JP5184211B2 - 復水器及び発電設備 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気タービンの排気圧力を保持する復水器と、その復水器を用いた発電設備に関するものである。
復水器は、蒸気タービンの最終段から排気される飽和蒸気を凝縮し、排気圧力を真空に保つ機器である。復水器には多数の冷却管が用いられており、復水器に導かれた蒸気は冷却管の外表面に凝縮する。冷却管内に導入された海水やクリ−ングタワーからの水などの冷却水は、蒸気から凝縮潜熱を奪って排気圧力を真空に維持する。しかし、季節変化等で冷却水の温度が変化すると、凝縮温度および飽和蒸気圧力が変動して復水器の真空度(復水器真空度)が変動することがある。
蒸気タービンの出力は復水器の真空度によって変化する。真空度の低下(すなわち、飽和蒸気圧力の上昇)は、タービン段落を通過する熱落差を減少させ、蒸気タービンの出力を低下させる。一方、真空度を向上させると、熱落差が増加するので出力が向上する傾向がある。しかし、蒸気の比体積の増加によりタービン最終段の軸流速度が音速に達すると、タービンによって得られる動力が飽和し、その後は真空度を向上しても出力は向上しない。このように動力が飽和に達した後に真空度を向上させると、凝縮液の温度が低下して再加熱に要する熱が増加するので、システムとして見た蒸気タービンの出力は低下する。これらの理由により、発電プラントでは出力が最大となる復水器真空度(以下、最適真空度と称する)が存在する。
しかし、復水器真空度は、上記のように冷却水温度の季節変化などに伴い変動するため、必ずしも最大出力を得られる条件で保持されていないという問題があった。この点の改良を図った技術の1つとしては、複数ある冷却水ポンプの運転台数を変更して水源(例えば、海)からの取水量を調節し、復水器に供給される冷却水量を制御することで真空度の最適化を図ろうとしたものがある(特開2007−107761号公報等参照)。
特開2007−107761号公報
ところで、発電プラントでは、その立地条件によって、冷却水に関して種々の条件が課せられる。例えば、冷却水として海水を用いる場合には、環境保全の観点から、海水の取水量の上限や、冷却水の上昇温度の上限などに制約がある。さらに、伝熱面の健全性を保つために、冷却管内の冷却水の流速にも下限値がある。したがって、上記技術でもこれらの条件を満たすことが必要であり、取水量を調節することで真空度の保持を図ろうとしても、実際に調整可能な範囲は僅かである。
本発明の目的は、冷却水に関する条件を満たしながら復水器真空度の変動を抑制できる復水器及び発電設備を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、蒸気タービン発電プラントに用いられる復水器において、水源から取水された冷却水が流通する給水管と、この給水管からの冷却水が流通する複数の冷却管から成り、その複数の冷却管内の冷却水で蒸気タービンからの水蒸気を凝縮させる管巣と、この管巣から排出された冷却水が流通する排水管と、前記給水管と前記排水管に架け渡されたバイパス管と、このバイパス管に設けられ、前記給水管から前記排水管に供給される冷却水の流量を調節する流量調節手段と、前記排水管と前記給水管に架け渡された循環管と、この循環管に設けられ、前記排水管から前記給水管に供給される冷却水の流量を調節する昇圧手段とを備え、水源における冷却水の温度が変化して前記復水器内における蒸気温度が最適蒸気温度から上昇又は低下した場合に、前記管巣に流入される冷却水の温度と流量のうち少なくとも一方は、前記流量調節手段と前記昇圧手段によって、水源からの冷却水の温度及び流量に対して偏差をつけられており、さらに、前記給水管を介して水源から取水する流量と前記排水管を介して水源に排出する際の水温の両方を一定に保持しながら、前記復水器内における蒸気温度が前記最適蒸気温度に近づくように調節されているものとする。
本発明によれば、水源における冷却水温度が変化しても、取水量と排水温度を保持しながら復水器真空度の変動を抑制することができるので、発電プラントの出力低下を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態である復水器の全体図である。
