JP5173440B2 - カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置 - Google Patents

カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5173440B2
JP5173440B2 JP2007556874A JP2007556874A JP5173440B2 JP 5173440 B2 JP5173440 B2 JP 5173440B2 JP 2007556874 A JP2007556874 A JP 2007556874A JP 2007556874 A JP2007556874 A JP 2007556874A JP 5173440 B2 JP5173440 B2 JP 5173440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
carbon nanotubes
porous support
powder
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007556874A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007088867A1 (ja
Inventor
真佐人 谷
俊樹 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Chemical Co Ltd filed Critical Otsuka Chemical Co Ltd
Priority to JP2007556874A priority Critical patent/JP5173440B2/ja
Publication of JPWO2007088867A1 publication Critical patent/JPWO2007088867A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5173440B2 publication Critical patent/JP5173440B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B32/00Carbon; Compounds thereof
    • C01B32/15Nano-sized carbon materials
    • C01B32/158Carbon nanotubes
    • C01B32/16Preparation
    • C01B32/162Preparation characterised by catalysts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82BNANOSTRUCTURES FORMED BY MANIPULATION OF INDIVIDUAL ATOMS, MOLECULES, OR LIMITED COLLECTIONS OF ATOMS OR MOLECULES AS DISCRETE UNITS; MANUFACTURE OR TREATMENT THEREOF
    • B82B3/00Manufacture or treatment of nanostructures by manipulation of individual atoms or molecules, or limited collections of atoms or molecules as discrete units
    • B82B3/0009Forming specific nanostructures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Description

本発明は、燃焼法によりカーボンナノチューブを製造する方法及び製造する装置に関するものである。
従来より、カーボンナノチューブの合成法としては、アーク放電法、レーザー照射法、化学気相成長(CVD)法が知られている。アーク放電法やレーザー照射法においては、排気装置や高電圧大電流電源等の高価で危険な装置を必要とし、またカーボンナノチューブの生成量も少ないという問題がある。また、CVD法では、通常低圧下でカーボンナノチューブが製造されるため、真空装置等が必要であり、また温度及び圧力の工程管理が複雑であるので、製造コストが高くなるという問題がある。
火炎を用いる燃焼法は、燃料ガスからカーボンナノチューブの原料とカーボンナノチューブの生成エネルギーの両方を得ることができるため、工業的な生産方法として有望視されている。カーボンナノチューブ以外のカーボンナノ物質として知られているフラーレンは、この燃焼法により安価な生産が可能となっている。
非特許文献1においては、触媒効果を有するステンレスメッシュを火炎に晒すことにより、カーボンナノチューブを燃焼法により合成している。しかしながら、この方法では、カーボンナノチューブの生産性が低く、また製造後のカーボンナノチューブを容易に回収できないという問題がある。
特許文献1においては、触媒金属を有する基板を、火炎に垂直にかざし、基板上に生成したカーボンナノチューブを物理的に削り取ることが提案されている。この場合、メッシュ基材上に合成する場合に比べ、カーボンナノチューブの収量は改善される。しかしながら、基板に直接接しない大半の炎は、カーボンナノチューブ原料として寄与せず、排気拡散されるため、無駄になり、工業的な生産効率が低いという問題がある。
