JP5175593B2 - 超電導コイル装置および超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法 - Google Patents

超電導コイル装置および超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5175593B2
JP5175593B2 JP2008091441A JP2008091441A JP5175593B2 JP 5175593 B2 JP5175593 B2 JP 5175593B2 JP 2008091441 A JP2008091441 A JP 2008091441A JP 2008091441 A JP2008091441 A JP 2008091441A JP 5175593 B2 JP5175593 B2 JP 5175593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting
coil
magnetic field
superconducting element
element coils
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008091441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009246162A (ja
Inventor
賢司 田崎
政彦 高橋
通隆 小野
哲 花井
祐介 石井
茂 井岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008091441A priority Critical patent/JP5175593B2/ja
Publication of JP2009246162A publication Critical patent/JP2009246162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5175593B2 publication Critical patent/JP5175593B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)

Description

本発明は、超電導コイル異常時の超電導コイル保護機能を有する超電導コイル装置およびそのための超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法に関する。
従来の金属系超電導コイル装置では、クエンチを代表とするコイルの異常時にコイルを保護する機構を一般的に有している。その際コイル異常を検出する手段としては、コイル内の電圧の測定が一般的である。すなわち、コイル電圧がある閾値を超えたときに異常と判断するための異常検出器を有していて、異常検出器からの信号に従って、コイルに蓄積されたエネルギーを放出するための保護動作を行なっている。
従来の金属系超電導コイルでは、クエンチ伝播速度が速いため、クエンチが発生すると瞬時に数ボルトのオーダー以上の電圧が発生するため、検出感度は十分であった。一方、高温超電導コイルでは、クエンチ伝播速度が金属系超電導コイルの数100分の1未満であることが一般的で、クエンチなどの異常が発生しても、大きな電圧発生には至らず、電圧での異常検出は困難な場合がある。例えば、SMES(Superconducting Magnetic Energy Storage、超伝導磁気エネルギー貯蔵)や核融合用途など大型コイルでは、種々のノイズによる影響で、コイル異常に伴う電圧を検出することはきわめて困難であり、限流器や変圧器など交流用コイルでは、誘導電圧による影響で、コイル異常に伴う電圧を検出することはきわめて困難である。
従来の高温超電導コイルにおいては、金属系超電導コイルと同様にコイル電圧計測によるコイル異常検出を行なって、コイル異常時の保護をしていたが、コイルの大型化や交流パルス応用に向けて、コイル電圧によるコイル異常検出だけでは不十分である。高温超電導コイルをいかなる用途に応用しても、確実にコイル異常を検出し、コイル保護が可能であることが求められている。
特許文献1には、超電導コイル異常発生は何らかの擾乱に伴う温度上昇がその原因であるという観点から、高温超電導線材に金属系超電導線材を共巻きして、金属系超電導線材の抵抗測定により異常検出する技術が開示されている。さらには、高温超電導線材に液体を注入したチューブを共巻きし、チューブ内の圧力か体積を測定することにより異常検出する技術、および、コイル表面の一部に取り付けた温度計により異常検出する技術が開示されている。この技術により、従来の電圧測定では種々のノイズにより検出が困難であった問題点を解決している。
特開2008−16554号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、システムが複雑であり、製作コストが高くなるという欠点があった。
本発明では、上記課題を解決し、超電導コイルの異常を、簡素な構造で高感度に検出し、超電導コイルを確実に保護することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る超電導コイル装置の一つの態様は、複数の超電導要素コイルと、前記超電導要素コイルに電流を供給する電源と、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが前記予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサと、を有し、前記複数の超電導要素コイルがトロイダルコイル内周部を囲んでトロイダル状になるように配置されており、前記センサが前記トロイダルコイル内周部内に配置され、このトロイダルコイル内周部の磁場の強さに関する状態量を検出するものであること、を特徴とする。
また、本発明に係る超電導コイル装置の他の一つの態様は、複数の超電導要素コイルと、前記超電導要素コイルに電流を供給する電源と、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが前記予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサと、を有し、前記複数の超電導要素コイルがマルチポール状に配置されており、前記センサが前記マルチポール状に配置され複数の超電導要素コイルの中心軸上に配置されていること、を特徴とする。
