JP5182280B2 - 吐出パターンデータ補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに対し、インクジェットヘッドに代表される機能液滴吐出ヘッドの複数のノズルから機能液滴をそれぞれ選択的に吐出する描画処理を行うための吐出パターンデータを補正する吐出パターンデータ補正方法に関するものである。
従来、複数列の着色部を配列したカラーフィルタ(ワーク)に対して、吐出パターンデータにより、インクジェットヘッド(機能液滴吐出ヘッド)のインク吐出ノズル(ノズル)からインク(機能液)を吐出して描画処理を行う液滴吐出装置が知られている。複数のインク吐出ノズル間では、インク吐出量が均一ではないため、複数列の着色部間でのインク吐出量を均一化すべく、各列の着色部の色濃度を検出し、当該色濃度に基づいて、各列の着色部に対するインク吐出密度(吐出パターンデータ)を補正することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−315510号公報
しかしながら、このような吐出パターンデータ補正方法では、複数列の着色部間でインク吐出密度が異なるものとなるため、複数列の着色部間でのインク吐出量が均一化されたとしても、かえって描画ムラの原因となっていた。すなわち、他の着色部とはインク吐出密度が異なる着色部が一列に連なることになるため、カラーフィルタを全体として観察したとき、その列の着色部がすじムラとなって認識される結果となっていた。
本発明は、観察者がワーク全体として描画ムラを認識し難いように吐出パターンデータを補正することができる吐出パターンデータ補正方法を提供することを目的とする。
本発明の吐出パターンデータ補正方法は、ワークに対し、機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら、吐出パターンデータにより機能液滴吐出ヘッドの複数のノズルから機能液滴をそれぞれ選択的に吐出・着弾させる描画処理に際して、描画ムラを解消するために吐出パターンデータを補正する吐出パターンデータ補正方法であって、ワーク上の描画領域をマトリクス状に区分した複数の仮想分割部位に対し、描画処理により付与される機能液付与量をそれぞれ算出する算出工程と、複数の仮想分割部位に対する機能液付与量をそれぞれ多階調表現したマトリクスデータを生成するデータ生成工程と、マトリクスデータをn値化(n≧2)してn値化マトリクスデータを生成する階調処理工程と、n値化マトリクスデータの各n値化データが機能液付与量「大」側を表す各仮想分割部位に対する機能液付与量の減少と、n値化マトリクスデータの各n値化データが機能液付与量「小」側を表す各仮想分割部位に対する機能液付与量の増加と、の少なくとも一方が為されるように、吐出パターンデータを補正するデータ補正工程と、
を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、各仮想分割部位に対する機能液付量に基づくマトリクスデータをn値化処理することで、補正した吐出パターンデータは、各仮想分割部位に対する機能液付与量を適切に増加および/または減少させるものとなる。例えば、機能液付与量を「0」(機能液付与量:大)から「9」(機能液付与量:小)の10段階で表現してマトリクスデータを作成し、2値化処理を行うと、機能液付与量の多い領域において、一部の仮想分割部位の2値化データが「0」となる。そして、その仮想分割部位に対する機能液付与量を減少させるため、機能液付与量の多い領域全体として機能液付与量が減少され、ワーク全体として、描画ムラが解消されることになる。このため、観察者がワーク全体として描画ムラを認識し難いように吐出パターンデータを補正することができる。
なお、上記の例では、2値化処理についての説明を行ったが、階調処理は2値化に限定する必要はない。また、n値化マトリクスデータの階調数を、1ショット当たりの機能液吐出量の調整可能数に基づいて、設定することが好ましい。例えば、1ショット当たりの機能液吐出量を大・中・小と打ち分けられる場合には、3値化としたり、あるいは、さらに吐出しない場合を加えて4値化とする。
本発明の一実施形態に係る液滴吐出装置の平面模式図である。 液滴吐出装置に搭載した機能液滴吐出ヘッドの外観斜視図である。 液滴吐出装置の制御系について説明したブロック図である。 吐出パターンデータの補正処理を示すフローチャートである。 補正前の吐出パターンデータによる描画結果を模式的に表した図である。 多階調マトリクスデータの一例を示す図である。 2値化マトリクスデータの一例を示す図である。 補正後の吐出パターンデータによる描画結果を模式的に表した図である。 カラーフィルタ製造工程を説明するフローチャートである。 (a)〜(e)は、製造工程順に示したカラーフィルタの模式断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第2の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第3の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の製造工程を説明するフローチャートである。 無機物バンク層の形成を説明する工程図である。 