JP5169707B2 - レジスト調整装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置におけるレジスト調整装置に関し、詳しくは、用紙を搬送する際に発生する騒音を減少させる技術に関する。
特開平9−30688号公報 特開平10−254202号公報 特開平9−86729号公報
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられ、記録材(以下、用紙という)の斜行を補正するとともに、作像部の画像とタイミングを合わせて用紙を送り出すレジスト調整装置は周知である。
また、画像形成装置においては、従来より、用紙の搬送を起因とした騒音が発生し、問題になっている。特に高速で用紙を搬送する機械ほど、用紙の搬送を起因とした騒音が大きい。
用紙搬送を起因とした騒音は、主に、用紙と搬送ガイド板が摺動するときの音、用紙がレジストローラに突き当たって、たるみを発生させて用紙先端位置を整える時に発生する音が大きいと考えられる。また、搬送ガイド板に繋ぎ目があり、ガイド板同士に段差がある場合は、用紙の腰により段差部で用紙後端が跳ねてガイド板に当たる衝撃的な音が発生しやすい。
レジスト調整装置としてのレジストローラ対は、搬送されてきた用紙を停止しているローラ対のニップに突き当て、たるみを作ることでその斜行を補正し、所定のタイミングでローラ対を駆動することで、作像部の画像とタイミングを合わせて用紙を送り出す。
レジストローラ対の構成としては、金属ローラとゴムローラの組合せが一般的である。また、用紙は初めに金属ローラに衝突させ、用紙先端を摩擦係数が小さい金属ローラ上を滑らせながらレジストローラ対のニップに進入、突き当てるのが一般的である。
用紙をレジストローラ対のニップを狙って衝突させるのではなく、初めに金属ローラを狙って衝突させているのは、ニップ狙いだと、部品の公差や、用紙先端のカールの具合、周辺の温度,湿度による用紙の腰の変化等で、用紙が初めに回転を停止しているゴムローラに衝突してしまう場合があるためである。
ゴムローラは摩擦係数が大きいので用紙が当たってもよく滑らず、用紙が初めにゴムローラに衝突した場合には、用紙先端がニップに到達しなかったり、用紙先端が折れるという不具合が発生する。レジストローラ対の両方を金属ローラにした場合は、摩擦係数が小さいために用紙を搬送する時に滑ってしまってまともに搬送できないため、レジストローラ対の片方は摩擦係数が大きいゴムローラを使用するのが一般的である。
上記のような構成のレジスト調整装置の一例を図25〜図33を参照して説明する。
用紙Pは、図25に矢印で示すように下方から送り込まれ、搬送ローラ対3,4により搬送され、図26に示すように、レジストローラ対50の金属ローラ51に衝突し、その後、図27に示すように、レジストローラ対50のニップに突入する。搬送ローラ対3,4は、用紙がセンサS2を通過後に所定量だけ用紙を送り込むように制御され、これにより、図28に示すように、用紙がたわんでスキュー(斜行)が補正される。そして、図示しない作像部の画像とタイミングを合わせるようにレジストローラ対50が駆動され、図29に示すように、再び用紙が搬送される。図30に、用紙先端が金属ローラ51に突き当たった様子を拡大して示す。また、図31に、用紙先端がレジストローラ対50のニップに突入した様子を拡大して示す。
図32は、レジストローラ対50の側面図である。この例では、レジストローラ51は表面の平滑性がよく、摩擦係数が小さい金属ローラを使用している。また、レジストローラ52はゴムローラを使用し、紙を搬送するために摩擦係数を大きくしている。
図33は、このレジスト調整装置における、用紙がセンサS1を通過した信号をトリガとして騒音を計測した用紙搬送音の時間軸分析結果を示すグラフである。このグラフの縦軸は音圧レベルであり、横軸は、用紙先端がセンサS1を通過した時点からの時間である。このグラフによって、センサーS1通過後の時間と、用紙搬送速度、センサーS1からレジストローラ対50までの距離より、搬送系路上のどの場所で騒音が発生しているか分析できる。
その結果、ピークAは用紙がレジストローラの金属ローラ51に衝突したときの音圧レベル、ピークBは用紙がレジストローラニップ部に衝突した時の音圧レベルであることが分かった。ピークA,B部を合わせてレジスト衝突音Cとする。
このグラフから分かるように、ピークAの、用紙がレジストローラの金属ローラ51に衝突したときの音圧レベルの方が、レジストローラニップ部で発生する音圧レベルよりも小さいが、それ以外のあまり騒音が発生していない時間帯では60dB(A)程度であるのに対し、用紙が金属ローラ51に衝突した時は80dB(A)程度あり、非常にレベルが高い。さらに、用紙がレジストローラ対のニップに衝突した時は87dB(A)程度あり、さらにレベルが高くなっている。
このように、用紙がレジストローラ対50に衝突する時は短時間に2度の衝撃的な音圧レベルが発生することが分かった。この騒音は、用紙1枚通紙するごとに発生するので、装置稼動時の全体的な音圧レベルの上昇となり、また、聴感的にも聞き分けられて不快である。
特許文献1には、レジストローラ対の対向する2本のローラの両方に大径の弾性部材を設け、まず弾性部材に用紙を当ててからレジストローラニップに用紙を当てることで静音化を行なうものが開示されている。この構成においては、弾性部材がレジストローラ対の両方のローラに設けられているために抵抗となり、用紙がレジストローラ対のニップに到達しない可能性がある。この場合、レジストやスキュー補正ができない、または不完全になるという問題が発生する。
また、特許文献2には、用紙がレジストローラ対に当たるときに用紙の搬送スピードを遅くする制御を行なうことで、用紙とガイド板との叩き音を低減するものが開示されている。この場合、制御が複雑になったり、一定時間内に紙を処理できる枚数が低減するという問題がある。
そして、特許文献3には、レジストローラ対の直上流側に弾性体ローラ対を設け、レジストローラ対への当接力を低減するためのクッションとするものが記載されている。しかしながら、この構成では、レジストローラ対の上流に弾性体ローラ対が有るため、スキュー補正のための用紙のたるみ形成が弾性体ローラ対を起点に形成されることになり、レジストローラ対の本来の機能である、レジストローラ対におけるレジスト・スキュー補正の効果が小さくなってしまう。また、レジストローラ対とは別に弾性体ローラ対を設けるためのスペースが必要となり、装置大型化や設計自由度の低下を招くことになる。
本発明は、従来のレジスト調整装置及び画像形成装置における上述の問題を解決し、簡単な構成で騒音の発生を抑制することのできるレジスト調整装置及び画像形成装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、記録材を挟持して搬送するレジストローラ対を有し、記録材を所定のタイミングで送り出すレジスト調整装置であって、前記レジストローラ対を構成する第1ローラと第2ローラのうち前記第1ローラに記録材を突き当てた後に記録材をローラニップに導くよう構成されたレジスト調整装置において、前記第1ローラは、表面の摩擦係数が前記第2ローラの表面の摩擦係数よりも小さくかつ軸方向に分割された複数の低摩擦コロと、該低摩擦コロと同軸上に配置され該低摩擦コロよりも大径で弾性層を有する弾性体コロとからなることにより解決される。
