JP5185586B2 - 電子黒板 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置に関し、特に、プロジェクタが出力した画像データを電子黒板の表示スクリーンに表示する電子黒板に関する。
従来、画像データをプロジェクタから出力して、電子黒板のスクリーンに表示して、その表示画像データに対応して会議メンバーがスクリーン上に書込みを行って会議を進める電子黒板装置として、例えば、特許文献1の画像表示システムがある。特許文献1の画像表示システムの印刷手段は、印刷指示あると、プロジェクタから投射されている画像データの送信をプロジェクタに要求し、送信された画像データとスクリーンに描画された描画データとを合成し、合成した画像データを印刷手段に供給するものである。
特開2006−253772号公報
しかしながら、従来技術、特に、上記特許文献1に開示される画像表示システムの電子黒板では、プロジェクタを電子黒板と別に設置しなければならず余分なスペースが必要で、狭い会議室には不向きであった。また、スクリーンの高さは固定であり、学校、特に児童に身長差が大きい小学校等で授業に使用する場合には、児童に黒板に書込ませる時の高さが適当な位置にならないことがあった。
本発明の目的は、上記のような問題を解決し、設置スペースが小さく、スクリーンの高さを変更し易い電子黒板を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の電子黒板は、ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材に光拡散作用を持たせた画像表示部と、当該画像表示部の背面から第1の映像信号により光強度が変調された映像光を投写する背面投写装置と、前記画像表示部に表示された画像と画像観察側から前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等を読込むための読込み装置を備え前記読み込み装置により得られた第2の映像信号を合成する表示制御回路とを備えた画像示装置であって、前記背面投写装置は、光源からの光を、第1の映像信号に合わせて強度を変調し、前記画像表示部の背面側から斜めに拡大して投写する傾斜投写光学系により構成したものである。
なお、本発明の電子黒板は、前記段落0005に記載の電子黒板において、前記画像表示部は、ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材に画面垂直方向に伸びるレンチキュラーレンズを画面水平方向に並べて配置したレンチキュラーシートから成ることが好ましい。
また、本発明の電子黒板は、前記段落0005若しくは0006のいずれかにに記載の電子黒板において、前記傾斜投写光学系は、その一部に配置した自由曲面ミラーを備え、もって、前記光源からの光を映像信号に合わせて強度を変調し、反射して画像表示装置の背面から投写することが好ましい。
また、本発明の電子黒板は、前記段落0006に記載の電子黒板において、前記自由曲面ミラーと前記画像表示部の背面との間には、更に、平面反射板を設けることが好ましい。
また更に、前記電子黒板において、前記平面反射板近傍に前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等の読込み装置を設けることが好ましい。
また、本発明の電子黒板は、前記段落0005に記載の電子黒板において、前記画像表示部の背面側に、更に、前記傾斜投写光学系から入射した光を、当該画像表示部の表示面に略垂直に出射するための光方向変換部を設けることが好ましい。
また更に、前記電子黒板において、前記傾斜投写光学系は、更に、自由曲面レンズを備えていることが好ましい。
また更に、前記電子黒板において、更に、前記画像表示部を所定の高さに切り替える手段を設けることが好ましい。
また、本発明の電子黒板は、ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材に光拡散作用を持たせた画像表示部と、当該画像表示部の背面から第1の映像信号により光強度が変調された映像光を投写する背面投写装置と、前記背面投写装置側に前記画像表示部に表示された画像と画像観察側から前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等を読み取るカメラにより得られた第2の映像信号を合成する表示制御回路と前記表示制御回路によって合成された映像信号もしくはそれぞれ単独の映像信号に合わせて印刷する印刷装置を備えた画像示装置であって、
前記背面投写装置は、光源からの光を、第1の映像信号に合わせて強度を変調し、前記画像表示部の背面側から斜めに拡大して投写する傾斜投写光学系により構成するものである。
また、前記段落0010に記載の本発明の電子黒板において、画像表示部は、ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材に画面垂直方向に伸びるレンチキュラーレンズを画面水平方向に並べて配置したレンチキュラーシートから成ることが好ましい。
また、前記段落0010若しくは0011のいずれかに記載の本発明の電子黒板において、前記傾斜投写光学系は、その一部に配置した自由曲面ミラーを備え、もって、前記光源からの光を映像信号に合わせて強度を変調し、反射して画像表示装置の背面から投写することが好ましい。
前記段落0011に記載の画像表示装置において、前記自由曲面ミラーと前記画像表示部の背面との間には、更に、平面反射板を設けることが好ましい。
また、前記段落0011に記載の本発明の電子黒板において、前記自由曲面ミラーと前記画像表示部の背面との間には、更に、平面反射板を設けることが好ましい。
また、前記段落0013に記載の本発明の電子黒板において、前記平面反射板近傍に前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等を読み込むカメラを設けることが好ましい。
