JP5185083B2 - 土質サンプラー - Google Patents

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Description

本発明は、地盤調査や地盤改良工事などにおいて、地中の土砂を採取するために用いられる土質サンプラーに関する。
一般に、軟弱地盤に建物を建設する場合、地盤の調査の結果に応じた地盤改良工事を行う。このような地盤改良工事としては、一般に、表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法などがあるが、このうち、表層改良工法や柱状改良工法などのように、セメント系固化剤と土とを混ぜ合わせて地盤の土砂を固化させ、地盤の支持力を高めるようにすることが一般的である。
ところで、このようにセメント系固化剤を用いて地盤改良工事を行う場合、一般的には、地盤を掘削し、その掘削孔の下層部分の土質がどのようなものであるかを調査してからセメント系固化剤を注入する。
このような土質サンプラーとして、現在では図8に示すような土質サンプラーが用いられている。
この土質サンプラーを図8に示すと、この土質サンプラー800は、入口側開口部811および出口側開口部812とを有するテーパー状の絞り部を有する採取部810と、採取部810を掘削装置の撹拌翼や掘削翼などの翼体に取り付けるための取付部820と、出口側開口部812を覆う蓋部830とを備えてなり、蓋部830を採取部810にヒンジで開閉可能に取り付けるようにしている。そして、このような土質サンプラー800を使用する場合は、掘削装置の翼体に土質サンプラー800を取り付け、図8の矢印Aの方向に翼体を回転させた状態で所定深度まで入れるとともに、所定の深度で数回転させて採取部810に土砂を取り込み、逆方向に回転させて蓋部830を閉じてサンプルを採取する。
また、別の土質サンプラーとして、特許文献1に示すようなものも提案されている。この土質サンプラー900は、図9に示すように、テーパー状の絞り部901を有する採取部910と、採取部910を掘削装置の撹拌翼や掘削翼に取り付けるための取付部920と、採取部910の絞り部901の出口側開口部912を覆う蓋部930とを有して構成されるものである。ここで、この土質サンプラー900の蓋部930は、出口側開口部912の縁部に設けられたヒンジ940によって開閉可能に取り付けられており、蓋部930が開いた時に、蓋部930の上部に取り付けられた板状の開度調整ストッパ950をテーパー状の絞り部901の外側面に当接させることによって蓋部930の開度を調整するようにしている。
特開2006−183379号公報
ところで、図8に示すような土質サンプラー800では、採取部810に土砂を取り込む際、テーパー状の傾斜部分によって土砂が入り込むため、この流れ方向に沿って蓋部830が大きく開放する。そして、この状態で、翼体を逆回転させて蓋部830を閉じようとすれば、蓋部830が図8の矢印Bの方向(すなわち出口側開口部812を閉じる方向と反対方向)に開き切ってしまい、出口側開口部812を閉じることができなくなってしまう。
これに対して、図9に示す土質サンプラー900では、蓋部930の外面に取り付けられた開度調整ストッパ950に沿って蓋部930を反対側に開ききらないようにすることができる。
しかしながら、この特許文献1(図9)の土質サンプラー900では、蓋部930を閉じる方向(すなわち、土砂がC方向に流れる方向)に回転させた場合、開度調整ストッパ950の上部に小石や岩などが当たると、その開度調整ストッパ950に大きなモーメントが加わり、蓋部930が開いてしまう。また、上記土質サンプラー900の採取部910は、テーパー状の絞り部901を有するものであるため、出口側開口部912が狭くなって入口側開口部811から取り込んだ土砂を出口側開口部912で吐き出すことができず、蓋部930やヒンジ940に大きな力がかかってしまう。さらには、入口側開口部811から取り込んだ大きな石が出口側開口部912を塞いでしまうと、サンプルの採取ができなくなる。また、ヒンジ940が出口側開口部912の縁部に設けられているため、出口側開口部912を大きく開けることができず、効率よく土砂を採取することができないという問題もあった。
