JP5180470B2 - 電子カラーコードおよび情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータのディスプレイの画面に表示され、閉システムとしてのコンピュータシステムおよび伝送システムの中でのみ利用される電子カラーコード、およびこの電子カラーコードを処理する情報処理システムに関する。
本出願人は、先に、「カラーを利用したコンピュータオブジェクトの表現等」に係る発明を提案した(特許文献1)。この発明は、コンピュータの内部で、あるいはコンピュータを介して扱われるデータまたは情報(コンピュータオブジェクト)を例えばカラードット等の表現手段でカラーを利用して表現しようとする技術であり、主に印刷手法によって紙等の表面での狭い箇所に所要のデータまたは情報を記録するときにカラードット等で表現する。これにより大量のデータ等を簡単な表記で表現することができる。
また特許文献2は、物理的または電子的に表示されたコードイメージを用いた個人情報管理のためのサービス装置等を開示している。このサービス装置では、個人情報をイメージ形態にコーディングして名刺のような個人情報媒体に表示し、この個人情報媒体をやり取りするシステムを開示している。個人情報を管理・使用するにあたってコードイメージ化というアイデアを提案している。情報通信網の発達に伴って個人情報の量が膨大になりつつある。そこで、かかる個人情報はコンピュータに貯蔵しコンピュータで管理される。しかし、コンピュータで個人情報を管理する場合であっても、個人情報をコンピュータに貯蔵するときには、入力作業が非常に負担になるので、上記のごときコードイメージ化というアイデアを提案し、個人情報を効率的に管理・使用する。コードイメージ化のアイデアでは、イメージインコーディングおよびデコーディングのアルゴリズムが用いられる。
さらに特許文献3は、カラーコードの作成/解読システム、カラーコードの表示方法、カラーコード画像等を開示している。多くのデータを集約する手段として、従来より、バーコード、さらにはデータの多様化および大量化に対応できるようにした二次元コードが提案されていた。これに対して、特許文献3では、よりデータの多様化および大量化に対応できるようにカラーコードという考え方を提案している。
国際公開WO00/72228号公報 特開2003−6200号公報 特開2006−40250号公報
近年のコンピュータおよびインターネット等の情報・通信手段の発展は顕著である。またコンピュータを利用が盛んになり、人間の社会生活に関係する情報やデータは非常に膨大なものとなってきている。さらにインターネットまたはこれに類似するネットワークに接続される膨大な数のコンピュータシステム(PC、サーバ等)あるいは携帯電話等の携帯端末において、相互に、電子システムの中の仮想的な空間だけでの情報・データのやり取りも主流になりつつある。このような状況を考慮すると、コンピュータシステムおよびインターネット等によって構成される閉じたシステムの中だけでの情報・データの送受信において、より効率の高いかつ簡便な情報・データの管理および伝送の形式が望まれている。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、情報および通信のシステムにおいて、大容量のデータの管理に対応することができ、極めて高い情報密度でデータを貯蔵・管理することができ、高速および高信頼性でデータの伝送を行うことができ、インターネット等のネットワークでデータ伝送を行うに際して効率の高いかつ取扱い性の良好な最適な情報形態で行うことができる電子カラーコードおよびその情報処理システムを提供することにある。
本発明に係る電子カラーコードおよびその情報処理システムは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
本発明に係る電子カラーコードは、コンピュータのディスプレイの画面上に表示された表示オブジェクトに含まれる二次元の矩形領域等に表示されるカラーコード画像からなるものであり、このカラーコード画像は、二次元矩形領域でn×m(n,m:1,2,…)の数のカラーセルで作られたカラーセル構造を有し、1つのカラーセルはディスプレイの画面を形成するカラー画素で構成されている。
さらにカラーコード画像は、コンピュータに取り込まれてコンピュータ内に存在する任意の情報コンテンツに係るコンピュータオブジェクトを符号化プログラムおよびカラー変換テーブルによって対応するカラーディジタル値に変換し、カラーディジタル値に基づきカラー画素のカラーを決定し、カラーを決定したカラー画素でカラーセルを構成し、当該カラーセルでカラーセル構造を作ることにより作成され、こうしてカラーコード画像は上記の任意の情報コンテンツの意味を含むように構成される。
また上記の構成において、カラーセル構造に含まれる1つのカラーセルはk×k(k:1,2,…)の数のカラー画素によるカラー画素構造を有し、1つのカラー画素はRGBを含み、RGBの各々は1バイト分のデータを含むことによりカラー画素は24ビットのディジタルデータで表現され、カラーコード画像はフルカラーまたはこれに近いカラーで表現されることを特徴とする。
さらに上記の構成において、1つのカラーセルは1つのカラー画素で構成されることを特徴とする。
上記の構成において、カラーコード画像は、符号化プログラムおよびカラー変換テーブルによって変換して作られる任意の情報コンテンツに係るコンピュータオブジェクトを表すカラー情報として取り扱われ、さらに、カラーコード画像を処理・伝送するシステムは、コンピュータと、コンピュータが接続されるインターネットまたはネットワークと、このインターネットまたはネットワークに接続される他の複数のコンピュータまたは携帯端末とから構成され、カラーコード画像はシステムの中のみで用いられ、コンピュータまたは携帯端末のディスプレイに表示されかつインターネットまたはネットワークで伝送される。