特許文献2においては、酸化マグネシウムからなる基体の上に触媒金属及び助触媒金属を担持させ、CVD法によりカーボンナノチューブを生成させた後、酸溶液またはアルカリ溶液に接触させて、基体、触媒金属及び助触媒金属を溶解し、カーボンナノチューブを分離する製造方法が開示されている。しかしながら、この方法によればカーボンナノチューブを容易に分離して回収することができるものの、CVD法によりカーボンナノチューブを生成しているので、真空装置等が必要であり、また温度及び圧力の工程が複雑で、製造コストが高くなるという問題がある。
特開2005−247644号公報 特開2004−182548号公報 Randall L. Vander Wal, Lee J.Proceedings of the combustion Institute 29(2002)p.1079−1085
本発明の目的は、より簡易な装置で、より効率良くカーボンナノチューブを製造することができるカーボンナノチューブの製造方法及び製造装置を提供することにある。
本発明の製造方法は、燃焼法によりカーボンナノチューブを製造する方法であって、ベース粉体の表面に触媒を担持させた触媒担持粉体を準備する工程と、火炎が流通する流通孔を内部に有する多孔質支持体の流通孔内に触媒担持粉体を固着させることなく保持させる工程と、触媒担持粉体を保持した多孔質支持体を、一方端が開口した燃焼炉内に配置する工程と、燃焼炉の他方端に設置されたバーナー部において、炭素を含有した火炎を発生させ、該火炎を多孔質支持体の流通孔内に供給し、該流通孔内の触媒担持粉体の表面上にカーボンナノチューブを生成させる工程とを備えることを特徴としている。
本発明においては、多孔質支持体の流通孔内に、ベース粉体の表面に触媒を担持させた触媒担持粉体を固着させることなく保持させ、炭素を含有した火炎を多孔質支持体の流通孔内に供給し、流通孔内の触媒担持粉体の表面上にカーボンナノチューブを生成させている。触媒担持粉体は流通孔内に固着させることなく保持させているので、触媒担持粉体の表面全体を利用して、その上にカーボンナノチューブを生成させることができる。このため、効率良くカーボンナノチューブを製造することができる。
また、表面上にカーボンナノチューブを生成させた触媒担持粉体は、多孔質支持体の流通孔内に固着されていないので、カーボンナノチューブ生成後、多孔質支持体から容易に取り出すことができる。
また、本発明においては燃焼法によりカーボンナノチューブを製造しているので、温度及び圧力などの複雑な製造条件の制御を必要とせず、より簡易な装置でカーボンナノチューブを製造することができる。従って、多量のカーボンナノチューブを経済的なコストで製造することができ、工業的な生産に適した製造方法とすることができる。
また、本発明においては、焼成炉の一方端に、火炎の流れの一部を多孔質支持体側に戻すための遮蔽部材が設けられていることが好ましい。このような遮蔽部材を設けることにより、火炎の流れの一部を多孔質支持体側に戻すことができ、未反応の炭素を含有した火炎を再び多孔質支持体の流通孔内の触媒担持粉体と接触させ、カーボンナノチューブを生成させることができる。従って、さらに効率良くカーボンナノチューブを製造することができる。
また、本発明においては、ベース粉体が、酸またはアルカリに溶解可能な材料から形成されていることが好ましい。このようなベース粉体を用いることにより、カーボンナノチューブの生成反応後、表面上にカーボンナノチューブを生成した触媒担持粉体を多孔質支持体から取り出し、酸またはアルカリと接触させてベース粉体及び触媒を溶解させ、カーボンナノチューブを容易に回収することが可能となる。
酸またはアルカリに溶解可能なベース粉体としては、Mg、Si、Na、Li、Ca、Al及びZnから選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物またはその塩が挙げられる。特に好ましいベース粉体としては、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウムが挙げられる。
ベース粉体を溶解させるための酸としては、例えば、塩酸、硝酸、硫酸及び有機酸の水溶液等を挙げることができる。また、ベース粉体を溶解させるためのアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアの水溶液などを挙げることができる。
酸を用いるかアルカリを用いるかは、ベース粉体の種類により適宜選択される。酸またはアルカリの濃度としては、例えば、0.01重量%以上であることが好ましく、さらに好ましくは0.5〜10重量%である。
酸またはアルカリの水溶液の液温としては、水溶液の状態が保てる温度であれば特に限定されないが、一般には、30〜80℃の範囲内であることが好ましい。
本発明において用いる触媒担持粉体は、ベース粉体の表面に触媒を担持させた粉体である。担持させる触媒としては、Co、Cr、Fe、Mo、Ni及びVから選ばれる少なくとも1種以上の金属の化合物が好ましく用いられる。
ベース粉体上に触媒を担持させる方法としては、ベース粉体を、触媒の金属塩を溶解させた溶液に接触させる方法が挙げられる。触媒金属の化合物の塩としては、硝酸塩、塩化物、硫酸塩、カルボン酸塩等が挙げられる。この溶液の濃度としては、飽和溶解濃度以下が好ましく、通常、0.005〜0.5重量%であり、好ましくは0.005〜0.1重量%である。触媒の金属塩を溶解させる溶媒としては、水、または低級アルコール(メタノール、エタノール等)などの有機溶媒、あるいは水と水溶性有機溶媒との混合溶媒を挙げることができる。特に好ましくは水が用いられる。
ベース粉体と溶液を接触させる方法としては、浸漬法、スプレー法、及びその他の方法を挙げることができる。特に好ましくは浸漬法が用いられる。接触させる際の温度としては、0〜100℃、好ましくは20〜80℃、より好ましくは40〜60℃である。接触させた後、溶媒を乾燥させることにより触媒担持粉体を形成することができる。乾燥温度としては、例えば、50〜300℃を挙げることができる。