この図に示す復水器1は、給水管110と、管巣10と、排水管120と、バイパス管50と、流量調節弁(流量調節手段)5と、循環管40と、ブースタポンプ(昇圧手段)4を備えている。
給水管110は、水源から取水された冷却水が流通するもので、例えば、海やクーリングタワーの冷却水等の水源と接続されている。給水管110を流通する冷却水は、ポンプ(図示せず)によって水源から汲み上げられている。また、排水管120は、管巣10から排出された冷却水が流通するもので、その下流側は水源と接続されている。
管巣10は、蒸気タービン(低圧タービン)30からの蒸気(水蒸気)を冷却して凝縮させるもので、複数(例えば、数千本)の冷却管が集合して形成されている。管巣10を構成する各冷却管は、冷却水の流通方向の上流側に設けられた入口水室11を介して給水管110と接続されており、給水管110から冷却水を供給されている。また、冷却管は、冷却水の流通方向の下流側に設けられた出口水室12を介して排水管120と接続されており、蒸気を冷却した冷却水を排水管120に排出している。
バイパス管50は、給水管110と排水管120に架け渡されている。バイパス管50には給水管110から排水管120に向かって冷却水が流通しており、バイパス管50は給水管110中の冷却水の一部を管巣10に通すことなく排水管120にバイパスさせている。これにより、バイパス管50を通過した冷却水は、管巣10で熱交換されることなく熱交換後の冷却水と混合される。
流量調節弁(流量調節手段)5は、給水管110から排水管120にバイパスされる冷却水の流量を調節するもので、バイパス管50に取り付けられている。流量調節弁5を開くと、給水管110を介して水源から取水した水量と比較して、管巣10に供給される冷却水量を低減することができる。なお、このように流量調節弁5を開いても、バイパスされた冷却水が排出管120で合流するので、最終的に外部へ排出される水量は取水量と変化することはない。
循環管40は、排水管120と給水管110に架け渡されている。循環管40には排水管120から給水管110に向かって冷却水が流通しており、循環管40は管巣10を通過した排水管120中の冷却水の一部を外部に排出することなく給水管110に戻している。なお、本実施の形態の循環管40は、蒸気によって加熱された冷却水の熱を効率良く利用するために、バイパス管50が給水管110及び排水管120に接続されている位置よりも管巣10側に接続されている。本実施の形態は、上記のように循環管40とバイパス管50によって閉じられた系を構成するので、水源に排出される際の冷却水温は従前と変化することがない。
ブースタポンプ(昇圧手段)4は、排水管120から給水管110に戻される冷却水の流量を調節するもので、循環管40に取り付けられている。ブースタポンプ4は、排水管120側(下流側)の冷却水を給水管110側(上流側)の圧力まで昇圧しつつ、循環管40を流通する冷却水の流量を調節している。ブースタポンプ4のこのような機能は、可変翼の開度、回転数などを変更することによって実現される。
次に図2及び図3を用いて、復水器1の内部構成について説明する。図2は復水器1の上面図、図3はその正面図である。なお、先の図と同じ部分には同じ符号を付し、説明は省略する(後の図も同様に扱う)。
復水器1には、低圧タービン排気室2が接続されている。低圧タービン排気室2には、蒸気入口25(図1参照)と接続された車室20が設けられている。車室20内には、低圧タービン30が配置されている。
低圧タービン30は、蒸気入口25から導入される蒸気によって回転されるロータ23を備えている。ロータ23にはタービン動翼が取り付けられており、ロータ23と車室20の間には蒸気が流通するフローパスが形成されている。フローパスの終端にはタービン最終段動翼21が設けられており、最終段動翼21の周囲に出口環帯22が形成されている。出口環帯22からは低圧タービン30を回転駆動させた蒸気が排出されている。この蒸気は管巣19中を流通する冷却水によって凝縮される。
