JP5183654B2 - 可搬型地絡保護装置 - Google Patents

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この発明は、配電線における地絡保護装置に関し、とくに2回線での運用時の地絡保護が可能な可搬型地絡保護装置に関する。
近年、発変電所における電圧6kVの配電線の遮断器などの点検は、配電線の機器毎の特殊性を考慮し、バンク単位の停電からフィーダー単位での停電により行っている。すなわち、配電線における遮断器などの点検は、変圧器(バンク)で電力を供給している需要家がすべて停電対象になるバンク単位の停電から、配電用遮断器から延びている配電線路を単位とするフィーダー単位の停電で対応している。停電対象の需要家には関連部署に依頼し他の変電所や隣接変圧器(バンク)の配電線から当該配電線の変電所出口までを逆送して電気を供給している。配電線単位の停電作業においては、1〜数回線を停電させて残りの2回線以下で電力供給を行うことがあるが、この場合は作業時における地絡事故に対する対策が必要となる。
そこで、地絡保護に関する技術の一例として、微地絡発生時において遮断器を順序よく遮断する装置などが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開昭50−74149号公報 特開昭51−79243号公報
しかし、配電線における電力供給を2回線のみで行う場合は、地絡事故が発生すると、バンク全体の対地静電容量が減少し、以下のような問題が生ずる。すなわち、2回線での運用時に、地絡事故や短絡事故等で1回線が遮断継続中または部分配電の状況になった場合、さらに残りの1回線が地絡事故を起こすと、地絡方向継電器(67Fリレー)が動作しなくなるという問題が生ずる。
図8は、3相3回線から構成される配電線路を示している。図8の接地用電圧変成器Fにおける地絡電圧Vが検出される端子(※)は、各回線に設けられた地絡方向継電器(67Fリレー)D1〜D3の端子(※)に接続されている。図8に示す配電線における停電作業範囲SをNo.1の配電線とし、例えばNo.3の配電線に地絡事故が生じた場合は、バンク全体の対地静電容量の影響によって地絡電流Igが減少し、接地用電圧変成器Fと零相変流器Z1〜Z3の信号により作動する地絡方向継電器(67Fリレー)D1〜D3が正常に動作しなくなる。ここで、地絡方向継電器D1〜D3を確実に動作させるためには、2バンク以上ある箇所は母線連絡遮断器を投入することでバンク全体の対地静電容量を確保したり、フィーダー単位での停電からバンク単位の停電に切替えることを行っている。このような対策は、電力会社の関連部署に依頼することにより行うため、多大な労力が必要となる。
2回線での運用の場合は、双方の回線の線路こう長が同等であれば、いずれかの回線に地絡事故が発生しても、1回線目の地絡事故では地絡電流が確保でき、保護は可能である。ただし、1回線がトリップ(遮断)継続中または部分配電の状況になった場合は、残りの回線での地絡事故発生時には地絡電流が少なくなる。そのため、地絡方向継電器が動作しなくなり、地絡後備保護継電器の動作するまで3〜9秒待たないと回線を遮断することができない。したがって、このような地絡事故の場合は、地絡発生から1秒以内に回線を遮断することが規定されている電気設備技術基準を満足しなくなるという問題がある。
2回線の運用で線路こう長に長短がある場合は、短い線路については、地絡電流を十分に確保することが可能であるが、長い線路は地絡電流が十分に確保できず、上述と同様に地絡後備保護継電器の動作するまで3〜9秒待たないと、回線を遮断することができない。また、配電線が当初から2回線で設計されている場合は、発変電所には2回線に対する地絡対策装置が設けられているが、停電作業によって2回線になる場合は、従来の固定式の地絡保護装置では地絡保護ができないという問題がある。したがって、点検作業などに伴う2回線での停電作業においても、地絡発生から電気設備技術基準に定められた時限以内で回線を遮断することが可能な地絡保護装置の開発が望まれる。