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたものであって、地盤掘削装置の翼体に取り付けられる土質サンプラーにおいて、所定層における土砂を確実に採取することができ、また、採取後においては他の層の土の混入を防ぐことができる土質サンプラーを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、撹拌翼や掘削翼などを有する地盤掘削装置の翼体に取り付けられて地中の土砂を採取する土質サンプラーにおいて、土砂を採取するための入口側開口部および出口側開口部を有する筒状体と、当該筒状体の出口側開口部を開閉可能に覆う蓋部と、一端側が当該蓋部に取り付けられ、他端側が筒状体の側面のヒンジに取り付けられるアーム部材と、前記アーム部材と一体的に回動する蓋部の開閉角度を規制する規制部とを設け、前記規制部を、アーム部材に接触することによって開閉角度を規制させるようにしたものである。
このようにすれば、筒状体を逆転させてサンプルを回収するときに蓋部が開き切ってしまうことがなくなり、他の層における土の混入を防ぐことができる。しかも、筒状体の側方にヒンジを設けてアーム部材と一体的に蓋部を回動させるので、開口部分における土砂の吐き出し面積を大きくすることができ、効率よく土砂を排出して蓋部に加わる圧力を軽減することができる。また、蓋部に直接規制部などを設けていないので、出口側開口部を規制部で邪魔してしまうことがなくなり、効率的に出口側開口部から土砂を排出することができる。
本発明によれば、撹拌翼や掘削翼などを有する地盤掘削装置の翼体に取り付けられて地中の土砂を採取する土質サンプラーにおいて、土砂を採取するための入口側開口部および出口側開口部を有する筒状体と、当該筒状体の出口側開口部を開閉可能に覆う蓋部と、一端側が当該蓋部に取り付けられ、他端側が筒状体の側面のヒンジに取り付けられるアーム部材と、前記アーム部材と一体的に回動する蓋部の開閉角度を規制する規制部とを設け、前記規制部を、アーム部材に接触することによって開閉角度を規制させるようにしたので、筒状体を逆転させてサンプルを回収するときに蓋部が開き切ってしまうことがなくなり、他の層における土の混入を防ぐことができる。しかも、筒状体の側方にヒンジを設けてアーム部材と一体的に蓋部を回動させるので、開口部分における土砂の吐き出し面積を大きくすることができ、効率よく土砂を排出して蓋部に加わる圧力を軽減することができる。また、蓋部に直接規制部などを設けていないので、出口側開口部を規制部で邪魔してしまうことがなくなり、効率的に出口側開口部から土砂を排出することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1及び図2は、本実施の形態における土質サンプラー100の斜視図及び断面図であり、また、図3及び図4は、図2におけるA−A断面図及びB−B断面図である。また、図5は、同形態における土質サンプラー100を地盤掘削装置500の撹拌翼530に取り付けて使用する状態を示した図であり、図6及び図7は、土質サンプラー100を正転方向に回転させた場合の動作例及び逆転方向に回転させた場合の動作例を示した図である。
本実施の形態における土質サンプラー100は、図5に示すような地盤掘削装置500の撹拌翼530などに取り付けられるものであって、地盤掘削装置500によって地盤を掘削した後、掘削孔の下層における土砂を採取して地質などを調査できるようにしたものである。具体的には、この土質サンプラー100は、図1に示すように、土砂を採取するための入口側開口部111および出口側開口部112を有する円筒状の筒状体110と、この筒状体110の出口側開口部112を開閉可能に覆う蓋部130と、筒状体110側面に設けられたヒンジ140と蓋部130との間に跨って取り付けられるアーム部材150とを備え、このアーム部材150と一体的に回動する蓋部130の開閉角度を規制する規制部160を設けるようにしたものである。以下、本実施の形態における土質サンプラー100の構造について詳細に説明する。
