26Bが交差するように剪断補強筋22、26を配置することによって、フランジの幅方向における中心付近に位置する上部梁主筋18C、18D同士及び下部梁主筋20C、20D同士の空き寸法L、Lよりも、ウェブ14内における剪断補強筋22、26の傾斜部22B、26Bの間隔を小さくできる。
これにより、上部梁主筋18C、18D及び下部梁主筋20C、20Dを囲む従来の閉塞型(矩形状)の剪断補強筋を配置した場合よりも、小さな幅Wのウェブ14にすることができるので、高強度コンクリートUと剪断補強筋22、26の剪断強度によって鉄筋コンクリート梁10が構造上十分な強度を得ることができる必要最低限の寸法に近い薄肉ウェブ14の形成が可能となる。
また、1種類の形状の剪断補強筋22、26によって、上部梁主筋18A〜Fの座屈補強と鉄筋コンクリート梁10の剪断補強の2つの効果を得ることができるので、上部梁主筋18A〜Fの座屈を防ぐ補強筋と剪断補強筋を別々に設ける必要がない。よって、少ない数の補強筋で済み、施工手間や材料コストを低減することができる。
また、交差する2つの剪断補強筋22、26で高強度コンクリートUをウェブ14の幅方向に取り囲む閉鎖型の補強構造なので、剪断補強筋22、26と高強度コンクリートUが分離してしまって剪断強度が低下することを防止できる。
なお、第1の実施形態では、剪断補強筋22、26同士を、上部梁主筋18C、18Dの間、下部梁主筋20C、20Dの間、及び傾斜部22B、26Bの長手方向の中心部付近で接するように配置した例を示したが、これらは離れていてもよい。
また、剪断補強筋22、26を1つの組として、上部梁主筋及び下部梁主筋の長手方向に等間隔に配置した例を示したが、この配置間隔や配置する数は必要に応じて適宜決めればよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁30について説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の鉄筋コンクリート梁10に開口部32を形成し、ウェブ14を側面から見たときに、剪断補強筋22、26を鉛直方向に対して斜めに傾けて配置したものである。したがって、以下の説明において、第1の実施形態と同じ構成のものは、同符号を付すると共に、適宜省略して説明する。
なお、ウェブ14を側面から見たときとは、I型断面Sに直交する鉄筋コンクリート梁30の側面側からウェブ14を見たときのことである。
図3は鉄筋コンクリート梁30の斜視図であり、図4は鉄筋コンクリート梁30の側面図である。
図3に示すように、鉄筋コンクリート梁30のウェブ14に開口部32が形成されている。
また、第1の実施形態と同様に、剪断補強筋22、26の傾斜部22B、26Bを鉄筋コンクリート梁30のI型断面で見たときに、このウェブ14内で交差するように配置されると共に、図4に示すように、ウェブ14を側面から見たときに開口部32の両側で傾斜部22B、26Bが交差するように剪断補強筋22、26が配置されている。
そして、図3、4に示すように、上部梁主筋18A〜Dは開口部32の上方で剪断補強筋22の頂部22Aと緊結され、下部梁主筋20A〜Dは開口部32の下方で剪断補強筋26の底部26Cと緊結されている。
また、上部梁主筋18C〜Fは開口部32の上方で剪断補強筋26の頂部26Aと緊結され、下部梁主筋20C〜Fは開口部32の下方で剪断補強筋22の底部22Cと緊結されている。
上部梁主筋と剪断補強筋の頂部、及び下部梁主筋と剪断補強筋の底部は、第1の実施形態と同様に、結束線によって結束されている。そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋及び下部梁主筋と剪断補強筋は緊結されている。
そして、この剪断補強筋22、26の2つの剪断補強筋が1つの組になって、図3に示すように、上部梁主筋及び下部梁主筋の長手方向に等間隔に配置されている。剪断補強筋22、26は、ウェブ14を側面から見たときに、下フランジ16の底面から鉛直方向に対して斜めに傾斜して立設されており、剪断補強筋22、26の傾斜部22B、26Bの長手方向の中心部付近で、この傾斜部22B、26B同士が接している。剪断補強筋22、26の頂部22A、26A同士、及び底部22C、26C同士は接していない。
次に、本発明の第2の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁30の作用及び効果について説明する。
