JP5171365B2 - 差込接続器 - Google Patents

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本発明は、磁力によって接続具を被接続具から脱着する差込接続器に関する。
接続具と被接続具においては、接続具の栓刃などを被接続具の挿入孔などに差し込んで、接続具を被接続具に装着している。この種の接続具と被接続具は、安易に接続具が被接続具から外れないように、比較的強固に接続されていた。
たとえば、発変電所(もしくは、電気所)などで使用されるUリンク(接続具)は、保守点検時等での制御装置のレベル測定時に、測定コードの接続プラグを接続するために制御装置の端子差込板(被接続具)に取り付けられている。制御装置のレベル測定は、装置の運用に支障をきたさないように運転中に行なわれるので、Uリンクが抜けてしまうと、運転状態にある装置の通信回線が遮断され、監視制御が不能になるおそれがあることから、容易に端子差込板から引き抜かれることのない構造になっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−253006号公報
ところで、制御装置の試験などをする際、外部との回線を切断する必要があるために回線単位で、端子差込板からUリンクを取り外す必要がある。しかしながら、上記のように容易に引き抜かれないようになっており、しかもUリンクは小さいため、Uリンクを取り外すには大きな指の力が必要であった。さらに、端子差込板には、様々なケーブルなどが取り付けられ、しかもUリンクが複数密集した状態で装着されているため、ケーブルや他のUリンクなどが障害となり目的のUリンクを取り外すのは困難であった。
そこで本発明は、接続具を被接続具から簡単な操作で容易に取り外すことが出来る差込接続器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、接続具と、前記接続具が嵌合する被接続具とから構成され、前記接続具には接続プラグが挿入可能な差込接続器において、前記被接続具に設けられた第1の磁石と、前記接続具に設けられ、前記第1の磁石からの磁力を受ける第2の磁石と、 前記接続具に設けられ、前記第1の磁石と前記第2の磁石で前記嵌合方向とは逆方向に反発力が生じるように、前記第2の磁石を前記第1の磁石に対向させる操作体と、を備え、 前記接続具は、前記被接続具と対向する正面壁に前記被接続具に挿入可能なプラグ端子を有するとともに、前記正面壁の背面側に位置する背面壁に前記接続プラグが挿入可能な穴を有しており、前記操作体は、前記接続具における少なくとも前記正面壁と前記背面壁との間の位置する上壁側で操作可能である、ことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の差込接続器において、前記操作体は、前記第1の磁石と前記第2の磁石で前記嵌合方向に吸引力が生じるように、前記第2の磁石を前記第1の磁石に対向させる、ことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の差込接続器において、前記操作体は、前記第2の磁石をスライドさせて、磁極の位置を移動させる、ことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の差込接続器において、前記操作体は、前記第2の磁石を回転させて、磁極の位置を移動させる、ことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、接続具を被接続具から取り外すときに、駆動部によって、第1の磁石と第2の磁石が反発するように第2の磁石を第1の磁石に対向させることで、接続具が被接続具から反発し(離れ)、接続具を被接続具から容易に取り外すことができる。
請求項2に記載の発明によれば、接続具を被接続具に取り付けるときに、駆動部によって、第1の磁石と第2の磁石が吸引し合うように第2の磁石を第1の磁石に対向させることで、接続具が被接続具に吸着され、接続具を被接続具に容易に取り付けることができる。そして、取り付けられた状態では、第1の磁石と第2の磁石の吸引力によって、接続具が被接続具から取り外れるのを防止することができる。