また、図3において、管巣10は、空気抽出口13を内包している。空気抽出口13からは、空気と未凝縮の蒸気が抽出されている。管巣10によって凝縮した凝縮液は、凝縮液溜まり14に流下し、復水器1の下部に接続された凝縮液出口15を介して排出される。本実施の形態の復水器1には、図2及び図3に示すように、2式の管巣10が内包されている。各管巣10に接続された給水管110と排水管120には、バイパス管50と循環管40が接続されている。なお、管巣10の数は図示した2式のみに限られない。すなわち、例えば1つでも良いし、3つ以上でも良い。また、本実施の形態では、2つの管巣10を流通する冷却水の流れが互いに対向しているが、同一の方向に向かって冷却水が流れるように構成しても良い。
次に上記のように構成される本実施の形態の復水器1の作用について説明する。
図1に戻り、復水器1内の蒸気温度をTsとする。復水器1内において蒸気は飽和状態にあり、蒸気温度が定まると飽和蒸気圧、即ち復水器1内の真空度(復水器真空度)が定まる。ここでは、復水器1内の真空度が最適真空度に設定される蒸気温度(最適蒸気温度)をTsoとする。また、図1に示すように、給水管110の上流(F1)における冷却水の温度をTc、流量をQcとし、管巣10に流入する直前(F2)における冷却水の温度をTc’、流量をQc’とし、管巣10を通過した直後(F3)における冷却水の温度をTd’とし、排水管120の下流(F4)における冷却水の温度をTdとする。なお、F3における流量はF2と同じQc’に、F4における流量はF1と同じQcになる。さらに、管巣10において冷却水の流れ方向に沿ってF2から進んだ距離をxとし、F2から距離xの位置(F(x))における冷却水の温度をTc’(x)とする(なお、Tc’(0)=Tc’)。
一般的に、水源における冷却水温度(Tc)が変化すると、管巣10に導入される際の冷却水温度(Tc’)も変化するので、冷却水温度の変化によって蒸気温度Tsが変化する。そのため、冷却水温度が変化する環境下では、最適蒸気温度Tsoに保持することが難しく、発電プラントの出力Wが変動してしまう。すなわち、図4(後述)のように、冷却水温度変化ΔTcに追従して蒸気温度変化ΔTsが生じ、結果的に発電プラントの出力変動ΔWが生じてしまう。
これに対して、本実施の形態のF2における冷却水の温度Tc’と流量Qc’のうち少なくとも一方は、水源における冷却水の温度Tcが変化した場合に、流量調節弁5とブースタポンプ4によって、F1における冷却水の温度Tc及び流量Qcに対して偏差をつけられている。別の言い方をすれば、本実施の形態のF2における冷却水の温度Tc’及び流量Qc’は、流量調節弁5とブースタポンプ4によって、蒸気温度Tsを最適蒸気温度Tsoに近づけるために調節されている。例えば、流量調節弁5を開くと、水源からの冷却水の一部は、管巣10に供給されることなく排水管120に直接供給されるので、F2における冷却水はF1における冷却水に対して主に流量において偏差つけることができる。一方、ブースタポンプ4を運転すると、管巣10で加熱された冷却水の一部が給水管110に再度供給されることになるので、F2における冷却水はF1における冷却水に対して温度及び流量において偏差をつけることができる。
このように流量調節弁5とブースタポンプ4を利用して、F2における冷却水の温度Tc’及び流量Qc’を調節すると、給水管110を介して水源から取水する流量(Qc)と、排水管120を介して水源に排出する際の水温(Td)の両方を一定に保持しながら、蒸気温度Tsを最適蒸気温度Tsoに近づけることができる。
次に、F2において温度Tc’、流量Qc’に調節された冷却水が蒸気温度Tsに与える作用について説明する。
図4は本実施の形態の復水器1を備えた発電プラントの冷却水温度(Tc,Tc’)、蒸気温度(Ts)、及び出力(W)の関係図である。
この図の最上段に示されたグラフは、発電プラントの蒸気温度Tsと出力Wの関係図である。この関係図における出力曲線が示すように、出力Wは、復水器1の真空度を定める蒸気温度Tsに依存している。すなわち、出力Wは、最適真空度を示す最適蒸気温度Tsoにおいて最大となり、Tsoから離れるほど低下する。
