JP5182959B2 - ロータリーキルン - Google Patents
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Description
ローラーハースキルンによる方法は、図6に示すように、匣鉢(セッター)51内に処理対象物52を充填し、加熱手段53により高温に保持されている炉50内へバッチ式または連続式で匣鉢51を送り込んで熱処理する方法である。
他方、ロータリーキルンによる方法は、図7に示すように、円筒形の回転体(レトルト)61を、加熱手段62により高温に保持されている炉60内に貫通するように、かつ、排出端63が供給端64より若干下方に傾斜(通常、1.5〜3°位)するように設置し、回転体61内に順次供給される処理対象物65が排出端63へ移動する間に順次熱処理する方法である。
(1)前者は炉50内に順次送られてくる匣鉢51も熱処理温度に上げる必要があるのに対して、後者は回転体61が熱処理温度に達すればよくエネルギーロスが少なく熱効率的に優れている。
(2)前者は匣鉢51への処理対象物52の出し入れが必要であるのに対して、後者は供給端64より処理対象物65を投入するのみであるため操作性に優れていると共に処理対象物の搬送機構を簡素化できる。
(3)前者は匣鉢51の破損に伴う補充費や燃料費が高く設置スペースも大きくなるのに対して、後者は匣鉢の補充費もなく燃料費もより安価で設置スペースも小さくてすむためランニングコストを低く押さえることができる。
(4)前者は装置全体の熱容量が大きいため熱処理温度のコントロールが難しいが、後者は装置全体の熱容量が小さいため熱処理温度のコントロールを鋭敏に行える。
(5)前者は炉50、匣鉢51、匣鉢51への処理対象物充填装置54および匣鉢搬送装置などに大掛かりな投資が必要であるが、後者は前者の1/3程度の価格で設備できる。
請求項2に記載した発明によれば、上記請求項の効果に加え、レトルトが直接加熱されるため、外熱式に比して熱効率が高く温度調整も精密にできる。
請求項3に記載した発明によれば、上記請求項の効果に加え、抵抗発熱体から発生する熱が外部へ放散することを防止できる。
請求項4に記載した発明によれば、上記請求項の効果に加え、耐火断熱材が吸収する熱を管状体内の空洞を介して外部に排出することができる。
請求項5に記載した発明によれば、上記請求項の効果に加え、大容量のセラミックス製レトルトを備えたロータリーキルンを構成できる。
この実施例のロータリーキルン1は、図1ないし図3に示すように、一端側に処理対象物供給口2を有し他端側に処理対象物排出口3を有したレトルト4が軸心4aを中心として回転可能に配されたロータリーキルンであって、レトルト4は軸方向に沿って連接された複数のセラミックス製チューブ5A,5B,5Cとから構成されており、セラミックス製チューブ5A,5B,5Cの連接部付近の周囲にはセラミックス製チューブ5A,5B,5Cの内側に向かって押圧する押圧部材6が配されている。以下、各構成について順次詳述する。
この実施例のロータリーキルン30と前述したロータリーキルン1との基本的な相違は、外筒31内に軸方向に沿って複数(5本)のレトルト32が設けられている点であり他は同様である。ロータリーキルン1と同一構成部分につては同一符号を付し説明を省略する。そして、図示しないが、各レトルト32は軸方向に沿って連接された複数のセラミックス製チューブから構成されており、セラミックス製チューブの連接部付近の周囲にはセラミックス製チューブの内側に向かって押圧する押圧部材が配されている。この実施例のように、外筒内に複数のレトルト32を配することで、大容量のセラミックス製レトルトを備えたロータリーキルンを構成できる。
2 処理対象物供給口
3 処理対象物排出口
4 レトルト
5 セラミックス製チューブ
6 押圧部材
7 外筒
8 円筒形回転体
9 タイヤ
10 回転支持部
11 処理対象物供給手段
12 処理対象物排出フード
13 金属製外郭フレーム
14 スプリング機構
15 加圧板
16 スリップリング
17 抵抗発熱体
18 耐火断熱材
19 管状体
20 押圧機構
21 ストッパー
22 他端フレーム
Claims (5)
- 一端側に処理対象物供給口を有し他端側に処理対象物排出口を有したレトルトが軸心を中心として回転可能に配されたロータリーキルンであって、前記レトルトは軸方向に沿って連接された複数のセラミックス製チューブから構成されており、該セラミックス製チューブの連接部付近の周囲には該セラミックス製チューブの内側に向かって押圧する押圧部材が配されると共に、前記レトルトの一端側には該レトルトを他端側に向かって押圧する押圧機構が設けられており、前記レトルトの他端側には該レトルトの他端を係止するためのストッパーが設けられていることを特徴とするロータリーキルン。
- 前記レトルトには抵抗発熱体が配されている請求項1に記載のロータリーキルン。
- 前記レトルトは、外筒内に設けられており、前記レトルトと前記外筒との間には耐火断熱材が配されている請求項2に記載のロータリーキルン。
- 前記レトルトは、外筒内に設けられており、前記レトルトと前記外筒との間には外部と連通した管状体が配されている請求項2または3に記載のロータリーキルン。
- 前記レトルトは、外筒内に設けられており、該外筒の軸方向に沿って複数設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のロータリーキルン。
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