また、前記段落0011に記載の本発明の電子黒板において、前記画像表示部の背面側に、更に、前記傾斜投写光学系から入射した光を、当該画像表示部の表示面に略垂直に出射するための光方向変換部を設けることが好ましい。
また、前記段落0011に記載の本発明の電子黒板において、前記傾斜投写光学系は、更に、自由曲面レンズを備えていることが好ましい。
また、前記段落0011に記載の本発明の電子黒板において、更に、前記画像表示部を所定の高さに切り替える手段を設けることが好ましい。
以上の本発明によれば、プロジェクタを設置するための設置スペースが小さく、スクリーンの高さを容易に変更することが可能な電子黒板を実現することができる。
以下、本発明による最良の形態について、添付の図を用いながら詳細に説明する。なお、以下の各図において、共通な機能を有する要素には同一符号を付して示し、一度説明したものについては、煩雑と思われる場合には、その重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施の形態である電子黒板である。100は、本発明の電子黒板、110はスクリーン、111はレンチキュラーシート、112は折り返しミラー、113は筐体、114は筐体113の下部、150はプロジェクタ、180はプリンタである。なお、図1では、電子黒板に必要であるが、本発明の説明に不必要な要素は、煩雑なため省略する。
スクリーン110は、ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材の背面側に、レンチキュラーシート111を貼り付けたものである。レンチキュラーシート111は、スクリーン110の基材背面側に、スクリーンの垂直方向に伸びるレンチキュラーレンズをスクリーンの水平方向に並べて配設したものである。
プロジェクタ150は、光学像を投射し、投射光は背面側に略垂直に設けられた折り返しミラー112に投射されて反射し、観測側のスクリーン110に到達する。即ち、折り返しミラー112を反射した光学像は、スクリーンの水平方向に並べて配置された、スクリーンの垂直方向に伸びるレンチキュラーレンズに到達する。
レンチキュラーシート111は、到達した光学像の光束方向をスクリーン110の水平方向に偏光して、スクリーン110に光学像を入射する。
スクリーン110の観測側(前面側)では、例えば、会議の出席者が、プロジェクタから投射された光学像の拡大像を見ることができる。
図2を用いて、更に本発明の電子黒板の当該スクリーン110の背面から光を投射する原理を説明する。図2は、本発明の一実施の形態になる電子黒板の一部の斜視図である。
図2において、電子黒板の表示画面を構成するスクリーン110の背面側には、当該スクリーンに対して斜め方向から背面光を投写するための、以下に詳細に説明するプロジェクタ150と折り返しミラー112が配置されている。なお、矢印で模式的に示した光束のように、プロジェクタ150から投射された光学像が、先ず、折り返しミラー112にぶつかって反射し、当該反射光がスクリーン110の背面から投射されて、スクリーン110に光学像が映し出される。
次に図3は、電子黒板のスクリーンの背面側から斜めに拡大して投写する背面光投写光学ユニット(プロジェクタ150と折り返しミラー112での構成)300を含めた電子黒板を模式的に示している。この背面光投写光学ユニット300は、比較的短距離で光源からの光をスクリーン110に投射可能に構成された短距離傾斜投写光学系であり、その構成の詳細については後述する。この図3においては、説明を分かり易くするために、各構成要素は実際の寸法を無視して模式的に示されている。また、以下の実施例では、光変調部として、透過型の液晶パネルを用いた例について説明する。
図3において、例えば、テレビジョン放送の受信により得られた映像信号を基に、カラー表示を行うスクリーン110を、その背後から照明(バックライトを照射)する背面光投写光学ユニット300は、液晶パネルとは反対の側から、以下の構成要件が、順次配置されて構成されている。即ち、略白色光を出射する光源310と、当該光源310から射出される偏りのない光を、所望の偏光方向に揃え、もって、所定の偏光光に変換するための偏光変換素子330と、当該偏光変換素子330からの偏光光(白色光)を光変調して調光する液晶パネル350(光変調部)と、当該液晶パネル350で調光された光束をスクリーン110に向けて、超短距離から、斜め方向に拡大して投写する拡大投写ユニット311と、そして、当該拡大投写ユニット311からの光束を上記スクリーン110の入射面にほぼ垂直に入射するように変換するレンチキュラーシート360とを含んで構成されている。なお、拡大投写ユニット311は、自由曲面ミラーや自由曲面レンズを含み、ここでは、概念的にレンズとして表示している。
尚、本実施形態に係る背面光投写光学ユニット300は、スクリーン110に、このスクリーン110の表示面積よりも約2〜15%大きい拡大光学像を投射するように構成されている。換言すれば、かかる背面光投写光学ユニット300は、約2〜15%オーバースキャンして拡大光学像をスクリーン110に投射するものである。これにより、背面光投写光学ユニット300または折り返しミラー112等の各種光学部品の取り付け誤差による影響(例えば、スクリーン110の一部に拡大光学像が投射されないことによる「画像欠け」)を低減もしくは防止することができる。
また、スクリーン110は、背面光投写光学ユニット300から照射された光を、パネル駆動回路392を介して、例えば、上述した映像信号391に基づいて光変調(光強度変調)し、もって、表示画像の画像光(カラー)を形成して出射する。なお、ここでは、その一例として、横縦比16:9、画素数1920×1080、画面サイズ(画面表示有効領域の対角寸法L1)が27〜60[in](約0.686〜1.524[m])程度のガラス若しくは合成樹脂で構成された略平坦なスクリーンが採用されている。