有機物バンク層の形成を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層を形成する過程を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層が形成された状態を説明する工程図である。 青色の発光層を形成する過程を説明する工程図である。 青色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 各色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 陰極の形成を説明する工程図である。 プラズマ型表示装置(PDP装置)である表示装置の要部分解斜視図である。 電子放出装置(FED装置)である表示装置の要部断面図である。 表示装置の電子放出部廻りの平面図(a)およびその形成方法を示す平面図(b)である。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る吐出パターンデータ補正方法により補正された吐出パターンデータに基づいて描画処理を行う液滴吐出装置の一実施形態について説明する。この液滴吐出装置は、フラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれるものであり、インクジェットヘッドである機能液滴吐出ヘッドを用いた印刷技術(インクジェット方式)により、液晶表示装置のカラーフィルタや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。
図1に示すように、液滴吐出装置1は、機台2と、機台2上の全域に広く載置され、機能液滴吐出ヘッド17を搭載した描画装置3と、機台2上で描画装置3に添設された保守装置4とを備え、保守装置4により機能液滴吐出ヘッド17のメンテナンス処理(機能維持・回復)を行うと共に、描画装置3により基板W上に機能液を吐出させる描画動作を行うようにしている。さらに、この液滴吐出装置1には、各種データを入力する操作パネル5や、各部を統括制御するコントローラ6(図3参照)等が設置されている。
描画装置3は、X軸テーブル12およびX軸テーブル12に直交するY軸テーブル13から成るXY移動機構11と、Y軸テーブル13に移動自在に取り付けられたキャリッジ14と、キャリッジ14に垂設したヘッドユニット15とを有している。そして、ヘッドユニット15には、機能液滴吐出ヘッド17が装着されている。一方、基板Wは、X軸テーブル12の端部に臨む一対の基板認識カメラ18(図3参照)により、X軸テーブル12に位置決めされた状態で搭載されている。なお、本実施形態では、単一の機能液滴吐出ヘッド17を搭載しているが、その個数は任意である。
X軸テーブル12は、機台2上に直接支持されており、X軸方向の駆動系を構成するモータ駆動のX軸スライダ21と、吸着テーブル23および基板θ軸テーブル24等から成り、X軸スライダ21に移動自在に搭載されたセットテーブル22と、セットテーブル22の刻々の移動位置を検出するX軸リニアスケール25(図3参照)とを有している。
Y軸テーブル13は、機台2上に立設した左右の支柱27に支持されてX軸テーブル12と保守装置4とを跨ぐように延在しており、上記のキャリッジ14を移動自在に搭載してY軸方向の駆動系を構成するモータ駆動のY軸スライダ26と、キャリッジ14の刻々の移動位置を検出するY軸リニアスケール28(図3参照)とを有している。
そして、Y軸テーブル13は、これに搭載したヘッドユニット15を、X軸テーブル12の直上部に位置する描画エリア91と、保守装置4の直上部に位置するメンテナンスエリア92との相互間で、適宜移動させる。すなわち、Y軸テーブル13は、X軸テーブル12に導入した基板Wに描画動作を行う場合には、ヘッドユニット15を描画エリア91に臨ませ、機能液滴吐出ヘッド17のメンテナンス処理を行う場合には、ヘッドユニット15をメンテナンスエリア92に臨ませる。
また、キャリッジ14は、垂設したヘッドユニット15をモータ駆動で水平面内に微小量正逆回転(θ回転)させるヘッドθ軸テーブル31と、ヘッドユニット15をZ軸方向(上下方向)にモータ駆動で微小移動させるヘッドZ軸テーブル32(図3参照)とを有している。
図2に示すように、機能液滴吐出ヘッド17は、インクジェット方式で機能液を吐出するものであって、2連の接続針42を有する機能液導入部41と、機能液導入部41の側方に連なる2連のヘッド基板43と、機能液導入部41の下方(同図では上方)に連なり、内部に機能液で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体44とを備えている。接続針42は、図示しない機能液パックに給液チューブを介して接続されており、機能液滴吐出ヘッド17のヘッド内流路に機能液を供給する。
ヘッド本体44は、ピエゾ素子等で構成されたポンプ部51と、2本のノズル列54を相互に平行に形成したノズル面53を有するノズルプレート52とを備えている。
各ノズル列54は、複数のノズル55(例えば180個)が等ピッチで並べられて構成されている。
各ノズル列54は複数(例えば180個)のノズル55が等ピッチ(例えば141μm)で並べられて構成されている。そして、両ノズル列54は、互いにノズル列方向に半ピッチ(70μm)分ずれている。すなわち、2本のノズル列54によるノズルピッチが、70μmとなっている。
