JP5170044B2 - 永久磁石エンコーダの検査方法及び検査装置 - Google Patents
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Description
このうちの回転駆動装置は、外周面である被検出面にS極とN極とを円周方向に関して交互に配置して成る、円筒形で、ゴム磁石又はプラスチック磁石である永久磁石エンコーダを、この永久磁石エンコーダの中心軸を回転中心として回転させる。尚、これら永久磁石エンコーダの中心軸(幾何中心)と回転中心とは、できる限り近い事が好ましいが、厳密に一致させる必要はない。即ち、本明細書及び特許請求の範囲中、「永久磁石エンコーダの中心軸を回転中心として回転させる」とは、「永久磁石エンコーダの幾何中心と回転中心とを、回転に伴ってこの永久磁石エンコーダに振動等の有害な現象が発生しない様に、且つ、前記ホルダの先端面が前記被検出面に追従できる様に、凡そ一致させる」事を意味する。
又、前記支持部材は、前記回転駆動装置に組み付けられた永久磁石エンコーダの被検出面に対向する部分に設ける。
又、前記シリンダ孔は、前記支持部材の一部に、前記被検出面側に開口する状態で設ける。
又、前記ホルダは、ポリアミド樹脂若しくはポリ四フッ化エチレン樹脂製で、前記シリンダ孔内に、前記被検出面に対し遠近動する方向の摺動を可能として、締り嵌めにより内嵌するもので、凸曲面である先端面を前記被検出面に対向させている。
又、前記弾性部材は、前記ホルダをこの被検出面に向けて押圧する為に、このホルダの基端面と前記シリンダ孔の奥端面との間に設ける。そして、このホルダを、このホルダの外周面とこのシリンダ孔の内周面との間に作用する摩擦力よりも大きな力でこのシリンダ孔から抜け出る方向に、前記被検出面に向けて押圧する。
更に、前記センサは、前記先端面から0.5〜2.0mmだけ基端側に寄った部分で、前記ホルダ内に、このホルダを射出成形する際に包埋支持される。
このうちの回転駆動装置13は、駆動軸18を備える。この駆動軸18は、予圧を付与した複列玉軸受ユニット等の、図示しない精密軸受装置により、図示しない検査装置のフレーム等に、回転のみ自在に支持されている。又、前記駆動軸18は、やはり図示しない、電動モータ等の駆動源により、所定方向に所定の速度で回転駆動自在としている。又、前記駆動軸18の一部(先端部或は中間部)に、円輪状若しくは円筒状の保持部を固定し、この保持部の外周面に、被検査物であり、被検出面である外周面にS極とN極とを円周方向に関して交互に配置して成るエンコーダ4a(永久磁石エンコーダ)を、保持している。そして、このエンコーダ4aを、このエンコーダ4aの中心軸を回転中心として回転駆動自在としている。尚、前記駆動軸18を回転自在に支持すると共にこの駆動軸18を回転駆動する為の構造、並びに、この駆動軸18に前記保持部を介して前記エンコーダ4aを保持する為の構造は、従来から一般的に知られている構造で済む為、詳しい図示並びに説明は省略する。
又、前記シリンダ孔15は、前記支持部材14の一部に、前記エンコーダ4aの外周面側に開口する状態で、このエンコーダ4aの径方向に設けている。
この検査方法を実施する場合には、図1に示す様に、前記ホルダ16の先端面を前記エンコーダ4aの外周面に弾性的に押圧しつつ、前記回転駆動装置13により、このエンコーダ4aを一定速度で回転駆動する。すると、このエンコーダ4aの外周面に存在するS極とN極とが、前記ホルダ16の先端部に保持したセンサ5aの近傍を交互に通過する。この結果、このセンサ5aの出力信号が、図3に示す様に変化する。そこで、この出力信号の周期、振幅等から、前記エンコーダ4aの外周面の着磁状態の良否を判定する。尚、前記ホルダ16は、摩擦係数の低い材料により造られている為、このホルダ16の先端面と前記エンコーダ4aの外周面との摺接部に作用する摩擦力は小さく抑えられる。従って、これら両面が摩耗したり、この摺接部が(測定精度に影響を及ぼす程)発熱したり、前記エンコーダ4aが回転方向に(測定精度に影響を及ぼす程)弾性変形する事はない。
2、2a ハブ
3 転動体
4、4a エンコーダ
5、5a センサ
6、6a 検査用センサ
7 検出部
8 保持環
9 固定環
10 板ばね
11 ホルダ
12 ガイド突片
13 回転駆動装置
14 支持部材
15 シリンダ孔
16 ホルダ
17 弾性部材
18 駆動軸
Claims (2)
- 外周面である被検出面にS極とN極とを円周方向に関して交互に配置して成る、円筒形で、ゴム磁石又はプラスチック磁石である永久磁石エンコーダを、この永久磁石エンコーダの中心軸を回転中心として回転させつつ、前記被検出面にセンサの検出部を近接対向させ、このセンサの出力信号の変化に基づいて、この被検出面の良否を判定する永久磁石エンコーダの検査方法に於いて、前記センサとして、凸曲面である先端面を前記永久磁石エンコーダの被検出面に対向させた、ポリアミド樹脂若しくはポリ四フッ化エチレン樹脂製のホルダ内の、前記先端面から0.5〜2.0mmだけ基端側に寄った部分に、このホルダを射出成形する際に包埋支持したものを使用し、このホルダを支持部材のシリンダ孔内に締り嵌めにより内嵌すると共に、このホルダの基端面とこのシリンダ孔の奥端面との間に設けた弾性部材によりこのホルダを、このホルダの外周面とこのシリンダ孔の内周面との間に作用する摩擦力よりも大きな力でこのシリンダ孔から抜け出る方向に押圧して、前記ホルダの先端面を前記被検出面に弾性的に押圧しつつ前記永久磁石エンコーダを回転させた状態で前記センサの出力信号を取り出す事を特徴とする永久磁石エンコーダの検査方法。
- 外周面である被検出面にS極とN極とを円周方向に関して交互に配置して成る、円筒形で、ゴム磁石又はプラスチック磁石である永久磁石エンコーダを、この永久磁石エンコーダの中心軸を回転中心として回転させる為の回転駆動装置と、この回転駆動装置に組み付けられた永久磁石エンコーダの被検出面に対向する部分に設けられた支持部材と、この支持部材の一部に、この被検出面側に開口する状態で設けられたシリンダ孔と、このシリンダ孔内に、この被検出面に対し遠近動する方向の摺動を可能として、締り嵌めにより内嵌された、凸曲面である先端面をこの被検出面に対向させた、ポリアミド樹脂若しくはポリ四フッ化エチレン樹脂製のホルダと、このホルダの基端面とこのシリンダ孔の奥端面との間に設けた弾性部材によりこのホルダを、このホルダの外周面とこのシリンダ孔の内周面との間に作用する摩擦力よりも大きな力でこのシリンダ孔から抜け出る方向に、前記被検出面に向けて押圧する弾性部材と、前記先端面から0.5〜2.0mmだけ基端側に寄った部分で前記ホルダ内に、このホルダを射出成形する際に包埋支持されたセンサとを備えた永久磁石エンコーダの検査装置。
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JP2009216343A JP5170044B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 永久磁石エンコーダの検査方法及び検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009216343A JP5170044B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 永久磁石エンコーダの検査方法及び検査装置 |
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Family Applications (1)
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JP2009216343A Expired - Fee Related JP5170044B2 (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 永久磁石エンコーダの検査方法及び検査装置 |
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2009
- 2009-09-18 JP JP2009216343A patent/JP5170044B2/ja not_active Expired - Fee Related
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