また、本発明に係る超電導コイル異常検出装置の一つの態様は、複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の異常を検出する超電導コイル異常検出装置であって、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサを有し、前記複数の超電導要素コイルがトロイダルコイル内周部を囲んでトロイダル状になるように配置されており、前記センサが前記トロイダルコイル内周部内に配置され、このトロイダルコイル内周部の磁場の強さに関する状態量を検出するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る超電導コイル異常検出装置の他の一つの態様は、複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の異常を検出する超電導コイル異常検出装置であって、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサを有し、前記複数の超電導要素コイルがマルチポール状に配置されており、前記センサが前記マルチポール状に配置され複数の超電導要素コイルの中心軸上に配置されていること、を特徴とする。
また、本発明に係る超電導コイル装置運転方法の一つの態様は、トロイダルコイル内周部を囲んでトロイダル状になるように配置された複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の運転方法であって、前記複数の超電導要素コイルに電流を供給するステップと、前記トロイダルコイル内周部内に配置され、このトロイダルコイル内周部の磁場の強さに関する状態量を検出するセンサにより、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になる検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、前記センサにより、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に前記検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る超電導コイル装置運転方法の他の一つの態様は、マルチポール状に配置された複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の運転方法であって、前記複数の超電導要素コイルに電流を供給するステップと、前記マルチポール状に配置された複数の超電導要素コイルの中心軸上に配置されたセンサにより、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になる検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、前記センサにより、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に前記検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、超電導コイルの異常を、簡素な構造で高感度に検出し、超電導コイルを確実に保護することが可能である。
以下、本発明に係る超電導コイル装置の実施形態を、図面を参照して説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1を参照して本発明に係る超電導コイル装置の第1の実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る超電導コイル装置の第1および第2の実施形態を示す模式的平断面図である。
第1の実施形態の超電導コイル装置は、複数の超電導要素コイル1で構成されたトロイダルコイル2と、磁場に関する状態量を検出するセンサ3と、センサ3の出力に基づいてトロイダルコイル2の異常を監視する状態監視装置4と、状態監視装置4からの信号に応じて超電導要素コイル1に流れる電流を制御する電流制御手段5と、トロイダルコイル2に電流を流す電源20および電流リード8と、センサ3と状態監視装置4とを接続する信号伝達線7とを備えている。
トロイダルコイル2が正常に動作しているときは各超電導要素コイル1には同じ電流が流れるように構成されている。このときその電流値の大小に関わらず、理想的にはトロイダルコイル内周部6内側では磁束がキャンセルされて磁場の強さはゼロまたは最小限の値になる。センサ3は、トロイダルコイル内周部6内に配置される。この実施形態ではセンサ3は磁場の強さを検出するものであって、たとえばホール素子である。
状態監視装置4は、センサ3の出力の閾値を設定し、その閾値と実際のセンサ3の出力とを比較して、両者の大小関係により出力信号を発信する。
前述のように、トロイダルコイル2が正常運転時には、センサ3位置での磁場の強さはゼロまたは最小限の値であるから、センサ3の出力はゼロまたは最小限の値(地磁気または周囲の環境による値)である。一方、超電導要素コイル1の一つあるいは複数でクエンチなどの事象が発生して、一部の超電導要素コイル1のみの電流が変化した場合には、発生磁場のバランスが崩れてトロイダルコイル内周部6内側での磁場の強さの絶対値がゼロまたは最小限の値から増加する。磁場の強さの絶対値が予め設定した閾値を上回った場合には、状態監視装置4からの出力により電流制御手段5が作動して、超電導要素コイル1の一部あるいは全部の電流を下げる処置を行なう。これにより、トロイダルコイル2全域にクエンチが広がることを阻止し、トロイダルコイル2を保護することができる。
この実施形態では、コイル電流がどのように変化しても、たとえば交流運転をした場合においても、トロイダルコイル内周部6内側での磁場の強さの絶対値が理想的にゼロまたは周囲の環境による最小限の値であり、各超電導要素コイル1間に電流の不整合が生じる異常事態が生じたときのみに磁場が発生し上昇する。したがって、トロイダルコイル内周部6内側の1点の磁場の強さを計測しておけば、超電導要素コイル1の一部にクエンチなどの異常が生じていることがわかる。本実施形態により、従来の高温超電導コイル保護システムと比較して、システムを簡素化することができる。なお、上記センサ3の位置は生常時においてゼロ磁場の位置に設定されることが好ましいが、予め定められた値以下の場所に設定しても検出の精度は低下するが、ある一定の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の構成は、第1の実施形態と同様に図1に示されている。ただし、ここでは、磁場に関する状態量を検出するセンサ3として、磁場の強さBの絶対値ではなく磁場の強さの時間変化率(dB/dt)を計測するセンサ3を用いる。磁場の強さの時間変化率を計測するセンサとしては、たとえば、ロゴスキーコイル、または、銅線をボビンに巻いたピックアップコイルを用いることができる。
状態監視装置4は磁場の強さの時間変化率を計測するセンサ3の出力に対応する閾値を設定し、その閾値と実測した磁場の強さの時間変化率とを比較して、両者の大小関係で信号を発信する。
