JP5184862B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式の画像形成装置に着脱自在に装着される現像カートリッジに関し、特に、現像カートリッジ内のトナー量を検出する画像形成装置に関するものである。
現行の画像形成装置における現像カートリッジのトナー残量の検出方法としては、例えば、カートリッジの一方の側面から光を入射し、他方の側面から入射した光が出てくるか否かでトナーの有無を検出する方法が用いられている。
特許文献1では、現像カートリッジに透明な窓部材(光の入口と出口)を設け、この窓部材(入口)に現像カートリッジの外部から光を入射し、入射した光が窓部材(出口)から出てくるか否かでトナーの有無を検出するトナー量検知装置が提案されている。また、特許文献1では、現像カートリッジ内のトナーを攪拌させた時のトナー有無の時間比から現像カートリッジ内のトナー残量を推測している。
また、特許文献2では、上述の方式で確実にトナー量を検知するために、窓部材を適宜清掃するトナー容器内の撹拌翼を備える画像形成装置が提案されている。
特開平03−017673号公報 特開平09−274384号公報
しかしながら、従来技術には、以下に記載する問題がある。例えば、現像カートリッジ内のトナー残量を光学方式で正確に検知するためには、現像カートリッジ内のトナーによって汚れた窓部材を清掃するだけでなく、トナーの攪拌によって現像カートリッジ内を飛散しているトナーによる誤検知も防止する必要がある。
特許文献2に記載の画像形成装置では、トナー残量検知用の光学素子が現像カートリッジの上下にそれぞれ配置されている。この場合、光学系素子で検出されるトナー有無の検出タイミングは飛散しているトナーの影響を大きく受けるため、実際のトナー残量と検出結果が比例関係にならない可能性がある。即ち、従来技術では、現像カートリッジ内で飛散しているトナーがトナー残量の検出結果に悪影響を与えていた。一方、トナーの飛散量もトナー残量及び攪拌速度によって異なるため、飛散するトナーの挙動を絶対的に制御することは技術的にも困難である。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、現像カートリッジ内で飛散しているトナーに影響を行けることなくトナー残量を検出する画像形成装置及びそのトナー残量判断方法を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置であって、トナーを収容するトナー容器と、前記トナー容器内に向けて光を照射する発光素子と、前記発光素子から照射された光に応じて信号を出力する受光素子と、前記トナー容器内に設けられ、前記発光素子と前記受光素子との間の光路にトナーを移動させるように、前記トナー容器に収容されるトナーを攪拌する攪拌手段と、前記攪拌手段によって前記トナー容器内のトナーの攪拌期間中における、前記受光素子から出力される、前記受光素子によって受光したことを示す受光信号と前記受光素子によって受光していないことを示す非受光信号に基づき前記トナー容器内のトナー量を求めるトナー量導出手段と、を備え、前記トナー量導出手段は、前記攪拌手段が前記トナー容器内の所定位置に移動している期間においては、前記受光素子から出力される信号に関わらず、前記受光信号であると判断して前記トナー量を求めることを特徴とする。
本発明は、例えば、現像カートリッジ内で飛散しているトナーに影響を行けることなくトナー残量を検出する画像形成装置及びそのトナー残量判断方法を提供できる。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<第1の実施形態>
<プリンタの構成>
以下では、図1乃至図9を参照して第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係るプリンタ100の構成を示す断面図である。ここでは、主に本発明に関する構成要素について説明を記載する。したがって、プリンタ100は、以下で説明する構成要素以外の要素を含んでもよい。
プリンタ100は、プリンタ100に対して着脱自在なプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kと、レーザユニット7Y,7M,7C,7Kとを備える。これら4個のプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kは、同一構造であるが、異なる色、即ち、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk)のトナーによる画像を形成する点で相違している。プロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kは、それぞれトナー容器23Y,23M,23C,23K、像担持体である感光ドラム1Y,1M,1C,1K及び帯電ローラ2Y,2M,2C,2Kを備える。さらに、プロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kは、現像ローラ3Y,3M,3C,3K、ドラムクリーニングブレード4Y,4M,4C,4K及び廃トナー容器24Y,24M,24C,24Kを備える。
プロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kの下方に配置されたレーザユニット7Y,7M,7C,7Kは、画像信号に基づいて、感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対して露光を行う。感光ドラム1Y,1M,1C,1Kは、帯電ローラ2Y,2M,2C,2Kによって所定の負極性の電位に帯電される。その後、感光ドラム1Y,1M,1C,1K上には、レーザユニット7Y,7M,7C,7Kによる露光によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ローラ3Y,3M,3C,3Kによって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれY、M、C、Bkのトナー像が形成される。
また、プリンタ100は、中間転写ベルトユニットとして、中間転写ベルト8、駆動ローラ9及び二次転写対向ローラ10を備える。また、各感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対向して、中間転写ベルト8の内側に一次転写ローラ6Y,6M,6C,6Kが配設されており、不図示のバイアス印加手段により転写バイアスを印加する構成となっている。
感光ドラム1Y,1M,1C,1K上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ6Y,6M,6C,6Kによって、感光ドラム1Y上のトナー像から順次、中間転写ベルト8上に一次転写される。具体的に、この一次転写は、中間転写ベルト8が矢印A方向に回転され、さらに一次転写ローラ6Y,6M,6C,6Kに正極性のバイアスが印加されることにより、行われる。中間転写ベルト8に転写されたトナー像は、各色のトナー像が重なった状態で二次転写ローラ11まで搬送される。
さらに、プリンタ100は、給紙装置12、レジストローラ対16、二次転写ローラ11、定着装置17、及び排紙ローラ対20を備える。給紙装置12は、記録材Pを収納する給紙カセット13と、給紙カセット13内から記録材Pを給紙する給紙ローラ14と、給紙された記録材Pを搬送する搬送ローラ対15とを備える。給紙装置12から搬送された記録材Pは、レジストローラ対16によって二次転写ローラ11に搬送される。
中間転写ベルト8から記録材Pへのトナー像の転写においては、二次転写ローラ11に正極性のバイアスが印加されることにより、搬送された記録材Pに、中間転写ベルト8上の4色のトナー像が二次転写される。
トナー像が転写された記録材Pは、定着装置17に搬送され、定着フィルム18と加圧ローラ19とによって加熱、加圧されて表面にトナー像が定着される。トナー像が定着された記録材Pは、排紙ローラ対20によって排出される。一方、トナー像転写後に、感光ドラム1Y,1M,1C,1K表面に残ったトナーは、クリーニングブレード4Y,4M,4C,4Kによって除去される。また、記録材Pへの二次転写後に中間転写ベルト8上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニングブレード21によって除去される。除去されたトナーは、廃トナー回収容器22へと回収される。
<トナー容器の構成>
次に、図2乃至図5を参照して、プロセスカートリッジ5におけるトナー容器23の構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係るプロセスカートリッジ5の概要を示す断面図である。図3は、第1の実施形態に係るトナー容器23の断面図である。
図2及び図3に示すプロセスカートリッジ5の構成は、各色のトナーに対応するプロセスカートリッジ5Y,5M,5C,5Kの全てに当てはまる。したがって、ここでは、各構成要素の参照番号の末尾に付したアルファベット(Y,M,C,K)を省略して説明する。なお、図3は、図2に示す一点鎖線Bの部分におけるトナー容器23の断面を示したものである。また、図2はトナー容器23の側面から見た断面図であり、図3は上面から見た断面図である。
