JP5183396B2 - 異物検出装置 - Google Patents

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本発明は、被検査面に向けて光を照射し、鏡面として機能する反射光から医薬品,飲料などの液状物質の液面又は/及び液体内の異物又は泡の有無,表面欠陥の有無などを検査,検出する装置に関する。
従来の異物検出装置として、検査対象に強弱光を照射し、鏡面反射の発生有無をチェックして、表面欠陥を検出する方法(特許文献1)や、回転する容器液面に平行光を複数照射し、照射位置とカメラを回転物体に追随して変化させ、異物の反射光の発生有無をチェックして浮遊物を検出する方法がある(特許文献2)。
また、従来のオートフォーカスカメラを用いた近接撮影では、エッジに合焦し、エッジが少ない液面には合焦しにくいという問題がある。
特許第3062293号公報 特開2002−357560号公報
特許文献1は、照明光を強弱変化させるのみであり、撮像装置から検出対象の高低差や奥行きの差が生じる物体の欠陥を検出することは不可能である。
また、特許文献2は、照射位置とカメラを回転物体に追随して変化させるが、撮像装置から検出対象の高低差や奥行き変動がある場合、合焦した鮮明な画像が得られないため、異物を検出することは不可能である。
本発明の目的は、明暗所で対象物体を撮影する場合、撮像装置からの遠近に関係なく、奥行き変動や高低差、即ち、深度差の大小にかかわらず、鮮明な画像を取得でき、該画像を用いて、異物又は泡を精度良く検出することのできる異物検出装置を提供することである。
本発明は上記課題を解決する一手段として、液体を入れることが可能な容器と、その容器の上方に設けられ、焦点位置を変えながら撮像可能な撮像手段と、撮像手段の合焦位置に照明を照射する光源と、撮像手段の撮像制御及び光源の照明制御を行う画像処理手段とを有し、撮像手段は、容器内に入った液体に対して焦点位置を変えながら撮像し、画像処理手段は、光源によって照射された撮像手段の合焦位置である液面の画像データを撮像手段から取り込み、取り込んだ画像データに基づいて液体内の異物を検出する構成とする。
また、その光源は、容器の側面,上面,下面のいずれかに設けられた構成とする。
また、撮像手段は、撮像手段前面に偏光フィルタと、その偏光フィルタを回転する偏光フィルタ回転部とを有する構成とする。
また、撮像手段とは異なり、容器内の液体の液面位置を検出する検出手段を有する構成とする。
また光源を複数有し、信号処理手段は、取り込んだ画像データに基づいて容器内の異物が立体物か非立体物かを区別する構成とする。
また画像処理手段は、撮像手段へ焦点制御信号を出力する端子と、光源へ照明制御信号を出力する端子と、撮像素子から画像データを取り込む端子とを有する構成とする。
また、容器を移動可能な容器移動部または、撮像手段を移動可能な撮像手段移動部を有する構成とする。
またこれらの光源はLEDである構成とする。
また信号処理手段は、撮像手段から取り込んだ画像データを表示装置に出力するための端子を有する構成とする。
本発明によれば、明暗所で対象物体を撮影する場合、撮像装置からの遠近に関係なく、奥行き変動や高低差、即ち、深度差の大小にかかわらず、鮮明な画像を取得でき、該画像を用いて、異物又は泡を精度良く検出することができる。
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、検出したい検出媒体(液体)が入った容器50と、その容器50の側面に設けられ光を照射する光源(本実施例ではLED照明200を用いた)と、検出媒体の液面が撮像できるように容器50の上方に配置された撮像手段10と、撮像手段10から撮像された画像データを取得し、その取得された画像データから異物の検出を行う画像処理装置20とを備える構成である。
尚、以下異物には、泡等も含むものとして説明する。
撮像手段10は、容器内における焦点位置を外部から制御可能であり、その撮像手段10の最初の合焦位置100(容器50の上面)に対応するLED照明200のみを点灯して照射すると、液面が合焦位置100に存在しない場合、液面はぼけて撮影される。
次に、撮像手段10の合焦位置110に、容器50の横から液面に対してLED照明210のみを点灯して照射すると、液面が合焦位置110と合致した場合、液面は鮮明に撮影されて、液面に異物300が存在すれば、異物300の鏡面反射が発生し、液面に異物300が存在しないならば、鏡面反射が発生しない。
更に、撮像手段10の合焦位置120に、容器50の横から液面に対してLED照明220のみを点灯して照射すると、液面が合焦位置120に存在しない場合、液面はぼけて撮影される。
このときの撮像手段10の合焦位置を、容器50の頭頂部の合焦位置100から尾底部の合焦位置120までの範囲を連続的に変化させる合焦位置制御は、画像処理装置20のMPU400がカメラ制御部600に対して制御指令を出力し、その制御指令に基づいてカメラ制御部600で焦点制御信号30を生成し、生成された焦点制御信号30は焦点制御信号出力端子を含むI/F部3を介してRS−232C等の信号線に出力され撮像手段10の焦点を制御して行うものである。
また、撮像手段10の合焦位置100,110,120に対応する位置へのLED照明の照明制御は、画像処理装置20のMPU400が照明制御部700に制御指令を出力し、照明制御部700で生成された照明制御信号40を照明制御信号出力端子を含むI/F部3を介してLED照明へパラレル信号で出力して行うものである。合焦位置100,合焦位置110,合焦位置120などの範囲を連続変化させた合焦位置で、撮像手段10の出力する映像信号1は、画像処理装置20の映像端子から入力され、A/D変換2でデジタル画像に変換して、画像処理部500で取り込む。取り込んだ映像信号1の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像を選択し、該画像を用いて、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行う。また異物のチェックに用いた画像をメモリ501に格納するとともに、表示制御部800が初期の画像や情報を表示装置900に表示させ、作業者1000が必要に応じてその格納した画像や情報を表示・検索する。
実施例では、光源をLED照明にしたが、別の光源でもよい。照明点灯の立ち上がりが速い光源ならば何でもよく、その例ではLEDが最適である。
これにより、細長い容器の液面などが大きく変動(焦点深度差が大きい)し、液面が透明でも、撮像手段の合焦位置を、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器の頭頂部の合焦位置から尾底部の合焦位置までの範囲を連続変化させるため、液面の高低変動差の大小に関係なく、容器内や液面に泡,気泡,塵等が発生したり、処理対象表面に突起物などが発生すれば、異物ありとして、検査対象から除外できるので、精密機器などが異物による障害から検出精度の低下を招くことがなく、信頼性向上の効果があるとともに、安価な装置で実現できる。
また、容器の横から液面に対してLED照明を点灯して照射するので、容器周囲にバーコード等の遮蔽物が貼付されていても、透過光が容器内に照射されれば、容器内の泡,気泡,塵等が鮮明に撮影できる効果がある。
また、異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示手段に所期の画像や情報を表示装置に表示させ、作業者が必要に応じて格納した画像や情報を表示・検索できるので、検出の判定に用いた画像を証拠として提出できる効果がある。特に、明暗所で対象物体を近接で撮影し、高低差や奥行き変動(深度差)が発生する場合に効力を発する。