触媒担持粉体において、触媒を担持させる量としては、触媒担持粉体に対し1〜20重量%であることが好ましく、さらに好ましくは5〜10重量%である。
本発明における多孔質支持体は、上記触媒担持粉体を保持することができる流通孔を有するものである。このような多孔質支持体としては、例えば、(1)金属繊維またはセラミック繊維を絡めた凝集体、(2)金属製メッシュまたはセラミック製メッシュを積み重ねた積層体、(3)多孔質金属または多孔質セラミックから形成されたものが挙げられる。材質としては、耐熱性を有するものが好ましく、融点が700℃以上、さらに好ましくは1000℃以上の材質から形成されているものが好ましい。このような材質としては、チタン、タングステン、炭化タングステン、モリブデン、ステンレス、酸化アルミニウム、ムライト、及び石英などが挙げられる。特に好ましい材質としては、タングステン、炭化タングステン、ステンレスなどが挙げられる。
多孔質支持体はカーボンナノチューブを製造する際、炭素を含有した火炎が流通する流通孔を内部に有するものであり、体積空隙率としては、50〜99.9%であることが好ましく、さらに好ましくは98〜99.9%である。
体積空隙率が50%未満であると、多量の触媒担持粉体を保持することができないため、効率良くカーボンナノチューブを製造できない場合がある。また、体積空隙率の上限は特に限定されるものではないが、一般には、99.9%を超える体積空隙率のものを製造または入手するのは困難である。
なお、上記体積空隙率は、カーボンナノチューブを生成させる前の空隙率である。触媒担持粉体の表面上にカーボンナノチューブを生成すると、流通孔内で触媒担持粉体の体積が増加し、体積空隙率が低下する。
本発明は、燃焼法によりカーボンナノチューブを製造する方法であり、本発明においては、燃焼炉の他方端に設置されたバーナー部から、炭素を含有した火炎を発生させる。一般には、炭素含有ガスと酸素含有ガスを燃焼させて火炎を発生させる。バーナーとしては、予混合バーナーまたは拡散バーナーのいずれであってもよい。また、バーナーは、冷却またはその他の放熱方式が備えられたものであってもよい。
炭素含有ガスとしては、メタン、エタン、プロパン、ブタン、エチレン、プロピレン、アセチレン、メタノール、エタノール、プロパノール、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの昇温によりガス化できる炭化水素、並びに酸素、硫黄、及び窒素などを含む炭化水素を挙げることができる。特に好ましくは、エチレン、プロパン等が用いられる。
酸素含有ガスとしては、空気、酸素等を挙げることができる。好ましくは空気が用いられる。
炭素含有ガスと酸素含有ガスの混合比率としては、炭素含有ガス1体積部に対して、酸素含有ガス中の酸素が0.1〜20体積部であることが好ましく、さらに好ましくは1〜3体積部である。
本発明における燃焼炉内の火炎の流れとしては、流れに乱れがない層流火炎であることが好ましい。また、ガス組成は、一定に保たれた予混合層流火炎であることが好ましい。
燃焼炉の多孔質支持体が配置された領域における火炎の温度としては、500℃〜1000℃の範囲であることが好ましい、さらに好ましくは600℃〜800℃の範囲である。火炎の温度が500℃未満であると、燃料ガスの燃焼反応が進行せずカーボンナノチューブが生成されない。また、1000℃を超えると、高温のためカーボンナノチューブ生成(炭素固体化)が進行しづらく、少量生成されたカーボンナノチューブも燃焼分解してしまう。
また、触媒担持粉体と火炎とを接触させる時間としては、特に限定されるものではないが、例えば、3分〜30分を挙げることができ、さらに好ましくは5分〜15分である。接触時間が3分未満であると、炉内の反応領域全体の温度が十分に昇温しておらず一部にしかカーボンナノチューブが生成されない。
また、30分を超えると、炉内反応領域は生成カーボンナノチューブで満たされ、これ以上のカーボンナノチューブ成長は殆ど起きず、生成物に対する燃料ガス効率が悪くなる。
本発明の製造装置は、燃焼法によりカーボンナノチューブを製造するための装置であって、ベース粉体の表面に触媒を担持させた触媒担持粉体を固着させることなく保持するための流通孔を内部に有する多孔質支持体と、多孔質支持体が内部に配置される、一方端が開口した燃焼炉と、燃焼炉の他方端に設置されるバーナー部とを備え、バーナー部において、炭素を含有した火炎を発生させ、該火炎を多孔質支持体の流通孔内に供給し、該流通孔内の触媒担持粉体の表面上にカーボンナノチューブを生成させることを特徴としている。
本発明の製造装置においては、火炎の流れの一部を多孔質支持体側に戻すため、燃焼炉の一方端に、遮蔽部材が設けられていることが好ましい。このような遮蔽部材を設けることにより、火炎の流れの一部を多孔質支持体側に戻すことができるため、火炎中に含まれる未反応の成分を再び触媒担持粉体と接触させ、カーボンナノチューブを生成することができる。従って、さらに効率良くカーボンナノチューブを製造することができる。
遮蔽部材としては、燃焼炉の一方端に設けることができ、多孔質支持体を通過した火炎の流れの一部を再び多孔質支持体側に戻すことができるものであればよく、例えば、上記多孔質支持体と同様の材質及び構造を有するものを遮蔽部材として用いることができる。本発明における遮蔽部材は、火炎の流れの一部を多孔質支持体側に戻し、火炎の流れの他の部分は燃焼炉の一方端側から外部に排出させるものであることが好ましい。
(発明の効果)
本発明によれば、より簡易な装置で、より効率良くカーボンナノチューブを製造することができる。