トナー容器23は、図2に示すように、回転軸である攪拌軸28、攪拌シート26、清掃シート27及びトナー検知部25を備える。トナー容器23内のトナー29は、攪拌軸28に取り付けられた攪拌シート26が矢印方向に回転することにより攪拌される。攪拌シート26は、攪拌軸28に取り付けられ、攪拌軸28からトナー容器23の内壁まで延びるように形成される。また、攪拌軸28には、図3に示したギア34が取り付けられており、不図示の駆動源によって回転駆動している。攪拌シート26の回転動作により持ち上げられたトナー29はトナー検知部25に到達する。
トナー検知部25は、トナーの有無を検知するためにLED32、フォトトランジスタ33及びライトガイド30、31を備える。LED32は、発光素子であり、トナー容器23の内部に向けて光を照射する。フォトトランジスタ33は、受光素子であり、LED32から照射された光を受光して、受光した光量に応じて信号を出力する。
ライトガイド30は、第1光ガイドとして機能し、LED32から照射された光をトナー容器23に内部に導く。一方、ライトガイド31は、第2光ガイドとして機能し、ライトガイド30からの光をフォトトランジスタ33へ導く。なお、図3に示すように、ライトガイド30、31は、トナー容器23の外部から内部に突き出るように設けられる。
上述の構成により、トナー検知部25では、LED32から発光された光がライトガイド30を介してトナー容器23の内部に導かれ、トナー容器23の内部を通過してライトガイド31に入射する。その後、ライトガイド31を介してトナー容器23の外部に導かれ、フォトトランジスタ33まで到達する。したがって、ライトガイド30の出口とライトガイド31の入口と間の光路にトナー29がある場合には、トナー29により遮光されるため、フォトトランジスタ33には光が到達しない。一方、ライトガイド30の出口とライトガイド31の入口との間の光路にトナー29がない場合には、光路を光が通過でき、フォトトランジスタ33に光が到達する。
また、清掃シート27は、攪拌軸28の回転方向に対して攪拌シート26よりも遅れた位相で回転するように攪拌軸28に取り付けられる。清掃シート27は、回転駆動によってトナー容器23の内部におけるライトガイド30の出口とライトガイド31の入口との光の入出射口に付着したトナー29を拭き取る。ここで、入出射口とは、図4に示す斜線部を示す。また、以下では、この入出射口を「トナー検知窓」と称す。図4は、第1の実施形態に係るライトガイド30、31を示す図である。図4に示すように、ライトガイド30、31は、LED32から発光された光をフォトトランジスタ33に誘導する。
図5は、第1の実施形態に係るLED32及びフォトトランジスタ33の駆動回路を示す図である。LED32には、電源電圧Vccと制限抵抗35とが接続される。したがって、LED32は、制限抵抗35によって決定される電流により発光する。また、フォトトランジスタ33には、電圧電源VCC、検出抵抗36及びCPU37が接続される。フォトトランジスタ33は、LED32から発光された光を受光し、その受光した光量に応じた信号(光電流)を出力する。この信号は、検出抵抗36により電圧に変換され、CPU37に入力される。
CPU37は、この入力された電圧のレベルによりフォトトランジスタ33がLED32からの光を受光したか否かを判定する。ここで、CPU37は、予め定められた電圧レベル(出力レベル)を超える電圧が得られた場合にフォトトランジスタ33がLED32からの光を受光したと判定する。さらに、CPU37は、フォトトランジスタ33がLED32からの光を受光した場合はトナー無しと判断する。一方、CPU37は、フォトトランジスタ33がLED32からの光を受光していない場合はトナー29によって遮光されているため、トナー有りと判断する。
<トナー残量の検出方法>
次に、図6A及び図6Bを参照して、トナー残量の検出方法について説明する。図6Aは、第1の実施形態に係るトナー容器23で攪拌シート26が回転したときの理想的なトナーの挙動とフォトトランジスタ33からの出力波形を示す図である。図6Bは、第1の実施形態に係る攪拌シート26の位置とフォトトランジスタ33の出力波形との関係を示す図である。
図6Aにおいて、状態Aは、トナー29がトナー容器23の底面に溜まっている状態、即ち、攪拌シート26がトナーに触れていない状態を示す。状態Bは、攪拌シート26がトナー29を掻き揚げ始めた状態を示す。状態Cは、掻き揚げられたトナー29がトナー検知部25に到達している状態を示す。状態Dは、清掃シート27がトナー検知部25を通過した状態を示す。