本実施例では、複数の照明を用いて説明したが、本発明は、合焦位置に照射されていればよいので、少なくても1つの光源があればよい。1つの光源であれば、照明制御部700が簡略化できるという効果がある。逆に複数の光源を用いれば、光源の点灯制御を簡略化できる効果もある。
また、本実施例では、まずLED照明200のみを点灯し、次LED照明210のみを点灯し、最後LED照明220のみを点灯する例で説明したが、合焦位置に照射する指令は、画像処理装置20のMPU400が照明制御部700に制御指令を行って、LED照明210とLED照明210とLED照明220をすべて点灯させてもよく、この場合、照明制御部700が簡略化できるという効果がある。
ここで、表示制御部800,表示装置900は、従来からある標準的な装置でよい。
図2は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、図1の実施例の場合と異なり、LED照明(光源)の位置が容器50に対して、その上方に設けた点である。その他は図1と同じ構成である。
液面の上側に焦点位置が外部から制御可能な撮像手段10を設置し、容器50の頭頂部の上方から容器50の液面に対してLED照明などの光を鏡面反射の動きと照明の映り込みの動きが区別できるように、照射200aのみを点灯して基準照射方向とし、照射220aのみを点灯して参照照射方向として照射する。
まず、照射200aのみを点灯して、撮像手段10の合焦位置が、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲を、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(入力画像aとする)を選択する。
次に、照射200aとは照射方向が異なる照射220aのみを点灯して、撮像手段10の合焦位置が、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲を、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(入力画像bとする)を選択する。画像処理部500が、入力画像aと入力画像bを用いて、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部800が所期の画像や情報を表示装置900に表示すると、作業者1000が必要に応じて該格納した画像や情報を表示・検索する。
図3は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、図1と同様でLED照明などの光源を横から照射した例である。ただ図3では複数のLED照明の光源群(図3では3つのLED照明)を2箇所以上設け、異なる位置から照射することができるように配置されたものである。
液面の上側に焦点位置が外部から制御可能な撮像手段10を設置し、容器50の横から液面に対してLED照明などの光源を鏡面反射の動きと照明の映り込みの動きが区別できるように、容器50の頭頂部から尾底部までの照射として、LED照明200,LED照明210,LED照明220を全て点灯する照明制御信号40を画像処理装置20が指令して、基準照射方向として照射し、LED照明200a,LED照明21a0,LED照明220aを全て点灯する照明制御信号40を画像処理装置20が指令して、参照照射方向として照射する。
まず、ある光源群(LED照明200,210,220)から容器50への照射方向を基準照射方向とし、その方向とは異なる光源群(LED照明200a,210a,220a)から容器50への照射方向を参照照射方向とした場合、基準照射方法のみのLED照明200,LED照明210,LED照明220を全て点灯し、撮像手段10の合焦位置が、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲を、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(入力画像aとする)を選択する。
次に、参照照射方向の照射220aのみを点灯して、撮像手段10の合焦位置が、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲を、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(入力画像bとする)を選択する。入力画像aと入力画像bを用いて、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部800が初期の画像や情報を表示装置900に表示すると、作業者1000が必要に応じて該格納した画像や情報を表示・検索する。
ここで、図2における照射の場合は、液面に直接照射するため、光源の写りこみが液面上に発生する。本実施例では、LED照明などの光源を横から照射するため、容器の屈折率に応じて反射し、光源の写りこみが液面上に発生しない。今、泡は液面内や液面上にのみ発生するため、液面上に光源の写りこみが発生すれば、泡の鏡面反射か光源の写りこみかの判別が困難になり、光源を横から照射すれば、泡の鏡面反射か光源の写りこみか判別が不要となり、判別手法が簡略できる効果がある。
図4は、本発明の基準照射方向と参照照射方向による撮像手段の映像例の説明図である。
基準照射方向のLED照明200を点灯した付近に液面が存在し撮像手段10が該液面に合焦したとすると、容器50の液面に泡が発生していると、異物300の鏡面反射が発生する。
また、基準照射方向(一方の照射方向)のLED照明200の反射光(写りこみ)は、容器50の横からの照射によるため、光源方向に応じて容器50の側面に反射光301や反射光301aが発生する。ここでは、容器50の横からの照射で容器50の側面に反射光301や反射光301aが発生するように、照射位置を調整して照射すればよい。
一方、参照照射方向(他の照射方向)のLED照明200aの反射光(写りこみ)は、容器50の横からの照射によるため、光源方向に応じて容器50の側面に反射光302や反射光302aが発生する。ここでも、容器50の横からの照射で容器50の側面に反射光302や反射光302aが発生するように、照射位置を調整して照射すればよい。いま、異物が移動しないならば、LED照明200とLED照明200aの位置を90°ずらすことにより、泡の鏡面反射は、90°ずらしても近隣に発生し、反射光301の発生位置と反射光302の発生位置は90°ずれる。発生位置の変化情報を利用し、ずれが大きいのはLED照明の反射光であり、ずれが小さいのは泡の鏡面反射であることがわかる。従って、LED照明の反射光と異物の鏡面反射の識別が容易になり、検出性能向上の効果がある。
図5は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、図1の実施例と同様でLED照明などの光源を横から照射した例である。ただ図5では撮像手段10の前面に偏光フィルタ回転装置320と偏光フィルタ310を設けた構成が異なる。
液面の上側に焦点位置が外部から制御可能な撮像手段10と、その撮像手段10の前面に平行に偏光フィルタ回転装置320と偏光フィルタ310を装着して設置し、容器50の横から液面に対し、LED照明200,LED照明210,LED照明220を全て点灯する。撮像手段10の合焦位置は、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器の頭頂部から尾底部までの範囲で連続変化する。