図1は、本発明に従う実施例において用いたカーボンナノチューブを製造する装置を示す模式図である。 図2は、本発明に従う実施例において得られた表面上にカーボンナノチューブを生成させた触媒担持粉体を示す走査型電子顕微鏡写真である。 図3は、本発明に従う実施例において得られたカーボンナノチューブを示す走査型電子顕微鏡写真である。
符号の説明
1…燃焼炉
1a…燃焼炉の下方端
1b…燃焼炉の上方端
2…多孔質支持体
3…バーナー
4…火炎
5…遮蔽部材
6…メッシュ皿
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
(実施例1)
〔触媒担持粉体の製造〕
酸化マグネシウム(アルドリッチ社製:比表面積130m/g)18g(0.45mol)を、水600mlに分散し、酸化マグネシウムのスラリーを調製した。
硝酸ニッケル・6水和物23.3g(0.08mol)を水200mlに溶解し、硝酸ニッケル水溶液を調製した。
モリブデン酸アンモニウム5.3g(0.0015mol)を水200mlに溶解し、モリブデン酸アンモニウム水溶液を調製した。
上記の酸化マグネシウムスラリーに、上記の硝酸ニッケル水溶液及びモリブデン酸アンモニウム水溶液を加え、50℃で1時間撹拌した。
反応終了後、静置し、沈殿物をろ過した。水洗を3回行い、沈殿物をろ過した後、120℃で12時間乾燥し、乾燥物を乳鉢で粉砕し触媒担持粉末21.2gを得た。この触媒担持粉末を粉末X回折、示差熱重量分析及びエネルギー分散型X線により分析した結果、マグネシウム:ニッケル:モリブデンのモル比が78:14:8の触媒担持水酸化マグネシウム及び酸化マグネシウムである事が確認された。この時の触媒担持粉体中における触媒金属の含有量はおおよそ29重量%であった。
〔カーボンナノチューブの製造〕
上記のようにして得られた触媒担持粉体を用い、燃焼法によりカーボンナノチューブを製造した。
図1は、製造装置を示す模式図である。燃焼炉1の下方端1aには、バーナー3が設けられており、バーナー3の上にメッシュ皿6が配置されている。メッシュ皿6の上に、多孔質支持体2が配置されており、燃焼炉1の上方端には遮蔽部材5が設けられている。
燃焼炉1の内径は3cmであり、高さは30cmである。バーナー3の高さは7cmであり、バーナー3の上方端から5cmの位置に、メッシュ皿6が設置されている。メッシュ皿6は、多孔質支持体2が落下するのを防止するためのものである。
多孔質支持体2としては、幅0.5mm、厚さ0.1mm、長さ10〜100mmのステンレススチール繊維を無秩序に絡み合わせたステンレスのたわし状の凝集体を用いている。多孔質支持体2の体積空隙率は98%であり、燃焼炉1の上方端1bから挿入することにより配置されている。多孔質支持体2の高さは約6cmであり、燃焼炉1の底部から15〜21cmの領域に配置されている。
上記のようにステンレススチール繊維の凝集体からなる多孔質支持体2を燃焼炉1内に配置した後、燃焼炉1の上方端1bから、上記の触媒担持粉体1.0gを分散させながら落下させ、多孔質支持体2内に触媒担持粉体を保持させた。
次に、多孔質支持体2と同様のステンレススチール繊維を無秩序に絡み合わせ、体積空隙率90%とした遮蔽部材5を燃焼炉1の上端部1bから挿入した。
バーナー3に、エチレンと空気の体積比(エチレン:空気)を1.5:10とした予備混合の燃焼ガスを供給し、火炎4を発生させた。火炎4は、メッシュ皿6を通り、多孔質支持体2を流通し、遮蔽部材5から外部に排出させた。火炎の一部は遮蔽部材5により多孔質支持体2側に還流させた。約10分間火炎を発生させ、多孔質支持体2内の触媒担持粉体の表面にカーボンナノチューブを生成させた。多孔質支持体2の付近の温度は700〜900℃であった。大気との差圧は0.25〜0.4Paであり、排気ガスの風速は0.31〜0.5m/秒であった。
反応終了後、バーナーから窒素を約2分間燃焼炉1内に流し、燃焼炉1内の温度を約200℃以下に冷却した。
次に、燃焼炉1から多孔質支持体2を取り出した。ステンレススチール繊維からなる多孔質支持体2は、黒色粉が絡み合い、繭状の形態であった。多孔質支持体2から黒色粉をふるい落とし、収集した黒色粉を、50℃の1規定の硝酸中に添加し、1時間撹拌した。これを、5Cのろ紙でろ過し、得られたものを120℃で10時間乾燥した。
得られた黒色物質を走査型電子顕微鏡及び透過型電子顕微鏡で観察するとともに、ラマン分光器熱分析器にて分析測定した。その結果、得られた黒色物質は、多層カーボンナノチューブ(MWCNT)であった。
図2は、多孔質支持体から取り出し、硝酸液中に添加する前の黒色粉の走査型電子顕微鏡写真である。図3は、黒色粉を硝酸液で処理し、ベース粉体及び触媒を除去した後のカーボンナノチューブ(CNT)を示す走査型電子顕微鏡写真である。
以上のようにして得られたカーボンナノチューブは、2.3gであり、多量のカーボンナノチューブが効率良く製造できることが確認された。
(実施例2)
バーナー3を、予混合バーナーから拡散バーナーとし、エチレンと空気の体積比(エチレン:空気)を1.75:10として拡散バーナーに供給する以外は、実施例1と同様にしてカーボンナノチューブを製造した。
尚、拡散バーナーには、エチレンと空気を別々に供給し、バーナーの火口直前で混合して燃焼させた。
以上のようにして得られたカーボンナノチューブは、3.5gであり、多量のカーボンナノチューブが効率良く製造できることが確認された。
(実施例3)
多孔質支持体2を多孔質金属製の支持体(富山住友電工社製、商品名セルメット:材質 ニッケル)とした以外は、実施例1と同様にしてカーボンナノチューブを製造した。
多孔質金属製の支持体の体積空隙率は98%であり、高さは約7cm、直径は約3cmである。