また、光源310は、例えば、略白色光を出射する高圧水銀ランプなどの高輝度ランプ301と、当該ランプ301を背後から覆い、ランプからの白色光を反射して平行光に変換するための回転放物面形状のリフレクタ302とを含んで構成されている。本実施の形態では、光源310から射出される光は、後述するように、スクリーン110と較べて十分に小さな照明用の液晶パネル350(即ち、光変調してコントラストを高める調光を行う)に照射されることから、高圧水銀ランプなどの放電ランプを用いることができる。
そして、ランプ301から射出された光は、例えば、回転放物面形状の反射面を有するリフレクタ302によって反射されて光軸315に略平行な光となり、即ち、光源310から略平行の光束が射出される。この光源310から射出された光は、その後、偏光変換素子330に入射する。
偏光変換素子330は、上記光源310から射出された偏りのない光の偏光面を、所定の偏光方向に揃え、所定の偏光光に変換する。そして、この偏光変換素子330で所定偏光光とされた光は、次いで、液晶パネル350に入射することとなる。
この液晶パネル350は、パネル駆動回路395を介して入力した上記映像信号391に基づいて、光変調(光強度変調)を行うものであり、当該光変調(光強度変調)によって画素毎に濃淡のある光学像(以下、「調光像」という)を形成する。なお、ここでは、当該パネルの価格を低減するため、例えば、横縦比16:9、WVGAの画素数852×480(更にコストを優先する場合、WQVGAの画素数400×240を用いてもよい)、画面サイズ(画面表示有効領域の対角寸法L2)が0.4〜1.3[in](10.16〜33.02[cm])程度の、所謂、シングルマトリックス駆動のTN型液晶パネル(透過型液晶パネル)を用いる。
なお、本実施の形態では、液晶パネル350は、上述したように光変調(光強度変調)を行うためのものであり、フルカラー表示を考慮する必要は無く、即ち、画素毎に光強度を変調すればよいため、RGB信号ではなく輝度信号(Y信号)が供給される。より具体的には、本実施形態では、スクリーン110には映像信号としてパネル駆動回路392からRGB信号が供給されており、一方、照明用の液晶パネル350には映像信号としてパネル駆動回路395から輝度信号が供給されることとなる。また、この輝度信号としては、ここでは図示しないY/C分離回路で分離し、かつ、図示しない映像処理回路で所定の信号処理(例えば、コントラスト調整、ガンマ補正等)が為されたY信号を用いてもよい。また、スクリーン110に供給されるRGB信号をマトリクス演算して得られるY信号を用いてもよい。勿論、照明用の液晶パネル350に対して、映像信号であるRGB信号のいずれかを、周期的に、順次、供給するようにしてもよい。
また、上述したパネル駆動回路395は、スケーリング機能(図示せず)を有しており、映像信号391に対して、液晶パネル350の解像度に対応してスケーリングなどの画像処理を行う。その後、周知の平均輝度情報、黒レベル領域検出、白レベル領域検出などの画像情報分析機能(図示せず)を用い、これらの分析情報により、液晶パネル350を駆動し、光変調された調光像(光学像)を形成させる。また、パネル駆動回路395からスクリーン110に供給されるRGB信号に対応する輝度信号を(必要に応じ、液晶パネル350の解像度に対応してスケーリング処理をして)液晶パネル350に供給してもよい。
そして、拡大投写ユニット311は、上記液晶パネル350で形成された調光像を、上記スクリーン110に向けて、超短距離から、斜め方向に拡大して投写する。なお、ここで、通常の投写装置を用いた場合、奥行き寸法が厚くなりってしまい、装置の大型化につながってしまうことから、当該奥行き寸法を極力薄くするために、特に、斜め投写が可能な投写装置を用いている。
尚、本実施形態に係る背面光投射ユニット300において、液晶パネル350は必ずしも用いる必要は無く、液晶パネル350に代えて、スクリーン110の表示面の形状に相似する開口形状を持つ開口絞りを設けてもよい。例えば、スクリーン110の表示面のアスペクト比が16:9である場合には開口絞りの開口形状のアスペクト比を16:9とし、スクリーン110の表示面のアスペクト比が4:3である場合には開口絞りの開口形状のアスペクト比を4:3とする。
この開口絞りにより光源からの光を整形し、適切な形状の光学像をスクリーン110に投射するようにしている。この場合には、更に、図3のパネル駆動回路395は不要となる。
次に、上記のレンチキュラーシート360は、プロジェクタ150の拡大投写ユニット311からの斜め光がスクリーン110の入射面に対して略垂直に入射するように変換するための、所謂、光方向変換部である。このレンチキュラーシート360を構成する基材361の一方の面(ここでは、スクリーン110側とは逆側の背面)には、入射角が所定値以内の光を屈折して出射させるレンチキュラーレンズ362が、スクリーン110の垂直方向に帯状に伸びて形成され、かつ、その帯状のレンチキュラーレンズの集合がスクリーン110に対して水平方向に並べて配置されている。そして、このレンチキュラーシート360により、拡大投写ユニット311からの斜め光を、その入射角度に応じて屈折若しくは全反射することにより、スクリーン110の入射面に略垂直に入射するようにする。
また、背面光の斜め拡大投写を可能にする背面光投写光学ユニット300では、特に、サイズの小さな液晶パネル350を用い、液晶パネル150の一つの画素をスクリーン110の複数画素に対応させ、映像信号に基づいて光変調を行って調光像を形成する。そして、当該調光像を拡大投写光学系ユニット300で拡大してスクリーン110に投写する。