まず、偏光フィルタ310をある基準位置(基準装着位置)に設置してLED照明200,LED照明210,LED照明220の光を照射し、撮像手段10の合焦位置を、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲で、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(偏光フィルタ付入力画像aとする)を選択する。
次に、鏡面反射と照明の映り込みが区別できるように、偏光フィルタ回転装置320で、偏光フィルタ310の方向を撮像手段10の前面で平行に回転させた位置(参照装着位置)に回転してLED照明200,LED照明210,LED照明220の光を照射し、撮像手段10の合焦位置を、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲で、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(偏光フィルタ付入力画像bとする)を選択する。
偏光フィルタ付入力画像aと偏光フィルタ付入力画像bを用いて、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部800が所期の画像や情報を表示装置900に表示すると、作業者1000が必要に応じて該格納した画像や情報を表示・検索する。
ここで、通常状態の光の振動方向は、進行方向に直角で、あらゆる方向に無秩序に向いた状態である。この光がガラスやプラスチックなどの非金属の平面に特定の角度で当たり反射すると、反射した光は、一方向にのみ振動する偏った光になる(偏光)。偏光が起きるのは反射した光のみで、ガラスを透過した光や金属面への反射も偏光現象は発生しない。偏光フィルタ(PLフィルタ)は、ガラスとガラスの間に「偏光膜」と言う特殊な膜を挟み、ある特定の偏光の方向を持った光と偏光特性を持たない光を通す構造である。従って、ガラス面で反射された偏光に対してPLフィルタの偏光方向を90度ずらして設置すればガラス面からの反射光のみをカットでき、他の偏光特性を持っていない光やPLフィルタの偏光方向と同じ向きの光に対してはそのまま通過する。
偏光フィルタ回転装置320に偏光フィルタ310を装着して、偏光フィルタ310を基準装着位置に設置した映像では存在するが、偏光フィルタ回転装置320で偏光フィルタの方向を90°ずらした参照方向に設置した映像には存在しないならば、反射光(写りこみ)であり、どちらにも存在すれば異物の鏡面反射であることがわかり、判別手法が簡略できる効果がある。
図6は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、図2と同様で容器50の上方に光源を設置し、容器上方から照射する構成である。図6は複数の光源を容器内の液面に対してほぼ水平な位置に並べて配置し、異なる位置から液面を照射し、異物が立体物か非立体物かを区別できる構成とする。
検出対象の異物に対して、鏡面反射が異なる位置に発生するようにLED光源を配置する。液面の上側に焦点位置が外部から制御可能な撮像手段10を設置し、容器50の頭頂部の上方から容器50の液面に対してLED照明などの光を鏡面反射の位置変化から立体物か非立体物かを区別できるように照射位置を変更させて、一方の照射A方向340と他方の照射B方向と別の他方の照射C方向からそれぞれ照射する。撮像手段10の合焦位置は、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器の頭頂部から尾底部までの範囲で連続変化する。
まず、照射A方向の照射340のみを点灯して、撮像手段10の合焦位置が、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲を、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(照射A方向入力画像とする)を選択する。
次に、照射B方向の照射350のみを点灯して、撮像手段10の合焦位置が、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲を、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(照射B方向入力画像とする)を選択する。
更に、照射C方向の照射360のみを点灯して、撮像手段10の合焦位置が、少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲を、画像処理装置20が制御する焦点制御信号30で連続変化させ、各々の合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像(照射C方向入力画像とする)を選択する。画像処理部500が、照射A方向入力画像と照射B方向入力画像と照射C方向入力画像とを用いて、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部800が所期の画像や情報を表示装置900に表示すると、作業者1000が必要に応じて該格納した画像や情報を表示・検索する。
図7〜図9は、上記図6の液面における光源からの照射方向と液面への鏡面反射の関係を説明する図です。
図7は、本発明の照射A方向340からの照射による異物の鏡面反射346の位置を示す説明図である。照射A方向340からの光り345は左上から照射されるため、異物300の突起部の左上346に鏡面反射が発生する。
図8は、本発明の照射B方向350からの照射による異物の鏡面反射356の位置を示す説明図である。照射B方向350からの光り355は真上から照射されるため、異物300の突起部の真上356に鏡面反射が発生する。
図9は、本発明の照射C方向360からの照射による異物の鏡面反射3466の位置を示す説明図である。照射C方向360からの光り365は右上から照射されるため、異物300の突起部の右上366に鏡面反射が発生する。
ここで、異物300が存在すると突起部があるため、照射A方向340からの照射による異物の鏡面反射346と照射B方向350からの照射による異物の鏡面反射356と照射C方向360からの照射による異物の鏡面反射366の位置は、異なる位置に発生する。これより、立体物であることが分かる。
もし、異物300が存在しないと突起部が無いため、照射A方向340からの照射による異物の鏡面反射346と照射B方向350からの照射による異物の鏡面反射356と照射C方向360からの照射による異物の鏡面反射366の位置は、ほぼ同一位置に発生する。これより、非立体物であることが分かる。
図10は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、図1の実施例と同様の構成で、LED照明などの光源を横から照射した例である。ただ図10は液面位置を撮像手段10以外の検知手段、本実施例では超音波を用いて検知する手段を備えた構成である。
液面の上側に焦点位置が外部から制御可能な撮像手段10を設置し、液面位置は撮像装置以外の検知手段1100(例えば、超音波)で検知する。画像処理装置20のMPU400が照明制御部700に制御指令を行って、照明制御信号30を検知手段1100で検知した液面位置の横からLED照明210のみを点灯させて照射するように制御し、また、画像処理装置20のMPU400がカメラ制御部600に制御指令を行って、焦点制御信号30を撮像装置以外1100で検知した液面位置に合焦110するように制御を行う。