触媒担持粉体の保持は、上記多孔質金属製の支持体を燃焼炉1内に配置した後、燃焼炉1の上方端1bから、上記の触媒担持粉体0.2gを分散させながら落下させ、多孔質金属製の支持体に振動を加え、触媒担持粉体を金属多孔質の内部に入るように揺すり保持させた。この作業を5回繰り返し、多孔質金属製の支持体内部全体に触媒担持粉体1.0gを分散保持させた。
以上のようにして得られたカーボンナノチューブは、2.1gであり、多量のカーボンナノチューブが効率良く製造できることが確認された。
(実施例4)
多孔質支持体2として、ステンレススチールメッシュを積み重ねて用いる以外は、実施例2と同様にしてカーボンナノチューブを製造した。
ステンレススチールメッシュとしては、目開き直径0.2mm、40mesh(1インチ平方に40個の開口を有する)のステンレススチールメッシュ製のかご(直径3cm、高さ1cm)を用い、このステンレススチールメッシュ製のかごを5段積み重ねて多孔質支持体として用いた。この多孔質支持体の体積空隙率98.5%である。
上記ステンレススチールメッシュ製のかごに、触媒担持粉体0.3gを上方より分散させながら落下させ、ステンレススチールメッシュ製のかごの底部に触媒担持粉体を分散させて保持させた。触媒担持粉体を保持したかごを5段積み重ねて多孔質支持体として用い、触媒担持粉体は1.5g保持させた。
以上のようにして得られたカーボンナノチューブは、2.2gであり、多量のカーボンナノチューブが効率良く製造できることが確認された。
本発明における多孔質支持体は、上記実施例のものに限定されるものではなく、触媒担持粉体を固着させることなく保持することができ、燃焼炉内での燃焼に耐え得る耐熱性を有するものであればその他のものを用いることができる。

Claims (6)

  1. 燃焼法によりカーボンナノチューブを製造する方法であって、
    ベース粉体の表面に触媒を担持させた触媒担持粉体を準備する工程と、
    火炎が流通する流通孔を内部に有する多孔質支持体の前記流通孔内に前記触媒担持粉体を固着させることなく保持させる工程と、
    前記触媒担持粉体を保持した前記多孔質支持体を、一方端が開口した燃焼炉内に配置する工程と、
    前記燃焼炉の他方端に設置されたバーナー部において、炭素を含有した火炎を発生させ、該火炎を前記多孔質支持体の前記流通孔内に供給し、該流通孔内の前記触媒担持粉体の表面上にカーボンナノチューブを生成させる工程とを備え
    前記燃焼炉の前記一方端に、前記火炎の流れの一部を前記多孔質支持体側に戻すための遮蔽部材が設けられていることを特徴とするカーボンナノチューブの製造方法。
  2. 前記ベース粉体が、酸またはアルカリに溶解可能な材料から形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  3. 前記ベース粉体が、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウムの内少なくとも一つ以上から形成されていることを特徴とする請求項に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  4. 表面上にカーボンナノチューブを生成させた前記触媒担持粉体を、前記多孔質支持体から取り出し、酸またはアルカリと接触させて前記ベース粉体を溶解させ、カーボンナノチューブを回収する工程をさらに備えることを特徴とする請求項またはに記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  5. 前記多孔質支持体が、金属繊維またはセラミック繊維を絡めた凝集体、金属製メッシュまたはセラミック製メッシュを積み重ねた積層体、あるいは多孔質金属または多孔質セラミックから形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のカーボンナノチューブの製造方法。
  6. 燃焼法によりカーボンナノチューブを製造するための装置であって、
    ベース粉体の表面に触媒を担持させた触媒担持粉体を固着させることなく保持するための流通孔を内部に有する多孔質支持体と、
    前記多孔質支持体が内部に配置される、一方端が開口した燃焼炉と、
    前記燃焼炉の他方端に設置されるバーナー部と、
    炎の流れの一部を前記多孔質支持体側に戻すため、前記燃焼炉の前記一方端に設けられる遮蔽部材とを備え、
    前記バーナー部において、炭素を含有した火炎を発生させ、該火炎を多孔質支持体の前記流通孔内に供給し、該流通孔内の前記触媒担持粉体の表面上にカーボンナノチューブを生成させることを特徴とするカーボンナノチューブの製造装置。
JP2007556874A 2006-02-01 2007-01-31 カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置 Expired - Fee Related JP5173440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007556874A JP5173440B2 (ja) 2006-02-01 2007-01-31 カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006024553 2006-02-01
JP2006024553 2006-02-01
JP2007556874A JP5173440B2 (ja) 2006-02-01 2007-01-31 カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置
PCT/JP2007/051544 WO2007088867A1 (ja) 2006-02-01 2007-01-31 カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007088867A1 JPWO2007088867A1 (ja) 2009-06-25
