JP5168050B2 - 系統適応型電力線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力線通信技術に関し、特に同系統または異系統混在の電力線を介して効率的に電力線通信を実行できる電力線通信装置に関する。
特許文献1には、電力線に重畳されてくる高周波信号の受信レベルが低い場合であっても誤動作なく正常に通信を行うことができる電力線通信装置が開示されている。この電力線通信装置は、商用電力の位相を検出する低周波位相検出部と、高周波信号の受信レベルを検出する高周波受信レベル検出部と、通常は非同期に高周波信号の送受信を行い、高周波受信レベル検出部が高周波信号の受信不能となるレベル低下を検出した場合に、低周波位相検出部が検出した位相の所定のタイミングで高周波信号の送受信を行うと共に、受信期間における受信能力を上昇させる高周波送受信部と、を有する。
特開平6−244762号公報
商用電力として、一般家庭では、通常、単相二線式(交流100V)の電力線が用いられる。これに対して、業務用エアコン、業務用冷蔵庫等の大型の電気機器を扱う商店、事務所等では、単相三線式(交流200V)の電力線が用いられる場合がある。
ここで、単相三線式の電力線の二つの系統を介して電力線通信を行う場合、送信側と受信側とで搬送波の位相が略180度ずれる。また、一つの系統のみを介して電力線通信を行う場合に比べ、信号自体の減衰が大きくなり、通信帯域が狭くなる。このため、通信速度が低下する。また、このように通信速度が低下するため、通信衝突が発生した場合の回避時間(待ち時間)が長くなる。特許文献1では、これらの点が考慮されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、同系統または異系統混在の電力線環境に好適な電力線通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、同系統または異系統混在の電力線を用いた電力線通信において、電力線通信に専用の通信帯域を割り当てる。具体的には、単相三線式の電力線を用いた電力線通信において、電力線通信に利用可能な通信帯域のうち、異系統間の電力線通信に、専用の通信帯域である異系統用通信帯域を割り当てる。また、同系統間の電力線通信には、専用の通信帯域である同系統用通信帯域を割り当てる。
例えば、本発明の電力線通信装置は、
同系統または異系統の電力線を介して複数の電力線通信を同時に実行する電力線通信装置であって、
所定の異系統用通信帯域で自電力線通信装置が接続された系統と異なる系統の電力線に繋がる相手通信装置と自電力線通信装置に接続された情報端末との間で電力線通信によりデータ中継する異系統通信手段と、
所定の同系統用通信帯域で自電力線通信装置が接続された系統と同じ系統の電力線に繋がる相手通信装置と自電力線通信装置に接続された情報端末との間で電力線通信によりデータ中継する同系統通信手段と、
自電力線通信装置が繋がる電力線に対して相手通信装置が繋がる電力線が同系統または異系統のいずれであるかを判定する系統判定手段と、
前記異系統通信手段と前記同系統通信手段の各々を起動制御する系統別起動制御手段と、を有し、
前記異系統通信手段は、前記系統判定手段が異系統と判定した相手通信装置と電力線通信を行い、前記同系統通信手段は、前記系統判定手段が同系統と判定した相手通信装置と電力線通信を行い、
前記系統別起動制御手段は、自電力線通信装置に接続された情報端末または相手通信装置から新たな電力線通信の開始要求を受けた場合に、前記新たな電力線通信を実行する相手通信装置は現在通信中の系統と異なる系統の電力線に繋がっていると前記系統判定手段が判定したならば、前記現在通信中の系統とは異なる側の異系統通信手段または同系統通信手段を起動することを特徴とする。
本発明によれば、同系統または異系統混在の電力線環境に好適な電力線通信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態が適用された電力線通信システムの概略図である。
図示するように、本実施の形態の電力線通信システムは、複数の電力線通信装置2A〜2Dが、単相三線式(交流200V)の電力線3Aに接続されて構成されている。
ここで、電力線通信装置2A〜2Cは、電力線3Aの系統3Bに接続され、電力線通信装置2Dは、電力線3Aの系統3Cに接続される。電力線通信装置2Bは、ブロードバンドルータ4A及びONU/モデム4Bを介して、インターネット網5Aに接続される。また、電力線通信装置2A、2C、2Dは、それぞれのPC端末6A、6B、6Cに接続される。さらに、複数の電力線通信装置2A〜2Dのうち、電力線通信装置2Bがマスタ装置に設定され、電力線通信装置2A、2C、2Dがスレーブ装置に設定される。
図2は、電力線通信装置2A〜2Dの概略構成図である。
図示するように、電力線通信装置2A〜2Dは、電力線コネクタ201と、通信インターフェース部202と、同系統帯域下り中継部203と、異系統帯域下り中継部204と、異系統帯域上り中継部205と、同系統帯域上り中継部206と、受信処理部207と、送信処理部208と、位相タイミング検出部209と、位相検出部210と、系統情報記憶部211と、主制御部212と、を有する。
電力線コネクタ201は、単相三線式の電力線3Aを接続するための物理的なインターフェースである。
通信インターフェース部202は、自電力線通信装置2A〜2Dを利用して通信を行う通信端末や通信機器とのインターフェースである。なお、通信端末や通信機器とのインターフェースには、有線LANインターフェース、無線LANインターフェース等が用いられる。
同系統帯域下り中継部203は、電力線コネクタ201に接続された電力線3Aから、商用電力の交流波形に重畳している同系統帯域の信号を抽出し、これを通信データに復調して受信処理部207に渡す。
図示するように、同系統帯域下り中継部203は、抽出部2031と、AD変換部2032と、復調部2033と、を有する。
抽出部2031は、電力線コネクタ201に接続された電力線3Aから、商用電力の交流波形に重畳されている同系統帯域のアナログ信号を抽出する。AD変換部2032は、抽出部2031により抽出された同系統帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換する。復調部2033は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)等の所定の変調方式に従い、AD変換部2032より出力されたデジタル信号を通信データに復調する。
また、異系統帯域下り中継部204は、電力線コネクタ201に接続された電力線3Aから、商用電力の交流波形に重畳している異系統帯域の信号を抽出し、これを通信データに復調して受信処理部207に渡す。
図示するように、異系統帯域下り中継部204は、抽出部2041と、AD変換部2042と、復調部2043と、を有する。
抽出部2041は、電力線コネクタ201に接続された電力線3Aから、商用電力の交流波形に重畳されている異系統帯域のアナログ信号を抽出する。AD変換部2042は、抽出部2041により抽出された異系統帯域のアナログ信号をデジタル信号に変換する。復調部2043は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)等の所定の変調方式に従い、AD変換部2042より出力されたデジタル信号を通信データに復調する。
異系統帯域上り中継部205は、送信処理部208より受け取った通信データを変調し、この変調した信号を、異系統帯域を使用して電力線コネクタ201に接続されている電力線3Aを流れる商用電力の交流波形に重畳する。
図示するように、異系統帯域上り中継部205は、変調部2051と、DA変換部2052と、重畳部2053と、を有する。
変調部2051は、送信処理部208より受け取った通信データを上述の所定の変調方式に従い変調して、デジタル信号を生成する。DA変換部2052は、変調部2051より出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。重畳部2053は、DA変換部2052より出力されたアナログ信号を、異系統帯域を使用して電力線コネクタ201に接続されている電力線3Aに流れる商用電力の交流波形に重畳する。
また、同系統帯域上り中継部206は、送信処理部208より受け取った通信データを変調し、この変調した信号を、同系統帯域を使用して電力線コネクタ201に接続されている電力線3Aを流れる商用電力の交流波形に重畳する。
図示するように、同系統帯域上り中継部206は、変調部2061と、DA変換部2062と、重畳部2063と、を有する。
変調部2061は、送信処理部208より受け取った通信データを上述の所定の変調方式に従い変調して、デジタル信号を生成する。DA変換部2062は、変調部2061より出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。重畳部2063は、DA変換部2062より出力されたアナログ信号を、同系統帯域を使用して電力線コネクタ201に接続されている電力線3Aに流れる商用電力の交流波形に重畳する。
ここで、図3に電力線通信装置2A〜2Dで使用される通信帯域を示す。
図示するように、電力線通信装置2A〜2Dが電力線通信に利用する通信帯域として、異系統の電力線通信に利用する異系統用通信帯域301と同系統の電力線通信装置に利用する同系統用通信帯域302に分ける。例えば異系統用通信帯域301では、利用可能な通信帯域として、2MHz〜15MHzを使用し、異系統帯域下り中継部204、および異系統帯域上り中継部205において使用される通信帯域である。また、同系統用通信帯域302では、利用可能な通信帯域として、16MHz〜30MHzを使用し、同系統帯域下り中継部203、および同系統帯域上り中継部206において使用される通信帯域である。
ここで、同系統用通信帯域とは、自電力線通信装置に接続されている電力線3Aの系統と同系統に接続されている電力線通信装置との電力線通信に用いられる通信帯域のことであり、異系統用通信帯域とは、自電力線通信装置に接続されている電力線3Aの系統と異系統に接続されている電力線通信装置との電力線通信に用いられる通信帯域のことである。
なお、図示している通信帯域は、実施例を示しており、本発明はこれに限定されない。例えば、通信環境に最適な通信帯域を自動検出して、異系統用通信帯域、もしくは、同系統用通信帯域を選定する方法などが考えられる。
受信処理部207は、通信インターフェース部202からの通信データの受信処理、および同系統帯域下り中継部203、および異系統帯域下り中継部204からの通信データの受信処理を行う。
送信処理部208は、通信インターフェース部202への通信データの送信処理、および異系統帯域上り中継部205、および同系統帯域上り中継部206への通信データの送信処理を行う。
位相タイミング検出部209は、異系統帯域下り中継部204の抽出部2041によって商用電力の交流波形からアナログ信号を抽出される毎に、そのときの商用電力の交流波形の位相タイミングを検出して、この位相情報を主制御部212に通知する。
位相検出部210は、電力線コネクタ201に接続されている電力線3Aの商用電力の交流波形を検出して、その位相情報を異系統帯域上り中継部205の重畳部2053に通知する。
系統情報記憶部211には、スレーブ装置に設定されている電力線通信装置各々について、接続されている電力線3Aの系統が、マスタ装置に設定されている電力線通信装置と同系統であるか、それとも異系統であるかを示す系統情報が記憶される。
図4は、系統情報記憶部211の登録内容を模式的に表した図である。
図示するように、系統情報記憶部211には、スレーブ装置に設定されている電力線通信装置毎にレコード2110が登録される。レコード2110は、スレーブ装置に設定されている電力線通信装置の装置IDをスレーブIDとして登録するためのフィールド2111と、マスタ装置に設定されている電力線通信装置の装置IDをマスタIDとして登録するためのフィールド2112と、フィールド2111にスレーブIDとして登録されている装置IDを持つ電力線通信装置(スレーブ装置)およびフィールド2112にマスタIDとして登録されている装置IDを持つ電力線通信装置(マスタ装置)間の系統の異同を示す系統情報を登録するためのフィールド2113と、を有する。
なお、この例では、電力線通信装置2Bがマスタ装置であり、電力線通信装置2A、2C、2Dがスレーブ装置である場合を示している。図1に示すように、電力線通信装置2A〜2Cが系統3Bに接続され、電力線通信装置2Dが系統3Cに接続されている。したがって、電力線通信装置2A、2B間、および電力線通信装置2C、2B間の系統の異同を示す系統情報は「同系統」となり、電力線通信装置2D、2B間の系統の異同を示す系統情報は「異系統」となる。
主制御部212は、自電力線通信装置2A〜2Dの各部201〜211を統括的に制御する。図示するように、主制御部212は、指示部2121と、系統判定部2122と、系統別起動制御部2123と、系統情報作成部2124と、を有する。
系統判定部2122は、通信データを送信処理部208へ送信する場合、系統情報記憶部211を参照して、通信データ送信先の電力線通信装置が接続されている系統が、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統と同系統であるか、それとも異系統であるかを判定すると共に判定結果を系統別起動制御部2123に通知する。
具体的には、自電力線通信装置がマスタ装置である場合、送信先の電力線通信装置の装置IDがスレーブIDとしてフィールド2111に登録されているレコード2110を系統情報記憶部211から検索し、このレコード2110のフィールド2113に登録されている系統情報に従い系統を判定する。また、自電力線通信装置がスレーブ装置である場合、自電力線通信装置の装置IDがスレーブIDとしてフィールド2111に登録されているレコード2110と、通信データ送信先の電力線通信装置の装置IDがスレーブIDとしてフィールド2111に登録されているレコード2110とを検索する。そして、これらのレコード2110のフィールド2113に登録されている系統情報が示す系統が一致しているならば同系統と判定し、不一致ならば異系統と判定する。
また、系統判定部2122は、通信データを受信処理部207を介して受信する場合、同系統帯域下り中継部203の復調部2033、もしくは、異系統帯域下り中継部204の復調部2043からの受信通知により、通信データの送信元に対する電力線通信装置が、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統と同系統に接続されているか、それとも異系統に接続されているかを判断し、受信した通信データを通信インターフェース202へ渡すように指示部2121に通知する。
系統別起動制御部2123は、通信データを送信処理部208へ送信する場合、通信帯域として、異系統用通信帯域301を用いた電力線通信であるか、それとも同系統用通信帯域302を用いた電力線通信であるかを、系統判定部2122より通知された判定結果を元に、指定された系統の通信帯域である電力線通信を起動制御させ、通信データを送信処理部208へ送信するように指示部2121に通知する。
具体的には、異系統用通信帯域301または同系統用通信帯域302のいずれか一方を使用して電力線通信を行っている際に、新たな電力線通信を実行する場合、通信を実行する通信相手が現在実行中の通信相手と異なる系統の電力線に繋がっているか否かを系統判定部2122により判定し、異なる系統の電力線に繋がっていると判定されたならば、系統別起動制御部2123において、現在使用している異系統用通信帯域301または同系統用通信帯域302のいずれか一方と異なる通信帯域を起動制御する。
指示部2121は、系統判定部2122、もしくは、系統別起動制御部2123からの通知を受け、送信処理部208を介して各種信号の送信を指示する。また、受信処理部207を介して受信した通信データを通信インターフェース202へ渡すように指示する。
系統情報作成部2124は、他の電力線通信装置から送られてきた、位相検出信号が重畳された商用電力の交流波形の位相タイミングに基づいて、この電力線通信装置が接続されている系統が、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統と同系統であるか、それとも異系統であるかを判定する。そして、判定結果に基づき系統情報を作成して、系統情報記憶部211に登録する。ここで、位相検出信号とは、少なくとも通信データ送信元の電力線通信装置の装置IDを含む所定のデータ(位相検出データと呼ぶ)を変調することで得られる信号のことである。この位相検出信号は、通信データ送信元の電力線通信装置において、商用電力の交流波形に所定の位相タイミング(重畳ポイントと呼ぶ)で重畳される。
具体的には、系統情報記憶部211は、位相タイミング検出部209から出力される位相情報を一時的に保持する。また、系統情報作成部2124は、受信処理部207から位相検出データを受信すると、保持している位相情報から、この位相検出データの元信号(位相検出信号)に対応する位相情報を特定し、この位相情報が示す位相タイミングと重畳ポイントとを比較して、系統を判定する。例えば、位相情報が示す位相タイミングと重畳ポイントとが略一致しているならば、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統とが同系統であると判定し、略180度ずれている(反転している)ならば、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統と位相検出信号の送信元の電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統とが異系統であると判定する。これは、接続されている電力線3Aの系統が異なると、図1に示すように、商用電力の交流波形の位相が反転するからである。
図5は、電力線通信装置2A〜2Dの動作を説明するためのフロー図である。
図示するように、電力線通信装置2A〜2Dは、自電力線通信装置2A〜2Dがマスタ装置に設定されている場合(S101で「マスタ装置」)、系統情報記憶部211に記憶する系統情報を作成する系統情報作成処理を実施する(S102)。一方、自電力線通信装置2A〜2Dがスレーブ装置に設定されている場合(S101で「スレーブ装置」)、系統情報記憶部211に記憶する系統情報を取得する系統情報取得処理を実施する(S103)。
さらに、電力線通信装置2A〜2Dは、電力線通信により電力線3A上に通信データを送信する上り中継処理を実施する(S104)と共に、電力線通信装置により電力線3Aから通信データを受信する下り中継処理を実施する(S105)。
図6は、図5に示す系統情報作成処理(S102)を説明するためのフロー図である。
自電力線通信装置の電源投入、スレーブ装置に設定された電力線通信装置から電力線通信により送信されたリセット要求の受け付け、あるいは、通信インターフェース部202に接続された通信端末、または、通信機器から送信されたリセット要求の受け付け等の所定のイベントが発生すると(S10201でYES)、系統情報作成部2124は、系統情報記憶部211をリセットし(S10202)、指示部2121に位相検出データ要求の送信を指示する。
これを受けて、指示部2121は、送信処理部208に位相検出データ要求を出力させる。送信処理部208から出力された位相検出データ要求は、異系統帯域上り中継部205、および電力線コネクタ201を介して、電力線通信により、スレーブ装置に設定された電力線通信装置各々に送信される(S10203)。
そして、系統情報作成部2124は、電力線コネクタ201、異系統帯域下り中継部204、および受信処理部207を介して、スレーブ装置に設定された電力線通信装置から位相検出データが送られてくるのを待つ(S10204、S10208)。
その後、系統情報作成部2124は、受信処理部207から位相検出データを受信すると度に(S10204でYES)、位相タイミング検出部209から出力される位相情報の中から、この位相検出データの元信号(位相検出信号)に対応する位相情報を特定し(S10205)、この位相情報が示す位相タイミングと重畳ポイントとを比較して、系統を判定する(S10206)。位相情報が示す位相タイミングと重畳ポイントとが略一致しているならば同系統と判定し、略180度ずれている(反転している)ならば異系統と判定する。次に、系統情報作成部2124は、系統情報記憶部211に新たなレコード2110を登録し、このレコード2110のフィールド2111に、位相検出データの送信元である電力線通信装置の装置IDをスレーブIDとして登録し、フィールド2112に自電力線通信装置の装置IDをマスタIDとして登録する。そして、このレコード2110のフィールド2113に判定結果を系統情報として登録する(S10207)。
一方、受信処理部207から位相検出データを受信することなく、所定の時間を経過したならば(S10208でYES)、系統情報作成部2124は、指示部2121に系統情報の送信を指示する。これを受けて、指示部2121は、系統情報記憶部211に登録されている全てのレコード2110を含む系統情報リストを作成し、送信処理部208に、この系統情報リストを出力させる。この系統情報リストは、異系統帯域上り中継部205、および電力線コネクタ201を介して、電力線通信により、スレーブ装置に設定された電力線通信装置各々に送信される(S10209)。
図7は、図5に示す系統情報取得処理(S103)を説明するためのフロー図である。
自電力線通信装置の電源投入、あるいは、通信インターフェース部202に接続されている通信端末、または、通信機器から送信されたリセット要求の受け付け等の所定のイベントが発生すると(S10301でYES)、系統情報作成部2124は、マスタ装置に設定された電力線通信装置に系統情報作成処理(図6参照)を実施させるために、この電力線通信装置に対するリセット要求(系統情報作成処理の開始イベントとなるリセット要求)の送信を指示部2121に指示する。
これを受けて、指示部2121は、送信処理部208に、マスタ装置に設定された電力線通信装置に対するリセット要求を出力させる。送信処理部208から出力されたリセット要求は、異系統帯域上り中継部205、および電力線コネクタ201を介して、電力線通信により、マスタ装置に設定された電力線通信装置に送信される(S10302)。
また、系統情報作成部2124は、電力線コネクタ201、異系統帯域下り中継部204、および受信処理部207を介して、マスタ装置に設定された電力線通信装置から位相検出データ要求を受信すると(S10303でYES)、指示部2121に位相検出データの送信を指示する。
これを受けて、指示部2121は、送信処理部208に位相検出データを送信させると共に、異系統帯域上り中継部205に位相検出信号の重畳ポイントを通知する。送信処理部208から出力された位相検出データは、異系統帯域上り中継部205に入力される。そして、異系統帯域上り中継部205において、位相検出データは、変調部2051で位相検出信号(デジタル信号)に変調された後、DA変換部2052でアナログ信号に変換されて、重畳部2053に入力される。重畳部2053は、指示部2121からの通知に従い、位相検出部210で検出された位相が重畳ポイントと一致するタイミングで、この位相検出信号を、電力線コネクタ201に接続された電力線3Aを流れる商用電力の交流波形に重畳する。これにより、位相検出信号は、マスタ装置に設定された電力線通信装置に送信される(S10304)。
その後、系統情報作成部2124は、系統情報記憶部211をクリアすると共に(S10305)、電力線コネクタ201、異系統帯域下り中継部204、および受信処理部207を介して、マスタ装置に設定された電力線通信装置から系統情報リストが送られてくるのを待つ(S10306)。そして、系統情報リストを受信したならば(S10306でYES)、この系統情報リストに含まれている各レコード2110を系統情報記憶部211に登録する(S10307)。
図8は、図5に示す上り中継処理(S104)を説明するためのフロー図である。
通信インターフェース部202は、自電力線通信装置に接続された通信端末、または、通信機器から通信データを受信すると(S10401でYES)、この通信データは受信処理部207を介して主制御部212へ送られる。主制御部212は自電力線通信装置に接続された通信端末、または、通信機器からの通信データを受け、通信要求が発生したと判断し、主制御部212の系統判定部2122が、系統情報記憶部211を参照し、通信データの宛先に対する電力線通信装置(以下、通信相手の電力線通信装置)が、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統と同系統に接続されているか、それとも異系統に接続されているか判定する(S10402)。
主制御部212の系統判定部2122の判定結果が異系統と判定された場合(S10402で「異系統」)、系統判定部2122は、判定結果を系統別起動制御部2123に通知し、系統別起動制御部2123により異系統用通信帯域を用いた電力線通信を起動制御させる(S10402)。さらに、系統別起動制御部2123は、通信データを送信処理部208を介して異系統帯域上り中継部205へ渡すように指示部2121に通知する。指示部2121は、通知を受け、異系統帯域上り中継部205の変調部2051に対して変調指示をする。そして、異系統用通信帯域においてキャリアセンスを行って送信権を獲得し(S10403)、この通信データを、異系統用通信帯域を用いて変調して、電力線通信により、通信相手の電力線通信装置に送信する(S10404)。
また、主制御部212の系統判定部2122の判定結果が同系統と判定された場合(S10402で「同系統」)、系統判定部2122は、判定結果を系統別起動制御部2123に通知し、系統別起動制御部2123により同系統用通信帯域を用いた電力線通信を起動制御させる(S10402)。さらに、系統別起動制御部2123は、通信データを送信処理部208を介して同系統帯域上り中継部206へ渡すように指示部2121に通知する。指示部2121は、通知を受け、同系統帯域上り中継部206の変調部2061に対して変調指示をする。そして、同系統用通信帯域においてキャリアセンスを行って送信権を獲得し(S10405)、この通信データを、同系統用通信帯域を用いて変調して、電力線通信により、通信相手の電力線通信装置に送信する(S10406)。
図9は、図5に示す下り中継処理(S105)を説明するためのフロー図である。
受信処理部207を介して、送信元に対する電力線通信装置(以下、通信相手の電力線通信装置)から通信データを受信すると(S10501でYES)、主制御部212は、通信相手の電力線通信装置からの通信データを受け、通信要求が発生したと判断し、主制御部212の系統判定部2122は、同系統帯域下り中継部203の復調部2033、もしくは、異系統帯域下り中継部204の復調部2043からの受信通知により、通信相手の電力線通信装置が、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統と同系統に接続されているか、それとも異系統に接続されているかを判断する(S10502)。
異系統に接続されている場合(S10502で「異系統」)、系統判定部2122は、通信データを通信インターフェース部202へ渡すように指示部2121に通知する。指示部2121は、通知を受け、通信データを送信処理部208を介して通信インターフェース部202に渡す。一方、異系統帯域下り中継部204は、電力線コネクタ201に接続された電力線3Aから抽出したアナログ信号を、デジタル信号に変換後、異系統用通信帯域を用いて通信データに復調する(S10503)。
また、同系統に接続されている場合(S10502で「同系統」)、系統判定部2122は、通信データを通信インターフェース部202へ渡すように指示部2121に通知する。指示部2121は、通知を受け、通信データを送信処理部208を介して通信インターフェース部202に渡す。一方、同系統帯域下り中継部203は、電力線コネクタ201に接続された電力線3Aから抽出したアナログ信号を、デジタル信号に変換後、同系統用通信帯域を用いて通信データに復調する(S10504)。
次に、図1に示す電力線通信システムの動作例を説明する。
先ず、電力線通信装置2A〜2Dが系統情報を共有する動作例を説明する。
図10は、電力線通信装置2A〜2Dが系統情報を共有する動作を説明するためのシーケンス図である。ここでは、電力線通信装置2Bがマスタ装置に設定されており、電力線通信装置2A、2C、2Dがスレーブ装置に設定されているものとする。
電力線通信装置2Bは、電源投入、リセット要求の受け付け等の所定のイベントが発生すると、自電力線通信装置2Bの系統情報記憶部211をクリアして、電力線通信装置2A、2C、2D各々に位相検出データ要求を送信する(S201)。
電力線通信装置2A、2C、2D各々は、電力線通信装置2Bから位相検出データ要求を受信すると、自電力線通信装置の系統情報記憶部211をクリアすると共に、自電力線通信装置の装置IDを含む位相検出データの変調信号(位相検出信号)を所定の重畳ポイントで商用電力の交流波形に重畳することにより、この位相検出データを電力線通信装置2Bに送信する(S202a〜S202c)。
電力線通信装置2Bは、電力線通信装置2A、2C、2D各々から位相検出データを受信する毎に、この位相検出データに対応する位相検出信号が商用電力の交流波形から抽出された位相タイミングと、所定の重畳ポイントとを比較して、位相検出データの送信元の電力線通信装置が、自電力線通信装置2Bが接続されている電力線3Aの系統と同系統に接続されているか、それとも異系統に接続されているかを判定する。そして、位相検出データの送信元の電力線通信装置と自電力線通信装置2Bとの間の系統情報を、自電力線通信装置2Bの系統情報記憶部211に記憶する(S203a〜S203c)。
次に、電力線通信装置2Bは、全ての電力線通信装置2A、2C、2Dに関し、自電力線通信装置2Bとの系統情報を作成し、それぞれの系統情報を自電力線通信装置2Bの系統情報記憶部211に記憶したならば、この系統情報記憶部211に記憶されている系統情報のリストを電力線通信装置2A、2C、2D各々に送信する(S204)。
電力線通信装置2A、2C、2D各々は、電力線通信装置2Bから系統情報のリストを受信すると、自電力線通信装置2A、2C、2D各々の系統情報記憶部211に、この系統情報のリストを登録する(S205a〜S205c)。
以上により、電力線通信装置2A〜2D間で、スレーブ装置に設定された電力線通信装置各々とマスタ装置に設定された電力線通信装置との間の系統情報が共有される。
次に、電力線通信装置2A〜2Dが異系統用通信帯域または同系統用通信帯域を用いて電力線通信を行う場合の動作例を説明する。
図11は、電力線通信装置2Aが、電力線通信装置2Bとの間で、同系統用通信帯域を用いた電力線通信を行うと共に、電力線通信装置2Dが、電力線通信装置2Cとの間で、異系統用通信帯域を用いた電力線通信を行う。その際、電力線通信装置2Cが、電力線通信装置2Aとの間で、同系統用通信帯域を用いた電力線通信を開始する場合の動作例を説明するためのシーケンス図である。
電力線通信装置2Aは、通信相手の電力線通信装置2Bが同系統の電力線3Aに接続されている事を系統情報より判断し、同系統用通信帯域を用いた電力線通信を起動制御させ(S211)、同系統用通信帯域においてキャリアセンスを行って送信権を獲得し(S212)、通信データを、同系統用通信帯域を用いて変調して、通信相手の電力線通信装置2Bと電力線通信を行う(S213)。
同時に、電力線通信装置2Dは、通信相手の電力線通信装置2Cが異系統の電力線3Aに接続されている事を系統情報より判断し、異系統用通信帯域を用いた電力線通信を起動制御させ(S214)、異系統用通信帯域においてキャリアセンスを行って送信権を獲得し(S215)、通信データを、異系統用通信帯域を用いて変調して、通信相手の電力線通信装置2Cと電力線通信を行う(S216)。
電力線通信装置2Dと電力線通信装置2Cとの間で、異系統用通信帯域を用いた電力線通信を行っている際に、電力線通信装置2Cは、通信相手の電力線通信装置2Aと電力線通信を行うため、同系統の電力線3Aに接続されている事を系統情報より判断し、同系統用通信帯域を用いた電力線通信装置を起動させ(S217)、同系統用通信帯域においてキャリアセンスを行うが(S218)、電力線3Aに接続されている電力線通信装置のうち、自電力線通信装置以外の電力線通信装置が同系統用通信帯域を用いて電力線通信中であると判断し、同系統用通信帯域を用いた電力線通信を待機する。
そして、電力線通信装置2Aと通信相手である電力線通信装置2Bとの間で、電力線通信を終了し、通信を切断すると(S219)、電力線通信装置2Cは、再び同系統用通信帯域においてキャリアセンスを行って送信権を獲得し(S220)、通信データを、同系統用通信帯域を用いて変調して、通信相手の電力線通信装置2Aと電力線通信を行う(S221)。
電力線通信装置2Cは、通信相手と異系統に接続されている電力線通信装置2Dと異系統用通信帯域を用いて電力線通信を行うと共に、通信相手と同系統に接続されている電力線通信装置2Aと同系統用通信帯域を用いて電力線通信を行う。
そして、電力線通信装置2Cと通信相手である電力線通信装置2Aとの間で、電力線通信を終了すると通信を切断する(S222)。また、電力線通信装置2Dと通信相手である電力線通信装置2Cとの間で、電力線通信を終了すると通信を切断する(S223)。
以上に、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態では、単相三線式の電力線3Aを用いた電力線通信において、電力線通信に利用可能な通信帯域のうち、異系統間の電力線通信に、専用の通信帯域である異系統用通信帯域を割り当てる。また、同系統間の電力線通信には、専用の通信帯域である同系統用通信帯域を割り当てる。
このため、本実施の形態によれば、単一の電力線通信装置において、異系統用通信帯域および同系統用通信帯域を独立にキャリアセンスし、送信権を獲得できれば、同時に同系統間の電力線通信および異系統間の電力線通信を行うことが可能となり、通信効率の低下を防止することができる。また、異系統間の電力線通信の回避時間(待ち時間)の発生を抑制でき、電力線通信の通信速度低下を防止することができる。これにより、単相三線式の電力線3Aを用いた電力線環境に好適な電力線通信装置を提供することができる。
また、本実施の形態では、スレーブ装置に設定されている各電力線通信装置が、商用電力の交流波形の所定の重畳ポイントに、位相検出のための位相検出信号を重畳させて、マスタ装置に設定されている電力線通信装置に送信する。そして、マスタ装置に設定されている電力線通信装置が、スレーブ装置に設定されている電力線通信装置各々について、商用電力の交流波形からの位相検出信号の実際の位相抽出ポイント(位相タイミング)と重畳ポイントとの比較結果に基づいて、この電力線通信装置が、自電力線通信装置が接続されている電力線3Aの系統と同系統に接続されているか、それとも異系統に接続されているかを判定し、電力線通信装置間で系統情報を共有する。
したがって、本実施の形態によれば、系統情報を自動的に作成して、電力線通信装置間で共有することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、マスタ装置に設定されている電力線通信装置が、スレーブ装置に設定されている各電力線通信装置に対して位相検出データ要求を送信し、これを受けて、スレーブ装置に設定されている各電力線通信装置が、位相検出データから生成された位相検出信号を、マスタ装置に設定されている電力線通信装置に送信する。そして、マスタ装置に設定されている電力線通信装置が、系統情報を作成し電力線通信装置間で共有する。
しかし、本発明はこれに限定されない。異系統の電力線通信装置と通信を開始する電力線通信装置が、電力線通信の開始に先立って、自電力線通信装置以外の電力線通信装置各々に対して位相検出データ要求を送信し、これを受けて、これらの電力線通信装置各々が、位相検出データから生成された位相検出信号を、位相検出データ要求の送信元の電力線通信装置に送信するようにしてもよい。そして、異系統の電力線通信装置と電力線通信を開始する電力線通信装置が、系統情報を作成し電力線通信装置間で共有するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、単相三線式の電力線3Aを用いた場合を例にとり説明したが、本発明は複数系統を有する電力線通信に広く適用できる。
また、上記の実施の形態において、図2に示す電力線通信装置2A〜2Dの構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実行されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)、PC(Personal Computer)などの計算機によりソフトウェア的に実行されるものでもよい。
本発明の一実施の形態が適用された電力線通信システムの概略図である。 電力線通信装置2A〜2Dの概略構成図である。 電力線通信装置2A〜2Dで使用される通信帯域を表した図である。 系統情報記憶部211の登録内容を模式的に表した図である。 電力線通信装置2A〜2Dの動作を説明するためのフロー図である。 図5に示す系統情報作成処理(S102)を説明するためのフロー図である。 図5に示す系統情報取得処理(S103)を説明するためのフロー図である。 図5に示す上り中継処理(S104)を説明するためのフロー図である。 図5に示す下り中継処理(S105)を説明するためのフロー図である。 電力線通信装置2A〜2Dが系統情報を共有する動作を説明するためのシーケンス図である。 電力線通信装置2A〜2Dが異系統用通信帯域または同系統用通信帯域を用いて電力線通信を行う場合の動作例を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
2A〜2D:電力線通信装置、3A〜3C:電力線、4A:ブロードバンドルータ、4B:ONU/モデム、5A:インターネット網、6A〜6C:PC端末、201:電力線コネクタ、202:通信インターフェース部、203:同系統帯域下り中継部、204:異系統帯域下り中継部、205:異系統帯域上り中継部、206:同系統帯域上り中継部、207:受信処理部、208:送信処理部、209:位相タイミング検出部、210:位相検出部、211:系統情報記憶部、212:主制御部、2031及び2041:抽出部、2032及び2042:AD変換部、2033及び2043:復調部、2051及び2061:変調部、2052及び2062:DA変換部、2053及び2063:重畳部、2121:指示部、2122:系統判定部、2123:系統別起動制御部、2124:系統情報作成部

Claims (1)

  1. 同系統または異系統の電力線を介して複数の電力線通信を同時に実行する電力線通信装置であって、
    所定の異系統用通信帯域で自電力線通信装置が接続された系統と異なる系統の電力線に繋がる相手通信装置と自電力線通信装置に接続された情報端末との間で電力線通信によりデータ中継する異系統通信手段と、
    所定の同系統用通信帯域で自電力線通信装置が接続された系統と同じ系統の電力線に繋がる相手通信装置と自電力線通信装置に接続された情報端末との間で電力線通信によりデータ中継する同系統通信手段と、
    自電力線通信装置が繋がる電力線に対して相手通信装置が繋がる電力線が同系統または異系統のいずれであるかを判定する系統判定手段と、
    前記異系統通信手段と前記同系統通信手段の各々を起動制御する系統別起動制御手段と、を有し、
    前記異系統通信手段は、前記系統判定手段が異系統と判定した相手通信装置と電力線通信を行い、前記同系統通信手段は、前記系統判定手段が同系統と判定した相手通信装置と電力線通信を行い、
    前記系統別起動制御手段は、自電力線通信装置に接続された情報端末または相手通信装置から新たな電力線通信の開始要求を受けた場合に、前記新たな電力線通信を実行する相手通信装置は現在通信中の系統と異なる系統の電力線に繋がっていると前記系統判定手段が判定したならば、前記現在通信中の系統とは異なる側の異系統通信手段または同系統通信手段を起動することを特徴とする系統適応型電力線通信装置。
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