まず、この土質サンプラー100が取り付けられる地盤掘削装置500について説明する。この地盤掘削装置500は、図5に示すように、クローラー型三点支持機やラフター型支持機や簡易三点支持機などの改良機本体に取り付けられるものであって、軸方向に沿って固化材スラリーを吐き出すための中空部を備えた掘削軸510と、この掘削軸510の下端側に取り付けられて地盤を掘削していく掘削翼520と、その掘削翼520の上部に取り付けられ掘削軸510とともに回転する撹拌翼530と、これら掘削翼520や撹拌翼530との間であって掘削軸510に対して回転自由に取り付けられる共回り防止翼とを備える。そして、地盤を掘削する際には、掘削位置に掘削翼520の中心軸を合わせ、この状態で掘削軸510の鉛直性を調整し、そして、鉛直性を調整した後に、地盤掘削装置500を回転させながら掘削して定流量の固化材スラリーを吐出口から吐き出していく。そして、所定の深度に達した場合、今度は掘削軸510を逆回転させて掘削翼520や撹拌翼530などを抜き出す。
このように掘削孔を形成した後、この撹拌翼530に本実施の形態における土質サンプラー100が取り付けられる。
この土質サンプラー100の筒状体110は、軸方向に沿って同一内径を有する円筒状に構成されるものであって、入口側開口部111を斜めに切り込むことでその内部に土砂をサンプリングしやすくし、土質サンプラー100を正方向に回転させて同一内径を有する円筒内部に土砂を取り込み、出口側開口部112から吐き出すようにしている。この実施の形態では、筒状体110として円筒形状をなすものを用いているが、内径が軸方向に沿って同一のものであれば四角形状をなすものであってもよい。
筒状体110は、取付部120を介して地盤掘削装置500の撹拌翼530に取り付けて使用される。この取付部120を撹拌翼530に取り付ける場合、撹拌翼530の所定位置にボルト取付用のネジ穴122を設けるとともに、取付部120のフランジにもネジ穴122を設け、これらのネジ穴122にボルトを挿通させてネジ止めする。このように撹拌翼530に直接ネジ止めすることにより、挿入時に土圧がかかった場合であっても撹拌翼530から筒状体110が抜け落ちてしまうことがなくなり、確実に土砂をサンプリングすることができる。また、この取付部120によって筒状体110を撹拌翼530に取り付ける場合、筒状体110を水平に保った状態で翼体に取り付けるようにする。このとき、筒状体110が傾斜した状態であると、所定深度で数回転させた場合、その筒状体110の進行方向と土砂の挿入方向がずれてしまい、効率よく土砂を採取することができなくなる。このため、筒状体110を水平な状態にして撹拌翼530に取り付けて土砂を効率よく採取できるようにしている。
筒状体110の出口側開口部112付近には蓋部130の開閉機構200が取り付けられる。この開閉機構200は、図1乃至図4に示すように、筒状体110の側面に設けられたヒンジ140と、出口側開口部112を閉塞する蓋部130との間で連結されたアーム部材150とを備え、このアーム部材150の回動角度を規制する規制部160とを設けて構成される。
この蓋部130は、筒状体110の出口側開口部112の外形とほぼ同一径を有する円盤状に構成され、これによって筒状体110を閉塞する。そして、この蓋部130の上方にアーム部材150を取り付けて、そのアーム部材150とともに大きく出口側開口部112を開放する。
このアーム部材150は、蓋部130とヒンジ140とを連結するものであって、図1や図3に示すようなU字形状をなして構成される。なお、この実施の形態ではU字状のアーム部材150を例に挙げて説明するが、必ずしもU字状に限られるものではなく、棒状や平板状のものであってもよい。但し、正転方向への回転時にこのアーム部材150の表面積が大きすぎると大きな土圧がかかって蓋部130が閉じてしまう可能性がある。このため、可能な限り正転方向への回転時に土圧がかからないような形状にしておくのが好ましい。ヒンジ140は、このU字形状のアーム部材150の前端側に貫通孔152を設け、この貫通孔152に軸部材142を通して、アーム部材150を回動可能に支持できるようにしている。そして、このアーム部材150と蓋部130とを略L字(図2)をなすようにすることによって蓋部130の開放時における開口スペースを大きくできるようにしている。なお、この開口スペースの大きさはヒンジ140の位置に大きく左右され、ヒンジ140の軸部材142の取付位置が出口側開口部112に近すぎると、蓋部130の開きスペースが小さくなってしまい、効率よく土砂を吐き出すことができない。一方、ヒンジ140が出口側開口部112から遠すぎた場合には、今度は蓋部130の開放角度を大きく変化させることができず、筒状体110内の土圧によって蓋部130を開くことができなくなってしまう。そのため、ヒンジ140の軸部材142は、筒状体110の外周面であって出口側開口部112から少し離れた位置にて取り付けるようにするとよい。
