JP5168988B2 - ブラシレスモータ及びその制御方法 - Google Patents

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この発明は、ブラシレスモータの駆動制御技術に関する。
ブラシレスモータとしては、例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。
特開2001−298982号公報
従来のブラシレスモータでは、駆動信号として矩形波が使用されるのが一般的であった。矩形波の駆動信号を使用する場合には、駆動信号の極性の反転時に発生する過剰電流によって、モータが過熱するおそれがある。そこで、従来のブラシレスモータでは、過剰電流を制限するための回路が設けられているのが一般的であった。
図14は、従来のブラシレスモータに用いられている過剰電流制限回路の一例を示している。この回路では、ブラシレスモータのコイルCを駆動するブリッジ回路HBの接地側に、過剰電流検出用トランジスタPTと、過剰電流センサECSとが設けられている。ブリッジ回路HBに過剰電流が流れると、過剰電流センサECSによって過剰電流が流れたことが検出される。駆動回路は、この過剰電流センサECSの出力信号に応じて、コイルCへの印加電圧や印加電流を制限していた。
過剰電流の制限は、本来は負荷が過大になった場合などの異常事態にのみ行うことが望ましい。しかし、モータの始動時にはかなり大きな電流が流れるので、始動時に電流制限が働いて電流を過度に制限してしまうことがある。このように始動時において電流を過度に制限すると、十分なトルクを発生できない場合があるという問題があった。
本発明は、ブラシレスモータにおいて、始動時において電流を過度に制限することなく、モータの過熱を防止することのできる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるブラシレスモータは、
複数の電磁コイルを有するコイル列と、
複数の永久磁石を有する磁石列と、
前記磁石列と前記コイル列の相対位置を検出するための磁気センサと、
前記磁気センサの出力を利用し、駆動トランジスタを用いて前記コイル列を駆動する駆動制御回路と、
前記コイル列のコイル温度と前記駆動トランジスタの温度とのうちのいずれかに関連付けられた検出対象温度を検出するための温度センサと、
を備え、
前記駆動制御回路は、
前記コイル列に電流を供給するための複数の駆動トランジスタで構成されるドライバ回路と、
前記ドライバ回路の前記複数の駆動トランジスタを制御する駆動信号を生成するための駆動信号生成回路と、
を備え、
前記駆動信号生成回路は、
前記温度センサの出力に基づいて、前記温度センサで検出された検出対象温度が所定の閾値を超えたか否かを示す過熱制限信号を生成する過熱制限回路と、
前記駆動制御回路の外部から与えられた望ましい印加電圧の目標値に応じて前記ブラシレスモータの印加電圧を設定する電圧指令値と、前記過熱制限信号とに基づいて、前記コイル列を励磁すべき励磁区間と、前記コイル列を励磁すべきでない非励磁区間とを設定する励磁区間設定部と、
前記磁気センサの出力のアナログ的変化を利用したPWM制御を実行して、前記励磁区間においてPWM信号を前記ブリッジ回路に供給するとともに前記非励磁区間において前記PWM信号の供給を停止するPWM制御回路と、
を含み、
前記励磁区間設定部は、前記検出対象温度が前記所定の閾値を超えたことを前記過熱制限信号が示すときには、前記励磁区間を短縮するとともに前記非励磁区間を延長する。
このブラシレスモータによれば、温度センサで検出された検出対象温度が所定の閾値を超えたときにはコイル列に供給する駆動電圧の実効値を低減させるので、従来のように過剰電流制限回路を設ける場合に比べて始動時において電流を過度に制限することが無くなり、また、モータの過熱を防止することができる。さらに、励磁区間と非励磁区間の設定を変えることによって、モータの過熱を防止することができる。また、電圧指令値と過熱制限信号とに基づいて励磁区間を適切に設定できるので、モータの出力を調整することができ、また、検出対象温度が閾値よりも高くなった場合にも、容易にコイルの過熱を防止することができる。
前記駆動制御回路は、前記検出対象温度が前記所定の閾値を超えたときには前記コイル列への駆動電圧の供給を停止するようにしてもよい。
この構成では、コイルの過熱をより確実に防止できる。
前記励磁区間設定部は、
前記ブラシレスモータの動作電圧の指令値に基づいて前記励磁区間と前記非励磁区間とを設定するとともに、前記励磁区間と前記非励磁区間とを示す励磁区間信号を出力する第1の区間設定部と、
前記励磁区間信号と前記過熱制限信号との論理積を取るととともに、前記論理積の結果を前記PWM制御回路に供給する論理回路と、
を含むようにしてもよい。
前記温度センサは、前記駆動素子が実装されたパワー半導体素子内に含まれているものとしてもよい。
この構成では、駆動素子の温度を精度良く検出できるので、電流を過度に制限すること無く、モータの過熱を防止できる。
あるいは、前記温度センサは、前記駆動素子に設けられた放熱部材に設置されているものとしてもよい。
この構成では、放熱部材の温度を検出できるので、モータの駆動素子の過熱を適切に防止することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ブラシレスモータ及びその制御方法(又は駆動方法)、それらを用いたアクチュエータ等の形態で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.モータの構成と動作の概要:
B.駆動制御回路の構成:
C.変形例:
A.モータの構成と動作の概要:
図1(A)〜(C)は、本発明の一実施例としてのブラシレスモータのモータ本体の構成を示す断面図である。このモータ本体100は、外形がそれぞれ略円盤状のステータ部10及びロータ部30を有している。ステータ部10(図1(C))には、回路基板120上に2組の電磁コイル11,12と、2つの磁気センサ40A,40Bと、2つの温度センサ50A,50Bとが設けられている。第1の磁気センサ40Aは1組目のコイル11用のセンサであり、第2の磁気センサ40Bは2組目のコイル12用のセンサである。以下では、2組の電磁コイル11,12を「A相コイル11」、「B相コイル12」と呼ぶ。
第1の温度センサ50AはA相コイル11の温度を測定するためのセンサであり、第2の温度センサ50BはB相コイル12の温度を測定するためのセンサである。これらの温度センサ50A,50Bは、コイル11,12に接する状態で設置されていることが好ましいが、コイル11,12の近傍に設置してもよい。なお、温度センサは、各相のコイル群にそれぞれ少なくとも1つ設けることが好ましい。こうすれば、任意の相のコイルに大きな電流が流れたときに、コイルの過熱を防止することが可能である。
ロータ部30(図1(B))には、2つの磁石32が設けられており、ロータ部30の中心軸が回転軸112を構成している。これらの磁石32の磁化方向は図1(B)において紙面と垂直な方向であり、これは図1(A)における上下方向に相当する。
図2(A)〜(D)は、モータの動作時における磁石列とコイル列の位置関係を示す説明図である。なお、これらの図では、図示の便宜上、磁石32が多数存在するように描かれているが、実際の磁石の数は図1(B)に示したように2個である。但し、磁石数及びコイル数としては、任意の適切な整数を採用することができる。図2(A)に示すように、磁石32は一定の磁極ピッチPmで配置されており、隣接する磁石同士が逆方向に磁化されている。また、1つの相のコイル群を構成する2つコイルは、一定のピッチPcで配置されており、常に同じ方向に励磁される。隣接する相のコイル同士は、同相コイル間のピッチPcの1/2だけ離れている。同相コイル間のピッチPcは、磁極ピッチPmに等しい。磁極ピッチPmは、電気角でπに相当する。なお、電気角の2πは、駆動信号の位相が2πだけ変化したときに移動する機械的な角度又は距離に対応づけられる。本実施例では、駆動信号の位相が2πだけ変化すると、ロータ部30が磁極ピッチPmの2倍だけ移動する。
図2(A)は、位相が0又は2πにおける状態を示している。また、図2(B)〜(D)は、位相がπ/2,π,3π/2の時点の状態をそれぞれ示している。なお、図2(A),(C)でA相コイル11のハッチングが省略されているのは、これらのタイミングでA相コイル11の駆動信号の極性が反転する(すなわち励磁方向が反転する)からである。同様に、図2(B),(D)のタイミングでは、B相コイル12の駆動信号の極性が反転する。
図3は、センサ出力と駆動信号の例を示す説明図である。図3(A)は、A相磁気センサ40Aのセンサ出力SSAと、B相磁気センサ40Bのセンサ出力SSBとを示している。なお、磁気センサ40A,40Bとしては、アナログ出力を有するホールICセンサを利用することができる。図3(B)は、A相コイル11に印加される実効駆動電圧VAと、B相コイル12に印加される実効駆動電圧VBの一例を示している。これらの実効駆動電圧VA,VBは、それぞれの磁気センサ出力SSA,SSBと相似形状を有していることが好ましい。図3(C)は、磁気センサ出力SSA,SSBを利用したPWM制御でそれぞれ生成される2相の駆動信号の例を示している。図3(B)に示した実効駆動電圧VAは、A相の駆動信号DRVA1,DRVA2によって得られる実効電圧である。なお、A相の第1の駆動信号DRVA1は、磁気センサ出力SSAが正のときにのみパルスを発生する信号であり、第2の駆動信号DRVA2は磁気センサ出力SSAが正のときにのみパルスを発生する信号であるが、図3(C)ではこれらを合わせて記載している。また、便宜上、第2の駆動信号DRVA2を負側のパルスとして描いている。B相も同様である。
B.駆動制御回路の構成:
図4(A)は、本実施例のブラシレスモータの駆動制御回路の構成を示すブロック図である。駆動制御回路200は、CPU220と、駆動信号生成部240と、2相のドライバ回路250A,250Bと、AD変換部260と、過熱制限部270とを備えている。2つの磁気センサ出力SSA,SSBは、AD変換部260でデジタル多値信号に変換されて、駆動信号生成部240に供給される。駆動信号生成部240は、これらの2つの磁気センサ出力SSA,SSBに基づいて、2相の駆動信号(図3(C))を生成する。ドライバ回路250A,250Bは、これらの2相の駆動信号に従ってモータ本体100内の2相の電磁コイル群11,12を駆動する。
図4(B)は、磁気センサ40Aの内部構成の一例を示している。B相用の磁気センサ40Bもこれと同じ構成を有している。この磁気センサ40Aは、ホール素子42と、バイアス調整部44と、ゲイン調整部46とを有している。ホール素子42は、磁束密度Xを測定する。バイアス調整部44はホール素子42の出力Xにバイアス値bを加算し、ゲイン調整部46はゲイン値aを乗ずる。磁気センサ40Aの出力SSA(=Y)は、例えば以下の式(1)又は式(2)で与えられる。
Y=a・X+b …(1)
Y=a(X+b) …(2)
磁気センサ40Aのゲイン値aとバイアス値bは、CPU220によって磁気センサ40A内に設定される。ゲイン値aとバイアス値bを適切な値に設定することによって、磁気センサ出力SSAを好ましい波形形状に較正することが可能である。B相磁気センサ40Bについても同様である。
図4(A)に示すように、2つの温度センサ50A,50Bの出力信号TA,TBは、過熱制限部270に供給されている。過熱制限部270は、これらの出力信号TA,TBの値が所定の閾値を超えているか否かを判定して、過熱制限信号OHLを生成する。例えば、過熱制限信号OHLは、出力信号TA,TBの両方が所定の閾値以下の場合にはHレベルとなり、出力信号TA,TBの少なくとも一方が所定の閾値を超えている場合にはLレベルとなる1ビットの信号である。過熱制限信号OHLは、A相コイル11とB相コイル12のいずれか一方のコイル温度が所定の閾値温度を超えているか否かを示す信号であることが理解できる。この過熱制限信号OHLは、駆動信号生成部240に供給されている。後述するように、駆動信号生成部240は、過熱制限信号OHLがLレベルのときにはコイル11,12の実効印加電圧を制限する。
なお、本実施例の駆動制御回路200には、図14で説明したような電流制限回路は設けられていない。従って、コイルの過熱は、温度センサ50A,50Bと過熱制限部270の働きによって防止される。
図5は、ドライバ回路の内部構成を示している。各相のドライバ回路250A,250Bは、それぞれH型ブリッジ回路を構成している。例えば、A相のドライバ回路250Aは、駆動信号DRVA1,DRVA2に応じてA相コイル11を駆動する。符号IA1,IA2が付された矢印は、駆動信号DRVA1,DRVA2によって流れる電流方向をそれぞれ示している。他の相も同様である。なお、ドライバ回路としては、複数の駆動トランジスタで構成される種々の構成の回路を利用可能である。
図6は、駆動信号生成部240(図4(A))の内部構成と動作を示す説明図である。なお、ここでは図示の便宜上、A相用の回路要素のみを示しているが、B相用にも同じ回路要素が設けられている。
駆動信号生成部240は、基本クロック生成回路510と、1/N分周器520と、PWM部530と、正逆方向指示値レジスタ540と、乗算器550と、符号化部560と、電圧指令値レジスタ580と、励磁区間設定部590とを備えている。A相磁気センサ出力SSAは、符号化部560と励磁区間設定部590とに供給されている。過熱制限信号OHLは、励磁区間設定部590に供給されている。
基本クロック生成回路510は、所定の周波数を有するクロック信号PCLを発生する回路であり、例えばPLL回路で構成される。分周器520は、このクロック信号PCLの1/Nの周波数を有するクロック信号SDCを発生する。Nの値は所定の一定値に設定される。このNの値は、予めCPU220によって分周器520に設定される。PWM部530は、クロック信号PCL,SDCと、乗算器550から供給される乗算値Maと、正逆方向指示値レジスタ540から供給される正逆方向指示値RIと、符号化部560から供給される正負符号信号Paと、励磁区間設定部590から供給される励磁区間信号Eaとに応じて、A相駆動信号DRVA1,DRVA2(図3(C))を生成する。この動作については後述する。
正逆方向指示値レジスタ540内には、モータの回転方向を示す値RIがCPU220によって設定される。本実施例では、正逆方向指示値RIがLレベルのときにモータが正転し、Hレベルのときに逆転する。PWM部530に供給される他の信号Ma,Pa,Eaは以下のように決定される。
磁気センサ40Aの出力SSAは、符号化部560に供給される。符号化部560は、磁気センサ出力SSAのレンジを変換するとともに、センサ出力の中位点の値を0に設定する。この結果、符号化部560で生成されるセンサ出力値Xaは、正側の所定の範囲(例えば+127〜0)と負側の所定の範囲(例えば0〜−127)の値を取る。但し、符号化部560から乗算器550に供給されるのは、センサ出力値Xaの絶対値であり、その正負符号は正負符号信号PaとしてPWM部530に供給される。
電圧指令値レジスタ580は、CPU220によって設定された電圧指令値Yaを格納する。この電圧指令値Yaは、後述する励磁区間信号Eaとともに、モータの印加電圧を設定する値として機能するものであり、例えば0〜1.0の値を取る。仮に、非励磁区間を設けずに全区間を励磁区間とするように励磁区間信号Eaを設定した場合には、Ya=0は印加電圧をゼロとすることを意味し、Ya=1.0は印加電圧を最大値とすることを意味する。乗算器550は、符号化部560から出力されたセンサ出力値Xaと、電圧指令値Yaとを乗算して整数化し、その乗算値MaをPWM部530に供給する。
図6(B)〜(E)は、乗算値Maが種々の値を取る場合におけるPWM部530の動作を示している。ここでは、全期間が励磁区間であり非励磁区間が無いものと仮定している。PWM部530は、クロック信号SDCの1周期の間に、デューティがMa/Nであるパルスを1つ発生させる回路である。すなわち、図6(B)〜(E)に示すように、乗算値Maが増加するに従って、A相駆動信号DRVA1,DRVA2のパルスのデューティが増加する。なお、第1の駆動信号DRVA1は、磁気センサ出力SSAが正のときにのみパルスを発生する信号であり、第2の駆動信号DRVA2は磁気センサ出力SSAが正のときにのみパルスを発生する信号であるが、図6(B)〜(E)ではこれらを合わせて記載している。また、便宜上、第2の駆動信号DRVA2を負側のパルスとして描いている。
図7(A)〜(C)は、磁気センサ出力の波形とPWM部530で生成される駆動信号の波形の対応関係を示す説明図である。図中、「Hiz」は電磁コイルを未励磁状態としたハイインピーダンス状態を意味している。図6で説明したように、A相駆動信号DRVA1,DRVA2は磁気センサ出力SSAのアナログ波形を利用したPWM制御によって生成される。従って、これらのA相駆動信号DRVA1,DRVA2を用いて、各コイルに、磁気センサ出力SSAの変化と対応するレベル変化を示す実効電圧を供給することが可能である。
PWM部530は、さらに、励磁区間設定部590から供給される励磁区間信号Eaで示される励磁区間のみに駆動信号を出力し、励磁区間以外の区間(非励磁区間)では駆動信号を出力しないように構成されている。図7(C)は、励磁区間信号Eaによって励磁区間EPと非励磁区間NEPを設定した場合の駆動信号波形を示している。励磁区間EPでは図7(B)の駆動信号パルスがそのまま発生し、非励磁区間NEPでは駆動信号パルスが発生しない。このように、励磁区間EPと非励磁区間NEPを設定するようにすれば、センサ出力の中位点近傍(これは逆起電力波形の中位点近傍に相当する)においてコイルに電圧を印加しないので、モータの効率をさらに向上させることが可能である。なお、励磁区間EPは、センサ出力波形(これは逆起電力波形にほぼ等しい)のピークを中心としする対称な区間に設定されることが好ましく、非励磁区間NEPは、センサ出力波形の中位点(中心点)を中心とする対称な区間に設定されることが好ましい。
なお、前述したように、電圧指令値Yaを1未満の値に設定すれば、乗算値Maが電圧指令値Yaに比例して小さくなる。従って、電圧指令値Yaによっても、実効的な印加電圧を調整することが可能である。
上述の説明から理解できるように、本実施例のブラシレスモータでは、電圧指令値Yaと、励磁区間信号Eaとの両方を利用して印加電圧を調整することが可能である。望ましい印加電圧と、電圧指令値Ya及び励磁区間信号Eaとの関係は、予め駆動制御回路200(図4(A))内のメモリにテーブルとして格納されていることが望ましい。こうすれば、駆動制御回路200が、外部から望ましい印加電圧の目標値を受信したときに、CPU220がその目標値に応じて、電圧指令値Yaと、励磁区間信号Eaとを駆動信号生成部240に設定することが可能である。なお、印加電圧の調整には、電圧指令値Yaと、励磁区間信号Eaの両方を利用する必要はなく、いずれか一方のみを利用するようにしてもよい。
図8は、PWM部530(図6)の内部構成の一例を示すブロック図である。PWM部530は、カウンタ531と、EXOR回路533と、駆動波形形成部535とを備えている。これらは以下のように動作する。
図9は、モータ正転時のPWM部530の動作を示すタイミングチャートである。この図には、2つのクロック信号PCL,SDCと、正逆方向指示値RIと、励磁区間信号Eaと、乗算値Maと、正負符号信号Paと、カウンタ531内のカウント値CM1と、カウンタ531の出力S1と、EXOR回路533の出力S2と、駆動波形形成部535の出力信号DRVA1,DRVA2とが示されている。カウンタ531は、クロック信号SDCの1期間毎に、クロック信号PCLに同期してカウント値CM1を0までダウンカウントする動作を繰り返す。カウント値CM1の初期値は乗算値Maに設定される。なお、図9では、図示の便宜上、乗算値Maとして負の値も描かれているが、カウンタ531で使用されるのはその絶対値|Ma|である。カウンタ531の出力S1は、カウント値CM1が0で無い場合にはHレベルに設定され、カウント値CM1が0になるとLレベルに立ち下がる。
EXOR回路533は、正負符号信号Paと正逆方向指示値RIとの排他的論理和を示す信号S2を出力する。モータが正転する場合には、正逆方向指示値RIがLレベルである。従って、EXOR回路533の出力S2は、正負符号信号Paと同じ信号となる。駆動波形形成部535は、カウンタ531の出力S1と、EXOR回路533の出力S2から、駆動信号DRVA1,DRVA2を生成する。すなわち、カウンタ531の出力S1のうち、EXOR回路533の出力S2がLレベルの期間の信号を第1の駆動信号DRVA1として出力し、出力S2がHレベルの期間の信号を第2の駆動信号DRVA2として出力する。なお、図9の右端部付近では、励磁区間信号EaがLレベルに立ち下がり、これによって非励磁区間NEPが設定されている。従って、この非励磁区間NEPでは、いずれの駆動信号DRVA1,DRVA2も出力されず、ハイインピーダンス状態に維持される。
図10は、モータ逆転時のPWM部530の動作を示すタイミングチャートである。モータ逆転時には、正逆方向指示値RIがHレベルに設定される。この結果、2つの駆動信号DRVA1,DRVA2が図9から入れ替わっており、この結果、モータが逆転することが理解できる。
図11は、励磁区間設定部590の内部構成と動作を示す説明図である。励磁区間設定部590は、電子可変抵抗器592と、電圧比較器594,596と、OR回路598と、AND回路599とを有している。電子可変抵抗器592の抵抗値Rvは、CPU220によって設定される。電子可変抵抗器592の両端の電圧V1,V2は、電圧比較器594,596の一方の入力端子に与えられている。電圧比較器594,596の他方の入力端子には、磁気センサ出力SSAが供給されている。電圧比較器594,596の出力信号Sp,Snは、OR回路598に入力されている。OR回路598の出力EEaは、過熱制限信号OHLと共にAND回路599に入力されている。AND回路599の出力は、励磁区間と非励磁区間とを区別するための励磁区間信号Eaである。
図11(B)は、過熱制限信号OHLがHレベルの場合の励磁区間設定部590の動作を示している。電子可変抵抗器592の両端電圧V1,V2は、抵抗値Rvを調整することによって変更される。具体的には、両端電圧V1,V2は、電圧レンジの中央値(=VDD/2)からの差分が等しい値に設定される。磁気センサ出力SSAが第1の電圧V1よりも高い場合には第1の電圧比較器594の出力SpがHレベルとなり、一方、磁気センサ出力SSAが第2の電圧V2よりも低い場合には第2の電圧比較器596の出力SnがHレベルとなる。励磁区間信号Ea(=EEa)は、これらの出力信号Sp,Snの論理和を取った信号である。従って、図11(B)の下部に示すように、励磁区間信号Eaは、励磁区間EPと非励磁区間NEPとを示す信号として使用することができる。励磁区間EPと非励磁区間NEPの設定は、CPU220が可変抵抗値Rvを調整することによって行なわれる。
ところで、前述したように、A相コイル11とB相コイル12のいずれか一方の温度が所定の閾値温度を超えている場合には、過熱制限信号OHLがLレベルとなる。この場合には、OR回路598の出力EEaのレベルに拘わらず、励磁区間信号Eaは常にLレベルとなる。この結果、コイル11,12には電圧が印加されず、コイル11,12の過熱が防止される。この説明から理解できるように、励磁区間設定部590の回路構成は、過熱制限信号OHLに拘わらずに図11(B)に示す第1の励磁区間信号EEa(「予備的な励磁区間信号」とも呼ぶ)を生成する第1の区間設定部(要素592,594,596,598で構成される)と、この第1の励磁区間信号EEaと過熱制限信号OHLとの論理積を取る論理演算回路599との2つの回路部分に分けることが可能である。第1の励磁区間信号EEaは、抵抗値Rvによって設定され、また、抵抗値Rvは外部から与えられたブラシレスモータの動作電圧の指令値(目標値)に基づいて設定される。従って、第1の励磁区間信号EEaは、外部から与えられたブラシレスモータの動作電圧の指令値に基づいて設定されていることが理解できる。
以上のように、上記実施例のブラシレスモータでは、温度センサ50A,50Bと過熱制限部270との働きによって、各相のコイル11,12の過熱を防止している。従って、従来のような電流制限回路を設ける必要がない。また、始動時においても電流を過度に制限することを防止できるので、始動時にトルクが十分なトルクを発生できないという不具合を防止することも可能である。すなわち、従来のようにSN極の磁極が交差する領域で矩形波形駆動による電力供給が行なわれると、短絡電流が生じ電流制限回路が必須であった。しかし、本実施例では、その交差する領域では図7で示すように正弦波形駆動による電力供給が抑制され短絡電流が生じることないため電流制限回路は不要となる。また始動時には、始動トルクを得るための始動電流と電磁コイルのインピーダンスは設計上で決定されるので過剰電流保護は設計上不要とされる。また、設計上で予期しない過剰負荷が生じた際には、設計時間以上の過剰電流を、温度検出によって抑制させることができる。
図12は、ブラシレスモータの駆動制御回路の他の構成の例を示すブロック図である。この駆動制御回路200aは、図4(A)に示した駆動制御回路200のドライバ回路250A,250Bに、温度センサ60A,60Bをそれぞれ設けたものである。また、モータ本体100aは、図4(A)のモータ本体100から温度センサ50A,50Bを省略したものである。他の構成は、図4(A)に示した回路と同じである。温度センサ60A,60Bは、ドライバ回路250A,250Bを構成する駆動素子(駆動トランジスタ)の温度を検出するためのものである。
図13(A)は、温度センサ60Aの実装例を示している。この例では、放熱基板252の上にドライバ回路250Aを構成するパワー半導体素子が載置されており、このパワー半導体素子内に温度センサ60Aが実装されている。他のドライバ回路250Bにも同様に温度センサ60Bが実装されている(図示省略)。温度センサ60A,60Bとしては、例えばダイオード素子を用いることができる。ダイオード素子の電流電圧特性は温度に依存するので、ダイオード素子の電流電圧特性を測定することによって温度を検出することが可能である。この場合には、過熱制限部270(図12)内に、ダイオード素子の電流電圧特性から温度を決定するための温度決定回路が設けられていることが好ましい。過熱制限部270は、温度センサ60A,60Bの出力に基づいて決定された温度が所定の閾値を超えているか否かを判定して、過熱制限信号OHLを生成する。この機能は図4で説明したものと同じである。なお、過熱制限部270内の温度決定回路は、自身の温度特性を補償するための温度補償機能を有することが好ましい。
図13(B)は、温度センサの他の実装例を示している。この例では、ドライバ回路250A,250Bに放熱板254が設けられており、この放熱版254に温度センサ60が設置されている。なお、この例では温度センサ60は1つであるが、各ドライバ回路250A,250Bの近傍にそれぞれ温度センサを1つずつ設けるようにしてもよい。温度センサ60は、ドライバ回路250A,250Bの駆動素子自体の温度を測定するものでは無く、駆動素子の温度と共に変化する放熱板254の温度を測定するためのものである。この例からも理解できるように、駆動素子自体の温度を測定する必要は無く、駆動素子の温度に関連付けられた検出対象温度(すなわち駆動素子の温度と共に昇降する温度)を検出して過熱制限を行うようにしてもよい。この点は、前述したコイル温度に関しても同様である。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施例では、コイル温度又は駆動素子温度が所定の閾値温度を超えているときには、コイルへの印加電圧の供給を停止していたが、この代わりに、コイルに印加される実効駆動電圧を低下させるようにしてもよい。このような制御は、例えば、図11に示した励磁区間設定部590の構成からAND回路599を省略し、この代わりに、過熱制限信号OHLのレベルに応じて可変抵抗器592の抵抗値Rvを再調整する抵抗値調整回路を設けることによって実現可能である。
また、コイルの駆動電圧の実効値の制限は、励磁区間設定部590以外の回路構成を用いて実現するようにしてもよい。例えば、過熱制限信号OHLがLレベルの場合にPWM部530(図6)がPWM制御動作を停止するようにPWM部530を構成することも可能である。
C2.変形例2:
上記実施例ではアナログ磁気センサを利用していたが、アナログ磁気センサの代わりに、多値のアナログ的出力を有するデジタル磁気センサを使用してもよい。アナログ磁気センサも多値出力を有するデジタル磁気センサも、アナログ的変化を示す出力信号を有する点で共通している。なお、本明細書において、「アナログ的変化を示す出力信号」とは、オン/オフの2値出力ではなく、3値以上の多数レベルを有するデジタル出力信号と、アナログ出力信号との両方を包含する広い意味で使用されている。
C3.変形例3:
PWM回路としては、図6に示した回路以外の種々の回路構成を採用することが可能である。例えば、センサ出力と基準三角波とを比較することによってPWM制御を行う回路を利用してもよい。また、PWM制御以外の方法で駆動信号を生成するようにしてもよい。また、PWM制御以外の方法で駆動信号を生成する回路を採用してもよい。例えば、センサ出力を増幅してアナログ駆動信号を生成する回路を採用することも可能である。
C4.変形例4:
上記実施例では、2極2相モータの例を説明したが、モータの極数及び相数はそれぞれ任意の数を採用することが可能である。
C5.変形例5:
本発明は、ファンモータ、時計(針駆動)、ドラム式洗濯機(単一回転)、ジェットコースタ、振動モータなどの種々の装置のモータに適用可能である。
実施例におけるブラシレスモータのモータ本体の構成を示す断面図である。 モータの動作時における磁石列とコイル列の位置関係を示す説明図である。 センサ出力と駆動信号の例を示す説明図である。 本実施例のブラシレスモータの駆動制御回路の構成を示すブロック図である。 ドライバ回路の内部構成を示す図である。 駆動信号生成部の内部構成と動作を示す説明図である。 磁気センサ出力波形と駆動信号波形の対応関係を示す説明図である。 PWM部の内部構成を示すブロック図である。 モータ正転時のPWM部の動作を示すタイミングチャートである。 モータ逆転時のPWM部の動作を示すタイミングチャートである。 励磁区間設定部の内部構成と動作を示す説明図である。 ブラシレスモータの駆動制御回路の他の構成を示すブロック図である。 温度センサの他の実装例を示す説明図である。 従来のブラシレスモータに用いられている過剰電流制限回路の一例を示す説明図である。
符号の説明
10…ステータ部
11…A相コイル
12…B相コイル
30…ロータ部
32…磁石
40A,40B…磁気センサ
42…ホール素子
44…バイアス調整部
46…ゲイン調整部
50A,50B…温度センサ(コイル温度検出用)
60,60A,60B…温度センサ(素子温度検出用)
100…モータ本体
112…回転軸
120…回路基板
200…駆動制御回路
220…CPU
240…駆動信号生成部
250A,250B…ドライバ回路
252…放熱基板
254…放熱板
260…AD変換部
270…過熱制限部
510…基本クロック生成回路
520…分周器
530…PWM部
531…カウンタ
533…EXOR回路
535…駆動波形形成部
540…レジスタ
550…乗算器
560…符号化部
580…レジスタ
590…励磁区間設定部
592…電子可変抵抗器
594,596…電圧比較器
598…OR回路
599…AND回路

Claims (5)

  1. ブラシレスモータであって、
    複数の電磁コイルを有するコイル列と、
    複数の永久磁石を有する磁石列と、
    前記磁石列と前記コイル列の相対位置を検出するための磁気センサと、
    前記磁気センサの出力を利用し、駆動トランジスタを用いて前記コイル列を駆動する駆動制御回路と、
    前記コイル列のコイル温度と前記駆動トランジスタの温度とのうちのいずれかに関連付けられた検出対象温度を検出するための温度センサと、
    を備え、
    前記駆動制御回路は、
    前記コイル列に電流を供給するための複数の駆動トランジスタで構成されるドライバ回路と、
    前記ドライバ回路の前記複数の駆動トランジスタを制御する駆動信号を生成するための駆動信号生成回路と、
    を備え、
    前記駆動信号生成回路は、
    前記温度センサの出力に基づいて、前記温度センサで検出された検出対象温度が所定の閾値を超えたか否かを示す過熱制限信号を生成する過熱制限回路と、
    前記駆動制御回路の外部から与えられた望ましい印加電圧の目標値に応じて前記ブラシレスモータの印加電圧を設定する電圧指令値と、前記過熱制限信号とに基づいて、前記コイル列を励磁すべき励磁区間と、前記コイル列を励磁すべきでない非励磁区間とを設定する励磁区間設定部と、
    前記磁気センサの出力のアナログ的変化を利用したPWM制御を実行して、前記励磁区間においてPWM信号を前記ブリッジ回路に供給するとともに前記非励磁区間において前記PWM信号の供給を停止するPWM制御回路と、
    を含み、
    前記励磁区間設定部は、前記検出対象温度が前記所定の閾値を超えたことを前記過熱制限信号が示すときには、前記励磁区間を短縮するとともに前記非励磁区間を延長する、ブラシレスモータ。
  2. 請求項記載のブラシレスモータであって、
    前記励磁区間設定部は、
    前記電圧指令値に基づいて前記励磁区間と前記非励磁区間とを設定するとともに、前記励磁区間と前記非励磁区間とを示す励磁区間信号を出力する第1の区間設定部と、
    前記励磁区間信号と前記過熱制限信号との論理積を取るととともに、前記論理積の結果を前記PWM制御回路に供給する論理回路と、
    を含む、ブラシレスモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のブラシレスモータであって、
    前記温度センサは、前記駆動トランジスタが実装されたパワー半導体素子内に含まれている、ブラシレスモータ。
  4. 請求項1又は2に記載のブラシレスモータであって、
    前記温度センサは、前記駆動トランジスタに設けられた放熱部材に設置されている、ブラシレスモータ。
  5. 複数の電磁コイルを有するコイル列と、複数の永久磁石を有する磁石列と、前記コイル列のコイル温度と前記コイル列を駆動する駆動トランジスタの温度とのいずれかに関連付けられた検出対象温度を検出するための温度センサと、を備えるブラシレスモータの制御方法であって、
    前記温度センサの出力に基づいて、前記温度センサで検出された検出対象温度が所定の閾値を超えたか否かを示す過熱制限信号を生成し、
    前記駆動制御回路の外部から与えられた望ましい印加電圧の目標値に応じて前記ブラシレスモータの印加電圧を設定する電圧指令値と、前記過熱制限信号とに基づいて、前記コイル列を励磁すべき励磁区間と、前記コイル列を励磁すべきでない非励磁区間とを設定し、
    前記磁石列と前記コイル列の相対位置を検出するための磁気センサの出力のアナログ的変化を利用したPWM制御を実行して、前記励磁区間においてPWM信号を前記駆動トランジスタのブリッジ回路に供給するとともに前記非励磁区間において前記PWM信号の供給を停止し、
    前記検出対象温度が前記所定の閾値を超えたときには、前記励磁区間を短縮するとともに前記非励磁区間を延長する、ブラシレスモータの制御方法。
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