JP5182958B2 - 光源装置 - Google Patents
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Description
装置に組み込まれる光源装置に関する。
被処理物の一括露光が求められている。この求めに対して、より紫外線放射強度の大きな
入力電力の投入が可能な大きな高圧放電ランプが提案されている。
しかし、高圧放電ランプへの入力電力を大きくすると、電極への負荷が増大し、電極か
らの蒸発物が原因となって、高圧放電ランプが黒化し、短寿命となる問題が発生する。
同図に示すように、この光源装置100は、上記の問題を解決するために、無電極のプラズマ発生容器104を楕円反射鏡101内に配置し、楕円反射鏡101の側面に設けられた穴部102を通して、レーザ光をプラズマ発生容器104内に入射させ、プラズマ発生容器104内に封入されたプラズマ発生ガスを励起し、発光させる装置である。この光源装置100によれば、プラズマ発生容器104中に電極が無いので上記の問題を解決することができる。
同図に示すように、この光源装置200は、上記の問題を解決するために、プラズマ発生容器を反射鏡201内に配置し、反射鏡201の頂部の開口202を通して、レーザ光をプラズマ発生容器203内に入射させ、プラズマ発生容器203内に封入されたプラズマ発生ガスを励起し、発光させる装置である。この光源装置200によれば、プラズマ発生容器中に電極が無いので上記の問題を解決することができる。
図15に示された構成によれば、反射鏡205から光出射する開口側から、入射されたレーザ光を、反射鏡206で反射させて、反射鏡205内に照射し、反射鏡205内に充填されたプラズマ発生ガスを励起してプラズマを発生させ、プラズマによって生成された放射光を反射鏡206を透過させて放射するものである。また、図16に示された構成によれば、反射鏡205から光出射する開口側から、入射されたレーザ光を、反射鏡208を透過させて、反射鏡205内に照射し、反射鏡205内に充填されたプラズマ発生ガスを励起してプラズマを発生させ、プラズマによって生成された放射光を反射鏡208で反射させて放射するものである。
第1の手段は、内部に発光物質が封入され、楕円反射鏡の開口側からレーザ光が集光して照射されて前記発光物質を励起して放射光が放射されるプラズマ発生容器と、一方の焦点に前記プラズマ発生容器が配置された前記楕円反射鏡と、前記放射光が前記楕円反射鏡によって反射されて反射光となり、該反射光の向きを変える平面鏡とを備え、前記平面鏡には、前記プラズマ発生容器によって前記楕円反射鏡からの反射光が遮られ反射光が照射されない反射光非照射領域に、前記レーザ光を導入する窓部が設けられていることを特徴とする光源装置である。
第2の手段は、第1の手段において、前記平面鏡と前記プラズマ発生容器との間に、前記レーザ光を集光する集光レンズが配置されていることを特徴とする光源装置である。
第3の手段は、第1の手段において、前記窓部の前記プラズマ発生容器とは反対側に、前記レーザ光を集光する集光レンズが配置されていることを特徴とする光源装置である。
第4の手段は、第1の手段において、前記窓部の前記プラズマ発生容器とは反対側に、前記レーザ光を集光して反射する集光反射鏡が配置されていることを特徴とする光源装置である。
第5の手段は、第1の手段において、前記プラズマ発生容器の一部に、前記レーザ光を集光する集光レンズ部分が形成されていることを特徴とする光源装置である。
第6の手段は、第1の手段において、前記プラズマ発生容器は、プラズマ発生容器の内部に電極を有しない無電極プラズマ発生容器であることを特徴とする光源装置である。
第7の手段は、第1の手段において、前記プラズマ発生容器は、プラズマ発生容器の内部に一対の電極を有する有電極プラズマ発生容器であることを特徴とする光源装置である。
第8の手段は、第6の手段において、前記プラズマ発生容器に導入されるレーザ光は、パルスレーザからなるプラズマ始動用レーザ光とパルスレーザ又はCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であることを特徴とする光源装置である。
第9の手段は、第7の手段において、前記プラズマ発生容器に導入されるレーザ光は、パルスレーザ又はCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であることを特徴とする光源装置である。
