JP2002110296A - 遠隔抜き動作が可能な電源接続器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 離れた位置からでも、挿入状態にある電源コ
ンセントと電源プラグとの双方の何れか一方に対し、電
源コンセントと電源プラグを破壊することなく抜き動作
を行うことが可能な遠隔抜き動作が可能な電源接続器具
を提供する。 【解決手段】 電源コンセントに挿入して使用する遠隔
リリース機能付きプラグＲＰに対し、離れた位置からの
抜き動作を可能にした抜き動作機能を持たせた。即ち、
プラグセット時には移動体本体２１を移動体２０に対し
て移動させて電極２３を突出し、プラグリリース時には
リリース指示信号によりストッパ２５を引き込ませるこ
とによりコイルスプリング２６の付勢力で移動体２０を
引っ込ませ、電源コンセントと電源プラグの接続状態を
開放する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔抜き動作が可
能な電源接続器具に関し、特に離れた位置からでも、挿
入状態にある電源コンセントと電源プラグとの双方の何
れか一方に対し、電源コンセントと電源プラグを破壊す
ることなく抜き動作を可能にした遠隔抜き動作が可能な
電源接続器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、一般家庭等においては壁等に商
用電源用のコンセントが設置されており、テレビ，パソ
コン等の家電製品，ＡＶ機器等の電源として使用する。
この場合は、当然のことながら家電製品側の電源コード
が電源プラグ（コンセント差込用プラグ）を備え、該プ
ラグをコンセントに挿入して家電製品を使用し、使用し
ない場合にはプラグをコンセントから引き抜く（リリー
スする）。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源コ
ンセントに対して電源プラグの抜き差しを頻繁に行う場
合には、プラグを抜く際に、電源コードの引っ張りによ
る無理な引き抜きを行うことにより、コンセント及びプ
ラグの破損，コードの断線等の問題が発生していた。ま
た、電気掃除機等のコードリールを持つ比較的長い電源
コードを有する製品を使用する際に、プラグを抜くため
に利用者は一度電源コンセントの位置まで戻る必要があ
り、作業効率，快適性の低下を招いていた。

【０００４】そこで本発明の課題は、離れた位置からで
も、挿入状態にある電源コンセントと電源プラグとの双
方の何れか一方に対し、電源コンセントと電源プラグを
破壊することなく抜き動作を可能にした遠隔抜き動作が
可能な電源接続器具を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項１の発明は、電源コンセントに挿入して使用す
るプラグに対し、離れた位置からの抜き動作を可能にし
た抜き動作機能を持たせたことを特徴とする。このよう
にすれば、例えば、或る部屋で電気掃除機の電源コード
のプラグをコンセントに挿入し電気掃除機を使用してい
た場合に、別の部屋の掃除をしようとする際に、コンセ
ントの位置に出向くことなく、電源コードのプラグをコ
ンセントから引き抜くことが可能となる。

【０００６】また、請求項２では、電源コンセントに挿
入して使用する既存プラグに対しアダプタを取付け可能
とし、該アダプタに離れた位置からの抜き動作を可能に
した抜き動作機能を持たせたことを特徴とする。このよ
うにすれば、請求項１の場合と同様に、コンセントの位
置に出向くことなく、電源コードのプラグをコンセント
から引き抜くことが可能となる。

【０００７】また、請求項３では、プラグを挿入して使
用する電源コンセントに対し、離れた位置からの抜き動
作を可能にした抜き動作機能を持たせたことを特徴とす
る。このようにすれば、請求項１の場合と同様に、コン
セントの位置に出向くことなく、電源コードのプラグを
コンセントから引き抜くことが可能となる。

【０００８】また、請求項４では、プラグを挿入して使
用する既存電源コンセントに対し差し込むだけのアタッ
チメントを取付け可能とし、該アタッチメントに離れた
位置からの抜き動作を可能にした抜き動作機能を持たせ
たことを特徴とする。このようにすれば、アタッチメン
トを既存電源コンセントに挿入接続すれば、請求項１の
場合と同様に、コンセントの位置に出向くことなく、電
源コードのプラグをコンセントから引き抜くことが可能
となる。

【０００９】また、請求項５では、請求項３において、
前記電源コンセントは抜き動作機能を無効とする抜き動
作無効機能を備えたことを特徴とする。このようにすれ
ば、動作無効機能により、抜き動作を意図しない場合に
電源コードのプラグが電源コンセントから外れることが
ない。

【００１０】また、請求項６では、請求項３において、
前記電源コンセントは複数の抜き動作機能を有する差込
口を備えてなり、該複数の差込口の何れかを選択する差
込口選択機能を備えたことを特徴とする。このようにす
れば、抜き動作機能を有する差込口（リリーサ）が複数
あったとしても、抜き動作機能を働かせる差込口を選択
することができる。

【００１１】また、請求項７では、請求項１乃至請求項
３の何れか一つに記載の電源接続器具において、該電源
接続器具を抜き動作する場合の信号を、ワイヤレス方式
で伝送することを特徴とする。このようにすれば、抜き
動作の指示信号を送信する場合に電線が不要になる。

【００１２】また、請求項８では、請求項１乃至請求項
３の何れか一つに記載の電源接続器具において、該電源
接続器具を抜き動作する場合の指示信号は、該電源接続
器具を介して供給通電する電流を、通電から遮断への状
態変化とする信号であることを特徴とする。このように
すれば、例えば電気掃除機の電源供給線をそのまま抜き
動作の信号伝送線として使用できるので、追加の信号線
が不要となる。

【００１３】また、請求項９では、請求項１乃至請求項
８の何れか１つに記載の電源接続器具において、前記抜
き動作機能の実現を、電磁ソレノイドにより実現したこ
とを特徴とする。このようにすれば、電源接続器具を小
型に構成でき、制御方式を簡単に構成できる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。 （１）第１の実施の形態 本実施の形態は、プラグに遠隔抜き動作機能（リモート
リリース機能）を持たせた場合である。図１（Ａ）は本
実施の形態の外観斜視図、（Ｂ）はプラグリリース時の
平面図、（Ｃ）はプラグセット時の平面図である。

【００１５】図１（Ａ）〜（Ｃ）に示すように、遠隔遠
隔リリース機能付きプラグＲＰは、薄い略直方体状の筐
体１０と、該筐体１０の内部に配置した筐体長手方向に
移動可能な移動体２０とを備えてなる。移動体２０は、
平面形状が略Ｕ字状をした移動体本体２１を備え、該移
動体本体２１の下部側（図（Ｂ）において）には電源コ
ード２２を接続してあり、該電源コード２２は筐体１０
の背面側（図（Ａ）において）から外部に引出す。移動
体本体２１のＵ字状脚部の両先端には挿入用の電極２３
を配置し、該電極２３はプラグリリース時には筐体１０
の内部に引き込まれ（図（Ｂ）参照）、プラグセット時
には筐体１０から外部に突出す（図（Ａ），（Ｃ）参
照）。

【００１６】移動体本体２１の上面には移動体２０を矢
印Ａ方向にスライドさせるためのノブ２４を取付け、該
ノブ２４は筐体１０の上面に形成したスライド穴１１か
ら外部に突出させる。スライド穴１１からの埃等の侵入
を防ぐように、移動体２０の上面と筐体内面との相互間
には埃防止機能を持たせる。移動体本体２１の左右側面
には矢印Ｂ方向に移動可能な電磁ソレノイドのアクチュ
エータ等からなるストッパ２５を配置する。ストッパ２
５と移動体本体２１との間に伸張性のコイルスプリング
を介在させ（図示省略）、ソレノイドのＯＮ時にはスト
ッパを引き込ませ、ソレノイドのＯＦＦ時には前記伸張
性スプリングの作用によりストッパを突出させる（図
（Ｃ）参照）。

【００１７】筐体１０の電極突出し側内面と移動体本体
２１のＵ字凹部との間に、伸張性のコイルスプリング２
６を配置する。該コイルスプリング２６はプラグリリー
ス時には伸長した状態となり（図（Ｂ））、プラグセッ
ト時には圧縮した状態となる（図（Ｃ））。また、移動
体本体２１の内部には、前記ソレノイドを介してストッ
パ２５を引き込み制御するストッパ制御部２８と、スト
ッパ引込み制御用の信号を受信する信号受信部２７を備
える。

【００１８】次に本実施の形態の動作を説明する。遠隔
リリース機能付きプラグＲＰは、例えば電気掃除機（図
示省略）の電源コード２２に接続しているものと仮定す
る。 遠隔リリース機能付きプラグＲＰを一般のコンセント
（図示省略）に挿入接続する場合には、先ずノブ２４を
電極２３側にスライドさせるとストッパ２５がスプリン
グの作用により外側に突出す（図（Ｃ）参照）。この状
態でコンセントに電極２３を差しこんでも、ストッパ２
５により筐体１０と移動体２０との位置関係は固定され
るので、電極２３は突出し状態を確保でき、電極２３が
差し込み圧力により筐体内に収納されて（引っ込んで）
しまうことはない。

【００１９】 コンセントに接続状態の遠隔リリース
機能付きプラグＲＰをリリースする場合には、例えば電
気掃除機の握り棒に備えた操作部（図示省略）から「リ
リース」の指示を与える。このリリース指示信号は次に
説明する方法で信号受信部２７に送信される。リリース
指示信号は信号受信部２７からストッパ制御部２８に送
られ、ソレノイドの動作によりストッパ２５が筐体１０
の内部に引き込まれる。すると、伸張性のコイルスプリ
ング２６の作用により移動体２０が筐体１０の内部側に
移動させられると共に、電極２３もコンセントから引き
抜かれる（図（Ｂ）参照）。ここに、リリース指示信号
は、電源プラグ上を流れる電流の通電から遮断状態への
変化を検出することでプラグリリースのトリガ信号とす
る。一定時間内（１秒等の比較的短時間）でのオンオフ
の繰り返しの検出時のみにリリースを実行するようにす
ることで、使用器具の単純な電源オフに伴う１回程度の
オン・オフが発生しても、本来のリモートプラグリリー
ス信号との区別をすることが可能である。

【００２０】以上の作用により、コンセントの位置に出
向かなくても、例えば電気掃除機で清掃中の位置からプ
ラグをコンセントから引き抜く操作が可能となる。ま
た、電気掃除機が自動引き込み式のコードリールを備え
ていれば、コンセントから引き抜かれた電源コード全体
を自動的に電気掃除機本体に収納することが可能とな
る。従って、電気掃除機本体の位置に居ながらにして、
プラグをコンセントから引き抜くことが可能となり、更
にコードリールにより電気掃除機本体内に電源コードを
自動巻取りするので、掃除の際の快適性を向上させるこ
とができる。

【００２１】（２）第２の実施の形態 本実施の形態は、コンセントに遠隔抜き動作機能（リリ
ース機能）を持たせた場合であり、該コンセントに対し
一般のプラグ（リリース機能を持たないプラグ）の使用
が可能である。図２（Ａ）は遠隔リリース機能付きコン
セントＲＣの正面図、（Ｂ）は側断面図である。なお、
図２（Ａ），（Ｂ）には、上下に２個のリリーサ（リリ
ース実現体）４０を取付け、上方のリリーサはプラグを
セットした状態（プラグ挿入状態、通電ＯＮ状態）を示
し、下方のリリーサはプラグをリリースした状態（プラ
グ抜き状態、通電ＯＦＦ状態）を示す。また、上下のリ
リーサの構造は同一であるので、以下の説明で必要があ
れば、「上」または「下」を付して上下のリリーサを区
別する。

【００２２】図２（Ａ），（Ｂ）に示すように、遠隔リ
リース機能付きコンセントＲＣは、薄い箱型状の筐体３
０と、該筐体３０の前面（図（Ａ）において）から突出
・収納可能な上下２個のリリーサ４０を備えてなる。該
コンセントＲＣは、例えば建物の既設コンセントに挿入
接続してアタッチメントとして使用してもよいし、建物
壁面に埋め込んで使用してもよい。筐体３０の前面に上
下リリーサ４０を挿通するリリーサ穴３１を形成する。
また、筐体３０の背面側内部には、それぞれ上下リリー
サ用の一対の電極３２をそれぞれ固定し、該電極３２に
対して一般プラグ５０を次に説明するようにしてＯＮ・
ＯＦＦ（プラグセット・プラグリリース）する。更に筐
体３０の前面にはプラグセット状態のリリーサが不意に
飛び出さないように押える回転式のロック部材（ロック
レバー）３３を備える。なお、このロック機能は、電気
的手段により構成してもよい。

【００２３】リリーサ４０は空洞円形ドーナツ状をな
し、前面に一般プラグの電極を挿抜する２個のプラグ穴
４１を備える。リリーサ４０の背面側は開放してあり、
筐体背面側内部とリリーサ４０の前面側内部との間に伸
張性のコイルスプリング４２を配置する。コイルスプリ
ング４２の配置位置・個数は一般プラグ５０の挿抜がス
ムーズに行えるようにする。リリーサ４０の前面側上下
側面には図示省略の挿抜穴を形成し、該挿抜穴に挿抜可
能なストッパ４３を対向配置する。該ストッパ４３は図
示省略の電磁ソレノイドのアクチュエータにより構成
し、ストッパ制御部４４からソレノイドへのリリース指
示信号により抜き動作を行い、既設コンセントへの遠隔
リリース機能付きコンセントＲＣの挿入時に、既設コン
セントからの電力供給により挿入動作を行う（後述）。

【００２４】筐体３０の内部には前記ソレノイドを制御
し、ストッパ４３をリリーサ側面穴に対して挿脱制御す
るストッパ制御部４４と、例えば電気掃除機の操作部か
らのリリース指示信号を受信する信号受信部４５とを備
える。リリース指示信号としては、前記第１実施の形態
の信号と同一の信号を使用する。

【００２５】次に本実施の形態の動作を説明する。遠隔
リリース機能付きコンセントＲＣは、例えば電気掃除機
（図示省略）の一般プラグ５０に接続して使用するもの
と仮定する。 遠隔リリース機能付きコンセントＲＣを既設コンセン
ト（図示省略）に挿入接続する場合には、電極３２を既
設コンセントのプラグ穴に挿入し該コンセントＲＣを固
定し、リリーサ４０を電極３２の方向に押し込むと、既
設コンセントからの電力供給によりストッパ制御部４４
が動作し、ストッパ４３をリリーサ側面の穴の挿入方向
に動作させる。この状態で一般プラグ５０の電極５１を
プラグ穴４１に挿入すると、プラグセット時の状態とな
る（図（Ｂ）の上部参照）。

【００２６】コンセントＲＣに接続状態の一般プラグ
５０をリリースする場合には、例えば電気掃除機の握り
棒に備えた操作部（図示省略）から「リリース」の指示
を与える。このリリース指示信号は前記第１の実施の形
態の場合と同じである。リリース指示信号は信号受信部
４５からストッパ制御部４４に送られ、電磁ソレノイド
の動作によりストッパ４３がリリーサ側面から抜かれ
る。すると、伸張性のコイルスプリング４２の作用によ
りリリーサ４０が筐体３０の外側に移動させられると共
に（図（Ｂ）の下部参照）、電極３２と一般プラグの電
極５１とがＯＦＦとなり、一般プラグ５０がコンセント
ＲＣから引き抜かれる。以上の作用により、第１の実施
の形態と同様の効果（遠隔引き抜可能）を得ることがで
きる。

【００２７】なお、本実施の形態ではリリーサが２個の
場合を説明したが、リリーサは１個でも良いし、３個以
上にしても良い。また、遠隔リリース機能付きコンセン
トが複数のリモートプラグリリース可能なリリーサを備
えた場合に、特定のリリーサに対してのみリモートプラ
グリリース信号を送るようにすることも可能である。こ
の場合の信号判定は、信号受信部２７が行うことになる
が、具体的な信号判定方法は省略する。

【００２８】（３）第３の実施の形態 本実施の形態の遠隔リリース機能付きプラグ用アダプタ
は、既設コンセント（リリース機能なしのコンセント）
に対し、一般のプラグ（リリース機能なしのプラグ）を
挿入接続する際に、該一般プラグに「リリース機能付き
アダプタ」を取付け、該アダプタを介して既設コンセン
トと一般プラグとを、リリース機能付き構成で接続可能
とした場合である。なお、本実施の形態は第１の実施の
形態と共通機能，共通部材が多いので、同一部材には同
一符号を付し、重複説明を省略する。

【００２９】図３に示すように、遠隔リリース機能付き
プラグ用アダプタＲＡは、薄い箱状の筐体６０と、該筐
体６０に対して移動可能な移動体７０とを備えてなる。
筐体６０の左右側面にはストッパ穴１２を備え、上面
（手前面）には図示省略のスライド穴（図１のスライド
穴１１と同等機能）を備える。移動体７０は筐体内部を
スライド移動する薄い箱状をなし、上方に２本の電極２
３と、左右側面のそれぞれに前記ストッパ穴１２との間
で挿抜されるストッパ２５を備える。更に筐体内部には
ストッパ制御部２８と信号受信部２７とを備える。前記
電極２３を、中継電極７１を介して移動体７０の下方に
向けて電気的導通状態で延長し、中継電極７１の下端部
には一般プラグ５０のプラグ電極５１を挿入接続するジ
ャック（差込口）を形成する。

【００３０】次に本実施の形態の動作を説明する。遠隔
リリース機能付きプラグ用アダプタＲＡを例えば電気掃
除機（図示省略）の電源コードの一般プラグ５０に接続
し、該アダプタＲＡを一般コンセントに接続して電気掃
除機を使用するものと仮定する。 先ず、遠隔リリース機能付きプラグ用アダプタＲＡを
一般プラグ５０に挿入接続する場合には、移動体７０の
前記ジャックに一般プラグのプラグ電極５１を挿入接続
する。 次いで、図示省略の前記ノブを電極２３側にスライド
させるとストッパ２５がスプリング２６の作用力に抗し
て外側に突出す（図示省略、図１（Ｃ）と同等状態）。
この状態で一般コンセントに電極２３を差しこんでも、
ストッパ２５により筐体６０と移動体７０との位置関係
は固定されるので、電極２３は突出し状態を確保でき、
電極２３が差し込み圧力により筐体内に収納されて（引
っ込んで）しまうことはない。

【００３１】一般コンセントに接続状態の遠隔リリー
ス機能付きプラグ用アダプタＲＡおよび一般プラグ５０
をリリースする場合には、例えば電気掃除機の握り棒に
備えた操作部（図示省略）から「リリース」の指示を与
える。このリリース指示信号は前記第１の実施の形態と
同じようにして送信される。リリース指示信号は信号受
信部２７からストッパ制御部２８に送られ、電磁ソレノ
イドの動作によりストッパ２５が筐体１０の内部に引き
込まれる。すると、伸張性のコイルスプリング２６の伸
張作用により移動体７０が筐体６０の内部側に移動させ
られると共に（図３参照）、電極２３もコンセントから
引き抜かれる。以上の作用により、第１の実施の形態と
同様の効果（遠隔引き抜可能）を得ることができる。

【００３２】なお、前記各実施の形態ではリモートプラ
グリリース信号を電気掃除機の電源コードに重畳させる
場合を説明したが、例えば無線または赤外線方式のリモ
コンより発信し、その信号を信号受信部にて受信しても
よい。また、前記各実施の形態ではストッパの動作を電
磁ソレノイドおよびコイルスプリングにより実現してい
たが、全てをコイルスプリング等の機械的手段により実
現してもよい。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を発揮することができる。 請求項１に対応する作用効果 電源プラグのリリースを離れた地点より確実に行えるこ
とで、電源コードを引っ張ることでのコンセント，プラ
グの破壊，電源コードの断線等を防ぐことができる。ま
た、電気掃除機使用時等の移動しながらプラグを差し替
えていくような作業の場合、プラグを抜きに行く手間を
省くことができ快適な作業が可能となる。 請求項２に対応する作用効果 既存の電源プラグにアダプタとして装着することによ
り、と同等の作用効果が期待できる。また、アダプタ
方式なので必要に応じて付け替えが簡単にできる。

【００３４】請求項３に対応する作用効果 請求項１の作用効果で説明したような作業で使用するコ
ンセントが予め限定できるような場合は、コンセント側
にリモートプラグリリース機能を持たせることで、一般
の電源プラグに対してもと同じ作用効果が期待でき
る。 請求項４に対応する作用効果 既存のコンセントにアタッチメントとして装着するだけ
で、と同等の作用効果が期待できる。また、アタッチ
メント方式なので電気工事等が不要であり、必要に応じ
て付け替えが簡単にできる。 請求項５に対応する作用効果 リモートプラグリリースの必要がない場合に、意図しな
いリリースによる事故を防ぐためのロック機構を設ける
ことにより、通常状態での使用を安心してできるように
なる。

【００３５】請求項６に対応する作用効果 プラグリリースが必要なコンセントのみを選択できるこ
とにより、リモートプラグリリース機能を持つコンセン
トを複数同時に使用している場合にも、と同等の作用
効果を期待できる。 請求項７に対応する作用効果 リモートプラグリリース信号をワイヤレスの状態で発信
できるため、後付けのリモートプラグリリース機構に対
してもと同等の作用効果が期待できる。

【００３６】請求項８に対応する作用効果 リモートプラグリリース信号を電源プラグヘの流入電流
の変化とするために、請求項７の無線，赤外線の発信器
が不要になり、かつ信号受信部の構造も簡単になるた
め、小型化，低コスト化が可能となる。 請求項９に対応する作用効果 抜き動作機能を実現する部材を電磁ソレノイドで構成す
ることにより、装置の小型化が可能となり、制御方法も
簡単となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１に実施の形態を示す図であって、
（Ａ）は外観斜視図、（Ｂ）はプラグリリース時の平面
図、（Ｃ）はプラグセット時の平面図である。

【図２】本発明の第２に実施の形態を示す図であって、
（Ａ）は正面図、（Ｂ）はプラグセット時およびプラグ
リリース時の側断面図である。

【図３】本発明の第３に実施の形態を示す平面断面図で
ある。

【符号の説明】

ＲＰ 遠隔リリース機能付きプラグ ＲＣ 遠隔リリース機能付きコンセント ＲＡ 遠隔リリース機能付きプラグ用アダプタ １０ 筐体 １１ スライド穴 １２ ストッパ穴 ２０ 移動体 ２１ 移動体本体 ２２ 電源コード ２３ 電極 ２４ ノブ ２５ ストッパ ２６ コイルスプリング ２７ 信号受信部 ２８ ストッパ制御部 ３０ 筐体 ３１ リリーサ穴 ３２ 電極 ３３ ロック部材 ４０ リリーサ ４１ プラグ穴 ４２ コイルスプリング ４３ ストッパ ４４ ストッパ制御部 ４５ 信号受信部 ５０ 一般プラグ電極 ５１ プラグ電極 ６０ 筐体 ７０ 移動体 ７１ 中継電極

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電源コンセントに挿入して使用するプラ
   グに対し、離れた位置からの抜き動作を可能にした抜き
   動作機能を持たせたことを特徴とする遠隔抜き動作が可
   能な電源接続器具。
2. 【請求項２】 電源コンセントに挿入して使用する既存
   プラグに対しアダプタを取付け可能とし、該アダプタに
   離れた位置からの抜き動作を可能にした抜き動作機能を
   持たせたことを特徴とする遠隔抜き動作が可能な電源接
   続器具。
3. 【請求項３】 プラグを挿入して使用する電源コンセン
   トに対し、離れた位置からの抜き動作を可能にした抜き
   動作機能を持たせたことを特徴とする遠隔抜き動作が可
   能な電源接続器具。
4. 【請求項４】 プラグを挿入して使用する既存電源コン
   セントに対し差し込むだけのアタッチメントを取付け可
   能とし、該アタッチメントに離れた位置からの抜き動作
   を可能にした抜き動作機能を持たせたことを特徴とする
   遠隔抜き動作が可能な電源接続器具。
5. 【請求項５】 請求項３において、前記電源コンセント
   は抜き動作機能を無効とする抜き動作無効機能を備えた
   ことを特徴とする遠隔抜き動作が可能な電源接続器具。
6. 【請求項６】 請求項３において、前記電源コンセント
   は複数の抜き動作機能を有する差込口を備えてなり、該
   複数の差込口の何れかを選択する差込口選択機能を備え
   たことを特徴とする遠隔抜き動作が可能な電源接続器
   具。
7. 【請求項７】 請求項１乃至請求項３の何れか一つに記
   載の電源接続器具において、該電源接続器具を抜き動作
   する場合の信号を、ワイヤレス方式で伝送することを特
   徴とする遠隔抜き動作が可能な電源接続器具。
8. 【請求項８】 請求項１乃至請求項３の何れか一つに記
   載の電源接続器具において、該電源接続器具を抜き動作
   する場合の指示信号は、該電源接続器具を介して供給通
   電する電流を、通電から遮断への状態変化とする信号で
   あることを特徴とする遠隔抜き動作が可能な電源接続器
   具。
9. 【請求項９】 請求項１乃至請求項８の何れか1つに記
   載の電源接続器具において、前記抜き動作機能の実現
   を、電磁ソレノイドにより実現したことを特徴とする遠
   隔抜き動作が可能な電源接続器具。