また、ヘッド基板43には、2連のコネクタ56が設けられており、各コネクタ56はフレキシブルフラットケーブルにより後述するヘッドドライバ111(図7参照)に接続されている。そして、コントローラ6からヘッドドライバ111を介して各ポンプ部51に駆動波形が印加され、各ノズル55から機能液滴が吐出される。
各ノズル55からの機能液吐出量は、駆動波形の印加電圧値を制御することで、例えば、大・中・小の3段階に調整することができる。なお、ヘッド内流路の構造等に起因して、各ノズル55からの機能液の吐出量は、同電圧値の駆動波形を印加したとしても、複数のノズル55間で均一でなく、ばらついている。
保守装置4は、メンテナンスエリア92において、吸引ユニット61と、吸引ユニット61に対しY軸方向の描画エリア91側に並ぶワイピングユニット62とを備えている。吸引ユニット61は、機能液滴吐出ヘッド17のノズル55から機能液を吸引する吸引処理を行い、ワイピングユニット62は、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53をワイピングシート81で払拭するワイピング処理を行う。
次に、図3を参照して、液滴吐出装置1全体の制御系について説明する。液滴吐出装置1の制御系は、基本的に、操作パネル5を有する入力部101と、基板認識カメラ18を有して基板Wを画像認識する画像認識部102と、X軸リニアスケール25およびY軸リニアスケール28を有してセットテーブル22およびキャリッジ14の刻々の位置を検出する移動検出部103と、機能液滴吐出ヘッド17、XY移動機構11等を駆動する各種ドライバを有する駆動部104と、これら各部を含め液滴吐出装置1を統括制御する制御部105(コントローラ6)とを備えている。
駆動部104は、機能液滴吐出ヘッド17を吐出駆動制御するヘッドドライバ111と、XY移動機構11の各モータをそれぞれ駆動制御するモータドライバ112とを有している。ヘッドドライバ111は、制御部105の指示に従って所定の駆動波形を生成・印加して、機能液滴吐出ヘッド17を吐出駆動制御する(詳細は後述する)。また、モータドライバ112は、X軸モータドライバ113、Y軸モータドライバ114、基板θ軸モータドライバ115、ヘッドθ軸モータドライバ116およびヘッドZ軸モータドライバ117を有し、これらは制御部105の指示に従って、X軸テーブル12、Y軸テーブル13、基板θ軸テーブル24、ヘッドθ軸テーブル31およびヘッドZ軸テーブル32の各駆動モータを駆動制御する。
制御部105は、CPU121と、ROM122と、RAM123と、P−CON124とを備え、これらは互いにバス125を介して接続されている。ROM122は、CPU121で処理する制御プログラム等を記憶する制御プログラム領域と、描画処理や画像認識を行うための制御データ等を記憶する制御データ領域とを有している。
RAM123は、各種レジスタ群のほか、描画処理のための吐出パターンデータを記憶する描画データ領域、画像データを一時的に記憶する画像データ領域、基板Wや各キャリッジ14を位置補正するための補正データを記憶する補正データ領域等を有し、制御処理のための各種作業領域として使用される。
P−CON124には、CPU121の機能を補うと共に、周辺回路とのインタフェース信号を取り扱うための論理回路が構成されて組み込まれている。このため、P−CON124は、画像データや入力部101からの各種指令等をそのままあるいは加工してバス125に取り込むと共に、CPU121と連動して、CPU121等からバス125に出力されたデータや制御信号を、そのままあるいは加工して駆動部104に出力する。
そして、CPU121は、ROM122内の制御プログラムに従って、P−CON124を介して各種検出信号、各種指令、各種データ等を入力し、RAM123内の各種データ等を処理した後、P−CON124を介して駆動部104等に各種の制御信号を出力することにより、液滴吐出装置1全体を制御している。
例えば、制御部105は、吐出パターンデータに基づいて、機能液滴吐出ヘッド17の駆動を制御し、各ノズル55から選択的に機能液滴を吐出させるようにしている。すなわち、まず、X軸リニアスケール25およびY軸リニアスケール28で検出される基板Wの位置およびヘッドユニット15の位置に対応させて、順次吐出パターンデータを取り出す。取り出した吐出パターンデータは、機能液滴吐出ヘッド17の駆動信号(駆動波形)に変換された後、機能液滴吐出ヘッド17に送られる。そして、駆動信号に基づいて、機能液滴吐出ヘッド17のポンプ部51が駆動され、各ノズル55から選択的に機能液滴が吐出されるようになっている。
このように構成された液滴吐出装置1は、保守装置4により機能液滴吐出ヘッド17に対し適宜メンテナンス処理を行うと共に、描画装置3により基板Wに描画動作を行うようにしている。すなわち、描画装置3は、コントローラ6による制御を受けながら、基板WをX軸テーブル12によりX軸方向に往動させると共に、これに同期して機能液滴吐出ヘッド17を駆動させて、基板Wに対する主走査を行う。そして、Y軸テーブル13によりヘッドユニット15をY軸方向に副走査させた後、基板WをX軸方向に復動させると共に、これに同期して機能液滴吐出ヘッド17を駆動させて、再度主走査を行う。このような基板Wの往復動に伴う主走査およびヘッドユニット15の副走査を複数回繰り返すことで、基板W(の描画領域Wd)の端から端まで機能液滴の吐出(描画)が行われる。