また、前記弾性体コロは、ローラ軸に対して回転自在な補助部材を介して前記ローラ軸に装着されていると好ましい。
また、前記弾性体コロは、ローラ軸または前記補助部材に円筒状弾性部材を挿入して構成されていると好ましい。
また、前記弾性体コロは、ローラ軸または前記補助部材に弾性部材を巻き付けて構成されていると好ましい。
また、前記弾性体コロは、摩擦係数が前記低摩擦コロと同等か小さい表面層を有すると好ましい。
また、前記弾性体コロは、ローラ軸方向両端の直径が異なりコロの一端から他端に向かって次第に径が変化するテーパー形状に構成されていると好ましい。
また、前記弾性体コロが複数設けられていると好ましい。
また、前記第2ローラが、前記第1ローラの前記弾性体コロに接触しないように設けられていると好ましい。
また、前記第2ローラは軸方向に分割された複数のゴムローラ部を有し、該ゴムローラ部が前記第1ローラの前記低摩擦コロに圧接されるとともに、該ゴムローラ部の間に前記第1ローラの前記弾性体コロが位置するよう設けられていると好ましい。
また、前記第2ローラが、前記第1ローラの前記弾性体コロに接触するように設けられていると好ましい。
また、前記第2ローラが、軸方向に一つのゴムローラ部を有する構成であると好ましい。
また、前記弾性体コロは発泡樹脂により形成されると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、記録材を挟持して搬送するレジストローラ対を有し、記録材を所定のタイミングで送り出すレジスト調整装置であって、前記レジストローラ対を構成する第1ローラと第2ローラのうち前記第1ローラに記録材を突き当てた後に記録材をローラニップに導くよう構成されたレジスト調整装置において、前記第1ローラは、表面の摩擦係数が前記第2ローラの表面の摩擦係数よりも小さくかつ軸方向に分割された複数の低摩擦コロと、該低摩擦コロと同軸上に配置され記録材が突き当たることにより変形可能な可撓性コロとからなり、前記可撓性コロは、前記低摩擦コロ表面の摩擦係数と同等か又は小さい摩擦係数を有するとともに、ローラ軸方向両端の直径が異なりコロの一端から他端に向かって次第に径が変化するテーパー形状に構成されていることにより解決される。
また、前記可撓性コロは、前記テーパーの大径部の直径が前記低摩擦コロの直径よりも大きく、前記テーパーの小径部の直径が前記低摩擦コロの直径よりも小さくなっていると好ましい。
また、前記可撓性コロは熱可塑性エラストマーにより形成されると好ましい。
また、前記弾性体コロ又は前記可撓性コロは、当該レジスト装置が対応する少なくとも最小サイズの記録材と当接可能な位置に配置されると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、請求項1〜16のいずれか1項に記載のレジスト調整装置を備える画像形成装置により解決される。
本発明のレジスト調整装置によれば、レジストローラ対を構成する第1ローラは、表面の摩擦係数が前記第2ローラの表面の摩擦係数よりも小さくかつ軸方向に分割された複数の低摩擦コロと、該低摩擦コロと同軸上に配置され該低摩擦コロよりも大径で弾性層を有する弾性体コロとからなるので、用紙先端がまず第1ローラの弾性体コロに突き当たることで衝撃力が吸収される。これにより、用紙が第1ローラに突き当たる際の音及びレジストニップに突き当たる音の双方が低減され、レジスト衝撃音を低減することができる。
請求項2の構成により、前記弾性体コロは、ローラ軸に対して回転自在な補助部材を介して前記ローラ軸に装着されているので、レジストローラ対のニップへの記録材の進入を容易にすることができる。
請求項3の構成により、前記弾性体コロは、ローラ軸または前記補助部材に円筒状弾性部材を挿入して構成されているので、弾性体コロを容易に製作することができる。
請求項4の構成により、前記弾性体コロは、ローラ軸または前記補助部材に弾性部材を巻き付けて構成されているので、弾性体コロを容易に製作することができる。また、部材コストを低減することができる。
請求項5の構成により、前記弾性体コロは、摩擦係数が前記低摩擦コロと同等か小さい表面層を有するので、第1ローラに記録材が突き当たったときの先端の折れや、第1ローラに記録材が引っ掛かってローラニップに届かなくなることなどを防止できる。
請求項6の構成により、弾性体コロがテーパー形状に構成されているので、記録材と弾性体コロとの接触面積が少なくなって摩擦抵抗が小さくなるため、薄紙であってもレジストニップに届かなくなることが防止される。
請求項7の構成により、弾性体コロが複数設けられているので、レジスト衝撃音をより低減することができる。また、記録材が曲がって(スキューして)いる場合でも、記録材を確実に弾性体コロに突き当てることができ、静音化が確実にできる。
請求項8の構成により、前記第2ローラが、前記第1ローラの前記弾性体コロに接触しないように設けられているので、記録材をより滑らかにレジストニップに進入させることができる。
請求項9の構成により、第1ローラの弾性体コロと第2ローラの非接触を簡単な構成で実現することができる。
請求項10の構成により、前記第2ローラが、前記第1ローラの前記弾性体コロに接触するように設けられているので、記録材のローラ長手方向への波うち変形を防止することができる。
請求項11の構成により、第2ローラの構成を簡単なものとし、コストを低減させることができる。
請求項12の構成により、弾性体コロは発泡樹脂により形成されるため、記録材の衝突エネルギーを吸収して静音化することができる。
請求項13のレジスト調整装置によれば、記録材衝突時の衝撃が可撓性コロによって吸収され、記録材が第一ローラに突き当たる際の音及びレジストニップに突き当たる音の双方が低減され、レジスト衝撃音を低減させることができる。
請求項14の構成により、可撓性の低い小径部に記録材が突き当たることによる衝撃吸収作用の低下を防ぐことができる。
請求項15の構成により、可撓性コロは熱可塑性エラストマーにより形成されるため、可撓性とコロ表面の低摩擦係数とを両立でき、静音化及び第一ローラに記録材が突き当たったときの先端の折れや、第一ローラに記録材が引っ掛かってレジストニップに届かなくなることなどを両立して防止できる。
請求項16の構成により、対応する最少サイズの記録材が搬送されてきた場合であっても、レジスト衝撃音を低減することができる。
