JP5176107B2 - ハンマー動作検出装置及び鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
図10に例示する自動グランドピアノにおいて、演奏状態の検出並びに記録、及び、演奏の再生制御等のために、ハンマー動作検出装置によりハンマーの動作を検出することが行われている。図10の例ではハンマー動作検出装置は、フォトインタラプタ1、センサ保持機構2及びシャッター3を含む。
一方、ハンマーシャンク11が打鍵等により揺動すると、シャッター3が一対のフォトインタラプタ1を遮るように、シャッター3をハンマーシャンク11に取り付ける。
シャッター3が一対のフォトインタラプタ1のそれぞれを遮る時間を計測する。そして、その時間のずれに基づいて、ハンマー14の速度を検出し、そのハンマー14の速度から打弦速度を推定する。この打弦速度に基づき打弦時刻や打弦強度等を算出することにより、ハンマー14の動作状態を検出していた。
この発明は、上記問題に鑑み、形状の自由度を増したハンマー動作検出装置及びそのハンマー動作検出装置が取り付けられた鍵盤楽器を提供することを目的とする。
この発明によるハンマー動作検出装置は、鍵盤楽器の消音装置の一部品である回動アーム23に、ハンマーの動作状態を検出するセンサを取り付けたものである。したがって、まず、図1を参照して、鍵盤楽器の消音装置の仕組みについて説明する。
弦10とハンマーシャンク11の間の空間に回動軸12が配置され、回動軸12の周面から一方向に消音バー13が突出している。回動軸12は、回動アーム23によって回動自在に支持されており、図示していない回動機構により回動される。回動アーム23と回動アーム23を固定する回動アーム固定具24の構造については後述する。消音バー13は回動軸12の回動に伴い第一の回動位置と第二の回動位置の間で移動する。図1において、実線で示した消音バー13の位置が、回動軸12が第一の回動位置に位置する状態であり、一点鎖線で示した消音バー13の位置が、回動軸12が第二の回動位置に位置する状態である。
鍵盤楽器の演奏者は、回動軸12の回動位置を切り替える手段により、消音モードとアコースティックモードとを自由に選択することができる。
まず、回動アーム固定具24について説明する。回動アーム固定具24(図2参照)は、互いに対向する二枚の平板部と、これらの平板部を連結する連結部24bとから構成され、この例では、一枚の金属板をコ字型に折り曲げることにより形成されている。
平板部に形成された切欠24aをハンマーレール25に引っ掛け、連結部24bに形成された第一のねじ穴24dに螺合されたアーム固定具取付ねじ33の先端をハンマーレール25に突き当てることにより、回動アーム固定具24とハンマーレール25が固定される。また、回動アーム固定具取付ねじ33は、ねじ緩止ナット34と連結部24bのダブルナット効果によって固定されてその緩みが防止される。
回動アーム固定具24の連結部24bに形成された第二のねじ穴24d’(図2参照)には雌ねじが切られている。微調整金具固定ねじ35は、微調整金具30の穴30bに挿入され、第二のねじ穴24d’に螺合される。これにより、微調整金具30は、回動アーム固定具24に固定される。
消音バー13の位置が決まったら、微調整金具30の表裏を、高さ決めナット31及び微調整金具の表側に位置する微調整固定ナット32で挟みつけて固定する。これにより、回動アーム23及び消音バー13の位置が固定される。
ねじ23f、微調整金具30、高さ決めナット31、微調整固定ナット32及び微調整金具固定ねじ35からなる消音バー支持位置微調手段は、このように回動軸12及び消音バー13の位置を微調整する機能を有する。
この発明によるハンマー動作検出装置は、上述の鍵盤楽器の消音装置の一部品である回動アーム23に、ハンマーの動作状態を検出するセンサを取り付けたものである。以下、ハンマー動作検出装置の一実施例を、図1から図5を参照して説明する。
回動アーム23の腕部に、折曲部23g(図2参照)が形成される。折曲部23gには、雌ねじ23hが切られている。
センサ基板42には、複数のセンサ41が取り付けられる。センサ41は、図3に例示するようにハンマーシャンク11ごとに設けられる。センサ41はこの例では、透過型フォトインタラプタである。センサ基板42には、穴42aが設けられており、また、必要に応じて速度検出演算用のLSI等の電子部品44(図1参照)が搭載される。
透過型フォトインタラプタであるセンサ41は、その脚部の内側にそれぞれ発光部41a及び受光部41b(図5参照)を有する。押鍵により跳ね上がるハンマーシャンク11は、発光部41aから受光部41bへ出射される光46を遮る。受光部41bが光46の光量を逐次検出し、その光量のデータを用いて上記速度検出演算用のLSI又は図示していないマイクロコンピュータがその光量のデータを用いてハンマーシャンク11及びその回動遊端に設けられたハンマー14の運動状態を検出する。
基板固定桟45を介して、センサ基板42を回動アーム23に取り付けてもよい。図6から図8にその例を示す。図6は、回動アーム23、センサ基板42及び基板固定桟45の取り付け状態を重点的に示す図であるため、ハンマーシャンク11、ハンマー14及び消音バー13等は省略している。
基板固定桟45は、例えばアルミ押出形材等のセンサ基板42よりも剛性が高い材料であり、長手方向に延伸する溝45cを一方の面に有する。溝45cには、雌ねじ45a(図7参照)、穴45b(図8参照)が形成される。
センサ基板42が取り付けられた基板固定桟45を、ねじ48で回動アーム23の折曲部23gに対して固定する。具体的には、図8に示すように、ねじ48を、基板固定桟45に形成された穴45bに挿入して、回動アーム23の折曲部23gに形成された雌ねじ23hに螺合することにより固定を行う。図8は、図6のy−y断面図である。
上記の例では、センサ41として透過型フォトインタラプタを用いたが、ハンマーシャンク11及びハンマー14の運動状態を検出するものであれば、どのようなセンサを用いてもよい。例えば、ハンマーシャンク11が反射した光を検出する反射型フォトインタラプタを用いてもよい。
図3に示した例では、センサ41がそれぞれ取り付けられた2つのセンサ基板42を鍵盤楽器に取り付けているが、センサ基板42の数は2つでなくてもよい。例えば、必要なセンサ41のすべてを取り付けた1つのセンサ基板42を、鍵盤楽器に取り付けてもよい。
8 フレーム
9 チューニングピン
10 弦
11 ハンマーシャンク
12 回動軸
13 消音バー
14 ハンマー
23 回動アーム
24 回動アーム固定具
25 ハンマーレール
41 センサ
42 センサ基板
45 基板固定桟
Claims (3)
- 弦とハンマーシャンクとの間に配置される回動軸と、
上記回動軸の周面から一方向に突出され、上記回動軸の第一の回動位置において上記ハンマーシャンクの先端に設けられたハンマーが上記弦を叩くのを阻止し、上記回動軸の第二の回動位置において上記ハンマーが上記弦を叩くのを阻止しない消音バーと、
ハンマーの動作状態を検出するセンサが取り付けられたセンサ基板と、
鍵盤楽器への取り付け時に回動可能であり、上記回動軸及び上記センサ基板を支持する回動アームと、
ハンマーレールに取り付けられ、上記回動アームを固定する回動アーム固定具と、
を備えるハンマー動作検出装置。 - 請求項1に記載のハンマー動作検出装置において、
上記センサ基板は、基板固定桟を介して上記回動アームに固定されている、
ことを特徴とするハンマー動作検出装置。 - 請求項1又は2に記載のハンマー動作検出装置を備える鍵盤楽器。
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