第10の手段は、第1の手段ないし第7の手段のいずれか1つの手段において、前記プラズマ発生容器は、加熱手段を有することを特徴とする光源装置である。
第11の手段は、第10の手段において、前記加熱手段は、プラズマ発生容器内に埋設されたレーザ光を吸収して発熱する発熱体であることを特徴とする光源装置である。
図1は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、プラズマ発生容器1は、石英ガラス製で発光部11と封止部12からなり、発光部11には、発光物質として、例えば、4.5mg/cm3の水銀とキセノンが2気圧封入されている。プラズマ発生容器1は、内部に電極が存在しない無電極プラズマ発生容器である。楕円反射鏡2は、頂部開口21を有し、頂部開口21にプラズマ発生容器1の封止部12が挿入され、封止部12が楕円反射鏡2の背後で保持され、楕円反射鏡2の一方の焦点F1にプラズマ発生容器1が配置される。楕円反射鏡2の外部には、レーザ光発生器3が設けられ、レーザ光発生器3から、例えば、20kHzのパルスレーザ又はCW(Continuous Wave)レーザからなるレーザ光がプラズマ発生容器1に導入される。
図2は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、レーザ光発生器3から出射したレーザ光は、レーザ光発生器3と平面鏡4の窓部41との間に配置された集光レンズ5によって集光されて、窓部41を介して導入され、プラズマ発生容器1に照射される。レーザ光を集光することにより、集光点でエネルギー密度を高めることができ、発光物質を励起させ、放射光を発生させることができる。
放射光は楕円反射鏡2で反射され、反射光が窓部41を除く平面鏡4の反射面で向きを変えられて被照射物側に反射する。なお、その他の構成は図1に示した同符号の構成に対応する。
図3は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、レーザ光発生器3から出射したレーザ光は、レーザ光発生器3と平面鏡4の窓部41との間に配置された集光反射鏡レンズ6によって集光し反射されて、窓部41を介して導入され、プラズマ発生容器1に照射される。レーザ光を集光することにより、集光点でエネルギー密度を高めることができ、発光物質を励起させ、放射光を発生させることができる。放射光は楕円反射鏡2で反射され、反射光が窓部41を除く平面鏡4の反射面で向きを変え被照射物側に反射する。その他の構成は図1に示した同符号の構成に対応する。
図4は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、レーザ光発生器3から出射したレーザ光は、平面鏡4の窓部41を介して導入され、プラズマ発生容器1の一部に形成された集光レンズ部分19によって集光されてプラズマ発生容器1内に照射される。レーザ光を集光することにより、集光点でエネルギー密度を高めることができ、発光物質を励起させ、放射光を発生させることができる。放射光は楕円反射鏡2で反射され、反射光が窓部41を除く平面鏡4の反射面で向きを変え被照射物側に反射する。なお、その他の構成は図1に示した同符号の構成に対応する。
図5は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、レーザ光発生器3Aから反射鏡7を透過したレーザ光Aと、レーザ光発生器3Bから反射鏡7で反射したレーザ光Bを、平面鏡4の窓部41とプラズマ発生容器1との間に配置された集光レンズ5で集光して、プラズマ発生容器1に放射する。レーザ光AはCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であり、レーザ光Bは、例えば、20kHzのパルスレーザからなるプラズマ始動用レーザ光である。レーザ光Bをレーザ光Aに重畳することにより、プラズマ発生容器1内の発光物質の励起を助長し、レーザ光Aのみを照射した場合に比べて、確実にプラズマを発生させることができる。なお、プラズマが発生して安定化後、レーザ光Bを停止する。また、レーザ光Aとレーザ光Bの印加時期は、同時でもよいし、両者が前後してもよい。また、レーザ光Aとレーザ光Bとは、上記の組み合わせの他に、レーザ光A及びレーザ光Bを共にパルスレーザとしてもよい。なお、本実施形態の他の構成及び効果は、第1の実施形態の場合と同様であるので、説明を省略する。