上記の構成において、好ましくは、カラーコード画像の伝送手段は電子記録媒体を含んでいる。
上記の構成において、表示オブジェクトは、Web画像、Eメール画像、文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによる表示画像、検査画像のうちのいずれかである。
表示オブジェクトがWeb画像であるとき、カラーコード画像はWeb画像内に表示される。
表示オブジェクトがEメール画像であるとき、カラーコード画像はEメール画像に添付される。
表示オブジェクトが文書作成ソフトウェアまたは前記作図ソフトウェアによる表示画像であるとき、カラーコード画像は、文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによる表示画像に貼付される。
表示オブジェクトが検査画像であるとき、カラーコード画像は検査画像に組み込まれる。
上記の構成において、カラーコード画像の書込み装置および読取り装置はディスプレイである。
上記の構成において、コンピュータにおけるカラーコード画像の保存手段はメモリ内におけるBMP画像ファイルである。
本発明に係る電子カラーコードの情報処理システムは、ネットワークに接続され、かつ任意の情報コンテンツの意味を含むように構成される電子カラーコードを書き込んで送信する側の情報処理システムであって、複数のコンピュータオブジェクトを複数のカラーディジタル値にそれぞれ変換するカラー変換テーブルと、複数のカラーディジタル値の各々から、カラー画素からなるカラーセルで作られるカラーコード画像に係るファイルを作成するカラーコード画像ファイル作成手段と、コンピュータのディスプレイの画面に表示された表示オブジェクトの中にカラーコード画像を付加するカラーコード画像付加手段と、カラーコード画像が付加された表示オブジェクトに係る情報をネットワークに対して送信する送信手段と、を備えている。
本発明に係る電子カラーコードの情報処理システムは、ネットワークに接続され、かつ表示オブジェクトに係る情報を受信して任意の情報コンテンツの意味を含むように構成される電子カラーコードを読み込む側の情報処理システムであって、ネットワークから表示オブジェクトに係る情報を受信する受信手段と、コンピュータのディスプレイ上に表示オブジェクトを表示する表示オブジェクト表示制御手段と、表示オブジェクトに付加された、カラー画素からなるカラーセルで作られるカラーコード画像を読み取るカラーコード画像読取り手段と、カラーコード画像に含まれる複数のカラーディジタル値を取り出すカラーディジタル値取出し手段と、複数のカラーディジタル値を複数のコンピュータオブジェクトにそれぞれ再生するカラー逆変換テーブルと、を備えている。
上記の構成において、好ましくは、表示オブジェクトは、Web画像、Eメール画像、文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによる表示画像、検査画像のうちのいずれかである。
上記の構成において、カラーコード画像は、二次元矩形領域でn×m(n,m:1,2,…)の数のカラーセルで作られたカラーセル構造を有し、このカラーセル構造に含まれる1つのカラーセルはk×k(k:1,2,…)の数のカラー画素によるカラー画素構造を有し、さらに、1つのカラー画素はRGBを含み、RGBの各々は1バイト分のデータを含むことにより前記カラー画素は24ビットのディジタルデータで表現される。
上記の構成において、カラーコード画像は、カラーコード画像に係るファイルとして電子記録媒体に保存される。この電子記録媒体は、例えば、HD、DVD、CD、FD、MO、USBメモリ、電子ペーパーのいずれかである。
上記の構成において、カラーコード画像に係るファイルはBMP画像ファイルであり、さらにBMP画像ファイルに基づくBMP画像はディスプレイに表示されることで特徴づけられる。BMP画像ファイルはヘッダー部と画像データ部とから構成される。
上記の構成において、BMP画像ファイルに基づくBMP画像はディスプレイに表示され、同じBMP画像ファイルが非表示部データを有することで特徴づけられる。
上記のBMP画像ファイルの画像データ部の末尾にデータを追加すると、そのデータはディスプレイに画像として表示されることはないが、BMP画像ファイルの一部の非表示データとして保有することができる。すなわち拡張BMP画像ファイルは、ヘッダー部、画像データ部、非表示データ部から構成される。
本発明によれば、次の効果を奏する。
本発明に係る電子カラーコードによれば、表示オブジェクトに含まれるカラーコード画像であって、二次元矩形領域等でn×m(n,m:1,2,…)のセル数によるカラーセル構造を有し、1つのカラーセルは所定のカラー画素構造を有し、さらに1つのカラー画素はRGBを含み、RGBの各々は1バイト分のデータを含むことによりカラー画素は24ビットのディジタルデータで表現されるため、フルカラーでの表現が可能になり、大容量のデータ・情報の管理に対応することができ、極めて高い情報密度でデータを貯蔵・管理することができる。
また本発明の電子カラーコードによれば、コンピュータオブジェクトを表すカラー情報として取り扱われ、インターネット等と、インターネット等に接続される複数のコンピュータまたは携帯端末とからなる閉じたシステムの中のみで用いられ、コンピュータまたは携帯端末のディスプレイに表示されかつインターネットまたはネットワークで伝送されるため、極めて高い情報密度でデータを貯蔵・管理することができ、高速および高信頼性でデータの伝送を行うことができ、インターネット等でデータ伝送を行うに際して効率の高いかつ取扱い性の良好な最適な情報形態で行うことができる。