ここで、状態A、B、Dにおいて、トナー検知部25の出力はHレベルとなる。一方、状態Cにおいて、トナー検知部25の出力はLレベルとなる。また、トナー検知部25による検出結果はCPU37に入力される。CPU37は、実際のトナー残量を、攪拌シート26によって掻き揚げられているトナー29がトナー検知部25を通過する時間、つまり、検出波形のHレベル/LレベルのDuty比に基づいて算出する。具体的に、CPU37は、攪拌シート26が所定時間動作する間において、トナー検知部25の検知結果がトナー有りを示す割合に基づいてトナー残量を算出する。所定時間とは、攪拌シート26が攪拌軸28を中心に1回転する時間を示す。ここで、CPU37は、トナー検知手段、位置検出手段及びトナー残量算出手段として機能する。
本実施形態によれば、攪拌シート26によって掻き揚げられているトナー29がトナー検知部25を通過する時間をより正確に計測するために、トナー容器23内に飛散しているトナー29の影響を受けないような検出方法が実行される。これは、図6Bに示すように、攪拌シート26が所定領域内に位置する間はトナー検知部25の検知結果に関わらずトナー無しと判断することにより実現される。
ここで、所定領域とは、トナー検知部25による検知結果がトナー有りからトナー無しへ切り替わるタイミングの攪拌シート26の位置から攪拌軸28よりも下方の位置に回転するまでの範囲を示す。即ち、攪拌シート26の位置が状態Dから状態Aに遷移するまでの間はトナー検知部25による検出結果に関わらず「トナー無し」と判断することで、トナー容器23内に飛散しているトナー29の影響を受けないようにしている。このように、状態Dでは、攪拌シート26によってトナー29がトナー検知部25よりも上側に持ち上げられるため、ライトガイド30とライトガイド31との間にトナー29が存在する場合であっても、飛散しているトナー29であると判断する。
また、攪拌シート26がトナー検知部25を通過した直後の状態では、トナー検知窓にトナー29が付着している。この場合、フォトトランジスタ33からの出力は、Lレベル(トナー有り)となりトナー残量の検出精度を低下させる要因となる。そこで、本実施形態によれば、状態Dにおいて、トナーが付着しているトナー検知窓を清掃シート27によって清掃させる。これにより、ライトガイド30とライトガイド31との間に光が通るようになり、トナー検知部25の出力が変化する。即ち、トナー検知部25の検知結果がトナー有りからトナー無しに切り替わるタイミングは、清掃シート27によってライトガイド30の出口及びライトガイド31の入口が清掃されたタイミングと同期している。
CPU37は、このタイミングを検出することで清掃シート27の位置を認識でき、同時に攪拌シート26と清掃シート27の取り付け位相差に基づいて攪拌シート26の位置も認識することが可能となる。具体的に、CPU37は、位置検出手段として機能し、トナー検知部25による検知結果がトナー有りからトナー無しへ切り替わるタイミングと、攪拌シート26の回転速度とに基づいて、攪拌シート26の位置を検出することがきる。ここで、攪拌シート26が状態Dから状態Aに遷移するまでの所要時間は、
攪拌軸28の回転数 :X[1/msec]
(D)⇒(A)の回転角度 :Y[°]
攪拌シート26と清掃シート27の位相差 :Z[°]
所要時間=(Y/360/X)−(Z/360/X)[msec]
として表すことができる。
次に、図7及び図8を参照して、トナー残量判断方法について説明する。図7は、第1の実施形態に係る印刷手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、プリンタ100を統括的に制御する制御部(不図示)によって制御される。
ステップS701において、プリンタ100に電源が投入される。電源が投入されると、ステップS702において、制御部は、イニシャル動作を開始する。一連のイニシャル動作が完了すると、制御部は、プリンタ100の動作モードをスタンバイ状態に遷移させる。
ステップS703において、制御部は、プリント指令が入力されたか否かを判定する。プリント指令が入力された場合、制御部は、処理をS704に遷移させる。一方、プリンタ指令が入力されていない場合は、S703の処理を繰り返し判定する。
プリント指令が入力されると、ステップS704において、制御部は、プリント動作を開始する。ここで、制御部は、攪拌シート26の回転駆動を同時に開始させ、トナー29の攪拌を開始させる。続いて、ステップS705において、制御部は、トナー残量の検知処理を実行するか否かを判定する。検知処理を行わない場合、制御部は処理をS706に遷移させる。一方、トナー検知処理を行う場合には、制御部は、図8に示すフローチャートの処理へ移行させる。