前述のように、トロイダルコイル2では、超電導要素コイル1に全て同じ電流が流れているときには、その電流値の大小に関わらず、理想的にはトロイダルコイル内周部6内側では磁束がキャンセルされてゼロまたは最小限の値である。したがって、正常運転時にはセンサ3の位置の磁場の強さはゼロまたは最小限の値であリ、その時間変化率はゼロである。
一方、超電導要素コイル1の一つあるいは複数がクエンチなどの事象が発生して、一部の超電導要素コイルのみ電流が変化した場合には、発生磁場のバランスが崩れてトロイダルコイル内周部6内側での磁場の強さの絶対値がゼロまたは最小限の値から増加する。磁場の強さの変化率を状態監視装置4に入力し、予め設定した閾値と比較して、閾値を上回った場合には、電流制御手段5を作動させて、超電導要素コイル1の一部あるいは全部の電流を下げる処置を行なう。これにより、トロイダルコイル2全域にクエンチが広がることから保護することができる。
トロイダルコイル2を構築するときに、超電導要素コイル1の製作上の配置誤差により、トロイダルコイル内周部内側での磁束が理想的にはキャンセルされず、正常時にでもある有限の値を有する場合がある。そこで、第2の実施形態においては、磁場の強さの変化率を観測するロゴスキーコイルなどのセンサを用いる。ロゴスキーコイルは磁場の時間的な変化があった場合に信号を出力するので、定常時に有限の強さの磁場が存在しても信号を出力しない。一方、超電導要素コイル1の一部がクエンチするなどの異常が生じた場合は、当該場所での磁場の強さの時間的変化が生じるので、ロゴスキーコイルに電圧が誘起される。
また、ロゴスキーコイルの巻数を増加させれば誘起される電圧も増加し、必要感度に合わせてロゴスキーコイルを自由に構成できることもメリットである。
本実施形態を用いることにより、ロバスト性を高めたクエンチ検知が可能となり、その結果確実にコイルを保護することができるようになる。なお、上記センサ3の位置は生常時においてゼロ磁場の位置に設定されることが好ましいが、予め定められた値以下の場所に設定しても検出の精度は低下するが、ある一定の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
図2および図3を参照して本発明に係る超電導コイル装置の第3の実施形態について説明する。ここで、図2は本発明に係る超電導コイル装置の第3および第4の実施形態を示す模式的平断面図であり、図3は図2の超電導コイル装置の要部を示す模式的斜視図である。
第3の実施形態の超電導コイル装置は、複数の超電導要素コイル10で構成されたマルチポールコイル11と、磁場に関する状態量を検出するセンサ3と、磁場に関する状態量を検出するセンサ3と、センサ3の出力に基づいてマルチポールコイル11の異常を監視する状態監視装置4と、状態監視装置4からの信号に応じて超電導要素コイル10に流れる電流を制御する電流制御手段5と、マルチポールコイル11に電流を流す電源20および電流リード8を備えている。
マルチポールコイル11は、たとえば4個の互いに平行な超電導要素コイル10を正方格子状に配置し、縦横に隣接する超電導要素コイル10同士が異極性となるようにし、すべての超電導要素コイル10が正常に動作しているときは各超電導要素コイル10に同じ大きさの電流が流れるように構成されている。このときその電流値の大小に関わらず、理想的にはマルチポールコイル中心軸12を含む空間では磁束がキャンセルされて磁場の強さはゼロまたは最小限の値になる。センサ3は、マルチポールコイル中心軸12を含む空間に配置される。この実施形態では、センサ3は、第1の実施形態と同様に磁場の強さを検出するものであって、たとえばホール素子である。
状態監視装置4は、第1の実施形態と同様に、センサ3の出力の閾値を設定し、その閾値と実際のセンサ3の出力とを比較して、両者の大小関係で信号を発信する。
前述のように、マルチポールコイル11が正常運転時には、センサ3の位置での磁場の強さはゼロまたは最小限の値であるからセンサ3の出力はゼロまたは通常の最小限の値である。一方、超電導要素コイル10の一つあるいは複数でクエンチなどの事象が発生して、一部の超電導要素コイル10のみの電流が変化した場合には、発生磁場のバランスが崩れてマルチポールコイル中心軸12を含む空間での磁場の強さの絶対値がゼロまたは最小限の値から増加する。磁場の強さの絶対値が予め設定した閾値を上回った場合には、状態監視装置4からの出力により電流制御手段5が作動して、超電導要素コイル10の一部あるいは全部の電流を下げる処置を行なう。これにより、マルチポールコイル11全域にクエンチが広がることを阻止し、マルチポールコイル11を保護することができる。本実施形態により、第1の実施形態と同様に、従来の高温超電導コイル保護システムと比較して、システムを簡素化することができる。なお、上記センサ3の位置は生常時においてゼロ磁場の位置に設定されることが好ましいが、予め定められた値以下の場所に設定しても検出の精度は低下するが、ある一定の効果を得ることができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態の構成は、第3の実施形態における磁場の強さを検出するセンサ3を、第2の実施形態と同様にロゴスキーコイルなどを用いた磁場の強さの時間変化率を計測するセンサ3で置き換えたものである。これにより、複数の超電導要素コイル10で構成されたマルチポールコイル11の異常検出を、第2の実施形態と同様に行なうことができ、第3の実施形態の効果および第2の実施形態の効果を得ることができる。
本発明に係る超電導コイル装置の第1および第2の実施形態を示す模式的平断面図。 本発明に係る超電導コイル装置の第3および第4の実施形態を示す模式的平断面図。 図2の超電導コイル装置の要部を示す模式的斜視図。
符号の説明
1 超電導要素コイル
2 トロイダルコイル
3 センサ
4 状態監視装置
5 電流制御手段
6 トロイダルコイル内周部
7 信号伝達線
8 電流リード
10 超電導要素コイル
11 マルチポールコイル
12 マルチポールコイル中心軸
20 電源

Claims (10)

  1. 複数の超電導要素コイルと、
    前記超電導要素コイルに電流を供給する電源と、
    前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが前記予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサと、
    を有し、
    前記複数の超電導要素コイルがトロイダルコイル内周部を囲んでトロイダル状になるように配置されており、
    前記センサが前記トロイダルコイル内周部内に配置され、このトロイダルコイル内周部の磁場の強さに関する状態量を検出するものであること、
    を特徴とする超電導コイル装置。
  2. 複数の超電導要素コイルと、
    前記超電導要素コイルに電流を供給する電源と、