請求項17の画像形成装置によれば、レジスト衝撃音を低減させ、用紙搬送に関わる騒音を少なくした静音な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るレジスト調整装置の一例を示す構成図である。この図に示す本実施形態のレジスト調整装置は、レジスト手段であるレジストローラ対10の構成が異なる(レジストローラ対50がレジストローラ対10に代わった)こと以外は図14のレジスト調整装置と同様であり、同一の部分には同一の符号を付している。また、動作説明にあたっては図25〜図28を参照する場合もある。
図1において、レジスト調整装置はレジスト手段であるレジストローラ対10を有している。このレジストローラ対10の上流側(用紙搬送方向の上流側)には、搬送ローラ対3,4が配置されている。用紙搬送路には適宜搬送ガイド板1,2,5,7,8,9が配置される。搬送ローラ対3,4の直下流に配置された一方側のガイド板5には、ガイド板5と一体となるように固定され用紙のたわみに応じて変形可能な弾性部材6が取り付けられている。本例では弾性部材6としてマイラーシート(商品名)を使用している。ガイド板5に対向するガイド板7には、用紙の有無を検知する用紙センサ(第1センサ)S1が装着されている。また、レジストローラ対10の直上流に配置されたガイド板8.9の一方側のガイド板9には、用紙の有無を検知する用紙センサ(第2センサ)S2が装着されている。なお、搬送ガイド板1,2,5,7,8,9としては、摩擦抵抗の小さい板金や、樹脂材料が使用されることが多い。
このように構成されたレジスト調整装置において、用紙は図示矢印の如く下方から送り込まれ、搬送ガイド板1,2の間を通り、搬送ローラ対3,4で搬送力を得てさらに上方向に進む。用紙はガイド板5,7及び弾性部材6とガイド板7の間を通過し、用紙先端がガイド板9に突き当たり、ガイド板8にもガイドされてレジストローラ対10へと導かれる。
発明の課題としても記載したが、レジストローラ対のニップを狙って用紙を搬送すると、紙のカール等で用紙先端が初めにゴムローラに当たった場合、引っかかって素直にニップに進入しなかったり、先端が折れたりすることがある。それを避けるために搬送ガイド8,9によって用紙が必ずレジスト第一ローラ11に当たるようにしている。レジストローラ対10については後に詳述するが、そのレジスト第一ローラ11の金属コロは表面が平滑なので、用紙はレジスト第一ローラ11の表面に沿ってレジストローラ対10のニップに衝突する。
用紙がレジストローラ対10のニップに衝突した後も搬送ローラ対3,4が所定の時間駆動されることで、用紙がたわんでスキュー(斜行)が補正される(図27参照)。用紙のたるみは、弾性部材6を撓ませて形成される。
用紙のスキュー補正を行うとき、レジストローラ対10は停止しており、用紙先端をレジストローラ対10のニップ部に突き当てて紙をたるませた状態を作ることにより、用紙先端のスキュー補正を行い、その後、画像形成装置作像部の画像とのタイミングを計ってレジストローラ対10を回転駆動させることにより、進行方向の用紙位置の調整を行う。なお、第2センサS2が用紙を検知した後に、用紙をどの程度搬送させて停止させるかを、図示しない制御手段(例えば画像形成装置の制御部)で制御して、用紙のたるみ量を決めている。
用紙のスキュー補正後、上記のように画像とのタイミングを計ってレジストローラ対10を回転駆動させ、用紙を送出する。用紙後端が搬送ローラ対3,4を抜けると、用紙のたるみは弾性部材6の復元力によって戻される(図28参照)。
図2は、第1実施例のレジストローラ対10の構成を示す側面図である。この図に示すように、レジストローラ対10は、レジスト第一ローラ11とレジスト第二ローラ12とからなっている。
レジスト第一ローラ11は、中央と両側に計3つの金属コロ11aを有する3分割の金属ローラであり、中央の金属コロ11aの両側に金属コロ11aよりも直径が大きい弾性体コロ11b,11bを軸11cに挿入して設けた構成となっている。弾性体コロ11bは伸縮可能なので、軸11cの端部から押し広げて挿入してもよいし、軸11cに弾性部材を巻きつけてローラ状にしてもよい。弾性体は発泡ポリウレタン等の衝撃を吸収する材料を用いる。
レジスト第二ローラ12はゴムローラであるが、レジスト第一ローラ11の弾性体コロ11b,11bがレジスト第二ローラ12と接触しないように、一本棒のゴムローラ(図32のゴムローラ52のような)ではなく、中央と両側に計3つのゴムローラ部12aを有する3分割のゴムローラとして構成されている。なお、軸方向に分割した構成ではなく、レジスト第一ローラ11の弾性体コロ11bと接触しないように設けた小径部を有する構成とすることも可能である。
本例のレジストローラ対10では、レジスト第一ローラ11の各金属コロ11aとレジスト第二ローラ12の各ゴムローラ部12aは、すべて同じ幅(軸方向の長さが同じ)であり、また、各金属コロ11aと各ゴムローラ部12aがそれぞれ圧接されるように軸方向の対応する位置に設けられる。
なお、レジスト第一ローラ11の金属コロ11aとレジスト第二ローラ12のゴムローラ部12aはそれぞれ3つずつとしたが、3つに限らず、2つあるいは4つ以上設けることも可能である。レジスト第一ローラの金属コロとレジスト第二ローラのゴムローラ部の数をそれぞれ2つとした実施例(第2実施例)のレジストローラ対を図3に示す。
図3に示す第2実施例のレジストローラ対20は、レジスト第一ローラ21とレジスト第二ローラ22とからなっている。
レジスト第一ローラ21は、左右両側に計2つの金属コロ21aを有する2分割の金属ローラであり、2つの金属コロ21aの間の軸方向中央部に金属コロ21aよりも直径が大きい弾性体コロ21bを軸21cに挿入して設けた構成となっている。弾性体コロ21bは伸縮可能なので、軸21cの端部から押し広げて挿入してもよいし、軸21cに弾性部材を巻きつけてローラ状にしてもよい。弾性体は発泡ポリウレタン等の衝撃を吸収する材料を用いる。
レジスト第二ローラ22はゴムローラであるが、レジスト第一ローラ21の弾性体コロ21bがレジスト第二ローラ22と接触しないように、一本棒のゴムローラではなく、左右両側に計2つのゴムローラ部22aを有する2分割のゴムローラとして構成されている。なお、軸方向に分割した構成ではなく、レジスト第一ローラ11の弾性体コロ11bと接触しないように設けた小径部を有する構成とすることも可能である。
本例のレジストローラ対20では、レジスト第一ローラ21の各金属コロ21aとレジスト第二ローラ22の各ゴムローラ部22aは、すべて同じ幅(軸方向の長さが同じ)であり、また、各金属コロ21aと各ゴムローラ部22aがそれぞれ圧接されるように軸方向の対応する位置に設けられる。
図4,5は図2のレジストローラ対10のD−D線における断面図(D−D線の左側から見た断面図)であり、それぞれ、用紙Pがレジスト第一ローラ11に突き当たった状態、用紙Pがレジストローラ対10のニップ部に突き当たった状態を示している。
