JP5173317B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル信号をソース入力形式およびシンク入力形式で入力可能な入力回路を備えたインバータ装置、およびデジタル信号をソース出力形式およびシンク出力形式で出力可能な出力回路を備えたインバータ装置に関する。
インバータ装置は、単体で或いは上位の制御装置に組み込まれて用いられる。この場合、インバータ装置に対し動作指令を与えるためおよびインバータ装置から運転状態を得るために、インバータ装置は多数の入力端子および出力端子を備えている。接点入力端子は、外部に接続されたスイッチ手段例えば接点やロジックのオンオフ状態に応じてデジタル信号を入力する端子で、正転/逆転運転指令、運転準備指令、多段速度指令、直流制動指令、リセット指令などの信号を入力するようになっている。また、接点出力端子は、外部に接続された負荷例えばリレーコイルやロジックに対しデジタル信号を出力する端子で、周波数下限(上限)リミット信号、低速度検出信号、指定速度到達信号、トリップ信号、過負荷検出信号などを出力するようになっている。
デジタル信号の入力形式には、外部に接続される接点等に電流を流し出すように構成し、そのリターン電流の有無によりデジタル信号を入力するソース入力形式と、接点等からのリターン電流を吸い込むように構成し、その接点等への流し出し電流の有無によりデジタル信号を入力するシンク入力形式とがある。デジタル信号の出力形式についても同様に、外部に接続されるリレーコイル等に電流を流し出すことによりデジタル信号を出力するソース出力形式と、リレーコイル等から電流を吸い込むことによりデジタル信号を出力するシンク出力形式とがある。
インバータの製造メーカは、製造機種の数を削減するため、上記ソース形式とシンク形式とを切り替えるスイッチを備え、両形式とも使用可能に構成したインバータ装置を製造している。例えば特許文献1に記載のインバータ装置は、入力端子をプルアップする接続状態とプルダウンする接続状態とを切り替えるスイッチを備え、このスイッチの切替状態に基づいてシンク入力形式とソース入力形式とを判別し、その判別結果に応じて入力信号を反転してまたは非反転のままマイコンに出力するインターフェイス回路を備えている。このインターフェイス回路は、さらに判別結果に基づいてシンク出力形式とソース出力形式とを切り替える機能も備えている。
特開平11−161391号公報
図7は、特許文献1記載のインバータ装置をはじめとして従来のインバータ装置が備えているデジタル入出力回路の概略構成を示している。インバータ装置1のデジタル入力回路2は、複数の入力端子3(図では1つのみ示す)の他にソース入力形式用のコモン端子4とシンク入力形式用のコモン端子5とを備えている。入力端子3は、スイッチ6を介してソース入力形式の信号入力回路7とシンク入力形式の信号入力回路8の何れかに接続されるようになっており、コモン端子4、5は、それぞれ電源線9、10(24V、0V)に接続されている。
同様に、デジタル出力回路11は、複数の出力端子12(図では1つのみ示す)の他にソース出力形式用のコモン端子13とシンク出力形式用のコモン端子14とを備えている。出力端子12は、スイッチ15を介してソース出力形式の信号出力回路16とシンク出力形式の信号出力回路17の何れかに接続されるようになっており、コモン端子13、14は、それぞれ上記コモン電源線10、9に接続されている。
しかし、この構成では入力回路2および出力回路11にそれぞれ2つのコモン端子4、5およびコモン端子13、14が必要になるため、端子数が増大しインバータ装置1の小型化が阻まれる。また、ソース入力形式の接点18は実線で示すように端子3−4間に接続し、シンク入力形式の接点19は破線で示すように端子3−5間に接続する必要があり、同様にソース出力形式のリレーコイル20は実線で示すように端子12−13間に接続し、シンク出力形式のリレーコイル21は破線で示すように端子12−14間に接続する必要がある。