JP5170119B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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Description

本発明は洗浄水の噴射により食器等の洗浄を行うビルトインタイプの食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、図6に示すように、システムキッチンに収容され、筐体1の内部に設けられ、底部と側面部を一体で形成された洗浄槽2は、上方に開口部3を設け、内部に食器類4を収納する食器かご5を配置している。食器かご5の下方には洗浄ノズル6を回転自在に設けており、洗浄槽2内に溜めた洗浄水を洗浄ポンプ7によって加圧循環させ、洗浄ノズル6より噴射して食器類4を洗浄する。
また、洗浄槽2の下方にはレール8を固定し、前後方向へ平行移動可能に支持されている。食器類4の出し入れを行う際には、筐体1内に格納されている洗浄槽2を前方に引き出し、開口部3より食器類4を収容する。次に、洗浄槽2を筐体1内に戻し、収納するとともに筐体1内の上部空間に待機していた蓋体9が筐体1内の側面に配置したリンク機構10等により後方へ移動しつつ降下して洗浄槽2の開口部3を閉塞するように構成しており、蓋体9には、洗浄槽2の開口部3を閉塞した状態で洗浄槽2に当接しシールするための弾性体で構成された第1のシール部材11を備えている(例えば、特許文献1参照)。
一方、図7に示すような食器洗い機も提案されている。図7に示すように、食器類12を収容する洗浄槽13は、底部構成部材14と、この底部構成部材14の上に設けた洗浄槽部材15とで構成している。洗浄槽13は、洗浄槽部材15の前方に開口部16を有し、この開口部16を扉17により開閉するとともに、底部構成部材14に洗浄水を噴射する洗浄ノズル18を回転自在に配設しており、洗浄槽13内に食器類12を収容する食器かごを配置している。
また、洗浄槽13は、底部構成部材14の上方より、洗浄槽部材15を挿着し、上下の抜け方向に規制した結合構成としており、接合部19からの水漏れを底部構成部材14に設けた上方への立ち上がり部20によって、底部構成部材14内へ回収する構成としている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−87271号公報 特開2000−296087号公報
しかしながら、特許文献1に示す前記従来の構成において、図8に示すように洗浄槽21を底部を構成する底部構成部材22と側面を構成する洗浄槽部材23に分割する構成として、底部構成部材22と洗浄槽部材23を特許文献2に示すような結合構成を適用した場合、洗浄槽21は引き出し自在に構成されているため、洗浄槽21内に洗浄水が貯められた状態で、引き出し操作を行うと、操作の勢いにより、洗浄水が規定の水位より高い位置まで達し、立ち上がり部24を乗り越え、洗浄槽21の外へ漏れ出すこととなる。
その対策として、弾性体などで構成されるシール部材(図示しない)を用いて底部構成部材22と洗浄槽部材23の当接面25を水封することが考えられるが、この構成による
と洗浄槽21の引き出し操作により、当接面25に振動や力がかかるため、長期間の使用を考えると全周にわたりシール性を維持することは困難である。シール性が損なわれると、シール性を失った部分から、洗浄ノズル26より噴射された洗浄水が、運転中、継続的に当接面25の外へ漏れ出すこととなる。そのとき他の部分は水封されているため、漏れ出した水を回収することができず、水漏れに至るという課題を有していた。
また、レール108が洗浄槽部材23で受けられているため、底部構成部材22に搭載された洗浄ポンプ、洗浄ノズル26、さらには洗浄槽21の内部構成によっては食器類の重量が上記当接面25を水封するシール部を引き離す方向にかかり、長期間にわたりシール性を維持することは困難であり、シール部からの水漏れに至るという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、前方に開口部を有する食器洗い機本体と、開口部から引き出し自在に設けられ、底部構成部材と洗浄槽部材を接合して構成される洗浄槽を有する食器洗い機において、長期間使用した場合や引き出し操作時においても、前記接合部から水漏れが発生しない食器洗い機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、前方に開口部を有する食器洗い機本体と、前記食器洗い機本体に設けられるレールを受けるレール受け部を備えるとともに前記レールにより前記開口部から引き出される洗浄槽とを備える食器洗い機であって、前記洗浄槽は、少なくとも前記洗浄槽の底部を構成する底部構成部材と、前記洗浄槽