図4に示すように、レジスト部へ搬送されてきた用紙Pの先端は、まず、レジスト第一ローラ11の弾性体コロ11bに突き当たることで衝撃が吸収される。その後、用紙はレジスト第一ローラ11(の金属コロ11a)とレジスト第二ローラ12(のゴムローラ部12a)が圧接しているニップ部に突き当たる。なお、図3のレジストローラ対20の場合も同様であり、用紙はまずレジスト第一ローラ21の弾性体コロ21bに突き当たることで衝撃が吸収され、その後、用紙はレジスト第一ローラ21(の金属コロ21a)とレジスト第二ローラ22(のゴムローラ部22a)が圧接しているニップ部に突き当たる。このように、用紙先端がまずレジスト第一ローラ11(21)の弾性体コロ11b(21b)に突き当たることで衝撃が吸収され、レジスト衝撃音を抑制することができる。
図6は、レジスト第一ローラ11及び21の弾性体コロ11b及び21bの構成を示す断面図である。この図に示すように、弾性体コロ11b及び21bは、表面層13(23)と内部層14(24)で構成されている。表面層13(23)は例えばテフロン(登録商標)テープの巻き付け等によるもので、摩擦係数を極めて小さくしており、金属コロ11a(21a)の表面と同等か、さらにそれよりも摩擦係数を小さくしている。
内部層14(24)は弾性体であり、例えば発泡樹脂、具体的には発泡ポリウレタン等を用いる。この内部層14(24)の外周にテフロン(登録商標)テープやフィルム状のものなど極薄い表面層13(23)を設けることで、内部層14(24)の弾性体による衝撃力吸収の機能を低下させることなく、弾性体コロ11b(21b)に用紙先端が衝突した時に、滑らかに用紙が弾性体コロ11b(21b)上を滑って、用紙先端をレジストローラ対のニップに素直に進入させることができる。また、弾性体コロ11b(21b)があっても、用紙先端はレジストローラ対10により、スキュー補正される。このような構成により、用紙の搬送にはなんら問題なく、レジスト衝突音を静音化することができる。
図7は、第3実施例のレジストローラ対40の構成を示す側面図である。この図に示すように、レジストローラ対40は、レジスト第一ローラ41とレジスト第二ローラ42とからなっている。
レジスト第一ローラ41は、両側と中央に計3つの金属コロ41a,41a及び41cを有する3分割の金属ローラであり、中央の金属コロ41cは用紙搬送の中心位置に配置され、その両側に弾性体コロ41b,41bを設けた構成となっている。弾性体コロ41bは、表面が滑らかでコロが軸方向にテーパーを持ち(ローラ軸方向両端の直径が異なり、コロの一端から他端に向かって次第に径が変化するように構成されている)、その直径は、どちらの端部も金属コロ41cよりも大きくなっている。レジスト第二ローラ42はゴムローラであり、両側と中央に計3つのゴムローラ部42a,42a及び42cを有する3分割のゴムローラとして構成されている。なお、軸方向に分割した構成ではなく、レジスト第一ローラ41の弾性体コロ41b,41bと接触しないように設けた小径部を有する構成とすることも可能である。
図8に第一ローラ41の中央部付近を拡大して示す。この図に示すように、中央の金属コロ41c(及び両側の金属コロ41a)の直径をd1とし、弾性体コロ(テーパーコロ)41bの大径部の直径をd3,小径部の直径をd4とする。これらの直径の関係は、d1<d4<d3となるように設定してある。つまり、金属コロ41cの直径が最も小さくなっている。なお、金属コロ41c(41a)の直径を最も小さくしているのは、テーパーコロ41bの全体を使用して紙の衝突を受け止めた方が、エネルギーの吸収に有利であり、静音化効果が高いためである。図9は、弾性体コロ(テーパーコロ)41bの断面図である。この図に示すように、ソリッドな弾性材量によるテーパーコロとして構成され、中心にはローラ軸を通すための穴が設けられる。
そして、弾性体コロ41bのテーパーの効果により、用紙はまず大口径部に衝突する。例えば45k紙程度の薄い紙が衝突してきた場合は、大口径部分の変形が少なく、135k紙程度の厚紙が衝突してきた場合は、大口径部分の変形が多くなり、それぞれ最適な衝撃吸収を行なう。
衝突速度を変化可能な装置においてもこの弾性体コロ41bのテーパーの効果により、同様の効果が得られる。つまり、第一ローラ41に衝突して衝撃が吸収されるので、第一ローラ41と第ニローラ42間のニップ部に衝突する時もエネルギーが弱まっている。よって、図33のA,B両方の音を同時に静音化することができる。
本第3実施例においては、レジスト第一ローラ41に設けた弾性体コロ41b,41bをテーパーコロとしたことにより、用紙の先端と弾性体コロとの接触面積が小さくなるために、用紙がニップに進入する際の摩擦力が低減され、テーパーが無い場合に比べ薄紙であってもニップへの進入が容易になる。なお、厚紙のほうが薄紙よりも搬送方向においても剛性が高いため、弾性体コロ41bに対する衝突時に薄紙はコロの表面を滑るようにニップに進入するが、厚紙は弾性体コロ41bに直線的に衝突し、弾性体コロを充分に弾性変形させ衝突力をいなされた後ニップに進入するため、いずれの場合も衝突音が低減される。
図10及び図11は、図7のレジストローラ対40のE−E線における断面図(E−E線の左側から見た断面図)であり、それぞれ、用紙Pがレジスト第一ローラ41に突き当たった状態、用紙Pがレジストローラ対40のニップ部に突き当たった状態を示している。このように、上側の第一ローラ41にテーパーコロ41bを設けることにより、紙の先端はまずテーパーコロ41bに衝突して衝撃力を吸収され、その後ローラニップに衝突していく。そのため、レジスト衝撃音を低減することができる。
また、補助部材を介してテーパーコロ41bを設置した場合には、用紙の先端がテーパーコロ41bの角に当たって変形してもテーパーコロ41bは回転可能なので紙の変形はわずかな量が一瞬であり、紙の先端が折れてグチャグチャになることはない。
図12は、本実施形態のレジスト調整装置における、用紙がセンサS1を通過した信号をトリガとして騒音を計測した用紙搬送音の時間軸分析結果を示すグラフである。このグラフの縦軸は音圧レベルであり、横軸は、用紙先端がセンサS1を通過した時点からの時間である。なお、マイクロホン位置は装置の右側で距離500mm,高さ430mm、前後方向は装置の中央において測定を行なった。図33の従来例と比較すると、時間0.2秒手前のレジスト衝突音Cは、ピークAの音圧レベルが7dB程度、ピークBの音圧レベルが15dB程度それぞれ低下しており、レジスト衝撃音Cとしては、他の時間帯と大差ない音圧レベルになった。この程度の音圧レベルであれば衝撃的な騒音とは聞こえず、不快に感じることもない。
レジストローラ対10及び20においては、上述したように、レジスト第一ローラ11(21)の弾性体コロ11b(21b)はレジスト第二ローラ12(22)と接触しないように設けられているため、弾性体コロ11b(21b)が変形することも無く、また、用紙は滑らかにレジストローラ対10(20)のニップ部に進入することができ、速やかにスキュー補正が可能である。
