JP5170539B2 - 光学フィルムの吸収帯域制御方法、光学フィルムの製造方法、光学フィルム、色純度向上シートおよび画像表示装置 - Google Patents

光学フィルムの吸収帯域制御方法、光学フィルムの製造方法、光学フィルム、色純度向上シートおよび画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学フィルムの吸収帯域制御方法、光学フィルムの製造方法、光学フィルム、色純度向上シートおよび画像表示装置に関する。
太陽光や人工の光源が発する光は、様々な色(波長)の光の混合物であることがよく知られている。このような光を、例えば、液晶表示装置(LCD)や太陽電池のようなデバイスに利用する場合、必ずしもすべての色(波長)の光が利用されているわけではない。このため、エネルギー効率の点から、不要な色(波長)の光を必要な色(波長)の光に変換して用いる工夫がなされている。例えば、光源から照射された光のうち、不要な色(波長575〜605nmの黄色)の光を、蛍光物質を用いて、必要な色(波長610nm以上の赤色)の光に変換するLCD用の光学装置が提案されている(特許文献1参照)。この提案によると、所望の吸収発光特性を有する蛍光物質を選択して蛍光発色手段を構成することが開示されている。この場合、吸収波長と発光波長が目的に適合した蛍光物質を探索できたとしても、必ずしもその蛍光物質が所望の吸収帯域の広さを持っているとは限らない。蛍光物質の吸収帯域が広すぎると、色純度や全体の輝度が低下するというおそれがあるが、最適な光学特性を有する蛍光物質を探索し、光学装置を設計するのは困難であった。
特開2005−276586号公報
そこで、本発明は、光学フィルムの吸収帯域の広さを容易に制御することが可能な、光学フィルムの吸収帯域制御方法、光学フィルムの製造方法、吸収帯域が制御された光学フィルムおよび色純度向上シート、ならびに、画像表示装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法は、マトリックスポリマーとイオン性色素とを含む塗布液を基材に塗布して塗膜を形成し、前記塗膜を乾燥することにより得られる光学フィルムの吸収スペクトルの最大吸収ピークの半値幅を制御する光学フィルムの吸収帯域制御方法であって、前記基材に塗布する際の前記塗布液中にフッ素系アルコールを添加することで前記半値幅を制御することを特徴とする。
本発明の光学フィルムの製造方法は、マトリックスポリマーとイオン性色素とを含む塗布液を基材に塗布して塗膜を形成し、前記塗膜を乾燥する光学フィルムの製造方法であって、光学フィルムの吸収帯域制御工程を有し、前記吸収帯域制御工程が、前記本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法により実施されることを特徴とする。
本発明の光学フィルムは、前記本発明の光学フィルムの製造方法により製造されることを特徴とする。
本発明の色純度向上シートは、光学フィルムを含む色純度向上シートであって、前記光学フィルムが、前記本発明の光学フィルムであることを特徴とする。
本発明の画像表示装置は、光学フィルムまたは色純度向上シートを含む画像表示装置であって、前記光学フィルムが、前記本発明の光学フィルムであり、前記色純度向上シートが、前記本発明の色純度向上シートであることを特徴とする。
本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法は、光学フィルムの形成材料である塗布液中にフッ素系アルコールを添加するという極めて簡易な方法により、得られる光学フィルムの光学吸収特性制御を可能とするものである。吸収スペクトルの半値幅を容易に制御することができるので、光学フィルムが目的とする用途に合わせた光学特性の設計・制御を容易に行うことができる。
本発明において、前記光学フィルムの最大吸収ピークの半値幅とは、前記光学フィルムの最大吸収ピークにおいて、極大の吸光度の半分の値をとる2点の波長の差である。前記半値幅は、例えば、後述の実施例に記載のように、前記光学フィルムの吸収スペクトルを紫外可視分光光度計で測定することで得られる前記光学フィルムの最大吸収ピークから求めることができる。
本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法において、前記フッ素系アルコールが、末端基にトリフルオロメチル基を有するアルコールであることが好ましく、前記フッ素系アルコールが、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノールであることが、より好ましい。
本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法において、前記塗布液が、トルエンを含んでいることが好ましい。
本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法において、前記マトリックスポリマーが、ポリメチルメタクリレートおよびこれらの変ポリマーからなる群から選択される少なくとも一つのポリマーであることが好ましい。
本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法において、前記イオン性色素が、シアニン色素であることが好ましく、前記シアニン色素が下記一般式(1)で示されるものであることが、より好ましい。
Figure 0005170539
前記一般式(1)において、nは1〜4の自然数、Rは炭素原子数1〜4の直鎖または分岐アルキル基、Xはハロゲン、ClOまたはPF、Yはヘテロ原子またはイソプロピリデン基である。
さらに、前記シアニン色素が、下記構造式(2)または(3)で示されるものであることが好ましい。
Figure 0005170539
Figure 0005170539
本発明において、「色純度の向上」には、目的波長帯域以外の特定波長帯域の光(不要な色の光)を吸収し波長変換して目的波長帯域の光(必要な色の光)を発光することにより目的波長帯域の色の純度を向上させることが含まれる。具体的には、例えば、赤色と緑色の中間色である黄色の光を赤色の光に変換すること、緑色と青色の中間色である青緑色の光を緑色の光に変換すること、赤色、緑色、青色のいずれかの色の光を赤色、緑色、青色のその他の色の光に変換すること等が含まれる。
本発明の色純度向上シートは、前記光学フィルムの吸収帯域制御方法を使用して製造された光学フィルムを含む。
本発明の色純度向上シートにおいて、吸収スペクトルの最大吸収ピーク波長が560〜610nmの範囲にあり、前記最大吸収ピークの半値幅が100nm以下であり、最大発光ピーク波長が600〜700nmの範囲にあることが好ましい。前記半値幅が前記範囲にあることで、色調表現に必要な波長帯域の光(赤色および緑色の光)を吸収することなく、中間色(黄色)の光を選択的に除去できる。
つぎに、本発明について詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の記載により制限されない。
本発明において、光学フィルムは、フィルムとして成形可能なマトリックスポリマーとイオン性色素とを含む塗布液を、基材に塗布して乾燥させフィルムとして製膜することで作製することができる。本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法は、前記塗布液中にフッ素系アルコールを添加することで、得られる光学フィルムの最大吸収ピークの半値幅を制御するものである。
フッ素系アルコールは、前記塗布液に添加した際に、相分離等が起こらないものであれば、任意のものを用いることができる。構造式中のフッ素原子の数が多いもののほうが好ましいが、同じフッ素原子数のものであれば、末端基にトリフルオロメチル基(−CF)を有するフッ素系アルコールが好ましい。末端基にトリフルオロメチル基を有するフッ素系アルコールとしては、2,2,2−トリフルオロエタノール、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノール、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール、2−トリフルオロメチル−2−プロパノール、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブタノール、ノナフルオロ−tert−ブタノール、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−1−ペンタノール、1H,1H−ノナフルオロ−1−ペンタノール、1H,1H,2H,2H−ノナフルオロ−1−ヘキサノール、1H,1H−トリデカフルオロ−1−ヘプタノール、1H,1H,2H,2H−トリデカフルオロ−1−n−オクタノール、1H,1H−ペンタデカフルオロ−1−オクタノール、1H,1H−ヘプタデカフルオロ−1−ノナノール、1H,1H−ノナデカフルオロ−1−デカノール、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロ−1−デカノール等が挙げられる。特に、末端トリフルオロメチル基を複数有する、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノールを好適に用いることができる。
前記マトリックスポリマーは、特に制限されないが、可視光の光線透過率に優れ(好ましくは光線透過率90%以上)、透明性に優れるもの(好ましくはヘイズ値1%以下)が好ましい。前記マトリックスポリマーとしては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のポリアクリル系樹脂;ポリオキシカルボニルオキシヘキサメチレン、ポリオキシカルボニルオキシ−1,4−イソプロピリデン−1,4−フェニレン等のポリカーボネート系樹脂、ポリノルボルネン系樹脂、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等のポリビニルアルコール系樹脂;メチルセルロース、エチルセルロースやそれらの誘導体等のセルロース系樹脂等を挙げることができる。これらの中でも、好ましくは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)およびこれらの変性ポリマーである。前記マトリックスポリマーは、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。
前記「ポリノルボルネン系樹脂」とは、出発原料(モノマー)の一部または全部に、ノルボルネン環を有するノルボルネン系モノマーを用いて得られる(共)重合体をいう。前記「(共)重合体」は、ホモポリマーまたは共重合体(コポリマー)を表す。
前記PVAは、例えば、ビニルエステル系モノマーを重合して得られるビニルエステル系重合体をケン化することで得ることができる。前記PVAのケン化度は、好ましくは、95〜99.9モル%の範囲である。ケン化度が前記範囲であるPVAを用いることで、より耐久性に優れた色純度向上シートを得ることができる。前記PVAの平均重合度は、目的に応じて、適宜、適切な値が選択され得る。前記平均重合度は、好ましくは、1200〜3600の範囲である。前記平均重合度は、例えば、JIS K 6726(1994年版)に準じて求めることができる。
前記イオン性色素は、蛍光物質を含むことも好ましい。特定波長領域の光吸収・発光特性を有する蛍光物質を含むことで、光学フィルムを前記色純度向上シートとして使用することも可能となる。前記蛍光物質としては、例えば、フルオレセイン類、ローダミン類、クマリン類、ダンシル類(ジメチルアミノナフタレンスルホン酸類)、7−ニトロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾール(NBD)型色素、ピレン、ペリレン系、フィコビリプロテイン系、シアニン色素、アンスラキノン系、チオインジゴ系、ベンゾピラン系等の蛍光物質が挙げられる。前記蛍光物質は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。
前記蛍光物質の具体例としては、例えば、BASF(株)製の商品名「Lumogen F Red 305(ペリレン系)」、有本化学工業(株)製の商品名「Plast Red 8355(アンスラキノン系)、同8365(アンスラキノン系)、同Red D−54(チオインジゴ系)、同Red DR−426(ベンゾピラン系)、同Red DR−427(ベンゾピラン系)」、(株)林原生物化学研究所製の商品名「NK−1533(カルボシアニン色素)」、同「NK−3918(カルボシアニン色素)」等が挙げられる。これらの蛍光物質は、赤色と緑色の中間色である黄色(波長560〜610nm)の光を吸収し、赤色の光(波長610〜650nm)を発光する。
前記イオン性色素は、シアニン色素であることが好ましい。前記シアニン色素の具体例を下記構造式(4)〜(11)に示す。
Figure 0005170539
前記シアニン色素は、特に、下記一般式(1)で示されるものであることが好ましい。
Figure 0005170539
前記一般式(1)において、nは1〜4の自然数、Rは炭素原子数1〜4の直鎖または分岐アルキル基、Xはハロゲン、ClOまたはPF、Yはヘテロ原子またはイソプロピリデン基である。
前記一般式(1)で示されるシアニン色素のうち、下記構造式(2)または(3)で示されるものであることがより好ましい。
Figure 0005170539
Figure 0005170539
つぎに、前記光学フィルムの製造方法について、例を挙げて説明する。ただし、光学フィルムの製造における前記塗布液の調製方法は、この例に限定されない。
まず、前記マトリックスポリマーを溶媒に溶解し、マトリックスポリマー溶液を作製する。前記溶媒としては、例えば、トルエン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、エタノール、テトラヒドロフラン、シクロペンタノン、水等を用いることができる。
また、前記イオン性色素を溶媒に溶解し、色素溶液を作製する。前記溶媒としては、例えば、前述の前記マトリックスポリマーを溶解するのと同様の溶媒を用いることができる。色素溶液を作製する際に、前記フッ素系アルコールを溶媒として用いる、あるいは、前記フッ素系アルコールを添加するとよい。シアニン色素の場合、フッ素系アルコールに溶解しやすいので、フッ素系アルコールを色素溶液作製の際の溶媒として用いることが好ましい。
つぎに、前記マトリックスポリマー溶液と前記色素溶液とを混合し、その混合液である塗布液を基材上に塗布して塗膜を形成し、乾燥させることにより、本発明における光学フィルムを形成する。前記混合液調製時にフッ素系アルコールを添加してもよい。前記マトリックスポリマーが可溶である溶媒と、前記色素が可溶である溶媒が異なる場合には、これらの溶媒の混合溶媒を含むこととなる。なお、前記塗布液は、基材上に塗布する前に脱泡処理を施すことが好ましい。
前記光学フィルムは、前記基材から剥離して用いることもできるし、前記基材に形成された状態のまま用いることもできる。
本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法は、前記塗布液に、前記フッ素系アルコールを添加することによって、得られる光学フィルムの吸収スペクトルにおける最大吸収ピークの半値幅を制御するものである。前記塗布液において、前記フッ素系アルコールを添加することで、前記半値幅を狭くすることができる。前記半値幅を狭くするには、例えば、前記マトリックスポリマーがPMMAである場合は、前記塗布液中のフッ素系アルコール濃度を0.1〜20重量%の範囲にすることが好ましく、より好ましくは0.5〜18重量%の範囲、さらに好ましくは1〜15重量%の範囲である。
前記フッ素系アルコール濃度が高すぎると、塗布液を基材に塗布する際に、塗布液が基材に弾かれてしまう等、塗布性が悪くなることがある。
前記マトリックスポリマー濃度は、所望のフィルム厚みを得るために塗布が可能な粘度範囲で設定される。前記マトリックスポリマー濃度は、マトリックスポリマー自体の粘度や重合度、また、使用する溶媒の組成に応じて適切な範囲に調整できる。例えば、前記マトリックスポリマーがPMMAである場合、前記塗布液中のPMMA濃度は、3〜15重量%の範囲にすることが好ましく、より好ましくは4〜12重量%の範囲、さらに好ましくは6〜10重量%の範囲である。
前記塗布液において、前記マトリックスポリマーに対する前記イオン性色素の濃度は、前記イオン性色素の種類に応じて適宜に決定することができるが、例えば、前記マトリックスポリマー100重量部に対して、例えば、0.001〜30重量部の範囲であり、好ましくは、0.002〜25重量部の範囲であり、より好ましくは、0.005〜20重量部の範囲である。
本発明と、その効果との関係は、次のように推察されるが、本発明は、前記推察によりなんら制限されない。すなわち、シアニン色素のようなイオン性色素は、溶液中でダイマーあるいはより高次の会合体を形成することが一般に知られている。したがって、イオン性色素を含む溶液を塗工した時点では、塗工薄膜中には色々な会合状態が存在していると考えられる。そして、乾燥に至るまでに最安定状態(単量体あるいは会合体)に収束しなかった場合には、得られる薄膜の光吸収スペクトルはそれらの会合状態すべてを反映するスペクトルの集合となるため、広帯域のブロードな形状を示すと予想される。逆に、乾燥までの間に最安定構造に収束できれば、その構造のみを反映した、狭帯域のスペクトル形状を示すと予想される。本発明においては、塗工から乾燥までのイオン性色素の状態変化の過程を、前記塗布液としてフッ素系アルコールを含む系を使用することで制御し、目的とする半値幅のスペクトルを得るものである。特に、フッ素系アルコールの添加量を多くすることにより、狭帯域のスペクトルを得ることができるものである。
前記塗布液を乾燥して得られる光学フィルムの厚みは、特に制限されず、例えば、0.1〜1000μmの範囲であり、好ましくは、1〜200μmの範囲であり、より好ましくは、2〜50μmの範囲である。
本発明の色純度向上シートは、前記光学フィルムを有するものであれば、どのような構成であってもよい。例えば、前記光学フィルムのみからなるシート、前記光学フィルムに他の層を積層したシートがあげられる。
本発明の光学フィルムおよび色純度向上シートは、光源装置を含む構成の光学装置に好適に用いることができる。前記光源装置としては、特に制限されず、例えば、冷陰極管、発光ダイオード(LED)等が挙げられる。
本発明の光学フィルムおよび色純度向上シートは、例えば、液晶表示装置(LCD)、ELディスプレイ(ELD)等の各種の画像表示装置および太陽電池等に好ましく用いることができる。
図5の断面図に、本発明の光学フィルムおよび色純度向上シートを用いた液晶表示装置の構成の一例を示す。なお、同図において、分かりやすくするために、各構成部材のサイズや比率等は、実際と異なっている。図示のとおり、この液晶表示装置は、液晶パネル11、本発明の光学フィルムまたは色純度向上シート10、光源装置14および導光板15を主要な構成部材として有する。前記液晶パネル11は、液晶セル12の両側に、それぞれ、第1の偏光板131および第2の偏光板132が配置された構成である。前記液晶セル12は、液晶層140の両側に、それぞれ、第1の配向膜151および第2の配向膜152が配置され、さらにそのそれぞれの外側に、第1の透明電極161および第2の透明電極162が配置され、さらに前記第1の透明電極162の外側に、所定の配列のR(赤)、G(緑)、B(青)等のカラーフィルター170とブラックマトリクス190とが保護膜180を介して配置され、さらに前記第2の透明電極162および前記カラーフィルター170とブラックマトリクス190との外側に、それぞれ、第1の基板101および第2の基板102が配置された構成である。前記液晶パネル11において、前記第1の偏光板131側が、表示側であり、前記第2の偏光板132側が、裏面側となる。本発明の光学フィルムまたは色純度向上シート10は、前記液晶パネル11の裏面側に配置されている。前記導光板15は、前記本発明の光学フィルムまたは色純度向上シート10の外側に、前記液晶パネル11と重なり合うように平行に配置されている。前記光源装置14は、前記導光板12の前記液晶パネル11とは反対側に配置されている。なお、図5において、前記本発明の光学フィルムまたは色純度向上シート10は、前記液晶パネル11と前記導光板15との間に配置されているが、前記本発明の光学フィルムまたは色純度向上シート10は、前記導光板15と前記光源装置14との間に配置されてもよい。また、本例の液晶表示装置では、前記光源装置14が前記本発明の光学フィルムまたは色純度向上シート10および前記導光板15を介して前記液晶パネル13の直下に配置された直下方式が採用された場合を示しているが、本発明は、これに限定されず、例えば、サイドライト方式であってもよい。さらに、前記液晶表示装置は、拡散反射板を有してもよい。前記拡散反射板は、例えば、図5において、前記光源装置14と前記導光板15との間や前記光源装置14の前記導光板15とは反対側に配置される。
本例の液晶表示装置において、色純度の向上は、例えば、次のようにして実施される。例えば、前記光源装置14に、435nm付近に青色、545nm付近に緑色、610nm付近に赤色の大きな発光ピークを持つものを使用し、前記液晶表示装置が緑色と赤色の発光のみを利用し、緑色と赤色の中間色である黄色(585nm付近)の発光は不要であったとする。この場合においては、前記光学フィルムまたは色純度向上シート10として、例えば、585nm付近に最大吸収波長を持つ光学フィルムを使用する。そのようにすれば、前記黄色の光が前記蛍光物質に吸収される。このとき、吸収スペクトルにおける最大吸収ピークの半値幅が100nm以下であると、黄色以外の光(緑色または赤色)の吸収帯域には影響が少ないので、緑色および赤色の輝度の低下は抑えつつ、前記光源装置14から出射された光の色純度の向上を図ることができる。
また、前記光学フィルムまたは色純度向上シート10として、例えば、585nm付近に最大吸収波長を持ち、610nm以上に発光を持つイオン性色素を含む色純度向上シートを使用する。そのようにすれば、前記黄色の光が前記イオン性色素に吸収され、610nm以上の赤色の光が発光される。このとき、吸収スペクトルにおける最大吸収ピークの半値幅が100nm以下であると、黄色以外の光(緑色または赤色)の吸収帯域には影響が少ないので、緑色および赤色の輝度の低下は抑えつつ、かつ、色純度向上シートによって赤色の光が発光されるので、前記光源装置14から出射された光の色純度をより向上させることができる。
本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法によると、光学フィルムの吸収スペクトルの半値幅を容易に制御することが可能となる。したがって、光学フィルムが目的とする用途や、要求される性能に合わせた設計をすることができるので、様々な用途の光学フィルムの製造において適用することができる。
本発明の光学フィルムおよび色純度向上シートは、画像表示装置に好適に用いることができる。前記画像表示装置は、任意の適切な用途に使用される。その用途は、例えば、デスクトップパソコン、ノートパソコン、コピー機等のOA機器、携帯電話、時計、デジタルカメラ、携帯情報端末(PDA)、携帯ゲーム機等の携帯機器、ビデオカメラ、テレビ、電子レンジ等の家庭用電気機器、バックモニター、カーナビゲーションシステム用モニター、カーオーディオ等の車載用機器、商業店舗用インフォメーション用モニター等の展示機器、監視用モニター等の警備機器、介護用モニター、医療用モニター等の介護・医療機器等が挙げられる。
つぎに、本発明の実施例について説明する。なお、本発明は、下記の実施例によってなんら限定ないし制限されない。
(1)光学フィルムの吸収スペクトル、最大吸収ピーク波長、最大吸収ピークの半値幅および最大吸収ピーク波長における吸光度
光学フィルムの吸収スペクトルは、紫外可視分光光度計(日本分光(株)製、商品名「V−560」)を用いて測定した。前記測定された吸収スペクトルより、前記光学フィルムの最大吸収ピーク波長、最大吸収ピークの半値幅および最大吸収ピーク波長における吸光度を求めた。
(2)光学フィルムの厚み
前記光学フィルムの厚みは、(株)ミツトヨ製マイクロゲージ式厚み計にて測定を行った。ガラス基板(基材)に光学フィルムを形成し、全体の厚みを測定し、前記全体厚みからガラス基板の厚みを差し引くことで前記光学フィルムの厚みを算出した。
(3)光学フィルムの発光スペクトル、最大発光ピーク波長
前記光学フィルムの発光スペクトルは、分光蛍光光度計(日立製作所(株)製、商品名「F−4500」)を用いて測定した。前記測定された発光スペクトルより、前記光学フィルムの最大発光ピーク波長を求めた。
(4)正面輝度
光源装置上に光学フィルムを配置して、分光光度計(大塚電子(株)製、商品名「瞬間マルチ測光システム MCPD−3000」)により、正面輝度(発光強度の絶対エネルギー:μW/cm/nm)を測定した。この際、受光部は、光源装置の上(表示側)方向3cmのところに設置した。
(実施例1)
まず、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)((株)クラレ製、商品名「パラペットEH−1000P」)をトルエンに溶解し、30重量%のマトリックスポリマー溶液を作製した。つぎに、前記式(2)の構造を持つシアニン色素((株)林原生物化学研究所製、商品名「NK−1533」)0.015gを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(6F−iPrOH)0.2035gに溶解し、色素溶液を作製した。これと前記マトリックスポリマー溶液1.9671gを混合し、PMMAと前記シアニン色素が重量比98:2で含まれる塗布液Aを調製した。塗布液Aを、さらにエタノール/トルエン混合溶媒(重量比1:1)で希釈し、PMMAと前記シアニン色素の含有重量比は一定で、塗布液全体に対する固形分濃度が異なる塗布液A−1、A−2およびA−3を調製した。前記塗布液の組成を下記表1に示す。得られた塗布液A−1、A−2およびA−3を、1000rpm×30secの条件で、ガラス基板上にスピンコートし、乾燥させた。これにより得られた薄膜の吸収スペクトルを図1に示す。
(比較例1)
まず、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)((株)クラレ製、商品名「パラペットEH−1000P」)をトルエンに溶解し、30重量%のマトリックスポリマー溶液を作製した。つぎに、前記式(2)の構造を持つシアニン色素((株)林原生物化学研究所製、商品名「NK−1533」)0.0103gをエタノール/トルエン混合溶媒(重量比1:1)0.1834gに溶解し、色素溶液を作製した。これと前記マトリックスポリマー溶液1.5131gを混合し、PMMAと前記シアニン色素が重量比98:2で含まれる塗布液Bを調製した。塗布液Bを、さらにエタノール/トルエン混合溶媒(重量比1:1)で希釈し、PMMAと前記シアニン色素の含有重量比は一定で、塗布液全体に対する固形分濃度が異なる塗布液B−1およびB−2を調製した。前記塗布液の組成を下記表1に示す。得られた塗布液を、1000rpm×30secの条件で、ガラス基板上にスピンコートし、乾燥させた。これにより得られた薄膜の吸収スペクトルを図2に示す。
(実施例2)
まず、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)((株)クラレ製、商品名「パラペットEH−1000P」)をトルエンに溶解し、30重量%のマトリックスポリマー溶液を作製した。つぎに、前記式(3)の構造を持つシアニン色素((株)林原生物化学研究所製、商品名「NK−3918」)0.0199gを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(6F−iPrOH)0.2417gに溶解し、色素溶液を作製した。これと前記マトリックスポリマー溶液2.0745gを混合し、PMMAと前記シアニン色素が重量比97:3で含まれる塗布液Cを調製した。塗布液Cを、さらにエタノール/トルエン混合溶媒(重量比1:1)で希釈し、PMMAと前記シアニン色素の含有重量比は一定で、塗布液全体に対する固形分濃度が異なる塗布液C−1、C−2およびC−3を調製した。前記塗布液の組成を下記表1に示す。得られた塗布液C−1、C−2およびC−3を、1000rpm×30secの条件で、ガラス基板上にスピンコートし、乾燥させた。これにより得られた薄膜の吸収スペクトルを図3に示す。
(比較例2)
まず、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)((株)クラレ製、商品名「パラペットEH−1000P」)をトルエンに溶解し、30重量%のマトリックスポリマー溶液を作製した。つぎに、前記式(3)の構造を持つシアニン色素((株)林原生物化学研究所製、商品名「NK−3918」)0.0094gをエタノール/トルエン混合溶媒(重量比1:1)0.1983gに溶解し、色素溶液を作製した。これと前記マトリックスポリマー溶液1.4984gを混合し、PMMAと前記シアニン色素が重量比98:2で含まれる塗布液Dを調製した。塗布液Dを、さらにエタノール/トルエン混合溶媒(重量比1:1)で希釈し、PMMAと前記シアニン色素の含有重量比は一定で、塗布液全体に対する固形分濃度が異なる塗布液D−1およびD−2を調製した。前記塗布液の組成を下記表1に示す。得られた塗布液を、1000rpm×30secの条件で、ガラス基板上にスピンコートし、乾燥させた。これにより得られた薄膜の吸収スペクトルを図4に示す。
Figure 0005170539
図1〜4に、上記で得られた光学フィルムの吸収スペクトルを示す。各吸収スペクトルは、最大吸収ピーク波長における吸光度を1に規格化して示している。各実施例において、フッ素系アルコールである6F−iPrOHを添加することで、図1および図3に示すように、吸収スペクトルの半値幅が狭くなった。前記半値幅は、各比較例においては、塗布液全体に対する固形分濃度が高くなるほど狭くなる傾向にあるが、実施例においては、前記固形分濃度を変化させても、前記半値幅の変化はごくわずかであった。すなわち、各実施例においては、前記固形分濃度が低濃度であっても、半値幅の狭い光学フィルムを得ることができた。各比較例においては、塗布液の固形分濃度を調節することで得られる光学フィルムの厚みを調整しようとすると、前記半値幅が変化してしまうが、各実施例においては、前記半値幅の変化は少なく固形分濃度を選択することが可能となるので、所望の厚みの光学フィルムを容易に得ることが可能となる。特に、A−1、A−2およびA−3の光学フィルムは、吸収スペクトルの最大吸収ピーク波長が560〜610nmの範囲にあり、かつ吸収スペクトルの半値幅が100nm以下に制御されており、かつ、最大発光ピーク波長が600〜700nmの範囲にあることから、色純度向上シートとして良好に使用することができる。
[正面輝度の測定]
前記A−1、A−2およびA−3の光学フィルムを色純度向上シートとして、前記光源装置上に載せて、正面輝度を測定すると、前記色純度向上シートを載せた場合には、基材として用いたガラス板のみを載せて測定した場合と比較して、585nm付近の黄色の発光が抑制され、610付近の赤色の発光が強くなっており、色純度が向上される。
以上のように、本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法を用いると、容易に光学フィルムの吸収スペクトルの半値幅を制御することができる。したがって、所望の光学物性を有する光学フィルムを容易に得ることができる。画像表示装置に対しては、光源の発光波長に合わせた色純度向上シートの設計を容易に行うことができる。本発明の光学フィルムの吸収帯域制御方法により得られた光学フィルムおよび色純度向上シートは、例えば、画像表示装置、太陽電池等に好適に使用できるが、その用途は制限されず、広い分野に適用可能である。
図1は、実施例1で得られた光学フィルムの吸収スペクトルを示すグラフである。 図2は、比較例1で得られた光学フィルムの吸収スペクトルを示すグラフである。 図3は、実施例2で得られた光学フィルムの吸収スペクトルを示すグラフである。 図4は、比較例2で得られた光学フィルムの吸収スペクトルを示すグラフである。 図5は、本発明の光学フィルムまたは色純度向上シートを用いた液晶表示装置の構成の一例を示す断面図である。
符号の説明
10 光学フィルムまたは色純度向上シート
11 液晶パネル
12 液晶層
14 光源装置
15 導光板
101 第1の基板
102 第2の基板
131 第1の偏光板
132 第2の偏光板
140 液晶層
151 第1の配向膜
152 第2の配向膜
161 第1の透明電極
162 第2の透明電極
170 カラーフィルター
180 保護膜
190 ブラックマトリクス

Claims (13)

  1. マトリックスポリマーとイオン性色素とを含む塗布液を基材に塗布して塗膜を形成し、前記塗膜を乾燥することにより得られる光学フィルムの吸収スペクトルの最大吸収ピークの半値幅を制御する光学フィルムの吸収帯域制御方法であって、前記基材に塗布する際の前記塗布液中にフッ素系アルコールを添加することで前記半値幅を制御することを特徴とする、光学フィルムの吸収帯域制御方法。
  2. 前記フッ素系アルコールが、末端基にトリフルオロメチル基を有するアルコールである、請求項1記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法。
  3. 前記フッ素系アルコールが、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノールである、請求項1または2記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法。
  4. 前記塗布液が、トルエンを含んでいる、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法。
  5. 前記マトリックスポリマーが、ポリメチルメタクリレートおよびこれらの変ポリマーからなる群から選択される少なくとも一つのポリマーである、請求項1から4のいずれか一項に記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法。
  6. 前記イオン性色素が、シアニン色素である、請求項1から5のいずれか一項に記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法。
  7. 前記シアニン色素が、下記一般式(1)で示される、請求項6記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法。
    Figure 0005170539
    前記一般式(1)において、nは1〜4の自然数、Rは炭素原子数1〜4の直鎖または分岐アルキル基、Xはハロゲン、ClOまたはPF、Yはヘテロ原子またはイソプロピリデン基である。
  8. 前記シアニン色素が、下記構造式(2)または(3)で示される、請求項7記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法。
    Figure 0005170539
    Figure 0005170539
  9. マトリックスポリマーとイオン性色素とを含む塗布液を基材に塗布して塗膜を形成し、前記塗膜を乾燥する光学フィルムの製造方法であって、光学フィルムの吸収帯域制御工程を有し、前記吸収帯域制御工程が、請求項1から8のいずれか一項に記載の光学フィルムの吸収帯域制御方法により実施されることを特徴とする光学フィルムの製造方法。
  10. 光学フィルムであって、請求項9記載の光学フィルムの製造方法により製造されることを特徴とする光学フィルム。
  11. 光学フィルムを含む色純度向上シートであって、前記光学フィルムが、請求項10記載の光学フィルムであることを特徴とする色純度向上シート。
  12. 吸収スペクトルの最大吸収ピーク波長が560〜610nmの範囲にあり、前記最大吸収ピークの半値幅が100nm以下であり、最大発光ピーク波長が600〜700nmの範囲にある、請求項11記載の色純度向上シート。
  13. 光学フィルムまたは色純度向上シートを含む画像表示装置であって、前記光学フィルムが、請求項10記載の光学フィルムであり、前記色純度向上シートが、請求項11または12記載の色純度向上シートである画像表示装置。
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