また、スクリーン110に較べて十分小さな液晶パネル350を用いることによれば、上記に加えて、光源110のサイズも小さくすることができる。従って、背面光投写光学ユニット311と同サイズの高価な液晶パネル、更には、LEDを複数個並列配置して構成した光源を用いる従来技術に較べ、上述した背面光投写光学ユニット300やキュラーシート360が追加的に必要となるが、しかしながら、上述したように、その投写装置として低解像度の液晶パネルが使用できるので、背面光投射光学ユニット300のコストを、従来の、2/3〜1/2程度に低減することができる。そして、更なる装置のコスト低減を図るためには、上述した光変調(光強度変調)を行うための構成要件であるプロジェクタ150を削除することも可能であろう。さらに、プロジェクタ150や光源110それぞれを交換可能な方式とすることで、サービス性も大幅に向上することも可能であろう。
次に、添付の図4〜10を参照しながら、上記電子黒板において採用される、特に、装置の奥行き寸法を極力低減するため、その一部に配置した自由曲面ミラーの反射を利用して液晶表示装置の背面側の短距離から斜めに拡大して投写する短距離傾斜投写光学系について説明する。なお、自由曲面ミラーに関しては、例えば、自社出願である特開2006−292900号公報に開示されている。
まず、図4は、上記投写光学系の基本的な構成を示す断面図であり、当該光学系の構成をXYZ直交座標系におけるYZ断面で示している。ここで、XYZ直交座標系の原点は、光変調(光強度変調)用の液晶パネル350の表示画面の中央とし、Z軸はスクリーン110の法線408と平行であるものとする。Y軸はスクリーン110の表示画面の短辺と平行であり、スクリーン110の縦(上下)方向と等しいものとする。X軸は、スクリーン110の表示画面の長辺と平行であり、スクリーン110の横(左右)方向と等しいものとする。また、図5は投写装置を構成する投写レンズの斜視図であり、図6は投写レンズにおける光路の折り曲げを省略して示した投写レンズの断面図である。
まず、図4に示すように、拡大投写光学系ユニット311は、液晶パネル350からレンチキュラーシート360、スクリーン110に向かう光路上において、液晶パネル350側から順に配置された、投写レンズ402と、第1反射ミラーとしての自由曲面ミラー404と、第2反射ミラーとしての平面反射ミラー(折り返しミラー)112とを含んで構成されている。そして、上記の構成によれば、光変調(光強度変調)用液晶パネル350の表示画面上の調光像は、投写レンズ402によりスクリーン110に向けて投写される。
このとき、直線的に投写すると所定の距離が必要となり、電子黒板の奥行き寸法が大きく、つまり、電子黒板の奥行きが厚くなる。そこで、投写レンズ402からスクリーン110に向かう光路(例えば、光線421、422、423で示される光路)を、自由曲面ミラー404と折り返しミラー112とで折り返し、電子黒板の奥行きを極力低減するようにしている。
さらに、液晶パネル350の画面の中央から出てスクリーン110の画面中央に向かう光線421(以下、「画面中央光線」と言う)を、スクリーン110の入射面に対して非垂直(一般に、このような投写は「斜め投写」と呼ばれる)として、画像表示装置の奥行きを低減している。
また、投写レンズ402は、上記の図4、更には、図5からも明らかなように、回転対称な面形状を有する複数の屈折レンズから構成される前群412と、少なくとも一方の面が回転非対称の自由曲面の形状を有するレンズ(以下、「自由曲面レンズ」と称する)を含む後群413とから構成されている。
なお、図4において、図示された投写レンズ402からは、液晶パネル350の位置がスクリーン110の法線408の方向に延長しており、そのため、装置の奥行きが拡大する必要があるように思われる。しかしながら、例えば、図5に示すように、X軸(即ち、スクリーン110の長辺)に平行に配置された前群412の途中に光路折り曲げミラー514を配置し、前群412の光軸409(即ち、投写レンズの光軸)をZ軸方向(即ち、画像表示用液晶パネルの法線408に平行な方向)に折り曲げることにより、奥行き寸法の増大を防止することができる。勿論、本発明はこれに限定されるものではなく、自由曲面ミラー404と投写レンズ402の後群413との間、あるいは、投写レンズ402の前群412と後群413の間に光路を折り曲げる光路折り曲げミラーを配置してもよい。
なお、上述した実施の形態では、上記図4に示すように、液晶パネル350は、その表示画面の中央が投写レンズ402の光軸409上に位置するように配置されている。従って、液晶パネル350の表示画面の中央から出て投写レンズ402の入射瞳の中央を通ってスクリーン110の画面中央に向かう画面中央光線421は、投写レンズ402の光軸に沿って進む。この画面中央光線421は、自由曲面ミラー404の反射面上の点P2で反射された後、平面反射ミラー405上の点P5で反射されて、スクリーン110の画面中央の点P8に画像表示用液晶パネルの入射面の法線408に対して所定の角度(θs)で、すなわち、斜めに入射される。
なお、このことは、投写レンズ402の光軸409に沿って通過した光線がスクリーン110に対して斜めに入射していることであり、実質的に投写レンズ402の光軸がスクリーン110に対して斜めに設けられていることを意味しており、このような方法でスクリーン110に斜め入射させることによれば、投写した長方形の形状が台形になる、所謂、台形歪と共に、その他にも、光軸に対して回転対称でないことにより、種々の収差が生じる。そこで、本実施の形態では、これ等の歪や収差を、拡大投写光学系ユニット311を構成する投写レンズ402の後群413と自由曲面ミラー404の反射面とで補正する。