本発明に係る電子カラーコードの情報処理システムによれば、上記のごとく特性を有する電子カラーコードを利用することにより、情報および通信のシステムにおいて、大容量のデータの管理に対応でき、極めて高い情報密度でデータを貯蔵・管理でき、高速および高信頼性でデータの伝送を行うことができ、インターネット等でデータ伝送を行うに際して効率の高いかつ取扱い性の良好な最適な情報形態で行うことができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1では、一例として、データ伝送手段としての周知のインターネット(またはその他のネットワーク)1と、このインターネット1に接続された送信側のコンピュータシステム2および受信側のコンピュータシステム3とが示されている。コンピュータシステム2,3のそれぞれは、データや情報等を送受する通信手段の観点で、インターネット1を経由して、任意のWebサイトにアクセスすること可能にするブラウザ機能部4、相互にEメール等を送受することを可能にするEメール送受信機能部5を備えている。なお、インターネット1に接続されるコンピュータシステムの数は2つに限定されず、任意の数である。またインターネット1を介してアクセスすることができるWebサイトの数も限定されず、任意である。
またコンピュータシステムが通常のPC(パーソナル・コンピュータ)等である場合には、通常、文書作成ソフトウェアによる文書作成機能部6、あるいは作図ソフトウェアによる作図機能部7を備えている。
またインターネット1またはこれに類似するその他のネットワークを介して接続される電子機器は、上記のコンピュータシステム2,3に限定されず、携帯電話等のインターネット対応の携帯端末8であってもよい。携帯端末8も、同様に、上記のブラウザ機能部およびEメール送受信機能部を備えている。
図2に、送信側のコンピュータシステム2のハードウェア構成(A)と、各種のプログラムにより実現される各種の機能部の構成(B)を示す。送信側のコンピュータシステム2は、本発明に係る電子カラーコードの観点では、コンピュータシステムのディスプレイ13の画面に表示された表示オブジェクト内に電子カラーコードを書き込むための書込み側システム、換言すれば、表示オブジェクトに電子カラーコードを付加するための書込み側システムである。
コンピュータシステム2は、図2の(A)に示すごとく、基本的なハードウェア装置の構成として、演算処理部(CPU)11と、メモリ12と、ディスプレイ(表示装置)13と、入力装置(キーボード、マウス等)14と、その他の出力装置15とを備える。
メモリ12は、通常では、内蔵固定型のハードディスクを想定している。コンピュータシステム2が通常のコンピュータ(PCを含む)である場合には、メモリ12の内部には、Webサイトをアクセスするためのブラウザプログラム21、Eメールを送受するためのEメールプログラム22、各種の電子文書を作成するための文書作成プログラム23、各種の電子図面を作成するための作図プログラム24、コンピュータオブジェクトを電子カラーコードに変換(符号化)するための符号化プログラム25、電子カラーコードをコンピュータオブジェクトに変換(復号化)するための復号化プログラム26、カラーコード画像ファイル作成プログラム27、カラーコード画像付加プログラム28、データ伝送用プログラム29、電子カラーコードに係るカラーコード画像を保存する画像ファイル30が含まれている。
さらにコンピュータシステム2が、特別に、画像処理方式の検査機またはFA装置である場合には、検査またはFA装置の動作プログラム31と、検査画像またはFA装置画像をディスプレイ13に表示する画像表示プログラム32とを備えている。
上記の符号化プログラム25には、複数のコンピュータオブジェクトを複数のカラーディジタル値にそれぞれ変換するカラー変換テーブル33が含まれている。また復号化プログラム26には、複数のカラーディジタル値を複数のコンピュータオブジェクトにそれぞれ再生するカラー逆変換テーブル34が含まれている。ただし、コンピュータシステム2は、以下に説明する電子カラーコードの送信側または書込み側のコンピュータとして機能するので、主に用いられるのは符号化プログラム25である。
また上記のカラーコード画像ファイル作成プログラム27は、複数のカラーディジタル値の各々からカラーコード画像に係るファイルを作成するプログラムである。カラーコード画像付加プログラム28は、コンピュータのディスプレイ13の画面に表示された表示オブジェクトの中に後述するカラーコード画像すなわち電子カラーコードを付加するためのプログラムである。
以上において、「コンピュータオブジェクト」とは、コンピュータの内部またはコンピュータを介して取り扱われる文字、記号、図形、数式、画像、音声等の個々のデータまたは情報のことを意味する。
また、本実施形態において「カラー」とは、コンピュータ内でデータとして取り扱われかつそのディスプレイの画面に表示することが可能な数百万以上の色のことを意味する。当該カラーは、原則として、可視光に基づいて通常の人間がその視覚により認識する物理的実在である。本実施形態の構成では、その定義に基づき、コンピュータのディスプレイの画面上における表示物として人間に認識される。
さらに、「カラーディジタル値」とは、カラーの属性に依存する数値であり、コンピュータ上でカラーをデータとして扱うときに割り当てられるディジタル数値である。