そこでこの発明は、2回線での運用時の場合でも地絡が生じた回線を所定の時限以内で確実に遮断することが可能な可搬型地絡保護装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、2回線のみによって電力が供給される配電線の地絡保護に用いられる可搬型地絡保護装置であって、前記配電線側の地絡電圧が入力可能で、設定値以上の地絡電圧によって動作する地絡過電圧継電器を有するOVG検出回路と、前記2回線のうちいずれかの回線が遮断した場合の遮断指令を記憶するトリップメモリ回路と、前記配電線側に設けられた既設の地絡過電圧継電器による遮断指令と、前記OVG検出回路からの地絡発生信号とが入力可能で、前記OVG検出回路からの地絡発生信号が入力され、かつ、既設の地絡方向継電器が動作しない場合に、地絡が生じた回線に設けられた遮断器を遮断動作させるための回路を閉成するトリップ出力回路と、前記OVG検出回路と、前記トリップメモリ回路と、前記トリップ出力回路が少なくとも組み込まれる携帯可能な可搬ケースと、を備え、前記トリップ出力回路は、前記2回線のうちいずれかの回線が遮断した状態において、前記2回線のうち他方の回線に地絡が生じ、かつ、前記既設の地絡方向継電器不動作である場合に、記憶された前記トリップメモリ回路に基づいて、前記遮断指令によって遮断されていない回線である前記既設の地絡方向継電器が動作しない回線設けられた遮断器を遮断動作させるための回路を閉成することを特徴とする可搬型地絡保護装置である。
この発明によれば、電力を供給する2回線のいずれかが事故等により遮断された場合、2回線のうちいずれかの回線が遮断した場合の遮断指令がトリップメモリ回路に記憶される。その状態でOVG検出回路からの地絡発生信号が入力され、かつ、既設の地絡方向継電器が動作しない場合に、トリップ出力回路によって、地絡が生じた回線に設けられた遮断器を遮断動作させるための回路が閉成される。このため、配電線側の既設の地絡過電圧継電器の動作を条件に、地絡が生じた回路に設けられた遮断器を遮断動作させるので、誤動作が防止され、地絡が生じた回線を確実に遮断することが可能となる。また、2回線のうち他方の回線に地絡が生じ、かつ、既設の地絡方向継電器が不動作である場合に、トリップ出力回路によって、記憶されたトリップメモリ回路に基づいて、遮断指令によって遮断されていない回線である既設の地絡方向継電器が動作しない回線に設けられた遮断器を遮断動作させるための回路が閉成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の可搬型地絡保護装置において、前記可搬ケースには、前記配電線における線路こう長の長短により、既設の地絡方向継電器が不動作となった場合に、前記トリップメモリ回路をロックするとともに、所定の時限後に地絡が生じた回線の遮断指令を行うタイマーを有する地絡方向継電器不動作対策回路が組み込まれていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の可搬型地絡保護装置において、前記可搬ケースの表面には、地絡保護回路の略図および前記トリップ出力回路の動作状態を表示する表示ランプが設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、事故等により2回線のうちいずれか1回線が遮断継続中または部分配電等となり、対地静電容量の影響によって配電線側の地絡方向継電器が不動作となった時には、OVG検出回路の地絡過電圧継電器によって運用している回線に地絡が生じたことを検出し、地絡方向継電器の動作時限を待って回路を形成するようにしているので、地絡方向継電器が不動作であっても所定の時限以内に地絡した回線を確実に遮断することが可能となる。
また、既設の保護回路である配電線側の地絡過電圧継電器や地絡方向継電器の動作を活用しているので、配電線と完全に独立した制御方式を採用する地絡保護装置に比べて無用な誤動作を防止することが可能となり、地絡保護の信頼性を確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、可搬ケースに地絡方向継電器不動作対策回路を組み込むようにしたので、配電線のこう長の長短により既設の地絡方向継電器が不動作となった場合でも、確実に遮断器を動作させることができ、地絡保護が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、可搬ケースの表面に地絡保護回路の略図およびトリップ出力回路の動作状態を表示する表示ランプを設けているので、回路概要およびトリップ出力回路の動作状態を容易に把握することができ、誤操作を防止することができる。
本発明の実施の形態に係わる可搬型地絡保護装置の概要を示すブロック図である。 図1の可搬型地絡保護装置におけるケースの外観を示す斜視図である。 図1の可搬型地絡保護装置の電気回路図である。 図1の可搬型地絡保護装置の動作手順を示すフローチャートである。 図1の可搬型地絡保護装置の動作手順を示すフローチャートであって図4に続くフローチャートである。 図1の可搬型地絡保護装置における配電線側の地絡方向継電器の動作による遮断タイミングと可搬型地絡保護装置のトリップ回路形成タイミングを示すタイムチャートである(A線に事故が発生した場合を図示)。 図1の可搬型地絡保護装置における配電線側の地絡方向継電器の不動作時における遮断タイミングを示すタイムチャートである(A線が地絡方向継電器によって動作する場合を図示)。 停電作業における2回線での電力供給時の地絡状況を示す配電系統図である。