上記の図4に示す断面内において、液晶パネル350の画面下端から投写レンズ402の入射瞳の中央を通って射出され、これに対応するスクリーン110の画面上端の点P9に入射する光線を光線422とする。また、液晶パネル350の画面上端から投写レンズ402の入射瞳の中央を通って射出され、これに対応するスクリーン110の画面下端の点P7に入射する光線を光線423とする。この図4を見ると、点P3から点P6を経由して点P9に到る光路長は、点P1から点P4を経由して点P7に到る光路長よりも長くなっている。これは、投写レンズ402から見て、スクリーン110の像点P9が像点P7よりも遠くにあることを意味している。そこで、スクリーン110の像点P9に対応する物点(液晶パネル350の表示画面上の点)がより投写レンズ402に近い点に、また、像点P7に対応する物点がより投写レンズ402から遠い点にあれば、像面の傾きを補正できる。そのためには、液晶パネル350の表示画面の中央における法線ベクトルを、投写レンズ2の光軸に対し傾けるようにする。具体的には、上記法線ベクトルを、YZ平面内において、スクリーン110の位置する方へ向けるように傾ければよい。光軸に対して傾いた像平面を得るのに物平面を傾ける方法は知られている。しかしながら、実用的な大きさの画角では、物平面の傾きによる像面は光軸に対して非対称な変形を生じ、回転対称な投写レンズでは補正が困難である。そこで、本実施形態では、回転対称でない、すなわち回転非対称の自由曲面を用い、非対称な像面の変形に対応している。このため、物平面を傾けることで低次の像面の歪を大きく低減でき、自由曲面による収差補正を補助する上で効果的である。尚、図4では、折り返しミラー112は鉛直方向に対して傾斜して設けられているが、図2に示すように垂直に設けてもよい。
次に、上述した拡大投写光学ユニット311の各光学要素の作用について説明する。
投写レンズ402は、その前群412が液晶パネル350の表示画面上の調光像をスクリーン110に投写するための主レンズであり、回転対称な光学系における基本的な収差を補正する。投写レンズ402の後群413は、回転非対称の自由曲面レンズを含んでいる。ここでは、自由曲面レンズは、上記図4、図5、そして、図6から明らかなように、その光出射方向に対して凹面を向くように湾曲されている。そして、自由曲面レンズの、スクリーン110の下端に向かう光線423が通過する部分の曲率を、スクリーン110の上端に向かう光線422が通過する部分の曲率よりも大きくしている。
自由曲面ミラー404は、回転非対称な自由曲面形状の反射面を有している。ここでは、自由曲面ミラー404は、その一部が光の反射方向に対して凸を向くように湾曲された、回転非対称の凸面ミラーとしている。具体的には、自由曲面ミラー404の、スクリーン110の下方に向かう光を反射する部分(P1)の曲率を、スクリーン110の上方に向かう光を反射する部分(P3)の曲率よりも大きくしている。換言すれば、自由曲面ミラー404のYZ断面(スクリーン110の画面縦方向の断面)において、画面中央光線421が自由曲面ミラー404で反射される位置P2に対して、P1−P2間の寸法とP3−P2間の寸法とを異ならせている。
また、自由曲面ミラー404の、スクリーン110の下方に向かう光を反射する部分(P1)が該光の反射方向に凸の形状を為し、スクリーン110の上方に向かう光を反射する部分(P3)が光の反射方向に凹の形状をなすようにしてもよい。
上記の構成によれば、上記自由曲面レンズと自由曲面ミラーの作用により、主として、斜め入射によって生じる収差の補正が行われる。すなわち、本実施の形態では、自由曲面ミラー404が主として台形歪を補正し、投写レンズ402の後群413が、主として像面の歪みなどの非対称な収差の補正を行なう。
このように、本実施の形態は、投写レンズ402が回転非対称の自由曲面レンズを少なくとも一枚含み、自由曲面ミラー404が回転非対称の自由曲面形状の反射ミラーをなしている。これによって、斜め投写によって生じる台形歪と収差の両方を補正可能としている。
次に、以上述べた投写装置の光学系について、更に、図7、図8を用いて説明する。
まず、図7と図8は、数値例に基づく本実施の形態に係わる投写装置の光学系の光線図を示しており、前述したXYZ直交座標において、図7はYZ断面を、図8はXZ断面での構成を示している。投写レンズ402は、上記の図5でも述べたように、前群412の途中に光路折り曲げミラー414が配置されているが、この図7では、この光路折り曲げミラー414の図示を省略しており、光学系をZ軸方向に展開して示しており、このことは図6でも同様である。即ち、光路折り曲げミラー(折り返しミラー)は、その設置の位置や角度において任意性があり、また、各光学要素の機能に影響を及ぼすものではない。従って、以下の説明では、光路折り曲げミラーを省略して説明することにする。
上記図6の下側に示した液晶パネル350から射出した光は、複数のレンズを含む投写レンズ402のうち、まず、回転対称形状の面のみを有するレンズのみで構成される前群412を通過する。そして、回転非対称の自由曲面レンズを含む後群413を通り、自由曲面ミラー404の反射面で反射される。その反射光は、折り返しミラー112で反射された後、スクリーン110に入射される。
ここで、投写レンズ402の前群412は、全て回転対称な形状の屈折面を持つ複数のレンズで構成されており、各屈折面のうち4つは回転対称な非球面であり、他は球面である。
さて、図1並びに図9によって、各種の画像と共に、書き込んだ内容を読み取ってきれいに表示する本発明の電子黒板を、更に説明する。即ち、この電子黒板装置100は、大型の直視タイプの表示装置であるスクリーン110を、例えば、移動可能なキャスターが設けられた筐体113の下部114に取り付けたものである。
なお、この電子黒板装置では、その表示画面であるスクリーン110の表面側(観測側)に、会議の出席者等の利用者が立って説明や書き込みをする形態が多い。そのため、その表示装置であるスクリーン110は、その表示画面上での書き込みを可能にすると共に、スクリーン110の保護のために透明なガラス板若しくは硬質の透明合成樹脂が設けられている。また、スクリーン110の背面から斜め方向に背面光を投写するためのプロジェクタ150が、筐体113の下辺部に取り付けられている。