コンピュータシステム2の演算処理部11においては、上記の各種のプログラムによって、機能要素として、図2の(B)に示すごとく、上記のブラウザ機能部4とEメール送受信機能部5と文書作成機能部6と作図機能部7、さらに符号化手段25A、復号化手段26A、カラーコード画像ファイル作成手段27A、カラーコード画像付加手段28A、データ伝送手段29Aが実現されると共に、さらに上記の画像ファイル30も含まれている。
また電子的な記録装置(または電子記録媒体)としては、内蔵固定型のハードディスク(HD)による上記メモリ12以外に、これの代わりにまたはこれに加えて、装着・移動自在なDVD、CD、FD、MO、USBメモリ、メモリカード、電子ペーパー等がある。なおDVD等の電子記録媒体は、インターネット1等のネットワークに代わる伝送手段として使用することも可能である。
次に、電子カラーコードについて説明する。
「電子カラーコード」は、コンピュータシステム2のディスプレイ13の画面上に表示された表示オブジェクトに含まれる二次元領域に表示されるカラーコード画像によって表現されるコードを意味する。二次元領域は好ましくは矩形領域である。
上記の電子カラーコードは、閉じたコンピュータシステムおよびネットワーク伝送路の中のみで情報コンテンツの伝送に使用されるコードである。
上記の電子カラーコードについては、送信側のコンピュータシステム2で、任意の情報コンテンツに対して符号化の処理を行って得られた電子カラーコードに係るカラーコード画像(画像ファイル)を、インターネット1等(電子記録媒体を含む)を通して伝送し、受信側のコンピュータシステム3で復号化の処理を行うことにより、電子カラーコードの係るカラーコード画像(画像ファイル)から情報コンテンツを再生する。電子カラーコードに係るカラーコード画像(画像ファイル)の符号化/伝送/復号化の処理は、インターネット1等で結ばれたコンピュータシステム(あるいは携帯端末)の内部で完結的に行われる。
上記の閉じたシステムを、ディジタルデータ処理の「コンピュータ・クローズド・システム(Computer Closed System)」と呼ぶことにする。
図3に電子カラーコードの一例を示す。電子カラーコード41はカラーコード画像42によって表現される。電子カラーコード41を形作るカラーコード画像42は、コンピュータのディスプレイ13の画面上に表示された表示オブジェクトに含まれる任意の二次元矩形領域に表示される。このカラーコード画像42は、二次元矩形領域でn×m(n,m:1,2,…(任意の自然数))のセル数に基づく配列を有した複数のカラーセル43によって作られるカラーセル構造を有する。
さらに上記の1つのカラーセル43は、通常は、k×k(k:1,2,…(任意の自然数))の画素数による複数のカラー画素43aによって作られるカラー画素構造を有している。k=1である場合には、カラーセル43は1つのカラー画素43aにより作られることになる。なお図3では、1つのカラーセル43について、k×kのカラー画素43aから成る状態を示している。
上記の1つのカラー画素43aの各々はRGBを含み、これらのRGBの各々は1バイト分のビットデータで表現される。このため、1つのカラー画素43aは24ビットのディジタルデータで表現されることになる。従ってカラー画素43aの色数は16,777,216であり、カラー画素43aはフルカラーで表現することができる。なお1つのカラー画素43aの寸法・形状は、具体的に、例えば0.3mm角の正方形である。
また上記の「表示オブジェクト」とは、例えば、Web画像、Eメール画像、文書作成ソフトウェアまたは作図(作表)ソフトウェアによる表示画像、検査画像(FA装置画像を含む)等である。
ここで、Web画像は、ブラウザプログラム21を実行することで読み込まれた画像である。Eメール画像は、Eメールプログラム22を実行することで作られた画像である。文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによる表示画像は、文書作成プログラム23または作図プログラム24を実行することで作られた画像である。検査画像(FA装置画像)は、検査画像またはFA装置画像をディスプレイ13に表示する画像表示プログラム32を実行することで得られた画像である。
上記のWeb画像、Eメール画像、文書作成ソフトウェアまたは作図(作表)ソフトウェアによる表示画像、検査画像(FA装置画像を含む)等の具体例については、後で詳述される。
次に、図4を参照して、送信側のコンピュータシステム2における電子カラーコードの生成プロセスと、表示オブジェクトへの電子カラーコードの書込み(付加)プロセスを説明する。
電子カラーコードの生成プロセスは、前述した符号化プログラム25とカラーコード画像ファイル作成プログラム27とによって実行される。さらに書込み(付加)プロセスは前述したカラーコード画像付加プログラム28によって実行される。
本実施形態の場合には、まず前提として、コンピュータシステム2からコンピュータシステム3に対して伝送すべき任意の情報コンテンツ(データまたは情報)51が存在する。この情報コンテンツ51は、ステップS11でコンピュータシステム2に取り込まれ、コンピュータシステム2内でコンピュータオブジェクト52として存在することになる。
コンピュータシステム2内に存するコンピュータオブジェクト52は、符号化プログラム25およびカラー変換テーブル33によって、対応するカラーディジタル値に変換される(ステップS12)。コンピュータオブジェクト52は、そのデータ容量に応じて1単位として扱われることもあるが、通常、データ容量が大きいため、部分としての複数のコンピュータオブジェクトグループに分割される。これらの複数のコンピュータオブジェクトは複数のカラーディジタル値にそれぞれ変換される。こうして、コンピュータオブジェクト52に対応するカラーディジタル値が求められる。