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、鉄筋コンクリート梁30のI梁断面S全体に対して高強度コンクリートUが占める割合は、通常の梁断面積(コンクリートが占める割合は100%)よりも開口部32を有する梁断面積の方が小さくなるので、ウェブ14に開口部32が形成されている場合には、開口部32の上方及び下方に剪断力が集中し、これによって開口部32上方及び下方での梁主筋18A〜F、20A〜Fの座屈が問題となる。
しかし、鉄筋コンクリート梁30では、開口部32の上方及び下方で剪断補強筋22、26と梁主筋18A〜F、20A〜Fが緊結されているので、剪断補強筋22、26が梁主筋18A〜F、20A〜Fの支点となりこの支点間の長さが座屈長よりも小さくなる。よって、梁主筋18A〜F、20A〜Fの座屈を防ぐことができる。
また、通常、鉄筋コンクリート梁30のウェブ14のひび割れは、ウェブ14を側面から見たときに、鉛直方向に対して斜めに発生するが、剪断補強筋22、26が鉛直方向に対して斜めに配置されているので、このひび割れを効果的に防ぐことができる。
これらにより、薄肉ウェブ14に開口部32を有する鉄筋コンクリート梁30を構築することができる。
なお、第2の実施形態では、剪断補強筋22、26の頂部22A、26A同士、及び底部22C、26C同士が接していない例を示したが、開口部32内に傾斜部22B、26Bが食み出なければ、上部梁主筋18C、18Dの間、下部梁主筋20C、20Dの間で頂部22A、26A同士、及び底部22C、26C同士が接するようにしてもよい。
また、剪断補強筋22、26を1つの組として、上部梁主筋及び下部梁主筋の長手方向に等間隔に配置した例を示したが、この配置間隔や配置する数は、ウェブに形成された開口部の大きさや配置に応じて適宜決めればよい。
また、上フランジ、ウェブ、及び下フランジが高強度コンクリートUによって形成された鉄筋コンクリート梁10、30について示したが、上フランジ、ウェブ、及び下フランジを形成する材料は、普通コンクリートでもよい。高強度を有する高強度コンクリート、繊維補強コンクリート等を用いたり、プレストレスを導入すれば、鉄筋コンクリート梁の剪断強度が大きくなり、薄肉ウェブの鉄筋コンクリート梁においてもより高い剪断強度を得ることができるので、これらの材料を鉄筋コンクリート梁に用いることが好ましい。
図5に示すように、鉄筋コンクリート梁110をプレストレストコンクリートとした場合、PCケーブル用のシース管112を上フランジ114や下フランジ116に設けても、ウェブ118の幅を小さくすることができる。
(実施例)
図6は、鉄筋コンクリート梁の試験体に対する梁の曲げ試験の測定値を示すものである。
図7に示すように、比較例1としての鉄筋コンクリート梁38は、I型断面を有する従来の鉄筋コンクリート梁のウェブ40に開口部42を形成したものである。
図7のA1−A1断面、A2−A2断面、A3−A3断面、A4−A4断面、A5−A5断面が、図8の(A)〜(E)の順にそれぞれ示されている。図8の符号44は上部梁主筋、符号46は下部梁主筋、符号48、50、52、54、56、58、60、62は、剪断補強筋を示している。このように、鉄筋コンクリート梁38の長手方向に所定の間隔で剪断補強筋が配置されている。
I型断面の図8(B)を拡大した図9に示すように、上フランジ64、ウェブ40、下フランジ66によってI型断面Mを形成している。
上フランジ64には6本の上部梁主筋44A〜Fが等間隔で左から横一列に配置され、下フランジ66には6本の下部梁主筋46A〜Fが等間隔で左から横一列に配置されている。
上部梁主筋44A〜Fの上面は、C形状の剪断補強筋50の下面と接し、下部梁主筋46A〜Fの下面は、C形状の剪断補強筋54の上面と接している。また、上部梁主筋44C、44D、下部梁主筋46C、46Dと接し、これらを囲むように閉塞型(矩形環状)の剪断補強筋52が配置されている。
上部梁主筋44A〜F及び下部梁主筋46A〜Fには、直径13mmの異形鉄筋を用い、また、剪断補強筋50、52、54には、直径6mmの異形鉄筋が用いられている。
上部梁主筋44A〜F及び下部梁主筋46A〜Fと剪断補強筋50、52、54とを、結束線によって結束し、そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋44A〜F及び下部梁主筋46A〜Fに剪断補強筋50、52、54が緊結されている。