の少なくとも側面を構成する洗浄槽部材と、前記底部構成部材の上端部と前記洗浄槽部材の下端部で構成される接合部を水封するシール部とを備え、前記レール受け部は、前記レールの可動レール部を上方および外方から覆うよう形成されて前記シール部の下方に位置するよう前記底部構成部材に設けられ、前記洗浄槽部材の前記シール部の外方に係合部がリブ状に下方に向けて延設され、前記係合部の下端は前記レール受け部の上面に当接するよう構成されたものである。
これによって、長期間の使用によりシール部材のシール性が低下した場合においても、洗浄槽の接合部からの水漏れをなくすことができる。また、洗浄槽およびその他の部品の重量がシール部を引き離す方向にかかることがなく、長期的にシール部のシール性を維持し、水漏れを防止することができる。また、レール受け部の機械的強度を増強するとともに、蓋体から洗浄槽部材の外壁に滴下した洗浄水がシール部やレール内に浸入することを防止することができ、長期に亘り洗浄槽の出し入れをスムーズに行うことができる。
本発明の食器洗い機は、ビルトインタイプの食器洗い機において、引き出し操作時や長期間使用した場合でも、洗浄槽の接合部から水漏れしない上下分割構成の洗浄槽を備えた食器洗い機を実現することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の洗浄槽の前方から見た斜視図 本発明の実施の形態1における食器洗い機の洗浄槽の前方から見た要部断面斜視図 図3のA−A線における要部断面図 図3のB−B線における要部断面図 従来の食器洗い機の縦断面図 従来の他の食器洗い機の縦断面図 従来のさらなる他の食器洗い機の縦断面図
第1の発明は、前方に開口部を有する食器洗い機本体と、前記食器洗い機本体に設けられるレールを受けるレール受け部を備えるとともに前記レールにより前記開口部から引き出される洗浄槽とを備える食器洗い機であって、前記洗浄槽は、少なくとも前記洗浄槽の底部を構成する底部構成部材と、前記洗浄槽の少なくとも側面を構成する洗浄槽部材と、前記底部構成部材の上端部と前記洗浄槽部材の下端部で構成される接合部を水封するシール部とを備え、前記レール受け部は、前記レールの可動レール部を上方および外方から覆うよう形成されて前記シール部の下方に位置するよう前記底部構成部材に設けられ、前記洗浄槽部材の前記シール部の外方に係合部がリブ状に下方に向けて延設され、前記係合部の下端は前記レール受け部の上面に当接するよう構成されることにより、洗浄槽およびその他の部品の重量がシール部を引き離す方向にかかることがなく、長期的にシール部のシール性を維持し、洗浄槽の接合部から洗浄槽外への水漏れを防止することができる。また、レール受け部の機械的強度を増強するとともに、洗浄槽の開口部を閉塞する蓋体から洗浄槽部材の外壁に滴下した洗浄水がシール部やレール内に浸入することを防止することができ、長期に亘り洗浄槽の出し入れをスムーズに行うことができる。
また、レール受け部の機械的強度を増強するとともに、洗浄槽の開口部を閉塞する蓋体から洗浄槽部材の外壁に滴下した洗浄水がシール部やレール内に浸入することを防止することができ、長期に亘り洗浄槽の出し入れをスムーズに行うことができる。
の発明は、特に、第1の発明の食器洗い機において、レールの固定レール部を、可動機構部の外側に隆起部を設け、さらにその外側を一段低い溝部とする断面形状に形成し、レール受け部の外端を、前記隆起部の直上もしくは外側に位置させたことにより、洗浄槽の開口部を閉塞する蓋体から洗浄槽部材の外壁を経由して滴下してきた洗浄水をレールの固定レール部の溝部に導き、レールの可動機構部に浸入することを防止することができ、長期に亘り洗浄槽の出し入れをスムーズに行うことができる。
の発明は、特に、第1または第2の発明の食器洗い機において、底部構成部材の外面上部に外側への凸部を設け、洗浄槽部材には、前記凸部の位置に合わせて係合孔を設け、前記係合孔と前記凸部とを係合することにより、前記底部構成部材を前記洗浄槽部材に接合すると同時に、その接合部を水封するシール部を形成する構成としたことにより、底部構成部材と洗浄槽部材の接合と同時に、その接合部を水封するシール部が形成されるので、接合作業およびシール部の形成が簡易になり組立作業性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態の食器洗い機の縦断面図、図2は同食器洗い機の洗浄槽の前方から見た斜視図、図3は同食器洗い機の洗浄槽の前方から見た要部断面斜視図、図4は図3のA−A線における断面図、図5は図3のB−B線における断面図である。
図1において、システムキッチンに収容された筐体27は、食器類28を収容して洗浄する洗浄槽29を内部に設けている。洗浄槽29は、その下部で筐体27の両側面の内側に略水平方向に架設された一組のレール30に沿って前後方向に引き出し自在に設けてあり、洗浄槽29の内部には食器類28を収容する食器かご31を配置し、食器かご31の下方で洗浄槽29の底部に洗浄ノズル32を回転自在に設けている。洗浄槽29の内部には、貯留した洗浄水を加熱するヒータ等の加熱手段33と、洗浄槽29の底部に排水口34を設けている。
洗浄槽29の底部外側には、排水口34に溜まる洗浄水を加圧して洗浄ノズル32に送る洗浄ポンプ35を配置している。排水口34に溜まる洗浄水を洗浄ポンプ35により加圧して循環させ、洗浄ノズル32の噴射孔48から洗浄槽29内に噴射して食器類28を洗浄するよう構成している。
洗浄槽29内に溜められる洗浄水は水道配管から給水ホースおよび給水弁(いずれも図示しない)を介して供給される。洗浄槽29に連通した水位検知手段(図示しない)により所定の洗浄水位47まで洗浄水が供給されたことを検知すると、制御手段によって給水弁を閉じて洗浄槽29への洗浄水供給を停止するよう構成している。
また、筐体27の上方には、洗浄槽29の開口部36を閉塞するための蓋体37を可動自在に配置し、前後一対のリンクを含む左右一対の平行リンク機構38により上下動自在に支持されるとともに、洗浄槽29の開口部36をシールするゴム等の弾性体よりなる第1のシール部材39が固定され、洗浄槽29を引き出したとき、第1のシール部材39が洗浄槽29の前後の移動に干渉しないよう上方へ変位するように構成している。
ここで、図2〜図5を参照して、洗浄槽29の構成について説明する。洗浄槽29は、上方に開口部36を有し、側面を構成する樹脂製の洗浄槽部材40と底部を構成する樹脂製の底部構成部材41とで構成される。
底部構成部材41は有底トレー状に構成され、その外周上端部には、ゴム等の弾性体よりなる第2のシール部材42が配置され、底部構成部材41には第2のシール部材42を保持するための上方に開口された溝部43が環状に構成される。
また、底部構成部材41には、レール30の可動レール部30d、洗浄ノズル32、加熱手段33、洗浄ポンプ35、ポンプモータ、水位検知手段、温度センサ等、食器洗い機の動作制御に必要な電装部品および機構部品の大半を搭載してユニット化してある。
洗浄槽部材40の前後左右の外周下端部には、第2のシール部材42を上方から抑え、底部構成部材41の溝部43と共働して水密性を発揮するシールリブ44がそれぞれ設けられ、その内方側に遮蔽リブ45を下垂させて設けている。洗浄槽29の両側面部の遮蔽リブ45は洗浄槽部材40の側面内壁40aと段差なく設けられている。
底部構成部材41の外周上端部と洗浄槽部材40の外周下端部とは上下方向で接合され、この接合部には、溝部43、シールリブ44および第2のシール部材42で構成されるシール部54を設けて、水密にシールしている。そして、遮蔽リブ45と溝部43の間は洗浄水が毛細管現象により吸い上げられない程度の回収空間46を洗浄槽29全周にわたり連通するように設けて、上記シール部54に洗浄水が達することを防止している。遮蔽リブ45先端は底部構成部材41との隙間つまり回収空間46の入り口46aの寸法が上方の回収空間46の主空間46bより小さくなるように構成される。
また、遮蔽リブ45先端は、規定の洗浄水位47よりも上方かつ、洗浄ノズル32に複数個設けられた噴射孔48よりも下方に位置するように構成され、かつ、底部構成部材41の底面部からの洗浄水の跳ね返り水流がかからない位置に構成されている。さらに遮蔽リブ45先端は、洗浄槽29の全周にわたり底部構成部材41の側壁部49よりも外側に位置しないように構成される。
一般に食器洗い機では専用洗剤を水に溶解させて食器類28の洗浄を行うが、洗剤に含まれる界面活性剤などの成分により洗浄槽29表面のぬれ性が格段に上がる。ぬれ性が上がると毛細管現象が非常に強く発生するため、回収空間46(主空間46b)の幅は通常の水を対象とする場合と比べ広く構成している。回収空間46は全周にわたり連通した形状つまり、図4に示す断面形状を、食器かご支持部53を除いた洗浄槽29の全周にわたり略同一の形状で構成している。
図3に示すように、洗浄槽29内の底部の左右側壁近傍には食器かご31を載置して支
持する食器かご支持部53が左右各数箇所設けられている。この食器かご支持部53は、底部構成部材41に設けた支持部下部53aと、洗浄槽部材40に設けた支持部上部53bとに分割して構成されている。そして、後述するように、洗浄槽部材40と底部構成部材41とが接合されることにより、図5に示すように、支持部上部53bが支持部下部53aの上方に対向させられて食器かご支持部53が形成されるよう構成してある。また、その分割面である支持部上部53bの下面53cの高さ位置は洗浄槽部材40の遮蔽リブ45の下端と略同一高さとしてある。
また、底部構成部材41の両側面には洗浄槽29の重量を支えるレール受け部50を側壁部49より外側で溝部43のほぼ直下に構成している。レール受け部50の外端部にはリブ50aをレール30の可動レール部30dを上方および外方から覆うように下方に向けて延設し、レール受け部50の機械的強度を増強するとともに、蓋体37から洗浄槽部材40の外壁に滴下した洗浄水がレール30内に浸入することを防止する構成としている。
洗浄槽部材40の前後左右の外周部下端に設けられたシールリブ44の外方には係合部52をリブ状に下方に向けて延設してある。底部構成部材41の溝部43の外周には数箇所の凸部51が設けられ、洗浄槽部材40の係合部52には凸部51に対応した位置に係合孔52aが構成され、洗浄槽部材40を底部構成部材41の上方から挿着することで、係合部52が弾性変形して凸部51が係合孔52aに係合し、洗浄槽部材40と底部構成部材41とが接合される構成としている。そして、接合された状態で、左右両側面部の係合部52の下端はレール受け部50の上面に当接するよう構成してある。洗浄槽部材40と底部構成部材41との接合部を上記のような構成とすることにより、簡単な構成で両者を接合できるとともに、蓋体37から洗浄槽部材40の外壁に滴下した洗浄水が第2のシール部材42の部分に浸入することを防止できる。
また、図4に示すように、レール30の固定レール部30eの断面形状を、可動機構部30aの外側に隆起部30bを設け、さらにその外側を一段低い溝部30cとする形状と
している。そして、底部構成部材41のレール受け部50の外端部に設けたリブ50aの下端外側を、隆起部30bの直上もしくは外側に位置させ、蓋体37から洗浄槽部材40の外壁を経由してリブ50aの下端外側に滴下してきた洗浄水を溝部30cに導きレール30の可動機構部30aに浸入することを防止する構成としている。さらに、図示はしていないが、可動機構部30aと溝部30cのいずれかの後方部に貫通孔を設け、滴下し導かれた洗浄水を筐体27の内底部に落下させ、その近傍に配設した漏水検知センサによって検知するようにしてある。
以上のように構成された食器洗い機について、以下その動作、作用を説明する。洗浄槽29は、洗浄槽部材40を第2のシール部材42をセットした底部構成部材41の上方より挿着することで、係合部52がそれ自身の弾性にて一時的に変形し、係合孔52aが洗浄槽部材40に設けた凸部51に係合し、上下方向の規制がされ、洗浄槽部材40と底部構成部材41とを結合して一体化する。その際に、洗浄槽部材40のシールリブ44が第2のシール部材42を上方から押圧して規定の締め位置まで変形させ、接合部を水封している。洗浄槽29を一体化することで、洗浄槽部材40に設けた遮蔽リブ45と底部構成部材41の溝部43とで回収空間46が構成される。なお、ここでは第2のシール部材42を弾性体として構成しているが、シリコン接着剤のようなもので水封することも可能である。
溝部43の内方側に設けられた遮蔽リブ45は回収空間46の入り口46aの寸法が上方の回収空間46の主空間46bより小さくなるように配置されているため、回収空間46への水の浸入を減らすことができる。また、遮蔽リブ45の下端は規定の洗浄水位47よりも上方に位置しているため、食器類28から洗い流された異物や油などが回収空間4
6に堆積することがなく、洗浄水の回収を妨げることがない。また、異臭などの発生を抑制することができる。
さらに、遮蔽リブ45の下端は洗浄ノズル32の噴射孔48よりも下方に位置する構成とすることにより、噴射孔48より噴射される洗浄水は遮蔽リブ45により確実にさえぎられるため、回収空間46の入り口46aには洗浄槽29の上方から落下してくる勢いの少ない洗浄水のみが接触することとなり、圧力をもった水流が溝部43へ到達することがなくなる。
噴射孔48より噴射された洗浄水は食器類28に当たりそのまま落下するか、洗浄槽部材40の側面に沿って流れ落ち、遮蔽リブ45下端へ流れてくる。このとき、遮蔽リブ45先端は洗浄槽29の全周にわたり底部構成部材41の側壁部49よりも外側に位置しないように構成されていることにより、上方から遮蔽リブ45に沿って流れ落ちる洗浄水は、回収空間46に浸入することなく、底部構成部材41の底面へ回収される。
また、遮蔽リブ45の下端は所定の洗浄水位47よりも上方に構成することにより、食器類28から洗い流された異物や油などが回収空間46に堆積することがなく、洗浄水の回収を妨げることがない。また、異臭などの発生を抑制することができる。
また、洗浄槽29の両側面の遮蔽リブ45は洗浄槽部材40の内壁40aと段差なく設けられているため、不要な段差がなく、洗浄水の回収速度を落とすことがなく、またデザイン性も向上される。
また、底部構成部材41と洗浄槽部材40の接合と同時に、その接合部を水封するシール部54および回収空間46が形成されるので、接合作業およびシール部54および回収空間46の形成が簡易になり組立作業性を向上させることができる。
このような構成とした場合でも、回収空間46(主空間46b)の隙間をせまく構成してしまうと、回収空間46の入り口46aに触れた洗浄水が毛細管現象により吸い上げられ、溝部43へ到達してしまう。本発明によると遮蔽リブ45と溝部43の間の回収空間46を洗浄水が毛細管現象で吸い上げられない程度の隙間を設けているため、回収空間46の入り口46aに洗浄水が接触しても、溝部43へ洗浄水が吸い上げられることはない。
以上のように、本発明によると、洗浄ノズル32から噴射される洗浄水が溝部43に達することはなく、仮に第2のシール部材42がない構成とした場合でも、接合部より水漏れしない。ただし、洗浄水が加熱されると、蒸気が発生するため、溝部43付近へ結露し、少量の水が洗浄槽29の外へ漏れ出す場合がある。このために、本発明では第2のシール部材42を回収空間46の外側上方に配置している。また、第2のシール部材42がなくても水漏れしない構成としているため、長期間の使用による第2のシール部材42の劣化や、引き出し操作による振動や力が繰り返し溝部43にかかることによるシール性の低下がおきても、水漏れは発生しない。
また、回収空間46は洗浄槽29全周にわたり連通した構成としているため、勢いよく洗浄槽29を引き出し操作した場合などに、規定の洗浄水位47よりも上方まで洗浄水が達し、回収空間46に洗浄水が浸入しても、連通した回収空間46により、横方向に洗浄水が逃げるスペースが存在するため、溝部43まで到達する洗浄水を大幅に減らすことが可能である。もちろん洗浄水が溝部43まで到達した場合でも第2のシール部材42により水封されているため、水漏れにいたることはない。
以上のように、本実施の形態においては底部構成部材41の上端部と洗浄槽部材40の下端部で構成される接合部を水封するためのシール部54を構成し、シール部54を水封する第2のシール部材42とを備え、洗浄槽部材40には前記シール部54の内方側に遮蔽リブ45を設け、シール部54と遮蔽リブ45の間に、洗浄水が毛細管現象にて上昇してシール部54に達することを防止する回収空間46を設けたことにより、通常の使用において洗浄水がシール部54まで到達することがなくなり、引き出し操作時や長期間の使用で第2のシール部材42のシール性が低下した場合でも、水漏れしないようにすることができる。
また、従来の食器洗い機の洗浄槽のように、食器かご支持部53を底部構成部材41から一体形成して上方に立ち上げるように構成すると、図5に当てはめれば容易に類推できるように、食器かご支持部53と遮蔽リブ45との間に上方に開口した隙間が生じることになり、噴射された洗浄水がこの隙間から入り口46aを通って回収空間46に浸入しやすくなるが、本実施の形態では、食器かご支持部53は、底部構成部材41に設けた支持部下部53aと、支持部下部53aの上方に対向させて洗浄槽部材40に設けた支持部上部53bとに分割して構成するとともに、その分割面の高さ位置を洗浄槽部材40の遮蔽リブ45の下端と略同一高さとしたことにより、底部構成部材41に設けた支持部下部53aと洗浄槽部材40に設けた支持部上部53bとの間の隙間が略水平方向に形成されるので、この隙間に噴射された洗浄水が浸入しづらく、また浸入した洗浄水が洗浄槽29側に滴下して戻ることが期待でき、洗浄水が食器かご支持部53から回収空間46に流入することを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、上下接合構成とした洗浄槽29の下側部材である底部構成部材41の両側面に洗浄槽29の重量を支えるレール受け部50を構成していることにより、洗浄槽29およびその他の部品の重量がシール部54を引き離す方向にかかることがなく、長期的に第2のシール部材42のシール性を維持することができる。
また、本実施の形態では、底部構成部材41を電装部品および機構部品の大半を搭載してユニット化したことにより、洗浄槽部材40のシール部54より上方の部分を大型、小型化することで、底部構成部材41を単一のものを使用しても、容量の異なる洗浄槽を得ることができるため、洗浄槽容量の異なる食器洗い機の生産に容易に対応することができ、製造効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、洗浄槽29の内底部に回転自在な洗浄ノズル32のみを備えたものとして説明したが、例えば洗浄槽29の内側部にさらに別の洗浄ノズルを備えたものであっても、本発明による効果を得ることができ、本発明から除外されるものではない。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、ビルトインタイプの食器洗い機において、引き出し操作時や長期間の使用によりシール部材のシール性が低下した場合でも、洗浄槽の接合部から水漏れしないようにすることが可能となるので、洗浄水の噴射により食器類の洗浄を行う食器洗い機等として有用である。
27 筐体(食器洗い機本体)
29 洗浄槽
30 レール
30a 可動機構部
30b 隆起部
30c 溝部
30d 可動レール部
30e 固定レール部
32 洗浄ノズル
40 洗浄槽部材
41 底部構成部材
42 第2のシール部材
43 溝部
44 シールリブ
45 遮蔽リブ
46 回収空間
47 洗浄水位
48 噴射孔
50 レール受け部
51 凸部
52 係合部
52a 係合孔
53 食器かご支持部
54 シール部

Claims (3)

  1. 前方に開口部を有する食器洗い機本体と、前記食器洗い機本体に設けられるレールを受けるレール受け部を備えるとともに前記レールにより前記開口部から引き出される洗浄槽と、を備える食器洗い機であって、
    前記洗浄槽は、少なくとも前記洗浄槽の底部を構成する底部構成部材と、前記洗浄槽の少なくとも側面を構成する洗浄槽部材と、前記底部構成部材の上端部と前記洗浄槽部材の下端部で構成される接合部を水封するシール部とを備え、前記レール受け部は、前記レールの可動レール部を上方および外方から覆うよう形成されて前記シール部の下方に位置するよう前記底部構成部材に設けられ、前記洗浄槽部材の前記シール部の外方に係合部がリブ状に下方に向けて延設され、前記係合部の下端は前記レール受け部の上面に当接するよう構成される食器洗い機。
  2. レールの固定レール部を、可動機構部の外側に隆起部を設け、さらにその外側を一段低い溝部とする断面形状に形成し、レール受け部の外端を、前記隆起部の直上もしくは外側に位置させた請求項1記載の食器洗い機。
  3. 底部構成部材の外面上部に外側への凸部を設け、洗浄槽部材には、前記凸部の位置に合わせて係合孔を設け、前記係合孔と前記凸部とを係合することにより、前記底部構成部材を前記洗浄槽部材に接合すると同時に、その接合部を水封するシール部を形成する構成とした請求項1または2記載の食器洗い機。
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