次のステップS13では、カラーディジタル値に基づいてカラーを決定し、BMP画像の上記画像ファイル30の画像データ部分に書き込み、電子カラーコード(41)を形作るカラーコード画像(42)を作成する。こうして、カラーコード画像で形作られる電子カラーコードが生成される。電子カラーコードを形作るカラーコード画像は、前述した通り、二次元矩形領域でn×mの配列を有する複数のカラーセルによって作られている。
次に、書き込まれたBMP画像の画像ファイル30はディスプレイ13に表示される(ステップS14)。これによって、コンピュータシステム2のディスプレイ13に表示されたカラーコート画像に基づいて電子カラーコードの表示パターン内容を確認することができる。また画像ファイル30は、メモリ12に記録され、保存される。
次のステップS15では、ディスプレイ13に表示させた表示オブジェクトに対して電子カラーコードに係るカラーコード画像が書き込まれる。これにより、電子カラーコードは、当該表示オブジェクトに付加された、または組み込まれた状態にてディスプレイ13上に表示される。
表示オブジェクトに対する電子カラーコードの書込みは、表示オブジェクトの内容に応じて次のようになる。
表示オブジェクトが上記のWeb画像である場合には、電子カラーコードに係るカラーコード画像はWeb画像内に表示される。
表示オブジェクトがEメール画像である場合には、電子カラーコードに係るカラーコード画像はEメールに添付して表示される。すなわち、画像ファイルがEメールに添付される。
表示オブジェクトが文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによって作成された文書または図面の表示画像である場合には、電子カラーコードに係るカラーコード画像は当該表示画像にタグとして貼付して表示される。
表示オブジェクトが検査画像(またはFA装置画像)である場合には、電子カラーコードに係るカラーコード画像は、検査画像等に組み込まれて表示される。
上記のごとくして電子カラーコードが付加された表示オブジェクトは、インターネット 等を介してコンピュータシステム2からコンピュータシステム3へ伝送される(ステップS16)。すなわち、前述のコンピュータオブジェクト52(情報コンテンツ51)が電子カラーコード41という形態にて表示オブジェクトと共に、コンピュータシステム2からコンピュータシステム3へ送信される。
電子カラーコードで表現されるコンピュータオブジェクト52、すなわち情報コンテンツ51の例としては、次の通りである。
インターネットに関連して、表示オブジェクトがWeb画像の場合には、例えばWeb広告である。Web広告の内容としては、広告情報、商品一覧の商品情報、ブログ等の個人情報等である。同様にして表示オブジェクトがEメール画像の場合には、例えば名刺情報、グリーティングカード、特定顧客向け営業情報等である。
ドキュメンテーション(文書・表・図面)に関連して、表示オブジェクトが、文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによって作成された文書または図面の表示画像である場合には、例えば、補足説明、注釈説明、文書履歴、文書属性、メモ書き、簡易マニュアル、承認印等である。
表示オブジェクトが、検査画像(またはFA装置画像)である場合には、検査画像/FA装置画像の関連付け情報(条件データ、不良データ、履歴データ)等である。
次に、受信側のコンピュータシステム3について説明する。受信側のコンピュータシステム3のハードウェア構成は、図2の(A)で説明した送信側のコンピュータシステム2のハードウェア構成と実質的に同一である。従ってコンピュータシステム3は、図5の(A)に示すように、演算処理部(CPU)61と、メモリ62と、ディスプレイ(表示装置)63と、入力装置(キーボード、マウス等)64と、その他の出力装置65とを備えている。
受信側のコンピュータシステム3は、本発明に係る電子カラーコードの観点では、送信されてきた表示オブジェクトに付加された電子カラーコードを読み込むための読込み側システム、換言すれば、表示オブジェクトに含まれる電子カラーコードを再生するための読込み側システムである。
また受信側のコンピュータシステム3のメモリ62には、前述したブラウザプログラム21、Eメールプログラム22、文書作成プログラム23、作図プログラム24、符号化プログラム25、電子カラーコードをコンピュータオブジェクトに変換(復号化)するための復号化プログラム26を備える。
前述した通り、符号化プログラム25はカラー変換テーブル33を含み、復号化プログラム26はカラー逆変換テーブル34を含む。コンピュータシステム3は、電子カラーコードの受信側または読込み側のコンピュータとして機能するので、主に用いられるのは復号化プログラム26である。
さらにコンピュータシステム3は、そのメモリ62に、ネットワークから表示オブジェクトに係る情報を受信する受信プログラム71、コンピュータのディスプレイ63上に表示オブジェクトを表示する表示オブジェクト表示制御プログラム72、表示オブジェクトに付加されたカラーコード画像を読み取るカラーコード画像読取りプログラム73とを備えている。なお、上記の復号化プログラム26は、カラーコード画像に含まれる複数のカラーディジタル値を取り出すカラーディジタル値取出しプログラム74を含む。