ステップS706において、制御部は、プリント中に、プリント終了の指令が発生したか否かを定期的に繰り返し判定する。プリント終了指令が発生すると、ステップS707において、制御部は、プリント動作を終了させる。ここで、制御部は、制御部は、攪拌シート26の回転駆動を停止させ、トナー29の攪拌を停止させる。プリント終了指令があるとS707でプリント動作を終了する。
図8は、第1の実施形態に係るトナー残量の検出処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8に示す処理は、図7に示すAから開始され、終了すると図7に示すBに処理を戻す。以下で説明する処理は、CPU37によって統括的に制御される。
S801において、CPU37は、トナー検知部25からの検知結果がトナー有りからトナー無しに切り換わったか否かを判定する。即ち、S801の処理では、清掃シート27がトナー検知窓を清掃するタイミングを検知している。トナー無しを検知すると、CPU37は、処理をS802に遷移させ、トナー無しを検知していない場合にはS808に処理を遷移させる。
次に、ステップS802において、CPU37は、攪拌シート26が攪拌軸28の高さよりも下方に到達したか否かを判定する。ここで、CPU37は、攪拌シート26が攪拌軸28の高さよりも下方に到達したと判定した場合に処理をS804に遷移させ、到達していないと判定した場合に処理をS803に遷移させる。ステップS803において、CPU37は、攪拌シート26が攪拌軸28の高さよりも下方に到達したと判定するまで、トナー検知部25の検知結果に関わらず「トナー無し」と判断し続ける。
一方、ステップS804において、CPU37は、トナー検知部25の検出結果を確認する。続いて、ステップS805において、CPU37は、攪拌シート26が再びトナー検知部25に到達したか否かを判定する。具体的に、このS805の判定処理は、清掃シート27がトナー検知窓を清掃するタイミングを検知するために行われる。ここで、到達していない場合は、S804の処理を繰り返し、トナー検知部25の出力を確認する。このように、攪拌シート26が再びトナー検知部25に到達するまで、CPU37は、S804及びS805の処理を定期的に繰り返す。
S805攪拌シート26が再びトナー検知部25に到達したと判定すると、ステップS806において、CPU37は、攪拌シート26の1回転周期における「トナー有り」/「トナー無し」のDutyからトナー残量を推定する。その後、ステップS807において、CPU37は、トナー残量の検知処理を終了し、処理を図7に示すS706に遷移させる。
また、S801でトナー無しを検知していない場合、ステップS808において、CPU37は、所定時間が経過したか否かを判定する。ここで所定時間とは、攪拌シート26が1回転する時間を示す。経過していない場合は、処理をS801に遷移させ、所定時間が経過するまでS801及びS808の判定を定期的に行う。
一方、S808で所定時間が経過したと判定すると、ステップS809において、CPU37は、トナー残量が残量検知可能量よりも多いと判断し、処理を終了させる。これは、トナー残量が多いためトナー検知部25付近に常にトナー29が存在して光を遮断していることを意味する。図9は、トナー有りのDutyとトナー残量の関係の一例を示す図である。図9に示すように、本実施形態では、トナー残量が25%以下の場合にトナー残量検知可能としている。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、トナー容器23内のトナーの有無を検知するトナー検知部と、トナー容器23内のトナーを攪拌するための攪拌シート26と、攪拌シート26の位置を検出する位置検出部とを有する。これらの構成により、本画像形成装置は、攪拌シート26が所定領域内に位置する間はトナー検知部25の検知結果に関わらずトナー無しと判断するとともに、攪拌シート26を所定時間動作させたときのトナー有りを示す割合に基づいてトナー残量を算出する。ここで、攪拌シート26が所定領域内に位置する場合とは、トナーの攪拌動作によってトナー容器23にトナーが飛散している状態を想定している。したがって、本画像形成装置は、トナーが飛散しているときに発生するトナー検知部25の誤検知の影響を受けることなく、正確にトナー残量を算出することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、本画像形成装置は、それぞれトナー容器23に設けられ、LED32からの光をトナー容器23の内部へと導くライトガイド30と、ライトガイド30からの光をフォトトランジスタ33へと導くライトガイド31とを備えてもよい。この場合、攪拌手段として機能する攪拌シート26は、ライトガイド30の光の出口とライトガイド31の光の入口との間の光路に、トナー容器23に残留するトナーを移動させるように動作する。このように、本画像形成装置では、ライトガイド30、31を用いることで、トナー容器23内の所望の部分に光路を設定することができ、LED32、フォトトランジスタ33及び攪拌シート26の配置に自由度を持たせることができる。これにより、本画像形成装置は、当該装置の仕様に合わせた自由度の高い設計を行うことができる。また、攪拌シート26の動作特性に基づいて、トナー残量の検出精度を向上することができる位置に光路を設定することも可能となる。