    前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが前記予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサと、
    を有し、
    前記複数の超電導要素コイルがマルチポール状に配置されており、
    前記センサが前記マルチポール状に配置され複数の超電導要素コイルの中心軸上に配置されていること、
    を特徴とする超電導コイル装置。
  3. 前記センサは磁場の強さを検出するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超電導コイル装置。
  4. 前記センサは磁場の強さの時間変化率を検出するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超電導コイル装置。
  5. 前記センサの出力が予め設定した閾値を越えたときに、前記電源から前記複数の超電導要素コイルの少なくとも一部に供給される電流を抑制する電流制御手段をさらに有すること、を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の超電導コイル装置。
  6. 複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の異常を検出する超電導コイル異常検出装置であって、
    前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサを有し、
    前記複数の超電導要素コイルがトロイダルコイル内周部を囲んでトロイダル状になるように配置されており、
    前記センサが前記トロイダルコイル内周部内に配置され、このトロイダルコイル内周部の磁場の強さに関する状態量を検出するものであることを特徴とする超電導コイル異常検出装置。
  7. 複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の異常を検出する超電導コイル異常検出装置であって、
    前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になり、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に磁場の強さが予め定められた値を超える位置における磁場に関する状態量を検出するセンサを有し、
    前記複数の超電導要素コイルがマルチポール状に配置されており、
    前記センサが前記マルチポール状に配置され複数の超電導要素コイルの中心軸上に配置されていること、
    を特徴とする超電導コイル異常検出装置。
  8. トロイダルコイル内周部を囲んでトロイダル状になるように配置された複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の運転方法であって、
    前記複数の超電導要素コイルに電流を供給するステップと、
    前記トロイダルコイル内周部内に配置され、このトロイダルコイル内周部の磁場の強さに関する状態量を検出するセンサにより、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になる検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、
    前記センサにより、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に前記検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、
    を有することを特徴とする超電導コイル装置運転方法。
  9. マルチポール状に配置された複数の超電導要素コイルとその超電導要素コイルに電流を供給する電源とを備えた超電導コイル装置の運転方法であって、
    前記複数の超電導要素コイルに電流を供給するステップと、
    前記マルチポール状に配置された複数の超電導要素コイルの中心軸上に配置されたセンサにより、前記複数の超電導要素コイルのすべてが正常に機能している場合に磁場の強さが予め定められた値以下になる検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、
    前記センサにより、前記複数の超電導要素コイルの一部に流れる電流に異常があった場合に前記検出位置での磁場に関する状態量を検出するステップと、
    を有することを特徴とする超電導コイル装置運転方法。
  10. 前記磁場に関する状態量が予め設定した閾値を越えたときに、前記複数の超電導要素コイルの少なくとも一部に供給される電流を抑制する電流制御ステップをさらに有すること、を特徴とする請求項8または請求項9に記載の超電導コイル装置運転方法。
JP2008091441A 2008-03-31 2008-03-31 超電導コイル装置および超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法 Expired - Fee Related JP5175593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008091441A JP5175593B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 超電導コイル装置および超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008091441A JP5175593B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 超電導コイル装置および超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009246162A JP2009246162A (ja) 2009-10-22
JP5175593B2 true JP5175593B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=41307726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008091441A Expired - Fee Related JP5175593B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 超電導コイル装置および超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5175593B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5877397B2 (ja) * 2011-09-08 2016-03-08 国立研究開発法人物質・材料研究機構 超伝導コイルの保護方法、および超伝導磁石装置