コンピュータシステム3においては、上記の各種のプログラムによって、機能要素として、図5の(B)に示すごとく、ブラウザ機能部4とEメール送受信機能部5と文書作成機能部6と作図機能部7、さらに符号化手段25A、復号化手段26A、受信手段71A、表示オブジェクト表示制御手段72A、カラーコード画像読取り手段73Aを実現する。また復号化手段26Aはカラーディジタル値取出し手段74Aを含んでいる。
次に、図6を参照して、受信側のコンピュータシステム3における表示オブジェクトから電子カラーコードの読み取るプロセスを説明する。
受信した表示オブジェクトから電子カラーコードを読み取るプロセスは、前述した表示オブジェクト表示制御プログラム72と、カラーコード画像読取りプログラム73と、復号化プログラム26とによって実行される。
最初のステップでは、受信プログラム71によって、電子カラーコードが付加された表示オブジェクトが受信される(ステップS21)。次に、表示オブジェクト表示制御プログラム72によって、当該表示オブジェクトは、コンピュータシステム3のディスプレイ63の画面に表示される(ステップS22)。この場合において、表示オブジェクトに付加された電子カラーコードに係るカラーコード画像も併せてディスプレイ63の画面上に表示される。
次のステップ23では、ディスプレイ63の画面上に表示された電子カラーコードに係るカラーコード画像を読み取る。電子カラーコードに係るカラーコード画像の読取りでは、カラーコード画像読取りプログラム73が実行される。
読み取られたカラーコード画像により電子カラーコードの復号化が実行される(ステップS24)。電子カラーコードの復号化では、取得したカラーコード画像を再びディスプレイ63の画面に表示して確認し、次に再生処理を行う。再生処理では、上記のカラーディジタル値取出しプログラム74により、読み取った電子カラーコード(カラーコード画像)の各カラー画素のRGB値を、カラー逆変換テーブル34によりカラーディジタル値に逆変換し、次いでカラーコード表に基づいて前述のコンピュータオブジェクト52に逆変換する。このようにして復号化のステップS24によって、電子カラーコードからコンピュータオブジェクト52が読み取られ、本来の情報コンテンツ51が取り出される。
最後のステップS25では、取り出されたコンピュータオブジェクト52すなわち情報コンテンツ51がメモリ62に記録・保存される。
次に、図を参照して、前述したWeb画像、Eメール画像、文書作成ソフトウェアまたは作図(作表)ソフトウェアによる表示画像、FA検査画像等の具体例について説明する。
図7にWeb画像の表示例を示す。この図は、「超初心者向きのHP作成」用のサイトのWeb画像である。この例では、当該Web画像81の一部の領域に矩形の電子カラーコードに係るカラーコード画像42Aが表示されている。カラーコード画像42Aのサイズは任意に決めることができる。
図8に電子文書の画面表示物の一例を示す。この図に示された電子文書シート82は例えば「一太郎(登録商標)」や「ワード(登録商標)」等の文書作成ソフトで作られた電子文書の1頁分である。電子文書シート82で、83はテキスト文である。電子カラーコードに係るカラーコード画像42Bはテキスト文83の近傍に表示されている。
図9は表形式の画面表示物の一例を示す。この画面表示物は表計算帳票シート84である。表計算帳票シート84は、例えば「エクセル(登録商標)」等の作図(作表)ソフトウェアで作られている。表計算帳票シート84において、表計算部85の近傍の領域に電子カラーコードに係るカラーコード画像42Cが表示される。
図10に他の表形式の画面表示物の例を示す。この画面表示物は、インターネット受付けの通信販売ショップ売上げ表86を示している。この通信販売ショップ売上げ表86自体は「エクセル(登録商標)」で作成されている。通信販売ショップ売上げ表86における表計算部の近くの領域に電子カラーコードに係るカラーコード画像42Dが表示されている。
図11と図12にFA検査画像の一例を示す。図11はFA検査画像の全体を示し、図12は要部拡大画像部分を示している。このFA検査画像87はチップ部品に係る半田ボールの不良検査に関するものである。かかるFA検査画像87に対して、例えば拡大図の図12に示すごとく電子カラーコードに係るカラーコード画像42Eが付設される。
図13は、コンピュータの表示部の画面上に上記のカラーコード画像42Eが付加されたFA検査画像87を作成するときのコンピュータ内で扱われるデータの構造の例を示す。データ構造88において、部分88aが画像データ部のカラーコードデータの書込み部分である。
図14にEメール画像の表示例を示す。Eメール画像を表すEメールシート91は、構成要素として、メールヘッダー92の部分とメール本文93の部分を有している。Eメール画像を表すEメールシート91には、適宜な箇所にカラーコード画像42Fが添付されている。
図15に設計図面の画面表示物の一例を示す。この図15に示された設計図面シート94は作図ソフトウェアで作られた設計図の1頁分である。設計図面シート94で、95は図内容である。電子カラーコードに係るカラーコード画像42Gは設計図面シート94の適宜な箇所に貼り付けられる。
図16と図17を参照してBMP画像ファイルについて説明する。図16は通常のBMP画像ファイルを示し、図17は拡張BMP画像ファイルを示す。