請求項3および請求項4に記載の発明によれば、簡易な構造で第2の磁石の磁極の位置を移動させ、第2の磁石を第1の磁石に対向させることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係わる差込接続器が制御装置の端子差込板1に配設された状態を示す正面図である。端子差込板1は、Uリンク差込口(被接続具)2などの多種の接続具差込口などが複数配列されている。
差込接続器は、図2に示すように、Uリンク差込口2とUリンク(接続具)5から構成されている。Uリンク差込口2は、端子差込板1の一部でUリンク5を取り付けるもので、図3、4に示すように、Uリンク5を差し込む4つの挿入孔2Aを備えている。上側の挿入孔2Aの上方には窪み2Bが形成され、下側の挿入孔2Aの下方には窪み2Cが形成され、窪み2Bに永久磁石(第1の磁石)3が配設され、窪み2Cに永久磁石(第1の磁石)4が配設されている。永久磁石3、4は、図4に示すように、Uリンク側(図中右側)にN極が位置するように嵌め込まれ、保持板2Dによって外れないように保持されている。永久磁石3、4としてはゴム磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石など様々なものが使用可能である。
Uリンク5は、図2、5に示すように、収容体6と、プラグ端子8および磁石装置10、11を備えている。プラグ端子8は、収容体6の正面壁6Aに4本配設され、Uリンク差込口2の挿入孔2Aに挿入されように形成、配置されている。収容体6の背面壁6Dには、接続プラグ(図示せず)を挿入させる穴が形成され、収容体6の上壁6Bと下壁6Cには、後述する磁石装置10、11の操作部14Bを貫通させる操作穴7Aが形成されている。
磁石装置10は、図5、6に示すように、収容体6の上壁6Bの中央の正面壁6A側に配設され、収納体12と、Uリンク用磁石(第2の磁石)13と、操作体14およびコイルバネ15を備え、Uリンク差込口2の永久磁石3からの磁力を受け、Uリンク5の着脱を容易にするものである。収納体12は、シリンダ状で操作体14とUリンク用磁石13を移動可能に保持するものである。操作体14は、基板部14Aと操作部14Bを備えている。基板部14Aは、収容体6の上壁6Bの下側(Uリンク内)に上下に移動可能に配設されている。操作部14Bは、収容体6の操作穴7Aから突出するように基板部14Aの中央に配設され、Uリンク用磁石13を上下に移動させるものである。また、操作部14Bは、Uリンク用磁石13を収納体12内に十分に移動させるために、Uリンク用磁石13の縦方向の長さの半分以上の長さであることが望ましい。コイルバネ15は、収納体12の下壁12Aの上に配設され、Uリンク用磁石13と操作体14を移動可能に保持するもので、コイルバネ15の直径は収納体12の内径よりも僅かに小さく、Uリンク用磁石13を十分に移動させるために、コイルバネ15のたわみ量はUリンク用磁石13の縦方向の長さの半分以上の長さであることが望ましい。
Uリンク用磁石13は、収納体12内に基板部14Aとコイルバネ15で挟まれ、基板部14A側をN極、コイルバネ15側をS極として配設されている。また、Uリンク用磁石13は、通常の状態(操作部14Bに外力が掛かっていない状態)で、図6に示すように、Uリンク差込口2にある永久磁石3のN極にUリンク用磁石13のS極が対向するように配設されている。一方、操作部14Bに外力を掛けた状態では、図7に示すように、Uリンク用磁石13が下に移動し、永久磁石3のN極にUリンク用磁石13のN極が対向するように配設されている。以上のように、操作体14とコイルバネ15によって駆動部が構成されている。
磁石装置11は、図5に示すように、収容体6の下壁6Cの中央の正面壁6A側に配設され、磁石装置10と同等の構成を備えている。そして、通常の状態(操作部14Bに外力が掛かっていない状態)で、Uリンク差込口2にある永久磁石4のN極にUリンク用磁石13のS極が対向するように配設されている。一方、操作部14Bに外力を掛けた状態では、Uリンク用磁石13が上に移動し、永久磁石4のN極にUリンク用磁石13のN極が対向するように配設されている。
次に、このような構成の差込接続器の使用方法などについて説明する。
まず、Uリンク5を取り付けるときには、操作体14を押さずに、Uリンク差込口2の各挿入孔2AにUリンク5の各プラグ端子8を挿入する。このとき、永久磁石3、4のN極とUリンク用磁石13のS極が対向し、Uリンク5がUリンク差込口2に吸引される。次に、Uリンク5を取り外すときには、操作体14を押しながら取り外す。このとき、Uリンク用磁石13の磁極の位置が変わり、永久磁石3,4のN極とUリンク用磁石13のN極が対向し、Uリンク5がUリンク差込口2から反発する。
以上のように、この実施の形態1における差込接続器によれば、操作体14を押すだけで、Uリンク5がUリンク差込口2から反発し(離れ)、Uリンク5をUリンク差込口2から容易に取り外すことができる。また、Uリンク5を取り付けるときは、永久磁石3、4とUリンク用磁石13の吸引力によって、Uリンク5をUリンク差込口2に容易に取り付けることができる。そして、取り付けられた状態では、永久磁石3、4とUリンク用磁石13の吸引力によってUリンク5とUリンク差込口2とが取り外れるのを防止することができる。
(実施の形態2)
この実施の形態2では、実施の形態1の磁石装置10、11を磁石装置20に置き換えたもので、実施の形態1と同等の構成または相当する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
磁石装置20は、図8に示すように、収容体6の正面壁6Aの中央に上壁6Bに直交する方向に配設され、コイルバネ15と、Uリンク用磁石(第2の磁石)21、22と、軸部材23と、上部操作体24および下部操作体25を備えている。磁石装置20の一方の端部(図中上側)にある上部操作体24は、上壁6Bの操作穴7Aから突出し、また、磁石装置20の他方の端部(図中下側)にある下部操作体25は、下壁6Cの操作穴7Aから突出するように配設されている。軸部材23は、Uリンク用磁石21、22を移動可能に保持するものである。コイルバネ15は、Uリンク用磁石22と下壁6Cの間に下部操作体25に巻かれるように、配設されている。
Uリンク用磁石21は、軸部材23と上部操作体24の間に上部操作体24側をN極、軸部材23側をS極として配設され、操作穴7Aよりも大きく設定されている。Uリンク用磁石22は、軸部材23と下部操作体25の間に下部操作体25側をS極、軸部材23側をN極として配設され、操作穴7Aよりも大きく設定されている。また、通常の状態(上部操作体24に外力が掛かっていない状態)で、Uリンク差込口2にある永久磁石3、4のN極にUリンク用磁石21、22のS極が対向するように配設されている。一方、上部操作体25に外力を掛けた状態では、磁石装置20が下方に移動し、永久磁石3、4のN極にUリンク用磁石21、22のN極が対向するように配設されている。以上のように、軸部材23と上部操作体24と下部操作体25およびコイルバネ15によって駆動部が構成されている。
次に、このような構成の差込接続器の使用方法などについて説明する。
まず、Uリンク5を取り付けるときには、上部操作体24を押さずに、Uリンク差込口2の各挿入孔2AにUリンク5の各プラグ端子8を挿入する。このとき、永久磁石3、4のN極とUリンク用磁石21、22のS極とが対向し、Uリンク5がUリンク差込口2に吸引される。次に、Uリンク5を取り外すときには、上部操作体24を押しながら取り外す。このとき、Uリンク用磁石21、22の磁極の位置が変わり、永久磁石3,4のN極とUリンク用磁石21、22のN極とが対向し、Uリンク5がUリンク差込口2から反発する。
以上のように、この実施の形態2における差込接続器によれば、上部操作体24の操作だけでUリンク用磁石21、22を動かし磁極の位置を移動させることが可能となり、しかも、実施の形態1と同様の効果を達成することができる。
(実施の形態3)
この実施の形態3では、実施の形態1の磁石装置10、11を磁石装置30に置き換えたもので、実施の形態1と同等の構成または相当する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
磁石装置30は、収容体6の正面壁6Aの中央に上壁6Bに直交する方向に配設され、図9に示すように、操作体32と、軸部材33と、Uリンク用磁石(第2の磁石)34、35および回転留具36を備えている。軸部材33は、Uリンク用磁石34、35を移動可能に保持するものである。操作体32は、上壁6Bの操作穴7Aから貫通された軸部材33に接続され、軸部材33を回転させるものである。操作体32の上部には、つまみ32Aを備え、つまみ32Aの一方の端部には、Uリンク用磁石34、35のN極の向きを示す目印32Bが設けられている。
Uリンク用磁石34は、上壁6Bの下側で軸部材33の上部に配設され、Uリンク用磁石35は、軸部材33の下方に配設されている。また、Uリンク用磁石34、35は、略円柱形状で一方の半円部をN極とし、他方の半円部をS極とし、目印32Bのある方をN極として配設されている。
回転留具36は、操作体32の回転を防止するもので、操作体32横(背面壁6D側)に配設され、固定体36Aと駆動体36Bを備えている。固定体36Aは、上壁6Bに固定され、駆動体36Bを移動可能に保持する溝36A1を備えている。駆動体36Bは、中央にスリット36B1が形成され、固定体36Aとの接触面に、突起36B2が形成されている。スリット36B1は、磁石装置30の操作体32のつまみ32Aを挟むことによって、磁石装置30の回転を防止するものである。突起36B2が溝36A1に挿入された状態で、駆動体36Bが固定体36A上をスライドできるようになっている。以上のように、操作体32と軸部材33によって駆動部が構成されている。
次に、このような構成の差込接続器の使用方法などについて説明する。
まず、Uリンク5を取り付けるときには、目印32Bが背面壁6D側を向くように、つまみ32Aを回転させる。そして、Uリンク差込口2の各挿入孔2AにUリンク5の各プラグ端子8を挿入する。このとき、永久磁石3、4のN極とUリンク用磁石34、35のS極が対向し、Uリンク5がUリンク差込口2に吸引される。次に、Uリンク5を取り外すときには、目印32Bが正面壁6A側を向くようにつまみ32Aを180度回転させる。そして、駆動体36Bを動かしてスリット36B1でつまみ32Aを挟み、軸部材33(Uリンク用磁石34、35)を固定してUリンク5を取り外す。このとき、Uリンク用磁石34、35の磁極の位置が変わり、永久磁石3,4のN極とUリンク用磁石34、35のN極が対向し、Uリンク5がUリンク差込口2から反発する。
以上のように、この実施の形態3における差込接続器によれば、つまみ32Aの回転操作のみでUリンク用磁石34、35を回転させて、磁極の位置を移動させることが可能となり、しかも、実施の形態1と同様の効果を達成することができる。
(実施の形態4)
この実施の形態4では、実施の形態1の磁石装置10、11を磁石装置40に置き換えたもので、実施の形態1と同等の構成または相当する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図10は、磁石装置40が配設された状態を示す側面図である。収容体6は、上壁6Bと下壁6Cの正面壁6A側に突起穴7Bが形成され、背面壁6D側に突起穴7Cが形成され、背面壁6Dの中央の上部と下部に後述する操作体42を貫通させる操作穴7Dが形成されている。また、正面壁6Aの内側の中央の上部と下部には、磁石装置40、41を移動可能に保持する保持部9を備えている。保持部9は、略四角筒状で、正面壁6Aと直行する方向に空洞9Aが形成され、この空洞9Aに後述するUリンク用磁石(第2の磁石)43が挿入されるように配設されている。
磁石装置40は、正面壁6Aに直交するように上壁6B側に配設され、操作体42と、Uリンク用磁石43と、コイルバネ44および基本材45を備えている。基本材45は、略四角柱形状で、操作穴7Dから基本材45が突出するのを防止するために、断面形状が操作穴7Dよりも大きく設定されている。また、基本材45は、中央に溝45Aを備え、この溝45Aの一方の端部(Uリンク用磁石43側)から溝45Aの他方の端部の上方に向かって伸びる固定部45Bを備えている。固定部45Bは、ある程度強度があり、弾性変形可能で、先端部である突起45Cに外力を加える(押す)と溝45A方向に曲がり、外力を解除すると元の位置に戻るように構成されている。突起45Cは、突起穴7Bまたは突起穴7Cから突出し基本材45を保持するものである。操作体42は、基本材45の一方の端部(背面壁6D側)に操作穴7Dから突出するように形成されている。
Uリンク用磁石43は、略四角柱形状で、基本材45の他方の端部(正面壁6A側)に正面壁6A側をN極、基本材45側をS極とし、突起45Cが突起穴7Bから突出しているときに永久磁石3のN極からの磁力を受ける位置に配設されている。また、Uリンク用磁石43は、Uリンク用磁石43のN極側が保持部9の空洞9Aにスライド自在になるように、空洞9Aより僅かに小さく形成されている。コイルバネ44は、その内側にUリンク用磁石43が挿入され、保持部9と基本材45に挟まれるように配設され、基本材45(Uリンク用磁石43)を背面壁6D側に押圧するものである。以上のように、操作体42とコイルバネ44および基本材45によって駆動部が構成されている。磁石装置40と同等の構成のものが、正面壁6Aと直交するように下壁6C側に配設されている。
次に、このような構成の差込接続器の使用方法などについて説明する。
図10に示すように、突起45Cが突起穴7Cから突出しているときに、操作体42に外力を加える(押す)と、突起45Cと突起穴7Cの嵌合が解除される。そして、突起45Cが正面壁6A側(図中左側)に移動し突起穴7Bから突出し、Uリンク用磁石43が正面壁6Aに近づきコイルバネ44が縮んだ状態で保持される。一方、突起45Cが突起穴7Bから突出しているときに、突起45Cに外力を加えると、突起45Cと突起穴7Bの嵌合が解除される。そして、コイルバネ44の弾性力によって突起45Cが背面壁6D側(図中右側)に移動し、突起穴7Cから突出し嵌合される。
したがって、Uリンク5を取り外すときには、操作体42に外力を加え突起45Cが突起穴7Bから突出している状態でUリンク5を取り外す。このとき、永久磁石3,4のN極とUリンク用磁石43のN極が対向しUリンク5がUリンク差込口2から反発する。また、Uリンク5を取り付けるときには、突起45Cが突起穴7Bから突出していないのを確認する。そして、突出している状態では、突起45Cに外力を加え突起45Cが突起穴7Cから突出している状態にし、Uリンク5を取り付ける。このとき、Uリンク用磁石43と永久磁石3、4は離れているので、Uリンク用磁石43と永久磁石3、4は、反発も吸引もしない。
以上のように、この実施の形態4における差込接続器によれば、操作体42を押すだけで、Uリンク5がUリンク差込口2から反発(離れ)し、Uリンク5をUリンク差込口2から容易にUリンク5をUリンク差込口2から外すことができる。
(実施の形態5)
この実施の形態5では、実施の形態1の磁石装置10、11を磁石装置50に置き換えたもので、実施の形態1と同等の構成または相当する構成については、同一符号を付して説明を省略する。
収容体6は、上壁6Bと下壁6Cの中央に正面壁6Aに直交する方向に、後述するラック52を移動可能に保持する長方形状のスライド穴7Eが形成されている。
磁石装置50は、図11に示すように、上壁6B側に配設され、ラック52と、歯車(ピニオン)53と、歯車軸54と、接続軸55と、Uリンク用磁石(第2の磁石)56および磁石軸57を備えている。ラック52は、操作部52Aと、保持部52Bおよびラック部52Cを備え、歯車53を回転させるものである。操作部52Aは、上壁6Bの上側に配設され、ラック52をスライド穴7Eに沿って移動させるものである。ラック部52Cは、上壁6Bの下側に配設され、歯車53と噛み合うように配設されている。保持部52Bは、操作部52Aとラック部52Cに挿まれるように収容体6のスライド穴7Eに挿入され、ラック52を移動可能に保持するものである。歯車53は、中心を軸にして回転自在に配設され、側面に接続軸55の一端部が回転自在に取り付けられている。
Uリンク用磁石56は、中央部56Aを中心に回転自在に配設され、中央部56Aを境に一方をS極、他方をN極として、S極側には接続軸55の他端部が回転自在に取り付けられている。また、接続軸55は、図11に示すように、ラック52が正面壁6A側にあるときに、Uリンク用磁石56のS極が正面壁6A側を向くように接続されている。以上のように、ラック52と歯車53および接続軸55によって駆動部が構成されている。磁石装置50と同等の構成のものが、下壁6C側に配設されている。
次に、このような構成の差込接続器の使用方法などについて説明する。
操作部52Aが正面壁6A側にある状態(Uリンク用磁石56のS極が永久磁石3、4と対向している状態)で、操作部52Aを背面壁6D側に移動させると、歯車53が回転し、接続軸55を介してUリンク用磁石56が回転する。そして、操作部52Aを半分まで移動させたとき、Uリンク用磁石56のS極が上壁6B側を向く状態になる。さらに、操作部52Aを背面壁6D側に移動させると、Uリンク用磁石56のN極が正面壁6A側を向くようになる(図11の括弧で示す極性のようになる)。したがって、Uリンク5を取り付けるには、操作部52Aを正面壁6A側に移動させてUリンク5を取り付ける。このとき、永久磁石3、4のN極とUリンク用磁石56のS極が対向し、Uリンク5がUリンク差込口2に吸引される。また、Uリンク5を取り外すときには、操作部52Aを背面壁6D側に移動させてUリンク5を取り外す。このとき、Uリンク用磁石56の磁極の位置が変わり、永久磁石3,4のN極とUリンク用磁石56のN極が対向し、Uリンク5がUリンク差込口2から反発する。
以上のように、この実施の形態5における差込接続器によれば、ラック52をスライドさせるだけでUリンク用磁石56を動かし磁極の位置を移動させることが可能となり、しかも、実施の形態1と同様の効果を達成することができる。
以上、この発明の各実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、各実施の形態では、差込接続器はUリンク5とUリンク差込口2から構成されているが、その他の差込接続器にも適用でき、例えば、プラグ(接続具)とコンセント(被接続具)から構成される差込接続器にも適用できる。また、各実施の形態では、Uリンク用磁石を2個配設しているが、磁力の大きさなどによっては、1個または3個以上であってもよい。
本発明の実施の形態1に係わる差込接続器が制御装置の端子差込板に配設された状態を示す正面図である。 図1の差込接続器の斜視図である 図2の差込接続器のUリンク差込口の正面図である。 図3のX−X断面図である。 図2の差込接続器のUリンクの斜視図である。 図2の差込接続器のUリンク差込口とUリンクとの関係を示す断面図である。 図6の状態から操作部を押した状態を示す断面図である。 実施の形態2のUリンクの磁石装置の側面図である。 実施の形態3のUリンクの磁石装置の斜視図である。 実施の形態4のUリンクの磁石装置の側面図である。 実施の形態5のUリンクの磁石装置の側面図である。
符号の説明
1 端子差込板
2 Uリンク差込口(被接続具)
3、4 永久磁石(第1の磁石)
5 Uリンク(接続具)
6 収容体
8 プラグ端子
9 保持部
10、11 磁石装置
12 収納体
13 Uリンク用磁石(第2の磁石)
14 操作体
15 コイルバネ
20 磁石装置
21、22 Uリンク用磁石(第2の磁石)
23 軸部材
24 上部操作体
25 下部操作体
30 磁石装置
32 操作体
33 軸部材
34、35 Uリンク用磁石(第2の磁石)
36 回転留具
40 磁石装置
42 操作体
43 Uリンク用磁石(第2の磁石)
44 コイルバネ
45 基本材
50 磁石装置
52 ラック
53 歯車
54 歯車軸
55 接続軸
56 Uリンク用磁石(第2の磁石)
57 磁石軸

Claims (4)

  1. 接続具と、前記接続具が嵌合する被接続具とから構成され、前記接続具には接続プラグが挿入可能な差込接続器において、
    前記被接続具に設けられた第1の磁石と、
    前記接続具に設けられ、前記第1の磁石からの磁力を受ける第2の磁石と、
    前記接続具に設けられ、前記第1の磁石と前記第2の磁石で前記嵌合方向とは逆方向に反発力が生じるように、前記第2の磁石を前記第1の磁石に対向させる操作体と、
    を備え、
    前記接続具は、前記被接続具と対向する正面壁に前記被接続具に挿入可能なプラグ端子を有するとともに、前記正面壁の背面側に位置する背面壁に前記接続プラグが挿入可能な穴を有しており、
    前記操作体は、前記接続具における少なくとも前記正面壁と前記背面壁との間の位置する上壁側で操作可能である、
    ことを特徴とする差込接続器。
  2. 前記操作体は、前記第1の磁石と前記第2の磁石で前記嵌合方向に吸引力が生じるように、前記第2の磁石を前記第1の磁石に対向させる、ことを特徴とする請求項1に記載の差込接続器。
  3. 前記操作体は、前記第2の磁石をスライドさせて、磁極の位置を移動させる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の差込接続器。
  4. 前記操作体は、前記第2の磁石を回転させて、磁極の位置を移動させる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の差込接続器。
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