液面に異物300が存在すれば、異物300の鏡面反射が発生し、液面に異物300が存在しないならば、鏡面反射が発生しない。撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像を用いて、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部800が初期の画像や情報を表示装置900に表示させ、作業者1000が必要に応じて該格納した画像や情報を表示・検索する。
液面の高低変動差の大小に関係なく、カメラ制御部は、液面位置は撮像装置以外で検知した液面に合焦させるため、撮影した画像は合焦画像となり、1枚で液面が最も鮮明な画像を得ることができできる効果がある。
図11は、本発明の一実施例を示す画像処理装置20の画像処理部500のブロック図である。MPU400が画像の取り込み指令を実行すると、画像入力手段510がカメラ制御部600からI/F部3を介して出力した焦点制御信号30に基づいて撮像手段10は各点で合焦し、その画像を撮像して映像信号1を出力する。撮像手段10の出力する映像信号1は、画像処理装置20の映像端子から入力され、A/D変換部2でデジタル画像に変換して、画像処理部500で取り込む。画像選択手段530が取り込まれた各点で合焦した画像のなかから、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像を選択する。異物検知手段550は、選択された画像データから鏡面反射の発生有無や位置などをチェックして異物検出を行い、画像蓄積・検索手段570が、異物検知手段550で異物チェックに用いた画像データをメモリ501に格納する。
MPU400は、作業者1000の要求に応じて、メモリ501に格納した初期の画像や情報を表示制御部800に表示要求を指令し、表示制御部800が表示装置900に表示するので、作業者1000は、表示装置900の画面上で所期の画像や情報を確認でき、所期の画像や情報を画面から検索もできる。
図12は、本発明の他の実施例を示す画像処理装置20の画像処理部500のブロック図である。本実施例は図11とほぼ同様のブロック図構成であるが、本実施例では、取り込まれた映像信号1の映像不良をチェックする映像不良チェック手段を設けた構成である。
MPU400が画像の取り込み指令を行うと、カメラ制御部600で焦点制御して各点で合焦した画像を画像入力手段510が取り込まれ、映像不良チェック手段3000が平均輝度やエッジ画像等をチェックして映像不良の発生有無を判定する。映像不良チェック結果が正常な場合、画像選択手段530が各点で合焦した画像のなかから、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像を選択する。そして異物検知手段550は、鏡面反射の発生有無や位置などをチェックして異物検出を行い、画像蓄積・検索手段570が、異物検知手段550で異物チェックに用いた画像をメモリに格納する。MPU400は、作業者1000の要求に応じて、メモリに格納した所期の画像や情報を表示制御部800に表示要求を指令し、表示制御部800が表示装置900に表示するので、作業者1000は、表示装置900の画面上で所期の画像や情報を確認でき、所期の画像や情報を画面から検索できる。
一方、映像不良チェック手段3000が平均輝度やエッジ画像等をチェックして映像不良の発生有無を判定して異常ならば、画像入力手段510の画像が異常であることをMPU400に報知し、MPU400は、処理を停止させるなどの指令を行う、または再度撮像手段で映像を再度撮像しても良いし、表示装置900にエラーを表示して作業者1000に知らせてもよい。
映像不良チェックは、撮像手段10の異常や映像信号1の異常などにより、異物検出に不適切な映像であることをチェックするため、検出精度の低下を招くことがなく、信頼性向上の効果がある。
図13は、本発明の一実施例を示す画像処理装置20のカメラ制御部600のブロック図である。
MPU400が撮像手段10の合焦位置として少なくても処理対象液面の液体を格納する容器50の頭頂部から尾底部までの範囲で変化する制御指令を行うと、焦点位置情報制御手段630が、まず、頭頂部の位置に合焦させる指令を行い、焦点位置決定手段650が、合焦位置を頭頂部の位置に決定して、該合焦位置を画像処理部500と照明位置情報格納手段610とMPU400に報知する。焦点位置決定手段650が決定した合焦位置から、照明位置情報格納手段610が、照明位置を格納する。MPU400は、焦点位置決定手段650で決定した合焦位置を報知されると、該合焦位置の信号を焦点制御信号30に出力するとともに、照明位置情報格納手段610で格納した該照明位置を取り出して照明制御部700に出力する。
次に、頭頂部より少し下げた位置に合焦させる指令を行い、焦点位置決定手段650が、合焦位置を頭頂部より少し下げた位置に決定して、該合焦位置を画像処理部500と照明位置情報格納手段610とMPU400に報知する。焦点位置決定手段650が決定した合焦位置から、照明位置情報格納手段610が、照明位置を格納する。MPU400は、焦点位置決定手段650で決定した合焦位置を報知されると、該合焦位置の信号を焦点制御信号30に出力するとともに、照明位置情報格納手段610で格納した該照明位置を取り出して照明制御部700に出力する。
次々とこれらを繰り返し、合焦位置を連続変化させて、最後に、容器50の尾底部の位置に合焦させる指令を行い、焦点位置決定手段650が、合焦位置を尾底部の位置に決定して、該合焦位置を画像処理部500と照明位置情報格納手段610とMPU400に報知する。焦点位置決定手段650が決定した合焦位置から、照明位置情報格納手段610が、照明位置を格納する。MPU400は、焦点位置決定手段650で決定した合焦位置を報知されると、該合焦位置の信号を焦点制御信号30に出力するとともに、照明位置情報格納手段610で格納した該照明位置を取り出して照明制御部700に出力する。
図14は、本発明の一実施例を示す画像処理装置20の照明制御部700のブロック図である。図10〜図13と同様な構成である。MPU400が必要に応じて照明位置情報格納手段610で格納した照明位置を取り出すと、照明位置決定手段710が、LED照明を選択して点灯する位置を決定する。照明点灯制御手段750が、照明位置決定手段710で決定した照明点灯位置をMPU400に出力すると、MPU40は、選択したLED照明のみを点灯させ、それ以外のLED照明を消灯させる信号を照明制御信号40としてLED照明200,LED照明210,LED照明220に出力する。
図15は、本発明の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図であり、図6における処理手順を示す説明図である。
ステップ1201で、まず、画像入力手段510が入力する画像を容器50の存在判定用に取り込み、ステップ1202は、容器50が存在するか否か判定し、容器50が存在しない場合、ステップ1201へ戻り、容器50が存在する場合、ステップ1203へ進む。容器50の存在判定は、容器50の形状によって存在判定を行う。例えば、円形の容器ならば、一般化ハフ変換手法による円形状の有無により行う。容器50が存在する場合、ステップ1203で、焦点制御信号30が出力した所期位置に焦点を合わせ、ステップ1204が、照明制御信号40が出力した所期位置のLED照明を点灯すると、ステップ1205が、画像入力手段510が入力する画像を異物判定用に取り込む。