本実施の形態において冷却水温度Tcが変化した場合には、流量調節弁5とブースタポンプ4を利用して、冷却水温度Tcに対して偏差をつけて冷却水温度Tc’を調節する。このように冷却水の温度Tc’を調節すると、冷却水温度Tcが変化したときにも、図4の中段に示すように冷却水の温度変動幅ΔTc’をΔTcより小さくすることができる。これに追従してTsの変動幅ΔTsも小さくなるので、出力差ΔWを小さくすることができる。この場合の具体例としては、例えば、管内面への汚れの付着を防止するために給水管110内の冷却水の流量を一定に保持しながら、その温度を調節することが求められる場合がある。この場合には、バイパス管50と循環管40に同量の冷却水を流通させれば、流量を保持しながら温度偏差を増加させることができる。
さらに、本実施の形態では、冷却水温度Tc’の調節だけでなく、冷却水量Qcに対して偏差をつけて冷却水量Qc’も調節する。この冷却水の流量Qc’も温度Tc’と同様に、流量調節弁5とブースタポンプ4によって調節される。
図4の最下段に示されたグラフは、管巣10内における冷却水の温度Tc’(x)と蒸気温度Tsの関係図である。この図に示すように、F2における冷却水量Qc’をQcより大きくすると(すなわち、Qc’−Qc>0)、第1に、「Qc’−Qc≦0」の場合と比較して管巣10内における冷却水の温度Tc’(x)の上昇を縮小し、平均温度を低減することができる(すなわち、Tc’に近づけることができる)。第2に、冷却水量が増加することにより熱貫流率が増加するので、「Qc’−Qc≦0」の場合と比較して蒸気温度Tsを低減することができる(すなわち、冷却水温度Tc’(x)の平均温度に近づけることができる)。なお、本実施の形態において流量偏差をつけると、F2における冷却水温度Tc’を上昇させる逆の効果もある。しかし、冷却水温度上昇(Tc’(x) −Tc’)に対して、冷却水温度と蒸気温度の差(Ts−Tc’(x))が大きいとき、熱貫流率の向上により蒸気温度Tsが下がり真空度が向上する。したがって、蒸気温度Tsが最適蒸気温度Tsoより高い場合には、Qc’をQcより大きくすると蒸気温度TsをTsoに近づけることができる。逆に、蒸気温度TsがTsoより低い場合には、Qc’をQcより小さくすると蒸気温度TsをTsoに近づけることができる。これにより、当初ΔTsだった蒸気温度変動をΔTs’まで小さくすることができるので、出力変動をΔWからΔW’まで小さくすることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、F1における冷却水温度Tcが変化しても、水源からの取水量(Qc)と水源への排水温度(Td)を保持しながら、流量調節弁5とブースタポンプ4によってF2における冷却水の温度Tc’及び流量Qc’を変化させることができる。これにより、蒸気温度変化ΔTsを低減することができるので、発電プラントの出力変動ΔWを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、図4に示すように、復水器1内の水蒸気が管巣10に冷却されて蒸気温度Tsが変動する範囲ΔTs’に最適蒸気温度Tsoが含まれるように復水器を構成することが好ましい(すなわち、蒸気温度Tsが変動する範囲に復水器1内の真空度が最適真空度に達する点が含まれるように構成することが好ましい)。このように復水器を構成すれば、発電プラントの出力を最大に保持しながら、その変動幅を抑制することができる。また、このように構成すれば、下記のように従来の慣例と反した設計を復水器に適用することもできる。
参考文献(原子炉安全小委員会、原子力安全・保安部会報告書:「定格熱出力一定運転の安全性について」:p2、図2(平成13年12月7日))などに示されるように、蒸気タービンを備えた発電プラントは、通常、冷却水温度の低い冬季に出力がピークとなるように計画される。復水器の真空度を向上するためには復水器における冷却面積の増加が必要となるが、先に示したように、真空度を向上させ過ぎても得られる動力は増加しない。そればかりか、凝縮液の温度が低下して再加熱に要する熱が増えるために、出力が逆に低下する。このため、冬季に出力がピークになるように計画することは、コストを抑え、出力を最大化することを狙っており一定の合理性があると考えられる。