このようにしてアーム部材150と一体的に回動する蓋部130の開閉角度は、規制部160によって規制される。この規制部160は、ヒンジ140と一体的に設けられるものであって、アーム部材150と接触させることによってアーム部材150の開閉角度を規制する。また、この規制部160は、ヒンジ140側から出口側開口部112側に傾斜するように設けられており、この傾斜角度によって、正転方向に回転させた際にアーム部材150にかかる土圧を低減させ、蓋部130を容易に開放させるようにするとともに、逆転時には、その規制部160とアーム部材150との間に土砂を挟み込んで蓋部130が開かないようにしている。すなわち、正転方向に回転させる場合は、図6(a)に示すように、傾斜方向に沿って土砂を逃がして、アーム部材150に加わる土砂の圧力を軽減させる。一方、逆転時には、図7(b)に示すように、規制部160とアーム部材150との間に土砂を挟み込み、これによって蓋部130を開かないようにする。なお、この規制部160については、ヒンジ140と一体的に設けるようにしているが、筒状体110の側面から突出するように設けるようにしてもよい。
次に、このように構成された土質サンプラー100を用いて所定深度における対象土質を採取する場合のこの土質サンプラー100の使用法について、図3、図5乃至図7を参照して説明する。
まず、図5に示すような地盤掘削装置500を駆動して掘削軸510を正回転させて掘削孔を形成し、所定の深度に達したら今度は掘削軸510を逆回転させて掘削翼520や撹拌翼530などを抜き出していく。このようにして掘削孔を形成した後、この撹拌翼530に土質サンプラー100を取り付ける。このとき、土質サンプラー100を筒状体110の軸が水平な状態となるようにして載置し、撹拌翼530のネジ穴122と取付部120のフランジのネジ穴122とを位置合わせして、この状態でボルトを挿通させて締めて固定する。
土質サンプラー100の取り付け作業が終わったら、今度は、再び地盤掘削装置500を駆動させ、掘削翼520や撹拌翼530などの翼体を正転方向に回転させながら下降させていく。すると、土砂は、土質サンプラー100の入口側開口部111から取り込まれ、その土圧によって蓋部130を開放する。このとき、蓋部130は、アーム部材150と一体的に開放するため、出口側開口部112の縁部分にヒンジを取り付ける場合を比べて出口側開口部112を大きく開放することができる。一方、入口側開口部111に取り込まれなかった土砂は、図6(a)に示す矢印に示すように、規制部160の傾斜部分に沿って後方に流れていき、アーム部材150に直接土圧がかかることを低減して蓋部130が閉まってしまうことを防止する。このように筒状体110内の土圧によって蓋部130を開放させると、やがて、図6(b)に示すように、アーム部材150が規制部160に接触し、これ以上蓋部130を開かせないようにすることができる。
そして、このようにして土質サンプラー100を所定深度まで下降させていき、所定深度に到達させた後に翼体の下降を停止する。そして、翼体の下降を停止させた状態で、しばらく正転方向へ回転させ続け、所定深度における土砂を筒状体110内に取り込んでいく。このとき、他の層における土砂が出口側開口部112側へと排出されていき、やがて、筒状体110が所定層における土砂で完全に満たされる。