ステップ1206は、ステップ1205で取り込んだ画像が液面に最も合焦した画像または鮮明な画像か否かを判定し、合焦した画像または鮮明な画像ならば、ステップ1207へ進み、そうでない場合は、ステップ1205へ戻る。ステップ1206の判定は、ステップ1205の入力画像に対し、最初の入力画像を合焦した画像または鮮明な画像候補とし、次に、液面又は液面付近のエッジを直前候補と現入力画像とで比較し、エッジ面積が少ない方が現入力画像ならば新たな候補として、新たな候補が見つかる間は逐次比較を繰り返す。新たな候補が見つからないならば、最後に見つけた新たな候補を、合焦した画像または鮮明な画像として最終判定する。
ステップ1207は、ステップ1206で見つけた合焦した画像または鮮明な画像で、異物認識処理を行う。
ステップ1207の異物認識処理は、液面又は液面付近の領域で、所定面積範囲内の予め定めた閾値より大きい(高い)輝度の領域が複数個所(例えば、泡なら3個所以上)存在していれば、鏡面反射の発生ありとし、異物ありと判定して、所定面積範囲内の高輝度部領域が複数個所存在していない(例えば、泡なら3個所未満)ならば、鏡面反射の発生なしとして、異物なしと判定する。
ステップ1208は、ステップ1207の合焦した画像または鮮明な画像を異物有無にかかわらず、認識に用いた画像や認識結果情報などをメモリに格納して蓄積する。ステップ1209が、焦点位置を開始位置に戻す初期化とLED照明を消灯し、ステップ1210は、画像処理装置20が稼動する所定の時間を経過したか否か判定し、又は、画像処理装置20を終了させる信号を受信したか否か判定し、所定時間未満の場合、又は、終了信号を受信しない場合、ステップ1201へ戻り、そうでない場合は終了する。
図16は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図であり、図12における画像処理部500の処理手順を示す説明図である。
ステップ1201,ステップ1202,ステップ1203,ステップ1204,ステップ1205,ステップ1206,ステップ1207,ステップ1208,ステップ1209,ステップ1210は、図15と同じである。
ステップ1212は、映像不良チェック手段3000の処理であり、ステップ1201で取り込んだ画像に対し、平均輝度やエッジ画像等をチェックして入力画像が正常か否か判定し、正常の場合は、ステップ1202を実行し、そうでない場合は、ステップ1213で入力画像に異常ありと表示装置900に表示する。入力画像が異常であるとは、平均輝度が極端に低く、かつ、エッジ画像が極端に少ない場合であり、そうでない場合は、入力画像が正常と判定する。
図17は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図であり、図5における処理手順を示す説明図である。
ステップ1331で、まず、画像入力手段510が入力する画像を容器50の存在判定用に取り込み、ステップ1332は、容器50が存在するか否か判定し、容器50が存在しない場合、ステップ1331へ戻り、容器50が存在する場合、ステップ1333へ進む。容器50が存在する場合、ステップ1333で、偏光フィルタの基準装着位置を確認し、ステップ1334で焦点制御信号30が出力した所期位置に焦点を合わせ、ステップ2335で照明制御信号40が出力したLED照明全点灯信号で全LED照明を点灯する。
ステップ1336が、画像入力手段510が入力する画像を異物判定用に取り込む(偏光フィルタ付入力画像a)。
ステップ1337は、ステップ1336で取り込んだ画像が液面に最も合焦した画像または鮮明な画像か否かを判定し、合焦した画像または鮮明な画像ならば、ステップ1338へ進み、そうでない場合は、ステップ1336へ戻る。
ステップ1338が、偏光フィルタの回転開始信号を偏光フィルタ回転装置320へ出力すると、偏光フィルタが回転し、所定位置(例えば、90度回転位置)で停止するので、ステップ1339は、偏光フィルタの参照装着位置を確認し、画像を異物判定用に取り込む(偏光フィルタ付入力画像b)。
ステップ1340は、ステップ1339で取り込んだ画像が液面に最も合焦した画像または鮮明な画像か否かを判定し、合焦した画像または鮮明な画像ならば、ステップ1341へ進み、そうでない場合は、ステップ1339へ戻る。ステップ1337及びステップ1340の判定は、ステップ1206と同様でよい。
ステップ1341の処理,ステップ1342の処理,ステップ1343の処理,ステップ1344の処理を行う。
ステップ1342は、ステップ1208と同様に、ステップ1344は、ステップ1210と同様に行う。
ステップ1341の異物認識処理は、偏光フィルタ付入力画像aの液面に最も合焦した画像または鮮明な画像と、偏光フィルタ付入力画像bの液面に最も合焦した画像または鮮明な画像の間で、液面又は液面付近の領域で、所定面積範囲内の高輝度部領域が同一位置に発生している共通領域部分を抽出し、該抽出領域で、所定面積範囲内の高輝度部領域が複数個所(例えば、泡なら3個所以上)存在していれば、鏡面反射の発生ありとし、異物ありと判定して、所定面積範囲内の高輝度部領域が複数個所存在していない(例えば、泡なら3個所未満)ならば、鏡面反射の発生なしとして、異物なしと判定する。
ステップ1343は、撮像手段10の焦点位置を初期位置に戻し、LED照明を消灯し、更に、及び偏光フィルタを基準装着位置へ戻す。
図18は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図であり、図6における処理手順を示す説明図である。
ステップ1351で、まず、画像入力手段510が入力する画像を容器50の存在判定用に取り込み、ステップ1352は、容器50が存在するか否か判定し、容器50が存在しない場合、ステップ1351へ戻り、容器50が存在する場合、ステップ1353へ進む。容器50が存在する場合、ステップ1353で焦点制御信号30が出力した所期位置に焦点を合わせ、ステップ1354で照明制御信号40が出力したk番目位置でのLED照明340のみを点灯する。
ステップ1355が、画像入力手段510が入力する画像を異物判定用に取り込む(照射A方向入力画像とする)。
ステップ1356は、ステップ1355で取り込んだ画像が液面に最も合焦した画像または鮮明な画像か否かを判定し、合焦した画像または鮮明な画像ならば、ステップ1357へ進み、そうでない場合は、ステップ1355へ戻る。ステップ1357は、k番目位置でのLED照明360が、最終位置か否かをチェックし、最終位置の場合、ステップ1358で進み、そうでない場合はステップ1354へ戻る。
ステップ1358の処理では、照射A方向入力画像と照射B方向入力画像と照射C方向入力画像に対し、各々の液面に最も合焦した画像または鮮明な画像を用いて異物認識処理を行う。
ステップ1358は、照射A方向340からの光り345が左上から照射されるため、異物300の突起部の左上346に鏡面反射が発生し、照射B方向350からの光が355は真上から照射されるため、異物300の突起部の真上356に鏡面反射が発生し、照射C方向360からの光り365が右上から照射されるため、異物300の突起部の右上366に鏡面反射が発生する。照射A方向340の鏡面反射346と照射B方向350の鏡面反射356と照射C方向360の鏡面反射366の位置が、異なる位置に発生した場合、立体の異物ありと判定し、それ以外ならば、立体の異物なしと判定する。
ステップ1359は、1208と同様に、ステップ1360は、1209と同様に、ステップ1361は、1210と同様に行う。
図19は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図あり、図10における処理手順を示す説明図である。