本実施の形態では、このような従来の慣例に反し、図4に示した出力曲線のピーク(蒸気温度Tsが最適蒸気温度Tsoとなるとき)を水源の冷却水温度Tcが高くなる夏季に近づけることができる。このように出力曲線のピークを変更する場合には、例えば、復水器の冷却面積を増加させる方法等がある。季節変化によって冷却水温度Tcが低下した場合には、管巣10で加熱された冷却水を循環管40を介して給水管110に混入し、管巣10に入る冷却水温度Tc’を向上させれば良い。このように復水器1を構成すれば、出力の変動を抑制しながら、最大出力近傍での運転が可能となる。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態である復水器の全体図である。
本実施の形態の復水器1Aは、2式の管巣10A,10B間で冷却水を交換している点で第1の実施の形態のものと異なる。
この図に示す復水器1Aは、第1管巣10Aと、第2管巣10Bと、第1給水管110Aと、第2給水管110Bと、第1排水管120Aと、第2排水管120Bと、第1バイパス管50Aと、第2バイパス管50Bと、第1流量調節弁5Aと、第2流量調節弁5Bと、第1循環管40Aと、第2循環管40Bと、第1ブースタポンプ4Aと、第2ブースタポンプ4Bとを備えている。
第1管巣10A及び第2管巣10Bは、復水器1に内包されている。第1管巣10Aには、第1給水管110Aと第1排水管120Aが接続されており、第2管巣10Bには、第2給水管110Bと第2排水管120Bが接続されている。第1給水管110Aと第2給水管110Bには、水源から冷却水を汲み上げる給水ポンプ3が設けられている。第1給水管110Aと第2排水管120Bには、第1バイパス管50A及び第1循環管40Aが架け渡されており、第2給水管110Bと第1排水管120Aには、第2バイパス管50Bと第2循環管40Bが架け渡されている。第1バイパス管50Aには、第1流量調節弁5Aが取り付けられており、第1循環管40Aには、第1ブースタポンプ4Aが取り付けられている。また、第2バイパス管50Aには、第2流量調節弁5Bが取り付けられており、第2循環管40Bには、第2ブースタポンプ4Bが取り付けられている。
本実施の形態では、第1バイパス管50Aと第2バイパス管50Bにおける冷却水の流量は、第1流量調節弁5Aと第2流量調節弁5Bによって同一に調節されており、第1循環管40Aと第2循環管40Bにおける冷却水の流量は、第1ブースタポンプ4Aと第2ブースタポンプ4Bによって同一に調節されている。このように、冷却水の流量を調節すると、第1管巣10Aと第2管巣10Bの冷却能力を同等にできる。
また、本実施の形態において、第1循環管40Aは、第1バイパス管50Aと比較して第1管巣10A及び第2管巣10B側に位置するように第1給水管110Aと第2排水管120Bに架け渡されている。また、第2循環管40Bは、第2バイパス管50Bと比較して第1管巣10A及び第2管巣10B側に位置するように第1排水管120Aと第2給水管110Bに架け渡されている。このように構成すると、第1の実施の形態で説明した例のように、蒸気によって加熱された冷却水の熱を効率良く利用することができる。
本実施の形態のように復水器1Aを構成しても、第1の実施の形態同様に、水源からの取水量および水源への排水温度を保持しながら、各管巣10A,10Bに流入する冷却水の温度及び流量を調節することができる。したがって、第1の実施の形態同様、水源における冷却水温度が変化しても、発電プラントの出力変動ΔWを低減することができる。
なお、本実施の形態では、2式の管巣を有する復水器について説明したが、より多数の管巣を備える場合でも勿論適用可能である。また、上記の例では、管巣10A,10Bに流れ込む冷却水の流れが対向するものを挙げたが、冷却水が管巣10A,10Bに同一の方向に流れ込むように構成しても良い。
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
図6は本発明の第3の実施の形態である発電設備の全体図である。
この図に示された発電設備は、第2の実施の形態で説明した復水器1Aと、タービン7と、第1凝縮器8Aと、第2凝縮器8Bと、第1蒸発器6Aと、第2蒸発器6Bを備えている。
