JP5008445B2 - 検出スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、電源および負荷を直列に接続して使用するように構成された、いわゆる2線式の検出スイッチ、特に、漏れ電流および残留電圧を低減した検出スイッチに関する。本発明は、例えば流体圧シリンダのピストン位置検出スイッチとして利用される。
従来より、流体圧シリンダにおいては、そのピストン位置を検出するために、ピストンに設けられた永久磁石の磁界によってオンオフ動作する検出スイッチが取り付けられている。そのような検出スイッチに用いるセンサとして、MR素子(磁気抵抗素子)、ホール素子、またはリードスイッチなどが用いられる。
また、検出スイッチには、センサのオンオフに応じて点灯する発光ダイオードが設けられ、検出スイッチの動作状態が外部から容易に視認できるようになっている(特許文献1〜2)。
特開昭64−89815号 特許第3288955号
従来において、動作確認のための発光ダイオードは、一般に、センサの回路または負荷を含めた全体の回路と直列に接続されるように設けられている。
そのため、検出スイッチがオンしたときに、負荷に加わる電圧は、少なくとも発光ダイオードの両端の電圧の分だけ電源電圧よりも低くなる。発光ダイオードの点灯に必要な電圧は通常2ボルト程度であるから、例えば電源電圧が12ボルトである場合には、負荷に加わる電圧は10ボルト以下となってしまう。電源電圧が5ボルトであれば、それが3ボルト以下となってしまう。
したがって、例えば、TTLレベルの制御回路に検出スイッチを接続した場合には、検出スイッチがオンしても入力電圧が十分に低くならず、2ボルト程度の電圧が残ってしまう。そうすると、制御回路のスレシュホールドレベルによってはオンと見做されなくなるので、このような検出スイッチは使用することができない。
また、複数の流体圧シリンダにそれぞれ取り付けた検出スイッチを直列に接続し、それらの全部がオンとなったときにオン信号がでてシーケンスが進むように制御回路を設計することがしばしばある。そのような場合に、直列に接続する検出スイッチの個数に比例して電圧降下が大きくなるので、従来の検出スイッチでは直列に接続できる個数が少ないという問題がある。
例えば、検出スイッチを4個直列に接続した場合には、電圧降下は8ボルト程度とかなり大きくなるので、電源電圧が12ボルトであっても制御回路が動作しないことが生じる。
上に述べた特許文献1のスイッチにおいても、発光ダイオード19はスイッチング回路18を構成する終段のトランジスタ24にベース電流を流すように接続されており、発光ダイオード19およびドライブ用のトランジスタ21が全体の回路と直列に接続されている。また、発光ダイオード19およびトランジスタ21などによる残留電圧を利用して昇圧回路25が動作するようになっており、そのような残留電圧が存在することを前提として全体の回路が構成されている。
また、センサとしてMR素子やホール素子を用いた場合には、検出スイッチがオフの状態であってもそれらセンサを動作させるための電流が必要である。負荷回路にとってはその電流が漏れ電流となるので、漏れ電流ができるだけ小さいことが好ましい。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、オン状態での電圧降下を従来よりも低くすることができ、またオフ状態での漏れ電流を少なくすることができ、より多くの個数の検出スイッチを直列に接続して使用することが可能な検出スイッチを提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る検出スイッチは、外部の物理量の変化を検出して検出信号を出力するセンサがケーシングに内蔵され、外部の電源および負荷を直列に接続して使用するように構成された検出スイッチであって、前記外部の電源および負荷を接続するための2つの接続端子と、前記2つの接続端子の間に接続されており、前記センサの検出信号に基づいてオンするスイッチング回路と、前記外部の電源によって第1の電圧を発生させる電圧発生回路と、前記電圧発生回路から出力される第1の電圧を昇圧して第2の電圧を出力する昇圧回路と、前記センサの検出信号が出力されたときに、前記第2の電圧が印加されて発光するように接続された発光ダイオードと、を有し、前記電圧発生回路は、前記スイッチング回路に流れる電流によって前記第1の電圧を発生させるように接続され、前記センサは、その検出信号が出力されないときは前記2つの接続端子から電源の供給を受けるように、かつその検出信号が出力されたときは前記昇圧回路から電源の供給を受けるように接続される。
または、前記電圧発生回路は、前記2つの接続端子の間に接続され、前記センサは、その検出信号が出力されないときは前記電圧発生回路から電源の供給を受けるように、かつその検出信号が出力されたときは前記昇圧回路から電源の供給を受けるように接続され、前記昇圧回路は、前記センサの検出信号が出力されないときは前記第1の電圧が入力されないように、かつ前記センサの検出信号が出力されたときは前記第1の電圧が入力されるように接続され、前記スイッチング回路は、前記昇圧回路が第2の電圧を出力したときにオンするように接続される。
好ましくは、前記センサは、電源端子、接地端子、および出力端子の3つの接続端子を有し、外部の物理量の変化を検出したときに前記出力端子から検出信号を出力する3端子センサである。
好ましくは、前記電圧発生回路は、第1の電圧として1ボルト程度以下の電圧を出力し、前記昇圧回路は、前記発光ダイオードに電流を流すように第2の電圧を出力する。
前記昇圧回路として、DC/DC変換器を用いることができる。
本発明によると、オン状態での電圧降下を従来よりも低くすることができ、またオフ状態での漏れ電流を少なくすることができ、より多くの個数の検出スイッチを直列に接続して使用することが可能となる。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明に係る第1の実施形態の検出スイッチ1の構成を示す図である。
図1において、検出スイッチ1は、センサ11、電圧発生回路12、昇圧回路13、スイッチング回路14、および発光ダイオードLEDなどからなり、これらがケーシング10に収納されている。
検出スイッチ1と負荷FKおよび電源PSなどとの接続のために、接続端子T1〜2が設けられている。接続端子T1〜2は、ケーシング10に直接に取り付けられていてもよいし、ケーシング10から引き出されたリード線の先端部に設けられていてもよい。また、リード線の先端部それ自体であってもよい。
センサ11は、例えばピストンに設けられた永久磁石などの外部の磁界によってオンオフ動作を行うMRセンサ(磁気抵抗センサ)である。センサ11は、外部の磁界などを検出したときに、検出信号S1を出力する。
MRセンサとして、電源端子、接地端子、および出力端子の3つの接続端子を有し、外部の磁界の変化を検出したときに出力端子から検出信号S1を出力する3端子センサを用いる。
つまり、MRセンサには、2つのMR素子が直列に接続され、その接続点から出力が取り出されるように構成したものがある。また、例えば2つのMR素子と温度補償用の2つの抵抗器とがブリッジ接続されたものもある。また、それらの構成に加えて、比較回路や増幅回路などをも含めてIC化されたものもある。MRセンサとしてこれら種々の構成のものを採用することが可能である。また、センサ11としてホール素子、その他の検出素子を用いることが可能である。
電圧発生回路12は、2つの接続端子T1〜2の間に接続されており、外部の電源PSからの電圧の供給を受けて第1の電圧V1を発生させるものである。通常、電圧発生回路の漏れ電流が検出スイッチ1の漏れ電流となる。したがって、電圧発生回路12のインピーダンスは高いほど好ましい。また、スイッチング回路14がオンしたときには、スイッチング回路14の残留電圧によって電圧発生回路12が動作して第1の電圧V1を出力する必要がある。検出スイッチ1による電圧降下を小さくするにはスイッチング回路14の残留電圧を小さくする必要があるので、電圧発生回路12の最低動作電圧も小さいほど好ましい。電圧発生回路12の最低動作電圧および第1の電圧V1は、例えば1ボルトまたはそれ以下の電圧である。また、第1の電圧V1によって昇圧回路13が動作するので、第1の電圧V1はまた、昇圧回路13が動作するに必要十分な大きさの電圧である必要がある。
このような電圧発生回路12として、定電圧ダイオード、定電流ダイオード(CRD:Current Regulativ Diode )、ダイオード、トランジスタ、または抵抗器などを組み合わせた公知の回路を用いることが可能である。
なお、電圧発生回路12を、電圧を発生させる回路とその回路に流れる電流を調整するための電流調整回路とを別々に設け、それらの共働によって電圧発生回路12として機能するように構成してもよい。
昇圧回路13は、電圧発生回路12から出力される第1の電圧V1を昇圧して第2の電圧V2を出力する。第2の電圧V2の大きさは、発光ダイオードLEDに電流を流して発光させることができる程度の電圧であればよい。例えば、2ボルト以上の電圧であればよい。また、第2の電圧V2は、解放時には高い電圧であっても発光ダイオードLEDが接続されたときに電圧が低下して適当な電圧となるようなものでもよい。この場合には、第2の電圧V2を出力する昇圧回路13は定電流供給原として動作することになる。
このような昇圧回路13として、DC/DC変換器を用いることができる。DC/DC変換器は、入力された直流電圧(第1の電圧V1)を直流の異なる電圧(第2の電圧V2)に変換する。その際に、出力として定電流原として動作するように構成されたものであれば、発光ダイオードLEDを発光させるに好都合である。
発光ダイオードLEDは、検出スイッチ1がオンしたことを確認するためのものであり、昇圧回路13から出力される第2の電圧V2により流れる電流によって点灯する。発光ダイオードLEDと昇圧回路13の出力との間には、センサ11の検出信号S1によってオンオフ動作するスイッチASが設けられている。
つまり、センサ11の検出信号S1が出力されたときにのみ、スイッチASがオンし、発光ダイオードLEDは点灯する。
なお、スイッチASは、例えば半導体回路によって構成されるアナログスイッチであり、消費電力は微小である。
スイッチング回路14は、例えばスイッチングトランジスタによって構成され、センサ11からの検出信号S1が例えばそのベースに入力される。スイッチング回路14は、検出信号S1が出力されたときにオンし、2つの接続端子T1〜2が短絡に近い状態となる。
このように構成された検出スイッチ1では、接続端子T1〜2の間に負荷FKと電源PSとが直列に接続されて使用される。なお、シーケンサなどの多くの制御装置では、負荷FKと電源PSとが一体となっている。
センサ11に磁界が作用しないときは、センサ11はオフであり、検出信号S1は出力されない。したがって、スイッチング回路14はオフであり、負荷FKには電流が流れない。スイッチASがオフとなるので、発光ダイオードLEDは消灯する。
磁界が作用してセンサ11がオンすると、スイッチング回路14がオンし、負荷FKに電流が流れ、所定の制御が行われる。また、スイッチASがオンして発光ダイオードLEDが点灯する。発光ダイオードLEDの点灯によって、検出スイッチ1がオンしていることが容易に確認できる。
このとき、電圧降下を発生するのはスイッチング回路14のみであるので、電圧降下を小さくすることができる。例えば1ボルト程度にすることができる。したがって、TTLレベルの制御回路に用いた場合にも、誤動作することなく使用することができる。また、多くの個数の検出スイッチ1を直列に接続しても、電圧降下が従来よりも小さいので、より多くの検出スイッチ1を直列に接続して使用することができる。
また、検出スイッチ1がオフのときの漏れ電流は、センサ11を動作させるためだけに必要であるので、小さくすることができる。
なお、第1の実施形態の検出スイッチ1は、請求項1および2の検出スイッチに対応する。
〔第2の実施形態〕
図2は本発明に係る第2の実施形態の検出スイッチ1Bの回路を示す図である。
図2において、センサ11B、電圧発生回路12B、昇圧回路13B、スイッチング回路14B、および発光ダイオードLEDは、それ自体の機能は図1に示す第1の実施形態のそれぞれと同じであるので、ここでは相違点のみを説明する。以下においても同様である。
電圧発生回路12Bは、スイッチング回路14Bに流れる電流によって第1の電圧V1を発生させるように接続されている。したがって、検出スイッチ11Bがオンのときにのみ、電圧発生回路12Bが動作し、第1の電圧V1が出力される。
接続端子T1とセンサ11Bの電源供給端子との間に、センサ11Bの検出信号S1によって切り換えられるスイッチAS2が設けられている。スイッチAS2は、検出信号S1がオフのときに接点bとcが導通し、検出信号S1がオンのときに接点aとcが導通する。
これにより、センサ11Bは、検出信号S1が出力されないときは外部の電源PS1から電源の供給を受けるように、かつ検出信号S1が出力されたときは昇圧回路13Bから電源の供給を受けるように接続されることになる。
スイッチAS2による切り換えの間において、センサ11Bへの電源の供給が瞬断するのを防止するために、コンデンサC3が設けられている。コンデンサC3の容量は、スイッチAS2の切り換えの間においてセンサ11Bに電源を供給できるに十分な値となっている。
発光ダイオードLEDは、昇圧回路13Bが第2の電圧V2を出力したときには常に発光するように接続されている。
このように構成された検出スイッチ1Bでは、センサ11Bに磁界が作用しないときは、センサ11Bはオフであり、検出信号S1は出力されない。したがって、スイッチング回路14Bはオフであり、負荷FK1には電流が流れない。第1の電圧V1および第2の電圧V2は出力されないので、発光ダイオードLEDは消灯する。
磁界が作用してセンサ11Bがオンすると、スイッチング回路14Bがオンし、負荷FKに電流が流れる。これとともに、電圧発生回路12Bが第1の電圧V1を出力し、昇圧回路13Bが第2の電圧V2を出力し、これによって発光ダイオードLEDが点灯する。発光ダイオードLEDの点灯によって、検出スイッチ1Bがオンしていることが容易に確認できる。
また、検出信号S1によってスイッチAS2がオンし、センサ11Bの電源が昇圧回路13Bから供給される。これにより、接続端子T1〜2の間の電圧が低下しても、センサ11Bは動作を継続することができる。
このとき、電圧降下を発生するのはスイッチング回路14Bと電圧発生回路12Bとであるが、上に述べたように電圧発生回路12Bの電圧降下は小さいので、全体の電圧降下を小さく抑えることができる。
また、検出スイッチ1Bがオフのときの漏れ電流は、センサ11Bを動作させるためだけに必要であるので、小さくすることができる。例えば、0.1mA程度に抑えることができる。
なお、第2の実施形態の検出スイッチ1は、請求項1および3の検出スイッチに対応する。
〔第3の実施形態〕
図3は本発明に係る第3の実施形態の検出スイッチ1Cの回路を示す図である。
図3において、電圧発生回路12Cは、その出力である第1の電圧V1が、スイッチAS3によって、センサ11Cと昇圧回路13Cとに切り換えられるように接続されている。スイッチAS3は、検出信号S1がオフのときに接点bとcが導通し、検出信号S1がオンのときに接点aとcが導通する。
これにより、センサ11Cは、検出信号S1が出力されないときは電圧発生回路12Cから電源の供給を受けるように、検出信号S1が出力されたときは昇圧回路13Cから電源の供給を受けるように接続されることになる。
また、昇圧回路13Cは、検出信号S1が出力されないときは第1の電圧V1が入力されないように、かつ検出信号S1が出力されたときは第1の電圧V1が入力されるように接続される。
また、スイッチング回路14Cは、昇圧回路13Cが第2の電圧V2を出力したときにオンするように接続されている。
ダイオードD1およびD2は、電流および電圧の逆流を防止するためのものである。
このように構成された検出スイッチ1Cでは、センサ11Cに磁界が作用しないときは、センサ11Cはオフであり、検出信号S1は出力されない。したがって、電圧発生回路12Cの出力する第1の電圧V1は昇圧回路13Cに入力されず、第2の電圧V2は出力されないので、スイッチング回路14Cはオフであり、かつ発光ダイオードLEDも点灯しない。
磁界が作用してセンサ11Cがオンすると、第1の電圧V1は昇圧回路13Cに入力され、第2の電圧V2が出力されてスイッチング回路14Cがオンし、かつ発光ダイオードLEDが点灯する。
このとき、電圧降下を発生するのは並列的に接続されたスイッチング回路14Cと電圧発生回路12Cとであるが、上に述べたようにそれらの電圧降下は小さいので、全体の電圧降下も小さい。電圧降下は、例えば、1ボルト程度である。
また、検出スイッチ1Cがオフのときの漏れ電流は、電圧発生回路12Cによってセンサ11Cを動作させるためだけに必要であるので、小さくすることができる。漏れ電流は、例えば、0.1mA程度に抑えることができる。
したがって、より多くの検出スイッチ1Cを直列に接続し、または並列に接続して使用することができ、また電圧降下や漏れ電流による制御回路の誤動作なども起こらない。
なお、第3の実施形態の検出スイッチ1は、請求項1および4の検出スイッチに対応する。
〔第4の実施形態〕
第4の実施形態は、第3の実施形態をさらに具体的に示したものである。
図4は本発明に係る第4の実施形態の検出スイッチ1Dの回路を示す図、図5は検出スイッチ1Dの動作を説明するためのタイミング図である。
図4において、電圧発生回路12Dには、定電流ダイオードとして動作するJ型の電界効果トランジスタ(FET)Q1が用いられている。電圧発生回路12Dは、定電圧供給回路として動作する。電圧発生回路12Dそれ自体の構成については公知であり、例えば上に述べた特許文献2を参照することができる。
昇圧回路13DとしてDC/DC変換器DDCが用いられている。
DC/DC変換器DDCは、入力端子VINと共通端子GNDとの間に印加される電圧(第1の電圧V1)によって動作し、出力端子SWと出力端子LEDとの間に電圧(第2の電圧V2)を出力し、それらの間に接続された発光ダイオードLED1に一定の電流を流す。
ダイオードD4は、発光ダイオードLED1に直流を流すためのものである。コンデンサC1,C2、チョークコイルCH1、抵抗R1などは、DC/DC変換器DDCの動作に必要な回路部品である。
このようなDC/DC変換器DDCとして、「LEDドライバ」などの名称で市販されている公知のものを用いることが可能である。
図5において、電源PSの電圧は24ボルトであり、したがって接続端子T1〜2間の電圧S0は約24ボルト、電圧発生回路12Dの出力する第1の電圧V1(S2)は約2ボルトであるとする。
この状態で、検出スイッチ1Dに加わる磁界が大きく(「H」に)なると、センサ11Dが検出信号S1を出力し、これによりスイッチAS4が切り換わり、昇圧回路13Dの入力(S3)として第1の電圧V1が印加される。このときの第1の電圧V1は、例えば2〜3ボルトである。これによって、昇圧回路13Dが第2の電圧V2を出力し、発光ダイオードLEDが点灯するとともに、トランジスタQ2,4,5がオンする。第2の電圧V2は、例えば2ボルトである。
この状態で、検出スイッチ1Dはオン状態となり、接続端子T1〜2間の電圧S0は約1ボルトに低下する。これによって、電圧発生回路12Dの第1の電圧V1(S2)も1ボルトに低下し、昇圧回路13Dの入力(S3)も1ボルトに低下する。しかし、昇圧回路13Dは、1ボルトの入力電圧でも影響なく動作し、第2の電圧V2を出力する。
検出スイッチ1Dに加わる磁界が小さく(「L」に)なると、上に述べたと逆の動作が行われ、検出スイッチ1Dはオフ状態となる。
検出スイッチ1Dでは、オン時の電圧降下が小さく、例えば、1ボルト程度である。また、オフ時の漏れ電流は、電圧発生回路12Dによってセンサ11Dを動作させるためだけに必要であるので小さく、例えば、0.1mA程度である。
したがって、多くの検出スイッチ1Dを直列に接続し、または並列に接続して使用することができ、また電圧降下や漏れ電流による制御回路の誤動作なども起こらない。
なお、第4の実施形態の検出スイッチ1は、請求項1および4の検出スイッチに対応する。
図6は6個の検出スイッチ1a〜fを直列に接続した状態を示す図である。
図6に示すように、6個の検出スイッチ1a〜fを直列に接続した場合に、それによる電圧降下は6ボルト(1ボルト×6)程度である。したがって、負荷FKに加わる電圧VFは、電源PSの電圧VPから6ボルトを引いた電圧であり、例えば24ボルトを使用する市販のシーケンサでは十分に使用可能である。また、全部の検出スイッチ1a〜fがオンしたときには、それぞれに設けられた発光ダイオードが点灯し、それらの動作を容易に確認できる。なお、この場合に用いる検出スイッチ1a〜fとしては、検出スイッチ1、1C、1Dが特に好ましい。
図7は6個の検出スイッチ1a〜fを並列に接続した状態を示す図である。
図7に示すように、6個の検出スイッチ1a〜fを並列に接続した場合に、それによって負荷FKに流れる漏れ電流は最大で0.6mA(0.1mA×6)程度である。したがって、例えば5〜24ボルトを使用する市販のシーケンサでは十分に使用可能である。また、いずれかの検出スイッチ1a〜fがオンしたときには、それぞれに設けられた発光ダイオードが点灯し、それらの動作を容易に確認できる。なお、この場合に用いる検出スイッチ1a〜fとしては、検出スイッチ1B、1C、1Dが特に好ましい。
上に述べた実施形態において、接続端子T1〜2の回路にダイオードによるブリッジ回路などを挿入することにより、交流用の検出スイッチとすることも可能である。DC/DC変換器DDCとして、種々の構造、回路構成、電圧のものを用いることができる。発光ダイオードLEDを2個以上直列にまたは並列に接続するようにしてもよい。
その他、検出スイッチ1,1B〜Dの回路構成、回路素子の種類および値、構造、形状、寸法、個数、回路定数、電圧や電流の値などは、本発明の趣旨に沿って種々変更することができる。
本発明に係る第1の実施形態の検出スイッチの構成を示す図である。 本発明に係る第2の実施形態の検出スイッチの回路を示す図である。 本発明に係る第3の実施形態の検出スイッチの回路を示す図である。 本発明に係る第4の実施形態の検出スイッチの回路を示す図である。 図4の検出スイッチの動作を説明するためのタイミング図である。 6個の検出スイッチを直列に接続した状態を示す図である。 6個の検出スイッチを並列に接続した状態を示す図である。
符号の説明
1,1B〜D 検出スイッチ
10 ケーシング
11 センサ
12 電圧発生回路
13 昇圧回路
14 スイッチング回路
T1〜2 接続端子
DDC DC/DC変換器
LED 発光ダイオード
PS 電源
FK 負荷

Claims (5)

  1. 外部の物理量の変化を検出して検出信号を出力するセンサがケーシングに内蔵され、外部の電源および負荷を直列に接続して使用するように構成された検出スイッチであって、
    前記外部の電源および負荷を接続するための2つの接続端子と、
    前記2つの接続端子の間に接続されており、前記センサの検出信号に基づいてオンするスイッチング回路と、
    前記外部の電源によって第1の電圧を発生させる電圧発生回路と、
    前記電圧発生回路から出力される第1の電圧を昇圧して第2の電圧を出力する昇圧回路と、
    前記センサの検出信号が出力されたときに、前記第2の電圧が印加されて発光するように接続された発光ダイオードと、を有し
    前記電圧発生回路は、前記スイッチング回路に流れる電流によって前記第1の電圧を発生させるように接続され、
    前記センサは、その検出信号が出力されないときは前記2つの接続端子から電源の供給を受けるように、かつその検出信号が出力されたときは前記昇圧回路から電源の供給を受けるように接続されている、
    ことを特徴とする検出スイッチ。
  2. 外部の物理量の変化を検出して検出信号を出力するセンサがケーシングに内蔵され、外部の電源および負荷を直列に接続して使用するように構成された検出スイッチであって、
    前記外部の電源および負荷を接続するための2つの接続端子と、
    前記2つの接続端子の間に接続されており、前記センサの検出信号に基づいてオンするスイッチング回路と、
    前記外部の電源によって第1の電圧を発生させる電圧発生回路と、
    前記電圧発生回路から出力される第1の電圧を昇圧して第2の電圧を出力する昇圧回路と、
    前記センサの検出信号が出力されたときに、前記第2の電圧が印加されて発光するように接続された発光ダイオードと、を有し
    前記電圧発生回路は、前記2つの接続端子の間に接続され、
    前記センサは、その検出信号が出力されないときは前記電圧発生回路から電源の供給を受けるように、かつその検出信号が出力されたときは前記昇圧回路から電源の供給を受けるように接続され、
    前記昇圧回路は、前記センサの検出信号が出力されないときは前記第1の電圧が入力されないように、かつ前記センサの検出信号が出力されたときは前記第1の電圧が入力されるように接続され、
    前記スイッチング回路は、前記昇圧回路が第2の電圧を出力したときにオンするように接続されている、
    ことを特徴とする検出スイッチ。
  3. 前記センサは、
    電源端子、接地端子、および出力端子の3つの接続端子を有し、外部の物理量の変化を検出したときに前記出力端子から検出信号を出力する3端子センサである、
    請求項1または2記載の検出スイッチ。
  4. 前記電圧発生回路は、第1の電圧として1ボルト程度以下の電圧を出力し、
    前記昇圧回路は、前記発光ダイオードに電流を流すように第2の電圧を出力する、
    請求項1ないしのいずれかに記載の検出スイッチ。
  5. 前記昇圧回路は、DC/DC変換器である、
    請求項1ないしのいずれかに記載の検出スイッチ。
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