ステップ1371で、まず、画像入力手段510が入力する画像を容器50の存在判定用に取り込み、ステップ1372は、容器50が存在するか否か判定し、容器50が存在しない場合、ステップ1371へ戻り、容器50が存在する場合、ステップ1373へ進む。容器50が存在する場合、ステップ1373で、液面位置検知開始の信号を液面位置検知装置1100へ送信し、液面位置検知装置1100が検知した液面位置を受信すると、ステップ1374で液面位置を取り込む。液面位置検知装置1100は、従来からある標準的な装置でよく、例えば超音波による液面位置検知装置でよい。
ステップ1375は、焦点制御信号30に対してステップ1374で取り込んだ液面位置に合焦させる信号を出力し、ステップ1376が、照明制御信号40に対してステップ1374で取り込んだ液面位置のLED照明を点灯する。その後、ステップ1377が、画像入力手段510が入力する画像を異物判定用に取り込み、ステップ1378は、ステップ1377で取り込んだ画像を用いて異物認識処理を行う。
ステップ1378は、ステップ1207と同様に行う。ステップ1379を、ステップ1208と同様に行い、ステップ1380が、LED照明を消灯し、ステップ1381は、画像処理装置20が稼動する所定の時間を経過したか否か判定し、又は、画像処理装置20を終了させる信号を受信したか否か判定し、所定時間未満の場合、又は、終了信号を受信しない場合、ステップ1371へ戻り、そうでない場合は終了する。
図20は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、液面の上側に撮像手段10を設置し、撮像手段10の合焦位置を任意の位置に固定(例えば、合焦位置110に)し、容器50の横から液面に対してLED照明210のみを固定の合焦位置110に対応して点灯して照射する。
撮像手段10の合焦位置を、固定の合焦位置110にする指令30aは特に不要であり、固定位置に手動で合焦させ、LED照明210のみの点灯指令40aも特に不要であり、固定位置に手動でLED照明210を合焦位置110に対応して点灯させて実現する。
その後、容器移動装置1500を制御して、容器50の頭頂部を撮像手段10のレンズ方向に遠近移動する。いま、容器を50aの位置から遠近移動1200して50の位置にさせると、液面に合焦位置110があり、LED照明210も点灯しているので、液面に異物300が存在すれば、最も合焦した異物300の鮮明な画像とその鏡面反射が観察でき、異物300が存在しないならば、鏡面反射が発生しない。容器移動装置1500は、従来からある標準的な装置でよい。
合焦位置110で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像を用いて、画像処理部500が、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納する。
MPU400は、作業者1000の要求に応じて、メモリに格納した所期の画像や情報を表示制御部800に表示要求を指令し、表示制御部800が表示装置900に表示するので、作業者1000は、表示装置900の画面上で所期の画像や情報を確認でき、所期の画像や情報を画面から検索できる。
これにより、容器を撮像手段のレンズ方向に遠近移動するので、液面の高低変動差の大小に関係なく、容器内や液面に泡,気泡,塵等が発生したり、処理対象表面に突起物などが発生すれば、異物ありとして、検査対象から除外できるので、精密機器などが異物による障害から検出精度の低下を招くことがなく、信頼性向上の効果がある。また、固定の合焦位置のままでよいため、安価なカメラを利用できる効果がある。
更に、異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示手段に所期の画像や情報を表示装置に表示させ、作業者が必要に応じて格納した画像や情報を表示・検索できるので、検出の判定に用いた画像を証拠として提出できる効果がある。
また、異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部に初期の画像や情報を表示装置に表示させ、作業者が必要に応じて格納した画像や情報を表示・検索できるので、検出の判定に用いた画像を証拠として提出できる効果がある。
図21は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、図20とは異なり容器50は固定で、撮像手段10を移動させるカメラ移動装置を備えた構成である。
まず、容器50の横から液面に対してLED照明210を、液面位置の真横から固定位置で点灯し照射する。次に、液面の上側に撮像手段10を設置し、撮像手段10の合焦位置を任意の位置に固定する。撮像手段10の合焦位置を、固定の合焦位置にする指令30aは特に不要であり、任意の固定位置に手動で合焦させ、LED照明210のみの点灯指令40aも特に不要であり、液面位置の真横から液面の固定位置に手動でLED照明210を点灯させて実現する。
その後、カメラ移動装置1600を制御して、撮像手段10を容器50の頭頂部方向に遠近移動する。いま、撮像手段を10の位置から遠近移動1210して10*の位置にさせると、合焦位置110が液面となり、LED照明210も液面の真横で点灯しているので、液面に異物300が存在すれば、最も合焦した異物300の鮮明な画像とその鏡面反射が観察でき、異物300が存在しないならば、鏡面反射が発生しない。カメラ移動装置1600は、従来からある標準的な装置でよい。
合焦位置110で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像を用いて、画像処理部500が、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納する。MPU400は、作業者1000の要求に応じて、メモリに格納した所期の画像や情報を表示制御部800に表示要求を指令し、表示制御部800が表示装置900に表示するので、作業者1000は、表示装置900の画面上で所期の画像や情報を確認でき、初期の画像や情報を画面から検索できる。
これにより、撮像手段を容器の頭頂部方向に遠近移動するので、液面の高低変動差の大小に関係なく、容器内や液面に泡,気泡,塵等が発生したり、処理対象表面に突起物などが発生すれば、異物ありとして、検査対象から除外できるので、精密機器などが異物による障害から検出精度の低下を招くことがなく、信頼性向上の効果がある。また、固定の合焦位置のままでよいため、安価なカメラを利用できる効果がある。
更に、異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部に初期の画像や情報を表示装置に表示させ、作業者が必要に応じて格納した画像や情報を表示・検索できるので、検出の判定に用いた画像を証拠として提出できる効果がある。
図22は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図であり、図20における処理手順を示す説明図である。
ステップ1701で、焦点信号30aが出力した任意の固定位置に焦点を合わせ、ステップ1702が、ステップ1701で合焦させた固定焦点位置のLED照明を点灯して照射する。
ステップ1703が、容器移動装置1500に容器移動信号を送信して容器移動装置1500の遠近移動開始信号の受信チェックを行い、受信を待つ。受信すると、ステップ1704が、画像入力手段510が入力する画像を異物判定用に取り込み、ステップ1705は、容器移動装置1500の遠近移動終了信号の受信チェックを行い、終了信号を受信するまで、ステップ1704を繰り返す。