JP5173440B2 true JP5173440B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=38327438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007556874A Expired - Fee Related JP5173440B2 (ja) 2006-02-01 2007-01-31 カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20090022651A1 (ja)
EP (1) EP1980529A1 (ja)
JP (1) JP5173440B2 (ja)
KR (1) KR20080092934A (ja)
CN (1) CN101378988B (ja)
TW (1) TWI341295B (ja)
WO (1) WO2007088867A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8951632B2 (en) 2007-01-03 2015-02-10 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused carbon fiber materials and process therefor
US8951631B2 (en) 2007-01-03 2015-02-10 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNT-infused metal fiber materials and process therefor
US9005755B2 (en) 2007-01-03 2015-04-14 Applied Nanostructured Solutions, Llc CNS-infused carbon nanomaterials and process therefor
JP5473306B2 (ja) * 2008-12-03 2014-04-16 関西電力株式会社 カーボンナノチューブ製造用触媒、それを用いたカーボンナノチューブの製造方法及び該触媒の製造方法
DE102008060560A1 (de) * 2008-12-04 2010-06-10 Linde Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zum Herstellen von Kohlenstoff-Nanoröhrchen (Carbon nanotubes (CNTs))
US20100266478A1 (en) * 2008-12-10 2010-10-21 Cheil Industries Inc. Metal Nano Catalyst, Method for Preparing the Same and Method for Controlling the Growth Types of Carbon Nanotubes Using the Same
EP2383225A4 (en) * 2008-12-30 2015-12-09 Nat Inst Of Advanced Ind Scien ARRANGEMENT OF EQUALIZED, UNIFORM CARBON NANOTUBES, BULK ARRANGEMENT OF EQUIPPED, UNILATED CARBON NANOTUBES, POWDERY ARRANGEMENT OF ORIENTED, CARBONIZED CARBON NANOTUBES AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR
EP2401416B1 (en) 2009-02-27 2021-03-17 Applied NanoStructured Solutions, LLC Low temperature carbon nanotube growth using gas-preheat method
US20100227134A1 (en) 2009-03-03 2010-09-09 Lockheed Martin Corporation Method for the prevention of nanoparticle agglomeration at high temperatures
AU2010235123A1 (en) * 2009-04-10 2011-10-06 Applied Nanostructured Solutions Llc Apparatus and method for the production of carbon nanotubes on a continuously moving substrate
JP5823393B2 (ja) 2009-08-03 2015-11-25 アプライド ナノストラクチャード ソリューションズ リミテッド ライアビリティー カンパニーApplied Nanostructuredsolutions, Llc 複合繊維へのナノ粒子の組み込み
AU2011302314A1 (en) 2010-09-14 2013-02-28 Applied Nanostructured Solutions, Llc Glass substrates having carbon nanotubes grown thereon and methods for production thereof