このようにソース形式とシンク形式とで外部結線が異なるため、ユーザにとって煩雑になり誤接続が生じる虞があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、デジタル信号を入出力するための端子数を極力削減でき、且つ、端子へのスイッチ手段や負荷の結線が容易となるデジタル入出力回路を備えたインバータ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載のインバータ装置は、外部に接続されるスイッチ手段の開閉状態に応じたデジタル信号をソース入力形式およびシンク入力形式で入力可能なインバータ装置において、前記各スイッチ手段の一端がそれぞれ接続される入力端子と、前記各スイッチ手段の他端が共通に接続されるコモン端子と、前記コモン端子をソース入力形式に対応した第1のコモン電位とシンク入力形式に対応した第2のコモン電位の何れかに接続する第1の切替手段と、前記各入力端子ごとに設けられ、ソース入力形式およびシンク入力形式のデジタル信号をそれぞれ入力する第1および第2の入力回路と、前記第1の切替手段と連動し、前記各入力形式に応じて前記入力端子を前記第1および第2の入力回路の何れかに接続する第2の切替手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、入力形式にかかわらず各スイッチ手段を各入力端子と共通のコモン端子との間に接続すれば、第1および第2の切替手段が連動するので、ソース入力形式に切り替えると、コモン端子が第1のコモン電位に接続されるとともに入力端子が第1の入力回路に接続され、ソース入力形式で信号を入力可能となる。一方、シンク入力形式に切り替えると、コモン端子が第2のコモン電位に接続されるとともに入力端子が第2の入力回路に接続され、シンク入力形式で信号を入力可能となる。
請求項2記載のインバータ装置は、外部に接続される負荷に対しソース出力形式およびシンク出力形式でデジタル信号を出力可能なインバータ装置において、前記各負荷の一端がそれぞれ接続される出力端子と、前記各負荷の他端が共通に接続されるコモン端子と、前記コモン端子をソース出力形式に対応した第1のコモン電位とシンク出力形式に対応した第2のコモン電位の何れかに接続する第1の切替手段と、前記各出力端子ごとに設けられ、ソース出力形式およびシンク出力形式のデジタル信号をそれぞれ出力する第1および第2の出力回路と、前記第1の切替手段と連動し、前記出力形式に応じて前記出力端子を前記第1および第2の出力回路の何れかに接続する第2の切替手段とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、出力形式にかかわらず各負荷を各出力端子と共通のコモン端子との間に接続すれば、第1および第2の切替手段が連動するので、ソース出力形式に切り替えると、コモン端子が第1のコモン電位に接続されるとともに出力端子が第1の出力回路に接続され、ソース出力形式で信号を出力可能となる。一方、シンク出力形式に切り替えると、コモン端子が第2のコモン電位に接続されるとともに出力端子が第2の出力回路に接続され、シンク出力形式で信号を出力可能となる。
本発明のインバータ装置によれば、コモン端子を共通化できるので、デジタル信号を入出力するための端子数を極力削減できる。また、入力形式または出力形式に応じてスイッチ手段または負荷を結線する端子を変更する必要がないので結線が容易となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1を参照しながら説明する。
図1は、インバータ装置に内蔵されたデジタル入出力回路の概略構成を示しており、図7と同一部分には同一符号を付している。インバータ装置31のデジタル入力回路32は、外部に接続されるスイッチ手段例えば接点18のオンオフ状態に応じたデジタル信号をソース入力形式およびシンク入力形式で入力可能である。入力するデジタル信号は、例えば正転/逆転運転指令、運転準備指令、多段速度指令、直流制動指令、リセット指令などの複数の信号である。インバータ装置31は、複数の接点18(図1では1つのみ示す)の一端がそれぞれ接続される複数の入力端子3(図1では1つのみ示す)と、これら複数の接点18の他端が共通に接続されるコモン端子33とを備えている。