続いて、図4ないし図8を参照して、液滴吐出装置1において実行される吐出パターンデータの補正処理について詳細に説明する。図5は、補正前の吐出パターンデータによる描画結果を模式的に表した図であり、基板Wの描画領域Wdの上下両端側の領域で濃く描画されている。上述したように、機能液滴吐出ヘッド17の複数のノズル55の機能液吐出量は均一でないため、補正前の吐出パターンデータにより各ノズル55から機能液滴を吐出させたとしても、実際には、図示したように描画ムラが生じてしまう。そこで、以下の吐出パターンデータの補正を行うようになっている。
なお、図の符号Pは、制御部105により設定される、基板Wの描画領域Wdをマトリクス状に区分した複数の仮想分割部位であり、各仮想分割部位Pは、基板Wに着弾した機能液滴の着弾径と略合致するサイズに設定されている。もっとも、各仮想分割部位Pの設定は任意であって、例えば、基板W上に形成された後述する各画素領域507a(図10参照)を、各仮想分割部位Pとしてもよい。
まず、図示省略したが、液滴吐出装置1とは別に設けた吐出量測定装置により、機能液滴吐出ヘッド17の各ノズル55から吐出される単位ショット数当たりの機能液吐出量を測定する(図4のS11)。吐出量測定装置は、測定に供される機能液滴吐出ヘッド17を搭載すると共に、機能液滴吐出ヘッド17を吐出駆動制御する吐出装置と、機能液滴吐出ヘッド17から受け容器上に吐出された機能液滴の重量を計測する重量計測器と、重量計測器による計測結果を演算処理して、各ノズル55から吐出される単位ショット数当たりの機能液吐出量を算出する演算装置とを備えたものである。この吐出量測定装置により得られた機能液吐出量の測定結果を、液滴吐出装置1の操作パネル5により入力する。
各画素領域507aを各仮想分割部位Pとする場合には、上記の機能液吐出量の測定において、各仮想分割部位P(各画素領域507a)に対応する複数のノズル55から成るノズル群から吐出される単位ショット数当たりの機能液吐出量を測定する。すなわち、各ノズル55の機能液吐出量を重量計測し、その計測結果から各ノズル群の機能液吐出量を算出してもよく、ノズル群単位で機能液吐出量を重量計測してもよい。
なお、本実施形態では、液滴吐出装置1とは別に、測定用の吐出量測定装置を用いたが、液滴吐出装置1に重量計測器を設けるようにしてもよい。また、機能液滴の重量計測のほか、飛行中(ノズル55より吐出されてからワークに着弾するまで)の機能液滴を撮像して、機能液滴の飛行速度や大きさを計測したり、所定の接触角を為すように表面処理された検査用ワークに着弾した機能液滴の着弾径を計測したりして、機能液吐出量を測定するようにしてもよい。
続いて、制御部105は、機能液吐出量の測定結果と、補正前の吐出パターンデータ(各仮想分割部位Pに対する機能液滴のショット数)とに基づいて、複数の仮想分割部位Pに対し、補正前の吐出パターンデータに基づいた描画処理により付与(投入)される機能液付与量を算出する(S12)。ここでは、上下両端側の領域において機能液付与量が比較的「大」となる。
続いて、制御部105は、複数の仮想分割部位Pに対する機能液付与量をそれぞれ多階調表現したマトリクスデータを生成する(S13、図6参照)。ここでは、機能液付与量を「0」(機能液付与量:大)〜「9」(機能液付与量:小)の10段階で表現している。
次に、制御部105は、多階調マトリクスデータを2値化して2値化マトリクスデータを生成する(S14、図7参照)。ここでは、遅延&減衰フィルタとして例えばFloyd & Steinbergを用いた誤差拡散法により2値化(擬似階調処理)を行う。これにより、描画領域Wのうち、濃く描画される上下両端側の領域において、一部の仮想分割部位Pの2値化データが「0」となる。なお、一般的且つ容易なデータ処理として、誤差拡散法のほか、閾値法や組織的ディザ法を用いてもよい。もっとも、誤差拡散法を用いることで、大まかな領域になるほど見かけ上の階調を向上させることができるため、描画ムラをより認識させ難くすることができる。
最後に、制御部105は、2値化マトリクスデータの各2値化データが「0」、つまり機能液付与量「大」を表す各仮想分割部位Pに対する機能液付与量が減少するように、RAM123に格納された吐出パターンデータを補正する(S15)。すなわち、2値化データが「0」となった各仮想分割部位Pに対して、各ノズル55からの機能液滴が不吐出となるように、吐出パターンデータを補正する。これにより、機能液付与量の多かった上下両端側の領域全体として、機能液付与量が減少され、基板W(描画領域Wd)全体として、描画ムラが解消されることになる。なお、ドット抜けを防止すべく、不吐出に代えて、通常の機能液滴よりも液量の小さい小液滴を吐出するように補正してもよい。すなわち、印加電圧値の小さい駆動信号を生成するようにしてもよい。
このようにして補正された吐出パターンデータに基づいて、液滴吐出装置1により描画処理を行うことで、いわば2値化データが「0」となった各仮想分割部位Pを間引くようにして、その他の各仮想分割部位Pに対して機能液滴の吐出・着弾を行うことができる。したがって、観察者が全体として描画ムラを認識し難い基板Wを提供することができる(図8参照)。