タービン7は、低圧タービン30からの水蒸気よりも飽和蒸気密度の大きい凝縮性媒体によって駆動されるものである。第1凝縮器8Aは、タービン7からの凝縮性媒体を冷却水で凝縮させるもので、第1バイパス管50Aにおける第1流量調節弁5Aの上流側に設けられている。第2凝縮器8Bは、タービン7からの凝縮性媒体を冷却水で凝縮させるもので、第2バイパス管50Bにおける第2流量調節弁5Bの上流側に設けられている。第1蒸発器6Aは、タービン7に供給するために第1凝縮器8Aからの凝縮性媒体を冷却水で蒸発させるもので、第1循環管40Aにおける第1ブースタポンプ4Aの下流側に設けられている。第2蒸発器6Bは、タービン7に供給するために第2凝縮器8Bからの凝縮性媒体を冷却水で蒸発させるもので、第2循環管40Bにおける第2ブースタポンプ4Bの下流側に設けられている。
このような構成によって、低圧タービン30(蒸気タービン発電プラント)の作動流体である水蒸気よりも飽和蒸気密度の大きい凝縮性媒体による熱サイクルが構成される。飽和蒸気密度が水蒸気より大きい凝縮性媒体としては、例えば、海洋温度差発電などで用いられるアンモニアやフロン等がある。このように飽和蒸気密度が水蒸気より大きい媒体を利用すると、蒸気タービン発電プラントより小規模な発電設備を構築することができる。
上記のように構成される発電設備において、蒸発器6A,6Bでは、管巣10A,10Bから排出された冷却水(温熱源)によって、凝縮器8A,8Bから供給された凝縮性媒体が加熱されて蒸気が生成される。このように生成された蒸気は、蒸発器6A,6Bとタービン7を接続する蒸気配管67を介してタービン7に供給され、タービン7を回転させる。タービン7を経由した蒸気は、タービン7と凝縮器8A,8Bを接続する蒸気配管78を介して凝縮器8A,8Bに送られる。凝縮器8A,8Bに送られた蒸気は、バイパス管50A,50Bを流通する冷却水(冷熱源)によって冷却されて凝縮する。このように得られた凝縮液は、ポンプ(図示せず)によって吐出され、蒸発器6A,6Bに供給される。
このように、本実施の形態によれば、バイパス管50A,50Bを流れる冷却水と、循環管40A,40Bを流れる冷却水の温度差を利用して、タービン7による発電出力を得ることができる。これにより、復水器1Aにおいて冷却水の温度及び流量を調節したことによる出力上昇分に加えて、凝縮性媒体による出力を得られるので、発電プラントの全体出力をさらに向上させることができる。また、本実施の形態では、水源における冷却水温度(Tc)が下がるほど、バイパス管50A,50Bと循環管40A,40Bを流れる冷却水の温度差が大きくなる。これにより、より大きな発電出力を得ることができる。
なお、本実施の形態では、第2の実施の形態の復水器1Aを利用した例について説明したが、第1の実施の形態の復水器1を利用しても発電出力を得ることができる。
次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
図7は本発明の第4の実施の形態である発電設備の全体図である。
この図に示された発電設備は、復水器1Aと、タービン7と、凝縮器8Cと、第1蒸発器6Aと、第2蒸発器6Bを備えている。
凝縮器8Cは、復水器1Aの冷却水の水源における温度Tcより低温の冷熱源でタービン7からの凝縮性媒体を凝縮させるもので、その冷熱源が流通する冷熱源配管800が凝縮器8C内を通過している。また、凝縮器8Cは、凝縮液配管86を介して、第1蒸発器6Aおよび第2蒸発器6Bと接続されている。凝縮器8Cを流通する冷熱源としては、例えば、4℃の温度とされる海洋深層水や、液化天然ガスを用いることができる。
このように構成した発電設備によっても、凝縮性媒体によってタービン7を回転させることができるので、第3の実施の形態のように発電プラントの出力を向上させることができる。特に、本実施の形態は、第3の実施の形態と異なり次のような特徴を有する。
図8に本実施の形態の発電設備を有する発電プラントの出力曲線を示す。なお、この図では、先の図4と異なり、出力Wと冷却水温度Tc’の関係を示しており、また、冷却水の流量増加による蒸気温度低下効果は冷却水の温度低減による蒸気温度低下効果に換算して示した。
本実施の形態では、管巣10A,10Bに導入される冷却水のうち、給水管110A,110Bを介して水源から直接導入されるものの温度と、循環管40A,40Bを介して導入されるものの温度では、後者の方が低温になる。そのため、出力曲線のピークが位置する最適蒸気温度Tsoを、水源の冷却水温度Tcが低下する時期(冬季)に設定することが好ましい。本実施の形態によれば、夏季等に冷却水温度Tcが上昇しても、循環管40A,40Bから温度の低い冷却水を管巣10A,10Bに供給することができるので、冷却水温度Tc’を常に低く保持することができる。これにより、発電プラントの出力を出力曲線のピーク付近に近づけることができるので、発電出力を向上させることができる。