図13は、弾性体コロ21bが自由に回転できるようにした構成例を示す、模式図である。この図に示すように、弾性体コロ21bは、軸21cに対して回転自在なカラー25を介して軸21cに装着される。カラー25は平滑性が良く弾性もある樹脂製であり、図14に示すように長手方向にスリット25aを有しており、このスリット25aを広げて軸21cに嵌め込んで取り付ける。そのカラー25の外側に弾性体コロ21bを装着する。カラー25への弾性体コロ21bの装着方法は、軸21cへの弾性体コロ21bの装着方法と同様であり、軸21cの端部から押し広げて挿入してもよいし、カラー25に弾性部材を巻きつけてローラ状にしてもよい。用紙が弾性体コロ21bに突き当たったとき、弾性体コロ21bが自由に回転可能なことから、衝撃力の吸収と用紙をレジストローラ対のニップに送り込むことが、より円滑に行なわれる。なお、ここでは、レジストローラ対20で説明したが、レジストローラ対10の弾性体コロ11bも、同様にカラーを介して軸11cに装着することが可能である。
ところで、上記のレジストローラ対10及び20において、薄紙を通紙させた場合、直径の大きな弾性体コロ11b(21b)の影響で紙が大きく波打ち、シワになる可能性がある。図15は、薄紙がレジストローラ対10のニップに進入したときの、紙の様子を模式的に示すものである。
そのような薄紙通紙時の用紙波打ちやシワを防止するために、薄紙を通紙することが多い場合にはレジストローラ対を図16に示す構成としても良い。
図16に示す第4実施例のレジストローラ対30は、レジスト第一ローラ31を、図2のレジストローラ対10におけるレジスト第一ローラ11と同様の3分割の金属ローラとし、レジスト第二ローラ32を一本棒のゴムローラとしたものである。該構成により、レジスト第一ローラ31の弾性体コロ31b,31bは、ゴムローラであるレジスト第二ローラ32に圧接される。
薄紙は質量が小さいため運動エネルギーが小さく、衝突音も比較的小さいので、弾性体コロ31bの幅は狭くし、なるべく用紙がニップ部に進入する抵抗にならないようにすることが望ましい。本実施例では、弾性体コロ31bはレジスト第二ローラ32によって圧縮され、ローラ間の接触部は軸方向に見て一直線となる。このため、用紙がニップ部に進入した時に波打つことはなく、しわにならない。
図17,18は図16のレジストローラ対30のE−E線における断面図(E−E線の左側から見た断面図)であり、それぞれ、用紙Pがレジスト第一ローラ31に突き当たった状態、用紙Pがレジストローラ対30のニップ部に突き当たった状態を示している。
図17,18に示されるように、弾性体コロ31bはレジスト第二ローラ32によって初めから圧縮されているが、用紙先端が突き当たる部分には影響が無い位置であるため、用紙の滑り(移動)などに影響を与えることはない。また、弾性体コロ31bの圧縮部分は面積的にはわずかであるため、用紙のニップ進入に問題はなく、また、用紙が波打ってシワになることもなく、用紙が突き当たる際の衝撃音を低減することができる。
なお、レジスト第一ローラ31に代えて、図3のレジストローラ対20におけるレジスト第一ローラ21と同様の構成のもの(弾性体コロが1つのもの)を用い、これに一本棒のレジスト第二ローラ32を圧接させる構成とすることもできる。
弾性体コロを一つのみ設ける場合には、少なくとも最小幅の用紙と当接可能な位置に設け、搬送されてくる用紙先端の搬送方向と直交する方向の中央部に当接する位置に設けることが好ましく、その際、用紙先端の搬送方向と直交する方向における2等分線の延長線上に、前記弾性体コロの中心が来るように配置することが望ましい。
また、前記弾性体コロを偶数個設ける場合には、少なくとも最小幅の用紙と当接可能な位置であって、搬送されてくる用紙先端の搬送方向と直交する方向の両端部に当接する位置に設けることが好ましく、その際、用紙先端の搬送方向と直交する方向における2等分線の延長線上に、前記弾性体コロの回転軸が交わる位置に対して左右対称に配置することが望ましい。
さらに、図8において、中央金属コロ41cの両側に配置された弾性体コロ41b,41bの記録材との接触部のスパンW2(弾性体コロ=テーパーコロ41b,41bの小径部端部間のスパン)は、レジスト調節装置が対応する最小サイズの記録材の幅(通紙方向に直交する方向の長さ)よりも小さく設定されている。用紙のサイズがこのスパンW2よりも小さいと、衝突時に完全に衝撃を吸収できず、スキューを中央コロ41cのみで補正しなければならなくなるため、スキュー補正が完全に行なわれなくなる場合がある。よって、このスパンW2を通紙可能な最小サイズよりも小さく設定して、全ての用紙に対して弾性体コロ41bによる衝撃吸収が確実に行なわれるようにする。
次に、レジスト第一ローラに、可撓性コロを設けた変形例(第5実施例)のレジストローラ対について説明する。この変形例は、図7に示す第3実施例のレジストローラ対40におけるレジスト第一ローラの弾性体コロ41bを可撓性コロに替えたものである。したがって、重複する説明は省略し、可撓性コロ部分を中心に説明する。
図19に示す第5実施例のレジストローラ対60は、レジスト第一ローラ61とレジスト第二ローラ62とからなっている。レジスト第一ローラ61の中央金属コロ61cは用紙搬送の中心位置に配置され、その両側に可撓性の高いコロ61b,61bを設けた構成となっている。可撓性コロ61bは、表面が滑らかでコロが軸方向にテーパーを持ち、その直径は、テーパーの一端(大径部)の直径は金属コロ61cよりも大きく、他端(小径部)の直径は金属コロ61cよりも小さくなっている。
図20に第一ローラ61の中央部付近を拡大して示す。この図に示すように、中央の金属コロ61c(及び両側の金属コロ61a)の直径をd1とし、可撓性コロ(テーパーコロ)61bの小径部の直径をd2,大径部の直径をd3とする。これらの直径の関係は、d2<d1<d3となるように設定してある。
また、図20において、中央金属コロ41cの両側に配置された可撓性コロ61b,61bの記録材との接触部のスパンW1(テーパーコロ61b,61bの小径部端部間のスパン)は、レジスト調節装置が対応する最小サイズの記録材の幅(通紙方向に直交する方向の長さ)よりも小さく設定されている。用紙のサイズがこのスパンW1よりも小さいと、衝突時に完全に衝撃を吸収できず、スキューを中央コロ61cのみで補正しなければならなくなるため、スキュー補正が完全に行なわれなくなる場合がある。よって、このスパンW1を通紙可能な最小サイズよりも小さく設定して、全ての用紙に対して可撓性コロ61bによる衝撃吸収が確実に行なわれるようにする。
可撓性コロ61bの材質としては、可撓性(柔軟性があり折り曲げてもポキンと折れない性質)があり、表面の摩擦係数μを金属ローラ(61a,61c)表面の摩擦係数と同等か、またはそれ以上の低μにしたものを使用する。例えば、熱可塑性エラストマーを使用することができる。
熱可塑性エラストマーとは、常温では加硫ゴムの性質(エラストマーとしての性質)を示すが、高温では塑性変形が可能となって、プラスチックの加工機で成型できる高分子材料と定義される。熱で可塑性を示すエラストマーなので熱可塑性エラストマーと呼ばれる。
加硫ゴムの加硫とは、生ゴムに硫黄を加えて加熱することにより起こる化学反応である。この化学変化を経て、ゴムは著しく強靭な弾性と、生ゴムよりもはるかに安定した耐熱性を持つようになる。加硫ゴムと熱可塑性エラストマーの違いは、具体的には以下の様になる。
加硫ゴム
多くの配合剤(充てん材、老化防止剤、可塑剤、架橋剤等)を原料ポリマーに配合し、架橋(加硫)工程を経て成形品になる。分子構造的には分子内に架橋点を持ち、3次元の網目構造になっているので、材料の流動性を防止することができる。そのため、高温において加圧されても分子が流動しないので熱変形しにくくなっている。逆に言い換えれば再成形が簡単でないことになり、現在の潮流であるリサイクルには向かない材料とも言える。
熱可塑性エラストマー
プラスチックの成形と同じように射出成形により材料を溶融させて成形品となる。一般的には、分子内に架橋(結合している部分)はなく分子内の硬質層の分子グループにより分子を拘束状態にして流動することを防止しているだけで、高温で加圧されると塑性変形する。つまりゴムとは逆に再成形をすることができるので、その成形工程の単純化とあわせて、省エネルギー、省資源対策に適していると言える。
熱可塑性エラストマーは樹脂と同様に成型加工できるので、その表面の仕上がりも成形型の表面を光沢を持たせるくらいの低μにすることが可能である。つまり熱可塑性エラストマーを可撓性コロ61bに採用することにより、衝撃吸収と、表面の低μが得られ、紙の衝撃を吸収しながら紙を滑らせてスムースにローラニップ部に紙を導くことが可能となる。
可撓性コロ61bの具体的な材質としては、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー(スチレン系TPE)が好ましく、中でも(S−E,B−S構造:スチレン−エチレン・ブチレン−スチレン)がクリープ特性の面で好ましいが、(S−B−S構造:スチレン−ブタジエン−スチレン)や、(S−I−S構造:スチレン−イソプロピレン−スチレン)、(S−E,P−S構造:ポリスチレン−エチレン、プロピレンコポリマー−スチレン)、(HSBR構造:ランダムSBRの水素添加型スチレン・ブタジエンコポリマー、及びポリプロピレンとのブレンド物)でも良好である。また、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)や、ポリジエン系熱可塑性エラストマー、エンジニアリングプラスチック系(ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素系)熱可塑性エラストマーもある。
図21は、可撓性コロ(テーパーコロ)61bの断面図および可撓性コロ61bが変形する様子を示す図である。この図に示すように、可撓性コロ(テーパーコロ)61bは肉抜き加工されている。つまり、ローラ軸61d(図19)が入る穴63があり、テーパーコロ61bの大口径部分Lは肉が抜かれ開放状態になっている。一方、テーパーコロ61bの小径部分Sは、ローラ軸61dが通る穴63以外の部分は閉じられており、剛性が高くなっている。このような構成の可撓性コロ(テーパーコロ)のため、可撓性コロ61bの大口径部分Lが外力を受けると、大口径部分Lは小口径部分Sを根元として変形する。
この場合、ローラ軸が入る穴63の直径は、ローラ軸に圧入可能な程度の寸法公差とし、圧入することによって固定する。この様にすれば、用紙先端がまず最初に可撓性コロ(テーパーコロ)61bの大径部(φ=d3)の上流側表面に接した後、用紙先端部はその低摩擦係数な材料から成る可撓性コロ61bの表面をスムースに沿いながら滑り、レジスト第一ローラ61と第二ローラ62のニップ位置へ進入していく。
例えば45k紙程度の薄い用紙を衝突させた場合は、可撓性コロ61bは僅かに撓む程度であり、紙の剛性が低いので紙の先端の方がやや多く撓みを生じて衝撃を吸収する。衝撃吸収後は用紙の搬送速度が低下し、運動エネルギー:(1/2)mv も低下するのでレジストニップに用紙が届かないことが懸念されるが、可撓性コロ61bのテーパーの効果により、用紙と可撓性コロ61bの接触はほぼ点接触であり、しかも低摩擦係数な材料から成る可撓性コロ61bの表面をほとんど抵抗を受けずにスムースに沿いながら滑り、レジストニップ位置へ進入していく。衝突時に紙の先端が撓むが、本発明による可撓性コロ61bの表面は低摩擦係数な材料から成るため、用紙先端はすぐに滑っていくのでグチャグチャに折れたり傷が付くことは無い。
また、用紙のレジスト調節後に、レジストローラ対61,62を回転させて再スタートする時、局部的に可撓性コロ61bの回転搬送半径が主たる搬送速度を付与する第一ローラ61(金属コロ61a,61c)の半径よりも大きいため、この部分の線速が早くなることによりスリップやスキューを引き起こすことが懸念されるが、当該部位の表面摩擦係数を金属コロの表面摩擦係数と同等かさらに低い値に設定したことと、対向する位置には図19に示すようにローラ(コロ)が無いこと、テーパーにより紙との接触がほぼ点であることにより、スキューが生じるような搬送力はほとんど無視できる程度にしか作用しないため、スキューを引き起こす心配は無い。
一方、例えば135k紙程度の厚紙を搬送させた場合は、紙の腰(剛性)が高いため、可撓性コロ61bの撓み量は増えるが、逆に紙の方は剛性が高い分撓みが小さくなる。
薄紙同様、厚紙もレジスト調整後の再給紙時にスキューを引き起こす心配は無い。厚紙は紙の腰(剛性)が高いため、衝撃吸収後も比較的スムースにレジストニップ位置へ進入していく。
なお、可撓性コロ61bの小口径部分Sの直径d2を中央金属コロ61cの直径d1より小さくしているのは、テーパーコロの小口径部分Sが用紙に衝突しても円盤状の保持部分(端面部分)があるために半径(ラジアル)方向には撓みにくく、更に第一ローラ径(金属コロの直径)φ=d1と同じ径に設定したとしても、それより太いφ=d3のテーパーの部位による紙を撓ませる形状の影響により、瞬間的に紙を撓ませてしまう副作用が生じる(残留している)ため、静音化効果が得られなくなるためである。
その影響を取り除くためには、前記円盤状の保持部分がある可撓性コロ61bの小口径部分Sの径φ=d2を第一ローラの径φ=d1より細くすることにより、前記の副作用を無くすことができる(低減することができる)。
つまり、可撓性コロ61bのテーパーの効果により、例えば45k紙程度の薄い用紙が衝突してきた場合は、大口径部分Lの変形が少なく、135k紙程度の厚紙が衝突してきた場合は、大口径部分Lの変形が多くなり、それぞれ最適な衝撃吸収を行なう。衝突速度を変化可能な装置においてもこの可撓性コロ61bのテーパーの効果により、同様の効果が得られる。
すなわち、用紙は可撓性コロ61bに衝突して衝撃が吸収されるので、レジストニップ部に衝突する時もエネルギーが弱まっている。よって、図33のA,B両方の音を同時に静音化することができる。
つまり、可撓性コロ61bが上記のようなテーパーを有することにより、用紙先端と可撓性コロとの接触面積が小さくなる為に、用紙がニップに進入する際の摩擦力が低減され、テーパーが無い場合に比べ薄紙であっても厚紙であっても進入が容易になる。