また、電子黒板として、プリンタ180が設けられ、会議中等の黒板に書かれたコンテンツを記録できる。なお、プリンタ180の代わり、若しくは、併設して、記録装置、若しくは、映像表示装置、又はネットワーク回線(優先、無線を問わない)と接続して、遠隔の装置と結合しても良い。
また、図1において、スクリーン110は、拡大された画像が表示されるため、表示面にたわみが生じると、画像のゆがみやむらとして拡大されるため、欠陥として著しく目立つ。従って、表示面のたわみをなくし、平坦度を高めることが重要になる。従って、設置時若しくは設置後にたわみを発生させないように、本発明の電子黒板のスクリーンは、重力方向垂直となるように構成する。そして、その平坦度は、80型(画面サイズ(画面表示有効領域の対角寸法L1)が80[in](2.032[m]))のスクリーン寸法に対して、高さ方向についてのスクリーン全体の表面のそりが±2.0[mm]以内のものを使用する。
なお、本発明の別の実施形態の電子黒板のスクリーン寸法は、例えば、高さを一定とし、縦横比(アスペクト比)16:9若しくは縦横比4:3の表示画面サイズである。例えば、高さは、1200[mm]である。この時、縦横比4:3では、画面サイズは、78[in](約1.98[m])であり、縦横比16:9では、画面サイズは、96.4[in](約2.45[m])である。
図9は、上記電子黒板装置の構成の一例を示すのブロック図である。図において、電子黒板90は、上記図3に示した背面光投写光学ユニット300と共に、以下の構成を備えている。即ち、画像を表示するスクリーン91の前面上(観測側)で、指先またはタッチペンでその表面(書き込み面)をタッチすることにより電気的に文字や図形等を入力して表示もしくは消去することが可能なタッチ入力部92(例えば、タッチセンサを含む)と、指先またはタッチペンでタッチされた表面上の座標位置の演算等を行うタッチ入力部用のコントローラ(例えば、マイクロコントローラ等により構成される)93と、当該コントローラ93から座標位置情報を入力し、入力した座標位置情報に基づいて、タッチ入力部92を介して入力された文字、図形等をスクリーン91上に描画する処理等、更には、システム全体を制御する制御部(やはり、マイクロコントローラ等により構成される)94等を備えている。
また、電子黒板90には各種の周辺機器を接続することができる。例えば、原稿の画像を読み取るためのスキャナや、画像データを記録紙に出力するプリンタなどが、その制御部94に接続することができる。また、制御部94を介して電子黒板90をネットワーク回線99に接続することもでき、もって、ネットワーク回線99上に接続された他のクライアント端末若しくは制御用端末で作成したデータをスクリーン91上に表示し、電子黒板90で作成したデータを他の端末に転送することも可能となる。
さらに、ここでは図示しないが、スクリーン91には映像信号の入力端子やスピーカー設けられており、ビデオプレイヤーをはじめ、その他レーザディスク
プレイヤー、DVDプレイヤー、ビデオカメラ等の各種情報機器やAV機器を接続し、その大画面モニタとしても利用することができる。なお、上記に代えて、タッチ入力部201としては、超音波表面弾性波方式のタッチ入力装置を用いることも可能である。
即ち、音声を入力するマイク等の入力手段、及び音声を出力する若しくは拡声するためのスピーカ等の出力手段、並びに、撮像手段を備え、ネットワーク回線94を介して若しくはケーブル接続すれば、制御部94の制御により、会議中の各メンバーへの配布データの送受信及び表示、遠隔地との通信等を行うことも可能である。
上述の実施例に拠れば、プロジェクタを電子黒板とが一体化され、余分なスペースが不要で、かつ、ケーブル配線も不要であるため、狭い会議室でも適用可能である。
次に、本発明の電子黒板の他の実施例について、図10と図11を用いて説明する。図10は、本発明の一実施例を説明するための模式図である。
図10は、図1(b) の電子黒板に、CCDカメラ等のイメージセンサを設け、会議等で、電子黒板のスクリーン上に書き込まれた文字、絵、記号、等の表示物を背面から撮像し、ユーザからの指示があれば、撮像した画像を出力するものである。出力先は、プリンタ、メモリ手段、ネットワーク回線、等、選択可能である。
図10において、CCDカメラ1001が筐体の背面側に、スクリーン110に書き込まれた表示物を視野範囲で撮像できるように設定固定されている。また、仕切り板1010は、透明またはハーフミラーである。
図11において、図示しない制御部入力手段を介して、ユーザがプリントの指示をすると、指示は制御部1002に入力される。電子黒板1000の制御部1001は、CCDカメラ1001に撮像表示物を撮像させるための制御信号を出力する。CCDカメラ1001は、背面から、スクリーン110に表示された画像を撮像し、撮像した光学像を映像データに変換して制御部1001に出力する。制御部1001は、映像データをプリント可能なフォーマットに変換してプリンタ1004に出力する。また、ユーザから記録要求があればメモリ1005に出力する。メモリ1005は、制御部1001から入力されたデータをを記録する。メモリ1005は、リムーバルな記録媒体(例えば、DVD、SDメモリ等)に記録する記録装置であっても良い。また、ネットワーク回線を介してクライアント端末や制御端末に送信しても良い。
なお、CCDカメラ1001が、撮像する場合、撮像する間瞬間的に、プロジェクタ1003の投射光をシャッター等により遮断し、会議の出席者が記録した表示物だけ撮像し、その時プロジェクタの投射している画像とミキシングして、プリンタ1004、メモリ1005、等に出力しても良い。
なお、CCDカメラによる撮像を、所定の周期で行い、音声と共に、かつ、時間情報と関連付けて記録することによって、メモリ等に記録したり、かつ、定期的にネットワーク回線を介して、職場の上長等の管理者に伝送することが可能となる。