なお、本実施の形態についても、第2の実施の形態の復水器1Aを利用した例を取りあげたが、第1の実施の形態の復水器1を利用しても勿論発電出力を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態である復水器の全体図。 本発明の第1の実施の形態である復水器の上面図。 本発明の第1の実施の形態である復水器の正面図。 本発明の第1の実施の形態の復水器を備えた発電プラントの冷却水温度Tc,Tc’、蒸気温度Ts、及び出力Wの関係図。 本発明の第2の実施の形態である復水器の全体図。 本発明の第3の実施の形態である発電設備の全体図。 本発明の第4の実施の形態である発電設備の全体図。 本発明の第4の実施の形態の発電設備を有する発電プラントの出力曲線を示す図。
符号の説明
1 復水器
4 ブースタポンプ
5 流量調節弁
6 蒸発器
7 タービン
8 凝縮器
10 管巣
30 低圧タービン
40 循環管
50 バイパス管
67 蒸気配管
78 蒸気配管
86 凝縮液配管
110 給水管
120 排出管

Claims (13)

  1. 蒸気タービン発電プラントに用いられる復水器において、
    水源から取水された冷却水が流通する給水管と、
    この給水管からの冷却水が流通する複数の冷却管から成り、その複数の冷却管内の冷却水で蒸気タービンからの水蒸気を凝縮させる管巣と、
    この管巣から排出された冷却水が流通する排水管と、
    前記給水管と前記排水管に架け渡されたバイパス管と、
    このバイパス管に設けられ、前記給水管から前記排水管に供給される冷却水の流量を調節する流量調節手段と、
    前記排水管と前記給水管に架け渡された循環管と、
    この循環管に設けられ、前記排水管から前記給水管に供給される冷却水の流量を調節する昇圧手段とを備え、
    前記給水管から取水される冷却水の取水量及び前記排水管から排出される冷却水の上昇温度は、それぞれ、環境保全の観点から定められた上限値以下に保持されており、
    水源における冷却水の温度が変化して前記復水器内における蒸気温度が最適蒸気温度から上昇又は低下した場合に、前記管巣に流入される冷却水の温度と流量のうち少なくとも一方は、前記流量調節手段と前記昇圧手段によって、水源からの冷却水の温度及び流量に対して偏差をつけられており、さらに、前記給水管を介して水源から取水する流量と前記排水管を介して水源に排出する際の水温の両方を一定に保持しながら、前記復水器内における蒸気温度が前記最適蒸気温度に近づくように調節されていることを特徴とする復水器。
  2. 請求項1記載の復水器において、
    前記管巣に流入される冷却水の温度及び流量は、前記流量調節手段と前記昇圧手段によって、前記復水器内の蒸気温度を前記蒸気タービン発電プラントの出力が最大になる値に近づけるために調節されていることを特徴とする復水器。
  3. 請求項1記載の復水器において、
    前記復水器内の水蒸気が前記管巣に冷却されて蒸気温度が変動する範囲には、前記蒸気タービンの出力が最大となる最適蒸気温度が含まれていることを特徴とする復水器。
  4. 請求項1記載の復水器において、
    前記循環管は、前記バイパス管よりも前記管巣側において前記給水管と前記排水管に架け渡されていることを特徴とする復水器。
  5. 請求項1記載の復水器において、
    前記管巣は、複数の管巣から形成されており、
    その複数の管巣は、前記給水管及び前記排水管とそれぞれ接続されていることを特徴とする復水器。
  6. 請求項1記載の復水器において、
    前記昇圧手段は、前記排水管側の冷却水を前記給水管側の圧力まで昇圧するブースタポンプであることを特徴とする復水器。
  7. 請求項1記載の復水器において、
    前記管巣は、水源から取水された冷却水が流通する給水管と、水蒸気に加熱された冷却水が流通する排水管とがそれぞれ接続された2つの管巣であり、
    この2つの管巣のうち一方の管巣の給水管の冷却水を、前記2つの管巣のうち他方の管巣の排水管にバイパスさせる第1バイパス管と、