JP6486651B2 (ja) * 2014-10-31 2019-03-20 中部電力株式会社 超電導コイルの保護方法
JP6734989B2 (ja) * 2016-07-21 2020-08-05 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレーテッドSiemens Healthcare Diagnostics Inc. オートメーショントラックのモニタリング及びメンテナンスに基づいて調節するシステム及び方法
WO2018115818A1 (en) * 2016-12-21 2018-06-28 Tokamak Energy Ltd Quench protection in superconducting magnets

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107209A (en) * 1979-02-13 1980-08-16 Toshiba Corp Strong magnetic field generator
JPS57141904A (en) * 1981-02-27 1982-09-02 Hitachi Ltd Power source controlling device of super conduction device
JPH07105279B2 (ja) * 1990-01-31 1995-11-13 石川島播磨重工業株式会社 電磁石電源装置
JPH08107010A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Fuji Electric Co Ltd 超電導装置用電流リード
DE19536469C1 (de) * 1995-09-29 1997-04-17 Siemens Ag Supraleitendes torusförmiges Magnetsystem
JPH1072111A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Chubu Electric Power Co Inc コンベヤベルトのスチールコード断線検出方法及び装置
JP2000252114A (ja) * 1999-03-04 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp 超電導装置
JP4847641B2 (ja) * 2000-11-15 2011-12-28 株式会社日立メディコ 磁石装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP2006165009A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Japan Superconductor Technology Inc 超電導磁石装置、及びこの超電導磁石装置を用いたnmr分析装置、mri装置又はicr質量分析装置
JP2007281970A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Canon Inc 受電回路及び受電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009246162A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5175593B2 (ja) 超電導コイル装置および超電導コイル異常検出装置ならびに超電導コイル装置運転方法
KR101182596B1 (ko) 서지 보호기 수명 표시 장치 및 방법
ES2457270T3 (es) Sistema de medición de posición para la detección de una posición relevante de un elemento de guiado que se desplaza linealmente
GB2555809B (en) Fault detector
CN106908656A (zh) 具有增强的温度测量功能的电流互感器
JP2013108905A (ja) 原子炉水位計測システム
JP2010086747A (ja) 漏電検出装置及び開閉器
JP6573571B2 (ja) 漏電継電器、漏電遮断器及びそれらの制御方法
JP4825605B2 (ja) 高温超電導コイル装置
EP2337177B1 (en) Electronic system and protection method for electric motors
KR101972325B1 (ko) 개폐기의 고장 진단 장치 및 그 방법
US6192096B1 (en) Magnetostrictive wire control rod position detector assembly
KR200445114Y1 (ko) 다수 센서와 연동되는 트립 연동단자를 내장한 누전 차단기
KR102215950B1 (ko) 전압-제한기 모니터링
JP7058085B6 (ja) 静止誘導機器および静止誘導機器の故障監視システム
KR101673819B1 (ko) 임피던스 보정 기능을 가지는 거리 계전기 및 이의 동작방법
KR100881615B1 (ko) 다채널용 제어봉 위치 감지장치
KR101409479B1 (ko) 단락감지식 서지카운터를 갖는 서지보호장치
JP5744602B2 (ja) 変流器保護装置
JP2014229753A (ja) 超電導コイルのクエンチ検出装置及びクエンチ検出方法
KR100881616B1 (ko) 수명예측 가능한 제어봉 위치 감지장치
KR101074324B1 (ko) 초전도 전력케이블의 고장 검출방법
JP2008034703A (ja) 超電導マグネット及びmri装置
CN204903036U (zh) 磁共振梯度线圈的温度监控系统及磁共振成像设备
KR101511568B1 (ko) 픽업 코일을 이용한 전원 공급 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100413

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130107

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5175593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees