JPH0992387A - 電気器具のプラグ自動保持解除装置 - Google Patents

電気器具のプラグ自動保持解除装置

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JPH0992387A
JPH0992387A JP25077895A JP25077895A JPH0992387A JP H0992387 A JPH0992387 A JP H0992387A JP 25077895 A JP25077895 A JP 25077895A JP 25077895 A JP25077895 A JP 25077895A JP H0992387 A JPH0992387 A JP H0992387A
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JP
Japan
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plug
signal
lock
release
insertion unit
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Application number
JP25077895A
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English (en)
Inventor
Tokio Ichinose
時男 市之瀬
Akihiro Iwahara
明弘 岩原
Kanji Goto
完二 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ワンタッ操作で自動的にコンセントからプラ
グが外れコードを巻き取ることができるようにする。 【解決手段】 プラグ解除スイッチ18を押圧すると赤
外線送信機がロック解除光信号を送信し、プラグ差込み
ユニット15の赤外線受信機が上記ロック解除光信号を
受信して駆動制御信号を出力し、それを受けたレバー駆
動手段はプラグ受キヤップ27のロックレバーを掛止解
除方向に駆動させてロックピンのロックを解除させる
と、プラグ端子がプラグ差込ユニット15に設けられた
電極刃のプラグ受部の挾持から解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電気掃除機な
どの電気器具のプラグ自動保持解除機構、特に電気器具
に供電する電源コードのプラグ取り外しの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開昭52−15409
2号公報に示された従来の差し込みプラグを用いた電気
掃除機を示す説明図、図11は同電気掃除機図のブロッ
ク図、図12は同電気掃除機の差し込みプラグの拡大断
面図である。図10において、1は電気掃除機の掃除機
本体、1aは掃除機本体1の端部上方に設けられたコー
ド巻取用ボタン、2は掃除機本体1の端部下方から引き
出される先端に差込みプラグ4を有した電源コード、3
はコンセントである。図11において、1bは掃除機本
体1内に設けられ、常時はオンしており、コード巻取用
ボタン1aのオン操作時にそれと連動してオフとなるソ
レノイド用スイッチである。図12において、差込みプ
ラグ4の一端にはコンセント3に差込まれる一対の刃5
と、この刃5の間にバネ7で外部に突出するように付勢
された突出棒6とが設けられている。この突出棒6の一
端にはバネ7の付勢をロックするL字状のレバー9が入
り込む切欠き部8が設けられている。10はソレノイド
で、ソレノイド用スイッチ1bが電源に対して並列に接
続されている。
【0003】従来の電気掃除機は上記のように構成さ
れ、例えば電気掃除機を使用する場合には、電源コード
2を掃除機本体1から引き出し、差込みプラグ4をコン
セント3に差込む。そうすると、ソレノイド用スイッチ
1bは常時ON状態となっているため、レバー9がソレ
ノイド10によって吸着状態となり、かつ突出棒6がバ
ネ7を圧縮しながら差込みプラグ4内に押し込まれ、切
欠き部8にレバー9が入り込み、突出棒6は差込みプラ
グ4内に押し込まれた状態に維持される。したがって、
差込みプラグ4はコンセント3に差込まれた状態に保持
されるため、掃除機本体1を動かして掃除することが可
能となる。掃除終了後、コード巻取用ボタン1aを押す
と、それに連動してスイッチ1bがオフとなり、ソレノ
イド10に吸着されていたレバー9が切欠き部8から外
れ、突出棒6がバネ7の付勢力によって、外部に突出す
ることにより、差込みプラグ4がコンセント3から自動
的に外れ、電源コード2が掃除機本体1内に巻取られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
気掃除機では、差込みプラグ4がコンセント3から自動
的に外れるようにするため、バネ7に付勢された突出棒
6と、プラグ4内に押し込まれた突出棒6を押し込まれ
た状態に維持するレバー9及びソレノイド10とを差込
みプラグ4内に配置しなければならず、プラグ自体がど
うしても大きくなってしまうという問題点があった。更
に、電源コード2の巻取り時に、コード2が途中で家具
の脚などにひっかかり易く、又差込みプラグ4が通常の
差込みプラグに比べて重く、かつ床面をすりながら移動
することから、電源コード2を巻取るための掃除機本体
1内に設けられるコード巻取装置に組込む引き込み力を
大きくする必要があることからゼンマイが大きく、重な
ってしまうことや巻き取った後の差込みプラグ4を収納
するスペースが大きくなってしまうという欠点もあっ
た。更にまた、電源コード2を2芯にすることから、巻
取り機構にもこの2芯に合わせたスリップターミナル
(回転しても通電可能な電気接続摺動機構)が必要とな
り、掃除機本体1が大きく、重くなるなどの欠点もあっ
た。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、ワンタッチ操作で自動的にコンセントか
らプラグが外れ、コードを巻き取ることができるより使
い易い電気器具のプラグ自動保持解除機構を得ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気器具の
プラグ自動保持解除機構は、電気器具本体に設けられた
ロック解除信号をワイヤレス方式で送信する信号送信手
段と、コンセントに差し込み可能で、電気器具本体のプ
ラグが挿着可能なプラグ差込みユニットと、プラグ差込
みユニットに設けられ、信号送信手段が送信したロック
解除信号をワイヤレス方式で受信する信号受信手段とを
備え、上記信号送信手段はロック解除指令信号を出力す
るロック解除スイッチと、ロック解除スイッチのロック
解除指令信号に基づき電気的なロック解除信号を出力す
る送信制御回路と、送信制御回路のロック解除信号に基
づきワイヤレスのロック解除信号を出力する信号送信素
子とを具備し、上記プラグ差込みユニットは、一端側が
外部に延出してコンセントに差し込み可能で、他端側が
内部に位置して電気器具本体のプラグが挿着可能な一対
の電極刃を有する差込みユニット本体と、差込みユニッ
ト本体に出入り可能に設けられ、差込みユニット本体か
ら突出するようにバネにより常時付勢され、電気器具本
体のプラグが差し込み可能なプラグ受キヤップと、一端
がプラグ受キヤップに固定され、他端が差込みユニット
本体内に延出するロックピンと、差込みユニット本体に
設けられ、電気器具本体のプラグが差し込まれたプラグ
受キヤップが所定位置まで押圧されたときプラグの一対
のプラグ端子が上記一対の電極刃に挿着状態で維持する
ために上記ロックピンを掛止状態にロックするようバネ
で付勢されたロックレバーと、差込みユニット本体に設
けられ、駆動信号に基づき駆動して上記ロックレバーを
掛止解除方向に可動させてロックピンのロックを解除す
るレバー駆動手段とを具備し、上記信号受信手段は、上
記信号送信用素子からのワイヤレスのロック解除信号を
受信して電気的なロック解除信号に変換する信号受信素
子と、信号受信素子のロック解除信号に基づき駆動制御
信号を出力する受信制御回路と、受信制御回路の駆動制
御信号に基づき上記レバー駆動手段に駆動信号を出力す
る駆動制御回路とを具備するように構成したものであ
る。
【0007】本発明においては、電気器具本体に設けら
れたワイヤレス方式の信号送信手段のプラグ解除スイッ
チを押圧すると、その送信制御回路がプラグ解除スイッ
チのロック解除指令信号に基づきロック解除信号を出力
し、信号送信素子が送信制御回路からの電気的なロック
解除信号に基づきワイヤレスのロック解除信号を送信
し、電気器具本体と離れたところにあるプラグ差込みユ
ニットに設けられているワイヤレス方式の信号受信手段
の信号受信素子が上記信号送信用素子からのワイヤレス
のロック解除信号を受信して電気的なロック解除信号に
変換し、その受信制御回路は信号受信素子のロック解除
信号に基づき駆動制御信号を駆動制御回路に出力し、駆
動制御回路は受信制御回路の駆動制御信号に基づきレバ
ー駆動手段に駆動信号を出力し、その駆動信号を受けた
レバー駆動手段は電気器具本体のプラグが差し込まれた
プラグ差込みユニットのプラグ受キヤップのロックピン
を掛止してロックしているロックレバーを掛止解除方向
に可動させるよう駆動し、ロックレバーによるロックピ
ンのロックを解除させると、バネの付勢力により、プラ
グ受キヤップが差込みユニット本体の天面から突出する
ように可動し、プラグ受キヤップが差込みユニット本体
の天面から一番突出した状態の場合に、プラグ受キヤッ
プに差し込まれているプラグの一対のプラグ端子が差込
みユニット本体に設けられている電極刃のプラグ受け部
の挾持から解放され、電気器具本体のプラグはプラグ受
キヤップにただ差し込まれただけの状態になるから、電
気器具本体のプラグやコード巻取装置を一切変更するこ
となく、プラグ解除スイッチの押圧操作だけで自動的に
プラグをプラグ差込みユニットから外し、巻き取ること
が可能となった。
【0008】また、上記差込みユニット本体の一対の電
極刃の内部に位置してプラグのプラグ端子を挾持する長
さは、プラグ受キヤップが差込みユニット本体の天面か
ら一番突出したときに、プラグ受キヤップに差し込まれ
ているプラグの各プラグ端子が各電極刃先端の挾持から
解放されるような長さに設定されている。このように構
成したことにより、電気器具本体に設けられたワイヤレ
ス方式の信号送信手段のプラグ解除スイッチが押圧操作
されて電気器具本体のプラグがプラグ受キヤップにただ
差し込まれただけの状態に自動的になったときに、プラ
グ受キヤップに差し込まれているプラグの各プラグ端子
が各電極刃先端の挾持から確実に解放されることとな
る。
【0009】さらに、上記差込みユニット本体と上記プ
ラグ受キヤップとの間にダンパ部材が介挿されるように
している。このように構成することにより、圧縮バネの
付勢力により、プラグ受キヤップが差込みユニット本体
の天面から突出するように可動するときにプラグ受キヤ
ップは緩やかに可動するため、プラグ受キヤップが壊れ
るおそれがない。
【0010】また、上記差込みユニット本体に上記受信
制御回路に上記信号受信素子のロック解除信号と同様の
疑似ロック解除信号を出力する手元ロック解除スイッチ
を設けるようにしてもよい。このように構成したことに
より、プラグ差込みユニットに設けられている手元プラ
グ解除スイッチを押圧操作した場合には、手元プラグ解
除スイッチの疑似プラグ解除信号が受信制御回路に入力
され、ワイヤレス方式の信号受信手段の信号受信素子が
上記信号送信用素子からのワイヤレスのロック解除信号
を受信した場合と同様になり、電気器具本体のプラグは
プラグ受キヤップにただ差し込まれただけの状態になる
から、電気器具本体に設けられているワイヤレス方式の
信号送信手段が故障している場合には、プラグ差込みユ
ニットに設けられている手元プラグ解除スイッチを押圧
操作することにより、プラグ差込みユニットのプラグ受
キヤップに差し込まれているプラグを自動的に取り外す
ことが可能となる。
【0011】さらに、上記プラグ解除スイッチは上記電
気器具本体に設けられたコード巻取用ボタンの押圧操作
に連動してオン動作するようにしてもよい。このように
構成したことにより、コード巻取用ボタンが押圧操作す
ると、プラグ解除スイッチもオンするため、プラグ解除
スイッチが単独で押圧操作された場合と同様に動作し、
このとき、コード巻取用ボタンもオン動作しているた
め、電源コードはプラグはプラグ受キヤップから何の抵
抗もなく、容易に引き抜かれて電気器具本体に内蔵され
ている巻取リールに自動的に巻き取られる。
【0012】さらにまた、上記信号受信手段の少なくと
も信号受信素子を上記プラグ差込みユニットから電線で
繋いで分離するようにしている。このように構成したこ
とにより、電気器具本体に設けられたワイヤレス方式の
信号送信手段のワイヤレスのロック解除信号を受信する
信号受信手段の信号受信素子を最も受信し易い所に設置
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の実施形態1のプラグ自動保
持解除装置を取り入れた電気掃除機の全体を示す斜視
図、図2は同プラグ自動保持解除装置のプラグ差込ユニ
ットの突出状態を示す要部縦断面図、図3は同プラグ自
動保持解除装置のプラグ差込ユニットの突出状態を示す
もう一つの要部縦断面図、図4は同プラグ自動保持解除
装置のプラグ差込ユニットの突出状態を示す要部横断面
図、図5は同プラグ自動保持解除装置のプラグ差込ユニ
ットのプラグ差込み状態を示す要部縦断面図、図6は同
プラグ自動保持解除装置の赤外線送信機の回路図、図7
は同プラグ自動保持解除機構の赤外線受信機の回路図で
ある。
【0014】図1において、1は電気掃除機の掃除機本
体、1aは掃除機本体1の端部上面に設けられたコード
巻取用ボタンで、掃除機本体1に内蔵されたコード巻取
機構(図示省略)を動作させて後述の電源コードをリー
ル(図示省略)に巻き取らせるためのものである。2は
掃除機本体1の端部下方から引き出される電源コード
で、先端にプラグ14が一体に接続されている。また、
掃除機本体1の端部上面には後述する送信用ダイオード
48が突設されている。3はコンセント、15はプラグ
14が差込み可能な箱状のプラグ差込ユニット、15a
はプラグ差込ユニット15の差込ユニット本体、16は
掃除機本体1にホース17を介して接続された延出パイ
プ、18は延出パイプ16の手元に設けられたプラグ解
除スイッチ、19はプラグ解除スイッチ18の隣に設け
られた発光ダイオードのプラグ解除表示灯である。27
はプラグ差込ユニット15に設けられたプラグ受キヤッ
プ、48は掃除機本体1の端部に設けられた後述する赤
外線送信機の送信用ダイオード、55はプラグ差込ユニ
ット15に設けられた後述する赤外線受信機の受信用ダ
イオード、58はプラグ差込ユニット15に設けられた
後述する手元プラグ解除スイッチである。
【0015】図2〜図5にプラグ差込ユニット15の構
造を詳細に示す。このプラグ差込ユニット15の差込ユ
ニット本体15aは、天面に方形の開口部21aを有す
る上ケース21と下ケース22とを組み合わせてなり、
内部に空間を有するように構成されている。23は上ケ
ース21の開口部21aの周囲に設けられた案内凹部で
ある。24は下ケース22に取付けられた例えばリン青
銅板の導電性を有する一対の電極刃である。各電極刃2
4の一端側は外部に延出し、内部に位置する他端側は細
長いリン青銅板を真ん中で密着状態に折り曲げ、自由端
に逆ハの字状に曲げたプラグ受部24aを形成し、中央
部にそれぞれ弧状に曲げた湾曲部24bを形成して構成
されている。25は案内凹部23の周壁と各電極刃24
との間に介装され、プラグ14のプラグ端子14aと電
極刃24との電気的接続が確実に行えるようにしたコイ
ルバネである。
【0016】26は上ケース21の中央部寄りの案内凹
部23の下方を貫通して可動自在に.設けられ、一対の
電極刃24と直交配置のロックレバーで、略中央に間隔
を置いて2個のダルマ穴26aを有し、一端が外側寄り
の案内凹部23の周壁23aに押当し、他端が上ケース
21内に延出させられている。27はプレート面に一対
のプラグ受穴27aを有する有底筒状のプラグ受キヤッ
プで、その筒部27bが上ケース21の案内凹部23内
に可動可能に嵌合されている。28はプラグ受キヤップ
27のプレート面と案内凹部23の周壁23a頂部との
間に介装されたオイルダンパである。29は一端がプラ
グ受キヤップ27のプレート面に固定され、他端がロッ
クレバー26のダルマ穴26aに抜け止め状態に挿入さ
れ、略中央部に係止溝29aを有する一対のロックピン
である。30は各ロックピン29に嵌挿され、プラグ受
キヤップ27を上ケース21から突出させるよう常時付
勢している圧縮バネである。
【0017】31は上ケース21に設けられたバネ係止
片、32は一端がバネ係止片に係止され、他端がロック
レバー26をその長手方向に常時付勢するコイルバネ、
33は上ケース21に取り付けられたソレノイドで、鉄
心33aとコイル33bとで構成されている。34は上
ケース21の略中央の枢支部21bに回転自在に設けら
れた回転レバーで、その一端はソレノイド33の鉄心3
3aに連結され、その他端はロックレバー26の延出し
た端部に連結され、リンク機構を構成している。35は
ロックレバー26を掛止解除方向に可動させるレバー駆
動手段で、ソレノイド33と回転レバー34とから構成
されている。36は上ケース21に取り付けられたコン
トロール基板、38はコントロール基板25に設けられ
たプラグ保持解除のための赤外線受信機である。尚、3
7はプラグ保持解除のための赤外線送信機で、掃除機本
体1に内蔵されている。
【0018】次に、プラグ自動保持解除機構の電気的構
成について図6及び図7に基づき説明する。図6におい
て、39は赤外線送信機37の直流電源であるバッテ
リ、40はプラグ解除スイッチ18と直列に接続された
抵抗で、プラグ解除スイッチ18の一端はバッテリ39
のプラス側に接続され、抵抗40の一端はバッテリ39
のマイナス側に接続されている。42はプラグ解除スイ
ッチ18のオン信号を受けてプラグ解除信号を出力する
送信制御回路で、その入力側が抵抗41を介してプラグ
解除スイッチ18と抵抗40の接続点に接続されてい
る。43は第1のトランジスタで、そのベースは抵抗4
4を介して送信制御回路42の出力側に接続され、その
コレクタはプラグ解除表示灯19及び抵抗45を介して
バッテリ39のプラス側に接続され、そのエミッタはバ
ッテリ39のマイナス側に接続されている。46は第2
のトランジスタで、そのベースは抵抗47を介して送信
制御回路42の出力側に接続され、そのコレクタは送信
用ダイオード48及び抵抗49を介してバッテリ39の
プラス側に接続され、そのエミッタはバッテリ39のマ
イナス側に接続されている。
【0019】図7において、51はプラグ差込ユニット
15に設けられ、コンセント3に差し込まれる赤外線受
信機38のユニット用プラグで、プラグ差込ユニット1
5の電極刃24の外部に延出する一端側がこれに相当
し、51aがユニットコンセントで、電極刃24の他端
側とプラグ受キヤップ27のプラグ受穴27aがこれに
相当する。52はユニット用プラグ51が入力側に接続
された交流を直流に変換する定電圧回路、53は一方の
アノードがユニット用プラグ51の一方に接続され、他
方のアノードがソレノイド34のコイル34bを介して
ユニット用プラグ41の他方に接続されたトライアック
である。54は送信用ダイオード48の赤外線を受光し
て電気的なプラグ解除信号に変換する受光器で、受信用
ダイオード55と受信用ダイオード55の電気信号を増
幅する増幅器56とで構成されている。
【0020】57は受光器54からのプラグ解除信号を
受けてスイッチ動作信号を出力する受信制御回路で、そ
の第1の入力側が増幅器56と抵抗58を介して接続さ
れている。59は受信制御回路57の第2の入力側に疑
似プラグ解除信号を出力する手元プラグ解除スイッチ
で、抵抗60と直列に接続されている。その手元プラグ
解除スイッチ59の一端は定電圧回路52のプラス出力
側に接続され、抵抗60の一端は定電圧回路52のマイ
ナス出力側に接続され、手元プラグ解除スイッチ59と
抵抗60の接続点は抵抗61を介して受信制御回路57
の第2の入力側に接続されている。62はプラグ14が
プラグ差込ユニット5に差し込まれたことを検知するプ
ラグ検知スイッチで、抵抗63と直列に接続されてい
る。そのプラグ検知スイッチ62の一端は定電圧回路5
2のプラス出力側に接続され、抵抗63の一端は定電圧
回路52のマイナス出力側に接続され、プラグ検知スイ
ッチ62と抵抗63の接続点は抵抗64を介して受信制
御回路57の第3の入力側に接続されている。
【0021】65は発光ダイオードのプラグ検知表示
灯、66は第3のトランジスタで、そのベースは抵抗6
7を介して受信制御回路57の第1の出力側に接続さ
れ、そのコレクタは抵抗68及びプラグ検知表示灯65
を介して定電圧回路52のプラス出力側に接続され、そ
のエミッタは定電圧回路52のマイナス出力側に接続さ
れている。69は第4のトランジスタで、そのベースは
抵抗70を介して受信制御回路57の第2の出力側に接
続され、そのコレクタは抵抗71を介して定電圧回路5
2のプラス出力側に接続されている。、そのエミッタは
抵抗72の一端に接続されている。73はホトトライア
ックカプラで、ホトダイオード73aとホトトライアッ
ク73bとからなる。そのホトダイオード73aのアノ
ードは抵抗72の他端に接続され、カソードは定電圧回
路52のマイナス出力側に接続されている。また、ホト
トライアック73bの一方のアノードはトライアック5
3のゲートに接続され、他方のアノードは抵抗74を介
してトライアック53のアノードとコイル34bとの接
続点に接続されている。75は受信制御回路57の駆動
制御信号に基きレバー駆動手段35に駆動信号を出力す
る駆動制御回路で、トライアック53と第4のトランジ
スタ69とホトトライアックカプラ73等で構成されて
いる。
【0022】次に、上記実施形態1の動作を説明する。
まず、電気掃除機を使用する場合について説明する。ま
ず、プラグ差込ユニット15の一対の電極刃24をコン
セント3に差込んで、プラグ差込ユニット15をコンセ
ント3にセットする。このとき、プラグ受キヤップ27
は圧縮バネ30により付勢されて上ケース21の上面か
ら突出している。また、ロックレバー26はコイルバネ
32により上ケース21の外側に向けて常時付勢されて
いる。次に、掃除機本体1から電源コード2を引き出
し、プラグ14の一対のプラグ端子14aをプラグ差込
ユニット15のプラグ受キヤップ27の一対のプラグ受
穴27aに挿入し、そのまま押圧すると、プラグ受キヤ
ップ27の筒部27bが圧縮バネ30の付勢力に抗して
上ケース21の案内凹部23内に入り込み、プラグ受キ
ヤップ27が所定位置までくると、プラグ受キヤップ2
7に固定されたロックピン29の略中央部に設けた係止
溝29aがロックレバー26のダルマ穴26aによって
掛止され、ロックピン29がロックレバー26によって
ロックされる。かかるロックピン29の係止溝29aは
プラグ受キヤップ27のプレート面が差込ユニット本体
15aの上けーす21の天面と面一状態になったときに
ロックレバー26のダルマ穴26aに掛止される位置に
設けられている。
【0023】したがって、ロックピン29の係止溝29
aがロックレバー26のダルマ穴26aに掛止され、ロ
ックピン29がロックレバー26によってロックされた
とき、プラグ受キヤップ27のプレート面が上ケース2
1の天面と面一状態に維持される。このとき、プラグ1
4の一対のプラグ端子14aは下ケース22に設けられ
た一対の電極刃24の湾曲部24b近くまでそれぞれ挿
着されてプラグ14が電極刃24に電気的に確実に接続
された状態となり、その一対の電極刃24はコンセント
3に電気的に接続されているから、掃除機本体1に電源
コード2を介して供電され、掃除機本体1を使用するこ
とができる。
【0024】また、プラグ14の一対のプラグ端子14
aは下ケース22に設けられた一対の電極刃24の湾曲
部24b近くまでそれぞれ挿着されると、プラグ受キヤ
ップ29の筒部29bがプラグ検知スイッチ62のスイ
ッチ動作子62aを可動させてプラグ検知スイッチ62
をオンさせる。プラグ検知スイッチ62がオンすると、
そのオン信号が受信制御回路57に入力され、受信制御
回路57は第3のトランジスタ66にスイッチオン信号
をそれぞれ出力する。スイッチオン信号を受けた第3の
トランジスタ66は導通状態になり、プラグ検知表示灯
65に電流が流れ、プラグ検知表示灯19は点灯してプ
ラグ14がプラグ差込ユニット15のプラグ受キヤップ
27に差し込まれたことを表示する。
【0025】次に、電気掃除機の使用が終了した場合に
ついて説明する。掃除が終了し、電源コード2のプラグ
14をプラグ差込ユニット15から取り外したい場合に
は、掃除機本体1に設けられている送信用ダイオード4
8をプラグ差込ユニット15に設けられている受信用ダ
イオード55に向けた状態で、延出パイプ16の手元に
設けられているプラグ解除スイッチ18を押圧すると、
赤外線送信機37の送信制御回路42が動作して送信用
ダイオード36からプラグ解除光信号を出力する。即
ち、プラグ解除スイッチ18を押圧すると、そのオン信
号が送信制御回路42に入力され、送信制御回路42は
第1及び第2のトランジスタ43、46にスイッチオン
信号をそれぞれ出力する。スイッチオン信号を受けた第
1及び第2のトランジスタ43、46は導通状態にな
り、プラグ解除表示灯19と送信用ダイオード48に電
流が流れ、プラグ解除表示灯19は点灯してプラグ解除
表示をし、送信用ダイオード48はプラグ解除光信号を
出力する。
【0026】一方、掃除機本体1と離れたところにある
プラグ差込ユニット15に設けられている赤外線受信機
38の受光器54がプラグ解除光信号を受光すると、受
光器54はそのプラグ解除光信号を電気的なプラグ解除
信号に変換して受信制御回路57に出力する。プラグ解
除信号を受けた受信制御回路57は駆動制御信号を駆動
制御回路75に出力し、駆動制御回路75はその駆動制
御信号に基きレバー駆動手段35に駆動信号を出力す
る。その駆動信号を受けたレバー駆動手段35はロック
レバー26を掛止解除方向に可動させるよう駆動し、ロ
ックレバー26によるロックピン29のロックを解除す
る。即ち、受信用ダイオード55がプラグ解除光信号を
受光すると、受信用ダイオード55はプラグ解除光信号
を電気的なプラグ解除信号に変換し、そのプラグ解除信
号を増幅器56が増幅して受信制御回路57に入力す
る。プラグ解除信号を受けた受信制御回路57はスイッ
チオン信号を駆動制御回路75を構成する第4のトラン
ジスタ69に出力する。そうすると、第3のトランジス
タ69はオンし、ホトトライアックカプラア73のホト
ダイオード73aに電流が流れて発光し、その発光をホ
トトライアック73bが受光してオン動作する。そのホ
トトライアック73bにより、抵抗74によるゲート電
圧がトライアック53のゲートに印加され、トライアッ
ク53はオンし、レバー駆動手段35を構成するソレノ
イド33のコイル33bに電流が流れ、ソレノイド33
が駆動されて鉄心33aを矢印a方向に吸引する。
【0027】そうすると、一端が鉄心33aに連結され
ているレバー駆動手段35を構成する回転レバー34が
枢支部21bを中心に回転する。その結果、回転レバー
34の他端に連結されているロックレバー26が鉄心3
3aとは逆方向である矢印b方向にスライドし、各ロッ
クピン29の係止溝29aがロックレバー26のダルマ
穴26aから外れ、ロックレバー26によるロックピン
29のロックが解除される。そうすると、ロックピン2
9に嵌挿されている圧縮バネ30の付勢力により、プラ
グ受キヤップ27が上ケース21の天面から突出するよ
うに可動する。このとき、プラグ受キヤップ27にはオ
イルダンパ28が内蔵されているので、プラグ受キヤッ
プ27は緩やかに可動し、プラグ受キヤップ27が壊れ
るおそれがない。
【0028】また、下ケース22に設けられた電極刃2
4がプラグ14のプラグ端子14aを挾持する電極刃2
4の内部に位置する他端側の長さは、プラグ受キヤップ
29が上ケース21の天面から一番突出した状態の場合
に、プラグ受キヤップ29に差し込まれているプラグ1
4の一対のプラグ端子14aが電極刃24のプラグ受部
24aの挾持から解放される長さに設定されている。従
って、プラグ受キヤップ27が上ケース21の天面から
一番突出した状態になると、それに伴い、プラグ受キヤ
ップ27に差し込まれているプラグ14の一対のプラグ
端子14aは電極刃24のプラグ受部24aの挾持から
解放され、プラグ14はプラグ受キヤップ27のプラグ
受穴27aにただ差し込まれただけの状態になる。従っ
て、掃除機本体1のコード巻取用ボタン1aを押圧操作
すれば、電源コード2は掃除機本体1に内蔵されている
巻取リールに巻き取られる。このとき、プラグ14はプ
ラグ受キヤップ27のプラグ受穴27aから何の抵抗も
なく、容易に引き抜かれる。
【0029】また、プラグ差込ユニット15に設けられ
ている手元プラグ解除スイッチ59を押圧操作した場合
には、手元プラグ解除スイッチ59の疑似プラグ解除信
号が受信制御回路57に入力される。そうすると、受信
用ダイオード55がプラグ解除光信号を受光した場合と
同様に受信制御回路57は動作し、前述と同じ手順でロ
ックレバー26によるロックピン29の掛止のロックが
解除されて圧縮バネ30の付勢力により、プラグ受キヤ
ップ27が上ケース21の天面から突出するように可動
し、それに伴いプラグ受キヤップ27に差し込まれてい
るプラグ14の一対のプラグ端子14aは電極刃24の
プラグ受部24aの挾持から解放され、プラグ14はプ
ラグ受キヤップ27のプラグ受穴27aにただ差し込ま
れただけの状態になる。従って、掃除機本体1に設けら
れている赤外線送信機37が故障している場合にはプラ
グ差込ユニット15に設けられている手元プラグ解除ス
イッチ59を押圧操作することにより、プラグ差込ユニ
ット15のプラグ受キヤップ27に差し込まれているプ
ラグ14を自動的に取り外すことができる。
【0030】(実施形態1の効果)本発明の実施形態1
によれば、掃除機本体1の延出パイプ16に設けられた
プラグ解除スイッチ18を押圧すると、掃除機本体1に
設けられた赤外線送信機37の送信制御回路42がプラ
グ解除スイッチ18のロック解除指令信号に基づきロッ
ク解除信号を出力し、送信用ダイオード48が送信制御
回路42からの電気的なロック解除信号に基づきロック
解除光信号を送信し、掃除機本体1と離れたところにあ
るプラグ差込ユニット15に設けられている赤外線受信
機38の受光器54が送信用ダイオード48からのロッ
ク解除光信号を受信して電気的なロック解除信号に変換
して受信制御回路57に出力し、その受信制御回路57
は受光器54のロック解除信号に基づき駆動制御信号を
駆動制御回路75に出力し、駆動制御回路75はその駆
動制御信号に基づきレバー駆動手段35に駆動信号を出
力し、その駆動信号を受けたレバー駆動手段35はロッ
クレバー26をコイルバネ32の付勢力に抗して掛止解
除方向に可動させるよう駆動し、ロックレバー26によ
るロックピン29のロックを解除させると、圧縮バネ3
0の付勢力により、プラグ受キヤップ27が差込みユニ
ット本体15aの天面から突出するように可動し、プラ
グ受キヤップ27が差込みユニット本体15aの天面か
ら一番突出した状態の場合に、プラグ受キヤップ27に
差し込まれているプラグ14の一対のプラグ端子14a
が差込みユニット本体15aに設けられている電極刃2
4のプラグ受部24aの挾持から解放され、掃除機本体
1のプラグ14はプラグ受キヤップ27にただ差し込ま
れただけの状態になるから、掃除機本体1のプラグ14
やコード巻取装置を一切変更することなく、プラグ解除
スイッチ18のワンタッチの押圧操作だけで自動的にプ
ラグ14をプラグ差込みユニット15から外し、巻き取
ることが可能となった。
【0031】また、当然ながらプラグ14の大きさの変
化がないことから、掃除機本体1のプラグ収納部の容積
を変える必要がなく、さらにプラグ14、コード2の重
量が重くならないことからコード巻取装置の巻き上げ力
を大きくする必要もなく、巻取用ゼンマイも軽くて済
む。さらに、従来例のものでは、万一故障によって突出
棒6が突出状態でロックした場合、掃除機本体1は使用
できない欠点があったが、本発明の実施形態1のもでは
プラグ差込ユニット15の機構や、それに内蔵されてい
る赤外線受信機38が万一故障した場合でも、このプラ
グ差込ユニット15をコンセント3から取り外し、掃除
機本体1のプラグ14をコンセント3に直接差し込むこ
とによって使用可能である。
【0032】また、差込みユニット本体15aの一対の
電極刃24の内部に位置してプラグ14のプラグ端子1
4aを挾持する長さは、プラグ受キヤップ27が差込み
ユニット本体15aの天面から一番突出したときに、プ
ラグ受キヤップ27に差し込まれているプラグ14の各
プラグ端子14aが各電極刃24先端の挾持から解放さ
れるような長さに設定されているから、掃除機本体1に
設けられた赤外線送信機37のプラグ解除スイッチ18
が押圧操作されて掃除機本体1のプラグ14はプラグ受
キヤップ27にただ差し込まれただけの状態になったと
きに、プラグ受キヤップ27に差し込まれているプラグ
14の各プラグ端子14aが各電極刃24先端の挾持か
ら確実に解放されることとなる。
【0033】さらに、差込みユニット本体15aとプラ
グ受キヤップ27との間にオイルダンパ28が介挿され
るようにしているから、圧縮バネ30の付勢力により、
プラグ受キヤップ27が差込みユニット本体15aの天
面から突出するように可動するときにプラグ受キヤップ
27は緩やかに可動するため、プラグ受キヤップ27が
壊れるおそれがない。
【0034】実施形態2 図8は本発明の実施形態3のプラグ自動保持解除装置を
取り入れた電気掃除機のコード巻取ボタンを示す要部縦
断面図である。この実施形態3は、実施形態1のプラグ
解除スイッチ18を延出パイプ16に設ける代わりに、
図8に示すように連動プラグ解除スイッチ20を掃除機
本体1の端部に内蔵させ、コード巻取用ボタン1aのオ
ン動作に連動して連動プラグ解除スイッチ20がオンす
るよう構成したものである。その具体的な構成は、連動
プラグ解除スイッチ20はそのスイッチ動作子20aを
コード巻取用ボタン1aの周縁下端に臨ませて配置し、
コード巻取用ボタン1aの押下時にコード巻取用ボタン
1aの周縁下端がスイッチ動作子20aを可動させるよ
うになっている。37は掃除機本体1の端部内で、連動
プラグ解除スイッチ20に隣接して設けられた赤外線送
信機、48は掃除機本体1の端部上面に突設している送
信用ダイオードである。
【0035】この実施形態3ではコード巻取用ボタン1
aが押圧操作すると、コード巻取用ボタン1aの周縁下
端が連動プラグ解除スイッチ20のスイッチ動作子20
aを可動させ、連動プラグ解除スイッチ20がオンする
ため、実施形態1のプラグ解除スイッチ18が単独で押
圧操作された場合と同様に赤外線送信機37の送信制御
回路42が動作して送信用ダイオード48からプラグ解
除光信号を出力する。一方、掃除機本体1と離れたとこ
ろにあるプラグ差込ユニット15に設けられている受光
器54がプラグ解除光信号を受光すると、赤外線受信機
38の受信制御回路57が動作し、前述と同じ手順でロ
ックレバー26によるロックピン29の掛止のロックが
解除されて圧縮バネ30の付勢力により、プラグ受キヤ
ップ27が上ケース21の天面から突出するように可動
し、それに伴いプラグ受キヤップ27に差し込まれてい
るプラグ14の一対のプラグ端子14aは電極刃24の
プラグ受部24aの挾持から解放され、プラグ14はプ
ラグ受キヤップ27のプラグ受穴27aにただ差し込ま
れただけの状態になる。このとき、コード巻取用ボタン
1aもオン動作しているから、電源コード2は掃除機本
体1に内蔵されている巻取リールに巻き取られるため、
プラグ14はプラグ受キヤップ27のプラグ受穴27a
から何の抵抗もなく、容易に引き抜かれることとなる。
【0036】(実施形態1の効果)本発明の実施形態1
によれば、コード巻取用ボタン1aのオン動作に連動し
てオンする連動プラグ解除スイッチ20を掃除機本体1
の端部に内蔵させたから、コード巻取用ボタン1aが押
圧操作すると、連動プラグ解除スイッチ20もオンする
ため、実施形態1のプラグ解除スイッチ18が単独で押
圧操作された場合と同様にプラグ14はプラグ受キヤッ
プ27のプラグ受穴27aにただ差し込まれただけの状
態になり、コード巻取用ボタン1aもオン動作している
から、電源コード2は掃除機本体1に内蔵されている巻
取リールに巻き取られるため、プラグ14はプラグ受キ
ヤップ27のプラグ受穴27aから何の抵抗もなく、容
易に引き抜かれることとなる。
【0037】実施形態3 図9は本発明の実施形態3のプラグ自動保持解除装置の
プラグ差込ユニットから赤外線受信機を分離した形態を
示す斜視図である。この実施形態3は図9に示すように
プラグ差込ユニット15から赤外線受信機38の受光器
54の部分を電線54aで繋いで分離し、コンセント3
から離れた位置に設置できるようにしたものである。こ
のように受光器54をプラグ差込ユニット15から分離
することにより、掃除機本体1からの送信を最も受信し
やすい所に受光器54を設置することができる。この実
施形態3ではプラグ差込ユニット15から赤外線受信機
38の受光器54の部分を分離しているが、プラグ差込
ユニット15から赤外線受信機38を分離しても、受光
器54だけを分離した場合と同様に掃除機本体1からの
送信を最も受信しやすい所に赤外線受信機38を設置す
ることができる。
【0038】本発明の上記実施形態1〜3は電気掃除機
において説明したが、コード巻取り装置を有した電気器
具は全てその効果を期待できるものである。また、本発
明の実施形態1〜3の説明は、送信機と受信機がワイヤ
レスリモコンの方法の赤外線式について述べたが、送信
機と受信機がワイヤレスリモコンの方法であれば電波
式、超音波式など他の方式のでも本発明を達成できるこ
とは勿論のことである。また、プラグ差込ユニット15
のプラグ受キヤップ27には、突出動作を確実にするた
めにロックピン29を2本使用しているが、1本でも可
能である。さらに、プラグ14と電極刃24のプラグ受
部24aとの電気的接続を確実にするためにコイルバネ
25を用いているが、コイルバネ25を用いなくとも本
発明を実施し得ることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、電気器具
本体に設けられたワイヤレス方式の信号送信手段のプラ
グ解除スイッチを押圧すると、その送信制御回路がプラ
グ解除スイッチのロック解除指令信号に基づきロック解
除信号を出力し、信号送信素子が送信制御回路からの電
気的なロック解除信号に基づきワイヤレスのロック解除
信号を送信し、電気器具本体と離れたところにあるプラ
グ差込みユニットに設けられているワイヤレス方式の信
号受信手段の信号受信素子が上記信号送信用素子からの
ワイヤレスのロック解除信号を受信して電気的なロック
解除信号に変換し、その受信制御回路は信号受信素子の
ロック解除信号に基づき駆動制御信号を駆動制御回路に
出力し、駆動制御回路は受信制御回路の駆動制御信号に
基づきレバー駆動手段に駆動信号を出力し、その駆動信
号を受けたレバー駆動手段は電気器具本体のプラグが差
し込まれたプラグ差込みユニットのプラグ受キヤップの
ロックピンを掛止してロックしているロックレバーを掛
止解除方向に可動させるよう駆動し、ロックレバーによ
るロックピンのロックを解除させると、バネの付勢力に
より、プラグ受キヤップが差込みユニット本体の天面か
ら突出するように可動し、プラグ受キヤップが差込みユ
ニット本体の天面から一番突出した状態の場合に、プラ
グ受キヤップに差し込まれているプラグの一対のプラグ
端子が差込みユニット本体に設けられている電極刃のプ
ラグ受け部の挾持から解放され、電気器具本体のプラグ
はプラグ受キヤップにただ差し込まれただけの状態にな
るから、電気器具本体のプラグやコード巻取装置を一切
変更することなく、プラグ解除スイッチの押圧操作だけ
で自動的にプラグをプラグ差込みユニットから外し、巻
き取ることが可能となるという効果を有する。
【0040】また、上記差込みユニット本体の一対の電
極刃の内部に位置してプラグのプラグ端子を挾持する長
さは、プラグ受キヤップが差込みユニット本体の天面か
ら一番突出したときに、プラグ受キヤップに差し込まれ
ているプラグの各プラグ端子が各電極刃先端の挾持から
解放されるような長さに設定されているので、電気器具
本体に設けられたワイヤレス方式の信号送信手段のプラ
グ解除スイッチが押圧操作されて電気器具本体のプラグ
がプラグ受キヤップにただ差し込まれただけの状態にな
ったときに、プラグ受キヤップに差し込まれているプラ
グの各プラグ端子が各電極刃先端の挾持から確実に解放
されるという効果を有する。
【0041】さらに、上記差込みユニット本体と上記プ
ラグ受キヤップとの間にダンパ部材が介挿されるように
しているので、圧縮バネの付勢力により、プラグ受キヤ
ップが差込みユニット本体の天面から突出するように可
動するときにプラグ受キヤップは緩やかに可動するた
め、プラグ受キヤップが壊れるおそれがないという効果
を有する。
【0042】また、上記差込みユニット本体に上記受信
制御回路に上記信号受信素子のロック解除信号と同様の
疑似ロック解除信号を出力する手元ロック解除スイッチ
を設けるようにしたので、プラグ差込みユニットに設け
られている手元プラグ解除スイッチを押圧操作した場合
には、手元プラグ解除スイッチの疑似プラグ解除信号が
受信制御回路に入力され、ワイヤレス方式の信号受信手
段の信号受信素子が上記信号送信用素子からのワイヤレ
スのロック解除信号を受信した場合と同様になり、電気
器具本体のプラグはプラグ受キヤップにただ差し込まれ
ただけの状態になるため、電気器具本体に設けられてい
るワイヤレス方式の信号送信手段が故障している場合に
はプラグ差込みユニットに設けられている手元プラグ解
除スイッチを押圧操作することにより、プラグ差込みユ
ニットのプラグ受キヤップに差し込まれているプラグを
自動的に取り外すことが可能となるという効果を有す
る。
【0043】さらに、上記プラグ解除スイッチは上記電
気器具本体に設けられたコード巻取スイッチの押圧操作
に連動してオン動作するようにしたので、コード巻取用
ボタンが押圧操作すると、プラグ解除スイッチもオンす
るため、プラグ解除スイッチが単独で押圧操作された場
合と同様に動作し、このとき、コード巻取用ボタンもオ
ン動作しているため、電源コードはプラグはプラグ受キ
ヤップから何の抵抗もなく、容易に引き抜かれて電気器
具本体に内蔵されている巻取リールに自動的に巻き取ら
れるという効果を有する。
【0044】さらにまた、上記信号受信手段の少なくと
も信号受信素子を上記プラグ差込みユニットから電線で
繋いで分離するようにしたので、電気器具本体に設けら
れたワイヤレス方式の信号送信手段のワイヤレスのロッ
ク解除信号を受信する信号受信手段の信号受信素子を最
も受信し易い所に設置することができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1のプラグ自動保持解除装
置を取り入れた電気掃除機の全体を示す斜視図である。
【図2】 同プラグ自動保持解除装置のプラグ差込ユニ
ットの突出状態を示す要部縦断面図である。
【図3】 同プラグ自動保持解除装置のプラグ差込ユニ
ットの突出状態を示すもう一つの要部縦断面図である。
【図4】 同プラグ自動保持解除装置のプラグ差込ユニ
ットの突出状態を示す要部横断面図である。
【図5】 同プラグ自動保持解除装置のプラグ差込ユニ
ットのプラグ差込み状態を示す要部縦断面図である。
【図6】 同プラグ自動保持解除装置の赤外線送信機の
回路図である。
【図7】 同プラグ自動保持解除装置の赤外線受信機の
回路図である。
【図8】 本発明の実施形態2のプラグ自動保持解除装
置を取り入れた電気掃除機のコード巻取ボタンを示す要
部縦断面図である。
【図9】 本発明の実施形態3のプラグ自動保持解除装
置のプラグ差込ユニットから赤外線受信機の受光器を分
離した形態を示す斜視図である。
【図10】 従来の差し込みプラグを用いた電気掃除機
を示す説明図である。
【図11】 同電気掃除機図のブロック図である。
【図12】 同電気掃除機図の差し込みプラグの拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体、2 電源コード、3 コンセント、1
4 プラグ、15 プラグ差込ユニット、15a 差込
ユニット本体、18 プラグ解除スイッチ、24 電極
刃、26 ロックレバー、27 プラグ受キヤップ、2
9 ロックピン、30 圧縮バネ、32 コイルバネ、
35 レバー駆動手段、37 赤外線送信機(信号送信
手段)、38 赤外線受信機(信号受信手段)、42
送信制御回路、48 送信用ダイオード(信号送信素
子)、55 受信用ダイオード(信号受信素子)、57
受信制御回路、75 駆動制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 完二 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気器具本体に設けられたロック解除信
    号をワイヤレス方式で送信する信号送信手段と、コンセ
    ントに差し込み可能で、電気器具本体のプラグが挿着可
    能なプラグ差込みユニットと、プラグ差込みユニットに
    設けられ、信号送信手段が送信したロック解除信号をワ
    イヤレス方式で受信する信号受信手段とを備え、 上記信号送信手段はロック解除指令信号を出力するロッ
    ク解除スイッチと、ロック解除スイッチのロック解除指
    令信号に基づき電気的なロック解除信号を出力する送信
    制御回路と、送信制御回路のロック解除信号に基づきワ
    イヤレスのロック解除信号を出力する信号送信素子とを
    具備し、 上記プラグ差込みユニットは、一端側が外部に延出して
    コンセントに差し込み可能で、他端側が内部に位置して
    電気器具本体のプラグが挿着可能な一対の電極刃を有す
    る差込みユニット本体と、差込みユニット本体に出入り
    可能に設けられ、差込みユニット本体から突出するよう
    にバネにより常時付勢され、電気器具本体のプラグが差
    し込み可能なプラグ受キヤップと、一端がプラグ受キヤ
    ップに固定され、他端が差込みユニット本体内に延出す
    るロックピンと、差込みユニット本体に設けられ、電気
    器具本体のプラグが差し込まれたプラグ受キヤップが所
    定位置まで押圧されたときプラグの一対のプラグ端子が
    上記一対の電極刃に挿着状態で維持するために上記ロッ
    クピンを掛止状態にロックするようバネで付勢されたロ
    ックレバーと、差込みユニット本体に設けられ、駆動信
    号に基づき駆動して上記ロックレバーを掛止解除方向に
    可動させてロックピンのロックを解除するレバー駆動手
    段とを具備し、 上記信号受信手段は、上記信号送信用素子からのワイヤ
    レスのロック解除信号を受信して電気的なロック解除信
    号に変換する信号受信素子と、 信号受信素子のロック解除信号に基づき駆動制御信号を
    出力する受信制御回路と、受信制御回路の駆動制御信号
    に基づき上記レバー駆動手段に駆動信号を出力する駆動
    制御回路とを具備する、 ことを特徴とする電気器具のプラグ自動保持解除装置。
  2. 【請求項2】 上記差込みユニット本体の一対の電極刃
    の内部に位置してプラグのプラグ端子を挾持する長さ
    は、プラグ受キヤップが差込みユニット本体の天面から
    一番突出したときに、プラグ受キヤップに差し込まれて
    いるプラグの各プラグ端子が各電極刃先端の挾持から解
    放されるような長さに設定されていることを特徴とする
    請求項1記載の電気器具のプラグ自動保持解除装置。
  3. 【請求項3】 上記差込みユニット本体と上記プラグ受
    キヤップとの間にダンパ部材が介挿されていることを特
    徴とする請求項1又は2のいずれか記載の電気器具のプ
    ラグ自動保持解除装置。
  4. 【請求項4】 上記差込みユニット本体に上記受信制御
    回路に上記信号受信素子のロック解除信号と同様の疑似
    ロック解除信号を出力する手元ロック解除スイッチを設
    けたことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれか記
    載の電気器具のプラグ自動保持解除装置。
  5. 【請求項5】 上記プラグ解除スイッチは上記電気器具
    本体に設けられたコード巻取スイッチの押圧操作に連動
    してオン動作することを特徴とする請求項12、3又は
    4のいずれか記載の電気器具のプラグ自動保持解除装
    置。
  6. 【請求項6】 上記信号受信手段の少なくとも信号受信
    素子を上記プラグ差込みユニットから電線で繋いで分離
    したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5のい
    ずれか記載の電気器具のプラグ自動保持解除装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10004828A1 (de) * 2000-01-31 2001-08-09 Klaus Tilhein Vorrichtung und Verfahren zur Fernbetätigung von einer oder mehreren Ausschub- bzw. Herauslösevorrichtungen für elektrische Steckdosen, Kupplungen und Stecker, insbesondere solcher mit Schutzkontakt, auch Kraftsteckdosen, -kupplungen und -stecker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10004828A1 (de) * 2000-01-31 2001-08-09 Klaus Tilhein Vorrichtung und Verfahren zur Fernbetätigung von einer oder mehreren Ausschub- bzw. Herauslösevorrichtungen für elektrische Steckdosen, Kupplungen und Stecker, insbesondere solcher mit Schutzkontakt, auch Kraftsteckdosen, -kupplungen und -stecker

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