このように筒状体110内に下層の土砂を取り込んだ後、続いて、翼体を逆転方向に回転させて、筒状体110を引き上げていく。このとき、翼体を逆転方向に回転させると、図7(a)に示すように、土質サンプラー100の蓋部130の外面に土圧が加わり、蓋部130を閉じることができる。このとき、蓋部130は、規制部160によって大きく開かないようになっているため、従来のように反対側へと開き切ってしまうようなことがなくなり、図7(b)に示すように、出口側開口部112を確実に閉じることができる。そして、このように逆転方向に筒状体110を回転させると、アーム部材150と規制部160との間に土砂を挟み込んで、確実に蓋部130を閉じるようにすることができる。このように、蓋部130を完全に閉じた状態で土質サンプラー100を引き上げていき、所定深度における対象土質を採取する。
このように、本実施の形態によれば、アーム部材150を規制部160に接触させることにより、土砂採取後に逆回転させた場合であっても蓋部130が完全に反対側へ開き切ってしまうことがなくなる。また、この蓋部130が、筒状体11の側方のヒンジ140を中心としてアーム部材150とともに回動するので、蓋部130の開口スペースを大きくすることができ、効率よく土砂を排出することができる。また、蓋部130に直接規制部などを設けていないので、出口側開口部112を規制部160で邪魔してしまうことがなくなり、効率的に出口側開口部112から土砂を排出することができるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することがで
きる。
例えば、上記実施の形態では、土質サンプラー100の筒状体110について、入口側開口部111を斜めに切り込む場合について説明したが、必ずしも斜めに切り込む必要はなく、出口側開口部112と同様に、筒状体110の軸に対して垂直に切り込むようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、取付部120について、撹拌翼530の所定位置にボルト取付用のネジ穴122を設けるとともに、取付部のフランジにもネジ穴122を設け、これらのネジ穴122にボルトを挿通させて直接ネジ止めする場合について説明したが、これに限らず、例えば、撹拌翼530を挟み込むようにして、土質サンプラー100を取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、撹拌翼530に土質サンプラー100を取り付けるようにしたが、これ以外の翼体として、例えば掘削翼520や固定翼、その他の翼体に取り付けるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態を示す土質サンプラーの斜視図 本発明の一実施の形態を示す土質サンプラーの断面図 図2におけるA−A断面図 図2におけるB−B断面図 同形態における土質サンプラーを正転方向に回転させた場合の動作例を示す図 同形態における土質サンプラーを逆転方向に回転させた場合の動作例を示す図 同形態における土質サンプラーの動作例を示す図 従来の土質サンプラーを示す図 特許文献1の土質サンプラーを示す図
100・・・土質サンプラー
110・・・筒状体
111・・・入口側開口部
112・・・出口側開口部
120・・・取付部
122・・・ネジ穴
130・・・蓋部
140・・・ヒンジ
142・・・軸部材
150・・・アーム部材
152・・・貫通孔
160・・・規制部
500・・・地盤掘削装置
510・・・掘削軸
520・・・掘削翼
530・・・撹拌翼
800、900・・・従来の土質サンプラー
901・・・絞り部
810、910・・・採取部
811、911・・・入口側開口部
812,912・・・出口側開口部
820、920・・・取付部
830、930・・・蓋部
940・・・ヒンジ
950・・・開度調整ストッパ

Claims (1)

  1. 撹拌翼や掘削翼などを有する地盤掘削装置の翼体に取り付けられて地中の土砂を採取する土質サンプラーにおいて、
    土砂を採取するための入口側開口部および出口側開口部を有する筒状体と、
    当該筒状体の出口側開口部を開閉可能に覆う蓋部と、
    一端側が当該蓋部に取り付けられ、他端側が筒状体の側面のヒンジに取り付けられるアーム部材と、
    前記アーム部材と一体的に回動する蓋部の開閉角度を規制する規制部とを設け、
    前記規制部が、アーム部材に接触することによって開閉角度を規制するものである土質サンプラー。
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