図16に示すごとく、BMP画像ファイル101は、ヘッダー部101aと画像データ部(画像表示部)101bとから構成されている。BMP画像ファイル101は大きく、そのヘッダー部101aと画像データ部101bの2つのデータ領域に分かれる。ヘッダー部101aは、ファイルサイズ、イメージ幅/高さ、イメージサイズ、1ピクセル(画素)当たりのビット数(bits/pixel)等のパラメータから構成されている。画像データ部101bは、RGBデータのシリアルな並びである。画像データ部101bは、ヘッダー部101aの情報の制御を受けてディスプレイに画像として表示される。
上記において、BMP画像ファイル101の画像データ部101bの末尾にデータを追加すると、そのデータはディスプレイに画像として表示されることはないが、BMP画像ファイル101の一部の非表示データとして保有することができる。すなわち、図17に示すごとく拡張BMP画像ファイル102は、ヘッダー部102a、画像データ部(画像表示部)102b、非表示データ部102cとからデータ構造を構成することができる。ヘッダー部102aは上記のヘッダー部101aと同じであり、画像データ部102bは上記の画像データ部101bと同じである。
このことにより、例えばWebに表示するカラーコード画像は、画像表示しているデータよりも、さらに大容量のデータを保有することができ、Web経由で大容量のファイル転送が可能となる。カラーコード画像には画像データ部102bのインデックスや概要説明の情報を持たせて、非表示データ部102cに大容量のデータ本体を持たせるような機能が電子カラーコードにおいて表現することができる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、コンピュータおよびネットワークで作られた閉じたシステムにおいて大量のデータ・情報の貯蔵・管理および伝送に利用される。
本発明に係る電子カラーコードの情報処理システムの送信側(書込み側)と受信側(読込み側)を含む全体構成を示す構成図である。 送信側のコンピュータシステムのハードウェア構成(A)と、各種のプログラムにより実現される各種の機能部の構成(B)とを示す構成図である。 電子カラーコードのカラーコード画像を示す図である。 送信側コンピュータシステムでの電子カラーコードの生成プロセス、および表示オブジェクトへの電子カラーコードの書込み(付加)プロセスを示すフローチャートである。 受信側のコンピュータシステムのハードウェア構成(A)と、各種のプログラムにより実現される各種の機能部の構成(B)とを示す構成図である。 受信側コンピュータシステムにおける表示オブジェクトからの電子カラーコードの再生プロセスを示すフローチャートである。 Web画像の表示例を示す図である。 電子文書の画面表示物の一例を示す図である。 表形式の画面表示物の一例を示す図である。 他の表形式の画面表示物の例を示す図である。 FA検査画像の一例を示し、全体を示す図である。 FA検査画像の要部拡大画像部分を示す図である。 コンピュータ表示部の画面上にカラーコード画像が付加されたFA検査画像を作成するとき、コンピュータ内で扱われるデータの構造の例を示す図である。 Eメール画像の表示例を示す図である。 設計図面の画面表示物の一例を示す図である。 BMP画像ファイルの構造を示す図である。 拡張BMP画像ファイルの構造を示す図である。
符号の説明
1 インターネット
2 送信側コンピュータシステム
3 受信側コンピュータシステム
41 電子カラーコード
42 カラーコード画像
42A〜42E カラーコード画像
43 カラーセル
43a カラー画素

Claims (21)

  1. コンピュータのディスプレイの画面上に表示された表示オブジェクトに含まれる二次元領域に表示されるカラーコード画像からなり、
    前記カラーコード画像は、前記二次元矩形領域でn×m(n,m:1,2,…)の数のカラーセルで作られたカラーセル構造を有し、1つの前記カラーセルは前記ディスプレイの画面を形成するカラー画素で構成され、
    さらに前記カラーコード画像は、前記コンピュータに取り込まれて前記コンピュータ内に存在する任意の情報コンテンツに係るコンピュータオブジェクトを符号化プログラムおよびカラー変換テーブルによって対応するカラーディジタル値に変換し、前記カラーディジタル値に基づき前記カラー画素のカラーを決定し、カラーを決定した前記カラー画素で前記カラーセルを構成し、前記カラーセルで前記カラーセル構造を作ることにより作成され、
    前記カラーコード画像は前記任意の情報コンテンツの意味を含むように構成されることを特徴とする電子カラーコード。
  2. 前記カラーセル構造に含まれる1つの前記カラーセルはk×k(k:1,2,…)の数の前記カラー画素によるカラー画素構造を有し、1つのカラー画素はRGBを含み、RGBの各々は1バイト分のデータを含むことにより前記カラー画素は24ビットのディジタルデータで表現され、前記カラーコード画像はフルカラーまたはフルカラーに近いカラーで表現されることを特徴とする請求項1記載の電子カラーコード。
  3. 1つの前記カラーセルは1つの前記カラー画素で構成されることを特徴とする請求項2記載の電子カラーコード。
  4. 前記カラーコード画像は、コンピュータオブジェクトを表すカラー情報として取り扱われ、
    前記カラーコード画像を処理・伝送するシステムは、前記コンピュータと、前記コンピュータが接続されるインターネットまたはネットワークと、このインターネットまたはネットワークに接続される他の複数のコンピュータまたは携帯端末とから構成され、
    前記カラーコード画像は前記システムの中のみで用いられ、前記コンピュータまたは前記携帯端末のディスプレイに表示されかつ前記インターネットまたは前記ネットワークで伝送される、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子カラーコード。
