JP5176438B2 - プランジャポンプ及びプランジャポンプ用ラジアルニードル軸受 - Google Patents
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Description
上記外輪の軸方向中間部の直径と軸方向両端部の直径とを異ならせる程度(上記凸円弧及び凹円弧の曲率半径)は、上記外輪の剛性と、プランジャポンプの運転時に、上記プランジャがこの外輪を押圧する力の最大値とに基づいて決定する。即ち、このプランジャは、シリンダ筒内で往復する事により、このシリンダ筒内に吸引した流体をこのシリンダ筒内で圧縮してから吐出する。そして、この圧縮の過程で、上記プランジャの基端面が上記外輪の外周面を押圧する力が最大になる。そこで、本発明の場合には、この力が最大になった状態で、上記円筒状部のうちで上記プランジャの基端面が突き当てられた部分の断面形状が直線状になる様に、上記円筒状部の自由状態での形状(これら内外両周面の母線形状の曲率半径)を、上記外輪を構成する金属板の厚さ及び硬さによって定まる剛性との関係で規制する。
特に、本発明のプランジャポンプ用ラジアルニードル軸受に於いては、上記外輪を構成する上記円筒状部の、自由状態での形状を、軸方向中間部の直径が最も大きく、軸方向両端部に向かうに従って直径が漸減する断面円弧状としている。
上記外輪の軸方向中間部の直径と軸方向両端部の直径とを異ならせる程度に関しては、上述した請求項1に記載した、プランジャポンプに関する発明の場合と同様である。
即ち、本発明のプランジャポンプ及びプランジャポンプ用ラジアルニードル軸受の場合には、外輪を構成する円筒状部を、軸方向中間部の直径が最も大きい、断面円弧状としている。又、この円筒状部の曲率半径を、この円筒状部の剛性及びプランジャポンプの運転時に加わる荷重との関係で適切に規制している。従って、このプランジャポンプの運転時に、上記円筒状部のうちでプランジャの基端面が突き当てられている部分の断面形状が直線状になる。この為、ラジアルニードル軸受を構成する各ニードルのうちで、上記プランジャからの荷重を支承する(負荷圏に存在する)ニードルの転動面と、上記外輪の内周面である外輪軌道とが、軸方向全長に亙り転がり接触する。この結果、この外輪軌道と各ニードルの転動面との転がり接触部の面圧が過大になる事を防止して、これら外輪軌道や転動面の転がり疲れ寿命を確保できる。
尚、上記外輪7bは、軸受鋼や肌焼鋼等、硬度の高い鉄系合金製の板材を曲げ形成する事により造っており、上記円筒状部13aの厚さを、軸方向及び円周方向に関して均一としている。この為に、前述した様に、素材となる金属板の厚さを適切に規制して、完成後の上記円筒状部13aの厚さが均一になる様にしている。
即ち、上記円筒状部13aの自由状態での形状を、図1の(A)に示す様に、軸方向中間部の直径が最も大きい、断面円弧状としている。又、プランジャポンプの運転時に上記円筒状部13aの円周方向の一部には、プランジャ9の基端面から軸方向中間部にラジアル荷重が加わる。そして、この円筒状部13aの円周方向の一部で上記プランジャ9の基端面が突き当てられた部分の軸方向中間部が、径方向内方に弾性変形し、当該部分の断面形状が、凸円弧から、図1の(B)に示す様な直線状に変化する。そして、上記外輪軌道15aと上記各ニードル8の転動面とが、ほぼ軸方向全長に亙り転がり接触し、この転がり接触部に加わる面圧を抑えられる。この結果、上記外輪軌道15aや転動面の転がり疲れ寿命を確保できる。又、図1に示していないが、上記円筒状部13aの円周方向残部で、上記プランジャ9からの荷重を受けない部分の断面形状は円弧状のままである。従って、この残部での上記外輪軌道15aと上記各ニードル8の転動面との接触長さは短くなるが、この残部ではラジアル荷重が殆ど加わらず、接触部の面圧上昇は問題とはならない。
又、カム軸のうちでカム面を設けた部分は、他の部分と一体であっても良いし、別体のカムを回転軸に外嵌固定しても良い。外嵌固定の為の構造は、締り嵌め(焼き嵌め、冷やし嵌め等を含む)であっても、キー係合、スプライン係合等であっても良い。
2 転がり軸受
3 ハウジング
4 カム軸
5 モータ
6 カム面
7、7a、7b 外輪
8 ニードル
9 プランジャ
10 リターンスプリング
11 シリンダ筒
12 シェル形ニードル軸受
13、13a 円筒状部
14、14a 鍔部
15、15a 外輪軌道
Claims (3)
- カム軸と、このカム軸の外周面に設けた、このカム軸の回転中心に対し偏心したカム面と、このカム面の周囲にこのカム面と同心に配置した、円筒状部の軸方向両端部に径方向内方に向いた1対の鍔部を設けて成る外輪と、この外輪の内径側でこれら両鍔部同士の間部分に配置された状態で、この外輪の内周面と上記カム面との間に転動自在に設けられた複数本のニードルと、この外輪の外周面に基端面を突き当てたプランジャとを備えたプランジャポンプに於いて、この外輪を構成する上記円筒状部の、自由状態での形状を、軸方向中間部の直径が最も大きく、軸方向両端部に向かうに従って直径が漸減する断面円弧状とし、プランジャポンプの運転時に上記プランジャが上記円筒状部を押圧する力が最大になった状態で、この円筒状部の円周方向の一部で、上記プランジャの基端面が突き当てられた部分の断面形状が直線状になる様に、上記円筒状部の断面形状の円弧の曲率半径を、上記外輪を構成する金属板の厚さ及び硬さに基づいて定まる上記円筒状部の剛性と、上記プランジャがこの円筒状部を押圧する力の最大値との関係で規制した事を特徴とするプランジャポンプ。
- 円筒状部の軸方向両端部に径方向内方に向いた1対の鍔部を設けて成る外輪と、この外輪の内径側でこれら両鍔部同士の間部分に配置された状態で、この外輪の内径側に転動自在に設けられた複数本のニードルとを備えたプランジャポンプ用ラジアルニードル軸受に於いて、上記外輪を構成する上記円筒状部の、自由状態での形状を、軸方向中間部の直径が最も大きく、軸方向両端部に向かうに従って直径が漸減する断面円弧状とし、組み込むべきプランジャポンプの運転時に、このプランジャポンプを構成するプランジャが上記円筒状部を押圧する力が最大になった状態で、この円筒状部の円周方向の一部で、上記プランジャの基端面が突き当てられた部分の断面形状が直線状になる様に、上記円筒状部の断面形状の円弧の曲率半径を、上記外輪を構成する金属板の厚さ及び硬さに基づいて定まる上記円筒状部の剛性と、上記プランジャがこの円筒状部を押圧する力の最大値との関係で規制した事を特徴とするプランジャポンプ用ラジアルニードル軸受。
- 外輪を、金属板を曲げ形成する事により造り、円筒状部の厚さを、軸方向及び円周方向に関して均一とした、請求項2に記載したプランジャポンプ用ラジアルニードル軸受。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2007227286A JP5176438B2 (ja) | 2007-09-03 | 2007-09-03 | プランジャポンプ及びプランジャポンプ用ラジアルニードル軸受 |
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Family Applications (1)
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