    この第1バイパス管に設けられ、前記一方の管巣の給水管から前記他方の管巣の排水管に供給される冷却水の流量を調節する第1流量調節手段と、
    前記他方の管巣の給水管の冷却水を、前記一方の管巣の排水管にバイパスさせる第2バイパス管と、
    この第2バイパス管に設けられ、前記他方の管巣の給水管から前記一方の管巣の排水管に供給される冷却水の流量を調節する第2流量調節手段と、
    前記他方の管巣の排水管の冷却水を、前記一方の管巣の給水管に戻す第1循環管と、
    この第1循環管に設けられ、前記他方の管巣の排水管から前記一方の管巣の給水管に供給される冷却水の流量を調節する第1昇圧手段と、
    前記一方の管巣の排水管の冷却水を、前記他方の管巣の給水管に戻す第2循環管と、
    この第2循環管に設けられ、前記一方の管巣の排水管から前記他方の管巣の給水管に供給される冷却水の流量を調節する第2昇圧手段とを備え、
    前記2つ管巣に流入される冷却水の温度、流量、又は温度及び流量のいずれかは、前記第1流量調節手段、前記第2流量調節手段、前記第1昇圧手段及び前記第2昇圧手段によって、水源からの冷却水の温度及び流量に対して偏差をつけられていることを特徴とする復水器。
  8. 請求項7記載の復水器において、
    前記第1バイパスと前記第2バイパス管における冷却水の流量は、前記第1流量調節手段と前記第2流量調節手段によって同一に調節され、
    前記第1循環管と前記第2循環管における冷却水の流量は、前記第1昇圧手段と前記第2昇圧手段によって同一に調節されていることを特徴とする復水器。
  9. 水源から取水された冷却水が流通する給水管、この給水管からの冷却水が流通する複数の冷却管から成り、その複数の冷却管内の冷却水で蒸気タービンからの水蒸気を凝縮させる管巣、この管巣から排出された冷却水が流通する排水管、前記給水管と前記排水管に架け渡されたバイパス管、このバイパス管に設けられ、前記給水管から前記排水管に供給される冷却水の流量を調節する流量調節手段、前記排水管と前記排水管に架け渡された循環管、及びこの循環管に設けられ、前記排水管から前記給水管に供給される冷却水の流量を調節する昇圧手段とを備える復水器と、
    この復水器に導入される水蒸気よりも飽和蒸気密度の大きい凝縮性媒体によって駆動されるタービンと、
    このタービンからの凝縮性媒体を冷熱源で凝縮させる凝縮器と、
    前記循環管における前記昇圧手段の下流側に設けられ、前記タービンに供給するために前記凝縮器からの凝縮性媒体を冷却水で蒸発させる蒸発器とを備え、
    前記給水管から取水される冷却水の取水量及び前記排水管から排出される冷却水の上昇温度は、それぞれ、環境保全の観点から定められた上限値以下に保持されており、
    水源における冷却水の温度が変化して前記復水器内における蒸気温度が最適蒸気温度から上昇又は低下したした場合に、前記管巣に流入される冷却水の温度、流量、又は温度及び流量のいずれかは、前記流量調節手段と前記昇圧手段によって、前記給水管の上流側での冷却水の温度及び流量に対して偏差をつけられており、さらに、前記給水管を介して水源から取水する流量と前記排水管を介して水源に排出する際の水温の両方を一定に保持しながら、前記復水器内における蒸気温度が前記最適蒸気温度に近づくように調節されていることを特徴とする発電設備。
  10. 請求項9記載の発電設備において、
    前記凝縮器は、前記バイパス管における前記流量調節手段の上流側に設けられ、前記タービンからの凝縮性媒体を冷却水で凝縮させることを特徴とする発電設備。
  11. 請求項9記載の発電設備において、
    前記凝縮器は、前記復水器の冷却水の水源における温度より低温の冷熱源で前記タービンからの凝縮性媒体を凝縮させることを特徴とする発電設備。
  12. 請求項11記載の発電設備において、
    前記凝縮器の冷熱源は、海洋深層水、または液化天然ガスであることを特徴とする発電設備。
  13. 請求項9記載の発電設備において、
    前記凝縮性媒体は、アンモニア、またはフロンであることを特徴とする発電設備。
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