即ち、上述の実施例に拠れば、極めて容易に書き込まれた表示物を、印刷、記録、及び出力可能となり、会議システム等に利便性の高い電子黒板を提供することができる。
次に、本発明の他の電子黒板について、図12を用いて説明する。図12は、本発明の位置実施例を説明するための図である。
図12は、図1若しくは図10で説明した電子黒板において、自動若しくは手動にて、高さ方向に、スクリーン部分をスライドさせる機構を備えた電子黒板である。
図1若しくは図10の電子黒板において、上下のスライド機構を設け、所定の高さ位置に切り替え可能な移動機構を設け、光学系に関する部分の位置関係を変更せず(例えば、図10における、プロジェクタ150、折り返しミラー112、レンチキュラーシート111、スクリーン110、CCDカメラ1001、及び仕切り板1010の相対位置関係を固定のまま)に、所定の距離、例えば、60[cm]若しくは45[cm]移動するようにしたものである。
図12は、手動にてスクリーン高さを変更するための機構を模式的に示した図である。図12(a) は、図10の電子黒板とほぼおなじで、説明として筐体113と筐対下部114の一部として、支持梁部1210を示した図である。まt、図12(b) は、支持梁部1210とそれに移動可能で、スクリーン部分であるプロジェクタ150、折り返しミラー112、レンチキュラーシート111、スクリーン110、CCDカメラ1001、及び仕切り板1010全体を共通に支える支持梁部1220を示す図である。
支持梁部1210は、筐対下部114に固定され、支持梁部1220は、支持梁部1210に沿って、高さ方向に移動可能である。また、支持梁部1210は、1本若しくは奥行き方向に複数本(例えば、2本)あり、対応する数の支持梁部1220が存在する。
支持梁部1210には、少なくとも2つの穴1211と1212が水平方向に開けられ、支持梁部1220には、電磁弁がオフの時には、突出して、穴1211若しくは1212に挿入され、スクリーン部分を高さ方向に固定するストッパー1232(突出状態)がある。電磁弁がオンした時には、突状態から、ストッパ1231のように引き込まれ、穴1211若しくは1212から外れるため、スクリーンは高さ方向に移動可能となる。
なお、電磁弁のオンは、図示しない取手をユーザが握ると、電磁弁がオンするようにスイッチが設けられており、取手を離すと電磁弁がオフするようにしている。また、スクリーン部の重さを考慮して、井戸のつるべのように重りを付けておいても良い。
上述の実施例に拠れば、スクリーンの高さを変更可能とし、学校、特に児童に身長差が大きい小学校等で授業に使用する場合には、児童に黒板に書込ませる時の高さを適当な位置に切り替えることができる。
図12において、穴1211と1212との間隔は、例えば60[cm]であり。例えば45[cm]である。また、穴1211若しくは1212を2つではなく複数個を所定の間隔であけ、所定の複数の高さにスクリーン部の高さが設定できるようにしても良い。
また、モータ駆動回路を用い、制御部に指示入力することによって上下に移動させても良い。
なお、以上の説明では、スクリーンの背後からCCDカメラでスクリーン上の表示物を撮像したが、CCDカメラ等の位置は、本実施例で開示した場所に限らない。
本発明の一実施の形態になる電子黒板を説明するための図。 本発明の一実施の形態になる電子黒板の一部の斜視図。 本発明の電子黒板のスクリーンの背面短距離から斜めに拡大して投写する短距離傾斜投写光学系を構成するプロジェクタ含めた構成を模式的に示す図。 上記背面光投写光学ユニット含めた投写光学系の基本的な構成を示す断面図。 上記投写光学系を構成する、レンズを含む各構成要件を具体的に示した斜視図。 上記投写光学系を構成する、レンズ面を示すための断面図。 上記投写光学系のYZ断面における光線図。 上記投写光学系のXZ断面における光線図。 本発明の電子黒板の構成の一実施例を示すのブロック図。 本発明の一実施の電子黒板を説明するための図。 本発明の電子黒板の構成の一実施例を示すのブロック図。 本発明の一実施の電子黒板を説明するための図。
符号の説明
100:電子黒板、 110:スクリーン、 111:レンチキュラーシート、 112:折り返しミラー、 113:筐体、 114:筐体下部、 150:プロジェクタ、 180:プリンタ、 300:背面光投写光学ユニット、 301:高輝度ランプ、 302:リフレクタ、 310:光源310、 311:拡大投写光学系ユニット、 330:偏光変換素子、 350:液晶パネル、 360:レンチキュラーシート、 392:パネル駆動回路、 391:映像信号、 395:パネル駆動回路 402:投写レンズ、 404:自由曲面ミラー、 408:スクリーン110の法線、 412:前群、413:後群、 421、422、423:光線、 1000:電子黒板、 1001:CCDカメラ、1002:制御部、 1003:プロジェクタ、 1004:プリンタ、 1005:メモリ、 1010:仕切り板。

Claims (13)

  1. ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材に光拡散作用を持たせ画像表示面が鉛直方向垂直となるように構成し、背面から投射された光学像映し出す画像表示部と、当該画像表示部の前記背面に設けられ第1の映像信号の輝度信号により光強度が変調された光学像を前記画像表示部の前記背面に斜め方向拡大して投写する背面投写装置と、前記画像表示部に表示された光学像と画像観察側から前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等を所定の周期で読み込むための読み込み装置と、前記第1の映像信号に基づいて前記画像表示部にRGB信号を出力する第1のパネル駆動回路と、液晶パネルの解像度に対応してスケーリング処理を行い、その後画像情報分析機能を用いて分析した分析情報により前記液晶パネルを駆動し、光変調された光学像を形成させ、前記第1の映像信号に基づいて前記背面投写装置に輝度信号を出力する第2のパネル駆動回路と、前記読み込み装置により得られた第2の映像信号を合成する制御部と、前記制御部から入力されたデータを記録するメモリを備えた電子黒板であって、