また、本画像形成装置は、攪拌軸28の回転方向に対して攪拌シート26よりも遅れた位相で回転するように当該攪拌軸28に取り付けられ、ライトガイド30の出口及びライトガイド31の入口を清掃する清掃シート27をさらに備えてもよい。これにより、本画像形成装置は、トナーの攪拌動作により、ライトガイド30、31の光の出入口に付着したトナーを拭き取ることができ、よりトナー残量の検出精度を向上することができる。
<第2の実施形態>
次に、図10を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態は、トナー残量が検出可能量付近での検出精度を向上するために、攪拌シート26が攪拌軸28の上方から下方に切り換わった直後のトナー検出結果をトナー残量を推測する為の要素に取り入れているところである。
図10は、第2の実施形態に係るトナー残量の検出処理の手順を示すフローチャートである。ここでは、図8に示すフローチャートと重複する処理について同一の番号を付し、説明を省略する。
攪拌シート26の位置が攪拌軸28の位置より上方から下方に移動すると、ステップS1001において、CPU37は、トナー検知部25の検知結果を確認する。検知結果がトナー無しであれば、CPU37は、処理をS804に遷移させる。その後の処理は、図8のフローチャートと同様であるため説明を省略する。
一方、検知結果がトナー有りであれば、CPU37は、処理をS809に遷移させる。ステップS809において、CPU37は、攪拌シート26の位置が攪拌軸28の上方から下方に切り替わった直後のトナー検知部25の検知結果がトナー有りを示す場合に、トナー容器23に残留するトナーが検出可能なトナー残量よりも多いと判断する。
<第3の実施形態>
次に、図11を参照して、第3の実施形態について説明する。本実施形態は、攪拌シート26の位置検出精度を向上するために、攪拌軸28に図11に示すセンサフラグ38とフォトインタラプタ39を設けたものである。
図11は、第3の実施形態に係るトナー容器23の断面図である。ここでは、図3と異なる部分についてのみ説明を記載する。
本実施形態では、位置検出手段の一部として、ギア34にセンサフラグ(フラグ部材)38が取り付けられ、さらにセンサフラグを検知するためのフォトインタラプタ(センサ)39が設けられている。このフォトインタラプタ39の出力信号は、センサフラグ38の位置を示し、CPU37に入力される。CPU37は、センサフラグ38の位置に基づいて、攪拌シート26の位置を検出する。したがって、センサフラグ38は、攪拌シート26と対応する位置に取り付けられることが望ましい。
このように、本実施形態では、清掃シート27の位置から攪拌シート26の位置を導出する検出方法とは異なり、攪拌シート26の位置に対応するセンサフラグ38を直接確認することによって、攪拌シート26の位置を検出するものである。したがって、より攪拌シート26の位置検出精度を向上することができ、処理的にも効率化することができる。
第1の実施形態に係るプリンタ100の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るプロセスカートリッジ5の概要を示す断面図である。 第1の実施形態に係るトナー容器23の断面図である。 第1の実施形態に係るライトガイド30、31を示す図である。 第1の実施形態に係るLED32及びフォトトランジスタ33の駆動回路を示す図である。 第1の実施形態に係るトナー容器23で攪拌シート26が回転したときの理想的なトナーの挙動とフォトトランジスタ33からの出力波形を示す図である。 第1の実施形態に係る攪拌シート26の位置とフォトトランジスタ33の出力波形との関係を示す図である。 第1の実施形態に係る印刷手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るトナー残量の検出処理の手順を示すフローチャートである。 トナー有りのDutyとトナー残量の関係の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るトナー残量の検出処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るトナー容器23の断面図である。