  5. 前記カラーコード画像の伝送手段は電子記録媒体を含むことを特徴とする請求項4記載の電子カラーコード。
  6. 前記表示オブジェクトは、Web画像、Eメール画像、文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによる表示画像、検査画像のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子カラーコード。
  7. 前記表示オブジェクトは前記Web画像であり、前記カラーコード画像は前記Web画像内に表示されることを特徴とする請求項6記載の電子カラーコード。
  8. 前記表示オブジェクトは前記Eメール画像であり、前記カラーコード画像は前記Eメール画像に添付されることを特徴とする請求項6項記載の電子カラーコード。
  9. 前記表示オブジェクトは前記文書作成ソフトウェアまたは前記作図ソフトウェアによる前記表示画像であり、前記カラーコード画像は、前記文書作成ソフトウェアまたは前記作図ソフトウェアによる前記表示画像に貼付されることを特徴とする請求項6項記載の電子カラーコード。
  10. 前記表示オブジェクトは前記検査画像であり、前記カラーコード画像は前記検査画像に組み込まれることを特徴とする請求項6記載の電子カラーコード。
  11. 前記カラーコード画像の書込み装置および読取り装置は前記ディスプレイであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電子カラーコード。
  12. 前記コンピュータにおける前記カラーコード画像の保存手段はメモリ内におけるBMP画像ファイルであることを請求項1〜11のいずれか1項に記載の電子カラーコード。
  13. ネットワークに接続され、かつ任意の情報コンテンツの意味を含むように構成される電子カラーコードを書き込んで送信する側の情報処理システムであって、
    複数のコンピュータオブジェクトを複数のカラーディジタル値にそれぞれ変換するカラー変換テーブルと、
    前記複数のカラーディジタル値の各々から、カラー画素からなるカラーセルで作られるカラーコード画像に係るファイルを作成するカラーコード画像ファイル作成手段と、
    コンピュータのディスプレイの画面に表示された表示オブジェクトの中に前記カラーコード画像を付加するカラーコード画像付加手段と、
    前記カラーコード画像が付加された前記表示オブジェクトに係る情報を前記ネットワークに対して送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子カラーコードの情報処理システム。
  14. ネットワークに接続され、かつ表示オブジェクトに係る情報を受信して任意の情報コンテンツの意味を含むように構成される電子カラーコードを読み込む側の情報処理システムであって、
    前記ネットワークから前記表示オブジェクトに係る前記情報を受信する受信手段と、
    コンピュータのディスプレイ上に前記表示オブジェクトを表示する表示オブジェクト表示制御手段と、
    前記表示オブジェクトに付加された、カラー画素からなるカラーセルで作られるカラーコード画像を読み取るカラーコード画像読取り手段と、
    前記カラーコード画像に含まれる複数のカラーディジタル値を取り出すカラーディジタル値取出し手段と、
    前記複数のカラーディジタル値を複数のコンピュータオブジェクトにそれぞれ再生するカラー逆変換テーブルと、
    を備えることを特徴とする電子カラーコードの情報処理システム。
  15. 前記表示オブジェクトは、Web画像、Eメール画像、文書作成ソフトウェアまたは作図ソフトウェアによる表示画像、検査画像のうちのいずれかであることを特徴とする請求項13または14記載の電子カラーコードの情報処理システム。
  16. 前記カラーコード画像は、二次元矩形領域でn×m(n,m:1,2,…)の数のカラーセルで作られたカラーセル構造を有し、
    前記カラーセル構造に含まれる1つのカラーセルはk×k(k:1,2,…)の数のカラー画素によるカラー画素構造を有し、
    1つのカラー画素はRGBを含み、RGBの各々は1バイト分のデータを含むことにより前記カラー画素は24ビットのディジタルデータで表現されることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の電子カラーコードの情報処理システム。
  17. 前記カラーコード画像は、前記カラーコード画像に係るファイルとして電子記録媒体に保存されることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の電子カラーコードの情報処理システム。
  18. 前記電子記録媒体は、HD、DVD、CD、FD、MO、USBメモリ、電子ペーパーのいずれかであることを特徴とする請求項17記載の電子カラーコードの情報処理システム。
  19. 前記カラーコード画像に係るファイルはBMP画像ファイルであることを特徴とする請求項13記載の電子カラーコードの情報処理システム。
  20. 前記BMP画像ファイルに基づくBMP画像は前記ディスプレイに表示されることを特徴とする請求項19記載の電子カラーコードの情報処理システム。
  21. 前記BMP画像ファイルに基づくBMP画像は前記ディスプレイに表示され、同じ前記BMP画像ファイルが非表示部データを有することを特徴とする請求項19記載の電子カラーコードの情報処理システム。
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