    前記画像表示部は、前記背面投写装置から投射された光学像を前記RGB信号に基づいて光変調し、カラーの画像光を形成して出射し、
    前記背面投写装置は、光源からの光を、前記輝度信号に合わせて強度を変調し、前記画像表示部の表示面積よりも大きい拡大光学像を前記画像表示部に投射する背面投写装置であって、前記画像表示部の前記背面に垂直に設けられ前記背面投写装置が投写する前記映像光を反射する平面反射板と、前記背面投写装置によって、前記画像表示部の前記背面側から斜めに拡大して投写する傾斜投写光学系により構成し、前記傾斜投写光学系の液晶パネルの一つの画素を前記画像表示部の複数画素に対応させ、前記第1の映像信号に基づいて光変調を行って光学像を形成し、
    前記制御部は、前記読み込み装置が読み込んだデータを定期的にネットワーク回線を介して伝送することを特徴とする電子黒板。
  2. 前記請求項1に記載の電子黒板において、前記画像表示部は、ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材に画面垂直方向に伸びるレンチキュラーレンズを画面水平方向に並べて配置したレンチキュラーシートから成ることを特徴とする請求項1に記載の電子黒板。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載の電子黒板において、前記傾斜投写光学系は、その一部に配置した自由曲面ミラーを備え、もって、前記光源からの光を映像信号に合わせて強度を変調し、反射して前記画像表示部の背面から投写することを特徴とする電子黒板。
  4. 前記請求項1に記載の電子黒板において、前記読み込み装置を前記平面反射板近傍に設け、前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等を読み込むことを特徴とする電子黒板。
  5. 前記請求項1に記載の電子黒板において、前記画像表示部の背面側に、更に、前記傾斜投写光学系から入射した光を、当該画像表示部の表示面に略垂直に出射するための光方向変換部を設けたことを特徴とする電子黒板。
  6. 前記請求項1に記載の電子黒板において、前記傾斜投写光学系は、更に、自由曲面レンズを備えていることを特徴とする電子黒板。
  7. 前記請求項1に記載の電子黒板において、前記画像表示部を所定の高さに切り替える手段を設けたことを特徴とする電子黒板。
  8. ガラス若しくは合成樹脂から成る略平坦な基材に光拡散作用を持たせ表示面が鉛直方向垂直となるように構成し、背面から投射された光学像映し出す画像表示部と、当該画像表示部の前記背面に設けられ第1の映像信号の輝度信号により光強度が変調された光学像を前記画像表示部の前記背面に斜め方向拡大して投写する背面投写装置と、前記背面投写装置側に前記画像表示部に表示された光学像と画像観察側から前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等を所定の周期で読み取るカメラと、前記第1の映像信号に基づいて前記画像表示部にRGB信号を出力する第1のパネル駆動回路と、液晶パネルの解像度に対応してスケーリング処理を行い、その後画像情報分析機能を用いて分析した分析情報により前記液晶パネルを駆動し、光変調された光学像を形成させ、前記第1の映像信号に基づいて前記背面投写装置に輝度信号を出力する第2のパネル駆動回路と、前記カメラにより得られた第2の映像信号を合成する制御部と、前記制御部から入力されたデータを記録するメモリと、前記制御部によって合成された映像信号もしくはそれぞれ単独の映像信号に合わせて印刷する印刷装置を備えた電子黒板であって、
    前記画像表示部は、前記背面投写装置から投射された光学像を前記RGB信号に基づいて光変調し、カラーの画像光を形成して出射し、
    前記背面投写装置は、光源からの光を、前記輝度信号に合わせて強度を変調し、前記画像表示部の表示面積よりも大きい拡大光学像を前記画像表示部に投射する背面投写装置であって、前記画像表示部の前記背面に垂直に設けられ前記背面投写装置が投写する前記映像光を反射する平面反射板と、前記背面投写装置によって、前記画像表示部の前記背面側から斜めに拡大して投写する傾斜投写光学系により構成し、前記傾斜投写光学系の液晶パネルの一つの画素を前記画像表示部の複数画素に対応させ、前記第1の映像信号に基づいて光変調を行って光学像を形成し、
    前記制御部は、前記読み込み装置が読み込んだデータを定期的にネットワーク回線を介して伝送することを特徴とする電子黒板。
  9. 前記請求項8に記載の電子黒板において、前記カメラを前記平面反射板近傍に設け、前記画像表示部に書き込まれた文字や図形等を読み込むことを特徴とする電子黒板。
  10. 前記請求項9に記載の電子黒板において、前記カメラが前記文字や図形等を撮像する場合、撮像する間瞬間的に前記背面投写装置の投射光を遮断し、会議の出席者が記録した表示物だけ撮像し、その時前記背面投写装置の投射している画像とミキシングして出力することを特徴とする電子黒板。
  11. 前記請求項8に記載の電子黒板において、前記画像表示部の背面側に、更に、前記傾斜投写光学系から入射した光を、当該画像表示部の前記表示面に略垂直に出射するための光方向変換部を設けたことを特徴とする電子黒板。
  12. 前記請求項8に記載の電子黒板において、前記傾斜投写光学系は、更に、自由曲面レンズを備えていることを特徴とする電子黒板。
  13. 前記請求項8に記載の電子黒板において、更に、前記画像表示部を所定の高さに切り替える手段を設けたことを特徴とする電子黒板。
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