つぎに、この発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。
図1ないし図7は、この発明の実施の形態を示している。図2は、可搬型地絡保護装置1における可搬ケース2の外形を示している。可搬ケース2は、軽量で高強度を有するジュラルミンケースから構成されており、アタッシュケース程度の大きさを有している。可搬ケース2は、移動用の取手2aを有しており、下面および裏面には保護用のゴムブッシュ2bが設けられている。図1に示すように、可搬ケース2には、OVG検出回路10と、地絡方向継電器不動作対策回路20と、トリップメモリ回路30と、トリップ出力回路50が組み込まれている。
図3は、可搬型地絡保護装置1の電気配線図を示している。図3に示すように、可搬型地絡保護装置1は、電源回路5を有している。電源回路5は、DC100Vが入力される端子5a1、5a2を有している。端子5a1、5a2は、例えば変電所の直流電源に接続可能となっている。端子5a1、5a2には、電源スイッチ5bが接続されている。
電源スイッチ5bには、ヒューズ5c1を介して整流用のダイオードブリッジ5dが接続されている。ダイオードブリッジ5dは、直流電源の極性の間違いを防止するために設けられている。ダイオードブリッジ5dの出力側には、制御線E1〜E4が接続されている。制御線E3には、ヒューズ5fが設けられている。制御線E3およびヒューズ5fは、制御線E1が既存の配電線制御回路に接続されるため、可搬ケース2の内部回路を短絡等のトラブル時に確実に保護し、既設回路に支障を及ぼさないようにするために設けられている。制御線E3と制御線E4との間には、初期リセット回路を構成するリセットタイマー7が設けられている。制御線E2は、リセットタイマー7の接点を介して制御線E3に接続されている。
OVG検出回路10は、地絡過電圧継電器としての64Vリレー11およびタイマー12、リレー13を有している。64Vリレー11は、可搬ケース2の表面側に設けられた入力端子14a、14bと接続されている。入力端子14a、14bは、配電線側のPT用テストプラグ123と接続可能となっている。すなわち、入力端子14a、14bには、PT用テストプラグ123を介して地絡電圧Vに対応する信号が入力可能となっている。タイマー12、リレー13は、制御線E3と制御線E4との間に設けられている。タイマー12は、64Vリレー11の動作に伴い作動し、作動開始から0.7秒後にリレー13を起動させるようになっている。時限を0.7秒としたのは、図7に示すように、トリップ指令(遮断指令)の0.5秒と協調を取る必要があるためである。
制御線E3と制御線E4との間には、地絡方向継電器不動作対策回路20が設けられている。配電線における2回線の運用時において、例えば変電所出口に大きな負荷があることで線路こう長に極端な長短の違いがあり、線路こう長の長い線路で67Fリレーの動作が期待できない場合は、この地絡方向継電器不動作対策回路20を使用することになる。この地絡方向継電器不動作対策回路20を使用することにより、地絡電圧Vの発生が継続してもB線128がトリップしない場合は、A線事故と判断してA線127を時限後トリップさせるようにしている。
地絡方向継電器不動作対策回路20は、切替スイッチ部21、第1のキープリレー23、確認ランプ24、タイマー25、リレー26、27を有している。第1のキープリレー23は、切替スイッチ部21を介して制御線E3と制御線E4とに接続されている。切替スイッチ部21は、使用押し釦スイッチ21aと不使用押し釦スイッチ21bとを有している。第1のキープリレー23は、使用押し釦スイッチ21aの操作によりセットコイル23aが動作し、不使用押し釦スイッチ21bの操作によりリセットコイル23bが動作するようになっている。タイマー25は、64Vリレー11の接点11bおよび第1のキープリレー23の接点23cを介して制御線E3と制御線E4とに接続されている。リレー26は、タイマー25の動作に伴い作動し、作動開始から0.7秒後にリレー27を起動させるようになっている。時限を0.7秒としたのは、図7に示すように、トリップ指令(遮断指令)の0.5秒と協調を取る必要があるためである。地絡方向継電器不動作対策回路20には、第1のキープリレー23の状態(モード)を確認するための確認ランプ24が設けられている。リレー26は、A線トリップメモリ回路M1のロックを確実にするために遅延を目的で設けられている。
制御線E3と制御線E4との間には、トリップメモリ回路30が設けられている。トリップメモリ回路30は、図1のA線遮断器130を動作させるトリップコイル130aが設けられる制御回路126aおける配電線67Fトリップロック端子の電圧変化でA線127の遮断を記憶するA線トリップメモリ回路M1を有している。同様に、トリップメモリ回路30は、図1のB線遮断器140を動作させるトリップコイル140aが設けられる制御回路126bおける配電線67Fトリップロック端子の電圧変化でB線128の遮断を記憶するB線トリップメモリ回路M2を有している。A線トリップメモリ回路M1は、第2のキープリレー33、第1の確認ランプ34、タイマー35、リレー36を有している。B線トリップメモリ回路M2は、第3のキープリレー37、第2の確認ランプ47、タイマー38、リレー39を有している。第1の確認ランプ34は、第2のキープリレー33の動作状態を表示するものであり、第2の確認ランプ47は、第3のキープリレー37の動作状態を表示するものである。
トリップメモリ回路30は、各キープリレー33、37を操作するための押し釦スイッチからなる操作スイッチ31a、31b、31cを有している。第2のキープリレー33のセットコイル33aは、第1の操作スイッチ31aとキープリレー37の接点37cを介して制御線E3と制御線E4に接続されている。タイマー35は、第2のキープリレー33の接点33cを介して制御線E3と制御線E4に接続されている。タイマー35は、第2のキープリレー33の接点33cの動作に伴い作動し、作動開始から1.0秒後にリレー36を起動させるようになっている。第3のキープリレー37のセットコイル37aは、第2の操作スイッチ31bと第2のキープリレー33の接点33dを介して制御線E3と制御線E4に接続されている。タイマー38は、第3のキープリレー37の接点37dを介して制御線E3と制御線E4に接続されている。タイマー38は、第3のキープリレー37の接点37dの動作に伴い作動し、作動開始から1.0秒後にリレー39を起動させるようになっている。
第2のキープリレー33および第3のキープリレー37は、第3の操作スイッチ31cの操作による各キープリレー33、37のリセットコイル33b、37bの動作により、同時にリセットされるようになっている。このように、トリップメモリ回路30は、使用開始時にケーブルなどを含めてテストが必要なため、手動で配電線のトリップを模擬できるように模擬テストのための複数の操作スイッチ31a、31b、31cを有している。また、図6のタイムチャートに示すように、トリップ信号と配線線の開路および64Vリレー11の復帰までタイムラグがあることから、タイマー35、38では1.0秒の時限を持たせている。
トリップメモリ回路30には、トリップ出力回路50が接続されている。トリップ出力回路50は、タイマーやリレーの接点が組み合わされた回路から構成されている。トリップ出力回路50は、可搬ケース2の外面に露出するトリップ信号入出力端子51、52を有している。A線用のトリップ信号入出力端子51は、タイマー25のB接点25a、ダイオード40a、第3のキープリレー37の接点37cを介して第2のキープリレー33のセットコイル33aに接続されている。B線用のトリップ信号入出力端子52は、ダイオード40b、第2のキープリレー33の接点33dを介して第3のキープリレー37のセットコイル37aに接続されている。
A線用のトリップ信号入出力端子51と接続されるタイマー25のB接点25aは、A線トリップメモリ回路M1をロックする目的で設けられている。A線トリップメモリ回路M1は、地絡方向継電器不動作対策回路20から出力されたA線のトリップ信号をリレー27の接点27aを介して記憶することにより、次回地絡電圧Vの発生時にB線をトリップさせないことを目的で設けられている。
また、A線用のトリップ信号入出力端子51は、リレー27の接点27aを介して64VB1XBの端子46と接続可能となっている。64VB1XBの端子46は、可搬ケース2の表面に露出している。さらに、A線用のトリップ信号入出力端子51は、B線トリップメモリ回路M2のリレー39の接点39aおよびOVG検出回路10のタイマー13の接点13aを介して、64VB1XBの端子46と接続可能となっている。B線用のトリップ信号入出力端子52は、A線トリップメモリ回路M1のリレー36の接点36aおよびOVG検出回路10のリレー13の接点13aを介して、64VB1XBの端子46と接続可能となっている。制御線E1の終端は、可搬ケース2の外面に露出するP1端子45と接続されている。P1端子45は、64VB1XBの端子46と隣接して設けられている。
トリップ信号入出力端子51、52および64VB1XBの端子46は、配電線側の制御回路と接続可能となっている。A線用のトリップ信号入出力端子51は、地絡方向継電器(67F)の接点124aを有する制御回路126aに接続可能となっている。この制御回路126aには、遮断器130のトリップコイル130aが接続されている。B線用のトリップ信号入出力端子52は、地絡方向継電器(67Fリレー)の接点124bを有する制御回路126bに接続可能となっている。この制御回路126bには、遮断器140のトリップコイル140aが接続されている。64VB1XBの端子46は、地絡方向継電器の接点124a、124bが接続される配電線側のDGテスト用TT端子125と接続可能となっている。
図3に示すように、配電線側には既設64Vリレー121を有するSWG(スイッチギヤー)地絡検出回路120が設けられている。DGテスト用TT端子125には、SWG地絡検出回路120からの信号K1、K2が送られるようになっており、DGテスト用TT端子125を経由して制御回路126a、126bに送られた信号により第2のキープリレー33または第3のキープリレー37を動作させるようになっている。SWG地絡検出回路120は、地絡後備保護継電器としての10Gリレー122を有している。10Gリレー122は、配電線の地絡発生から3〜9秒後に地絡保護を行うようになっている。すなわち、10Gリレー122は、例えば地絡抵抗が所定値を超えると地絡方向継電器としての67Fリレーが動作できないことから、10Gリレー122を利用して回線を遮断することが可能となっている。配電線側にDGテスト用TT端子125が存在しない場合は、これに代えて可搬ケース2に設けられたP1端子45を利用することが可能である。
制御線E4の終端には、可搬ケース2の外面に露出する回路試験用端子60が接続されている。この回路試験用端子60は、現地での模擬試験に使用される。可搬ケース2の表面には、トリップ出力回路50の動作状態を表示するための表示ランプ41〜44が設けられている。表示ランプ41〜44は、LED(2色発光ダイオード)から構成されている。表示ランプ41〜44は、トリップ出力回路50の各接点13a、27a、36a、39aの動作と連動してオン、オフを赤色、緑色で色分けして点灯するようになっている。
図2に示すように、OVG検出回路10と、地絡方向継電器不動作対策回路20と、トリップメモリ回路30と、トリップ出力回路50を構成する電気部品の一部は、可搬ケース2の表面側に露出しており、可搬ケース2の表面側で時間設定や動作確認が可能となっている。可搬ケース2の表面側に設けられた上述の各端子は、ケーブル(図示略)を介して配電線側の回路と接続可能となっている。
つぎに、可搬型地絡保護装置1の操作および作用について説明する。
可搬型地絡保護装置1は、遮断器などの点検に伴う配電線の停電作業の際に、所定の場所に運ばれ、可搬ケース2内に収納されている各回路を既設の地絡保護回路と接続することで使用される。可搬型地絡保護装置1の使用に際しては、まず模擬試験を行い装置が正常に動作するか否かを確認することが必要となる。
模擬試験を開始する際は、OVG検出回路10に電圧調整器(図示略)を接続し、64Vリレー11に印加する模擬電圧の整定値とタイマー12の設定時限を確認する。つぎに、「A線切」に対応する第2のキープリレー33および「B線切」に対応する第3のキープリレー37の双方を、第3の操作スイッチ31cによってリセットし、DGテスト用TT端子125とA線の制御回路126aおよびB線の制御回路126bとの間が短絡していないかを確認する。
つぎに、第1の操作スイッチ31aを押して、DGテスト用TT端子125とB線の制御回路126bとの間が短絡していることを確認する。そして、第3の操作スイッチ31cの操作により各キープリレー33、37をリセットし、第2の操作スイッチ31bを押して、DGテスト用TT端子125とA線の制御回路126aとの間が短絡していることを確認する。つぎに、第3の操作スイッチ31cにより各キープリレー33、37をリセットし、地絡方向継電器不動作対策回路20の使用押し釦スイッチ21aを押し、DGテスト用TT端子125とA線の制御回路126aとの間が短絡していることを確認する。
最後に電源スイッチ5bを一度切った後、電源スイッチ5bを再投入すれば、図3の回路が初期状態にリセットされる。ここで、配電線側にDGテスト用TT端子125がない場合は、64VB1XBの端子46を可搬ケース2のP1端子45と接続し、N1端子60との間で電圧をチェックする。
図4および図5は、可搬型地絡保護装置1の動作の手順を示している。図4のステップS61において、可搬ケース2の電源スイッチ5bがオンとされ、ステップS62でリセットタイマー7よって図3の回路が初期状態にリセットされる。つぎに、ステップS63に進み、発生した地絡電圧Vが設定値以上であるか否かが判断される。ここで、地絡電圧Vが設定値以上であると判断された場合、すなわち配電線に地絡事故が発生した場合は、ステップS64に進み、地絡方向継電器(67Fリレー)不動作対策回路20を使用しているか否かが判断される。配電線に地絡事故がなく、地絡電圧Vが発生していないと判断された場合は、ステップS63の処理を繰り返し、待機状態を維持する。
ステップS64において、地絡方向継電器(67Fリレー)不動作対策回路20を使用していないと判断された場合は、図5のステップS73に進み、A線127のトリップ(遮断)であるか否かが判断される。ここで、A線127の遮断であると判断された場合は、ステップS74に進み、トリップメモリ回路30によりA線127の遮断指令が記憶される。ステップS73において、A線127のトリップでないと判断された場合は、ステップS75に進み、B線128のトリップであるか否かが判断される。ここで、B線128のトリップでないと判断された場合は、ステップS77に進み、10Gリレー122による地絡保護が行われる。ステップS75において、B線128のトリップであると判断された場合は、トリップメモリ回路30によりB線128の遮断指令が記憶される。ステップS74およびステップS76の処理が終了すると、ステップS78に進み、A線127またはB線128の再閉路が行われる。
つぎに、ステップS79に進み、再閉路・再々閉路失敗または新たな地絡事故における地絡電圧Vの発生かが判断される。ここで、地絡電圧Vが発生し地絡電圧Vが設定値以上であると判断された場合は、ステップS80に進み、A線127またはB線128のいずれかの既設の67Fリレーによるトリップであるか否かが判断される。ステップS80において、A線127またはB線128のいずれかのトリップであると判断された場合は、ステップS84に進み、A線127またはB線128の再閉路、A線またはB線の再々閉路、最終遮断のいずれかが行われる。
ステップS79において、配電線の地絡事故がなく地絡電圧Vが発生していないと判断された場合は、ステップS82に進み、配電線常時系統であるか否かが判断される。ここで、配電線常時系統でないと判断された場合、すなわち1回線で配電中または部分配電時はステップS79に戻る。ステップS82において、配電線常時系統(一連の事故発生前の系統)であると判断された場合は、ステップS83に進み、第3の操作スイッチ31cにより手動でのキープリレー33、37のリセットを行った後、再びステップS63に戻る。
ステップS80において、A線127またはB線128が既設の67Fリレー不動作によりいずれもトリップしない場合は、ステップS81に進み、遮断指令のメモリ内容の判断が行われる。ここで、遮断指令のメモリ内容がA線127である場合は、ステップS85に進み残回線(B線128)の遮断指令が行われる。ステップS80において、遮断指令のメモリ内容がB線128である場合は、ステップS86に進み残回線(A線127)の遮断指令が行われる。ステップS85、86の処理が終了すると、ステップS87に進み、残回線の再閉路実施の回数が判断される。
ステップS87において、残回線の再閉路実施の回数が1回以下であると判断された場合は、ステップS88に進み、残回線の再閉路または再々閉路が行われる。ステップS87において、残回線の再閉路実施の回数が2回であると判断された場合は、ステップS89に進み、残回線の最終遮断が行われる。
図4のステップS64において、地絡方向継電器不動作対策回路20を使用していると判断された場合は、ステップS65に進み、既設の67FリレーによるA線127またはB線128のいずれかのトリップであるか否かが判断される。ここで、既設の67FリレーによるA線127またはB線128のいずれかのトリップであると判断された場合は、ステップS66に進み、A線127またはB線128の遮断指令がトリップメモリ回路30に記憶され、その後、図5のステップS78に進む。
ステップS65において、既設の67FリレーによりA線127またはB線128がいずれもトリップしないと判断された場合は、すなわち配電線側の67Fリレーが動作しない場合は、ステップS67に進み、A線127の遮断指令についてトリップメモリ回路30がロックされる。その後、ステップS68に進み、A線127の遮断指令が行われる。つぎに、ステップS69に進み、A線127の再閉路の実施回数が判断される。ここで、A線127の再閉路の実施回数が1回以下であると判断された場合は、ステップS70に進み、A線127の再閉路または再々閉路が行われ、ステップS63に戻る。ステップS69において、A線127の再閉路の実施回数が2回であると判断された場合は、ステップS71に進み、A線の最終遮断が行われる。すなわち、この状態では、1回線での配電が行われることになる。そして、ステップS72に進み、A線「切り」が第1の操作スイッチ31aを介して手動で行われる。
図6は、図4のステップS63、S65〜S66および図5のステップS63、S73〜76における各動作のタイムチャートを示しており、特にA線127が地絡事故を起こした場合における67Fリレーの動作によるB線のトリップ出力回路形成までのタイムチャートを示している。図6に示すように、ステップS91のA線127の地絡事故が発生し、ステップS92で地絡電圧Vの発生により64Vリレー11と既設の64Vリレー121が動作し、ステップS93で既設の配電線側の67FリレーによるA線127の遮断が開始される。そして、A線127の遮断指令が発せられると、A線127の遮断器130が動作するとともに、A線127の遮断指令がトリップメモリ回路30に記憶される。ここで、既設の64Vリレー121が動作してから遮断指令が出るまでの時間は、0.5秒である。そして、既設の64Vリレー121が動作した後、ステップS95のA線127の遮断動作、ステップS96の地絡電圧Vの復帰、ステップS97の64Vリレー11と既設の64Vリレー121が復帰するまでの時間は、0.7秒以内に設定されている。ステップS98のA線127の遮断指令のトリップメモリ回路30への記憶からステップS99のB線128のトリップ出力の回路形成までの時間は、1.0秒に設定されている。
各動作タイミングを図6に示すように設定しているのは、64Vリレー11の動作のみでトリップさせるので、64Vリレー11の復帰途中に、ステップS99のB線128のトリップ出力回路が形成されるのを回避し、B線128が誤遮断されるのを防止するためである。
図7は、図4のステップS63、S65〜S68および図5のステップS79〜81、ステップS84〜86における各動作のタイムチャートを示しており、特にA線127の67Fリレー遮断とB線128の遮断指令との協調を示すタイムチャートを示している(図4の場合は、A線をB線と読み替える)。ステップS101において地絡事故が発生し、ステップS102で地絡電圧Vの発生により64Vリレー11と既設の64Vリレー121が動作する。ここで、配電線側の67Fリレーが動作した場合は、A線127の遮断が行われ、0.7秒以内に64Vリレー11と既設の64Vリレー121が復帰し、B線128は遮断されない。A線配電線側の67Fリレー124aが動作しない場合は、B線128に地絡事故がしたと判断し、0.7秒後にステップS108においてB線128の遮断指令が行われる。すなわち、67Fリレーの動作による遮断時は、ステップS103の67Fリレーの動作からステップS107の64Vリレー11の復帰までの時間は0.7秒以下に設定されているので、64Vリレー11が復帰することにより、ステップS108のB線遮断指令が出力されないことになる。
各動作タイミングを図7に示すように設定しているのは、既設の67Fリレー動作による選択遮断を優先させて行うためである。すなわち、ここでは、67F保護回路の動作時限0.5秒と協調を取り、既設の67Fリレーによる保護時に誤動作するのを防止するため、64Vリレー11の復帰までの時間を0.7秒以下に設定している。
このように、OVG検出回路10の64Vリレー11によって運用している回線に地絡が生じたことを検出し、これによってトリップ出力回路50を形成するようにしているので、配電線側に設けられた地絡方向継電器としての67Fリレー(接点124a、124b)からの信号を利用して、所定の時限以内に地絡した回線を確実に遮断することが可能となる。そして、トリップ出力回路50は、64Vリレー11の動作復帰後に他方の回線における遮断器を遮断動作させるための回路を形成するので、誤動作を確実に防止することができ、地絡が生じた回線を確実に遮断することが可能となる。
また、既設の保護回路である64Vリレー121の動作結果であるDGテスト用端子125や配電線側の67Fリレー(接点124a、124b)の動作を活用することにより、地絡発生時の誤動作を防止することができ、地絡保護の信頼性を確保することができる。すなわち、この可搬型地絡保護装置1は、既設の64Vリレー121と67Fリレーを採用するという既存の地絡保護の考え方で製作されているので、誤作動を回避することができ、配電線と完全に独立した制御方式を採用する地絡保護装置に比べて信頼性を高めることができる。
さらに、可搬ケース2に、地絡方向継電器不動作対策回路20を組み込むようにしたので、配電線のこう長の長短により配電線側の67Fリレー(接点124a、124b)が動作しない場合でも、確実に遮断器130、140を動作させることができ、地絡保護が可能となる。そして、可搬ケース2の表面には、地絡保護回路の略図2cおよびトリップ出力回路50の動作状態を表示する表示ランプ41〜44を設けているので、回路の構成やトリップ出力回路50の動作を容易に把握することができ、誤操作を防止することができる。
この実施の形態においては、リセットタイマー7の動作によらず、第3の操作スイッチ31cにより手動で各キープリレー33、37をリセットすることが可能であるので、配電系統が常時に戻った時に、地絡方向継電器不動作対策回路20のモード形態を継続したまま、容易に装置をリセットすることができる。
可搬型地絡保護装置1は、切替スイッチ部21の使用押し釦スイッチ21aを操作して地絡方向継電器不動作対策回路20を使用するか、またはトリップメモリ回路30の第2の操作スイッチ31bを操作すれば、1回線のみの電力供給時にも活用することができる。
また、通常の地絡保護に限らず、短絡事故および手動切等すべての遮断においては、遮断器130、140がトリップしたことを遮断器130、140のパレットスイッチ(図示略)からの信号を取り込むことで行っているが、この実施の形態においては、A線の制御回路126aまたはB線の制御回路126bの電圧を確認することで行うようにしているので、可搬型地絡保護装置1の回路構成と現地での配線作業が単純化でき、信頼性を高めることが可能となる。
この実施の形態においては、電源回路5と制御線E1および64VB1XB端子46からトリップ信号出力端子51、52間の電線やリレー接点には、遮断器130、140を確実に遮断させるための大きな電流をトリップコイル130a、140aに流す必要があるため、大きな電流を扱うトリップ出力回路50は、他の制御回路と分離した回路構成としている。また、リレー13、27、36、45は、他のタイマーやキープリレーの接点より多くの通電容量を確保するため、前段のリレー接点をそれぞれ増幅する形の回路構成としている。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、トリップ出力回路50の動作状態を表示ランプ41〜44によって把握するようにしているが、例えば液晶画面などによってトリップ出力回路50の動作状態を表示する構成としてもよい。
1 可搬型地絡保護装置
2 可搬ケース
10 OVG検出回路
11 64Vリレー(地絡過電圧継電器)
20 地絡方向継電器不動作対策回路
23 第1のキープリレー
30 トリップメモリ回路
33 第2のキープリレー
37 第3のキープリレー
50 トリップ出力回路
121 既設64Vリレー
122 10Gリレー
130 遮断器
140 遮断器
地絡電圧

Claims (3)

  1. 2回線のみによって電力が供給される配電線の地絡保護に用いられる可搬型地絡保護装置であって、
    前記配電線側の地絡電圧が入力可能で、設定値以上の地絡電圧によって動作する地絡過電圧継電器を有するOVG検出回路と、
    前記2回線のうちいずれかの回線が遮断した場合の遮断指令を記憶するトリップメモリ回路と、
    前記配電線側に設けられた既設の地絡過電圧継電器による遮断指令と、前記OVG検出回路からの地絡発生信号とが入力可能で、前記OVG検出回路からの地絡発生信号が入力され、かつ、既設の地絡方向継電器が動作しない場合に、地絡が生じた回線に設けられた遮断器を遮断動作させるための回路を閉成するトリップ出力回路と、
    前記OVG検出回路と、前記トリップメモリ回路と、前記トリップ出力回路が少なくとも組み込まれる携帯可能な可搬ケースと、
    を備え、
    前記トリップ出力回路は、前記2回線のうちいずれかの回線が遮断した状態において、前記2回線のうち他方の回線に地絡が生じ、かつ、前記既設の地絡方向継電器不動作である場合に、記憶された前記トリップメモリ回路に基づいて、前記遮断指令によって遮断されていない回線である前記既設の地絡方向継電器が動作しない回線設けられた遮断器を遮断動作させるための回路を閉成することを特徴とする可搬型地絡保護装置。
  2. 前記可搬ケースには、前記配電線における線路こう長の長短により、前記既設の地絡方向継電器が不動作となった場合に、前記トリップメモリ回路をロックするとともに、所定の時限後に地絡が生じた回線の遮断指令を行うタイマーを有する地絡方向継電器不動作対策回路が組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の可搬型地絡保護装置。
  3. 前記可搬ケースの表面には、地絡保護回路の略図および前記トリップ出力回路の動作状態を表示する表示ランプが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の可搬型地絡保護装置。
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