なお、厚紙のほうが薄紙よりも搬送方向においても剛性が高い為、可撓性コロに対する衝突時に薄紙は可撓性コロの表面を滑るようにニップに進入するが、厚紙は可撓性コロに直線的に衝突し、可撓性コロを充分に弾性変形させ衝突力をいなされた後ニップに進入する為、いずれの場合も衝突音が低減される。
図22及び図23は、図19のレジストローラ対60のF−F線における断面図(F−F線の左側から見た断面図)であり、それぞれ、用紙Pがレジスト第一ローラ61に突き当たった状態、用紙Pがレジストローラ対60のニップ部に突き当たった状態を示している。
これらの図に示すように、上側のレジスト第一ローラ61に可撓性コロ(テーパーコロ)61bを設けることにより、用紙先端はまず可撓性コロ61bに衝突して衝撃力を吸収され、その後ローラニップ(レジストニップ)に衝突していく。この様にすることで、レジスト衝撃音Cを低減することができる。
最後に、本発明によるレジスト調整装置を備える画像形成装置の一例を図24を参照して説明する。
この図に示す画像形成装置100は複写装置として構成されたものであり、装置本体のほぼ中央に画像形成部101が配置され、この画像形成部101の下方に給紙部102が配置されている。給紙部102は各段に給紙トレイ121を備えている。画像形成部101の上方には原稿を読み取る読取部103が配設されている。画像形成部101の左側には排紙収納部104が形成され、画像形成された用紙が排紙収納される。
画像形成部101には作像ユニット106が配置され、像担持体である感光体ドラム161の周囲には、感光体表面に帯電処理を行う帯電器162,感光体表面に形成された静電潜像を可視化する現像装置163及び感光体に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置164等が配置されている。また、作像ユニット106の上方には、画像情報を感光体表面にレーザー光で照射する露光装置107が配設されている。そして、感光体ドラム161の下には、感光体161上に作像されたトナー像を用紙に転写する転写装置151が配置されている。その転写装置151の側方には、用紙上に転写されたトナーを、一対のローラ間を通過して熱と圧力を加えることによってトナー像を定着処理する定着装置152が配置されている。定着装置152を通過した用紙は排紙ローラ153により排紙収納部104に排紙される。
給紙部102においては、給紙トレイ121に未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持された底板124が最上紙をピックアップローラ125が当接可能な位置まで上昇させる。給紙ローラ126の回転により、最上紙は給紙トレイ121から送り出され、搬送ローラ対34によりレジストローラ対10へと搬送される。レジストローラ対10は上記説明したものであり、また、第2実施例あるいは第3実施例のレジストローラ対20または30を採用することもできる。
レジストローラ対10は用紙の搬送を一時止め、感光体ドラム161表面のトナー像と用紙先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミングをとって回転が開始するよう、制御される。
読取部103では、コンタクトガラス131上に載置される原稿の読み取り走査を行うために、原稿照明用光源とミラーよりなる読み取り走行体132,133が往復移動する。この読み取り走行体132,133により走査された画像情報は、レンズ134の後方に設置されているCCD135に画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、画像処理部(図示せず)によってデジタル化され画像処理される。画像形成部101では、画像処理部によって処理された画像信号に基づいて、露光装置107内のレーザダイオード(図示せず)の発光により感光体ドラム161の表面に静電潜像が形成される。LDからの光信号は、公知のポリゴンミラーやレンズを介して感光体に至る。読取部103の上方には、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置130が取り付けられている。
なお、両面印刷時は、定着後の用紙が分岐部191にて分岐され、反転両面部109で用紙が反転されてレジストローラ対10まで搬送され、レジストローラ対10で用紙のスキューが補正され、裏面画像形成動作に至る。
本例の画像形成装置100は、上記のように原稿を読み取りデジタル化して用紙に複写する、いわゆるデジタルコピー機としての機能の他に、図示せぬ制御部により原稿の画像情報を遠隔地と授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有する多機能の画像形成装置である。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、レジスト第一ローラの弾性体コロを構成する弾性部材は、適宜なものを使用可能である。また、レジスト第二ローラも適宜な材質を用いることができる。
レジスト第一ローラを構成する低摩擦コロ及び弾性体コロの個数は任意である。また、その幅(軸方向の長さ)や直径なども適宜設定できるものである。レジスト第二ローラを分割構成とする場合はその分割個数も任意である。
また、画像形成装置の構成も任意であり、モノクロ装置に限らず、3色又は4色のトナーを用いるフルカラー機や、2色のトナーによる多色機でも良い。カラー画像形成装置の場合、タンデム型や一つの感光体の周囲に複数の現像装置を配置したものや、リボルバ型現像装置を用いる構成も可能である。もちろん、画像形成装置としては複写機に限らず、プリンタやファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
本発明に係るレジスト調整装置の一例を示す構成図である。 レジストローラ対の構成を示す側面図である。 レジストローラ対の第2実施例を示す側面図である。 レジストローラ対断面図であり、用紙がレジスト第一ローラに突き当たった状態を示すものである。 レジストローラ対断面図であり、用紙がレジストニップに突き当たった状態を示すものである。 レジスト第一ローラの弾性体コロの構成を示す断面図である。 レジストローラ対の第3実施例を示す側面図である。 その第一ローラの中央部付近を示す拡大図である。 弾性体コロ(テーパーコロ)の断面図である。 図7のレジストローラ対断面図であり、用紙がレジスト第一ローラに突き当たった状態を示すものである。 図7のレジストローラ対断面図であり、用紙がレジストニップに突き当たった状態を示すものである。 本実施形態のレジスト調整装置における騒音を示すグラフである。 弾性体コロが自由に回転できるようにした構成例を示す模式図である。 弾性体コロを回転自在とするための補助部材を示す断面図である。 薄紙がレジストニップに進入したときの、紙の様子を模式的に示すものである。 