図6は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、レーザ光発生器3Aから反射鏡7を透過したレーザ光Aと、レーザ光発生器3Bから反射鏡7で反射したレーザ光Bを、反射鏡7と平面鏡4の窓部41との間に配置された集光レンズ5で集光して、窓部41を通してプラズマ発生容器1に放射する。レーザ光AはCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であり、レーザ光Bはパルスレーザからなるプラズマ始動用レーザ光である。レーザ光Bをレーザ光Aに重畳することにより、プラズマ発生容器1内の発光物質の励起を助長し、レーザ光Aのみを照射した場合に比べて、確実にプラズマを発生させることができる。なお、プラズマが発生して安定化後、レーザ光Bを停止する。また、レーザ光Aとレーザ光Bの印加時期は、同時でもよいし、両者が前後してもよい。また、レーザ光Aとレーザ光Bとは、上記の組み合わせの他に、レーザ光A及びレーザ光Bを共にパルスレーザとしてもよい。なお、本実施形態の他の構成及び効果は、第1の実施形態の場合と同様であるので、説明を省略する。
図7は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、レーザ光発生器3Aから反射鏡7を透過したレーザ光Aと、レーザ光発生器3Bから反射鏡7で反射したレーザ光Bを、集光し反射する集光反射鏡6で集光して、平面鏡4の窓部41を通してプラズマ発生容器1に放射する。レーザ光AはCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であり、レーザ光Bはパルスレーザからなるプラズマ始動用レーザ光である。レーザ光Bをレーザ光Aに重畳することにより、プラズマ発生容器1内の発光物質の励起を助長し、レーザ光Aのみを照射した場合に比べて、確実にプラズマを発生させることができる。なお、プラズマが発生して安定化後、レーザ光Bを停止する。また、レーザ光Aとレーザ光Bの印加時期は、同時でもよいし、両者が前後してもよい。また、レーザ光Aとレーザ光Bとは、上記の組み合わせの他に、レーザ光A及びレーザ光Bを共にパルスレーザとしてもよい。なお、本実施形態の他の構成及び効果は、第1の実施形態の場合と同様であるので、説明を省略する。
図8は、本実施形態の発明に係る光源装置の構成を示す図である。
同図に示すように、レーザ光発生器3Aから反射鏡7を透過したレーザ光Aと、レーザ光発生器3Bから反射鏡7で反射したレーザ光Bを、平面鏡4の窓部41を通して導入し、プラズマ発生容器1の一部に形成された集光レンズ部19で集光して、プラズマ発生容器1内に放射する。レーザ光AはCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であり、レーザ光Bはパルスレーザからなるプラズマ始動用レーザ光である。レーザ光Bをレーザ光Aに重畳することにより、プラズマ発生容器1内の発光物質の励起を助長し、レーザ光Aのみを照射した場合に比べて、確実にプラズマを発生させることができる。なお、プラズマが発生して安定化後、レーザ光Bを停止する。また、レーザ光Aとレーザ光Bの印加時期は、同時でもよいし、両者が前後してもよい。また、レーザ光Aとレーザ光Bとは、上記の組み合わせの他に、レーザ光A及びレーザ光Bを共にパルスレーザとしてもよい。なお、本実施形態の他の構成及び効果は、第1の実施形態の場合と同様であるので、説明を省略する。
同図に示すように、プラズマ発生容器1は、プラズマ発生容器1内部に電極を有しない無電極プラズマ発生容器であり、プラズマ発生容器1の封止部12は、加熱手段であるヒータ13とレーザ光を吸収して発熱する発熱体14が配置されている。発熱体14は、純カーボンやカーボン混合体、アルミニウム、金属やセラミクス上に酸化三鉄を被覆したものである。また、ヒータ13と発熱体14のどちらか一方でもよい。プラズマ発生容器1に加熱手段を設けることにより、プラズマ発生容器1の温度を上げ、発光物質の励起を助長することができる。
同図に示すように、プラズマ発生容器1は、プラズマ発生容器1内部に電極を有しない無電極プラズマ発生容器であり、プラズマ発生容器1には、レーザ光を集光するプラズマ発生容器1の一部に形成された集光レンズ部分19が形成されている。その他の構成及び効果は、図9において説明したプラズマ発生容器1と同様であるので、説明を省略する。
同図に示すように、プラズマ発生容器1は、プラズマ発生容器1の内部に一対の電極15、16を有する有電極プラズマ発生容器であり、電極15、16は、封止部12に埋設された金属箔17に接続されており、金属箔17に繋がる外部リード18が封止部12から外部に突出している。