上記の例では、2値化処理についての説明を行ったが、階調処理は2値化に限定する必要はない。例えば、4値化処理(機能液付与量大:「0」〜機能液付与量小「3」)を行い、機能液付与量「大」側を表す各仮想分割部位Pに対する機能液付与量が段階的に減少するように、4値化データが「1」となった各仮想分割部位Pに対して、各ノズル55から小液滴を吐出し、4値化データが「0」となった各仮想分割部位Pに対して、各ノズル55からの機能液滴が不吐出となるように、データ補正を行ってもよい。さらに、1ショット当たりの機能液吐出量を大・中・小と打ち分けられる場合には、4値化データと1ショット当たりの機能液吐出量とを対応させてもよい。すなわち、4値化データが「3」の場合に大液滴を吐出し、「2」の場合に中液滴を吐出し、「1」の場合に小液滴を吐出し、「0」の場合に不吐出となるように、データ補正をする。
また、上述したように、各画素領域507aを各仮想分割部位Pとしたような場合には、2値化データが「0」となった各仮想分割部位Pに対するショット数を減少させるようにする。例えば、補正前の吐出パターンデータが、その仮想分割部位Pに対し、5個のノズル55から10ショットずつ計50ショットの機能液滴を吐出するものであったところ、それを、1のノズル55を9ショットにして計49ショットを吐出するように補正する。
なお、2値化マトリクスデータの各2値化データが機能液付与量「小」を表す各仮想分割部位Pに対する機能液付与量を増加させるように、吐出パターンデータを補正してもよく、かかる機能液付与量の増加および減少の双方が為されるように、吐出パターンデータを補正してもよい。
例えば、上記の例とは逆に、上下両端側の領域において機能液付与量が比較的「小」となっている場合に、上記の例とは反対に、「0」を機能液付与量「小」、「9」を機能液付与量「大」として機能液付与量を表現すれば、上記と同じ多階調マトリクスデータが得られる。そして、同様に2値化処理を行い、2値化マトリクスデータの各2値化データが「0」となった各仮想分割部位Pに対する機能液付与量を増加(通常の機能液滴よりも液量の大きい大液滴を吐出する等)させるように、吐出パターンデータを補正する。これにより、機能液付与量の少なかった上下両端側の領域全体として、機能液付与量が増加され、基板W全体として、描画ムラが解消されることになる。
さらに、本実施形態では、機能液吐出量の測定結果に基づいて、機能液付与量を算出したが、基板W上に形成した機能液による成膜部(例えば、後述する着色層508R、508G、508B、図10参照)の各仮想分割部位Pにおける光学濃度あるいは膜厚の測定結果に基づいて、機能液付与量を算出してもよい。
すなわち、予め、液滴吐出装置1により、補正前の吐出パターンデータに基づいて、描画処理を行い、基板W上に成膜部を形成する。描画処理後、基板Wを液滴吐出装置1から搬出し、図示しない光学濃度測定装置や膜厚測定装置により、光学濃度あるいは膜厚を測定する。そして、その測定結果に基づいて、機能液付与量を算出し、以下、上記と同様にして、吐出パターンデータを補正し、次回の描画処理を行う。
このようにすることで、実際の描画結果に基づいて、多階調マトリクスデータを的確に生成することができる。もっとも、本実施形態のように機能液吐出量を測定することで、描画処理を行うことなく、多階調マトリクスデータを生成することができ、第1回目のワークから、描画処理を適切に行うことができる。
なお、光学濃度測定装置としては、例えば、透過率計測器、吸光度計測器または反射率計測器により構成されたものを用いることができる。また、膜厚測定装置としては、例えば、光干渉式や触針式のものを用いることができる。もちろん、液滴吐出装置1に光学濃度測定装置や膜厚測定装置を設けるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の吐出パターン補正処理によれば、各仮想分割部位Pに対する機能液付量に基づく多階調マトリクスデータを2値化処理することで、補正した吐出パターンデータは、各仮想分割部位Pに対する機能液付与量を適切に増加および/または減少させるものとなる。このため、観察者が基板W全体として描画ムラを認識し難いように吐出パターンデータを補正することができる。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、さらにこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、および薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成された基板をいう。
まず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図9は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図10は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図10(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S102)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図10(b)に示すように、基板501およびブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図10(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において機能液滴吐出ヘッド17により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程およびバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置のばらつきを自動補正できる。