ステップ1706は、ステップ1704で取り込んだ画像が液面に最も合焦した画像または鮮明な画像か否かを判定し、合焦した画像または鮮明な画像を探し、ステップ1707へ進む。そうでない場合は、ステップ1205へ戻る。
ステップ1706の処理は、ステップ1704の入力画像に対し、最初の入力画像を合焦した画像または鮮明な画像候補とし、次に、液面又は液面付近のエッジを直前候補と現入力画像とで比較し、エッジ面積が少ない方が現入力画像ならば新たな候補として、新たな候補が見つかる間は逐次比較を繰り返す。新たな候補が見つからないならば、最後に見つけた新たな候補を、合焦した画像または鮮明な画像として最終判定する。
ステップ1707は、ステップ1706で見つけた合焦した画像または鮮明な画像で、異物認識処理を行う。ステップ1707は、ステップ1207と同様に処理する。
ステップ1708は、ステップ1707の合焦した画像または鮮明な画像を異物有無にかかわらず、認識に用いた画像や認識結果情報などをメモリに格納して蓄積する。
ステップ1709は、容器50を初期位置へ戻す信号を容器移動装置1500へ送信し、ステップ1710が、LED照明を消灯し、ステップ1711は、画像処理装置20が稼動する所定の時間を経過したか否か判定し、又は、画像処理装置20を終了させる信号を受信したか否か判定し、所定時間未満の場合、又は、終了信号を受信しない場合、ステップ1701へ戻り、そうでない場合は終了する。
図23は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図あり、図21における処理手順を示す説明図である。
ステップ1711は、液面位置の真横から固定位置で点灯し照射し、ステップ1712が、液面の上側に設置した撮影手段10の合焦位置を任意の位置に固定する。
ステップ1713が、カメラ移動装置1600にカメラ移動信号を送信してカメラ移動装置1600の遠近移動開始信号の受信チェックを行い、受信を待つ。受信すると、ステップ1714が、画像入力手段510が入力する画像を異物判定用に取り込み、ステップ1715は、カメラ移動装置1600の遠近移動終了信号の受信チェックを行い、終了信号を受信するまで、ステップ1714を繰り返す。
ステップ1716は、ステップ1714で取り込んだ画像が液面に最も合焦した画像または鮮明な画像か否かを判定し、合焦した画像または鮮明な画像を探し、ステップ1707へ進む。そうでない場合は、ステップ1205へ戻る。
ステップ1716の処理は、ステップ1706と同様である。ステップ1717は、ステップ1716で見つけた合焦した画像または鮮明な画像で、異物認識処理を行う。ステップ1717は、ステップ1707と同様に処理する。
ステップ1718は、ステップ1717の合焦した画像または鮮明な画像を異物有無にかかわらず、認識に用いた画像や認識結果情報などをメモリに格納して蓄積する。
ステップ1719は、撮像手段10のカメラを初期位置へ戻す信号をカメラ移動装置1600へ送信し、ステップ1720が、LED照明を消灯し、ステップ1721は、画像処理装置20が稼動する所定の時間を経過したか否か判定し、又は、画像処理装置20を終了させる信号を受信したか否か判定し、所定時間未満の場合、又は、終了信号を受信しない場合、ステップ1711へ戻り、そうでない場合は終了する。
図24は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、図1の構成と同様の構成であり、撮像素子を自動制御可能とした構成である。
液面の上側に焦点位置がカメラ自身で自動制御可能な撮像手段10aを設置し、容器50の横から頭頂部の位置で液面に対してLED照明200のみを点灯して照射し、次に、容器50の横から中間位置で液面に対してLED照明210のみを点灯して照射し、最後に、容器50の横から尾底部の位置で液面に対してLED照明220のみを点灯して照射する。
これにより、自動制御可能な撮像手段10aは、照明が照射された位置で合焦しやすくなる。例えば、液面が容器50の中間位置に存在すれば、LED照明210が照射されているので、合焦位置が、容器50の中間位置110付近になり、液面が鮮明に撮影される効果がある。
また、撮像手段10の合焦位置は、カメラ自身が制御するため、合焦位置110にする指令30aは特に不要である。LED照明200のみを点灯して照射し、LED照明210のみを点灯して照射し、LED照明220のみを点灯して照射する指令は、画像処理装置20のMPU400が照明制御部700に制御指令を行って、照明制御信号40をパラレル信号に出力して実現する。
撮像手段10aが入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、該画像を用いて、鏡面反射の発生位置などをチェックして異物検出を行い、液面に異物300が存在すれば、異物300の鏡面反射が発生し、液面に異物300が存在しないならば、鏡面反射が発生しない。該異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部800が所期の画像や情報を表示装置900に表示させ、作業者1000が必要に応じて該格納した画像や情報を表示・検索する。
図25は、本発明の他の実施例である図24の画像処理装置20の画像処理部500のブロック図である。
MPU400が画像の取り込み指令を行うと、撮像手段10a自身が合焦させた画像を、画像入力手段510が取り込み、異物検知手段550は、鏡面反射の発生有無や位置などをチェックして異物検出を行い、画像蓄積・検索手段570が、異物検知手段550で異物チェックに用いた画像をメモリに格納する。MPU400は、作業者1000の要求に応じて、メモリに格納した初期の画像や情報を表示制御部800に表示要求を指令し、表示制御部800が表示装置900に表示するので、作業者1000は、表示装置900の画面上で初期の画像や情報を確認でき、所期の画像や情報を画面から検索できる。
図26は、本発明の他の実施例を示す画像処理装置20の画像処理部500のブロック図である。本実施例は図25の画像処理部500に映像不良チェック装置を備えた構成である。
MPU400が画像の取り込み指令を行うと、撮像手段10a自身が合焦させた画像を、画像入力手段510が取り込み、映像不良チェック手段3000が平均輝度やエッジ画像等をチェックして映像不良の発生有無を判定して正常ならば、異物検知手段550は、鏡面反射の発生有無や位置などをチェックして異物検出を行い、画像蓄積・検索手段570が、異物検知手段550で異物チェックに用いた画像をメモリに格納する。MPU400は、作業者1000の要求に応じて、メモリに格納した所期の画像や情報を表示手段800に表示要求を指令し、表示手段800が表示装置900に表示するので、作業者1000は、表示装置900の画面上で所期の画像や情報を確認でき、所期の画像や情報を画面から検索できる。
一方、映像不良チェック手段3000が平均輝度やエッジ画像等をチェックして映像不良の発生有無を判定して異常ならば、画像入力手段510の画像が異常であることをMPU400に報知し、MPU400は、処理を停止させるなどの指令を行う。
図27は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の検出処理手順の説明図であり、図25における画像処理部500の処理手順を示す説明図である。