第1ないし第3の各実施形態の場合は、外部リード18に不図示の電源から放電開始用の電圧が供給され、電極15、16間に電圧が印加されると、プラズマ発生容器1内の発光物質の励起が助長され、レーザ光が照射されるだけの場合に比べて、プラズマを確実に発生させることができる。なお、プラズマが発生して安定した後は、電極15、16間への給電を停止する。
第5ないし第7の各実施形態の場合は、プラズマ始動用のパルスレーザからなるレーザ光Bを照射すると共に、放電始動用の電圧を電極15、16に印加してその後停止し、プラズマ維持用のパルスレーザ又はCWレーザからなるレーザ光Aを照射する。又は、プラズマ始動用のパルスレーザからなるレーザ光Bを照射し、プラズマ維持用の電圧を電極15、16に印加すると共に、プラズマ維持用のパルスレーザ又はCWレーザからなるレーザ光Aを照射するようにしてもよい。
同図に示すように、プラズマ発生容器1には、レーザ光を集光するプラズマ発生容器1の一部に集光レンズ部分19が形成されている。その他の構成及び効果は、図11において説明したプラズマ発生容器1と同様であるので、説明を省略する。
11 発光部
12 封止部
13 ヒータ
14 発熱体
15、16 一対の電極
17 金属箔
18 外部リード
19 集光レンズ部分
2 楕円反射鏡
21 頂部開口
3 レーザ光発生器
3A レーザ光発生器
3B レーザ光発生器
4 平面鏡
41 窓部
5 集光レンズ
6 集光反射鏡
7 反射鏡
L1−L2 反射光阻害領域
L3−L4 反射光非照射領域
X 光軸
Claims (11)
- 内部に発光物質が封入され、楕円反射鏡の開口側からレーザ光が集光して照射されて前記発光物質を励起して放射光が放射されるプラズマ発生容器と、一方の焦点に前記プラズマ発生容器が配置された前記楕円反射鏡と、前記放射光が前記楕円反射鏡によって反射されて反射光となり、該反射光の向きを変える平面鏡とを備え、
前記平面鏡には、前記プラズマ発生容器によって前記楕円反射鏡からの反射光が遮られ反射光が照射されない反射光非照射領域に、前記レーザ光を導入する窓部が設けられていることを特徴とする光源装置。 - 前記平面鏡と前記プラズマ発生容器との間に、前記レーザ光を集光する集光レンズが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記窓部の前記プラズマ発生容器とは反対側に、前記レーザ光を集光する集光レンズが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記窓部の前記プラズマ発生容器とは反対側に、前記レーザ光を集光して反射する集光反射鏡が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記プラズマ発生容器の一部に、前記レーザ光を集光する集光レンズ部分が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記プラズマ発生容器は、プラズマ発生容器の内部に電極を有しない無電極プラズマ発生容器であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記プラズマ発生容器は、プラズマ発生容器の内部に一対の電極を有する有電極プラズマ発生容器であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記プラズマ発生容器に導入されるレーザ光は、パルスレーザからなるプラズマ始動用レーザ光とパルスレーザ又はCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であることを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
- 前記プラズマ発生容器に導入されるレーザ光は、パルスレーザ又はCWレーザからなるプラズマ維持用レーザ光であることを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
- 前記プラズマ発生容器は、加熱手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1つの請求項に記載の光源装置。
- 前記加熱手段は、プラズマ発生容器内に埋設されたレーザ光を吸収して発熱する発熱体であることを特徴とする請求項10に記載の光源装置。
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