各入力端子3は、それぞれスイッチ6(第2の切替手段に相当)を介してソース入力形式の信号入力回路7(第1の入力回路に相当)とシンク入力形式の信号入力回路8(第2の入力回路に相当)の何れかに接続されるようになっている。スイッチ6と信号入力回路7、8は、各入力端子3ごとに設けられている。一方、コモン端子33は、スイッチ34(第1の切替手段に相当)を介して電源線9、10の何れかに接続されるようになっている。電源線9は、ソース入力形式に対応した第1のコモン電位であるVd(24V)の電位を有し、電源線10は、シンク入力形式に対応した第2のコモン電位である0Vの電位を有している。スイッチ6とスイッチ34は、ユーザによるソース入力形式またはシンク入力形式の選択操作により連動して切り替えられる。
インバータ装置31のデジタル出力回路35は、外部に接続される負荷例えばリレーコイル20に対しデジタル信号をソース出力形式およびシンク出力形式で出力可能である。出力するデジタル信号は、例えば周波数下限(上限)リミット信号、低速度検出信号、指定速度到達信号、トリップ信号、過負荷検出信号などの複数の信号である。インバータ装置31は、複数のリレーコイル20(図1では1つのみ示す)の一端がそれぞれ接続される複数の出力端子12(図1では1つのみ示す)と、これら複数のリレーコイル20の他端が共通に接続されるコモン端子36とを備えている。
各出力端子12は、それぞれスイッチ15(第2の切替手段に相当)を介してソース出力形式の信号出力回路16(第1の出力回路に相当)とシンク出力形式の信号出力回路17(第2の出力回路に相当)の何れかに接続されるようになっている。スイッチ15と信号出力回路16、17は、各出力端子12ごとに設けられている。一方、コモン端子36は、スイッチ37(第1の切替手段に相当)を介して電源線10、9の何れかに接続されるようになっている。電源線10は、ソース出力形式に対応した第1のコモン電位を有しており、電源線9は、シンク出力形式に対応した第2のコモン電位を有している。スイッチ15とスイッチ37は、ユーザによるソース出力形式またはシンク出力形式の選択操作により連動して切り替えられる。なお、上記したスイッチ6、34およびスイッチ15、37は、メカニカルスイッチに限らずアナログスイッチであってもよい。
この構成によれば、デジタル入力回路32において、入力形式にかかわらず、スイッチ手段である接点18を各入力端子3と共通のコモン端子33との間に接続することができる。スイッチ6、34が連動してソース入力形式側に切り替えられると、電源線9からスイッチ34、コモン端子33、接点18、入力端子3、スイッチ6を介して信号入力回路7に至る電流経路が形成され、接点18のオンオフ状態に応じてソース入力形式によりデジタル信号を入力することができる。また、スイッチ6、34が連動してシンク入力形式側に切り替えられると、信号入力回路8からスイッチ6、入力端子3、接点18、コモン端子33、スイッチ34を介して電源線10に至る電流経路が形成され、接点18のオンオフ状態に応じてシンク入力形式によりデジタル信号を入力することができる。
同様に、デジタル出力回路35において、出力形式にかかわらず、負荷であるリレーコイル20を各出力端子12と共通のコモン端子36との間に接続することができる。スイッチ15、37が連動してソース出力形式側に切り替えられると、信号出力回路16からスイッチ15、出力端子12、リレーコイル20、コモン端子36、スイッチ37を介して電源線10に至る電流経路が形成され、信号出力回路16からリレーコイル20にソース出力形式によりデジタル信号を出力することができる。また、スイッチ15、37が連動してシンク出力形式側に切り替えられると、電源線9からスイッチ37、コモン端子36、リレーコイル20、出力端子12、スイッチ15を介して信号出力回路17に至る電流経路が形成され、信号出力回路17からリレーコイル20にシンク出力形式によりデジタル信号を出力することができる。