WO2012040004A1 (en) 2010-09-22 2012-03-29 Applied Nanostructured Solutions, Llc Carbon fiber substrates having carbon nanotubes grown thereon and processes for production thereof
US8608989B2 (en) * 2011-03-03 2013-12-17 Florida State University Research Foundation, Inc. Fire retardant materials and methods
RU2480398C1 (ru) * 2011-09-29 2013-04-27 Учреждение Российской академии наук Институт прикладной механики (ИПРИМ РАН) Способ получения углеродных нанотрубок и устройство для его осуществления
US20150093322A1 (en) * 2012-04-27 2015-04-02 Showa Denko K.K. Method for purifying multi-walled carbon nanotubes

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5985232A (en) * 1994-03-30 1999-11-16 Massachusetts Institute Of Technology Production of fullerenic nanostructures in flames
JP2003221216A (ja) * 2001-11-22 2003-08-05 Mitsubishi Chemicals Corp フラーレン類の製造方法及びその装置
WO2004083120A1 (en) * 2003-03-14 2004-09-30 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for synthesizing filamentary structures
WO2004096704A2 (en) * 2002-07-31 2004-11-11 Carbon Nanotechnologies, Inc. Method for making single-wall carbon nanotubes using supported catalysts
JP2005502025A (ja) * 2001-08-30 2005-01-20 ティーディーエイ リサーチ インコーポレイテッド カーボンナノ材料の製造用バーナーと燃焼装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713519B2 (en) * 2001-12-21 2004-03-30 Battelle Memorial Institute Carbon nanotube-containing catalysts, methods of making, and reactions catalyzed over nanotube catalysts
CN1673073A (zh) * 2005-03-11 2005-09-28 北京大学 一种合成单壁碳纳米管的方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5985232A (en) * 1994-03-30 1999-11-16 Massachusetts Institute Of Technology Production of fullerenic nanostructures in flames
JP2005502025A (ja) * 2001-08-30 2005-01-20 ティーディーエイ リサーチ インコーポレイテッド カーボンナノ材料の製造用バーナーと燃焼装置
JP2003221216A (ja) * 2001-11-22 2003-08-05 Mitsubishi Chemicals Corp フラーレン類の製造方法及びその装置
WO2004096704A2 (en) * 2002-07-31 2004-11-11 Carbon Nanotechnologies, Inc. Method for making single-wall carbon nanotubes using supported catalysts
WO2004083120A1 (en) * 2003-03-14 2004-09-30 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for synthesizing filamentary structures

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012034532; R. L. VANDER WAL et al.: 'Comparative flame and furnace synthesis of single-walled carbon nanotubes' Chemical Physics Letters Vol.336, No.1-2, 20010309, p.24-32 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2007088867A1 (ja) 2009-06-25
EP1980529A1 (en) 2008-10-15
WO2007088867A1 (ja) 2007-08-09
CN101378988A (zh) 2009-03-04
CN101378988B (zh) 2012-04-18