なお、図8(A)、(C)〜(E)に示す剪断補強筋48、50、54、56、58、60、62にも直径6mmの異形鉄筋が用いられている。これらの剪断補強筋も上部梁主筋44及び下部梁主筋46と結束線によって結束され、そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋44及び下部梁主筋46に剪断補強筋48、50、54、56、58、60、62が緊結されている。
実施例1としての鉄筋コンクリート梁68は、図10に示すように、第2の実施形態を適用した鉄筋コンクリート梁である。
図10のB1−B1断面、B2−B2断面、B3−B3断面、B4−B4断面、B5−B5断面が、図11の(A)〜(E)の順にそれぞれ示されている。図11の符号74は上部梁主筋、符号76は下部梁主筋、符号78、80、82、84、86は、剪断補強筋を示している。このように、鉄筋コンクリート梁68の長手方向に所定の間隔で剪断補強筋が配置されている。
I型断面の図11(B)を拡大した図12に示すように、上フランジ88、ウェブ72、下フランジ90によってI型断面Nを形成している。
上フランジ88には6本の上部梁主筋74A〜Fが等間隔で左から横一列に配置され、下フランジ90には6本の下部梁主筋76A〜Fが等間隔で左から横一列に配置されている。
上部梁主筋74A〜Dの上面は、頂部80A、傾斜部80B、及び底部80CからなるZ形状の剪断補強筋80の頂部80Aの下面と接し、下部梁主筋76C〜Fの下面は、剪断補強筋80の底部80Cの上面と接している。これらの上部梁主筋74A〜Dと剪断補強筋80の頂部80A、及び下部梁主筋76C〜Fと剪断補強筋80の底部80Cは、結束線により結束されている。そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋74A〜D及び下部梁主筋76C〜Fと剪断補強筋80は緊結されている。
また、剪断補強筋80と同形状の部材をI型断面Nの中心軸に対して反転させた剪断補強筋82が配置され、剪断補強筋80の傾斜部80Bと剪断補強筋82の傾斜部82Bとは、I型断面Nを見たときにこのウェブ72内で交差するように配置されている。
上部梁主筋74C〜Fの上面は、Z形状の剪断補強筋82の頂部82Aの下面と接し、下部梁主筋76A〜Dの下面は、剪断補強筋82の底部82Cの上面と接している。これらの上部梁主筋74C〜Fと剪断補強筋82の頂部82A、及び下部梁主筋76A〜Dと剪断補強筋82の底部82Cは、結束線により結束されている。そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋74C〜F及び下部梁主筋76A〜Dと剪断補強筋82は緊結されている。
さらに、図10に示すように、鉄筋コンクリート梁68のウェブ72に開口部70が形成され、ウェブ72を側面から見たときに開口部70の両側で傾斜部80B、82Bが交差するように剪断補強筋80、82が配置されている。
すなわち、上部梁主筋74A〜Dは開口部70の上方で剪断補強筋80の頂部80Aと緊結され、下部梁主筋76A〜Dは開口部70の下方で剪断補強筋82の底部82Cと緊結されている。
また、上部梁主筋74C〜Fは開口部70の上方で剪断補強筋82の頂部82Aと緊結され、下部梁主筋76C〜Fは開口部70の下方で剪断補強筋80の底部80Cと緊結されている。
この剪断補強筋80、82の2つの剪断補強筋が1つの組になって、図10に示すように、上部梁主筋74A〜F及び下部梁主筋76A〜Fの長手方向に等間隔に配置されている。剪断補強筋80、82は、ウェブ72を側面から見たときに、下フランジ90の底面から鉛直方向に対して斜めに傾斜して立設されており、剪断補強筋80、82の傾斜部80B、82Bの長手方向の中心部付近で、この傾斜部80B、82B同士が接している。剪断補強筋80、82の頂部80A、82A同士、及び底部80C、82C同士は接していない。
鉄筋コンクリート梁38と同様に、上部梁主筋74A〜F及び下部梁主筋76A〜Fには、直径13mmの異形鉄筋を用い、また、剪断補強筋80、82には、直径6mmの異形鉄筋が用いられている。
なお、図11(A)、(C)〜(E)に示す剪断補強筋78、84、86にも直径6mmの異形鉄筋を用いられている。これらの剪断補強筋も上部梁主筋74及び下部梁主筋76と結束線によって結束され、そして、この結束線と硬化した高強度コンクリートUによって上部梁主筋74及び下部梁主筋76に剪断補強筋78、84、86が緊結されている。
また、鉄筋コンクリート梁38を形成する高強度コンクリートUの配合は、鉄筋コンクリート梁38とである。すなわち、図12の上フランジ88、ウェブ72、下フランジ90は、鉄筋コンクリート梁38の配合と同様の高強度コンクリートUによって形成されている。
梁の曲げ試験は、図13に示すように、床上に固定されたスタブ92の側面から、試験体の鉄筋コンクリート梁38、68が張り出すように据え付け、スタブ92の側面から2475mm(以降、梁長さDと記載する)の位置F(図7の載荷点F、図10の載荷点F)に100tonの油圧ジャッキ94によって集中荷重を加えて行う。
油圧ジャッキ94によって加える荷重は、矢印96のように鉛直方向に正負交番で与える。この振幅(鉄筋コンクリート梁38、68先端部の変形量)を少しずつ大きくし、最大振幅が梁長さDの1/20になるまで繰り返し加力して、部材角(=振幅/梁長さD)に対する剪断力Qを計測する。
図6の符号34は、比較例1としての従来の鉄筋コンクリート梁38に曲げ試験を行ったときの部材角に対する基準化した剪断力の値を示し、符号36は実施例1としての第2の実施形態を適用した鉄筋コンクリート梁68に曲げ試験を行ったときの部材角に対する基準化した剪断力の値を示している。基準化した剪断力とは、計測した剪断力Qを梁の断面ウェブ幅tw、断面高さh、及びコンクリート圧縮強度F、で割った値(=Q/(t・h・F))である。
表1に示すように、本実施例で用いた試験体のコンクリート圧縮強度Fは、鉄筋コンクリート梁38(符号34)の比較例1が89.8(N/mm)、鉄筋コンクリート梁68(符号36)のコンクリート圧縮強度Fは103.3(N/mm)となった。
また、梁の曲げ試験によって求めた最大荷重Qmaxは、比較例1が115.8(kN)、実施例1が118.8(kN)となり、ほぼ同じ値になることがわかった。
Figure 2008081971
最大荷重の大きさは、鉄筋コンクリート梁38、68の根元(鉄筋コンクリート梁38、68とスタブ92の接合面)付近に発生する曲げ破壊に対する強度によって決まる。ここで、比較例1と実施例1の上部梁主筋及び下部梁主筋は、どちらも直径13mmの異形鉄筋を用いており、その配置も同じであるので、比較例1と実施例1の曲げ破壊に対する強度、すなわち最大荷重Qmaxも、ほぼ同じ値になったものと考えられる。
なお、比較例1の最大荷重Qmaxは、図6の符号34の線上の点P(部材角は27/1000rad)において剪断力が最大となるので、この剪断力の最大値を基準化した値の0.0239にt・h・F(=120mm×450mm×89.8N/mm)を掛けることによって求めることができる。
また、実施例1の最大荷重Qmaxは、図6の符号36の線上の点T(部材角は29/1000rad)において剪断力が最大となるので、この剪断力の最大値を基準化した値の0.0269にt・h・F(=95mm×450mm×103.3N/mm)を掛けることによって求めることができる。
次に、梁の曲げ試験によって求めたウェブ剪断ひび割れ発生強度Qは、比較例1が73.8(kN)、実施例1が113.2(kN)となり、実施例1は比較例1に比べてウェブ剪断ひび割れ発生強度がかなり大きいことがわかる。
これらの値に、それぞれの梁断面のt・hを掛けたウェブ剪断ひび割れ発生応力τは、比較例1が0.015F、実施例1が0.026Fとなり、コンクリート圧縮強度を考慮した比較においても実施例1の方が比較例1よりも約1.7倍も強度が高くなっていることがわかる。
よって、第2の実施形態(実施例1)の鉄筋コンクリート梁は、従来の鉄筋コンクリート梁(比較例1)に比べて梁断面の幅を小さくできるばかりではなく、剪断破壊に対する強度を向上させることがわかる。
なお、比較例1のウェブ剪断ひび割れ発生強度Qは、図6の符号34の線上の点J(部材角は3.6/1000rad)において、ひび割れの発生を目視で確認したので、この剪断力の値を基準化した値の0.01521にt・h・F(=120mm×450mm×89.8N/mm)を掛けることによって求めることができる。
また、実施例1のウェブ剪断ひび割れ発生強度Qは、図6の符号36の線上の点K(部材角は11/1000rad)において、ひび割れの発生を目視で確認したので、この剪断力の値を基準化した値の0.02563にt・h・F(=95mm×450mm×103.3N/mm)を掛けることによって求めることができる。
また、本実施例で用いた高強度コンクリートUと異なる配合のコンクリートを用いた場合においても、実施例1と同様に、薄肉ウェブの鉄筋コンクリート梁においても十分な剪断強度を得ることができる。本実施例で用いた高強度コンクリートUよりも強度の高いコンクリートを用いれば、さらに鉄筋コンクリート梁の剪断強度を上げることができる。
また、実施例1(第2の実施形態)よりも剪断強度が強い構造である、第1の実施形態や第2の実施形態と同様の剪断補強筋の配置で開口部を有さない梁においても、当然に、十分な剪断強度を得ることができる。
また、本実施例と異なる寸法の梁主筋や剪断補強筋を用いたり、これらの配置を変えた鉄筋コンクリート梁においても、鉄筋コンクリート梁のI型断面を見たときに、このウェブ内で交差するように剪断補強筋を配置し、上フランジに設けられた上部梁主筋、及び下フランジに設けられた下部梁主筋と剪断補強筋を緊結した構造であれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。
例えば、図5に示すような、PCケーブル用のシース管112を有するプレストレストコンクリートの梁110においても実施例1と同様の効果を得ることができる。
これまで述べたように、本実施例から、薄肉ウェブの鉄筋コンクリート梁においても十分な剪断強度が得られることがわかる。すなわち、部材の剪断強度から梁のウェブの幅を決めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の変形例を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の曲げ試験結果を示す部材角に対する基準化した剪断力の線図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の曲げ試験の試験体を示す側面図である。 図7の断面図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の曲げ試験の試験体を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の曲げ試験の試験体を示す側面図である。 図10の断面図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の曲げ試験の試験体を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る鉄筋コンクリート梁の曲げ試験方法の説明図である。 従来の鉄筋コンクリート梁を示す正面図である。 従来の鉄筋コンクリート梁を示す正面図である。 従来のコンクリート梁を示す正面図である。 従来のFRPを使用したコンクリート部材を示す斜視図である。
符号の説明
10 鉄筋コンクリート梁
12 上フランジ
14 ウェブ
16 下フランジ
18 上部梁主筋
20 下部梁主筋
22 剪断補強筋
22A 頂部
22B 傾斜部
22C 底部
26 剪断補強筋
26A 頂部
26B 傾斜部
26C 底部
30 鉄筋コンクリート梁
32 開口部
110 鉄筋コンクリート梁
114 上フランジ
116 下フランジ
118 ウェブ
S I型断面
U 高強度コンクリート

Claims (5)

  1. 上フランジ、ウェブ、及び下フランジからなるI型断面の鉄筋コンクリート梁において、
    前記上フランジに設けられた上部梁主筋と、
    前記下フランジに設けられた下部梁主筋と、
    前記上部梁主筋及び前記下部梁主筋と緊結され、かつ前記I型断面を見たときに前記ウェブ内で交差するように配置された剪断補強筋と、
    を有することを特徴とする鉄筋コンクリート梁。
  2. 前記剪断補強筋は、頂部、傾斜部、及び底部からなるZ形状であり、
    前記頂部は前記上部梁主筋と緊結され、前記傾斜部は前記I型断面を見たときに前記ウェブ内で交差し、前記底部は前記下部梁主筋と緊結されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート梁。
  3. 前記ウェブに開口部を有し、
    前記ウェブを側面から見たときに前記開口部の両側で前記傾斜部が交差するように前記剪断補強筋が配置され、
    前記開口部の上方で前記頂部は前記上部梁主筋と緊結され、
    前記開口部の下方で前記底部は前記下部梁主筋と緊結されていることを特徴とする請求項2に記載の鉄筋コンクリート梁。
  4. 前記上フランジ、前記ウェブ、及び前記下フランジは、プレストレスが導入されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の鉄筋コンクリート梁。
  5. 前記上フランジ、前記ウェブ、及び前記下フランジは、高強度コンクリート又は繊維補強コンクリートによって形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の鉄筋コンクリート梁。
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