次に、着色層形成工程(S103)では、図10(d)に示すように、機能液滴吐出ヘッド17によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、機能液滴吐出ヘッド17を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S104)に移り、図10(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図11は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図10に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、および、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図11において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。
図12は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図13は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561および信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図14は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603および陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されると共に、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607aおよびドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606および半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609およびゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613および機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、および、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO2、TiO2等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層をさらに形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成することも可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、または青色(B)のいずれかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図15〜図23を参照して説明する。
この表示装置600は、図15に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、および対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S111)では、図16に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図17に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S112)では、親液化処理および撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aaおよび画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618sおよび有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば四フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド17を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図2に示した液滴吐出装置1のセットテーブル22に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S113)および発光層形成工程(S114)が行われる。
図18に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S113)では、機能液滴吐出ヘッド17から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図19に示すように、乾燥処理および熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S114)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒並びに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図20に示すように、各色のうちのいずれか(図20の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行うことにより、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図21に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、機能液滴吐出ヘッド17を用い、図22に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)および緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決めることも可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617aおよび発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S115)に移行する。
対向電極形成工程(S115)では、図23に示すように、発光層617bおよび有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図24は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、およびこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、およびMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、および蛍光体709を、図2に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のセットテーブル22に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド17により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、またはニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となるすべてのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711および蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を機能液滴吐出ヘッド17から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図25は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、およびこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図26(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図26(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
1…液滴吐出装置 11…XY移送機構 17…機能液滴吐出ヘッド 55…ノズル 105…制御部 111…ヘッドドライバ P…仮想分割部位 W…基板 Wd…描画領域

Claims (1)

  1. ワークに対し、機能液滴吐出ヘッドを相対的に移動させながら、吐出パターンデータにより前記機能液滴吐出ヘッドの複数のノズルから機能液滴をそれぞれ選択的に吐出・着弾させる描画処理に際して、描画ムラを解消するために前記吐出パターンデータを補正する吐出パターンデータ補正方法であって、
    前記ワーク上の描画領域をマトリクス状に区分した複数の仮想分割部位に対し、前記描画処理により付与される機能液付与量をそれぞれ算出する算出工程と、
    前記複数の仮想分割部位に対する機能液付与量をそれぞれ多階調表現したマトリクスデータを生成するデータ生成工程と、
    前記マトリクスデータをn値化(n≧2)してn値化マトリクスデータを生成する階調処理工程と、
    前記n値化マトリクスデータの各n値化データが前記機能液付与量「大」側を表す前記各仮想分割部位に対する前記機能液付与量の減少と、前記n値化マトリクスデータの各n値化データが前記機能液付与量「小」側を表す前記各仮想分割部位に対する前記機能液付与量の増加と、の少なくとも一方が為されるように、前記吐出パターンデータを補正するデータ補正工程と、
    を備えたことを特徴とする吐出パターンデータ補正方法。
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