ステップ1301で、まず、撮像手段10aが出力した画像を、画像入力手段510が入力する画像を容器50の存在判定用に取り込み、ステップ1303は、容器50が存在するか否か判定し、容器50が存在しない場合、ステップ1301へ戻り、容器50が存在する場合、ステップ1303へ進む。容器50が存在する場合、ステップ1303で照明制御信号40が出力したi番目位置でのLED照明200のみを点灯する。
ステップ1304は、画像入力手段510が入力する画像を異物判定用に取り込む。ステップ1305は、i番目位置でのLED照明220が、最終位置か否かをチェックし、最終位置の場合、ステップ1306へ進み、そうでない場合はステップ1303へ戻る。
ステップ1306の処理では、ステップ1304で取り込んだ画像から、液面に最も合焦した画像または鮮明な画像を探し、ステップ1307が、異物認識処理を行う。
ステップ1307は、ステップ1207と同様に、ステップ1308は、ステップ1208と同様に行い、ステップ1309は、LED照明を消灯し、ステップ1310は、画像処理装置20が稼動する所定の時間を経過したか否か判定し、又は、画像処理装置20を終了させる信号を受信したか否か判定し、所定時間未満の場合、又は、終了信号を受信しない場合、ステップ1301へ戻り、そうでない場合は終了する。
図28は、本発明の他の実施例を示す異物検出装置の説明図である。
本実施例の異物検出装置は、上述してきた実施例と異なり、光源を容器の下方に配置した構成である。
液面の上側に焦点位置が外部から制御可能な撮像手段10を設置して、容器50の下から液面に向けてLED照明205を点灯して照射し、撮像手段10の合焦位置100,合焦位置110,合焦位置120と逐次変更すると、液面が合焦位置110と合致した場合に液面は鮮明に撮影され、液面に異物300が存在すれば、異物300が低輝度、即ち、黒く撮影される。
このように、撮像手段10の合焦位置を連続変化させる指令は、画像処理装置20のMPU400がカメラ制御部600に制御指令を行って、焦点制御信号30をRS−232Cの信号線に出力して実現する。
また、容器50の下から液面に向けてLED照明205を点灯して照射する指令は、画像処理装置20のMPU400が照明制御部700に制御指令を行って、照明制御信号40をパラレル信号に出力して実現する。
合焦位置100,合焦位置110,合焦位置120などの範囲を連続変化させた合焦位置で、撮像手段10が入力する画像を画像処理装置20の画像処理部500で取り込み、取り込んだ入力画像の中から画像処理部500が、液面に合焦した画像又は液面が最も鮮明な画像を選択し、該画像を用いて、液面の低輝度部、即ち、黒い領域の発生位置などをチェックして異物検出を行い、該異物チェックに用いた画像をメモリに格納し、表示制御部800が初期の画像や情報を表示装置900に表示させ、作業者1000が必要に応じて該格納した画像や情報を表示・検索する。
液面の上側に撮像手段を設置して、容器50の下から液面に向けてLED照明を点灯して照射するバックライト照明方式は、透明な対象物の撮影に適し、液体中の異物や液面上の異物は暗く撮影され、反射光(写りこみ)は抑制されて、液体領域に暗い物体が存在すれば異物であり、反射光(写りこみ)の影響を受けない。
従って、反射光を無視してよく、異物検知手段550における手法や照明装置等が非常に簡略化され、低価格な異物検出措置が実現できる効果がある。
本発明における一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における基準照射方向と参照照射方向による撮像手段の映像例の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における一照射方向からの照射による異物の鏡面反射の位置を示す説明図である。 本発明における他の照射方向からの照射による異物の鏡面反射の位置を示す説明図である。 本発明における別の他の照射方向からの照射による異物の鏡面反射の位置を示す説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における一実施例を示す画像処理部のブロック図である。 本発明における他の一実施例を示す画像処理部のブロック図である。 本発明における一実施例を示すカメラ制御部のブロック図である。 本発明における一実施例を示す照明制御部のブロック図である。 本発明における一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。 本発明における他の一実施例を示す画像処理部のブロック図である。 本発明における他の一実施例を示す画像処理部のブロック図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の検出処理手順を示す説明図である。 本発明における他の一実施例を示す異物検出装置の説明図である。
符号の説明
10,10a…撮像手段、20…画像処理装置、30…焦点制御信号、40…照明制御信号、100…合焦位置、200…LED照明、300…異物、310…偏光フィルタ、500…画像処理部、510…画像入力手段、530…画像選択手段、550…異物検知手段、600…カメラ制御部、650…焦点位置決定手段、700…照明制御部、710…照明位置決定手段、800…表示制御部、900…表示装置、3000…映像不良チェック手段。

Claims (3)

  1. 液体を入れることが可能な容器と、
    前記容器の上方に設けられ、焦点位置を変えながら撮像可能な撮像手段と、
    前記撮像手段の合焦位置に照明を照射する、前記容器の上方に設けられた光源と、
    画像処理手段とを有し、
    前記撮像手段は、前記光源によって照射された、前記容器内の液体の液面の画像データを撮像し、
    前記画像処理手段は、前記撮像手段から取り込んだ前記画像データを撮像手段から取り込み、前記画像データに基づいて前記液体内の異物を検出する異物検出装置であって、
    前記光源は複数有し、複数の光源の各々は異なる位置に配置され、
    前記複数の光源のうちひとつを点灯して、
    前記撮像手段の合焦位置が、少なくても前記容器の頭頂部から尾底部までの範囲を連続変化させ、各々の合焦位置で前記撮像手段が入力する画像を前記画像処理手段で取り込み、取り込んだ前記入力画像の中から液面に合焦した画像を前記画像処理手段が選択し、
    前記点灯した光源とは異なる位置の光源を点灯して、
    前記撮像手段の合焦位置が、少なくても前記容器の頭頂部から尾底部までの範囲を連続変化させ、各々の合焦位置で前記撮像手段が入力する画像を前記画像処理手段で取り込み、取り込んだ前記入力画像の中から液面に合焦した画像を前記画像処理手段が選択し、
    前記選択された2つの画像から鏡面反射の発生位置を検出し、
    前記画像処理手段は、前記画像データから、液面または液面付近の領域で、予め定めた閾値より高い輝度の領域が複数箇所存在しており、前記選択された2つの画像の鏡面反射の発生位置が異なる場合、異物ありと判定することを特徴とする異物検出装置。
  2. 請求項1記載の異物検出装置において、
    前記容器を移動可能な容器移動部を有し、
    前記撮像手段の合焦位置を固定にし、前記容器移動部によって前記容器を前記撮像手段に対して遠近移動させ、前記撮像手段で画像データを撮像することを特徴とする異物検出装置。
  3. 請求項1記載の異物検出装置において、
    前記撮像手段を移動可能な撮像手段移動部を有し、
    前記撮像手段移動部によって前記撮像手段の位置を前記容器に対して遠近移動しながら前記撮像手段の合焦位置を変えて撮像することを特徴とする異物検出装置。
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