US20090022651A1 (en) 2009-01-22
TW200734271A (en) 2007-09-16
KR20080092934A (ko) 2008-10-16
TWI341295B (en) 2011-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5173440B2 (ja) カーボンナノチューブの製造方法及び製造装置
JP5065898B2 (ja) 狭小な直径分布のカーボン単層ナノチューブの合成
JP5550833B2 (ja) 高品質単層カーボンナノチューブ成長の方法および装置
JP5102633B2 (ja) 長いカーボン単層ナノチューブを成長させるための方法
JP5156383B2 (ja) 単層カーボンナノチューブ合成用触媒
Shen et al. Synthesis of Ni and Ni–Cu supported on carbon nanotubes for hydrogen and carbon production by catalytic decomposition of methane
US20100086472A1 (en) Single-walled carbon nanotube catalysts and method for preparing same
Mhlanga et al. The effect of synthesis parameters on the catalytic synthesis of multiwalled carbon nanotubes using Fe-Co/CaCO3 catalysts
JP2009530214A (ja) カーボン単層ナノチューブの成長のための触媒
JP5106123B2 (ja) カーボンナノホーン担持体とカーボンナノチューブの合成方法
JP3755662B2 (ja) カーボンナノチューブの製造方法
Allaedini et al. Bulk production of bamboo-shaped multi-walled carbon nanotubes via catalytic decomposition of methane over tri-metallic Ni–Co–Fe catalyst
Esteves et al. Influence of space velocity and catalyst pretreatment on COx free hydrogen and carbon nanotubes production over CoMo/MgO catalyst
JP6403144B2 (ja) 気相法微細炭素繊維の製造方法
KR20120116232A (ko) 탄소나노튜브 합성용 금속촉매 제조방법 및 이를 이용한 탄소나노튜브 제조방법
Kim et al. Unveiling the effect of gas treatment on the electronic structure of carbon nanotube-supported Pd catalysts for electroreduction of H2O2 and Heck reaction
Lima et al. Synthesis of multi-walled carbon nanotubes by catalytic chemical vapor deposition using Cr2− xFexO3 as catalyst
Karthikeyan et al. Carbon nanotubes from unconventional resources: Part A: Entangled multi-walled carbon nanotubes and Part B: Vertically-aligned carbon nanotubes
Kang et al. Catalytic growth of single-and double-walled carbon nanotubes from Fe–Mo nanoparticles supported on MgO
JP2021028284A (ja) カーボンナノチューブの製造装置および製造方法
Kiciński et al. Carbon xerogel-supported iron as a catalyst in combustion synthesis of carbon fibrous nanostructures
JP2009041151A (ja) 燃焼法による炭素繊維の製造方法
Chai et al. Catalyzed decomposition of methane into COx-free hydrogen and filamentous carbons over NiO-CuO/SiO2: effect of NiO-CuO loadings
Ibrahim et al. Transient Size Analysis of Carbon Nanotube Synthesized in Diffusion Flame Environment
Joshi et al. Catalytic Induced Thermal Conversion of Amorphous Carbon into Single Walled Carbon Nanotubes

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091027

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5173440

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees