JP5168890B2 - 半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法 - Google Patents
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Description
第1実施形態にかかる半導体発光素子は、サファイア基板上に窒化物半導体を積層してなるものであり、例えば、LED構造を有する発光素子である。
<構成>
図1及び図2を参照して、第1実施形態の半導体発光素子100の構成について説明する。ここで、図1は、第1実施形態に係る半導体発光素子の構成を示す模式図(斜視図)であり、図2は、第1実施形態に係る半導体発光素子の構成する模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線における断面図である。
なお、本明細書において、半導体の順メサ形状あるいは積層方向に幅が狭くなる形状を構成する傾斜を順傾斜、逆メサ形状あるいは積層方向に幅が広くなる形状を構成する傾斜を逆傾斜ともいう。
(基板)
基板1は、半導体として窒化物半導体を用いた半導体発光素子用の基板として好適な、サファイア、SiC等からなる厚さ50〜200μm程度の基板を用いることができる。
基板面1a上には、積層構造10の周縁部に形成された複数の貫通孔8の直下に対応する位置に、それぞれ平面視三角形の凹部9aと、この凹部9aを取り囲む凸部9bとからなる凹凸構造9が形成されている。
基板面1a上の、積層構造10の外周に形成された逆傾斜した側面7の下方領域(露出領域)1bには、積層構造10の周縁部に形成された複数の貫通孔8の直下に対応する位置に、それぞれ平面視三角形の凹部9aと、この凹部9aを取り囲む凸部9bとからなる凹凸構造9が形成されている。平面視三角形の凹部9aの一辺の長さは、0.5〜10μm程度、凹部9aの間隔は0.5〜10μm程度、凹部9aの高さは0.5〜5μm程度とすることができる。
半導体発光素子構造30は、基板1の基板面1a上に設けられ、窒化物半導体からなるn型半導体層2と発光層3とp型半導体層4とを積層した積層構造10と、積層構造10に電流を供給するためのn側電極5及びp側電極6と、から構成される。
基板上に設けられる半導体構造は、第1導電型半導体及び第2導電型半導体を少なくとも有し、より好適には、その間に発光層を有する。半導体構造の具体的な例として、積層構造10は、基板1側から順に、n型半導体層2、発光層3及びp型半導体層4が積層された構成を有する。例えば窒化物半導体であるGaN系化合物半導体を用い、基板面1aをC面とした基板1上に、異種基板上では核形成層等のバッファ層を含む1〜2μm程度の厚さの下地層を介して、1〜2μm程度の厚さのn型半導体層2、50〜150nm程度の厚さの発光層3、100〜300nm程度の厚さのp型半導体層4を形成する。各層は2層以上で構成されていてもよい。
n側電極(第1電極)5は、半導体発光素子構造30の積層構造10の上端面4aから凹状に形成された凹部20の底面20a上に形成され、半導体発光素子100に電流を供給するためのAu線等の電流供給線と接続するための電極パッドを兼ねている。底面20aは、n型半導体層2の露出面である。n側電極5は、底面20a側から順にW、Pt、Auが積層されてなり、700〜2300nm程度の厚さに形成される。なお、n側電極5を構成する材料は、n型半導体層2とオーミック接触することができる材料であれば、他の金属を組み合わせた積層物、合金等、他の材料を用いることもできる。
積層構造10の外周の側面7は、半導体構造の端部、具体的には半導体発光素子構造30における積層構造10の外周を取り囲む側面であり、積層構造10の厚さ方向全域にわたり、積層構造10の下端面(すなわち、基板1との界面である基板面1a)から上端面4aに向かって外方に傾斜する、逆傾斜した傾斜面として形成される。
積層構造10の周縁部には、上端面4aから側面7まで、上端面4aに対して垂直に貫通する貫通孔8が形成されている。貫通孔8は平面視三角形の断面形状を有し、貫通孔8の延長線上の基板面1aには、それぞれの貫通孔8に対応して凹部9aが形成されている。貫通孔8の断面形状の一辺の長さは、0.5〜10μm程度、貫通孔8の間隔は0.5〜10μm程度とすることができる。
また、n側電極5又はp側パッド電極6bの少なくとも一方の電極を積層構造10の周縁部に配置して、例えば、図11又は図12のように積層構造10の周縁部に、電極形成領域と、貫通孔領域とを配置してもよい。凹部9a1についても同様である。
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態に係る半導体発光素子100の動作について説明する。
半導体発光素子100は、発光層3からランダムな方向に光が放出され、様々な方向に放出される光は、一部は半導体発光素子構造30の上端面4aからp側全面電極6aを透過して半導体発光素子100の外部に取り出され、一部は半導体発光素子構造30の側面から半導体発光素子100の外部に取り出される。
このように、積層構造10の周縁部に到達した光は、積層構造10の外周の逆傾斜した側面7と、側面7の下方領域1bの基板面1a上に設けられた凹凸構造9と、積層構造10の周縁部に設けられた貫通孔8とによって、効果的に外部に取り出され、観測面方向である上方向に偏向される。
また、基板1内に入射した光L8も、基板1内を伝播して、凹凸構造9によって散乱、回折することによって、光取り出し効果を向上させる。
第1実施形態に係る半導体発光素子100は、積層構造10の周縁部に設けられた貫通孔8等によって側面7から横方向にも光が取り出され、また基板面1a上に設けられた凹凸構造9によって横方向にも光が散乱又は回折される。このため、半導体発光素子100の外部に取り出され、横方向に進行する光を観測面方向である上方向に向けるためのカップ状に形成された凹部111aをリードフレーム111に設けた。凹部111aの内部の側面は上方に向かって外側に傾斜した傾斜面であり、半導体発光素子100から取り出されて横方向に進行する光を観測面方向である上方向に反射する。このように構成することで、半導体発光装置110として、観測面方向に有効に取り出される光量を増加することができる。
次に、図4から図9を参照(適宜図2参照)して、第1実施形態に係る半導体発光素子100の製造方法について説明する。ここで、図4から図9は、第1実施形態に係る半導体発光素子の製造工程を説明するための模式図(断面図)であり、各製造工程における半導体発光素子の加工の様子を示す図である。
なお、第1実施形態では、図2等に示す半導体発光素子100が二次元的に配列されたウエハ状態で各工程が実施され、図9に示す工程においてチップ状に分割された半導体発光素子が得られる。したがって、図4から図9に示す図面においては、複数の半導体発光素子100の加工の様子が描かれている。
まず、図4及び図5を参照して、半導体発光素子構造を形成する工程について説明する。ここで、図4は、基板上に半導体の積層構造を形成する工程を説明するための断面図であり、図5は、電極を形成する工程を説明するための断面図である。
図4は、基板1上に半導体の積層構造10を形成した状態を示している。図4に示したように、まず、サファイア、SiC等からなる基板1の基板面1a上に、MOCVD法等により、下地層を介して、SiをドープしたGaNからなるn型半導体層2、InGaNからなる発光層3、MgをドープしたGaNからなるp型半導体層4を順次積層し、窒化物半導体であるGaN系化合物半導体からなる積層構造10を形成する。
各半導体層は、異種基板、好ましくは、サファイア基板上に、MOCVD法により、c軸成長の窒化物半導体を用いて形成する。
図5に示したように、n型半導体層(第1導電型半導体)2及びp型半導体層(第2導電型半導体)4を有する積層構造10、具体的にはそれらを順次積層した積層構造10において、下方に位置する導電型の半導体層(第1導電型半導体)に電極を設けるために、その一部領域が露出される。
前記したn型導電型半導体層2には、n側電極5が形成される。n側電極5は、蒸着法、スパッタリング法などによりn型半導体層2側から順にW、Pt、Auを全面に積層する。そして、この金属層を所望の形状にパターニングすることによってn側電極5が形成される。他の金属や合金を用いることもできる。
p側電極を形成する工程は、p型半導体層4上にp側全面電極6aを形成する工程と、p側全面電極6aの一部にp側パッド電極6bを形成する工程とを含む。p側電極6の形成は、積層構造10の上にスパッタリング法によりITOを成膜することにより、p側全面電極6aが形成される。次に、蒸着法、スパッタリング法等により、p側全面電極6a側から順にW、Pt、Auを全面に積層する。その後、フォトリソグラフィ法によって、この金属層を所望の形状にパターニングすることでp側パッド電極6bが形成される。電極材料として用いる材料は、Ni/Auを積層して形成してもよいし、他の金属や合金を用いることもできる。なお、p側パッド電極6bとn側電極5とに同じ材料を用いる場合には、p側パッド電極6bとn側電極5とを同じ工程において形成することもできる。
(積層構造に貫通孔を形成する工程(貫通孔形成工程))
(基板面に凹凸構造を形成する工程(凹凸構造形成工程)
次に、図6及び図7を参照して、積層構造の上端面と異なる結晶面を露出する工程、積層構造に貫通孔を形成する工程及び基板面に凹凸構造を形成する工程について説明する。
ここで、図6は、積層構造の外周を基板面が露出するまでエッチングすると共に基板面に凹凸構造を形成するためのマスクを形成する工程を説明するための断面図であり、図7は、積層構造の外周を基板面が露出するまでエッチングすると共に基板面に凹凸構造を形成する工程を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線における断面図である。
積層構造10の外周に傾斜した側面7を形成するためのウェットエッチングは、主に基板1との界面から進行させるようにする。このため、エッチング時のマスクから露出された露出部の半導体結晶面が、基板1との界面における結晶面よりもエッチングレートが小さくなるように、互いに異なる結晶面とする。例えば、半導体発光素子構造30の外周部に相当する部位、すなわち、図7において隣接する半導体発光素子構造30の間に相当する領域1cの積層構造10を、積層構造10の上端面4a及びマスクから露出した端面(外周側面)と異なる結晶面を露出するまでエッチングによって除去する。好ましくは、当該領域1cの積層構造10を基板面1a(図2参照)までエッチングし、積層構造10の基板1との界面を露出する。
次に、図8を参照して、積層構造の外周に傾斜した側面を形成する工程について説明する。ここで、図8は、積層構造の外周に傾斜した側面を形成する工程を説明するための断面図である。
なお、貫通孔8の開口幅が大きい場合には、貫通孔8において、マスク51を貫通孔8の内部もしくは底部まで充填してもよい。
最後に、図9を参照して、半導体発光素子チップに分割する工程について説明する。ここで、図9は、基板を切断して半導体発光素子チップに分割する工程を説明するための断面図である。
図9に示すように、必要に応じて基板1の裏面を研磨して薄肉化し、隣接する半導体発光素子構造30の間に相当する領域1c(図8参照)を、ダイシング、スクライブなどによって切断し、個々の半導体発光素子100をチップ状に分割する。
<構成>
次に、図11を参照して、第2実施形態の半導体発光素子100の構成について説明する。ここで、図11は、第2実施形態に係る半導体発光素子の構成を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線における断面図である。
第2実施形態の半導体発光素子100は、図2に示した第1実施形態とは、半導体発光素子構造30の平面視形状において、主に凹部20が形成された位置と、凹部20の外側の基板面1a上の凹凸構造92が配置される領域とが異なる。その他の第1実施形態と同様の構成については適宜説明を省略する。
積層構造10の周縁部の他の領域には、第1実施例と同様に、貫通孔8が適宜な間隔で形成されており、積層構造10の傾斜した側面7の下方領域1bの基板面1a上には、それぞれの貫通孔8に対応して、周囲を凸部9b1で取り囲まれて孤立した凹部9a1が形成された凹凸構造91が形成されている。
これによって、n側電極5を積層構造10の周縁に配置して発光領域を大きくできると共に、n側電極5の外周部の領域1cにおいても、基板1による散乱、回折作用を得られる効果がある。また、半導体発光素子構造30の他の外周部の領域1cにも凹凸構造92を設けることで、半導体発光素子構造30の内方側の領域1bに設けられた凹凸構造91との2重の凹凸構造とすることができ、基板1による散乱、回折の効果を高めることができる。
第2実施形態の半導体発光素子100の製造工程は、第1実施形態の半導体発光素子100の製造工程に対して、図5に示した半導体発光素子構造30を形成する工程内の凹部20を形成する工程における凹部20を形成するためのエッチングのマスクを形成する位置を変更する。更に、図6に示した積層構造(半導体構造)の上端面と異なる結晶面を露出する工程において、図11(a)に示したように平面視で、隣接する半導体発光素子構造30の間に相当する領域1cの凸部9b2に相当する部位を覆うようにマスク50を形成する。このようにマスク50を形成することで、領域1cにおいて、凸部9b2に相当する部位の基板がエッチングされないため、エッチングされて形成された凹部9a2と、この凹部9a2に取り囲まれた凸部9b2とからなる凹凸構造92が形成される。
その他の製造工程は、第1実施形態と同様の製造工程によって製造することができる。
<構成>
次に、図12を参照して、第3実施形態の半導体発光素子100の構成について説明する。ここで、図12は、第3実施形態に係る半導体発光素子の構成を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D線における断面図である。
第3実施形態の半導体発光素子100は、図11に示した第2実施形態とは、半導体発光素子構造30の平面視形状において、主に凹部20が形成された位置と、p側パッド電極6bの位置と、凹部20の外側及びp側パッド電極6bを配置した位置の外側の基板面1a上に形成される凹凸構造92及び凹凸構造93が配置される領域とが異なる。その他の第2実施形態と同様の構成については適宜説明を省略する。
<構成>
次に、図13を参照して、第4実施形態の半導体発光素子100の構造について説明する。ここで、図13は、第4実施形態に係る半導体発光素子の構成を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E線における断面図である。
第4実施形態は、前記した各実施形態における外周側面の形態として、内方への凹欠部12及び切り込み溝11を設ける形態を示し、それを用いる変形例を示すものである。
ここで、第4実施形態の半導体発光素子100による光の外部への取り出しについて説明する。
第4実施形態においては、切り込み溝11を設け、切り込み溝11の外周には逆傾斜した側面が形成されており、他の外周の逆傾斜した側面7と同様に、積層構造10の周縁部には貫通孔8と、貫通孔8の下方の基板面1aには凹凸構造9が形成されている。このため、より広範囲に形成された傾斜した側面7から、積層構造10内を伝播する光を、効率的に外部に取り出すことができる。
また、凹欠部12及び切り込み溝11の寸法としては特に限定されないが、具体的には、凹部12bの間隔が10〜100μm、好ましくは20〜50μm、凹部12b及び切り込み溝11の幅が1〜30μm、好ましくは5〜15μm、外周からの深さ、例えば、切り込み溝11の長手方向の長さが5〜50μm、好ましくは10〜30μmとすることができる。
直径2インチ(50.8mm)のC面サファイア基板上に、GaNを用いたバッファ層(下地層)を設けて、その上に、GaN系化合物からなるn型半導体層、活性層(発光層)、及びGaN系化合物からなるp型半導体層を積層して、積層構造を形成する。
次に、フォトリソグラフィ法によりマスクを形成し、積層構造の表面からn型半導体層が露出する深さまで、RIEによってエッチングをして、図2において凹部20として示した内部露出部を形成する。その後、マスクを除去する。
次に、積層構造の表面にはITOによるp側全面電極を形成し、さらに蒸着法及びフォトリソグラフィ法を用いて、金属からなるp側パッド電極及びn側電極を、それぞれp側全面電極の一部及び内部露出部の底面に形成する。
続いて、フォトリソグラフィ法により図2(a)に示した平面視三角形の貫通孔を形成する部位を除く積層構造の上端面及び電極を覆うマスクを、SiO2を用いて形成し、各半導体発光素子構造の構成単位の外周部および半導体発光素子構造の周縁部の貫通孔を形成する部位を、基板表面が露出し、更に基板の上端面より下の深さまで、RIEによる異方性エッチングによってエッチングし、基板上で互いに分離された半導体発光素子構造を形成すると共に、各半導体発光素子構造の周縁部に貫通孔を形成する。このとき、それぞれのエッチング端面は、基板面(発光層)にほぼ垂直な面となる。
半導体発光素子構造の表面のSiO2マスクを用いて、エッチング液である約200℃のピロリン酸溶液に浸漬し、半導体発光素子構造を囲む外周側面に逆傾斜したエッチング面を形成する。このとき、逆傾斜したエッチング面の下方の基板面上には、平面視三角形の凹部と共に、半導体発光素子構造の周縁部には、上端面から外周側面に貫通する断面形状が三角形の貫通孔が露出する。
SiO2マスクを、フッ酸を用いて除去し、基板をダイシングによって割断して、半導体発光素子チップを得る。
ウェットエッチング法のエッチング液として、実施例1におけるピロリン酸溶液の代わりに水酸化カリウム水溶液を用い、半導体発光素子構造を囲む外周側面に逆傾斜したエッチング面を形成して半導体発光素子を作製する。他の条件は、実施例1と同じとする。
1a 基板面(半導体構造の下端面)
1b 傾斜した側面の下方領域(露出領域)
1c 隣接する半導体発光素子構造の間に相当する領域
2 n型半導体層(第1導電型半導体)
3 発光層
4 p型半導体層(第2導電型半導体)
4a p型半導体層の上端面(半導体構造の上端面)
5 n側電極(第1電極)
6 p側電極(第2電極)
6a p側全面電極
6b p側パッド電極
7 側面(端部)
8 貫通孔
9、91、92、93 凹凸構造
9a、9a1、9a2、9a3 凹部
9b、9b1、9b2、9b3 凸部
10 積層構造(半導体構造)
30 半導体発光素子構造
100 半導体発光素子
Claims (8)
- 基板上に第1導電型半導体及び第2導電型半導体をこの順に有する半導体構造と、前記第1導電型半導体及び前記第2導電型半導体にそれぞれ第1電極及び第2電極とを設けた半導体発光素子であって、
前記半導体構造は、前記基板側から上方に向かって外方に傾斜した傾斜面を有し、
前記基板が、前記半導体構造の傾斜面の下方に少なくとも当該半導体構造から露出した露出領域を有すると共に、当該露出領域に凹凸構造を有し、
前記半導体構造の傾斜面となる側面において、前記半導体構造を上下方向に貫通する貫通孔を有することを特徴とする半導体発光素子。 - 前記半導体構造の傾斜面が、少なくとも前記半導体構造の外周側面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
- 前記露出領域が、前記半導体構造の傾斜面の上端よりも内方に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体発光素子。
- 基板上に第1導電型半導体及び第2導電型半導体をこの順に有する半導体構造と、前記第1導電型半導体及び前記第2導電型半導体にそれぞれ第1電極及び第2電極とを設けた半導体発光素子であって、
基板面上に前記半導体構造と、前記第1電極と、前記第2電極とを形成する半導体発光素子構造形成工程と、
前記半導体構造の上端面と異なる結晶面を露出させる異結晶面露出工程と、
前記基板面に凹凸構造を形成する凹凸構造形成工程と、
前記露出させた半導体構造の上端面と異なる結晶面からウェットエッチングによって前記半導体構造の側面に前記基板側から上方に向かって外方に傾斜した傾斜面を形成する傾斜面形成工程と、を含み、
前記凹凸構造形成工程は、前記傾斜面形成工程において形成される傾斜面の下方の前記基板面に、前記半導体構造の上端面から貫通して凹部を形成することを特徴とする半導体発光素子の製造方法。 - 前記異結晶面露出工程は、前記半導体構造との界面を構成する前記基板面を露出させることを特徴とする請求項4に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記ウェットエッチングにおいて、前記半導体構造の前記露出させた結晶面側の端部が、前記半導体構造の上端面側の端部よりも内方になるまでウェットエッチングすることを特徴とする請求項5に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記異結晶面露出工程と、前記凹凸構造形成工程と、を同時に行うことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の半導体発光素子の製造方法。
- 前記半導体構造の前記傾斜面に貫通孔を形成する貫通孔形成工程を含むことを特徴とする請求項4乃至請求項7の何れか一項に記載の半導体発光素子の製造方法。
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