以上説明した本実施形態によれば、デジタル入出力回路32、35において、それぞれ外部接続されるスイッチ手段、負荷に対するコモン端子33、36が入出力形式にかかわらず1つに共通化されているので、これまでソース/シンク入出力形式ごとに別々のコモン端子が必要であった従来構成(図7参照)と比較して端子数を低減することができ、インバータ装置の小型化を図ることができる。また、ユーザによる入出力形式の選択操作は従来通りとしながらコモン端子が共通化されているので、ユーザによるコモン端子への誤接続や誤操作を防止することができる。さらに、スイッチ6と34およびスイッチ15と37は、それぞれユーザによる入出力形式の選択に応じて連動して切り替えられるので、ユーザによるスイッチの設定を簡単化できるとともに誤設定を防止することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図2を参照しながら説明する。
図2は、デジタル入力回路32に設けられた表示手段の構成を示している。コモン端子33と電源線10(シンク入力形式に対応したコモン電位)との間に発光素子38が接続され、コモン端子33と電源線9(ソース入力形式に対応したコモン電位)との間に発光素子39が接続されている。発光素子38、39(表示手段、表示器に相当)は、それぞれ端子間に電圧Vdが印加されることにより発光するようになっており、コモン端子33の電位に応じて異なる表示状態(点灯/消灯)を呈する。
スイッチ34がソース入力形式側に切り替えられると、発光素子38が発光し、発光素子39が消灯する。一方、スイッチ34がシンク入力形式側に切り替えられると、発光素子38が消灯し、発光素子39が発光する。その結果、ユーザは、発光素子38が発光しているときはスイッチ34がソース入力形式側に切り替えられており、発光素子39が発光しているときはスイッチ34がシンク入力形式側に切り替えられていることを視覚上容易に確認することができる。この場合、発光素子38、39の発光色が異なると、現在の入力形式の設定に対する識別性を一層高められる。
なお、発光素子38、39の何れか一方のみを設ける構成としてもよい。例えば発光素子38のみを設ける場合、発光しているときはソース入力形式に設定されており、消灯しているときはシンク入力形式に設定されていることを確認することができる。また、発光素子39のみを設ける場合、発光しているときはシンク入力形式に設定されており、消灯しているときはソース入力形式に設定されていることを確認することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図3を参照しながら説明する。
図3は、インバータ装置のうち特にデジタル入力回路の構成を具体的に示したもので、図1と同一部分には同一符号を付している。インバータ装置41は、インバータ主回路42、インバータ制御回路43、デジタル入力回路44、図示しないデジタル出力回路などから構成されている。インバータ主回路42は、入力した交流電圧を整流して直流電源線45、46間に出力するコンバータ47、直流電源線45、46間に接続されたコンデンサ48、直流電圧を指令電圧および指令周波数の交流電圧に変換して出力するインバータ49から構成されている。インバータ49を構成するスイッチング素子例えばIGBTは、インバータ制御回路43から出力されるゲート信号により駆動される。
接点18(例えば微小電流リレー接点)に対するデジタル入力回路44は、入力端子3、コモン端子33、スイッチ50、フォトカプラ51および抵抗52〜54から構成されている。フォトカプラ51は、その入力端子間に逆並列に接続された発光ダイオードと、出力端子間に接続されたフォトトランジスタとから構成されている。入力端子間には抵抗53が外付けされており、出力端子間はプルアップ用の抵抗54を介して電源線55、56間に接続されている。電源線55、56は、インバータ制御回路43の電源電圧Vcc(5V)を供給しており、電源線9、10とは絶縁されている。
スイッチ50は、図1に示すスイッチ6と34とからなる2c接点構造を有しており、両スイッチ6、34は連動して動作するようになっている。ソース入力形式の信号入力回路とシンク入力形式の信号入力回路は、上記フォトカプラ51を主体とする回路により共通化されており、入力端子3とスイッチ6との間に接続されている。すなわち、入力端子3は、抵抗52とフォトカプラ51の入力端子間とを介してスイッチ6の共通接点に接続されており、コモン端子33は、スイッチ34の共通接点に接続されている。ソース入力形式の場合、スイッチ6は電源線10側、スイッチ34は電源線9側に切り替えられ、シンク入力形式の場合、スイッチ6は電源線9側、スイッチ34は電源線10側に切り替えられるようになっている。