レジストローラ対の第4実施例を示す側面図である。 そのレジストローラ対の断面図であり、用紙がレジスト第一ローラに突き当たった状態を示すものである。 そのレジストローラ対の断面図であり、用紙がレジストニップに突き当たった状態を示すものである。 レジストローラ対の第5実施例を示す側面図である。 その第一ローラの中央部付近を示す拡大図である。 可撓性コロ(テーパーコロ)の断面図および可撓性コロが変形する様子を示す図である。 図19のレジストローラ対断面図であり、用紙がレジスト第一ローラに突き当たった状態を示すものである。 図19のレジストローラ対断面図であり、用紙がレジストニップに突き当たった状態を示すものである。 本発明によるレジスト調整装置を備える画像形成装置の一例を示す断面構成図である。 従来のレジスト調整装置の一例を示す構成図である。 用紙がレジストローラ対の金属ローラに突き当たった様子を示す模式図である。 用紙がレジストローラ対のニップに突き当たった様子を示す模式図である。 用紙が撓んでスキューが補正される レジストローラ対から用紙が送り出される様子を示す模式図である。 用紙先端が金属ローラに突き当たった様子を示す拡大図である。 用紙先端がレジストニップに突入した様子を示す拡大図である。 従来のレジストローラ対の側面図である。 従来のレジスト調整装置の一例における騒音を示すグラフである。
符号の説明
10,20,30,40,60 レジストローラ対
11,21,31,41,61 レジスト第一ローラ
11a,21a,31a,41a,61a 金属コロ
11b,21b,31b 弾性体コロ
12,22,32 レジスト第二ローラ
12a,22a,32a ゴムローラ部
13 表面層
14 内部層(弾性層)
25 カラー(補助部材)
41b 弾性体コロ(テーパーコロ)
41c,61c 中央金属コロ
61b 可撓性コロ
100 画像形成装置
101 画像形成部
102 給紙部
103 読取部
S1,S2 用紙センサ

Claims (17)

  1. 記録材を挟持して搬送するレジストローラ対を有し、記録材を所定のタイミングで送り出すレジスト調整装置であって、前記レジストローラ対を構成する第1ローラと第2ローラのうち前記第1ローラに記録材を突き当てた後に記録材をローラニップに導くよう構成されたレジスト調整装置において、
    前記第1ローラは、表面の摩擦係数が前記第2ローラの表面の摩擦係数よりも小さくかつ軸方向に分割された複数の低摩擦コロと、該低摩擦コロと同軸上に配置され該低摩擦コロよりも大径で弾性層を有する弾性体コロとからなることを特徴とするレジスト調整装置。
  2. 前記弾性体コロは、ローラ軸に対して回転自在な補助部材を介して前記ローラ軸に装着されていることを特徴とする、請求項1に記載のレジスト調整装置。
  3. 前記弾性体コロは、ローラ軸または前記補助部材に円筒状弾性部材を挿入して構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のレジスト調整装置。
  4. 前記弾性体コロは、ローラ軸または前記補助部材に弾性部材を巻き付けて構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のレジスト調整装置。
  5. 前記弾性体コロは、摩擦係数が前記低摩擦コロと同等か小さい表面層を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレジスト調整装置。
  6. 前記弾性体コロは、ローラ軸方向両端の直径が異なりコロの一端から他端に向かって次第に径が変化するテーパー形状に構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレジスト調整装置。
  7. 前記弾性体コロが複数設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のレジスト調整装置。
  8. 前記第2ローラが、前記第1ローラの前記弾性体コロに接触しないように設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のレジスト調整装置。
  9. 前記第2ローラは軸方向に分割された複数のゴムローラ部を有し、該ゴムローラ部が前記第1ローラの前記低摩擦コロに圧接されるとともに、該ゴムローラ部の間に前記第1ローラの前記弾性体コロが位置するよう設けられていることを特徴とする、請求項8に記載のレジスト調整装置。
  10. 前記第2ローラが、前記第1ローラの前記弾性体コロに接触するように設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のレジスト調整装置。
  11. 前記第2ローラが、軸方向に一つのゴムローラ部を有する構成であることを特徴とする、請求項10に記載のレジスト調整装置。
  12. 前記弾性体コロは発泡樹脂により形成されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のレジスト調整装置。
  13. 記録材を挟持して搬送するレジストローラ対を有し、記録材を所定のタイミングで送り出すレジスト調整装置であって、前記レジストローラ対を構成する第1ローラと第2ローラのうち前記第1ローラに記録材を突き当てた後に記録材をローラニップに導くよう構成されたレジスト調整装置において、
    前記第1ローラは、表面の摩擦係数が前記第2ローラの表面の摩擦係数よりも小さくかつ軸方向に分割された複数の低摩擦コロと、該低摩擦コロと同軸上に配置され記録材が突き当たることにより変形可能な可撓性コロとからなり、
    前記可撓性コロは、前記低摩擦コロ表面の摩擦係数と同等か又は小さい摩擦係数を有するとともに、ローラ軸方向両端の直径が異なりコロの一端から他端に向かって次第に径が変化するテーパー形状に構成されていることを特徴とするレジスト調整装置。
  14. 前記可撓性コロは、前記テーパーの大径部の直径が前記低摩擦コロの直径よりも大きく、前記テーパーの小径部の直径が前記低摩擦コロの直径よりも小さくなっていることを特徴とする、請求項13に記載のレジスト調整装置。
  15. 前記可撓性コロは熱可塑性エラストマーにより形成されることを特徴とする、請求項13又は14に記載のレジスト調整装置。
  16. 前記弾性体コロ又は前記可撓性コロは、当該レジスト装置が対応する少なくとも最小サイズの記録材と当接可能な位置に配置されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載のレジスト調整装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載のレジスト調整装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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