符号の説明
5:現像カートリッジ
23:トナー容器
25:トナー検知部
26:攪拌シート
27:清掃シート
28:攪拌軸
29:トナー
30、31:ライトガイド
32:LED
33:フォトトランジスタ

Claims (9)

  1. トナーを収容するトナー容器と、
    前記トナー容器内に向けて光を照射する発光素子と、
    前記発光素子から照射された光に応じて信号を出力する受光素子と、
    前記トナー容器内に設けられ、前記発光素子と前記受光素子との間の光路にトナーを移動させるように、前記トナー容器に収容されるトナーを攪拌する攪拌手段と、
    前記攪拌手段によって前記トナー容器内のトナーの攪拌期間中における、前記受光素子から出力される、前記受光素子によって受光したことを示す受光信号と前記受光素子によって受光していないことを示す非受光信号に基づき前記トナー容器内のトナー量を求めるトナー量導出手段と、を備え、
    前記トナー量導出手段は、前記攪拌手段が前記トナー容器内の所定位置に移動している期間においては、前記受光素子から出力される信号に関わらず、前記受光信号であると判断して前記トナー量を求めることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー容器に設けられ、前記発光素子からの光を前記トナー容器の内部へと導く第1光ガイドと、
    前記トナー容器に設けられ、前記第1光ガイドからの光を前記受光素子へと導く第2光ガイドとをさらに備え、
    前記攪拌手段は、
    前記第1光ガイドの光の出口と前記第2光ガイドの光の入口との間の光路に、前記トナー容器に収容されるトナーを移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記攪拌手段は、
    回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸から前記トナー容器の内壁まで延びた攪拌シートと、
    前記トナー量導出手段は、前記攪拌シートが前記回転軸よりも上方に位置している期間においては、前記受光素子から出力される信号に関わらず、前記受光信号であると判断して前記トナー量を求めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー容器内のトナーの攪拌期間中とは、前記攪拌シートが前記回転軸を中心に1回転する期間であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記攪拌手段が前記トナー容器内の所定位置に移動している期間とは、前記受光素子から出力される信号が前記受光信号から前記受光信号に切り替わるタイミングでの前記攪拌シートの位置から前記回転軸よりも下方の位置に前記攪拌シートが回転するまでの期間であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記回転軸の回転方向に対して前記攪拌シートよりも遅れた位相で回転するように前記回転軸に取り付けられ、前記第1光ガイドの出口及び前記第2光ガイドの入口を清掃する清掃手段をさらに備え、
    前記受光素子から出力される信号が前記受光信号から前記受光信号に切り替わるタイミングは、
    前記清掃手段によって前記第1光ガイドの出口及び前記第2光ガイドの入口が清掃されたタイミングと同期していることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記受光素子から出力される信号が前記受光信号から前記受光信号に切り替わるタイミングと、前記攪拌シートの回転速度とに基づいて、前記攪拌シートの位置を検出することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記回転軸を駆動するための駆動手段と、
    前記駆動手段に取り付けられたフラグ部材と、
    前記フラグ部材の位置を検出するセンサとをさらに備え、
    前記フラグ部材の位置に基づいて前記攪拌シートの位置を検出することを特徴とする請求項3乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記トナー量導出手段は、前記受光素子が前記非受光信号を出力している期間を用いて前記トナー量を求めることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
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