ユーザがソース入力形式を選択すると、スイッチ6、34はともに図中下側の接点がオンするように連動して切り替えられる。接点18がオンすると、電源線9からスイッチ34、コモン端子33、接点18、入力端子3、抵抗52、フォトカプラ51、スイッチ6を介して電源線10に電流が流れ、フォトカプラ51はオン状態となり、接点オンに対応したLレベルのデジタル入力信号がインバータ制御回路43に与えられる。接点18がオフすると、フォトカプラ51はオフ状態となり、接点オフに対応したHレベルのデジタル入力信号がインバータ制御回路43に与えられる。
一方、ユーザがシンク入力形式を選択すると、スイッチ6、34はともに図中上側の接点がオンするように連動して切り替えられる。接点18がオンすると、電源線9からスイッチ6、フォトカプラ51、抵抗52、入力端子3、接点18、コモン端子33、スイッチ34を介して電源線10に電流が流れ、フォトカプラ51はオン状態となり、Lレベルのデジタル入力信号がインバータ制御回路43に与えられる。接点18がオフすると、フォトカプラ51はオフ状態となり、Hレベルのデジタル入力信号がインバータ制御回路43に与えられる。
本実施形態によれば、入力形式によらずコモン端子が1つに共通化されているので、端子数を低減することができ、インバータ装置41の小型化が図れる。また、ユーザによるコモン端子への誤接続を防止することができ、スイッチ50の設定も簡単化できる。さらに、双方向の入力電流によりオンするフォトカプラ51により信号入力回路を構成したので、ソース入力形式とシンク入力形式とで信号入力回路を共通化することができる。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図4を参照しながら説明する。
図4は、インバータ装置のうち特にデジタル出力回路の構成を具体的に示したもので、図1または図3と同一部分には同一符号を付している。インバータ装置61は、インバータ主回路42、インバータ制御回路43、デジタル出力回路62、図示しないデジタル入力回路などから構成されている。
負荷例えばリレーコイル20に対するデジタル出力回路62は、出力端子12、コモン端子36、スイッチ63、フォトリレー64および抵抗65から構成されている。フォトリレー64は、双方向性の光結合素子であり、その入力端子間に接続された発光ダイオードと、出力端子間に接続されたフォトMOSFETとから構成されている。電源線55とインバータ制御回路43の出力端子との間には、上記フォトリレー64の発光ダイオードと抵抗65とが直列に接続されている。
スイッチ63は、図1に示すスイッチ15と37とからなる2c接点構造を有しており、両スイッチ15、37は連動して動作するようになっている。ソース出力形式の信号出力回路とシンク出力形式の信号出力回路は、上記フォトリレー64を主体とする回路により共通化されており、出力端子12とスイッチ15との間に接続されている。すなわち、出力端子12は、フォトリレー64のフォトMOSFETを介してスイッチ15の共通接点に接続されており、コモン端子36は、スイッチ37の共通接点に接続されている。ソース出力形式の場合、スイッチ15は電源線9側、スイッチ37は電源線10側に切り替えられ、シンク出力形式の場合、スイッチ15は電源線10側、スイッチ37は電源線9側に切り替えられるようになっている。
ユーザがソース出力形式を選択すると、スイッチ15、37はともに図中上側の接点がオンするように連動して切り替えられる。インバータ制御回路43がLレベルの出力信号を出力すると、フォトリレー64がオン状態となり、電源線9からスイッチ15、フォトリレー64、出力端子12、リレーコイル20、コモン端子36、スイッチ37を介して電源線10に電流が流れ、リレーコイル20が通電状態となる。インバータ制御回路43がHレベルの出力信号を出力すると、フォトリレー64がオフ状態となり、リレーコイル20が断電状態となる。
一方、ユーザがシンク出力形式を選択すると、スイッチ15、37はともに図中下側の接点がオンするように連動して切り替えられる。インバータ制御回路43がLレベルの出力信号を出力すると、フォトリレー64がオン状態となり、電源線9からスイッチ37、コモン端子36、リレーコイル20、出力端子12、フォトリレー64、スイッチ15を介して電源線10に電流が流れ、リレーコイル20が通電状態となる。インバータ制御回路43がHレベルの出力信号を出力すると、フォトリレー64がオフ状態となり、リレーコイル20が断電状態となる。
本実施形態によれば、出力形式によらずコモン端子が1つに共通化されているので、端子数を低減することができ、インバータ装置61の小型化が図れる。また、ユーザによるコモン端子への誤接続を防止することができ、スイッチ63の設定も簡単化できる。さらに、双方向出力タイプのフォトリレー64により信号出力回路を構成したので、ソース出力形式とシンク出力形式とで信号出力回路を共通化することができる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態について図5を参照しながら説明する。
図5は、デジタル出力回路62に設けられた表示手段の具体的な構成を示したもので、図4と同一部分には同一符号を付している。電源線9とコモン端子36との間には、抵抗71と発光ダイオード72(表示手段、表示器に相当)とが直列に接続されている。スイッチ15、37がソース出力形式側(図中上側の接点)に切り替えられると、発光ダイオード72が発光し、シンク出力形式側(図中下側の接点)に切り替えられると、発光ダイオード72が消灯する。すなわち、ソース出力形式に切り替えられている場合にのみ発光ダイオード72が発光するので、ユーザは現在設定されている出力形式を容易に確認することができる。
なお、上記構成に替えて、電源線10とコモン端子36との間に電源線10側をカソードとして抵抗71と発光ダイオード72とを直列に接続してもよい。この場合には、シンク出力形式に切り替えられている場合にのみ発光ダイオード72が発光する。また、電源線9、10とコモン端子36との間にそれぞれ発光ダイオードを接続してもよい。
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態について図6を参照しながら説明する。
図6は、デジタル出力回路62に設けられた表示手段の具体的な構成を示したもので、図4と同一部分には同一符号を付している。コモン端子36と電源線10との間には分圧抵抗81、82の直列回路からなる電圧検出回路83(電位検出手段に相当)が接続されている。マイクロコンピュータ(マイコン)84(表示制御手段に相当)は、電圧検出回路83から出力されるコモン端子36の検出電圧Vaを入力し、その検出電圧Vaに基づいて液晶表示器や7セグメントLEDなどからなるディスプレイ85(表示器に相当)の表示を制御する。これら電圧検出回路83、マイコン84およびディスプレイ85により表示手段86が構成されている。
スイッチ15、37がソース出力形式側(図中上側の接点)に切り替えられると、検出電圧Vaは0V(Lレベル)になり、マイコン84は「ソース」、「ソース出力形式」、「source」などの文字情報からなる識別情報をディスプレイ85に表示する。一方、スイッチ15、37がシンク出力形式側(図中下側の接点)に切り替えられると、分圧された検出電圧Vaは5V(Hレベル)になり、マイコン84は「シンク」、「シンク出力形式」、「sink」などの文字情報からなる識別情報をディスプレイ85に表示する。
本実施形態によれば、スイッチ63(15、37)の切替状態に応じて、ディスプレイ85に出力形式に応じた固有の文字情報が表示されるので、ユーザは現在の出力形式を容易に識別することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第1の実施形態において、インバータ装置31にデジタル入力回路32のみまたはデジタル出力回路35のみを設けてもよい。
デジタル出力回路35についても、第2の実施形態と同様に、コモン端子36と電源線9(シンク出力形式に対応したコモン電位)との間および/またはコモン端子36と電源線10(ソース出力形式に対応したコモン電位)との間に、それぞれ発光素子を接続してもよい。
デジタル入力回路44についても、第5の実施形態と同様に、電源線9とコモン端子33との間、電源線10とコモン端子33との間の少なくとも一方に抵抗と発光ダイオードを直列に接続してもよい。
デジタル入力回路44についても、第6の実施形態と同様に表示手段86を設けてもよい。この場合、デジタル入力回路44とデジタル出力回路62とでマイコン84およびディスプレイ85を共用できる。
外部に接続されるスイッチ手段は、接点18に限られず、例えばロジック出力回路(電圧出力タイプ、電流出力タイプ)などであってもよい。
外部に接続される負荷は、リレーコイル20に限られず、例えばLEDや電球などの表示器、ロジック入力回路などであってもよい。
本発明の第1の実施形態を示すデジタル入出力回路の概略構成図 本発明の第2の実施形態を示すデジタル入力回路に設けた表示手段に係る構成図 本発明の第3の実施形態を示すインバータ装置であってデジタル入力回路の構成を詳細に示す図 本発明の第4の実施形態を示すインバータ装置であってデジタル出力回路の構成を詳細に示す図 本発明の第5の実施形態を示すデジタル出力回路に設けた表示手段に係る構成図 本発明の第6の実施形態を示す図5相当図 従来技術を示す図1相当図
符号の説明
図面中、3は入力端子、6、15はスイッチ(第2の切替手段)、7、8は信号入力回路(第1、第2の入力回路)、12は出力端子、16、17は信号出力回路(第1、第2の出力回路)、18は接点(スイッチ手段)、20はリレーコイル(負荷)、31、41、61はインバータ装置、33、36はコモン端子、34、37はスイッチ(第1の切替手段)、38、39は発光素子(表示手段、表示器)、72は発光ダイオード(表示手段、表示器)、83は電圧検出回路(電位検出手段)、84はマイクロコンピュータ(表示制御手段)、85はディスプレイ(表示器)、86は表示手段である。

Claims (5)

  1. 外部に接続されるスイッチ手段の開閉状態に応じたデジタル信号をソース入力形式およびシンク入力形式で入力可能なインバータ装置において、
    前記各スイッチ手段の一端がそれぞれ接続される入力端子と、
    前記各スイッチ手段の他端が共通に接続されるコモン端子と、
    前記コモン端子をソース入力形式に対応した第1のコモン電位とシンク入力形式に対応した第2のコモン電位の何れかに接続する第1の切替手段と、
    前記各入力端子ごとに設けられ、ソース入力形式およびシンク入力形式のデジタル信号をそれぞれ入力する第1および第2の入力回路と、
    前記第1の切替手段と連動し、前記各入力形式に応じて前記入力端子を前記第1および第2の入力回路の何れかに接続する第2の切替手段とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  2. 外部に接続される負荷に対しソース出力形式およびシンク出力形式でデジタル信号を出力可能なインバータ装置において、
    前記各負荷の一端がそれぞれ接続される出力端子と、
    前記各負荷の他端が共通に接続されるコモン端子と、
    前記コモン端子をソース出力形式に対応した第1のコモン電位とシンク出力形式に対応した第2のコモン電位の何れかに接続する第1の切替手段と、
    前記各出力端子ごとに設けられ、ソース出力形式およびシンク出力形式のデジタル信号をそれぞれ出力する第1および第2の出力回路と、
    前記第1の切替手段と連動し、前記出力形式に応じて前記出力端子を前記第1および第2の出力回路の何れかに接続する第2の切替手段とを備えていることを特徴とするインバータ装置。
  3. 前記コモン端子の電位に応じて異なる表示状態を呈する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のインバータ装置。
  4. 前記表示手段は、前記第1および第2のコモン電位の少なくとも一方と前記コモン端子との間に接続された表示器から構成されていることを特徴とする請求項3記載のインバータ装置。
  5. 前記表示手段は、表示器と、前記コモン端子に接続された電位検出手段と、検出された電位に基づいて前記表示器に識別情報を表示させる表示制御手段とから構成されていることを特徴とする請求項3記載のインバータ装置。
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